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JP4577455B1 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来と異なるタイヤトレッドパターンを有する空気入りタイヤにおいて、ウェット性能と偏摩耗性を向上させる。
【解決手段】トレッドパターンは、2つの周方向溝に挟まれた陸部に、一方の端が周方向溝の1つに開口する開口端と、他方の端が陸部で閉塞した終端を有し、開口端からタイヤ周方向のうちの第1方向に延びる複数の傾斜ラグ溝と、傾斜ラグ溝のそれぞれの途中に開始端を有し、前記第1方向と反対の向きである第2方向に延び、前記開始端位置における前記傾斜ラグ溝の溝幅よりも細く、陸部で閉塞する細溝と、を有する。傾斜ラグ溝のそれぞれは、開口端と終端との間で湾曲した湾曲部と、前記タイヤ周方向に略平行に延びる、前記終端を含む直線部と、を有し、前記細溝の閉塞端は、前記傾斜ラグ溝のそれぞれに対して前記第2方向に隣接する傾斜ラグ溝の終端を基準として、タイヤ周方向において、前記第2方向の側にある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トレッドパターンを有する空気入りタイヤに関する。
乗用車用空気入りタイヤのトレッドパターンは、一般に、トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の主溝とタイヤ幅方向に延びる複数本のラグ溝を備えている。このような空気入りタイヤにおいて、排水性およびウェット操縦安定性(湿潤路面における操縦安定性)を含むウェット性能を向上させるために、ラグ溝を多数設ける。これにより、トレッド部の接地面における溝面積比率は大きくなり、さらに、トレッド部のエッジ成分も増えるので、排水性およびウェット操縦安定性は向上する。しかし、一方において、トレッド部におけるトレッド剛性がタイヤ周方向で変動し、その変動成分が大きいため、偏摩耗が発生する場合が多い、また、ラグ溝を多数設けることによりトレッド剛性が低下するため、ドライ操縦安定性(乾燥路面での操縦安定性)が低下する場合も多い。
このような状況下、図7に示すトレッドパターンを有する空気入りタイヤが知られている(特許文献1)。この空気入りタイヤは、ウェット時の他スノー時の耐横滑り性能を改善することができる。図7に示すように、トレッド面100のセンター領域100Aに3本のリブ103を有している。各リブ103に一端のみが主溝102に連通してタイヤ幅方向に延在する第1ラグ溝104がタイヤ周方向Tに所定の間隔で配置されている。各リブ103の各第1ラグ溝104間に一端のみが第1ラグ溝104に連通し、かつリブ幅W1,W2を実質的に等分する位置にタイヤ周方向Tに延びる少なくとも1本のサイプ105が設けられている。サイプ105のタイヤ周方向長さL1は、第1ラグ溝104間の距離L2の40〜60%の範囲である。両ショルダー領域100B,101Bには、タイヤ周方向Tに延在する補助溝106と外側の主溝102,102との間にリブ107が区分され形成されている。
特開2006−224770号公報
しかし、上記空気入りタイヤは、ウェット時及びスノー時の耐横滑り性能を改善することはできるが、排水性およびウェット操縦安定性を含むウェット性能と偏摩耗性とを同時に向上させることは難しい。
そこで、本発明は、従来と異なるタイヤトレッドパターンを有する空気入りタイヤにおいて、ウェット性能と偏摩耗性が優れたトレッドパターンを提供することを目的とする。
本発明の態様は、トレッドパターンを有する空気入りタイヤである。
この空気入りタイヤのタイヤトレッド部には、
タイヤ周方向に連続する2つの周方向溝と、
前記周方向溝間に挟まれてタイヤ周方向に連続する陸部に、一方の端として前記周方向溝の1つに開口した開口端を、他方の端として前記陸部で閉塞した終端を有し、前記開口端からタイヤ周方向のうちの第1方向に延びるようにタイヤ幅方向に対して傾斜した、タイヤ周上に設けられた複数の傾斜ラグ溝と、
前記傾斜ラグ溝のそれぞれの途中に開始端を有し、前記第1方向と反対の向きである第2方向に延び、前記開始端位置における前記傾斜ラグ溝の溝幅よりも細く、前記陸部で閉塞する閉塞端を有する細溝あるいはサイプと、を有する。
前記傾斜ラグ溝のそれぞれは、前記開口端と前記終端との間で湾曲した湾曲部、あるいは屈曲した屈曲部と、前記タイヤ周方向に略平行に延びる、前記終端を含む直線部と、を有する。
前記傾斜ラグ溝のそれぞれの前記細溝あるいはサイプの閉塞端は、前記傾斜ラグ溝のそれぞれに対して前記第2方向に隣接する傾斜ラグ溝の終端を基準として、タイヤ周方向において、前記第2方向の側に位置する。
上記形態のトレッドパターンを有する空気入りタイヤは、ウェット性能と偏摩耗性を同時に向上させることができる。
本発明の空気入りタイヤに用いるトレッドパターンの一実施形態を説明する図である。 (a),(b)は、図1に示すトレッドパターンの要部を説明する図である。 (a),(b)は、一実施形態の傾斜ラグ溝と閉塞溝と陸部との間の関係を説明する図である。 本発明の他の実施例として作製したトレッドパターンの図である。 本発明に対する比較例として作製したトレッドパターンの図である。 従来例として作製したトレッドパターンの図である。 従来のトレッドパターンの一例を説明する図である。
以下、本発明の空気入りタイヤについて説明する。本発明の一実施形態である空気入りタイヤ(以降、タイヤという)は、乗用車用タイヤである。乗用車用タイヤとは、JATMA YEAR BOOK 2009のA章に規定されるタイヤ、TRA YEARBOOK (THE TIRE and RIM Association, INC.)
のSECTION1で規定されるタイヤ、ETRTO STANDARD MANUALのPASSENGER CAR TYRESの章で規定されるタイヤである。
本実施形態のタイヤは、図1に示すように、トレッド部にトレッドパターン10が形成されている。図1は、トレッドパターン10を判り易く平面展開視した図である。
本実施形態のタイヤの構造及びゴム部材は、公知のものが用いられてもよいし、新規なものが用いられてもよく、特に限定されない。
以降での説明で用いるタイヤ周方向とは、タイヤ回転軸を中心にタイヤを回転させたとき、トレッド部が移動する方向をいい、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸に平行な方向をいう。図1では、タイヤ周方向はX方向(図中の上方向(X1)および下方向(X2))であり、タイヤ幅方向はY方向(図中の左方向および右方向)で表されている。
図1に示すように、トレッドパターン10は、3本の周方向溝12(12c,12l,12r)と、複数の傾斜ラグ溝16(16l,16r)と、複数のサイプ18(18l,18r)と、複数のショルダーラグ溝22と、複数のショルダーサイプ24と、を主に有する。ショルダーラグ22溝およびショルダーサイプ24は、タイヤのショルダー領域に設けられる。ショルダー領域とは、左右の半トレッド部のそれぞれにおいて、3本の周方向溝12のうちセンターラインCLから最も遠い周方向溝から更に離れる側の領域をいう。
周方向溝12は、周方向溝12c、周方向溝12l、および、周方向溝12rを含み、タイヤ周方向に連続して延びる溝である。周方向溝12c,12l,12rの各溝底には、JIS D4230に規定されるトレッドウェアインジケータが設けられている。周方向溝12のそれぞれの溝幅は、例えば5mm〜15mmであり、溝深さは、例えば4mm〜8mmである。
トレッドパターン10では、周方向溝12cがタイヤセンターラインCL上に設けられ、両側に同じ距離を隔てて2つの周方向溝12l,12rが設けられている。周方向溝12lは、図1中のタイヤセンターラインCLの左側の半トレッド部に、周方向溝12rは、図1中のタイヤセンターラインCLの右側の半トレッド部に設けられている。
図1に示すトレッドパターン10は3本の周方向溝を有するが、4本、5本等の周方向溝があってもよい。例えば、4本の周方向溝の場合、タイヤセンターラインCLの両側のそれぞれに2本の周方向溝が設けられ、同じ側に位置する2本の周方向溝の間の陸部に、後述する傾斜ラグ溝が設けられる。また、周方向溝12l,12rは、タイヤセンターラインCLに対して対称な位置に配置される必要はなく、非対称に配置されてもよい。
トレッドパターン10では、タイヤセンターラインCL上にある周方向溝12cと、2つの周方向溝12l,12rのそれぞれとにより挟まれて、タイヤ周方向に連続する2つの陸部14l,14rが形成されている。すなわち、上記2つの陸部14l,14rのそれぞれを定める2つの周方向溝のうち1つの周方向溝は、タイヤセンターラインCL上にある周方向溝12cである。2つの陸部14l,14rには、傾斜ラグ溝16l,16rが設けられている。
図2(a)は、傾斜ラグ溝16rを説明する図であり、図2(b)傾斜ラグ溝16lを説明する図である。
傾斜ラグ溝16l,16rの開口端16aは、陸部12l、12rのそれぞれにおいて、2つの周方向溝12l,12cあるいは12r,12cのうち、タイヤセンターラインCLから遠い方の周方向溝12r,12lの側に設けられている。
本発明では、傾斜ラグ溝16l,16rの開口端は2つの周方向溝のうち、タイヤセンターラインCLに近い方の周方向溝12cに設けられてもよいが、好ましくは、傾斜ラグ溝16l,16rの開口端16aはタイヤセンターラインCLから遠い方の周方向溝に設けられることが、偏摩耗性の点から好ましい。また、本実施形態において、タイヤセンターラインCLに近い方の周方向溝12には、いかなるラグ溝も開口しないことが好ましいが、例えばサイプが開口してもよい。
図2(a),(b)に示されるように、傾斜ラグ溝16l,16rは、一方の端が周方向溝12l,12rに開口する開口端16aと、他方の端が陸部14l,14rで閉塞した終端16bを有し、開口端16aからタイヤ周方向のうちの第1方向に延びるようにタイヤ幅方向に対して傾斜している。ここで傾斜ラグ溝16rの第1方向はX2方向(下方向)である。傾斜ラグ溝16lの第1方向はX1方向(上方向)である。このように、トレッドパターン10では、開口端から延びる傾斜ラグ溝16l,16rの傾斜する方向が異なっている。
傾斜ラグ溝16l,16rは、開口端16aと終端16bとの間で湾曲した湾曲部16cと、タイヤ周方向に略平行に延びる、終端16bを含む直線部16dと、を有する。湾曲部16cの代わりに、部分的に屈曲した屈曲部が用いられてもよい。また、直線部16dにおけるタイヤ周方向に対して略平行とは、タイヤ周方向に対して0〜5度の傾斜角度の範囲内をいう。
傾斜ラグ溝16l,16rの溝深さは、例えば周方向溝12l,12rの溝深さの30%〜80%であり、溝幅は、例えば1.5〜5mmである。傾斜ラグ溝16l,16rは、終端16bから開口端16aに進むに従って溝深さが深くなり、溝幅も広くなる。このような溝深さおよび溝幅は、上記数値範囲に含まれる。
陸部14l,14rには、傾斜ラグ溝16l,16rのそれぞれから延びる、傾斜ラグ溝の溝幅よりも細いサイプ18l,18rが設けられている。サイプ18l,18rは、傾斜ラグ溝16l,16rのそれぞれの途中に開始端18aを有し、第1方向と反対の向きである第2方向に延び、陸部14l,14rでサイプ18l,18rが閉塞する閉塞端18bを有する。サイプ18l、18rの開始端18aと閉塞端18bを結ぶ直線の方向は、タイヤ周方向に対して10〜80度傾斜している。上述したように傾斜ラグ溝16lの第1方向と傾斜ラグ溝16rの第1方向は異なっているので、サイプ18lが延びる第2方向とサイプ18rが延びる第2方向とは異なっている。サイプ18rの第2方向は、X1方向(上方向)であり、サイプ18lの第2方向は、X2方向(下方向)である。このように、陸部14l,14rの傾斜ラグ溝16l,16rおよびサイプ18l、18rは、点対称形状を成している。
サイプ18l,18rの幅は0.1mm〜2mm以下であるが、サイプ18l,18rの代わりに2mm〜3mmの細溝が用いられてもよい。
サイプ18l,18rの特徴について詳しく説明すると、サイプ18l,18rの閉塞端18bは、傾斜ラグ溝16l,16rにおける第2方向に隣接する傾斜ラグ溝16l’,16r’の終端16b’(図2(a),(b)参照)を基準として、第2方向の側に位置する。図2(a)に示すよう、サイプ18rの閉塞端18bの位置は、隣接する傾斜ラグ溝16r’の終端16b’に対して、X1方向の側にある。また、図2(b)に示すよう、サイプ18lの閉塞端18bの位置は、隣接する傾斜ラグ溝16l’の終端16b’に対して、X2方向の側にある。言い換えると、タイヤ幅方向から、すなわち、図2(a),(b)の横方向から、傾斜ラグ溝16l’,16r’とサイプ18l,18rを見たとき、傾斜ラグ溝16l’,16r’とサイプ18l、18rとは、タイヤ周方向において一部分が重なっている。このような構成とするのは、ウェット性能と偏摩耗性を同時に向上させるためである。この点は後述する。
さらに、陸部14l,14rには、サイプ18l,18rに比べて深さが浅い浅溝20が設けられている。浅溝20は、サイプ18l,18rの閉塞端18bのタイヤ周方向における位置と、傾斜ラグ溝の終端16bのタイヤ周方向における位置との間であって、サイプ18の傾斜ラグ溝から延びる開始端18aのタイヤ幅方向における位置と、傾斜ラグ溝16の開口端のない側の周方向溝(タイヤセンターラインCL上にある周方向溝)12cのタイヤ幅方向における位置との間の陸部14の領域に設けられていることが好ましい。これにより初期摩耗を向上させることができる。初期摩耗の形態は摩耗中期以降の偏摩耗性に大きな影響を与えるので、初期摩耗の向上により偏摩耗性も向上させることができる。浅溝20は、周方向溝12l,12r,12c、傾斜ラグ溝16l,16r、サイプ18l,18rに開口しない。
タイヤセンターラインCLからみて、周方向溝12l,12rのタイヤ幅方向の外側(タイヤセンターラインCLから離れる側)のトレッド部のショルダー領域には、複数のショルダーラグ溝22と、複数のショルダー細溝24とが設けられている。
ショルダーラグ溝22は、ショルダー領域の接地端に開口し、タイヤ周上に設けられている。接地端とは、図1に示される接地線Eに位置する。この接地線Eは、適用リムにタイヤを組み付け、正規内圧および規定荷重の条件でタイヤを平面に接地させたときのショルダー領域の接地する限界位置によって定まる。
なお、適用リムとは、JATMAに規定される「適用リム」、TRAに規定される「Design Rim」、あるいはETRTOに規定される「Measuring Rim」をいう。また、正規内圧とは、JATMAに規定される「最高空気圧」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「INFLATION PRESSURES」をいう。また、規定荷重とは、JATMAに規定される「最大負荷能力」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「LOAD CAPACITY」をいう。ただし、乗用車用タイヤの場合には、規定内圧が空気圧180[kPa]であり、規定荷重が最大負荷能力の80[%]である。
ショルダー細溝24は、タイヤ周方向にお互いに隣接するショルダーラグ溝22間に設けられている。
ショルダーラグ溝22は、周方向溝12l,12rのいずれにも開口せず、ショルダー細溝24は、周方向溝12l,12rに開口する。すなわち、周方向溝12l、12rには、傾斜ラグ溝16l、16rの開口端16aの他に、ショルダー細溝24のショルダー開口端が設けられている。ショルダーラグ溝22が周方向溝12l,12rのいずれにも開口しないことにより、排水性を確保しつつ、トレッドパターンによって発生するパターンノイズを低減し、さらに、ショルダー領域におけるブロック剛性が高くなるため、乾燥路面における操縦安定性を高めることができる。さらに、ショルダー細溝24を設けることにより、偏摩耗性を向上させることができる。
なお、ショルダー細溝24の溝幅は、2mm〜3mmであるが、ショルダー細溝24に代えて、0.1mm〜2mmのショルダーサイプを用いることもできる。
トレッドパターン10では、湾曲状の傾斜ラグ溝16l,16rが陸部14l,14rに設けられることにより、溝体積を大きくすることができ、排水性を向上させることができる。しかも、開口端16aが周方向溝12l、12rに設けられるので、排水性は一層向上する。さらに、傾斜ラグ溝16l,16rに、陸部12l,12rで閉塞する終端16bが設けられることにより、ブロック剛性を高くすることができ、乾燥路面上での操縦安定性を向上させることができる。傾斜ラグ溝16l,16rは、タイヤ幅方向およびタイヤ周方向に対して傾斜しているので、陸部14l,14rの部分をブロックと見たときのブロックの動きの自由度を抑制する。これにより、偏摩耗が抑制され、しかも、ブロックの数KHzの振動により発生するパターンノイズも低減することができる。
さらに、上述したように、サイプ18l,18rの閉塞端18bは、傾斜ラグ溝16l,16rにおける第2方向に隣接する傾斜ラグ溝16l’,16r’の終端16b’を基準として、第2方向の側に位置する。このように閉塞端18bと終端16b’の位置を定めることにより、ウェット性能と偏摩耗性を同時に向上させることができる。
図3(a)は、トレッドパターン10の要部を説明する図である。図3(a)では、浅溝20は示されていない。
図3(a)に示すように、傾斜ラグ溝間の陸部の部分をタイヤ周方向に沿って領域S1,S2,S3に分けたとき、傾斜ラグ溝16の位置とサイプ18の位置とがタイヤ周方向で部分的に重なることにより、領域S2のタイヤ幅方向の変位に対するブロック剛性を所定の範囲に定めることができ、領域S1〜S3の中でタイヤ幅方向におけるブロック剛性のタイヤ周方向の変化を抑えることができる。
しかし、図3(b)に示すように、斜ラグ溝16の位置とサイプ18の位置とがタイヤ周方向で部分的に重ならない場合、領域S5におけるブロック剛性が大きくなり、領域S4〜S6のタイヤ幅方向におけるブロック剛性の変化は大きくなる。このとき、ブロック剛性の大きく変化する位置で偏摩耗が発生し易い。
タイヤの接地面では、タイヤセンターラインCLを挟んだセンター領域において、トレッド部の摩耗が速い。トレッドパターン10では、傾斜ラグ溝16l,16rの開口端16aを、周方向溝12cに設けないことにより、陸部14l,14rの周方向溝12c近傍の部分(図3(a)中の領域R1)の剛性の低下を抑制でき、偏摩耗(センター摩耗)を抑制することができる。
また、傾斜ラグ溝16の終端16b近傍に、タイヤ周方向に平行な直線部16dを設けることで、傾斜ラグ溝16のタイヤ幅方向成分を低減し、タイヤの直進性とウェット性能を同時に向上することができる。直進性とは、タイヤにスリップ角が付いていないとき、微小振動等が生じても、走行する車両が真っ直ぐ走ることのできる安定性をいう。
傾斜ラグ溝16l,16rの終端16bから開口端16aに進むにつれ、溝深さが深くなることで、排水性の点で、陸部14l、14rから徐々に流れ込む水の量に対応して傾斜ラグ溝16l,16rの排水量を確保できる。しかも、終端部16bは、傾斜ラグ溝16l,16rの中で周方向溝16cに最も近い部分(図3(a)中の領域R1)であるが、この部分における傾斜ラグ溝16l,16rの溝深さは浅いので、陸部14l,14rの周方向溝12c近傍の陸部14l,14rの部分のタイヤ幅方向におけるブロック剛性を高めることができる。
また、陸部14l,14rのそれぞれにおいて、複数の浅溝20がタイヤ幅方向からみて重ならないように配置されている。このように浅溝20を設けることにより、陸部14l,14rの周方向溝12c近傍の陸部14l,14rの部分(図3(a)中の領域R1)のブロック剛性を高く維持することができ、その剛性を陸部14l,14rのそれ以外の部分に向けて滑らかに変化させて、偏摩耗を抑制させることができる。
このようなトレッドパターン10において、傾斜ラグ溝16l,16rの直線部16dの長さL1(図3(a)参照)は、傾斜ラグ溝16l,16rのタイヤ周方向に沿った長さL2(図3(a)参照)の3〜75%であることが好ましい。長さL2に対する長さL1の比が3%未満の場合タイヤの直進性の向上代が低下し、75%を超える場合排水性の向上代が低下する。
また、傾斜ラグ溝16l,16rの終端16bと開口端16aとの間のタイヤ幅方向における距離(幅)W1は、陸部14l,14rの幅W2の50〜90%であることが好ましい。幅W2に対する幅W1の比が50%未満の場合、溝体積が不足して排水性を含むウェット性能が低下し、90%を越える場合、乾燥路面上の操縦安定性の向上のマージンが小さくなる。
また、サイプ18l,18rの開始端18aと、傾斜ラグ溝16l,16rの開口端16aとの間のタイヤ幅方向における距離(幅)W3は、陸部12l,12rの幅W2の5〜40%であることが好ましい。幅W2に対する幅W3の比が5%未満である場合、周方向溝12l,12rとサイプ18l,18r間に挟まれた部分の距離が短くなり、この部分のブロック剛性が低下して摩耗速度が速くなり、偏摩耗の核になり易い。幅W2に対する幅W3の比が40%を越える場合、周方向溝12cとサイプ18l,18r間に挟まれた部分のブロック剛性が低下して摩耗速度が速くなり、偏摩耗の核になり易い。幅W2に対する幅W3の比は、好ましくは、15〜30%である。
また、サイプ18l,18rの閉塞端18bと、傾斜ラグ溝16l,16rの開口端16aとの間のタイヤ幅方向における距離(幅)W4は、陸部12l,12rの幅W2の20〜60%であることが好ましい。幅W2に対する幅W4の比が20%未満である場合、周方向溝12l,12rとサイプ18l,18r間に挟まれた部分の距離が短くなり、この部分のブロック剛性が低下して摩耗速度が速くなり、偏摩耗の核になり易い。幅W2に対する幅W4の比が60%を越える場合、周方向溝12cとサイプ18l,18r間に挟まれた部分のブロック剛性が低下し摩耗速度が速くなり、偏摩耗の核になり易い。幅W2に対する幅W4の比は、好ましくは30〜50%である。
サイプ18l,18rは、サイプ18l,18rの開始端18aの位置における傾斜ラグ溝16l,16rの溝深さに対して50%〜100%の深さを有することが好ましい。サイプ18l,18rの深さが、傾斜ラグ溝16l,16rの溝深さより深くなると、サイプ18l,18rと周方向溝12l,12rとの間に挟まれた部分のブロック剛性が低下し摩耗速度が速くなり、偏摩耗の核になり易い。一方、傾斜ラグ溝16l,16rの溝深さに対するサイプ18l,18rの深さが50%未満である場合、排水性を含むウェット性能が低下する。
浅溝20の一方の端部とサイプ18l,18rの閉塞端との間の、タイヤ幅方向における離間距離は2mm以下であることが好ましい。また、浅溝20の他方の端部と傾斜ラグ溝16l,16rの終端との間の、タイヤ幅方向における離間距離は2mm以下であることが好ましい。
浅溝20における溝深さは、周方向溝12l,12rの溝深さの2〜10%であることが好ましい。浅溝20は、陸部14l,14rの各部分において、ブロック剛性が高くなる部分に設けられることにより、偏摩耗性を向上させる。浅溝20の溝は浅いため、摩耗が進んだ状態では浅溝20自体が消滅して機能しないが、偏摩耗に最も大きく影響を与える摩耗初期段階で、陸部14l,14rにおけるブロック剛性のタイヤ周方向における変化を抑えることができ、偏摩耗を抑制することができる。
浅溝20の幅は0.2〜2mmであることが好ましい。幅が0.2mmの幅より狭いと、偏摩耗の向上が十分でなくなる。幅が2mmを超える場合、逆に各部分のブロック剛性のタイヤ周方向における変化が大きくなり、偏摩耗が発生しやすくなる。浅溝20の幅は、好ましくは、0.5〜1mmである。
ショルダーサイプ24のショルダー開口端の、タイヤ周方向における位置は、傾斜ラグ溝16l,16rの開口端16aのタイヤ周方向における位置から、互いに隣接する傾斜ラグ溝16l,16rの開口端16a間の距離の10%以上90%以下の距離離間していることが好ましい。この離間する距離が開口端16a間の距離の10%未満および90%を超える場合、周方向溝16l,16rのそれぞれの両側にある陸部の、タイヤ幅方向におけるブロック剛性のタイヤ周方向における変化を、陸部14l,14rのブロック剛性の変化に対して分散させることができないため、パターンノイズの音圧レベルが増加する。
ショルダーラグ溝22は、周方向溝12l,12rに開口していない。これにより、パターンノイズを低減することができ、排水性を確保しながら、乾燥路面上の操縦安定性を向上させることができる。
トレッドパターン10のように、接地長が最も長くなるタイヤセンターライン上に周方向溝12cを設けることにより、水膜を有する湿潤路面上で効率よく排水を行うことができ、ウェット性能を向上させることができる。
トレッドパターン10は、周方向溝を3本有するが、この3本の周方向溝により、湿潤路面上での排水性を向上させることができる。
(実施例、比較例、および従来例)
トレッドパターン10の効果を調べるために、タイヤを試作した。試作したタイヤのサイズは、195/65R15 91Hである。実施例として作製したパターン1〜31、比較例1,2、および、従来例は、いずれも3本の周方向溝を有するトレッドパターンを採用した。試作したタイヤに15×6JJのリムに組み付け、内圧210kPaの条件で、1.8リットルクラスの乗用車に装着し、2名乗車の条件で排水性およびウェット操縦安定性を含むウェット性能と、偏摩耗性のほかに、乾燥路面上での操縦安定性(ドライ操縦安定性)とパターンノイズ(官能による評価)を調べた。
偏摩耗性は、所定の走行モード(平坦路、走行速度平均80km/時)にて10000km走行後の摩耗形態を、目視により数値化した。ウェット性能、ドライ操縦安定性およびパターンノイズについては、ドライバによる官能試験により評価を行った。ウェット性能、ドライ操縦安定性の評価結果は、値が高いほど優れていることを示す。また、パターンノイズの評価結果の数値も、値が高いほど、パターンノイズが低減することを示す。各性能の評価値に関して、値5は性能の許容限界レベルであり、タイヤとして値5以上が要求される。
(パターンについて)
図1に示すトレッドパターン10を含めた各パターンについて上記性能評価を行った。
パターン1は、図1に示す実施例のパターンである。パターン2は、傾斜ラグ溝の開口端が、タイヤセンターラインCL上の周方向主溝の側に位置する、図4に示す実施例のパターンである。比較例1は、図5に示すパターンである。比較例1では、傾斜ラグ溝から延びる細溝の閉塞端の位置が、右側の半トレッド部では、図5中の上方向に隣接する傾斜ラグ溝の終端を基準として、下方向の側にあり、上方向の側にないパターンである。また、左側の半トレッド部では、細溝の閉塞端の位置は、図5中の下方向に隣接する傾斜ラグ溝の終端を基準として、上方向の側にあり、下方向の側にないパターンである。従来例は、図6に示すパターンである。各パターンの寸法の情報および性能の評価結果は下記表1に示されている。
表1より、パターン1,2は、比較例1および従来例と比較して、ウェット性能および偏摩耗性の点で優れていることがわかる。すなわち、細溝18の閉塞端18bを、傾斜ラグ溝16のそれぞれに対して第2方向に隣接する傾斜ラグ溝16の終端16bを基準として、第2方向の側に配置することにより、排水性およびウェット操縦安定性を含めたウェット性能と偏摩耗性とを同時に向上させることができる。
(傾斜ラグ溝の直線部について)
次に、下記表2に示すように、直線部の長さのみを変更したパターン3〜9と、比較例2のタイヤを作製し、各種性能評価を行った。表2では、直線部の長さは、図3(a)に示す長さL2に対する長さL1の比率で表されている。
表2より、パターン3〜9では、比較例2(直線部の長さ0%)に比べてウェット性能と偏摩耗性が優れている。直線部の比率が3%未満の場合、ドライ操縦安定性におけるタイヤの直進性が低下し、75%を超える場合、排水性が低下してウェット性能が低下する。これより、直線部は、傾斜ラグ溝のタイヤ周方向に沿った長さの3〜75%であることが好ましい。
(傾斜ラグ溝のタイヤ幅方向の長さについて)
次に、下記表3に示すように、傾斜ラグ溝のタイヤ幅方向の長さのみを変更したパターン10〜14を作製し、各種性能評価を行った。表3では、傾斜ラグ溝のタイヤ幅方向の長さは、図3(a)に示す幅W2に対する幅W1の比率で表されている。
表3より、パターン11〜14は、パターン10に対してウェット性能が優れている。一方、パターン10〜13は、パターン14に比べて、DRY操縦安定性が優れている。これより、傾斜ラグ溝のタイヤ幅方向長さは、陸部の幅の50〜90%であることが好ましい。
(傾斜ラグ溝から延びる細溝の開始端の位置について)
次に、下記表4に示すように、傾斜ラグ溝から延びる細溝の開始端の位置のみを変更したパターン15〜19を作製し、各種性能評価を行った。表4では、傾斜ラグ溝から延びる細溝の開始端の位置は、図3(a)に示す幅W2に対する幅W3の比率で表されている。
表4より、パターン15〜19では、パターン15,19に対して、パターン16,1,17,18のウェット性能およびDRY操縦安定性が優れている。これより、細溝の開始端と傾斜ラグ溝の開口端との間のタイヤ幅方向における距離は、陸部の幅の5〜40%であることが好ましい。
(傾斜ラグ溝から延びる細溝の閉塞端の位置について)
次に、下記表5に示すように、傾斜ラグ溝から延びる細溝の閉塞端の位置のみを変更したパターン20〜25を作製し、各種性能評価を行った。表5では、細溝の閉塞端位置は、図3(a)に示す幅W2に対する幅W4の比率で表されている。
表5より、パターン20〜25では、パターン20,25に対して、パターン21,22,1,23,24の偏摩耗性が優れている。これより、細溝の閉塞端と、傾斜ラグ溝の開口端との間のタイヤ幅方向における距離は、陸部の幅の20〜60%であることが好ましい。さらに、パターン22、パターン1、パターン23の偏摩耗性が高いことから、より好ましくは30〜50%である。
(細溝深さ)
次に、下記表6に示すように、傾斜ラグ溝から延びる細溝の溝深さのみを変更したパターン26,27,1を作製し、各種性能評価を行った。
表6より、パターン26,27,1の中で、パターン27はウェット性能が劣っている。一方パターン26は偏摩耗性が劣っている。細溝が、細溝の開始端の位置における傾斜ラグ溝の溝深さに対して50%〜100%の深さを有するパターン1はウェット性能および偏摩耗性が両立し優れている。
(浅溝深さ)
次に、下記表7に示すように、浅溝(図2(a),(b)中の符号20の部分)の溝深さのみを変更したパターン28,29,1を作製し、各種性能評価を行った。
表7より、パターン28,29,1の中で、パターン28は偏摩耗性が劣っている。一方、パターン29はDRY操縦安定性が劣っている。細溝の溝深さは、周方向溝の深さの2〜10%であるパターン1は、ウェット性能と偏摩耗性のほかに、DRY操縦安定性が優れている。
(ショルダーサイプの位置について)
次に、下記表8に示すように、ショルダーサイプの位置のみを変更したパターン30,31,1を作製し、各種性能評価を行った。なお、ショルダーサイプの位置とは、ショルダーサイプの開口端の、タイヤ周方向における位置である。この位置は、お互い隣接する傾斜ラグ溝の開口端間の距離を100%としたとき、ショルダーサイプの開口端の位置が、何%、傾斜ラグ溝の開口端の位置から離れているか、で表されている。
表8より、パターン30,31,1の中で、パターン30,31は、パターン1とウェット性能、偏摩耗性、DRY操縦安定性は同等であるが、パターン1に比べて、パターンノイズが劣っている。ショルダーサイプの開口端の、タイヤ周方向における位置が、隣接する傾斜ラグ溝の開口端間の距離の10%以上90%以下の距離、傾斜ラグ溝の開口端から離れているパターン1は、ウェット性能と偏摩耗性が優れているほかに、パターンノイズも低い。
以上、本発明の空気入りタイヤについて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
10 トレッドパターン
12,12c,12r,12l 周方向溝
14,14r,14l 陸部
16,16r,16l 傾斜ラグ溝
16a 開口端
16b 終端
16c 屈曲部
16d 直線部
18,18r,18l サイプ
18a 開始端
18b 閉塞端
20 浅溝
22 ショルダーラグ溝
24 ショルダー細溝
100 トレッド面
100A センター領域
100B,101B ショルダー領域
102 主溝
103 リブ
104 第1ラグ溝
105 サイプ
106 補助溝
107 リブ

Claims (18)

  1. トレッドパターンを有する空気入りタイヤであって、
    タイヤトレッド部に、
    タイヤ周方向に連続する2つの周方向溝と、
    前記周方向溝間に挟まれてタイヤ周方向に連続する陸部に、一方の端として前記周方向溝の1つに開口した開口端を、他方の端として前記陸部で閉塞した終端を有し、前記開口端からタイヤ周方向のうちの第1方向に延びるようにタイヤ幅方向に対して傾斜した、タイヤ周上に設けられた複数の傾斜ラグ溝と、
    前記傾斜ラグ溝のそれぞれの途中に開始端を有し、前記第1方向と反対の向きである第2方向に延び、前記開始端位置における前記傾斜ラグ溝の溝幅よりも細く、前記陸部で閉塞する閉塞端を有する細溝あるいはサイプと、を有し、
    前記傾斜ラグ溝のそれぞれは、前記開口端と前記終端との間で湾曲した湾曲部、あるいは屈曲した屈曲部と、前記タイヤ周方向に略平行に延びる、前記終端を含む直線部と、を有し、
    前記傾斜ラグ溝のそれぞれの前記細溝あるいはサイプの閉塞端は、前記傾斜ラグ溝のそれぞれに対して前記第2方向に隣接する傾斜ラグ溝の終端を基準として、タイヤ周方向において、前記第2方向の側に位置する、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記トレッド部のうちタイヤセンターラインを挟んだ2つの半トレッド部のそれぞれは、前記傾斜ラグ溝と、前記細溝あるいはサイプと、を有し、
    前記2つの半トレッド部の一方の前記傾斜ラグ溝の前記第1方向を第3方向といい、前記2つの半トレッド部の他方の前記傾斜ラグ溝の前記第1方向を第4方向というとき、前記第3方向と前記第4方向とは反対の向きであり、
    前記2つの半トレッド部の一方の前記細溝あるいはサイプの前記第2方向を第5方向といい、前記2つの半トレッド部の他方の前記細溝あるいはサイプの前記第2方向を第6方向というとき、前記第5方向と前記第6方向とは反対の向きである、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記傾斜ラグ溝の前記開口端は、前記2つの周方向溝のうち、前記トレッド部のタイヤセンターラインから遠い方の周方向溝に設けられている、請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記2つの周方向溝のうち、前記トレッド部のタイヤセンターラインに近い方の周方向溝には、ラグ溝が開口しない、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記傾斜ラグ溝の深さは、前記開口端から前記終端に進むにしたがって浅くなる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記傾斜ラグ溝の前記直線部の長さは、前記傾斜ラグ溝のタイヤ周方向に沿った長さの3〜75%である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記傾斜ラグ溝の前記終端と前記開口端との間のタイヤ幅方向における距離は、前記陸部の幅の50〜90%である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記細溝あるいはサイプの前記開始端と、前記傾斜ラグ溝の前記開口端との間のタイヤ幅方向における距離は、前記陸部の幅の5〜40%である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記細溝あるいはサイプの前記閉塞端と、前記傾斜ラグ溝の前記開口端との間のタイヤ幅方向における距離は、前記陸部の幅の20〜60%である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記細溝あるいはサイプは、前記細溝あるいはサイプの前記開始端の位置における前記傾斜ラグ溝の溝深さに対して50%〜100%の深さを有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  11. さらに、前記陸部には、前記細溝あるいはサイプに比べて深さが浅い浅溝を有し、
    前記浅溝は、前記閉塞端のタイヤ周方向における位置と、前記傾斜ラグ溝の終端のタイヤ周方向における位置との間であって、前記細溝あるいはサイプの前記傾斜ラグ溝から延びる前記開始端のタイヤ幅方向における位置と、前記傾斜ラグ溝の開口端のない側の周方向溝のタイヤ幅方向における位置との間の前記陸部の領域に設けられている、請求項1〜10のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  12. 前記浅溝の一方の端部と前記細溝あるいはサイプの閉塞端との間の、タイヤ幅方向における離間距離は2mm以下である、請求項11に記載の空気入りタイヤ。
  13. 前記浅溝の他方の端部と前記傾斜ラグ溝の終端との間の、タイヤ幅方向における離間距離は2mm以下である、請求項11または12に記載の空気入りタイヤ。
  14. 前記浅溝の深さは、前記周方向溝の深さの2〜10%である、請求項11〜13のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  15. 前記トレッド部のショルダー領域には、ショルダー領域の接地端に開口し、タイヤ周方向に沿って複数設けられた複数のショルダーラグ溝と、互いに隣接するショルダーラグ溝間に設けられた複数のショルダー細溝あるいはショルダーサイプと、を有し、
    前記ショルダーラグ溝は、前記周方向溝のいずれにも開口せず、前記ショルダー細溝あるいはショルダーサイプは、前記周方向溝の1つに開口する、請求項1〜14のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  16. 前記周方向溝のうちの1つには、前記傾斜ラグ溝の前記開口端と、前記ショルダー細溝あるいはショルダーサイプの開口端とが設けられ、
    前記ショルダー細溝あるいはショルダーサイプのショルダー開口端の、タイヤ周方向における位置は、前記傾斜ラグ溝の前記開口端のタイヤ周方向における位置から、前記傾斜ラグ溝の開口端と隣接する傾斜ラグ溝の開口端との間の距離の10%以上90%以下の距離離れている、請求項15に記載の空気入りタイヤ。
  17. 前記傾斜ラグ溝と前記細溝あるいはサイプが設けられる前記陸部は、前記トレッド部のタイヤセンターラインを挟んで両側の半トレッド部のそれぞれに設けられ、前記2つの周方向溝のうち、前記タイヤセンターラインに近い周方向溝と前記トレッド部のタイヤセンターラインとの間には、1つ以上の周方向溝が設けられている、請求項1〜16のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  18. 前記傾斜ラグ溝と前記細溝あるいはサイプが設けられる前記陸部は、前記トレッド部のタイヤセンターラインを挟んで両側の半トレッド部のそれぞれに設けられ、
    前記タイヤセンターライン上に前記2つの周方向溝のうち一方の周方向溝が設けられている、請求項1〜16のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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