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JP4706973B2 - 開口養生付き工事用仮設エレベータ - Google Patents

開口養生付き工事用仮設エレベータ Download PDF

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JP4706973B2 JP2006050662A JP2006050662A JP4706973B2 JP 4706973 B2 JP4706973 B2 JP 4706973B2 JP 2006050662 A JP2006050662 A JP 2006050662A JP 2006050662 A JP2006050662 A JP 2006050662A JP 4706973 B2 JP4706973 B2 JP 4706973B2
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Description

本発明は、建築構造物の内部に設置される工事用仮設エレベータに関し、特に開口部の養生を付設した開口養生付き工事用仮設エレベータに関する。
建築構造物を建設する工事現場で用いる工事用仮設エレベータは、下記特許文献1に記載されているように、一般的にマストにラックを設けるとともに、搬器にラックと噛合うピニオン及びこのピニオンを回転駆動する駆動装置を搭載して、搬器自身で昇降駆動する自走式のエレベータが用いられている。そして、建築構造物の建築作業の進展に応じて、各階床が建築されていくにつれて、そのつど工事用仮設エレベータのマストが順次接続され、工事用仮設エレベータのクライミングを行う。そして、地上と各階床間とで工事用仮設エレベータの搬器を昇降可能とし、地上から各階床への作業員の移動、各種資材の荷役作業が円滑に、そして能率よく行われている。
この工事用仮設エレベータは、建設中の建築構造物の建屋内部に設置することが広く行われている。その場合、建築構造物における本設エレベータの開口を利用して設置したり、各階床の一部に開口を形成して設置することが行われている。いずれの設置の仕方でも、工事用仮設エレベータは、建設中の建築構造物の建屋内部の開口を移動することから、建屋内部の躯体に上下に貫通した縦穴の開口が出現することとなる。
このような状況において、建設中の建築構造物の最上階では、さらに上層の階の鉄骨建方等の作業が行われることとなる。その場合、工事用仮設エレベータの開口の最上部からの人員の墜落、資材や工具等の落下を防ぐために、この最上部の開口に、水平ネット、鉄板等による養生を施す必要があり、そのための作業が通常行われることとなる。
特許第3372892号明細書
上記従来の建設中の建築構造物においては、その工事用仮設エレベータ用開口の養生の作業は、建設中の建築構造物の最上階の、しかも建屋内部の躯体に上下に貫通した縦穴の開口付近で行う必要があることから、きわめて危険な作業となる。
本発明の目的は、建設中の建築構造物での工事用仮設エレベータにおいて、必ず必要となるエレベータ開口の養生を、工事用仮設エレベータの頂部台に昇降可能に設けた昇降台枠を利用して、工事用仮設エレベータ自身により行い、その作業を安全かつ簡単に行うことを目的とする。さらに、昇降台枠に工事用仮設エレベータのクライミング時の追加のマストの取込みを可能とする開閉可能な部分台枠を設け、頂部台を解体することなく工事用仮設エレベータのクライミングを可能とし、工事用仮設エレベータのクライミングと同時に工事用仮設エレベータの開口の最上部の養生を可能とする開口養生付き工事用仮設エレベータを提供することにある。
本発明の開口養生付き工事用仮設エレベータは、直立して設置されたマストと、前記マストに設けられたラックと、前記ラックとの噛合いにより前記マストに沿って昇降可能な搬器と、索車を備え、前記ラックとの噛合いにより前記マストに沿って昇降可能な頂部台と、前記マストに沿って昇降可能なつりあい重りと、前記索車に掛け渡した吊下索と、前記頂部台に昇降機構を介して昇降自在に設けた昇降台枠とを具備し、前記頂部台を前記マストの上方位置に保持し、前記索車に掛け渡した前記吊下索の各端部を前記搬器と前記つりあい重りに係止し、前記昇降台枠を建築物の躯体の開口の養生とした構成を具備している。
本発明の好ましい形態では、前記昇降台枠の前記マストに対応する部分を、開閉可能な部分台枠とした構成を具備している。
本発明の好ましい形態では、前記昇降台枠の前記部分台枠が、水平軸を中心に回動自在に開閉可能に設けられた構成を具備している。
さらに、本発明の好ましい形態では、前記昇降台枠の前記部分台枠が、スライド自在に開閉可能に設けられた構成を具備している。
本発明によれば、建設中の建築構造物での工事用仮設エレベータにおいて、必ず必要となるエレベータ開口の養生を安全かつ簡単に行うことを可能とする。すなわち、工事用仮設エレベータの頂部台に付設した昇降台枠を、養生を行う開口部の高さに一致させて昇降させることで養生の作業としては、昇降台枠と階床の開口との間の隙間をふさぐだけの作業となり、開口からの人員の墜落、資材や器具の落下などの危険もなく、養生の作業を安全かつ簡単なものとすることができる。さらに、その昇降台枠の一部を、追加のマストの取込み可能に開閉自在な部分台枠とした構成を有することにより、工事用仮設エレベータの頂部台を解体することなく工事用仮設エレベータのクライミングを可能とする。さらに、工事用仮設エレベータのクライミングとともに同時に工事用仮設エレベータの開口の最上部の養生を可能とする。
以下に本発明の一実施形態に係る開口養生付き工事用仮設エレベータの全体構成について、図1〜図5を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る開口養生付き工事用仮設エレベータの全体を示す正面図であり、図2は図1の側面図である。図3は、図1及び図2のX−X断面図であり、図4は、図1及び図2のY−Y断面図であり、図5は、図1及び図2のZ−Z断面図である。
基礎G上に開口養生付き工事用仮設エレベータのマストを直立して設置する。マストは所定長さの部分マスト2−1、2−2、・・・2−nを複数本接続して形成されている。3は搬器であり、4は頂部台、5は昇降台枠、6はつりあい重りを示している。
マストの各部分マスト2−1、2−2、・・・2−nには、搬器3及び頂部台4を昇降させるためのラック7、搬器3及び頂部台4の昇降を案内させるための案内部材8、さらにつりあい重り6の昇降をガイドするためのガイド部材9が設けられている。マストの各部分マスト2−1、2−2、・・・2−nは、取付部18により、建設中の建築構造物の建屋内部の躯体に固定保持される。
搬器3の下部には搬器駆動機構10が設けられ、モータ、減速機構等によりピニオンを回転駆動可能とし、各部分マスト2−1、2−2、・・・2−nに設けられたラック7との噛合いにより、搬器3の昇降を行う。搬器3の屋根部には、つりあい重り6にその一端を係止した吊下索13の他端部を係止するとともに繰出し可能とする繰出係止機構14を備えている。
頂部台4の下部には頂部台駆動機構11が設けられ、搬器駆動機構10と同様に、モータ、減速機構等によりピニオンを回転駆動可能とし、各部分マスト2−1、2−2、・・・2−nに設けられたラック7との噛合いにより、頂部台4の昇降を行う。所定位置で停止した頂部台4は、カンヌキなどの係止部19でその位置に保持される。通常、頂部台4はマストの上方位置に保持される。頂部台4には、吊下索13を案内する索車12が設けられ、この索車12に掛け渡された吊下索13を介して、吊下索13の各端部に搬器3とつりあい重り6が係止されている。
頂部台4には、支持枠15に支持された昇降機構16を介して昇降自在に昇降台枠5が設けられている。
このような構成を有する開口養生付き工事用仮設エレベータにおいて、今、建設中の建築構造物のn階までの階床が立ち上がっている場合を想定すると、n階の上下の階床FLの間に開口養生付き工事用仮設エレベータの頂部台4が位置するように、マストの高さを調整する。地上とn階までの各階床との間を開口養生付き工事用仮設エレベータの搬器3は昇降可能であり、開口養生付き工事用仮設エレベータを利用することにより、地上から各階床への作業員の移動、各種資材の荷役作業が円滑に、能率よく行われる。
そして、この頂部台4より昇降機構16を介して昇降台枠5をn階の上部の階床FL(天井部)に位置させ、この昇降台枠5を開口養生付き工事用仮設エレベータの最上部の開口の養生に利用する。
次に、本発明の一実施形態に係る開口養生付き工事用仮設エレベータの頂部台4、及び昇降台枠5の細部について、図6〜図10を参照して説明する。
図6は本発明の一実施形態に係る開口養生付き工事用仮設エレベータの上部の構成を示す正面図であり、図7は図6の側面図であり、図8は図6の平面図である。図9は本発明の他の実施形態に係る開口養生付き工事用仮設エレベータの上部の構成を示す側面図であり、図10は図9の平面図である。
頂部台4は、頂部台駆動機構11とラック7によりマスト2の最上部付近に上昇し、係止部19により、通常その位置に固定状態に保持されている。索車12に掛け渡された吊下索13の各端部には搬器3とつりあい重り6が係止されている。昇降台枠5は、頂部台4の支持枠15に載置された昇降機構16により、建設中の建築構造物の最上階のさらに上層の鉄骨建方等の作業が行われている階床の養生に使用するために、鎖線位置から上昇位置にある。養生の作業としては、上昇位置にある昇降台枠5と躯体の開口との隙間をネット、鉄板等によりふさぐだけの作業となる。
昇降台枠5には、水平軸を中心に回動自在に開閉可能に設けた部分台枠17が設けられ、マスト2に対応する昇降台枠5の一部を開閉可能な構成とされている。部分台枠17を開として、追加の部分マスト2−(n+1)、2−(n+2)を取込み通過させ、下方の既設の部分マスト2−1、・・・2−nに接続して、開口養生付き工事用仮設エレベータのさらなる上方位置へのクライミングを可能とする。
部分台枠17を開閉可能にする構成として、昇降台枠5にスライド自在に開閉可能に設けた構成(図9、図10)を用いることも可能である
昇降機構として油圧シリンダ等によるパンタグラフ機構を開示しているが、油圧シリンダ等により直接昇降自在とする機構、ラックピニオンによる機構、吊索と巻上機による機構、送りねじとスライダによる機構など、各種の昇降機構を用いることができる。
頂部台4からの昇降台枠5の昇降ストロークとしては、少なくとも部分マストの高さ1本分とすれば、あらゆる階床の高さに対応することができる。
次に、建築構造物の建設作業の進展の伴う、本発明の一実施形態に係る開口養生付き工事用仮設エレベータの作動状況について、図11〜図13を参照して説明する。
図11は、建築構造物の建設作業の進展に伴う、本発明の一実施形態に係る開口養生付き工事用仮設エレベータの作動工程の作動前を示す模式図であり、図12は、その作動中を示す模式図であり、図13は、その作動後を示す模式図である。
n階までの階床が立ち上がっており、n階の階床FLに開口養生付き工事用仮設エレベータの搬器3が停止可能とするように頂部台4が部分マスト2−nに固定状態に保持される。そして、昇降台枠5は、さらに上層の鉄骨建方等の作業が行われている、n+1階の階床の養生に使用するために上昇位置にある(図11)。養生の作業としては、上昇位置にある昇降台枠5と躯体の開口との隙間をネット、鉄板等によりふさぐだけの作業となる。
ついで、さらに上方のn+1階での作業を開始するに際し、部分台枠17を昇降台枠5より開とし、追加の部分マスト2−(n+1)、2−(n+2)を通過させて、既設の部分マスト2−nに接続可能とする(図12)。
追加の部分マスト2−(n+1)、2−(n+2)の接続作業が終了すると、頂部台4は解体されることなくそのまま、さらなる上方位置へのクライミングが行われる。なお、安全のために、クライミング時には、昇降台枠5は下降位置とすることが望ましい。そして、n+1階の階床FLに開口養生付き工事用仮設エレベータの搬器3が停止可能となる。昇降台枠5は、さらに上層の鉄骨建方等の作業が行われている、n+2階の階床の養生に使用するために上昇位置とする(図13)。
上記で説明した実施の形態では、部分マストの長さが各階床の床面から天井までの高さより短い例を開示しているが、これに限定されるものではない。部分マスト1本の長さがあまり長いと高所作業でのその取扱いが容易でなくなるとの問題を生じる。頂部台4からの昇降台枠5の昇降ストローク、さらには各階床の床面から天井までの高さと関連して適切な長さを選択することが望ましい。
又、昇降台枠5に排水口を設け、排水ホースを介して、排水を最寄の階床に排水することにより、止水の養生を簡単に行うことが可能となる。
さらに、養生の作業として、昇降台枠5と躯体の開口との隙間をネット、鉄板等によりふさぐことのほかに、昇降台枠5に鉄板等を水平軸を中心に回動自在に取付け、その鉄板等を回動することで、その隙間をふさぎ、養生の作業を簡単にすることが可能となる。
図1は本発明の一実施形態に係る開口養生付き工事用仮設エレベータの全体を示す正面図。 図1の側面図。 図1及び図2のX−X断面図。 図1及び図2のY−Y断面図。 図1及び図2のZ−Z断面図。 本発明の一実施形態に係る開口養生付き工事用仮設エレベータの上部の構成を示す正面図。 図6の側面図。 図6の平面図。 本発明の他の実施形態に係る開口養生付き工事用仮設エレベータの上部の構成を示す側面図。 図9の平面図。 建築構造物の建設作業の進展に伴う、本発明の一実施形態に係る開口養生付き工事用仮設エレベータの作動工程の作動前を示す模式図。 建築構造物の建設作業の進展に伴う、本発明の一実施形態に係る開口養生付き工事用仮設エレベータの作動工程の作動中を示す模式図。 建築構造物の建設作業の進展に伴う、本発明の一実施形態に係る開口養生付き工事用仮設エレベータの作動工程の作動後を示す模式図。
符号の説明
…開口養生付き工事用仮設エレベータ
…マスト
2−1、2−2、・・・2−n…部分マスト
2−(n+1)、2−(n+2)…追加の部分マスト
3…搬器
4…頂部台
5…昇降台枠
6…つりあい重り
7…ラック
8…案内部材
9…ガイド部材
10…搬器駆動機構
11…頂部台駆動機構
12…索車
13…吊下索
14…繰出係止機構
15…支持枠
16…昇降機構
17…部分台枠
18…取付部
19…係止部
G…基礎
FL…階床

Claims (4)

  1. 直立して設置されたマストと、
    前記マストに設けられたラックと、
    前記ラックとの噛合いにより前記マストに沿って昇降可能な搬器と、
    索車を備え、前記ラックとの噛合いにより前記マストに沿って昇降可能な頂部台と、
    前記マストに沿って昇降可能なつりあい重りと、
    前記索車に掛け渡した吊下索と、
    前記頂部台に昇降機構を介して昇降自在に設けた昇降台枠とを具備し、
    前記頂部台を前記マストの上方位置に保持し、前記索車に掛け渡した前記吊下索の各端部を前記搬器と前記つりあい重りに係止し、
    前記昇降台枠を建築物の躯体の開口の養生とした、
    開口養生付き工事用仮設エレベータ。
  2. 前記昇降台枠の前記マストに対応する部分を、開閉可能な部分台枠とした、請求項1に記載の開口養生付き工事用仮設エレベータ。
  3. 前記昇降台枠の前記部分台枠が、水平軸を中心に回動自在に開閉可能に設けられた、請求項2に記載の開口養生付き工事用仮設エレベータ。
  4. 前記昇降台枠の前記部分台枠が、スライド自在に開閉可能に設けられた、請求項2に記載の開口養生付き工事用仮設エレベータ
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