JP4329865B1 - 無機粒子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】製紙スラッジを原料とした無機粒子の製造方法であって、該製紙スラッジを熱処理する熱処理工程と熱処理した焼成物を水と混合する焼成物懸濁液化工程と、該焼成物懸濁液に二酸化炭素又は二酸化炭素含有ガスを接触させる炭酸化工程を備え、該焼成物懸濁液が、液温度として70℃以下であり、かつ炭酸化工程の二酸化炭素又は二酸化炭素含有ガスと接触するまでの時間を9時間以下とすることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
前記炭酸化工程において、上部が円筒で下部が円錐の反応槽を有し、該円錐に多数の穴を空けた円筒型半回分式反応槽を用いて、該穴から二酸化炭素又は二酸化炭素含有ガスを吹き込むことにより該ガスの微細な気泡を生じさせ、該気泡を焼成物懸濁液に接触させることが好ましい。
前記炭酸化工程において、焼成物懸濁液を周速2.0m/s以上で攪拌しながら2時間以上炭酸化反応を行うことが好ましい。
前記熱処理が、過剰空気雰囲気下、スラッジ温度650℃以下でスラッジ中の易燃焼性有機成分を燃焼除去する一次燃焼工程と、スラッジ温度700〜850℃でスラッジ中の難燃焼性有機成分を燃焼除去する二次燃焼工程との、少なくとも2段階の燃焼工程を経ることによって処理されるのが好ましい。
いは仕切りを設けて、総分割数として6〜126分割した多胴・多分割構造とした回転胴構造など、種々の構造が可能である。更に、これらのような回転胴、および管状部材の内部を隔壁で複数の区分室に区画する構造の他に、隔壁に類似した形状の回動型攪拌翼を回転胴内、および管状部材内に非固定状態に挿入することにより、回転胴内を複数の区分室に分割し、該回転胴内に供給される製紙スラッジSを複数の区分室に分配させるようにしてもよい。
日機装社製のマイクロトラックHRAX−100を使用して、無機粒子の粒度分布を測定し、累積質量が50%に相当する点での粒子径を求めた。
ラコムテスターpH計(pHScanWPBN型:アズワン製)を使用し、各種分散液に直接pH電極を浸漬させて顔料分散液のpHを測定した。なお、pH測定に使用したpH計については、NIST基準校正液(pH6.86、およびpH9.18の2種類)を用いてpH校正を行なった後にpH測定を行なった。
サンプル(乾燥物)を約10g、乳鉢で粗い粒子がなくなるまですりつぶしたのち、粉体試料成形機(理学電機工業株式会社製:Cat9302/30)を用いて、圧力100kNで30秒加圧して粉体試料成形した。成形したサンプルの白色度は分光白色度測色計(スガ試験機社製:SC−10WP型)を使用して、JIS P8148(2001年)に準拠し、測定した。
表1に挙げた項目以外の評価として、各実施例について、熱処理後の炭酸カルシウム分解率を、以下(1)〜(6)の手順で熱処理処理前の製紙スラッジ中の炭酸カルシウムとスラッジ焼成物中の残存炭酸カルシウムの量等を求めて評価した。
結晶構造がカルサイトの炭酸カルシウム(奥多摩工業社製:タマパール222H)に対して、内部標準物質として酸化亜鉛(キシダ化学社製:試薬特級)を、重量比1:5、1:1、5:1となるようにそれぞれ混合した。次いで、各混合物について、乳鉢を用いて充分に磨り潰したのちに、X線回折装置(マックスサイエンス社製:MO3XHF)を用いて、40kV、20mA、回折角測定範囲5〜50度の条件で測定し、カルサイト炭酸カルシウムと酸化亜鉛のそれぞれのX線回折100%ピーク面積を基にして、カルサイト炭酸カルシウムの検量線を作成した。
結晶構造がアラゴナイトの炭酸カルシウム(奥多摩工業社製:タマパール123)を用いた以外は、前記カルサイト炭酸カルシウムの検量線作成と同様にして、アラゴナイト炭酸カルシウムの検量線を作成した。
秤量した絶乾の製紙スラッジに対して、秤量した酸化亜鉛(試薬特級 前出)を添加混合した。次いで、該混合物について、乳鉢を用いて充分に磨り潰したのちに、X線回折装置(MO3XHF 前出)を用いて、40kV、20mA、回折角測定範囲5〜50度の条件で測定して、酸化亜鉛に対するカルサイト炭酸カルシウム及びアラゴナイト炭酸カルシウムのX線回折100%ピーク面積を求め、前記した各炭酸カルシウムの検量線を基にして、製紙スラッジ1g中に含まれる炭酸カルシウム量(g)を算出した。
秤量した絶乾の製紙スラッジを、マッフル炉で350℃、30分で燃焼処理して、得られたスラッジ焼成物の重量を秤量し、下式によって製紙スラッジの灰分含有量(%)として測定した。
灰分含有量(%)=(スラッジ焼成物重量/絶乾の製紙スラッジ重量)×100
秤量したスラッジ焼成物に対して、秤量した酸化亜鉛(試薬特級 前出)を添加混合した。次いで、該混合物について、乳鉢を用いて充分に磨り潰したのちに、X線回折装置(MO3XHF 前出)を用いて、40kV、20mA、回折角測定範囲5〜50度の条件で測定して、酸化亜鉛に対するカルサイト炭酸カルシウム及びアラゴナイト炭酸カルシウムのX線回折100%ピーク面積を求め、前記した各炭酸カルシウムの検量線を基にして、スラッジ焼成物1g中に含まれる炭酸カルシウム量(g)を算出した。
スラッジ焼成物1g中の炭酸カルシウム量(g)をA、製紙スラッジ1g中の炭酸カルシウム量(g)をB、灰分含有量(%)をCとし、下式によって燃焼処理後の炭酸カルシウムの分解率を算出した。
炭酸カルシウム分解率(%)=100−〔A×(C/100)〕÷B×100
[スラッジ]
洋紙、板紙の抄紙機および塗工機、さらに脱墨パルプ化設備を有する製紙工場の廃水を廃水処理クラリファイヤーで分離して得られた固形分および活性汚泥処理などの余剰汚泥からなる製紙スラッジを原料とし、脱水機を用いて固形分約50%まで脱水を行った。この製紙スラッジの無機分は65%で、その組成は炭酸カルシウム55%、カオリン40%、タルク5%であった。
脱水した製紙スラッジを、回転乾燥機を用いて、固形分約75%になるように乾燥し、次いでディスクペレッターを用いて直径約12mm、長さ約15mmのペレットに造粒成形した。
燃焼処理は、外熱式回転キルン炉(高砂工業製の外熱式ロータリーキルン、加熱部分:回転胴の径300mm,長さ2400mm)を用いて行った。原料の製紙スラッジ造粒物を10kg/hの速度で供給した。スラッジ温度が750℃、加熱部分に2.5時間(キルン傾斜:1%、回転数:1.0rpm)になるように滞留させ、燃焼排ガスを焼成物排出側から20Nm3/hで排出し、これに伴う減圧作用で排気口から排出される排ガスと同量の外気を給気口から吸入して、回転胴内全体を常に過剰空気雰囲気に維持し、焼成物を得た。
次いで、前記燃焼処理によって得られた焼成物を懸濁液化槽(消和槽)を用いて65℃の温水と混合し、この懸濁液化槽の温度を65℃に保持しながら8時間攪拌して、固形分濃度が約8%の焼成物懸濁液を調製した。そして、この焼成物懸濁液10kgを攪拌機付き円筒型炭酸化反応槽に仕込んで、この炭酸化反応槽の温度を65℃に保持しつつ、懸濁液を周速2.5m/sで攪拌しながら、10容量%の二酸化炭素含有ガスを20リットル/分で吹き込み、導電率が上昇し始めて30分した後に反応を終了させた。
次に、前記炭酸化処理で得られた炭酸化処理物の懸濁液をフィルタープレスで脱水処理し、得られた固形分濃度が約50%のケーキ状の炭酸化処理物を、コーレスミキサーで水に分散させることにより、固形分濃度が約47%の無機粒子スラリーを調製した。なお、この分散させる水には、分散剤としてポリアクリル酸系分散剤(商品名:アロンT−50、東亜合成株式会社製)を炭酸化処理物の固形分100質量部に対して1.5質量部添加した。この分散スラリーのpHは9.5であった。そして、最後にサンドグラインダーを用いて上記の無機粒子を平均粒子径1.5μmまで湿式粉砕し、塗工用顔料に適した微粒子状の無機粒子を得た。この無機粒子スラリーのpHは10.2であった。
燃焼工程、懸濁化・炭酸化工程を下記のように変更した以外は実施例1と同様にして無機粒子を得た。
燃焼処理は、外熱式回転キルン炉(高砂工業製の外熱式ロータリーキルン、加熱部分:回転胴の径300mm,長さ2400mm)を用いて行った。
原料の製紙スラッジ造粒物を10kg/hの速度で供給した。スラッジ温度が860℃、加熱部分に2.5時間(キルン傾斜:1%、回転数:1.0rpm)になるように滞留させ、燃焼排ガスをスラッジ供給側から20Nm3/hで排出し、これに伴う減圧作用で排気口から排出される排ガスと同量の外気を給気口から吸入して、回転胴内全体を常に過剰空気雰囲気に維持し、焼成物を得た。
前記燃焼処理によって得られた焼成物を懸濁液化槽(消和槽)を用いて65℃の温水と混合し、この懸濁液化槽の温度を65℃に保持しながら8時間攪拌して、固形分濃度が約8%の焼成物懸濁液を調製した。そして、この焼成物懸濁液10kgをコーレスミキサー付き円筒型炭酸化反応槽に仕込んで、この炭酸化反応槽の温度を65℃に保持しつつ、懸濁液を周速10m/sで攪拌しながら、10容量%の二酸化炭素含有ガスを20リットル/分で吹き込み、導電率が上昇し始めて30分した後に反応を終了させた。
燃焼工程、懸濁化・炭酸化工程を下記のように変更した以外は実施例1と同様にして無機粒子を得た。
燃焼処理は、外熱式回転キルン炉(高砂工業製の外熱式ロータリーキルン、加熱部分:回転胴の径300mm,長さ2400mm、リフター付)を用いて行った。
原料の製紙スラッジ造粒物を25kg/hの速度で供給し、スラッジ温度を600℃、加熱部分に0.5時間(キルン傾斜:2%、回転数:2.6rpm)滞留させ、燃焼排ガスをスラッジ供給側から50Nm3/hで排出して、これに伴う減圧作用で排気口から排出される排ガスと同量の外気を給気口から吸入し、回転胴内全体を常に過剰空気雰囲気に維持し、一次燃焼物を調製した。調製した一次燃焼物を、再度、回転キルン炉に供給し、一次処理燃焼物温度を800℃、加熱部分に1.5時間(キルン傾斜:1%、回転数:1.8rpm)滞留させ、燃焼排ガスを20Nm3/hで排出して、焼成物を得た。
前記燃焼処理によって得られた焼成物を懸濁液化槽(消和槽)を用いて65℃の温水と混合し、この懸濁液化槽の温度を65℃に保持しながら5時間攪拌して、固形分濃度が約8%の焼成物懸濁液を調製した。そして、この焼成物懸濁液10kgを攪拌機付き円筒型半回分式炭酸化反応槽に仕込んで、この炭酸化反応槽の温度を65℃に保持しつつ、懸濁液を周速3.0m/s攪拌しながら、10容量%の二酸化炭素含有ガスを20リットル/分で吹き込み、導電率が上昇し始めて30分した後に反応を終了させた。
燃焼工程、懸濁化・炭酸化工程を下記のように変更した以外は実施例1と同様にして無機粒子を得た。
燃焼処理は、外熱式回転キルン炉(高砂工業製の外熱式ロータリーキルン、加熱部分:回転胴の径300mm,長さ2400mm、炉内6分割)を用いて行った。原料の製紙スラッジ造粒物を60kg/hの速度で供給し、スラッジ温度を600℃、加熱部分に0.5時間(キルン傾斜:2%、回転数:3.0rpm)滞留させ、燃焼排ガスをスラッジ供給側から120Nm3/hで排出して、これに伴う減圧作用で排気口から排出される排ガスと同量の外気を給気口から吸入し、もって回転胴内全体を常に過剰空気雰囲気に維持し、一次燃焼物を調製した。調製した一次燃焼物を、再度、回転キルン炉に供給し、一次処理燃焼物温度を800℃、加熱部分に1時間(キルン傾斜:2%、回転数:2.0rpm)滞留させ、燃焼排ガスを30Nm3/hで排出して、焼成物を得た。
前記の燃焼処理によって得られた焼成物を懸濁液化槽(消和槽)を用いて45℃の温水と混合し、この懸濁液化槽の温度を45℃に保持しながら5時間攪拌して、固形分濃度が約8%の焼成物懸濁液を調製した。そして、この焼成物懸濁液10kgを攪拌機付き円筒型半回分式炭酸化反応槽に仕込んで、この炭酸化反応槽の温度を45℃に保持しつつ、懸濁液を周速3.0m/sで攪拌しながら、10容量%の二酸化炭素含有ガスを20リットル/分で吹き込み、導電率が上昇し始めて30分した後に反応を終了させた。
懸濁化・炭酸化工程を下記のように変更した以外は実施例4と同様にして無機粒子を得た。
実施例4の燃焼処理によって得られた焼成物を懸濁液化槽(消和槽)を用いて45℃の温水と混合し、この懸濁液化槽の温度を45℃に保持しながら1時間攪拌して、固形分濃度が約8%の焼成物懸濁液を調製した。そして、この焼成物懸濁液10kgを攪拌機付き円筒型半回分式炭酸化反応槽に仕込んで、この炭酸化反応槽の温度を45℃に保持しつつ、懸濁液を周速3.0m/sで攪拌しながら、10容量%の二酸化炭素含有ガスを20リットル/分で吹き込み、導電率が上昇し始めて30分した後に反応を終了させた。
懸濁化・炭酸化工程を下記のように変更した以外は実施例4と同様にして無機粒子を得た。
実施例4の燃焼処理によって得られた焼成物を懸濁液化槽(消和槽)を用いて45℃の温水と混合し、この懸濁液化槽の温度を45℃に保持しながら1時間攪拌して、固形分濃度が約8%の焼成物懸濁液を調製した。そして、この焼成物懸濁液10kgを攪拌機付き円筒型半回分式炭酸化反応槽に仕込んで、この炭酸化反応槽の温度を65℃に保持しつつ、懸濁液を周速3.0m/sで攪拌しながら、10容量%の二酸化炭素含有ガスを20リットル/分で吹き込み、導電率が上昇し始めて30分した後に反応を終了させた。
懸濁化・炭酸化工程を下記のように変更した以外は実施例4と同様にして無機粒子を得た。
実施例4の燃焼処理によって得られた焼成物を懸濁液化槽(消和槽)を用いて45℃の温水と混合し、この懸濁液化槽の温度を45℃に保持しながら1時間攪拌して、固形分濃度が約8%の焼成物懸濁液を調製した。そして、この焼成物懸濁液10kgを攪拌機付き円筒型半回分式炭酸化反応槽に仕込んで、この炭酸化反応槽の温度を70℃に保持しつつ、懸濁液を周速3.0m/sで攪拌しながら、10容量%の二酸化炭素含有ガスを20リットル/分で吹き込み、導電率が上昇し始めて30分した後に反応を終了させた。
炭酸化工程の炭酸化反応槽を攪拌機なし円筒型半回分式反応槽に変更した以外は実施例5と同様にして無機粒子を得た。
懸濁化・炭酸化工程、脱水・分散・粉砕工程を下記のように変更した以外は実施例1と同様にして無機粒子を得た。
実施例1の燃焼処理によって得られた焼成物を懸濁液化槽(消和槽)を用いて75℃の温水と混合し、この懸濁液化槽の温度を75℃に保持しながら8時間攪拌して、固形分濃度が約8%の焼成物懸濁液を調製した。そして、この焼成物懸濁液10kgを攪拌機付き円筒型半回分式炭酸化反応槽に仕込んで、この炭酸化反応槽の温度を65℃に保持しつつ、懸濁液を周速3.0m/sで攪拌しながら、10容量%の二酸化炭素含有ガスを20リットル/分で吹き込み、導電率が上昇し始めて30分した後に反応を終了させた。
次に、前記炭酸化処理で得られた炭酸化処理物の懸濁液をフィルタープレスで脱水処理し、得られた固形分濃度が約40%のケーキ状の炭酸化処理物を、コーレスミキサーで水に分散させることにより、固形分濃度が39%の無機粒子スラリーを調製した。なお、この分散させる水には、分散剤としてポリアクリル酸系分散剤(商品名:アロンT−50、東亜合成株式会社製)を炭酸化処理物の固形分100質量部に対して1.5質量部添加した。この分散スラリーのpHは10.3であった。そして、最後にサンドグラインダーを用いて上記の無機粒子スラリーを平均粒子径1.5μmまで湿式粉砕した。この無機顔料スラリーのpHは11.0であった。
懸濁化・炭酸化工程、脱水・分散・粉砕工程を下記のように変更した以外は実施例4と同様にして無機粒子を得た。
実施例4の燃焼処理によって得られた焼成物を懸濁液化槽(消和槽)を用いて65℃の温水と混合し、この懸濁液化槽の温度を65℃に保持しながら12.5時間攪拌して、固形分濃度が約8%の焼成物懸濁液を調製した。そして、この焼成物懸濁液10kgを攪拌機付き円筒型半回分式炭酸化反応槽に仕込んで、この炭酸化反応槽の温度を30℃に保持しつつ、懸濁液を周速3.0m/sで攪拌しながら、10容量%の二酸化炭素含有ガスを20リットル/分で吹き込み、導電率が上昇し始めて30分した後に反応を終了させた。
次に、前記炭酸化処理で得られた炭酸化処理物の懸濁液をフィルタープレスで脱水処理し、得られた固形分濃度が約42%のケーキ状の炭酸化処理物を、コーレスミキサーで水に分散させることにより、固形分濃度が40%の無機粒子スラリーを調製した。なお、この分散させる水には、分散剤としてポリアクリル酸系分散剤(商品名:アロンT−50、東亜合成株式会社製)を炭酸化処理物の固形分100質量部に対して1.5質量部添加した。この分散スラリーのpHは10.2であった。そして、最後にサンドグラインダーを用いて上記の無機粒子スラリーを平均粒子径1.5μmまで湿式粉砕した。この無機顔料スラリーのpHは11.0であった。
懸濁化・炭酸化工程を変更した以外は実施例4と同様にして無機粒子を得た。
実施例4の燃焼処理によって得られた焼成物を懸濁液化槽(消和槽)を用いて75℃の温水と混合し、この懸濁液化槽の温度を75℃に保持しながら12.5時間攪拌して、固形分濃度が約8%の焼成物懸濁液を調製した。そして、この焼成物懸濁液10kgを攪拌機付き円筒型半回分式炭酸化反応槽に仕込んで、この炭酸化反応槽の温度を75℃に保持しつつ、懸濁液を周速3.0m/sで攪拌しながら、10容量%の二酸化炭素含有ガスを20リットル/分で吹き込み、導電率が上昇し始めて30分した後に反応を終了させた。
次に、前記炭酸化処理で得られた炭酸化処理物の懸濁液をフィルタープレスで脱水処理し、得られた固形分濃度が約38%のケーキ状の炭酸化処理物をコーレスミキサーで水に分散させることにより、固形分濃度が35%の無機粒子スラリーを調製した。なお、この分散させる水には、分散剤としてポリアクリル酸系分散剤(商品名:アロンT−50、東亜合成株式会社製)を炭酸化処理物の固形分100質量%に対して1.5質量%添加した。この分散スラリーのpHは10.4であった。そして、最後にサンドグラインダーを用いて上記の無機粒子を平均粒子径1.5μmまで湿式粉砕した。この再生顔料スラリーのpHは11.2であった。
製紙スラッジを使用せず、生石灰を用いて、下記のように懸濁化・炭酸化工程および脱水・分散・粉砕工程を行い、無機粒子を得た。
生石灰(矢橋工業製)を懸濁液化槽(消和槽)を用いて75℃の温水と混合し、この懸濁液化槽の温度を75℃に保持しながら12.5時間攪拌して、固形分濃度が約12%の消和液を調製した。そして、この消和液10kgを円筒型炭酸化反応槽に仕込み、この炭酸化反応槽の温度を75℃に保持しつつ、懸濁液中に20容量%の二酸化炭素含有ガスを20リットル/分で吹き込みながらpH7.0になるまで攪拌を行って、炭酸化処理した。
次に、前記炭酸化処理で得られた炭酸カルシウムスラリーをフィルタープレスで脱水処理し、得られた固形分濃度が約70%のケーキ状の炭酸カルシウムをコーレスミキサーで水に分散させることにより、固形分濃度が69%の炭酸カルシウムスラリーを調製した。なお、この分散させる水には、分散剤としてポリアクリル酸系分散剤(商品名:アロンT−50、東亜合成株式会社製)を炭酸化処理物の固形分100質量部に対して1.0質量部添加した。そして、最後にサンドグラインダーを用いて上記の炭酸カルシウムを平均粒子径1.5μmまで湿式粉砕した。この炭酸カルシウムスラリーのpHは9.0であった。
1・・・・・・・回転胴
2・・・・・・・供給ホッパ(スラッジ供給口)
3・・・・・・・空気供給口
4・・・・・・・排気ファン
5・・・・・・・間接的加熱手段
6・・・・・・・熱風循環ファン
7・・・・・・・循環ブロアー
8・・・・・・・スラッジ排出口
9・・・・・・・焼成室
10・・・・・・スクリューフィーダー
11a・・・・・外殻
11b・・・・・隔壁
12 ・・・・・区分室
13 ・・・・・管部
14 ・・・・・管部固定部材
14a・・・・・中心孔
15 ・・・・・空洞部
16a・・・・・内筒部
16b・・・・・外筒部
16c・・・・・隔壁
17 ・・・・・区分室
d ・・・・・・回転胴の回転方向
S ・・・・・・製紙スラッジ
A ・・・・・・空気流
B ・・・・・・製紙スラッジ進行方向
Claims (4)
- 製紙スラッジを原料とした無機粒子の製造方法であって、該製紙スラッジを熱処理する熱処理工程と、熱処理した焼成物を水と混合して焼成物懸濁液を得る焼成物懸濁液化工程と、該焼成物懸濁液に二酸化炭素又は二酸化炭素含有ガスを接触させる炭酸化工程を備え、該焼成物懸濁液の液温度が70℃以下であり、炭酸化工程の二酸化炭素又は二酸化炭素含有ガスと接触するまでの時間が9時間以下であり、かつ該焼成物懸濁液の導電率を測定しつつ炭酸化工程を行い、導電率が一旦1.0ms/cm未満まで下がった後、1.0〜2.0ms/cmの範囲となった時に反応を終了させることを特徴とする無機粒子の製造方法。
- 前記炭酸化工程において、上部が円筒で下部が円錐の反応槽を有し、該円錐に多数の穴を空けた円筒型半回分式反応槽を用いて、該穴から二酸化炭素又は二酸化炭素含有ガスを吹き込むことにより該ガスの微細な気泡を生じさせ、該気泡を焼成物懸濁液に接触させることを特徴とする請求項1に記載の無機粒子の製造方法。
- 前記炭酸化工程において、焼成物懸濁液を周速2.0m/s以上で攪拌しながら2時間以上炭酸化反応を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の無機粒子の製造方法。
- 前記熱処理が、過剰空気雰囲気下、スラッジ温度650℃以下でスラッジ中の易燃焼性有機成分を燃焼除去する一次燃焼工程と、スラッジ温度700〜850℃でスラッジ中の難燃焼性有機成分を燃焼除去する二次燃焼工程との、少なくとも2段階の燃焼工程を経ることによって行われるものである、請求項1から3のいずれか1項に記載の無機粒子の製造方法。
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