[go: up one dir, main page]

JP4326592B2 - 熱処理鋳鋼品の製造方法及び熱処理鋳鋼品 - Google Patents

熱処理鋳鋼品の製造方法及び熱処理鋳鋼品 Download PDF

Info

Publication number
JP4326592B2
JP4326592B2 JP53781397A JP53781397A JP4326592B2 JP 4326592 B2 JP4326592 B2 JP 4326592B2 JP 53781397 A JP53781397 A JP 53781397A JP 53781397 A JP53781397 A JP 53781397A JP 4326592 B2 JP4326592 B2 JP 4326592B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cast steel
steel product
temperature
cast
range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP53781397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11508966A (ja
Inventor
ヘウィット,ポール・ハーバート
Original Assignee
アムステッド インダストリーズ インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アムステッド インダストリーズ インコーポレイテッド filed Critical アムステッド インダストリーズ インコーポレイテッド
Publication of JPH11508966A publication Critical patent/JPH11508966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4326592B2 publication Critical patent/JP4326592B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
    • C22C38/40Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel
    • C22C38/42Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel with copper
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D1/00General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
    • C21D1/18Hardening; Quenching with or without subsequent tempering
    • C21D1/185Hardening; Quenching with or without subsequent tempering from an intercritical temperature
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D1/00General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
    • C21D1/26Methods of annealing
    • C21D1/32Soft annealing, e.g. spheroidising
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D2211/00Microstructure comprising significant phases
    • C21D2211/001Austenite
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D2211/00Microstructure comprising significant phases
    • C21D2211/002Bainite
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D2211/00Microstructure comprising significant phases
    • C21D2211/005Ferrite
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D2211/00Microstructure comprising significant phases
    • C21D2211/008Martensite

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)
  • Heat Treatment Of Steel (AREA)
  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Control Of Heat Treatment Processes (AREA)
  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

発明の説明
本発明は熱処理鋳鋼品の製造方法及び熱処理鋳鋼品に関する。
空気中で鋳造したのち固溶化熱処理を施し、次にその鋳鋼品を焼入れして最終的には焼戻しすることによって低合金鋼鋳鋼品を製造することは公知である。そのような鋳鋼品はシャルピー(Charpy)衝撃試験によって得られるように比較的優れた靭性を持つけれども、余り高い硬さは得られない。例えば、靭性は10−40(Vノッチ入りシャルピー)の範囲であるのに対して、僅か300−350ブリネル(Brinell)硬さしか得られない。
前記の性質は真空誘導融解のような技術を使って或る程度まで改善できるが、優れた靭性と一緒に高い硬さは得られない。しかしながら、このような形態の大量鋳鋼品製造は実用的ではない。
本発明の目的は、前記の欠点を克服する或いは少なくする、熱処理鋳鋼品の製造方法及び熱処理鋳鋼品を提供することである。
本発明の第1の側面によると、炭素を0.2%以下、マンガン、硫黄、リン、モリブデン,ニッケル,クロム、ニオブ、チタン、銅、バナジウム、アルミニウム、タングステン、ケイ素、窒素、酸素及び水素を合計で4%未満含み、残部が鉄及び通常の残留物からなり、「C≡C+(Mn)/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+Cu)/15」で定義される炭素当量が0.45−0.7の範囲である“鋳放し”鋳鋼品を取り出す段階、その段階の後で冷却する段階、及び前記鋳鋼品をAC3温度を超える温度まで再加熱して前記鋳鋼品を均質化したのち、前記鋳鋼品を前記AC3温度とAC1温度の間にある臨界間温度(inter-critical temperature)まで冷却し、その次に室温まで焼入れすることによる熱処理作業を実施する段階、の各段階から成る熱処理鋳鋼品の製造方法が提供される。
熱処理鋳鋼品の製造方法は、鋳造作業を実施して前記“鋳放し”鋳鋼品を作る段階及び次いで前記熱処理作業を実施する段階を含むことができる。
この熱処理作業は、鋳造の後の前記冷却段階以外に、前記鋳造作業と前記熱処理作業の間にいずれの中間段階を挟むことなく実施することが好ましい。
鋳造の後の前記冷却が済んだのち、この鋳鋼品を350℃までの室温の範囲にある温度まで再加熱することができる。
この鋳鋼品を900℃ないし1100℃、好ましくは1050℃の範囲にある温度まで加熱して鋳鋼品を均質化することができる。
こうして均質化された鋳鋼品は、次に、1分当たり2℃ないし1分当たり10℃にある速度で700℃ないし800℃の範囲にある温度まで冷却することができる。
均質化された前記鋳鋼品を700℃ないし800℃の範囲にある前記温度まで炉冷することができる。
この鋳鋼品を水焼入れ速度で室温近くまで焼入れしてもよく、水中でこの鋳鋼品を室温近くまで焼入れするのも好ましい。
この鋳鋼品は0.10%−0.20%炭素、又は0.15%ないし0.2%炭素から成ることができる。
この鋳鋼品は鋼及びMn、Cu、Ti、Wから成ることができる。
この鋳鋼品は
C 0.1−0.2%
Mn 0.9−1.5%
S 0.002−0.015%
P 0.002−0.015%
Mo 0−0.2%
Ni 0.3−0.6%好ましくは0.5%
Cr 0.3−0.6%好ましくは0.5%
Nb 0−0.1%
Ti 0.02−0.10%
Cu 0.5−1.0%
V 0.10−0.19%好ましくは0.10−0.15%
W 0.10−0.5%
Si 0.30−0.65%好ましくは0.5%
2 0.008−0.012%
2 0.006−0.025%
2 0.003−0.0006%
Fe及び通常の残留物 残部
から成る鋼から成ることができる。
鋳鋼品が作られる鋼は、従来法で融解して例えば空気中で鋳造することができる。
本発明の第2の側面によると本発明の第1の側面の方法により作られた鋳鋼品が提供される。
本発明の第3の側面によると、炭素を0.2%以下、マンガン、硫黄、リン、モリブデン,ニッケル,クロム、ニオブ、チタン、銅、バナジウム、アルミニウム、タングステン、ケイ素、窒素、酸素及び水素を合計で4%未満含み、残部が鉄及び通常の残留物からなり、「C≡C+(Mn)/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+Cu)/15」で定義される炭素当量が0.45−0.7の範囲である熱処理鋳鋼品であって、鋳造後の次の冷却の後に、前記鋳鋼品をAC3温度を超える温度まで再加熱して前記鋳鋼品を均質化し、次に前記鋳鋼品をAC3温度とAC1温度との間にある臨界間温度まで冷却し、その次に室温まで焼入れすることによって熱処理された熱処理鋳鋼品が提供される。
前記の熱処理後の鋳鋼品は、残留オーステナイト及びフェライトと、針状ベイナイト、針状フェライト、ベイナイト型フェライト、及び必要に応じてマルテンサイトの少なくとも1種とから成る2相組織から成ることができる。
前記熱処理後の鋳鋼品は、微細な球状炭化物から成ることができる。
この炭化物は<1ミクロンの粒径を持つことができる。
こうして生成した鋳鋼品は、363−500Hbの範囲にある硬さ、1200−1600Nmm-2の範囲にある強さ、6−12%の範囲にある伸び、室温で30−60ジュール(Joule)及び−40℃で20−40ジュールの範囲にあるシャルピー衝撃強さ、並びに600Nmm-2以上の降伏点を持つ。
前述の鋳鋼品の中に下記の理由により次の元素が添加される。
銅を0.5ないし1.0%の範囲で添加するとオーステナイトが安定化する、更に特に前記の熱処理の後半部分での析出硬化(strengthening)も促進する。0.5%未満ではオーステナイトが安定化するには不十分な銅であり、一方1.0%を超えると添加効果は殆どない。
0.3−0.6%の範囲のニッケルを添加するとオーステナイトが安定化する。0.3%未満ではオーステナイト安定化するには不十分であり、一方0.6%を超えると添加効果は殆どない。
0.03%ないし0.14%の範囲のアルミニウムを最初に添加すると鋼を脱酸し、しかも結晶粒の微細化効果も現れる。0.03%未満ではアルミニウムが余りにも少ないので脱酸が起こることはない、一方0.14%を超えるとアルミニウムが余りにも多いので脱酸が起ることはない。従って、比較的多めのアルミニウムが添加される。従来の賢明な方法はアルミニウム含有量を極めて多くして靭性を下げることであるが、我々は、所望の結晶粒の微細化効果を出すには比較的多量の残留アルミニウムが必要であることを確認した。
タングステン、バナジウム、チタン及びクロムが全て存在すると、溶鋼の中で炭化物及び浸炭窒化物が生成する。タングステン及びバナジウムは比較的強い炭化物及び浸炭窒化物の生成体であり、そしてチタンもクロムも炭化物を生成する。チタンが0.02%以上存在すると、ピン(pin)状のオーステナイト粒界を促進し、微細な結晶粒だけでなく炭化物や浸炭窒化物を生成し、チタンが0.10%を超えると更なる効果は殆どない。バナジウムは、炭化物を生成するために0.1%以上入れるが、0.19%を超えると炭化物の結晶粒粗大化により靭性が低下する。W及びCrは、各々、0.1%及び0.3%を超えると微細な炭化物が生成する、一方0.5%を超えると炭化物の形態により靭性が低下する。鋼が作られる原料の中にはモリブデンおよび/またはニオブ元素は存在するが、必ずしも両元素とも存在するとは限らないので、これらの両元素の量は規定される最大量までは厳密に制御される。
0.9−1.5%の範囲のマンガンを添加するとオーステナイトが安定化し、溶鋼の中で炭化物が生成して混在物の形態の制御が助長される。
0.9%未満のマンガンではオーステナイトが安定化して硫化物混在物の改質を続けるには不十分なマンガン量であり、一方1.5%を超えるとマンガンが多すぎて所望の安定化効果が得られない。
鋼を酸素から確実に保護するために鋳鋼合金の中にケイ素が必要なので、0.3%を超えるケイ素が供給される。即ち、鋼は確実に脱酸される。しかしながら、ニッケル及びマンガンはオーステナイトに対するケイ素の非安定化効果を防ぐ作用をするので、ケイ素の含有量が約0.65%を超えない限りオーステナイトは安定化する。
炭素が0.10%ないし0.20%存在すると変態炭化物が生成して、針状ベイナイト及びベイナイト型フェライトの中で球状炭化物が生成する。
硫黄及びリンは、破壊靭性及び溶接性によって測定される靭性を抑えるので、可能な限り低含有量で存在する。両元素の産業上の最低量は、0.002%である。
この明細書では、AC3温度は、徐冷の時にオーステナイトから変態が起こるときにフェライト及びオーステナイトが同時に現れる温度より低い温度であり、AC1温度は、徐冷の時にフェライト及びオーステナイトの混合物から変態が起こるときにフェライト及び炭化鉄が現れる温度より低い温度である。
炭素当量は、溶接用の鋼の当量炭素含有量を決めるために使われる経験式である。
本発明を付図を参照しながら、例のつもりで更に詳細に以後説明するが、図1からズ5は倍率50倍であり:
図1は本発明によって作られた鋳鋼品の顕微鏡写真であり;
図2は図1の鋳鋼品と同じ組成の鋳造品の顕微鏡写真であり;
図3は図1の顕微鏡写真の鋼と同じ組成であるが異なる熱処理が施された鋳鋼品の顕微鏡写真であり;
図4は図1の鋳鋼品と同じ組成で作られたが更に熱処理が施された鋳鋼品の顕微鏡写真であり;
図5は図1の鋳鋼品と同じ組成で作られたが更に尚、熱処理が施された鋳鋼品の顕微鏡写真であり;
図6は本発明によって作られた別の鋳鋼品の倍率500倍の顕微鏡写真であり;
図7は図6の鋳鋼品であるが倍率1250倍の顕微鏡写真であり;
図8は本発明によって作られた尚、別の鋳鋼品の倍率500倍の顕微鏡写真であり;
図9は図8の鋳鋼品であるが倍率1250倍の顕微鏡写真であり;
図10は図8の鋳鋼品であるが“鋳放し”の状態の倍率63倍の顕微鏡写真であり;そして
図11は図10の鋳鋼品であるが倍率500倍の顕微鏡写真である。
実施例1
清浄な鋼原料、即ちリン及び硫黄が少なくて各元素が0.015%未満で、全量で4%未満の低合金含有量を持ち、本実施例では0.1%未満の低炭素含有量を含む原料、を加熱することにより、高強度及び優れた靭性を持つ鋳造品を製造するための低合金鋼を作り、誘導炉の中で従来法により約1560℃の温度まで加熱した。約0.1%のアルミニウムを鋼浴に添加したのち、所望の微量合金成分を添加すると下記の表による“鋳放し”の分析値が得た。
C 0.1−0.2%
Mn 0.9−1.5%
S 0.002−0.015%
P 0.002−0.015%
Mo 0−0.2%
Ni 0.3−0.6%
Cr 0.3−0.6%
Nb 0−0.1%
Ti 0.02−0.10%
Cu 0.5−1.0%
V 0.10−0.19%
Al 0.03−0.14%
W 0.10−0.5%
Si 0.30−0.65%
2 0.008−0.012%
2 0.006−0.025%
2 0.0003−0.0006%
Fe及び通常の残留物 残部
微量合金成分はいずれの所望の従来法で添加してもよく、例えば本実施例ではTi、W及びCuは元素として添加したが、バナジウム及びMnは鉄合金として添加し、そして必要な過剰の炭素を僅かに添加するだけで所望の炭素量が最高の0.2%となった。本実施例では、Cr、Mo及びNiは原料の中に適量入っているのでこれらの元素は添加しなかった。
次に、前記で生成した溶鋼を、例えば誘導加熱によって1分当たり50℃で急速に1630℃の温度まで過熱した。
次いで、誘導炉を1630℃で栓を開けて出湯させ、取鍋に出湯するのに合わせて0.1%のアルミニウムを金属流体へ添加した。取鍋の中にカルシウム、ケイ素、マンガンの鉄合金として0.1%のCa、Si、Mnを添加した。
前記で生成した鋼は取鍋から定形金型の中に鋳込んで、いずれの中間段階を挟むことなくこの時に生成する鋳鋼品を室温まで冷却した。
この鋳鋼品を室温まで冷却するのが速ければ速いほど、合金化条件の“フェーディング(fade)”がそれだけ防がれると考えられる。
この鋳鋼品を室温まで冷却した後、遅れを避けるために、この場合もいずれの中間段階を挟むことなく鋳鋼品を単一段階で加熱した。この単一段階は鋳鋼品を1050℃まで再加熱してその鋳鋼品を均質化することから成っていた。これは従来の空気炉で行なった。均質化したのち、この炉を1分当たり約5℃の平均速度で750℃まで冷却した。その次に、この鋳鋼品を室温まで水焼入れを行なった。この鋳鋼品から中央部分で試料を切り出して従来法で調製した。必要な場合は、空気炉を780℃ないし730℃の範囲の温度まで冷却することができる。温度がこの範囲に下がるけれども、降伏点を除いた全ての機械的性質は変わらない。ベイナイトの消耗でフェライトの体積分率が増加するので、このようなことが考えられる。
図1から極めて明白なように、ミクロ組織は、白い相の中に大部分が残留したオーステナイト又はフェライトを示す相と、別の相の中に前記の熱処理により球状化された極めて微細な炭化物と一緒の少量のベイナイト型フェライト及びマルテンサイトを含む針状ベイナイトを示す相との明確な2相組織であった。この炭化物は1ミクロン未満の粒径である。前記の炭化物生成体が化学量論的法則に従って溶鋼の中で炭素を含む炭化物を生成するけれども、チタン又はバナジウム浸炭窒化物のような浸炭窒化物も生成するので、窒素含有量は前記の表に示すように一定である。前記で生成する鋳鋼品の中の合金元素の役割は既に説明しているのでここで再び説明する必要はない。
前に説明して図1に示した例では、鋳鋼品は次のような組成である;
C 0.19%
Mn 1.09%
S 0.004%
P 0.007%
Mo 0.15%
Ni 0.47%
Cr 0.53%
Nb 0.004%
Ti 0.043%
Cu 0.69%
V 0.16%
Al 0.082%
W 0.25%
Si 0.63%
2 0.008−0.012%
2 0.006−0.020%
2 0.0003−0.0006%
Fe及び通常の残留物 残部
炭素当量 0.62
上記のように図1に示す例は、本発明による熱処理を行ない試料を試験すると次の物理的性質を持つことが判った:
硬さ 400-415Hb
UTS 1331Nmm-2
伸び 7%
面減少率 20%
耐衝撃性(シャルピーRT) 44ジュール
耐衝撃性(シャルピー−40℃) 23ジュール
降伏点 1061Nmm-2
前記で生成した鋳鋼品は、得られた硬さレベルの割には比較的靭性があることが注目される。
実施例2
上記と同じ組成の鋼を、先に説明した鋳鋼品と同じような鋳鋼品にしたが、この鋳鋼品は、最初に1050℃の熱処理を実施し、次に室温まで水焼入れを行ないその次に450℃で焼戻しを実施した。
図1の例と同じ方法で別に作った鋳鋼品をこのような従来の熱処理により次の物理的性質を得た:
硬さ 375Hb
UTS 1193Nmm-2
伸び 5%
面減少率 10%
耐衝撃性(シャルピーRT) 15ジュール
降伏点 1164Nmm-2
全項目とも物理パラメーターは、本発明によって作りそして本発明によって熱処理した試料のパラメーターよりも小さかった。
実施例3&4
実施例3&4では、下記に示す組成を持ち、先に説明したような熱処理鋳鋼品を実施例1の場合のように作った。
C 0.17%
Mn 0.49%
S 0.010%
P 0.005%
Mo 0.005%
Ni 0.017%
Cr 0.024%
Nb 0.003%
Ti 0.080%
Cu 0.008%
V 0.001%
Al 0.003%
W 0.37%
Si 2.31%
2 0.008−0.012%
2 0.006−0.020%
2 0.0003−0.0006%
Fe及び通常の残留物 残部
炭素当量 0.29
実施例3の試料は、第1の実施例に関連して説明した本発明による熱処理を実施したが、これに対して実施例4の別の試料は先に説明した従来の熱処理を実施した。次の結果を得た。
Figure 0004326592
実施例3の試料は本発明による熱処理に対応しなかったことが判る。この組成物は、0.37%タングステン、及び0.08%チタンを含み、バナジウム、銅又はクロムは事実上含んでいなかった。
実施例5
5番目の実施例では先に説明したように試料を再び作り、この場合は本発明による熱処理だけの熱処理が終わった鋳鋼品から試料を採った。実施例5は次表の組成であった:
C 0.27%
Mn 0.83%
S 0.010%
P 0.014%
Mo 0.10%
Ni 0.55%
Cr 0.60%
Nb 0.13%
Ti 0.054%
Cu 0.80%
V 0.19%
Al 0.085%
W 0.31%
Si 0.75%
2 0.008−0.012%
2 0.006−0.020%
2 0.0003−0.0006%
Fe及び通常の残留物 残部
炭素当量 0.67
本発明による熱処理後の本実施例の試料を試験すると次の物理的性質を持つことが判った:
硬さ 415Hb
UTS 1189Nmm-2
伸び 3%
面減少率 24%
耐衝撃性(シャルピーRT) 8ジュール
降伏点 1074Nmm-2
この合金は、0.31%タングステン、0.085%アルミニウム、0.19%バナジウム及び0.80%銅を含んでいたことが判る。従って、上記の元素は、本発明で規定した範囲内であるが、0.27%の炭素含有量及び0.13%のニオブ含有量は多すぎており規定した範囲外である。硬さ及びUTS値は同じ位であるが、靭性は僅か8ジュールである。
第1の実施例の試料のようにこの試料にも疲れ試験を実施すると、本発明の106サイクルの疲れ寿命と比較して僅か105サイクルの疲れ寿命であることが判った。
実施例6
実施例6では、第1の実施態様に関連して説明したような鋼を再び作ると、次表に示す組成であった:
C 0.18%
Mn 0.98%
S 0.005%
P 0.011%
Mo 0.12%
Ni 0.50%
Cr 0.68%
Nb 0.008%
Ti 0.074%
Cu 0.69%
V 0.01%
Al 0.11%
W 0.257%
Si 0.47%
2 0.010%
2 0.006−0.020%
2 0.0003−0.0006%
Fe及び通常の残留物 残部
炭素当量 0.58
この組成は、バナジウムが実質的に含まれていないことを除いて、実施例1の表に示すように本発明による組成物の組成と似ていたことが判る。本実施例による鋳鋼品の試料を本発明による熱処理を施して作ると、次の物理的性質であることが判った。
硬さ 415Hb
UTS 1340Nmm-2
伸び 9%
面減少率 22%
耐衝撃性(シャルピーRT) 28ジュール
降伏点 725Nmm-2
28ジュールの耐衝撃性は、実施例1の44ジュールの耐衝撃性と比較すると小さくなったことが判り、そのことはバナジウムが実質的に存在しないことが要因である。
先に説明した疲れ試験は、平均応力272Nmm-2、応力比R=0.01及び振動数10Hzで実施した。破壊までのサイクル、或いは本発明による実施例の場合は試験の停止までのサイクルを測定した。
以後は図面を参照するが、全ての図面では試料は実施例1の鋳鋼品から採取して種々の熱処理を実施した。
図1は、本発明によって今迄に説明した熱処理後の実施例1を示していて、それによると白い組織としての残留オーステナイト又はフェライトと、少量のベイナイト型フェライト及びマルテンサイトを含む針状ベイナイトとから成る2相組織を明確に示している。針状ベイナイト組織により200gmの荷重で鋳鋼品は約500Hvという比較的大きい硬さが得られ、一方、約200Hvの硬さの残留オーステナイト又はフェライトにより鋳鋼品の靭性が得られるが、微細な炭化物により格子強度は少し低下する。
図2では、ウィドマンステッテン組織を見ると、顕微鏡写真がウィドマンステッテンフェライト及び微細なパーライトを示す“鋳放し組織”を明確に証明している。
従って、図2は図1の実施例の試料の“鋳放し”組織を示している。
図3は、鋳鋼品が1050℃で均質化され、500℃まで炉冷されたのち、水焼入れの熱処理が施された後の図1の実施例を示している。本明細書の請求の範囲よりも低いけれども、500℃の温度まで炉冷した結果として、この顕微鏡写真では、羽毛状の上部ベイナイトは少量の下部ベイナイト及びマルテンサイトと一緒に存在している組織がミクロ組織の“白い”部分の中に観察される。“白い”羽毛状の上部ベイナイトは、本当は白い組織ではなく、実際は“黒みがかった相”であるので、このミクロ組織は真の2相組織ではない。こうして生成したミクロ組織はさほど靭性はなく、さほど硬さでもない。
図4は、鋳鋼品が1050℃で均質化され、730℃まで空冷された後、水焼入れの熱処理が施された図1の実施例を示している。前記の請求の範囲よりも速い冷却速度(例えば、1分当たり約10℃)の、730℃までの空冷の結果として、この顕微鏡写真によると、白い相はこの場合も残留オーステナイト又はフェライトであるが、この実施例では図3よりも多くのマルテンサイトが生成するので、衝撃強さは低下して冷却速度が速いことから図2のマルテンサイトよりもはるかに黒みがかった2相組織が観察される。
図4の顕微鏡写真は、穏やかに冷却すること、即ち900℃ないし1100℃の再加熱温度から2℃ないし6℃/分の範囲にある速度で炉冷することが重要であることを示している。
図5は、鋳鋼品を1050℃で均質化し、その次に450℃まで空冷したのち、水焼入れの熱処理を実施した時の図1の実施例を示している。比較的低い温度までの冷却と組み合わせた空冷の結果として、この顕微鏡写真は、さほど硬さも、さほど靭性もない下部ベイナイトの単一相から成るミクロ組織を示している。
本発明によると、700℃、ないし本実施例では約750℃を超える800℃の温度までの前記の熱処理の間に冷却が必要である。本発明による熱処理は、約1050℃までの加熱による860−890℃のAC3温度を超える熱処理と、AC3温度未満であるが、約750℃でありそして最低約700℃でのAC1を超える臨界間熱処理との組み合わせである。このことは、最初に鋳鋼品を均質化し、次いで室温まで冷却し、引き続いて加熱して、亜臨界(sub-critical)熱処理まで焼き戻しをする既知の熱処理とは対照的である。
本発明によって、AC3温度よりもかなり高い約1050℃の前記の均質化熱処理温度まで鋳鋼品を加熱したのち、炉冷、即ち前記の範囲内の速度で比較的緩く冷却すると、臨界間熱処理、即ちAC1温度とAC3温度との間での熱処理が実施できる。実際は、鋳鋼品を従来通り870℃ないし1150℃の範囲で均質化し、その次に室温まで焼入れ、引き続いて亜臨界温度まで再加熱する。
例えば、1050℃で均質化すると溶鋼の中で生成した炭化物は分解し、そして結晶粒組織は従来から見慣れている図2で示されている組織から細粒化する。次にこの鋳鋼品を臨界間温度領域まで炉冷するが、その目的は、炭化物を球状化すること及び約750℃まで比較的ゆっくりと冷却することによりオーステナイトを残留することである。所望の針状ベイナイトが得ることができる。所望の硬さはベイナイト相から得られること、一方、靭性は残留オーステナイト及びフェライト、並びに球状化された炭化物から得られると考えられる。
本発明による実施例のミクロ組織の前記の例の中ではあるが、残留オーステナイトを含む白い相についての参考である。前記の参考には、ベイナイト、又はベイナイトとマルテンサイトに変態するフェライトだけでなくもフェライトも含んでよい。マルテンサイトは通常、約550ないし600Hvの硬さを示すが、針状ベイナイトは約400ないし450Hvの硬さを示し、この数値は試料を試験することにより実際に測定した硬さに概ね等しい。更に、実施例1では約40ジュールの靭性が得られる。
下記の表は、更に2個の実施例、即ち実施例7及び8、の組成を示していて、この両者を実施例1と関連して以前に本明細書において説明したように作り、実施例1と関連して説明したように本発明による熱処理を実施した。
実施例7熱処理(Heat)No.BP137
C 0.20
Mn 0.93
S 0.007
P 0.012
Mo 0.14
Ni 0.45
Cr 0.50
Ti 0.060
Cu 0.66
V 0.13
Al 0.089
W 0.30
Si 0.56
2 0.011
2 0.021
Fe及び通常の残留物 残部
炭素当量 0.58
熱処理No.BP137による試料を試験すると次の物理的性質であることが判った。
Figure 0004326592
実施例8 熱処理No.AR087
C 0.15
Mn 1.13
S 0.006
P 0.020
Mo 0.15
Ni 0.60
Cr 0.46
Ti 0.020
Cu 0.60
V 0.14
Al 0.140
W 0.16
Si 0.41
2 0.008
2 0.024
Fe及び通常の残留物 残部
炭素当量 0.57
熱処理No.AR087による試料を試験すると次の物理的性質であることが判った。
Figure 0004326592
上記において、シャルピー試験の結果は多数の試験値の平均値として表しており、熱処理No.AR087の場合は、記載したいろいろな温度での試験の結果を示している。
図6及び7は熱処理No.137の試料の顕微鏡写真であり、少量の残留オーステナイト又はフェライトと、針状ベイナイト型フェライト及びマルテンサイトとを含む2相組織を示している。
図8及び9は、熱処理No.AR087から採った試料の顕微鏡写真であり、両図は、この場合は熱処理No.137の場合よりも多いフェライト及び残留オーステナイトと、ベイナイト型フェライト及び比較的少ない針状フェライトを含む針状ベイナイトとを表す2相組織も示している。
比較のために、図10及び12は熱処理No.AR087から採取したが、“鋳放し”の状態、即ち本発明による熱処理の前の試料の顕微鏡写真であり、等軸系フェライト、並びにウィドマンステッテンフェライト及びパーライトを示している。
本発明による鋳鋼品は多様な用途を持つが、例えばその鋳鋼品を使うと最少の重量で高強度及び優れた靭性を出すことが特に望まれる鉄道車両用連結器を得ることができる。そのような連結器は強度と耐摩耗性の最高50%の改善を実現出来て、更に、それらの連結器は比較的低振動数の疲労を受けるが、本発明を実施する鋼によってそれも著しく改善される。
本発明による鋳鋼品は溶接が可能であること、及びそのような鋼の特別な用途が溶接で結合される部位を持つ側枠付きの客車のような鉄道車両の台車向けであるという点においても本発明を実施する鋳鋼品は有用である。更に、本発明を実施する鋳鋼品によって、以前に使用されていた材料の量の最高半分の使用量、従って以前に必要とされた重量の半分の使用量で済ませることができる。
規定された範囲内に炭素当量があるので、本発明を実施する鋳鋼品は前記の溶接性を持っている。炭素当量が0.45未満の場合、鋳鋼品はいずれの予熱も必要ではなく、しかも溶接過程での加熱に関連する後熱も必要としない。炭素当量が0.7を超える場合、鋳鋼品を予熱するだけでなく、その鋳鋼品に後熱処理もする必要がある。規定された範囲で実施することにより溶接性に関する所望の特性が得られる。
本明細書では、全てのパーセント組成は“重量%”で表記され、全ての降伏点は0.2%耐力であり、シャルピー試験は規定された温度(RT=室温)におけるISOのVノッチ試験であり、全ての伸びは直径の4倍の標点距離の試験片を用いている。
特定の形態又は開示された機能を実施するための手段に関して表現され、今迄の説明で開示された特徴、又は次の請求の範囲、又は付図、或いは適切に開示されて結果を実現するための方法又はプロセスは、個別に又は前記の特徴と組み合わせてそれらのいろいろな形で本発明を実施するために利用できる。

Claims (19)

  1. 炭素を0.2%以下、マンガン、硫黄、リン、モリブデン,ニッケル,クロム、ニオブ、チタン、銅、バナジウム、アルミニウム、タングステン、ケイ素、窒素、酸素及び水素を合計で4%未満含み、残部が鉄及び通常の残留物からなり、「C≡C+(Mn)/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+Cu)/15」で定義される炭素当量が0.45−0.7の範囲である“鋳放し”鋳鋼品を取り出す段階、前記鋳造作業を実施した後で前記鋳鋼品を冷却する段階、及びその次に前記鋳鋼品をAC3温度を超える温度まで再加熱して前記鋳鋼品を均質化したのち、前記鋳鋼品を前記AC3温度とAC1温度の間にある臨界間温度まで冷却し、その次に室温まで焼入れすることによる熱処理作業を実施する段階、の各段階から成ることを特徴とする熱処理鋳鋼品の製造方法。
  2. 熱処理鋳鋼品の製造方法が、鋳造作業を実施して前記の“鋳放し”鋳鋼品を作る段階及びその次に前記熱処理作業を実施する段階から成ることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 前記鋳鋼品が、鋳造後の前記冷却の後に、室温ないし350℃の範囲にある温度まで再加熱されることを特徴とする前記請求の範囲のいずれか1項に記載の方法。
  4. 前記鋳鋼品が、900℃ないし1100℃の範囲にある温度まで加熱されて鋳鋼品を均質化されることを特徴とする前記請求の範囲のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記均質化された鋳鋼品が、その次に1分当たり2℃ないし1分当たり10℃にある速度で700℃ないし800℃の範囲にある温度まで冷却されることを特徴とする前記請求の範囲のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記均質化された鋳鋼品が、700℃ないし800℃の範囲にある前記温度まで炉冷されることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の方法。
  7. 前記鋳鋼品が、水焼入れ速度での焼入れにより室温まで焼入れされることを特徴とする前記請求の範囲のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記鋳鋼品が、水中における室温までの前記鋳鋼品の焼入れにより焼入れされることを特徴とする請求の範囲第7項に記載の方法。
  9. 前記鋳鋼品が、0.10%−0.20%炭素から成ることを特徴とする前記請求の範囲のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記鋳鋼品が、0.15%−0.20%炭素から成ることを特徴とする前記請求の範囲第9項に記載の方法。
  11. 前記鋳鋼品が、Mn、Cu、Ti及びWを含む鋼から成ることを特徴とする前記請求の範囲のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記鋳鋼品が、
    C 0.1−0.2%
    Mn 0.9−1.5%
    S 0.002−0.015%
    P 0.002−0.015%
    Mo 0−0.2%
    Ni 0.3−0.6%
    Cr 0.3−0.6%
    Nb 0−0.1%
    Ti 0.02−0.10%
    Cu 0.5−1.0%
    V 0.10−0.19%
    Al 0.03−0.14%
    W 0.10−0.5%
    Si 0.30−0.65%
    2 0.008−0.012%
    2 0.006−0.025%
    2 0.0003−0.0006%
    Fe及び通常の残留物 残部
    から成る鋼から成ることを特徴とする前記請求の範囲のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記鋳鋼品が作られる前記鋼が、従来法で融解されたのち鋳造されることを特徴とする前記請求の範囲のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記請求の範囲のいずれか1項による方法によって作られた熱処理鋳鋼品。
  15. 炭素を0.2%以下、マンガン、硫黄、リン、モリブデン,ニッケル,クロム、ニオブ、チタン、銅、バナジウム、アルミニウム、タングステン、ケイ素、窒素、酸素及び水素を合計で4%未満含み、残部が鉄及び通常の残留物からなり、「C≡C+(Mn)/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+Cu)/15」で定義される炭素当量が0.45−0.7の範囲である熱処理鋳鋼品であって、前記鋳鋼品が、鋳造及びその次の冷却のあとに、前記鋳鋼品をAC3温度を越える温度まで再加熱して前記鋳鋼品を均質化し、次に前記鋳鋼品をAC3温度とAC1温度の間にある臨界間温度まで冷却し、その次に室温まで焼入れすることによって熱処理された鋳鋼品であることを特徴とする前記鋳鋼品。
  16. 鋳鋼品が、前記熱処理のあとで微細な球状化炭化物から成ることを特徴とする請求の範囲第14項又は第15項に記載の鋳鋼品。
  17. 前記炭化物が、<1ミクロンの粒径を持つことを特徴とする請求の範囲第16項に記載の鋳鋼品。
  18. 前記で生成した鋳鋼品が、363−500Hbの範囲にある硬さ、1200−1600Nmm-2の範囲にある強度、6−12%の範囲にある伸び、室温において30−60ジュール及び−40℃において20−40ジュールの範囲にあるシャルピー衝撃強さ、並びに600Nmm-2以上の降伏点を持つことを特徴とする請求の範囲第14項ないし第17項のいずれか1項に記載の鋳鋼品。
  19. 前記鋳鋼品が溶接可能であることを特徴とする請求の範囲第14項ないし第18項のいずれか1項に記載の鋳鋼品。
JP53781397A 1996-04-19 1997-04-15 熱処理鋳鋼品の製造方法及び熱処理鋳鋼品 Expired - Lifetime JP4326592B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9608108.8 1996-04-19
GBGB9608108.8A GB9608108D0 (en) 1996-04-19 1996-04-19 Steel Castings
PCT/GB1997/001024 WO1997040196A1 (en) 1996-04-19 1997-04-15 Method of making a heat treated steel casting and a heat treated steel casting

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11508966A JPH11508966A (ja) 1999-08-03
JP4326592B2 true JP4326592B2 (ja) 2009-09-09

Family

ID=10792324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53781397A Expired - Lifetime JP4326592B2 (ja) 1996-04-19 1997-04-15 熱処理鋳鋼品の製造方法及び熱処理鋳鋼品

Country Status (11)

Country Link
US (1) US5900082A (ja)
EP (1) EP0833951B1 (ja)
JP (1) JP4326592B2 (ja)
AT (1) ATE213784T1 (ja)
AU (1) AU720056B2 (ja)
CA (1) CA2225384A1 (ja)
DE (1) DE69710664T2 (ja)
GB (1) GB9608108D0 (ja)
NO (1) NO975842L (ja)
TW (1) TW385336B (ja)
WO (1) WO1997040196A1 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19938936C2 (de) * 1998-08-18 2002-06-27 Honda Motor Co Ltd Verfahren zur Herstellung eines Teils auf Fe-Basis mit hohem Young'schem Elastizitätsmodul und ein Teil auf Fe-Basis mit hohem Young'schem Elastizitätsmodul und hoher Zähigkeit
BE1015018A3 (fr) * 2002-07-02 2004-08-03 Ct Rech Metallurgiques Asbl Procede pour le traitement thermique d'une bande d'acier laminee a froid, procede de fabrication d'une bande d'acier adaptee au fromage et bande d'acier ainsi obtenue.
FR2847270B1 (fr) * 2002-11-19 2004-12-24 Usinor Procede pour fabriquer une tole en acier resistant a l'abrasion et tole obtenue
FR2847271B1 (fr) * 2002-11-19 2004-12-24 Usinor Procede pour fabriquer une tole en acier resistant a l'abrasion et tole obtenue
US20040177813A1 (en) * 2003-03-12 2004-09-16 Applied Materials, Inc. Substrate support lift mechanism
DE10352182B4 (de) * 2003-11-05 2008-10-02 Dihag Deutsche Giesserei- Und Industrie-Holding Ag Verfahren zur Herstellung eines dünnwandigen Stahlgußbauteils aus Edelstahl
JP2006051543A (ja) 2004-07-15 2006-02-23 Nippon Steel Corp 冷延、熱延鋼板もしくはAl系、Zn系めっき鋼板を使用した高強度自動車部材の熱間プレス方法および熱間プレス部品
PL1790422T3 (pl) 2004-09-15 2012-07-31 Nippon Steel Corp Metoda wytwarzania części o wysokiej wytrzymałości
US20080026241A1 (en) * 2006-07-25 2008-01-31 Algoma Tubes, Inc. Steel tubing with enhanced slot-ability characteristics for warm temperature service in casing liner applications and method of manufacturing the same
US7559999B2 (en) * 2007-08-23 2009-07-14 Transportation Technology Center, Inc. Railroad wheel steels having improved resistance to rolling contact fatigue
US8590457B2 (en) 2011-08-16 2013-11-26 Pennsy Corporation Lightweight rerailer
US9481381B2 (en) 2012-11-15 2016-11-01 Pennsy Corporation Lightweight yoke for railway coupling
US11345372B1 (en) 2012-11-15 2022-05-31 Pennsy Corporation Lightweight yoke for railway coupling
US9199652B1 (en) 2012-11-15 2015-12-01 Pennsy Corporation Lightweight, fatigue resistant knuckle
US9452764B2 (en) 2012-11-15 2016-09-27 Pennsy Corporation Railway vehicle coupler
US9481380B2 (en) 2012-11-15 2016-11-01 Pennsy Corporation Coupler knuckle
US9038836B1 (en) 2012-11-15 2015-05-26 Pennsy Corporation Lightweight coupler
US10252733B1 (en) 2012-11-15 2019-04-09 Pennsy Corporation Lightweight fatigue resistant railcar truck, sideframe and bolster
US9580089B2 (en) 2012-11-15 2017-02-28 Pennsy Corporation Lightweight yoke for railway coupling
US11345374B1 (en) 2012-11-15 2022-05-31 Pennsy Corporation Lightweight coupler
US9604276B2 (en) 2014-02-03 2017-03-28 Pennsy Corporation Coupler and method for production of a coupler with selectable configuration options
CZ305587B6 (cs) * 2014-06-12 2015-12-23 Comtes Fht A.S. Způsob tepelného zpracování ložiskové oceli
US10322732B1 (en) 2015-11-11 2019-06-18 Pennsy Corporation Coupler knuckle, cores and method of production
EP3807428A4 (en) * 2018-06-14 2022-03-09 The Nanosteel Company, Inc. HIGH STRENGTH STEEL ALLOYS WITH DUCTILITY PROPERTIES
CN111321281B (zh) * 2020-04-21 2021-12-07 山东钢铁集团日照有限公司 一种通过微观组织调控实现i&qp钢增强增塑的方法
CN111850264A (zh) * 2020-06-12 2020-10-30 宁波金汇精密铸造有限公司 一种35CrMo铸钢件的热处理方法
CN115287552B (zh) * 2022-08-17 2023-06-16 四川清贝科技技术开发有限公司 一种轻量化低合金钢铸件、制备方法及其应用

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2078143A5 (en) * 1971-02-03 1971-11-05 Suedwestfalen Ag Stahlwerke Steel treatment - by faster controlled cooling, quenching and annealing schedules
US4398970A (en) * 1981-10-05 1983-08-16 Bethlehem Steel Corporation Titanium and vanadium dual-phase steel and method of manufacture
JP2625572B2 (ja) * 1990-10-24 1997-07-02 株式会社クボタ 鋳鋼品の熱処理方法
JPH07102316A (ja) * 1993-10-04 1995-04-18 Kubota Corp 鋳鋼品の熱処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
AU720056B2 (en) 2000-05-25
AU2517497A (en) 1997-11-12
CA2225384A1 (en) 1997-10-30
NO975842L (no) 1998-02-19
DE69710664T2 (de) 2002-09-05
ATE213784T1 (de) 2002-03-15
WO1997040196A1 (en) 1997-10-30
DE69710664D1 (de) 2002-04-04
GB9608108D0 (en) 1996-06-26
EP0833951B1 (en) 2002-02-27
US5900082A (en) 1999-05-04
JPH11508966A (ja) 1999-08-03
NO975842D0 (no) 1997-12-11
EP0833951A1 (en) 1998-04-08
TW385336B (en) 2000-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4326592B2 (ja) 熱処理鋳鋼品の製造方法及び熱処理鋳鋼品
US5424028A (en) Case carburized stainless steel alloy for high temperature applications
KR100353300B1 (ko) 고압 및 저압 통합형 터빈 회전자의 제조방법
US10472706B2 (en) High strength, high toughness steel alloy
CN114423880B (zh) 低温冲击韧性优异的高强度超厚钢材及其制造方法
JP3439197B2 (ja) 低合金耐熱鋼及びその熱処理方法並びにタービンロータ
KR101696967B1 (ko) 고강도 고인성 강합금
KR20100135242A (ko) 고강도, 고인성 및 내피로성의 석출 경화형 스테인리스강의 제조 방법
JP4041447B2 (ja) 大入熱溶接継手靭性に優れた厚鋼板
KR101546154B1 (ko) 유정용 강관 및 그 제조 방법
JP3544131B2 (ja) 中炭素鋼の製造方法
KR101290426B1 (ko) 고강도 열연강판 및 그 제조 방법
KR20200061629A (ko) 열간 단조재 및 이의 제조방법
JP3426036B2 (ja) 強度及び靭性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼及びその製造方法
KR101764083B1 (ko) 선박용 단강품
JPS59179718A (ja) タ−ビンロ−タの製造方法
JP2010531933A (ja) 高強度・高靭性回転シャフト素材
JP4252645B2 (ja) 溶体化ままで靭性に優れるクラッド鋼用母材および該クラッド鋼の製造方法
JPH03249126A (ja) 強靭鋼製造における均熱化処理方法
JPH042644B2 (ja)
KR101797369B1 (ko) 압력용기용 강재 및 이의 제조 방법
JP2025145060A (ja) 非調質鍛造用鋼、非調質鍛造鋼および非調質鍛造部品
JPH09263888A (ja) 圧力容器用鋳鋼材及び圧力容器の製造方法
JPH0835038A (ja) 耐火性の優れた建築構造用鋳・鍛鋼品
JPH04297547A (ja) 応力除去焼鈍後の溶接熱影響部靱性の優れた極厚超大入熱用鋼

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040315

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070829

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090526

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090610

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term