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JP4790491B2 - 自動制動制御装置 - Google Patents

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JP4790491B2
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Description

本発明は、貨物や乗客を輸送するための大型車(トラック、バス)に利用する。
自動車の電子制御化は、日進月歩で進歩し、これまでは運転者の判断のみに頼っていた事象についても車載したコンピュータによって行われるようになった。
その一つの例として、先行車と自車との間の距離(車間距離)をレーダによって監視し、車間距離が異常に接近した場合には、自動的に適切な制動制御を行い、万が一の衝突時に、その被害を小さく抑えるという自動制動制御装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−31967号公報 特開平11−180274号公報
上述した自動制動制御装置は、乗用車においては既に実用化されつつあるが、同様の機能を、貨物や乗客を輸送するための大型車(トラック、バス)に利用しようとしたときに、解決しなければならない問題がある。
すなわち、大型車は乗用車と比較して質量がきわめて大きく、また、運転者自身の安全の他に、乗客や貨物の安全を確保しなければならず、乗用車の自動制動制御で行われているような単純な急制動制御だけでは所期の目的を達成することは困難であり、乗用車の場合と比較してより高度な自動制動制御を行う必要がある。しかし、そのような手段が確立されていないため、トラックやバスにおける自動制動制御装置は未だ実用化されていない。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、トラックやバスにおける自動制動制御を実現することができる自動制動制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、自車の進行方向に有る対象物との距離を含むセンサ出力に基づき運転操作がなくとも自動的に制動制御を行う制御手段を備えた自動制動制御装置である。
ここで、本発明の特徴とするところは、前記制御手段は、前記センサ出力により得られた前記対象物と自車との相対距離および相対速度とに基づき導出される前記対象物と自車とが所定距離以下となるまでに要する予測時間が設定値を下回ったときに自動的に、時系列的に複数段階にわたり制動力または制動減速度を徐々に増大させる段階的な制動制御を行う段階的制動制御手段を備え、自車には、自車の横すべりを検出して自車の横すべりが検出されたときには自車の横すべりを抑止する姿勢制御手段が設けられており、前記段階的制動制御手段は、前記段階的な制動制御の実行以前あるいは実行中に前記姿勢制御手段による横すべり抑止制御が実行されたときには、前記段階的な制動制御を禁止する手段を備えたところにある。前記姿勢制御手段は、例えば、車輪の空転を検出することにより自車の横すべりを検出する手段を備える。
前記対象物と自車との相対距離および相対速度とに基づき導出される前記対象物と自車とが所定距離以下となるまでに要する予測時間とは、例えば、対象物と自車とが衝突するまでに要する予測時間(以下では、TTC(Time To Collision)と呼ぶ)である。
すなわち、本発明の自動制動制御装置は、段階的な制動制御を行うことにより、トラックやバスなどの大型車においても車両の安定性を保ちつつ、衝突の際の衝撃を和らげることができる装置である。
また、一方で、降雨時あるいは降雪時などのように、路面の摩擦係数が小さい状況下では、自車が制動を行うことによってスリップが発生し、横すべりする可能性が否めない。このようなスリップが原因となり発生する横すべりを含めた横すべりを抑止するための姿勢制御手段が知られている(例えば、特許文献2参照)。
このような姿勢制御手段による横すべり抑止制御が実行されるような路面の摩擦係数が小さい状況下では、あえて自動制動制御を行わず、運転者による操作に任せることの方がむしろ被害を軽減できる場合もある。よって、本発明では、段階的な制動制御の実行以前あるいは実行中に姿勢制御手段による横すべり抑止制御が実行されたときには、段階的な制動制御を禁止する。
また、本来、自動制動制御装置は、運転者の脇見運転や居眠り運転を想定した安全対策手段であるから、前記禁止する手段により前記段階的な制動制御が禁止されたときには、運転者の注意を喚起する警報を発出する手段を備えることが望ましい。
また、自車速が所定値未満であり、操舵角あるいはヨーレイトのとる値が所定範囲外であるときには、前記段階的制動制御手段の起動を禁止する手段を備えることができる。
すなわち、本発明の自動制動制御装置が行う段階的制動制御は、例えば、制動制御開始以前の自車速が60km/h以上であり、車線変更中や急カーブ走行中などのような大きなハンドル操作を行っていない状態での使用を想定しているため、それ以外の走行状態では、段階的制動制御の起動を制限することができる。
例えば、制動制御開始以前の自車速が60km/h未満であれば、車両の有する運動エネルギは少ないため、従来から乗用車に適用されているような単純な急制動制御を行っても支障はないので、段階的制動制御の起動を制限する。また、例えば、制動制御開始以前の操舵角が+30度以上あるいは−30度以下であれば、これは車線変更中や急カーブ走行中であるので、段階的制動制御の適用事象外であり起動を制限する。この場合には、操舵角の代わりにヨーレイトを用いてもよい。
本発明によれば、トラックやバスにおける自動制動制御を実現することができる。特に、制動制御時の横すべり発生にも対処することができる。
本発明実施例の自動制動制御装置を図1ないし図7を参照して説明する。図1は本実施例の制御系統構成図である。図2は姿勢制御ECUにおける制御手順を示すフローチャートである。図3は本実施例の制動制御ECUにおける制動制御手順を示すフローチャートである。図4は制動制御ECUが有する空積時の制動パターンを示す図である。図5は制動制御ECUが有する半積時の制動パターンを示す図である。図6は制動制御ECUが有する定積時の制動パターンを示す図である。図7は制動制御ECUが有する本格制動パターンを示す図である。
図1に示すように、制動制御ECU4、ゲートウェイECU5、メータECU6、エンジンECU8、軸重計9、EBS(Electric Breaking System)_ECU10、姿勢制御ECU16はVehicleCAN(J1939)7を介してそれぞれ接続される。
また、ステアリングセンサ2、ヨーレイトセンサ3、車速センサ13、車輪速センサ14は、ゲートウェイECU5を介してVehicleCAN(J1939)7にそれぞれ接続され、これらのセンサ情報は、制動制御ECU4に取り込まれる。また、ブレーキ制御は、EBS_ECU10がブレーキアクチュエータ11を駆動することによって行われる。なお、EBS_ECU10に対するブレーキ指示は、運転席(図外)のブレーキ操作および制動制御ECU4によって行われる。運転者によるブレーキ操作の情報を含むブレーキ情報もEBS_ECU10が出力して制動制御ECU4に取り込まれる。エンジンECU8は、エンジン12の燃料噴射量制御その他のエンジン制御を行う。なお、エンジンECU8に対する噴射量制御指示は運転席のアクセル操作によって行われる。また、制動制御ECU4により出力された警報表示やブザー音がメータECU6により運転席の表示部(図示省略)に表示される。ステアリングセンサ2以外の操舵に関連する制御系統は本発明とは直接関係が無いので図示を省略した。
本実施例は、図1に示すように、自車の進行方向に有る先行車あるいは落下物などの対象物との距離を測定するミリ波レーダ1、操舵角を検出するためのステアリングセンサ2、ヨーレイトを検出するためのヨーレイトセンサ3、自車速を検出するための車速センサ13などのセンサ出力に基づき運転操作がなくとも自動的に制動制御を行う制動制御ECU4を備えた自動制動制御装置である。
制動制御ECU4は、ミリ波レーダ1および車速センサ13からのセンサ出力により得られた前記対象物と自車との相対距離および相対速度とに基づき導出されるTTCが設定値を下回ったときに自動的に、時系列的に複数段階にわたり制動力を徐々に増大させる段階的な制動制御を行う。この段階的制動制御は、例えば、図4に示すように、時系列的に三段階にわたり制動力を徐々に増大させる。
図4の例では、まず、「警報」と記された第一段階で、0.1G程度の制動をTTC2.4秒から1.6秒までかける。この段階では、未だ、いわゆる急制動がかかった状態にはなっておらず、ストップランプが点灯することにより後続車に対し、これから急制動が行われることを知らせることができる。次に、「拡大領域制動」と記された第二段階で、0.3G程度の制動をTTC1.6秒から0.8秒までかける。最後に、「本格制動」と記された第三段階で、最大の制動(0.5G程度)をTTC0.8秒から0秒までかける。
なお、運転者が上記に示した制動力以上の強い制動操作を行った場合には、より強い制動力が優先して働くようにする。ただし、運転者の制動操作は、EBS_ECU10に対するブレーキ指示として作用し、運転者が万が一過剰な制動操作を行った場合でも自車がABS(Antilock Brake System)機能あるいは走行姿勢安定化機能を有する場合には、EBS_ECU10がこれらの機能に基づいて適切にブレーキアクチュエータ11の制動力を調整する。本実施例の場合には、走行姿勢安定化機能として後述する姿勢制御ECU16を有する。なお、ABS機能については本発明とは直接関係が無いので言及しない。
なお、以下の説明では、先行車を対象として説明するが、本実施例の自動制動制御装置は、道路上の落下物などに対しても有効である。
自車には、自車の横すべりを検出して自車の横すべりが検出されたときには自車の横すべりを抑止する姿勢制御ECU16が設けられている。姿勢制御ECU16は、例えば、車輪の空転を検出する車輪速センサ14により自車の横すべりを検出し、横すべり検出時には然るべき横すべり抑止制御を実行する。なお、姿勢制御ECU16が横すべりを検出する手法には、車輪速センサ14による車輪の空転検出の他にも自車速、自車の加速度、自車のヨーレイトその他の多数のパラメータを用いて検出精度を高めた手法(例えば、特許文献2参照)があるが本実施例では説明をわかりやすくするために、車輪速センサ14による車輪の空転検出を用いた手法について説明する。
制動制御ECU4は、段階的な制動制御の実行以前あるいは実行中に姿勢制御ECU16による横すべり抑止制御が実行されたときには、段階的な制動制御を禁止する。さらに、段階的な制動制御が禁止されたときには、運転者の注意を喚起する警報を発出する。
すなわち、姿勢制御ECU16による横すべり抑止制御が実行されるような路面の摩擦係数が小さい状況下では、あえて自動制動制御を行わず、運転者による操作に任せることの方がむしろ被害を軽減できる場合もある。よって、本実施例では、段階的な制動制御の実行以前あるいは実行中に姿勢制御ECU16による横すべり抑止制御が実行されたときには、制動制御ECU4は、段階的な制動制御を禁止する。
また、本来、自動制動制御装置は、運転者の脇見運転や居眠り運転を想定した安全対策手段であるから、制動制御ECU4が段階的な制動制御が禁止するときには、運転者の注意を喚起する警報を発出する。警報はメータECU6を介して運転席に設けられ表示部(図示省略)に表示される。この表示部は、例えば、スピーカや表示パネルであり、ブザー音や光の点滅によって運転者に警報表示する。
ここで、姿勢制御ECU16の制御手順を図2を参照して説明する。図2に示すように、姿勢制御ECU16は、車輪速センサ14から車輪速情報を取得し(S1)、姿勢制御の必要の有無を検出する(S2)。例えば、右後輪および左後輪の車輪速を比較し、いずれか一方の車輪速が他方の車輪速よりも著しく速い場合には、後輪の左右の一方がスリップ状態にあり、他方がロック状態にあることがわかる。このような状態は、すなわち横すべり状態を表している。このような横すべり状態を検出したときには、例えば、ロック状態にある側の後輪の制動力を減じさせるような姿勢制御情報を出力する(S3)。これはロック状態にある側の後輪のグリップ力を回復させ、左右後輪が均等に制動力を発揮できるようにするための指示である。なお、姿勢制御の詳細な手法に関しては、例えば、特許文献2で開示されているように、既に公知の手法であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
また、図4、図5、図6は、それぞれ制動制御ECU4が有する、空積時、半積時、定積時の制動パターンを示す図であるが、図4、図5、図6に示すように、制動制御ECU4の制動パターン選択部40は、積載貨物や乗客の重量に応じて制動パターンを選択する。選択する方法としては、制動制御ECU4の制動パターン記憶部41に、予め「空積時」、「半積時」、「定積時」における制御パターンを複数記憶しておき、制動パターン選択部401が重量に応じてこれらの制動パターンから適合(または近似)する制動パターンを選択することにより実現できる。積載貨物や乗客の重量情報は、図1に示す軸重計9によって得られ、制動制御ECU4に取り込まれる。
また、自車速が60km/h未満であり、操舵角が+30度以上あるいは−30度以下であるときには、制動制御ECU4は、段階的制動制御の起動を禁止する。なお、操舵角に代えてヨーレイトを用いることもできる。
すなわち、本実施例の自動制動制御装置が行う段階的制動制御は、制動制御開始以前の自車速が60km/h以上であり、車線変更中や急カーブ走行中などのような大きなハンドル操作を行っていない状態での使用を想定しているため、それ以外の走行状態では、段階的制動制御の起動を制限することができる。
また、制動制御開始以前の自車速が60km/h未満であれば、車両の有する運動エネルギは少ないため、従来から乗用車に適用されているような単純な急制動制御を行っても支障はなく、段階的制動制御を実施する有用性は低いので、段階的制動制御の起動を制限する。または、制動制御開始以前の操舵角が+30度以上あるいは−30度以下であれば、これは車線変更中や急カーブ走行中であるので、段階的制動制御の適用事象外であり段階的制動制御の起動を制限する。この場合には、操舵角の代わりにヨーレイトを用いてもよい。
本実施例では、制動制御開始以前の自車速が60km/h未満であり15km/h以上である場合には、段階的制動制御は行わないが、図7に示すように、図4(b)〜図6(b)に示す本格制動制御のみは実施することとする。このような本格制動制御のみを実施する場合は、乗用車に用いられている従来の自動制動制御と同等の制動制御を適用することができる。なお、このような従来と同等の自動制動制御を適用する場合には車線変更中や急カーブ走行中であるか否かを判断するステップは必要ない。
次に、本実施例の自動制動制御装置の動作を図3のフローチャートを参照しながら説明する。図3は空積時(図4)の制動パターンを例にとって説明を行うが、その他の制動パターン(半積時(図5)、定積時(図6))においても図3のフローチャートの手順に準じる。図3に示すように、制動制御ECU4は、先行車との車間距離および先行車の車速をミリ波レーダ1により測定して監視する。また、自車速を車速センサ13により測定して監視する。さらに、軸重計9により積載貨物や乗客の重量を測定して監視する。制動制御ECU4の制動パターン選択部40は、当該重量の測定結果に基づき制動パターン(図4〜図6)のうちから適合(または近似)する制動パターンを予め選択する(S11)。以下の説明は、図4の制動パターンを選択した例である。また、制動制御ECU4は、姿勢制御ECU16の姿勢制御情報により姿勢制御ECU16による横すべり抑止制御実行の有無を監視している。
続いて、制動制御ECU4は、車間距離、自車速、先行車の車速によりTTCを計算する(S12)。計算方法は、
車間距離/(自車速−先行車の車速)
である。制動制御ECU4は、制動制御開始以前の自車速が60km/h以上であり(S13)、制動制御開始以前の操舵角が+30度以下であり−30度以上であり(S14)、TTCが図4(a)に示す(1)の領域にあり(S15)、さらに、このとき姿勢制御ECU16により横すべり抑止制御が実行されていなければ(S18)、「警報」制動制御を実行する(S19)。また、TTCが図4(a)に示す(1)の領域にあり(S15)、さらに、このとき姿勢制御ECU16により横すべり抑止制御が実行されていれば(S18)、制動制御を禁止して運転者に警報を発出する(S18)。
また、TTCが図4(a)に示す(2)の領域にあり(S16)、さらに、このとき姿勢制御ECU16により横すべり抑止制御が実行されていなければ(S20)、「拡大領域制動」制御を実行する(S21)。また、TTCが図4(a)に示す(2)の領域にあり(S16)、さらに、このとき姿勢制御ECU16により横すべり抑止制御が実行されていれば(S20)、制動制御を禁止して運転者に警報を発出する(S28)。
また、TTCが図4(a)に示す(3)の領域にあり(S17)、さらに、このとき姿勢制御ECU16により横すべり抑止制御が実行されていなければ(S22)、「本格制動」制御を実行する(S23)。また、TTCが図4(a)に示す(3)の領域にあり(S17)、さらに、このとき姿勢制御ECU16により横すべり抑止制御が実行されていれば(S22)、制動制御を禁止して運転者に警報を発出する(S28)。
また、制動制御開始以前の自車速が60km/h未満15km/h以上であり(S13、S24)、TTCが図4(c)に示す(4)の領域にあれば(S25)、制動制御ECU4は、運転者に対して先行車との相対距離が近いことを報知する(S26)。報知は、警報表示やブザー音により行う。
また、TTCが図4(c)に示す(5)の領域にあり(S27)、さらに、このとき姿勢制御ECU16により横すべり抑止制御が実行されていなければ(S22)、「本格制動」制御を実行する(S23)。また、TTCが図4(c)に示す(5)の領域にあり(S27)、さらに、このとき姿勢制御ECU16により横すべり抑止制御が実行されていれば(S22)、制動制御を禁止して運転者に警報を発出する(S28)。
なお、上記の操舵角の検出には、ステアリングセンサ2からの操舵角の代わりにヨーレイトセンサ3からのヨーレイトを利用することもできる。あるいは、操舵角とヨーレイトを併用してもよい。
ここで、図4〜図6について説明する。図4〜図6における直線c、f、i、lは、操舵回避限界直線と呼ばれるものである。また、図4〜図6における曲線B、D、F、Hは、制動回避限界曲線と呼ばれるものである。
すなわち、操舵回避限界直線とは、障害物までの一つの相対距離および障害物との一つの相対速度の関係において、所定のTTC以内にハンドル操作によって衝突を回避可能な限界を示す直線である。また、制動回避限界曲線とは、障害物までの一つの相対距離および障害物との一つの相対速度の関係において、所定のTTC以内に制動操作によって衝突を回避可能な限界を示す曲線である。
図4〜図6において、これらの直線または曲線の下側の領域の内、双方が共に関わる領域では、もはやハンドル操作によってもブレーキ操作によっても衝突を回避することはできない。
例えば、図4の空積時の例では、直線cは、TTCが0.8秒に設定されている。本実施例では、操舵回避限界直線cの上側に、TTCが1.6秒である場合の直線bを設け、TTCが2.4秒である場合の直線aを設ける。また、TTCが0.8秒に設定された制動回避限界曲線Bの上側にTTCが1.6秒に設定された曲線Aを設ける。
当初の車両の状態は、図4の黒点Gに示す障害物との相対距離および相対速度を有している。制動制御開始以前の自車速が60km/h以上であるときに、次第に相対距離が短くなり、直線aの位置に来たときには、警報モードとなる(領域(1))。警報モードでは、0.1G程度の制動をTTC2.4秒〜1.6秒までかける。この期間は、ストップランプを点灯させ、後続車にブレーキをかけることを知らせる意義がある。さらに相対速度が下がり、直線bの位置に来たときには、拡大領域制動モードとなる(領域(2))。拡大領域制動モードでは、0.3G程度の制動をTTC1.6秒〜0.8秒までかける。直線cの位置に来たときには、本格制動モードとなる(領域(3))。本格制動モードでは、最大の制動力(0.5G程度)をTTC0.8秒〜0秒までかける。図3のステップS12の計算によれば、このときに衝突が起こることになる。しかし、ステップS12の計算結果よりも実際のTTCは長くなる。
すなわち、本発明が対象とする自動制動制御装置におけるTTCの計算では、精密な距離測定や複雑な演算処理を極力省き、汎用の簡易な距離測定装置(例えば、ミリ波レーダ)や演算装置を用いることを前提としている。このような配慮は、車両の製造コストあるいは維持費を低く抑えるために有用である。
よって、厳密には、対象物である先行車と自車とは、制動(減速)によって等加速度運動を行っているのであるから、TTC計算も等加速度運動に基づき計算しなければならないところを、単に等速運動を行っているものとしてTTCを計算することにより、精密な距離測定や複雑な演算処理を省いている。
また、このような等速運動とみなした計算を行うことにより、計算されたTTCの値は実際のTTCの値よりも小さくなるが、これは安全側への誤差であるから容認しても何ら支障はない。
さらに、制動制御開始以前の自車速が15km/h以上であり60km/h未満であるときには、次第に相対距離が短くなり、直線bの位置に来たときには、報知モードとなる(領域(4))。報知モードでは、運転者に対して警報表示やブザー音によって、障害物との相対距離が短くなっていることを知らせる。直線cの位置に来たときには、本格制動モードとなる(領域(5))。本格制動モードでは、最大の制動力(0.5G程度)をTTC0.8秒〜0秒までかける。
本実施例では、このような段階的な制動制御を、姿勢制御ECU16による横すべり抑止制御実行中には禁止している。
また、積載貨物や乗客の重量が増すにつれて制動距離も長くなるため、操舵回避限界直線および制動回避限界曲線も図の上方にそれぞれ移動する。これにより、領域(1)、(2)、(3)
、(4)、(5)の面積は、積載貨物や乗客の重量に応じて大きくなる。
図4における直線a〜cは、図5における直線d〜f、図6における直線g〜iに対応し、図4における曲線A、Bは、図5における曲線C、D、図6における曲線E、Fに対応し、図4における黒点Gは、図5における黒点H、図6における黒点Iに対応する。
本発明によれば、トラックやバスにおける自動制動制御を実現することができ、交通安全に寄与することができる。特に、制動制御時の横すべり発生にも対処することができる。
本実施例の制御系統構成図。 姿勢制御ECUにおける制御手順を示すフローチャート。 本実施例の制動制御ECUにおける制動制御手順を示すフローチャート。 制動制御ECUが有する空積時の制動パターンを示す図。 制動制御ECUが有する半積時の制動パターンを示す図。 制動制御ECUが有する定積時の制動パターンを示す図。 制動制御ECUが有する本格制動パターンを示す図。
符号の説明
1 ミリ波レーダ
2 ステアリングセンサ
3 ヨーレイトセンサ
4 制動制御ECU
5 ゲートウェイECU
6 メータECU
7 VehicleCAN(J1939)
8 エンジンECU
9 軸重計
10 EBS_ECU
11 ブレーキアクチュエータ
12 エンジン
13 車速センサ
14 車輪速センサ
16 姿勢制御ECU
40 制動パターン選択部
41 制動パターン記憶部

Claims (4)

  1. 自車の進行方向に有る対象物との距離を含むセンサ出力に基づき運転操作がなくとも自動的に制動制御を行う制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記センサ出力により得られた前記対象物と自車との相対距離および相対速度とに基づき前記対象物と自車とが衝突するまでに要する予測時間を演算し、その予測時間が設定時間を下回ったときに自動的に段階的な制動制御を行う段階的制動制御手段を備え、
    この段階的制動制御手段は、第一制動段階、第二制動段階、第三制動段階と時系列的に3段階に制動力または制動減速度を大きくする制動制御手段であり、
    第一制動段階、第二制動段階、第三制動段階の制動は、一定の大きさの制動力または制動減速度が時間的に継続して与えられるものであり、
    前記予測時間が制動操作によって衝突を回避可能な限界の時間以前のあらかじめ設定された所定時間を下回ると第一制動段階の制動を制動操作によって衝突を回避可能な限界の時間まで継続して与え、
    前記予測時間が前記制動操作によって衝突を回避可能な限界の時間を下回るとハンドル操作によって衝突を回避できる限界の時間までは第二制動段階の制動を継続して与え、
    前記予測時間がハンドル操作によって衝突を回避できる限界の時間を下回ると第三制動段階の制動を継続して与える自動制動制御装置であって、
    自車には、自車の横すべりを検出して自車の横すべりが検出されたときには自車の横すべりを抑止する姿勢制御手段が設けられており、
    前記段階的制動制御手段は、前記段階的な制動制御の実行以前あるいは実行中に前記姿勢制御手段による横すべり抑止制御が実行されたときには、前記段階的な制動制御を禁止する手段を備えた
    ことを特徴とする自動制動制御装置。
  2. 前記姿勢制御手段は、車輪の空転を検出することにより自車の横すべりを検出する手段を備えた請求項1記載の自動制動制御装置。
  3. 前記禁止する手段により前記段階的な制動制御が禁止されたときには、運転者の注意を喚起する警報を発出する手段を備えた請求項1記載の自動制動制御装置。
  4. 自車速が所定値未満であり、操舵角あるいはヨーレイトのとる値が所定範囲外であるときには、前記段階的制動制御手段の起動を禁止する手段を備えた請求項1ないし3のいずれかに記載の自動制動制御装置。
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