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JP4346305B2 - 包装箱 - Google Patents

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JP4346305B2
JP4346305B2 JP2002352042A JP2002352042A JP4346305B2 JP 4346305 B2 JP4346305 B2 JP 4346305B2 JP 2002352042 A JP2002352042 A JP 2002352042A JP 2002352042 A JP2002352042 A JP 2002352042A JP 4346305 B2 JP4346305 B2 JP 4346305B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、天面に突部を設けるとともに、底面にその突部が嵌まり込む嵌合部を設けた、例えばダンボール箱などの包装箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の包装箱の一例としてのダンボール箱は、天面と底面を有する直方体形状で、中に例えば複写機などの製品を入れ、箱との隙間を発泡スチロールなどで固定して、天面を閉じてガムテープなどで固定して梱包するために用いていた。そして、このように製品を梱包したダンボール箱を倉庫などに保管したり、トラックなどで輸送するときは、パレット上に複数段に積み重ねていた。
【0003】
しかし、このような従来のダンボール箱では、複数段積み重ねた際の荷崩れ対策が施されていないため、複数段に積み重ねた際に、ダンボール箱同士がずれて、荷崩れする恐れがあった。そこで、次のようなものが開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−63778号公報
【0005】
この文献では、ダンボール箱を積み重ねた際に荷崩れしないよう、ダンボール箱の天面および底面に貼り付ける滑り止めフィルムを開示している。この滑り止めフィルムは、その表面同士の静摩擦係数が0.15以上であるポリエチレンフィルムなどからなり、裏面に粘着層を有する。このように構成された滑り止めフィルムをダンボール箱の天面と底面の四隅に裏面の粘着層で貼着する。
【0006】
しかし、ダンボール箱を使用した後、廃棄する際に、分別回収の要請により、滑り止めフィルムをダンボール箱から剥がさなければならず、廃棄の際の作業が煩雑になるという問題があった。
【0007】
一方、ダンボール箱と一体に形成された突部と嵌合部によって、ダンボール箱を複数段に積み重ねたとき、ダンボール箱同士がずれないようにする技術が開示されている。
【0008】
【特許文献2】
特開平8−282756号公報
【0009】
この文献によれば、天面、底面、および2組の側面を備える直方体状のダンボール箱を形成し、天面の側端に天面から切り起こして上に向かって起立する突部を有する。また、複数段に重ねたとき、その突部に係合する嵌合部を側面の下端に有する。
【0010】
このように形成されたダンボール箱を複数段に積み重ねるときは、パレット上に1つ目のダンボール箱を置き、その上に、1つ目のダンボール箱の突部と係合するように、2つ目のダンボール箱の嵌合部を合わせて載置する。
【0011】
しかし、このようなダンボール箱では、天面から切り起こされた天面と同じ厚みの突部が上に向かって起立しているので、ダンボール箱を複数段積み重ねる際、上に重ねるダンボール箱の底面などにこの突部が当たり、折れ曲がったりつぶれたりして破損し、突部の機能を果たさなくなり、ダンボール箱を複数段に積み重ねたとき、荷崩れの原因となってしまう恐れがある。
【0012】
そこで、この発明の目的は、荷崩れしない包装箱を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の発明に係る包装箱は
天面が、天面外フラップと天面内フラップとを重ね合わせて形成され、
前記天面外フラップには、先端部に掛け止め突部が備えられる突部形成片が張り出して一体的に形成されるとともに、各突部形成片に対応する係止穴が形成されており、その突部形成片が折り返されて前記掛け止め突部を前記係止穴に挿入して掛け止めすることにより前記突部形成片が天面上に重ね合わせて突部が設けられている一方、
前記天面内フラップには、その上に前記天面外フラップを重ね合わせたとき、前記掛け止め突部との干渉を避ける逃げが形成されており、
底面には、積み重ねたとき、前記突部が嵌まり込む嵌合部が設けられている、
ことを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の包装箱において、前記突部と前記嵌合部を複数設けることを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の包装箱において、前記突部の高さが前記嵌合部の厚みと同じであることを特徴とする。
【0016】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3のいずれか1に記載の包装箱において、前記掛け止め突部が、前記突部形成片の先端部の両側に形成されていることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について説明する。図1には、この発明の包装箱の一例として、A式のダンボール箱の展開図を示す。
【0019】
展開された状態のダンボールは、天面を形成する天面外フラップ11A,11Bと天面内フラップ11C,11D、側面を形成する一対の第1側面12A,12Bと一対の第2側面12C,12D、底面を形成する底面外フラップ13A,13Bと底面内フラップ13C,13D、さらに、第1側面12Aと第2側面12Dとを接続する接続部12Eを一体に備える。
【0020】
そして、天面外フラップ11A,11Bには、突部形成片14を天面外フラップ11A,11Bの側端11a,11bから張り出して一体に形成する。このとき、突部形成片14は、天面外フラップ11Aから天面内フラップ11Cに向けて長方形に切り出して、また、天面外フラップ11Bから天面内フラップ11C,11Dに向けて長方形に切り出して形成する。さらに、底面外フラップ13A,13Bの側端13a,13bには、それぞれ嵌合部15を2つずつ形成する。
【0021】
このように形成された展開された状態のダンボールを組み立ててダンボール箱とするには、まず、接続部12Eを側面12Dの右端の裏側に接着剤などで接着すると、図2のようになる。次に、天面内フラップ11C,11Dを矢印のように折り曲げるとともに、底面内フラップ13C,13Dを矢印のように折り返すと図3のようになる。
【0022】
そして、天面外フラップ11A,11Bを折り曲げてあわせるとともに底面外フラップ13A,13Bを折り曲げてあわせると、図4のようになる。さらに、突部形成片14をそれぞれ矢印のように天面外フラップ11A,11B上に折り返して重ね合せ、重ね合せた面同士を接着剤などによって接着して突部16を設ける。底面外フラップ13A,13Bをガムテープなどで固定した後、中に例えば、複写機などの製品を箱との隙間を発泡スチロールなどで固定して入れ、天面外フラップ11A,11Bを折り合わせ、合わせ目をガムテープなどで固定すると、図5のように、天面11と底面13の形成されたダンボール箱となる。図6は、そのダンボール箱を底面13側から見た図である。
【0023】
このように製造された同一形状のダンボール箱を積み重ねるときは、図7に示すように、1つ目のダンボール箱P1を不図示のパレット上に底面13を下にして載置した後、その天面11にある4つの突部16に、矢印のように、ダンボール箱P1と同一形状の2つ目のダンボール箱P2の底面13にある4つの嵌合部15をはめ合せるようにして、ダンボール箱P2をダンボール箱P1の上に重ね合せる。
【0024】
この例において、突部16の高さは、天面内フラップ11C,11Dから切り出した突部形成片14を天面外フラップ11A,11Bに折り返して形成するので、ダンボールの厚さと同一である。また、嵌合部15は、そのダンボールで一体に形成した底面外フラップ13A,13Bを打ち抜いて形成するので、ダンボールの厚さと同一である。したがって、突部16の高さは、嵌合部15の厚みと同じである。
【0025】
同様の要領でダンボール箱P3をダンボール箱P2の上に重ね合せると図8のようになる。
【0026】
そして、この複数段に積み重ねたダンボール箱P1,P2,P3を搬送するときは、フォークリフトでパレットPAを持ち上げて移動する。このとき、ダンボール箱P1,P2は、図9に示すように、ダンボール箱P1の突部16とダンボール箱P2の嵌合部15とがそれぞれ嵌め合わされ、ダンボール箱P2とダンボール箱P3も同様に、ダンボール箱P2の突部16とダンボール箱P3の嵌合部15とがそれぞれ嵌め合わされるので、ダンボール箱P1,P2,P3がずれて荷崩れをおこすことなく搬送することができる。
【0027】
次に、この発明の包装箱の他例について説明する。図10には、ダンボール箱の展開図を示す。この例のダンボール箱では、天面外フラップ11A,11B、天面内フラップ11C,11Dの構成のみが上述の例と異なり、その他の構成は、同様であるので、説明を省略する。
【0028】
天面外フラップ11A,11Bには、突部形成片17を天面外フラップ11A,11Bの側端11a,11bから張り出して形成する。このとき、突部形成片17は、天面外フラップ11Aから天面内フラップ11Cに向けて、略T字状に切り出し、また、天面外フラップ11Bから天面内フラップ11C,11Dに向けて略T字状に切り出して形成する。
【0029】
この突部形成片17は、その先端部の両側に略矢印状の掛け止め突部17aを備える。また、この掛け止め突部17aを挿入し、かつ、掛け止めしうる大きさの係止穴18を天面外フラップ11A,11Bの両側にそれぞれ2つずつ打抜いて形成する。さらに、天面内フラップ11C,11Dには、この掛け止め突部17aの先端部と干渉しない逃げ19を2つ打抜いて形成する。
【0030】
このように形成された展開ダンボールを組み立ててダンボール箱とするには、まず、接続部12Eを側面12Dの右端の裏側に接着剤などで接着し、底面内フラップ13C,13Dを折り曲げた後、底面外フラップ13A,13Bを折り曲げて重ね合わせ、その合わせ目に沿ってテープなどで固定する。そして、例えば、中に複写機などの製品を箱との隙間を発泡スチロールなどで固定して入れる。
【0031】
次に、天面内フラップ11C,11Dを折り曲げた上に、図11のように、天面外フラップ11Aを矢印の方向に折り曲げて重ね合わせて天面を形成する。さらに、図12に示すように、突部形成片17の2つの掛け止め突部17aを矢印のように折り曲げて立てた後、図13の矢印のように係止穴18に挿入して掛け止める。
【0032】
すると、掛け止め突部17aの先端部は、天面外フラップ11Aに形成された係止穴18を貫通して、天面内フラップ11Cに形成された逃げ19に達する。この逃げ19は、2つの係止穴18が配置されている領域よりも大きい形状で設定されているので、掛け止め突部17aの先端部と干渉しない。一方、係止穴18は、挿入した略矢印状の掛け止め突部17aが抜けないように、掛け止め突部17aの略矢印形状の最幅広部の幅長さを係止穴18の幅長さよりも大きくしており、最幅広部が係止穴18とオーバーラップする部分で引っかかるので、掛け止め突部17aを掛け止めることができる。
【0033】
このようにして、図14に示すように、天面外フラップ11Aに突部20が形成される。天面外フラップ11Bについても同様の手順で、突部20を形成する。そして、天面外フラップ11A,11Bを折り合わせることによって、天面11が形成され、この天面外フラップ11Aと天面外フラップ11Bとの合わせ目に沿ってガムテープなどで固定する。
【0034】
この例では、天面外フラップ11A,11Bに突部20を形成する際に、突部形成片17の掛け止め突部17aを折り曲げて、係止穴18に挿入して掛け止めるので、接着剤などを用いることなく容易に突部20を形成することができる。
【0035】
なお、この例において組み立てられたダンボール箱を、積み重ねて搬送する手順については、前述の例と同様であるので説明を省略する。
【0036】
上述した2つの例では、ダンボール箱の天面に4つ突部を形成し、底面に4つ嵌合部を形成してこれらをはめ合せたが、この発明はこれに限定されるものではなく、突部と嵌合部をそれぞれをいくつ形成してもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上、詳述したように、この発明によれば、天面から張り出して一体に突部形成片を形成し、その突部形成片を天面上に折り返して重ね合せることによって突部を設けるので、突部が折れ曲がったりつぶれたりして破損しにくく、突部としての機能を果たすことができ、嵌合部と嵌合することにより荷崩れしない包装箱を提供することができる。また、天面から張り出して一体に突部形成片を形成するので、突部形成片を別途製造することなく、また、部品を追加することなく、簡単に包装箱の製造をすることができる。
【0038】
請求項2に記載の発明によれば、突部と嵌合部を複数設けるので、より安定して包装箱を複数段に重ねることができる。
【0039】
請求項3に記載の発明によれば、突部の高さが嵌合部の厚みと同じであるので、突部の高さが嵌合部の厚みよりも大きくなり積み重ねた包装箱が不安定となることがなく、一層安定して包装箱を複数段に重ねることができる。
【0040】
また、請求項1に記載の発明によれば、突部形成片の掛け止め突部を天面に設けた係止穴に掛け止めて突部を設けるので、別途、接着剤などを使用して突部形成片を天面に固定する必要がなく、簡単に包装箱を製造することができる。
【0041】
さらに、請求項1に記載の発明によれば、内フラップと外フラップを重ね合せて天面を形成し、外フラップに突部形成片と係止穴を設けてその係止穴に掛け止め突部を掛け止めたとき、その掛け止め突部と干渉しない逃げを内フラップに設けるので、係止穴から突出した掛け止め突部の先端が内フラップに当たることなく外フラップを閉じて天面を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例としてのダンボール箱の展開図である。
【図2】その組み立て説明図である。
【図3】同じくその組み立て説明図である。
【図4】また同じくその組み立て説明図である。
【図5】その組み立て後の斜視図である。
【図6】さらにその底面側から見た斜視図である。
【図7】そのダンボール箱の積み重ね方の説明図である。
【図8】そのダンボール箱をパレット上に積み重ねた側面図である。
【図9】突部と嵌合部が嵌め合わされた状態を示す図である。
【図10】この発明の包装箱の他例としてのダンボール箱の展開図である。
【図11】その組み立て説明図である。
【図12】同じくその組み立て説明図である。
【図13】また同じくその組み立て説明図である。
【図14】さらに同じくその組み立て説明図である。
【符号の説明】
11 天面
11A,11B 天面外フラップ
11C,11D 天面内フラップ
13 底面
13A,13B 底面外フラップ
13C,13D 底面内フラップ
14,17 突部形成片
15 嵌合部
16,20 突部
17a 掛け止め突部
18 係止穴
19 逃げ
P1,P2,P3 ダンボール箱(包装箱)
PA パレット

Claims (4)

  1. 天面が、天面外フラップと天面内フラップとを重ね合わせて形成され、
    前記天面外フラップには、先端部に掛け止め突部が備えられる突部形成片が張り出して一体的に形成されるとともに、各突部形成片に対応する係止穴が形成されており、その突部形成片が折り返されて前記掛け止め突部を前記係止穴に挿入して掛け止めすることにより前記突部形成片が天面上に重ね合わせて突部が設けられている一方、
    前記天面内フラップには、その上に前記天面外フラップを重ね合わせたとき、前記掛け止め突部との干渉を避ける逃げが形成されており、
    底面には、積み重ねたとき、前記突部が嵌まり込む嵌合部が設けられている、
    ことを特徴とする、包装箱。
  2. 前記突部と前記嵌合部を複数設けることを特徴とする、請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記突部の高さが前記嵌合部の厚みと同じであることを特徴とする、請求項1または2に記載の包装箱。
  4. 前記掛け止め突部が、前記突部形成片の先端部の両側に形成されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1に記載の包装箱。
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