JP4596849B2 - 筆記具用インキ補充具 - Google Patents
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Description
前記中綿式筆記具にペン先からインキを補充するタイプのインキ補充具として、例えば特許文献1には、可撓性を有するインキ収容体の先端開口部に設けられる帽状体に、インキ補充する筆記具のペン先を気密嵌合した後、前記インキ収容体の胴部を押圧することでインキを補充するものが開示されている。
前記筆記具用インキ補充具は、該インキ補充具に接続される補充用インキカートリッジの開口部と気密嵌合する接続部を上方に配置し、ペン先が誘導部材の下方端部と当接する位置でインキ補充される筆記具を保持する保持部を下方に配置している。
また、前記筆記具用インキ補充具には、カートリッジ内のインキを下方に供給する内孔が軸方向に貫通するように設けられており、前記内孔内にはインキをペン先に誘導する誘導部材が、該誘導部材の下方端部がペン先と当接可能となる位置に設けられている。更に、インキ補充に伴い減圧状態となるカートリッジ内へ空気を供給するための空気通路が設けられている。
更に、筆記具が保持部に保持され、ペン先を誘導部材の下方端部と当接することにより筆記具内へのインキ補充が開始される。その際、筆記具内へのインキ供給に伴ってカートリッジ内が減圧状態になると、空気流通路を経由してカートリッジ内に空気が供給されて補充状態が継続される。
また、保持部に筆記具を装着した後にカートリッジを接続部に接続してインキを内孔に流入した場合、誘導部材の下方端部に到達したインキは保持されることなく直接ペン先へ誘導され、ペン先を介して筆記具内に補充される。
また、前記接続部は、使用される補充用インキカートリッジの栓部が、押し込み開放されるタイプである場合には、嵌合状態でカートリッジの栓部を押圧開放することが可能な長さに形成される。その際、前記接続部の上端部分(即ち、栓部と接触する部分)には、押し込み又は剥離用の突片を設けて、容易に栓部を開放できるようにすることが好ましい。
更に、前記接続部には、テーパー状のインキ流入口を上端に設けたり、空気置換を確実に行うための切欠や誘導溝等を上方や外周部分に設けることも可能である。
また、前記内孔内に配置される誘導部材は、ペン先へ流通されるインキが補充時に飛散したり漏れたりすることを防止するものであると共に、内孔内のインキを誘導部材内に保持し、ペン先と接触した際にインキを筆記具側に供給するものである。
前記誘導部材としてはインキ保持力を有するものが適宜用いられるが、特に、毛細管力を有する繊維体や多孔質体が好適に用いられ、ペン先の毛細管力より小さいものが適用される。
前記誘導部材は、保持部に筆記具が保持された際に、誘導部材の下端部がペン先と当接する位置で内孔内に配置できるものであれば形状や長さ等は限定されることなく用いられる。
また、前記誘導部材の形状を内孔の横断面形状と異形状とした際、これらの間に生じる隙間を空気通路として用いることも可能である。
前記空気通路の両端開口部分は、一方が接続部がカートリッジと気密嵌合した際にカートリッジ内と連通する位置に配置され、他方がこの状態(気密嵌合状態)においても常に筆記具側の空気を吸引できる位置に配置される。
また、前記空気通路の内径は、カートリッジ内からインキが流出しない程度の小径に形成され、下方(空気吸引口)からインキが漏れ出すことがないものとなっている。
前記栓部としては、押圧開栓式、螺着式(螺合により取り付けられた栓体を備えるタイプ)、嵌着式(嵌合により取り付けられた栓体を備えるタイプ)等、どのような形式のものでも用いることができる。前記押圧開栓式の栓部としては、金属、樹脂、ゴム部材からなるボール状、平板状等の栓体を有するものや、カートリッジに一体に成形される薄肉状皮膜体が用いられ、カートリッジの開口部を封鎖すると共に、押圧により開放される構造のものが用いられる。
また、キャップとして適用する際には、インキ補充具の接続部側を気密状態に覆うキャップ(第二のキャップ)を設けて保護することが好ましい。
図1乃至4の筆記具用インキ補充具1は、上方に円柱状樹脂成形体からなる接続部2を配置し、下方には、インキを補充する筆記具1を特定の位置で保持する保持部6が筆記具用キャップ形状に形成されている。更に、前記接続部2の内側には、上下方向に貫通する内孔3が保持部6内に達するように形成されている。
また、前記接続部2は、補充用インキカートリッジ7の開口部71の内壁と気密嵌合する外周面23を有すると共に、栓体72を開放する突部21及び空気置換を補助する切欠22を上部に有している。
前記誘導部材4は、内孔3の横断面形状と略等しい横断面形状の多孔質体であり、内孔3の内壁面と密着状態に配置され、該誘導部材4の下方端部は、確実にペン先81と当接するように内孔3の下方端部より突出する位置に設けられている。
また、前記パイプ51は、内孔3の壁面と誘導部材4との間に密着状態に配置され、且つ、一方の開口部を接続部上方に、他方の開口部を内孔3の下方端部と略等しい位置に配設される。
本実施例において、前記空気通路5は別体のパイプ51を配設することにより形成しているが、一体成型又は後加工により一体に形成することも可能である。
その際、前記補充用インキカートリッジ7の開口部71に、接続部2を嵌入させて気密嵌合させると共に、前記接続部2をカートリッジ方向(上方向)に押圧し、突部21と当接する部分の栓部72を係止用突起73からカートリッジ7内へ押し外すことで栓部72が開放され、カートリッジ7内のインキ74が流出される。
前記インキ74は、内孔3内の誘導部材4を経由して誘導部材4の下方端部まで誘導され、誘導部材4と当接するペン先81から筆記具8内のインキ吸蔵体82へインキ補充される。この時、カートリッジ7内のインキ74が減少するに従い、カートリッジ7内が減圧状態になると、空気流通路5を経由して筆記具8側からカートリッジ7内に空気が供給されるので、常に安定して補充状態が継続される。
2 接続部
21 突部
22 切欠
23 外周面
3 内孔
4 誘導部材
5 空気通路
51 パイプ
6 保持部
7 補充用インキカートリッジ
71 開口部
72 栓部
73 係止用突起
74 補充用インキ
8 筆記具
81 ペン先
82 インキ吸蔵体
Claims (2)
- インキ吸蔵体を内蔵する筆記具と補充用カートリッジとの間に取り付けられ、ペン先上向き状態で補充用カートリッジ内のインキをペン先を介してインキ吸蔵体に補充する筆記具用インキ補充具であって、前記カートリッジの開口部と気密嵌合する接続部と、該接続部の下方で筆記具を保持する保持部と、接続部内に軸方向に貫設される内孔と、該内孔内に設けられ、ペン先と当接してカートリッジ内のインキをペン先へ誘導する誘導部材と、ペン先からインキ吸蔵体内へインキ補充されるに伴ってカートリッジ内へ空気を供給する空気通路とを備えたことを特徴とする筆記具用インキ補充具。
- 前記誘導部材が、毛細管力を有する繊維体又は多孔質体からなることを特徴とする請求項1記載の筆記具用インキ補充具。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2004229452A JP4596849B2 (ja) | 2004-08-05 | 2004-08-05 | 筆記具用インキ補充具 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2004229452A JP4596849B2 (ja) | 2004-08-05 | 2004-08-05 | 筆記具用インキ補充具 |
Publications (2)
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- 2004-08-05 JP JP2004229452A patent/JP4596849B2/ja not_active Expired - Fee Related
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