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JP4762125B2 - アンテナ装置および無線装置 - Google Patents

アンテナ装置および無線装置 Download PDF

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Description

本発明はアンテナ装置に係り、特に、携帯型の無線装置に適用されるアンテナ装置に関する。
例えば携帯電話機のような小型の無線装置においては、実装スペースが限られることから、アンテナ又は回路の各部分の間の電磁的又は静電的結合による干渉が問題になる場合がある。特にアンテナについては、放射効率の低下が問題になることが多い。これらの問題に対して、磁性体を利用する解決策が検討されている(例えば、特許文献1又は特許文献2参照。)。
上記の特許文献1は、基板上の回路をシールドケースで囲むと共に該シールドケースからアンテナを引き出すようにした携帯無線装置の構成において、シールド効果を高めるための技術を記載している。その1つとして、シールドケースと基板の接地パターンとの接続箇所のうち、シールドケース表面に誘起される高周波電流の向きに直交する向きに当る箇所の電気的接続をより確実にすることが挙げられている。他の1つとして、シールドケース表面に誘起される高周波電流の向きに磁化容易軸を有する磁性膜を積層して、電波の反射係数を高めることが挙げられている。
上記の特許文献2は、ダイポールアンテナ(給電素子)と導体板等の無給電素子からなる通信装置用アンテナにおいて、アンテナのインピーダンス整合及び小型化のための波長短縮効果を高めるための技術を記載している。そのための方法として、無給電素子を磁性体又は金属板表面に磁性体を積層したものから形成し、磁性体のパラメータ(比透磁率、比誘電率、厚さ)を好適に制御することが挙げられている。
特開第2001−156484号公報(第2乃至4ページ、図1) 特開第2006−222873号公報(第2、4乃至6ページ、図1)
上述した特許文献1に記載された従来の技術は、引き出し型のアンテナを用いる携帯無線装置において、シールドケースのインピーダンスを下げて高周波電流を流しやすくすることにより、シールドケースに囲まれた部分の回路への高周波電流の回り込みを抑えようとするものである。内蔵型のアンテナを用いる無線装置に対しては、アンテナと基板の位置関係が引き出し型アンテナの場合とは異なる等の理由により、このような技術を適用することが難しい場合がある。また、磁化容易軸の向きを定めて磁性膜を積層することから、磁化容易軸の向きが一意に決まらない場合には適用できないという問題がある。
上述した特許文献2は、実施例において磁性体の比透磁率が10程度のものに言及している。また、磁性体の等方性又は異方性に関する記述は見当たらない。特許文献2に記載された従来の技術と異なり、より高い比透磁率を示す異方性の磁性体を用いることによって、放射効率等のアンテナ特性をさらに改善し得る可能性が考えられる。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、磁界の向きによって選択的に高透磁率を示す異方性磁性体の特徴を生かして、無線装置のアンテナ特性を改善することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願請求項1記載の発明のアンテナ装置は、第1の面と第2の面を有し、前記第1の面の1の端辺の少なくとも一部を含む範囲が導体層に異方性磁性体からなる層を重ねて形成され、かつ、前記異方性磁性体からなる層は前記端辺に続く端面にも設けられると共に磁化困難軸を前記第1の面に略平行に向けてなる基板と、前記端辺の近傍において不平衡給電され、かつ、前記第1の面の側において前記端辺に略平行すると共に、励振されたとき分布する電流の向きが前記磁化困難軸の向きと略直交するように配設されたアンテナ素子とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、磁界の向きによって選択的に高透磁率を示す異方性磁性体の特徴を生かして、無線装置のアンテナ特性を改善することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下、図1乃至図5を参照して、本発明の実施例1を説明する。図1は、本発明の実施例1に係るアンテナ装置1の構成を表す図である。なお説明の便宜上、後で説明するシミュレーションの条件(各部の寸法等)を併せて記載するが、これは一例であって、本発明の適用範囲をこれらの条件の下に限定するものではない。
アンテナ装置1は、基板10とアンテナ素子11を有してなる。基板10の上向きの面は、基材部12の上に導体層13が設けられ、さらに磁性体層14が重ねて形成されている。
アンテナ素子11は、中央部分で給電される共振周波数500MHzの2分の1波長ダイポールアンテナで、素子長は300mmである。アンテナ素子11は基板10の長辺に略平行に、かつ、基板10の面に垂直な向きから見たとき一端及び他端がそれぞれ基板10の上側の短辺及び下側の短辺から10mmの距離に位置するように配設される。
基板10の短辺は、100mm長とする。なお以後の説明の便宜上、基板10の面に略垂直な向きのX軸、基板10の短辺に略平行な向きのY軸、アンテナ素子11の長手方向に略平行な向きのZ軸からなる直交座標系を設けるものとする。
磁性体層14は、ナノグラニュラー材又はナノコラムラー材等の異方性磁性体からなり、図1に示したY軸の向きに磁化困難軸を向けて配設されるものとする。その場合、図1に示した直交座標系における磁束密度と磁界の関係式は、磁性体層14の磁化困難軸(図1の場合Y軸)方向の比透磁率をμyとすると、概ね式1のように表される。式1の左辺は、磁性体層14に磁界が印加されたときの磁束密度を、上記の直交座標系におけるベクトルとして表したものである。式1の右辺は、上記の直交座標系における行列として表される磁性体層14の比透磁率と、同じくベクトルとして表される磁界の積を表したものである。なおμy(実数部)の値は、例えば50とすることができる。
Figure 0004762125
式1は、磁性体層14に磁界が印加されたとき、磁化困難軸方向の磁界成分に対しては磁性体固有の透磁率が作用し、その他の方向の磁界成分に対しては磁性体として作用しない(自由空間の透磁率と同じである。)異方性磁性体の特性を表現したものである。アンテナ素子11が励振されたときの電流は、アンテナ素子11の長手方向であるZ軸に沿って、すなわち磁性体層14の磁化困難軸と直交する方向に分布する。
仮に基板10が磁性体層14を欠くものとすると、上記のアンテナ電流によって主にY軸方向に誘起される磁界が導体層13のアンテナ素子11近傍の箇所に集中する。その結果、導体層13においてアンテナ電流と逆相の高周波電流が誘起され、アンテナ装置1の放射効率を損なう原因となる。
基板10に磁性体層14が設けられていることにより、上記のアンテナ電流によって主にY軸方向に誘起される磁界は比透磁率μyの作用によりアンテナ素子11近傍への集中が緩和され、Y軸に沿ってある程度の広がりを持って分布する。その結果、導体層13に誘起される高周波電流の向きは位置によって異なるものとなり、基板10が磁性体層14を持たない場合に比べてアンテナ装置1の放射効率低下が抑えられる。なお、磁性体層14の磁化困難軸がX軸又はZ軸方向にある場合は、Y軸方向の透磁率が自由空間のそれと同じになることから、磁性体層14を欠く場合と同様の結果を招く。
以上述べたところのシミュレーションによる検証の結果を、図2乃至図5を参照して説明する。図2は、図1に記入した一点鎖線“A−A”の位置における基板10とアンテナ素子11の断面図で、シミュレーションの条件を表している。図中の符号並びにX軸及びY軸は、斜視図と共通とする。当該シミュレーションにおいては、基板10は便宜上厚さ1mmの導体板(=導体層13)に磁性体層14が設けられたものと仮定する。アンテナ素子11の断面は直径4mmの円形である。アンテナ素子11は、磁性体層14の上側の面から3mmの距離に配設されている。周波数は500MHz、磁性体層14の磁化困難軸方向の比透磁率μyの実数部は50、同じくtanδは0.1である。
図3は、磁性体層14の磁化困難軸がY軸方向にある場合の導体層13における高周波電流の分布を表す図である。図4は、磁性体層14の磁化困難軸がX軸方向にある場合の導体層13における高周波電流の分布を表す図である。図5は、磁性体層14の磁化困難軸がZ軸方向にある場合の導体層13における高周波電流の分布を表す図である。これらの図において、基板10の面上の各位置に表された概ね三角形のシンボルは、尖端の向きがその位置における高周波電流の向きを表す。
図3と図4を比較すると、図4においてはアンテナ素子11の近傍において高周波電流の向きがほぼ一様にZ軸方向であるのに対し、図3においてはアンテナ素子11の近傍でもY軸方向を向く電流成分が生じている。図3においては、Z軸方向のアンテナ電流と逆相の電流成分がその分減殺され、アンテナ装置1の放射効率低下を抑えることができる。なお図5は、図3とほぼ同様の結果を示している。
上記のシミュレーションによりアンテナ装置1の放射効率を評価したところ、−0.86dBであった。アンテナ装置1の各種変形例についても同様に評価したところ、基板10が磁性体層14を欠く場合の放射効率は−9.5dB、磁性体層14の磁化困難軸がX軸方向の場合の放射効率は−8.2dB、磁性体層14の磁化困難軸がZ軸方向の場合の放射効率は−7.9dB、磁性体層14が等方性磁性体からなる場合の放射効率は−1.2dBであった。なお、アンテナ装置1及び等方性磁性体を用いる変形例においては、波長短縮効果も確認された。
本発明の実施例1によれば、異方性の磁性体層をアンテナ素子と基板の導体層との間に設けて磁化困難軸の向きをアンテナ電流の向きと直交させることにより、放射効率の低下を抑えることができる。
以下、図6乃至図8を参照して、本発明の実施例2を説明する。図6は、本発明の実施例2に係るアンテナ装置2の構成を表す図である。なお説明の便宜上、後で説明するシミュレーションの条件(各部の寸法等)を併せて記載するが、これは一例であって、本発明の適用範囲をこれらの条件の下に限定するものではない。
アンテナ装置2は、基板20とアンテナ素子21を有してなる。基板20の上向きの面において、左側に当る端辺22の一部を含む範囲には導体層(図示せず。)が設けられ、さらに磁性体層24が重ねて形成されている。磁性体層24は、端辺22に続く端面25にも設けられている。磁性体層24は、基板20の図示しない下向きの面の端面25に続く範囲にさらに設けられていてもよい。
アンテナ素子21は、端辺22の近傍の給電点21aにおいて不平衡給電される4分の1波長モノポールアンテナである。アンテナ素子21は、基板20の上向きの面の側において、端辺22に略平行に設けられている。
基板20のサイズは、長辺が80mm長、短辺が40mm長とする。先に説明した端辺22は図6では2の短辺のうち1に相当するが、これに限らず、2の長辺のうち1に相当するとしてもよい。なお以後の説明の便宜上、基板20の面に略垂直な向きのX軸、基板20の短辺に略平行な向きのY軸、基板20の長辺に略平行な向きのZ軸からなる直交座標系を設けるものとする。
磁性体層24は、実施例1の磁性体層14と同じく異方性磁性体からなり、図6に示したZ軸の向きに磁化困難軸を向けて配設されるものとする。アンテナ素子21が励振されたとき基板20の短辺沿いのY軸の向きに、すなわち磁性体層24の磁化困難軸と略直交する方向に、アンテナ電流が分布する。
仮に基板20が磁性体層24を欠くものとすると、不平衡型のアンテナ素子21が励振されたとき給電点21aから基板20の導体層のY軸方向に向かい、アンテナ素子21の近傍に集中して分布する高周波電流を生じる。アンテナ素子21に分布するアンテナ電流と、上記の基板20の導体層のY軸方向に分布する高周波電流は互いに逆相であるから、アンテナ装置2の放射効率を損なう原因となる。
基板20に異方性の磁性体層24が設けられており、磁化困難軸がアンテナ電流の向きと略直交することから、実施例1で述べたのと同様にして基板20の導体層に分布する高周波電流のアンテナ素子21近傍への集中が緩和されるため、基板20が磁性体層24を欠く場合に比べてアンテナ装置2の放射効率低下が抑えられる。なお、磁性体層24の磁化困難軸がX軸又はY軸方向にある場合は、実施例1と同様の理由により、磁性体層24を欠く場合と同様の結果を招く。
以上述べたところのシミュレーションによる検証の結果を、図7及び図8を参照して説明する。シミュレーションの条件は、周波数が2GHz、磁性体層24の磁化困難軸方向の比透磁率(実数部)が50、同じくtanδが0.01である。なお基板20は、便宜上厚さ1mmの導体板と仮定している。
図7は、上記のシミュレーションによって得られた基板20における高周波電流の分布を表す図である。図8は、磁性体層24の磁化困難軸がY軸方向にある場合の基板20における高周波電流の分布を表す図である。これらの図において、基板20の面上の各位置に表された概ね三角形のシンボルは、尖端の向きがその位置における高周波電流の向きを表す。
図7と図8を比較すると、図8においてはアンテナ素子21の近傍において高周波電流の向きがほぼ一様にY軸方向であるのに対し、図7においてはアンテナ素子21の近傍でもZ軸方向を向く電流成分が生じている。図7においては、Y軸方向のアンテナ電流と逆相の電流成分がその分減殺され、アンテナ装置2の放射効率低下を抑えることができる。
上記のシミュレーションによりアンテナ装置2の放射効率を評価したところ、−0.51dBであった。一方、磁性体層23の磁化困難軸がY軸方向の場合の放射効率は−1.4dBであった。
実施例2の変形例について、図9乃至図12を参照して説明する。図9は、アンテナ装置2の磁性体層24に重ねて誘電体層26を設けた構成を、図6のY軸の向きに見て表す図である。図中の符号20、21及び24は、図6と共通である。これは、例えば図10に示すように誘電体材料からなる筐体に基板を収容して筐体外部にアンテナ素子を設けると共に、基板表面のアンテナ素子近傍の範囲に異方性磁性体を設けた構成を模擬するものである。
図9において仮に磁性体層24を欠くものとすると、アンテナ素子21が励振されたときその周囲に生じる電界は相対的に誘電率の高い誘電体層26に集中する傾向がある。この電界が基板20と結合して逆相電流を生じさせ、放射効率の低下を招きやすい。基板20に異方性の磁性体層24が設けられており、磁化困難軸がアンテナ電流の向きと略直交することから、実施例1又は実施例2で述べたのと同様にして放射効率の低下が抑えられる。
以上述べたところのシミュレーションによる検証の結果を、図11及び図12を参照して説明する。シミュレーションの条件は、誘電体層25の厚さが1mmであるほか、図7及び図8の場合と同じとする。
図11は、上記のシミュレーションによって得られた基板20における高周波電流の分布を表す図である。図12は、磁性体層24を欠くとした場合の基板20における高周波電流の分布を表す図である。これらの図において、基板20の面上の各位置に表された概ね三角形のシンボルは、尖端の向きがその位置における高周波電流の向きを表す。
図11と図12を比較すると、図7と図8の比較において述べたのと同様に、図11において放射効率の低下を相対的に抑えることができる。上記のシミュレーションによりアンテナ装置2に誘電体層26を付加した構成について放射効率を評価したところ、−0.56dBであった。一方、磁性体層24を欠く場合の放射効率は−2.8dBであった。
本発明の実施例2によれば、基板の端辺近傍に不平衡型アンテナ素子を設けるという携帯型の無線装置の一般的な構成において、異方性の磁性体層をアンテナ素子と基板の導体層との間に設けて磁化困難軸の向きをアンテナ電流の向きと直交させることにより、放射効率の低下を抑えることができる。
本発明の実施例3について、図13を参照して説明する。図13は、例えば非接触型識別機能を備えたカメラ付き携帯電話機において、基板上に搭載されたカメラの周囲にループ型のRadio Frequency Identification(RFID)アンテナを設けた構成を表す。異方性磁性体からなるシートが、円筒型のカメラの側面を取り巻くように設けられている。また、RFIDアンテナのループ形状に合わせて、基板の一部にループ型をなすように異方性磁性体の層が設けられている。これらの異方性磁性体は、図中のブロック矢印で示すように磁化困難軸がRFIDアンテナの直近の部分と直交する向きに配設されている。
本発明の実施例3によれば、RFIDアンテナによって生じる磁界が基板の導体層に結合して生じる逆相電流を抑えることができる。また、カメラから発生する雑音の磁界成分がRFIDアンテナに結合して生じる誘導雑音を抑えることができる。
以下、図14及び図15を参照して、本発明の実施例4を説明する。図14は、本発明の実施例4に係るアンテナ装置3の構成を表す図である。なお説明の便宜上、後で説明するシミュレーションの条件(各部の寸法等)を併せて記載するが、これは一例であって、本発明の適用範囲をこれらの条件の下に限定するものではない。
アンテナ装置3は、基板30とアンテナ素子31を有してなる。基板30の上向きの面において、左側に当る端辺32及び下側に当る端辺33のそれぞれ一部を含む範囲には導体層(図示せず。)が設けられている。
上記の端辺32の一部を含む範囲は、端辺33に略平行の向きに使用周波数の略4分の1波長(λ/4)の長さにわたって、異方性磁性体からなる磁性体層34(図14で斜線のハッチングを施して表す。)を上記の導体層に重ねて形成されている。上記の端辺33の一部を含む範囲(図14で水平線のハッチングを施して表す。以下、端辺33寄りの範囲という。)の導体層には、磁性体層が設けられていない。磁性体層34は、端辺32に続く端面35にも設けられている。磁性体層34は、基板30の図示しない下向きの面の端面35に続く範囲にさらに設けられていてもよい。
アンテナ素子31は、端辺32及び端辺33の近傍の給電点31aにおいて不平衡給電される4分の1波長モノポールアンテナである。アンテナ素子31は、基板30の上向きの面の側において、端辺32に略平行に設けられている。
基板30のサイズは、長辺が80mm長、短辺が40mm長とする。先に説明した端辺32は図14では2の短辺のうち1に相当するが、これに限らず、2の長辺のうち1に相当するとしてもよい。なお以後の説明の便宜上、基板30の面に略垂直な向きのX軸、基板30の短辺に略平行な向きのY軸、基板30の長辺に略平行な向きのZ軸からなる直交座標系を設けるものとする。
磁性体層34は、実施例1の磁性体層14と同じく異方性磁性体からなり、図14に示したZ軸の向きに磁化困難軸を向けて配設されるものとする。アンテナ素子31が励振されたとき基板30の短辺に略平行なY軸に沿って、すなわち磁性体層34の磁化困難軸と略直交する方向に、アンテナ電流が分布する。
アンテナ素子31は不平衡給電型であるから、基板30の導体層にも高周波電流が流れる。このうち、Z軸に平行な磁化困難軸を有する磁性体層34でカバーされた範囲は、アンテナ素子31によって誘起される磁界の影響が磁性体層34で遮られるため、主として端辺33寄りの範囲に高周波電流が分布する。端辺33寄りの範囲は端辺33沿いに使用周波数の4分の1波長相当のサイズを有して共振条件を満たし、かつ、アンテナ電流とは向きが直交するため相殺し合う関係にないから、当該高周波電流を放射効率に寄与させることができる。
不平衡型アンテナを用いる場合に基板の導体層に流れる高周波電流の向きを制御するため、基板の一部を切り欠く方法が従来から知られているが、基板の実装スペースを損なうという点で不利である。これに対して、アンテナ装置3の場合には、そのような制御のために基板の一部を切り欠く必要がないという利点がある。
以上述べたところのシミュレーションによる検証の結果を、図15を参照して説明する。シミュレーションの条件は、周波数が2GHz、磁性体層34の磁化困難軸方向の比透磁率(実数部)が50、同じくtanδが0.01である。なお基板30は、便宜上厚さ1mmの導体板と仮定している。
図15は、上記のシミュレーションによって得られた基板30における高周波電流の分布を表す図である。図中、基板30の面上の各位置に表された概ね三角形のシンボルは、尖端の向きがその位置における高周波電流の向きを表す。基板30の導体層を流れる高周波電流は、Z軸と平行に4分の1波長にわたり端辺33寄りの範囲に分布する。また、磁性体層34でカバーされていないアンテナ素子31から遠い方の範囲で、低レベルの高周波電流がY軸と平行に分布する。このような高周波電流の向きの制御により、アンテナ装置3の放射効率低下を抑えることができる。
上記のシミュレーションによりアンテナ装置3の放射効率を評価したところ、−0.56dBであった。一方、磁性体層23を欠く場合の放射効率は−1.4dBであった。
実施例4の第1の変形例について、図16を参照して説明する。図16は、実施例4で説明した基板30の導体層のうちアンテナ素子31から遠い方の範囲を、異方性磁性体からなる磁性体層34aでカバーするように構成して、図14のX軸の正面に当る方向から見て表す図である。図中の符号31、31a及び33並びにY軸及びZ軸は、図14と共通である。図中のブロック矢印は、それぞれ、磁性体層34及び同34aの磁化困難軸の向きを表す。
磁性体層34aでカバーされるアンテナ素子31から遠い方の範囲においては、図中下側に当る端辺33沿いに給電点31aの方向に向かって流れる高周波電流を、これに直交する向きの磁化困難軸を有する磁性体層34aの作用により抑制することができる。
実施例4の第2の変形例について、図17を参照して説明する。図17は、実施例4で説明した基板30の導体層のうちアンテナ素子31から遠い方の範囲を、異方性磁性体からなる磁性体層34b及び同34cでカバーするように構成し、図14のX軸の正面に当る方向から見て表す図である。図中の符号31、31a及び33並びにY軸及びZ軸は、図14と共通である。図中のブロック矢印は、それぞれ、磁性体層34、同34b及び同34cの磁化困難軸の向きを表す。
磁性体層34cは、図16の磁性体層34aと同じく、端辺33沿いに給電点31aの方向に向かって流れる高周波電流をこれに直交する向きの磁化困難軸を有することによって抑制するものである。磁性体層34bの磁化困難軸の向きは、磁性体層34及び同34cそれぞれの磁化困難軸のベクトル和の向きである。このように構成することにより、磁性体層34及び同34cの境界で高周波電流がスムーズに向きを変えられるようにすることができる。
本発明の実施例4によれば、不平衡型アンテナ素子を用いる場合に、異方性の磁性体層をアンテナ素子と基板の導体層との間に設けて磁化困難軸の向きをアンテナ電流の向きと直交させることにより、基板導体層に流れる高周波電流の向きを制御して放射効率の低下を抑えることができるという、付加的な効果が得られる。
以上の各実施例の説明において、各アンテナ装置の形状、構成、寸法等は例示であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまな変形が可能である。
本発明の実施例1に係るアンテナ装置の構成を表す図。 実施例1に係るアンテナ装置のシミュレーション評価に用いたアンテナ素子に垂直な断面の構成を表す図。 実施例1における(磁化困難軸がY軸方向)基板上の電流分布をシミュレーションにより表す図。 実施例1において磁化困難軸をX軸方向としたときの基板上の電流分布をシミュレーションにより表す図。 実施例1において磁化困難軸をZ軸方向としたときの基板上の電流分布をシミュレーションにより表す図。 本発明の実施例2に係るアンテナ装置の構成を表す図。 実施例2における(磁化困難軸がZ軸方向)基板上の電流分布をシミュレーションにより表す図。 実施例2において磁化困難軸をY軸方向としたときの基板上の電流分布をシミュレーションにより表す図。 実施例2の変形例の構成を表す図。 実施例2の変形例の応用例を表す図。 実施例2の変形例における基板上の電流分布をシミュレーションにより表す図。 実施例2の変形例において磁性体層を欠くとした場合の電流分布をシミュレーションにより表す図。 本発明の実施例3に係るアンテナ装置の構成を表す図。 本発明の実施例4に係るアンテナ装置の構成を表す図。 実施例4における基板上の電流分布をシミュレーションにより表す図。 実施例4の第1の変形例の構成を表す図。 実施例4の第2の変形例の構成を表す図。
符号の説明
1、2、3 アンテナ装置
10、20、30 基板
11、21、31 アンテナ素子
13 導体層
14、24、34、34a、34b、34c 磁性体層
21a、31a 給電点
22、32、33 端辺
25、35 端面
26 誘電体層

Claims (5)

  1. 第1の面と第2の面を有し、前記第1の面の1の端辺の少なくとも一部を含む範囲が導体層に異方性磁性体からなる層を重ねて形成され、かつ、前記異方性磁性体からなる層は前記端辺に続く端面にも設けられると共に磁化困難軸を前記第1の面に略平行に向けてなる基板と、
    前記端辺の近傍において不平衡給電され、かつ、前記第1の面の側において前記端辺に略平行すると共に、励振されたとき分布する電流の向きが前記磁化困難軸の向きと略直交するように配設されたアンテナ素子とを
    備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 第1の面と第2の面を有し、前記第1の面の隣り合う第1の端辺及び第2の端辺のそれぞれ少なくとも一部を含む範囲が導体層を有すると共に、前記第1の端辺の少なくとも一部を含む範囲は前記第2の端辺に略平行の向きに使用周波数の略4分の1波長の長さにわたって異方性磁性体からなる層を前記導体層に重ねて形成され、かつ、前記異方性磁性体からなる層は前記第1の端辺に続く端面にも設けられると共に磁化困難軸を前記第1の面に略平行に向けてなる基板と、
    前記第1の端辺及び前記第2の端辺の近傍において不平衡給電され、かつ、前記第1の面の側において前記第1の端辺に略平行すると共に、励振されたとき分布する電流の向きが前記磁化困難軸の向きと略直交するように配設されたアンテナ素子とを
    備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  3. 前記第2の面の前記端面に続く範囲にも前記異方性磁性体からなる層が設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1の端辺から前記第2の端辺に平行の向きに使用周波数の略4分の1波長の長さにわたって前記異方性磁性体からなる層が形成された範囲に続く前記第1の面の範囲にも、前記異方性磁性体からなる層が磁化困難軸を前記第1の端辺に略平行に向けるように導体層に重ねてさらに形成されたことを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
  5. 請求項1及至請求項4のいずれか1項に記載のアンテナ装置を備えた無線装置。
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