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JP4601185B2 - ノツク式シャープペンシル - Google Patents

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JP4601185B2
JP4601185B2 JP2001032251A JP2001032251A JP4601185B2 JP 4601185 B2 JP4601185 B2 JP 4601185B2 JP 2001032251 A JP2001032251 A JP 2001032251A JP 2001032251 A JP2001032251 A JP 2001032251A JP 4601185 B2 JP4601185 B2 JP 4601185B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チャックの頭部を締リングに押圧することにより芯を保持し、チャックを前進させた後に頭部から締リングを外すことにより一定量芯を繰り出すノック式シャープペンシルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のノック式シャープペンシルは、締リングを切削加工により製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、従来のノック式シャープペンシルは、締リングの表面に切削による凹凸が生じるとともに、切断箇所にバリが発生し、チャックの頭部を傷付けてしまうものであった。
【0004】
この点を解消するためには、締リングをバレル加工しなければならず非常にコスト高になってしまう問題が生じた。
【0005】
本発明は、上記課題を解消するノック式シャープペンシルを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、芯保持部を複数に分割し、該芯保持部の外面に隆起した頭部を形成し芯を保持するためのチャックと、チャックを開閉するためにチャックの頭部に外嵌される締リングと、チャックを後方に付勢するためのスプリングとからなり、チャックを前進させることにより芯を繰り出すノック式シャープペンシルである。更に、締リングを鍛造により前後略同形に形成するとともに、締リングの中心部内径が両端内径より細径に形成する。
【0007】
【実施例】
以下、図1、図2、図3及び図4に基づいて本発明のノック式シャープペンシルを説明する。尚、図1の左側を前方とし右側を後方とする。また、使用する芯1は直径0.55mmから0.58mmの範囲に入る芯1で説明する。先ず、黄銅製のチャック2の前端から7mmの長さに切溝2Aを等間隔に3個形成し、3分割された芯保持部2Bを形成する。また、切溝2Aの幅は0.1mmから0.15mmに形成する。この芯保持部2Bは、芯1を食い切ることなく保持するために、長手方向長さを2mmから2.5mmに形成し、かつ芯保持部2Bの内径を0.54mmに形成する。この芯保持部2Bの外面には隆起した頭部2Cが形成され、この頭部2Cには長手方向後方に行くに従って縮径するテーパー面2Dが形成される。このテーパー面2Dのテーパー角度は、2度から6度の範囲で、芯1を確実に保持する為には特に3度前後が好ましい。また、頭部2Cより後方に位置する3分割された弾性片2Eは、繰り返しチャック2を拡開しかつ容易にチャック2を閉じるために、肉厚を0.2mmから0.35mmに形成する。
【0008】
更に、チャック2の芯保持部2Bより後方に位置する内孔2Fは、芯保持部2B内に確実に芯1を導くためには使用する芯1が1本は確実に通過することができ2本は通過できない径に形成する必要があり、直径1mmに形成する。
【0009】
以上のように形成されたチャック2の頭部2C及び弾性片2Eは前方より円錐形のピンを挿入して拡大し、その外径は後述する口金3のチャック摺動部内孔3Aの内径より僅かに大きく形成する。
【0010】
チャック2の後部外面2Gは弾性片2Eより適宜太径に形成され、後部外面2Gの外径が後述する芯タンク4の内径4Aより適宜太径に形成する。この後部外面に段部2Hを形成し、芯タンク4の内径4Aとほぼ同形の芯タンク固定部2Iが形成される。この芯タンク固定部2Iの後方は更に0.1mm程度細径に形成され、その外面に外鍔2Jが形成される。この外鍔2Jは、芯タンク4を強固に圧入固着するために、前面は垂直に形成し、かつ後面はテーパーに形成する。
【0011】
前記チャック2の頭部2Cに外嵌される締リング5は黄銅製で、鍛造により前後同形の円筒形に形成され、その中心部内径が両端内径より0.04mm程度細径に形成される。しかも、締リング5の最小内径は、チャック2が芯1を保持していないで閉じた時の頭部2C外径より僅かに小径に形成される。
【0012】
この締リング5は、鍛造により形成されるので端面にバリが発生せず、しかも表面も滑らかに形成されるので、チャック2のテーパー面2Dに押し付けられてもチャック2のテーパー面2Dを傷付ける心配がない。
【0013】
更に、チャック2の頭部2Cには前記締リング5より後方に位置して円板状のワッシャー6が外嵌される。このワッシャー6は黄銅製で後端面に後述するスプリング7をセンタリングするために凹部6Aが形成され、この凹部6Aの径はスプリング7の外径より僅かに大きく形成される。
【0014】
芯タンク4は合成樹脂製のパイプで形成され、その内径4Aは収納される芯1が3本並列に余裕を持って並ぶ寸法に設定され、芯1が芯タンク4の中心に位置できるように構成する。また、芯タンク4の肉厚は、芯タンク4が曲がる恐れがなくしかも外径を極力細く形成するために0.6mmから0.8mmに形成する。この芯タンク4は前記チャック2の外鍔2Jに圧入固着されるが、芯タンク4の前端はチャック2の後部外面に形成された段部2Hに当接される。
【0015】
更に、前記ワッシャー6と芯タンク4の間にはスプリング7が張架され、このスプリング7の前端はワッシャー6の凹部6Aによりセンタリングされる。また、スプリング7の取り付け荷重は、芯1を確実に保持でき、かつ容易にノックを行うために、300gから600gの間に設定する。更に、スプリング7の有効径は、作動を確実に行うために芯タンク4の外径よりも小さく形成する。
【0016】
軸筒8には、前部内孔8Aが形成され、この前部内孔8Aは前記芯タンク4の外径より太径に形成される。更に、軸筒8の後部には前部内孔8Aより太径の後部内孔8Bが形成され、この後部内孔8Bには後端より前方に伸びたキー溝8Cが形成される。しかも、キー溝8Cの後端は片側に広がり後述する頭冠9のキー9Aを挿入するためのテーパー状の案内部が形成される。更に、軸筒8の前部外面には細径部8Dが形成され、この細径部8Dには熱可塑性エラストマーあるいはシリコンゴムからなる滑り止め用のグリップ10が取り付けられる。
【0017】
この軸筒8の前部内孔8Aに、前記したようにチャック2に連結された芯タンク4が挿入され、更に、軸筒8の前部に口金3を螺合する。この口金3の後端と軸筒8の外段8Eによりグリップ10が挟持されるとともに、口金3の内段3Bと軸筒8の前端により前記ワッシャー6が挟持される。また、前記締リング5は口金3の係止段3Cとワッシャー6の間を適宜摺動可能に口金3内に内蔵される。
【0018】
口金3の前端にはステンレス製のガイドパイプ11が圧入固着され、ガイドパイプ11は口金3の前端より適宜突出する。また、口金3内には芯ホルダー12が内蔵される。この芯ホルダー12は、確実に芯1を繰り出すために芯1を保持する力を3gから100g好ましくは5gから20gの力に設定する。また、芯ホルダー12のゴム硬度は、芯保持力を長期に渡って維持するために60度から90度の範囲に設定する。
【0019】
頭冠9は、上側にクリップ13を一体に形成するとともに、前部に細径部9Bを形成する。この細径部9Bの外周面には前記クリップ13の真下に位置して突起9Cを形成するとともに、突起9Cと反対側の外周面に長手方向に伸びたキー9Aを形成する。更に、図2に示したように細径部9Bの両側部に長手方向に伸びた開口窓9Dを対向して形成し、キー9Aが適宜弾性変形可能に構成する。
【0020】
前記頭冠9は、軸筒8の後端より細径部9Bが挿入され、軸筒8のキー溝8Cに前記頭冠9のキー9Aが嵌め合わされる。すると、必然的に頭冠9の突起9Cが軸筒8の係止窓8Fの延長線上に位置し、頭冠9の細径部9Bを更に挿入すると、頭冠9の突起9Cが軸筒8の係止窓8Fに位置合わせを行うことなく嵌め込まれ、頭冠9が軸筒8に固定される。
【0021】
前記芯タンク4の後部には軸筒8の後端より挿入された消しゴム支え14の前部内孔14Aが嵌合され、図3に示すように、消しゴム支え14の前部内孔14Aに形成された突部14Bが芯タンク4の後部外面に圧接される。この消しゴム支え14の後部内孔14Cに消しゴム15が取り付けられる。更に、消しゴム支え14の後部外側には、前記消しゴム15を覆うための合成樹脂製のノブ16が嵌合され、図4に示すようにノブ16の前部内側に形成された突部16Aが消しゴム支え14の後部外側に形成された凹溝14Dに落ち込み、ノブ16が取り付けられる。このノブ16の天部には開口孔16Bが形成され、幼児が誤って飲み込んでも窒息を防止できる。尚、ノブ16及び消しゴム15は頭冠9の後端より適宜突出した位置に構成される。
【0022】
以上のように構成されたノック式シャープペンシルは、ノブ16を押すことによりチャック2が前進し、芯1が一定量繰り出される。そして、締リング5が口金3の係止段3Cに当接すると、締リング5がチャック2の頭部2Cより外れチャック2が拡開する。拡開したチャック2は口金3のチャック摺動部内孔3Aに接触し、チャック2の拡開が規制される。この時、チャック2を口金3のチャック摺動部内孔3Aに接触する理由は、チャック2をセンタリングすることにより、芯保持部2Bを中心に位置させるためである。チャック2がチャック摺動部内孔3Aに規制された状態では、チャック2の切溝2Aの幅が芯1の外径より小さくなるように構成し、切溝2A内に芯1が入り込むのを防止する。
【0023】
図5は本発明の第2実施例を示したもので、図1と同一の部材は同一の符号を付してその説明は省略する。ステンレス製のガイドパイプ111の後部に合成樹脂製の芯ホルダー112を圧入固着し、この合計重量を0.05g程度に構成する。更に、芯ホルダー112の後部に複数に分割された内弾性片112Aを構成し、この内弾性片112Aにより芯1を3gから50gの力で保持する。ガイドパイプ111及び芯ホルダー112を口金103内に長手方向に摺動可能に内蔵し、芯ホルダー112の外弾性片112Bが口金103の内面103Dに5gから200gの力で摩擦接触させる。好ましくは、内弾性片112Aにより芯1を保持する力が5gから18gで外弾性片112Bが口金103の内面103Dに摩擦接触する力が20gから80g程度とする。この理由は、口金103を外した時にチャック2に保持された芯1とともにガイドパイプ111及び芯ホルダー112が口金103から外れてしまうことを防止する。また、外した口金103を振ってもガイドパイプ111及び芯ホルダー112が口金103から外れないような構成にする。更に、チャック1の前端より口金103の前端までの長さは、ガイドパイプ111の前端から芯ホルダー112の後端までの長さと同等以上に構成し、口金103内にガイドパイプ111が完全に没入できる構成とする。
【0024】
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、チャックあるいは芯タンクといった部品は2個以上の部品を圧入あるいは嵌合することによって一体化しても良く、また口金のチャック摺動部内孔は、長手方向に伸びたリブを円周方向に等間隔に形成することによって構成しても良い。
【0025】
【発明の効果】
以上説明した本発明のノック式シャープペンシルは、締リングを鍛造により形成するので、バリが発生せず低コストで製造することができる。また、締リングが前後略同形で形成できるので、締リングの向きを確認することなくチャックの頭部に組み付けることができ生産性が向上する効果が奏せられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノック式シャープペンシルの第1実施例を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線を示す拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線を示す拡大断面図である。
【図4】図1のC−C線を示す拡大断面図である。
【図5】本発明のノック式シャープペンシルの第2実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 芯
2 チャック
2B チャック2の芯保持部
2C チャック2の頭部
5 締リング
7 スプリング

Claims (1)

  1. 芯保持部を複数に分割し、該芯保持部の外面に隆起した頭部を形成し芯を保持するためのチャックと、チャックを開閉するためにチャックの頭部に外嵌される締リングと、チャックを後方に付勢するためのスプリングとからなり、チャックを前進させることにより芯を繰り出すノック式シャープペンシルにおいて、締リングを鍛造により前後略同形に形成するとともに、その中心部内径が両端内径より細径に形成したことを特徴とするノック式シャープペンシル。
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