[go: up one dir, main page]

JP4674011B2 - 飽和水蒸気発生装置 - Google Patents

飽和水蒸気発生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4674011B2
JP4674011B2 JP2001263319A JP2001263319A JP4674011B2 JP 4674011 B2 JP4674011 B2 JP 4674011B2 JP 2001263319 A JP2001263319 A JP 2001263319A JP 2001263319 A JP2001263319 A JP 2001263319A JP 4674011 B2 JP4674011 B2 JP 4674011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat storage
saturated steam
water
tank
storage material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001263319A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003074801A (ja
Inventor
孝一 徳武
隆美 宮坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakura Seiki Co Ltd
Original Assignee
Sakura Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sakura Seiki Co Ltd filed Critical Sakura Seiki Co Ltd
Priority to JP2001263319A priority Critical patent/JP4674011B2/ja
Publication of JP2003074801A publication Critical patent/JP2003074801A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4674011B2 publication Critical patent/JP4674011B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は飽和水蒸気発生装置に関し、更に詳細には過熱水蒸気を加熱源に用いて飽和水蒸気を発生する飽和水蒸気発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
病院等では治療用の包帯、メス、鉗子、手術着等の被滅菌物の滅菌には、通常、被滅菌物が収容された滅菌室を飽和水蒸気によって加圧して所定の圧力・温度とした状態を一定時間保持する蒸気滅菌方法が採用されている。
かかる蒸気滅菌方法に使用される蒸気滅菌装置のうち、大量に被滅菌物に滅菌を施すことのできる大型の蒸気滅菌装置には、通常、病院等に備えられた大型ボイラーから飽和水蒸気が供給される。
【0003】
しかし、大型ボイラーは灯油の燃焼を伴うので、環境保全の面から見て妥当ではなく、また駆動時の騒音も問題となる。
そこで、本発明者等は、図5に示すように、飽和水蒸気を発生する飽和水蒸気発生装置において、加熱源を小型化する事ができるとともに、環境にも優しく、且つ運転音を非常に小さくでき、ランニングコストの低減をも図れる飽和水蒸気発生装置を考案するに至っている。
【0004】
図5の飽和水蒸気発生装置の構造の概略を説明する。
この飽和水蒸気発生装置は、蓄熱槽10と、飽和水蒸気発生槽12とを具備している。
蓄熱槽10内には固体蓄熱材と液体蓄熱材とから成る蓄熱部11が設けられている。この蓄熱部11内に伝熱管16が配設され、ポンプ14によって伝熱管16内に水が供給される。伝熱管内を通過した水は過熱され、過熱水蒸気となって飽和水蒸気発生槽12内に配置された加熱ヒータ20内に供給される。
一方、蒸発槽18内に供給される飽和水蒸気の元となる水は精密濾過、脱イオン処理等の水処理が施された処理水であって、ポンプ9によって配管8を通じて蒸発槽内18に供給されている。
【0005】
従来の蓄熱槽内の構造を図6に示す。
蓄熱槽10は、上述のような蓄熱部11と、蓄熱部11内を通過するように設けられて蓄熱部11内を加熱するための電気ヒータ15が設けられている。
ここで、示す各電気ヒータ15は、伝熱管16の水の導入口側と過熱水蒸気の吐出口側とにわたって全体を加熱可能に設けられている。
蓄熱槽10の加熱は、電気ヒータ15へ主として安価な深夜電力を通電することによって行なわれる。
深夜電力を10時間ほど通電しておくと、その後蓄熱槽10からは7時間半から8時間程度は安定して500℃程の過熱水蒸気が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した構造の飽和水蒸気発生装置では、蓄熱槽内を通過する水は、伝熱管の導入口側で最も蓄熱部から熱を吸収する。このため、この位置での蓄熱部の温度が最も低下しやすい。
したがって、飽和水蒸気発生行程時には、蓄熱槽の伝熱管の導入口側を重点的に再加熱して蓄熱槽全体を一定の温度に維持したいという課題があった。
【0007】
また、処理水の水質の変動については、飽和水蒸気発生装置の運転には何ら考慮されておらず、水質が悪化した場合の対処が求められる可能性もあった
【0008】
たがって、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、蓄熱部の伝熱管の導入口側を十分な温度に再加熱可能な飽和水蒸気発生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために次の構成を備える。
すなわち、本発明にかかる飽和水蒸気発生装置によれば、蓄熱槽と飽和水蒸気発生槽とを具備し、該蓄熱槽内で過熱されて得られた過熱水蒸気によって飽和水蒸気発生槽内の水を加熱して飽和水蒸気を発生させる飽和水蒸気発生装置であって、前記蓄熱槽に設けられた固体蓄熱材と液体蓄熱材とが充填されて成る蓄熱部内には、前記固体蓄熱材及び液体蓄熱材を加熱するヒータと、内部を通過する水を過熱して過熱水蒸気とする伝熱管とが設けられ、前記ヒータは、伝熱管における水の導入口側が過熱された過熱水蒸気の吐出口側よりも高温となるように、前記固体蓄熱材及び液体蓄熱材を加熱可能に設けられていることを特徴としている。
この構成を採用することによって、他の部位よりも温度低下が著しい伝熱管の導入口側を十分に再加熱し、蓄熱槽内の温度の均一化を図ることができる。
【0010】
また、前記ヒータは、少なくとも伝熱管における水の導入口側と過熱された過熱水蒸気の吐出口側との前記固体蓄熱材及び液体蓄熱材を別々のヒータで加熱可能となるように複数設けられていることによれば、伝熱管の導入口側の再加熱を効率よく行なうことができる。
さらに、前記複数のヒータのうち伝熱管における水の導入口側に配置された一のヒータは、過熱された過熱水蒸気の吐出口側に配置された他のヒータよりも高温となるものであることを特徴とすれば、伝熱管の導入口側を十分に再加熱することが可能である。
【0011】
また、前記伝熱管から供給される過熱水蒸気と接触して飽和水蒸気を発生させる水を飽和水蒸気発生槽に供給する給水管の中途部には、前記水を一旦貯留する貯留槽が設けられ、前記飽和水蒸気発生槽および/または貯留槽には、給水水質を測定する水質測定手段が設けられていることによって、飽和水蒸気を発生させる水質を管理することにより、清浄な飽和水蒸気を提供できる。
【0012】
また、前記水質測定手段によって、飽和水蒸気となるべき水の水質が低下したことが測定された場合には、飽和水蒸気発生の運転を停止させるように制御する制御手段を具備するので、より確実に飽和水蒸気の質を向上させ、清浄な飽和水蒸気のみを提供できる。
さらに、前記飽和水蒸気発生槽内でオーバーフローした水を前記貯留槽へ戻すためのオーバーフロー配管が設けられていることを特徴とすると、オーバーフローした水を廃棄しないようにすることができ、水を無駄にしないようにしてランニングコストの低減を図ることができる。
なお、飽和水蒸気発生槽には、該飽和水蒸気発生槽で発生した飽和水蒸気を吐出する給蒸管が設けられ、該給蒸管内で凝縮したドレンを給蒸管から排出して前記貯留槽へ戻すためのドレン配管が設けられていることとすれば、給蒸管内のドレンを廃棄せず再利用するので、水を無駄にしないようにしてランニングコストの低減を図れる
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る飽和水蒸気発生装置の一例を示す略線図を図1に示す。図1に示す飽和水蒸気発生装置30は、蓄熱槽32と飽和水蒸気発生槽34とを具備する。
まず、水の供給系統について説明する。
本飽和水蒸気発生装置30の蓄熱槽32で過熱されるための水、および飽和水蒸気発生槽34内で飽和水蒸気となる水は、共に精密濾過、脱イオン処理等を行なった純水、RO(reverse osmosis)水、軟水等の処理水が用いられる。
そして、処理水を供給するための給水元管35は、蓄熱槽32用と飽和水蒸気発生槽34用で合わせて1本のみが配設されている。
【0014】
給水元管35は、貯留槽36に接続され、供給された処理水はここで一旦貯留される。
貯留槽36から蓄熱槽32と飽和水蒸気発生槽34の両者へ給水するための給水管38が接続されている。給水管38の途中にはストレーナ39が設けられている。
給水管38には、給水ポンプ40が設けられており、この給水ポンプ40によって処理水が蓄熱槽32と飽和水蒸気発生槽34へ移送される。
【0015】
給水管38は、給水ポンプ40の下流側で蓄熱槽32へ向かう蓄熱槽側給水管42と飽和水蒸気発生槽34へ向かう発生槽側供給管44の2つに分岐している。
蓄熱槽側給水管42は、途中にモータバルブ45が設けられ、先端が蓄熱槽32内の伝熱管76(図2,図4参照)に接続されている。
発生槽側供給管44は、途中にモータバルブ47が設けられ、先端が飽和水蒸気発生槽34に接続されている。
【0016】
次に、蓄熱槽32で過熱された過熱水蒸気の給蒸系統について説明する。
先ほど説明したように、蓄熱槽32への蓄熱槽側給水管42は蓄熱槽32内の伝熱管76の一方の端部(図2の符号76a)に接続され、処理水が伝熱管76内に供給される。
伝熱管76内を通過する処理水は蓄熱部72によって過熱されて過熱水蒸気(Superheated Vapor)となる。
伝熱管76の他方の端部(図2の符号76b)には過熱水蒸気を飽和水蒸気発生槽34へ供給するための供給管46が接続されている。
【0017】
供給管46は、飽和水蒸気発生槽34内の加熱管48の一端に接続されており、加熱管48内に過熱水蒸気を供給する。
加熱管48は、飽和水蒸気発生槽34内部に配置されており、外表面に小孔が穿設され、この小孔から過熱水蒸気を噴出可能となっている。加熱管48から噴出した過熱水蒸気は、飽和水蒸気発生槽34内に貯留している処理水を直接加熱して処理水を蒸発させて飽和水蒸気を発生させる。
なお、飽和水蒸気発生槽34内に貯留されている処理水内に噴出した過熱水蒸気は熱交換の結果ドレン化して水に戻る。
【0018】
次に、飽和水蒸気発生槽34への処理水の供給・排出系統について説明する。
先ほど説明したように、発生槽側給水管44は飽和水蒸気発生槽34に接続され、処理水を飽和水蒸気発生槽34内に供給する。
加熱管48から噴出する過熱水蒸気により加熱された処理水は、飽和水蒸気と化して給蒸管50から給蒸される。
なお、飽和水蒸気発生槽34には緊急用の排水管51が接続されている。
【0019】
飽和水蒸気発生槽34内に貯留されている処理水は所定水量以上になると、水蒸気の発生効率上好ましくないので、所定水量以上になったらこれを排出するオーバーフロー配管52が設けられている。
オーバーフロー配管52は中途部にバルブ54とドレントラップ56が設けられ、先端部は貯留槽36内に配設されている貯留槽伝熱管58に接続されている。貯留槽伝熱管58は、貯留槽36内に貯留されている処理水中に浸かるように設けられており、オーバーフローした水と貯留槽36内の水とで熱交換している。すなわち、貯留槽36内の水によりオーバーフローした発生槽34内の処理水を冷却するとともに、貯留槽伝熱管58内を通過するオーバーフローした処理水の熱により、貯留槽36に貯留されている処理水が加熱されている。このように、貯留槽36内の処理水が加熱されることによって、熱効率を上げると共に貯留槽36内の処理水の脱気を行なうことができる。
【0020】
貯留槽伝熱管58の先端は、貯留槽36内で開口しており、オーバーフローした発生槽34内の処理水と給水元管35から供給される処理水とが混合されるように設けられている。このため、オーバーフローした発生槽34内の処理水は、再度過熱水蒸気か飽和水蒸気に利用する事ができる。
なお、オーバーフロー配管52と蓄熱槽側給水管42との間には、圧抜き用のバルブ60が設けられている。
【0021】
飽和水蒸気発生槽34で発生した飽和水蒸気は、給蒸管50を通って出力される。
なお、図面には図示していないが、飽和水蒸気発生槽34と給蒸管50との間には、飛沫同伴を防止する手段として公知の技術であるバッフルまたはサイクロン等の構造を設けると好適である。ただし、飛沫同伴防止手段としてはバッフルやサイクロンに限定されることはない。
【0022】
また、給蒸管50には、途中にドレントラップ69が設けられ、給蒸管50内で凝縮したドレンをトラップしている。そして、ドレントラップ69でトラップしたドレンを貯水槽36内に戻すためのドレン配管71が、給蒸管50から分岐して配設されている。
ドレン配管71は、オーバーフロー配管52の中途部に接続され、貯留槽36内に配置された貯留槽伝熱管58を経て貯留槽36内で開口している。
このような構成としたことで、貯留槽36内の温度を上げ、熱効率を上昇させることができると共に脱気を行なうことができる。一方、給蒸管50内で凝縮して生じたドレンを貯留槽36に戻し、過熱水蒸気として用いるかまたは飽和水蒸気として用いることにより再利用ができ、処理水を有効利用して無駄にしないようにすることができる。
【0023】
次に、飽和水蒸気を発生させるための制御系についての説明をする。
貯留槽36および飽和水蒸気発生槽34内の、処理水が貯留されている部位には、処理水の水質を検出するための水質検出手段62,64が設けられている。
水質検出手段62,64の一例としては、それぞれ2枚の電極62a,62bと64a,64bを有する電極スイッチが挙げられる。電極スイッチは、処理水の抵抗値(電気伝導度)を検出しており、抵抗値が小さくなるほど不純物が増加していると判断する。
水質検出手段62,64は制御部66に接続されており、制御部66にて水質の判断が行なわれる。
制御部66では、それぞれの2枚の電極間の抵抗値を測定し、抵抗値が小さくなって水質が低下したと判断した場合には、飽和水蒸気発生装置の運転を停止させることができる。このため、飽和水蒸気の水質を一定のレベルに維持することができる。
【0024】
また、飽和水蒸気発生槽34から飽和水蒸気を出力する給蒸管50に設けられた圧力計70は、制御部66に接続されており、発生した飽和水蒸気の圧力を制御部66に入力させてフィードバック制御を行なうようにしている。
制御部66では、測定された飽和水蒸気圧に基づいて、常に一定圧の飽和水蒸気が出力されるように、インバータ68を介して給水ポンプ40を制御している。
なお、上述してきたように、本実施形態の制御部66は、特許請求の範囲の第1の制御手段と第2の制御手段とを兼ね、水質維持の制御と出力される飽和水蒸気圧を一定とする制御の両者の制御機能を有しているが、それぞれ別の機能を有する2つの制御部を設けた形態としてもよい。
さらに、上述してきたように発生した飽和水蒸気の圧力に基づいて制御する他に、制御部66は、発生した飽和水蒸気の蒸気量または温度を測定し、これらの測定値に基づいて給水ポンプ40を制御してもよい。
給水ポンプ40を制御するのはインバータ68に限られることはなく、調節弁をモータで可動させたり、オリフィスの調整をするようにしてもよい。
【0025】
上述してきた飽和水蒸気発生装置で用いる蓄熱槽32について、図2に基づいて説明する。なお、以下、蓄熱槽を加熱するヒータの一例として電気ヒータを用いた形態を説明するが、蓄熱槽を加熱するヒータとしては電気ヒータに限定されるものではない。電気ヒータ以外には、蒸気ヒータやオイルヒータ等が考えられる。
図2に示す蓄熱槽32は、個体蓄熱材と液体蓄熱材とが混合された蓄熱材が充填されて成る蓄熱部72内に、蓄熱材を加熱する電気ヒータ74と処理水が供給される伝熱管76とが配設されている。更に、この蓄熱部72は、その外周面が断熱材78によって覆われており、蓄熱部72からの放熱を防止している。
かかる蓄熱部72に充填された蓄熱材には、粒径の異なる固体蓄熱材と液体蓄熱材とが用いられ、粒径の異なる固体蓄熱材が、大粒径の固体蓄熱材の間隙に小粒径の固体蓄熱材が入り込むように充填されており、大粒径の固体蓄熱材と小粒径の固体蓄熱材との間隙に液体蓄熱材が充填されている。
【0026】
かかる蓄熱部72における蓄熱材の充填の状態を図3に示す。
図3(a)は、大粒径の固体蓄熱材77aと小粒径の固体蓄熱材77bとの粒径が二種類の固体蓄熱材と液体蓄熱材80とが充填された状態であって、大粒径の固体蓄熱材77aの間隙に小粒径の固体蓄熱材77bが入り込んで充填され、固体蓄熱材77a,77bの間隙には液体蓄熱材80が充填されている。
【0027】
また、図3(b)は、粒径が三種類の固体蓄熱材と液体蓄熱材80とが充填された蓄熱部72の状態を示す。この固体蓄熱材は、大粒径の固体蓄熱材77a、小粒径の固体蓄熱材77b及び固体蓄熱材77a,77bの中間の粒径である中粒径の固体蓄熱材77cから成り、大粒径の固体蓄熱材77aの間隙に中粒径の固体蓄熱材77cが入り込んで充填されていると共に、固体蓄熱材77a,77cの間隙に小粒径の固体蓄熱材77bが入り込むように充填されている。更に、充填された固体蓄熱材77a,77b,77cの間隙には、液体蓄熱材80が充填されている。
この様に、図3(a)(b)に示す様に、粒径の異なる固体蓄熱材が、大粒径の固体蓄熱材の間隙に小粒径の固体蓄熱材が入り込むように充填され、且つ固体蓄熱材の間隙に液体蓄熱材が充填されている蓄熱部72では、固体蓄熱材と液体蓄熱材との充填密度を、実質的に同一粒径の固体蓄熱材と液体蓄熱材との充填密度に比較して向上でき、蓄熱量及び伝熱管76への熱伝導を向上できる。
【0028】
図3(a)(b)に示す固体蓄熱材としては、マグネシア、マグネタイト、シリカ及びアルミナから選ばれた一種又は二種以上の粒体を好適に用いることができ、液体蓄熱材としては、硝酸塩を好適に用いることができる。硝酸塩は、室温では固体であるが、142℃以上では溶融して液体となる。
蓄熱部42を形成する蓄熱材の組成の一例としては、大粒径マグネシア55%、小粒径マグネシア25%、及び硝酸塩20%とすると好適である。
【0029】
かかる蓄熱部42に設けられた電気ヒータ74は、合計27kWの電気容量となるように3本の電気ヒータが配設されて成る。
具体的な例として、蓄熱槽32全体で使用可能な電力容量が27kWであれば、蓄熱槽32に設けられた電気ヒータは、15kWの電気ヒータ74aが1本、6kWの電気ヒータ74b,74cが2本設けられているようにする。
この中で電気容量が最も高い15kWの電気ヒータ74aは、伝熱管76の導入口側(符号76a側)に位置するように設けられ、残りの6kWの電気ヒータ74b,74cはそれぞれ伝熱管76の中途部と吐出口側(符号76b)側を加熱するように設けられている。
このように、伝熱管76の導入口側に、最も高温となる電気ヒータを配置したことで、伝熱管76の導入口側を重点的に加熱可能である。すなわち、飽和水蒸気の発生動作中には、特に伝熱管76の導入口側の温度の低下があるので、導入口側のみを重点的に再加熱を図ることができるのである。
【0030】
なお、電気ヒータの配置についての他の実施形態について図4に基づいて説明する。
すなわち、上述した実施形態の電気ヒータ74の配置は、合計の消費電力を従来の物と同一にし、その配分を伝熱管76導入口側が大きくなるように傾斜配分させたものであった。
しかし、深夜電力を用いた蓄熱と、温度低下が著しい導入口側を再加熱する場合とでは別の電気ヒータを用いるようにしても好適である。
つまり、電気ヒータ82の配置は、9kWの電気ヒータ82a,82b,82cの3本を用いることにより深夜電力を用いて蓄熱し、この3本の電気ヒータとは別に導入口側のみを加熱する電気ヒータ82dを設けるのである。
この導入口側のみを加熱する電気ヒータ82dの電気容量は、蓄熱槽32全体に使用できる電力全てを用いることができるように27kWにするとよい。つまり、飽和水蒸気発生中あるいは発生後の再加熱時にはこの電気ヒータ82dのみに通電することで、特に温度低下が著しい導入口側を重点的に再加熱することができる。
【0031】
さらに、電気ヒータの配置の他の実施形態としては、電気容量の等しい3本の電気ヒータを導入口側、中間部、吐出口側に配置し、それぞれ独立して制御可能としてもよい(図示せず)。
このよう配置した場合であっても導入口側だけを重点的に加熱可能となる。
【0032】
なお、電気ヒータ74,82を用いることによって、クリーンなエネルギーである電気によって蓄熱材を加熱でき、且つ低コストな深夜電力によって蓄熱材を加熱できるため、クリーンで且つ安価な過熱水蒸気を得ることができる。
ここで、過熱水蒸気を連続して8時間以上も吐出することができる通常のボイラー、つまり重油等の燃料を炊くボイラーでは、燃料タンク、燃料配管、空気ダクト、排ガスダクト等の付属設備を必要とし、そのサイズが極めて大きくなる。この点、図2および図4に示す蓄熱槽32では、電気ヒータ74,82を蓄熱材の加熱ヒータとして採用するため、燃料タンク等の付属設備を不要とすることができ、蓄熱槽を極めてコンパクトとすることができる。
【0033】
なお、上述してきた実施形態は、過熱水蒸気を直接飽和水蒸気発生槽34内に貯留された処理水に直接接触させるようにしたが(バブリング加熱)、過熱水蒸気は飽和水蒸気発生用の処理水に直接接触させず、加熱用の管を通して熱交換することにより加熱するようにしてもよい(間接加熱)。
【0034】
また、上述した実施形態によるヒータの電気容量の具体的な数値はあくまで一例として説明しただけであって、上述したような数値のヒータに限定されるものではない。
さらに、水質検出手段としては電極スイッチに限定されず、水質を検出できるものであればよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明に係る飽和水蒸気発生装置は、ヒータを伝熱管における水の導入口側が過熱された過熱水蒸気の吐出口側よりも高温となるように、固体蓄熱材及び液体蓄熱材を加熱可能に設けたので、他の部位よりも温度低下が著しい伝熱管の導入口側を十分に再加熱することができる。
また、ヒータを、少なくとも伝熱管における水の導入口側と過熱された過熱水蒸気の吐出口側との前記固体蓄熱材及び液体蓄熱材を別々のヒータで加熱可能となるように複数設けることで、伝熱管の導入口側の再加熱を効率よく行なうことができる。
さらに、複数のヒータのうち伝熱管における水の導入口側に配置された一のヒータは、過熱された過熱水蒸気の吐出口側に配置された他のヒータよりも高温となるものであることを特徴とすれば、伝熱管の導入口側を効率よく十分に再加熱することが可能である
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る飽和水蒸気発生装置の一例を説明する略線図である。
【図2】 図1に用いられている蓄熱槽の構造を説明するための断面図である。
【図3】 蓄熱部における蓄熱材の充填の状態を説明する説明図である。
【図4】 蓄熱槽の構造において他の実施形態を示す断面図である。
【図5】 従来の飽和水蒸気発生装置を説明する略線図である。
【図6】 従来の飽和水蒸気発生装置に用いられている蓄熱槽の構造を説明するための断面図である。
【符号の説明】
30 飽和水蒸気発生装置
32 蓄熱槽
34 発生槽
35 給水元管
36 貯留槽
38 給水管
39 ストレーナ
40 給水ポンプ
42 蓄熱槽側管
44 飽和水蒸気発生槽側管
45,47,60 バルブ
46 供給管
48 加熱管
50 給蒸管
51 排水管
52 オーバーフロー配管
56,69 ドレントラップ
58 貯留槽伝熱管
62,64 水質検出手段
66 制御部
68 インバータ
71 ドレン配管
72 蓄熱部
74,82 電気ヒータ
76 伝熱管
77a,77b,77c 固体蓄熱材
78 断熱材
80 液体蓄熱材

Claims (7)

  1. 蓄熱槽と飽和水蒸気発生槽とを具備し、該蓄熱槽内で過熱されて得られた過熱水蒸気によって飽和水蒸気発生槽内の水を加熱して飽和水蒸気を発生させる飽和水蒸気発生装置であって、
    前記蓄熱槽に設けられた固体蓄熱材と液体蓄熱材とが充填されて成る蓄熱部内には、前記固体蓄熱材及び液体蓄熱材を加熱するヒータと、内部を通過する水を過熱して過熱水蒸気とする伝熱管とが設けられ、
    前記ヒータは、伝熱管における水の導入口側が過熱された過熱水蒸気の吐出口側よりも高温となるように、前記固体蓄熱材及び液体蓄熱材を加熱可能に設けられていることを特徴とする飽和水蒸気発生装置。
  2. 前記ヒータは、少なくとも伝熱管における水の導入口側と過熱された過熱水蒸気の吐出口側との前記固体蓄熱材及び液体蓄熱材を別々のヒータで加熱可能となるように複数設けられていることを特徴とする請求項1記載の飽和水蒸気発生装置。
  3. 前記複数のヒータのうち伝熱管における水の導入口側に配置された一のヒータは、過熱された過熱水蒸気の吐出口側に配置された他のヒータよりも高温となるものであることを特徴とする請求項2記載の飽和水蒸気発生装置。
  4. 前記伝熱管から供給される過熱水蒸気と接触して飽和水蒸気を発生させる水を飽和水蒸気発生槽に供給する給水管の中途部には、前記水を一旦貯留する貯留槽が設けられ、
    前記飽和水蒸気発生槽および/または貯留槽には、給水水質を測定する水質測定手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項記載の飽和水蒸気発生装置。
  5. 前記水質測定手段によって、飽和水蒸気となるべき水の水質が低下したことが測定された場合には、飽和水蒸気発生の運転を停止させるように制御する制御手段を具備することを特徴とする請求項4記載の飽和水蒸気発生装置。
  6. 前記飽和水蒸気発生槽内でオーバーフローした水を前記貯留槽へ戻すためのオーバーフロー配管が設けられていることを特徴とする請求項4または請求項5記載の飽和水蒸気発生装置。
  7. 飽和水蒸気発生槽には、該飽和水蒸気発生槽で発生した飽和水蒸気を吐出する給蒸管が設けられ、
    該給蒸管内で凝縮したドレンを給蒸管から排出して前記貯留槽へ戻すためのドレン配管が設けられていることを特徴とする請求項4〜請求項6のうちのいずれか1項記載の飽和水蒸気発生装置。
JP2001263319A 2001-08-31 2001-08-31 飽和水蒸気発生装置 Expired - Fee Related JP4674011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001263319A JP4674011B2 (ja) 2001-08-31 2001-08-31 飽和水蒸気発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001263319A JP4674011B2 (ja) 2001-08-31 2001-08-31 飽和水蒸気発生装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010235714A Division JP5087667B2 (ja) 2010-10-20 2010-10-20 飽和水蒸気発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003074801A JP2003074801A (ja) 2003-03-12
JP4674011B2 true JP4674011B2 (ja) 2011-04-20

Family

ID=19090092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001263319A Expired - Fee Related JP4674011B2 (ja) 2001-08-31 2001-08-31 飽和水蒸気発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4674011B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102878547A (zh) * 2012-10-17 2013-01-16 亿恒节能科技江苏有限公司 一种外干燥蒸汽三效换热系统
CN102878548A (zh) * 2012-10-17 2013-01-16 亿恒节能科技江苏有限公司 一种低湿度蒸汽闪蒸两效换热系统

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3763786B2 (ja) * 2002-01-10 2006-04-05 サクラ精機株式会社 蒸気滅菌システム
JP2005221182A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Hokuriku Electric Power Co Inc:The 蓄熱槽
US20080005923A1 (en) 2006-07-07 2008-01-10 Arthur Zwingenberger Apparatus and method for drying instruments using superheated steam
KR100994333B1 (ko) * 2008-03-03 2010-11-12 이병철 혼합 플라즈마 발생장치 및 방법, 그리고 혼합 플라즈마를이용한 전열 조리장치
EP2570758B1 (en) * 2011-09-15 2015-02-25 Siemens Aktiengesellschaft Thermal energy storage and recovery device
CN102777874B (zh) * 2012-08-30 2015-02-04 郑州大学 直接产生蒸汽的相变储热系统及其相变储热剂的制备方法
JP6400926B2 (ja) * 2014-03-19 2018-10-03 株式会社豊田中央研究所 蓄熱システム
JP6928236B2 (ja) * 2017-05-22 2021-09-01 タイガー魔法瓶株式会社 蒸気発生器
WO2019167488A1 (ja) * 2018-02-28 2019-09-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 過熱蒸気発生装置および調理器
CN109833488B (zh) * 2019-03-06 2021-03-09 鹤壁市人民医院 一种生物医药化工厂加热装置
CN111121511B (zh) * 2020-02-17 2024-04-30 沈阳世杰电器有限公司 一种用固体砌块砌筑的蓄热及热转换装置
CN111346248B (zh) * 2020-04-03 2021-07-30 苏州维斯勒姆智能科技有限公司 一种自动化医疗器械煮沸消毒器
CN113776038B (zh) * 2021-10-15 2023-09-22 鸿蒙能源(山东)有限公司 一种超低耗电磁感应蒸发工业蒸汽系统

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0198802A (ja) * 1987-10-12 1989-04-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 熱交換器給水の水質制御方法
JPH01193502A (ja) * 1988-01-28 1989-08-03 Marutaka Kogyo Kk 蒸気気質変換器
JP3153867B2 (ja) * 1990-03-30 2001-04-09 バブコツク日立株式会社 蒸気発生装置
JP3725920B2 (ja) * 1995-09-28 2005-12-14 株式会社日阪製作所 クリーンスチーム発生器
JP3650227B2 (ja) * 1996-08-26 2005-05-18 株式会社日阪製作所 滅菌処理方法及び装置
JP3596377B2 (ja) * 1999-10-07 2004-12-02 三浦工業株式会社 蒸気滅菌装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102878547A (zh) * 2012-10-17 2013-01-16 亿恒节能科技江苏有限公司 一种外干燥蒸汽三效换热系统
CN102878548A (zh) * 2012-10-17 2013-01-16 亿恒节能科技江苏有限公司 一种低湿度蒸汽闪蒸两效换热系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003074801A (ja) 2003-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4674011B2 (ja) 飽和水蒸気発生装置
KR20030014430A (ko) 포화 수증기 발생장치, 증기멸균장치 및 증기멸균방법
JPH10507120A (ja) 一体型フラッシュ蒸気発生器
CN104159619B (zh) 蒸汽杀菌装置
JP5604267B2 (ja) 真空式温水機排ガスの熱回収装置およびこれを用いた熱回収方法
US9186429B2 (en) Steam sterilizer
JP5087667B2 (ja) 飽和水蒸気発生装置
JP2002168405A (ja) 過熱蒸気発生装置及び過熱蒸気利用の処理装置
JP4538136B2 (ja) 蒸気滅菌装置
JP3763786B2 (ja) 蒸気滅菌システム
JP4452389B2 (ja) 熱水シャワー式洗浄消毒装置
JP3958620B2 (ja) スチームサウナ装置
JP4923258B2 (ja) 過熱水蒸気発生装置及び過熱水蒸気発生方法
US10350316B2 (en) Autoclave
JP2017187270A (ja) 蒸気供給装置
JP3355942B2 (ja) 蒸気滅菌器の運転方法
CN108826255A (zh) 即热式蒸汽发生装置
JP3640033B2 (ja) 蒸気滅菌器
JP2002052070A (ja) 蒸気滅菌装置および乾熱滅菌装置
JP3804492B2 (ja) 蒸気滅菌器の運転方法
JP5737555B2 (ja) レトルト装置
JP4452390B2 (ja) 清浄蒸気発生装置及び蒸気滅菌装置
JP2002022101A (ja) 飽和水蒸気発生装置
KR102222736B1 (ko) 스팀저장탱크를 구비한 고압살균기 및 고압살균방법
JP2006145069A (ja) 蒸気発生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080814

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees