従来から、撮像装置として、配線基板上に撮像用の固体イメージセンサである例えばCCDイメージセンサあるいはCMOSイメージセンサを搭載し、それらの固体イメージセンサを用いて被写体の撮像が可能な固体撮像装置が、ビデオカメラやデジタルカメラなどの撮像機器等に組込まれ広く利用されており、特に近年では、携帯電話などの小型携帯機器等にも組込まれるまでになってきている。
このような固体撮像装置は、通常、配線基板上に、撮像用の固体イメージセンサである例えばCCDイメージセンサあるいはCMOSイメージセンサと、それらの固体イメージセンサを駆動したり固体イメージセンサからの信号を演算処理したりするICチップと、そのような駆動および信号処理時の電流や電圧信号を調節するための抵抗、コンデンサやコイル等の受動素子とが搭載された状態で構成されている。
以上のような従来の固体撮像装置およびその製造方法(例えば、特許文献1等を参照)について、図面を参照しながら以下に説明する。
(従来例1)
図1は従来の固体撮像装置の構造例(1)を示す断面図である。図1において、800は配線パターン801が形成された配線基板、802は撮像用イメージセンサであるCCDイメージセンサ、803はCCDイメージセンサ802に対して信号処理するためのDSP用ICチップ、804はCCDイメージセンサ802に対して電源供給するための電源用ICチップ、805はCCDイメージセンサ802に対して駆動制御するための駆動用ICチップ、806、807は駆動および信号処理時の各信号の電流や電圧を調節するための抵抗、コンデンサやコイル等の受動素子、808は容器状で被写体からの光が通過するための開口部809を有し配線パターン810が形成されCCDイメージセンサ802が収容実装されるパッケージ用成形基板(1)、811は容器状で配線パターン812が形成されDSP用ICチップ803や電源用ICチップ804や駆動用ICチップ805等の複数のICチップが収容実装されるパッケージ用成形基板(2)、813は防塵用のカバーガラス、814はレンズ815およびレンズ保持筒816からなるレンズ鏡筒部である。
上記の固体撮像装置では、図1に示すように、パッケージ用成形基板(1)808の内部に、CCDイメージセンサ802を、その受光領域817に被写体光がパッケージ用成形基板(1)808の開口部809を通して入射可能なように配置して、パッケージ用成形基板(1)808とCCDイメージセンサ802とを一体化してイメージセンサパッケージ818を構成するとともに、パッケージ用成形基板(2)811の内部に、DSP用ICチップ803や電源用ICチップ804や駆動用ICチップ805を横並びに配置して、パッケージ用成形基板(2)811とDSP用ICチップ803や電源用ICチップ804や駆動用ICチップ805とを一体化してICチップパッケージ819を構成し、パッケージ用成形基板(1)808を、その配線パターン810とパッケージ用成形基板(2)811上の配線パターン820とをハンダ付け等により電気的に接続して、パッケージ用成形基板(2)811上に搭載し、さらに、パッケージ用成形基板(2)811を、その配線パターン812と配線基板800上の配線パターン801とをハンダ付け等により電気的に接続して、配線基板800上に搭載した状態に構成されている。
ここでは、CCDイメージセンサ802およびDSP用ICチップ803や電源用ICチップ804や駆動用ICチップ805としてフリップボンディング型を使用し、パッケージ用成形基板(1)808およびパッケージ用成形基板(2)811は、それぞれ材料にセラミックを用いて金型成形により形成した成形体であり、それらの配線パターン810、812によりパッケージ用成形基板(1)808およびパッケージ用成形基板(2)811の内部の電子部品を配線し、それぞれ配線パターン810、812により配線した電子部品間の隙間に封止用樹脂が充填されながら硬化されることにより、電子部品をパッケージ用成形基板(1)808およびパッケージ用成形基板(2)811内に固着している。
以上のような固体撮像装置について、その製造方法例を図面を用いて以下に説明する。
まず、図3に示すように、(a)パッケージ用成形基板(2)811内で、その配線パターン812に、電源用ICチップ804とDSP用ICチップ803と駆動用ICチップ805を、それぞれフリップボンディングにより電気的に接続する。(b)パッケージ用成形基板(2)811と電源用ICチップ804とDSP用ICチップ803と駆動用ICチップ805との間に、ノズル825から封止樹脂826を注入して、パッケージ用成形基板(2)811と電源用ICチップ804とDSP用ICチップ803と駆動用ICチップ805との隙間に充填し、ICチップパッケージ819とする。(c)パッケージ用成形基板(1)808内で、CCDイメージセンサ802を、その受光領域817が開口部809内に位置するように配置した状態で、配線パターン810との間でフリップボンディングにより電気的に接続する。(d)開口部809から受光領域817を含む範囲に紫外線827を照射しながら、パッケージ用成形基板(1)808とCCDイメージセンサ802との間にノズル825から封止用樹脂826を注入して、CCDイメージセンサ802とパッケージ用成形基板(1)808との隙間に充填し、イメージセンサパッケージ818とする。この充填の際には、受光領域817の周囲の封止用樹脂826は、紫外線827の照射により他の部分より早く硬化するため、他の部分の封止用樹脂826が充填中に開口部809から流れ出ることはない。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、ICチップパッケージ819およびイメージセンサパッケージ818をそれぞれ一部品として製造する。
次に、図4に示すように、(a)イメージセンサパッケージ818のパッケージ用成形基板(1)808に、その開口部809を閉塞するように、カバーガラス813を接着等により取り付ける。(b)ICチップパッケージ819のパッケージ用成形基板(2)811を、その配線パターン812により、DSP用ICチップ803と電源用ICチップ804と駆動用ICチップ805が配線基板800に対向する方向に、配線基板800の配線パターン801にハンダ付け等により電気的に接続する。(c)上記(b)の工程により配線基板800上に取り付けられたICチップパッケージ819のパッケージ用成形基板(2)811に、上記(a)の工程によりカバーガラス813が取り付けられたイメージセンサパッケージ818のパッケージ用成形基板(1)808を、その配線パターン810とパッケージ用成形基板(2)811上の配線パターン820との間をハンダ付け等により電気的に接続することにより、取り付けるとともに、ICチップパッケージ819のパッケージ用成形基板(2)811に、その配線パターン820とのハンダ付け等により受動素子806を電気的に接続する。(d)上記(c)の工程により配線基板800上にICチップパッケージ819を介して取り付けられたイメージセンサパッケージ818のパッケージ用成形基板(1)808に、カバーガラス813を覆うように、レンズ鏡筒部814を接着等により取り付ける。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、配線基板800上に、レンズ鏡筒部814が取り付けられたイメージセンサパッケージ818とICチップパッケージ819とを積層して取り付けることにより、図1に示す固体撮像装置を製造する。
(従来例2)
図2は従来の固体撮像装置の構造例(2)を示す断面図である。図2において、850は配線パターン851が形成された配線基板、852は撮像用イメージセンサであるCMOSイメージセンサ、853はCMOSイメージセンサ852に対して駆動および信号処理するためのDSP等のICチップ、856、857は駆動および信号処理時の各信号の電流や電圧を調節するための抵抗、コンデンサやコイル等の受動素子、858は容器状で被写体からの光が通過するための開口部859を有し配線パターン860が形成されCMOSイメージセンサ852が収容実装されるパッケージ用成形基板(1)、861は容器状で配線パターン862が形成されICチップ853が収容実装されるパッケージ用成形基板(2)、863は防塵用のカバーガラス、864はレンズ865およびレンズ保持筒866からなるレンズ鏡筒部である。
上記の固体撮像装置では、図1に示すように、パッケージ用成形基板(1)858の内部に、CMOSイメージセンサ852を、その受光領域867に被写体光がパッケージ用成形基板(1)858の開口部859を通して入射可能なように配置して、パッケージ用成形基板(1)858とCMOSイメージセンサ852とを一体化してイメージセンサパッケージ868を構成するとともに、パッケージ用成形基板(2)861の内部に、ICチップ853を配置して、パッケージ用成形基板(2)861とICチップ853とを一体化してICチップパッケージ869を構成し、パッケージ用成形基板(1)858を、その配線パターン860とパッケージ用成形基板(2)861上の配線パターン870とをハンダ付け等により電気的に接続して、パッケージ用成形基板(2)861上に搭載し、さらに、パッケージ用成形基板(2)861を、その配線パターン862と配線基板850上の配線パターン851とをハンダ付け等により電気的に接続して、配線基板850上に搭載した状態に構成されている。
ここでは、CMOSイメージセンサ852およびICチップ853としてフリップボンディング型を使用し、パッケージ用成形基板(1)858およびパッケージ用成形基板(2)861は、それぞれ材料にセラミックを用いて金型成形により形成した成形体であり、それらの配線パターン860、862によりパッケージ用成形基板(1)858およびパッケージ用成形基板(2)861の内部の電子部品を配線し、それぞれ配線パターン860、862により配線した電子部品間の隙間に封止用樹脂が充填されながら硬化されることにより、電子部品をパッケージ用成形基板(1)858およびパッケージ用成形基板(2)861内に固着している。
以上のような固体撮像装置について、その製造方法例を図面を用いて以下に説明する。
まず、図5に示すように、(a)パッケージ用成形基板(2)861内で、その配線パターン862に、ICチップ853を、フリップボンディングにより電気的に接続する。(b)パッケージ用成形基板(2)861とICチップ853との間に、ノズル875から封止樹脂876を注入して、パッケージ用成形基板(2)861とICチップ853との隙間に充填し、ICチップパッケージ869とする。(c)パッケージ用成形基板(1)858内で、CMOSイメージセンサ852を、その受光領域867が開口部859内に位置するように配置した状態で、配線パターン860との間でフリップボンディングにより電気的に接続する。(d)開口部859から受光領域867を含む範囲に紫外線877を照射しながら、パッケージ用成形基板(1)858とCMOSイメージセンサ852との間にノズル875から封止用樹脂876を注入して、CMOSイメージセンサ852とパッケージ用成形基板(1)858との隙間に充填し、イメージセンサパッケージ868とする。この充填の際には、受光領域867の周囲の封止用樹脂876は、紫外線877の照射により他の部分より早く硬化するため、他の部分の封止用樹脂876が充填中に開口部859から流れ出ることはない。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、ICチップパッケージ869およびイメージセンサパッケージ868をそれぞれ一部品として製造する。
次に、図6に示すように、(a)イメージセンサパッケージ868のパッケージ用成形基板(1)858に、その開口部859を閉塞するように、カバーガラス863を接着等により取り付ける。(b)ICチップパッケージ869のパッケージ用成形基板(2)861を、その配線パターン862により、ICチップ853が配線基板850に対向する方向に、配線基板850の配線パターン851にハンダ付け等により電気的に接続する。(c)上記(b)の工程により配線基板850上に取り付けられたICチップパッケージ869のパッケージ用成形基板(2)861に、上記(a)の工程によりカバーガラス863が取り付けられたイメージセンサパッケージ868のパッケージ用成形基板(1)858を、その配線パターン860とパッケージ用成形基板(2)861上の配線パターン870との間をハンダ付け等により電気的に接続することにより、取り付けるとともに、ICチップパッケージ869のパッケージ用成形基板(2)861に、その配線パターン870とのハンダ付け等により受動素子856を電気的に接続する。(d)上記(c)の工程により配線基板850上にICチップパッケージ869を介して取り付けられたイメージセンサパッケージ868のパッケージ用成形基板(1)858に、カバーガラス863を覆うように、レンズ鏡筒部864を接着等により取り付ける。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、配線基板850上に、レンズ鏡筒部864が取り付けられたイメージセンサパッケージ868とICチップパッケージ869とを積層して取り付けることにより、図2に示す固体撮像装置を製造する。
(従来例3)
図7は従来の固体撮像装置の構造例(3)を示す断面図である。図7において、900は配線パターン901が形成された配線基板、902は撮像用イメージセンサであるCCDイメージセンサ、903はCCDイメージセンサ902に対して信号処理するためのDSP用ICチップ、904はCCDイメージセンサ902に対して電源供給するための電源用ICチップ、905はCCDイメージセンサ902に対して駆動制御するための駆動用ICチップ、906、907は駆動および信号処理時の各信号の電流や電圧を調節するための抵抗、コンデンサやコイル等の受動素子、908は容器状で被写体からの光が通過するための開口部909を有し配線パターン910が形成されCCDイメージセンサ902が収容実装されるパッケージ用成形基板(1)、911は容器状で配線パターン912が形成されDSP用ICチップ903や電源用ICチップ904や駆動用ICチップ905等の複数のICチップが収容実装されるパッケージ用成形基板(2)、913は防塵用のカバーガラス、914はレンズ915およびレンズ保持筒916からなるレンズ鏡筒部である。
上記の固体撮像装置では、図1に示すように、パッケージ用成形基板(1)908の内部に、CCDイメージセンサ902を、その受光領域917に被写体光がパッケージ用成形基板(1)908の開口部909を通して入射可能なように配置して、パッケージ用成形基板(1)908とCCDイメージセンサ902とを一体化してイメージセンサパッケージ918を構成するとともに、パッケージ用成形基板(2)911の内部に、DSP用ICチップ903や電源用ICチップ904や駆動用ICチップ905を横並びに配置して、パッケージ用成形基板(2)911とDSP用ICチップ903や電源用ICチップ904や駆動用ICチップ905とを一体化してICチップパッケージ919を構成し、パッケージ用成形基板(1)908を、その配線パターン910と配線基板900上の配線パターン901とをハンダ付け等により電気的に接続して、配線基板900上に搭載するとともに、同じ配線基板900上に、パッケージ用成形基板(2)911を、その配線パターン912と配線基板900上の配線パターン901とをハンダ付け等により電気的に接続して搭載した状態に構成されている。
ここでは、CCDイメージセンサ902およびDSP用ICチップ903や電源用ICチップ904や駆動用ICチップ905としてフリップボンディング型を使用し、パッケージ用成形基板(1)908およびパッケージ用成形基板(2)911は、それぞれ材料にセラミックを用いて金型成形により形成した成形体であり、それらの配線パターン910、912によりパッケージ用成形基板(1)908およびッケージ用成形基板(2)911の内部の電子部品を配線し、それぞれ配線パターン910、912により配線した電子部品間の隙間に封止用樹脂が充填されながら硬化されることにより、電子部品をパッケージ用成形基板(1)908およびパッケージ用成形基板(2)911内に固着している。
以上のような固体撮像装置について、その製造方法例を図面を用いて以下に説明する。
まず、図9に示すように、(a)パッケージ用成形基板(2)911内で、その配線パターン912に、電源用ICチップ904とDSP用ICチップ903と駆動用ICチップ905を、それぞれフリップボンディングにより電気的に接続する。(b)パッケージ用成形基板(2)911と電源用ICチップ904とDSP用ICチップ903と駆動用ICチップ905との間に、ノズル925から封止樹脂926を注入して、パッケージ用成形基板(2)911と電源用ICチップ904とDSP用ICチップ903と駆動用ICチップ905との隙間に充填し、ICチップパッケージ919とする。(c)パッケージ用成形基板(1)908内で、CCDイメージセンサ902を、その受光領域917が開口部909内に位置するように配置した状態で、配線パターン910との間でフリップボンディングにより電気的に接続する。(d)開口部909から受光領域917を含む範囲に紫外線927を照射しながら、パッケージ用成形基板(1)908とCCDイメージセンサ902との間にノズル925から封止用樹脂926を注入して、CCDイメージセンサ902とパッケージ用成形基板(1)908との隙間に充填し、イメージセンサパッケージ918とする。この充填の際には、受光領域917の周囲の封止用樹脂926は、紫外線927の照射により他の部分より早く硬化するため、他の部分の封止用樹脂926が充填中に開口部909から流れ出ることはない。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、ICチップパッケージ919およびイメージセンサパッケージ918をそれぞれ一部品として製造する。
次に、図10に示すように、(a)イメージセンサパッケージ918のパッケージ用成形基板(1)908に、その開口部909を閉塞するように、カバーガラス913を接着等により取り付ける。(b)ICチップパッケージ919のパッケージ用成形基板(2)911を、その配線パターン912により、DSP用ICチップ903と電源用ICチップ904と駆動用ICチップ905が配線基板900に対向する方向に、配線基板900の配線パターン901にハンダ付け等により電気的に接続する。(c)上記(b)の工程により配線基板900上に取り付けられたICチップパッケージ919のパッケージ用成形基板(2)911に、その配線パターン930とのハンダ付け等により受動素子906を電気的に接続するとともに、上記(a)の工程によりカバーガラス913が取り付けられたイメージセンサパッケージ918のパッケージ用成形基板(1)908を、その配線パターン910により、CCDイメージセンサ902が配線基板900に対向する方向に、配線基板900の配線パターン901にハンダ付け等により電気的に接続する。(d)上記(c)の工程により配線基板900上に取り付けられたイメージセンサパッケージ918のパッケージ用成形基板(1)908に、カバーガラス913を覆うように、レンズ鏡筒部914を接着等により取り付ける。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、配線基板900上の同一平面に、レンズ鏡筒部914が取り付けられたイメージセンサパッケージ918と、ICチップパッケージ919とを横並びにして取り付けることにより、図7に示す固体撮像装置を製造する。
(従来例4)
図8は従来の固体撮像装置の構造例(4)を示す断面図である。図8において、950は配線パターン951が形成された配線基板、952は撮像用イメージセンサであるCMOSイメージセンサ、953はCMOSイメージセンサ952に対して駆動および信号処理するためのDSP等のICチップ、956、957は駆動および信号処理時の各信号の電流や電圧を調節するための抵抗、コンデンサやコイル等の受動素子、958は容器状で被写体からの光が通過するための開口部959を有し配線パターン960が形成されCMOSイメージセンサ952が収容実装されるパッケージ用成形基板(1)、961は容器状で配線パターン962が形成されICチップ953が収容実装されるパッケージ用成形基板(2)、963は防塵用のカバーガラス、964はレンズ965およびレンズ保持筒966からなるレンズ鏡筒部である。
上記の固体撮像装置では、図1に示すように、パッケージ用成形基板(1)958の内部に、CMOSイメージセンサ952を、その受光領域967に被写体光がパッケージ用成形基板(1)958の開口部959を通して入射可能なように配置して、パッケージ用成形基板(1)958とCMOSイメージセンサ952とを一体化してイメージセンサパッケージ968を構成するとともに、パッケージ用成形基板(2)961の内部に、ICチップ953を配置して、パッケージ用成形基板(2)961とICチップ953とを一体化してICチップパッケージ969を構成し、パッケージ用成形基板(1)958を、その配線パターン960と配線基板950上の配線パターン951とをハンダ付け等により電気的に接続して、配線基板950上に搭載するとともに、同じ配線基板950上に、パッケージ用成形基板(2)961を、その配線パターン962と配線基板950上の配線パターン951とをハンダ付け等により電気的に接続して搭載した状態に構成されている。
ここでは、CMOSイメージセンサ952およびICチップ953としてフリップボンディング型を使用し、パッケージ用成形基板(1)958およびパッケージ用成形基板(2)961は、それぞれ材料にセラミックを用いて金型成形により形成した成形体であり、それらの配線パターン960、962によりパッケージ用成形基板(1)958およびパッケージ用成形基板(2)961の内部の電子部品を配線し、それぞれ配線パターン960、962により配線した電子部品間の隙間に封止用樹脂が充填されながら硬化されることにより、電子部品をパッケージ用成形基板(1)958およびパッケージ用成形基板(2)961内に固着している。
以上のような固体撮像装置について、その製造方法例を図面を用いて以下に説明する。
まず、図11に示すように、(a)パッケージ用成形基板(2)961内で、その配線パターン962に、ICチップ953を、フリップボンディングにより電気的に接続する。(b)パッケージ用成形基板(2)961とICチップ953との間に、ノズル975から封止樹脂976を注入して、パッケージ用成形基板(2)961とICチップ953との隙間に充填し、ICチップパッケージ969とする。(c)パッケージ用成形基板(1)958内で、CMOSイメージセンサ952を、その受光領域967が開口部959内に位置するように配置した状態で、配線パターン960との間でフリップボンディングにより電気的に接続する。(d)開口部959から受光領域967を含む範囲に紫外線977を照射しながら、パッケージ用成形基板(1)958とCMOSイメージセンサ952との間にノズル975から封止用樹脂976を注入して、CMOSイメージセンサ952とパッケージ用成形基板(1)958との隙間に充填し、イメージセンサパッケージ968とする。この充填の際には、受光領域967の周囲の封止用樹脂976は、紫外線977の照射により他の部分より早く硬化するため、他の部分の封止用樹脂976が充填中に開口部959から流れ出ることはない。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、ICチップパッケージ969およびイメージセンサパッケージ968をそれぞれ一部品として製造する。
次に、図12に示すように、(a)イメージセンサパッケージ968のパッケージ用成形基板(1)958に、その開口部959を閉塞するように、カバーガラス963を接着等により取り付ける。(b)ICチップパッケージ969のパッケージ用成形基板(2)961を、その配線パターン962により、ICチップ953が配線基板950に対向する方向に、配線基板950の配線パターン951にハンダ付け等により電気的に接続する。(c)上記(b)の工程により配線基板950上に取り付けられたICチップパッケージ969のパッケージ用成形基板(2)961に、その配線パターン980とのハンダ付け等により受動素子956を電気的に接続するとともに、上記(a)の工程によりカバーガラス963が取り付けられたイメージセンサパッケージ968のパッケージ用成形基板(1)958を、その配線パターン960により、CMOSイメージセンサ952が配線基板950に対向する方向に、配線基板950の配線パターン951にハンダ付け等により電気的に接続する。(d)上記(c)の工程により配線基板950上に取り付けられたイメージセンサパッケージ968のパッケージ用成形基板(1)958に、カバーガラス963を覆うように、レンズ鏡筒部964を接着等により取り付ける。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、配線基板950上の同一平面に、レンズ鏡筒部964が取り付けられたイメージセンサパッケージ968と、ICチップパッケージ969とを横並びにして取り付けることにより、図8に示す固体撮像装置を製造する。
以上のようにして、配線基板上にCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の撮像素子を搭載した固体撮像装置が製造されている。
特開平11−261044号公報
以下、本発明の実施の形態を示す固体撮像装置およびその製造方法について、図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施の形態の固体撮像装置は、以下の各構造図に示すように、基本的には、配線基板上に、撮像用の固体イメージセンサである例えばCCDイメージセンサと、CCDイメージセンサを駆動したりCCDイメージセンサからの信号を演算処理したりするDSP等のICチップと、そのような駆動および信号処理時の各信号の電流や電圧を調節するための抵抗、コンデンサやコイル等の受動素子とが搭載された状態で構成されている。
また、他の基本的な構成例では、撮像用の固体イメージセンサとして、上記のCCDイメージセンサの代わりにCMOS構成のCMOSイメージセンサを用いて、上記と同様に構成されている。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の固体撮像装置およびその製造方法を説明する。
図13は本実施の形態1の固体撮像装置の構造を示す断面図である。図13において、100は配線パターン101が形成された配線基板、102は撮像用イメージセンサであるCCDイメージセンサ、103はCCDイメージセンサ102に対して駆動および信号処理するためのDSP等のICチップ、104は駆動および信号処理時の各信号の電流や電圧を調節するための抵抗、コンデンサやコイル等の受動素子、105は容器状で被写体からの光が通過するための開口部106を有し配線パターン107が形成された配線形成容器体、108は防塵用のカバーガラス、109はレンズ110およびレンズ保持筒111からなるレンズ鏡筒部である。
本実施の形態1の固体撮像装置は、図13に示すように、配線形成容器体105の内部に、CCDイメージセンサ102を、その受光領域112に被写体光が配線形成容器体105の開口部106を通して入射可能なように配置するとともに、CCDイメージセンサ102とICチップ103とを積層した状態で包含して、配線形成容器体105とCCDイメージセンサ102とICチップ103とを一体化して1部品とし、このような配線形成容器体105を、その配線パターン107と配線基板100上の配線パターン101とをハンダ付け等により電気的に接続して、配線基板100上に搭載した状態に構成されている。
ここでは、CCDイメージセンサ102およびICチップ103としてフリップボンディング型を使用し、配線形成容器体105は、材料にセラミックを用いて金型成形により形成した成形体であり、その表面に三次元的なパターンニングにより形成した立体配線パターン107を有する立体配線基板を成し、その立体配線パターン107により配線形成容器体105の内部に包含されている電子部品を配線し、立体配線パターン107により配線した包含部品間の隙間に封止用樹脂が充填されながら硬化されることにより、包含部品を配線形成容器体105内に固着している。
以上のように構成された固体撮像装置について、その製造方法を以下に説明する。
図15は本実施の形態1の固体撮像装置の製造方法における製造前工程を示すフロー図であり、図16は本実施の形態1の固体撮像装置の製造方法における製造後工程を示すフロー図である。
まず、図15に示すように、(a)配線形成容器体105の凹部(1)120に、CCDイメージセンサ102を、その受光領域112が開口部106内に位置するように配置した状態で、配線パターン107との間でフリップボンディングにより電気的に接続する。(b)配線形成容器体105の凹部(2)121に、ICチップ103を、そのチップ面でCCDイメージセンサ102を覆うように配置した状態で、配線パターン107との間でフリップボンディングにより電気的に接続する。(c)上記(a)および(b)の工程を経て、ICチップ103とCCDイメージセンサ102が配線形成容器体105内で積層された状態になる。(d)開口部106から受光領域112を含む範囲に紫外線122を照射しながら、配線形成容器体105とICチップ103との間にノズル123から封止用樹脂124を注入して、ICチップ103とCCDイメージセンサ102と配線形成容器体105との隙間に充填する。この充填の際には、受光領域112の周囲の封止用樹脂124は、紫外線122の照射により他の部分より早く硬化するため、他の部分の封止用樹脂124が充填中に開口部106から流れ出ることはない。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、ICチップ103とCCDイメージセンサ102が配線形成容器体105内に包含された状態でICチップ103とCCDイメージセンサ102と配線形成容器体105とが一体化され一部品(一体化部品125)となる。
次に、図16に示すように、(a)一体化部品125の配線形成容器体105に、その開口部106を閉塞するように、カバーガラス108を接着等により取り付ける。(b)一体化部品125の配線形成容器体105を、その配線パターン107により、ICチップ103が配線基板100に対向する方向に、配線基板100の配線パターン101にハンダ付け等により電気的に接続する。(c)上記(a)および(b)の工程を経て、カバーガラス108が取り付けられた一体化部品125を配線基板100上に取り付ける。(d)一体化部品125の配線形成容器体105に、カバーガラス108を覆うように、レンズ鏡筒部109を接着等により取り付ける。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、配線基板100上に、レンズ鏡筒部109が取り付けられた一体化部品125を取り付けることにより、図13に示す本実施の形態1の固体撮像装置を製造する。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の固体撮像装置およびその製造方法を説明する。
図14は本実施の形態2の固体撮像装置の構造を示す断面図である。図14において、200は配線パターン201が形成された配線基板、202は撮像用イメージセンサであるCCDイメージセンサ、203はCCDイメージセンサ202に対して駆動および信号処理するためのDSP等のICチップ、204、213は駆動および信号処理時の各信号の電流や電圧を調節するための抵抗、コンデンサやコイル等の受動素子、205は容器状で被写体からの光が通過するための開口部206を有し配線パターン207が形成された配線形成容器体、208は防塵用のカバーガラス、209はレンズ210およびレンズ保持筒211からなるレンズ鏡筒部である。
本実施の形態2の固体撮像装置は、図14に示すように、配線形成容器体205の内部に、CCDイメージセンサ202を、その受光領域212に被写体光が配線形成容器体205の開口部206を通して入射可能なように配置するとともに、CCDイメージセンサ202とICチップ203と受動素子204とを積層した状態で包含して、配線形成容器体205とCCDイメージセンサ202とICチップ203と受動素子204とを一体化して1部品とし、このような配線形成容器体205を、その配線パターン207と配線基板200上の配線パターン201とをハンダ付け等により電気的に接続して、配線基板200上に搭載した状態に構成されている。
ここでは、CCDイメージセンサ202およびICチップ203としてフリップボンディング型を使用し、配線形成容器体205は、材料にセラミックを用いて金型成形により形成した成形体であり、その表面に三次元的なパターンニングにより形成した立体配線パターン207を有する立体配線基板を成し、その立体配線パターン207により配線形成容器体205の内部に包含されている電子部品を配線し、立体配線パターン207により配線した包含部品間の隙間に封止用樹脂が充填されながら硬化されることにより、包含部品を配線形成容器体205内に固着している。
以上のように構成された固体撮像装置について、その製造方法を以下に説明する。
図17は本実施の形態2の固体撮像装置の製造方法における製造前工程を示すフロー図であり、図18は本実施の形態2の固体撮像装置の製造方法における製造後工程を示すフロー図である。
まず、図17に示すように、(a)配線形成容器体205の凹部(1)225に、CCDイメージセンサ202を、その受光領域212が開口部206内に位置するように配置した状態で、配線パターン207との間でフリップボンディングにより電気的に接続するとともに、受動素子204を配線パターン207との間でハンダ付けや導電性接着剤接合等により電気的に接続する。(b)配線形成容器体205の凹部(2)226に、ICチップ203を、そのチップ面でCCDイメージセンサ202および受動素子204を覆うように配置した状態で、配線パターン207との間でフリップボンディングにより電気的に接続する。(c)上記(a)および(b)の工程を経て、ICチップ203とCCDイメージセンサ202および受動素子204が配線形成容器体205内で積層された状態になる。(d)開口部206から受光領域212を含む範囲に紫外線227を照射しながら、配線形成容器体205とICチップ203との間にノズル228から封止用樹脂229を注入して、ICチップ203とCCDイメージセンサ202および受動素子204と配線形成容器体205との隙間に充填する。この充填の際には、受光領域212の周囲の封止用樹脂229は、紫外線227の照射により他の部分より早く硬化するため、他の部分の封止用樹脂229が充填中に開口部206から流れ出ることはない。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、ICチップ203とCCDイメージセンサ202および受動素子204が配線形成容器体205内に包含された状態でICチップ203とCCDイメージセンサ202と受動素子204と配線形成容器体205とが一体化され一部品(一体化部品230)となる。
次に、図18に示すように、(a)一体化部品230の配線形成容器体205に、その開口部206を閉塞するように、カバーガラス208を接着等により取り付ける。(b)一体化部品230の配線形成容器体205を、その配線パターン207により、ICチップ203が配線基板200に対向する方向に、配線基板200の配線パターン201にハンダ付け等により電気的に接続する。(c)上記(a)および(b)の工程を経て、カバーガラス208が取り付けられた一体化部品230を配線基板200上に取り付ける。(d)一体化部品230の配線形成容器体205に、カバーガラス208を覆うように、レンズ鏡筒部209を接着等により取り付ける。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、配線基板200上に、レンズ鏡筒部209が取り付けられた一体化部品230を取り付けることにより、図14に示す本実施の形態2の固体撮像装置を製造する。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の固体撮像装置およびその製造方法を説明する。
図19は本実施の形態3の固体撮像装置の構造を示す断面図である。図19において、300は配線パターン301が形成された配線基板、302は撮像用イメージセンサであるCMOSイメージセンサ、303はCMOSイメージセンサ302に対して駆動および信号処理するためのDSP等のICチップ、304は駆動および信号処理時の各信号の電流や電圧を調節するための抵抗、コンデンサやコイル等の受動素子、305は容器状で被写体からの光が通過するための開口部306を有し配線パターン307が形成された配線形成容器体、308は防塵用のカバーガラス、309はレンズ310およびレンズ保持筒311からなるレンズ鏡筒部である。
本実施の形態3の固体撮像装置は、図19に示すように、配線形成容器体305の内部に、CMOSイメージセンサ302を、その受光領域312に被写体光が配線形成容器体305の開口部306を通して入射可能なように配置するとともに、CMOSイメージセンサ302とICチップ303とを積層した状態で包含して、配線形成容器体305とCMOSイメージセンサ302とICチップ303とを一体化して1部品とし、このような配線形成容器体305を、その配線パターン307と配線基板300上の配線パターン301とをハンダ付け等により電気的に接続して、配線基板300上に搭載した状態に構成されている。
ここでは、CMOSイメージセンサ302およびICチップ303としてフリップボンディング型を使用し、配線形成容器体305は、材料にセラミックを用いて金型成形により形成した成形体であり、その表面に三次元的なパターンニングにより形成した立体配線パターン307を有する立体配線基板を成し、その立体配線パターン307により配線形成容器体305の内部に包含されている電子部品を配線し、立体配線パターン307により配線した包含部品間の隙間に封止用樹脂が充填されながら硬化されることにより、包含部品を配線形成容器体305内に固着している。
以上のように構成された固体撮像装置について、その製造方法を以下に説明する。
図21は本実施の形態3の固体撮像装置の製造方法における製造前工程を示すフロー図であり、図22は本実施の形態3の固体撮像装置の製造方法における製造後工程を示すフロー図である。
まず、図21に示すように、(a)配線形成容器体305の凹部(1)325に、CMOSイメージセンサ302を、その受光領域312が開口部306内に位置するように配置した状態で、配線パターン307との間でフリップボンディングにより電気的に接続する。(b)配線形成容器体305の凹部(2)326に、ICチップ303を、そのチップ面でCMOSイメージセンサ302を覆うように配置した状態で、配線パターン307との間でフリップボンディングにより電気的に接続する。(c)上記(a)および(b)の工程を経て、ICチップ303とCMOSイメージセンサ302が配線形成容器体305内で積層された状態になる。(d)開口部306から受光領域312を含む範囲に紫外線327を照射しながら、配線形成容器体305とICチップ303との間にノズル328から封止用樹脂329を注入して、ICチップ303とCMOSイメージセンサ302と配線形成容器体305との隙間に充填する。この充填の際には、受光領域312の周囲の封止用樹脂329は、紫外線327の照射により他の部分より早く硬化するため、他の部分の封止用樹脂329が充填中に開口部306から流れ出ることはない。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、ICチップ303とCMOSイメージセンサ302が配線形成容器体305内に包含された状態でICチップ303とCMOSイメージセンサ302と配線形成容器体305とが一体化され一部品(一体化部品330)となる。
次に、図22に示すように、(a)一体化部品330の配線形成容器体305に、その開口部306を閉塞するように、カバーガラス308を接着等により取り付ける。(b)一体化部品330の配線形成容器体305を、その配線パターン307により、ICチップ303が配線基板300に対向する方向に、配線基板300の配線パターン301にハンダ付け等により電気的に接続する。(c)上記(a)および(b)の工程を経て、カバーガラス308が取り付けられた一体化部品330を配線基板300上に取り付ける。(d)一体化部品330の配線形成容器体305に、カバーガラス308を覆うように、レンズ鏡筒部309を接着等により取り付ける。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、配線基板300上に、レンズ鏡筒部309が取り付けられた一体化部品330を取り付けることにより、図19に示す本実施の形態3の固体撮像装置を製造する。
本発明の実施の形態3の他の固体撮像装置およびその製造方法を説明する。
図20は本実施の形態3の固体撮像装置の他の構造を示す断面図である。図20において、350は配線パターン351が形成された配線基板、352は撮像用イメージセンサであるCMOSイメージセンサ、353はCMOSイメージセンサ352に対して駆動および信号処理するためのDSP等のICチップ、354は駆動および信号処理時の各信号の電流や電圧を調節するための抵抗、コンデンサやコイル等の受動素子、355は容器状で被写体からの光が通過するための開口部356を有し配線パターン357が形成された配線形成容器体、358は防塵用のカバーガラス、359はレンズ360およびレンズ保持筒361からなるレンズ鏡筒部である。
この固体撮像装置は、図20に示すように、配線形成容器体355の内部に、CMOSイメージセンサ352を、その受光領域362に被写体光が配線形成容器体355の開口部356を通して入射可能なように配置するとともに、CMOSイメージセンサ352とICチップ353とを積層した状態で包含して、配線形成容器体355とCMOSイメージセンサ352とICチップ353とを一体化して1部品とし、このような配線形成容器体355を、その配線パターン357と配線基板350上の配線パターン351とをハンダ付け等により電気的に接続して、配線基板350上に搭載した状態に構成されている。この固体撮像装置の場合、図19の構造と異なる点は、配線形成容器体355の内部で、ICチップ353をCMOSイメージセンサ352より被写体光の入射側に配置している点である。
また、ここでは、CMOSイメージセンサ352およびICチップ353としてフリップボンディング型を使用し、配線形成容器体355は、材料にセラミックを用いて金型成形により形成した成形体であり、その表面に三次元的なパターンニングにより形成した立体配線パターン357を有する立体配線基板を成し、その立体配線パターン357により配線形成容器体355の内部に包含されている電子部品を配線し、立体配線パターン357により配線した包含部品間の隙間に封止用樹脂が充填されながら硬化されることにより、包含部品を配線形成容器体355内に固着している。
以上のように構成された固体撮像装置について、その製造方法を以下に説明する。
図23は本実施の形態3の固体撮像装置の他の製造方法における製造前工程を示すフロー図であり、図24は本実施の形態3の固体撮像装置の他の製造方法における製造後工程を示すフロー図である。
まず、図23に示すように、(a)配線形成容器体355の凹部(1)375に、ICチップ353を、配線パターン357との間でフリップボンディングにより電気的に接続する。(b)配線形成容器体355の凹部(2)376に、CMOSイメージセンサ352を、その受光領域362が開口部356内に位置するとともに、そのチップ面でICチップ353を覆うように配置した状態で、配線パターン357との間でフリップボンディングにより電気的に接続する。(c)上記(a)および(b)の工程を経て、CMOSイメージセンサ352とICチップ353が配線形成容器体355内で積層された状態になる。(d)開口部356から受光領域362を含む範囲に紫外線377を照射しながら、配線形成容器体355とCMOSイメージセンサ352との間にノズル378から封止用樹脂379を注入して、CMOSイメージセンサ352とICチップ353と配線形成容器体355との隙間に充填する。この充填の際には、受光領域362の周囲の封止用樹脂379は、紫外線377の照射により他の部分より早く硬化するため、他の部分の封止用樹脂379が充填中に開口部356から流れ出ることはない。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、CMOSイメージセンサ352とICチップ353が配線形成容器体355内に包含された状態でCMOSイメージセンサ352とICチップ353と配線形成容器体355とが一体化され一部品(一体化部品380)となる。この場合は、上記(d)工程で、ノズル378からの封止用樹脂379の注入を、CMOSイメージセンサ352の上面に対して(矢印)も行っているため、CMOSイメージセンサ352の上面にも封止用樹脂379が充填された状態になっている。
ここで、上記(d)、(e)工程の代わりに、(f)、(g)工程とすることもできる。この場合は、(f)工程で、ノズル378からの封止用樹脂379の注入を、CMOSイメージセンサ352よりも下側のみに対して行っているため、(g)工程での一体化部品380は、CMOSイメージセンサ352の上面には封止用樹脂379が充填されない状態になっている。
次に、図24に示すように、(a)一体化部品380の配線形成容器体355に、その開口部356を閉塞するように、カバーガラス358を接着等により取り付ける。(b)一体化部品380の配線形成容器体355を、その配線パターン357により、CMOSイメージセンサ352が配線基板350に対向する方向に、配線基板350の配線パターン351にハンダ付け等により電気的に接続する。(c)上記(a)および(b)の工程を経て、カバーガラス358が取り付けられた一体化部品380を配線基板350上に取り付ける。(d)一体化部品380の配線形成容器体355に、カバーガラス358を覆うように、レンズ鏡筒部359を接着等により取り付ける。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、配線基板350上に、レンズ鏡筒部359が取り付けられた一体化部品380を取り付けることにより、図20に示す本実施の形態3における他の構造の固体撮像装置を製造する。
このような構造とすることにより、図19に示す構造に比べて、さらに薄型化することができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4の固体撮像装置およびその製造方法を説明する。
図25は本実施の形態4の固体撮像装置の構造を示す断面図である。図25において、400は配線パターン401が形成された配線基板、402は撮像用イメージセンサであるCMOSイメージセンサ、403はCMOSイメージセンサ402に対して駆動および信号処理するためのDSP等のICチップ、404、405は駆動および信号処理時の各信号の電流や電圧を調節するための抵抗、コンデンサやコイル等の受動素子、406は容器状で被写体からの光が通過するための開口部407を有し配線パターン408が形成された配線形成容器体、409は防塵用のカバーガラス、410はレンズ411およびレンズ保持筒412からなるレンズ鏡筒部である。
本実施の形態4の固体撮像装置は、図25に示すように、配線形成容器体406の内部に、CMOSイメージセンサ402を、その受光領域413に被写体光が配線形成容器体406の開口部407を通して入射可能なように配置するとともに、CMOSイメージセンサ402とICチップ403と受動素子404とを積層した状態で包含して、配線形成容器体406とCMOSイメージセンサ402とICチップ403と受動素子404とを一体化して1部品とし、このような配線形成容器体406を、その配線パターン408と配線基板400上の配線パターン401とをハンダ付け等により電気的に接続して、配線基板400上に搭載した状態に構成されている。
ここでは、CMOSイメージセンサ402およびICチップ403としてフリップボンディング型を使用し、配線形成容器体406は、材料にセラミックを用いて金型成形により形成した成形体であり、その表面に三次元的なパターンニングにより形成した立体配線パターン408を有する立体配線基板を成し、その立体配線パターン408により配線形成容器体406の内部に包含されている電子部品を配線し、立体配線パターン408により配線した包含部品間の隙間に封止用樹脂が充填されながら硬化されることにより、包含部品を配線形成容器体406内に固着している。
以上のように構成された固体撮像装置について、その製造方法を以下に説明する。
図27は本実施の形態4の固体撮像装置の製造方法における製造前工程を示すフロー図であり、図28は本実施の形態4の固体撮像装置の製造方法における製造後工程を示すフロー図である。
まず、図27に示すように、(a)配線形成容器体406の凹部(1)425に、受動素子404を配線パターン408との間でハンダ付け等により電気的に接続した後に、配線形成容器体406の凹部(2)426に、CMOSイメージセンサ402を、その受光領域413が開口部407内に位置するとともに、そのチップ面で受動素子404を覆うように配置した状態で、配線パターン408との間でフリップボンディングにより電気的に接続する。(b)配線形成容器体406の凹部(3)427に、ICチップ403を、そのチップ面でCMOSイメージセンサ402を覆うように配置した状態で、配線パターン408との間でフリップボンディングにより電気的に接続する。(c)上記(a)および(b)の工程を経て、ICチップ403とCMOSイメージセンサ402と受動素子404が配線形成容器体406内で積層された状態になる。(d)開口部407から受光領域413を含む範囲に紫外線428を照射しながら、配線形成容器体406とICチップ403との間にノズル429から封止用樹脂430を注入して、ICチップ403とCMOSイメージセンサ402と受動素子404と配線形成容器体406との隙間に充填する。この充填の際には、受光領域413の周囲の封止用樹脂430は、紫外線428の照射により他の部分より早く硬化するため、他の部分の封止用樹脂430が充填中に開口部407から流れ出ることはない。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、ICチップ403とCMOSイメージセンサ402と受動素子404が配線形成容器体406内に包含された状態で、ICチップ403とCMOSイメージセンサ402と受動素子404と配線形成容器体406とが一体化され一部品(一体化部品431)となる。
次に、図28に示すように、(a)一体化部品431の配線形成容器体406に、その開口部407を閉塞するように、カバーガラス409を接着等により取り付ける。(b)一体化部品431の配線形成容器体406を、その配線パターン408により、ICチップ403が配線基板400に対向する方向に、配線基板400の配線パターン401にハンダ付け等により電気的に接続する。(c)上記(a)および(b)の工程を経て、カバーガラス409が取り付けられた一体化部品431を配線基板400上に取り付ける。(d)一体化部品431の配線形成容器体406に、カバーガラス409を覆うように、レンズ鏡筒部410を接着等により取り付ける。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、配線基板400上に、レンズ鏡筒部410が取り付けられた一体化部品431を取り付けることにより、図25に示す本実施の形態4の固体撮像装置を製造する。
なお、本実施の形態4の固体撮像装置についても、図示しないが、実施の形態3の固体撮像装置の構造として図20で説明した構造と同様に、ICチップを受動素子と共にCMOSイメージセンサより被写体光の入射側に配置した構成とすることができる。
この場合も、実施の形態3の固体撮像装置と同様に、図25に示す構造に比べて、さらに薄型化することができる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5の固体撮像装置およびその製造方法を説明する。
図26は本実施の形態5の固体撮像装置の構造を示す断面図であり、図26(a)は固体撮像装置の基本構造例を示し、図26(b)はイメージセンサ部分の他の構造例を示す。図26(a)において、500は配線パターン501が形成された配線基板、502は撮像用イメージセンサであるCMOSイメージセンサ503、およびCMOSイメージセンサ503に対して駆動および信号処理するためのDSP等のIC504からなるCMOSチップ、505、506は駆動および信号処理時の各信号の電流や電圧を調節するための抵抗、コンデンサやコイル等の受動素子、507は容器状で被写体からの光が通過するための開口部508を有し配線パターン509が形成された配線形成容器体、510は防塵用のカバーガラス、511はレンズ512およびレンズ保持筒513からなるレンズ鏡筒部である。
本実施の形態5の固体撮像装置は、図26(a)に示すように、配線形成容器体507の内部に、CMOSチップ502を、そのCMOSイメージセンサ503の受光領域514に被写体光が配線形成容器体507の開口部508を通して入射可能なように配置するとともに、CMOSチップ502と受動素子505とを積層した状態で包含して、配線形成容器体507とCMOSチップ502と受動素子505とを一体化して1部品とし、このような配線形成容器体507を、その配線パターン509と配線基板500上の配線パターン501とをハンダ付け等により電気的に接続して、配線基板500上に搭載した状態に構成されている。
ここでは、CMOSチップ502としてフリップボンディング型を使用し、配線形成容器体507は、材料にセラミックを用いて金型成形により形成した成形体であり、その表面に三次元的なパターンニングにより形成した立体配線パターン509を有する立体配線基板を成し、その立体配線パターン509により配線形成容器体507の内部に包含されている電子部品を配線し、立体配線パターン509により配線した包含部品間の隙間に封止用樹脂が充填されながら硬化されることにより、包含部品を配線形成容器体507内に固着している。
以上のように構成された固体撮像装置について、その製造方法を以下に説明する。
図29は本実施の形態5の固体撮像装置の製造方法における製造前工程を示すフロー図であり、図30は本実施の形態5の固体撮像装置の製造方法における製造後工程を示すフロー図である。
まず、図29に示すように、(a)配線形成容器体507の凹部(1)525に、受動素子505を配線パターン509との間でハンダ付け等により電気的に接続する。(b)配線形成容器体507の凹部(2)526に、CMOSチップ502を、その受光領域514が開口部508内に位置するとともに、そのチップ面で受動素子505を覆うように配置した状態で、配線パターン509との間でフリップボンディングにより電気的に接続する。(c)上記(a)および(b)の工程を経て、CMOSチップ502と受動素子505が配線形成容器体507内で積層された状態になる。(d)開口部508から受光領域514を含む範囲に紫外線527を照射しながら、配線形成容器体507とCMOSチップ502との間にノズル528から封止用樹脂529を注入して、CMOSチップ502と受動素子505と配線形成容器体507との隙間に充填する。この充填の際には、受光領域514の周囲の封止用樹脂529は、紫外線527の照射により他の部分より早く硬化するため、他の部分の封止用樹脂529が充填中に開口部508から流れ出ることはない。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、CMOSチップ502と受動素子505が配線形成容器体507内に包含された状態でCMOSチップ502と受動素子505と配線形成容器体507とが一体化され一部品(一体化部品530)となる。この場合は、上記(d)工程で、ノズル528からの封止用樹脂529の注入を、CMOSチップ502の上面に対して(矢印)も行っているため、CMOSチップ502の上面にも封止用樹脂529が充填された状態になっている。
ここで、上記(d)、(e)工程の代わりに、(f)、(g)工程とすることもできる。この場合は、(f)工程で、ノズル528からの封止用樹脂529の注入を、CMOSチップ502よりも下側のみに対して行っているため、(g)工程での一体化部品530は、CMOSチップ502の上面には封止用樹脂529が充填されない状態になっている。
次に、図30に示すように、(a)一体化部品530の配線形成容器体507に、その開口部508を閉塞するように、カバーガラス510を接着等により取り付ける。(b)一体化部品530の配線形成容器体507を、その配線パターン509により、CMOSチップ502が配線基板500に対向する方向に、配線基板500の配線パターン501にハンダ付け等により電気的に接続する。(c)上記(a)および(b)の工程を経て、カバーガラス510が取り付けられた一体化部品530を配線基板500上に取り付ける。(d)一体化部品530の配線形成容器体507に、カバーガラス510を覆うように、レンズ鏡筒部511を接着等により取り付ける。(e)上記(a)〜(d)の工程を経て、配線基板500上に、レンズ鏡筒部511が取り付けられた一体化部品530を取り付けることにより、図26(a)に示す本実施の形態5の固体撮像装置を製造する。
なお、図26(a)では、CMOSチップ502として、受動素子505を覆った状態となるような大きさのCMOSチップを使用した場合を示しているが、図26(b)に示すように、受動素子505を覆った状態とならないような大きさのCMOSチップを使用してもよい。この場合も、図26(a)の場合と同様の製造方法により、固体撮像装置を製造することができる。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6の固体撮像装置を説明する。
図31は本実施の形態6の固体撮像装置の構造を示す断面図である。図31において、600は撮像用イメージセンサであるCCDイメージセンサ、601はCCDイメージセンサ600に対して駆動および信号処理するためのDSP等のICチップ、602は容器状で被写体からの光が通過するための開口部603を有し配線パターン604が形成された配線形成容器体、605は防塵用のカバーガラスである。なお、この固体撮像装置では図示していないが、この場合でも、撮像装置として機能させるためには通常、実施の形態1〜実施の形態5の固体撮像装置と同様に、レンズおよびレンズ保持筒からなるレンズ鏡筒部が使用される。
本実施の形態6の固体撮像装置は、図31に示すように、配線形成容器体602の内部に、CCDイメージセンサ600を、その受光領域606に被写体光が配線形成容器体602の開口部603を通して入射可能なように配置するとともに、CCDイメージセンサ600とICチップ601とを積層した状態で包含して、配線形成容器体602とCCDイメージセンサ600とICチップ601とを一体化して1部品とし、このような配線形成容器体602を配線基板(図示せず)上に搭載した状態に構成されている。
ここでは、CCDイメージセンサ600としてワイヤボンディング型を使用し、ICチップ601としてフリップボンディング型を使用し、CCDイメージセンサ600をICチップ601上に接着固定している。また、配線形成容器体602は、材料にセラミックを用いて金型成形により形成した成形体であり、その表面に三次元的なパターンニングにより形成した立体配線パターン604を有する立体配線基板を成し、その立体配線パターン604により配線形成容器体602の内部に包含されている電子部品を配線し、立体配線パターン604により配線した包含部品間の隙間に封止用樹脂が充填されながら硬化されることにより、包含部品を配線形成容器体602内に固着している。
(実施の形態7)
本発明の実施の形態7の固体撮像装置を説明する。
図32は本実施の形態7の固体撮像装置の構造を示す断面図である。図32において、700は撮像用イメージセンサであるCMOSイメージセンサ、701はCMOSイメージセンサ700に対して駆動および信号処理するためのDSP等のICチップ、702は容器状で被写体からの光が通過するための開口部703を有し配線パターン704が形成された配線形成容器体、705は防塵用のカバーガラスである。なお、この固体撮像装置では図示していないが、この場合でも、撮像装置として機能させるためには通常、実施の形態1〜実施の形態5の固体撮像装置と同様に、レンズおよびレンズ保持筒からなるレンズ鏡筒部が使用される。
本実施の形態7の固体撮像装置は、図32に示すように、配線形成容器体702の内部に、CMOSイメージセンサ700を、その受光領域706に被写体光が配線形成容器体702の開口部703を通して入射可能なように配置するとともに、CMOSイメージセンサ700とICチップ701とを積層した状態で包含して、配線形成容器体702とCMOSイメージセンサ700とICチップ701とを一体化して1部品とし、このような配線形成容器体702を配線基板(図示せず)上に搭載した状態に構成されている。
ここでは、CMOSイメージセンサ700としてワイヤボンディング型を使用し、ICチップ701としてフリップボンディング型を使用し、CMOSイメージセンサ700をICチップ701上に接着固定している。また、配線形成容器体702は、材料にセラミックを用いて金型成形により形成した成形体であり、その表面に三次元的なパターンニングにより形成した立体配線パターン704を有する立体配線基板を成し、その立体配線パターン704により配線形成容器体702の内部に包含されている電子部品を配線し、立体配線パターン704により配線した包含部品間の隙間に封止用樹脂が充填されながら硬化されることにより、包含部品を配線形成容器体702内に固着している。
以上のようにして、固体撮像装置が組み込まれる機器の薄型化および小型化への要求に対して、部品実装後の厚みおよび部品実装による投影面積の増大を抑えるとともに、実装部品の点数および部品実装ラインでの製造工数を削減することができる。
その結果、製品の一層の薄型化および小型化を実現することができるとともに、製品のコストを低減することができる。
なお、上記の各実施の形態に示す固体撮像装置においては、配線形成容器体を、その材料としてセラミックを用いて金型成形により形成した成形体で構成したが、材料に樹脂を用いて金型成形により形成した成形体で構成することも可能であり、同様に、その表面に三次元的なパターンニングにより形成した立体配線パターンを有する立体配線基板とし、その立体配線パターンにより配線形成容器体の内部に包含されている電子部品を配線することが可能である。
また、配線形成容器体は、上記のように金型成形により形成した成形体で構成するだけでなく、複数の基板部材を貼り合わせて容器状にして構成することも可能である。
このように構成した場合も、上記の各実施の形態に示す固体撮像装置と同様の効果が得られる。