[go: up one dir, main page]

JP4664865B2 - 光処理素子 - Google Patents

光処理素子 Download PDF

Info

Publication number
JP4664865B2
JP4664865B2 JP2006155016A JP2006155016A JP4664865B2 JP 4664865 B2 JP4664865 B2 JP 4664865B2 JP 2006155016 A JP2006155016 A JP 2006155016A JP 2006155016 A JP2006155016 A JP 2006155016A JP 4664865 B2 JP4664865 B2 JP 4664865B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
processing element
optical
shape
wavelength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006155016A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007322902A (ja
Inventor
浩章 福田
俊 三宮
淳一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006155016A priority Critical patent/JP4664865B2/ja
Publication of JP2007322902A publication Critical patent/JP2007322902A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4664865B2 publication Critical patent/JP4664865B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Polarising Elements (AREA)

Description

本発明は、表示装置、画像投影装置、光計測などに利用可能な光処理素子に関する。
偏光板や波長板などの偏光制御素子は、直交する二つの方向に対し、伝搬特性および吸収特性に異方性を持たせることにより、入射光の偏光方向の1成分を透過させたり、位相を変調させて偏光状態を、直線偏光から円偏光のように、偏光させたりする素子である。
このような素子は、例えば、液晶パネルや有機ELディスプレイの画素のオン・オフに利用されるほか、エリプソメトリーなどの光計測技術や、レーザー干渉計、光シャッターなど、様々な光学機器ならびに計測機器に利用されている。
特に、液晶プロジェクタなどの画像投影装置への需要が伸びている。
偏光板は、自然偏光を直線偏光に変換する素子であり、入射光の直交する偏光成分の一方のみを透過させ、他方を吸収(または反射・散乱)により遮蔽するものである。
現在特に液晶パネルに用いられる偏光板の多くは、ポリビニルアルコールなどの基板フィルムにヨウ素や有機染料などの二色性の材料を染色・吸着させ、高度に延伸・配向させることで吸収二色性を発現させるものである。
一方、1/2波長板や1/4波長板のようなリターデーションプレート(または位相シフター)は、複屈折性の光学結晶により作られ、常光線と異常光線の屈折率の違いにより偏光状態を変調するものである。
この常光線と異常光線の光路差が波長の1/2となるものが1/2波長板であり、1/4となるものが1/4波長板である。このような、複屈折性を示す材料としては、方解石や水晶が用いられる。
吸収を利用する偏光制御素子は、熱による影響を受けやすく、透明度の低下、焦げる、といった問題があり、照射光量を大きくすることができない。また、使用温度条件が厳しく、液晶プロジェクタなどで使用する場合には、冷風機構が必要であり装置の小型化が困難、埃の付着による画質欠陥を生じるなどの課題がある。
また、屈折率の異方性を利用する偏光制御素子においては、複屈折性を示す光学結晶材料が限定されており、使用できる波長領域に制限があるなどの課題がある。
また、光学結晶材料を貼り合わせることにより膜厚、すなわち光路差を調整し、偏光状態を制御しているので、光学結晶材料に対する依存性が強く、偏光制御性の自由度が低い。また、偏光制御素子自体を小型化、薄型化することが困難であるなどの課題がある。
このような課題に対し、量産性がよく、低コストで製造できる、耐熱性に優れた偏光制御素子として、透明基板に、金やアルミニウムの細線を形成したワイヤグリッド偏光子が提案されている。この偏光素子は2.5μmより長波長の光に対して機能する偏光素子として実用化されている。
これに対し近年の微細加工技術の進歩により、特許文献1に示すような、可視波長(400〜700nm)で駆動できるワイヤグリッド構造が提案されている。
また、偏光状態を制御する波長板または位相板を二次元表面における光の相互作用により実現する方法として、非特許文献1、2に示すような、支持基板上に微小な金属パターンを形成することにより偏光状態を制御する提案が行われている。
非特許文献1では電子ビームリソグラフィ技術を用い、波長以下のピッチで金のL字構造を有する非対称なナノ微粒子を基板上に作製し、このような構造体に光を照射することにより、透過光が入射光の偏光面の向きに依存して異なる吸収スペクトルを示すことを利用し、偏光選択素子を実現している。
また、非特許文献2では、平滑なSi基板上に、卍型やC型またはその鏡像対称の金属パターンを有し、パターンの端部の傾きが直角から傾いたカイラリティを有しており、この傾きの大きさに依存して、偏光方向の二成分に位相差が生じ、また、パターン端部の向きに依存して右回り、および左回り偏光の違いが生じる光学素子が提案されている。
特表2003−502708号公報 特開平10−153706号公報 Brian Canfield,et.alOptics Express,12,5418−5423(2004)"Linear andNonlinear Optical Responses Influencedby Broken Symmetry in an Array of Gold Nanoparticles" Application Number: PCT/GB02/05872「OPTICAL DEVICE」
以上のような状況に鑑み、本発明は、光の透過率が高く、十分な位相差を与えることが可能で、設計自由度の高い新規な無機材料からなる光処理素子を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、処理すべき光の波長λに対し、最も大きい部分のサイズDが、D<λの関係となる形状の微小な金属構造体を複数個、前記微小な金属構造体間の端部の間隔d(<D)を隔して所定の配置で配列して単位配列パターンとし、この単位配列パターンを光学基板上に2次元的に配列させた単位処理領域が積層して形成されてなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の光処理素子において、波長λの光を選択的に通過させる単位処理領域と、波長λの光の偏光状態を選択的に変化させる単位処理領域とを有していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の光処理素子において、波長λの光を選択的に通過させる単位処理領域と、波長λの光の偏光状態を選択的に変化させる単位処理領域と、光を反射させる単位処理領域とを有していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれかに記載の光処理素子において、前記微小な金属構造体の形状が、半球形状、円柱形状、半回転楕円体形状、楕円柱形状、多角柱形状、錐体形状のいずれかであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれかに記載の光処理素子において、前記微小な金属構造体が、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、クローム(Cr)、もしくは銅(Cu)のいずれか、または、これらの組み合わせ、または、これらの合金で構成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、請求項1〜5のいずれかに記載の光処理素子において、前記単位配列パターンにおける前記微小な金属構造体の配置が、2個の金属構造体の近接配置、または、3個以上の金属構造体によるV字型配置もしくはL字型配置、または、4個以上の金属構造体によるT字型配置、または、5個以上の金属構造体による十字型配置の何れかであることを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、請求項1〜6のいずれかに記載の光処理素子において、光入射側に配置され、直線偏光のみを通過させる偏光子を有していることを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、請求項7に記載の光処理素子において、前記偏光子はワイヤグリッド型であることを特徴とする。
本発明によれば、任意の偏光方向を有する光を高効率に選択することが可能であり、設計自由度の高い光処理素子を実現することができる。
また、微細構造間の近接場光相互作用を効率よく利用することが可能であり、任意の偏光方向を有する光を高効率に選択することができる設計自由度の高い光処理素子を実現することができる。
また、より高SN比で入射偏光を分離することが可能であり、任意の偏光方向を有する光を高効率に選択することができる設計自由度の高い光処理素子を実現することができる。
以下、本発明の第1の実施形態を図1乃至図12に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る無機偏光光学素子としての光処理素子1は、光学的に平坦な領域または層としての基板2、3を重ね合わせた、あるいは積層してなる構成を有している。各基板2、3上にはそれぞれ微小または微細な金属構造体(以下、「微小金属構造体」という)4によるパターンが形成されている。
入射側の基板2は、光を選択的に通過させる単位処理領域としての偏光分離処理領域の機能を有し、出射側の基板3は、光の偏光状態を選択的に変化させる単位処理領域としての偏光回転処理領域の機能を有している。
このような金属微細構造パターンが形成された基板に対して光を照射すると、入射偏光に対して微小金属構造体が非対称に存在する場合、各金属構造体に生じる局在表面プラズモンの共鳴周波数に依存して、微小金属構造体間に生じる近接場相互作用により、各微小金属構造体間で位相差が生じる。
そのため、各微小金属構造体からの光が重畳された反射光あるいは透過光の偏光成分にも位相差が生まれ、図2に示すように、出射光における偏光状態を変換することができる。ここでは、直線偏光5を楕円偏光6に変換する例を示している。
また、ドットの共鳴効果による偏光選択性を利用して、1偏光成分を取り出すことができる。またドット間の間隔を調整することで、出射光の位相や振幅を調整することが可能である。
ここで入射光側(基板2)に偏光を分離する機能を有する金属の微細構造を形成し、その下側(基板3)に偏光回転処理領域を形成することで、任意の方向の偏光成分のみを有する出射光を得ることができる。
偏光回転処理領域に形成するドット間の間隔を変化させることで、所望の偏光状態を有する出射光を得ることができる。
偏光分離機能領域(偏光分離処理領域)と、偏光回転処理領域の上下関係は、偏光回転処理領域が上側、偏光分離機能領域を下側に形成してもよい。この場合は光が基板3側から入射することになる。
次に、このような方法で作製された金属複合構造体(微小金属構造体群)に入射した光の偏光状態が、構造に依存して変化する原理を、数値計算結果に基づいて説明する。
数値計算には、電磁界の運動を記述するマクスウェル方程式を時空間の差分方程式に近似して解く、有限時間領域差分法(FDTD法)を利用した。図3は、数値計算に使用したモデルを表しており、空気中に存在するサイズ(直径)40nmの二つのAu球における近接する端部の間隔dを0〜80nmまで変化させた場合の、反射遠方場における偏光状態の変化を調べたものである。
Auの光学定数は、屈折率n=0.072、k=1.496を用いた。この値は、金属球が50nm以下程度に小さくなった場合に、金属球のサイズに依存した光学定数の変化を考慮した値である。
FDTD法により得られた金属複合構造体(Au球群)近傍の電界分布から遠方場光の特性を得るために、電界分布のフーリエ変換により角度θ=0°の成分を抽出し、図2示すx方向とy方向の振幅比と位相差を算出した。40nmのAu微小球のプラズモン共鳴波長近傍である波長544nmを用い、図3に示すxy面内においてx軸から45°の方向に電界の振動方向をもつ平面波を照射する計算を行った。
図4は振幅比との関係を示しており、dが大きな領域においては振幅比が1に近づき、偏光面(電界の振動方向)が入射光の偏光方向と一致していることがわかる。これに対し、d=0近傍に近づくにつれて、振幅比が増加し、すなわち偏光面がy方向へ傾く。
一方、図5は電界のx成分とy成分の位相差との関係を表している。dがゼロに近づくほど、位相差が大きくなり、d=0の場合に位相差が45°程度となる。
以上のFDTD法によるシミュレーションの結果から、Au微小球(微小金属構造体)の間隔を制御することにより、偏光面を回転させることができ、また、偏光状態を、例えば直線偏光から楕円偏光に変換することができる。
図6に入射光と出射光の偏光状態を示す。45度方向に入射した直線偏光が円偏光に変換されている。金属材料としてAg微小球を使用した場合にも、同様の計算結果が得られるが、この場合、偏光状態に変化の生じる波長領域はAg微小球のプラズモン共鳴波長近傍である波長400nm近傍であった。
また、図7に微小金属構造体4の直径を10nmから50nmまで変化させた場合における、金属球内部の電界強度と共鳴波長関係に関して計算を行った結果を示す。
aで示す直径10nmの場合の共鳴波長は420nm近傍であるが、微小金属構造体の直径をeで示す50nmとしたときには、共鳴波長は450nm近傍と長波長側に共鳴波長がシフトすることがわかる。
すなわち、微小金属構造体の大きさを変化させることで、共鳴波長を選択でき、特定の入射波長のみに偏光面の回転などの作用を及ぼすことができる。
ここで、図8に示すように、処理すべき光の波長λに対し、最も大きい部分のサイズDが、D<λの関係となる形状の微小金属構造体4を複数個(ここでは2個)、微小金属構造体4間の端部の間隔d(<D)を隔して所定の配置で配列して単位配列パターンPとし、この単位配列パターンpを2次元的に配列させた単位処理領域Sが形成されている光学基板(2、3)に、例えばY軸方向に対して45度傾いた直線偏光を入射すると、この基板を透過した光は楕円偏光となる。
本実施形態では金属粒子(微小金属構造体4)の断面形状を円形状としているが、他の形状、例えば楕円構造や多角形状構造であっても良い。また、円形状の構造を連続して配置し、擬似的に楕円形状構造を形成するような構成でも良い。このような構造は、電子ビームリソグラフィ、DUV・EUVリソグラフィ、ナノインプリント、材料物性の変質を利用したエッチングなどの微細加工技術を利用して作製することが可能である。
各微小金属構造体4の形状は上記構造に特に限定される必要はなく、半球形状、円柱形状、半回転楕円体形状、楕円柱形状、多角柱形状、錐体形状の何れかでもよく、特に円柱形状や、半球形状などのものが作製しやすい。
図8において、微小金属構造体4の大きさ(直径)をR(=D)、x方向に最も隣接した微小金属構造体との中心間隔をd0、2つの隣接した微小金属構造体のパターンをPAとし、PAとx方向に最も隣接する微小金属構造体のパターンをPBとしたとき、PA−PB間の距離をd1、y方向に隣接している微細構造をPCとしたときの、PA−PC間の距離をd2とする。
このときR、d0、d1、d2ともに入射光の波長よりも十分小さいことが望ましい。また隣接した微小金属構造体間に生じる近接場相互作用を利用するため、少なくともd<Dである必要があり、d1とd2は隣接する微小金属構造体のパターン間の相互作用の影響を少なくするため、Dよりも大きい必要がある。
図9に示すように、3個もしくは複数個(3個以上)の微小金属構造体4の組み合わせでV字形状に配列されたパターンを形成してもよい。
また、図10に示すように、3個もしくは複数個(3個以上)の微小金属構造体4の組み合わせでL字形状に配列されたパターンを形成してもよい。
図8に示すパターン同様に、隣接した微小金属構造体との間隔は微小金属構造体の大きさよりも十分小さく、またL字もしくはV字形状のパターンの間隔は構成する微小金属構造体の大きさよりも十分大きいほうが好ましい。
このときも入射する光の偏光方向は形成された微小金属構造体に対して非対称な偏光成分を有するような角度で入射することで、透過もしくは反射した光の位相差が生じる。
図11に示すように、4個もしくは複数個(4個以上)の微小金属構造体の組み合わせでT字形状に配列されたパターンを形成してもよい。 図8に示したパターン同様に、隣接した微小金属構造体との間隔は微小金属構造体の大きさよりも十分小さく、またT字形状のパターン間の間隔は構成する微小金属構造体の大きさよりも十分大きいほうが好ましい。
このときも入射する光の偏光方向は形成された微小金属構造体に対して非対称な偏光成分を有するような角度で入射することで、透過もしくは反射した光の位相差が生じる。
T字形状に配列されたパターンを分割された各領域に配置し、各領域で各微小金属構造体の最小構成構造物(パターン)の大きさがぞれぞれの領域で異なる構成でもよい。ここでも図8に示す構成同様に、隣接した微小金属構造体との間隔は微小金属構造体の大きさよりも十分小さく、またT字形状のパターン間の間隔は構成する微小金属構造体の大きさよりも十分大きいほうが好ましい。
このときも入射する光の偏光方向は形成された微小金属構造体に対して非対称な偏光成分を有するような角度で入射することで、透過もしくは反射した光の位相差が生じる。
図12に示すように、5個もしくは複数個(5個以上)の微小金属構造体の組み合わせで十字もしくは卍字形状に配列されたパターンを分割された各領域に配置し、各領域で各微小金属構造体の最小構成構造物の大きさがぞれぞれの領域で異なる構成でもよい。
この場合は、図12に示す構造と対称な構造(ハーケンクロイツ状)でも同様である。ここでも図8に示す構成と同様に、隣接した微小金属構造体との間隔は微小金属構造体の大きさよりも十分小さく、また十字または卍字形状のパターン間の間隔は構成する微小金属構造体の大きさよりも十分大きいほうが好ましい。
このときも入射する光の偏光方向は形成された微小金属構造体に対して非対称な偏光成分を有するような角度で入射することで、透過もしくは反射した光の位相差が生じる。
上記の光処理素子は以下のようにして実現できる。まず無機材料として光学ガラスを基板とし、その平坦な面に金、銀、アルミニウムなどの金属材料をCVD等の化学蒸着法や物理蒸着を用いた成膜法、あるいは鍍金等の堆積法で薄膜状に形成する。
この金属膜上にフォトレジスト層を形成し、このフォトレジスト層に電子線描画やX線描画などの手法により、所望の微細構造に相当するパターンを残すようにレジストパターンを形成する。その後、不要部分の金属膜を例えばRIEなどによりエッチングを行うことで、所望の微細構造金属パターン(微小金属構造体パターン)を形成することができる。
また、無機材料として光学ガラスを基板とし、その平坦な面にフォトレジスト層を形成し、このフォトレジスト層に電子線描画やX線描画などの手法により、所望の微細構造に相当するパターン以外を残すようにレジストパターンを形成する。
その後、金、銀、アルミニウムなどの金属材料をCVD等の化学蒸着法や物理蒸着を用いた成膜法、あるいは鍍金等の堆積法でレジストパターン上に薄膜状に形成する。その後、レジスト膜を除去することで、レジスト膜上に形成された不要部分の金属膜を除去することで、所望の微細構造金属パターンを形成することができる。
無機材料としての基板には、石英ガラスや、BK7、パイレックス(登録商標)などの硼珪酸ガラス、CaF、Si、ZnSe、Alなどの光学結晶材料などが利用できる。
該基板に偏光変換処理機能を有する微細金属構造パターンを形成した後、石英ガラスや、BK7、パイレックス(登録商標)などの硼珪酸ガラス、CaF、Si、ZnSe、Alなどの光学結晶材料をスパッタ等で形成した後、CMP(Chemical Mechanical Polishing:化学的機械研磨)で表面を研磨し、再度上記偏光分離機能を有する微細金属パターンを形成することにより光処理素子を形成することができる。
CMPは研磨スラリー(研磨剤)と研磨パッドを用いて、ウェハーを研磨し、平坦化する技術である。CMP装置では、研磨される半導体基板の表面を下向きに研磨パッドに押しつけ、双方を回転させながら、化学的作用と機械的作用を利用して表面を平坦化することができる。
また、入射する光の偏光方向は形成された微小金属構造体に対して非対称な偏光成分を有するように入射することで、各微小金属構造体間で位相差が生じる。また、これら金属粒子の材料は、使用する光源波長でプラズモンが発生し、出射光に所望の位相差を与えるように選択すればよく、例えばAu、Ag、Al、Pt、Ni、Cr、Cuなどが使用可能であり、これら金属の合金でも良く、特に、Au、Ag、Alが好ましい。
図13に基づいて第2の実施形態を説明する。なお、上記実施形態と同一部分は同一符号で示し、特に必要がない限り既にした構成上及び機能上の説明は省略して要部のみ説明する(以下の他の実施形態において同じ)。
本実施形態に係る光処理素子7では、図1に示した光処理素子1の出射側に、光を反射させる単位処理領域としての光反射領域である基板8が設けられており、任意の方向の偏光成分のみを有する反射光を得ることができる。
偏光分離処理領域(基板2)及び、偏光回転処理領域(基板3)は、図1に示した実施例と同様の機能を有している。この場合、光反射領域(基板8)には、反射率の高い材料が好ましく、上記の光学ガラス、光学結晶材料に、AlやAuなどの金属膜を蒸着したものや、シリコン基板などを用いることが好ましい。
また、部分反射膜としてCrコーティングなどを利用することで、透過光と反射光の両方を利用するハーフミラーとして使用することもできる。
図14に基づいて第3の実施形態を説明する。
本実施形態に係る光処理素子10は、図1に示したのと同様の機能を有している偏光回転処理領域(基板3)と、その上面に形成されたワイヤグリッド型偏光子11を有している。
ワイヤグリッド型偏光子31は入射波長よりも小さい周期からなる金属細線の格子であり、入射光の電場の振動方向が細線に垂直な場合は格子を通過し、平行な場合は反射される。従って上面から入射した光はワイヤグリッド型偏光子11で細線に垂直と平行な向きの偏光に分離され、さらに偏光回転処理領域において任意の方向の偏光を有する光を選択的に出射することができる。
この偏光子11はワイヤグリッド型偏光子に限らず有機膜を用いた偏光子、方解石を用いた偏光子なども利用可能である。
第1の実施形態に係る光処理素子の斜視図である。 第1の実施形態に係る光処理素子の機能を示す斜視図である。 数値計算に使用したモデルを表す説明図である。 数値計算により得られた振幅比を示すグラフである。 数値計算により得られた位相差を示すグラフである。 偏光状態を示す図である。 金属球内部の電界強度と共鳴波長関係に関して計算を行った結果を示すグラフである。 光処理素子を構成する微小金属構造体の配列パターンを示す説明図である。 光処理素子を構成する微小金属構造体の配列パターン(V字)を示す説明図である。 光処理素子を構成する微小金属構造体の配列パターン(L字)を示す説明図である。 光処理素子を構成する微小金属構造体の配列パターン(T字)を示す説明図である。 光処理素子を構成する微小金属構造体の配列パターン(卍字)を示す説明図である。 第2の実施形態に係る光処理素子の斜視図である。 第3の実施形態に係る光処理素子の斜視図である。
符号の説明
2 光を選択的に通過させる単位処理領域としての偏光分離処理領域
3 光の偏光状態を選択的に変化させる単位処理領域としての偏光回転処理領域
4 微小金属構造体
8 光を反射させる単位処理領域としての光反射領域
11 偏光子としてのワイヤグリッド型偏光子

Claims (8)

  1. 処理すべき光の波長λに対し、最も大きい部分のサイズDが、D<λの関係となる形状の微小な金属構造体を複数個、前記微小な金属構造体間の端部の間隔d(<D)を隔して所定の配置で配列して単位配列パターンとし、この単位配列パターンを光学基板上に2次元的に配列させた単位処理領域が積層して形成されてなることを特徴とする光処理素子。
  2. 請求項1に記載の光処理素子において、
    波長λの光を選択的に通過させる単位処理領域と、波長λの光の偏光状態を選択的に変化させる単位処理領域とを有していることを特徴とする光処理素子。
  3. 請求項1に記載の光処理素子において、
    波長λの光を選択的に通過させる単位処理領域と、波長λの光の偏光状態を選択的に変化させる単位処理領域と、光を反射させる単位処理領域とを有していることを特徴とする光処理素子。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の光処理素子において、
    前記微小な金属構造体の形状が、半球形状、円柱形状、半回転楕円体形状、楕円柱形状、多角柱形状、錐体形状のいずれかであることを特徴とする光処理素子。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の光処理素子において、
    前記微小な金属構造体が、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、クローム(Cr)、もしくは銅(Cu)のいずれか、または、これらの組み合わせ、または、これらの合金で構成されていることを特徴とする光処理素子。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の光処理素子において、
    前記単位配列パターンにおける前記微小な金属構造体の配置が、2個の金属構造体の近接配置、または、3個以上の金属構造体によるV字型配置もしくはL字型配置、または、4個以上の金属構造体によるT字型配置、または、5個以上の金属構造体による十字型配置の何れかであることを特徴とする光処理素子。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の光処理素子において、
    光入射側に配置され、直線偏光のみを通過させる偏光子を有していることを特徴とする光処理素子。
  8. 請求項7に記載の光処理素子において、
    前記偏光子はワイヤグリッド型であることを特徴とする光処理素子。
JP2006155016A 2006-06-02 2006-06-02 光処理素子 Expired - Fee Related JP4664865B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006155016A JP4664865B2 (ja) 2006-06-02 2006-06-02 光処理素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006155016A JP4664865B2 (ja) 2006-06-02 2006-06-02 光処理素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007322902A JP2007322902A (ja) 2007-12-13
JP4664865B2 true JP4664865B2 (ja) 2011-04-06

Family

ID=38855748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006155016A Expired - Fee Related JP4664865B2 (ja) 2006-06-02 2006-06-02 光処理素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4664865B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5352941B2 (ja) * 2006-01-12 2013-11-27 株式会社リコー 光処理素子および光処理装置
US8169685B2 (en) 2007-12-20 2012-05-01 Ravenbrick, Llc Thermally switched absorptive window shutter
JP2009223074A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Ricoh Co Ltd 偏光変換素子
JP5030839B2 (ja) * 2008-04-02 2012-09-19 一般財団法人光産業技術振興協会 光アイソレータ、半透過反射式液晶表示装置
US9116302B2 (en) 2008-06-19 2015-08-25 Ravenbrick Llc Optical metapolarizer device
CA2737041C (en) 2008-08-20 2013-10-15 Ravenbrick, Llc Methods for fabricating thermochromic filters
KR101262519B1 (ko) * 2009-01-21 2013-05-08 라벤브릭 엘엘씨 광학 메타편광자 장치
JP5734993B2 (ja) 2009-11-17 2015-06-17 レイブンブリック,エルエルシー 屈折性光学構造を組み込んだ温度応答切換型光学フィルタ
CN102736154A (zh) * 2011-04-12 2012-10-17 夏普株式会社 光学滤波器、显示单元及显示装置
JP5601618B2 (ja) * 2011-10-17 2014-10-08 シャープ株式会社 光学フィルター、表示セル及び表示装置
CN109581548A (zh) * 2019-01-04 2019-04-05 南方科技大学 一种线偏振光转换元件、制备方法和线偏振光转换系统

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0130513D0 (en) * 2001-12-20 2002-02-06 Univ Southampton Device for changing the polarization state of reflected transmitted and diffracted light and for achieving frequency and polarization sensitive reflection and
JP2003225899A (ja) * 2002-01-31 2003-08-12 Sangaku Renkei Kiko Kyushu:Kk 金属ナノロッドの分光特性を利用する機能素子
JP4589805B2 (ja) * 2005-05-23 2010-12-01 株式会社リコー 偏光制御素子
JP4589804B2 (ja) * 2005-05-23 2010-12-01 株式会社リコー 偏光制御素子および偏光制御素子の偏光制御方法
JP4634220B2 (ja) * 2005-05-23 2011-02-16 株式会社リコー 偏光制御素子および光学素子
JP4680677B2 (ja) * 2005-05-23 2011-05-11 株式会社リコー 偏光制御素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007322902A (ja) 2007-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7630132B2 (en) Polarization control device
JP4589804B2 (ja) 偏光制御素子および偏光制御素子の偏光制御方法
JP4664865B2 (ja) 光処理素子
US20220099861A1 (en) Linearly polarized light conversion element, manufacturing method and linearly polarized light conversion system
WO2020088055A1 (zh) 基于彩色偏振体光栅的全彩波导耦合近眼显示结构、制备方法及ar可穿戴设备
CN1692291A (zh) 精密相位延迟装置和其制造方法
JP2009223074A (ja) 偏光変換素子
JP5010511B2 (ja) 偏光制御素子、偏光制御装置
JP4785790B2 (ja) 偏光変換素子
JP4680677B2 (ja) 偏光制御素子
JP2017157488A (ja) 光学装置、光源装置及び投影装置
JP2010197764A (ja) 偏光制御素子及びそれを使用した画像表示装置
Schade et al. Regular arrays of Al nanoparticles for plasmonic applications
JP5352941B2 (ja) 光処理素子および光処理装置
JP4949876B2 (ja) 偏光制御素子
JP5339187B2 (ja) 偏光制御素子及びそれを使用した画像表示装置
JP4589805B2 (ja) 偏光制御素子
CN103472689B (zh) 增强照明数值孔径超分辨光刻成像设备及光刻成像方法
JP4664866B2 (ja) 光処理素子
JP5471467B2 (ja) 光学素子、画像生成装置及び画像表示装置
JP4920997B2 (ja) 偏光制御素子および偏光制御方法および偏光制御装置
JP2008122618A (ja) 偏光光源ユニット
JP5256945B2 (ja) 光処理素子
JP4634220B2 (ja) 偏光制御素子および光学素子
JP5998593B2 (ja) 偏光素子及び画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees