この発明の実施の形態1による無線ネットワークシステムの概略図である。
図1に示す無線装置の構成を示す概略ブロック図である。
図2に示すルーティングテーブルの構成図である。
経路要求パケットの構成図である。
経路応答パケットの構成図である。
経路設定パケットの構成図である。
経路周知パケットの構成図である。
経路アナウンスパケットの構成図である。
リンクステート情報の例を示す図である。
トポロジー情報の例を示す図である。
送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明するための実施の形態1における概略図である。
送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明するための実施の形態1における概略図である。
送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明するための実施の形態1における概略図である。
送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明するための実施の形態1における概略図である。
ルーティングテーブルの他の例を示す図である。
ルーティングテーブルのさらに他の例を示す図である。
ルーティングテーブルのさらに他の例を示す図である。
ルーティングテーブルのさらに他の例を示す図である。
ルーティングテーブルのさらに他の例を示す図である。
実施の形態2による無線ネットワークシステムの概略図である。
図14に示す一部の無線装置の構成を示す概略ブロック図である。
実施の形態2においてルーツ無線装置がリンクステート情報を収集する動作を説明するための図である。
実施の形態2においてルーツ無線装置がリンクステート情報を収集する動作を説明するための図である。
実施の形態2においてルーツ無線装置がリンクステート情報を収集する動作を説明するための図である。
実施の形態2においてルーツ無線装置がリンクステート情報を収集する動作を説明するための図である。
送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明するための実施の形態2における概略図である。
送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明するための実施の形態2における概略図である。
送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明するための実施の形態2における概略図である。
送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明するための実施の形態2における概略図である。
送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明するための実施の形態2における他の概略図である。
送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明するための実施の形態2における他の概略図である。
送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明するための実施の形態2における他の概略図である。
送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明するための実施の形態2における他の概略図である。
図1に示す無線装置の構成を示す他の概略ブロック図である。
図14に示す一部の無線装置の構成を示す他の概略ブロック図である。発明を実施するための最良の形態
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による無線ネットワークシステムの概略図である。図1を参照して、この発明の実施の形態1による無線ネットワークシステム10は、無線装置0〜9を備える。無線装置0〜9は、無線通信空間に配置され、メッシュ型のネットワークを構成している。そして、無線装置0は、たとえば、ゲートウェイからなり、有線ケーブル100に接続される。なお、無線装置xは、他の無線ネットワークシステムを構成し、有線ケーブル100に接続されるゲートウェイである。
たとえば、無線装置3から無線装置5へデータを送信する場合、無線装置4,7は、無線装置3からのパケットを中継して無線装置5へ届ける。このように、無線ネットワークシステム10においては、複数の無線装置が送信元からのパケットを中継することによって、パケットが送信元から送信先へ送信される。すなわち、無線ネットワークシステム10においては、マルチホップ通信によって送信元と送信先との間で無線通信が行なわれる。
無線装置0〜9の各々は、自己に隣接する無線装置に関する情報であるリンクステート情報を用いた無線通信に適合した無線装置からなる。そして、無線装置0〜9の各々は、テーブル駆動型のルーティングプロトコルの機能およびオンデマンド型のルーティングプロトコルの機能の両方を有している。
なお、テーブル駆動型のルーティングプロトコルとしてOLSRプロトコルを用い、オンデマンド型のルーティングプロトコルとしてAODVプロトコルを用いる。
図2は、図1に示す無線装置0の構成を示す概略ブロック図である。無線装置0は、アンテナ11と、入力部12と、出力部13と、ユーザアプリケーション14と、通信制御部15とを含む。
アンテナ11は、無線通信空間を介して他の無線装置からデータを受信し、その受信したデータを通信制御部15へ出力するとともに、通信制御部15からのデータを無線通信空間を介して他の無線装置へ送信する。
入力部12は、無線装置0の操作者が入力したメッセージおよびデータの宛先を受付け、その受付けたメッセージおよび宛先をユーザアプリケーション14へ出力する。出力部13は、ユーザアプリケーション14からの制御に従ってメッセージを表示する。
ユーザアプリケーション14は、入力部12からのメッセージおよび宛先に基づいてデータを生成して通信制御部15へ出力する。
通信制御部15は、ARPA(Advanced Research Projects Agency)インターネット階層構造に従って、通信制御を行なう複数のモジュールからなる。即ち、通信制御部15は、無線インターフェースモジュール16と、MAC(Media Access Control)モジュール17と、LLC(Logical Link Control)モジュール18と、IP(Internet Protocol)モジュール19と、ルーティングテーブル20と、TCPモジュール21と、UDPモジュール22と、ルーティングデーモン23とからなる。
無線インターフェースモジュール16は、物理層に属し、所定の規定に従って送信信号または受信信号の変復調を行なうとともに、アンテナ11を介して信号を送受信する。
MACモジュール17は、MAC層に属し、MACプロトコルを実行して、以下に述べる各種の機能を実行する。
即ち、MACモジュール17は、ルーティングデーモン23から受けたHelloパケットを無線インターフェースモジュール16を介してブロードキャストする。
また、MACモジュール17は、データ(パケット)の再送制御等を行なう。
LLCモジュール19は、データリンク層に属し、LLCプロトコルを実行して隣接する無線装置との間でリンクの接続および解放を行なう。
IPモジュール19は、インターネット層に属し、IPパケットを生成する。IPパケットは、IPヘッダと、上位のプロトコルのパケットを格納するためのIPデータ部とからなる。そして、IPモジュール19は、TCPモジュール21からデータを受けると、その受けたデータをIPデータ部に格納してIPパケットを生成する。
そうすると、IPモジュール19は、OLSRプロトコルに従ってルーティングテーブル20を検索し、生成したIPパケットを送信するための経路を決定する。そして、IPモジュール19は、IPパケットをLLCモジュール18へ送信し、決定した経路に沿ってIPパケットを送信先へ送信する。
ルーティングテーブル20は、インターネット層に属し、後述するように、各送信先に対応付けて経路情報を格納する。
TCPモジュール21は、トランスポート層に属し、TCPパケットを生成する。TCPパケットは、TCPヘッダと、上位のプロトコルのデータを格納するためのTCPデータ部とからなる。そして、TCPモジュール21は、生成したTCPパケットをIPモジュール19へ送信する。
UDPモジュール22は、トランスポート層に属し、ルーティングデーモン23によって作成されたUpdateパケットをブロードキャストし、他の無線装置からブロードキャストされたUpdateパケットを受信してルーティングデーモン23へ出力する。
ルーティングデーモン23は、プロセス/アプリケーション層に属し、他の通信制御モジュールの実行状態を監視するとともに、他の通信制御モジュールからのリクエストを処理する。
また、ルーティングデーモン23は、リンクステート情報の取得要求を他の無線装置へ定期的に送信し、他の無線装置からリンクステート情報を受信する。そして、ルーティングデーモン23は、他の無線装置(無線装置1〜9)から受信したリンクステート情報に基づいて、後述する方法によって、無線ネットワークシステム10を構成する全ての無線装置0〜9のトポロジーを示すトポロジーテーブルを作成し、その作成したトポロジーテーブルを保持する。
さらに、ルーティングデーモン23は、他の無線装置から経路要求パケットRREQを受信すると、他の無線装置が送信先との間で無線通信を行なうための好適な経路を示す経路情報をトポロジーテーブルに基づいて検出し、その検出した経路情報を含む経路設定パケットRSETを生成する。
なお、図1に示す無線装置1〜9の各々も、図2に示す無線装置0の構成と同じ構成からなる。但し、無線装置1〜9の各々は、トポロジーテーブルを作成し、その作成したトポロジーテーブルを保持する機能を有しない。したがって、この発明においては、トポロジーテーブルを作成して保持する無線装置は、無線装置0のみである。
図3は、図2に示すルーティングテーブル20の構成図である。図3を参照して、ルーティングテーブル20は、送信先、次の無線装置およびホップ数からなる。送信先、次の無線装置およびホップ数は、相互に対応付けられている。
“送信先”は、送信先の無線装置のIPアドレスを表す。“次の無線装置”は、送信先にパケットを送信するときに、次に送信すべき無線装置のIPアドレスを表す。“ホップ数”は、送信先までのホップ数を表す。例えば、図1において、無線装置3−無線装置4−無線装置7−無線装置5の経路によって無線装置3と無線装置5との間で無線通信が行なわれる場合、無線装置3のルーティングテーブル20のホップ数には、“3”が格納される。
図4は、経路要求パケットRREQの構成図である。図4を参照して、経路要求パケットRREQは、IDと、長さと、モードフラグと、送信先数と、ホップ数と、RREQ−IDと、送信元アドレスと、送信元シーケンス番号と、メトリックと、送信先アドレス#1と、送信先シーケンス番号#1と、・・・、送信先アドレス#Nと、送信先シーケンス番号#Nとを含む。
ID、長さ、モードフラグ、送信先数、およびホップ数の各々は、1Octetのデータ長を有し、RREQ−IDは、4Octetsのデータ長を有し、送信元アドレスは、6Octetsのデータ長を有し、送信元シーケンス番号およびメトリックの各々は、4Octetsのデータ長を有し、送信先アドレス#1〜送信先アドレス#Nの各々は、6Octetsのデータ長を有し、送信先シーケンス番号#1〜送信先シーケンス番号#Nの各々は、4Octetsのデータ長を有する。
IDは、経路要求パケットRREQを識別する識別子からなる。長さは、経路要求パケットRREQの長さを表し、可変値からなる。モードフラグは、Bit0、Bit1、Bit2〜7のいずれかからなる。Bit0は、要求モードを表し、Bit1は、ブロードキャストモードを表し、Bit2〜7は、予約されている。
送信先数は、送信先アドレスおよび送信先シーケンス番号の組合せ数からなる。ホップ数は、送信元のMACアドレスから経路要求パケットを中継する無線装置までのホップ数からなる。したがって、ホップ数は、経路要求パケットRREQが中継される毎に、“1”づつ加算される。
RREQ−IDは、経路要求パケットRREQの生成元である無線装置のMACアドレスに関連付けられ、経路要求パケットRREQを識別するための固有値からなる。したがって、RREQ−IDは、変更されない。
送信元アドレスは、送信元である無線装置のMACアドレスからなる。送信元シーケンス番号は、経路要求パケットRREQの送信元を暗示する経路を記載するときに使用される一連のシーケンス番号からなる。
メトリックは、送信元の無線装置から経路要求パケットRREQを中継する無線装置までの累積メトリックからなる。したがって、メトリックは、経路要求パケットRREQが中継される毎に加算される。
送信先アドレス#1〜送信先アドレス#Nの各々は、所望の経路における送信先のMACアドレスからなる。
送信先シーケンス番号#1〜送信先シーケンス番号#Nの各々は、送信先の無線装置へ向かう経路の送信元によって過去に受信されたシーケンス番号のうち、最新のシーケンス番号からなる。なお、送信先シーケンス番号#1〜送信先シーケンス番号#Nの各々に“0”が格納されているとき、送信先シーケンス番号#1〜送信先シーケンス番号#Nの各々は、送信元が送信先のシーケンス番号を知らないことを表す。
図5は、経路応答パケットRREPの構成図である。図5を参照して、経路応答パケットRREPは、IDと、長さと、モードフラグと、送信元数と、送信先アドレスと、送信先シーケンス番号と、ライフタイムと、メトリックと、送信元アドレス#1と、送信元シーケンス番号#1と、・・・、送信元アドレス#Nと、送信元シーケンス番号#Nとを含む。
ID、長さ、モードフラグ、および送信元数の各々は、1Octetのデータ長を有し、送信先アドレスは、6Octetsのデータ長を有し、送信先シーケンス番号、ライフタイムおよびメトリックの各々は、4Octetsのデータ長を有し、送信元アドレス#1〜送信元アドレス#Nの各々は、6Octetsのデータ長を有し、送信元シーケンス番号#1〜送信元シーケンス番号#Nの各々は、4Octetsのデータ長を有する。
IDは、経路応答パケットRREPを識別する識別子からなる。長さは、経路応答パケットRREPの長さを表し、可変値からなる。モードフラグは、Bit0、Bit1、Bit2〜7のいずれかからなる。Bit0は、要求モードを表し、Bit1は、転送モードを表し、Bit2〜7は、予約されている。
送信元数は、送信元アドレスおよび送信元シーケンス番号の組合せ数からなる。送信先アドレスは、所望の経路における送信先の無線装置のMACアドレスからなる。送信先シーケンス番号は、送信先の無線装置へ向かう経路の送信元によって過去に受信されたシーケンス番号のうち、最新のシーケンス番号からなる。なお、送信先アドレスに“0”が格納されているとき、送信先アドレスは、送信元が送信先のシーケンス番号を知らないことを表す。
ライフタイムは、経路が有効であるか否かを経路応答パケットRREPを受信した無線装置が判断するための時間であり、ミリ秒のオーダーである。メトリックは、送信先の無線装置から経路応答パケットRREPを中継する無線装置までの累積メトリックからなる。したがって、メトリックは、経路応答パケットRREPが中継される毎に加算される。
送信元アドレス#1〜送信元アドレス#Nの各々は、経路が供給されたときの経路要求パケットRREQの生成元のMACアドレスからなる。送信元シーケンス番号#1〜送信元シーケンス番号#Nの各々は、経路要求パケットRREQの送信元を暗示する経路を記載するときに使用される一連のシーケンス番号からなる。
図6は、経路設定パケットRSETの構成図である。図6を参照して、経路設定パケットRSETは、IDと、長さと、モードフラグと、RSET−IDと、RREQ−IDと、Rootアドレスと、Rootシーケンス番号と、無線装置の数と、RNTFアドレスと、無線装置アドレス#1〜無線装置アドレス#Nとを含む。
ID、長さ、モードフラグ、RSET−ID、およびRREQ−IDの各々は、1Octetのデータ長を有し、Rootアドレスは、6Octetsのデータ長を有し、Rootシーケンス番号は、4Octetsのデータ長を有し、無線装置の数は、1Octetのデータ長を有し、RNTFアドレスおよび無線装置アドレス#1〜無線装置アドレス#Nの各々は、6Octetsのデータ長を有する。
IDは、経路設定パケットRSETを識別する識別子からなる。長さは、経路設定パケットRSETの長さを表し、可変値からなる。モードフラグは、Bit0、Bit1、Bit2〜7のいずれかからなる。Bit0は、ユニキャストモードを表し、Bit1は、ブロードキャストモードを表し、Bit2〜7は、予約されている。
RSET−IDは、経路設定パケットRSETの生成元である無線装置のMACアドレスに関連付けられ、経路設定パケットRSETを識別するための固有値からなる。したがって、RSET−IDは、変更されない。
RREQ−IDは、ルーツ無線装置が受信したRREQ−IDからなる。Rootアドレスは、より良い経路を探索するルーツ無線装置のMACアドレスからなる。
Rootシーケンス番号は、ルーツ無線装置を暗示する経路を記載するときに使用される一連のシーケンス番号からなる。
無線装置の数は、設定される経路上に存在する無線装置の数である。RNTFアドレスは、経路の設定が要求されていることを知らせる経路周知パケットを送信し始める無線装置のMACアドレスからなる。
無線装置アドレス#1〜無線装置アドレス#Nの各々は、設定が要求されている経路上に存在する無線装置のMACアドレスからなる。
図7は、経路周知パケットRNTFの構成図である。図7を参照して、経路周知パケットRNTFは、IDと、長さと、モードフラグと、RNTF−IDと、RREQ−IDと、無線装置の数と、ライフタイムと、RNTFアドレスと、RNTFシーケンス番号と、無線装置アドレス#1〜無線装置アドレス#Nとを含む。
ID、長さ、モードフラグ、RNTF−ID、RREQ−ID、および無線装置の数の各々は、1Octetのデータ長を有し、ライフタイムは、4Octetsのデータ長を有し、RNTFアドレスは、6Octetsのデータ長を有し、RNTFシーケンス番号は、4Octetsのデータ長を有し、無線装置アドレス#1〜無線装置アドレス#Nの各々は、6Octetsのデータ長を有する。
IDは、経路周知パケットRNTFを識別する識別子からなる。長さは、経路周知パケットRNTFの長さを表し、可変値からなる。モードフラグは、Bit0、Bit1、Bit2〜7のいずれかからなる。Bit0は、ユニキャストモードを表し、Bit1は、ブロードキャストモードを表し、Bit2〜7は、予約されている。
RNTF−IDは、経路周知パケットRNTFの生成元である無線装置のMACアドレスに関連付けられ、経路周知パケットRNTFを識別するための固有値からなる。したがって、RNTF−IDは、変更されない。
RREQ−IDは、ルーツ無線装置が受信したRREQ−IDからなる。無線装置の数は、設定される経路上に存在する無線装置の数である。ライフタイムは、経路が有効であるか否かを経路周知パケットRNTFを受信した無線装置が判断するための時間であり、ミリ秒のオーダーである。RNTFアドレスは、経路の設定が要求されていることを知らせる経路周知パケットRNTFを生成した無線装置のMACアドレスからなる。
RNTFシーケンス番号は、経路要求パケットRREQの送信元を暗示する経路の記載において使用される一連のシーケンス番号からなる。無線装置アドレス#1〜無線装置アドレス#Nの各々は、設定が要求されている経路上に存在する無線装置のMACアドレスからなる。
図8は、経路アナウンスパケットRAEの構成図である。図8を参照して、経路アナウンスパケットRAEは、エレメントIDと、長さと、フラグと、メッシュポータルブリッジIDと、優先度と、メッシュポータル数と、メッシュポータルアドレスと、Rootシーケンス番号と、Rootメトリックと、トポロジーメンテナンス方法と、接続メッシュポータルIDとを含む。
エレメントID、長さ、およびフラグの各々は、1Octetのデータ長を有し、メッシュポータルブリッジIDは、6Octetsのデータ長を有し、優先度およびメッシュポータル数の各々は、1Octetのデータ長を有し、メッシュポータルアドレスは、6Octetsのデータ長を有し、Rootシーケンス番号およびRootメトリックの各々は、4Octetsのデータ長を有し、トポロジーメンテナンス方法は、1Octetのデータ長を有し、接続メッシュポータルIDは、6×NOctetsのデータ長を有する。
エレメントIDは、経路アナウンスパケットRAEを識別する識別子からなる。長さは、各情報の長さを表す。フラグは、Bit0、Bit1、Bit2〜7のいずれかからなる。Bit0は、アナウンスタイプを表し、Bit1は、HWMP(Hybrid Wireless Mesh Protocol)登録を表し、Bit2〜7は、予約されている。
メッシュポータルブリッジIDは、メッシュポータルの固有なブリッジIDである。優先度は、最も低い優先度を持っているメッシュポータルは、初期設定されたメッシュポータルになる。“0”の値は、そのメッシュポータルがRootであることを意味する。
メッシュポータル数は、有線接続および無線接続によって接続されたメッシュポータルの数からなる。メッシュポータルアドレスは、メッシュポータルのMACアドレスからなる。Rootシーケンス番号は、ルーツ無線装置へ向かう経路における送信元によって過去に受信されたシーケンス番号のうち、最新のシーケンス番号からなる。
メトリックは、ルーツ無線装置から経路アナウンスパケットRAEを送信する無線装置までの累積メトリックからなる。したがって、メトリックは、経路アナウンスパケットRAEが中継される毎に加算される。
トポロジーメンテナンス方法は、0〜3のいずれかからなる。そして、0〜3は、それぞれ、方法1〜4を表す。接続メッシュポータルIDは、有線接続および無線接続の両方を有するメッスポータルのMACアドレスのリストである。そして、“0”の値は、経路アナウンスパケットRAEがルーツ無線装置によって送信された意味する。
図9は、リンクステート情報LSIFの例を示す図である。図9を参照して、リンクステート情報LSIFは、無線ネットワークシステム10内の各無線装置0〜9に隣接する無線装置からなる。
たとえば、無線装置1に隣接する無線装置は、無線装置0、無線装置2、無線装置4および無線装置3であり、無線装置4に隣接する無線装置は、無線装置1、無線装置2、無線装置3、無線装置6および無線装置7であるので、リンクステート情報LSIFは、1−0,1−2,1−4,1−3,4−1,4−2,4−3,4−6,4−7を含む。
無線装置0〜9の各々は、上述したように、リンクステート情報LSIFを用いて無線通信を行なう無線装置に適合しているので、自己に隣接する無線装置に関する情報を定期的に収集する。そして、無線装置0〜9の各々は、その収集した情報をリンクステート情報LSIFとして作成する。
図10は、トポロジー情報TPIFの例を示す図である。無線装置0は、リンクステート情報LSIFを無線装置1〜9から定期的に受信し、その受信したリンクステート情報LSIFに基づいて、無線装置0〜9のトポロジーを示すトポロジー情報TPIFを作成して保持する。
図10においては、トポロジー情報TPIFは、無線装置0を基準にしたときの無線装置0〜9のトポロジーを示すトポロジー情報のみを含んでいるが、実際には、トポロジー情報TPIFは、各無線装置0〜9を基準にしたときの無線装置0〜9のトポロジーを示すトポロジー情報を含む。
無線装置0は、無線ネットワークシステム10を構成する無線装置0〜9のトポロジーを示すトポロジー情報TPIFを作成して保持するとともに、無線装置1〜9からの経路要求に対して各無線装置1〜9から送信先の無線装置までの経路を示す経路情報をトポロジー情報TPIFに基づいて検出し、その検出した経路情報を経路要求を送信した無線装置(無線装置1〜9のいずれか)へ送信するルーツ無線装置として機能する。
そして、無線装置0は、自己がルーツ無線装置として機能することを宣言する経路アナウンスパケットRAEを生成して無線装置1〜9へ送信する。すなわち、無線装置0のルーティングデーモン23は、優先度に“0”を設定し、フラグに“0”を設定した経路アナウンスパケットRAEを生成して無線装置1〜9へ送信する。したがって、無線装置1〜9は、無線装置0がルーツ無線装置として機能することを認識している。
無線装置1〜9の各々は、リンクステート情報LSIFを定期的に収集し、その収集したリンクステート情報LSIFを経路アナウンスパケットRAEに含めて無線装置0へ送信する。
そして、無線装置0は、無線装置1〜9から受信したリンクステート情報LSIFに基づいて、上述したトポロジー情報TPIFを作成し、その作成したトポロジー情報TPIFを保持する。
この発明においては、ルーツ無線装置として機能する無線装置0以外の無線装置1〜9の各々は、リンクステート情報LSIFを収集して無線装置0へ送信するだけであり、自己が収集したリンクステート情報LSIFを保持したり、他の無線装置(無線装置1〜9のいずれか)からリンクステート情報LSIFを受信して無線ネットワークシステム10内の無線装置0〜9のトポロジーを示すトポロジー情報TPIFを作成することを行なわない。
そして、この発明においては、ルーツ無線装置として機能する無線装置0は、無線装置1〜9から受信したリンクステート情報LSIFに基づいてトポロジー情報TPIFを作成して保持するとともに、その保持したトポロジー情報TPIFに基づいて、無線ネットワークシステム10内の経路情報を各無線装置1〜9へ送信する。
無線ネットワークシステム10において、送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作について説明する。図11Aから図11Dは、送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明するための実施の形態1における概略図である。たとえば、無線装置3と無線装置5との間で経路を確立する場合について説明する。
図11Aから図11Dを参照して、無線装置3が無線装置5との間で経路を確立する場合、無線装置3のルーティングデーモン23は、経路要求パケットRREQ1=[ID/33/0/1/0/10/MAC Address3/11/0/MAC Address5/20]を生成し、その生成した経路要求パケットRREQ1=[ID/33/0/1/0/10/MAC Address3/11/0/MAC Address5/20]を無線装置1を介して無線装置0へ送信する。
無線装置1のルーティングデーモン23は、無線装置3から経路要求パケットRREQ1=[ID/33/0/1/0/10/MAC Address3/11/0/MAC Address5/20]を受信すると、[ID/10/0/1/0/10/MAC Address3/11/0/MAC Address5/20]のホップ数=0をホップ数=1に変え、メトリック=0をメトリック=2に変えて、経路要求パケットRREQ1=[ID/33/0/1/1/10/MAC Address3/11/2/MAC Address5/20]を作成し、その作成した経路要求パケットRREQ1=[ID/10/0/1/1/10/MAC Address3/11/2/MAC Address5/20]を無線装置0へ送信する(図11A参照)。
そうすると、無線装置0のルーティングデーモン23は、経路要求パケットRREQ1=[ID/33/0/1/1/10/MAC Address3/11/2/MAC Address5/20]を無線装置1から受信し、その受信した経路要求パケットRREQ1=[ID/33/0/1/1/10/MAC Address3/11/2/MAC Address5/20]から送信元アドレス=MAC Address3および送信先アドレス=MAC Address5を抽出する。
そして、無線装置0のルーティングデーモン23は、無線装置3が無線装置5との間で無線通信を行なうための経路を要求していることを検出し、保持しているトポロジー情報TPIFに基づいて、好適な経路(=無線装置3−無線装置4−無線装置7−無線装置5)を抽出する。
この場合、無線装置3から無線装置5までの経路としては、無線装置3−無線装置1−無線装置2−無線装置5および無線装置3−無線装置6−無線装置7−無線装置5等が存在するが、無線装置0のルーティングデーモン23は、ホップ数および既に行われている無線通信の状況等を考慮し、好適な経路として無線装置3−無線装置4−無線装置7−無線装置5からなる経路を抽出する。
そうすると、無線装置0のルーティングデーモン23は、経路設定パケットRSET1=[ID/45/0/30/10/MAC Address0/4/MAC Address3/MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5]を生成し、その生成した経路設定パケットRSET1=[ID/45/0/30/10/MAC Address0/4/MAC Address3/MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5]を無線装置1を介して無線装置3へ送信する(図11B参照)。
無線装置3のルーティングデーモン23は、無線装置0から経路設定パケットRSET1=[ID/45/0/30/10/MAC Address0/4/MAC Address3/MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5]を受信し、その受信した経路設定パケットRSET1=[ID/45/0/30/10/MAC Address0/4/MAC Address3/MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5]からMAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5を抽出する。
そして、無線装置3のルーティングデーモン23は、その抽出したMAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5に基づいて、無線装置5との間で無線通信を行なうための経路として無線装置3−無線装置4−無線装置7−無線装置5からなる経路を使用することを無線装置0から指示されたことを認識する。
無線装置3のルーティングデーモン23は、無線装置5との間で無線通信を行なうための経路を認識すると、無線装置3−無線装置4−無線装置7−無線装置5からなる経路に沿って無線装置5との間で無線通信を行なうことを通知する経路周知パケットRNTF1=[ID/44/0/10/10/4/3/MAC Address3/10/MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5]を生成し、その生成した経路周知パケットRNTF1=[ID/44/0/10/10/4/3/MAC Address3/10/MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5]を無線装置4、無線装置7および無線装置5へ順次送信する。
無線装置4のルーティングデーモン23は、無線装置3から経路周知パケットRNTF1=[ID/44/0/10/10/4/3/MAC Address3/10/MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5]を受信し、その受信した経路周知パケットRNTF1=[ID/44/0/10/10/4/3/MAC Address3/10/MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5]に含まれる“MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5”に基づいて、無線装置3からのパケットを無線装置7へ中継することを認識する。そして、無線装置4のルーティングデーモン23は、経路周知パケットRNTF1=[ID/44/0/10/10/4/3/MAC Address3/10/MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5]を無線装置7へ送信する。
無線装置7のルーティングデーモン23は、無線装置4から経路周知パケットRNTF1=[ID/44/0/10/10/4/3/MAC Address3/10/MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5]を受信し、その受信した経路周知パケットRNTF1=[ID/44/0/10/10/4/3/MAC Address3/10/MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5]に含まれる“MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5”に基づいて、無線装置4からのパケットを送信先である無線装置5へ中継することを認識する。そして、無線装置7のルーティングデーモン23は、経路周知パケットRNTF1=[ID/44/0/10/10/4/3/MAC Address3/10/MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5]を無線装置5へ送信する(図11C参照)。
無線装置5のルーティングデーモン23は、無線装置7から経路周知パケットRNTF1=[ID/44/0/10/10/4/3/MAC Address3/10/MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5]を受信し、その受信した経路周知パケットRNTF1=[ID/44/0/10/10/4/3/MAC Address3/10/MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5]に含まれる“MAC Address3”に基づいて、無線装置3が送信元であることを認識し、“MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5”に基づいて、無線装置5が送信先であることおよび無線装置3との間で無線通信を行なうための経路を認識する。
そうすると、無線装置5のルーティングデーモン23は、経路応答パケットRREP1=[ID/32/0/1/MAC Address5/40/2/0/MAC Address3/10]を生成し、その生成した経路応答パケットRREP1=[ID/32/0/1/MAC Address5/40/2/0/MAC Address3/10]を無線装置3−無線装置4−無線装置7−無線装置5からなる経路に沿って無線装置3へ送信する。
そして、無線装置7は、無線装置5から経路応答パケットRREP1=[ID/32/0/1/MAC Address5/40/2/0/MAC Address3/10]を受信し、その受信した経路応答パケットRREP1=[ID/32/0/1/MAC Address5/40/2/0/MAC Address3/10]を無線装置4へ中継する。また、無線装置4は、無線装置7から経路応答パケットRREP1=[ID/32/0/1/MAC Address5/40/2/0/MAC Address3/10]を受信し、その受信した経路応答パケットRREP1=[ID/32/0/1/MAC Address5/40/2/0/MAC Address3/10]を無線装置3へ中継する(図11D参照)。
そうすると、無線装置3のルーティングデーモン23は、無線装置4から経路応答パケットRREP1=[ID/32/0/1/MAC Address5/40/2/0/MAC Address3/10]を受信し、その受信した経路応答パケットRREP1=[ID/32/0/1/MAC Address5/40/2/0/MAC Address3/10]に含まれる“MAC Address5”(=送信先アドレス)に基づいて、送信先の無線装置である無線装置5との間で無線装置3−無線装置4−無線装置7−無線装置5からなる経路が確立されたことを認識する。
図12は、ルーティングテーブル20の他の例を示す図である。無線装置3のルーティングデーモン23は、無線装置5との間で経路が確立されると、送信先を無線装置5とし、無線装置3に隣接する無線装置を無線装置4とし、無線装置5までのホップ数を“3”とするルーティングテーブル20A(図12参照)を作製する。
このように、無線装置3は、無線装置5との間で無線通信を行なうための経路を確立する場合、ルーツ無線装置として機能する無線装置0へ経路要求パケットRREQ1を送信し、無線装置3と無線装置5との間の経路を示す経路情報(=MAC Address3/10/MAC Address3−MAC Address4−MAC Address7−Address5)を含む経路設定パケットRSET1を無線装置0から受信する。そして、無線装置3は、無線装置0から経路設定パケットRSET1を受信すると、無線装置5との間で確立する経路を無線装置4,7,5に通知する経路周知パケットRNTFを生成して無線装置4,7,5へ送信する。
そうすると、送信先である無線装置5は、無線装置3からの経路周知パケットRNTF1を受信するとともに、その経路周知パケットRNTF1の受信に伴って経路応答パケットRREP1を生成して無線装置7,4,3へ送信する。
したがって、無線装置3と無線装置5との間の経路を決定するという負荷が無線装置0に印加されるが、無線装置3,4,7,5には、負荷が印加されないので、無線ネットワークシステム10全体としては、負荷を低減できる。
なお、無線装置7は、無線装置4から経路周知パケットRNTFを受信すると、経路要求パケットRREQを生成して送信先の無線装置5へ送信するようにしてもよい。この場合、送信先の無線装置5は、無線装置7からの経路要求パケットRREQに応じて経路応答パケットRREPを生成して無線装置7へ送信する。
無線装置3以外の無線装置(無線装置1,2,4〜9のいずれか)が送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立するときも、上述した動作に従って経路を確立する。
また、ルーツ無線装置として機能する無線装置0が他の無線装置(無線装置1〜9のいずれか)と無線通信を行なう場合、トポロジー情報TPIFに基づいて送信先までの経路を決定すると、経路周知パケットRNTFを生成し、その生成した経路周知パケットRNTFを送信先まで送信し、送信先から経路応答パケットRREPを受信する。これにより、無線装置0と送信先との間で無線通信を行なうための経路が確立される。
[経路を確立する他の方法]
無線装置3は、無線装置5との間で無線通信を行なうための経路を次の方法によって確立してもよい。図13Aから図13Dは、ルーティングテーブル20のさらに他の例を示す図である。経路を確立する他の方法が用いられる場合、ルーツ無線装置として機能する無線装置0は、無線ネットワークシステム10内の無線装置1〜9を各送信先とするルーティングテーブル20作製し、その作製したルーティングテーブルを各無線装置1〜9へ送信する。
図13Aから図13Dを参照して、ルーティングテーブル20Bは、無線装置1が無線装置0,2〜9の各々を送信先とする場合のルーティングテーブルであり、ルーティングテーブル20Cは、無線装置3が無線装置0,1,2,4〜9の各々を送信先とする場合のルーティングテーブルであり、ルーティングテーブル20Dは、無線装置4が無線装置1〜3,5〜9の各々を送信先とする場合のルーティングテーブルであり、ルーティングテーブル20Eは、無線装置7が無線装置1〜6,8,9の各々を送信先とする場合のルーティングテーブルである。
無線装置0は、ルーティングテーブル20B,20C,20D,20Eを作成し、その作成したルーティングテーブル20B,20C,20D,20Eをそれぞれ無線装置1,3,4,7へ送信する。
なお、図13Aから図13Dにおいては、図示されていないが、無線装置0は、無線装置2,5,6,8,9から各送信先までの経路を示すルーティングテーブルを作成し、その作成したルーティングテーブルを無線装置2,5,6,8,9へ送信する。
無線装置3が無線装置5との間で無線通信を行なうための経路を確立する場合、無線装置3のルーティングデーモン23は、ルーティングテーブル20Cを参照して無線装置5までの経路を決定する。そして、無線装置3のルーティングデーモン23は、無線装置5までの経路を決定すると、経路周知パケットRNTF1を生成して無線装置4へ送信する。
無線装置4のルーティングデーモン23は、無線装置3から経路周知パケットRNTF1を受信すると、ルーティングテーブル20Dを参照して経路周知パケットRNTF1を無線装置5へ送信するための経路を決定し、その決定した経路に沿って経路周知パケットRNTF1を送信する。
そして、無線装置7のルーティングデーモン23は、無線装置4から経路周知パケットRNTF1を受信すると、ルーティングテーブル20Eを参照して経路周知パケットRNTF1を無線装置5へ送信するための経路を決定し、その決定した経路に沿って経路周知パケットRNTF1を無線装置5へ送信する。
無線装置5のルーティングデーモン23は、経路周知パケットRNTF1を受信すると、経路応答パケットRREP1を生成し、その生成した経路応答パケットRREP1を無線装置5−無線装置7−無線装置4−無線装置3からなる経路に沿って無線装置3へ送信する。そして、無線装置3が経路応答パケットRREP1を受信すると、無線装置3と無線装置5との間で無線通信を行なうための経路が確立される。
このように、各無線装置1〜9が各無線装置を送信先とするルーティングテーブル20を保持している場合、各無線装置1〜9は、送信先との間で無線通信を行なうとき、ルーツ無線装置として機能している無線装置0に経路情報を問い合わせしなくてもよく、無線装置1〜9の負荷をさらに低減できる。
[実施の形態2]
図14は、実施の形態2による無線ネットワークシステムの概略図である。図14を参照して、無線ネットワークシステム10Aは、図1に示す無線ネットワークシステム10の無線装置1,2,8,9をそれぞれ無線装置1A,2A,8A,9Aに代えたものであり、その他は、無線ネットワークシステム10と同じである。
図15は、図14に示す一部の無線装置1A,2A,8A,9Aの構成を示す概略ブロック図である。無線装置1A,2A,8A,9Aの各々は、リンクステート情報LSIFを用いた無線通信に不適合な無線装置である。したがって、無線装置1A,2A,8A,9Aの各々は、無線装置0〜9のルーティングテーブル20を削除した構成からなる(図2および図15参照)。
その結果、無線ネットワークシステム10Aは、リンクステート情報LSIFを用いた無線通信に適合する無線装置0,3〜7と、リンクステート情報LSIFを用いた無線通信に不適合な無線装置1A,2A,8A,9Aとからなる。
なお、無線ネットワークシステム10Aにおいても、無線装置0は、ルーツ無線装置として機能する。
図16Aから図16Dは、実施の形態2においてルーツ無線装置がリンクステート情報LSIFを収集する動作を説明するための図である。図16Aを参照して、無線装置0,1A,2A,3〜7,8A,9Aが無線ネットワークシステム10Aを構成している。
このような状態において、ルーツ無線装置である無線装置0は、定期的に、経路要求パケットRREQを生成し、その生成した経路要求パケットRREQを各無線装置1A,2A,3〜7,8A,9Aへユニキャストする(図16B参照)。
より具体的には、無線装置0のルーティングデーモン23は、経路要求パケットRREQ(図4参照)の送信先アドレス#1〜送信先アドレス#Nに各無線装置1A,2A,3〜7,8A,9AのMACアドレス(MAC Address1A,MAC Address2A,MAC Address3〜MAC Address7,MAC Address8A,MAC Address9A)を設定して9個の経路要求パケットRREQを順次作成する。そして、無線装置0のルーティングデーモン23は、その作成した9個の経路要求パケットRREQをそれぞれ無線装置1A,2A,3〜7,8A,9Aへユニキャストする。
そうすると、無線装置1A,2A,3〜7,8A,9Aは、定期的に、無線装置0から経路要求パケットRREQを受信する。無線装置1A,2A,3〜7,8A,9Aのうち、無線装置1A,2A,8A,9Aは、リンクステート情報LSIFを用いた無線通信に不適合であるので、自己がリンクステート情報LSIFを用いた無線通信に不適合である旨を記載した経路応答パケットRREPを生成して無線装置0へユニキャストする(図16C参照)。
一方、無線装置1A,2A,3〜7,8A,9Aのうち、無線装置3〜7は、リンクステート情報LSIFを用いた無線通信に適合した無線装置であるので、定期的に収集したリンクステート情報LSIFを含む経路応答パケットRREPを生成して無線装置0へユニキャストする(図16D参照)。
その結果、無線装置0は、リンクステート情報LSIFを用いた無線通信に適合した無線装置3〜7からリンクステート情報LSIFを受信し、その受信したリンクステート情報LSIFに基づいて、無線ネットワークシステム10Aを構成する無線装置1A,2A,3〜7,8A,9Aのトポロジーを示すトポロジー情報TPIFを作成して保持する。
また、無線装置0は、無線ネットワークシステム10Aを構成する無線装置1A,2A,3〜7,8A,9Aのうち、無線装置1A,2A,8A,9Aがリンクステート情報LSIFを用いた無線通信に不適合な無線装置であり、無線装置3〜7がリンクステート情報LSIFを用いた無線通信に適合した無線装置であることを認識する。
なお、実施の形態2においては、リンクステート情報LSIFを用いた無線通信に適合した無線装置を“LS”と表記し、リンクステート情報LSIFを用いた無線通信に不適合な無線装置を“NLS”と表記するものとする。したがって、無線装置0は、無線装置3〜7から受信したリンクステート情報LSIFに基づいて、トポロジー情報TPIFを作成するとき、無線装置3〜7が無線装置LSであることを示す無線装置3(LS)、無線装置4(LS)、無線装置5(LS)、無線装置6(LS)および無線装置7(LS)と、無線装置1A,2A,8A,9Aが無線装置NLSであることを示す無線装置1A(NLS)、無線装置2A(NLS)、無線装置8A(NLS)および無線装置9A(NLS)とを用いる。
その結果、無線装置0が経路要求パケットRREQに応じて、送信元と送信先との間の経路を抽出したとき、その経路を構成する各無線装置が無線装置LSであるか無線装置NLSであるかを容易に判定できる。
図17Aから図17Dは、送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明するための実施の形態2における概略図である。無線装置3が無線装置5との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明する。
図17Aを参照して、無線装置3は、実施の形態1において説明した動作と同じ動作に従って、経路要求パケットRREQ1を生成して無線装置0へ送信する。
無線装置0は、無線装置3から経路要求パケットRREQ1を受信すると、実施の形態1において説明した動作と同じ動作に従って、経路設定パケットRSET1を生成して無線装置3へ送信する(図17B参照)。この場合、経路設定パケットRSET1は、MAC Address3(LS)−MAC Address4(LS)−MAC Address7(LS)−MAC Address5(LS)からなる経路情報を含む。すなわち、経路設定パケットRSET1は、無線装置0によって設定された経路上の各無線装置3,4,7,5が無線装置LSであるか無線装置NLSであるかを示す情報を含む。
そうすると、無線装置3は、無線装置0から経路設定パケットRSET1を受信する。そして、無線装置3は、経路設定パケットRSET1の受信に応じて、実施の形態1において説明した動作と同じ動作に従って、経路周知パケットRNTF1を生成し、その生成した経路周知パケットRNTF1を無線装置3−無線装置4−無線装置7−無線装置5からなる経路に沿って無線装置5へ送信する(図17C参照)。この場合、経路周知パケットRNTF1は、MAC Address3(LS)−MAC Address4(LS)−MAC Address7(LS)−MAC Address5(LS)を含む。
無線装置5は、無線装置3から経路周知パケットRNTF1を受信すると、実施の形態1において説明した動作と同じ動作に従って、経路応答パケットRREP1を生成して無線装置3へ送信する(図17D参照)。
そして、無線装置3は、無線装置5から経路応答パケットRREP1を受信し、無線装置3と無線装置5との間で無線通信を行なうための経路が確立される。
このように、無線ネットワークシステム10Aにおいて、ルーツ無線装置として機能する無線装置0は、リンクステート情報LSIFを用いた無線通信に適合した無線装置である無線装置3から経路要求パケットRREQ1を受信したとき、経路設定パケットRSET1を経路要求パケットRREQ1を送信して無線装置3へ送信する。
なお、上記においては、無線装置7は、無線装置4からの経路周知パケットRNTF1を無線装置5へ中継すると説明したが、この発明においては、これに限らず、無線装置7は、無線装置4から経路周知パケットRNTF1を受信すると、経路要求パケットRREQ1を生成して無線装置5へ送信するようにしてもよい。これによって、無線装置7は、無線装置5が無線装置LSであるか無線装置NLSであるかを判定する必要がなくなる。
すなわち、経路周知パケットRNTF1は、上述したように、MAC Address3(LS)−MAC Address4(LS)−MAC Address7(LS)−MAC Address5(LS)を含むので、無線装置7は、経路周知パケットRNTF1に含まれているMAC Address3(LS)−MAC Address4(LS)−MAC Address7(LS)−MAC Address5(LS)を参照すれば、無線装置5が無線装置LSであるか無線装置NLSであるかを判定できるが、無線装置7が経路要求パケットRREQ1を生成して無線装置5へ送信する場合、無線装置5が無線装置LSであるか無線装置NLSであるかを判定する必要がない。経路周知パケットRNTFは、無線装置LSのみによって認識され、経路要求パケットRREQは、無線装置LSおよび無線装置NLSのいずれによっても認識されるからである。
図18Aから図18Dは、送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明するための実施の形態2における他の概略図である。図18Aから図18Dを参照して、無線装置1Aが無線装置8Aとの間で無線通信を行なうための経路を確立する動作を説明する。
無線装置1Aのルーティングデーモン23は、実施の形態1における無線装置3と同じ動作に従って経路要求パケットRREQ2[ID/33/0/1/1/10/MAC Address1A/11/2/MAC Address8A/50]を生成して無線装置0へユニキャストする(図18A参照)。
そうすると、無線装置0のルーティングデーモン23は、経路要求パケットRREQ2=[ID/33/0/1/1/10/MAC Address1A/11/2/MAC Address8A/50]を無線装置1から受信し、その受信した経路要求パケットRREQ2=[ID/33/0/1/1/10/MAC Address1A/11/2/MAC Address8A/50]から送信元アドレス=MAC Address1Aおよび送信先アドレス=MAC Address8Aを抽出する。
そして、無線装置0のルーティングデーモン23は、無線装置1Aが無線装置8Aとの間で無線通信を行なうための経路を要求していることを検出し、保持しているトポロジー情報TPIFに基づいて、好適な経路(=無線装置1A−無線装置4−無線装置7−無線装置8A)を抽出する。
この場合、無線装置1Aから無線装置8Aまでの経路としては、無線装置1A−無線装置2A−無線装置5−無線装置8Aおよび無線装置1A−無線装置3−無線装置6−無線装置7−無線装置8A等が存在するが、無線装置0のルーティングデーモン23は、ホップ数および既に行われている無線通信の状況等を考慮し、好適な経路として無線装置1A−無線装置4−無線装置7−無線装置8Aからなる経路を抽出する。
そうすると、無線装置0のルーティングデーモン23は、経路設定パケットRSET2=[ID/45/0/30/10/MAC Address0/4/MAC Address1A/MAC Address1A(NLS)−MAC Address4(LS)−MAC Address7(LS)−MAC Address8A(NLS)]を生成し、その生成した経路設定パケットRSET2=[ID/45/0/30/10/MAC Address0/4/MAC Address1A/MAC Address1A(NLS)−MAC Address4(LS)−MAC Address7(LS)−MAC Address8A(NLS)]を無線装置2Aを介して無線装置4へ送信する(図18B参照)。
送信元である無線装置1Aは、リンクステート情報LSIFを用いた無線通信に不適合な無線装置NLSであるので、経路設定パケットRSET2を認識できない。したがって、無線装置0は、無線装置1Aに隣接し、かつ、無線装置LSである無線装置4へ経路設定パケットRSET2を送信することにしたものである。
無線装置4のルーティングデーモン23は、無線装置2Aを介して無線装置0から経路設定パケットRSET2=[ID/45/0/30/10/MAC Address0/4/MAC Address1A/MAC Address1A(NLS)−MAC Address4(LS)−MAC Address7(LS)−MAC Address8A(NLS)]を受信し、その受信した経路設定パケットRSET2=[ID/45/0/30/10/MAC Address0/4/MAC Address1A/MAC Address1A(NLS)−MAC Address4(LS)−MAC Address7(LS)−MAC Address8A(NLS)]からMAC Address1A/MAC Address1A(NLS)−MAC Address4(LS)−MAC Address7(LS)−MAC Address8A(NLS)を抽出する。
そして、無線装置4のルーティングデーモン23は、その抽出したMAC Address1A/MAC Address1A(NLS)−MAC Address4(LS)−MAC Address7(LS)−MAC Address8A(NLS)に基づいて、無線装置8Aとの間で無線通信を行なうための経路として無線装置1A−無線装置4−無線装置7−無線装置8Aからなる経路を使用することを無線装置0から指示されたことを認識する。
無線装置4のルーティングデーモン23は、無線装置8Aとの間で無線通信を行なうための経路を認識すると、無線装置1A−無線装置4−無線装置7−無線装置8Aからなる経路に沿って無線装置8Aとの間で無線通信を行なうことを通知する経路周知パケットRNTF2=[ID/44/0/10/10/4/3/MAC Address4/10/MAC Address1A/MAC Address1A(NLS)−MAC Address4(LS)−MAC Address7(LS)−MAC Address8A(NLS)]を生成し、その生成した経路周知パケットRNTF2=[ID/44/0/10/10/4/3/MAC Address4/10/MAC Address1A/MAC Address1A(NLS)−MAC Address4(LS)−MAC Address7(LS)−MAC Address8A(NLS)]を無線装置7へ送信する。
無線装置7のルーティングデーモン23は、無線装置4から経路周知パケットRNTF2=[ID/44/0/10/10/4/3/MAC Address4/10/MAC Address1A/MAC Address1A(NLS)−MAC Address4(LS)−MAC Address7(LS)−MAC Address8A(NLS)]を受信し、その受信した経路周知パケットRNTF2=[ID/44/0/10/10/4/3/MAC Address4/10/MAC Address1A/MAC Address1A(NLS)−MAC Address4(LS)−MAC Address7(LS)−MAC Address8A(NLS)]に含まれる“MAC Address1A/MAC Address1A(NLS)−MAC Address4(LS)−MAC Address7(LS)−MAC Address8A(NLS)”に基づいて、無線装置4からのパケットを無線装置8Aへ中継すること、および無線装置8Aが無線装置LSであることを認識する。
そうすると、無線装置7のルーティングデーモン23は、経路要求パケットRREQ3=[ID/44/0/1/0/60/MAC Address7/60/0/MAC Address8A(NLS)/70]を生成して無線装置8Aへユニキャストする(図18C参照)。
無線装置8Aのルーティングデーモン23は、無線装置7から経路要求パケットRREQ3=[ID/44/0/1/0/60/MAC Address7/60/0/MAC Address8A(NLS)/70]を受信し、その受信した経路要求パケットRREQ3=[ID/44/0/1/0/60/MAC Address7/60/0/MAC Address8A(NLS)/70]に含まれる“MAC Address8A”に基づいて、無線装置8Aが送信先であることを認識し、経路応答パケットRREP2を無線装置7へ送信すべきことを認識する。
そうすると、無線装置8Aのルーティングデーモン23は、経路応答パケットRREP2=[ID/32/0/1/MAC Address8A/70/4/0/MAC Address7/70]を生成し、その生成した経路応答パケットRREP2=[ID/32/0/1/MAC Address8A/70/4/0/MAC Address7/70]を無線装置7へ送信する(図18D参照)。
そして、無線装置7は、無線装置8Aから経路応答パケットRREP2=[ID/32/0/1/MAC Address8A/70/4/0/MAC Address7/70]を受信し、その受信した経路応答パケットRREP2=[ID/32/0/1/MAC Address8A/70/4/0/MAC Address7/70]を無線装置4へ中継する。また、無線装置4は、無線装置7から経路応答パケットRREP2=[ID/32/0/1/MAC Address8A/70/4/0/MAC Address7/70]を受信し、その受信した経路応答パケットRREP2=[ID/32/0/1/MAC Address8A/70/4/0/MAC Address7/70]を無線装置1Aへ中継する。
そうすると、無線装置1Aのルーティングデーモン23は、無線装置4から経路応答パケットRREP2=[ID/32/0/1/MAC Address8A/70/4/0/MAC Address7/70]を受信し、その受信した経路応答パケットRREP2=[ID/32/0/1/MAC Address8A/70/4/0/MAC Address7/70]に含まれる“MAC Address8A”(=送信先アドレス)に基づいて、送信先の無線装置である無線装置8Aとの間で無線通信を行なうための経路が確立されたことを認識する。
このように、送信元の無線装置がリンクステート情報LSIFを用いた無線通信に不適合な無線装置である場合、ルーツ無線装置としての無線装置0は、送信元に隣接し、かつ、リンクステート情報LSIFを用いた無線通信に適合した無線装置(=無線装置4)に経路設定パケットRSETを送信し、無線装置4は、経路設定パケットRSETの受信に応じて、経路周知パケットRNTFを生成して送信する。
また、送信先の無線装置8Aがリンクステート情報LSIFを用いた無線通信に不適合な無線装置であるので、送信先の無線装置8Aに隣接する経路上の無線装置7は、経路周知パケットRNTFの受信に応じて、経路要求パケットRREQを生成して送信先の無線装置8Aへ送信する。そして、無線装置8Aは、経路要求パケットRREQの受信に応じて、経路応答パケットRREPを生成して送信する。
これによって、リンクステート情報LSIFを用いた無線通信に不適合な無線装置が送信元および/または送信先である場合にも、無線装置0が設定した経路に沿って送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立することができる。
なお、実施の形態2においても、無線装置0がリンクステート情報LSIFを用いた無線通信に適合した無線装置3〜7の各々を送信元とし、かつ、各無線装置1A,2A,3〜7,8A,9Aを送信先とするルーティングテーブルを作成し、その作成したルーティングテーブルを無線装置3〜7へ送信し、無線装置3〜7は、無線装置0から受信したルーティングテーブルに基づいて、送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立するようにしてもよい。
実施の形態2によれば、リンクステート情報を用いた無線通信に適合した無線装置3〜7と、リンクステート情報を用いた無線通信に不適合な無線装置1A,2A,8A,9Aとが混在している場合でも、ルーツ無線装置として機能する無線装置0が無線ネットワークシステム10A内の無線装置0,1A,2A,3〜7,8A,9Aのトポロジーを示すトポロジー情報TPIFを作成して保持するとともに、無線装置1A,2A,3〜7,8A,9Aからの経路要求に応じて、好適な経路をトポロジー情報TPIFを参照して抽出し、その抽出した好適な経路を示す経路情報を無線装置3〜7へ送信し、無線装置3〜7は、送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立する。
したがって、無線装置1A,2A,3〜7,8A,9Aの負荷を低減でき、無線ネットワークシステム10A全体の負荷を低減できる。
なお、無線ネットワークシステム10Aは、好ましくは、リンクステート情報LSIFを用いた無線通信に不適合な無線装置1A,2A,8A,9Aに隣接する無線装置が、リンクステート情報LSIFを用いた無線通信に適合した無線装置3〜7になるように構成される。このような構成にすることによって、送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を確立するとき、リンクステート情報LSIFを用いた無線通信に不適合な複数の無線装置が経路上に連続して存在することがなくなり、送信元の無線装置がリンクステート情報LSIFを用いた無線通信に不適合な無線装置であっても、無線装置0は、送信元に隣接し、かつ、リンクステート情報LSIFを用いた無線通信に適合した無線装置に経路設定パケットRSETを送信すればよいので、送信元と送信先との間で経路を正確に確立できる。
なお、上記においては、無線装置0〜9は、図2に示す構成からると説明したが、この発明においては、これに限らず、無線装置0〜9は、図19に示す構成からなっていてもよい。図19は、図1に示す無線装置0〜9の構成を示す他の概略ブロック図である。
図19を参照して、無線装置0〜9の各々は、送受信部30と、アドレス解析部31と、ルーティング制御部32と、ルーティングテーブル33とを備える。
送受信部30は、パケットPKT、経路要求パケットRREQ、経路応答パケットRREP、経路設定パケットRSET、経路周知パケットRNTFおよび経路アナウンスパケットRAEを送受信するとともに、受信したパケットPKT、経路要求パケットRREQ、経路応答パケットRREP、経路設定パケットRSET、経路周知パケットRNTFおよび経路アナウンスパケットRAEをアドレス解析部31へ送信する。
アドレス解析部31は、送受信部30から受信したパケットPKT、経路要求パケットRREQ、経路応答パケットRREP、経路設定パケットRSET、経路周知パケットRNTFおよび経路アナウンスパケットRAEのアドレスを解析し、その解析結果をルーティング制御部32へ送信する。
ルーティング制御部32は、アドレス解析部31から受信した解析結果に基づいて、トポロジー情報TPIFを作成して保持するとともに、トポロジー情報TPIFに基づいて、送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を示す経路情報を含む経路設定パケットRSETを作成して送受信部30へ送信する。
また、ルーティング制御部32は、経路設定パケットRSETに含まれている経路情報によって示された経路上の無線装置のMACアドレスをアドレス解析部31から受信すると、その受信したMACアドレスに基づいて、ルーティングテーブル33を作成する。
さらに、ルーティング制御部32は、アドレス解析部31からの解析結果に基づいて、上述した経路要求パケットRREQ、経路応答パケットRREPおよび経路アナウンスパケットRAEを作成して送受信部30へ送信する。
ルーティングテーブル33は、各送信先までの経路を示す経路情報が格納され、上述したルーティングテーブル20と同じ構成からなる。
また、上記においては、無線装置1A,2A,8A,9Aは、図15に示す構成からなると説明したが、この発明においては、これに限らず、無線装置1A,2A,8A,9Aは、図20に示す構成からなっていてもよい。図20は、図14に示す一部の無線装置1A,2A,8A,9Aの構成を示す他の概略ブロック図である。
図20を参照して、無線装置1A,2A,8A,9Aの各々は、図19に示す無線装置0〜9のルーティングテーブル33を削除したものであり、その他は、無線装置0〜9と同じである。
さらに、上記においては、レイヤー2のMACアドレスを用いてトポロジー情報TPIFが作成され、送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路が確立されると説明したが、この発明においては、これに限らず、IPアドレスを用いてトポロジー情報TPIFが作成され、送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路が確立されるようにしてもよい。
さらに、上記においては、送信元の無線装置1A,3は、経路要求パケットRREQを作成して無線装置0へ送信すると説明したが、この発明においては、これに限らず、送信元の無線装置1A,3は、送信先の無線装置5,8Aまでの経路を知りたい旨のメッセージを含むパケットPKTを生成して無線装置0へ送信するようにしてもよい。
さらに、送信元の無線装置3または送信元の無線装置1Aに隣接する無線装置4は、送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路を通知する経路周知パケットRNTFを送信すると説明したが、この発明においては、これに限らず、送信元の無線装置3または送信元の無線装置1Aに隣接する無線装置4は、送信元と送信先との間で無線通信を行なうための経路をメッセージとして含むパケットPKTを送信するようにしてもよい。
さらに、送信先の無線装置5,8Aは、経路応答パケットRREPを作成して送信元の無線装置3,1Aへ送信すると説明したが、この発明においては、これに限らず、送信先の無線装置5,8Aは、経路の設定を了解した旨のメッセージを含むパケットPKTを作成して送信元の無線装置3,1Aへ送信するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
産業上の利用可能性
この発明は、負荷の低減が可能な無線ネットワークシステムに適用される。