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JP4692055B2 - 無線通信装置,無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置,無線通信システムおよび無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は,データ通信可能な無線通信装置,無線通信システムおよび無線通信方法に関する。
従来から,通信装置のアクセス制御方法では,所定の時間にわたり伝送路の利用がない場合に,自己の送信アクセスを行う方法が一般的に利用されていた。例えば,IEEE802.11系の無線LAN機器においては,CSMA/CA制御に基づき送信を行うことができるプロトコルが規定されている。ここで,CSMA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance:搬送波感知多重アクセス)とはキャリア検出に基づいて多重アクセスを行う接続方式である。
無線通信では自ら情報送信した信号を受信することが困難であることから,CSMA/CD(Collision Detection)ではなくCSMA/CA(Collision Avoidance)方式により,他の通信装置の情報送信がないことを確認してから,自らの情報送信を開始することによって,衝突を回避する。なお,CSMA方式は,ファイル転送や電子メールなどの非同期データ通信に適しているアクセス方式である。
CSMA/CA方式により無線通信を行う場合には,常時受信処理を起動して無線伝送路が空いているか否かを確認していなければならない。そのため,データの送受信を行っていないにもかかわらず常時受信処理を起動しているため,低消費電力動作が困難となるという問題があった。
そこで,複数の無線通信装置がビーコンを送受信するための共通のビーコン送受信期間内でビーコン信号を一括して送受信し,予めそれぞれの無線通信装置間で通信を行う時間および通信相手を通知し合って,送信を通知された時間にのみ受信動作を行う方法が考案された。これにより,無線通信装置は,常時受信処理を起動しておく必要がなくなり,低消費電力化を実現することが可能となった。
特開2004−194237号公報
しかし,各無線通信装置は,ビーコン信号を一括して受信し,所定周期における通信時間および通信相手等の通信情報を予め設定したにもかかわらず,設定された通信情報どおりに通信が行われない場合には,確実にデータを送受信することができないという問題があった。
また,特定の無線通信装置との間でデータの送信の利用を設定した時刻には,その無線通信装置宛の送信のみを行い,特定の無線通信装置との間でデータの受信の利用を設定した時刻には,その無線通信装置からのデータ受信のみを行わなければならなかった。また,周囲の無線通信装置が利用を宣言している時刻には,その無線通信装置の利用を優先させ,自己の通信を控えないと,それらの通信と衝突が発生するという問題があった。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,所定の時刻で優先的に通信を行う無線通信装置を設定することにより,確実にデータを送受信することが可能な,無線通信装置,無線通信システムおよび無線通信方法を提供することである。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,アドホックネットワークを構成する無線通信装置において:信号を送信するための複数の時間枠で構成された所定周期のスーパーフレームの少なくとも1の時間枠を,自己がデータの送信を行う自己の送信時間枠に設定する自己の送信時間枠設定部と;自己の送信時間枠においてデータの送信先となる送信先無線通信装置を設定する送信先無線通信装置設定部と;自己の送信時間枠の情報および送信先無線通信装置の情報を含むビーコン信号を周囲の無線通信装置に送信するビーコン信号送信部と;自己の送信時間枠が到来した場合に,送信先無線通信装置設定部により設定された送信先無線通信装置とのアクセスを優先的に制御するアクセス制御部と;を備えることを特徴とする,無線通信装置が提供される。
上記アクセス制御部は,自己の送信時間枠を設定した時間が到来し,送信先無線通信装置設定部により設定された送信先無線通信装置以外宛の送信がある場合に,送信先無線通信装置宛の送信を行った後に,送信先無線通信装置以外の無線通信装置宛の送信を行うようにしてもよい。
上記構成によれば,自己が送信を行う時間と送信先となる無線通信装置とを設定することができる。また,ビーコン信号により送信時間と送信先とを周囲の無線通信装置に通知することができる。送信時間および送信先を設定した無線通信装置は,設定した時間が到来した場合に優先的にその通信を行うことが可能となる。これにより,設定した時間に設定した送信先と異なる無線通信装置宛の送信データがあった場合でも,設定された送信先のデータ送信を優先して行うことができ,確実なデータ送信を行うことが可能となる。つまり,アドホックネットワークを構成する無線通信装置において,ビーコン信号により特定の無線通信装置との間でデータの送信の利用を取り決めた時刻には,該当する無線通信装置に確実にデータを送信することが可能となる。
上記時間枠ごとに,自己の送信時間枠の情報および送信先無線通信装置の情報が設定されたアクセスパラメータリストを作成するアクセスパラメータリスト作成部;をさらに含み,上記アクセスパラメータリストは,所定周期のスーパーフレームごとに更新されるようにしてもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,アドホックネットワークを構成する無線通信装置において:周囲の無線通信装置が通信に利用する時刻をビーコン信号により受信するビーコン信号受信部と;ビーコン信号に自己宛の送信情報が含まれる場合に,信号を受信するための複数の時間枠で構成された所定周期のスーパーフレームの少なくとも1の時間枠を,自己がデータの受信を行う自己の受信時間枠に設定する自己の受信時間枠設定部と;自己の受信時間枠においてデータの送信元となる送信元無線通信装置を設定する送信元無線通信装置設定部と;自己の受信時間枠が到来した場合に,送信元無線通信装置設定部により設定された送信元無線通信装置とのアクセスを優先的に制御するアクセス制御部と;を備えることを特徴とする,無線通信装置が提供される。
上記アクセス制御部は,自己の受信時間枠を設定した時間枠が到来し,送信元無線通信装置設定部により設定された送信元無線通信装置以外からの要求がある場合に,送信元無線通信装置からの受信を行った後に,送信元無線通信装置以外の無線通信装置からの要求を受けるようにしてもよい。
上記構成によれば,ビーコン信号により自己宛のデータ送信の情報を取得して,その情報に基づいて,自己が受信を行う時間と送信元となる無線通信装置とを設定することができる。受信時間および送信元を設定した無線通信装置は,設定した時間が到来した場合に優先的にその通信を行うことが可能となる。これにより,設定した時間に設定した送信元と異なる無線通信装置からのデータ送信があった場合でも,設定された送信元からのデータ受信を優先して行うことができ,確実にデータを受信することが可能となる。つまり,アドホックネットワークを構成する無線通信装置において,ビーコン信号により特定の無線通信装置との間でデータの受信の利用を取り決めた時刻には,送信元の無線通信装置からの信号よりも優先して受け取ることが可能となる。
上記時間枠ごとに,自己の受信時間枠の情報および送信元無線通信装置の情報が設定されたアクセスパラメータリストを作成するアクセスパラメータリスト作成部;をさらに含み,アクセスパラメータリストは,所定周期のスーパーフレームごとに更新されるようにしてもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,アドホックネットワークを構成する無線通信装置において:周囲の無線通信装置が通信に利用する時刻をビーコン信号により受信するビーコン信号受信部と;ビーコン信号に前記周囲の無線通信装置の送受信情報が含まれる場合に,信号を送受信するための複数の時間枠で構成された所定周期のスーパーフレームの少なくとも1の時間枠を,周囲の無線通信装置がデータの送受信を行う周囲の無線通信装置の送受信時間枠に設定する周囲装置の送受信時間枠設定部と;周囲装置の送受信時間枠においてデータの送受信を行う周囲の無線通信装置を特定装置として設定する特定装置設定部と;周囲の送受信時間枠が到来した場合に,特定装置設定部により設定された特定装置の送受信を自己の送受信よりも優先してアクセスさせるアクセス制御部と;を備えることを特徴とする,無線通信装置が提供される。
上記アクセス制御部は,周囲装置の送受信時間枠を設定した時間枠が到来し,特定装置設定部により設定された特定装置からの送信もしくは受信の終了を検出するまでは,自己のデータ送受信を控えるようにしてもよい。
上記構成によれば,ビーコン信号により周囲の無線通信装置によるデータ送受信の情報を取得して,その情報に基づいて,周囲の無線通信装置が送受信を行う時間と,その無線通信装置を特定装置として設定することができる。周囲の無線通信装置が送受信を行う時間と特定装置とを設定した無線通信装置は,設定した時間が到来した場合に特定装置の通信を優先してアクセスさせることができる。これにより,設定した時間に自己のデータ送信や自己宛のデータ送信があった場合でも,自己のデータ送受信を控えて特定装置のデータ送受信を優先させることができ,確実なデータ送受信を行うことが可能となる。つまり,アドホックネットワークを構成する無線通信装置において,特定の無線通信装置がデータの送受信を取り決めた時刻には,特定の無線通信装置のデータの送受信先ではない周辺の無線通信装置は,送受信を行う特定の無線通信装置の通信を優先させ,自己の送受信を控えることが可能となる。
上記時間枠ごとに,特定装置の送受信時間枠の情報および特定装置の情報が設定されたアクセスパラメータリストを作成するアクセスパラメータリスト作成部;をさらに含み,上記アクセスパラメータリストは,所定周期のスーパーフレームごとに更新されるようにしてもよい。
上記課題を解決するために本発明の別の観点によれば,第1の無線通信装置と第2の無線通信装置とが無線通信可能な無線通信システムにおいて:第1の無線通信装置は,信号を送信するための複数の時間枠で構成された所定周期のスーパーフレームの少なくとも1の時間枠を,自己がデータの送信を行う自己の送信時間枠に設定する自己の送信時間枠設定部と;自己の送信時間枠においてデータの送信先に第2の無線通信装置を設定する送信先無線通信装置設定部と;自己の送信時間枠の情報および送信先無線通信装置の情報を含むビーコン信号を第2の無線通信装置に送信するビーコン信号送信部と;自己の送信時間枠が到来した場合に,送信先無線通信装置設定部により設定された第2の無線通信装置とのアクセスを優先的に制御するアクセス制御部と;を備え,第2の無線通信装置は,第1の無線通信装置から送信されたビーコン信号に自己宛の送信情報が含まれる場合に,信号を受信するための複数の時間枠で構成された所定周期のスーパーフレームの少なくとも1の時間枠を,自己がデータの受信を行う自己の受信時間枠に設定する自己の受信時間枠設定部と;自己の受信時間枠においてデータの送信元に第1の無線通信装置を設定する送信元無線通信装置設定部と;自己の受信時間枠が到来した場合に,送信元無線通信装置設定部により設定された第1の無線通信装置とのアクセスを優先的に制御するアクセス制御部と;を備えることを特徴とする,無線通信システムが提供される。
上記課題を解決するために本発明の別の観点によれば,無線により信号を送信するための複数の時間枠で構成された所定周期のスーパーフレームの少なくとも1の時間枠を,自己がデータの送信を行う自己の送信時間枠に設定するステップと;前記自己の送信時間枠においてデータの送信先となる送信先無線通信装置を設定するステップと;
前記自己の送信時間枠の情報および前記送信先無線通信装置の情報を含むビーコン信号を周囲の無線通信装置に送信するステップと;自己の送信時間枠が到来した場合に,送信先無線通信装置設定部により設定された送信先無線通信装置とのアクセスを優先的に行うステップと;を含むことを特徴とする,無線通信方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば,優先的に通信を行う無線通信装置を設定することにより,確実にデータを送受信することが可能な無線通信装置,無線通信システムおよび無線通信方法を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態の構成を容易に理解するために,ここでは,先ず,無線通信の概要について説明する。
近年,IEEE802.15.3における高速無線PAN(Personal Area Network)の標準化仕様が決定した。この仕様によれば,任意の無線通信装置が他の無線通信装置と無線通信を行うためにPNCと呼ばれるコーディネータを選び,このPNCの制御の下でデータの送受信を行う。このIEEE802.15.3では,PNCによって通信に利用される時間が厳密に管理され,かかる無線通信ネットワークを形成する無線通信装置は,このPNCに指定されたタイミングでのみ送受信を行うことができる。
即ち,特定の無線通信装置(送信端末)から特定の無線通信装置(受信端末)にデータを送信する場合,先ず送信端末からPNCとなる通信装置に対してデータ通信に必要なチャネルタイムの取得要求を行い,PNCのビーコン信号によって利用可能なチャネルタイムのタイミングが指定される。
このようなIEEE802.15.3の仕様では,無線通信装置間の通信において,先ず,PNCに通信時間の確保を要求し,PNCは,その要求に応じてその都度通信時間を割り当てなければならいという複雑な手順を必要としていた。このようなPNCやアクセスポイントにより制御を行う無線通信システムでは,実際に通信が開始されるまでに長時間を要するという問題があった。
このような無線通信の応用としてアクセスポイントを介さずに各無線通信装置同士で直接通信可能なアドホック(Ad−hoc)通信も考案されている。かかるアドホック通信は,アクセスポイントやコーディネータのような制御装置が不要であり,各無線通信装置同士が自律分散して,非同期に無線通信を行うことができる。
一般的なアドホック通信では,周囲の無線通信装置からいつ自己宛にデータが送信されるか分からないので,各無線通信装置は,そのデータの送信に即座に応答できるように常に受信状態でなければならない。このため消費電力の低減化が困難となっていた。
そこで,複数の無線通信装置がビーコンを送受信するための共通のビーコン送受信期間内でビーコン信号を一括して送受信し,予めそれぞれの無線通信装置間で通信を行う時間および通信相手を通知し合って,送信を通知された時間にのみ受信動作を行う方法が考案された。これにより,無線通信装置は,常時受信処理を起動しておく必要がなくなり,低消費電力化を実現することが可能となった。
しかし,各無線通信装置は,ビーコン信号を一括して受信し,所定周期における通信時間および通信相手等の通信情報を予め設定したにもかかわらず,他の無線通信が行われている場合,あるいは第三者の通信が開始されてしまうと,設定された通信情報どおりに通信が行われなため,確実にデータを送受信することができないという問題があった。
また,特定の無線通信装置との間でデータの送信の利用を設定した時刻には,その無線通信装置宛の送信のみを行い,特定の無線通信装置との間でデータの受信の利用を設定した時刻には,その無線通信装置からのデータ受信のみを行わなければならなかった。また,周囲の無線通信装置が利用を宣言している時刻には,その無線通信装置の利用を優先させ,自己の通信を控えないと,それらの通信と衝突が発生するという問題があった。
<1.アドホックネットワークの構成>
このような問題に鑑み,以下では,所定の時刻で優先的に通信を行う無線通信装置を設定して,確実にデータを送受信することが可能な無線通信システムを提案する。
図1は,上記無線通信システムが実施されるアドホックネットワークを説明するための構成図である。上記アドホックネットワークでは通信局としての特定の制御局が無く,各無線通信装置が自律分散的に動作する。
ここでは一例として,5台の無線通信装置111〜115が周囲の無線通信装置とアドホックネットワーク100を形成している様子を示している。なお,本明細書において無線通信装置とは,少なくとも無線による通信が可能であるものをいい,無線による通信のみが可能なものに限定されない。
図1において破線で示した領域は,その中心に位置する無線通信装置からの電波到達範囲を示している。すなわち,無線通信装置111はその電波到達範囲121内にある無線通信装置112と通信が可能であり,無線通信装置112はその電波到達範囲122内にある無線通信装置111および無線通信装置113と通信が可能であり,無線通信装置113はその電波到達範囲123内にある無線通信装置112および無線通信装置114と通信が可能であり,無線通信装置114はその電波到達範囲124内にある無線通信装置113および無線通信装置115と通信が可能であり,無線通信装置115はその電波到達範囲125内にある無線通信装置114と通信が可能である。
<2.アドホックネットワークにおけるスーパーフレーム>
次に,図2に基づいて,アドホックネットワークにおけるスーパーフレームについて説明する。図2は,スーパーフレームの概略的な構成の一例を示す説明図である。
スーパーフレーム周期132は,各無線通信装置111〜115がビーコン信号を送信する周期に基づいて設定される。通信装置111〜115のスーパーフレームの周期は同じであるが,上記周期は予め設定されている。また,スーパーフレーム内は0から255までの合計256個の時間枠に細分化される。スーパーフレームの周期を時間枠で分割することにより,スーパーフレーム内の所定位置で周辺の無線通信装置がどのような通信を行っているのかを管理することができる。この細分化された時間枠を,本実施形態ではメディアアクセススロット(以下MAS;Media Access Slot)133という。
図2に示したように,予め設定されたスーパーフレーム周期132内に,ビーコン期間130とデータ伝送領域131が配置される。ビーコン期間130は,スーパーフレーム内のデータ送受信を管理する領域であって,アドホックネットワークを構成する無線通信装置がそれぞれにビーコン信号を送信する期間である。ここでは,ビーコン期間130内で他の無線通信装置とは異なるビーコン信号の送信領域が配置されている。各無線通信装置111〜115は,このビーコン期間130でビーコン信号を送受信しあうことで,周囲に存在する無線通信装置を把握したり,周期の無線通信装置と利用するデータ伝送領域131の調整をしたりすることが可能となる。
本実施形態では,ビーコン期間130としてMAS0,MAS1を利用しているが,無線通信装置の数に応じてビーコン期間130を設定するようにしてもよい。無線通信装置の数に応じてビーコン期間130を設定する場合には,複数の無線通信装置が送信するビーコン信号の衝突が起こらないように,ビーコン期間130が設定される。
データ伝送領域では,各無線通信装置の需要に応じて通信に利用される時間帯域が設定される。本実施形態では,データ伝送領域131として,ビーコン期間130以外のMAS2〜MAS255が利用され,各無線通信装置はMAS単位でどのような通信を行うかを設定することができる。
<3.スーパーフレームにおけるデータ送受信>
図3は,上記スーパーフレームにおけるデータ送受信の一例を示す説明図である。上述したように,無線通信装置111〜115は図1に示したアドホックネットワーク100を形成しており,上述したように無線通信装置111は無線通信装置112と通信が可能であり,無線通信装置112は無線通信装置111および無線通信装置113と通信が可能であり,無線通信装置113は,無線通信装置112および無線通信装置114と通信が可能であり,無線通信装置114は無線通信装置113および無線通信装置115と通信が可能であり,無線通信装置115は無線通信装置114と通信が可能である。
ビーコン期間130では,無線通信装置が所定のビーコン信号(Beacon;B)を送信しあって,以降のデータ伝送領域の利用方法が周囲の無線通信装置に通知される。上述したように,ビーコン信号により,周囲に存在する他の無線通信装置を把握したり,周囲の無線通信装置との間で利用するデータ伝送期間を調整したりすることが可能となる。
データ伝送領域131では,ビーコン信号を介して配分された各無線通信装置の通信時間に従って,データ通信が行われる。図3に示したように,例えば,MAS3で無線通信装置111から無線通信装置112へデータが送信され,MAS5〜8で無線通信装置113から114へデータが送信される。さらに,MAS10〜11で無線通信装置114から無線通信装置113と無線通信装置115へデータがマルチキャスト送信され,MAS13〜14で無線通信装置113から無線通信装置112へデータが送信される。ここで,Txは送信,Rxは受信を示す。
このように,ビーコン期間130において送信されるビーコン信号に含まれる情報に基づいて,周囲の無線通信装置の間で同期を確保して,MASごとに帯域予約を行いながら通信を行うことが可能となる。
以上スーパーフレームにおけるデータ送受信について説明した。次に,図4に基づいて,ビーコン信号のフレーム構成例について説明する。
<4.ビーコン信号のフレーム構成>
図4は,ビーコン信号のフレーム構成例を示したものである。本実施形態のビーコン信号600は,データフレームなどと共通になるように構成されており,図4に示したように,MACヘッダ情報61と,ヘッダ部分の誤り検出を行うヘッダチェックシーケンス(HCS)62と,このビーコン信号のペイロード情報であるビーコンペイロード情報63と,このフレームの誤り検出を行うフレームチェックシーケンス(FCS)64から構成されている。
MACヘッダ情報61は,このフレームの制御情報であるフレームコントロール情報601と,届け先となる無線通信装置の識別子である届け先装置識別子602と,送り元となる無線通信装置の識別子である送り元装置識別子603と,シーケンス制御パラメータであるシーケンスコントロール情報604と,アクセス制御パラメータであるアクセスコントロール情報605などから構成されている。
ビーコンペイロード情報63は,この無線通信装置に固有のパラメータである装置固有情報606と,ビーコン信号の送信位置を示すビーコン位置情報607と,周辺に存在する無線通信装置を示す周辺装置情報608と,この無線通信装置の動作能力を示す装置能力情報609と,データ伝送領域で予約伝送を行う場合にその時刻が記載された予約領域情報610と,通信に利用可能なタイミングが記載されている利用領域情報611と,周囲の無線通信装置あてに送信するデータの有無を示した通信識別情報612などから構成されている。
各無線通信装置は,送信データがある場合には,予約領域情報610にデータを送信するMASの情報を記載する。また,ビーコン信号を受信して予約領域情報610により自己宛の受信データがあることを知った無線通信装置は,データが受信されるMASを受信領域として設定する。これにより,スーパーフレームごとに無線通信装置のデータ送受信の制御を行うことが可能となる。上述したように,本実施形態では,スーパーフレームをさらに256の時間枠であるMAS133に分割し,MAS133ごとに無線通信装置のデータ送受信制御を行うことができる。
このように,ビーコン信号に自己の送信情報を記載した場合,周囲に存在するすべての無線通信装置がこの情報に従って動作する必要がある。例えば,ビーコン周期の異なる無線通信装置によるデータの送信等があった場合には,ビーコン信号に記載された通信情報どおりに通信が行われないなどの問題が生じる。そうすると,ビーコン信号により予め通信時間や通信相手などの通信情報を設定したにもかかわらず,設定した通信情報どおりにデータの送受信を行うことができない。
アドホックネットワークにおいては,自己もしくは周囲の無線通信装置が通信に利用する時刻をビーコン信号を用いて通知した場合には,ビーコン信号の記載状況に基づいてアクセス制御の設定を行う必要がある。つまり,データ送信先となる無線通信装置との間でデータ送信の利用を取り決めたMASでは,送信先無線通信装置宛の送信を確実に行う必要がある。また,データ送信元となる無線通信装置との間でデータ受信の利用を取り決めたMASでは,送信元無線通信装置からのデータを確実に受信する必要がある。さらに,周囲の無線通信装置が送受信を行うMASでは,周囲の無線通信装置の送受信を確実に行うようにするために,自己の送信を控える必要がある。
本実施形態では,アドホックネットワークを構成する無線通信装置が,MAS毎のアクセス形式およびアクセス先の情報を保持し,その情報に従ってデータ送受信等のアクセス制御を行うことにより,MAS毎の自己のアクセス制御方法を管理することが可能となる。ここで,アクセス形式とは,自己のデータ送信やデータ受信,周辺の無線通信装置のデータ送受信であり,アクセス先とはデータの送信先となる無線通信装置やデータの送信元となる無線通信装置,またはデータ送受信を行っている周辺の無線通信装置などを意味する。上記アクセス先は,MAS毎に予め予約されたデータ送受信のアクセス先あるいは,データ送受信を優先的に行う必要のある無線通信装置であって,MAS内で優先的に通信が行われる無線通信装置である。本実施形態では,アクセス先となる無線通信装置の通信を最初に行うよう制御するため,優先的に通信を行う無線通信装置を最初のアクセス先と称する。
以上,ビーコン信号のフレーム構成について説明した。次に,図5〜9に基づいて,無線通信装置毎に設定されたアクセス方式およびアクセス先等アクセスパラメータの設定状況について説明する。
<5.無線通信装置のアクセスパラメータの設定状況>
上述したように,アドホックネットワークを構成する無線通信装置は,ビーコン信号を送受信することにより,MASごとのアクセス形式および最初のアクセス先を設定する。具体的には,各無線通信装置は,スーパーフレーム毎に各MASのアクセス形式および最初のアクセス先の情報が記載されたアクセスパラメータリストを作成する。例えば,送信するデータがある無線通信装置は,データを送信するMASおよびデータ送信先の情報をアクセスパラメータリストに記載し,データを送信するMASおよびデータ送信先の情報を含むビーコン信号を周囲の無線通信装置に送信する。また,自己宛のデータ送信情報が含まれるビーコン信号を受信した無線通信装置は,データが送信されるMASおよびデータ送信元の情報をアクセスパラメータに記載する。さらに,周囲の無線通信装置のデータ送受信の情報が含まれるビーコン信号を受信した無線通信装置は,周囲の無線通信装置がデータの送受信を行うMASおよびデータの送受信を行う無線通信装置の情報をアクセスパラメータリストに記載する。
また,各無線通信装置はビーコン信号を送受信することにより,データ伝送領域において行うデータの送受信を互いに調整することができる。したがって,無線通信装置は,自己の送信データがある場合にその送信情報をパラメータに記載した後,ビーコン信号によりその送信時間等が変更した場合には,調整された送信時間をパラメータリストに記載するようにしてもよい。つまり,本実施形態においては,ビーコン期間においてビーコン信号を送受信した後に,データ伝送領域のデータ送受信予約となるアクセスパラメータリストが作成されることとなる。本実施形態にかかる無線通信装置は,このアクセスパラメータリストに基づいてアクセス制御をすることにより,予約された送受信以外のデータ送受信に優先して,ビーコン信号により設定されたデータ送受信を確実に行うことが可能となる。
図5は,無線通信装置111のアクセスパラメータの設定状況を示した説明図である。図5に示したように,無線通信装置111のアクセスパラメータリスト111aには,MAS番号150ごとにアクセス形式151および最初のアクセス先152が記載される。MAS0およびMAS1は,無線通信装置111がビーコン信号を送受信する領域であり,アクセス形式に「ビーコン期間」が記載され,最初のアクセス先にはMASの使用状況の情報が記載される。MAS3は無線通信装置111がデータを送信する自己の送信領域として設定され,アクセス形式に「自己の送信」,最初のアクセス先にデータの送信先となる「無線通信装置112」が設定される。
さらに,MAS13,14には,隣接する無線通信装置112が受信を行う設定をビーコン信号により検出したため,アクセス形式に「近隣装置の受信」,最初のアクセス先に「無線通信装置112」が設定される。それ以外のMASでは,当面通信が行われないため,アクセス形式に「スリープ」,最初のアクセス先に「なし」が記載される。
図6は,無線通信装置112のアクセスパラメータの設定状況を示した説明図である。図6に示したように,無線通信装置112のアクセスパラメータリスト112aには,MAS番号150ごとにアクセス形式151および最初のアクセス先152が記載される。MAS0およびMAS1は,無線通信装置112がビーコン信号を送受信する領域であり,アクセス形式に「ビーコン期間」が記載され,最初のアクセス先にはMASの使用状況の情報が記載される。MAS3は無線通信装置112がデータを受信する自己の受信領域として設定され,アクセス形式に「自己の受信」,最初のアクセス先にデータの送信元となる「無線通信装置111」が設定される。
さらに,MAS5〜8には,隣接する無線通信装置113が送信を行う設定をビーコン信号により検出したため,アクセス形式に「近隣装置の送信」,最初のアクセス先に「無線通信装置113」が設定される。MAS10,11においても,隣接する無線通信装置113が受信を行う設定をビーコン信号により検出したため,アクセス形式に「近隣装置の受信」,最初のアクセス先に「無線通信装置113」が設定される。
また,MAS13,14は無線通信装置112がデータを受信する自己の受信領域として設定され,アクセス形式に「自己の受信」,最初のアクセス先にデータの送信元となる「無線通信装置113」が設定される。それ以外のMASでは,当面通信が行われないため,アクセス形式に「スリープ」,最初のアクセス先に「なし」が記載される。
図7は,無線通信装置113のアクセスパラメータの設定状況を示した説明図である。図7に示したように,無線通信装置113のアクセスパラメータリスト113aには,MAS番号150ごとにアクセス形式151および最初のアクセス先152が記載される。MAS0およびMAS1は,無線通信装置113がビーコン信号を送受信する領域であり,アクセス形式に「ビーコン期間」が記載され,最初のアクセス先にはMASの使用状況の情報が記載される。MAS3は,隣接する無線通信装置112が受信を行う設定をビーコン信号により検出したため,アクセス形式に「近隣装置の受信」,最初のアクセス先に「無線通信装置112」が設定される。MAS5〜8は無線通信装置113がデータを送信する自己の送信領域として設定され,アクセス形式に「自己の送信」,最初のアクセス先にデータの送信先となる「無線通信装置114」が設定される。
さらに,MAS10,11は無線通信装置113がデータを受信する自己の受信領域として設定され,アクセス形式に「自己の受信」,最初のアクセス先にデータの送信元となる「無線通信装置114」が設定される。また,MAS13,14は無線通信装置113がデータを送信する自己の送信領域として設定され,アクセス形式に「自己の送信」,最初のアクセス先にデータの送信先となる「無線通信装置112」が設定される。それ以外のMASでは,当面通信が行われないため,アクセス形式に「スリープ」,最初のアクセス先に「なし」が記載される。
図8は,無線通信装置114のアクセスパラメータの設定状況を示した説明図である。図8に示したように,無線通信装置114のアクセスパラメータリスト114aには,MAS番号150ごとにアクセス形式151および最初のアクセス先152が記載される。MAS0およびMAS1は,無線通信装置114がビーコン信号を送受信する領域であり,アクセス形式に「ビーコン期間」が記載され,最初のアクセス先にはMASの使用状況の情報が記載される。MAS5〜8は,無線通信装置114がデータを受信する自己の受信領域として設定され,アクセス形式に「自己の受信」,最初のアクセス先にデータの送信元となる「無線通信装置113」が設定される。
MAS10,11は,無線通信装置114がマルチキャスト通信を行う自己の送信領域として設定し,アクセス形式に「自己の送信」,最初のアクセス先に「マルチキャスト」が設定される。MAS13,14は隣接する無線通信装置113が送信を行う設定をビーコン信号により検出したため,アクセス形式に「近隣装置の送信」,最初のアクセス先に「無線通信装置113」が設定される。それ以外のMASでは,当面通信が行われないため,アクセス形式に「スリープ」,最初のアクセス先に「なし」が記載される。
図9は,無線通信装置115のアクセスパラメータの設定状況を示した説明図である。図9に示したように,無線通信装置115のアクセスパラメータリスト115aには,MAS番号150ごとにアクセス形式151および最初のアクセス先152が記載される。MAS0およびMAS1は,無線通信装置115がビーコン信号を送受信する領域であり,アクセス形式に「ビーコン期間」が記載され,最初のアクセス先にはMASの使用状況の情報が記載される。MAS5〜8は,隣接する無線通信装置114が受信を行う設定をビーコン信号により検出したため,アクセス形式に「近隣装置の受信」,最初のアクセス先に「無線通信装置114」が設定される。MAS10,11は,無線通信装置115がデータを受信する自己の受信領域として設定され,アクセス形式に「自己の受信」,最初のアクセス先にデータの送信元となる「無線通信装置114」が設定される。それ以外のMASでは,当面通信が行われないため,アクセス形式に「スリープ」,最初のアクセス先に「なし」が記載される。
次に,MAS毎に設定されるアクセス形式の例を説明する。図10は,アクセスパラメータリストに記載されるアクセス形式の例を示した説明図である。アクセスパラメータリストに記載されるアクセス形式は,各無線通信装置がMAS単位でアクセス制御を行うために指定されるパラメータである。設定値0は,アクセス形式「スリープ」で,該当するMASで送受信が行なわれない休眠状態の設定である。設定値1は,アクセス形式「ビーコン期間」で,自己の管理領域であるビーコンピリオド部分に設定される。設定値2は,アクセス形式「他のビーコン期間」で,他グループで用いられる管理領域に設定される。
設定値5は,アクセス形式「自己の送信」で,自己がデータ送信を行う時間領域にある場合に設定される。設定値6は,アクセス形式「自己の受信」で,自己がデータ受信を行なう時間領域にある場合に設定される。設定値9は,アクセス形式「近隣装置の送信」で,隣接通信装置でデータ送信される時間領域に設定される。設定値10は,アクセス形式「近隣装置の受信」で,隣接通信装置でデータ受信される時間領域に設定される。これ以外の設定値3,4,7,8,11〜15は,現時点ではその設定が割当されていないものの,将来の拡張のために用意するようにしてもよい。アクセス形式に設定された設定値の順位に応じて,MAS毎のアクセス形式の優先順位を設定するようにしてもよい。
このように,無線通信装置111〜115は,自己のデータ送信時間および送信先を設定し,MAS0およびMAS1のビーコン期間に送受信されるビーコン信号の情報に基づいて周辺装置からのデータ受信時間およびデータ送信元を設定し,さらに周辺装置のデータ送受信を検出した場合には,そのアクセス形式と周辺装置を設定する。そして,図5〜9に示したアクセスパラメータリストに従って,MAS毎のアクセス制御を行うことができる。
以上,無線通信装置のアクセスパラメータの設定状況について説明した。次に,図11〜14に基づいて,上記アクセスパラメータリストに従ってアクセス制御を行う無線通信装置について説明する。
<6.無線通信装置のアクセス制御>
図11〜14は,上記アクセスパラメータリストに記載されたアクセス形式および最初のアクセス先に応じてアクセス制御を実行する例を示した説明図である。
図11は,無線通信装置113が送信を設定したMASにおけるアクセス制御を示す説明図である。ここで,無線通信装置113が保持するアクセスパラメータリストの当該MASには,アクセス形式「自己の送信」,最初のアクセス先「無線通信装置114」が設定されている。そのMASが到来した時に,無線通信装置113が複数の無線通信装置に対して送信すべきデータを蓄えている場合のアクセス制御について説明する。例えば,無線通信装置113は,無線通信装置112と無線通信装置114宛の送信データを蓄えていたとする。
無線通信装置113は,アクセス形式「自己の送信」,最初のアクセス先「無線通信装置114」が設定されたMASが到来した場合,まず,最初のアクセス先に記載された無線通信装置114あてに送信要求(RTS)300を送信する。無線通信装置114からの確認応答(CTS)302を受領した後,送信するデータ(Data)304を送信し,受領確認(ACK)308を受領する。最初のアクセス先となる無線通信装置114あての送信が終了した場合に,無線通信装置112宛に送信要求(RTS)310を送信する。無線通信装置112からの確認応答(CTS)312を受領して実際のデータ(Data)を送信し,受領確認(ACK)316を受領する。
これにより,伝送路の利用を予約した無線通信装置間の通信を,他の無線通信装置宛の通信に優先して送信し,データを確実に送信することが可能となる。
図12は,無線通信装置113が受信を設定したMASにおけるアクセス制御を示す説明図である。ここで,無線通信装置113が保持するアクセスパラメータリストの当該MASには,アクセス形式「自己の受信」,最初のアクセス先「無線通信装置112」が設定されている。そのMASが到来した時に,無線通信装置113に複数の無線通信装置からデータが送信される場合のアクセス制御について説明する。例えば,無線通信装置113に無線通信装置112と無線通信装置114とからデータが送信されるとする。
無線通信装置113は,アクセス形式「自己の受信」,最初のアクセス先「無線通信装置112」が設定されたMASが到来し,周囲の無線通信装置からの送信要求(RTS)が最初のアクセス先に記載された「無線通信装置112」からのものであるかを判断する。例えば,無線通信装置111の通信が延長され,伝送路が確保されないために,無線通信装置112からの送信が開始されず,無線通信装置114から無線装置113に送信要求(RTS)322が送信される。無線通信装置114から送信要求(RTS)322を受信した無線通信装置113は,送信要求(RTS)322の送信元が最初のアクセス先である無線通信装置112ではないため,確認応答(CTS)323の返送を行わない。無線通信装置113は,最初のアクセス先である無線通信装置113からの送信要求(RTS)324を受信し,確認応答(CTS)326を返送する。そして,無線通信装置112からデータ(Data)328を受信し,受領確認(ACK)329を送信する。
無線通信装置113は,最初のアクセス先である無線通信装置112からの受信が終了した後に,無線通信装置113からの送信要求(RTS)330を受信した場合には,確認応答(CTS)332を返送する。そして,データ(Data)を受信し,受領確認(ACK)を送信する。これにより,伝送路の利用を予約した無線通信装置間の通信を,他の無線通信装置宛の通信に優先して送信し,データを確実に送信することが可能となる。さらに,MAS内で優先して行う通信が終了した場合には,その通信以外の通信を行うことで,空き時間となったMAS内で伝送路を有効に活用することができる。
図13は,無線通信装置113により周囲の無線通信装置が送信処理を行う設定がされたMASにおけるアクセス制御を示す説明図である。ここで,無線通信装置113が保持するアクセスパラメータリストの当該MASには,アクセス形式「近隣装置の送信」,最初のアクセス先「無線通信装置112」が設定されている。そのMASが到来した時に,無線通信装置113に周囲の無線通信装置からデータが送信される場合のアクセス制御について説明する。例えば,そのMASが到来した時に,無線通信装置114からデータが送信されるとする。
アクセス形式「近隣装置の送信」,最初のアクセス先「無線通信装置112」が設定されているMASにおいては,無線通信装置112の送信処理を優先するように制御する必要がある。図13に示したように,無線通信装置111の通信が延長され,該当するMASが到来した時に,無線通信装置112のデータ送信処理が開始されていないとする。その場合に,伝送路が空いていると判断した無線通信装置114が無線通信装置113に送信要求(RTS)342を送信する。しかし,無線通信装置113は,無線通信装置112の受信処理を優先させるため,無線通信装置114に対して確認応答(CTS)を返送しない。例えば,ここで無線通信装置113が無線通信装置114に確認応答(CTS)を返送してしまった場合には,無線通信装置112の通信が行われないこととなってしまう。無線通信装置112が無線通信装置111に対して送信要求(RTS)を送信するときに伝送路が空いているかを確認するが,このとき無線通信装置113が無線通信装置114と通信を行っていると,無線通信装置112は,伝送路が空いていないと判断し,無線通信装置111に送信要求(RTS)を送ることができない。このように,ビーコン信号により,無線通信装置112は,当該MASで無線通信装置111と通信することを予約したにもかかわらず,予約した通信を行うことができないという事態が発生してしまう。
しかし,本実施形態においては,アクセスパラメータリストに記載された通信を優先して行うため,アクセス形式に「近隣装置の送信」,アクセス先に「無線通信装置112」と記載されていれば,無線通信装置112の通信を優先して行うように制御することが可能となる。したがって,無線通信装置113の確認応答(CTS)344を返送しないことで,無線通信装置112の送信要求(RTS)346が送られ,無線通信装置112がデータ(Data)350を送信し,無線通信装置112の通信が終了した後に,無線通信装置114からの送信要求(RTS)362があればそれに応答し,確認応答(CTS)364を返送する。そして無線通信装置114からデータ(Data)366を受信して,受領確認(368)を送信する。なお,無線通信装置114は,無線通信装置113との通信が行えない場合でも,伝送路が空いている場合には,無線通信装置115と通信を行うことは可能である(354,356,358,360)。
このように,周辺装置が自己以外の無線通信装置と通信を行っている場合には,その通信を優先することにより,伝送路の利用を予約した無線通信装置間の通信を優先して行うことが可能となる。
図14は,無線通信装置113により周囲の無線通信装置が受信処理を行う設定がされたMASにおけるアクセス制御を示す説明図である。ここで,無線通信装置113が保持するアクセスパラメータリストの当該MASには,アクセス形式「近隣装置の受信」,最初のアクセス先「無線通信装置112」が設定されている。そのMASが到来した時に,無線通信装置113に周囲の無線通信装置からデータが送信される場合のアクセス制御について説明する。例えば,そのMASが到来した時に,無線通信装置114からデータが送信されるとする。
アクセス形式「近隣装置の受信」,最初のアクセス先「無線通信装置112」が設定されているMASにおいては,無線通信装置112の受信処理を優先するように制御する必要がある。図13に示したように,無線通信装置111の通信が延長され,該当するMASが到来した時に,無線通信装置112のデータ受信処理が開始されていないとする。その場合に,伝送路が空いていると判断した無線通信装置114が無線通信装置113に送信要求(RTS)342を送信する。しかし,無線通信装置113は,無線通信装置112の受信処理を優先させるため,無線通信装置114に対して確認応答(CTS)を返送しない。
例えば,ここで無線通信装置113が無線通信装置114に確認応答(CTS)を返送してしまった場合には,無線通信装置112の通信が行われないこととなってしまう。無線通信装置112が無線通信装置111から送信要求(RTS)372を受信したときに,無線通信装置112は伝送路が空いているかを確認するが,このとき無線通信装置113が無線通信装置114と通信を行っていると,無線通信装置112は,伝送路が空いていないと判断し,無線通信装置111に確認応答(CTS)を送ることができない。このように,ビーコン信号により,無線通信装置112は,当該MASで無線通信装置111と通信することを予約したにもかかわらず,予約した通信を行うことができないという事態が発生してしまう。
しかし,本実施形態においては,アクセスパラメータリストに記載された通信を優先して行うため,アクセス形式に「近隣装置の受信」,アクセス先に「無線通信装置112」と記載されていれば,無線通信装置112の通信を優先して行うように制御することが可能となる。したがって,無線通信装置113の確認応答(CTS)373を返送しないことで,無線通信装置112の確認応答(CTS)374が送られ,無線通信装置112がデータ(Data)376を受信し,無線通信装置112の通信が終了した後に,無線通信装置114からの送信要求(RTS)388があればそれに応答し,確認応答(CTS)390を返送する。そして無線通信装置114からデータ(Data)392を受信して,受領確認(ACK)394を送信する。なお,無線通信装置114は,無線通信装置113との通信が行えない場合でも,伝送路が空いている場合には,無線通信装置115と通信を行うことは可能である(380,382,384,386)。
このように,周辺装置が自己以外の無線通信装置と通信を行っている場合には,その通信を優先することにより,伝送路の利用を予約した無線通信装置間の通信を優先して行うことが可能となる。
以上,無線通信装置のアクセス制御について説明した。次に,図15に基づいて,本実施形態にかかる無線通信装置の機能構成について説明する。
<7.無線通信装置の機能構成>
図15は,本実施形態にかかる無線通信装置の機能構成を示すブロック図である。図15に示したように,無線通信装置は,アンテナ801と,高周波アナログ処理ブロック802と,物理層ベースバンド処理ブロック803と,アクセス制御ブロック804と,タイミング制御ブロック805と,アクセスパラメータリスト806と,ビーコンパラメータリスト807と,データバッファ808と,バッファ管理ブロック809と,ユーザインタフェース810と,CPU811と,データインタフェース812などを備える。
アンテナ801は,所定の高周波無線信号を無線媒体上に送受信する機能を有する。高周波アナログ処理ブロック802は,送信する信号を増幅し,高周波信号を変換する機能を有する。物理層ベースバンド処理ブロック803は,受信信号に対して所定の復調処理を行って情報ビットを構築し,送信する情報ビットを変調処理して送信信号とする機能を有する。
アクセス制御ブロック804は,本実施形態にかかるアクセス制御部の一例であって,無線通信を行うために周囲の通信装置との間でアクセス制御を行うブロックである。また,アクセス制御ブロック804は,本実施形態にかかるビーコン信号送信部およびビーコン信号受信部の一例であって,調整されたビーコン信号の送信タイミングが到来した場合に,ビーコン信号をアンテナ801を介して無線送信または無線受信させる機能も有する。タイミング制御ブロック805は,アクセス制御のタイミングをアクセスパラメータリスト806の記載内容に従って制御する機能を有する。アクセスパラメータリスト806は,上述したように,MAS単位のアクセス形式や最初のアクセス先を格納する機能を有し,レジスタ等で構成される。アクセス制御ブロック804およびタイミング制御ブロック805は,周囲の無線通信装置と通信する際に,このアクセスパラメータリスト806を参照することにより,アクセス制御を行うことが可能となる。
ビーコンパラメータリスト807は,受信したビーコン信号に記載されたパラメータを格納し,メモリ等で構成される。データバッファ808は,受信したデータや送信するデータを格納する機能を有し,メモリ等で構成される。バッファ管理ブロック809は,データバッファ808へのアクセスやメモリ領域を管理する機能を有する。
ユーザインタフェース810は,ビーコンパラメータリスト807やアクセスパラメータリスト806と,バス1を介して接続され,所定の入力や出力を行う機能を有する。CPU811は,無線通信装置800を制御する機能を有し,タイムスロット管理部811aおよびインタフェース制御部811bなどを含んで構成される。タイムスロット管理部811aは,本実施形態にかかる送信時間枠設定部および送信先無線通信装置設定部の一例であって,信号を送信するための複数の時間枠で構成された所定周期のスーパーフレームの少なくとも1の時間枠を,自己がデータの送信を行う自己の送信時間枠に設定し,自己の送信時間枠においてデータの送信先となる送信先無線通信装置を設定する機能を有する。また,タイムスロット管理部811aは,本実施形態にかかる受信時間枠設定部および送信元無線通信装置設定部の一例でもあり,信号を受信するための複数の時間枠で構成された所定周期のスーパーフレームの少なくとも1の時間枠を,自己がデータの受信を行う自己の受信時間枠に設定し,自己の受信時間枠においてデータの送信元となる送信元無線通信装置を設定する機能を有する。さらにタイムスロット管理部811aは,本実施形態にかかる送受信時間枠設定部および特定装置設定部の一例であって,信号を送受信するための複数の時間枠で構成された所定周期のスーパーフレームの少なくとも1の時間枠を,周囲の無線通信装置がデータの送受信を行う周囲の無線通信装置の送受信時間枠に設定し,周囲装置の送受信時間枠においてデータの送受信を行う周囲の無線通信装置を特定装置として設定する機能を有する。
データインタフェース812は,バッファ管理ブロック809やデータバッファ808とバス2を介して接続され,通信装置が接続されるアプリケーション機器と高速にデータを受け渡す機能を有する。例えば,USB 2.0やIEEE1394などの高速シリアルバス規格に準拠していてもよい。また,バス2はCPU811と接続され,CPUの管理のもとで一連の動作を実行する機能を有する。
以上,無線通信装置800の機能構成について説明した。次に,本実施形態にかかる無線通信装置の無線通信方法について説明する。
<8.無線通信装置の無線通信方法>
図16は,本実施形態にかかる無線通信装置の無線通信方法を示したフローチャートである。無線通信装置は,MASの開始時刻が到来した場合に,アクセスパラメータリストに設定したアクセス形式と最初のアクセス先を参照して,データ送受信等のアクセス制御を行う。
まず,無線通信装置は,MASがビーコン期間のMASであるか否かを判定する(S101)。ステップS101において,ビーコン期間のMASであると判定された場合には,自己のビーコン信号を送信するビーコンスロットタイミングであるか否かを判定する(S102)。ステップS102において,送信ビーコンスロットタイミングであると判定された場合には,ビーコン信号を送信する(S103)。
ステップS103において,送信ビーコンスロットタイミングではないと判定された場合には,ビーコン信号の受信を行い,ビーコン信号を受信した場合には(S104),ビーコンパラメータを獲得する(S105)。そして,ビーコンパラメータにより,自己宛の予約送信の設定があるか否かを判定する(S106)。ステップS106において,自己宛の予約送信の設定があると判定された場合には,そのMASのアクセス形式を「自己の受信」に設定し(S107),さらに,最初のアクセス先にデータの送信元となる送信元無線通信装置を設定する(S108)。
ステップS106において,自己宛の予約送信の設定がないと判定された場合には,他の無線通信装置宛の送信や受信の設定があるか否かを判定する(S109)。ステップS109において,他の無線通信装置宛の送受信の設定があると判定された場合には,MASのアクセス形式を「近隣装置の送受信」に設定し(S110),さらに,最初のアクセス先に該当する近隣装置の情報を設定する(S111)。ステップS109において他の無線通信装置宛の送受信の設定がないと判定された場合には,S101に戻り,ビーコン期間が継続している間,上記の処理を繰り返す。
ステップS101において,ビーコン期間のMASではないと判定された場合には,自己の送信が設定されたMASであるか否かを判定する(S112)。ステップS112において,該当MASが自己の送信が設定されたMASであると判定された場合には,パラメータリストに設定された最初のアクセス先の情報を獲得する(S113)。そして,最初のアクセス先に設定された無線通信装置に送信要求(RTS)を送信し(S114),該当無線通信装置から確認応答(CTS)の返送があった場合には(S114),データを送信する(S116)。なお,ステップS115において,確認応答(CTS)の返送がない場合には,所定の回数まで送信要求(RTS)を再送信する。
また,この時に必要に応じて受領確認(ACK)の返送を受け,送信未達のデータがあれば再送を行うようにしてもよい。
一連の最初のアクセス先宛の送信が終了した後,他の無線通信装置宛の送信があるか判断をして(S117),送信データがあり,なおかつ送信先となる無線通信装置にデータ送信が可能であれば,S114に移行し,そのデータを送信する処理を行う。
ステップS117において,送信データがない場合,もしくは送信が不可能であれば,他の無線通信装置からの要求があるか否かを判定する(S118)。ステップS118において,他の無線通信装置からの送信要求(RTS)を受信した場合には(S118),確認応答(CTS)を返送し(S119),データを受信する(S120)。また,この時に必要に応じて受領確認(ACK)の返送を行い,未達のデータの再送を要求する構成としても良い。
その後,該当するMASが終了したか判断を行い(S121),終了した場合にはS101に戻り,次のMASの処理に遷移し,終了してなければS118に戻り,一連の受信処理を繰り返す。
ステップS112において自己の送信が設定されたMASではないと判定された場合には,自己の受信が設定されたMASであるか否かを判定する(S122)。ステップS122において,自己の受信が設定されたMASであると判定された場合には,最初のアクセス先に記載された無線通信装置の情報を獲得する(S123)。そして,該当無線通信装置からの送信要求(RTS)を受信し(S124),確認応答(CTS)を返送して(S125),データを受信する(S126)。
ステップS124において,該当装置からのRTSの受信がなく,所定の時間まで該当無線通信装置からの送信要求(RTS)を受信しなければ(S127),S118に移行し,他の無線通信装置からの要求に応答する。
ステップS122において,自己の受信が設定されたMASではない場合には,近隣装置の送受信が設定されたMASであるか否かを判定する(S128)。ステップS128において,近隣装置の送受信が設定されたMASであると判定された場合には,最初のアクセス先に記載された無線通信装置の情報を獲得し(S129),該当無線通信装置からの送信要求(RTS),もしくは確認応答(CTS)を受信した場合に,その通信の終了時刻を判定し(S130),通信の修了時間が経過したら,S121に移行し,必要に応じて他の無線通信装置からの要求に応答する。
また,所定の時間まで該当無線通信装置からの送信要求(RTS),もしくは確認応答(CTS)を受信しない場合も同様にステップS121に移行し,必要に応じて他の無線通信装置からの要求に応答する。
また,通信装置のインタフェースで,接続されるアプリケーション機器から送信するデータを受領した場合は(S131),自己のMASのアクセス形式にスリープが設定されたMASを検索し(S132),さらに受信無線通信装置のビーコンパラメータから利用可能とされるMASを検索して利用するMASを設定し,自己のビーコンパラメータを構築する(S133)。そして,アクセスパラメータの該当MASのアクセス形式を「自己の送信」に設定し(S134),さらに,最初のアクセス先に該当する無線通信装置の情報を記載して(S135),その送信利用の予約設定を行う。
これら送信MASの設定処理を行った後と,送信するデータの受理がない場合には,S101に戻り一連の処理が繰り返し行なわれる。
以上説明したように,本実施形態によれば,アドホックネットワーク100において,自己もしくは周囲の無線通信装置が通信に利用する時刻をビーコン信号を用いて通知し,送信利用の予約設定を行った場合には,ビーコン信号に記載された情報に基づいて確実にアクセス制御を行うことが可能となる。つまり,ビーコン信号により特定の無線通信装置との間でデータの送信の利用を取り決めた時刻には,該当する無線通信装置に確実にデータを送信することが可能となる。また,ビーコン信号により特定の無線通信装置との間でデータの受信の利用を取り決めた時刻には,送信元の無線通信装置からの信号を他の無線通信装置からの信号よりも優先して受け取ることが可能となる。さらに,特定の無線通信装置との間でデータの送受信を取り決めた時刻には,データの送受信先ではない周辺の無線通信装置は,送受信を行う無線通信装置の通信を優先させ,自己の送受信を控えることが可能となる。
また,MAS単位でアクセス形式と最初のアクセス先を設定して,データを確実に送る上記無線通信方法は,無線通信装置が所定の時間間隔でビーコン信号を送信し,その時間の近傍で周囲の無線通信装置が受信を行い,その信号受信に応じて送信可能時間を設定する場合にも有効である。例えば,ビーコン信号を受信しなければ周囲に存在する無線通信装置からの送信が行われるか否かを把握することができない場合においても,ビーコン信号に送信予約情報を記載することにより,所定の間隔内でデータが送信される時刻を設定することができる。さらに,優先的に通信を行う無線通信装置を指定することにより,該当時刻に指定された無線通信装置の通信を確実に行うことが可能となる。
例えば,周囲の無線通信装置からの信号を受信した後に,その無線通信装置が稼動状態である時間をカウントダウンして,カウントダウンを行っている間に送信を行う無線通信方法では,周囲に存在する無線通信装置の数に応じたカウンタが必要となる。したがって,カウンタ管理とアクセス制御処理が複雑となり,回路規模が莫大となるという問題があった。しかし,この場合においても本実施形態にかかる無線通信方法を利用することにより,ビーコン信号に送信予約情報を記載して,所定の間隔内でデータが送信される時刻を設定し,優先的に通信を行う無線通信装置を指定すれば,該当時刻に指定された無線通信装置の通信を確実に行うことが可能となる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,ビーコン信号により送受信の予約設定が可能な無線通信装置,無線通信システムおよび無線通信方法に適用可能である。
本発明の実施形態にかかるアドホックネットワークを説明する説明図である。 同実施の形態におけるスーパーフレームの概略的な構成の一例を示す説明図である。 同実施の形態におけるスーパーフレームにおけるデータ送受信の一例を示す説明図である。 同実施の形態におけるビーコン信号のフレーム構成例を示す説明図である。 同実施の形態におけるアクセスパラメータの設定状況を示す説明図である。 同実施の形態におけるアクセスパラメータの設定状況を示す説明図である。 同実施の形態におけるアクセスパラメータの設定状況を示す説明図である。 同実施の形態におけるアクセスパラメータの設定状況を示す説明図である。 同実施の形態におけるアクセスパラメータの設定状況を示す説明図である。 同実施の形態におけるアクセスパラメータリストに記載されるアクセス形式の例を示した説明図である。 同実施の形態におけるアクセスパラメータリストに従ってアクセス制御される無線通信を示す説明図である。 同実施の形態におけるアクセスパラメータリストに従ってアクセス制御される無線通信を示す説明図である。 同実施の形態におけるアクセスパラメータリストに従ってアクセス制御される無線通信を示す説明図である。 同実施の形態におけるアクセスパラメータリストに従ってアクセス制御される無線通信を示す説明図である。 同実施の形態における無線通信装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施の形態における無線通信装置の無線通信方法を示したフローチャートである。
符号の説明
60 ビーコン信号
61 MACヘッダ情報
62 ヘッダチェックシーケンス(HCS)
63 ビーコンペイロード情報
64 フレームチェックシーケンス(FCS)
601 フレームコントロール情報
602 届け出装置識別子
603 送り元装置識別子
604 シーケンスコントロール情報
605 アクセスコントロール情報
606 装置固有情報
607 ビーコン位置情報
608 周辺装置情報
609 装置能力情報
610 予約領域情報
611 利用領域情報
612 通信識別情報
111a アクセスパラメータリスト
151 アクセス形式
152 最初のアクセス先
800 無線通信装置
801 アンテナ
802 高周波アナログ処理ブロック
803 物理層ベースバンド処理ブロック
804 アクセス制御ブロック804
805 タイミング制御ブロック
806 アクセスパラメータリスト
807 ビーコンパラメータリスト
808 データバッファ
809 バッファ管理ブロック
810 ユーザインタフェース
811 CPU811
812 データインタフェース

Claims (11)

  1. 複数の他の無線通信装置とアドホックネットワークを構成する無線通信装置において、
    自己の無線通信装置から複数の前記他の無線通信装置宛にデータを送信する場合に、
    信号を送信するための複数の時間枠で構成された所定周期のスーパーフレームの少なくとも1の時間枠を、自己がデータの送信を行う自己の送信時間枠に設定する自己の送信時間枠設定部と、
    前記自己の送信時間枠において最初にデータ送信する宛先となる送信先無線通信装置を設定する送信先無線通信装置設定部と、
    前記自己の送信時間枠の情報および前記送信先無線通信装置の情報を含むビーコン信号を周囲の無線通信装置に送信するビーコン信号送信部と、
    前記自己の送信時間枠が到来した場合に、前記送信先無線通信装置設定部により設定された前記送信先無線通信装置とのアクセスを前記送信先無線通信装置以外の無線通信装置への送信より優先的に制御するアクセス制御部と、
    を備えることを特徴とする、無線通信装置。
  2. 前記アクセス制御部は、
    前記自己の送信時間枠を設定した時間が到来し、前記送信先無線通信装置設定部により設定された前記送信先無線通信装置以外宛の送信がある場合に、
    前記送信先無線通信装置宛の送信を行った後に、前記送信先無線通信装置以外の無線通信装置宛の送信を行うことを特徴とする、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記時間枠ごとに、前記自己の送信時間枠の情報および前記送信先無線通信装置の情報が設定されたアクセスパラメータリストを作成するアクセスパラメータリスト作成部、
    をさらに含み、
    前記アクセスパラメータリストは、所定周期のスーパーフレームごとに更新されることを特徴とする、請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 複数の他の無線通信装置とアドホックネットワークを構成する無線通信装置において、
    複数の前記他の無線通信装置から自己の無線通信装置がデータを受信する場合に、
    周囲の無線通信装置が通信に利用する時刻をビーコン信号により受信するビーコン信号受信部と、
    前記ビーコン信号に自己宛の送信情報が含まれる場合に、信号を受信するための複数の時間枠で構成された所定周期のスーパーフレームの少なくとも1の時間枠を、自己がデータの受信を行う自己の受信時間枠に設定する自己の受信時間枠設定部と、
    前記自己の受信時間枠において最初に受信するデータの送信元となる送信元無線通信装置を設定する送信元無線通信装置設定部と、
    前記自己の受信時間枠が到来した場合に、前記送信元無線通信装置設定部により設定された前記送信元無線通信装置とのアクセスを他の無線通信装置からの受信より優先的に制御するアクセス制御部と、
    を備えることを特徴とする、無線通信装置。
  5. 前記アクセス制御部は、
    前記自己の受信時間枠を設定した時間枠が到来し、前記送信元無線通信装置設定部により設定された前記送信元無線通信装置以外からの要求がある場合に、
    前記送信元無線通信装置からの受信を行った後に、前記送信元無線通信装置以外の無線通信装置からの要求を受けることを特徴とする、請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記時間枠ごとに、前記自己の受信時間枠の情報および前記送信元無線通信装置の情報が設定されたアクセスパラメータリストを作成するアクセスパラメータリスト作成部、
    をさらに含み、
    前記アクセスパラメータリストは、所定周期のスーパーフレームごとに更新されることを特徴とする、請求項4に記載の無線通信装置。
  7. アドホックネットワークを構成する無線通信装置において、
    自己の無線通信装置から任意の無線通信装置へデータを送信する場合に、
    周囲の無線通信装置が通信に利用する時刻をビーコン信号により受信するビーコン信号受信部と、
    前記ビーコン信号に前記周囲の無線通信装置の送受信情報が含まれる場合に、信号を送受信するための複数の時間枠で構成された所定周期のスーパーフレームの少なくとも1の時間枠を、前記周囲の無線通信装置が最初のデータの送受信を行う周囲の
    無線通信装置の送受信時間枠に設定する周囲装置の送受信時間枠設定部と、
    前記周囲装置の送受信時間枠においてデータの送受信を行う周囲の無線通信装置を特定装置として設定する特定装置設定部と、
    前記周囲の送受信時間枠が到来した場合に、前記特定装置設定部により設定された前記特定装置から最初の送受信を自己から任意の無線通信装置への送受信よりも優先してアクセスさせるアクセス制御部と、
    を備えることを特徴とする、無線通信装置。
  8. 前記アクセス制御部は、
    前記周囲装置の送受信時間枠を設定した時間枠が到来し、前記特定装置設定部により設定された前記特定装置からの送信もしくは受信の終了を検出するまでは、自己のデータ送受信を控えることを特徴とする、請求項7に記載の無線通信装置。
  9. 前記時間枠ごとに、前記特定装置の送受信時間枠の情報および前記特定装置の情報が設定されたアクセスパラメータリストを作成するアクセスパラメータリスト作成部、
    をさらに含み、
    前記アクセスパラメータリストは、所定周期のスーパーフレームごとに更新されることを特徴とする、請求項7に記載の無線通信装置。
  10. 第1の無線通信装置と第2の無線通信装置とが無線通信可能な無線通信システムにおいて、
    前記第1の無線通信装置は、
    任意の無線通信装置の間でデータを送受信する場合に、
    信号を送信するための複数の時間枠で構成された所定周期のスーパーフレームの少なくとも1の時間枠を、自己がデータの送信を行う自己の送信時間枠に設定する自己の送信時間枠設定部と、
    前記自己の送信時間枠において最初にデータを送信する宛となる送信先無線通信装置に第2の無線通信装置を設定する送信先無線通信装置設定部と、
    前記自己の送信時間枠の情報および前記送信先無線通信装置の情報を含むビーコン信号を第2の無線通信装置に送信するビーコン信号送信部と、
    前記自己の送信時間枠が到来した場合に、前記送信先無線通信装置設定部により設定された前記第2の無線通信装置とのアクセスを他の無線通信装置への送信より優先的に制御するアクセス制御部と、
    を備え、
    前記第2の無線通信装置は、
    前記第1の無線通信装置から送信されたビーコン信号に自己宛の送信情報が含まれる場合に、信号を受信するための複数の時間枠で構成された所定周期のスーパーフレームの少なくとも1の時間枠を、自己がデータの受信を行う自己の受信時間枠に設定する自己の受信時間枠設定部と、
    前記自己の受信時間枠において最初に受信するデータの送信元となる送信元無線通信装置に前記第1の無線通信装置を設定する送信元無線通信装置設定部と、
    前記自己の受信時間枠が到来した場合に、前記送信元無線通信装置設定部により設定された前記第1の無線通信装置とのアクセスを他の無線通信装置からの受信より優先的に制御するアクセス制御部と、
    を備えることを特徴とする、無線通信システム。
  11. アドホックネットワークを構成する任意の無線通信装置へデータを送信する場合に、
    無線により信号を送信するための複数の時間枠で構成された所定周期のスーパーフレームの少なくとも1の時間枠を、自己がデータの送信を行う自己の送信時間枠に設定するステップと、
    前記自己の送信時間枠において最初にデータ送信する宛先となる送信先無線通信装置を設定するステップと、
    前記自己の送信時間枠の情報および前記送信先無線通信装置の情報を含むビーコン信号を周囲の無線通信装置に送信するステップと、
    前記自己の送信時間枠が到来した場合に、前記送信先無線通信装置設定部により設定された前記送信先無線通信装置とのアクセスを他の無線通信装置への送信より優先的に行うステップと、
    を含むことを特徴とする、無線通信方法。
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