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JP4316341B2 - 気化器及び成膜装置 - Google Patents

気化器及び成膜装置 Download PDF

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Description

本発明は気化器及び成膜装置に係り、特に、溶液原料を噴霧して気化させるための気化器の構成に関する。
一般に、半導体ウエハなどの基板の表面に絶縁薄膜を形成する成膜装置として、ガス反応によって成膜を行う化学気相成長装置(CVD装置)が用いられている。このようなCVD装置においてPZT等の多元系金属酸化物薄膜を成膜する場合には、原料となる有機金属化合物は常温常圧で固体である場合が多いため、その固体原料をガス化して成膜処理チャンバに供給する必要がある。この場合には、通常、固体原料を適当な溶媒に溶解させて(溶液原料と呼ばれる)液体とし、それを気化器において気化して成膜処理チャンバに供給する。このような原料供給方式は溶液気化法と呼ばれ、バブリング法や固体昇華法に代わる有望なガス化法の一つとして近年盛んに研究開発がなされている(例えば、特許文献1参照)。
上記の溶液気化法を用いて例えば3元系の金属酸化物薄膜を成膜する場合について説明する。ここでは、図13に示す成膜装置100を用いる。この成膜装置100には、原料供給系101Aと、気化器110と、成膜装置本体120とが設けられている。原料供給系101Aにおいて、3系統に分けられた原料容器、例えば鉛系原料の溶液を貯蔵した原料容器101a、ジルコニウム系原料の溶液を貯蔵した原料容器101b及びチタン系原料の溶液を貯蔵した原料容器101cのそれぞれに蓄積された原料溶液は、圧送ガス管102を介して加圧ガスAが供給されることにより原料供給ライン103a、103b及び103cに押し出され、流量制御器105a、105b及び105cを通して原料搬送ライン107に押し出される。この原料搬送ライン107には不活性ガス(例えばHe,Ar)などのキャリアガスBが供給されていて、原料供給ライン103a〜103cがそれぞれ原料搬送ライン107に接続されてなるマニホールド構造により、原料搬送ライン107内で溶液原料とキャリアガスが混合され、気液混合状態で気化器110へと送られる。なお、例えば酢酸ブチルやオクタンやTHF(テトラヒドロフラン)などの溶剤を収容した溶剤容器101dも設けられている。この溶剤容器101dに収容された溶剤も、加圧ガスAにより溶媒供給ライン104に押し出され、流量制御器106を介して原料搬送ライン107に供給されるように構成されている。
気化器110には噴霧ノズル111が設けられ、この噴霧ノズル111に上記原料搬送ライン107が接続されている。また、噴霧ノズル111には、ガス供給配管108によって噴霧ガスCが流量制御器109を通して供給される。この噴霧ノズル111には二重管構造を有する噴霧口が設けられ、例えば、外管内に供給される噴霧ガスCによって内管に供給された溶液原料及びキャリアガスが気化室112内へ噴霧される。ここで、使用される溶媒の気化温度と原料そのものの気化温度は通常異なるので、気化温度の低い溶媒が先に気化しないようにノズル部分は室温程度まで冷却される。例えば、PZTの成膜に用いられる各種原料(通常は常温常圧で固体)の気化温度はおよそ180〜250℃であるのに対して、溶媒である酢酸ブチルの気化温度は126℃である。
気化室112の内面は原料を気化させるための気化面112aであり、例えば200℃前後に加熱されている。ノズル111から噴出した霧状の溶液原料は気化面112aにぶつかって瞬時に気化し、気化室112内において原料ガスとなる。この原料ガスは、フィルタ114を通してガス導出口113から導出され、ガス輸送管116を通して成膜装置本体120の成膜チャンバ121に供給される。成膜チャンバ121内には、上記ガス輸送管116が接続されたシャワーヘッド122や基板Wを載置するためのサセプタ123などが配置されている。また、シャワーヘッド122には反応ガス供給管117を介してOなどの酸化性ガスも供給される。成膜チャンバ121内では、上記原料ガスと酸化性ガスの反応によって基板W上に薄膜が形成される。
特開平7−94426号公報
しかしながら、上記従来の成膜装置においては、上記気化器110のノズル111から溶液原料を噴霧する場合に、溶液原料の噴霧状態が変動することによって気化室112内の原料ガスの気化状態が変動し、成膜チャンバ121への原料ガスの供給状態が不安定になるという問題点がある。また、気化室112内やその下流側の配管において溶液原料が固化してなるパーティクルが生成され、このパーティクルが成膜チャンバ121内に導入されて成膜再現性や膜質の低下をもたらすという問題点もある。
より詳細に述べると、上記噴霧ノズル111から気化室112の内部に噴霧された霧状の溶液原料のうち、大部分は高温の気化面112aにぶつかった瞬間に気化するが、一部のミストは気化しきれずに微細なミストとなり、気化室112の内部やその下流の配管内などにおいて溶媒が抜けて球状パーティクルとなる。実際に気化器内部に残留したパーティクルを走査型電子顕微鏡で観察したところ、球状パーティクルの大きさはまちまちで直径0.1〜1.8μmまで広く分布していた。ここで、気化室112内に噴霧されたミストから単に溶媒が揮発して球状パーティクルが生成されたと仮定すると、噴霧されたミストの大きさも一様ではなく、直径20〜370μmの範囲で広く分布しているものと推定される。したがって、比較的大きなミストが気化面112aに衝突したときには溶液原料が完全に気化されず、より細かなミスト(飛沫)となり、この細かなミストが気化室112の内部を飛行している間に溶媒が揮発し、パーティクルを生じているものと考えられる。
また、上記パーティクルの発生は、ガス導出口113の手前に配置されたフィルタ(メッシュ)114によって一部除去することができるが、微小なミストはフィルタ114を通過して下流側配管内でパーティクルを生成する可能性があり、また、パーティクルの除去性能を高めるために目を細かくしたりするとフィルタ114に目詰まりが発生しやすくなるという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、微細なミストが気化室の内部を飛行する間に溶媒が揮発してパーティクルとなる状況を回避し、微細なミストを確実に気化させることのできる環境を作り出すことにより、パーティクルの生成を抑制することのできる気化器及びこれを備えた成膜装置の構成を提供することにある。
本発明の気化器は、原料を溶媒に溶解してなる溶液原料をミスト状に噴霧する噴霧手段と、噴霧された前記溶液原料を気化するための加熱された気化面を備えた気化室と、該気化室にて生成された原料ガスを導出するガス導出口とを有する気化器において、前記気化面は、前記噴霧手段による噴霧方向に対向するように配置された第1気化面と、該第1気化面に沿って対向配置された第2気化面とを有し、前記第1気化面と前記第2気化面の間隔を変更する手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、前記第1気化面と前記第2気化面の間隔を変更する手段を有することにより、溶液原料の供給量、噴霧手段による噴霧状態(ミストの径、ミストの量など)、噴霧ガスやキャリアガスの流量、気化室の内圧などに応じて第1気化面と第2気化面の間隔を変更することによって気化率やパーティクル量などを最適化することが可能になり、種々の条件に対しても原料ガスの良好な供給状態を得ることが可能になる。ここで、上記手段としては、第1気化面を構成する第1部材と、第2気化面を構成する第2部材とが気化室を画成する状態を維持したまま相互に接近したり離反したりすることができるように相互に移動可能に構成した構造が挙げられる。この場合、第2部材には上記噴霧手段が構成され、第1部材と第2部材のいずれか一方に上記ガス導出口が設けられる。
本発明において、前記第1気化面と前記第2気化面との平均間隔が前記噴霧手段による噴霧位置と前記ガス導出口との間の前記第1気化面及び前記第2気化面に沿った距離よりも小さいことが好ましい。これによれば、噴霧手段により噴霧された溶液原料のミストは第1気化面に当たって瞬間的に加熱され気化されるが、このとき、第1気化面で発生した飛沫、すなわち微細なミストが気化されずに残った場合でも、第1気化面と第2気化面との平均距離が小さいことによって微細なミストは長い距離を飛行せずに短時間のうちに第2気化面に衝突し、第2気化面において迅速に気化される。これは、第2気化面において気化されずに残った微細なミストが第1気化面に向かう場合も同様である。したがって、気化室の内部において微細なミストが飛行している間に溶媒だけが揮発してパーティクルとなる可能性を低減することができるため、パーティクルの発生を抑制することができる。また、噴霧手段による噴霧位置とガス導出口との間の第1気化面及び第2気化面に沿った距離が相対的に長く構成されているので、ガス導出口に到達する前に第1気化面又は第2気化面に接触する可能性が高まるため、微細なミストがそのままガス導出口から下流側へ排出される可能性を低減でき、また、ガス導出口の手前にフィルタが配置されている場合にはフィルタの目詰まりを低減することができる。
ここで、第1気化面と第2気化面との平均距離は3cm以下であることが好ましく、特に、0.5cm〜3cmの範囲内であることが望ましい。この範囲を超えると微細なミストから生ずるパーティクルの低減効果が低くなり、上記範囲を下回ると噴霧手段へのミストの跳ね返りによるノズルの詰まりが発生しやすくなる。
また、気化室の内容積と内表面積との比が1cm以下であることが好ましく、特に0.1cm〜1cmの範囲内であることが望ましい。この範囲を越えると微細なミストから生ずるパーティクルの低減効果が低くなり、上記範囲を下回ると噴霧手段へのミストの跳ね返りによるノズルの詰まりが発生しやすくなる。
さらに、ガス導出口にはフィルタ(メッシュ)が配置されていることが好ましく、特に、このフィルタが上記気化面と同様に加熱されていることが望ましい。これによって、微細なミストをフィルタによって捕捉することができ、ガス導出口から流下するパーティクルの量をさらに低減できる。また、フィルタが加熱されている場合には、フィルタにおいて捕捉した微細なミストを気化させることができるため、パーティクル量を低減できるだけでなく、気化効率を高めることもできる。
本発明において、前記第1気化面と前記第2気化面との間隔が前記噴霧位置から前記ガス導出口へ向けて漸減することが好ましい。第1気化面と第2気化面との間隔は噴霧位置から前記ガス導出口までほぼ一定であってもよいが、上記のように噴霧位置からガス導出口へ向けて間隔が漸減していることにより、噴霧手段の噴霧位置では間隔がある程度大きいことから噴霧手段に対するミストの跳ね返りを防止することができ、また、ガス導出口へ向かう途中で微細なミストが第1気化面及び第2気化面に接触しやすくなるため、気化率をさらに向上させ、パーティクルをさらに低減することができる。
本発明において、前記第1気化面と前記第2気化面の少なくとも一方が前記噴霧位置から前記ガス導出口へ向けて凹凸状に構成されていることが好ましい。この凹凸状に構成された第1気化面又は第2気化面によってガス導出口へ向かう微細なミストを捕捉する確率が増大するので、気化率をさらに向上させ、パーティクルをさらに低減することができる。
本発明において、前記第1気化面と前記第2気化面とが共に前記噴霧位置から前記ガス導出口へ向けて相互に対応する凹凸状に構成されていることが好ましい。これによれば、微細なミストを第1気化面及び第2気化面に接触しやすくなり、また、第1気化面と第2気化面とが共に対応する凹凸状に構成されているため、噴霧位置からガス導出口までの両面に沿った距離を実質的に増大させることができることから、気化率をさらに向上させることができ、パーティクルもさらに低減することができる。ここで、対応する凹凸状とは、一方の気化面の凸部と他方の気化面の凹部とがほぼ正対するように構成されていることを言う。
本発明において、前記第1気化面と前記第2気化面のうち少なくとも一方の凹凸振幅が前記第1気化面と前記第2気化面の間隔よりも大きく構成されていることが好ましい。これによれば、噴霧位置の近傍からガス導出口へ向けて微細なミストが直線的に進むことができなくなるため、微細なミストがさらに第1気化面及び第2気化面に接触しやすくなる。ここで、噴霧位置からガス導出口までの気化室空間が角部を有するジグザグ状に構成されていてもよく、滑らかな波状に構成されていてもよい。
本発明において、前記気化室の内圧を検出する手段と、前記内圧を制御条件の少なくとも一つとして前記間隔を制御する制御手段とを有することが好ましい。これによれば、気化室の内圧に応じて第1気化面と第2気化面の間隔を制御することができる。このとき、噴霧手段による溶液原料の種類(組成)、溶液原料の噴霧量、噴霧された溶液原料の気化率、キャリアガスの流量などによって気化室の内圧が増減するため、気化室の内圧を指標として間隔を制御することによって、細かな設定を行うことなく、気化状態をより簡単かつ精密に最適化できる。ここで、気化室の内圧だけでなく、他のパラメータをも制御条件に加えて制御を行っても構わない。
本発明において、前記第2気化面に凹部が設けられ、該凹部の底部に前記噴霧手段の噴霧口が配置されていることが好ましい。凹部を設けることによって噴霧口と第1気化面との距離を増大させることができるため、第1気化面と第2気化面の間隔を広げることなく、第1気化面からのミストの跳ね返りによる噴霧口の詰まりを低減することができる。
本発明において、前記噴霧手段の噴霧口の周囲にパージガスを噴出するパージガス噴出口を設けることが好ましい。これによれば、パージガス噴出口からパージガスを噴出させることによって噴霧口に向かって跳ね返るミストを低減することができるため、噴霧口の詰まりを低減できる。
本発明において、前記第1気化面には前記噴霧手段の噴霧口の対向位置に傾斜面を設けることが好ましい。これによれば、傾斜面を設けることによって噴霧口から噴霧されたミストが第1気化面に当たって跳ね返る方向を噴霧口から反らすことができるため、噴霧口の詰まりを低減できる。ここで、上記傾斜面は、第1気化面上に設けられた円錐状や角錐状などの錘形状を有する突起によって構成できる。
本発明において、前記ガス導出口にフィルタを設置することが好ましい。これによってパーティクルや気化されていないミストがガス導出口から排出されることをさらに確実に防止できる。
次に、本発明の成膜装置は、上記のいずれかに記載の気化器と、前記溶液原料を前記気化器に供給する原料供給系と、前記気化器から導出される前記原料ガスを用いて成膜するための成膜室とを有することを特徴とする。上記の気化器を有することによってパーティクルを低減することができるため、成膜室で行われる成膜処理において膜質の向上を図ることができる。
次に、図面を参照して本発明に係る気化器及び成膜装置の実施形態に採用可能な構成を有する構成例及び実施形態を説明する。以下に示す気化器及び成膜装置の構成例及び実施形態は、基本的には、図13に示す原料供給系101A、気化器110及び成膜装置本体120を備えた成膜装置100にて説明したものと同じ概略構造を有するものであり、特に、以下に説明する気化器を用いて成膜装置を構成する場合についての説明は省略する。
[第1構成例
まず、図1を参照して本発明に係る第1構成例の気化器210の構成について説明する。この構成例の気化器210は、噴霧手段を構成する噴霧ノズル211と、噴霧ノズル211の噴霧口211aが臨む気化空間212Sを画成する気化室212を有する。気化室212の内部には、噴霧口211aに対向するように配置された第1気化面212aと、この第1気化面212aに対向するように噴霧口211a側に形成された第2気化面212bとを有する。これらの第1気化面212a及び第2気化面212bは気化室212の壁面に内蔵されたヒータなどの加熱手段212cによって加熱されている。これらの気化面の加熱温度としては、特にPZT薄膜を成膜する場合においては、180〜250℃、特に、200〜220℃の範囲内であることが好ましい。気化空間212Sは、第1気化面212a(すなわち底面)と第2気化面212b(すなわち天井面)との間に画成された平板状(図示例では円盤状)の空間形状を有する。
噴霧口211aは気化空間212Sの中心部に配置されている。気化空間212Sの周辺部にはガス導出口213が設けられている。図示例では、ガス導出口213は複数設けられている。ただし、ガス導出口213が気化空間212Sの周辺部全体に亘って環状に構成されていても構わない。
ここで、第1気化面212aと第2気化面212bの平均間隔は、噴霧口211aからガス導出口213までの第1気化面212a及び第2気化面212bに沿った距離よりも小さく構成されている。本構成例では、第1気化面212aと第2気化面212bの間隔hは気化空間212Sの全体に亘ってほぼ一定となっている。したがって、上記の平均間隔は図示の間隔hに等しい。
ガス導出口213の内側には、金属などで構成されたメッシュ材、金属繊維などを押し固めたフィルタ材などで構成されるフィルタ214が配置されている。このフィルタ214は、ガス導出口213を完全に覆うように、ガス導出口213の開口縁の内面に隙間なく固定されている。具体的には、隙間からミストやパーティクルが漏洩しないように、フィルタ214と気化室212との間がOリングやガスケットなどのシール手段でシールされていることが望ましい。
構成例の噴霧ノズル211は、図2に示すように、上記溶液原料及びキャリアガスが気液混合状態で供給される原料供給路211bと、上記噴霧ガスが供給されるガス供給路211cとが同軸状に構成され、いわゆる2重管構造となっている。すなわち、噴霧口211aには、中心に原料供給路211bが開口し、その周囲を環状に取り巻くように上記ガス供給路211cが開口している。原料供給路211bから噴出された溶液原料及びキャリアガスは、ガス供給路211cから噴出する噴霧ガスによって噴霧され、ミスト状態で気化空間212Sに導入される。
噴霧口211aから噴霧されたミストM1は、気化空間212S内を飛行し、やがて第1気化面212aに衝突して、ここで急激に熱を受けて瞬間的に気化することにより、原料ガスが生成される。ところが、実際にはミストM1の径がある程度大きいことなどによって第1気化面212a上でミストM1の全てが気化するだけの熱を一時に受け取れない場合があり、この場合には、元のミストM1よりも小さな微細なミストM2が第1気化面212aから飛沫状に飛散する。この微細なミストM2は再び気化空間212S内を飛行し、やがて第2気化面212bに到達すると、ここで熱をもらって気化して原料ガスが生成される。さらに、この第2気化面212bでも微細な飛沫としてミストが飛散する可能性があり、このミストもまた気化空間212Sを飛行して、途中で溶媒が揮発しなければ再び第1気化面212aに到達し、気化される。
この場合、第1気化面212aと第2気化面212bとの間隔hが大きくなると、微細なミストM2が気化空間212Sを飛行中に溶媒が揮発し、球状パーティクルが生成されることになる。したがって、本構成例では、両気化面の平均間隔を3cm以内に設定し、パーティクルの生成率を低減させている。実際には、気化空間212Sの内容積と、第1気化面212a及び第2気化面212b及び周辺の周辺部分全体を合わせた気化空間212Sの内表面積との比である空間形状比が1cm以下となるように構成してある。これによって、微細なミストM2からパーティクルが形成される確率が低減され、全体として気化率が向上するとともにパーティクル量が低減される。
一方、噴霧口211aの近傍において第1気化面212aと第2気化面212bの間隔hが小さすぎると、噴霧口211aから噴霧されたミストM1が第1気化面212aに到達したときに発生する微細なミストM2が噴霧口211aの近傍に到達する。ここで、供給経路において溶媒が揮発しないようにノズルが冷却されていることにより、噴霧口211aの近傍に到達したミストM2は固形物となって付着しやすくなり、噴霧口211aが詰まる可能性が高くなる。このため、特に、噴霧位置においては、上記間隔hの下限は0.5mm程度であることが好ましく、或いは、上記空間形状比で0.1cm程度であることが好ましい。噴霧位置において間隔hが上記の下限値を下回ると、噴霧口211aの詰まりが発生しやすくなることによって実用的な気化器の稼動状態を得ることができなくなる。
[第2構成例
次に、図3を参照して本発明に係る第2構成例の構成について説明する。この気化器220は、基本的に図1に示す気化器210とほぼ同様の概略構成を有するので、同様の部分の説明は省略する。
この構成例において、噴霧口221aを備えた噴霧ノズル221、加熱手段222cを内蔵する気化室222、ガス導出口223、及び、フィルタ224は第1構成例とほぼ同様である。この構成例が第1構成例と異なる点は、第1気化面222aと第2気化面222bとの間隔hが噴霧口221aからガス導出口223へ向けて徐々に小さくなっていることである。すなわち、気化空間222Sは、噴霧ノズル221による噴霧位置においては厚く、周辺部に進むほど薄い空間形状を有する。
噴霧口221aから噴霧されたミストが第1気化面222a及び第2気化面222bに衝突して微細なミストが生成されたとき、この微細なミストが気化空間222S内を漂いながらガス導出口223へ向かう場合がある。特にミストが微細であればあるほど気化空間222S内部のガスや他のミストによって進行が妨げられやすくなるので、上記のように第1気化面222a及び第2気化面222bのいずれかに向かわずに、成膜装置の排気に起因して生ずる圧力勾配によりガス導出口223へ直接向かうようになる。しかしながら、この構成例では、ガス導出口223に向かって進むに従って上記間隔hが徐々に狭まるため、上記のような微細なミストでも第1気化面222a又は第2気化面222bに捕捉される確率が増大する。したがって、上記のような微細なミストにおいていずれかの面上で熱を受けて気化される確率が増大するため、さらに気化率を向上させることができ、また、パーティクルをさらに低減することができる。
なお、本構成例では、噴霧口221aの噴霧位置からガス導出口223に向けて第1気化面222aと第2気化面222bの間隔hが一定の傾き(減少率)で減少していく例を図示しているが、間隔hの変化の傾きが一定である必要はなく、例えば、ガス導出口223に近づくほどに間隔hの減少率が大きくなっていくように構成するなど、第1気化面又は第2気化面が図3の断面図上において曲線となるように構成しても構わない。
[第3構成例
次に、図4を参照して本発明に係る第3構成例の構成について説明する。ここで、この気化器230は、基本的に図1に示す気化器210とほぼ同様の概略構成を有するので、同様の部分の説明は省略する。
この構成例において、噴霧口231aを備えた噴霧ノズル231、第1気化面232a及び第2気化面232bによって画成された気化空間232S並びに加熱手段232cを備えた気化室232、及び、フィルタ234は第1構成例とほぼ同様である。この構成例が第1構成例と異なる点は、ガス導出口233が気化空間232Sの周辺の第2気化面232bを構成する部分に穿設されている点にある。すなわち、噴霧ノズル231の噴霧口231aが配置される第2気化面232b側にガス導出口233が設けられている。したがって、噴霧口231aから噴霧されたミストが直接にガス導出口233へ到達する可能性をさらに低減できるため、パーティクル量を低減することができ、また、フィルタ234の目詰まりなどを防止できる。
[第4構成例
次に、図5を参照して本発明に係る第4構成例の構成について説明する。ここで、この気化器240は、基本的に図1に示す気化器210とほぼ同様の概略構成を有するので、同様の部分の説明は省略する。
この構成例において、噴霧口241aを備えた噴霧ノズル241、ガス導出口243、及び、フィルタ244は第1構成例とほぼ同様である。この構成例が第1構成例と異なる点は、第1気化面242a及び第2気化面242bが噴霧ノズル241の噴霧位置からガス導出口243に向けて凹凸状に構成されている点にある。ここで、第1気化面242a及び第2気化面242bの凹凸形状は、それぞれ図示のように折れ線状の断面形状を有するものであってもよく、滑らかな波線状の断面形状を有するものであってもよい。
このように構成することによって、噴霧口241aから気化空間242Sに噴霧されたミストはガス導出口243に向かう途中で、凹凸状に構成された第1気化面242a及び第2気化面242bに捕捉されやすくなるため、特に微細なミストが第1気化面242a及び第2気化面242bによって気化されることにより、更なる気化率の向上及びパーティクルの低減を図ることができる。
[第5構成例
次に、図6を参照して本発明に係る第5構成例の構成について説明する。ここで、この気化器250は、基本的に図1に示す気化器210とほぼ同様の概略構成を有するので、同様の部分の説明は省略する。
この構成例において、噴霧口251aを備えた噴霧ノズル251、ガス導出口253、及び、フィルタ254は第1構成例とほぼ同様である。また、気化室252の第1気化面252a及び第2気化面252bが噴霧口251aによる噴霧位置からガス導出口253に向けて凹凸状に構成されている点では上記第4構成例と同様である。
構成例では、第1気化面252a及び第2気化面252bの凹凸振幅が上記間隔hより大きくなっている点で、第4構成例と異なる。これによって、気化空間252Sは噴霧口251aからガス導出口253へ向けて蛇行状(ジグザグ状、波状)に構成される。この気化空間252S内では噴霧位置からガス導出口253まで直線状の進路を採ることができなくなるため、気化空間252S内で発生した微細なミストが第1気化面252a及び第2気化面252bに接触する可能性がさらに高くなり、その結果、さらに気化率を向上させ、また、パーティクルを低減することが可能になる。
[第6構成例
次に、図7を参照して本発明に係る第6構成例の構成について説明する。ここで、この気化器260は、基本的に図1に示す気化器210とほぼ同様の概略構成を有するので、同様の部分の説明は省略する。
この構成例において、噴霧口261aを備えた噴霧ノズル261、ガス導出口263、及び、フィルタ264は第1構成例とほぼ同様である。また、気化室262の第1気化面262aと第2気化面262bの間隔hが噴霧口261aによる噴霧位置からガス導出口263までほぼ一定である点でも上記第1構成例と同様である。
構成例では、第1気化面262a及び第2気化面262bが噴霧位置からガス導出口263に向けて斜め下方に伸びている点で上記各構成例とは異なる。第1気化面262a及び第2気化面262bは、噴霧位置を中心として円錐面状に構成され、気化空間262Sが噴霧位置から周囲に向けて漸次降下していくように構成されている。これによって、噴霧されたミストが気化空間262Sにおいて重力に逆らわずに降下しながら気化され、ガス導出口263から導出される。
[第7構成例
次に、図8を参照して本発明に係る第7構成例について説明する。ここで、この気化器270は、基本的に図7に示す気化器260とほぼ同様の概略構成を有するので、同様の部分の説明は省略する。
この構成例において、噴霧口271aを備えた噴霧ノズル271、ガス導出口273、及び、フィルタ274は第1構成例とほぼ同様である。また、気化室272の第1気化面272aと第2気化面272bが共に斜め下方に伸びている点では上記第6構成例と同様である。
構成例では、第1気化面272aと第2気化面272bの間隔hが噴霧口271aの噴霧位置からガス導出口273へ向けて漸減している点で上記第6構成例と異なる。これによって気化空間272Sの上下幅がガス導出口273に向かうに従って小さくなるので、微細なミストが第1気化面272a及び第2気化面272bに捕捉される確率が高くなり、その結果、気化率をさらに向上させ、また、パーティクルをさらに低減することができる。
第1実施形態]
次に、図9を参照して本発明に係る第1実施形態について説明する。この気化器280は、噴霧口281aを備えた噴霧ノズル281と、気化室282とを有する。噴霧ノズル281は基本的に図1に示す気化器210とほぼ同様の概略構成を有するので、その説明は省略する。気化室282は、第1気化面282aを備えた第1部材282Aと、第2気化面282bを備えた第2部材282Bとを有し、第1部材282Aと第2部材282Bとによって気化空間282Sが画成される。ここで、第1部材282A及び第2部材282Bには共にヒータなどの加熱手段282cが内蔵され、これによって上記の第1気化面282a及び第2気化面282bが所定温度に加熱されている。また、第2部材282Bには、上記噴霧ノズル281と、ガス導出口283とが設けられている。
この実施形態において、第1部材282Aと第2部材282Bとは、第1気化面282aと第2気化面282bとが対向する方向に相互に移動可能に構成されている。より具体的には、第1気化面282aと第2気化面282bの間隔hを変えることができるように第2部材282Bの内部において第1部材282Aが摺動自在に構成されている。このとき、第1部材282Aと第2部材282Bとは摺動可能なパッキンやベローズなどを介して密閉され、噴霧口281a及びガス導出口283を除いた部分において気化空間282Sの気密状態を維持できるように構成されている。
本実施形態では、駆動装置285(例えば、電動モータ、油圧シリンダ、エアシリンダなどを用いた駆動機構)によって第1部材282Aと第2部材282Bを相対的に移動させることにより、上記間隔hを変化させることができる。この駆動装置285は、マイクロプロセッサユニット(MPU)、プログラマブルコントローラ(PC)、シーケンサなどによって構成される制御手段286によって制御される。この制御手段286は、例えば、気化空間282Sの内圧を検出するキャパシタンスマノメータなどの圧力検出器287の検出値を入力して、当該内圧の検出値に応じて上記間隔hを制御するように構成されている。
一般に、上記間隔hを小さくすると、第1気化面282a及び第2気化面282bにて飛沫として発生する微細なミストが対向する気化面に到達して気化される確率が増大し、これによって気化率の向上及びパーティクルの減少がもたらされるが、その一方で、噴霧口281aへの微細なミストの付着が多くなり、噴霧口281aの詰まりが発生しやすくなる。したがって、噴霧口281aの詰まりを発生させない範囲で、なるべく気化率が向上し、パーティクルが減少するように間隔hが調整される。
ところが、上記の間隔hと、気化率やパーティクル発生量或いは噴霧口281aの詰まり度合は、溶液原料の種類(組成)、溶液原料の噴霧量、キャリアガスや噴霧ガスの流量、噴霧されるミストの径、気化空間282Sのコンダクタンス、成膜装置本体の内圧などの各種パラメータによって大きく変動する。このとき、上記圧力検出器287によって検出される気化空間282Sの内圧は、上記各種パラメータに密接に結びついているため、気化空間282Sの内圧に応じて間隔hを制御することによって、気化率やパーティクル発生量或いは噴霧口281aの詰まり度合を調整することが可能になる。ただし、上記制御手段286による制御は、上記気化空間282Sの内圧だけを制御入力とする場合に限定されるものではなく、これに加えて若しくはこれに代えて、溶液原料の種類や噴霧量、キャリアガスや噴霧ガスの流量、成膜装置本体の内圧などの他のパラメータを制御入力として用いても構わない。
なお、上記の各構成例のそれぞれの特徴点を任意の組合せで相互に組み合わせることができる。例えば、第2構成例乃至第7構成例のそれぞれの特徴点(気化面や気化空間の形状、ガス導出口の位置など)を第1実施形態に適用しても構わない。また、第3構成例乃至第5構成例の特徴点を第6構成例や第7構成例に適用しても構わない。
[第8構成例
次に、図10を参照して、本発明に係る第8構成例について説明する。本構成例は、上記の各構成例及び第1実施形態に対して用いることのできる噴霧位置近傍の構成例を示すものである。この構成例では、第2気化面312bの一部に凹部312dが形成され、この凹部312dの底部に噴霧ノズル311の噴霧口311aが開口している。これによって、第1気化面312aと第2気化面312bの間隔hよりも噴霧口311aと第1気化面312aの間隔Hが凹部312dの深さD分だけ大きくなっている。
この構成例では、気化率の向上やパーティクルの低減を図るために第1気化面312aと第2気化面312bの間隔hを小さくしても、凹部312dを設けることによって噴霧口311aと第1気化面312aの間隔Hをそれよりも大きくすることができるため、噴霧口311aの詰まりを抑制することができる。ここで、凹部312dの幅(或いは直径)Wは、その深さDと噴霧口311aからのミストの噴霧角に応じて、ミストが凹部312dの内面になるべく付着しないように設定される。
[第9構成例
次に、図11を参照して、本発明に係る第9構成例について説明する。この構成例も、上記の各構成例及び第1実施形態に対して用いることのできる噴霧位置近傍の構成例を示すものである。この構成例では、噴霧ノズル321の噴霧口321aの周りにN、Ar、Heなどの不活性ガスなどのパージガスを噴出するパージガス噴出口322xを設けている。このパージガス噴出口322xは、噴霧口321aの周囲に複数設けられることが好ましい。このパージガス噴出口322xは、気化室322に設けられたパージガス供給路322yによって供給されるパージガスを噴出し、このパージガスによって第1気化面322aから跳ね返り噴霧口321aへむかうミストの進路を妨げることによって、噴霧口321a及びその周辺に堆積物が付着することを防止することができる。したがって、第1気化面322aと第2気化面322bの間隔hを小さく形成しても、噴霧口321aの詰まりなどの不具合を低減することができる。
なお、図示例では、噴霧ノズル321の周囲の第2気化面322bに上記パージガス噴出口322xを設けてあるが、噴霧ノズル321における気化空間322Sに臨む部分であって、噴霧口321aの周囲にある部分にパージガス噴出口を形成してもよい。
[第10構成例
次に、図12を参照して、本発明に係る第10構成例について説明する。この構成例も、上記の各構成例及び第1実施形態に対して用いることのできる噴霧位置近傍の構成例を示すものである。この構成例では、噴霧ノズル331の噴霧口331aに対向する第1気化面332a上に突起332pを形成し、この突起332pの表面が噴霧口331aに向かう方向と直交する平面に対して傾斜した傾斜面332paとなっている。より具体的には、突起332pは略円錐状に構成され、傾斜面332paは円錐面となっている。
この構成例では、噴霧口331aから噴霧されたミストが傾斜面332paに当たると、傾斜面332paが噴霧口331aに向かう方向と直交する平面に対して傾斜していることにより、発生した飛沫は噴霧口331aに戻ることなく、周囲に広がる。したがって、噴霧口331aに対向する第1気化面332aの部分に傾斜面332paが存在することにより、第1気化面332aと第2気化面332bの間隔hを小さくしても噴霧口331aの詰まりなどの不具合を防止することができる。
なお、上記突起332pは円錐状に構成したが、角錐状に構成されていてもよい。また、円錐状や角錐状の突起を設ける場合に限らず、噴霧口331aの対向位置において、噴霧口331aに向かう方向に直交する平面に対して傾斜する傾斜面が形成されていれば、上記効果を奏することができる。
尚、本発明の気化器及び成膜装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記各構成例及び実施形態では、PZT成膜のための原料を気化する場合を前提として説明したが、本発明はこれに限定されず、他の膜種のための原料を気化する場合にも適用することが可能である。他の膜種としては、例えば、Sr原料とBi原料とTa原料とを気化させてSBT金属酸化物の薄膜等を形成する場合や、Bi原料とLa原料とTi原料とを気化させてBLT金属酸化物の薄膜等を形成する場合や、Ba原料とSr原料とTi原料とを気化させてBST金属酸化物の薄膜等を形成する場合や、Sr原料とTi原料とを気化させてSTO金属酸化物の薄膜等を形成する場合などが挙げられる。
第1構成例の気化器の構造を示す縦断面図(a)及び平面図(b)。 第1構成例の気化器の噴霧口近傍を示す拡大縦断面図。 第2構成例の気化器の構造を示す縦断面図(a)及び平面図(b)。 第3構成例の気化器の構造を示す縦断面図(a)及び平面図(b)。 第4構成例の気化器の構造を示す縦断面図。 第5構成例の気化器の構造を示す縦断面図。 第6構成例の気化器の構造を示す縦断面図。 第7構成例の気化器の構造を示す縦断面図。 第1実施形態の気化器の構造を示す縦断面図。 8構成例の気化器の構造を示す縦断面図。 9構成例の気化器の構造を示す縦断面図。 10構成例の気化器の構造を示す縦断面図。 従来の気化器を含む成膜装置の全体構成を示す概略構成図。
100…成膜装置、101A…原料供給系、110,280…気化器、103a,103b,103c…原料供給ライン、107…原料搬送ライン、281…噴霧ノズル、281a…噴霧口、282…気化室、282S…気化空間、282a…第1気化面、282b…第2気化面、283…ガス導出口、h…間隔、285…駆動装置

Claims (10)

  1. 原料を溶媒に溶解してなる溶液原料をミスト状に噴霧する噴霧手段と、噴霧された前記溶液原料を気化するための加熱された気化面を備えた気化室と、該気化室にて生成された原料ガスを導出するガス導出口とを有する気化器において、
    前記気化面は、前記噴霧手段による噴霧方向に対向するように配置された第1気化面と、該第1気化面に沿って対向配置された第2気化面とを有し、
    前記第1気化面と前記第2気化面の間隔を変更する手段を有することを特徴とする気化器。
  2. 前記第1気化面と前記第2気化面との間隔が前記噴霧位置から前記ガス導出口へ向けて漸減することを特徴とする請求項1に記載の気化器。
  3. 前記第1気化面と前記第2気化面の少なくとも一方が前記噴霧位置から前記ガス導出口へ向けて凹凸状に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の気化器。
  4. 前記第1気化面と前記第2気化面とが共に前記噴霧位置から前記ガス導出口へ向けて相互に対応する凹凸状に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の気化器。
  5. 前記気化室の内圧を検出する手段と、前記内圧を制御条件の少なくとも一つとして前記間隔を制御する制御手段とを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の気化器。
  6. 前記第2気化面に凹部が設けられ、該凹部の底部に前記噴霧手段の噴霧口が配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の気化器。
  7. 前記噴霧手段の噴霧口の周囲にパージガスを噴出するパージガス噴出口を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の気化器。
  8. 前記第1気化面には前記噴霧手段の噴霧口の対向位置に傾斜面を設けたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の気化器。
  9. 前記ガス導出口にフィルタを設置したことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の気化器。
  10. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の気化器と、前記溶液原料を前記気化器に供給する原料供給系と、前記気化器から導出される前記原料ガスを用いて成膜するための成膜室とを有することを特徴とする成膜装置。
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