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JP4599501B2 - 多発性骨髄腫および他の癌の処置におけるIκBのインヒビターとしてのカルボリン誘導体 - Google Patents

多発性骨髄腫および他の癌の処置におけるIκBのインヒビターとしてのカルボリン誘導体 Download PDF

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JP4599501B2 JP2003541836A JP2003541836A JP4599501B2 JP 4599501 B2 JP4599501 B2 JP 4599501B2 JP 2003541836 A JP2003541836 A JP 2003541836A JP 2003541836 A JP2003541836 A JP 2003541836A JP 4599501 B2 JP4599501 B2 JP 4599501B2
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Description

(発明の背景)
(発明の分野)
本発明は、癌の処置に関する。特に、本発明は、癌細胞の増殖を阻害するため、および癌(多発性骨髄腫を含む)の処置のためのインヒビターIκBキナーゼの使用に関する。
(発明の背景)
転写因子NF−κBは、Relタンパク質ファミリーのメンバーであり、そして代表的に、p50およびp65サブユニットから構成されるヘテロダイマーである。NF−κBは、細胞質に構成的に存在し、そしてインヒビターのIκBファミリーのうちの1つと会合することによって不活性化される。Palombellaら(WO 95/25533)は、ユビキチンプロテアソーム経路がNF−κB活性の調節において本質的な役割を果たし、p50へのp105のプロセシングおよびインヒビタータンパク質IκBαの分解の両方を担うことを教示する。Chenら(Cell 84:853(1996))は、分解前に、IκBαが、マルチサブユニットIκBキナーゼ複合体(IKK)によってセリン残基32と36で選択的にリン酸化されることを教示する。一旦、リン酸化されると、IκBは、26Sプロテアソームによるユビキチン化および分解のための標的にされ、核内へのNF−κBの移行を可能にする。ここで、NF−κBは、標的遺伝子のプロモーターにおける特異的DNA配列に結合し、そしてその転写を刺激する。
Ritzelerら(WO01/68648)は、IκBキナーゼ阻害活性を有する一連のβ−カルボリン化合物を開示する。Rinehartら(米国特許第4,631,149号)は、抗ウイルス剤、抗菌剤、および抗腫瘍剤として有用なβ−カルボリン化合物を開示する。
NF−κBの調節制御下における遺伝子のタンパク質産物としては、サイトカイン、ケモカイン、細胞接着分子、および細胞増殖および制御を媒介するタンパク質が挙げられる。重要なことに、これらの炎症促進性タンパク質(proinflammatory protein)の多くはまた、オートクライン様式またはパラクリン様式のいずれかで作用し得、さらにNF−κB活性化を刺激する。さらに、NF−κBは、正常細胞および悪性細胞の増殖において重要な役割を果たす。Baldwin(J.Clin.Invest.,107:241(2001))は、NF−κBがサイクリンD転写(Rbの過剰リン酸化、G1期〜S期への移行、およびアポトーシスの阻害に関連する)を上方調節することによって細胞増殖を促進することを教示する。Bargouら(J.Clin.Invest.,100:2961(1997))は、NF−κBが、ホジキン病において構成的に活性化され、そしてNF−κBの阻害は、これらのリンパ腫細胞の増殖をブロックすることを教示する。さらに、Mayoら(Science 178:1812(1997))は、IκBαのスーパーリプレッサー(super−repressor)の発現を介するNF−κBの阻害が、H−Rasの原癌遺伝子対立遺伝子を発現する細胞においてアポトーシスを誘導することを教示する。
Readら(Immunity 2:493−506(1995))は、NF−κBのプロテアソーム媒介型活性化が、細胞接着分子(例えば、E−セレクチン、ICAM−1、およびVCAM−1)の発現を必要とすることを教示する。Zetter(Seminars in Cancer Biology 4:219−229(1993))は、細胞接着分子が、脈管構造へのおよび脈管構造から体内の離れた組織部位への、腫瘍細胞の接着および溢出を指向することによって、インビボでの腫瘍転移および脈管形成に関与することを教示する。さらに、BegおよびBaltimore(Science 274:782(1996))は、NF−κBが抗アポトーシス制御因子であり、そしてNF−κB活性化の阻害が、細胞を環境ストレスおよび細胞傷害性因子により感受性にすることを教示する。
多発性骨髄腫は、形質細胞のB細胞悪性疾患である。これは、2番目に一般的な血液悪性疾患(非ホジキンリンパ腫が最も一般的である)を代表する。米国における1年の発病率は、100,000人あたり約4人であり、そして北欧での発病率は米国と等しい。Greenleeら(CA Cancer J Clin 50:7−33(2000))は、1年あたり約13,600症例の多発性骨髄腫が診断され、この疾患に起因して1年あたり約11,200人が死亡している(全ての癌による死の約2%を示す)ことを開示する。多発性骨髄腫は、1991年〜1995年の期間に、男性および女性の両方における死亡率の増加(それぞれ、5.6%および3.8%増加)を示すわずか3種類の癌のうちの1つである。
多発性骨髄腫は、リンパ節において生じる形質細胞のクローナルな増殖から生じ、そしてこれらの細胞が局在しかつ増殖する骨髄に「ホーミング(homing)」する。この疾患は、骨髄細胞腫瘍、および患者特異的なインタクトなモノクローナル免疫グロブリンの重鎖および/または軽鎖(パラプロテインまたはMタンパク質)の過剰産生によって特徴付けられる。形質細胞腫瘍は、骨髄腫患者の約53%において免疫グロブリンG(IgG)および約25%において免疫グロブリンA(IgA)を産生し;これらのIgGおよびIgA患者の40%はまた、ベンスジョーンズ蛋白尿を有する。軽鎖骨髄腫は、患者の15〜20%において見出され;これらの形質細胞は、遊離のモノクローナルな軽鎖(κまたはλベンスジョーンズタンパク質)のみを分泌し、そして血清M成分は、通常電気泳動上には存在しない。免疫グロブリンD(IgD)骨髄腫は、症例の約1%を占める。免疫グロブリンE(IgG)骨髄腫のほんの少数の症例が報告されている。容易に検出可能な、血液および/または尿中のパラタンパク質の産生は、これらの患者の大部分における腫瘍組織量についての便利なマーカーである。
多発性骨髄腫は、首尾良く処置されない場合、感染に対する抵抗を低下させること、および重要な骨格の崩壊(骨の疼痛、病理学的骨折、および高カルシウム血症)、貧血、腎不全、および頻度は低いものの、神経学的合併症、および過粘稠症候群)を引き起こすことによって、発病率および最終死亡率の進行を導く。Andersonら(Semin.Hematol.36:3(1999))は、患者が細胞傷害性化学療法および/またはステロイドに最初は応答し得るが、患者らは最終的に耐性疾患に罹患することを教示する。この癌は治癒しにくい。RajeおよびAnderson(New Eng J Med 341:1606−1609(1999))は、多発性骨髄腫を有する患者の5年生存率が、40年以上も29%のままであることを記載する。
Vidriales MBおよびAnderson KC(Molec.Med.Today 2(1):425−431(1996))は、骨髄における骨髄腫腫瘍細胞体積の増大(骨髄の微小環境に由来する影響をともなう)、ならびに悪性疾患細胞および骨髄間質細胞によるサイトカインの産生に関する複雑な制御が存在することを示唆する。IL−6は、骨髄腫細胞について重大な増殖因子であり、そしてまた、骨髄腫細胞におけるアポトーシスを阻害する。Chauhanら(Blood,87:1104(1996))は、骨髄腫細胞の骨髄間質細胞(BMSC)への接着が、NF−κB依存性の、IL−6転写の上方調節を誘導し、さらに骨髄腫の細胞増殖を永続化する。さらに、Hideshimaら(Oncogene 20:4519(2001))は、多発性骨髄腫細胞がTNFα(BMSCにおいてNF−κBの活性化を誘導する)を分泌し、それによってBMSCにおいてIL−6の転写および分泌を直接上方調節することを教示する。この参考文献はまた、TNFα誘導NF−κB活性化が、MM細胞およびBMSCの両方におけるICAM−1(CD54)およびVCAM−1(CD106)の発現の上方調節を生じ、MM−BMSC結合の増加を生じることを教示する。これらの参考文献によって示唆される多発性骨髄腫におけるNF−κBの役割と一致して、Feinman Rら(Blood 93:3044(1999))は、上昇したレベルのNF−κB活性は、再発の多発性骨髄腫において見出されることを教示する。
従って、癌(多発性骨髄腫を含む)の処置にとって有効な、NF−κBのインヒビターを同定する必要性が存在している。
(発明の簡単な要旨)
本発明者らは、IκBキナーゼ(IKK)の特異的インヒビターが、癌細胞増殖を阻害し、NF−κB媒介性の、癌細胞における接着分子発現の上方調節を阻害し、そして細胞間接着を阻害することを発見した。さらに、IKKの阻害は、薬物誘導性アポトーシスに対するIL−6の保護的効果をブロックする。
従って、第一の局面において、本発明は、癌細胞増殖を阻害するための方法を提供し、この方法は、癌細胞と本明細書中に記載されるようなIκBキナーゼインヒビターとを接触させる工程を包含する。第一の実施形態において、このIκBキナーゼインヒビターは、式(I)
Figure 0004599501
の化合物またはその立体異性体もしくは生理学的に許容性の塩であり、ここで:
、B、B、およびBは、炭素原子および窒素原子からなる群から独立して選択され、ここで、合計2つ以下のB、B、B、およびBは、窒素原子であり;そして
ケースa)において:
置換基R、RおよびRは、互いに独立して、以下の1.1.〜1.18.のいずれかである:
1.1. 水素原子、
1.2. ハロゲン、
1.3. −CN、
1.4. −COOH、
1.5. −NO
1.6. −NH
1.7. −O−(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるか、または以下からなる群より独立して選択される置換基によって1置換〜5置換されている、−O−(C〜C10)−アルキル:
1.7.1 非置換であるかまたはハロゲンもしくは−O−(C〜C)−アルキルによって1置換〜5置換されている、フェニル
1.7.2 ハロゲン、
1.7.3 −NH
1.7.4 −OH、
1.7.5 Rl6が、水素原子または−(C〜C10)−アルキルである、−COOR16
1.7.6 −NO
1.7.7 −S(O)−R14であって、ここで、yは、0、1または2であり、R14は、−(C〜C10)−アルキル、フェニル(これは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている)、アミノまたは−N(R13であり、
ここで、各R13は、独立して、水素原子、フェニル、−(C〜C10)−アルキル、−C(O)−(C〜C)−アルキル、−C(O)−フェニル、−C(O)−NH−(C〜C)−アルキル、−C(O)−O−フェニル、−C(O)−NH−フェニル、−C(O)−O−(C〜C)−アルキル、または−S(O)−R14であり、ここで、R14およびyは、上で定義された通りであり、そしてここで、アルキルまたはフェニルは、各場合において、非置換であるかまたは1.7.1〜1.7.11で定義された基から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されているか、あるいは、
これら2つのR13基は、これらが結合する窒素原子と一緒になって5〜7個の環原子を有する複素環を形成する、−S(O)−R14
1.7.8 −O−フェニルであって、ここで、フェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている、−O−フェニル、
1.7.9 ラジカルであって、ピロリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ピペラジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、フラン、モルホリン、ピリジン、ピリダジン、ピラジン、オキソラン、イミダゾリン、イソキサゾリジン、2−イソキサゾリン、イソチアゾリジン、2−イソチアゾリン、チオフェン、およびチオモルホリン、からなる群から選択される、ラジカル、
1.7.10 −(C〜C)−シクロアルキルまたは、
1.7.11 =O、
1.8. −N(R13であって、ここで、R13は、上記の1.7.7に定義された通りである、−N(R13
1.9. −NH−C(O)−R15であって、ここで、R15は、
1.9.1 ラジカルであって、ピロリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ピペラジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、フラン、モルホリン、ピリジン、ピリダジン、ピラジン、オキソラン、イミダゾリン、イソキサゾリジン、2−イソキサゾリン、イソチアゾリジン、2−イソチアゾリン、チオフェンおよびチオモルホリンからなる群から選択され、
ここで、このラジカルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−CF、ベンジル、および−(C〜C10)−アルキルからなる群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されており、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜3置換されている、ラジカル、
1.9.2 −(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基および−O−(C〜C10)−アルキル(アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている)からなる群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている、−(C〜C10)−アルキル、
1.9.3 −(C〜C)−シクロアルキル、
1.9.4 −N(R13であって、ここで、R13は、上記1.7.7で定義される通りである、−N(R13、あるいは
1.9.5 フェニルであって、ここで、フェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−O−(C〜C10)−アルキル、−CN、−CF、および−(C〜C10)−アルキルからなる群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されており、ここで、アルキルは、非置換であるかもしくは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜3置換されているか、またはこのフェニルラジカルの2つの置換基は、共にジオキソラン環を形成する、フェニル、
である、−NH−C(O)−R15
1.10. −S(O)−R14であって、ここで、R14およびyは、上記の1.7.7に定義された通りである、−S(O)−R14
1.11. −C(O)−R12であって、ここで、R12は、フェニルまたは−(C〜C)−アルキルであり、ここで、アルキルまたはフェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている、−C(O)−R12
1.12. −C(O)−O−R12であって、ここで、R12は、上記の11に定義された通りである、−C(O)−O−R12
1.13. −(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている、−(C〜C10)−アルキル、
1.14. −O−(C〜C)−アルキル−O−(C〜C)−アルキル、
1.15. −O−(C〜C)−アルキル−(C〜C)−シクロアルキル、
1.16. −(C〜C)−アルキル−N(R13であって、ここで、R13は、上記の1.7.7に定義された通りである、−(C〜C)−アルキル−N(R13
1.17. −CF、あるいは、
1.18. −CF−CFであり;
は、以下の1.〜14.のいずれかである:
1. −(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている、−(C〜C10)−アルキル、
2. −CF
3. −CF−CF
4. −CN、
5. −S(O)−R14であって、ここで、R14およびyは、上記の1.7.7に定義された通りである、−S(O)−R14
6. −NH
7. −O−(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは互いに独立して以下で1置換〜5置換されている、−O−(C〜C10)−アルキル:
7.1 フェニルであって、このフェニルは、非置換であるかまたはハロゲンもしくは−O−(C〜C)−アルキルで1置換〜5置換されている、フェニル、
7.2 ハロゲン、
7.3 −NH
7.4 −OH、
7.5 −COOR16であって、ここで、R16は、水素原子または−(C〜C10)−アルキルである、−COOR16
7.6 −NO
7.7 −S(O)−R14であって、ここで、yは、0、1または2であり、R14は、−(C〜C10)−アルキル、フェニル(このフェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている)、アミノ、および−N(R13であり、
ここで、各R13は、独立して、水素原子、フェニル、−(C〜C10)−アルキル、−C(O)−(C〜C)−アルキル、−C(O)−フェニル、−C(O)−NH−(C〜C)−アルキル、−C(O)−O−フェニル、−C(O)−NH−フェニル、−C(O)−O−(C〜C)−アルキル、または−S(O)−R14であり、ここで、R14およびyは、上で定義された通りであり、そしてここで、アルキルまたはフェニルは、各場合において、非置換であるかまたは1.7.1〜1.7.11で定義された基から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されているか、あるいは、
これら2つのR13基は、これらが結合する窒素原子と一緒になって5〜7個の環原子を有する複素環を形成する、−S(O)−R14
7.8 −O−フェニルであって、ここで、フェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている、−O−フェニル、
7.9 ラジカルであって、ピロリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ピペラジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、フラン、モルホリン、ピリジン、ピリダジン、ピラジン、オキソラン、イミダゾリン、イソキサゾリジン、チオフェン、2−イソキサゾリン、イソチアゾリジン、2−イソチアゾリンおよびチオモルホリンからなる群から選択される、ラジカル、
7.10 −(C〜C)−シクロアルキルまたは、
7.11 =O、
8. −N(R17であって、ここで、各R17は、独立して、水素原子、フェニル,−(C〜C10)−アルキル、−C(O)−(C〜C)−アルキル、−C(O)−フェニル、−C(O)−NH−(C〜C)−アルキル、−C(O)−O−フェニル、−C(O)−NH−フェニル、−C(O)−O−(C〜C)−アルキル、または−S(O)−R14であり、ここで、R14およびyは、上で定義された通りであり、そしてアルキルまたはフェニルは、各場合において、非置換であるかまたは1.7.1〜1.7.11で定義された基から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されているか、あるいは、該2つのR17基は、これらが結合する窒素原子と一緒になって5〜7個の環原子を有する複素環を形成する、−N(R17
9. −NH−C(O)−R15であって、ここで、R15は、
9.1 ラジカルであって、ピロリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ピペラジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、フラン、モルホリン、ピリジン、ピリダジン、ピラジン、オキソラン、イミダゾリン、イソキサゾリジン、2−イソキサゾリン、イソチアゾリジン、2−イソチアゾリン、チオフェンおよびチオモルホリンからなる群から選択され、
ここで、該ラジカルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−CF、ベンジル、および−(C〜C10)−アルキルからなる群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されており、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜3置換されている、ラジカル、
9.2 −(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−O−(C〜C10)−アルキル(アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている)からなる群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている、−(C〜C10)−アルキル
9.3 −(C〜C)−シクロアルキル、
9.4 −N(R13であって、ここで、R13は、上記の1.7.7で定義された通りであるが、ただし、−N(R13は−NHではない、−N(R13、あるいは
9.5 フェニルであって、ここで、フェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−O−(C〜C10)−アルキル、−CN、−CF、および−(C〜C10)−アルキルからなる群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されており、ここで、アルキルは、非置換であるかもしくは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜3置換されているか、または該フェニルラジカルの2つの置換基は、共にジオキソラン環を形成する、フェニル、
である、−NH−C(O)−R15
10. −C(O)−R12であって、ここで、R12は、フェニルまたは−(C〜C)−アルキルであり、ここで、アルキルまたはフェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている、−C(O)−R12
11. −C(O)−O−R12であって、ここで、R12は、上記10.で定義された通りである、−C(O)−O−R12
12. −O−(C〜C)−アルキル−O−(C〜C)−アルキル、
13. −O−(C〜C)−アルキル−(C〜C)−シクロアルキル、あるいは、
14. −(C〜C)−アルキル−N(R13であって、ここで、R13は、上記1.7.7に定義された通りである、−(C〜C)−アルキル−N(R13
は、以下の1.〜16.のいずれかである:
1. 水素原子、
2. −(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.4で定義される群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている、−(C〜C10)−アルキル、
3. −C(O)−Rであって、ここで、Rは、−NH、−(C〜C10)−アルキル(このアルキルは、非置換であるかまたは7.1〜7.4で定義された基から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている)または−N(R13であり、ここで、R13は、上記の1.7.7で定義した通りである、−C(O)−R、あるいは
4. −S(O)−Rであって、ここで、Rは、上記の3.で定義した通りであるか;あるいは、
とRとは、それらが結合する原子と一緒になって、複素環を形成するか;あるいは
とRとは、それらが結合する原子と一緒になって、環内にさらなる酸素原子を含有する複素環を形成し;そして
、RおよびRは、互いに独立して水素原子またはメチルである;あるいは
ケースb)において:
置換基R、RおよびRは、互いに独立して、上記ケースa)における1.1〜1.18に定義した通りであり;
は、以下の1.〜16.のいずれかであり:
1. −CF
2. −CF−CF
3. −CN、
4. −COOH、
5. −NO
6. −NH
7. −O−(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは互いに独立して、以下によって1置換〜5置換されている、−O−(C〜C10)−アルキル:
7.1 フェニルであって、フェニルは、非置換であるかまたはハロゲンもしくは−O−(C〜C)−アルキルによって1置換〜5置換されている、フェニル、
7.2 ハロゲン、
7.3 −NH
7.4 −OH、
7.5 −COOR16であって、ここで、Rl6は、水素原子または−(C〜C10)−アルキルである、−COOR16
7.6 −NO
7.7 −S(O)−R14であって、ここで、yは、0、1または2であり、そしてR14は、−(C〜C10)−アルキル、フェニル(このフェニルは、非置換であるかまたは1.7.1〜1.7.11で定義されている置換基からなる群より独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている)、アミノおよび−N(R13であり、
ここで、各R13は、独立して、水素原子、フェニル、−(C〜C10)−アルキル、−C(O)−(C〜C)−アルキル、−C(O)−フェニル、−C(O)−NH−(C〜C)−アルキル、−C(O)−O−フェニル、−C(O)−NH−フェニル、−C(O)−O−(C〜C)−アルキル、または−S(O)−R14であり、ここで、R14およびyは、上で定義された通りであり、そして、ここで、アルキルまたはフェニルは、各場合において、非置換であるかまたは1.7.1〜1.7.11で定義された基から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されているか、あるいは
これら2つのR13基は、これらが結合する窒素原子と一緒になって5〜7個の環原子を有する複素環を形成する、−S(O)−R14
7.8 −O−フェニルであって、ここで、フェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義された置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている、−O−フェニル
7.9 ラジカルであって、ピロリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ピペラジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、フラン、モルホリン、ピリジン、ピリダジン、ピラジン、オキソラン、イミダゾリン、イソキサゾリジン、2−イソキサゾリン、イソチアゾリジン、2−イソチアゾリン、チオフェンおよびチオモルホリンからなる群から選択される、ラジカル、
7.10 −(C〜C)−シクロアルキルまたは、
7.11 =O、
8. −N(R13であって、ここで、R13は、上記の1.7.7に定義された通りである、−N(R13
9. −NH−C(O)−R15であって、ここで、R15は、
9.1 ラジカルであって、ピロリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ピペラジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、フラン、モルホリン、ピリジン、ピリダジン、ピラジン、オキソラン、イミダゾリン、イソキサゾリジン、2−イソキサゾリン、イソチアゾリジン、2−イソチアゾリン、チオフェンおよびチオモルホリンからなる群から選択され、
ここで、このラジカルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−CF、ベンジル、および−(C〜C10)−アルキルからなる群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されており、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜3置換されている、ラジカル、
9.2 −(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基および−O−(C〜C10)−アルキル(アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている)からなる群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている、−(C〜C10)−アルキル、
9.3 −(C〜C)−シクロアルキル、
9.4 −N(R13であって、ここで、R13は、上記の1.7.7.で定義される通りである、−N(R13、あるいは
9.5 フェニルであって、ここで、フェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−O−(C〜C10)−アルキル、−CN、−CF、および−(C〜C10)−アルキルからなる群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されており、ここで、アルキルは、非置換であるかもしくは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜3置換されているか、またはこのフェニルラジカルの2つの置換基は、共にジオキソラン環を形成する、フェニル、
である、−NH−C(O)−R15
10. −S(O)−R14であって、ここで、R14およびyは、上記の1.7.7に定義された通りである、−S(O)−R14
11. −C(O)−R12であって、ここで、R12は、フェニルまたは−(C〜C)−アルキルであり、ここで、アルキルまたはフェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている、−C(O)−R12
12. −C(O)−O−R12であって、ここで、R12は、上記の11.に定義された通りである、−C(O)−O−R12
13. −(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜5置換されている、−(C〜C10)−アルキル、
14. −O−(C〜C)−アルキル−O−(C〜C)−アルキル、
15. −O−(C〜C)−アルキル−(C〜C)−シクロアルキル、あるいは
16. −(C〜C)−アルキル−N(R13であって、ここで、R13は、上記の1.7.7に定義された通りである、−(C〜C)−アルキル−N(R13
は、上記のケースa)におけるRの通りであり;そして
、RおよびRは、互いに独立して水素原子またはメチルである。
第二の実施形態において、IκBキナーゼインヒビターは、式(II)
Figure 0004599501
の化合物またはその立体異性体もしくは生理学的に許容性の塩であって、ここで:
およびRは、互いに独立して、水素原子、ハロゲン、シアノ、アミノ、−O−(C〜C)−アルキル、ニトロ、−CF、−CF−CF、−S(O)−R14または−N(R18であって、ここで、
yは、1または2であり;
14は、アミノ、−(C〜C)−アルキル、またはフェニルであり、ここで、アルキルまたはフェニルは、非置換であるかまたは式(I)について1.7.1〜1.7.11において定義された置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜3置換されており:
各R18は、独立して、水素原子、−(C〜C)−アルキル−C(O)−(C〜C)−アルキル、−C(O)−フェニル、−C(O)−ピリジル、−C(O)−NH−(C〜C)−アルキル、−C(O)−O−フェニル、−C(O)−O−(C〜C)−アルキルまたは−(C〜C10)−アルキルであり、ここで、ピリジルまたはフェニルは、各場合において、非置換であるかまたは式(I)の化合物について1.7.1〜1.7.11に定義される置換基、−CF、ベンジル、および−(C〜C10)アルキルからなる群から独立して選択される置換基で1置換〜3置換されており、そしてここで、アルキルは、各場合において、非置換であるかまたは式(I)の化合物について1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜3置換されているか;または、
これら2つのR18基は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、5〜7個の環原子を有する複素環を形成し;
は、シアノ、アミノ、−O−(C−C)−アルキル、ニトロ、−CF、−CF−CF、−S(O)−R14、または−N(R18であって、ここで、
yは、1または2であり;
14は、アミノ、−(C〜C)−アルキル、またはフェニルであり、ここで、アルキルまたはフェニルは、非置換であるかまたは式(I)の化合物について1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜3置換されており;
各R18は、独立して、水素原子、−(C〜C)−アルキル−C(O)−(C〜C)−アルキル、−C(O)−フェニル、−C(O)−ピリジル、−C(O)−NH−(C〜C)−アルキル、−C(O)−O−フェニル、−C(O)−O−(C〜C)−アルキルまたは−(C〜C10)−アルキルであり、ここで、ピリジルまたはフェニルは、各場合において、非置換であるかまたは式(I)の化合物について1.7.1〜1.7.11に定義される置換基、−CF、ベンジル、および−(C〜C10)アルキルからなる群から独立して選択される置換基で1置換〜3置換されており、そしてここで、アルキルは、各場合において、非置換であるかまたは式(I)の化合物について1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜3置換されているか;または、
これら2つのR18基は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、5〜7個の環原子を有する複素環を形成し;そして
は、水素原子、−(C〜C10)−アルキル、−C(O)−R、または−S(O)−Rであって、ここで、
は、−(C〜C10)−アルキル、−O−(C〜C10)−アルキル、またはフェニルであり;
アルキルは、各場合において、非置換であるかまたは式(I)の化合物について1.7.1〜1.7.4で定義された置換基の群から独立して選択される置換基で1置換〜3置換されており;そして
フェニルは、非置換であるかまたは式(I)の化合物について1.7.1〜1.7.11で定義された置換基および−N(R18の群から独立して選択される置換基で1置換〜3置換されており、ここで、R18は、上で定義された通りである。
第二の局面において、本発明は、癌を処置するための方法を提供し、この方法は、本発明の第一の局面に記載されるようなIκBキナーゼインヒビターを、癌を有する患者に投与する工程を包含する。いくつかの実施形態において、この癌は、多発性骨髄腫である。
(発明の詳細な説明)
本発明は、癌細胞増殖を阻害するための方法に関する。特に、本発明は、本明細書中に記載されるようなIκBキナーゼインヒビターを癌細胞に投与することによる、癌細胞増殖を阻害するための方法を提供する。本発明はさらに、癌細胞を有する患者にIκBキナーゼインヒビターを投与することによる、癌を処置するための方法を提供する。
本明細書中で言及される発行された特許および刊行された科学文献は、当業者に入手可能な知見を確立する。本明細書中で引用される全ての特許、特許出願および参考文献は、これらの各々が具体的かつ個々に参考として援用されることが示されるのと同じ程度まで、本明細書によって参考として援用される。不一致の場合、本開示が優先である。
第一の局面において、本発明は、IκBキナーゼ(IKK)インヒビターを癌細胞に投与することによる、癌細胞増殖を阻害するための方法を提供する。好ましくは、このような阻害は特異的である。すなわち、IKKインヒビターは、別の無関係の生物学的影響を生じるのに必要なインヒビターの濃度よりも低い濃度で、IKKがIκBαをリン酸化する能力を低減させる。好ましくは、IKK阻害活性に必要なインヒビター濃度は、無関係の生物学的影響を生じるのに必要な濃度よりも、少なくとも1/2低く、より好ましくは少なくとも1/5低く、なおより好ましくは少なくとも1/10低く、そして最も好ましくは少なくとも1/20低い。IKK阻害活性に必要なインヒビター濃度は、実施例に記載されるアッセイを含む、IKK活性を測定するための任意の適切なアッセイによって決定され得る。無関係の生物学的影響を生じるのに必要なインヒビター濃度は、酵素アッセイ、レセプター結合アッセイおよび/または薬理学的アッセイのパネルにインヒビターを供することによって、決定され得る。
いくつかの好ましいIKKインヒビターは、Rizelerら、WO01/68648(その全教示は、その全体が本明細書により参考として援用される)に記載される化合物を含むβ−カルボリン化合物であり、この特許文献中に開示される全ての化合物、式および合成手順を含む。
従って、いくつかの実施形態において、本発明のこの局面による方法は、癌細胞と式(I)のIκBキナーゼインヒビター:
Figure 0004599501
またはその立体異性体もしくは薬学的に許容性の塩とを接触させる工程を包含し、ここで:
、B、B、およびBは、炭素原子および窒素原子からなる群から独立して選択され、ここで、合計で2つ以下のB、B、B、およびBは、窒素原子であり;そして
ケースa)において:
置換基、R、RおよびRは、互いに独立して、以下の1.1.〜1.18.である:
1.1. 水素原子、
1.2. ハロゲン、
1.3. −CN、
1.4. −COOH、
1.5. −NO
1.6. −NH
1.7. −O−(C〜C10)−アルキルであって、ここで、このアルキルは、非置換であるかまたは以下:
1.7.1 フェニルであって、このフェニルは、非置換であるかまたはハロゲンもしくは−O−(C〜C)−アルキルによって1置換〜5置換されている、フェニル
1.7.2 ハロゲン、
1.7.3 −NH
1.7.4 −OH、
1.7.5 −COOR16であって、ここで、Rl6は、水素原子または−(C〜C10)−アルキルである、−COOR16
1.7.6 −NO
1.7.7 −S(O)−R14であって、ここで、yは、0、1または2であり、R14は、−(C〜C10)−アルキル、フェニル(このフェニルは、非置換であるかまたは1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている)、アミノ、または−N(R13であり、ここで、各R13は、独立して、水素原子、フェニル、−(C〜C10)−アルキル、−C(O)−(C〜C)−アルキル、−C(O)−フェニル、−C(O)−NH−(C〜C)−アルキル、−C(O)−O−フェニル、−C(O)−NH−フェニル、−C(O)−O−(C〜C)−アルキル、または−S(O)−R14であり、ここで、R14およびyは、上で定義された通りであり、そしてここで、アルキルまたはフェニルは、各場合において、非置換であるかまたは1.7.1〜1.7.11で定義された基から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されているか、あるいは、
これらの2つのR13基は、これらが結合する窒素原子と一緒になって5〜7個の環原子を有する複素環を形成する、−S(O)−R14
1.7.8 −O−フェニルであって、ここで、フェニルは、非置換であるかまたは1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている、−O−フェニル、
1.7.9 ピロリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ピペラジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、フラン、モルホリン、ピリジン、ピリダジン、ピラジン、オキソラン、イミダゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、イソチアゾリジン、2−イソチアゾリン、チオフェン、およびチオモルホリンからなる群から選択される、ラジカル、
1.7.10 −(C〜C)−シクロアルキルまたは、
1.7.11 =O、
からなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている、−O−(C〜C10)−アルキル、
1.8. −N(R13であって、ここで、R13は、上記の1.7.7に定義された通りである、−N(R13
1.9. −NH−C(O)−R15であって、ここで、R15は、
1.9.1 ピロリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ピペラジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、フラン、モルホリン、ピリジン、ピリダジン、ピラジン、オキソラン、イミダゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、イソチアゾリジン、2−イソチアゾリン、チオフェン、およびチオモルホリン、からなる群から選択されるラジカルであって、ここで、このラジカルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−CF、ベンジル、および−(C〜C10)−アルキルからなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されており、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換されている、ラジカル、
1.9.2 −(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基および−O−(C〜C10)−アルキル(このアルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている)からなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている、−(C〜C10)−アルキル、
1.9.3 −(C〜C)−シクロアルキル、
1.9.4 −N(R13であって、ここで、R13は、上記の1.7.7で定義される通りである、−N(R13、あるいは
1.9.5 フェニルであって、ここで、フェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−O−(C〜C10)−アルキル、−CN、−CF、および−(C〜C10)−アルキルからなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されており、ここで、アルキルは、非置換であるかもしくは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換されているか、またはフェニルラジカルの2つの置換基は、共にジオキソラン環を形成する、フェニル、
である、−NH−C(O)−R15
1.10. −S(O)−R14であって、ここで、R14およびyは、上記の1.7.7に定義された通りである、−S(O)−R14
1.11. −C(O)−R12であって、ここで、R12は、フェニルまたは−(C〜C)−アルキルであり、ここで、アルキルまたはフェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている、−C(O)−R12
1.12. −C(O)−O−R12であって、ここで、R12は、上記の11.に定義された通りである、−C(O)−O−R12
1.13. −(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている、−(C〜C10)−アルキル、
1.14. −O−(C〜C)−アルキル−O−(C〜C)−アルキル、
1.15. −O−(C〜C)−アルキル−(C〜C)−シクロアルキル、
1.16. −(C〜C)−アルキル−N(R13であって、ここで、R13は、上記の1.7.7に定義された通りである、−(C〜C)−アルキル−N(R13
1.17. −CF、あるいは、
1.18. −CF−CF
は、以下の1.〜14.である:
1. −(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている、−(C〜C10)−アルキル、
2. −CF
3. −CF−CF
4. −CN、
5. −S(O)−R14であって、ここで、R14およびyは、上記の1.7.7に定義された通りである、−S(O)−R14
6. −NH
7. O−(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは互いに独立して以下:
7.1 フェニルであって、このフェニルは、非置換であるかまたはハロゲンもしくは−O−(C〜C)−アルキルで1置換〜5置換されている、フェニル、
7.2 ハロゲン、
7.3 −NH
7.4 −OH、
7.5 −COOR16であって、ここで、R16は、水素原子または−(C〜C10)−アルキルである、−COOR16
7.6 −NO
7.7 −S(O)−R14であって、ここで、yは、0、1または2であり、R14は、−(C〜C10)−アルキル、フェニル(このフェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている)、アミノ、および−N(R13であり、ここで、各R13は、独立して、水素原子、フェニル、−(C〜C10)−アルキル、−C(O)−(C〜C)−アルキル、−C(O)−フェニル、−C(O)−NH−(C〜C)−アルキル、−C(O)−O−フェニル、−C(O)−NH−フェニル、−C(O)−O−(C〜C)−アルキル、または−S(O)−R14であり、ここで、R14およびyは、上で定義された通りであり、そしてここで、アルキルまたはフェニルは、各場合において、非置換であるかまたは1.7.1〜1.7.11で定義された基から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されているか、あるいは、
これらの2つのR13基は、これらが結合する窒素原子と一緒になって5〜7個の環原子を有する複素環を形成する、−S(O)−R14
7.8 −O−フェニルであって、ここで、フェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている、−O−フェニル、
7.9 ピロリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ピペラジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、フラン、モルホリン、ピリジン、ピリダジン、ピラジン、オキソラン、イミダゾリン、イソオキサゾリジン、チオフェン、2−イソオキサゾリン、イソチアゾリジン、2−イソチアゾリン、およびチオモルホリンからなる群から選択される、ラジカル、
7.10 −(C〜C)−シクロアルキルまたは、
7.11 =O、
によって互いに独立して1置換〜5置換されている、O−(C〜C10)−アルキル、
8. −N(R17であって、ここで、各R17は、独立して、水素原子、フェニル、−(C〜C10)−アルキル、−C(O)−(C〜C)−アルキル、−C(O)−フェニル、−C(O)−NH−(C〜C)−アルキル、−C(O)−O−フェニル、−C(O)−NH−フェニル、−C(O)−O−(C〜C)−アルキル、または−S(O)−R14であり、ここで、R14およびyは、上で定義された通りであり、そしてアルキルまたはフェニルは、各場合において、非置換であるかまたは1.7.1〜1.7.11で定義された基から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されているか、あるいは、これらの2つのR17基は、これらが結合する窒素原子と一緒になって5〜7個の環原子を有する複素環を形成する、−N(R17
9. −NH−C(O)−R15であって、ここで、R15は、
9.1 ピロリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ピペラジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、フラン、モルホリン、ピリジン、ピリダジン、ピラジン、オキソラン、イミダゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、イソチアゾリジン、2−イソチアゾリン、チオフェン、およびチオモルホリンからなる群から選択されるラジカルであって、ここで、このラジカルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−CF、ベンジル、および−(C〜C10)−アルキルからなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されており、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換されている、ラジカル、
9.2 −(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基および−O−(C〜C10)−アルキル(このアルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている)からなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている、−(C〜C10)−アルキル
9.3 −(C〜C)−シクロアルキル、
9.4 −N(R13であって、ここで、R13は、上記の1.7.7で定義された通りであるが、ただし、−N(R13は−NHではない、−N(R13、あるいは
9.5 フェニルであって、ここで、フェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−O−(C〜C10)−アルキル、−CN、−CF、および−(C〜C10)−アルキルからなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されており、ここで、アルキルは、非置換であるかもしくは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換されているか、またはフェニルラジカルの2つの置換基は、共にジオキソラン環を形成する、フェニル、
である、−NH−C(O)−R15
10. −C(O)−R12であって、ここで、R12は、フェニルまたは−(C〜C)−アルキルであり、ここで、アルキルまたはフェニルは、上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている、−C(O)−R12
11. −C(O)−O−R12であって、ここで、R12は、上記10.で定義された通りである、−C(O)−O−R12
12. −O−(C〜C)−アルキル−O−(C〜C)−アルキル、
13. −O−(C〜C)−アルキル−(C〜C)−シクロアルキル、あるいは、
14. −(C〜C)−アルキル−N(R13であって、ここで、R13は、上記1.7.7に定義された通りである、−(C〜C)−アルキル−N(R13
は、以下の1.〜4.である:
1. 水素原子、
2. −(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.4で定義される群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている、−(C〜C10)−アルキル、
3. −C(O)−Rであって、ここで、Rは、−NH、−(C〜C10)−アルキル(このアルキルは、非置換であるかまたは7.1〜7.4で定義された基から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている)または−N(R13であり、ここで、R13は、上記の1.7.7で定義した通りである、−C(O)−R
4. −S(O)−Rであって、ここで、Rは、上記の3.で定義した通りであるか;あるいは、
とRは、それらが結合する原子と一緒になって、複素環を形成するか;あるいは
とRは、それらが結合する原子と一緒になって、環内にさらなる酸素原子を含有する複素環を形成し;そして
、RおよびRは、互いに独立して水素原子またはメチルである;あるいは
ケースb)において:
置換基R、RおよびRは、互いに独立して、上記ケースa)における1.1〜1.18に定義した通りであり;
は、以下であり:
1. −CF
2. −CF−CF
3. −CN、
4. −COOH、
5. −NO
6. −NH
7. −O−(C〜C10)−アルキルであって、ここで、このアルキルは、非置換であるかまたは以下:
7.1 フェニルであって、このフェニルは、非置換であるかまたはハロゲンもしくは−O−(C〜C)−アルキルによって1置換〜5置換されている、フェニル
7.2 ハロゲン、
7.3 −NH
7.4 −OH、
7.5 −COOR16であって、ここで、Rl6は、水素原子または−(C〜C10)−アルキルである、−COOR16
7.6 −NO
7.7 −S(O)−R14であって、ここで、yは、0、1または2であり、そしてR14は、−(C〜C10)−アルキル、フェニル(このフェニルは、非置換であるかまたは1.7.1〜1.7.11で定義されている置換基からなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている)、アミノおよび−N(R13であり、
ここで、各R13は、独立して、水素原子、フェニル、−(C〜C10)−アルキル、−C(O)−(C〜C)−アルキル、−C(O)−フェニル、−C(O)−NH−(C〜C)−アルキル、−C(O)−O−フェニル、−C(O)−NH−フェニル、−C(O)−O−(C〜C)−アルキル、または−S(O)−R14であり、ここで、R14およびyは、上で定義された通りであり、そして、ここで、アルキルまたはフェニルは、各場合において、非置換であるかまたは1.7.1〜1.7.11で定義された基から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されているか、あるいは
これらの2つのR13基は、これらに結合する窒素原子と一緒になって5〜7個の環原子を有する複素環を形成する、−S(O)−R14
7.8 −O−フェニルであって、ここで、フェニルは、非置換であるかまたは上記1.7.1〜1.7.11で定義された置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている、−O−フェニル
7.9 ピロリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ピペラジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、フラン、モルホリン、ピリジン、ピリダジン、ピラジン、オキソラン、イミダゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、イソチアゾリジン、2−イソチアゾリン、チオフェン、およびチオモルホリンからなる群から選択される、ラジカル、
7.10 −(C〜C)−シクロアルキルまたは、
7.11 =O、
によって互いに独立して1置換〜5置換されている、−O−(C〜C10)−アルキル、
8. −N(R13であって、ここで、R13は、上記の1.7.7に定義された通りである、−N(R13
9. −NH−C(O)−R15であって、ここで、R15は、
9.1 ピロリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ピペラジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、フラン、モルホリン、ピリジン、ピリダジン、ピラジン、オキソラン、イミダゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、イソチアゾリジン、2−イソチアゾリン、チオフェン、およびチオモルホリンからなる群から選択されるラジカルであって、ここで、このラジカルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−CF、ベンジル、および−(C〜C10)−アルキルからなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されており、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換されている、ラジカル、
9.2 −(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基および−O−(C〜C10)−アルキル(このアルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている)からなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている、−(C〜C10)−アルキル、
9.3 −(C〜C)−シクロアルキル、
9.4 −N(R13であって、ここで、R13は、上記の1.7.7で定義される通りである、−N(R13、あるいは
9.5 フェニルであって、ここで、フェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−O−(C〜C10)−アルキル、−CN、−CF、および−(C〜C10)−アルキルからなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されており、ここで、アルキルは、非置換であるかもしくは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換されているか、またはフェニルラジカルの2つの置換基は、共にジオキソラン環を形成する、フェニル、
である、−NH−C(O)−R15
10. −S(O)−R14であって、ここで、R14およびyは、上記の1.7.7に定義された通りである、−S(O)−R14
11. −C(O)−R12であって、ここで、R12は、フェニルまたは−(C〜C)−アルキルであり、ここで、アルキルまたはフェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている、−C(O)−R12
12. −C(O)−O−R12であって、ここで、R12は、上記の11.に定義された通りである、−C(O)−O−R12
13. −(C〜C10)−アルキルであって、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されている、−(C〜C10)−アルキル、
14. −O−(C〜C)−アルキル−O−(C〜C)−アルキル、
15. −O−(C〜C)−アルキル−(C〜C)−シクロアルキル、または
16. −(C〜C)−アルキル−N(R13であって、ここで、R13は、上記の1.7.7に定義された通りである、−(C〜C)−アルキル−N(R13
は、上記のケースa)におけるRとして定義される通りであり;そして
、RおよびRは、互いに独立して水素原子またはメチルである。
いくつかの実施形態において、式(I)のIKKのインヒビターは、ケースa)の化合物であり、ここで:
、B、B、およびBは、それぞれ炭素原子であり;そして
は、−NH−C(O)−R15であって、ここで、R15は、上記の9.1〜9.5に定義される通りである。
いくつかの好ましい実施形態において、R15は、
ピロリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ピペラジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、フラン、モルホリン、ピリジン、ピリダジン、ピラジン、オキソラン、イミダゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、イソチアゾリジン、2−イソチアゾリン、チオフェン、およびチオモルホリンからなる群から選択されるラジカルであって、ここで、このラジカルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−CF、ベンジル、および−(C〜C10)−アルキルからなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されており、ここで、アルキルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換されている、ラジカル;または
フェニルであって、ここで、フェニルは、非置換であるかまたは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−O−(C〜C10)−アルキル、−CN、−CF、および−(C〜C10)−アルキルからなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜5置換されており、ここで、アルキルは、非置換であるかもしくは上記の1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換されているか、またはフェニルラジカルの2つの置換基は、共にジオキソラン環を形成する、フェニル、
である。
いくつかの実施形態において、本発明のこの局面による方法は、癌細胞と式(II)のIκBキナーゼインヒビター:
Figure 0004599501
またはその立体異性体もしくは薬学的に許容性の塩とを接触させる工程を包含し、ここで:
およびRは、互いに独立して、水素原子、ハロゲン、シアノ、アミノ、−O−(C〜C)−アルキル、ニトロ、−CF、−CF−CF、−S(O)−R14、または−N(R18であって、ここで、
yは、1または2であり;
14は、アミノ、−(C〜C)−アルキル、またはフェニルであり、ここで、これらのアルキルまたはフェニルは、非置換であるかまたは式(I)の化合物について1.7.1〜1.7.11で定義される置換基からなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換されており;
各R18は、独立して、水素原子、−(C〜C)−アルキル−C(O)−(C〜C)−アルキル、−C(O)−フェニル、−C(O)−ピリジル、−C(O)−NH−(C〜C)−アルキル、−C(O)−O−フェニル、−C(O)−O−(C〜C)−アルキルまたは−(C〜C10)−アルキルであり、ここで、ピリジルまたはフェニルは、各場合において、非置換であるかまたは式(I)の化合物について1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−CF、ベンジル、および−(C〜C10)アルキルからなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換されており、そしてここで、アルキルは、各場合において、非置換であるかまたは式(I)の化合物について1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換されているか;または、
これらの2つのR18基は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、5〜7個の環原子を有する複素環を形成し;
は、シアノ、アミノ、−O−(C−C)−アルキル、ニトロ、−CF、−CF−CF、−S(O)−R14、または−N(R18であって、ここで、
yは、1または2であり;
14は、アミノ、−(C〜C)−アルキル、またはフェニルであり、ここで、このアルキルまたはフェニルは、非置換であるかまたは式(I)の化合物について1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換されており;
各R18は、独立して、水素原子、−(C〜C)−アルキル−C(O)−(C〜C)−アルキル、−C(O)−フェニル、−C(O)−ピリジル、−C(O)−NH−(C〜C)−アルキル、−C(O)−O−フェニル、−C(O)−O−(C〜C)−アルキルまたは−(C〜C10)−アルキルであり、ここで、ピリジルまたはフェニルは、各場合において、非置換であるかまたは式(I)の化合物について1.7.1〜1.7.11で定義される置換基、−CF、ベンジル、および−(C〜C10)アルキルからなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換されており、そしてここで、アルキルは、各場合において、非置換であるかまたは式(I)の化合物について1.7.1〜1.7.11で定義される置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換されているか;または、
これらの2つのR18基は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、5〜7個の環原子を有する複素環を形成し;そして
は、水素原子、−(C〜C10)−アルキル、−C(O)−R、または−S(O)−Rであって、ここで、
は、−(C〜C10)−アルキル、−O−(C〜C10)−アルキル、またはフェニルであり;
アルキルは、各場合において、非置換であるかまたは式(I)の化合物について1.7.1〜1.7.4で定義された置換基の群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換されており;そして
フェニルは、非置換であるかまたは式(I)の化合物について1.7.1〜1.7.11で定義された置換基の群および−N(R18から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換されており、ここで、R18は、上で定義された通りである。
いくつかの実施形態において、IKKインヒビターは、上記のような式(II)の化合物であり、ここで:
は、ブロモ、−CFまたはクロロであり;
は、水素原子またはO−(C〜C)−アルキルであり;
は、−N(R18であって、ここで、各R18は、独立して、水素原子、−N−C(O)−ピリジル、−C(O)−フェニル、−(C〜C)−アルキル、−C(O)−(C〜C)−アルキルまたは−C(O)−O−(C〜C)−アルキルであって、ここで、アルキルまたはフェニルは、各場合において、非置換であるかまたはハロゲンおよび−O−(C〜C)−アルキルからなる群から独立して選択される置換基(単数または複数)で1置換〜3置換され;そして
は、水素原子、メチルまたは−S(O)−CHである。
種々の他の実施形態において、IKKインヒビターは、式(II)の化合物であり、ここで:
はクロロであり、Rは、−H−C(O)−CH−O−CHであり、そしてRおよびRは、それぞれ水素原子であるか;または
は、クロロであり、Rは、−N−C(O)−ピリジルであって、ここで、ピリジルは、非置換であるかまたはクロロで置換されており、Rは、水素原子または−O−CHであり、そしてRは、水素原子であるか;または
は、クロロであり、Rは、−N−C(O)−フェニルであって、ここでフェニルは、フルオロによって1置換または2置換されており、そしてRおよびRは、それぞれ水素原子である。
いくつかの特に好ましい実施形態において、IKKインヒビターが、N−(6−クロロ−9H−カルボリン−8−イル)−ニコチンアミド(そのビスメチルスルホン酸塩、ビストリフルオロ酢酸塩およびビス塩酸塩を含む)、N−(6−クロロ−9H−カルボリン−8−イル)−3,4−ジフルオロ−ベンズアミド(その塩酸塩を含む)、N−(6−クロロ−7−メトキシ−9H−カルボリン−8−イル)−ニコチンアミド(そのビストリフルオロ酢酸塩およびビス塩酸塩を含む)、ならびに6−クロロ−N−(6−クロロ−9H−カルボリン−8−イル)−ニコチンアミドからなる群より選択される。
1つの特に好ましい実施形態において、本発明のこの局面に従う方法は、癌細胞を、N−(6−クロロ−9H−βーカルボリン−8−イル)ニコチンアミドまたはその立体異性体もしくは生理学的に許容可能な塩と接触させる工程を包含する。
式(I)または式(II)のIκBキナーゼインヒビターは、好ましくは、Rizelerら、WO 01/68648に記載されるように合成される。塩形成可能である式(I)または式(II)の化合物の生理学的に許容可能な塩(その立体異性体形態を含む)の調製は、当該分野で公知の方法に従って実行され得る。塩基性試薬(例えば、水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、アルコキシド、およびアンモニアも)または有機塩基(例えば、トリメチルアミン、もしくはトリエチルアミン、エタノールアミンまたはトリエタノールアミン)あるいは塩基性アミノ酸(例えば、リジン、オルニチンまたはアルギニン)を用いると、そのカルボン酸は、安定なアルカリ金属アンモニウム塩、安定なアルカリ土類金属アンモニウム塩、または必要に応じて置換されたアンモニウム塩を形成する。式Iの化合物が塩基性基を含む場合、安定な酸付加塩もまた、強酸を使用して調製され得る。このために、無機酸および有機酸の両方(例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、メタン硫酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、4−ブロモベンゼンスルホン酸、シクロヘキシルアミドスルホン酸、トリフルオロメチルスルホン酸、酢酸、シュウ酸、酒石酸、コハク酸、またはトリフルオロ酢酸)が、適切である。
用語「アルキル」とは、それ自体でかまたは別の置換基上の一部として、他のように示されない限りは、1〜10個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素ラジカル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tertiary−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、ノニル、オクチル、デカニル、あるいは、3〜7個の単離原子を有するシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル、またはシクロヘプチル))を意味する。
用語「アルコキシ」とは、それ自体でかまたは別の置換基上の一部として、他のように示されない限りは、−O−アルキルまたは−O−置換アルキルを意味する。
用語「5〜7個の環原子を有する複素環」とは、1、2、または3個のヘテロ原子を環構成員として含む、5〜7個の環構成員を有する単環式飽和系のラジカルを指す。ヘテロ原子の例は、N、OおよびSである。5〜7個の環原子を有するそのような複素環の例としては、ピロリジン、テロラヒドロピリジン、ピペリジン、ピペラジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、フラン、モルホリン、ピリジン、ピリダジン、ピラジン、オキソラン、イミダゾリン、イソキサゾリジン、2−イソキサゾリジン、イソチアゾリジン、2−イソチアゾリン、チオフェン、およびチオモルホリンが挙げられるが、これらに限定されない。
他のように示されない限り、用語「アリール」とは、単独でかまたは別の置換基の一部であるかに関わらず、1つの原子を除去することにより芳香族分子から誘導された有機ラジカルを指す。そのようなアリール基の非限定的例としては、フェニル、ピリジル、チアゾリル、モルホリニル、およびナフチルが挙げられる。
用語「置換アルキル」とは、ハロゲン基、ニトロ基、スルホ基、アミノ基、置換アミノ基、カルボキシ基、アルコキシ基、−O−アリール基、−O−置換アリール基、およびヒドロキシル基のうちの1つ以上のラジカルによって、1つ以上の位置で置換されている、アルキルラジカルを意味する。
用語「置換アリール」とは、ハロゲン基、アルキル基、置換アルキル基、ニトロ基、スルホ基、アミノ基、アルコキシ基、アリール基、置換アリール基、またはヒドロキシル基のうちの1つ以上のラジカルによって、1つ以上の位置で置換されているアリールラジカルを意味し、1〜3個の基によって1〜3個の位置で置換されているアリールラジカルが好ましい。
用語「置換アミノ」とは、−N(R13を指し、ここで、R13は、各存在において、水素原子、スルホ、アルキル、アリール、−C(O)−アルキル、C(O)−NH−アリール、−C(O)−O−アリール、−C(O)−O−アルキル、またはC(O)−O−アリールからなる群より独立して選択され、各アルキルまたはアリールは、独立して置換され得る。
用語「スルホ」とは、−S(O)y−R14を指し、ここで、R14は、アルキル、アリール、置換アリール、置換アルキル、アミノ、または置換アミノであり、yは、0、1または2である。
用語「ハロゲン」とは、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を意味するものとして理解される。
用語「−(C〜C)−アルキル」とは、その炭素鎖が直鎖状または分枝状であり、かつ1個〜n個の炭素原子を含む、炭化水素ラジカルを意味するものとして理解される。
本発明の目的のために、用語「癌細胞」とは、異常に増殖する任意の細胞を指し、その細胞としては、膵臓癌細胞、結腸癌細胞、乳癌細胞、前立腺癌細胞、腎臓癌細胞、肺癌細胞、卵巣癌細胞、胃癌細胞、食道癌細胞、肝細胞癌細胞、または頭部および頸部の癌細胞、黒色腫細胞、白血病細胞、および多発性骨髄腫細胞が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、この癌細胞は、細胞培養物(初代培養物および不死化細胞株を含む)中で増殖される。他のいくつかの実施形態において、この癌細胞は、動物(好ましくは、哺乳動物)中にある。本明細書中で使用される場合、用語「哺乳動物」は、ラット、マウス、イヌ、ブタ、ウサギ、非ヒト霊長類、およびヒトを包含するが、これらに限定されない。
第2の局面において、本発明は、癌を処置するための方法を提供し、この方法は、癌を有する患者に、IκBキナーゼインヒビターを投与する工程を包含する。本発明のこの局面における使用のために好ましいIκBキナーゼインヒビターは、本発明の第1の局面における使用のために記載されるIκBキナーゼインヒビターである。
本明細書中で使用される場合、用語「癌」とは、制御されていない異常な増殖を患者身体中の細胞がしている状態を意味するために、使用される。異常な細胞は、固形腫瘍を形成するように増殖し得るし、または多数の細胞を形成するように増殖し得る(例えば、白血病)。好ましくは、本発明の癌は、転移性である。癌は、制御されていない異常な細胞増殖であると規定されているので、この用語は、正常な細胞増殖(例えば、幹細胞または精母細胞の増殖)を包含しない。
いくつかの実施形態において、その癌患者は、血液学的悪性腫瘍を有する。血液学的悪性腫瘍の非限定的例としては、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性リンパ芽球性白血病(CLL)、ホジキン病(HD)、非ホジキンリンパ腫(NHL)、多発性骨髄腫(MM)、マクログロブリン血症(Waldstrom’s)、脊髄形成異常症候群(MDS)(過剰な芽細胞を伴う不応性貧血(RAEB)および形質転換におけるRAEB(RAEB−T)を含む)、ならびに骨髄増殖性症候群が挙げられる。他のいくつかの実施形態において、その癌患者は、前立腺癌、結腸癌、乳癌、前立腺癌(アンドロゲン依存性前立腺癌およびアンドロゲン非依存性前立腺癌を含む)、腎臓癌、肺癌、卵巣癌、胃癌、食道癌、肝細胞癌、または頭部および頸部の癌または黒色腫に罹患している。他のいくつかの実施形態において、その癌患者は、脳腫瘍、骨腫瘍、または軟組織肉腫に罹患している。
このIκBキナーゼインヒビターは、薬学的に受容可能な任意の経路(非経口経路(静脈内経路、皮下経路、および筋肉内経路を含む)、経口経路、舌下経路、皮内経路、局所経路、経鼻経路、気管内経路、直腸内経路、眼内経路および膣内経路を含むが、これらに限定されない)によって、投与され得る。約70kg重量である成体患者の処置のために、式(I)または式(II)に従う化合物の効力に依存して、一日用量約20mg〜1000mgの活性化合物(好ましくは約100mg〜500mg)が、示される。しかし、特定の条件下で、より高い一日用量または低い一日用量さえ、適切であり得る。この一日用量の投与は、個々の用量単位の形態または多数のより少ない投与単位の形態の単回投与、および特定の間隔での分割した用量の複数回投与の両方が、実行され得る。
単一治療レジメンおよび併用療法レジメンの両方が、本発明の範囲内に企図される。本発明の目的のために、用語「単一治療」とは、別の抗腫瘍剤と同時に処置することのない、IκBキナーゼインヒビターを用いる処置を指す。本発明の目的のために、用語「併用療法」とは、IκBキナーゼインヒビターと別の抗腫瘍剤とを用いる同時治療を指す。用語「同時」とは、同時処置、連続的処置、および交互の処置を包含することが意図される。
いくつかの実施形態において、その抗腫瘍剤は、細胞傷害性化学療法、放射線療法または免疫療法からなる群より選択される。IκBキナーゼインヒビターと組み合わせて使用するために適切な細胞傷害性薬剤の非限定的例としては、ゲムシタビン、イリノテカン、5−フルオロウリシル、タキサン(例えば、タキソールまたはタキソテール)、白金剤(例えば、シスプラチンまたはカルボプラチン)、アントラサイクリン(例えば、ドキソルビシン、ミトキサントロン、およびDoxilTM)、アルキル化剤(例えば、メルファランおよびシクロホスファミド)、フルダラビンおよびデキサメタゾンが挙げられる。
他のいくつかの実施形態において、このIκBキナーゼインヒビターは、NF−κBの活性を阻害する別の薬剤(プロテアソームインヒビターが挙げられるが、これに限定されない)とともに投与される。IκBキナーゼインヒビターと組み合わせて使用するために適切なプロテアソームインヒビターの例としては、Adamsら、米国特許第5,780,454号(1998)、同第6,066,730号(2000)および同第6.083,903号(2000)に開示されるインヒビターが、挙げられるがこれらに限定されない。このような一つのプロテアソームインヒビターは、N−ピラジンカルボニル−L−フェニルアラニン−L−ロイシンボロン酸である。
以下の実施例は、本発明の特定の好ましい実施形態をさらに例示するために示され、本発明の範囲を限定することは意図されない。
(実施例1:材料および方法)
(MM由来細胞株および親MM細胞)
Dex感受性(MM.1S)ヒトMM細胞株を、スティーブン・ローゼン博士(Northwestern University,Chicago,IL)より親切にも提供された。RPMI8226細胞およびU266ヒトMM細胞を、American Type Culture Collection(Rockville,MD)から得た。すべてのMM細胞株を、10%ウシ胎仔血清(FBS、Sigma Chemical Co.,St.Louis.MO)、2μM L−グルタミン、100U/mLペニシリン(Pen)および100μg/mLストレプトマイシン(Strep)(GIBCO、Grand Island、NY)を含むRPMI−1640中で培養した。親MM細胞を、RosetteSep分離システム(StemCell Technologies,Vancouver,Canada)を使用して、親BM吸引液から精製した。MM細胞の純度を、PE結合体化抗CD138抗体(Beckton Dickinson Co.)を使用するフローサイトメトリーによって確認した。
(BMSC培養物)
BM検体を、MMに罹患している患者から得た。Ficoll−Hipaque密度沈降により分離した単核球(MNC)を使用して、以前に記載されたように(Uchiyamaら、Blood 82:3712〜3720(1993))、長期BM培養物を樹立した。接着細胞単層が発達したときに、細胞を、0.25%トリプシンと0.02% EDTAとを含むハンクス緩衝化生理食塩水溶液(HBSS)中で収集し、洗浄し、そして遠心分離によって収集した。
(インヒビター)
プロテアソームインヒビターPS−341およびIκBαキナーゼ(IKK)インヒビター化合物1(Millennium Pharmaceuticals,Cambridge,MA)を、DMSO中に溶解し、そして使用するまで−20℃にて保存した。PS−341および化合物1を、使用する直前に培養媒地中に希釈した。PS−341および化合物1コントロール培地は、<0.1%のDMSOを含んだ。MAPKキナーゼ(MEK)インヒビターであるPD98059を、Cell Signaling(Berverly,MA)から購入した。
(DNA合成)
増殖を、以前に記載されたように(Hideshimaら、Blood 96:2943(2000))して測定した。MM細胞(3×10細胞/ウェル)を、培地、PS−341、化合物1、および/またはDexもしくは組換えヒトIL−6(Genetics Institute,Cambridge,MA)の存在下で、96ウェル培養プレート(Costar,Cambridge,MA)中で、37℃にて48時間インキュベートした。DNA合成を、[H]−チミジン([H]−TdR、NEN Products,Boston、MA)取り込みによって測定した。細胞を、[H]TdR(0.5μCi/ウェル)を用いて、48時間培養のうちの最後の8時間の間パルスした。すべての実験は、三連で行った。
(増殖阻害アッセイ)
MM増殖に対するPS−341および化合物1の阻害効果を、細胞の3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニル臭化四ナトリウム(MTT)色素吸収を測定することによって、アッセイした。48時間培養物からの細胞を、各ウェルに対して5mg/mLのMTT 10μLを用いて、48時間培養の最後の4時間パルスし、その後、0.04N HClを含む100μLイソプロパノールを用いてパルスした。吸光度を、分光計(Molecular Devices Corp.,Sunnyvale CA)を使用して570nmで測定した。
(イムノブロッティング)
MM細胞を、PS−341または化合物1とともに培養し、収集し、洗浄し、溶解緩衝液(50mM Tris−HCl(pH7.4)、150mM NaCl、1% NP−40、5mM EDTA、5mM NaF、2mM NaVO、1mM PMSF、5μg/mLロイペプチンン、および5μg/mLアプロチニン)を用いて溶解した。ホスホ−IκBα、IκBα、ホスホ−MAPK、ホスホ−STAT3、EPK2またはα−チューブリンの検出のために、細胞溶解物を、SDS−PAGEに供し、PVDF膜(Bio−Rad Laboratories,Hercules,CA)に移し、そして抗ホスホ−IκBα Ab、抗IκBα Ab、抗ホスホ−MAPK Ab、または抗ホスホSTAT3 Ab(Cell Signaling,Beverly,MA)および抗α−チューブリン(Sigma)Abを用いて免疫ブロットした。
(電気泳動移動度シフトアッセイ)
電気泳動移動度シフトアッセイ(EMSA)を、以前の研究(Hideshimaら、Oncogene 20:4519(2001);Hideshimaら、Cancer Res.61:3071(2001)におけるように実行した。簡単に述べると、MM.1S細胞を、PS−341(5μM、1時間)および化合物1(10μM、90分間)とともにプレインキュベートし、その後、TNFα(5ng/mL)を用いて10分間または20分間刺激した。その後、細胞をペレットにし、400μLの低張度溶解緩衝液(20mM HEPES(pH7.9)、10mM KCl、1mM EDTA、0.2% Triton X−100、1mM NaVO、5mM NaF、1mM PMSF、5μg/mLロイペプチン、5μg/mLアプロチニン)中に再懸濁し、氷上に20分間維持した。4℃にて遠心分離(14000gで5分間)した後、核ペレットを、100μL高張度溶解緩衝液(20mM HEPES(pH7.9)、400mM NaCl、1mM EDTA、1mM NaVO、5mM NaF、1mM PMSF、5μg/mLロイペプチン、5μg/mLアプロチニン)を用いて氷上で20分間抽出した。4℃にて遠心分離(14000gで5分間)した後、その上清を核抽出物として収集した。二本鎖NF−κBコンセンサスオリゴヌクレオチドプローブ(5’−GGGGACTTTCCC−3’;Santa Cruz Biotech.)を、[32P]ATP(50μCi、222TBq/mM;NEN、Boston,MA)を用いて末端標識した。1ngのオリゴヌクレオチドおよび5μgの核タンパク質を含む結合反応を、全容量10μLの結合緩衝液(10mM Tris−HCl(pH7.5)、50mM NaCl、1mM MgCl、0.5mM EDTA、0.5mM DTT、4%グリセロール(v/v)、および0.5μgポリ(dI−dC)(Pharmacia,Peapack,NJ)中にて、室温で20分間実行した。スーパーシフト分析のために、1μgの抗p65 NF−κB Abを、この反応を混合する5分間前に添加し、その直後に、放射性標識プローブを添加した。そのサンプルを、4%ポリアクリルアミドゲル上にローディングし、Whatman紙(Whatman International,Maidstone,U.K.)に移し、そしてオートラジオグラフィーによって可視化した。
(フローサイトメトリー分析)
細胞周期分析に関して、化合物1(10μM)、Dex(1μM)、IL−6(20ng/mL)、またはコントロール培地中で24〜48時間にわたって培養したMM細胞を収集し、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)で洗浄し、70%エタノールで固定し、そして10μg/mLのRNase(Roche Diagnostics Corp.,Indianapolis,IN)で処理した。次いで、細胞をヨウ化プロピジウム(PI,Sigma)(5μg/mL)で染色した。ICAM−1発現の検出に関しては、化合物1(10μM)の存在下または不存在下でTNFα(5ng/mL)中で培養したMM細胞を収集し、PBSで洗浄し、そしてマウスIgGアイソタイプコントロールまたはFITC結合体化マウス抗ヒトCD54 Abを用いて染色した。細胞周期プロファイルおよびICAM−1発現の両方を、Epics(Coulter Immunology,Hialeah,FL)フローサイトメーターを、先の研究(Hideshimaら,Oncogene 20:4519(2001))においての通りに用いて決定した。
(BM中のパラクリンMM細胞増殖に対する化合物1の影響)
BMSCに付着性のMM細胞中の増殖刺激およびシグナル伝達を評価するために、3×10個のMM.1S細胞を、化合物1の存在下または不存在下で、BMSCコーティング96ウェルプレート中で48時間にわたって培養した。DNA合成を、上記の通りに測定した。Duoset ELISA(R & D System)を用いて、化合物1の存在下または不存在下での、MM.1S細胞を伴うかまたは伴わない、BMSCの48時間培養物の上清中のIL−6を測定した。
(統計分析)
コントロール培養物に対して薬物処理培養物中で観察された差の統計学的有意性を、Student t検定を用いて決定した。最小レベルの有意性は、P<0.05であった。
(実施例2:N−(6−クロロ−9H−β−カルボリン−8−イル)−ニコチンアミド(化合物1)の合成)
Figure 0004599501
水(89mL)および1MHC1水溶液(29.8mL、29.8mmol)中のノルハルマン(norharman)(2.0g、11.9mmol)の溶液に、N−クロロスクシンイミド(3.17g、23.8mmol)を滴下した。得られた溶液をRTで6時間にわたって、次いで0℃〜5℃にて12時間にわたって攪拌した。この反応物を水(100mL)で希釈し、そして固体KCO(4.3g)で慎重に塩基性化した。RTにて1時間にわたって攪拌した後、この生成物を収集し、そして水で洗浄した。粗製生成物をクロロホルム中で1時間にわたって還流し、そして15℃まで冷却した後濾過して、2.05gの7−クロロ−カルボリンを得た。
濃硝酸(20mL)中の7−クロロ−β−カルボリン(500mg、2.48mmol)の混合物を、RTにて22時間攪拌した。この反応混合物を、冷たい(3℃〜5℃)水(50mL)中に慎重に注ぎ、そして2時間攪拌した後、沈澱物を収集した。固体を飽和NaHCO水溶液(50mL)中に懸濁し、そしてRTにて12時間攪拌した。生成物を濾過し、そして水で洗浄して、550mgの7−クロロ−9−ニトロ−β−カルボリンを提供した。
65℃〜70℃のEtOH(14mL)中の7−クロロ−9−ニトロ−β−カルボリン(548mg、2.22mmol)の懸濁物に、塩化スズ二水和物(2.5g、11.1mmol)を添加した。その後、6M HCl水溶液(14mL)を滴下した。この混合物を70℃〜80℃で3.5時間にわたって攪拌し、次いで飽和NaHCO水溶液(150mL)およびEtOAc(100mL)中にゆっくりと分配した。水相を抽出(2回)し、そして合わせた有機溶液を乾燥(ブライン;NaSO)し、そして濃縮して484mgの9−アミノ−7−クロロ−β−カルボリンを得た。
ピリジン(150mL)中の9−アミノ−7−クロロ−β−カルボリン(2.75g、12.7mmol)の冷(3〜5℃)溶液に、ニコチニルクロリドヒドロクロリド(2.82g、15.8mmol)を添加した。この反応物をRTまで温め、そして20時間攪拌した後、この反応物を水(100mL)および1M NaOH(25mL)で希釈した。RTにて1時間にわたって攪拌した後、この混合物を水(200mL)中に注いだ。この混合物を1時間にわたって静置し、そして生成物を濾過し、水で洗浄し、RTにて減圧下で乾燥した後、3.80gの表題化合物を提供した。
(実施例3:化合物1は、IκBキナーゼ活性を阻害する)
(IκBキナーゼ複合体の単離)
IκBキナーゼ複合体を、10mLのHeLa S3細胞抽出物S100画分を40mLの50mM HEPES(pH7.5)で最初に希釈することによって調製した。次いで、40%硫酸アンモニウムを添加し、そして氷上で30分間インキュベートした。沈澱したペレットを5mLのSEC緩衝液(50mM HEPES(pH7.5)、1mM DTT、0.5mM EDTA、10mM 2−グリセロホスフェート)に再溶解し、20,000×gにて15分間遠心分離により明澄化し、そして0.22μmフィルターユニットによって濾過した。サンプルを、SEC緩衝液で平衡化した。320mL Superose−6 FPLCカラム(Amersham Pharmacia Biotech AB,Uppsala,Sweden)にローディングし、2mL/分の流速で4℃で操作した。670kDa分子量マーカーにまたがる画分を活性化のためにプールした。
(IκBキナーゼ複合体の活性化)
キナーゼ含有プールを、37℃で45分間にわたる100nM MEKK1Δ、250μM MgATP、10mM MgCl、5mM DTT、10mM 2−グリセロホスフェート、および2.5μM Microcystin−LRを用いたインキュベーションによって活性化した。活性化酵素を、将来の使用のために、−80℃で保存した。
(IκBキナーゼ活性のアッセイ)
96ウェルプレート1ウェルあたり、2μL DMSO中の種々の濃度の化合物を、アッセイ緩衝液(50mM HEPES(pH7.5)、5mM DTT、10mM MgCl、10mM 2−グリセロホスフェート、2.5μM MIcrocystin−LR)で[25:1]希釈した活性化酵素43μLとともに25℃にて30分間にわたってプレインキュベートした。200μMストック溶液の5μlのペプチド基質(ビオチン−(CH−DRHDSGLDSMKD−CONH)を各ウェルに添加し、そして1時間にわたってインキュベートし、その後、150μLの50mM HEPES(pH7.5)、0.1% BSA、50mM EDTA+[1:200]抗体を用いてクエンチングした。1ウェルあたりの100μLのクエンチングしたキナーゼ反応サンプルおよびホスホ−ペプチド−較正標準物(ビオチン−(CH−DRHDS[PO3]GLDSMKD−CONH、アッセイ緩衝液中の連続希釈した)を、Protein−Aプレート(Pierce Chemical Co.,Rockford,IL,USA)に移し、そして攪拌しながら2時間にわたってインキュベートした。PBSでの3回の洗浄後、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)と結合体化したストレプトアビジン(0.5μg/mLを100μL)を、50mM HEPES/0.1% BSAで希釈し、30分間添加した。PBSでの5回の洗浄後、100μLのTMB基質(Kirkegaard & Perry Laboratories,Gaithersburg,MD,USA)を添加し、そして100μLの0.18M HSOを添加することによって発色を停止させた。吸光度のシグナルを、450nmにて記録した。較正曲線標準を、4パラメーター用量応答式を用いて線形回帰によって当てはめた。この標準曲線に基づいて、候補薬学的因子の阻害活性を決定するために、キナーゼ活性のレベルを算出した。阻害化合物1は、このアッセイにおいて0.052μMのIC50を示す。
(実施例4:化合物1は、MM.1S細胞および患者MM細胞におけるI−κBαリン酸化を阻害する)
化合物1によるIκBαリン酸化の阻害を、TNFαによって誘発される、MM.1S細胞および患者MM細胞においてアッセイした。図1Aにおいて見られるように、IκBαのセリンリン酸化および分解は、DMSOコントロール培地中の細胞のTNFα処理の5分後および10分後に有意に誘導され、一方、IκBαのリン酸化および分解は、MM.1S細胞の化合物1前処理によって完全にブロックされた。化合物1の用量依存性効果を研究するために、MM.1S細胞を1.25μM〜40μMの化合物1で90分間前処理し、次いでTNFα(5ng/mL)によって刺激した。図1Bにおいて見られ得るように、IκBαのリン酸化は、5μM以上の化合物1によって完全に阻害された。MM.1S細胞においてのように、化合物1はまた、患者MM細胞においてTNFαによって誘発されるIκBαのリン酸化および分解を阻害した(図1C)。これらの結果は、IκBαのリン酸化および分解に対する化合物1の時間依存性でかつ用量依存性の阻害効果を実証する。
(実施例5:化合物1は、MM.1S細胞におけるNF−κB活性化を阻害する)
NF−κB活性化は、IκBαのリン酸化、ユビキチン付加、および分解を必要とするので、本発明者らは次に、EMSAによって評価した場合に、化合物1がNF−κB活性化を阻害し得るか否かを調べた。DMSOコントロール培地または化合物1(10μMにて90分間)のいずれかで前処理したMM.1S細胞を、TNFα(0〜20分間にわたって5ng/mL)によって刺激した。図2において見られ得るように、NF−κB活性化は、化合物1での前処理によって完全に阻害された。PS−341は、依然に報告されたように、NF−κB活性化の阻害についてのポジティブコントロールとして役立った(Hideshimaら,Oncogene 20:4519(2001);Hideshimaら,Cancer Res.61:3071(2001))。
(実施例6:化合物1は、MM細胞株の生存率を低下させる)
MM細胞に対する化合物1の直接的影響を研究するために、[3H]−TdR取り込みを、化合物1(1.5μM〜50μM)の存在下で48時間にわたって培養したMM.1S細胞株、U266細胞株およびRPMI8226細胞株において測定した。20%〜50%の増殖阻害が、12.5μMを超える用量の化合物1にて観察された(図3A)。対照的に、PS−341は、0.02〜0.005のIC50にて試験した全ての細胞株における[H]−TdR取り込みを完全に阻害した(図3B)。これらの結果は、NF−κB活性化の完全遮断は、MM細胞株中のDNA合成の50%を超える阻害を達成できないこと、およびPS−341による完全阻害が、別のシグナル伝達経路(例えば、p42/44 MAPK(Ogataら,J.Immunol.159:2212(1997)))の阻害によって媒介されることを示す。
PI染色によって評価した細胞周期プロファイルもまた、これらのMM細胞株において調べた。興味深いことに、化合物1は、U266細胞においてG1増殖休止を誘導したが、アポトーシスを誘導しなかった(図4)。同様の結果が、RPMI8226細胞において観察された(データは示さず)。これらのデータは、NF−κB遮断がMM細胞においてG1増殖休止を誘導することを示す。
(実施例7:化合物1は、MM.1S細胞におけるp42/44 MAPKのリン酸化にもSTAT3のリン酸化にも影響を与えない)
図5において見られ得るように、IL−6は、MM.1S細胞におけるp42/44 MAPKおよびSTAT3の両方のリン酸化を誘導し、そしてこのMEK1インヒビターであるPD98059は、p42/44 MAPKリン酸化を選択的に阻害する。PS−341はまた、p42/44 MAPKリン酸化を阻害する;しかし、化合物1は、p42/44 MAPKのリン酸化またはSTAT3のリン酸化のいずれをも阻害しない。IL−6によって誘発されたAktのリン酸化はまた、化合物1の前処理によって影響されなかった(データは示さず)。これらの結果は、IL−6によって誘発される、MM.1S細胞における他の公知のシグナル伝達経路に影響を与えずに、化合物1がNF−κBを特異的にブロックすることを示す。
(実施例8:Dexは、MM.1S細胞においてIκBαタンパク質をアップレギュレートし、そしてNF−κB活性化に対する化合物1の阻害効果を増強する)
MM.1S細胞をDex(1μMにて0〜36時間)の存在下で培養し、そしてIκBαタンパク質の発現を、ウェスタンブロッティングによって評価した。図6Aにおいて見られ得るように、Dexは、IκBα発現を有意に誘導し、そしてIL−6は、IκBαのDex誘導性アップレギュレーションを部分的にブロックした。NF−κB活性化を次に、IL−6を伴うかまたは伴わない、Dexの存在下で調べた。MM.1S細胞におけるNF−κBのTNFα誘導性活性化は、Dexでの前処理によって取り消される(図6B)。化合物1はまた、MM.1S細胞における、TNFαによって誘発されるNF−κB活性化を用量依存様式で阻害し、そしてDexでの前処理は、化合物1の阻害効果を増強する(図6C)。これらの結果は、Dexが、関連したG1増殖休止およびアポトーシスを伴って、IκBαのアップレギュレーションを介してNF−κB活性化を阻害することを示唆する。
MM.1S細胞におけるIκBαのTNFα誘導性リン酸化に対するDex、化合物1、PS−341および/またはIL−6の効果を次に調べた。図7において見られ得るように、Dex、PS−341および/またはIL−6は、IκBαのTNFα誘導性リン酸化を阻害しない;さらに、PS−341は、プロテオソーム活性の阻害およびIκBαの蓄積に起因して、IκBαのリン酸化を増強する。対照的に、化合物1は、IL−6の存在下または不存在下では、IκBαのリン酸化を阻害する。Dexは、IκBαのTNFα誘導性分解を阻害し、一方、IL−6は、この効果をブロックする。PS−341および化合物1の両方とも、IL−6の存在下または不存在下で、IκBαの分解を阻害する。
(実施例9:MMにおけるDexおよび/またはIL−6の存在下での化合物1の増殖阻害効果)
図8Aにおいて見られ得るように、Dexは、MM.1S細胞のIL−6誘導性増殖を阻害したが、化合物1は、その効果を増強しなかった。重要なことに、MM.1S細胞における構成的DNA合成およびIL−6誘導性DNA合成は両方とも、用量依存性様式で、化合物1の存在下で取り消された(図8B)。さらに、Dex誘導性増殖阻害に対するIL−6の増殖効果もまた、化合物1によって取り消された(図8C)。これらのデータは、IL−6による細胞増殖および細胞生存の促進が、少なくとも部分的に、NF−κBシグナル伝達系路を介して媒介されることを示唆する。
サリドマイド(Tha1)およびその免疫調節誘導体(IMiD3)は以前に、MM.1S細胞増殖を阻害することおよびIL−6がこのIMiD効果を取り消すことが報告されている(Hideshimaら、Blood 96:2943(2000))。それゆえ、Tha1およびIMiD3で処理したMM.1S細胞のDNA合成に対する化合物1の影響を、IL−6の存在下または非存在下で研究した。図9において見られ得るように、IMiD3は、MM.1S細胞におけるDNA合成を用量依存性様式(0.25μM〜1μM)で有意(p<0.001)に阻害した。IL−6(20ng/mL)は、IMiD3の影響を克服した;しかし、重要なことには、化合物1は、IMiD3に対するIL−6の阻害効果を中和した。これらの研究は、NF−κB遮断が、Tha1/IMiDに対する耐性を克服し得ることを示唆する。
(実施例10:化合物1は、MM細胞に対するTNFα誘導性ICAM−1発現を阻害する)
TNFαは、BMSCおよびMM細胞の両方に対するICAM−1発現およびVCAM−1発現を誘導することが示されており、そしてプロテアソームインヒビターであるPS−341は、これらの分子の誘導をブロックする(Hideshimaら,Cancer Res.61:3071(2001))。PS−341は特異的NF−κBインヒビターではないので、ICAM−1およびVCAM−1のTNFα誘導性アップレギュレーションがNF−κBによって媒介されると、これらの研究から結論することはできない。しかし、図10において見られ得るように、化合物1はまた、MM.1S細胞およびRPMI8226細胞に対するICAM−1発現のTNFα誘導性アップレギュレーションを阻害する。この結果は、TNFαによるICAM−1のアップレギュレーションがNF−κBの活性化によって媒介されることを強く示唆する。
(実施例11:TNFαおよび化合物1は、MM.1S細胞におけるアポトーシスを誘発する)
TNFαは、MM.1S細胞において、中程度の増殖を誘導するが、アポトーシスを誘導しない(Hideshimaら,Oncogene 20:4519(2001))。NF−κB活性化が化合物1によってブロックされた場合に、TNFαがMM.1S細胞におけるアポトーシスを誘導するという仮定を試験するために、MM.1S細胞を、化合物1の存在下または非存在下で、TNFαとともに培養した。図11において見られ得るように、TNFα処理は、MTTアッセイによって評価したMM.1S細胞の生存率に影響を与えない;しかし、化合物1の存在下では、この細胞の生存率は、有意(p<0.001)に減少した。例えば、TNFα(1ng/mL)は、10μM化合物1の存在下でMM.1S細胞の60%増殖阻害を誘導した。MM.1Sの生存率に対するこの影響はまた、トリパンブルー排除によって確認される(データは示さず)。これらの研究は、NF−κBが、TNFα誘導性アポトーシスに対するMM.1S細胞の保護を媒介することを示唆する。
(実施例12:パラクリンMM細胞増殖およびIL−6分泌に対する化合物1の影響)
IL−6転写およびIL−6分泌、ならびにBM環境における関連のパラクリンMM細胞増殖を調節する際のNF−κB活性化の役割を研究するために、MM.1S細胞を、BMSCとともに、またはBMSCを伴わずに、化合物1の存在下または非存在下で培養した。図12Aにおいて見られ得るように、化合物1は、BMSCにおけるIL−6の構成的分泌を用量依存性様式でブロックする。重要なことに、BMSCに対するMM.1S細胞の接着は、IL−6分泌の増加(1.6倍、p<0.01)を誘発し、そして化合物1はまた、この応答を用量依存様式でブロックする。BMSCに対するMM.1S細胞の接着はまた、MM.1S細胞増殖の増加(1.9倍)を誘発し、そして化合物1は同様に、この増強を用量依存様式で阻害する(図12B)。これらのデータは、MM細胞接着によって誘発されるBMSCからのIL−6分泌の誘導が、NF−κBによって媒介される(Chauhanら,Blood 87:1104(1996))という仮説を確認し、そして化合物1がこの効果を取り消し得ることを示す。
(等価物)
上記の発明は、明確さおよび理解を目的として幾分詳細に記載されてきたが、本開示を読むことにより、形態および詳細の種々の変更が、本発明および添付の特許請求の範囲の真の範囲から逸脱することなくなされ得ることが当業者によって理解される。
図1はIκBαのリン酸化および分解に対する、化合物1の影響を示すイムノブロットである。(A)MM.1S細胞を、化合物1で前処理し(10μMで90分間)、次いでTNFα刺激した(5ng/mLで0〜20分間)。(B)MM.1S細胞を、0.125〜40μMの化合物1で90分間前処理し、その後、TNFα刺激した(5ng/mLで5分間)。(C)患者のMM細胞を、化合物1で前処理し(10μMで90分間)、次いでTNFα刺激した(5ng/mLで0〜10分間)。細胞を溶解し、電気泳動し、次いで抗ホスホIκBα Abおよび抗IκBAbでイムノブロットした。これらの結果は、化合物1が、TNFαによって誘発されるIκBαのリン酸化および分解をブロックすることを示す。 図2は、NF−κBの活性化に対する化合物1の影響の、電気泳動移動度シフトアッセイ(EMSA)分析の結果を示す。MM.1S細胞を、化合物1で前処理し(10μMで90分間)、次いでTNFα刺激した(5ng/mLで0〜20分間)。この細胞の核抽出物を、EMSAに供した。PS−341は、Hideshimaら、Cancer Res.61:3071(2001)に記載されるように、NF−κB活性化の阻害についてのポジティブコントロールとして作用した。これらの結果は、化合物1が、TNFαによって誘発されるNF−κB活性化をブロックすることを示す。 図3は、多発性骨髄腫(MM)細胞株におけるDNA合成に対する、化合物1(A)およびPS−341(B)の影響を決定するためのアッセイのグラフ表示である。MM.1S(黒丸)細胞、U266(黒三角)細胞およびRPMI8226(黒四角)細胞を、化合物1(1.5〜5.0μM)またはPS−341(0.00001〜10μM)の存在下で、48時間培養した。DNA合成を、[H]−TdR取り込みによって評価した。 図4は、細胞周期プロフィールに対する化合物1の影響を示す。U266細胞を、化合物1の存在下で培養し(10μMで24時間、36時間および48時間)、回収し、PIで染色し、そしてフローサイトメトリーによって細胞周期プロフィールについて分析した。これらの結果は、化合物1が、G1増殖停止を誘導したことを示す。 図5は、p42/44 MAPKまたはSTAT3のリン酸化に対する化合物1の影響を示すイムノブロットである。MM.1S細胞を、化合物1(10μMで90分間)またはPS−341(5μMで60分間)で前処理し、次いでIL−6(50ng/mLで5分間)刺激した。これらの細胞を回収し、溶解し、電気泳動し、そして抗ホスホSTAT3 Ab、抗ホスホp42/44 MAPK Abおよび抗p42/44 MAPK Abでイムノブロットした。これらの結果は、化合物1が、MM.1S細胞においてp42/44 MAPKのリン酸化にもSTAT3のリン酸化にも影響を与えないことを示す。 図6は、IκBαタンパク質発現およびNF−κB活性化に対するデキサメタソン(Dex)の影響を示す。(A)MM.1S細胞を、IL−6の存在下または非存在下で、Dexの存在下で培養した(1μMで0〜36時間)。これらの細胞を、回収し、溶解し、電気泳動し、そして抗ホスホIκBα Abでイムノブロットした。(B)MM.1S細胞を、DMSOコントロールまたはDexのいずれかと共に培養し(1μMで18時間)、TNFα(5ng/mL)またはIL−6(50ng/mL)で刺激し、そして核抽出物をEMSAに供して、NF−κB活性化を評価した。(C)MM.1S細胞を、DMSOコントロールまたはDexのいずれかを用いて前処理し(1μMで18時間)、次いで化合物1の存在下でインキュベートした(2.5〜10μMで90分間)。これらの細胞を回収し、そして核抽出物をEMSAに供して、NF−κB活性化を評価した。 図7は、TNFα誘導性のIκBαリン酸化に対する、Dex、化合物1、PS−341および/またはIL−6の影響を示すイムノブロットである。MM.1S細胞を、Dex(1μMで18時間)、IL−6(50ng/mLで18時間)、PS−341(5μMで60分間)または化合物1(10μMで90分間)の存在下で培養し、次いで、TNFαによって刺激した(5ng/mLで5分間)。これらの細胞を、回収し、溶解し、電気泳動し、次いで抗ホスホIκBα Abおよび抗IκBα Abでイムノブロットした。これらの結果は、IL−6が、TNFαによって誘発されるIκBαのリン酸化に影響を与えないことを示す。 図8は、細胞増殖に対する化合物1の影響のグラフ表示である。(A)MM.1S細胞を、DMSOコントロール(白四角)、または1.5μM
Figure 0004599501
、3μM
Figure 0004599501
、6μM
Figure 0004599501
、12.5μM
Figure 0004599501
、25μM
Figure 0004599501
および50μM(黒四角)の化合物1と共に、0.01μMおよび0.1μMのDexの非存在下または存在下で、48時間培養した。(B)MM.1S細胞を、DMSOコントロール(白四角)、または1.5μM
Figure 0004599501
、3μM
Figure 0004599501
、6μM
Figure 0004599501
または12.5μM(黒四角)の化合物1と共に、0.5ng/mL、5ng/mLおよび50ng/mLのIL−6の非存在下または存在下で、48時間培養した。(C)MM.1S細胞を、DMSOコントロール(白四角)、または0.4μM
Figure 0004599501
、2μM
Figure 0004599501
または10μM(黒四角)の化合物1と共に、Dex(0.1μM)および/またはIL−6(50ng/mL)の存在下で、48時間培養した。DNA合成を、[H]−TdR取り込みによって評価した。これらの結果は、化合物1が、増殖を阻害し、そしてDex誘導性の増殖阻害に対するIL−6の保護効果をブロックすることを示す。
図9は、IL−6の存在下または非存在下での、免疫調節性誘導体IMiD3で処理した細胞における細胞増殖に対する、化合物1の影響のグラフ表示である。(A)MM.1S細胞を、DMSOコントロール(白四角)または25μM
Figure 0004599501
、50μM
Figure 0004599501
または100μM(黒四角)のサリドマイド(Thal)と共に、化合物1(10μM)の存在下または非存在下で、かつIL−6(50ng/mL)有りまたは無しで、48時間培養した。(B)MM.1S細胞を、DMSOコントロール(白四角)または0.25μM
Figure 0004599501
、0.5μM
Figure 0004599501
または1μM(黒四角)のIMiD3と共に、化合物1(10μM)の存在下または非存在下で、かつIL−6(50ng/mL)有りまたは無しで、48時間培養した。DNA合成を、[H]−TdR取り込みによって評価した。これらの結果は、化合物1が、IMiD3に対するIL−6の保護効果に打ち勝つことを示す。
図10は、MM細胞上でのTNFα誘導性のICAM−1発現に対する、化合物1の影響を示す。MM.1S細胞およびRPMI8226細胞を、DMSOコントロール(太線)、TNFα(5ng/mL)単独(細線)またはTNFα+化合物1( )と共に24時間培養した。これらの細胞を回収し、アイソトープコントロール(破線)またはFITC結合体化抗ICAM−1 Abで染色し、そしてフローサイトメトリーを用いて分析した。これらの結果は、化合物1が、MM細胞上でのTNFα誘導性のICAM−1発現を阻害することを示す。 図11は、TNFαが、化合物1で処理したMM.1S細胞においてアポトーシスを誘導することを示す。MM.1S細胞を、0.2ng/mLおよび1ng/mLのTNFαと共に、化合物1の非存在下(白四角)または2.5μM
Figure 0004599501
、5μM
Figure 0004599501
、10μM(黒四角)の化合物1の存在下で、48時間培養した。細胞生存率を、MTTアッセイによって評価した。
図12は、化合物1が、パラクリンMM細胞増殖およびMM細胞の接着によって誘発されるBMSCにおけるIL−6分泌を阻害することを示す。BMSC、BMSC+MM.1S細胞またはMM.1S細胞単独を、DMSOコントロール(白四角)または0.4μM
Figure 0004599501
、2μM
Figure 0004599501
または10μM(黒四角)の化合物1の存在下で、48時間培養した。(A)IL−6レベルを、ELISAによって培養物上清中で測定し、そして(B)DNA合成を、[H]−TdR取り込みによって評価した。

Claims (5)

  1. 癌細胞増殖を阻害するための薬学的組成物であって、該薬学的組成物は、式(II)のIκBキナーゼのインヒビター:
    Figure 0004599501
    またはその立体異性体もしくは生理学的に許容性の塩を含有し、ここで:
    は、クロロであり;
    水素原子または−O− −アルキルであり;
    −N(R18 であって、ここで
    18−C(O)−ピリジルあり、ここで、ピリジルは、非置換であるかまた アルキル1置換れておりそして
    は、水素原子り、
    該癌細胞が、多発性骨髄腫細胞である
    薬学的組成物。
  2. 請求項に記載の薬学的組成物であって、前記IκBキナーゼのインヒビターがN−(6−クロロ−9H−β−カルボリン−8−イル)−ニコチンアミドまたはその立体異性体もしくは生理学的に許容性の塩である、薬学的組成物。
  3. 請求項1〜のいずれか一項に記載の薬学的組成物であって、前記癌細胞が動物中に存在する、薬学的組成物。
  4. 請求項に記載の薬学的組成物であって、前記動物が哺乳動物である、薬学的組成物。
  5. 多発性骨髄腫を処置するための薬学的組成物であって、該薬学的組成物は、N−(6−クロロ−9H−β−カルボリン−8−イル)−ニコチンアミドまたはその立体異性体もしくは生理学的に許容性の塩を含有する、薬学的組成物。
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