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JP4790405B2 - 熱式流量センサ - Google Patents

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JP4790405B2
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Description

本発明は、熱式流量センサに関し、特に、デジタル出力の熱式流量センサに関する。
流体に伝達される熱量を電気的に検出することにより流体の流量を検出する熱式流量センサが知られている。
たとえば、特許文献1には以下のような熱式流量センサが開示されている。すなわち、基板上に流体の流れ方向について上流側に形成された第1の温度検出抵抗体と、基板上に流体の流れ方向について下流側に形成された第2の温度検出抵抗体と、基板上に第1および第2の温度検出抵抗体を加熱するように形成された発熱抵抗体と、基板上において発熱抵抗体の影響を受けない位置に形成された第1の流体温度検出抵抗体および第2の流体温度検出抵抗体とを備え、各抵抗体と1または複数の固定抵抗体とをブリッジ回路を構成するように接続して、流体流量に応じた第1の温度検出抵抗体、及び、第2の温度検出抵抗体の温度変化に基づいて生起する不平衡状態からブリッジ回路を平衡状態へ復帰させるように発熱抵抗体に流される流体流量と相関関係を有する加熱電流を検出することで流体流量を測定する。このような構成により、流量依存性を有する熱放散係数の温度特性を効果的に補償することができ、センサ出力の温度依存性を抑制することができる。
しかしながら、特許文献1記載の熱式流量センサはアナログ出力であるため、コンピューターおよびCPU(Central Processing Unit)等に接続するためのデジタル出力を得るためにはAD(Analog to Digital)変換器を備える必要があり、アナログ回路およびデジタル回路の混在によって回路構成が複雑になるという問題点があった。
以下、デジタル出力とは、コンピューターおよびCPU等に取り込んで処理可能な「1」および「0」の形態を持つ信号のことを意味する。
このような問題点を解決するために、たとえば、特許文献2、非特許文献1および非特許文献2には、デジタル出力を得ることが可能な熱式流量センサとしてΣΔ制御方法を採用する熱式流量センサが開示されている。
特開2002−5717号公報 特許第2999227号公報 Sensors and Actuators A21-A23(1990) 655-659 Sensors and Actuators A52(1996) 198-202
ところで、センサのデジタル出力は、高分解能かつ高速応答であることが一般的に求められる。しかしながら、特許文献2、非特許文献1および非特許文献2記載の熱式流量センサでは、センサ出力として高分解能かつ高速応答のデジタル出力を得るための構成が備えられていない。たとえば、非特許文献2記載の熱式流量センサでは、非特許文献2のテーブル1に記載されているように10bitのセンサ出力が20msecごとに更新される。すなわち、非特許文献2記載の熱式流量センサの出力は、10bitの分解能、および50Hzの周波数応答しか有していない。
それゆえに、本発明の目的は、センサ出力として高分解能かつ高速応答のデジタル出力を得ることが可能な熱式流量センサを提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる熱式流量センサは、流体の流量を測定する熱式流量センサであって、供給される加熱電流により発熱する発熱抵抗体と、発熱抵抗体の温度に応じて抵抗値が変化する第1の温度検出体および流体の温度に応じて抵抗値が変化する第2の流体温度検出体を含むブリッジ回路、ブリッジ回路の中点電圧の差を量子化することによってデジタル値に変換して出力する比較部と、比較部の出力をDA変換することによって上記のデジタル値に応じた大きさを有するパルス状のアナログ信号発熱抵抗体に加熱電流として供給するDA変換器と、所定期間比較部の出力を積算し、積算結果を測定対象である流体の所定期間中の流量として出力する出力演算部とを備える。
またこの発明の別の局面に係わる熱式流量センサは、流体の流量を測定する熱式流量センサであって、供給される加熱電流により発熱する発熱抵抗体と、発熱抵抗体の温度に応じて抵抗値が変化する第1の温度検出体および流体の温度に応じて抵抗値が変化する第2の流体温度検出体を含むブリッジ回路、ブリッジ回路の中点電圧の大小を比較することによって1ビットのデジタルに変換して出力する比較部と、比較のデジタル出力が一定値となる継続時間をクロック数によってカウントするカウンタ部と、カウンタ部の出力をDA変換することによって、カウンタ部の出力に応じた大きさを有するアナログ信号発熱抵抗体に加熱電流として供給するDA変換器と、所定期間カウンタ部の出力を積算し、積算結果を測定対象である流体の所定期間中の流量として出力する出力演算部とを備える。
またこの発明のさらに別の局面に係わる熱式流量センサは、流体の流量を測定する熱式流量センサであって、供給される加熱電流により発熱する発熱抵抗体と、発熱抵抗体の温度に応じて抵抗値が変化する第1の温度検出体を含む第1の回路部と、流体の温度に応じて抵抗値が変化する第2の温度検出体を含む第2の回路部を備え第1の回路部と第2の回路部とは並列に接続されることによってブリッジ回路を構成し、熱式流量センサは、さらに、第1の温度検出体の端部以外の電圧、および第2の温度検出体の端部以外の電圧を比較し、比較結果を量子化することによってデジタル値に変換して出力する比較部と、比較のデジタル出力に基づいて、かつ、発熱抵抗体の抵抗値の変化に関わらず加熱電流の値を決定し、決定した値の加熱電流を発熱抵抗体に供給する電圧制御電流源と、所定期間中の比較のデジタル出力に基づいて、測定対象である流体の所定期間中の流量を演算し、演算結果をデジタル出力する出力演算部とを備える。
本発明によれば、センサ出力として高分解能かつ高速応答のデジタル出力を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。同図を参照して、熱式流量センサは、発熱抵抗体1と、発熱体温度検出体(第1の温度検出体)2と、流体温度検出体(第2の温度検出体)3と、固定抵抗4〜6と、固定電源9と、クロック発生器12と、DA(Digital to Analog)変換器63と、固定電源14と、更新信号生成器17と、インバーター19と、比較部81と、出力演算部82とを備える。更新信号生成器17は、分周器17aと、遅延回路17bと、ゲート17cと、ANDゲート22とを含む。比較部81は、差動増幅器43と、AD変換器44と、フリップフロップ62とを含む。出力演算部82は、カウンター64a〜64cと、フリップフロップ65と、重み付け加算器45とを含む。
発熱体温度検出体2は、温度に応じて抵抗値が変化する。発熱抵抗体1は、発熱体温度検出体2の近傍に配置され、供給される電流(以下、加熱電流とも称する。)I16により発熱し、発熱体温度検出体2を加熱する。流体温度検出体3は、発熱抵抗体1に加熱されない位置に配置され、流体の温度に応じて抵抗値が変化する。
発熱体温度検出体2と、流体温度検出体3と、固定抵抗4〜6とによりブリッジ回路100が構成される。発熱体温度検出体2および固定抵抗6の接続点がブリッジ回路100の中点7となり、流体温度検出体3および固定抵抗5の接続点がブリッジ回路100の中点8となる。
また、ブリッジ回路100の中点電圧とは、発熱体温度検出体2と固定抵抗6との接続点の電圧を意味し、また、流体温度検出体3と固定抵抗5との接続点における電圧を意味する。
発熱抵抗体1、発熱体温度検出体2、流体温度検出体3はたとえば白金やニッケル等の、温度によって抵抗値が変化する感温抵抗体材料により形成されている。
固定抵抗4〜6は、たとえば1g/s〜200g/sの間の所定流量において、ブリッジ回路100が平衡状態にあるときに、発熱体温度検出体2の温度が流体温度検出体3の温度より一定温度だけ高くなるように抵抗値が決められている。
差動増幅器43は、非反転入力端子にブリッジ回路100の中点7が接続され、反転入力端子にブリッジ回路100の中点8が接続される。差動増幅器43は、中点7および中点8の電圧差に対応するアナログ電圧を出力する。
AD変換器44は、3bitの分解能を有し、差動増幅器43から受けたアナログ電圧をデジタル値に変換し、データD1〜D3として出力する。ここで、AD変換器44の出力データD1がLSBに対応し、また、出力データD3がMSBに対応する。なお、AD変換器44の分解能は3bitに限定するものではなく、他のビット数であってもよい。
フリップフロップ62は、AD変換器44から受けたデータD1〜D3をクロック発生器12により生成されたクロック23のタイミングでサンプリングして保持し、保持したデータを出力する。
DA変換器63は、フリップフロップ62から受けたデータD1〜D3を固定電源14から供給される基準電圧Vrefに基づいてアナログ電圧に変換して発熱抵抗体1に供給する。すなわち、DA変換器63は、比較部81の出力に基づいて加熱電流を発熱抵抗体1に供給する。また、DA変換器63の分解能は3bitである。
中点7および中点8の電圧差が小さいときには差動増幅器43の出力電圧が小さくなるためDA変換器63から発熱抵抗体1に供給される電圧は小さくなり、中点7および中点8の電圧差が大きいときには差動増幅器43の出力電圧が大きくなるためDA変換器63から発熱抵抗体1に供給される電圧は大きくなる。また、AD変換器44の分解能は3bitであるため発熱抵抗体1に供給される電圧は8段階に変化する。
更新信号生成器17は、更新信号25を生成する。より詳細には、分周器17aは、クロック23を分周して周波数の低い分周クロックに変換する。遅延回路17bは、分周器17aから受けた分周クロックを遅延させて出力する。ゲート17cは、分周器17aから受けた分周クロックと、遅延回路17bから受けたクロックの論理レベルを反転したクロックとの論理積を出力する。ANDゲート22は、ゲート17cから受けたデータとクロック23との論理積を更新信号25として出力する。
インバーター19は、更新信号25の論理レベルを反転した更新信号26を出力する。
カウンター64a〜64cは、それぞれフリップフロップ62から受けたデータD1〜D3がHレベルである間、クロック23の数をカウントし、9bitのカウント結果CNTD1〜CNTD3を出力する。また、カウンター64a〜64cは、インバーター19から受けた更新信号26の立ち下がりのタイミングでリセットされ、カウント結果CNTD1〜CNTD3の各ビットがすべてLレベルとなる。ここで、カウンター64a〜64cの出力はデジタル出力であり、同図ではカウンター64a〜64cの出力を1本の太い点線で表しているが、実際にはカウンター64a〜64cの出力ビット数と等しい数の出力線が存在する。同図のCNTD1〜3<0..8>は太い点線を通るデータが9bitであることを示している。以下の説明において、太点線はデジタルバス出力を意味する。
フリップフロップ65は、カウンター64a〜64cから受けたカウント結果CNTD1〜CNTD3をANDゲート22から受けた更新信号25の立ち上がりのタイミングでサンプリングして保持し、保持したデータをカウント結果CNTQ1〜CNTQ3として出力する。
重み付け加算器45は、フリップフロップ65から受けたカウント結果CNTQ1〜CNTQ3をそれぞれ1倍、2倍または4倍した後加算する。この加算結果が更新信号25および更新信号26の1周期間における加熱電流レベルの総量となる。そして、重み付け加算器45は、加算結果を熱式流量センサのデジタル出力21として出力する。
フリップフロップ65が更新信号25の立ち上がりのタイミングでデジタル出力21を出力した直後に更新信号26が立ち下がり、カウンター64a〜64cから出力されるカウント結果CNTD1〜CNTD3の各ビットがすべてLレベルとなる。したがって、更新信号25および更新信号26の1周期ごとにデジタル出力21が更新される。
図2は、クロック23、分周クロック24、更新信号25および更新信号26のタイミングチャートである。
同図を参照して、カウンター64a〜64cは、更新信号26の立ち下がりのタイミングでクロック23のカウント値をクリアする。フリップフロップ65は、カウンター64a〜64cから受けたカウント結果を更新信号25の立ち上がりのタイミングで、すなわちカウンター64a〜64cがクロック23のカウント値をクリアする直前のタイミングでサンプリングして保持し、保持したデータをカウント結果CNTQ1〜CNTQ3として出力する。
[動作]
次に、本発明の第1の実施の形態に係る熱式流量センサの動作について説明する。 再び図1を参照して、発熱体温度検出体2に対して流体が流れてくると、発熱体温度検出体2が冷却されて抵抗値が小さくなる。
発熱体温度検出体2の抵抗値が小さくなると、中点7の電圧が上昇し、差動増幅器43の出力電圧が大きくなり、AD変換器44の出力データが大きい値となる。
フリップフロップ62は、AD変換器44から受けたデータD1〜D3をクロック発生器12により生成されたクロック23のタイミングでサンプリングして保持し、保持したデータを出力する。
DA変換器63は、フリップフロップ62から受けた大きい値のデータD1〜D3を対応する高い電圧値のアナログ電圧に変換して発熱抵抗体1に供給する。
発熱抵抗体1に高電圧が供給される、すなわち電流値の大きい加熱電流が供給されると発熱抵抗体1の発熱量が増し、発熱抵抗体1の温度が上昇する。発熱抵抗体1の温度が上昇すると、発熱抵抗体1の近傍に位置する発熱体温度検出体2の温度も上昇し、中点7の電圧が降下する。中点7の電圧が中点8の電圧よりも高い間は電流値の大きい加熱電流が発熱抵抗体1に供給され続ける。
そして、中点7の電圧が中点8の電圧より低くなると、差動増幅器43の出力電圧が小さくなり、AD変換器44の出力データが小さい値となる。DA変換器63は、フリップフロップ62から受けた小さい値のデータD1〜D3を対応する低い電圧値のアナログ電圧に変換して発熱抵抗体1に供給する。
発熱抵抗体1は、DA変換器63から供給される電圧、すなわち加熱電流が小さくなるため、温度が低下する。発熱抵抗体1の温度が低下すると、発熱抵抗体1の近傍に位置する発熱体温度検出体2の温度も低下し、中点7の電圧が上昇する。
図3(a)は、小流量時の中点7および中点8の電圧、クロック23ならびに加熱電流を示す図である。(b)は、大流量時の中点7および中点8の電圧、クロック23ならびに加熱電流を示す図である。
同図(a)を参照して、中点7の電圧33aは中点8の電圧34aを挟んで上下に振動する。流体の流量が小さい場合は、冷却効果が小さい、すなわち発熱抵抗体1から流体への放熱量が小さくなる。そうすると、発熱体温度検出体2の抵抗値の低下幅が小さくなることから、中点7の電圧上昇幅は小さくなり、中点7および中点8の電圧差が小さくなる。このためAD変換器44の出力データが小さい値となり、加熱電流は0〜2で表わされるレベルの電流値をとる。冷却効果が小さいことから、加熱電流のレベルが低くても短い加熱時間で発熱抵抗体1の温度が上昇するため、中点7および中点8の電圧差は差動増幅器43において短時間で負になり、AD変換器44から出力されるデータD1〜D3はすべてLレベルとなり、加熱電流のレベルは0となる。また、冷却効果が小さいことから、発熱抵抗体1の温度が一旦上昇すると低下するまでに時間がかかり、加熱電流のレベルが0の状態が長時間継続される。
同図(b)を参照して、中点7の電圧33bは中点8の電圧34bを挟んで上下に振動する。流体の流量が大きい場合は、冷却効果が大きい、すなわち発熱抵抗体1から流体への放熱量が大きくなる。そうすると、発熱体温度検出体2の抵抗値の低下幅が大きくなることから中点7の電圧上昇幅が大きくなり、中点7および中点8の電圧差が大きくなる。このためAD変換器44の出力データが大きい値となり、加熱電流は0〜6で表わされるレベルの電流値をとる。冷却効果が大きいことから、加熱電流の電流量が大きくても発熱抵抗体1の温度はなかなか上昇せず、中点7および中点8の電圧差が差動増幅器43において負になるまでに長時間を要する。また、冷却効果が大きいことから、発熱抵抗体1の温度は一旦上昇してもすぐに低下し、加熱電流のレベルが0の状態は短時間で終了する。
同図(a)に示すように、流体の流量が小さい場合にはクロック23の3周期分の時間で合計3レベル分の加熱電流が発熱抵抗体1に供給される。また、同図(b)に示すように、流体の流量が大きい場合にはクロック23の3周期分の時間で合計12レベル分の加熱電流が発熱抵抗体1に供給される。
したがって、所定期間におけるAD変換器44の出力データの総量を計測することにより、所定期間中の流体の流量を検出することができる。
ここで、本発明の第1の実施の形態に係る熱式流量センサでは、AD変換器44の分解能が3bitであることから、1回のクロック動作、すなわちクロック23の1クロックで最大7のセンサ出力を得ることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る熱式流量センサでは、カウンター64a〜64cのクロック、すなわちクロック23の周波数を714kHzとする。また、更新信号25および更新信号26が2kHzとなるように更新信号生成器17を構成する。この場合、カウンター64a〜64cの出力ビット数は9bitでよい。そして、重み付け加算器45は、カウンター64a〜64cのカウント結果CNTQ1〜CNTQ3をそれぞれ1倍、2倍または4倍した後加算するため、デジタル出力21は11bitとなる。
ところで、特許文献1記載の熱式流量センサはアナログ出力であるため、デジタル出力を得るためにAD変換器を備える必要があり、アナログ回路およびデジタル回路の混在によって回路構成が複雑になるという問題点があった。また、特許文献2、非特許文献1および非特許文献2記載の熱式流量センサでは、センサ出力として高分解能かつ高速応答のデジタル出力を得るための構成が備えられていない。
しかしながら、本発明の第1の実施の形態に係る熱式流量センサでは、比較部81がブリッジ回路100の中点7および中点8の電圧を比較し、比較結果をデジタル出力する。そして、カウンター64a〜64cは、比較部81から受けたデータD1〜D3がHレベルである間、クロック23の数をカウントする。そして、重み付け加算器45は、カウンター64a〜64cのカウント結果CNTQ1〜CNTQ3をそれぞれ1倍、2倍または4倍した後加算する。この加算結果が更新信号25および更新信号26の1周期間における加熱電流レベルの総量となり、熱式流量センサの11ビットのデジタル出力21として出力される。また、更新信号25および更新信号26の1周期ごとにデジタル出力21が更新される。このような構成により、センサのアナログ出力をデジタル出力に変換するためにAD変換器を備える必要がなくなり、回路構成の簡易化を図ることができる。また、11bitの分解能、および2kHzの周波数応答を有するデジタル出力21を得ることができるため、高分解能かつ高速応答のセンサ出力を得ることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る熱式流量センサでは、クロック23として714kHzの低速な周波数で、11bitの分解能、および2kHzの周波数応答を有するデジタル出力21を得ることができるため、高速動作を実現するための特別な回路素子の代わりに低速動作用の回路素子を使用することができ、回路構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る熱式流量センサでは、11bitの分解能を有するデジタル出力21を得るためにはAD変換器44の分解能を3bitにすればよく、高分解能のAD変換器を備えることによる回路構成の複雑化および製造コストの増大を防ぐことができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る熱式流量センサに対してAD変換器44の出力データのカウント方法を変更した熱式流量センサに関する。以下で説明する内容以外の構成および動作は第1の実施の形態に係る熱式流量センサと同様である。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。同図を参照して、熱式流量センサは、第1の実施の形態に係る熱式流量センサに対して、出力演算部82は、加算器46と、フリップフロップ47と、フリップフロップ66とを含む。
加算器46は、フリップフロップ62から受けたデータD1〜D3と、フリップフロップ47から受けた加算結果SUMBとを加算し、加算結果SUMDを出力する。
フリップフロップ47は、加算器46から受けた加算結果SUMDをクロック23のタイミングでサンプリングして保持し、保持したデータを加算結果SUMBとして加算器46およびフリップフロップ66へ出力する。また、フリップフロップ47は、インバーター19から受けた更新信号26の立ち下がりのタイミングでリセットされ、加算結果SUMBの各ビットがすべてLレベルとなる。
フリップフロップ66は、フリップフロップ47から受けた加算結果SUMBをANDゲート22から受けた更新信号25の立ち上がりのタイミングでサンプリングして保持する。この保持したデータが更新信号25および更新信号26の1周期間における加熱電流レベルの総量となる。そして、フリップフロップ66は、保持したデータを熱式流量センサのデジタル出力21として出力する。
フリップフロップ66が更新信号25の立ち上がりのタイミングでデジタル出力21を出力した直後に更新信号26が立ち下がり、フリップフロップ47から出力される加算結果SUMBの各ビットがすべてLレベルとなる。したがって、更新信号25および更新信号26の1周期ごとにデジタル出力21が更新される。また、デジタル出力21であるフリップフロップ66の出力データは11bitである。
したがって、本発明の第2の実施の形態に係る熱式流量センサでは、第1の実施の形態に係る熱式流量センサと同様に、センサのアナログ出力をデジタル出力に変換するためにAD変換器を備える必要がなくなり、回路構成の簡易化を図ることができる。また、11bitの分解能、および2kHzの周波数応答を有するデジタル出力21を得ることができるため、高分解能かつ高速応答のセンサ出力を得ることができる。また、クロック23として714kHzの低速な周波数で、11bitの分解能、および2kHzの周波数応答を有するデジタル出力21を得ることができるため、高速動作を実現するための特別な回路素子の代わりに低速動作用の回路素子を使用することができ、回路構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。また、11bitの分解能を有するデジタル出力21を得るためにはAD変換器44の分解能を3bitにすればよく、高分解能のAD変換器を備えることによる回路構成の複雑化および製造コストの増大を防ぐことができる。さらに、本発明の第2の実施の形態に係る熱式流量センサでは、加算器46が比較部81の出力データを直接加算するため、カウンター64a〜64cが不要となる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る熱式流量センサに対して比較部81の構成および比較部81の出力のカウント方法を変更した熱式流量センサに関する。以下で説明する内容以外の構成および動作は第1の実施の形態に係る熱式流量センサと同様である。
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。同図を参照して、熱式流量センサは、第1の実施の形態に係る熱式流量センサに対して、比較部81は、比較器10を含む。出力演算部82は、カウンター64a〜64cと、フリップフロップ65と、重み付け加算器45とを含む。カウンター部83は、カウンター48と、ANDゲート49と、NANDゲート50と、インバーター67とを含む。
比較器10は、非反転入力端子にブリッジ回路100の中点7が接続され、反転入力端子にブリッジ回路100の中点8が接続される。比較器10は、中点7および中点8の電圧を比較し、比較結果に基づいて論理レベルがHigh(以下、Hレベルと称する。)またはLow(以下、Lレベルと称する。)のデータを出力する。言い換えれば、比較器10は、中点7および中点8の電圧の大小関係に対応する2値の電圧を出力する。
インバーター67は、比較器10の出力データの論理レベルを反転させて出力する。カウンター48は、クロック23のクロック数をカウントする。そして、カウンター48は、比較器10の出力データがLレベルになるとカウント値をリセットする。すなわち、カウンター48は、比較器10の出力データがHレベルである継続時間をクロック23のクロック数としてカウントし、カウント結果D1〜D3を出力する。
DA変換器63は、カウンター48から受けたデータD1〜D3を固定電源14から供給される基準電圧Vrefに基づいてアナログ電圧に変換して発熱抵抗体1に供給する。すなわち、DA変換器63は、カウンター部83の出力に基づいて加熱電流を発熱抵抗体1に供給する。
ANDゲート49およびNANDゲート50で構成される組み合わせ回路では、カウント結果D1〜D3がすべてHレベルとなると、NANDゲート50の出力がLレベルとなり、ANDゲート49の出力がLレベルとなることから、カウンター48のENP端子がLレベルとなる。カウンター48は、ENP端子がLレベルとなるとカウントを停止し、カウント結果D1〜D3がすべてHレベルである状態を維持する。すなわち、カウンター48は、比較器10の出力データがHレベルである状態がクロック23の7周期以上継続する場合にはカウントを停止する。このような構成により、カウンター48において、カウント結果D1〜D3がすべてHレベルの状態からさらにクロック23がカウントされてカウント結果D1〜D3がすべてLレベルの状態となってしまうことを防ぐことができる。また、カウンター48の出力は3bitであるため、加熱電流は8段階に変化する。
出力演算部82が更新信号25の1周期間における加熱電流レベルの総量を算出してデジタル出力21として出力する構成は、第1の実施の形態に係る熱式流量センサと同様である。
図6(a)は、小流量時の中点7および中点8の電圧、クロック23ならびに加熱電流を示す図である。(b)は、大流量時の中点7および中点8の電圧、クロック23ならびに加熱電流を示す図である。
図6(a)を参照して、中点7の電圧33aは中点8の電圧34aを挟んで上下に振動する。図3(a)を用いて説明したように、流体の流量が小さい場合には中点7および中点8の電圧差が小さくなる。このためAD変換器44の出力データが小さい値となり、加熱電流は0〜2で表わされるレベルの電流値をとる。また、発熱抵抗体1の温度が一旦上昇すると低下するまでに時間がかかり、加熱電流のレベルが0の状態が長時間継続される。
図6(b)を参照して、中点7の電圧33bは中点8の電圧34bを挟んで上下に振動する。図3(b)を用いて説明したように、流体の流量が大きい場合には中点7および中点8の電圧差が大きくなる。このためAD変換器44の出力データが大きい値となり、加熱電流は0〜4で表わされるレベルの電流値をとる。また、中点7および中点8の電圧差が差動増幅器43において負になるまでに長時間を要する一方で、発熱抵抗体1の温度は一旦上昇してもすぐに低下し、加熱電流のレベルが0の状態は短時間で終了する。
図6(a)に示すように、流体の流量が小さい場合にはクロック23の4周期分の時間で合計3レベル分の加熱電流が発熱抵抗体1に供給される。また、図6(b)に示すように、流体の流量が大きい場合にはクロック23の4周期分の時間で合計10レベル分の加熱電流が発熱抵抗体1に供給される。
ここで、本発明の第3の実施の形態に係る熱式流量センサでは、カウンター48が3bitのカウント結果を出力することから、第1の実施の形態に係る熱式流量センサと同様に、1回のクロック動作、すなわちクロック23の1クロックで最大7のセンサ出力を得ることができる。
したがって、本発明の第3の実施の形態に係る熱式流量センサでは、第1の実施の形態に係る熱式流量センサと同様に、センサのアナログ出力をデジタル出力に変換するためにAD変換器を備える必要がなくなり、回路構成の簡易化を図ることができる。また、本発明の第3の実施の形態に係る熱式流量センサでは、出力演算部82の構成が第1の実施の形態に係る熱式流量センサと同様であるため、11bitの分解能、および2kHzの周波数応答を有するデジタル出力21を得ることができ、高分解能かつ高速応答のセンサ出力を得ることができる。また、クロック23として714kHzの低速な周波数で、11bitの分解能、および2kHzの周波数応答を有するデジタル出力21を得ることができるため、高速動作を実現するための特別な回路素子の代わりに低速動作用の回路素子を使用することができ、回路構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第4の実施の形態>
本実施の形態は、第2の実施の形態および第3の実施の形態に係る熱式流量センサの一部を組み合わせた熱式流量センサに関する。以下で説明する内容以外の構成および動作は第1の実施の形態に係る熱式流量センサと同様である。
図7は、本発明の第4の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。同図を参照して、比較器10の出力データがHレベルである継続時間を比較部81がクロック23のクロック数としてカウントする構成は、第3の実施の形態に係る熱式流量センサと同様である。
また、出力演算部82が更新信号25の1周期間における加熱電流レベルの総量を算出してデジタル出力21として出力する構成は、第2の実施の形態に係る熱式流量センサと同様である。
したがって、本発明の第4の実施の形態に係る熱式流量センサでは、第2の実施の形態および第3の実施の形態に係る熱式流量センサと同様に、センサのアナログ出力をデジタル出力に変換するためにAD変換器を備える必要がなくなり、回路構成の簡易化を図ることができる。また、11bitの分解能、および2kHzの周波数応答を有するデジタル出力21を得ることができるため、高分解能かつ高速応答のセンサ出力を得ることができる。また、クロック23として714kHzの低速な周波数で、11bitの分解能、および2kHzの周波数応答を有するデジタル出力21を得ることができるため、高速動作を実現するための特別な回路素子の代わりに低速動作用の回路素子を使用することができ、回路構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。さらに、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサでは、加算器46が比較部81の出力データを直接加算するため、カウンター64a〜64cが不要となる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第5の実施の形態>
本実施の形態は、センサ出力の温度依存性を抑制する熱式流量センサに関する。以下で説明する内容以外の構成および動作は第1の実施の形態に係る熱式流量センサと同様である。
[構成および基本動作]
図8は、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。同図を参照して、熱式流量センサは、発熱抵抗体1と、発熱体温度検出体(第1の温度検出体)2と、流体温度検出体(第2の温度検出体)3と、固定抵抗4〜6と、固定電源9と、クロック発生器12と、DA(Digital to Analog)変換器13と、固定電源14と、電圧制御電流源15と、更新信号生成器17と、インバーター19と、比較部81と、出力演算部82とを備える。更新信号生成器17は、分周器17aと、遅延回路17bと、ゲート17cと、ANDゲート22とを含む。比較部81は、比較器10と、フリップフロップ11とを含む。出力演算部82は、カウンター18と、フリップフロップ20とを含む。
発熱体温度検出体2と、流体温度検出体3と、固定抵抗4〜6とによりブリッジ回路100が構成される。本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサでは、ブリッジ回路100の中点7が発熱体温度検出体2の中間点97となり、中点8が流体温度検出体3の中間点98となる。
比較器10は、非反転入力端子に発熱体温度検出体2の中間点97が接続され、反転入力端子に流体温度検出体3の中間点98が接続される。比較器10は、中間点97および中間点98の電圧を比較し、比較結果に基づいてHレベルまたはLレベルのデータを出力する。
フリップフロップ11は、比較器10から受けたデータをクロック発生器12により生成されたクロック23のタイミングでサンプリングして保持し、保持したデータを出力する。
DA変換器13は、フリップフロップ11から受けたデータを固定電源14から供給される基準電圧Vrefに基づいてアナログ電圧に変換して出力する。また、DA変換器13の分解能は1bitである。
電圧制御電流源15は、DA変換器13から受けたアナログ電圧を電流に変換して加熱電流I16として発熱抵抗体1に供給する。また、電圧制御電流源15は、DA変換器13から受けたアナログ電圧に基づいてのみ加熱電流I16の値を決定し、この加熱電流I16の値は発熱抵抗体1の抵抗値変化の影響は受けない。よって、DA変換器13の出力電圧が一定である間は、加熱電流I16の値は外乱および回路素子のノイズ成分等による変動を除いて一定に保たれる。
図9は、電圧制御電流源15の構成を示す回路図である。同図を参照して、電圧制御電流源15は、差動増幅器71と、抵抗値Rの抵抗73とを含む。差動増幅器71の非反転入力端子にDA変換器13からのアナログ電圧Vinが入力され、反転入力端子に発熱抵抗体1の一端および抵抗73の一端が接続され、出力端子に発熱抵抗体1の他端が接続される。抵抗73の他端が接地電位に接続される。
図10は、電圧制御電流源15の他の構成例を示す回路図である。同図を参照して、電圧制御電流源15は、差動増幅器71と、差動増幅器72と、抵抗値Rの抵抗73と、抵抗値R1の抵抗74〜77とを含む。差動増幅器71の非反転入力端子に抵抗74の一端および抵抗75の一端が接続され、反転入力端子に抵抗76の一端および抵抗77の一端が接続され、出力端子に抵抗74の他端および抵抗73の一端が接続される。差動増幅器72の非反転入力端子に抵抗73の他端および発熱抵抗体1の一端が接続され、反転入力端子に出力端子および抵抗76の他端が接続される。発熱抵抗体1の他端および抵抗77の他端が接地電位に接続される。抵抗71の他端にDA変換器13からのアナログ電圧Vinが入力される。
図9および図10のいずれの構成においても、差動増幅器71によって負帰還回路が構成されるため、発熱抵抗体1に供給される加熱電流I16は発熱抵抗体1の抵抗値に関わらずVin/Rとなる、すなわち加熱電流I16は発熱抵抗体1の抵抗値が温度等によって変化してもアナログ電圧Vinに基づく電圧値に保たれる。
再び図4を参照して、カウンター18は、フリップフロップ11から受けたデータがHレベルである間、クロック23の数をカウントする。また、カウンター18は、インバーター19から更新信号26を受けて、更新信号26の立ち下がりのタイミングでクロック23のカウント値をクリアする。
フリップフロップ20は、カウンター18から受けたカウント結果を更新信号生成器17から受けた更新信号25の立ち上がりのタイミングでサンプリングして保持し、保持したデータを熱式流量センサのデジタル出力21として出力する。
再び図2を参照して、カウンター18は、更新信号26の立ち下がりのタイミングでクロック23のカウント値をクリアする。フリップフロップ20は、カウンター18から受けたカウント結果を更新信号25の立ち上がりのタイミングで、すなわちカウンター18がクロック23のカウント値をクリアする直前のタイミングでサンプリングして保持し、保持したデータを熱式流量センサのデジタル出力21として出力する。
次に、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサの検出エレメントの構造を説明する。
図11は、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサの検出エレメントの平面図である。図12は、図11のA−A’の断面図である。ただし、図12は図11のA−A’の寸法を多少拡大して示している。図13は、発熱抵抗体1および発熱体温度検出体2周辺部の拡大図である。図14は、流体温度検出体3周辺部の拡大図である。
図12を参照して、シリコン基板28上に絶縁膜30が形成されており、絶縁膜30の裏側におけるシリコン基板の一部がエッチングにより除去され、ダイヤフラム27が形成されている。ダイヤフラム27上にはたとえば白金などの正の温度係数を有する感温抵抗材料からなる発熱抵抗体1および発熱体温度検出体2が形成されている。発熱抵抗体1および発熱体温度検出体2は絶縁膜31により表面を保護されている。
図11を参照して、流体温度検出体3は発熱抵抗体1の熱の影響を受けにくい位置に、発熱抵抗体1および発熱体温度検出体2と同様の材料および方法で形成されている。
図13を参照して、発熱抵抗体1および発熱体温度検出体2の両端ならびに中間点97からは配線が延びており、配線の終端に形成された図11に示すパッド29を介して図8における各回路と接続される。
図14を参照して、流体温度検出体3の両端および中間点98からは配線が延びており、配線の終端に形成された図11に示すパッド29を介して図8における各回路と接続される。
また、図15は本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサの取り付け形態を示す図である。同図を参照して、流体の流通する管路等に付設されたセンサ支持部(ホルダ等の取り付け部材)70に対して、シリコン基板28の基板面が流体の流れ方向に沿うように、すなわち流線に対して基板面が平行となるように熱式流量センサを取り付ける。この際、ダイヤフラム(薄肉部)27に形成された発熱体温度検出体2の上流部2aが流れ方向について上流側に位置するとともに、発熱体温度検出体2の下流部2bが流れ方向について下流側に位置するように熱式流量センサの向きを決定する。
[動作]
次に、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサの動作について説明する。 図12を参照して、同図に示す矢印の方向から流体が流れてくると、発熱体温度検出体2の上流部2aの方が下流部2bよりも冷却されやすいため、上流部2aの抵抗値が下流部2bの抵抗値よりも小さくなる。
再び図8を参照して、上流部2aの抵抗値が下流部2bの抵抗値よりも小さくなると、発熱体温度検出体2の中間点97の電圧が上昇し、比較器10の出力データがHレベルとなる。
フリップフロップ11は、比較器10から受けたHレベルのデータをクロック23の立ち上がりのタイミングでサンプリングして保持し、保持したHレベルのデータを出力する。
DA変換器13は、固定電源14から供給される基準電圧Vrefに基づいて、フリップフロップ11から受けたHレベルのデータを対応するアナログ電圧(以下、H電圧とも称する。)に変換して出力する。
電圧制御電流源15は、DA変換器13から受けたH電圧を対応する電流(以下、Hレベルの電流またはH電流とも称する。)に変換して発熱抵抗体1に供給する。
発熱抵抗体1にH電流が供給されると発熱抵抗体1の発熱量が増し、発熱抵抗体1の温度が上昇する。発熱抵抗体1の温度が上昇すると、発熱抵抗体1の近傍に位置する発熱体温度検出体2の温度も上昇し、中間点97の電圧が降下する。中間点97の電圧が流体温度検出体3の中間点98の電圧よりも高い間はH電流が発熱抵抗体1に供給され続ける。
そして、中間点97の電圧が中間点98の電圧より低くなると、比較器10の出力データがLレベルとなり、フリップフロップ11がDA変換器13にLレベルのデータを出力する。DA変換器13は、フリップフロップ11から受けたLレベルのデータを対応するアナログ電圧(以下、L電圧とも称する。)に変換して出力する。
電圧制御電流源15は、DA変換器13から受けたL電圧を対応する電流(以下、Lレベルの電流またはL電流とも称する。)に変換して発熱抵抗体1に供給する。この場合、DA変換器13は1bitなのでL電流は0Aとなる。
発熱抵抗体1は、電圧制御電流源15から供給される電流が0Aであるため、発熱せずに温度が低下する。発熱抵抗体1の温度が低下すると、発熱抵抗体1の近傍に位置する発熱体温度検出体2の温度も低下し、中間点97の電圧が上昇する。中間点97の電圧が中間点98の電圧よりも低い間は加熱電流が0Aのままである。
図16(a)は、小流量時の中間点97および中間点98の電圧ならびに比較器10の出力を示す図である。(b)は、大流量時の中間点97および中間点98の電圧ならびに比較器10の出力を示す図である。
同図(a)を参照して、中間点97の電圧33aは中間点98の電圧34aを挟んで上下に振動する。流体の流量が小さい場合は、発熱抵抗体1から流体への放熱量が小さくなるので、短い加熱時間で発熱抵抗体1の温度が上昇し、一旦温度が上昇すると低下するまでに時間がかかる。よって電圧制御電流源15から発熱抵抗体1にL電流が供給される時間が長くなる。すなわち、比較器10の出力35aはHレベルである時間が短く、Lレベルである時間が長くなる。
同図(b)を参照して、中間点97の電圧33bは中間点98の電圧34bを挟んで上下に振動する。流体の流量が大きい場合は、発熱抵抗体1から流体への放熱量が大きくなるので、長い加熱時間が発熱抵抗体1の温度上昇に必要となり、一旦温度が上昇しても短時間で低下してしまう。よって電圧制御電流源15から発熱抵抗体1にH電流が供給される時間が長くなる。すなわち、比較器10の出力35bはHレベルである時間が長く、Lレベルである時間が短くなる。
したがって、所定期間における比較器10の出力データがHレベルである時間またはLレベルである時間を計測する、すなわち所定期間中に加熱電流の電流量が所定値以上(加熱電流がH電流)であった時間を計測することにより、所定期間中の流体の流量を検出することができる。
前述のようにカウンター18は、フリップフロップ11から受けたデータ、すなわち比較器10の出力データがHレベルである間、クロック23の数をカウントする。そして、カウンター18は、更新信号26の立ち下がりのタイミングでクロック23のカウント値をクリアする。カウンター18のクリア直前のカウント値が流体の流量を表わすデジタル出力21となる。
以下、クロック23が5MHzの周波数を有し、更新信号25が2kHzの周波数を有すると仮定して説明する。
カウンター18は、5MHzのクロック23を2kHzの更新信号25の周期、すなわち0.5msecの周期で計数するため、最大2500個のクロック数をカウントできる。したがって、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサでは、11bitの分解能、および2kHzの周波数応答を有するデジタル出力21を得ることができる。
ある流量で時間tの間に計数されたクロック数をNとする。ここでは、更新信号25の周期、すなわちカウンター18のクロック計数時間がt(本実施の形態では0.5msec)となる。このクロック計数値Nにより、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサのデジタル出力21が決まる。
クロック23の周期、すなわちカウンター18で計数されるクロックの周期をtc(本実施の形態では0.2μsec)とすると、電圧制御電流源15が発熱抵抗体1に供給する加熱電流がHレベル(I)になっている時間tは以下の式で表わされる。
Figure 0004790405
加熱電流がLレベル(I)である時間tは以下の式で表わされる。
Figure 0004790405
ここで、発熱抵抗体1の抵抗値をRhとすると、定常状態において時間tの間に発熱抵抗体1が生じる発熱エネルギーEhは以下の式で表わされる。
Figure 0004790405
Figure 0004790405
熱放散係数をHとし、発熱抵抗体1と流体との温度差をΔThとすると、発熱抵抗体1から周囲へ奪われるエネルギーEcは以下の式で表わされる。
Figure 0004790405
定常状態ではEh=Ecであるから、以下の式が成り立つ。
Figure 0004790405
Figure 0004790405
Figure 0004790405
式(8)をNについて解くと、Nは以下の式で表わされる。
Figure 0004790405
Figure 0004790405
ここで、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサでは、電圧制御電流源15が発熱抵抗体1に供給する電流はパルス状であるため、この熱式流量センサではデジタル制御が行なわれるが、時間平均的に考えれば、図8に示すブリッジ回路100は平衡状態にあると考えることができる。
したがって、発熱体温度検出体2の上流部2aの抵抗値をRsu、下流部2bの抵抗値をRsd、流体温度検出体3の上流部3aの抵抗をRau、下流部3bの抵抗をRad、固定抵抗4,5,6の抵抗値をそれぞれR1,R2,R3とすると、ブリッジ回路の平衡式から以下の式が成り立つ。
Figure 0004790405
流体温度が一定の場合、Rsuは以下の式で表わされる。
Figure 0004790405
発熱体温度検出体2の上流部2aおよび下流部2bの抵抗比をrとすると、rは以下の式で表わされる。
Figure 0004790405
式(13)を式(11)に代入してRsuについて解くと、Rsuは以下の式で表わされる。
Figure 0004790405
図17は、シミュレーションにより算出した、クロック計数値Nの流量依存性を示すグラフ図である。図18は、シミュレーションにより算出した、ΔThの流量依存性を示すグラフ図である。
上流部2aの方が下流部2bよりも流体によって冷却されやすいため、rは流量が大きいほど大きくなる。よって式(14)より、流体の流量が増加するとRsuが大きくなり、発熱抵抗体1の温度が上昇することがわかる。
より詳細には、定常状態、すなわちブリッジ回路100が平衡状態である場合において、流体の流量が増加すると、Rsuが一旦低下する。RsuがRsdに対して小さくなると、ブリッジ回路100が平衡状態でなくなる。すなわち、発熱体温度検出体2の中間点97の電圧が上昇し、中間点97の電圧が中間点98の電圧より高くなる。そうすると、比較器10の出力データがHレベルとなり、DA変換器13がH電圧を出力し、電圧制御電流源15がH電流を発熱抵抗体1に供給する。発熱抵抗体1にH電流が供給されると発熱抵抗体1の発熱量が増し、発熱抵抗体1の温度が上昇する。発熱体温度検出体2は発熱抵抗体1によって加熱されて温度が上昇し、発熱体温度検出体2は正の温度係数を有することからRsuおよびRsdが増大する。
ここで、RsuとともにRsdが増大するため、Rsuの増大による中間点97の電圧降下がRsdの増大によって一部打ち消され、ブリッジ回路100の非平衡状態が継続される。すなわち中間点97の電圧が中間点98の電圧より高い状態が継続され、電圧制御電流源15がさらにH電流を発熱抵抗体1に供給する。そして、発熱抵抗体1の温度がさらに上昇し、発熱体温度検出体2は発熱抵抗体1によって加熱されてさらに温度が上昇し、流体の流量が増大する前と比べてRsuが大きくなり、ブリッジ回路100が平衡状態に戻る。以上より、流体の流量が増加すると、図17に示すようにクロック計数値Nが大きくなり、また、図18に示すようにΔThが大きくなる。
次に、クロック計数値Nの温度特性について説明する。
式(10)において、tおよびtcは予め決められた値であり、温度によらず一定である。また、前述のように電圧制御電流源15は、発熱抵抗体1の温度変化、すなわち発熱抵抗体1の抵抗値の変化に関わらず加熱電流を一定に保つことができるため、IHおよびILは温度によらず一定である。一方、H・ΔTh/Rhは温度特性を有する。したがって、クロック計数値Nの温度特性はH・ΔTh/Rhに依存する。
ここで、熱放散係数Hの温度係数αHは、流体への熱放散係数、およびセンサ支持部70への熱放散係数の和により決まる。すなわち、流体への熱放散係数をHvとし、Hvの温度係数をαvとし、センサ支持部70への熱放散係数をHdとし、Hdの温度係数をαdとすると、熱放散係数Hの温度係数αHは以下の式で表わされる。
Figure 0004790405
ここで、流体が空気であればαvは正の値であり、αdはセンサ支持部70の材質により正負両方の値をとりうる。図11および図12で示すような構造を有する熱式流量センサでは、一般的にαd>αv>0が成り立つため、熱放散係数Hの温度係数αHは正の値を持ち、流量が大きくなると小さくなる。
流体温度をTaとすると、ΔTh/Rhは以下の式で表わされる。
Figure 0004790405
ここで、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサでは、流量が一定の場合には流体温度Taが変化してもΔThがほとんど変化しないようにブリッジ回路100を調整する。
より詳細には、発熱体温度検出体2の上流部2aと流体との温度差をΔTsuとし、発熱体温度検出体2の下流部2bと流体との温度差をΔTsdとし、流体温度Taが0℃のときのRsu、Rsd、RauおよびRadの値をRsu0、Rsd0、Rau0およびRad0とし、発熱体温度検出体2および流体温度検出体3の材質が同一であるためRsu、Rsd、RauおよびRadの抵抗温度係数を同一値αとすると、式(11)から以下の式が成り立つ。
Figure 0004790405
流体温度Taが変化してもΔTh、すなわちΔTsuおよびΔTsdを変化させることなく式(17)が成り立つようにするには、R1およびRau0の比率を調整すればよい。
したがって式(16)において、流体温度Taが大きくなるとΔTh/Rhは小さくなるため、ΔTh/Rhは負の温度係数を持つ。また、図18を用いて説明したように流量が大きくなるとΔThは大きくなるので、流量が大きくなるとΔTh/Rhに対するTaの影響は相対的に小さくなる。よって、流量が大きくなるとΔTh/Rhの温度係数の絶対値は小さくなる。
図19は、デジタル出力21の温度係数の流量依存性を示す図である。
同図を参照して、前述のように熱放散係数Hの温度係数αHは正の値を持つとともに流量が大きくなると小さくなり、また、ΔTh/Rhの温度係数は負の値を持つとともに流量が大きくなると絶対値が小さくなることから、式(10)より、熱放散係数Hの温度係数38とΔTh/Rhの温度係数39とは互いに打ち消し合い、クロック計数値Nの温度係数40の絶対値は非常に小さくなる。したがって、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサでは、デジタル出力21の温度依存性を非常に小さくすることができる。
ここで、本発明の第1〜第4の実施の形態に係る熱式流量センサ、すなわち電圧制御電流源15を備えず、発熱抵抗体1にDA変換器13からのアナログ電圧が印加される構成の温度依存性について考察する。
このような構成では、加熱電流が発熱抵抗体1の抵抗値の変化に応じて変化するため、IHおよびILが温度依存性を持つことになる。この場合、式(10)において、温度依存性を持つIHおよびILを、温度依存性を持たない、すなわち発熱抵抗体1の抵抗値の変化に関わらず変化しないDA変換器13の出力電圧VHおよび出力電圧VLに変換すると次式が得られる。
Figure 0004790405
Figure 0004790405
式(18)から判るように、ΔTh/Rhの項がΔTh×Rhとなってしまう。すなわち、熱放散係数Hの温度係数38とΔTh×Rhの温度係数とが互いに打ち消し合わないため、クロック計数値Nの温度係数40の絶対値が小さくならず、デジタル出力21の温度依存性を小さくすることができなくなる。
図20は、クロック計数値Nの温度特性のシミュレーション結果を示す図である。
同図を参照して、41で示す線が−20℃の場合の流量換算ドリフトであり、42で示す線が80℃の場合の流量換算ドリフトである。
同図より、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサでは、−20〜80℃の温度範囲、かつ0〜250g/sの流量範囲において流量換算ドリフトがほぼ±2%以内であり、温度依存性の非常に低い優れた温度特性を得ることができることが分かる。
ところで、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサでは、比較部81が発熱体温度検出体2の中間点97および流体温度検出体3の中間点98の電圧を比較し、比較結果をデジタル出力する。そして、カウンター18が、フリップフロップ11から受けたデータがHレベルである間、クロック23の数をカウントする。カウンター18のクリア直前のカウント値が11bitの熱式流量センサのデジタル出力21となり、更新信号25および更新信号26の1周期ごとにデジタル出力21が更新される。このような構成により、本発明の第1の実施の形態と同様に、センサのアナログ出力をデジタル出力に変換するためにAD変換器を備える必要がなくなり、回路構成の簡易化を図ることができる。また、11bitの分解能、および2kHzの周波数応答を有するデジタル出力21を得ることができるため、高分解能かつ高速応答のセンサ出力を得ることができる。
また、特許文献2および非特許文献1記載の熱式流量センサでは、センサ出力の温度依存性を抑制するための対策がとられていない。また、非特許文献2記載の熱式流量センサでは、センサ出力の温度依存性を抑制するための対策がとられているが、2つの熱電対をそれぞれ異なる温度に制御する必要があり、回路構成が複雑になるという問題点がある。しかしながら、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサでは、電圧制御電流源15が、比較部81の比較結果を表わすデジタル出力に基づいて加熱電流を発熱抵抗体1に供給し、発熱抵抗体1の抵抗値の変化に関わらず加熱電流を一定に保つ。このような構成により式(16)が成り立ち、熱放散係数Hの温度係数38とΔTh/Rhの温度係数39とが互いに打ち消し合い、クロック計数値Nの温度係数40の絶対値が非常に小さくなる。したがって、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサでは、センサ出力として高分解能かつ高速応答のデジタル出力を得ることができるとともにセンサ出力の温度依存性を抑制することができる。
なお、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサでは、比較器10は、中間点97および中間点98の電圧を比較する構成としたが、これに限定するものではない。良好な温度特性を得るためには、発熱抵抗体1と流体との温度差△Thが流量増大とともに大きくなることが必要なのであり、この現象は、比較器10が、発熱体温度検出体2の中間点でない端部以外の電圧、および流体温度検出体3の中間点でない端部以外の電圧を比較する構成であっても実現可能である。すなわち、式(14)におけるパラメータrが流量とともに大きくなるように、Rsu,Rsdの値を調整することでセンサ出力の温度依存性を抑制することが可能である。
また、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサでは、電圧制御電流源15は、DA変換器13から受けたアナログ電圧を電流に変換して加熱電流I16として発熱抵抗体1に供給する構成としたが、これに限定するものではない。熱式流量センサがDA変換器13を備えない構成であっても、電圧制御電流源15が比較部81の出力データのHレベルおよびLレベルを適切な電流量の加熱電流に変換し、発熱抵抗体1に供給する構成であればよい。ただし、熱式流量センサがDA変換器13を備える構成は、比較部81の出力データに対応する加熱電流量を容易に調整することができるため、好ましい構成である。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第6の実施の形態>
本実施の形態は、DA変換器の分解能を増やした熱式流量センサに関する。以下で説明する内容以外の構成および動作は第5の実施の形態に係る熱式流量センサと同様である。
図21は、本発明の第6の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。同図を参照して、熱式流量センサは、第5の実施の形態に係る熱式流量センサに対して、DA変換器13の代わりにDA変換器61を備える。
DA変換器61の分解能はn(nは2以上の自然数)bitである。DA変換器61の端子D1がMSB(Most Significant Bit)に対応し、端子DnがLSB(Least Significant Bit)に対応する。フリップフロップ11の出力が端子D1および端子D2に接続され、端子Dn−1および端子DnがHレベルに接続されている。
このように、フリップフロップ11の出力を端子D1〜Dnのいずれに接続するか、また、フリップフロップ11の出力を接続しない端子をHレベルに接続するか、またはLレベルに接続するかを選択することによって、比較器10の比較結果に対応するDA変換器61の出力電圧を細かく調整することができ、電圧制御電流源15から供給されるH電流の電流値IHおよびL電流の電流値ILを細かく調整することができる。そして、式(10)から、クロック計数値NのオフセットはILの項に対応し、また、ゲインが1/(IH−IL)の項に対応することから、IHおよびILを調整することで、クロック計数値Nのオフセットおよびゲインを調整することができる。
したがって、本発明の第6の実施の形態に係る熱式流量センサでは、第5の実施の形態に係る熱式流量センサに対して、DA変換器61の分解能を複数ビットとすることで新たな回路を追加することなくクロック計数値N、すなわち熱式流量センサのデジタル出力21のオフセットおよびゲインをさらに細かく調整することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第7の実施の形態>
本実施の形態は、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサに対して比較部81および出力演算部82の構成を第1の実施の形態と同様にした熱式流量センサに関する。以下で説明する内容以外の構成および動作は第1および第5の実施の形態に係る熱式流量センサと同様である。
図22は、本発明の第7の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。同図を参照して、熱式流量センサは、第5の実施の形態に係る熱式流量センサに対して、DA変換器13の代わりにDA変換器63を備える。比較部81は、差動増幅器43と、AD変換器44と、フリップフロップ62とを含む。出力演算部82は、カウンター64a〜64cと、フリップフロップ65と、重み付け加算器45とを含む。
DA変換器63は、フリップフロップ62から受けたデータD1〜D3を固定電源14から供給される基準電圧Vrefに基づいてアナログ電圧に変換して出力する。また、DA変換器63の分解能は3bitである。
中間点97および中間点98の電圧差が小さいときには差動増幅器43の出力電圧が小さくなるため電圧制御電流源15から発熱抵抗体1に供給される電流は小さくなり、中間点97および中間点98の電圧差が大きいときには差動増幅器43の出力電圧が大きくなるため電圧制御電流源15から発熱抵抗体1に供給される電流は大きくなる。また、AD変換器44の分解能は3bitであるため発熱抵抗体1に供給される電流は8段階に変化する。
ここで、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサでは、クロック23の1クロックで最大1のセンサ出力が得られるが、本発明の第7の実施の形態に係る熱式流量センサでは、AD変換器44の分解能が3bitであることから、1回のクロック動作、すなわちクロック23の1クロックで最大7のセンサ出力を得ることができる。したがって、本発明の第7の実施の形態に係る熱式流量センサでは、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサに対して7倍の分解能を実現することができる。
また、本発明の第7の実施の形態に係る熱式流量センサでは、第5の実施の形態に係る熱式流量センサと同等の周波数応答および分解能を実現するように構成されている。すなわち、カウンター64a〜64cのクロック、すなわちクロック23の周波数を本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサの1/7に落としている。具体的には、クロック23の周波数を5MHzから714kHzに落とす。また、更新信号25および更新信号26が本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサと同様に2kHzとなるように更新信号生成器17を構成する。この場合、カウンター64a〜64cにおいて更新信号26の1周期でカウントされるクロック23のクロック数は1/7に減少するため、カウンター64a〜64cの出力ビット数を11bitから9bitに減らすことができる。そして、重み付け加算器45は、カウンター64a〜64cのカウント結果CNTQ1〜CNTQ3をそれぞれ1倍、2倍または4倍した後加算するため、デジタル出力21は11bitとなる。
したがって、本発明の第7の実施の形態に係る熱式流量センサでは、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサに対してクロック23を低速にしても、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサと同等の11bitの分解能、および2kHzの周波数応答を有するデジタル出力21を得ることができるため、高速動作を実現するための特別な回路素子の代わりに低速動作用の回路素子を使用することができ、回路構成の簡易化および製造コストの低減をさらに図ることができる。
また、特許文献1記載の熱式流量センサはアナログ出力であり、デジタル出力を得るために単にアナログ出力にAD変換器を接続する構成では、センサの精度を向上するために高分解能のAD変換器を備える必要があり、回路構成が複雑になるという問題点があった。しかしながら、本発明の第7の実施の形態に係る熱式流量センサでは、11bitの分解能を有するデジタル出力21を得るためにはAD変換器44の分解能を3bitにすればよく、高分解能のAD変換器を備えることによる回路構成の複雑化および製造コストの増大を防ぐことができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第8の実施の形態>
本実施の形態は、第7の実施の形態に係る熱式流量センサに対してAD変換器44の出力データのカウント方法を変更した、すなわち比較部81および出力演算部82の構成を第2の実施の形態と同様にした熱式流量センサに関する。以下で説明する内容以外の構成および動作は第2および第7の実施の形態に係る熱式流量センサと同様である。
図23は、本発明の第8の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。同図を参照して、熱式流量センサは、第7の実施の形態に係る熱式流量センサに対して、出力演算部82は、加算器46と、フリップフロップ47と、フリップフロップ66とを含む。
本発明の第8の実施の形態に係る熱式流量センサでは、第7の実施の形態に係る熱式流量センサと同様に、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサに対してクロック23を低速にしても、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサと同等の11bitの分解能、および2kHzの周波数応答を有するデジタル出力21を得ることができるため、高速動作を実現するための特別な回路素子の代わりに低速動作用の回路素子を使用することができ、回路構成の簡易化および製造コストの低減をさらに図ることができる。
また、本発明の第8の実施の形態に係る熱式流量センサでは、第7の実施の形態に係る熱式流量センサと同様に、11bitの分解能を有するデジタル出力21を得るためにはAD変換器44の分解能を3bitにすればよく、高分解能のAD変換器を備えることによる回路構成の複雑化および製造コストの増大を防ぐことができる。さらに、本発明の第8の実施の形態に係る熱式流量センサでは、加算器46が比較部81の出力データを直接加算するため、カウンター64a〜64cが不要となる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第9の実施の形態>
本実施の形態は、第5の実施の形態に係る熱式流量センサに対して比較器10の出力のカウント方法を変更した、すなわち比較部81および出力演算部82の構成を第3の実施の形態と同様にした熱式流量センサに関する。以下で説明する内容以外の構成および動作は第3および第5の実施の形態に係る熱式流量センサと同様である。
図24は、本発明の第9の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。同図を参照して、熱式流量センサは、第5の実施の形態に係る熱式流量センサに対して、DA変換器13の代わりにDA変換器63を備える。比較部81は、比較器10を含む。出力演算部82は、カウンター64a〜64cと、フリップフロップ65と、重み付け加算器45とを含む。カウンター部83は、カウンター48と、ANDゲート49と、NANDゲート50と、インバーター67とを含む。
本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサでは、クロック23の1クロックで最大1のセンサ出力が得られるが、本発明の第9の実施の形態に係る熱式流量センサでは、カウンター48が3bitのカウント結果を出力することから、1回のクロック動作、すなわちクロック23の1クロックで最大7のセンサ出力を得ることができる。したがって、本発明の第9の実施の形態に係る熱式流量センサでは、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサに対して7倍の分解能を実現することができる。
また、本発明の第9の実施の形態に係る熱式流量センサでは、出力演算部82の構成が第7の実施の形態に係る熱式流量センサと同様であるため、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサに対してクロック23を低速にしても、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサと同等の11bitの分解能、および2kHzの周波数応答を有するデジタル出力21を得ることができるため、高速動作を実現するための特別な回路素子の代わりに低速動作用の回路素子を使用することができ、回路構成の簡易化および製造コストの低減をさらに図ることができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第10の実施の形態>
本実施の形態は、第8の実施の形態および第9の実施の形態に係る熱式流量センサの一部を組み合わせた熱式流量センサに関する。以下で説明する内容以外の構成および動作は第5の実施の形態に係る熱式流量センサと同様である。
図25は、本発明の第10の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。同図を参照して、比較器10の出力データがHレベルである継続時間を比較部81がクロック23のクロック数としてカウントする構成は、第9の実施の形態に係る熱式流量センサと同様である。
また、出力演算部82が更新信号25の1周期間における加熱電流レベルの総量を算出してデジタル出力21として出力する構成は、第8の実施の形態に係る熱式流量センサと同様である。
したがって、本発明の第10の実施の形態に係る熱式流量センサでは、第8の実施の形態および第9の実施の形態に係る熱式流量センサと同様に、本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサに対して、7倍の分解能を実現し、あるいは、高速動作を実現するための特別な回路素子の代わりに低速動作用の回路素子を使用することができ、回路構成の簡易化および製造コストの低減をさらに図ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。 クロック23、分周クロック24、更新信号25および更新信号26のタイミングチャートである。 (a)は、小流量時の中点7および中点8の電圧、クロック23ならびに加熱電流を示す図である。(b)は、大流量時の中点7および中点8の電圧、クロック23ならびに加熱電流を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。 (a)は、小流量時の中点7および中点8の電圧、クロック23ならびに加熱電流を示す図である。(b)は、大流量時の中点7および中点8の電圧、クロック23ならびに加熱電流を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。 電圧制御電流源15の構成を示す回路図である。 電圧制御電流源15の他の構成例を示す回路図である。 本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサの検出エレメントの平面図である。 図11のA−A’の断面図である。 発熱抵抗体1および発熱体温度検出体2周辺部の拡大図である。 流体温度検出体3周辺部の拡大図である。 本発明の第5の実施の形態に係る熱式流量センサの取り付け形態を示す図である。 (a)は、小流量時の中間点97および中間点98の電圧ならびに比較器10の出力を示す図である。(b)は、大流量時の中間点97および中間点98の電圧ならびに比較器10の出力を示す図である。 シミュレーションにより算出した、クロック計数値Nの流量依存性を示すグラフ図である。 シミュレーションにより算出した、ΔThの流量依存性を示すグラフ図である。 デジタル出力21の温度係数の流量依存性を示す図である。 クロック計数値Nの温度特性のシミュレーション結果を示す図である。 本発明の第6の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第7の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第8の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第9の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第10の実施の形態に係る熱式流量センサの構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
1 発熱抵抗体、2 発熱体温度検出体(第1の温度検出体)、3 流体温度検出体(第2の温度検出体)、4〜6 固定抵抗、7〜8 中間点、9 固定電源、10 比較器、11 フリップフロップ、12 クロック発生器、13,61,63 DA変換器、14 固定電源、15 電圧制御電流源、17 更新信号生成器、17a 分周器、17b 遅延回路、17c ゲート、18,48,64a〜64c カウンター、19,67 インバーター、20,47,62,65,66 フリップフロップ、22,49 ANDゲート、27 ダイヤフラム、28 シリコン基板、31 絶縁膜、44 AD変換器、45 重み付け加算器、46 加算器、50 NANDゲート、70 センサ支持部、43,71〜72 差動増幅器、73〜77 抵抗、81 比較部、82 出力演算部、83 カウンター部、97〜98 中間点。

Claims (9)

  1. 流体の流量を測定する熱式流量センサであって、
    供給される加熱電流により発熱する発熱抵抗体と、
    前記発熱抵抗体の温度に応じて抵抗値が変化する第1の温度検出体および前記流体の温度に応じて抵抗値が変化する第2の温度検出体を含むブリッジ回路
    前記ブリッジ回路の中点電圧の差を量子化することによってデジタル値に変換して出力する比較部と、
    前記比較部の出力をDA変換することによって前記デジタル値に応じた大きさを有するパルス状のアナログ信号前記発熱抵抗体に前記加熱電流として供給するDA変換器と、
    所定期間前記比較部の出力を積算し、前記積算結果を前記測定対象である流体の前記所定期間中の流量として出力する出力演算部とを備える熱式流量センサ。
  2. 流体の流量を測定する熱式流量センサであって、
    供給される加熱電流により発熱する発熱抵抗体と、
    前記発熱抵抗体の温度に応じて抵抗値が変化する第1の温度検出体および前記流体の温度に応じて抵抗値が変化する第2の温度検出体を含むブリッジ回路
    前記ブリッジ回路の中点電圧の大小を比較することによって1ビットのデジタル値に変換して出力する比較部と、
    前記比較のデジタル出力が一定値となる継続時間をクロック数によってカウントするカウンタ部と、
    前記カウンタ部の出力をDA変換することによって、前記カウンタ部の出力に応じた大きさを有するアナログ信号前記発熱抵抗体に前記加熱電流として供給するDA変換器と、
    所定期間前記カウンタ部の出力を積算し、前記積算結果を前記測定対象である流体の前記所定期間中の流量として出力する出力演算部とを備える熱式流量センサ。
  3. 流体の流量を測定する熱式流量センサであって、
    供給される加熱電流により発熱する発熱抵抗体と、
    前記発熱抵抗体の温度に応じて抵抗値が変化する第1の温度検出体を含む第1の回路部と、
    前記流体の温度に応じて抵抗値が変化する第2の温度検出体を含む第2の回路部を備え
    前記第1の回路部と前記第2の回路部とは並列に接続されることによってブリッジ回路を構成し、
    前記熱式流量センサは、さらに、
    前記第1の温度検出体の両端部以外の電圧、および前記第2の温度検出体の両端部以外の電圧を比較し、前記比較結果を量子化することによってデジタル値に変換して出力する比較部と、
    前記比較のデジタル出力に基づいて、かつ、前記発熱抵抗体の抵抗値の変化に関わらず前記加熱電流の値を決定し、前記決定した値の加熱電流を前記発熱抵抗体に供給する電圧制御電流源と、
    所定期間中の前記比較のデジタル出力に基づいて、前記測定対象である流体の前記所定期間中の流量を演算し、前記演算結果をデジタル出力する出力演算部とを備える熱式流量センサ。
  4. 前記比較部は、前記第1の温度検出体の中間点の電圧、および前記第2の温度検出体の中間点の電圧を比較し、前記比較結果を量子化することによってデジタル値に変換して出力する請求項3記載の熱式流量センサ。
  5. 前記出力演算部は、前記所定期間中の前記比較のデジタル出力に基づいて、前記所定期間中に前記加熱電流の電流量が所定値以上であった時間の総和を計測し、前記時間総和計測結果を前記測定対象である流体の前記所定期間中の流量として出力する請求項3記載の熱式流量センサ。
  6. 前記熱式流量センサは、さらに、前記比較のデジタル出力をDA変換することによって前記デジタル値に応じた大きさを有するアナログ信号に変換するDA変換器を備え、
    前記電圧制御電流源は、前記DA変換器の出力に基づいて前記加熱電流を供給する請求項3記載の熱式流量センサ。
  7. 前記DA変換器は、2ビット以上の分解能を有する請求項6記載の熱式流量センサ。
  8. 前記熱式流量センサは、さらに、前記比較のデジタル出力が一定値となる継続時間をクロック数によってカウントするカウンタ部を含み、
    前記電圧制御電流源は、前記カウント結果に基づいて前記加熱電流を供給し、
    前記出力演算部は、前記所定期間前記カウント結果を積算し、前記積算結果を前記測定対象である流体の前記所定期間中の流量として出力する請求項3記載の熱式流量センサ。
  9. 前記比較部は、前記第1の温度検出体の両端部以外の電圧、および前記第2の温度検出体の両端部以外の電圧の差を量子化することによってデジタル値に変換して出力し、
    前記出力演算部は、前記所定期間前記比較部のデジタル出力を積算し、前記積算結果を前記測定対象である流体の前記所定期間中の流量として出力する請求項3記載の熱式流量センサ。
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