JP4770081B2 - 自動販売機、管理装置、自動販売機の商品販売システム - Google Patents
自動販売機、管理装置、自動販売機の商品販売システム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機、管理装置、自動販売機の商品販売システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カード媒体を使用する自動販売機は、増加しており、特に、後払い方式のカード媒体(接触型または非接触型のICカード)を使用する自動販売機は、特定の利用者が使用する頻度の高い会社、学校等のロケーションに設置される。
【0003】
そして、利用者は、現金を携帯せずに商品を気軽に購入できるので、カード媒体を使用する自動販売機の稼働率は、現金を使用する自動販売機の稼働率と比べて向上するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の利用者は、カード媒体を携行しなければならないので、カード媒体を破損または紛失して商品を購入できなくなる問題があった。また、上記の会社、学校等は、カード媒体内の利用者識別情報の読み取り、商品の販売、および、商品の販売金額の決済を行うためのシステムを導入しなければならないので、システムの開発、設備投資、維持に高額の費用を要して普及の妨げとなる問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、後払い方式の決済を低額の費用で実現できる、自動販売機、管理装置、自動販売機の商品販売システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記問題点を解決するために創作されたものである。
【0007】
請求項1の自動販売機の商品販売システムは、利用者識別情報を記憶する記憶手段と、利用者識別情報を入力する入力手段と、前記記憶手段および前記入力手段からの利用者識別情報の比較結果に応じて商品を販売するとともに商品の売買取引を終了するための決済情報を作成する制御手段と、を有する自動販売機と、利用者識別情報を作成して利用者端末および前記自動販売機の記憶手段に送信し、前記自動販売機の制御手段からの決済情報を受信して決済処理を行う管理装置と、から成るものである。請求項11の管理装置は、利用者識別情報を記憶する記憶手段と、利用者識別情報を入力する入力手段と、前記記憶手段および前記入力手段からの利用者識別情報の比較結果に応じて商品を販売するとともに商品の売買取引を終了するための決済情報を作成する制御手段と、から成る自動販売機の決済を管理するものであって、利用者識別情報を作成して利用者端末および前記自動販売機の記憶手段に送信し、且つ、前記自動販売機の制御手段からの決済情報を受信して決済処理を行うものである。請求項21の自動販売機は、利用者識別情報を記憶する記憶手段と、利用者識別情報を入力する入力手段と、前記記憶手段および前記入力手段からの利用者識別情報の比較結果に応じて商品を販売するとともに商品の売買取引を終了するための決済情報を作成する制御手段と、を備え、前記記憶手段は、管理装置が作成する利用者識別情報を利用者端末とともに受信し、且つ、前記制御手段は、前記管理装置が決済情報を用いて決済処理を行うように決済情報を送信するものである。これより、利用者は、管理装置からの利用者識別情報を通常携行する携帯電話等を利用して記憶しておけばよいので、特別の媒体(カード媒体等)など携行せずに商品を気軽且つ確実に購入できる作用効果を奏する。また、自動販売機は、商品を販売するその都度、利用者識別情報の正誤を自動販売機自体で判別するので、管理装置との間の通信費用を低減できる作用効果を奏する。また、管理装置は、自動販売機の管理会社(オペレータ等)が集中管理すればよいので、システム自体の汎用性を高めて設置費用を低減できる作用効果を奏する。
【0008】
請求項2の自動販売機の商品販売システムは、請求項1に係り、請求項12の管理装置は、請求項11に係るものであり、前記管理装置は、前記利用者端末からの自動販売機選択情報を受信し、複数の自動販売機の中から自動販売機選択情報と対応する自動販売機を選択し、利用者識別情報をこの自動販売機の記憶手段に送信するものである。請求項22の自動販売機は、請求項21に係り、前記管理装置が、前記利用者端末から自動販売機選択情報を受信するとともに、複数の自動販売機の中から自動販売機選択情報と対応する自動販売機を選択したとき、この自動販売機の記憶手段は、前記管理装置から利用者識別情報を受信するものである。これより、利用者が商品購入を希望する自動販売機のみが当該利用者の利用者識別情報を記憶するので、第三者が他人の利用者識別情報を用いて商品を不正購入する不具合を低減できる作用効果を奏する。
【0009】
請求項3の自動販売機の商品販売システムは、請求項1または2に係り、請求項13の管理装置は、請求項11または12に係るものであり、前記管理装置は、利用者識別情報を一定期間毎に変更して、前記利用者端末および前記自動販売機の記憶手段に再送信するものである。請求項23の自動販売機は、請求項21または22に係り、前記記憶手段は、前記管理装置が一定期間毎に変更する利用者識別情報を、前記利用者端末とともに受信するものである。これより、利用者識別情報を固定しないので、第三者が他人の利用者識別情報を用いて商品を不正購入する不具合を更に低減できる作用効果を奏する。
【0010】
請求項4の自動販売機の商品販売システムは、請求項1乃至3の何れかに係り、請求項14の管理装置は、請求項11乃至13の何れかに係るものであり、前記管理装置は、前記自動販売機の制御手段から利用者識別情報および商品販売金額情報を関連付けた決済情報を受信するものである。請求項24の自動販売機は、請求項21乃至23の何れかに係り、前記制御手段は、利用者識別情報および商品販売金額情報を関連付けた決済情報を前記管理装置に送信するものである。これより、管理装置は、決済情報をそのまま使用できるので、迅速な決済処理を実現できる作用効果を奏する。
【0011】
請求項5の自動販売機の商品販売システムは、請求項4に係り、請求項15の管理装置は、請求項14に係るものであり、前記管理装置は、金融関連機関との間で、前記自動販売機の制御手段からの決済情報に基づく決済処理を行うものである。請求項25の自動販売機は、請求項24に係り、前記制御手段は、前記管理手段が金融関連機関との間で決済処理を行うように決済情報を送信するものである。これより、管理装置は、金融関連機関が最終的な決済処理を行うための決済情報を送信するだけでよいので、決済処理に関する諸問題の発生を低減できる作用効果を奏する。
【0012】
請求項6の自動販売機の商品販売システムは、請求項4に係り、請求項16の管理装置は、請求項14に係るものであり、前記管理装置は、金融関連機関から決済のための先払い価値情報を受け取り、前記自動販売機の制御手段からの決済情報に基づく決済処理を行うものである。請求項26の自動販売機は、請求項24に係り、前記制御手段は、前記管理手段が金融関連機関からの決済用の先払い価値情報を用いて決済処理を行うように決済情報を送信するものである。これより、管理装置は、全利用者の決済の情報収集から処理終了までを集中管理できる作用効果を奏する。
【0013】
請求項7の自動販売機の商品販売システムは、請求項5または6に係り、請求項17の管理装置は、請求項15または16に係り、請求項27の自動販売機は、請求項25または26に係るものであり、前記管理装置は、一定期間毎に決済処理を行うものである。これより、自動販売機と管理装置との間の通信費用を低減できる作用効果を奏する。
【0014】
請求項8の自動販売機の商品販売システムは、請求項1乃至7の何れかに係り、請求項18の管理装置は、請求項11乃至17の何れかに係り、請求項28の自動販売機は、請求項21乃至27の何れかに係るものであり、前記自動販売機の入力手段は、利用者が利用者識別情報を入力するためのキー操作部を有するものである。これより、利用者は、手ぶらで商品を購入できる作用効果を奏する。
【0015】
請求項9の自動販売機の商品販売システムは、請求項1乃至7の何れかに係り、請求項19の管理装置は、請求項11乃至17の何れかに係り、請求項29の自動販売機は、請求項21乃至27の何れかに係るものであり、前記自動販売機の入力手段は、利用者の携帯端末からの利用者識別情報を無線で受信するための受信部を有するものである。これより、利用者は、正確な利用者識別情報を入力できる作用効果を奏する。
【0016】
請求項10の自動販売機の商品販売システムは、請求項1乃至9の何れかに係り、請求項20の管理装置は、請求項11乃至19の何れかに係り、請求項30の自動販売機は、請求項21乃至29の何れかに係るものであり、前記利用者端末は、利用者の携帯端末である。これより、利用者は、利用者識別情報の取得から商品の購入までを短時間で実現できる作用効果を奏する。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細を図面に従って具体的に説明する。
【0018】
図1は本発明を適用する自動販売機の正面図の一例であり、例えば缶飲料を販売するものとする。
【0019】
図1において、前扉1は、自動販売機の左側面端を支軸として開閉するものであり、コラム設定、缶飲料補充等を行うときは開錠して開き、通常販売を行うときは施錠して閉じておくものである。パネル2は、透明な樹脂板であり、内部に陳列されている複数種類の缶飲料サンプル3を確認するためのものである。つまり、利用者は、パネル2を通して複数種類の缶飲料サンプル3を見渡すことにより、購入したい缶飲料を選択できる。硬貨投入口4は、利用者が硬貨を投入する部分であり、投入硬貨は自動販売機内部のコインメカに供給される。紙幣挿入口5は、利用者が紙幣を挿入する部分であり、挿入紙幣は自動販売機内部のビルバリに供給される。表示部6(有機EL、LCD、LED等)は、投入硬貨金額、挿入紙幣金額等を表示するものである。商品選択釦7は、販売可ランプおよび売り切れランプを内蔵し、缶飲料サンプル3それぞれに対応してパネル2に設けられるものである。販売可ランプは、利用者が少なくとも1本の缶飲料を購入できる硬貨投入または紙幣挿入を行うと、自動販売機内部のコラムに缶飲料が収容されている場合のみ、この缶飲料に対応するものが点灯する。売り切れランプは、自動販売機内部の所定コラムが空になると、この缶飲料に対応するものが常時点灯する。販売可ランプが点灯している商品選択釦7を押下すると、この缶飲料サンプル3に対応する缶飲料が商品取出口8まで搬出される。返却レバー9は、投入硬貨を返却口10から返却したり、投入硬貨または挿入紙幣から缶飲料購入金額を差し引いた釣銭を返却口10から返却したりするためのものである。キー操作部11(入力手段)は、0〜9のテンキーと、訂正キーと、OKキーとを前面に配列したものであり、利用者が缶飲料を購入する際に、硬貨投入または紙幣挿入を行う代わりに、数字数桁から成る利用者ID(利用者識別情報)を操作入力するものである。尚、利用者の携帯端末から自動販売機へ近距離無線通信を用いて利用者IDを送信するようにしてもよい。この場合、携帯端末および自動販売機は、近距離無線通信を行うための送受信部を有する。
【0020】
図2は本発明の自動販売機の動作を説明するためのブロック図である。
【0021】
図2において、主制御部101(制御手段)は、自動販売機の制御を統括するものであり、ROM、CPU、RAM(記憶手段)、カウンタ等の周辺回路から成るものである。詳述すると、ROMは、後述する複数の従制御部を統括制御するためのプログラムデータが予め格納されたものであり、CPUは、ROMから読み出されたプログラムデータの解読結果に従って複数の従制御部を統括制御するものであり、RAMは、CPUによる演算結果、複数の従制御部からの各種データ等の書き込みまたは読み出しを行うものである。ハードウエア面では、ROMは、データを製造工程で焼き付け固定するマスクROM、データを紫外線消去することによりデータを繰り返し書き込み読み出しできるEPROM、またはデータを電気消去することによりデータを繰り返し書き込み読み出しできるEEPROM(フラッシュROMを含む)等の不揮発性メモリである。CPUは、ROMの実行アドレスを指定するプログラムカウンタ、ROMからの読み出し内容を解読するインストラクションデコーダ、論理演算を行う演算論理ユニット、演算データを一時格納するアキュムレータ等を内蔵する。RAMは、SRAM等の揮発性メモリであり、バックアップ電源を用いて記憶内容を保持する。
【0022】
硬貨処理制御部102、紙幣処理制御部103、接客制御部104、販売制御部105、通信部106は、複数の従制御部に相当し、ハードウエア面において、主制御部101と同様のROM、CPU、RAMを内蔵する。硬貨投入機構107は、釣銭切れを検出する釣銭切れセンサを備え、硬貨投入口4からの投入硬貨を受け取り、必要に応じて釣銭を返却口10から返却するものである。硬貨処理制御部102は、硬貨投入機構107を制御し、投入硬貨の金種、正偽等の判別、金種別枚数の計算、金庫への余剰硬貨の収容、釣銭払い出し等を行わせるものである。紙幣挿入機構108は、硬貨投入機構107と同様に、釣札切れを検出する釣札切れセンサを備え、紙幣挿入口5からの挿入紙幣を受け取り、必要に応じて釣札を紙幣挿入口5から返却するものである。紙幣処理制御部103は、紙幣挿入機構108を制御し、挿入紙幣の金種、正偽等の判別、金種別枚数の計算、釣札払い出し等を行わせるものである。硬貨処理制御部102および紙幣処理制御部103は、硬貨投入および紙幣挿入が行われるその都度、処理動作を実行する。尚、硬貨処理制御部102および硬貨投入機構107はコインメカを構成し、紙幣処理制御部103および紙幣挿入機構108はビルバリを構成するが、コインメカおよびビルバリの代わりに、先払いカードまたは後払いカードを挿入するカード読み取り装置(図示せず)を設けることによって、カップ飲料を販売できるようにしてもよい。接客面109は、表示部6、商品選択釦7、販売中ランプ(図示せず)、販売中止ランプ(図示せず)、釣銭切れランプ(図示せず)、キー操作部11から成るものである。接客制御部104は、接客面109を制御する。先ず、接客制御部104は、キー入力部11からの利用者IDを主制御部101に送信する。次に、接客制御部104は、主制御部101からの缶飲料販売に関する接客指示に従って、上記の販売中ランプ、販売中止ランプ、釣銭切れランプを点灯させたり、販売飲料別の商品選択釦7の販売可ランプまたは売り切れランプを点灯させたり、更には、複数の商品選択釦7の何れが押下されたのかを検出し、このときの検出信号を主制御部101に送信したりする。販売機構110は、缶飲料を商品取出口8まで搬出するものである。販売制御部105は、販売機構110を制御し、接客制御部104からの前記検出信号に応答した主制御部101からの販売指示に従って、利用者が希望する缶飲料を商品取出口8まで搬出するものである。
【0023】
リモコン111は、キー112(テンキー、ファンクションキー等)と、キー112の操作に関する内容を表示する表示部113(有機EL、LCD等)とを、前面に備えたものである。リモコン111は、主制御部101と有線で接続されるとともに、前扉1の裏面に着脱自在に配設され、缶飲料のためのコラム設定、金額設定、メンテナンス等を行う際に操作するものである。主制御部101は、リモコン111からの入力情報に基づいて、硬貨処理制御部102、紙幣処理制御部103、接客制御部104、販売制御部105、通信部106に対して、それぞれの指示を行う。
【0024】
通信部106は、通信回線を介して、自動販売機の管理会社のホストコンピュータまたはインターネット上のサーバ等に接続される。通信部106は、主制御部101のRAMが記憶する各種テーブルの情報を、上記のホストコンピュータ、サーバ等に送信する。これより、自動販売機の管理会社は、利用者の携帯端末に対して、新商品、人気商品等をリアルタイムで案内するという販売促進活動を実行できることになる。更に、自動販売機の管理会社は、決済処理も実行できることになる。
【0025】
尚、主制御部101と従制御部102〜106との間の通信は、主制御部101が優先的な送信権を有するポーリング方式、或いは、主制御部101および従制御部102〜106が対等な送信権を有するコンテンション方式の何れであってもよい。
【0026】
図3は、本発明の自動販売機の商品販売システムを説明するための図である。
【0027】
図3において、自動販売機201は、図1および図2に説明したものである。自動販売機201の主制御部101のRAMは、利用者が登録した本来の利用者IDと、利用者が自動販売機201から購入した缶飲料に関する諸情報(種類、購入価格、購入日時等の商品販売金額情報)とを関連付けて記憶する図4のテーブルA(決済情報)を有する。自動販売機201は、利用者がキー操作部11から利用者IDを操作入力すると、キー操作部11からの利用者IDと上記のテーブルAの利用者IDとを比較判別し、両者の利用者IDが一致したとき、利用者が指定する缶飲料を販売するとともに上記のテーブルAの内容を更新する。自動販売機201は、上記のテーブルAの内容を一定期間(例えば1日、1週間等)毎に、通信回線202、インターネット203を介して後述する管理サーバに送信する。これより、自動販売機201は、缶飲料を販売するその都度、利用者の正誤を主制御部101と接客制御部104との間で内部判別するので、後述する管理サーバと一々通信接続する必要がなくなり、通信費用を大幅に削減できる。
【0028】
第1管理サーバ204(管理装置)は、缶飲料の製造および販売に関わる会社(例えば製造販売会社、オペレータ会社等)が管理するものであり、インターネット203上の1Webである。
【0029】
先ず、第1管理サーバ204は、利用者IDを発行する機能を有する。詳述すると、第1管理サーバ204は、携帯電話205(利用者端末、携帯端末)からの利用者IDの要求に応答して、数字数桁から成る唯一無二の利用者IDを新規作成して携帯電話205に送信する。第1管理サーバ204は、第三者が他人の利用者IDを不正使用するのを防止するため、利用者IDの数桁を固定値とし且つ残りの数桁を一定期間(例えば1週間)毎に変更する可変値とする。第1管理サーバ204は、利用者IDの残りの数桁を変更するその都度、利用者IDを第1管理サーバ204上にパスワードを設けて配置するか、或いは、利用者IDを電子メール等の手段を用いて携帯電話205に送信する。これより、利用者は、自分の変更後の利用者IDを迅速に確認できる。更に、利用者は、利用者IDを携帯電話205内のメモリに記憶しておけば、キー操作部11を操作するとき、自分の記憶に頼らずに正確な利用者IDを確認できる。
【0030】
次に、第1管理サーバ204は、利用者が指定する少なくとも1台の自動販売機201に利用者IDを送信する機能を有する。詳述すると、第1管理サーバ204は、利用者IDを発行した後、携帯電話205からの自動販売機番号(自動販売機選択情報)に応答して、この自動販売機番号と対応する自動販売機201に利用者IDを送信する。第1管理サーバ204は、自動販売機201の設置場所の住所と自動販売機番号とを関連付けて記憶するテーブルを有し、利用者は、第1管理サーバ204と携帯電話205との間の通信で上記のテーブルを参照することによって、自動販売機番号を確認する。尚、自動販売機番号を表示するラベルを自動販売機201の前扉1に貼付してもよい。これより、利用者が指定する自動販売機201のみが利用者IDを保持するので、第三者が他人の利用者IDを不正使用するのを低減できる。
【0031】
次に、第1管理サーバ204は、利用者の缶飲料の購入金額(後払い)を1ヶ月単位で決済処理する機能を有する。詳述すると、第1管理サーバ204は、利用者の携帯電話205の電話番号と、利用者IDと、利用者の購入累積金額と、利用者が使用する金融関連機関の情報(銀行の口座番号、クレジット会社のID番号等)とを、関連付けて記憶する図5のテーブルBを有する。第1管理サーバ204は、自動販売機201の主制御部101内のテーブルAの内容を受信する毎に、テーブルA、Bの利用者IDを照合して、テーブルBの内容を更新する。第1管理サーバ204は、1ヶ月単位で、テーブルBの内容を銀行およびクレジット会社に種別して、各銀行が管理する第2管理サーバ206および各クレジット会社が管理する第3管理サーバ207に送信する。第2管理サーバ206および第3管理サーバ207は、第1管理サーバ204からのテーブルBの内容に基づいて決済処理を実行し、決済処理結果を第1管理サーバ204に返信する。
【0032】
尚、第1管理サーバ204は、利用者の銀行口座から一定金額(先払い価値情報)を電子マネーとして移動し、第1管理サーバ204自体でテーブルBの内容に基づいて決済処理を実行してもよい。
【0033】
図6は、本発明の自動販売機の商品販売システムの動作の流れを説明するための図である。
【0034】
先ず、利用者は、携帯電話205から第1管理サーバへ利用者IDの発行を要求する。第1管理サーバ204は、この要求に応答して、利用者が使用する金融関連機関の情報(銀行の口座番号、クレジット会社のID番号等)を携帯電話205に要求する。利用者は、この要求に応答して、携帯電話205から第1管理サーバへ金融関連機関の情報を送信する。第1管理サーバ204は、金融関連機関の情報のうち、銀行の口座番号を第2管理サーバ206に送信し、クレジット会社のID番号を第3管理サーバ207に送信し、正誤の判別を要求する。第2管理サーバ206は、この要求に応答して、銀行の口座番号の正誤の判別結果を第1管理サーバ204に送信する。同様に、第3管理サーバ207は、この要求に応答して、クレジット会社のID番号の正誤の判別結果を第1管理サーバ204に送信する。第1管理サーバ204は、第2管理サーバ206または第3管理サーバ207からの“正”の判別結果を受信すると、利用者IDを新規作成して携帯電話205に送信する。これより、利用者は、利用者自身のための唯一無二の利用者IDを取得する。
【0035】
第1管理サーバ204は、利用者が指定する自動販売機201の自動販売機番号を携帯電話205に要求する。利用者は、この要求に応答して、携帯電話205から第1管理サーバ204へ自動販売機番号を送信する。第1管理サーバ204は、利用者IDを自動販売機番号と対応する自動販売機201に送信する。該当する自動販売機201の主制御部101内のRAMは、利用者IDをテーブルAに記憶する。これより、利用者が指定する自動販売機201のみ、利用者IDを記憶する。
【0036】
利用者が、キー操作部11から利用者IDを操作入力すると、接客制御部104は、利用者IDの固定値のみ確認できるように表示部6に表示する。一方、接客制御部104は、利用者IDを主制御部101に送信し、主制御部101は、キー操作部11からの利用者IDの正誤を判別する。主制御部101は、キー操作部11からの利用者IDを正しいものと判別すると、利用者が希望する缶飲料を販売するための販売信号を販売制御部105に送信する。販売制御部105は、販売機構110を制御して缶飲料を払い出すとともに販売終了信号を主制御部101に送信する。主制御部101は、販売終了信号に応答してテーブルAの内容を更新し、一定期間(例えば1日、1週間等)毎に第1管理サーバ204に送信する。第1管理サーバ204は、テーブルA、Bの利用者IDを照合してテーブルBの内容を更新し、1ヶ月単位で決済処理先となる第2管理サーバ207および第3管理サーバ208に送信する。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の利点を有する。
【0038】
請求項1の自動販売機の商品販売システムは、利用者識別情報を記憶する記憶手段と、利用者識別情報を入力する入力手段と、前記記憶手段および前記入力手段からの利用者識別情報の比較結果に応じて商品を販売するとともに商品の売買取引を終了するための決済情報を作成する制御手段と、を有する自動販売機と、利用者識別情報を作成して利用者端末および前記自動販売機の記憶手段に送信し、前記自動販売機の制御手段からの決済情報を受信して決済処理を行う管理装置と、から成るものである。請求項11の管理装置は、利用者識別情報を記憶する記憶手段と、利用者識別情報を入力する入力手段と、前記記憶手段および前記入力手段からの利用者識別情報の比較結果に応じて商品を販売するとともに商品の売買取引を終了するための決済情報を作成する制御手段と、から成る自動販売機の決済を管理するものであって、利用者識別情報を作成して利用者端末および前記自動販売機の記憶手段に送信し、且つ、前記自動販売機の制御手段からの決済情報を受信して決済処理を行うものである。請求項21の自動販売機は、利用者識別情報を記憶する記憶手段と、利用者識別情報を入力する入力手段と、前記記憶手段および前記入力手段からの利用者識別情報の比較結果に応じて商品を販売するとともに商品の売買取引を終了するための決済情報を作成する制御手段と、を備え、前記記憶手段は、管理装置が作成する利用者識別情報を利用者端末とともに受信し、且つ、前記制御手段は、前記管理装置が決済情報を用いて決済処理を行うように決済情報を送信するものである。これより、利用者は、管理装置からの利用者識別情報を通常携行する携帯電話等を利用して記憶しておけばよいので、特別の媒体(カード媒体等)など携行せずに商品を気軽且つ確実に購入できる。また、自動販売機は、商品を販売するその都度、利用者識別情報の正誤を自動販売機自体で判別するので、管理装置との間の通信費用を低減できる。また、管理装置は、自動販売機の管理会社(オペレータ等)が集中管理すればよいので、システム自体の汎用性を高めて設置費用を低減できる。
【0039】
請求項2の自動販売機の商品販売システムは、請求項1に係り、請求項12の管理装置は、請求項11に係るものであり、前記管理装置は、前記利用者端末からの自動販売機選択情報を受信し、複数の自動販売機の中から自動販売機選択情報と対応する自動販売機を選択し、利用者識別情報をこの自動販売機の記憶手段に送信するものである。請求項22の自動販売機は、請求項21に係り、前記管理装置が、前記利用者端末から自動販売機選択情報を受信するとともに、複数の自動販売機の中から自動販売機選択情報と対応する自動販売機を選択したとき、この自動販売機の記憶手段は、前記管理装置から利用者識別情報を受信するものである。これより、利用者が商品購入を希望する自動販売機のみが当該利用者の利用者識別情報を記憶するので、第三者が他人の利用者識別情報を用いて商品を不正購入する不具合を低減できる。
【0040】
請求項3の自動販売機の商品販売システムは、請求項1または2に係り、請求項13の管理装置は、請求項11または12に係るものであり、前記管理装置は、利用者識別情報を一定期間毎に変更して、前記利用者端末および前記自動販売機の記憶手段に再送信するものである。請求項23の自動販売機は、請求項21または22に係り、前記記憶手段は、前記管理装置が一定期間毎に変更する利用者識別情報を、前記利用者端末とともに受信するものである。これより、利用者識別情報を固定しないので、第三者が他人の利用者識別情報を用いて商品を不正購入する不具合を更に低減できる。
【0041】
請求項4の自動販売機の商品販売システムは、請求項1乃至3の何れかに係り、請求項14の管理装置は、請求項11乃至13の何れかに係るものであり、前記管理装置は、前記自動販売機の制御手段から利用者識別情報および商品販売金額情報を関連付けた決済情報を受信するものである。請求項24の自動販売機は、請求項21乃至23の何れかに係り、前記制御手段は、利用者識別情報および商品販売金額情報を関連付けた決済情報を前記管理装置に送信するものである。これより、管理装置は、決済情報をそのまま使用できるので、迅速な決済処理を実現できる。
【0042】
請求項5の自動販売機の商品販売システムは、請求項4に係り、請求項15の管理装置は、請求項14に係るものであり、前記管理装置は、金融関連機関との間で、前記自動販売機の制御手段からの決済情報に基づく決済処理を行うものである。請求項25の自動販売機は、請求項24に係り、前記制御手段は、前記管理手段が金融関連機関との間で決済処理を行うように決済情報を送信するものである。これより、管理装置は、金融関連機関が最終的な決済処理を行うための決済情報を送信するだけでよいので、決済処理に関する諸問題の発生を低減できる。
【0043】
請求項6の自動販売機の商品販売システムは、請求項4に係り、請求項16の管理装置は、請求項14に係るものであり、前記管理装置は、金融関連機関から決済のための先払い価値情報を受け取り、前記自動販売機の制御手段からの決済情報に基づく決済処理を行うものである。請求項26の自動販売機は、請求項24に係り、前記制御手段は、前記管理手段が金融関連機関からの決済用の先払い価値情報を用いて決済処理を行うように決済情報を送信するものである。これより、管理装置は、全利用者の決済の情報収集から処理終了までを集中管理できる。
【0044】
請求項7の自動販売機の商品販売システムは、請求項5または6に係り、請求項17の管理装置は、請求項15または16に係り、請求項27の自動販売機は、請求項25または26に係るものであり、前記管理装置は、一定期間毎に決済処理を行うものである。これより、自動販売機と管理装置との間の通信費用を低減できる。
【0045】
請求項8の自動販売機の商品販売システムは、請求項1乃至7の何れかに係り、請求項18の管理装置は、請求項11乃至17の何れかに係り、請求項28の自動販売機は、請求項21乃至27の何れかに係るものであり、前記自動販売機の入力手段は、利用者が利用者識別情報を入力するためのキー操作部を有するものである。これより、利用者は、手ぶらで商品を購入できる。
【0046】
請求項9の自動販売機の商品販売システムは、請求項1乃至7の何れかに係り、請求項19の管理装置は、請求項11乃至17の何れかに係り、請求項29の自動販売機は、請求項21乃至27の何れかに係るものであり、前記自動販売機の入力手段は、利用者の携帯端末からの利用者識別情報を無線で受信するための受信部を有するものである。これより、利用者は、正確な利用者識別情報を入力できる。
【0047】
請求項10の自動販売機の商品販売システムは、請求項1乃至9の何れかに係り、請求項20の管理装置は、請求項11乃至19の何れかに係り、請求項30の自動販売機は、請求項21乃至29の何れかに係るものであり、前記利用者端末は、利用者の携帯端末である。これより、利用者は、利用者識別情報の取得から商品の購入までを短時間で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する自動販売機の正面図の一例である。
【図2】本発明の自動販売機の動作を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の自動販売機の商品販売システムを説明するための図である。
【図4】本発明の自動販売機が有するテーブルAを示す図である。
【図5】本発明の管理装置が有するテーブルBを示す図である。
【図6】本発明の自動販売機の商品販売システムの動作の流れを説明するための図である。
【符号の説明】
11 キー操作部
101 主制御部
104 接客制御部
105 販売制御部
201 自動販売機
204 第1管理サーバ
205 携帯電話
206 第2管理サーバ
207 第3管理サーバ
Claims (30)
- 利用者識別情報を記憶する記憶手段と、利用者識別情報を入力する入力手段と、前記記憶手段および前記入力手段からの利用者識別情報の比較結果に応じて商品を販売するとともに商品の売買取引を終了するための決済情報を作成する制御手段と、を有する自動販売機と、
利用者識別情報を作成して利用者端末および前記自動販売機の記憶手段に送信し、前記自動販売機の制御手段からの決済情報を受信して決済処理を行う管理装置と、
から成ることを特徴とする自動販売機の商品販売システム。 - 前記管理装置は、前記利用者端末からの自動販売機選択情報を受信し、複数の自動販売機の中から自動販売機選択情報と対応する自動販売機を選択し、利用者識別情報をこの自動販売機の記憶手段に送信することを特徴とする請求項1記載の自動販売機の商品販売システム。
- 前記管理装置は、利用者識別情報を一定期間毎に変更して、前記利用者端末および前記自動販売機の記憶手段に再送信することを特徴とする請求項1または2記載の自動販売機の商品販売システム。
- 前記管理装置は、前記自動販売機の制御手段から利用者識別情報および商品販売金額情報を関連付けた決済情報を受信することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の自動販売機の商品販売システム。
- 前記管理装置は、金融関連機関との間で、前記自動販売機の制御手段からの決済情報に基づく決済処理を行うことを特徴とする請求項4記載の自動販売機の商品販売システム。
- 前記管理装置は、金融関連機関から決済のための先払い価値情報を受け取り、前記自動販売機の制御手段からの決済情報に基づく決済処理を行うことを特徴とする請求項4記載の自動販売機の商品販売システム。
- 前記管理装置は、一定期間毎に決済処理を行うことを特徴とする請求項5または6記載の自動販売機の商品販売システム。
- 前記自動販売機の入力手段は、利用者が利用者識別情報を入力するためのキー操作部を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の自動販売機の商品販売システム。
- 前記自動販売機の入力手段は、利用者の携帯端末からの利用者識別情報を無線で受信するための受信部を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の自動販売機の商品販売システム。
- 前記利用者端末は、利用者の携帯端末であることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の自動販売機の商品販売システム。
- 利用者識別情報を記憶する記憶手段と、利用者識別情報を入力する入力手段と、前記記憶手段および前記入力手段からの利用者識別情報の比較結果に応じて商品を販売するとともに商品の売買取引を終了するための決済情報を作成する制御手段と、から成る自動販売機の決済を管理する管理装置であって、
利用者識別情報を作成して利用者端末および前記自動販売機の記憶手段に送信し、且つ、前記自動販売機の制御手段からの決済情報を受信して決済処理を行うことを特徴とする管理装置。 - 前記利用者端末から自動販売機選択情報を受信し、複数の自動販売機の中から自動販売機選択情報と対応する自動販売機を選択し、利用者識別情報をこの自動販売機の記憶手段に送信することを特徴とする請求項11記載の管理装置。
- 利用者識別情報を一定期間毎に変更して、前記利用者端末および前記自動販売機の記憶手段に再送信することを特徴とする請求項11または12記載の管理装置。
- 前記自動販売機の制御手段から利用者識別情報および商品販売金額情報を関連付けた決済情報を受信することを特徴とする請求項11乃至13の何れかに記載の管理装置。
- 金融関連機関との間で、前記自動販売機の制御手段からの決済情報に基づく決済処理を行うことを特徴とする請求項14記載の管理装置。
- 金融関連機関から決済のための先払い価値情報を受け取り、前記自動販売機の制御手段からの決済情報に基づく決済処理を行うことを特徴とする請求項14記載の管理装置。
- 一定期間毎に決済処理を行うことを特徴とする請求項15または16記載の管理装置。
- 前記自動販売機の入力手段は、利用者が利用者識別情報を入力するためのキー操作部を有することを特徴とする請求項11乃至17の何れかに記載の管理装置。
- 前記自動販売機の入力手段は、利用者の携帯端末から利用者識別情報を無線で受信するための受信部を有することを特徴とする請求項11乃至17の何れかに記載の管理装置。
- 前記利用者端末は、利用者の携帯端末であることを特徴とする請求項11乃至19の何れかに記載の管理装置。
- 利用者識別情報を記憶する記憶手段と、利用者識別情報を入力する入力手段と、前記記憶手段および前記入力手段からの利用者識別情報の比較結果に応じて商品を販売するとともに商品の売買取引を終了するための決済情報を作成する制御手段と、を備え、
前記記憶手段は、管理装置が作成する利用者識別情報を利用者端末とともに受信し、且つ、前記制御手段は、前記管理装置が決済情報を用いて決済処理を行うように決済情報を送信することを特徴とする自動販売機。 - 前記管理装置が、前記利用者端末から自動販売機選択情報を受信するとともに、複数の自動販売機の中から自動販売機選択情報と対応する自動販売機を選択したとき、この自動販売機の記憶手段は、前記管理装置から利用者識別情報を受信することを特徴とする請求項21記載の自動販売機。
- 前記記憶手段は、前記管理装置が一定期間毎に変更する利用者識別情報を、前記利用者端末とともに受信することを特徴とする請求項21または22記載の自動販売機。
- 前記制御手段は、利用者識別情報および商品販売金額情報を関連付けた決済情報を前記管理装置に送信することを特徴とする請求項21乃至23の何れかに記載の自動販売機。
- 前記制御手段は、前記管理手段が金融関連機関との間で決済処理を行うように決済情報を送信することを特徴とする請求項24記載の自動販売機。
- 前記制御手段は、前記管理手段が金融関連機関からの決済用の先払い価値情報を用いて決済処理を行うように決済情報を送信することを特徴とする請求項24記載の自動販売機。
- 前記管理手段は、一定期間毎に決済処理を行うことを特徴とする請求項25または26記載の自動販売機。
- 前記入力手段は、利用者が利用者識別情報を入力するためのキー操作部を有することを特徴とする請求項21乃至27の何れかに記載の自動販売機。
- 前記入力手段は、利用者の携帯端末から利用者識別情報を無線で受信するための受信部を有することを特徴とする請求項21乃至27の何れかに記載の自動販売機。
- 前記利用者端末は、利用者の携帯端末であることを特徴とする請求項21乃至29の何れかに記載の自動販売機。
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