JP4745653B2 - メタクリル酸の製造方法 - Google Patents
メタクリル酸の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4745653B2 JP4745653B2 JP2004351326A JP2004351326A JP4745653B2 JP 4745653 B2 JP4745653 B2 JP 4745653B2 JP 2004351326 A JP2004351326 A JP 2004351326A JP 2004351326 A JP2004351326 A JP 2004351326A JP 4745653 B2 JP4745653 B2 JP 4745653B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- parts
- ammonia
- average value
- raw material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
触媒充填部に充填された触媒の量が、管軸方向に沿って、反応管あたりの全充填量の50質量%となる位置を基準位置とし、
基準位置より原料ガスの入口側に充填された触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニアおよび/またはアンモニウムイオン含有量の平均値が0.02質量部以下であり、
基準位置より原料ガスの出口側に充填された触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニアおよび/またはアンモニウムイオン含有量の平均値と、基準位置より原料ガスの入口側に充填された触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニアおよび/またはアンモニウムイオン含有量の平均値の比が、質量比で1:α(1.3≦α≦10)であることを特徴とし、長期間にわたって高い収率で安定にメタクリル酸を製造する方法に関する。
なお、触媒中のアンモニア根量の測定はケルダール法により、硝酸根量の測定はイオンクロマトグラフィーを用いて行う。
(式中、Mo、PおよびOはそれぞれモリブデン、リンおよび酸素を表し、Xはカリウム、ルビジウム、セシウムおよびタリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を表し、Yは鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、バナジウム、クロム、タングステン、マンガン、銀、ホウ素、ケイ素、アルミニウム、ガリウム、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、インジウム、イオウ、セレン、テルル、ランタンおよびセリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を表す。a、b、c、dおよびeは各元素の原子比を表し、a=12のとき、0.1≦b≦3、0.01≦c≦3、0≦d≦3であり、eは前記各成分の原子比を満足するのに必要な酸素の原子比である。)
(式中、Mo、P、Cu、VおよびOはそれぞれモリブデン、リン、銅、バナジウムおよび酸素を表し、Xはカリウム、ルビジウム、セシウムおよびタリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を表し、好ましくはカリウム、ルビジウムおよびセシウムである。Y’は鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、クロム、タングステン、マンガン、銀、ホウ素、ケイ素、アルミニウム、ガリウム、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、インジウム、イオウ、セレン、テルル、ランタンおよびセリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を表し、好ましくは鉄、亜鉛、ゲルマニウム、ヒ素、アンチモン、ランタンおよびセリウムである。a、b、c、d’、f、gおよびeは各元素の原子比を表し、a=12のとき、bは0.1≦b≦3、好ましくは0.5≦b≦3である。同様にcは0.01≦c≦3、好ましくは0.1≦c≦3である。同様にd’は0≦d’≦2.98、好ましくは0≦d’≦2.5である。同様にfは0.01≦f≦2.99、好ましくは0.01≦f≦2である。同様にgは0.01≦g≦2.99、好ましくは0.01≦g≦2であり、eは前記各成分の原子比を満足するのに必要な酸素の原子比である。ただし、d’+f+gは0.02≦(d’+f+g)≦3である。)
メタクロレイン転化率(%)=(B/A)×100
メタクリル酸選択率(%)=(C/B)×100
メタクリル酸単流収率(%)=(C/A)×100
ここで、Aは供給したメタクロレインのモル数、Bは反応したメタクロレインのモル数、Cは生成したメタクリル酸のモル数である。
パラモリブデン酸アンモニウム100部、メタバナジン酸アンモニウム4.4部および硝酸セシウム9.2部を純水300部に加熱溶解した。これに85質量%リン酸8.7部を純水10部に溶解した溶液、ついで三酸化アンチモン5.5部を加え、攪拌しながら95℃に昇温した後、硝酸銅1.1部を純水10部に溶解した溶液を加えた。更にこの混合液を95℃で15分間攪拌した後に加熱攪拌しながら蒸発乾固し、得られた固形物を130℃で16時間乾燥させた後に粉砕した。こうして得られた粉体100部にグラファイト3部を添加し、続いて打錠成形機により、外径5mm、内径2mm、長さ5mmのリング状に成形した。
このようにして得られた成形体を空気焼成下に370℃で5時間焼成して「触媒1」を得た。触媒1の酸素原子とアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1.6V0.8Cu0.1Sb0.8Cs1
であり、触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0061部、硝酸根の平均値は0.000072部であった。
触媒1の調製と同様、前記成形工程で得られた成形体を空気焼成下に390℃で5時間焼成して「触媒2」を得た。触媒2の酸素原子とアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1.6V0.8Cu0.1Sb0.8Cs1
と触媒1と同じであり、触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0024部、硝酸根の平均値は0.000036部であった。
内径14mmの反応管1本を有する固定床管型反応器を用いてメタクリル酸の製造を行った。反応管の原料ガス入口側には触媒1を10g、出口側には触媒2を10g充填し、メタクロレイン5容量%、酸素10容量%、水蒸気20容量%および窒素65容量%からなる原料ガスを反応温度290℃、接触時間3.6秒で通じた。結果を表1に示した。また、反応開始から2000時間までの期間の触媒層中における熱媒浴の温度と触媒層の温度との差の最大値(ΔTmax)は19℃であった。
(触媒3の調製)
実施例1と同様にして得た成形体を空気焼成下に370℃で3時間焼成して「触媒3」を得た。触媒3の酸素原子とアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1.6V0.8Cu0.1Sb0.8Cs1
と触媒1と同じであり、触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0071部、硝酸根の平均値は0.000096部であった。
実施例1と同様にして得た成形体を空気焼成下に390℃で7時間焼成して「触媒4」を得た。触媒4の酸素原子とアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1.6V0.8Cu0.1Sb0.8Cs1
と触媒1と同じであり、触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0014部、硝酸根の平均値は0.000012部であった。
反応管の原料ガス入口側に触媒3を10g、出口側に触媒4を10g充填した以外は実施例1と同様にしてメタクリル酸の製造を行った。結果を表1に示した。また、このときの触媒層中におけるΔTmaxは23℃であった。
(触媒5の調製)
実施例1と同様にして得た成形体を空気焼成下に380℃で3時間焼成して「触媒5」を得た。触媒5の酸素原子とアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1.6V0.8Cu0.1Sb0.8Cs1
と触媒1と同じであり、触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0049部、硝酸根の平均値は0.000063部であった。
実施例1と同様にして得た成形体を空気焼成下に380℃で7時間焼成して「触媒6」を得た。触媒6の酸素原子とアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1.6V0.8Cu0.1Sb0.8Cs1
と触媒1と同じであり、触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0036部、硝酸根の平均値は0.000045部であった。
反応管の原料ガス入口側に触媒5を10g、出口側に触媒6を10g充填した以外は実施例1と同様にしてメタクリル酸の製造を行った。結果を表1に示した。また、このときの触媒層中におけるΔTmaxは21℃であった。
(触媒7の調製)
実施例1と同様にして得た成形体を空気焼成下に380℃で5時間焼成して「触媒7」を得た。触媒7の酸素原子とアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1.6V0.8Cu0.1Sb0.8Cs1
と触媒1と同じであり、触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0043部、硝酸根の平均値は0.000054部であった。
反応管に触媒7のみを20g充填した以外は実施例1と同様にしてメタクリル酸の製造を行った。結果を表1に示した。また、このときの触媒層中におけるΔTmaxは33℃であった。
(メタクリル酸の製造)
反応管の原料ガス入口側に触媒2を10g、出口側に触媒1を10g充填した以外は実施例1と同様にしてメタクリル酸の製造を行った。結果を表1に示した。また、このときの触媒層中におけるΔTmaxは38℃であった。
(触媒8の調製)
三酸化モリブデン100部、五酸化バナジウム2.6部、85質量%リン酸6.7部を純水800部に加え、還流下で3時間加熱攪拌した。これに酸化銅1.4部を加え、さらに還流下で2時間加熱攪拌した。還流後の混合液を50℃に冷却し、硝酸カリウム7.1部を純水40部に溶解した溶液を加え、さらに硝酸アンモニウム14.7部を純水60部に溶解した溶液を加え、加熱攪拌しながら蒸発乾固した。得られた固形物を実施例1と同様の方法で乾燥および成形を施した。このようにして得られた成形体を空気焼成下に380℃で5時間焼成して「触媒8」を得た。触媒8の酸素原子とアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1V0.5Cu0.3K1.2
であり、触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0060部、硝酸根の平均値は0.000052部であった。
前記、触媒8の調製において、硝酸アンモニウム14.7部を純水60部に溶解した溶液を、硝酸アンモニウム9.8部を純水40部に溶解した溶液に変更した以外は触媒8の調製と同様にして成形体を得た。このようにして得られた成形体を空気焼成下に390℃で5時間焼成して「触媒9」を得た。触媒9の酸素原子とアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1V0.5Cu0.3K1.2
と触媒8と同じであり、触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0026部、硝酸根の平均値は0.000016部であった。
反応管の原料ガス入口側に触媒8を8g、出口側に触媒9を12g充填し、反応温度を290℃から285℃に変更した以外は実施例1と同様にしてメタクリル酸の製造を行った。結果を表1に示した。また、このときの触媒層中におけるΔTmaxは21℃であった。
(触媒10の調製)
実施例4中の触媒9の調製と同様にして得られた成形体を空気焼成下に380℃で5時間焼成して「触媒10」を得た。触媒12の酸素原子とアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1V0.5Cu0.3K1.2
と触媒8と同じであり、触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0039部、硝酸根の平均値は0.000034部であった。
反応管に触媒10のみを20g充填した以外は実施例4と同様にしてメタクリル酸の製造を行った。結果を表1に示した。また、このときの触媒層中におけるΔTmaxは32℃であった。
パラモリブデン酸アンモニウム100部、メタバナジン酸アンモニウム2.8部および硝酸セシウム9.2部を純水400部に溶解した。これを攪拌しながら、85%リン酸8.2部を純水10部に溶解した溶液を加え、95℃に昇温した。次いで、硝酸銅3.4部、硝酸第二鉄7.6部、硝酸亜鉛1.4部および硝酸マグネシウム1.8部を純水80部に溶解した溶液を加えた。さらにこの混合液を100℃で30分間攪拌した。得られた水性スラリーを並流式噴霧乾燥機により、乾燥機入口温度300℃、スラリー噴霧用回転盤20000回転/分の条件で乾燥した。このようにして得られた乾燥物を実施例1と同様の方法で乾燥および成形を施した。
このようにして得られた成形体を空気焼成下に370℃で5時間焼成して「触媒11」を得た。触媒11の酸素原子とアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1.5V0.5Cu0.3Fe0.4Mg0.15Zn0.1Cs1
であり、触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0051部、硝酸根の平均値は0.000046部であった。
触媒11の調製と同様、前記成形工程で得られた成形体を空気焼成下に390℃で5時間焼成して「触媒12」を得た。触媒12の酸素原子とアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1.5V0.5Cu0.3Fe0.4Mg0.15Zn0.1Cs1
と触媒11と同じであり、触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0022部、硝酸根の平均値は0.000022部であった。
反応管の原料ガス入口側に触媒11を12g、出口側に触媒12を8g充填した以外は実施例1と同様にしてメタクリル酸の製造を行った。結果を表1に示した。また、このときの触媒層中におけるΔTmaxは18℃であった。
(触媒13の調製)
実施例5と同様にして得た成形体を空気焼成下に380℃で5時間焼成して「触媒13」を得た。触媒13の酸素原子とアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1.5V0.5Cu0.3Fe0.4Mg0.15Zn0.1Cs1
と触媒11と同じであり、触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0039部、硝酸根の平均値は0.000034部であった。
反応管に触媒13のみを20g充填した以外は実施例1と同様にしてメタクリル酸の製造を行った。結果を表1に示した。また、このときの触媒層中におけるΔTmaxは29℃であった。
パラモリブデン酸アンモニウム100部を純水200部に70℃で溶解した。そこへメタバナジン酸アンモニウム2.8部、85質量%リン酸8.2部を純水30部に溶解した溶液、硝酸銅1.1部を純水30部に溶解した溶液および硝酸鉄3.8部を純水10部に溶解した溶液を順次加え、これを攪拌しながら90℃まで加熱し、液温を90℃に保ちつつ5時間攪拌し後に、硝酸セシウム9.2部を純水100部に溶解した溶液を加え、加熱攪拌しながら蒸発乾固し、得られた固形物を130℃で16時間乾燥させた後に粉砕した。こうして得られた粉体を実施例1と同様の方法で成形し、成形体を得た。
このようにして得られた成形体を空気焼成下に390℃で5時間焼成して「触媒14」を得た。触媒14の酸素原子とアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1.5V0.5Cu0.1Fe0.2Cs1
であり、触媒層単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0027部、硝酸根の平均値は0.000024部であった。
反応管の原料ガスの入口側に触媒1を10g、出口側に触媒14を10g充填した以外は実施例1と同様にしてメタクリル酸の製造を行った。結果を表1に示した。また、このときの触媒層中におけるΔTmaxは20℃であった。
(触媒15の調製)
実施例6と同様にして得た成形体を空気焼成下に370℃で5時間焼成して「触媒15」を得た。触媒15の酸素原子とアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1.5V0.5Cu0.1Fe0.2Cs1
であり、触媒層単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0065部、硝酸根の平均値は0.000060部であった。
反応管の原料ガスの入口側に触媒15を10g、出口側に触媒2を10g充填した以外は実施例1と同様にしてメタクリル酸の製造を行った。結果を表1に示した。また、このときの触媒層中におけるΔTmaxは18℃であった。
(触媒16の調製)
実施例6と同様にして得た成形体を空気焼成下に380℃で5時間焼成して「触媒16」を得た。触媒16の酸素原子とアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1.5V0.5Cu0.1Fe0.2Cs1
であり、触媒層単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0044部、硝酸根の平均値は0.000048部であった。
反応管に触媒16のみを20g充填した以外は実施例1と同様にしてメタクリル酸の製造を行った。結果を表1に示した。また、このときの触媒層中におけるΔTmaxは35℃であった。
(触媒17の調製)
実施例1と同様にして得た成形体20gを実施例1と同様の反応管に充填した後、乾燥空気を接触時間10秒で供給しながら25℃/hrで380℃まで昇温し、そのまま5時間焼成して「触媒17」を得た。触媒17のアンモニア根と硝酸根を除く組成は、
Mo12P1.6V0.8Cu0.1Sb0.8Cs1
であった。
焼成終了後反応器の温度を290℃まで降温した後、実施例1と同様の反応ガスを焼成時の空気供給とは逆向きに接触時間3.6秒で通じた。結果を表1に示した。また、このときの触媒層中におけるΔTmaxは22℃であった。
触媒17の調製と同様にして得た触媒を反応管より取り出した後にアンモニア根と硝酸根の定量を行った結果、基準位置よりも原料ガスの入口側(焼成ガスの出口側)に充填された触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0054部、硝酸根の平均値は0.000068部であり、基準位置よりも原料ガスの出口側(焼成ガスの入口側)に充填された触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0031部、硝酸根の平均値は0.000041部であった。
(触媒18の調製)
実施例1と同様にして得た成形体10gと実施例4の触媒8の調製と同様にして得た成形体9.3gを実施例1と同様の反応管に充填した後、乾燥空気を後者の成形体から前者の成形体が充填された方向に向かって接触時間10秒で供給しながら25℃/hrで380℃まで昇温し、そのまま8時間焼成して「触媒18」を得た。触媒18のアンモニア根と硝酸根を除く組成は、基準位置よりも焼成ガスの出口側(後のメタクリル酸製造における原料ガスの入口側)が、
Mo12P1.6V0.8Cu0.1Sb0.8Cs1
であり、焼成ガスの入口側(後のメタクリル酸製造における原料ガスの出口側)が、
Mo12P1V0.5Cu0.3K1.2
であった。
焼成終了後反応器の温度を290℃まで降温した後、実施例1と同様の反応ガスを焼成時の空気供給とは逆向きに接触時間3.6秒で通じた。結果を表1に示した。また、このときの触媒層中におけるΔTmaxは30℃であった。
触媒18の調製と同様にして得た触媒を反応管より取り出した後にアンモニア根と硝酸根の定量を行った結果、基準位置よりも原料ガスの入口側(焼成ガスの出口側)に充填された触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0044部、硝酸根の平均値は0.000058部であり、基準位置よりも原料ガスの出口側(焼成ガスの入口側)に充填された触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニア根の平均値は0.0041部、硝酸根の平均値は0.000036部であった。
Claims (5)
- 触媒充填部が原料ガスの入口側から出口側に分割され、触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニアおよび/またはアンモニウムイオンの含有量が異なる触媒が充填された複数の触媒層からなる固定床管型反応器を用いて、メタクロレインを分子状酸素で気相接触酸化するメタクリル酸の製造方法において、
触媒充填部に充填された触媒の量が、管軸方向に沿って、反応管あたりの全充填量の50質量%となる位置を基準位置とし、
基準位置より原料ガスの入口側に充填された触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニアおよび/またはアンモニウムイオン含有量の平均値が0.02質量部以下であり、
基準位置より原料ガスの出口側に充填された触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニアおよび/またはアンモニウムイオン含有量の平均値と、基準位置より原料ガスの入口側に充填された触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニアおよび/またはアンモニウムイオン含有量の平均値の比が、質量比で1:α(1.3≦α≦10)であることを特徴とするメタクリル酸の製造方法。 - 前記基準位置より原料ガスの出口側に充填された触媒単位質量部あたりに含まれるアンモニアおよび/またはアンモニウムイオンの含有量の平均値が0.0005〜0.01質量部であることを特徴とする請求項1記載のメタクリル酸の製造方法。
- 触媒充填部に充填された触媒の量が、管軸方向に沿って、反応管あたりの全充填量の50質量%となる位置を基準位置とし、
基準位置より原料ガスの入口側に充填された触媒単位質量部あたりに含まれる硝酸および/または硝酸イオン含有量の平均値が0.0003質量部以下であり、
基準位置より原料ガスの出口側に充填された触媒単位質量部あたりに含まれる硝酸および/または硝酸イオン含有量の平均値と、基準位置より原料ガスの入口側に充填された触媒単位質量部あたりに含まれる硝酸および/または硝酸イオン含有量の平均値の比が、質量比で1:β(1.1≦β≦10)であることを特徴とする請求項1または2記載のメタクリル酸の製造方法。 - 前記基準位置より原料ガスの出口側に充填された触媒単位質量部あたりに含まれる硝酸および/または硝酸イオンの含有量の平均値が0.000001〜0.0001質量部であることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のメタクリル酸の製造方法。
- 触媒が下記式(1)の組成で表される複合酸化物であることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のメタクリル酸の製造方法。
MoaPbXcYdOe (1)
(式中、Mo、PおよびOはそれぞれモリブデン、リンおよび酸素を表し、Xはカリウム、ルビジウム、セシウムおよびタリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を表し、Yは鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、バナジウム、クロム、タングステン、マンガン、銀、ホウ素、ケイ素、アルミニウム、ガリウム、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、インジウム、イオウ、セレン、テルル、ランタンおよびセリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を表す。a、b、c、dは、a=12として、0.1≦b≦3、0.01≦c≦3、0≦d≦3を満足する各元素の原子比であり、eは前記a、b、c、dで表される各元素の前記原子比を満足するのに必要な酸素の原子比である。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004351326A JP4745653B2 (ja) | 2003-12-05 | 2004-12-03 | メタクリル酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003407460 | 2003-12-05 | ||
| JP2003407460 | 2003-12-05 | ||
| JP2004351326A JP4745653B2 (ja) | 2003-12-05 | 2004-12-03 | メタクリル酸の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005187463A JP2005187463A (ja) | 2005-07-14 |
| JP4745653B2 true JP4745653B2 (ja) | 2011-08-10 |
Family
ID=34797663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004351326A Expired - Lifetime JP4745653B2 (ja) | 2003-12-05 | 2004-12-03 | メタクリル酸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4745653B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4756890B2 (ja) | 2005-03-29 | 2011-08-24 | 日本化薬株式会社 | メタクリル酸製造用触媒及びその製造方法 |
| JP2006314923A (ja) | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Nippon Kayaku Co Ltd | メタクリル酸製造用触媒の製造方法 |
| JP5030438B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2012-09-19 | 三菱レイヨン株式会社 | 触媒の製造方法及びメタクリル酸の製造方法 |
| JP5107084B2 (ja) * | 2008-02-12 | 2012-12-26 | 三菱レイヨン株式会社 | メタクリル酸の製造方法 |
| US20140316160A1 (en) * | 2011-11-17 | 2014-10-23 | Nipponkayaku Kabushikikaisha | Catalyst For Methacrylic Acid Production And Process For Producing Methacrylic Acid |
| CN118874504B (zh) * | 2024-07-30 | 2025-09-30 | 青岛科技大学 | 异丁烯一步氧化法制备甲基丙烯酸的催化剂及制备甲基丙烯酸的方法 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2574948B2 (ja) * | 1990-02-08 | 1997-01-22 | 株式会社日本触媒 | メタクリル酸の製造方法 |
| JP3465350B2 (ja) * | 1994-06-22 | 2003-11-10 | 住友化学工業株式会社 | メタクリル酸製造用触媒の製造法 |
| JP3772389B2 (ja) * | 1996-05-10 | 2006-05-10 | 三菱化学株式会社 | 酸化触媒の製造方法及びメタクリル酸の製造方法 |
| JP3540623B2 (ja) * | 1998-09-01 | 2004-07-07 | 三菱レイヨン株式会社 | メタクリル酸の製造方法 |
| JP4301484B2 (ja) * | 2001-12-05 | 2009-07-22 | 三菱レイヨン株式会社 | メタクリル酸の製造方法 |
-
2004
- 2004-12-03 JP JP2004351326A patent/JP4745653B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2005187463A (ja) | 2005-07-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3943284B2 (ja) | アクリル酸の製造方法 | |
| EP0450596B1 (en) | Process for producing unsaturated aldehydes and unsaturated acids | |
| JP5919870B2 (ja) | アクリロニトリル製造用触媒の製造方法および該アクリロニトリル製造用触媒を用いたアクリロニトリルの製造方法 | |
| JP6674441B2 (ja) | 不飽和アルデヒドおよび/または不飽和カルボン酸製造用触媒及びその製造方法並びに不飽和アルデヒドおよび/または不飽和カルボン酸の製造方法 | |
| US8586499B2 (en) | Method for producing catalyst for preparation of methacrylic acid and method for preparing methacrylic acid | |
| WO2017010159A1 (ja) | 不飽和アルデヒドおよび/または不飽和カルボン酸の製造方法 | |
| JP7356923B2 (ja) | ヘテロポリ酸化合物の製造方法、ヘテロポリ酸化合物及びメタクリル酸の製造方法 | |
| JP5680373B2 (ja) | 触媒及びアクリル酸の製造方法 | |
| JP4745653B2 (ja) | メタクリル酸の製造方法 | |
| JP5892826B2 (ja) | メタクリル酸の製造方法 | |
| JPH09299803A (ja) | 酸化触媒及びその製造方法並びにメタクリル酸の製造方法 | |
| JP3028327B2 (ja) | メタクロレイン及びメタクリル酸の製造方法 | |
| JP5214500B2 (ja) | メタクリル酸製造用触媒の製造方法及びメタクリル酸の製造方法 | |
| JP4200744B2 (ja) | メタクリル酸製造用触媒の製造方法およびメタクリル酸の製造方法 | |
| JP3772392B2 (ja) | 複合酸化物触媒及びメタクリル酸の製造方法 | |
| WO2012063771A1 (ja) | メタクロレインおよびメタクリル酸製造用触媒、ならびにその製造方法 | |
| JP5340732B2 (ja) | メタクリル酸の製造方法 | |
| JP2005058909A (ja) | メタクリル酸合成用触媒の製造方法 | |
| JP3772389B2 (ja) | 酸化触媒の製造方法及びメタクリル酸の製造方法 | |
| JP5069152B2 (ja) | 不飽和カルボン酸合成用触媒、その製造方法、およびその触媒を用いた不飽和カルボン酸の製造方法 | |
| JP2005161309A (ja) | 複合酸化物触媒の製造方法 | |
| JP4301484B2 (ja) | メタクリル酸の製造方法 | |
| JP4895303B2 (ja) | メタクリル酸製造用触媒の製造方法、メタクリル酸製造用触媒およびメタクリル酸の製造方法 | |
| KR20210029151A (ko) | 촉매 및 그것을 이용한 화합물의 제조 방법 | |
| JP5590382B2 (ja) | 不飽和アルデヒド及び/又は不飽和カルボン酸の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071113 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110125 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110202 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110404 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110426 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110512 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520 Year of fee payment: 3 |
|
| R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4745653 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520 Year of fee payment: 3 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520 Year of fee payment: 3 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520 Year of fee payment: 3 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |