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JP4565795B2 - 撮像装置および電源制御方法 - Google Patents

撮像装置および電源制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通常動作モードと、通常動作モードより電源における消費電力が抑制された状態で動作する省電力動作モードとを備える撮像装置、およびこのような撮像装置における電源制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、乾電池やスティック型等の着脱式の小型バッテリ、さらにこれらが充電可能とされたものを使用した携帯型の機器が広く利用されている。例えば、従来からカセットテープやCD(Compact Disc)等に記録された音楽データを再生する携帯型音楽プレーヤが広く普及していた。また、最近では特に、撮像した画像をデジタルデータとして記録することが可能なデジタルスチルカメラが急速に普及している。
【0003】
このような携帯型の機器では、通常は使用者によって携帯されて使用されることから、電源として大型のものを用いることができず、バッテリの容量も限られてしまう。これに対して、連続して使用可能な時間を少しでも長くするために、動作中における様々な省電力対策が考えられている。
【0004】
例えば、いわゆるオートパワーオフ機能は、使用者による操作入力が一定時間以上行われない場合に、電源を自動的にオフ状態に変化させる機能である。これにより、電源のオン状態のまま放置されて無駄な電力が消費されることが防止される。
【0005】
またこの他に、通常の動作モードより電力消費が抑制された状態で動作するパワーセーブ機能を備えたものもある。パワーセーブ機能では、例えば、機器内においてその時点で長らく使用されていない回路や使用頻度の少ない回路に対する電源の供給を自動的に停止することにより、動作時の電力消費量を抑制する。あるいは、使用者による操作入力に応じて、機器で通常使用可能な機能の一部を使用不可能としたり、性能を低下させるような方法も考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような携帯型の機器では、小型のバッテリを使用した場合に使用可能な時間をより長くすることが常に要求されている。しかし、これらの機器では、使用者の要望に応えて年々動作時の性能が向上し、また様々な機能が付加されており、電力消費量を抑制することは容易ではない。
【0007】
これに対して、高性能および多機能の機器を購入した使用者でも、通常は性能を落としたり、あるいは使用可能な機能を制限してまでも、電力消費量を抑制したいと考えていることも多い。従って、特に使用者による操作入力に応じて明示的にパワーセーブ機能を働かせるような場合には、より積極的な消費電力低減の措置を講じる必要性が生じている。
【0008】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、消費電力をより低減することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、撮像装置における電源の消費電力をより低減することが可能な電源制御方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、撮像した画像を記録する撮像装置において、通常動作モードと、前記通常動作モードより電源における消費電力が抑制された状態で動作する省電力動作モードとを備え、使用者による操作入力を検出するとカウント値を初期化してカウントを開始するカウント手段と、前記カウント手段によって一定時間がカウントされると、前記電源の供給を自動的に切断する自動電源切断手段と、撮像した画像または記録した画像を表示する液晶表示部、および、前記液晶表示部の背面から光を照射するバックライトを含む表示手段と、画像の記録時にストロボ光を発光するストロボ発光手段と、前記省電力動作モードの設定時にのみ、前記ストロボ発光手段の発光直後に実行される次回発光用の充電時において、前記表示手段の前記バックライトを消灯させる点灯制御手段とを有し、前記自動電源切断手段によって前記電源の供給が切断される前記一定時間は、前記通常動作モードより前記省電力動作モードの方が短く設定されることを特徴とする撮像装置が提供される。
【0010】
このような撮像装置では、使用者による最後の操作入力から一定時間が経過すると、自動電源切断手段によって電源の供給が自動的に切断される。使用者による最後の操作入力から、電源の供給の切断までの時間は、通常動作モードより省電力動作モードの方が短く設定される。また、点灯制御手段の制御により、省電力動作モードの設定時にのみ、ストロボ発光手段の発光直後に実行される次回発光用の充電時において、表示手段のバックライトが消灯される。
【0011】
た、本発明では、通常動作モードと、前記通常動作モードより電源における消費電力が抑制された状態で動作する省電力動作モードとで切り換えて動作可能であり、撮像した画像または記録した画像を表示する液晶表示部と、前記液晶表示部の背面から光を照射するバックライトとを含む表示手段と、撮像した画像の記録時にストロボ光を発光するストロボ発光手段とを備える撮像装置における電源制御方法において、点灯制御手段が、前記省電力動作モードの設定時にのみ、前記ストロボ発光手段の発光直後に実行される次回発光用の充電時において、前記表示手段の前記バックライトを消灯させるステップと、カウント手段が、使用者による操作入力を検出するとカウント値を初期化してカウントを開始するステップと、前記カウント手段によって一定時間がカウントされると、自動電源切断手段が、前記電源の供給を自動的に切断するステップとを有し、前記自動電源切断手段によって前記電源の供給が切断される前記一定時間は、前記通常動作モードより前記省電力動作モードの方が短く設定されることを特徴とする電源制御方法が提供される。
【0012】
このような電源制御方法では、使用者による最後の操作入力から一定時間が経過すると、自動電源切断手段によって電源の供給が自動的に切断される。使用者による最後の操作入力から、電源の供給の切断までの時間は、通常動作モードより省電力動作モードの方が短く設定される。また、点灯制御手段の制御により、省電力動作モードの設定時にのみ、ストロボ発光手段の発光直後に実行される次回発光用の充電時において、表示手段のバックライトが消灯される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態例であるデジタルスチルカメラの概略構成を示すブロック図である。
【0014】
図1に示すデジタルスチルカメラ1は、撮像した画像をデジタルデータとして、着脱式の半導体メモリであるメモリカード10に記録するとともに、メモリカード10に記録された画像を再生表示することが可能な装置である。このデジタルスチルカメラ1は、画像の撮像および記録再生を行う画像記録再生部2と、撮像された画像および再生された画像を表示する表示部3と、装置全体の制御を行う制御マイコン4と、ユーザによる操作入力が行われる入力部5と、ストロボ光を発光するストロボ発光部6によって構成される。また、デジタルスチルカメラ1内の各ブロックは、図示しない着脱式バッテリが装着された電源供給部7からの電源供給により動作する。
【0015】
画像記録再生部2は、画像の撮像およびこれに伴うデジタル画像信号の出力を行う撮像ブロック21と、画像信号の圧縮符号化処理、および伸張復号化処理を行う画像信号処理部22と、メモリカード10に対するデータの書き込み・読み出しを行うメモリR/W(リーダ/ライタ)23を具備する
撮像ブロック21は、被写体からの光が入射されるレンズによる光学系やアイリス、シャッタ、入射光を光電変換するCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子、撮像素子からの出力信号に対してデジタル変換処理等を行う信号処理回路、画像信号等を一時記憶するためのメモリ等により構成される。この撮像ブロック21は、制御マイコン4による制御の下で、被写体からの入射光に応じて撮像素子から画像信号を順次出力する。さらにこの画像信号に対して、信号処理回路においてデジタル信号への変換処理や、ノイズ除去処理、画質補正処理、輝度・色差信号への変換処理等を施して、画像信号処理部22および表示部3に送出する。また、制御マイコン4からの指示に応じて、シャッタを動作させ、このときの1フレーム分の画像信号を、画像信号処理部22に出力する。
【0016】
画像信号処理部22は、撮像ブロック21から出力された画像信号に対して、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)規格等の所定のデータフォーマットへの変換処理を行い、メモリR/W23に供給する。また、メモリR/W23によりメモリカード10から読み出された画像データの伸張および復号化処理やデータフォーマット、解像度等の変換処理を行い、メモリR/W23または表示部3に出力する。
【0017】
メモリR/W23は、画像信号処理部22において所定のデータフォーマットに変換された画像データを、装着されたメモリカード10に書き込む。また、メモリカード10に記録された画像データを読み出して、画像信号処理部22に対して送出する。
【0018】
表示部3は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)やLED(Light Emitting Diode)等を具備する。LCDは、撮像ブロック21において撮像されている、いわゆるカメラスルー画像を表示する他、メモリカード10から読み出された画像を表示する。また、制御マイコン4からの制御信号に応じて所定の文字等をオンスクリーン表示する。LEDは、制御マイコン4の制御によって点灯し、例えば電源のオン状態等を使用者に通知する。さらに、表示部3には、カメラスルー画像やメモリカード10から読み出された画像の信号を外部に出力する外部出力端子も具備する。なお、表示部3の内部構成については、図2において詳述する。
【0019】
制御マイコン4は、デジタルスチルカメラ1内の各回路ブロックを制御する制御処理部であり、入力部5からの指示入力信号に基づいて、各回路ブロックの動作を制御する。また、電源供給のオン/オフ動作を制御するとともに、電源供給部7からバッテリ残容量の通知を受ける。なお、制御マイコン4の内部構成についても、図2において詳述する。
【0020】
入力部5は、例えば撮像ブロック21のシャッタの開閉動作を操作するためのシャッタレリーズボタンや、動作モードを選択するための選択スイッチ等により構成され、ユーザによる操作に応じた指示入力信号を制御マイコン4に対して出力する。
【0021】
ストロボ発光部6は、制御マイコン4の制御の下で、電源供給部7からの供給電圧を逐次充電し、この充電された電圧を使用して、撮像ブロック21におけるシャッタの開閉動作に同期してストロボ光を発光する。なお、ストロボ光を発光するか否かは、使用者による入力部5からの入力操作により任意に設定される。例えば、使用者は、ストロボ光を発光させないモード、強制的に発光させるモード、必要に応じて自動的に発光させるモードを選択することができる。
【0022】
電源供給部7には、乾電池やスティック型等の小型の着脱式バッテリ、あるいはこれらが充電可能とされたものが装着される。電源供給部7は、制御マイコン4の制御の下で、着脱式バッテリから得られる電圧を図示しないDC/DCコンバータにより所定の電圧に昇圧して、デジタルスチルカメラ1の各回路ブロックに対して電源を供給する。また、制御マイコン4に対して、装着された着脱式バッテリのバッテリ残容量を通知する。
【0023】
次に、このデジタルスチルカメラ1における画像の記録再生動作について説明する。
画像の記録動作が行われる際には、制御マイコン4による制御の下で、撮像ブロック21によって画像が撮像され、この撮像に伴って順次出力されるデジタル式の画像信号が、表示部3に入力される。これにより、表示部3においてカメラスルー画像が表示される。また、このとき制御マイコン4は、電源供給部7からバッテリ残容量の通知を受け、この通知に基づいて記録可能な残り時間を示す数字やバッテリ残容量を示す画像等を表示部3に表示させる。
【0024】
この状態で、入力部5においてシャッタ操作のための指示入力が行われると、撮像ブロック21においてシャッタの開閉動作が行われるとともに、このときの画像信号の1フレームが抽出されて、画像信号処理部22に出力される。また、必要に応じて、シャッタの開閉動作に同期してストロボ発光部6においてストロボ光が発光される。画像信号処理部22は、撮像ブロック21から入力された画像信号に対して圧縮および符号化処理を施して、所定のデータフォーマットに変換する。変換された画像データは、メモリR/W23に送出されて、メモリカード10に書き込まれる。
【0025】
また、画像の再生動作が行われる際には、入力部5からの指示入力に応じて、メモリR/W23により所定の画像データがメモリカード10から読み出される。この画像信号は、画像信号処理部22において伸張および復号化処理され、表示部3に出力される。これにより、再生画像が表示部3において表示される。
【0026】
また、入力部5からの指示入力に応じて、メモリカード10から読み出した画像データを画像信号処理部22に入力させ、データの圧縮率や画素サイズ、あるいはデータフォーマットを変換して、再びメモリR/W23を介してメモリカード10に書き込むことも可能となっている。
【0027】
ところで、このデジタルスチルカメラ1では、自動的に電源供給がオフされるオートパワーオフ機能と、通常動作時より消費電力が抑制された状態で動作するパワーセーブ機能とを具備している。これらの機能により、電源供給部7における電力消費を低減し、着脱式バッテリによって動作が可能な時間をできるだけ長くする。
【0028】
ここで、図2は、上記のデジタルスチルカメラ1における表示部3および制御マイコン4の内部構成を示すブロック図である。以下、この図2を用いて、オートパワーオフ機能およびパワーセーブ機能について詳しく説明する。
【0029】
図2に示すように、表示部3は、制御マイコン4や画像記録再生部2からの信号を受けて表示のための制御処理を行う表示処理部31と、入力された画像信号をRGB信号に変換するRGB処理部32と、RGB処理部32からの信号に基づいて画像を表示するLCD33と、表示処理部31による制御に基づいて点灯するLED34と、画像信号を外部に出力可能な信号に変換するビデオ出力処理部35と、画像信号を外部に出力する外部出力端子36によって構成される。
【0030】
表示処理部31は、画像記録再生部2の撮像ブロック21および画像信号処理部22から出力された画像信号を受け、制御マイコン4による制御に基づいて、この画像信号をRGB処理部32およびビデオ出力処理部35の一方または双方に出力する。また、制御マイコン4からの信号に応じて、画像記録再生部2からの画像信号に、バッテリ残容量やメモリカード10に記録可能な残り枚数等を示す所定の文字や画像を合成して出力し、これらの文字や画像をオンスクリーン表示させる。さらに、制御マイコン4からの信号に応じて、LED34の点灯動作を制御する。
【0031】
RGB処理部32は、表示処理部31から入力された画像信号に対して、LCD33に表示させることが可能なようにRGB信号に変換する。LCD33は、RGB処理部32からの信号に基づいて画像を表示する。このLCD33は、バックライトにより液晶部の背面から光を照射させることにより画像を表示する透過型LCDとなっている。また、バックライトの消灯時には液晶部への入射光が背面で反射されるように構成された、透過型と反射型の双方として機能するようなLCDであってもよい。
【0032】
LED34は、表示処理部31からの信号に基づいて点灯し、電源がオン状態であることを使用者に通知する。なお、実際にはこの他に、例えば自動焦点機能のロック状態等、撮影時の様々な情報を使用者に通知するための複数のLEDが設けられている。
【0033】
ビデオ出力処理部35は、表示処理部31から供給された画像信号を、例えばNTSC(National Television System Committee)規格のアナログ信号に変換して、外部出力端子36に出力する。外部出力端子36は、外部のモニタ装置にデジタルスチルカメラ1による撮影画像やメモリカード10に記録された画像を表示させるための端子であり、所定のケーブルが接続された場合に、ビデオ出力処理部35からのアナログ画像信号を送出する。
【0034】
また、制御マイコン4は、デジタルスチルカメラ1の全体の制御をつかさどるシステム制御部41と、デジタルスチルカメラ1内の動作に関する種々の設定を保持する設定保持部42と、所定の時間計測処理を行うタイマ制御部43によって構成され、これらが内部バス44により接続されている。なお、内部バス44は、表示部3の表示処理部31、および画像記録再生部2に対しても接続しており、これらと制御マイコン4との間で信号の授受を行うことが可能となっている。
【0035】
システム制御部41は、入力部5からの操作入力に応じてデジタルスチルカメラ1の全体の動作制御や、電源供給部7における電源供給動作の制御を行う。また、電源供給部7よりバッテリ残量に対する通知を受け、これに基づく信号を表示処理部31に送出する。
【0036】
設定保持部42は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable−ROM)等の不揮発性の半導体メモリにより構成され、システム制御部41において設定された動作モードや撮影時の各種パラメータ等の情報を保持する。タイマ制御部43は、システム制御部41からの指示に応じて、所定の時間をカウントし、カウント値をシステム制御部41に通知する。
【0037】
ここで、このデジタルスチルカメラ1における電源のオン状態からオフ状態となる際の動作について説明する。電源のオン状態では、電源供給部7より装置内の各回路ブロック、すなわち画像記録再生部2、表示部3、制御マイコン4、入力部5およびストロボ発光部6に対して、着脱式バッテリからのDC/DCコンバータを介した電源供給が行われている。
【0038】
また、このとき、LED34が点灯されているとともに、設定保持部42では、電源のオン状態/オフ状態を示す電源状態情報により、電源がオン状態であることが記憶されている。設定保持部42では、電源状態情報とともに、撮像した画像の記録時における様々な撮影パラメータ等の情報が記憶されており、システム制御部41は、設定保持部42の情報を参照して各回路ブロックを制御する。
【0039】
このような電源のオン状態において、入力部5の電源スイッチが押下されると、システム制御部41はこれを検出して、設定保持部42の記憶している電源状態情報を参照する。これにより、現在が電源がオン状態であることを確認すると、設定保持部42の電源状態情報をオフ状態に変更し、装置内の各回路ブロックに動作の終了を通知する等、電源オフに向かう処理を行う。これにより、LED34が消灯され、また表示処理部31からのRGB処理部32やビデオ出力処理部35に対する画像信号の出力が停止される。
【0040】
これらの処理が正常に終了し、電源供給部7による電源供給を停止させると、電源のオフ状態となる。使用者には、LED34の消灯や、LCD33、または外部出力端子36に接続された外部のモニタ装置において、画像の表示が終了されることにより、電源がオフ状態となったことが通知される。
【0041】
なお、電源のオフ状態では、入力部5の電源スイッチの押下をシステム制御部41が検出することにより、電源オンに向かう処理が開始される。システム制御部41は、電源供給部7と通信して正常な電源供給を開始することが可能であれば、この電源供給を開始させるとともに、装置内の各回路ブロックに対して動作を開始させる。また、設定保持部42において、電源状態情報をオン状態に変化させる。
【0042】
次に、オートパワーオフ機能について説明する。オートパワーオフ機能は、使用者による操作入力が一定時間以上行われない場合に、自動的に電源をオフ状態にして、無駄な電力の消費を防止するための機能である。デジタルスチルカメラ1では、通常、このオートパワーオフ機能が常時設定されている。あるいは、入力部5からの操作入力により、設定を解除可能なようにしてもよい。
【0043】
オートパワーオフ機能の設定時では、タイマ制御部43において時間のカウントが行われ、システム制御部41は、入力部5からの何らかの信号入力を検出すると、タイマ制御部43のカウント値を初期値に戻す。また、タイマ制御部43において所定の時間がカウントされると、タイムアウト情報が出力される。システム制御部41は、このタイムアウト情報に応じて、電源をオフ状態とするための処理を実行する。これにより、使用者による操作入力が一定時間の間行われなかった場合に、自動的に電源がオフ状態とされる。また、オートパワーオフ機能により電源がオフ状態となる際には、例えばLCD33における表示停止の直前に、オートパワーオフ機能による電源切断であることを示す画面が表示されるようにしてもよい。
【0044】
次に、パワーセーブ機能について説明する。パワーセーブ機能は、使用者による設定に応じて、電源供給部7における消費電力が抑制されるパワーセーブモードで動作する機能である。本実施例では、パワーセーブモードの設定時には、LCD33におけるバックライトの照度を低下させるとともに、ストロボ発光部6への電源供給を停止して、ストロボ発光を行わないことにより、消費電力を低減する。なお、この他に例えば、ストロボ発光部6におけるストロボ発光後の充電時に、LCD33のバックライトを消灯するようにしてもよい。
【0045】
このように、パワーセーブ機能は、デジタルスチルカメラ1の有する機能を制限することから、パワーセーブ機能を有効とするか否かを使用者が任意に設定することが可能となっている。パワーセーブ機能の設定は、例えばLCD33に表示されたメニュー画面を見ながら、使用者が入力部5のカーソルキーを操作することにより行うことができる。
【0046】
図3は、パワーセーブ機能を設定するためのLCD33における画面表示例を示す図である。
パワーセーブ機能の設定時には、図3に示すように、撮像ブロック21によって撮像されているカメラスルー画像33a上に、パワーセーブ機能設定表示33bがオンスクリーン表示される。パワーセーブ機能設定表示33bでは、入力部5のカーソルキーの操作により、「パワーセーブ」の文字上にカーソルが合わされ、この文字が反転表示されると、その右側にオン/オフを設定するためのオン/オフ設定表示33cがオンスクリーン表示される。使用者は、「ON」の文字上にカーソルを合わせた後、入力部5の決定キーを押下することで、パワーセーブ機能が設定される。逆に、パワーセーブ機能が設定されていれば、「OFF」の文字上にカーソルを合わせて決定キーを押下することで、パワーセーブ機能を解除することができる。
【0047】
決定キーの押下によりパワーセーブ機能が設定されると、システム制御部41は、LCD33のバックライトに対する供給電圧を所定値まで低下させるように、電源供給部7に対して指示する。また、ストロボ発光部6の動作を停止させるとともに、電源供給部7からの電源供給を停止させる。これにより、デジタルスチルカメラ1はパワーセーブモードで動作し、LCD33の画面表示が暗くなるとともに、ストロボ光を発光させることができなくなる。
【0048】
また、設定保持部42は、パワーセーブ機能の設定の有無を示すセーブモード情報を記憶し、決定キーの押下によりパワーセーブ機能が設定されると、セーブモード情報をオン状態とし、設定が解除されるとオフ状態とする。
【0049】
ところで、このデジタルスチルカメラ1では、パワーセーブ機能の設定の有無にかかわらず、オートパワーオフ機能が有効となる。本発明では、パワーセーブ機能が設定されたときには、オートパワーオフ機能が作動するまでの時間を短縮することにより、より積極的に消費電力の低減を図る。例えば、パワーセーブ機能が無効とされた場合には、入力部5における最後の操作入力からオートパワーオフ機能が作動するまでの時間が3分に設定されるのに対し、パワーセーブ機能が有効とされた場合は、この時間を1分30秒に設定する。
【0050】
図4は、パワーセーブ機能の設定の有無に応じたオートパワーオフ機能実行時における処理の流れを示すフローチャートである。
図4のフローチャートの開始時において、電源がオン状態とされ、例えば撮像ブロック21から撮像された画像信号が表示処理部31に供給され、この画像信号がRGB処理部32を介してLCD33に順次送出されている。これにより、LCD33にはカメラスルー画像が表示されている。
【0051】
ステップS401において、システム制御部41は、設定保持部42のセーブモード情報を参照して、パワーセーブ機能が設定されているか否かを判断する。設定されていた場合はステップS402に進み、設定されていない場合はステップS403に進む。
【0052】
ステップS402において、タイマ制御部43のカウント値を、パワーセーブモードにおける設定値で初期化する。また、ステップS403において、タイマ制御部43のカウント値を、通常動作モードにおける設定値で初期化する。ここで、パワーセーブモードにおける設定値は、通常動作モードにおける設定値より小さな値が設定される。
【0053】
ステップS404において、システム制御部41は、入力部5からの入力の有無を判断し、入力がない場合にはステップS405に進み、あった場合にはステップS401に戻って、再びパワーセーブ機能が有効か否かを判断する。
【0054】
ステップS405において、タイマ制御部43のカウント値をカウントダウンする。ステップS406において、タイマ制御部43のカウント値が0であるか否かを判断する。0でない場合はステップS404に戻って、再び入力部5からの入力の有無を判断する。また、0であった場合は、システム制御部41に対してタイムアウト信号が送信されて、ステップS407に進む。
【0055】
ステップS407において、システム制御部41は、タイムアウト信号の受信に応じて、電源オフに向かう処理を実行する。この処理が正常に終了すると、デジタルスチルカメラ1は電源のオフ状態となる。
【0056】
以上の処理では、ステップS402およびS403におけるカウント値の初期化処理で、パワーセーブ機能の有無により設定値が異なることによって、入力部5より最後の入力があってから自動的に電源がオフ状態とされるまでの時間が、通常動作モードよりパワーセーブモードの方が短くなる。従って、パワーセーブ機能が設定された場合の消費電力が、従来と比較してさらに低減され、着脱式バッテリを交換しないままで、より長時間の使用が可能となる。
【0057】
パワーセーブ機能は使用者の意志により設定されることから、この機能の設定時には、使用者もより積極的な省電力措置を求めていると考えられる。従って、オートパワーオフ機能とパワーセーブ機能とが融合した場合の上記の処理は、パワーセーブ機能の設定時の電源オフタイミングが早まることで使用者が不便を感じたとしても、消費電力の低減効果により、結果的には使用者の使用環境の質を向上させることができる。
【0058】
なお、以上の説明では、本発明をデジタルスチルカメラに適用した例について説明したが、これに限らず、小型バッテリを電源として使用する様々な機器に対して適用することが可能である。このような機器の例としては、フィルムを使用するスチルカメラ、アナログ方式やデジタル方式で動画像を記録するビデオカメラ、光ディスクや光磁気ディスク、可搬型の半導体メモリ、磁気テープ等を使用して音声等の記録、再生を行う携帯型レコーダや携帯型プレーヤ、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)等を挙げることができる。
【0059】
これらの機器では、パワーセーブ機能が設定された場合に、電源供給の自動切断までの時間のカウント開始時について、使用者による入力の検出時以外に、所定の動作の終了時を含めてもよい。例えば、ビデオカメラでは、磁気テープの残容量がなくなったことによる記録動作あるいは再生動作の終了時や、タイマを使用した自動記録動作の終了時等において、電源供給の自動切断までの時間のカウントを開始するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の撮像装置では、使用者による最後の操作入力から、自動電源切断手段によって電源の供給が自動的に切断されるまでの時間について、通常動作モードより省電力動作モードの方が短く設定される。また、省電力動作モードの設定時には、ストロボ発光手段の発光直後に実行される次回発光用の充電時において、表示手段のバックライトが消灯される。従って、省電力動作モードにおいて、電源の消費電力をより低減することが可能となる。
【0061】
た、本発明の撮像装置における電源制御方法では、使用者による最後の操作入力から、自動電源切断手段によって電源の供給が自動的に切断されるまでの時間について、通常動作モードより省電力動作モードの方が短く設定される。また、省電力動作モードの設定時には、ストロボ発光手段の発光直後に実行される次回発光用の充電時において、表示手段のバックライトが消灯される。従って、省電力動作モードにおいて、電源の消費電力をより低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態例であるデジタルスチルカメラの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 デジタルスチルカメラにおける表示部および制御マイコンの内部構成を示すブロック図である。
【図3】 パワーセーブ機能を設定するためのLCDにおける画面表示例を示す図である。
【図4】 パワーセーブ機能の設定の有無に応じたオートパワーオフ機能実行時における処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……デジタルスチルカメラ、2……画像記録再生部、3……表示部、4……制御マイコン、5……入力部、6……ストロボ発光部、7……電源供給部、10……メモリカード、21……撮像ブロック、22……画像信号処理部、23……メモリR/W、31……表示処理部、32……RGB処理部、33……LCD、34……LED、35……ビデオ出力処理部、36……外部出力端子、41……システム制御部、42……設定保持部、43……タイマ制御部

Claims (4)

  1. 撮像した画像を記録する撮像装置において、
    通常動作モードと、前記通常動作モードより電源における消費電力が抑制された状態で動作する省電力動作モードとを備え、
    使用者による操作入力を検出するとカウント値を初期化してカウントを開始するカウント手段と、
    前記カウント手段によって一定時間がカウントされると、前記電源の供給を自動的に切断する自動電源切断手段と、
    撮像した画像または記録した画像を表示する液晶表示部、および、前記液晶表示部の背面から光を照射するバックライトを含む表示手段と、
    画像の記録時にストロボ光を発光するストロボ発光手段と、
    前記省電力動作モードの設定時にのみ、前記ストロボ発光手段の発光直後に実行される次回発光用の充電時において、前記表示手段の前記バックライトを消灯させる点灯制御手段と、
    を有し、
    前記自動電源切断手段によって前記電源の供給が切断される前記一定時間は、前記通常動作モードより前記省電力動作モードの方が短く設定されることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記通常動作モードと前記省電力動作モードとは、前記使用者によって切り換え可能であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記電源として、着脱式のバッテリが使用されることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 通常動作モードと、前記通常動作モードより電源における消費電力が抑制された状態で動作する省電力動作モードとで切り換えて動作可能であり、撮像した画像または記録した画像を表示する液晶表示部と、前記液晶表示部の背面から光を照射するバックライトとを含む表示手段と、撮像した画像の記録時にストロボ光を発光するストロボ発光手段とを備える撮像装置における電源制御方法において、
    点灯制御手段が、前記省電力動作モードの設定時にのみ、前記ストロボ発光手段の発光直後に実行される次回発光用の充電時において、前記表示手段の前記バックライトを消灯させるステップと、
    カウント手段が、使用者による操作入力を検出するとカウント値を初期化してカウントを開始するステップと、
    前記カウント手段によって一定時間がカウントされると、自動電源切断手段が、前記電源の供給を自動的に切断するステップと、
    を有し、前記自動電源切断手段によって前記電源の供給が切断される前記一定時間は、前記通常動作モードより前記省電力動作モードの方が短く設定されることを特徴とする電源制御方法。
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