[go: up one dir, main page]

JP4490221B2 - 動力出力装置およびそれを備えた車両 - Google Patents

動力出力装置およびそれを備えた車両 Download PDF

Info

Publication number
JP4490221B2
JP4490221B2 JP2004282331A JP2004282331A JP4490221B2 JP 4490221 B2 JP4490221 B2 JP 4490221B2 JP 2004282331 A JP2004282331 A JP 2004282331A JP 2004282331 A JP2004282331 A JP 2004282331A JP 4490221 B2 JP4490221 B2 JP 4490221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
motor generator
motor
generated
motor generators
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004282331A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006101594A (ja
Inventor
七郎斎 及部
幸弘 峯澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2004282331A priority Critical patent/JP4490221B2/ja
Publication of JP2006101594A publication Critical patent/JP2006101594A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4490221B2 publication Critical patent/JP4490221B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/0067Converter structures employing plural converter units, other than for parallel operation of the units on a single load
    • H02M1/008Plural converter units for generating at two or more independent and non-parallel outputs, e.g. systems with plural point of load switching regulators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P25/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
    • H02P25/16Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the circuit arrangement or by the kind of wiring
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P27/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage
    • H02P27/04Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage
    • H02P27/06Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage using DC to AC converters or inverters

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

この発明は、動力出力装置およびそれを備えた車両に関し、特に、商用交流電圧を発生して外部交流負荷へ出力可能な動力出力装置およびそれを備えた車両に関する。
特許文献1は、交流電力を発生して外部へ出力可能なモータ駆動/充電システムを開示する。このモータ駆動/充電システムは、バッテリと、2つのモータと、これら2つのモータにそれぞれ接続される2つのインバータと、2つのモータの各中性点に接続される入出力ポートとを備える。そして、このモータ駆動/充電システムによれば、2つのモータの中性点間に交流電圧を発生させて入出力ポートから出力することができる(特許文献1参照)。
米国特許第5099186号明細書
このような2つのモータの中性点間に交流電圧を発生させて出力するシステムにおいては、モータの駆動と交流電圧の出力とが同時に要求されると、交流電圧を発生できない場合がある。すなわち、このようなシステムにおいては、システム電圧(すなわちインバータ入力電圧)をモータ駆動分と交流電圧分とに配分する必要があるところ、高電圧の交流出力が要求されると、交流電圧分の不足が発生し得る。
たとえば、我が国の商用交流電圧AC100Vに合わせてシステム電圧が設定されている場合、商用交流電圧が我が国よりも高い国(AC220Vなど)において、その国の商用交流電圧に合わせて交流電圧の出力が要求されると、そのシステム電圧では所望の交流電圧を発生できない事態が発生し得る。
上述した特許文献1に開示されるモータ駆動/充電システムは、上記のような事態を想定しておらず、高電圧の交流出力が要求された場合、所望の交流電圧を発生できないおそれがある。
そこで、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、設定されたシステム電圧では補えない電圧レベルからなる交流出力が要求されても所望の交流電圧を発生することができる動力出力装置を提供することである。
また、この発明の別の目的は、設定されたシステム電圧では補えない電圧レベルからなる交流出力が要求されても所望の交流電圧を発生することができる動力出力装置を備えた車両を提供することである。
この発明によれば、動力出力装置は、第1および第2のモータジェネレータと、第1および第2のモータジェネレータにそれぞれ接続され、電圧供給線からシステム電圧を受ける第1および第2のインバータと、システム電圧を用いて第1および第2のモータジェネレータを駆動させ、かつ、第1および第2のモータジェネレータの中性点間に交流電圧を発生させるように第1および第2のインバータの動作を制御する制御装置とを備え、システム電圧では発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、制御装置は、第1および第2のモータジェネレータのいずれか一方または双方に対して弱め界磁制御を行なうように第1および/または第2のインバータの動作を制御する。
好ましくは、第1のモータジェネレータは、車両の内燃機関に連結され、第2のモータジェネレータは、車両の駆動輪に連結され、システム電圧では発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、制御装置は、第1のモータジェネレータに対して弱め界磁制御を行なうように第1のインバータの動作を制御する。
また、この発明によれば、動力出力装置は、第1および第2のモータジェネレータと、直流電源と、直流電源から出力される直流電圧をシステム電圧に昇圧する昇圧コンバータと、第1および第2のモータジェネレータにそれぞれ接続され、昇圧コンバータからシステム電圧を受ける第1および第2のインバータと、昇圧コンバータの動作を制御し、さらに、システム電圧を用いて第1および第2のモータジェネレータを駆動させ、かつ、第1および第2のモータジェネレータの中性点間に交流電圧を発生させるように第1および第2のインバータの動作を制御する制御装置とを備え、システム電圧では発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、制御装置は、システム電圧を上昇させるように昇圧コンバータの動作を制御する。
また、この発明によれば、動力出力装置は、第1および第2のモータジェネレータと、直流電源と、直流電源から出力される直流電圧をシステム電圧に昇圧する昇圧コンバータと、第1および第2のモータジェネレータにそれぞれ接続され、昇圧コンバータからシステム電圧を受ける第1および第2のインバータと、昇圧コンバータの動作を制御し、さらに、システム電圧を用いて第1および第2のモータジェネレータを駆動させ、かつ、第1および第2のモータジェネレータの中性点間に交流電圧を発生させるように第1および第2のインバータの動作を制御する制御装置とを備え、制御装置は、第1の電圧レベルからなるシステム電圧では発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、第1および第2のモータジェネレータのいずれか一方または双方に対して弱め界磁制御を行なうように第1および/または第2のインバータの動作を制御し、第1の電圧レベルよりも高い第2の電圧レベルからなるシステム電圧でも発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、システム電圧を上昇させるように昇圧コンバータの動作を制御する。
好ましくは、第1のモータジェネレータは、車両の内燃機関に連結され、第2のモータジェネレータは、車両の駆動輪に連結され、第1の電圧レベルからなるシステム電圧では発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、制御装置は、第1のモータジェネレータに対して弱め界磁制御を行なうように第1のインバータの動作を制御する。
また、この発明によれば、車両は、上述したいずれかの動力出力装置を備え、動力出力装置は、駆動輪を駆動し、かつ、発生した交流電圧を外部交流負荷に供給する。
好ましくは、車両は、内燃機関をさらに備え、動力出力装置に含まれる第1のモータジェネレータは、内燃機関に連結され、動力出力装置に含まれる第2のモータジェネレータは、駆動輪に連結され、第2のモータジェネレータは、駆動輪を駆動する。
この発明による動力出力装置においては、第1および第2のモータジェネレータの中性点間に外部交流負荷へ出力可能な交流電圧が発生する。そして、設定されたシステム電圧では発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、制御装置は、モータジェネレータを弱め界磁制御するので、弱め界磁制御されるモータジェネレータの起電力が小さくなることにより生じる電圧余裕分が交流電圧不足分に充てられる。
したがって、この発明によれば、高電圧の交流出力が要求された場合でも、システム電圧を上昇させることなく、第1および第2のモータジェネレータの中性点間に所望の交流電圧を発生させることができる。
また、この発明による動力出力装置においては、設定されたシステム電圧では発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、制御装置は、車両の内燃機関に連結される第1のモータジェネレータを弱め界磁制御するので、車両の駆動輪に連結される第2のモータジェネレータの動作に影響はない。
したがって、この発明によれば、車両の走行機能に影響を与えることなく、第1および第2のモータジェネレータの中性点間に所望の交流電圧を発生させることができる。
また、この発明による動力出力装置においては、設定されたシステム電圧では発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、制御装置は、システム電圧を上昇させるように昇圧コンバータの動作を制御し、その電圧上昇分が交流電圧不足分に充てられる。
したがって、この発明によれば、高電圧の交流出力が要求された場合でも、第1および第2のモータジェネレータの中性点間に所望の交流電圧を発生させることができる。
また、この発明による動力出力装置においては、制御装置は、第1の電圧レベルからなるシステム電圧では発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、第1および第2のモータジェネレータのいずれか一方または双方に対して弱め界磁制御を行なうように第1および/または第2のインバータの動作を制御し、第1の電圧レベルよりも高い第2の電圧レベルからなるシステム電圧でも発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、システム電圧を上昇させるように昇圧コンバータの動作を制御するので、電圧不足が比較的小さいときは、モータジェネレータの弱め界磁制御が行なわれ、電圧不足が大きいときは、システム電圧が上昇する。
したがって、この発明によれば、広範囲の交流出力に柔軟に対応することができる。また、弱め界磁制御による効率低下を一定の範囲に抑えることができる。
また、この発明による車両においては、上述した動力出力装置が備えられ、動力出力装置は、車両の駆動輪を駆動し、かつ、交流電圧を発生して外部交流負荷に供給する。
したがって、この発明によれば、高電圧の交流出力が要求された場合でも、所望の交流電圧を発生して外部交流負荷に供給することができる。また、交流電圧を発生するための専用インバータを備えていないので、交流電源としての付加機能を有しつつ、小型化や軽量化、低コスト化などを実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による動力出力装置の概略ブロック図である。図1を参照して、この動力出力装置100は、バッテリBと、昇圧コンバータ10と、インバータ20,30と、モータジェネレータMG1,MG2と、ACポート40と、コネクタ50と、制御装置60と、コンデンサC1,C2と、電源ラインPL1,PL2と、接地ラインSLと、U相ラインUL1,UL2と、V相ラインVL1,VL2と、W相ラインWL1,WL2と、AC出力ラインACL1,ACL2とを備える。
動力出力装置100は、たとえば、ハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)に搭載される。そして、モータジェネレータMG1は、エンジンによって駆動される発電機として動作し、かつ、エンジン始動を行ない得る電動機として動作するものとしてハイブリッド自動車に組み込まれる。また、モータジェネレータMG2は、ハイブリッド自動車の駆動輪を駆動する電動機としてハイブリッド自動車に組み込まれる。
モータジェネレータMG1,MG2は、たとえば、3相交流同期電動機からなる。モータジェネレータMG1は、エンジンからの回転力を用いて交流電圧を発生し、その発生した交流電圧をインバータ20へ出力する。また、モータジェネレータMG1は、インバータ20から受ける交流電圧によって駆動力を発生し、エンジンの始動を行なう。モータジェネレータMG2は、インバータ30から受ける交流電圧によって車両の駆動トルクを発生する。また、モータジェネレータMG2は、回生制動時、交流電圧を発生してインバータ30へ出力する。
直流電源であるバッテリBは、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池からなる。バッテリBは、発生した直流電圧を昇圧コンバータ10へ出力し、また、昇圧コンバータ10から出力される直流電圧によって充電される。
昇圧コンバータ10は、リアクトルL1と、npn型トランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。リアクトルL1は、電源ラインPL1に一端が接続され、npn型トランジスタQ1,Q2の接続点に他端が接続される。npn型トランジスタQ1,Q2は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列に接続され、制御装置60からの制御信号PWCをベースに受ける。そして、各npn型トランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すようにダイオードD1,D2がそれぞれ接続される。
インバータ20は、U相アーム21、V相アーム22およびW相アーム23を含む。U相アーム21、V相アーム22およびW相アーム23は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に並列に接続される。U相アーム21は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ11,Q12からなり、V相アーム22は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ13,Q14からなり、W相アーム23は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ15,Q16からなる。また、各npn型トランジスタQ11〜Q16のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD11〜D16がそれぞれ接続されている。
そして、各相アームにおける各npn型トランジスタの接続点は、U,V,W各相ラインUL1,VL1,WL1を介してモータジェネレータMG1の各相コイルの反中性点側にそれぞれ接続される。
インバータ30は、U相アーム31、V相アーム32およびW相アーム33を含む。U相アーム31、V相アーム32およびW相アーム33は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に並列に接続される。U相アーム31は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ21,Q22からなり、V相アーム32は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ23,Q24からなり、W相アーム33は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ25,Q26からなる。また、各npn型トランジスタQ21〜Q26のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD21〜D26がそれぞれ接続されている。
そして、インバータ30においても、各相アームにおける各npn型トランジスタの接続点は、U,V,W各相ラインUL2,VL2,WL2を介してモータジェネレータMG2の各相コイルの反中性点側にそれぞれ接続される。
コンデンサC1は、電源ラインPL1と接地ラインSLとの間に接続され、電圧変動に起因するバッテリBおよび昇圧コンバータ10への影響を低減する。コンデンサC2は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に接続され、電圧変動に起因するインバータ20,30および昇圧コンバータ10への影響を低減する。
昇圧コンバータ10は、制御装置60からの制御信号PWCに基づいて、npn型トランジスタQ2のスイッチング動作に応じて流れる電流をリアクトルL1に磁場エネルギーとして蓄積することによってバッテリBからの直流電圧を昇圧し、その昇圧した昇圧電圧をnpn型トランジスタQ2がオフされたタイミングに同期してダイオードD1を介して電源ラインPL2へ出力する。また、昇圧コンバータ10は、制御装置60からの制御信号PWCに基づいて、電源ラインPL2を介してインバータ20および/または30から受ける直流電圧をバッテリBの電圧レベルに降圧してバッテリBを充電する。
なお、以下では、昇圧コンバータ10によって生成される電源ラインPL2の電圧を「システム電圧Vdc」とも称する。
インバータ20は、制御装置60からの制御信号PWM1に基づいて、電源ラインPL2から受けるシステム電圧Vdcを交流電圧に変換してモータジェネレータMG1へ出力する。これにより、モータジェネレータMG1は、所望のトルクを発生するように駆動される。また、インバータ20は、制御装置60からの制御信号PWM1に基づいて、モータジェネレータMG1によって発電された交流電圧を直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を電源ラインPL2へ出力する。
ここで、インバータ20は、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に商用交流電圧Vacを発生させるように、制御装置60からの制御信号PWM1に基づいて中性点N1の電位を制御しつつモータジェネレータMG1を駆動する。
また、システム電圧Vdcでは補えない電圧レベルからなる商用交流電圧Vacの出力要求があったとき、インバータ20は、モータジェネレータMG1において弱め界磁制御が行なわれるように、制御装置60からの制御信号PWM1に基づいてモータジェネレータMG1を駆動する。より具体的には、インバータ20は、制御装置60からの制御信号PWM1に基づいて、モータジェネレータMG1の界磁を弱める方向のd軸電流成分を生成してモータジェネレータMG1へ出力する。
インバータ30は、制御装置60からの制御信号PWM2に基づいて、電源ラインPL2から受けるシステム電圧Vdcを交流電圧に変換してモータジェネレータMG2へ出力する。これにより、モータジェネレータMG2は、所望のトルクを発生するように駆動される。また、インバータ30は、モータジェネレータMG2の回生制動時、制御装置60からの制御信号PWM2に基づいて、モータジェネレータMG2から出力される交流電圧を直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を電源ラインPL2へ出力する。
ここで、インバータ30は、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に商用交流電圧Vacを発生させるように、制御装置60からの制御信号PWM2に基づいて中性点N2の電位を制御しつつモータジェネレータMG2を駆動する。
ACポート40は、AC出力ラインACL1,ACL2とコネクタ50との接続/切離しを行なうリレーや、AC出力ラインACL1,ACL2に発生する商用交流電圧Vacおよび交流電流Iacをそれぞれ検出するための電圧センサおよび電流センサなどを含む。ACポート40は、制御装置60から出力許可指令ENを受けると、AC出力ラインACL1,ACL2をコネクタ50と電気的に接続する。また、ACポート40は、AC出力ラインACL1,ACL2における商用交流電圧Vacおよび交流電流Iacを検出し、その検出した商用交流電圧Vacおよび交流電流Iacを制御装置60へ出力する。
コネクタ50は、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に発生した商用交流電圧Vacを外部交流負荷へ出力するための出力端子であり、各電気機器の電源用コンセントや家庭の非常用電源のコンセントなどが接続される。コネクタ50は、外部交流負荷のコンセントが接続されているとき、Hレベルの信号CTを制御装置60へ出力する。
制御装置60は、モータジェネレータMG1,MG2のトルク指令値およびモータ回転数、バッテリBのバッテリ電圧、ならびに電源ラインPL2の電圧(システム電圧Vdc)に基づいて、昇圧コンバータ10を駆動するための制御信号PWCを生成し、その生成した制御信号PWCを昇圧コンバータ10へ出力する。なお、モータジェネレータMG1,MG2の回転数、バッテリBの電圧および電源ラインPL2の電圧は、図示されない各センサーによって検出される。
また、制御装置60は、システム電圧VdcならびにモータジェネレータMG1のモータ電流およびトルク指令値に基づいて、モータジェネレータMG1を駆動するための制御信号PWM1を生成する。
ここで、制御装置60は、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に商用交流電圧Vacが発生するように、上アームのnpn型トランジスタQ11,Q13,Q15と下アームのnpn型トランジスタQ12,Q14,Q16とのデューティーの総和を制御しつつ制御信号PWM1を生成する。
さらに、ここで、システム電圧Vdcでは補えない電圧レベルからなる商用交流電圧Vacの出力要求があったとき、制御装置60は、モータジェネレータMG1の弱め界磁制御を行なう。すなわち、制御装置60は、モータジェネレータMG1の界磁を弱める方向のd軸電流成分をインバータ20が生成してモータジェネレータMG1へ出力するように制御信号PWM1を生成する。そして、制御装置60は、その生成した制御信号PWM1をインバータ20へ出力する。
さらに、制御装置60は、システム電圧VdcならびにモータジェネレータMG2のモータ電流およびトルク指令値に基づいて、モータジェネレータMG2を駆動するための制御信号PWM2を生成する。ここで、制御装置60は、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に商用交流電圧Vacが発生するように、上アームのnpn型トランジスタQ21,Q23,Q25と下アームのnpn型トランジスタQ22,Q24,Q26とのデューティーの総和を制御しつつ制御信号PWM2を生成する。そして、制御装置60は、その生成した制御信号PWM2をインバータ30へ出力する。
図2は、図1に示したモータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に商用交流電圧Vacを発生させるためにモータジェネレータMG1,MG2に流す電流を説明するための図である。なお、この図2においては、モータジェネレータMG1の中性点N1からモータジェネレータMG2の中性点N2へ交流電流Iacが流される場合について代表的に示され、また、上述したモータジェネレータMG1の弱め界磁制御は行なわれていない場合について示されている。
図2を参照して、U,V,W各相ラインUL1,VL1,WL1に接続されるインバータ20(図示せず)は、制御装置60(図示せず、以下同じ。)からの制御信号PWM1に基づいてスイッチング動作を行ない、電流成分Iu1_t,Iu1_acからなるU相電流をモータジェネレータMG1のU相コイルに流し、電流成分Iv1_t,Iv1_acからなるV相電流をモータジェネレータMG1のV相コイルに流し、電流成分Iw1_t,Iw1_acからなるW相電流をモータジェネレータMG1のW相コイルに流す。
また、U,V,W各相ラインUL2,VL2,WL2に接続されるインバータ30(図示せず)は、制御装置60からの制御信号PWM2に基づいてスイッチング動作を行ない、電流成分Iu2_t,Iu2_acからなるU相電流をモータジェネレータMG2のU相コイルに流し、電流成分Iv2_t,Iv2_acからなるV相電流をモータジェネレータMG2のV相コイルに流し、電流成分Iw2_t,Iw2_acからなるW相電流をモータジェネレータMG2のW相コイルに流す。
ここで、電流成分Iu1_t,Iv1_t,Iw1_tは、モータジェネレータMG1にトルクを発生させるための電流であり、電流成分Iu2_t,Iv2_t,Iw2_tは、モータジェネレータMG2にトルクを発生させるための電流である。また、電流成分Iu1_ac,Iv1_ac,Iw1_acは、モータジェネレータMG1の中性点N1からAC出力ラインACL1へ交流電流Iacを流すための電流であり、電流成分Iu2_ac,Iv2_ac,Iw2_acは、AC出力ラインACL2からモータジェネレータMG2の中性点N2へ交流電流Iacを流すための電流である。電流成分Iu1_ac,Iv1_ac,Iw1_ac,Iu2_ac,Iv2_ac,Iw2_acは、互いに同じ大きさであり、モータジェネレータMG1,MG2のトルクに寄与しない。そして、電流成分Iu1_ac,Iv1_ac,Iw1_acの合計値および電流成分Iu2_ac,Iv2_ac,Iw2_acの合計値の各々が交流電流Iacとなる。
図3は、デューティーの総和および商用交流電圧Vacの波形図である。図3を参照して、曲線k1は、インバータ20のスイッチング制御におけるデューティーの総和の変化を示し、曲線k2は、インバータ30のスイッチング制御におけるデューティーの総和の変化を示す。ここで、デューティーの総和とは、各インバータにおける上アームのオンデューティーから下アームのオンデューティーを減算したものである。図3において、デューティーの総和が正のときは、対応するモータジェネレータの中性点電位がインバータ入力電圧であるシステム電圧Vdc(図1に示す電源ラインPL2の電圧)の中間値(Vdc/2)よりも高くなることを示し、デューティーの総和が負のときは、中性点電位が電圧Vdc/2よりも低くなることを示す。
この動力出力装置100においては、制御装置60は、インバータ20のデューティーの総和を曲線k1に従って商用周波数で周期的に変化させ、インバータ30のデューティーの総和を曲線k2に従って商用周波数で周期的に変化させる。ここで、インバータ30のデューティーの総和は、インバータ20のデューティーの総和が変化する位相を反転した位相で周期的に変えられる。
そうすると、時刻t0〜t1においては、中性点N1の電位は、電圧Vdc/2よりも高くなり、中性点N2の電位は、電圧Vdc/2よりも低くなり、中性点N1,N2間に正側の商用交流電圧Vacが発生する。ここで、コネクタ50に外部交流負荷のコンセントが接続されると、インバータ20の上アームから下アームに流れ込むことができない余った電流が中性点N1からAC出力ラインACL1、外部交流負荷およびAC出力ラインACL2を介して中性点N2へ流れ、中性点N2からインバータ30の下アームへ流れる。
時刻t1〜t2においては、中性点N1の電位は、電圧Vdc/2よりも低くなり、中性点N2の電位は、電圧Vdc/2よりも高くなり、中性点N1,N2間に負側の商用交流電圧Vacが発生する。そして、インバータ30の上アームから下アームに流れ込むことができない余った電流が中性点N2からAC出力ラインACL2、外部交流負荷およびAC出力ラインACL1を介して中性点N1へ流れ、中性点N1からインバータ20の下アームへ流れる。
このようにして、インバータ20,30は、モータジェネレータMG1,MG2を駆動制御しつつ、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に商用交流電圧Vacを発生させることができる。
上述のように、インバータ20,30は、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に商用交流電圧Vacが発生するようにそれぞれ中性点N1,N2の電位を制御しつつ、モータジェネレータMG1,MG2をそれぞれ駆動制御する必要がある。すなわち、この動力出力装置100においては、インバータ20,30の入力電圧であるシステム電圧Vdcを各モータジェネレータMG1,MG2において駆動制御分(トルク電圧生成分)と中性点電位分(商用交流電圧Vac生成分)とに分配する必要がある。
そして、たとえばAC220Vなど高電圧からなる商用交流電圧Vacの出力要求があった場合、システム電圧Vdcでは各モータジェネレータMG1,MG2において中性点電位分が不足し、所望の商用交流電圧Vacを発生できなくなるところ、この動力出力装置100においては、上述したように制御装置60によりモータジェネレータMG1の弱め界磁制御が行なわれることによって、所望の商用交流電圧Vacを発生することができる。
ここで、弱め界磁制御とは、一般的には、モータの回転数に応じて大きくなるモータ起電力を界磁を弱めることにより低減させてモータを高回転域まで制御可能とするものであるが、この動力出力装置100においては、モータジェネレータMG1の界磁を弱めることによりモータジェネレータMG1の起電力が小さくなった分発生する電圧の余裕分を商用交流電圧Vacの生成に充てるによって(すなわち、電圧余裕分をモータジェネレータの中性点電位の増加分に充てる。)、商用交流電圧Vac生成分の電圧を確保するものである。
この動力出力装置100においては、モータジェネレータMG1,MG2は、永久磁石が埋め込まれたロータと、ステータコイルが巻回されたステータとによって構成され、ロータに埋め込まれた永久磁石によって界磁が生成される。そして、モータジェネレータMG1の弱め界磁制御は、モータジェネレータMG1の界磁を弱める方向のd軸電流成分をインバータ20がモータジェネレータMG1のステータコイルに流すことによって実現される。
図4は、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に発生させる商用交流電圧VacがAC100VのときのモータジェネレータMG1,MG2における電圧配分の考え方を説明するための図である。図4を参照して、インバータ20,30に供給されるシステム電圧Vdcは、モータジェネレータMG1,MG2の各々において、トルクを発生させるための駆動制御分と中性点N1,N2間にAC100Vを発生させるための交流電圧負担分とに用いられる。
ここで、モータジェネレータMG1における交流電圧負担分は、モータジェネレータMG1の中性点N1の電位生成に寄与する電圧であり、モータジェネレータMG2における交流電圧負担分は、モータジェネレータMG2の中性点N2の電位生成に寄与する電圧であり、モータジェネレータMG1における交流電圧負担分とモータジェネレータMG2における交流電圧負担分との合計(図における斜線部)がモータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に発生するAC100Vに対応する。
商用交流電圧VacがAC100Vのとき、モータジェネレータMG1,MG2の各々において、駆動制御分の電圧と交流電圧負担分の電圧との合計は、システム電圧Vdc以下であり、インバータ20,30は、モータジェネレータMG1,MG2をそれぞれ駆動制御しつつ、中性点N1,N2間にAC100Vからなる商用交流電圧Vacを発生させることができる。
図5,図6は、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に発生させる商用交流電圧VacがAC220VのときのモータジェネレータMG1,MG2における電圧配分の考え方を説明するための図である。図5では、モータジェネレータMG1の弱め界磁制御が行なわれない場合の電圧配分が示され、図6では、モータジェネレータMG1の弱め界磁制御が行なわれている場合の電圧配分が示される。なお、この図5,図6では、中性点N1,N2間に発生させる商用交流電圧Vacが高電圧である一例として商用交流電圧VacがAC220Vからなる場合が示されているが、高電圧からなる商用交流電圧Vacの電圧レベルは、AC220Vに限られるものではない。
図5を参照して、商用交流電圧Vacは、高電圧のAC220Vであるので、モータジェネレータMG1,MG2の各々における交流電圧負担分(図における斜線部)は、図4に示したAC100Vの場合よりも大きく、モータジェネレータMG1,MG2の各々において、駆動制御分の電圧と交流電圧負担分の電圧との合計は、システム電圧Vdcを超えてしまう。すなわち、システム電圧Vdcでは交流電圧負担分が不足し、インバータ20,30は、モータジェネレータMG1,MG2をそれぞれ通常に駆動制御しつつ、中性点N1,N2間にAC220Vからなる商用交流電圧Vacを発生させることはできない。
一方、図6を参照して、モータジェネレータMG1の弱め界磁制御が行なわれると、モータジェネレータMG1の起電力が小さくなるので、インバータ20は、より低い制御電圧でモータジェネレータMG1の回転速度を維持できる(但し、トルクは低下する。)。これにより、モータジェネレータMG1において電圧の余裕が生じるので、この余裕分をモータジェネレータMG1における交流電圧負担分に充てる。
したがって、この動力出力装置100においては、商用交流電圧Vacが高電圧であっても、モータジェネレータMG1,MG2の各々において、駆動制御分の電圧と交流電圧負担分の電圧との合計をシステム電圧Vdc以下に抑えることができる。すなわち、システム電圧Vdcでも交流電圧負担分を確保することができ、インバータ20,30は、モータジェネレータMG1,MG2をそれぞれ駆動制御しつつ、中性点N1,N2間にAC220Vからなる高電圧の商用交流電圧Vacを発生させることができる。
図7は、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に発生させる商用交流電圧VacがAC100VのときのモータジェネレータMG1の電圧波形図である。なお、この図7においては、モータジェネレータMG1におけるU相電圧のみが代表的に示されている。
図7を参照して、曲線Vu1は、モータジェネレータMG1のU相電圧を示し、曲線Vac1は、モータジェネレータMG1の中性点電位を示す。曲線k3,k4は、モータジェネレータMG1の相電圧の包絡線を示す。曲線Vu1で示されるU相電圧は、モータジェネレータMG1を駆動制御するためのU相制御電圧を、曲線Vac1で示されるモータジェネレータMG1の中性点電位と足し合わせたものである。
図に示されるように、商用交流電圧Vdcは、AC100Vであるので、曲線Vac1で示されるモータジェネレータMG1の中性点電位の振幅は、それ程大きくなく、U相電圧の最大値は、システム電圧Vdc以下となる。
図8は、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に発生させる商用交流電圧VacがAC220VのときのモータジェネレータMG1の電圧波形図である。なお、この図8においても、モータジェネレータMG1におけるU相電圧のみが代表的に示されている。また、AC220Vは、商用交流電圧Vacが高電圧であることを示す一例であり、商用交流電圧Vacは、AC220Vに限られるものではない。
図8を参照して、商用交流電圧Vdcは、高電圧のAC220Vであるので、曲線Vac1で示されるモータジェネレータMG1の中性点電位の振幅は、商用交流電圧VdcがAC100Vの場合に比べて大きい。しかしながら、モータジェネレータMG1の弱め界磁制御により、モータジェネレータMG1を駆動制御するためのU相制御電圧が抑えられるので、曲線Vu1で示されるU相電圧の駆動制御分に対応する変動の振幅が小さい。その結果、U相電圧の最大値は、システム電圧Vdc以下となる。
以上のように、この実施の形態1によれば、動力出力装置100は、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に商用交流電圧Vacを発生させてコネクタ50から外部交流負荷へ出力することができる。
そして、動力出力装置100は、システム電圧Vdcでは補えない電圧レベルからなる商用交流電圧Vacの出力要求があったとき、モータジェネレータMG1を弱め界磁制御するので、システム電圧Vdcを上昇させることなく、所望の商用交流電圧Vacを発生させることができる。
また、この動力出力装置100においては、エンジンによって駆動される発電機として動作し、かつ、エンジン始動を行ない得る電動機として動作するモータジェネレータMG1のみ弱め界磁制御し、この動力出力装置100が搭載される車両の駆動輪を駆動する電動機として動作するモータジェネレータMG2の弱め界磁制御は行なわないので、車両の走行機能に影響を与えることなく、所望の商用交流電圧Vacを発生させることができる。
また、この動力出力装置100においては、モータジェネレータMG1,MG2をそれぞれ駆動するインバータ20,30を用いて商用交流電圧Vacを発生するので、商用交流電圧Vacを得るための専用のインバータを必要としない。
なお、上記においては、モータジェネレータMG1のみを弱め界磁制御するものとしたが、モータジェネレータMG1,MG2の双方を弱め界磁制御してもよい。この場合、モータジェネレータMG2の弱め界磁制御によってモータジェネレータMG2の発生トルクは減少するが、効率の観点からは、モータジェネレータMG1,MG2の双方で平均的に負担するのがよい。また、動力出力装置100の動作状態によっては、モータジェネレータMG2のみを弱め界磁制御してもよい。
[実施の形態2]
実施の形態1では、モータジェネレータを弱め界磁制御することによって、高電圧の商用交流電圧Vacを発生可能としたが、実施の形態2では、高電圧の商用交流電圧Vacの出力要求があったとき、システム電圧そのものを上昇させる。
実施の形態2による動力出力装置の全体構成は、図1に示した実施の形態1による動力出力装置100の構成と同じである。
実施の形態2においては、高電圧の商用交流電圧Vacの出力要求に対して、制御装置60は、システム電圧Vdcの目標値Vdc_comを第1の電圧レベルVdc1から第2の電圧レベルVdc2に上昇させる。そして、制御装置60は、実施の形態1と同様に、モータジェネレータMG1,MG2のトルク指令値およびモータ回転数、バッテリBのバッテリ電圧、ならびに電源ラインPL2の電圧(システム電圧Vdcの実績値)に基づいて、昇圧コンバータ10を駆動するための制御信号PWCを生成し、その生成した制御信号PWCを昇圧コンバータ10へ出力する。すなわち、制御装置60は、システム電圧Vdcをフィードバック制御し、システム電圧Vdcが第2の電圧レベルVdc2からなる目標値Vdc_comになるように昇圧コンバータ10を駆動するための制御信号PWCを生成する。
そして、昇圧コンバータ10は、制御装置60からの制御信号PWCに基づいて、npn型トランジスタQ2のスイッチング動作に応じて流れる電流をリアクトルL1に磁場エネルギーとして蓄積することによってバッテリBからの直流電圧を電圧レベルVdc2に昇圧し、その昇圧した昇圧電圧をnpn型トランジスタQ2がオフされたタイミングに同期してダイオードD1を介して電源ラインPL2へ出力する。
図9は、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に発生させる商用交流電圧VacがAC220Vのときの実施の形態2におけるモータジェネレータMG1,MG2の電圧配分の考え方を説明するための図である。図9を参照して、商用交流電圧Vacは、高電圧のAC220Vであるので、モータジェネレータMG1,MG2の各々における交流電圧負担分(図における斜線部)は、図4に示したAC100Vの場合よりも大きい。したがって、モータジェネレータMG1,MG2の各々において、駆動制御分の電圧と交流電圧負担分の電圧との合計は、商用交流電圧VacがAC100Vのときは十分であったシステム電圧Vdcの電圧レベルVdc1を超える。
しかしながら、この実施の形態2では、制御装置60は、システム電圧Vdcが電圧レベルVdc1から電圧レベルVdc2に上昇するように昇圧コンバータ10を制御し、昇圧コンバータ10は、システム電圧Vdcを電圧レベルVdc2に制御する。したがって、商用交流電圧Vacが高電圧であっても交流電圧負担分を確保することができ、インバータ20,30は、モータジェネレータMG1,MG2をそれぞれ駆動制御しつつ、中性点N1,N2間にAC220Vからなる高電圧の商用交流電圧Vacを発生させることができる。
以上のように、この実施の形態2によれば、高電圧の商用交流電圧Vacの出力要求がなされたとき、システム電圧Vdcを電圧レベルVdc1から電圧レベルVdc2に上昇させるので、所望の商用交流電圧Vacを発生させることができる。
なお、上記の実施の形態1,2を組合わせた形として、電圧レベルVdc1からなるシステム電圧Vdcでは補えない電圧レベルからなる商用交流電圧Vacの出力要求があったとき、まずモータジェネレータMG1の弱め界磁制御を行ない、電圧レベルVdc1よりも高い電圧レベルVdchからなるシステム電圧Vdcでも補えない電圧レベルからなる商用交流電圧Vacの出力要求があったとき、システム電圧Vdcを電圧レベルVdc1から電圧レベルVdchよりも高い電圧レベルVdc2へ上昇させるようにしてもよい。これにより、広範囲の交流電圧出力に柔軟に対応することができ、また、弱め界磁制御によるモータジェネレータMG1の効率低下を一定範囲内に抑えることができる。
なお、この場合も、上述したように、効率の観点から弱め界磁制御をモータジェネレータMG1,MG2の双方で行なってもよく、モータジェネレータMG2のみを弱め界磁制御してもよい。
図10は、この発明による動力出力装置100をハイブリッド自動車に適用した場合の概略ブロック図である。図10を参照して、モータジェネレータMG1は、エンジン70に連結され、エンジン70を始動するとともに、エンジン70からの回転力によって発電する。モータジェネレータMG2は、駆動輪80に連結され、駆動輪80を駆動するとともに、ハイブリッド自動車の回生制動時に発電する。
そして、コネクタ50には、外部交流負荷であるAC負荷90のコンセント55が接続され、動力出力装置100は、コネクタ50およびコンセント55を介してAC負荷90に商用交流電圧Vacを供給する。これにより、AC負荷90は、動力出力装置100から商用交流電圧Vacの供給を受けて動作することができる。
このように、動力出力装置100が搭載されたこのハイブリッド自動車は、AC100V電源として利用でき、また、AC220Vなどさらに高電圧の商用交流電源としても利用できる。そして、このハイブリッド自動車は、商用交流電圧Vacを発生するための専用インバータを備えないので、車両の小型化や軽量化、低コスト化などを実現しつつ、商用交流電源としての付加価値を有する。
なお、上記においては、動力出力装置100は、ハイブリッド自動車に搭載されると説明したが、この発明においては、これに限らず、動力出力装置100は、電気自動車(Electric Vehicle)および燃料電池自動車に搭載されてもよい。そして、この発明は、一般に2つのモータジェネレータを使用するものに適用可能である。また、動力出力装置100が電気自動車および燃料電池自動車に搭載される場合、モータジェネレータMG1,MG2は、電気自動車および燃料電池自動車の駆動輪に連結される。
なお、上記において、モータジェネレータMG1は、「第1のモータジェネレータ」を構成し、モータジェネレータMG2は、「第2のモータジェネレータ」を構成する。また、インバータ20は、「第1のインバータ」を構成し、インバータ30は、「第2のインバータ」を構成する。さらに、バッテリBは、「直流電源」を構成する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1による動力出力装置の概略ブロック図である。 図1に示すモータジェネレータの中性点間に商用交流電圧を発生させるためにモータジェネレータに流す電流を説明するための図である。 デューティーの総和および商用交流電圧の波形図である。 モータジェネレータの中性点間に発生させる商用交流電圧がAC100Vのときのモータジェネレータにおける電圧配分の考え方を説明するための図である。 モータジェネレータの中性点間に発生させる商用交流電圧がAC220Vのときのモータジェネレータにおける電圧配分の考え方を説明するための第1の図である。 モータジェネレータの中性点間に発生させる商用交流電圧がAC220Vのときのモータジェネレータにおける電圧配分の考え方を説明するための第2の図である。 モータジェネレータの中性点間に発生させる商用交流電圧がAC100VのときのモータジェネレータMG1の電圧波形図である。 モータジェネレータの中性点間に発生させる商用交流電圧がAC220VのときのモータジェネレータMG1の電圧波形図である。 モータジェネレータの中性点間に発生させる商用交流電圧がAC220Vのときの実施の形態2におけるモータジェネレータの電圧配分の考え方を説明するための図である。 この発明による動力出力装置をハイブリッド自動車に適用した場合の概略ブロック図である。
符号の説明
10 昇圧コンバータ、20,30 インバータ、21,31 U相アーム、22,32 V相アーム、23,33 W相アーム、40 ACポート、50 コネクタ、55 コンセント、60 制御装置、70 エンジン、80 駆動輪、90 AC負荷、100 動力出力装置、B バッテリ、C1,C2 コンデンサ、PL1,PL2 電源ライン、SL 接地ライン、L1 リアクトル、Q1,Q2,Q11〜Q16,Q21〜Q26 npn型トランジスタ、D1,D2,D11〜D16,D21〜D26 ダイオード、UL1,UL2 U相ライン、VL1,VL2 V相ライン、WL1,WL2 W相ライン、MG1,MG2 モータジェネレータ、N1,N2 中性点、ACL1,ACL2 AC出力ライン。

Claims (7)

  1. 第1および第2のモータジェネレータと、
    前記第1および第2のモータジェネレータにそれぞれ接続され、電圧供給線からシステム電圧を受ける第1および第2のインバータと、
    前記システム電圧を用いて前記第1および第2のモータジェネレータを駆動させ、かつ、前記第1および第2のモータジェネレータの中性点間に交流電圧を発生させるように前記第1および第2のインバータの動作を制御する制御装置とを備え、
    前記システム電圧では発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、前記制御装置は、前記第1および第2のモータジェネレータのいずれか一方または双方に対して弱め界磁制御を行なうように前記第1および/または第2のインバータの動作を制御する、動力出力装置。
  2. 前記第1のモータジェネレータは、車両の内燃機関に連結され、
    前記第2のモータジェネレータは、前記車両の駆動輪に連結され、
    前記システム電圧では発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、前記制御装置は、前記第1のモータジェネレータに対して前記弱め界磁制御を行なうように前記第1のインバータの動作を制御する、請求項1に記載の動力出力装置。
  3. 第1および第2のモータジェネレータと、
    直流電源と、
    前記直流電源から出力される直流電圧をシステム電圧に昇圧する昇圧コンバータと、
    前記第1および第2のモータジェネレータにそれぞれ接続され、前記昇圧コンバータから前記システム電圧を受ける第1および第2のインバータと、
    前記昇圧コンバータの動作を制御し、さらに、前記システム電圧を用いて前記第1および第2のモータジェネレータを駆動させ、かつ、前記第1および第2のモータジェネレータの中性点間に交流電圧を発生させるように前記第1および第2のインバータの動作を制御する制御装置とを備え、
    前記システム電圧では発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、前記制御装置は、前記システム電圧を上昇させるように前記昇圧コンバータの動作を制御する、動力出力装置。
  4. 第1および第2のモータジェネレータと、
    直流電源と、
    前記直流電源から出力される直流電圧をシステム電圧に昇圧する昇圧コンバータと、
    前記第1および第2のモータジェネレータにそれぞれ接続され、前記昇圧コンバータから前記システム電圧を受ける第1および第2のインバータと、
    前記昇圧コンバータの動作を制御し、さらに、前記システム電圧を用いて前記第1および第2のモータジェネレータを駆動させ、かつ、前記第1および第2のモータジェネレータの中性点間に交流電圧を発生させるように前記第1および第2のインバータの動作を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    第1の電圧レベルからなるシステム電圧では発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、前記第1および第2のモータジェネレータのいずれか一方または双方に対して弱め界磁制御を行なうように前記第1および/または第2のインバータの動作を制御し、
    前記第1の電圧レベルよりも高い第2の電圧レベルからなるシステム電圧でも発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、前記システム電圧を上昇させるように前記昇圧コンバータの動作を制御する、動力出力装置。
  5. 前記第1のモータジェネレータは、車両の内燃機関に連結され、
    前記第2のモータジェネレータは、前記車両の駆動輪に連結され、
    前記第1の電圧レベルからなるシステム電圧では発生できない電圧レベルからなる交流電圧の出力要求があったとき、前記制御装置は、前記第1のモータジェネレータに対して前記弱め界磁制御を行なうように前記第1のインバータの動作を制御する、請求項4に記載の動力出力装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の動力出力装置を備え、
    前記動力出力装置は、駆動輪を駆動し、かつ、発生した交流電圧を外部交流負荷に供給する、車両。
  7. 内燃機関をさらに備え、
    前記動力出力装置に含まれる第1のモータジェネレータは、前記内燃機関に連結され、
    前記動力出力装置に含まれる第2のモータジェネレータは、前記駆動輪に連結され、
    前記第2のモータジェネレータは、前記駆動輪を駆動する、請求項6に記載の車両。
JP2004282331A 2004-09-28 2004-09-28 動力出力装置およびそれを備えた車両 Expired - Fee Related JP4490221B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004282331A JP4490221B2 (ja) 2004-09-28 2004-09-28 動力出力装置およびそれを備えた車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004282331A JP4490221B2 (ja) 2004-09-28 2004-09-28 動力出力装置およびそれを備えた車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006101594A JP2006101594A (ja) 2006-04-13
JP4490221B2 true JP4490221B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=36240878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004282331A Expired - Fee Related JP4490221B2 (ja) 2004-09-28 2004-09-28 動力出力装置およびそれを備えた車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4490221B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4491434B2 (ja) * 2006-05-29 2010-06-30 トヨタ自動車株式会社 電力制御装置およびそれを備えた車両
JP5098819B2 (ja) * 2008-05-30 2012-12-12 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5099186A (en) * 1990-12-31 1992-03-24 General Motors Inc. Integrated motor drive and recharge system
JP3275578B2 (ja) * 1994-10-19 2002-04-15 トヨタ自動車株式会社 電気自動車の車載充電装置
JP4003409B2 (ja) * 2001-03-30 2007-11-07 株式会社豊田自動織機 多出力電力変換回路
JP3531622B2 (ja) * 2001-04-18 2004-05-31 トヨタ自動車株式会社 動力出力装置
JP3661630B2 (ja) * 2001-10-25 2005-06-15 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車の駆動装置及びその制御方法
JP4291731B2 (ja) * 2004-04-27 2009-07-08 トヨタ自動車株式会社 回転電機駆動装置およびそれを備えた車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006101594A (ja) 2006-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4517994B2 (ja) 充電制御装置および電動車両
JP4367391B2 (ja) 充電制御装置および電動車両
CN101460333B (zh) 车辆驱动系统以及具备该系统的车辆
JP4491434B2 (ja) 電力制御装置およびそれを備えた車両
CN1939766B (zh) 电力控制装置、电动车以及电力系统的电力控制方法
JP4679891B2 (ja) 交流電圧発生装置および動力出力装置
JP4742781B2 (ja) 交流電圧出力装置およびそれを備えたハイブリッド自動車
JP5497381B2 (ja) 車両
JP4682740B2 (ja) 車両の電源装置
JP4245546B2 (ja) 動力出力装置およびそれを備えた車両
EP2022662A1 (en) Power output device and vehicle with the same
JP2007099223A (ja) ハイブリッド自動車
JP2005204361A (ja) 交流電圧発生装置および動力出力装置
JP2007195336A (ja) 車両の電源装置
JP4291731B2 (ja) 回転電機駆動装置およびそれを備えた車両
CN100418297C (zh) 动力输出装置以及包含该动力输出装置的车辆
CN107021090B (zh) 混合动力车辆
JP2009027811A (ja) 電力制御装置およびそれを備えた車両
JP4490221B2 (ja) 動力出力装置およびそれを備えた車両
JP2007118659A (ja) 電力出力装置およびそれを備えた車両
JP2007068363A (ja) 交流電圧発生装置および動力出力装置
JP2008199782A (ja) 電力制御装置およびそれを備えた電動車両
JP2012065479A (ja) モータ駆動装置およびそれを搭載する車両
JP2006320071A (ja) 交流電圧出力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060605

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070515

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100318

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100323

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100401

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees