JP4666111B1 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液相冷媒の圧縮機への戻りを極力低減することにより圧縮機の信頼性を向上することができる冷凍サイクル装置を提供すること。
【解決手段】圧縮機6と室内熱交換器16と膨張弁12と室外熱交換器14が互いに冷媒配管で接続された冷凍サイクル装置に、圧縮機6を囲むように配置され、圧縮機6で発生した熱を蓄積する蓄熱材36と、蓄熱材36に蓄積された熱と冷媒とで熱交換を行う蓄熱熱交換器34とを有する蓄熱装置を設けた。また、除霜運転時、圧縮機6から吐出された冷媒の一部を室外熱交換器14に導く配管28と、室内熱交換器16を出た冷媒を蓄熱熱交換器34に導く配管38を設けるとともに、蓄熱熱交換器34を出た冷媒を、室外熱交換器14を出た冷媒に合流させるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】圧縮機6と室内熱交換器16と膨張弁12と室外熱交換器14が互いに冷媒配管で接続された冷凍サイクル装置に、圧縮機6を囲むように配置され、圧縮機6で発生した熱を蓄積する蓄熱材36と、蓄熱材36に蓄積された熱と冷媒とで熱交換を行う蓄熱熱交換器34とを有する蓄熱装置を設けた。また、除霜運転時、圧縮機6から吐出された冷媒の一部を室外熱交換器14に導く配管28と、室内熱交換器16を出た冷媒を蓄熱熱交換器34に導く配管38を設けるとともに、蓄熱熱交換器34を出た冷媒を、室外熱交換器14を出た冷媒に合流させるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、圧縮機と室内熱交換器と膨張弁と室外熱交換器が互いに冷媒配管で接続された冷凍サイクル装置に関し、特に除霜運転時の圧縮機の信頼性を向上させることができる冷凍サイクル装置に関する。
従来、ヒートポンプ式空気調和機による暖房運転時、室外熱交換器に着霜した場合には、暖房サイクルから冷房サイクルに四方弁を切り替えて除霜を行っている。この除霜方式では、室内ファンは停止するものの、室内機から冷気が徐々に放出されることから暖房感が失われるという欠点がある。
そこで、室外機に設けられた圧縮機に蓄熱槽を設け、暖房運転中に蓄熱槽に蓄えられた圧縮機の廃熱を利用して除霜するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図8は、このような除霜方式を採用した冷凍サイクル装置の一例を示しており、室外機に設けられた圧縮機100と四方弁102と室外熱交換器104とキャピラリチューブ106と、室内機に設けられた室内熱交換器108とを冷媒配管で接続するとともに、キャピラリチューブ106をバイパスする第1バイパス回路110と、圧縮機100の吐出側から四方弁102を介して室内熱交換器108へ至る配管に一端を接続し他端をキャピラリチューブ106から室外熱交換器104へ至る配管に接続した第2バイパス回路112が設けられている。また、第1バイパス回路110には、二方弁114と逆止弁116と蓄熱熱交換器118が設けられ、第2バイパス回路112には、二方弁120と逆止弁122が設けられている。
さらに、圧縮機100の周囲には蓄熱槽124が設けられており、蓄熱槽124の内部には、蓄熱熱交換器118と熱交換するための潜熱蓄熱材126が充填されている。
この冷凍サイクルにおいて、除霜運転時には、二つの二方弁114,120が開制御され、圧縮機100から吐出された冷媒の一部は第2バイパス回路112へと流れ、残りの冷媒は四方弁102と室内熱交換器108へと流れる。また、室内熱交換器108を流れた冷媒は暖房に利用された後、わずかの冷媒がキャピラリチューブ106を通って室外熱交換器104へと流れる一方、残りの大部分の冷媒は第1バイパス回路110へ流入し、二方弁114を通って蓄熱熱交換器118へと流れて蓄熱材126より熱を奪い、逆止弁116を通った後、キャピラリチューブ106を通過した冷媒と合流して室外熱交換器104へと流れる。その後、室外熱交換器104の入口で第2バイパス回路112を流れてきた冷媒と合流し、冷媒が持つ熱を利用して除霜を行い、さらに四方弁102を通過した後、圧縮機100に吸入される。
この冷凍サイクル装置においては、第2バイパス回路112を設けることで、除霜時に圧縮機100から吐出されたホットガスを室外熱交換器104に導くとともに、室外熱交換器104に流入する冷媒の圧力を高く保つことができるので、除霜能力を高めることができ、極めて短時間に除霜を完了することができる。
従来の冷凍サイクルには、圧縮機100の冷媒吸入側に、液相冷媒と気相冷媒を分離するためのアキュームレータ128が通常設けられており、室外熱交換器104からの液相冷媒はアキュームレータ128に導入され、アキュームレータ128で分離された気相冷媒が圧縮機100に供給される。しかしながら、室外熱交換器104からの冷媒をそのままアキュームレータ128に導入すると、アキュームレータ128から圧縮機100へと液相冷媒が一部戻ってしまう可能性があり、圧縮機の信頼性が低下するという問題がある。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、液相冷媒の圧縮機への戻りを極力低減することにより圧縮機の信頼性を向上することができる冷凍サイクル装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、圧縮機と、該圧縮機に接続された室内熱交換器と、該室内熱交換器と接続された膨張弁と、該膨張弁と接続された室外熱交換器と、を備え、前記室外熱交換器と圧縮機とが四方弁を介して接続された冷凍サイクル装置であって、
前記圧縮機を囲むように配置され、前記圧縮機で発生した熱を蓄熱する蓄熱材と、該蓄熱材に蓄熱された熱とで熱交換を行う蓄熱熱交換器と、をさらに有し、
前記室外熱交換器の除霜運転時には、前記圧縮機の吐出冷媒が前記室外熱交換器に導かれるとともに、前記室内熱交換器を介して前記蓄熱熱交換器に導かれ、前記室外熱交換器を通った後の冷媒と、前記蓄熱熱交換器で前記蓄熱材と熱交換された冷媒と、が前記四方弁と前記圧縮機の吸入側との間で合流して前記圧縮機の吸入側に導かれるとしたものである。
前記圧縮機を囲むように配置され、前記圧縮機で発生した熱を蓄熱する蓄熱材と、該蓄熱材に蓄熱された熱とで熱交換を行う蓄熱熱交換器と、をさらに有し、
前記室外熱交換器の除霜運転時には、前記圧縮機の吐出冷媒が前記室外熱交換器に導かれるとともに、前記室内熱交換器を介して前記蓄熱熱交換器に導かれ、前記室外熱交換器を通った後の冷媒と、前記蓄熱熱交換器で前記蓄熱材と熱交換された冷媒と、が前記四方弁と前記圧縮機の吸入側との間で合流して前記圧縮機の吸入側に導かれるとしたものである。
本発明によれば、室外熱交換器から戻ってくる液相冷媒が含まれている冷媒に、蓄熱熱交換器から戻ってくる高温の気相冷媒が混合されることになり、液相冷媒の蒸発が促されて、液相冷媒が圧縮機に戻ることがなくなり、圧縮機の信頼性を向上することができる。
第1の発明は、圧縮機と、該圧縮機に接続された室内熱交換器と、該室内熱交換器と接続された膨張弁と、該膨張弁と接続された室外熱交換器と、を備え、前記室外熱交換器と圧縮機とが四方弁を介して接続された冷凍サイクル装置であって、
前記圧縮機を囲むように配置され、前記圧縮機で発生した熱を蓄熱する蓄熱材と、該蓄熱材に蓄熱された熱とで熱交換を行う蓄熱熱交換器と、をさらに有し、
前記室外熱交換器の除霜運転時には、前記圧縮機の吐出冷媒が前記室外熱交換器に導かれるとともに、前記室内熱交換器を介して前記蓄熱熱交換器に導かれ、前記室外熱交換器を通った後の冷媒と、前記蓄熱熱交換器で前記蓄熱材と熱交換された冷媒と、が前記四方弁と前記圧縮機の吸入側との間で合流して前記圧縮機の吸入側に導かれるとしたものである。
前記圧縮機を囲むように配置され、前記圧縮機で発生した熱を蓄熱する蓄熱材と、該蓄熱材に蓄熱された熱とで熱交換を行う蓄熱熱交換器と、をさらに有し、
前記室外熱交換器の除霜運転時には、前記圧縮機の吐出冷媒が前記室外熱交換器に導かれるとともに、前記室内熱交換器を介して前記蓄熱熱交換器に導かれ、前記室外熱交換器を通った後の冷媒と、前記蓄熱熱交換器で前記蓄熱材と熱交換された冷媒と、が前記四方弁と前記圧縮機の吸入側との間で合流して前記圧縮機の吸入側に導かれるとしたものである。
これにより、室外熱交換器から戻ってくる液相冷媒が含まれている冷媒に、蓄熱熱交換器から戻ってくる高温の気相冷媒が混合されることになり、液相冷媒の蒸発が促されて、液相冷媒が圧縮機に戻ることがなくなり、圧縮機の信頼性を向上することができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、圧縮機と室内熱交換器が第1配管を介して接続され、室内熱交換器と膨張弁が第2配管を介して接続され、該膨張弁と室外熱交換器が第3配管を介して接続され、室外熱交換器と圧縮機が第4配管を介して接続された冷凍サイクル装置であって、圧縮機と前記第3配管とを接続する第5配管と、第2配管と蓄熱熱交換器とを接続する第6配管と、蓄熱熱交換器と第4配管とを接続し、蓄熱熱交換器からの冷媒を第4配管に導く第7配管とをさらに備える。
この構成により、第4配管内の室外熱交換器から戻ってくる液相冷媒が含まれている冷媒に、蓄熱熱交換器から戻ってくる高温の気相冷媒が混合されることで、液相冷媒の蒸発が促され、液相冷媒が圧縮機に戻ることがないので、圧縮機の信頼性が向上する。
第3の発明は、第7配管が第4配管に対しその上流側から90度未満の角度で接続されるようにしたので、第7配管から第4配管への流入部の抵抗が小さくなり、第6配管から蓄熱熱交換器を通って第7配管に至るバイパス配管系の循環量が増加し、蓄熱熱交換器の熱交換量が十分発揮されて、除霜能力も十分に発揮することができる。
第4の発明は、第7配管が、第4配管との合流部分の上流側で第4配管と略平行となるように第4配管に接続されるようにしたので、第2の発明と同様の効果を奏する。
第5の発明は、第4配管上に液相冷媒と気相冷媒を分離するためのアキュームレータを設け、第7配管がアキュームレータと圧縮機の間に接続されるようにしたので、高温の気相冷媒の熱が、アキュームレータに奪われずに除霜に無駄なく使用され、除霜時間を短縮することができる。
第6の発明は、第2配管と第6配管との接続点と膨張弁との間にストレーナを設けたことで、膨張弁への異物侵入を防止することができる。また、圧力損失となるストレーナを第2配管と第6配管との接続点と膨張弁との間に配置することで、冷媒が第6配管側に流れやすくなり、第6配管から蓄熱熱交換器を通って第7配管に至るバイパス配管系の循環量が増加し、蓄熱熱交換器の熱交換量が十分発揮されて、除霜能力も十分に発揮することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置を備えた空気調和機の構成を示しており、空気調和機は、冷媒配管で互いに接続された室外機2と室内機4とで構成されている。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置を備えた空気調和機の構成を示しており、空気調和機は、冷媒配管で互いに接続された室外機2と室内機4とで構成されている。
図1に示されるように、室外機2の内部には、圧縮機6と四方弁8とストレーナ10と膨張弁12と室外熱交換器14とが設けられ、室内機4の内部には、室内熱交換器16が
設けられ、これらは冷媒配管を介して互いに接続されることで冷凍サイクルを構成している。
設けられ、これらは冷媒配管を介して互いに接続されることで冷凍サイクルを構成している。
さらに詳述すると、圧縮機6と室内熱交換器16は、四方弁8が設けられた第1配管18を介して接続され、室内熱交換器16と膨張弁12は、ストレーナ10が設けられた第2配管20を介して接続されている。また、膨張弁12と室外熱交換器14は第3配管22を介して接続され、室外熱交換器14と圧縮機6は第4配管24を介して接続されている。
第4配管24の中間部には四方弁8が配置されており、圧縮機6の冷媒吸入側における第4配管24には、液相冷媒と気相冷媒を分離するためのアキュームレータ26が設けられている。また、圧縮機6と第3配管22は、第5配管28を介して接続されており、第5配管28には第1電磁弁30が設けられている。
さらに、圧縮機6の周囲には蓄熱槽32が設けられ、蓄熱槽32の内部には、蓄熱熱交換器34が設けられるとともに、蓄熱熱交換器34と熱交換するための蓄熱材(例えば、エチレングリコール水溶液)36が充填されており、蓄熱槽32と蓄熱熱交換器34と蓄熱材36とで蓄熱装置を構成している。
また、第2配管20と蓄熱熱交換器34は第6配管38を介して接続され、蓄熱熱交換器34と第4配管24は第7配管40を介して接続されており、第6配管38には第2電磁弁42が設けられている。
室内機4の内部には、室内熱交換器16に加えて、送風ファン(図示せず)と上下羽根(図示せず)と左右羽根(図示せず)とが設けられており、室内熱交換器16は、送風ファンにより室内機4の内部に吸込まれた室内空気と、室内熱交換器16の内部を流れる冷媒との熱交換を行い、暖房時には熱交換により暖められた空気を室内に吹き出す一方、冷房時には熱交換により冷却された空気を室内に吹き出す。上下羽根は、室内機4から吹き出される空気の方向を必要に応じて上下に変更し、左右羽根は、室内機4から吹き出される空気の方向を必要に応じて左右に変更する。
なお、圧縮機6、送風ファン、上下羽根、左右羽根、四方弁8、膨張弁12、電磁弁30,42等は制御装置(図示せず、例えばマイコン)に電気的に接続され、制御装置により制御される。
上記構成の本発明に係る冷凍サイクル装置において、各部品の相互の接続関係と機能を暖房運転時を例にとり冷媒の流れとともに説明する。
圧縮機6の吐出口から吐出された冷媒は、第1配管18を通って四方弁8から室内熱交換器16へと至る。室内熱交換器16で室内空気と熱交換して凝縮した冷媒は、室内熱交換器16を出て第2配管20を通り、膨張弁12への異物侵入を防止するストレーナ10を通って、膨張弁12に至る。膨張弁12で減圧した冷媒は、第3配管22を通って室外熱交換器14に至り、室外熱交換器14で室外空気と熱交換して蒸発した冷媒は、第4配管24と四方弁8とアキュームレータ26を通って圧縮機6の吸入口へと戻る。
また、第1配管18の圧縮機6吐出口と四方弁8の間から分岐した第5配管28は、第1電磁弁30を介して第3配管22の膨張弁12と室外熱交換器14の間に合流している。
さらに、内部に蓄熱材36と蓄熱熱交換器34を収納した蓄熱槽32は、圧縮機6に接
して取り囲むように配置され、圧縮機6で発生した熱を蓄熱材36に蓄積し、第2配管20から室内熱交換器16とストレーナ10の間で分岐した第6配管38は、第2電磁弁42を経て蓄熱熱交換器34の入口へと至り、蓄熱熱交換器34の出口から出た第7配管40は、第4配管24における四方弁8とアキュームレータ26の間に合流する。
して取り囲むように配置され、圧縮機6で発生した熱を蓄熱材36に蓄積し、第2配管20から室内熱交換器16とストレーナ10の間で分岐した第6配管38は、第2電磁弁42を経て蓄熱熱交換器34の入口へと至り、蓄熱熱交換器34の出口から出た第7配管40は、第4配管24における四方弁8とアキュームレータ26の間に合流する。
なお、図1では、ストレーナ10を、第2配管20における第6配管38との分流部分と膨張弁12の間に配置したが、第2配管20における室内熱交換器16と第6配管38との分流部分の間に配置しても、膨張弁12への異物侵入を防止するという機能は保持することができる。
ただし、ストレーナ10には圧力損失があり、前者の配置にした方が、第2配管20における第6配管38との分流部分において、冷媒が第6配管38側に流れやすくなり、第6配管38から蓄熱熱交換器34を通って第7配管40に至るバイパス配管系の循環量が増加する。その結果、蓄熱材36の温度が高く蓄熱熱交換器34の熱交換能力が非常に大きい場合においても、蓄熱熱交換器34の循環量が多いため、蓄熱熱交換器34の後半部で過熱度が高くなって熱交換できなくなる現象が起こりにくくなり、蓄熱熱交換器34の熱交換量が十分発揮されて、除霜能力も十分に発揮されるという利点がある。
次に、図1に示される空気調和機の通常暖房時の動作及び冷媒の流れを模式的に示す図2を参照しながら通常暖房時の動作を説明する。
通常暖房運転時、第1電磁弁30と第2電磁弁42は閉制御されており、上述したように圧縮機6の吐出口から吐出された冷媒は、第1配管18を通って四方弁8から室内熱交換器16に至る。室内熱交換器16で室内空気と熱交換して凝縮した冷媒は、室内熱交換器16を出て、第2配管20を通り膨張弁12に至り、膨張弁12で減圧した冷媒は、第3配管22を通って室外熱交換器14に至る。室外熱交換器14で室外空気と熱交換して蒸発した冷媒は、第4配管24を通って四方弁8から圧縮機6の吸入口へと戻る。
また、圧縮機6で発生した熱は、圧縮機6の外壁から蓄熱槽32の外壁を介して蓄熱槽32の内部に収容された蓄熱材36に蓄積される。
次に、図1に示される空気調和機の除霜・暖房時の動作及び冷媒の流れを示す模式的に示す図3を参照しながら除霜・暖房時の動作を説明する。図中、実線矢印は暖房に供する冷媒の流れを示しており、破線矢印は除霜に供する冷媒の流れを示している。
上述した通常暖房運転中に室外熱交換器14に着霜し、着霜した霜が成長すると、室外熱交換器14の通風抵抗が増加して風量が減少し、室外熱交換器14内の蒸発温度が低下する。本発明に係る空気調和機には、図3に示されるように、室外熱交換器14の配管温度を検出する温度センサ44が設けられており、非着霜時に比べて、蒸発温度が低下したことを温度センサ44で検出すると、制御装置から通常暖房運転から除霜・暖房運転への指示が出力される。
通常暖房運転から除霜・暖房運転に移行すると、第1電磁弁30と第2電磁弁42は開制御され、上述した通常暖房運転時の冷媒の流れに加え、圧縮機6の吐出口から出た気相冷媒の一部は第5配管28と第1電磁弁30を通り、第3配管22を通る冷媒に合流して、室外熱交換器14を加熱し、凝縮して液相化した後、第4配管24を通って四方弁8とアキュームレータ26を介して圧縮機6の吸入口へと戻る。
また、第2配管20における室内熱交換器16とストレーナ10の間で分流した液相冷媒の一部は、第6配管38と第2電磁弁42を経て、蓄熱熱交換器34で蓄熱材36から
吸熱し蒸発、気相化して、第7配管40を通って第4配管24を通る冷媒に合流し、アキュームレータ26から圧縮機6の吸入口へと戻る。
吸熱し蒸発、気相化して、第7配管40を通って第4配管24を通る冷媒に合流し、アキュームレータ26から圧縮機6の吸入口へと戻る。
アキュームレータ26に戻る冷媒には、室外熱交換器14から戻ってくる液相冷媒が含まれているが、これに蓄熱熱交換器34から戻ってくる高温の気相冷媒を混合することで、液相冷媒の蒸発が促され、アキュームレータ26を通過して液相冷媒が圧縮機6に戻ることがなくなり、圧縮機6の信頼性の向上を図ることができる。
除霜・暖房開始時に霜の付着により氷点下となった室外熱交換器14の温度は、圧縮機6の吐出口から出た気相冷媒によって加熱されて、零度付近で霜が融解し、霜の融解が終わると、室外熱交換器14の温度は再び上昇し始める。この室外熱交換器14の温度上昇を温度センサ44で検出すると、除霜が完了したと判断し、制御装置から除霜・暖房運転から通常暖房運転への指示が出力される。
次に、図4を参照しながら、第7配管40と第4配管24の合流部分(図3のA部)の形状について詳述する。
図4に示される形状の場合、第4配管24の側方に約90度の角度で第7配管40が合流している。この形状は、第4配管24内の冷媒に第7配管40を流れる冷媒が衝突することから、第7配管40から第4配管24への流入部の抵抗が大きくなり、第6配管38から蓄熱熱交換器34を通って第7配管40に至るバイパス配管系全体の圧力損失が増加し、このバイパス配管系の循環量が少なくなることがある。
蓄熱材36の温度が高い場合、蓄熱熱交換器34の熱交換能力は非常に大きく、蓄熱熱交換器34の循環量が少ないと、蓄熱熱交換器34の後半部で過熱度が高くなって熱交換できなくなるため、蓄熱熱交換器34の熱交換量が頭打ちになって、除霜能力が十分に発揮できないことがある。
(実施の形態2)
図5は、この点を改善するための第7配管40と第4配管24の合流部分(図3のA部)の別の形状を示している。
(実施の形態2)
図5は、この点を改善するための第7配管40と第4配管24の合流部分(図3のA部)の別の形状を示している。
図5に示される形状では、第4配管24の側方に第4配管24の上流側から90度未満の角度で第7配管40が合流している。この形状は、図4に示される形状と比較して、第4配管24内の冷媒に第7配管40を流れる冷媒が衝突する際の衝突損失が小さく、第7配管40から第4配管24への流入部の抵抗が小さくなることから、第6配管38から蓄熱熱交換器34を通って第7配管40に至るバイパス配管系全体の圧力損失が減少し、バイパス配管系の循環量が増加する。
その結果、蓄熱材36の温度が高く蓄熱熱交換器34の熱交換能力が非常に大きい場合においても、蓄熱熱交換器34の循環量が多いため、蓄熱熱交換器34の後半部で過熱度が高くなって熱交換できなくなる現象が起こりにくくなり、蓄熱熱交換器34の熱交換量が十分発揮されて、除霜能力も十分に発揮される。
(実施の形態3)
図6は、第7配管40と第4配管24の合流部分のさらに別の形状を持つ冷凍サイクルを示しており、図7は第7配管40と第4配管24の合流部分(図6のB部)を示している。
(実施の形態3)
図6は、第7配管40と第4配管24の合流部分のさらに別の形状を持つ冷凍サイクルを示しており、図7は第7配管40と第4配管24の合流部分(図6のB部)を示している。
図3に示される第7配管40と第4配管24の合流部分は、四方弁8とアキュームレータ26の間であったのに対し、本実施の形態では、図6に示されるように、第7配管40と第4配管24の合流部分はアキュームレータ26と圧縮機6の間に位置している。
図3の構成では、蓄熱熱交換器34で蓄熱材36から吸熱して蒸発、気相化した冷媒は、第7配管40を通って四方弁8とアキュームレータ26の間で第4配管24を通る冷媒に合流して、アキュームレータ26から圧縮機6の吸入口へと戻っている。
しかしながら、除霜前に温度が低下したアキュームレータ26は大きい熱容量を持っており、除霜時に蓄熱熱交換器34から戻ってくる高温の気相冷媒が、アキュームレータ26で冷却されてしまい、除霜に熱を十分使用することができず、除霜時間が延びてしまうことがある。
これに対し、本実施の形態では、室外熱交換器14からの冷媒をアキュームレータ26を介することなく圧縮機6に戻すことで、高温の気相冷媒の熱を除霜に無駄なく使用することができ、除霜時間の短縮を図ることができる。
なお、この構成は、本実施の形態に限られるものではなく、上述した実施の形態1あるいは2にも適用できるものである。
また、図6及び図7に示されるように、第4配管24と第7配管40の合流部分は略U字状に形成されており、第7配管40が第4配管24との合流部分の上流側で第4配管24と略平行となるように第4配管24に接続されている。すなわち、第4配管24を通る冷媒と第7配管40を通る冷媒を略平行流として合流させることで、両者の衝突損失を極力低減している。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、液相冷媒の圧縮機への戻りを極力低減することにより圧縮機の信頼性を向上することができるので、空気調和機、冷蔵庫、給湯器、ヒートポンプ式洗濯機等に有用である。
2 室外機、 4 室内機、 6 圧縮機、 8 四方弁、 10 ストレーナ、
12 膨張弁、 14 室外熱交換器、 16 室内熱交換器、 18 第1配管、
20 第2配管、 22 第3配管、 24 第4配管、 26 アキュームレータ、
28 第5配管、 30 第1電磁弁、 32 蓄熱槽、 34 蓄熱熱交換器、
36 蓄熱材、 38 第6配管、 40 第7配管、 42 第2電磁弁、
44 温度センサ。
12 膨張弁、 14 室外熱交換器、 16 室内熱交換器、 18 第1配管、
20 第2配管、 22 第3配管、 24 第4配管、 26 アキュームレータ、
28 第5配管、 30 第1電磁弁、 32 蓄熱槽、 34 蓄熱熱交換器、
36 蓄熱材、 38 第6配管、 40 第7配管、 42 第2電磁弁、
44 温度センサ。
Claims (6)
- 圧縮機と、該圧縮機に接続された室内熱交換器と、該室内熱交換器と接続された膨張弁と、該膨張弁と接続された室外熱交換器と、を備え、前記室外熱交換器と圧縮機とが四方弁を介して接続された冷凍サイクル装置であって、
前記圧縮機を囲むように配置され、前記圧縮機で発生した熱を蓄熱する蓄熱材と、該蓄熱材に蓄熱された熱とで熱交換を行う蓄熱熱交換器と、をさらに有し、
前記室外熱交換器の除霜運転時には、前記圧縮機の吐出冷媒が前記室外熱交換器に導かれるとともに、前記室内熱交換器を介して前記蓄熱熱交換器に導かれ、前記室外熱交換器を通った後の冷媒と、前記蓄熱熱交換器で前記蓄熱材と熱交換された冷媒と、が前記四方弁と前記圧縮機の吸入側との間で合流して前記圧縮機の吸入側に導かれることを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 前記圧縮機と前記室内熱交換器が第1配管を介して接続され、
前記室内熱交換器と前記膨張弁が第2配管を介して接続され、
前記該膨張弁と前記室外熱交換器が第3配管を介して接続され、
前記室外熱交換器と前記圧縮機が第4配管を介して接続された冷凍サイクル装置であって、
前記圧縮機と前記第3配管とを接続する第5配管と、
前記第2配管と前記蓄熱熱交換器とを接続する第6配管と、
前記蓄熱熱交換器と第4配管とを接続し、前記蓄熱熱交換器からの冷媒を前記第4配管に導く第7配管とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記第7配管は、前記第4配管に対しその上流側から90度未満の角度で接続されることを特徴とする請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記第7配管は、前記第4配管との合流部分の上流側で前記第4配管と略平行となるように前記第4配管に接続されることを特徴とする請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記第4配管上に液相冷媒と気相冷媒を分離するためのアキュームレータを設け、前記第7配管は、前記アキュームレータと前記圧縮機の間に接続されることを特徴とする請求項
2乃至4のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記第2配管と前記第6配管との接続点と前記膨張弁との間にストレーナを設けたことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
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