JP4343481B2 - インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の記録ヘッドにより異なる種類のインクをそれぞれ吐出させることにより、記録媒体上に高品質のカラー画像を得ることができるインクジェット記録装置及びインクジェット記録方法に関する。より詳しくは、1つの記録領域に対して1回の記録走査(1パス)または複数の記録走査(マルチパス)を行うことにより記録画像を形成するようにしたインクジェット記録装置及びインクジェット記録方法の改善に関するものである。
【0002】
本発明は、紙や布、革、不織布、OHP用紙等、さらには金属等の被記録媒体を用いる機器すべてに適用可能である。具体的な適用機器としては、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の事務機器や工業用生産機器等を挙げることができる。
【0003】
【従来の技術】
インクジェット記録方法は、低騒音、低ランニングコストに構成でき、装置の小型化及びカラ−化が容易であるなどの理由からプリンタ、複写機、ファクシミリ等に広く利用されている。
【0004】
一般に、カラ−インクジェット記録装置では、シアン、マゼンタ、イエロ−の3色のカラーインクに黒インクを加えた4色のインクを使用してカラ−記録するのが通例である。
【0005】
従来のインクジェット記録装置は、インクのにじみのない高発色のカラ−画像を得るために、インク吸収層を有する専用紙を使用する必要があり、これが記録コストを高める要因となっていた。このため、近年ではインクの改良によりプリンタや複写機等で大量に使用される安価な「普通紙」への記録適性を持たせた記録装置も実用化されている。しかしながら、「普通紙」への記録品位は未だ十分なレベルに達していないのが現状である。その最も大きな要因としては、インクの打ち込み順序や打ち込み時間差による色の違いが挙げられ、これらの要因によって、記録領域の記録媒体の送り方向(副走査方向)、及び左右方向(記録ヘッドを走査させる主走査方向)において濃度差や色調の差などの不都合が発生している。
【0006】
また、最近の傾向として、インクジェット記録装置において、高速で記録したいとするユーザーのニーズが高まってきている。
【0007】
高速化を重視した記録を行う際には、高画質を実現するために用いられているマルチパス記録は行わず、1回のパスで記録を行う所謂1パス記録が有効である。ここで記録のパス数とは、1ラインを完成させるのに必要なキャリッジの走査回数のことである。
【0008】
これは、記録ヘッドの吐出口の数がある一定値である関係上、パス数が多いほど1回の紙送り量は小さくなり、逆にパス数を少なくするほど1回の紙送りの量は大きくなるためである。例えば、現在2パスによる記録が行われているところを、1パスで記録することが可能であれば、単純には約2倍の高速化が図れることになる。すなわち、マルチパス記録のパス数が少なくなればなるほどキャリッジのスキャン回数(記録媒体上の所定領域に対する走査回数)は減り、かつ、1回の紙送り量は大きくなり、結果的に1枚の記録に要する時間は短縮される。
【0009】
また、記録ヘッドの往復の双方向において記録を行う双方向記録を行うことで、無駄な走査を行うことがなくなり、さらなる高速化を図ることができる。
【0010】
例えば、図1に同一の記録ヘッドを用いて、同一の記録走査回数を行った場合の記録量の比較例を示す。ここで、記録ヘッドの幅を1行と定義する。
【0011】
図1(a)は、2パス双方向記録の場合で、3回の記録走査を行った状態を示している。ここでは、2パスのマルチパス記録において、各記録走査で50%の記録を行うことで、2回のパスで画像の記録を完成させる例を示す。図1(a)では、記録領域を、記録ヘッドHの記録幅の半分に相当する領域毎に4つに分割して説明している。1回目の往方向の記録走査では、図1(a)の最上部の領域を記録ヘッドHの下半分を用いて50%の記録が行われる。続く2回目の復方向の記録走査では、図1(a)の最上部の領域を記録ヘッドHの上半分を用いて記録すると共に、記録ヘッドHの下半分を用いて図1(a)の上から2番目の領域に対し50%の記録が行われる。この2回目の走査により、図1(a)の最上部の領域の記録が完成されることとなる。また、続く3回目の往方向の記録走査では、図1(a)の上から2番目の領域を記録ヘッドHの上半分を用いて記録を行ってこの領域に対する記録が完成されると共に、記録ヘッドHの下半分を用いて図1(a)の上から3番目の領域に対し50%の記録が行われる。
記録ヘッドHの記録幅に相当する領域を1行とすると、上述のように3回の記録走査を行うことによって、記録完成領域が1行あり、かつ記録未完成領域が1行ある状態となる。また、図1に示す例では、往復の双方向で記録を行った場合を示しているが、記録方向が往復の走査のうちの片方向であれば、記録を伴わない走査が介在するため、記録完成領域は0.5行になってしまう。
【0012】
これに対して、図1(b)の1パス片方向記録では、3回の記録走査で記録完成領域は2行になる。ここでは、記録を伴わない走査(図1(b)では、往方向の記録走査の後の、復方向の走査が記録を伴わない走査に該当する)が1回存在する。一方、図1(c)の1パス双方向記録では3回の記録走査を行うことによって記録完成領域は3行になり、最も無駄のない記録動作が行われることとなる。高速化を図るためには有効な方式であると言える。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のインクジェット記録装置により、1パス双方向記録で複数色の画像形成を行った場合、前述のインクの打ち込み順序や打ち込み時間差による濃度差や色調の差(色ムラ)が、以下に述べるように画像を劣化させるという弊害を発生させている。
【0014】
(打ち込み順ムラ)
異なるインクを用いた記録ヘッドが横方向(主走査方向)に並んでいる場合、往路におけるそれぞれのインク打ち込み順序と復路におけるインク打ち込み順序とが異なるために、往路記録と復路記録において、色ムラが発生する場合がある。
【0015】
例えば、2次色であるブルーを形成する場合には、図2に示すように、マゼンタが先に記録されることによってマゼンタの発色の強いブルーになる場合と、シアンが先に記録されることによってシアンの発色の強いブルーになる場合とがある。これは発色がインクと紙の特性に依存するためであり、先に記録されたインクが紙繊維に先に吸着され、後打ちインクが先打ちインクの下に潜ってしまうためである。先打ちインクの色素成分は被記録媒体の表面もしくは表面付近に多く存在し、そのインクの発色の強さ、つまりはそのインクの濃度が比較的高くなる。
【0016】
このような現象が発生する状況において、図1(c)に示したような1パス双方向記録を実施すると、図3に示すように、往路(記録ヘッドが左から右へ移動する)と復路とで、色調の異なるバンドが交互に記録されることになる。第1の記録ヘッドH1と第2の記録ヘッドH2からそれぞれマゼンタ、シアンが吐出され、往路においてはマゼンタが先に記録され、復路においてはシアンが先に記録されるので、インクの打ち込み順が異なることによる発色違いにより、各スキャン毎に色の違いがバンドの様に見えてしまう問題が発生する。
【0017】
(時間差ムラ)
異なるインクを用いた記録ヘッドが縦方向(副走査方向)に並んでいる場合、それぞれの記録領域に対するインクの打ち込み順序は同一にすることができる。しかし、1パス双方向記録では、1つの記録領域に対し異なる複数の記録ヘッドが往動、復動を交互に行うことによって記録が行われることとなるため、先の記録動作によって記録されてから、次の記録動作によって記録される記録されるまでの時間間隔が、1つの記録領域内の全ての個所で異なり、これがインク濃度の差となって表れることとなり、しかも副走査方向に対して、その時間間隔のズレが最大になった状態で隣接してしまう。
【0018】
このような画像形成状態の一例を図4に示す。
ここでは、シアン(第2の記録ヘッドH2)、マゼンタの記録ヘッド(第1の記録ヘッドH1)を用いて、ブルーを形成する場合を示している。図4に示す記録ヘッドは、上半分がシアンに対応した記録ヘッドH2、下半分がマゼンタの記録ヘッドH1であり、記録ヘッドH1と記録ヘッドH2が副走査方向に沿って配置されている。第1記録領域に対しては、まずマゼンタでの記録が往路で行われる。次に、第1記録領域に対して、シアンでの記録が復路で行われる。この際、シアンの記録と同時に、第2記録領域に対してマゼンタでの記録が行われる。
【0019】
次に、第2記録領域に対して、シアンでの記録が往路で行われ、同時に第3記録領域に対しては、マゼンタでの記録が行われる。ここで、第1記録領域では矢印にて示す主走査方向において、図中の左側ではシアンとマゼンタの記録される時間差は大きいが、図中の右側に行くに従って小さくなっている。また、第2記録領域では、これが全く反転しており、右側ではシアンとマゼンタの記録される時間差は大きいが、左側に行くに従って時間差は小さくなっている。
【0020】
従って、副走査方向に対して、記録領域の端部では時間差が大きい領域、時間差が小さい領域が交互に並ぶことになる。時間差が大きい方が先打ちインクの発色が強くなり、時間差が短くなるに従って、先打ちインクに偏っていた発色が緩和される。これは先打ちインクが十分に被記録媒体に浸透して、インクの定着が促進した状態で、次のインクが打ち込まれる場合は、先打ちインクの色素成分が十分に被記録媒体の表面もしくは表面付近に付着するために、先打ちインクの発色の強さ、つまり先打ちインクの濃度が高くなる。
【0021】
一方、打ち込み時間差が短くなるに従って、先打ちインクの定着が不十分な状態で、次のインクが打ち込まれることとなり、その場合は、先打ちインクの色素成分が被記録媒体の表面もしくは表面付近に十分付着していないために、後打ちインクの色素成分もある程度、表面もしくは表面付近に付着できる。その結果として、先打ちインクに大きく偏った発色とはならず、先打ちインクの発色の方が若干強めではあるが、両インクが略均一に混合されたニュートラルな色調となる。この現象により、色調が異なる領域が交互に隣接した状態で画像が形成されることとなり、色調のズレが色ムラとして見えてしまうこととなった。
【0022】
本発明は、上述した問題点を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、異なる種類のインクを吐出する複数の記録ヘッドによって1つの記録領域に対し複数回の記録走査を行う際に、高速記録と色ムラのない高画質記録との両立を実現できるインクジェット記録装置及びインクジェット記録方法を提供することにある。
本発明の他の目的とするところは、異なる種類のインクを吐出する複数の記録ヘッドによって1つの記録領域に対し複数回の記録走査を行うことにより画像を形成する際に、各記録ヘッドによるインクの打ち込み時間差に起因する色ムラの発生を防止し、高品質な画像を形成し得るようにすることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解消すべく本発明は、次の構成を有するものとなっている。
【0024】
すなわち、本願の第1の発明は、第1インクを吐出するノズルが複数配列された第1記録ヘッド及び前記第1インクと異なる種類の第2インクを吐出するノズルが複数配列された第2記録ヘッドにより記録データに基づいて記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置において、
前記第1記録ヘッドの複数のノズルのうちの記録に使用するノズルと前記第2記録ヘッドの複数のノズルのうちの記録に使用するノズルとをそれぞれ独立に選択する選択手段を備え、
前記選択手段は、前記第1記録ヘッドの使用ノズルと前記第2記録ヘッドの使用ノズルとの組み合わせが、前記記録データとは独立に設定される記録条件に応じて異なるように、該第1及び第2記録ヘッドの使用ノズルを選択することを特徴とする。
【0025】
本願の第2の発明は、第1インクを吐出するノズルが複数配列された第1記録ヘッド及び前記第1インクと異なる種類の第2インクを吐出するノズルが複数配列された第2記録ヘッドにより記録データに基づいて記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置において、
前記第1記録ヘッドの複数のノズルのうちの記録に使用するノズルと前記第2記録ヘッドの複数のノズルのうちの記録に使用するノズルを該第1及び第2記録ヘッドそれぞれ独立に選択する選択手段と、
前記第1及び第2記録ヘッドそれぞれに対応した前記記録データの境界を検知する境界検知手段と、を備え、
前記選択手段は、前記第1記録ヘッドの使用ノズルと前記第2記録ヘッドの使用ノズルとの組み合わせが、前記境界検知手段による検知結果に応じて異なるように、該第1及び第2記録ヘッドの使用ノズルを選択することを特徴とする。
【0026】
また、本願の第3の発明は、第1インクを吐出するノズルが複数配列された第1記録ヘッド及び前記第1インクと異なる種類の第2インクを吐出するノズルが複数配列された第2記録ヘッドにより記録データに基づいて記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置において、
前記第1記録ヘッドの複数のノズルのうちの記録に使用するノズルと前記第2記録ヘッドの複数のノズルのうちの記録に使用するノズルとをそれぞれ独立に選択する選択手段と、
前記記録媒体に関する情報を取得する記録媒体情報取得手段と、を備え、
前記選択手段は、前記第1記録ヘッドの使用ノズルと前記第2記録ヘッドの使用ノズルとの組み合わせが、前記記録媒体情報取得手段によって取得した情報に応じて異なるように、該第1及び第2記録ヘッドの使用ノズルを選択することを特徴とする。
【0027】
また、本願の第4の発明は、第1インクを吐出するノズルが複数配列された第1記録ヘッド及び前記第1インクと異なる種類の第2インクを吐出するノズルが複数配列された第2記録ヘッドにより記録データに基づいて記録媒体に記録を行うインクジェット記録方法において、
前記第1記録ヘッドの複数のノズルのうちの記録に使用するノズルと前記第2記録ヘッドの複数のノズルのうちの記録に使用するノズルとをそれぞれ独立に選択する選択工程を備え、
前記選択工程は、前記第1記録ヘッドの使用ノズルと前記第2記録ヘッドの使用ノズルとの組み合わせが、前記記録データとは独立に設定される記録条件に応じて異なるように、該第1及び第2記録ヘッドの使用ノズルを選択することを特徴とする。
【0030】
上記構成によれば、設定された記録条件に最適なノズルを選択して記録を行うことができる。例えば、高速記録の記録モードは可能な範囲内で最も高速記録に適したノズルを指定して記録を行う。また、高画質記録モードでは色ムラ等の画像弊害が発生しないようなノズルを限定して記録を行う。これにより、高速記録と高画質記録との両立を実現できる記録装置を提供することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の概略構成として、実施の形態を、複数の記録ヘッドを主走査方向へ走査して記録を行うシリアルプリンタを例に説明する。
【0038】
(1)概略構成1
本発明の一実施形態では、プリンタドライバーやプリンタ本体に設定された記録条件を取得もしくは参照して、設定された記録条件に応じて、各記録ヘッドにおいて使用する部分(使用ヘッド部)の幅及び位置をそれぞれ独立に設定するものとなっている。例えば、記録条件として画質の異なる複数の記録モードが設定可能な構成において、高品質な画像の記録を行う高画質記録モードが設定されている場合には、各記録ヘッドの使用ヘッド部の間に副走査方向に沿って記録に使用されない部分(間隔)が形成されるよう使用ノズル部の幅及び位置を設定するようになっている。また、高速にて画像を記録する高速記録モードが設定されている場合には、記録ヘッドの記録を行う幅(使用ノズルの幅)を可能な限り広い範囲に設定するようになっている。
【0039】
ここで、各記録条件に応じて行われるこの実施形態のインクジェット記録機能を説明する。なお、ここで設定される記録条件としては、前述の高速記録モード、高画質モードの外、記録方式、及び記録媒体の種類などがあり、各々の設定記録条件毎に説明を行う。
【0040】
(高速記録モード)
この実施形態において、高速記録モードが設定された場合、図1(c)に示す1パス双方向記録の実行が最も有効である。さらに、記録ヘッドにおいて使用する部分の幅は、それぞれの記録装置または記録ヘッドの形態に応じて、そのシステムの中で可能な最大の幅を選択することが望ましい。
【0041】
この高速記録モードにおいて使用する記録ヘッドの構成を図5に示す。
図5(a)は384ノズルの幅を有する複数の記録ヘッドの概略構成を示しており、ここでは第1の記録ヘッドH1と第2の記録ヘッドH2とが平行に配列されている構成状態を示している。図5Aにおいて、記録ヘッドに図示される格子は32ノズルに相当するブロックを示している。また、図5(b)は384ノズル幅を有する複数の記録ヘッド(第1の記録ヘッドH1と第2の記録ヘッドH2)を互いに192ノズル分オフセットした状態で配列されている構成状態を示している。図5(a),(b)に示す例では、双方の記録ヘッドとも、記録ヘッドの全幅、すなわち全てのノズルを使用ノズルとして設定する。
【0042】
図5(c)に示す記録ヘッドは、ヘッド構成としては図5(a)と同一であるが、複数の記録ヘッド間で記録走査を分割する必要があるとか、消費電力の制限のために同時に駆動できるノズル数を制限する必要があるといった理由により、記録ヘッドを、使用ノズルと不使用ノズルとに分割した構成を示している。この図5(c)では、各記録ヘッドのハッチングを付したブロックが、記録に使用するノズルを示している。すなわち、ここでは、第1の記録ヘッドH1は上部の192ノズルのみを、第2の記録ヘッドH2は下部の192ノズルのみを使用する例を示している。この記録ヘッドH1,H2によれば、1つの記録領域に対し各記録ヘッドでの同時記録走査による記録が禁止され、各記録領域は複数の記録走査でそれぞれ記録される。
【0043】
同様に、図5(d)はヘッド構成としては図5(b)と同一であるが、上記の理由により、記録ヘッドの中で使用ノズルと不使用ノズルとに分割した例を示している。図5(c)と同様に各記録ヘッドのハッチングを付したブロックが、記録に使用するノズルを示しており、ここでは、第1の記録ヘッドH1では上部の288ノズルのみを使用し、第2の記録ヘッドH2では下部の288ノズルのみを使用する例を示している。このように使用するノズルを制限することで、1回の記録走査において、1Cつの記録領域に対し、各記録ヘッドH1,H2により同時に記録が行われないように構成されている。従って、記録ヘッドH1とH2とで、1つの記録領域に対する同時記録走査での記録が禁止されていることになる。
【0044】
ここで、1つの記録領域に対して、複数の記録ヘッドでの同時記録走査での記録を禁止する理由は、使用するインク特性に起因した境界にじみ等の発生を抑制する目的があるためである。境界にじみに関する詳細は後述する。
【0045】
以上のように、高速記録モードでは、インクジェット記録装置の使用状況または記録ヘッドの構成の中で、適用可能な最大の使用ヘッド幅(使用ノズル数)を選択し、1パス双方向記録を行うことによって最も高速に画像を形成することができる。
【0046】
なお、この高速記録モードでは、高速性を重視する記録モードであるので、記録データを間引くことにより記録ヘッドの駆動周波数を上げたり、消費電力を削減するために使用ノズルの制限を緩和して使用ノズルを多くしたりする等の方法を採ることも可能である。
【0047】
(高画質記録モード)
次に、実施形態において、高画質記録を実現する場合の一例を説明する。なお、ここでは、高速記録性を維持するために、図1(c)に示す1パス双方向記録を実行しつつ、さらに高画質記録を可能とする場合について説明する。
【0048】
1パス双方向記録によって高速記録を行う場合に問題となるのは、前述のような画像弊害であるが、この実施形態では図6に示すような記録ヘッドを用い、図7に示すような記録動作を行うことによって上記問題を解消するようになっている。
【0049】
すなわち、図6(a)は、384ノズルの幅を有する複数の記録ヘッド(第1の記録ヘッドH1と記録ヘッドH2)が互いに平行に配列されている構成状態を示している。なお、前述の図5と同様に、記録ヘッドに図示される格子は、32ノズルに相当するブロックを示している。図6(a)に示す構成において、第1の記録ヘッドH1における使用ノズル(使用ヘッド部)は上部の128ノズルのみとする。また、第2の記録ヘッドH2における使用ノズル(使用ヘッド部)は、下部の128ノズルのみとする。
【0050】
一方、図6(b)は、図5(b)と同様に、む384ノズル幅の第1の記録ヘッドH1と第2の記録ヘッドH2とが、192ノズル分オフセットした状態で配列されている構成状態を示している。この図6(b)に示す構成では、第1の記録ヘッドH1における使用ノズル(使用ヘッド部)は、上部の192ノズルのみとする。また、第2の記録ヘッドH2における使用ノズル(使用ヘッド部)は、下部の192ノズルのみとする。
【0051】
これらの図6(a),(b)に示す構成の記録ヘッドを用いて被記録媒体に対し記録を行う場合について、図7及び図8を参照して説明をする。
図7は、図6(a)の記録ヘッドを用いて1パス双方向記録を行う場合を示している。なお、被記録媒体は、図中の矢印に示すように、上から下への移動(副走査)を行い、この副走査方向と直交する方向に沿って記録ヘッドが往復移動(主走査)を行うものとする。
【0052】
まず、第1記録走査では、第1の記録ヘッドH1、第2の記録ヘッドH2をそれぞれを往路方向に走査して記録を行い、第2記録走査では、それぞれの記録ヘッドを復路方向に走査して記録を行い、第3記録走査以降も同様に奇数の記録走査では往路方向、偶数の記録走査では復路方向へと記録を行い、それらの1パス双方向記録によって画像を完成していく。
【0053】
すなわち、第1記録走査では、第1の記録ヘッドH1により第1記録領域に対して記録を行う。第2記録走査では、第1の記録ヘッドH1により第2記録領域に対して記録を行う。次に、第3記録走査では、第1の記録ヘッドH1により第3記録領域に対して記録を行うと同時に、第2の記録ヘッドH2により第1記録領域に対して記録を行う。次に、第4記録走査では、第1の記録ヘッドH1により第4記録領域に対して記録を行うと同時に、第2の記録ヘッドH2により第2記録領域に対して記録を行う。次に、第5記録走査では、第1の記録ヘッドH1により第5記録領域に対して記録を行うと同時に、第2の記録ヘッドH2により第3記録領域に対して記録を行う。このようにして、各記録領域に対して、順次第1の記録ヘッドH1と第2の記録ヘッドH2による記録を行っていく。
【0054】
前述のように、図6(b)は、384ノズル幅の複数の記録ヘッド(第1の記録ヘッドH1と第2の記録ヘッドH2)が互いに192ノズル分オフセットした状態で配列されている構成状態を示している。この図6(b)に示す構成の記録ヘッドを用い、1パス双方向記録を行う場合について、図8を参照して説明する。
【0055】
図8において、記録を行う手順は、図7に示した手順と同様である。但し、第1の記録ヘッドH1と第2の記録ヘッドH2との間には192ノズル分のオフセットがあり、各記録領域が副走査方向に長くなっているため、図7の場合に対して、記録幅が1.5倍になっており、その分、高速記録には有利な構成となっている。また、記録装置の構成的には使用ノズルの幅が全体的に大きくなってしまい、記録ヘッドが大型化してしまうために、装置の小型化の面では若干不利になる。
【0056】
以上のような図7及び図8に示す高画質記録モードにおける記録動作について、その注目すべき特徴は、1つの記録領域における第1の記録ヘッドH1による記録と第2の記録ヘッドH2による記録との関係である。すなわち、第1記録領域に対しては、往路方向への第1記録走査及び第3記録走査によって記録が行われ、これら第1,第3記録走査の間に行われる復路方向への第2の記録走査では、第2記録領域に対する記録が行われる。また、第2記録領域に対しては、前述の復路方向への第2記録走査及び第4記録走査によって記録が行われ、これら第2,第4記録走査の間に行われる往路方向第3記録走査では、前述のように第1の記録領域に対する記録が行われ、その後、第3記録領域、第4記録領域、と順次、同様の手順で記録が行われる。
【0057】
つまり、この高画質記録動作においては、1つの記録領域について着目すると、複数の記録ヘッドによる記録走査の間に、1回の記録を行わない走査が介在し、この記録を行わない走査は着目している記録領域に対する記録は行わないが、他の記録領域に対しての記録を行うようになっている。
【0058】
従って、第1の記録ヘッドH1での記録と第2の記録ヘッドH2での記録が着目の記録領域全てにおいて一定の時間差で行われることになる。換言すれば、各記録領域毎に記録方向は交互に切り替わるが、1つの記録領域の中で複数の記録ヘッドでの記録が一定の時間差で行われ、さらに隣接する記録領域でも同一時間差で記録が行われることになる。
【0059】
なお、本実施形態では、各記録領域において、インク打ち込みの時間間隔が必ず同一になる構成で記載しているが、数ラスタの範囲であれば、時間間隔が異なってしまう記録領域があっても実質的に問題になることはない。つまり、ユーザーが画像弊害と認識してしまう程度以下の寸法領域であれば、時間差ムラや色ムラが発生しても画質上さほど大きな問題とはならない。
【0060】
以上説明してきたように、複数の記録ヘッドにおいて、使用する記録ヘッドの幅(ノズル数)と位置を限定することにより、1つの記録領域内でのインクの打ち込み時間差、及び各記録領域間でのインクの打ち込み時間差を一定に保つことが可能となり、色ムラのない高画質記録を得ることができる。
【0061】
(2)概略構成2
本発明の他の実施形態では、プリンタドライバーやプリンタ本体に設定された記録条件を取得もしくは参照して、設定された記録条件に応じて、複数の記録ヘッドの使用ノズル位置をそれぞれ独立に設定する。例えば、記録条件として画質の異なる複数の記録モードが設定可能な構成において、高品質な画像の記録を行う高画質記録モードが設定されている場合には、各記録ヘッドの使用ヘッド部の間に副走査方向に沿って記録に使用されない部分(間隔)が形成されるよう使用ノズル位置を設定するようになっている。また、高速にて画像を記録する高速記録モードが設定されている場合には、副走査方向において記録に使用されない部分(間隔)が存在しないように使用ノズル位置の間隔を比較的短く設定するようになっている。
【0062】
ここで、各記録条件に応じて行われるこの実施形態のインクジェット記録機能を説明する。なお、ここで設定される記録条件としては、前述の高速記録モード、高画質モードなどがあり、各々のモード毎に説明を行う。
【0063】
(高速記録モード)
この実施形態において、高速記録モードが設定された場合、図1(c)に示す1パス双方向記録の実行が最も有効である。さらに、記録ヘッドのノズル位置は、それぞれの記録装置または記録ヘッドの形態に応じて、そのシステムの中で可能な最大の幅を選択することが望ましい。
【0064】
この高速記録モードにおいて使用する記録ヘッドの図9に示す。
図9(a)は384ノズルの幅を有する複数の記録ヘッドH1と、128個のノズルを有する記録ヘッドH2とが平行に配列されている構成状態を示している。また、図9(b)は384個のノズルを有する複数の記録ヘッドと192個のノズルを有する記録ヘッドH2とが192ノズル分オフセットした状態で平行に配列されている構成状態を示している。
【0065】
これらのヘッド構成において、使用するノズル位置のオフセット量は、1パスでの副走査量に相当しており、また、その副走査方向の送り量は、記録ヘッド2のヘッド長で決定されている。
また、複数の記録ヘッド間により、1つの記録領域に対する同時記録走査を禁止する構成となっている。これは、使用するインク特性に起因した境界にじみ等の発生を抑制するためである。なお、境界にじみに関する詳細は後述する。
【0066】
これらの記録ヘッドを用いて被記録媒体に対し記録を行う場合について説明をする。
図10は図9(a)の記録ヘッドを用いて1パス双方向記録を行う場合を示している。なお、被記録媒体は、図中の矢印に示すように、上から下への移動(副走査)を行い、この副走査方向と直交する方向に沿って記録ヘッドが往復移動(主走査)を行うものとする。
【0067】
図10において、まず、第1記録走査では、第1の記録ヘッドH1、第2の記録ヘッドH2をそれぞれを往路方向に走査して記録を行い、第2記録走査では、それぞれの記録ヘッドを復路方向に走査して記録を行い、第3記録走査以降も同様に奇数の記録走査では往路方向、偶数の記録走査では復路方向へと記録を行い、それらの1パス双方向記録によって画像を完成していく。
【0068】
すなわち、第1記録走査では、第1の記録ヘッドH1により第1記録領域に対して記録を行う。第2記録走査では、第1の記録ヘッドH1により第2記録領域に対して記録を行うと同時に、記録ヘッド2により第1記録領域に対して記録を行う。次に、第3記録走査では、第1の記録ヘッドH1により第3記録領域に対して記録を行うと同時に、第2の記録ヘッドH2により第2記録領域に対して記録を行う。次に、第4記録走査では、第1の記録ヘッドH1により第4記録領域に対して記録を行うと同時に、第3の記録ヘッドH2により第2記録領域に対して記録を行う。次に、第5記録走査では、第1の記録ヘッドH1により第5記録領域に対して記録を行うと同時に、第2の記録ヘッドH2により第4記録領域に対して記録を行う。このようにして、各記録領域に対して、順次第1の記録ヘッドH1と第2の記録ヘッドH2による記録を行っていく。
【0069】
以上のような図9(a),(b)及び図10に示す高速記録モードにおいてその注目すべき特徴は、1つの記録領域における第1の記録ヘッドH1による記録と第2の記録ヘッドH2による記録との関係である。すなわち、第1記録領域に対しては、往路方向への第1記録走査が行われた後に、復路方向への第2の記録走査で、第1記録領域に対する記録が行われる。また、第2記録領域に対しては、前述の復路方向への第2記録走査が行われた後に、往路方向の第3記録走査で記録が行われる。その後、第3記録領域、第4記録領域、と順次、同様の手順で記録が行われる。
【0070】
以上のように、高速記録モードでは、インクジェット記録装置の使用状況または記録ヘッドの構成の中で、適用可能な最大の使用ノズル部(使用ノズル数)となるような選択を行い、1パス双方向記録を行うことによって最も高速に画像を形成することができる。
【0071】
なお、この高速記録モードでは、高速性を重視する記録モードであるので、記録データを間引くことにより記録ヘッドの駆動周波数を上げたり、消費電力による使用ノズルの制限を緩和して使用ノズルを多くしたりする等の方法を採ることも可能である。
【0072】
(高画質記録モード)
次に、実施形態において、高画質記録を実現する場合の一例を説明する。なお、ここでは、高速記録性を維持するために、図1(c)に示す1パス双方向記録を実行しつつ、さらに高画質記録を可能とする場合について説明する。
【0073】
1パス双方向記録によって高速記録を行う場合に問題となるのは、前述のような画像弊害であるが、この実施形態では図11(a)に示すような記録ヘッドを用い、図12に示すような記録動作を行うことによって上記問題を解消するようになっている。
【0074】
すなわち、図11(a)は、384個のノズルを有する複数の記録ヘッド(第1の記録ヘッドH1)と128個のノズルを有する記録ヘッドH2とが互いに平行に配列されている構成状態を示している。ここで、第1の記録ヘッドH1における使用ノズルは上部の128個のノズルのみとする。これに対して第2の記録ヘッドH2における使用ノズルは、128個の全てのノズルを使用する。
【0075】
一方、図11(b)は、384個のノズルを有する第1の記録ヘッドH1と192個のノズルを有する第2の記録ヘッドH2とが、192ノズル分オフセットした状態で配列されている構成状態を示している。第1の記録ヘッドH1における使用ノズルは、上部の192ノズルのみとする。これに対して第2の記録ヘッドH2における使用ノズルは、192個の全てのノズルを用いて記録する。
【0076】
これらの記録ヘッドを用いて被記録媒体に対し記録を行う場合について説明をする。図12は図11(a)の記録ヘッドを用いて1パス双方向記録を行う場合を示している。なお、被記録媒体は、図中の矢印に示すように、上から下への移動(副走査)を行い、この副走査方向と直交する方向に沿って記録ヘッドが往復移動(主走査)を行うものとする。
【0077】
まず、第1記録走査では、第1の記録ヘッドH1、第2の記録ヘッドH2のそれぞれを往路方向に走査して記録を行い、第2記録走査では、それぞれの記録ヘッドを復路方向に走査して記録を行い、第3記録走査以降も同様に奇数の記録走査では往路方向、偶数の記録走査では復路方向へと記録を行い、それらの1パス双方向記録によって画像を完成していく。
【0078】
すなわち、第1記録走査では、第1の記録ヘッドH1により第1記録領域に対して記録を行う。第2記録走査では、第1の記録ヘッドH1により第2記録領域に対して記録を行う。次に、第3記録走査では、第1の記録ヘッドH1により第3記録領域に対して記録を行うと同時に、第2の記録ヘッドH2により第1記録領域に対して記録を行う。次に、第4記録走査では、第1の記録ヘッドH1により第4記録領域に対して記録を行うと同時に、第2の記録ヘッドH2により第2記録領域に対して記録を行う。次に、第5記録走査では、第1の記録ヘッドH1により第5記録領域に対して記録を行うと同時に、第2の記録ヘッドH2により第3記録領域に対して記録を行う。このようにして、各記録領域に対して、順次第1の記録ヘッドH1と第2の記録ヘッドH2による記録を行っていく。
【0079】
一方、図11(b)は、384ノズル幅の複数の記録ヘッド(第1の記録ヘッドH1と第2の記録ヘッドH2)が互いに192ノズル分オフセットした状態で配列されている構成状態を示している。
【0080】
記録を行う手順は、図11(b)に示した手順と同様である。但し、第1の記録ヘッドH1と第2の記録ヘッドH2との間には192ノズル分のオフセットがあり、各記録領域が副走査方向に長くなっているため、図11の場合に対して、記録幅が1.5倍になっており、その分、高速記録には有利な構成となっている。また、記録装置の構成的には使用ノズルの幅が全体的に大きくなってしまい、記録ヘッドが大型化してしまうために、装置の小型化の面では若干不利になる。
【0081】
以上のような図11及び図12に示す高画質記録モードにおいてその注目すべき特徴は、1つの記録領域における第1の記録ヘッドH1による記録と第2の記録ヘッドH2による記録との関係である。すなわち、第1記録領域に対しては、往路方向への第1記録走査及び第3記録走査によって記録が行われ、これら第1,第3記録走査の間に行われる復路方向への第2の記録走査では、第2記録領域に対する記録が行われる。また、第2記録領域に対しては、前述の復路方向への第2記録走査及び第4記録走査によって記録が行われ、これら第2,第4記録走査の間に行われる往路方向第3記録走査では、前述のように第1の記録領域に対する記録が行われ、その後、第3記録領域、第4記録領域、と順次、同様の手順で記録が行われる。
【0082】
つまり、この高画質記録動作においては、1つの記録領域について着目すると、複数の記録ヘッドによる記録走査の間に、1回の記録を行わない走査が介在し、この記録を行わない走査は着目している記録領域に対する記録は行わないが、他の記録領域に対しての記録を行うようになっている。
【0083】
従って、第1の記録ヘッドH1での記録と第2の記録ヘッドH2での記録が着目の記録領域全てにおいて一定の時間差で行われることになる。換言すれば、各記録領域毎に記録方向は交互に切り替わるが、1つの記録領域の中で複数の記録ヘッドでの記録が一定の時間差で行われ、さらに隣接する記録領域でも同一時間差で記録が行われることになる。
【0084】
なお、本実施形態では、各記録領域において、インク打ち込みの時間間隔が必ず同一になる構成で記載しているが、数ラスタの範囲であれば、時間間隔が異なってしまう記録領域があっても実質的に問題になることはない。つまり、ユーザーが画像弊害と認識してしまう程度以下の寸法領域であれば、時間差ムラや色ムラが発生しても画質上さほど大きな問題とはならない。
【0085】
以上説明してきたように、複数の記録ヘッドにおいて、使用する記録ヘッドの位置を限定することにより、1つの記録領域内でのインクの打ち込み時間差、及び各記録領域間でのインクの打ち込み時間差を一定に保つことが可能となり、色ムラのない高画質記録を得ることができる。
【0086】
また、ここで、着目すべきことは、1つの記録領域を記録する場合に必要とされる走査回数である。例えば、被記録媒体の送り量を同一として、図10に示した高速記録モードを実施した場合と、図12に示した高画質記録モードを実施した場合の比較を行った場合を考える。この場合、第1記録領域から第4記録領域までの記録領域を完成するために要する記録走査回数は、高速記録モードでは第1記録走査から第5記録走査までの合計5回であるのに対して、高画質記録モードでは第1記録走査から第6記録走査までの合計6回になっている。これは、高画質記録モードにおいては、第1記録ヘッドH1と第2記録ヘッドH2のノズル位置が副走査方向に1走査分の間隔が存在していることによる。
このように両記録ヘッドの使用ノズル位置を副走査方向にずらすことによって、打ち込み時間差などの画像弊害を抑制しつつ色ムラのない高画質記録を行うことができる。また、高速記録モードでは、第1記録ヘッドH1と第2記録ヘッドとの間に副走査方向において全く間隔が存在していないため、高画質記録モードに対して、相対的に少ない記録回数での記録が可能であり、より高速に記録することが可能となっている。
この記録走査回数の違いは、両記録ヘッドの使用ノズル位置が副走査方向において1走査分ずれているために生じるのであり、このように、高画質記録モードと高速記録モードとで、使用ノズル位置をずらす場合は、副走査方向に1記録走査分程度ずらすことが好ましい。
さらに、高速記録モードでは、高画質記録モードで抑制し得た画像弊害を誘発する場合があるという問題があるが、間引き処理などを行うことで、それらの問題を発生しにくくすることも可能である。すなわち、高画質モードでは間引き処理などを施すことは画質劣化を来たすために実施できないが、高速性を重視する高速記録モードでは、50%程度の間引き処理であれば、極端な反射濃度の低下はなく、高速記録モードとして問題のない記録を行うことができる。これは、インク量を抑制することで、上記画像弊害の発生を抑えることができる。
【0087】
以上のような実施形態によれば、設定された記録モードに応じて、最適な使用ノズル位置を設定して記録を行うことができる。つまり、高速記録モードは可能な範囲内で最も高速記録に適したノズル位置を指定して記録を行い、高画質記録モードでは色ムラ等の画像弊害が発生しないようなノズル限定をして記録を行うことにより、1つの記録装置において、高速記録と高画質記録とを実行することができる。
【0088】
(3)その他の構成
(マルチパス記録モード)
この実施形態では、図5または図6に示すような記録ヘッドの構成を用いて、マルチパス記録を実施することも可能である。周知のように、マルチパス記録方式は、高画質記録に適している記録方式であるが、図7および図8に示す高画質記録モードを設定し、記録ヘッド中の使用ノズルを図6(a),図6(b)に示すように設定することで、高画質化をより一層高めることができ、優れた品質の画像を得ることができる。
【0089】
また、前述の高速記録モードを設定し、図5に示すような使用ノズルの設定を行えば、マルチパス記録で失われた高速性を向上させることもできる。
【0090】
(異色境界にじみ)
前述のように、従来のインクジェット記録方法では、「普通紙」への記録品位は未だ十分なレベルには達していないのが現状であり、その最も大きな要因として挙げられるのが、各色間のインクのにじみ防止と、黒色記録品位の維持(特に黒文字記録品位の維持)の両立である。
【0091】
通常、インクジェット記録方法によってカラ−画像を普通紙に得る場合は、普通紙への浸透速度が速い速乾性のインクを用いる。このため、各色間のインクはにじみのない高品質な画像となるが、全体に濃度が低く、また、各色の記録画像領域の周りは、紙の繊維にそって微少にインクがにじむ、いわゆるフェザリングが発生し易い。
【0092】
フェザリングは、カラ−画像領域では比較的目だちにくいが、黒画像領域では目だちやすく記録品位の劣化となる。特に、黒画像が文字の場合には、シャ−プさが欠けた不鮮明な文字となり、その品位は大幅に低下してしまう。そこで、フェザリングが少なくかつ濃度が高い高品質な黒色記録を得るためには、普通紙への浸透速度が比較的遅い黒インクを使用する必要がある。
【0093】
ここで、この実施形態において使用したインクの成分の一例を以下に示す。
1.Y(イエロ−)
(C).I.ダイレクトイエロー86 3部
ジエチレングリコール 10部
イソプロピルアルコール 2部
尿素 5部
アセチレノ−ル EH(川研ケミカル) 1部
水 残部
2.M(マゼンタ)
C.I.アシッドレッド289 3部
ジエチレングリコール 10部
イソプロピルアルコール 2部
尿素 5部
アセチレノ−ル EH(川研ケミカル) 1部
水 残部
3.C(シアン)
C.I.ダイレクトブル−199 3部
ジエチレングリコール 10部
イソプロピルアルコール 2部
尿素 5部
アセチレノ−ル EH(川研ケミカル) 1部
水 残部
4.Bk(黒)
C.I.ダイレクトブラック154 3部
ジエチレングリコール 10部
イソプロピルアルコール 2部
尿素 5部
水 残部
【0094】
このように、Bkに比べてCMYは、アセチレノ−ル EH を1%加えることによって、浸透性を向上させている。付加物は、これ以外にも、他の界面活性剤や、アルコ−ル等がある。一方、Bkインクは浸透成分を添加していないので、浸透速度が比較的遅く、優れた文字品位を実現し得るものとなっている。また、上記の例では色材として染料を用いているが、これに代えて顔料を用いても問題はなく、文字品位向上のためには顔料を用いる方が好ましいと考えられる。
【0095】
しかしながらこの場合には、黒色とカラ−各色の記録画像領域の隣接境界部において、各色のインクのにじみが生じ、これが画像品質を著しく損ねてしまう。また、黒色がカラーの浸透成分の影響を受けて、境界部で黒色の色材の分布が不均一になってしまい、濃度が薄く見えてしまうという現象を誘発する場合もある。これは、「白もや」と呼ばれる現象で、境界にじみと同様に、画像弊害の1つとして認識されている。
【0096】
これに対して、黒とカラ−の境界域に沿った領域では複数回の走査で記録を完成するマルチパス記録を行い、記録中に、先に記録したインクが十分に定着するように時間をかけて形成することで黒とカラーとの境界域でのにじみを防止する方法が考えられている。しかしながら、この方法では各記録領域に対して複数回の走査を行うため、1回の走査で記録を完了してしまう通常の記録(1パス記録)に比べて多くの記録時間を要するという問題が生じる。
【0097】
この実施形態では、記録装置の最も高速な構成である1パス双方向記録を実施すると共に、各記録領域に対しては、先に記録したインクが定着するように時間をおいてから、次のインクの記録を行っている。つまり、前述の1パス高画質記録モードに記載したように、複数の記録ヘッドでの記録は、記録しない走査を行ってインクの定着時間を設けることにより、マルチパス記録と同様の効果を得ることができる。
【0098】
以上のように本発明の実施形態によれば、設定された記録モードに応じて、使用ノズルの幅(使用ノズルの数)及び位置を最適な状態に設定して記録を行うことができる。つまり、高速記録モードは可能な範囲内で最も高速記録に適した最大幅の使用ノズル(最大使用ノズル数)を指定して記録を行い、高画質記録モードでは色ムラ等の画像弊害が発生しないように使用ノズルの位置を限定して記録を行うことにより、1つの記録装置において、高速記録と高画質記録とを両立することができる。
【0099】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。なお、各図において、同一符号で示す部分はそれぞれ同一または対応する部分とする。
【0100】
[第1実施例]
まず、本発明の第1実施例は、複数の記録ヘッドにより被記録媒体上に記録インクを用いて記録を行って、画像を形成する記録方式に関するものであり、記録モードの情報の取得により、高速記録モードと高画質記録モードとに応じて記録に使用するノズル(使用ヘッド部)を切り換えて使用する。
【0101】
(記録装置の構成)
図13は本発明を適用したインクジェット記録装置の実施例の要部構成を模式的に示す斜視図である。図13において、複数(4個)のヘッドカートリッジ1A,1B,1C,1Dがキャリッジ2に交換可能に搭載されている。各カートリッジ1A〜1Dのそれぞれには、記録ヘッドを駆動する信号を受けるためのコネクターが設けられている。なお以下の説明では前記記録手段1A〜1Dの全体または任意の1つを指す場合、単に記録手段(記録ヘッドまたはヘッドカートリッジ)1で示すことにする。
【0102】
前記複数のカートリッジ1は、それぞれ異なる色のインクで記録するものであり、それらのインクタンク部には例えばシアン、マゼンタ、イエロー、黒などの異なるインクが収納されている。各記録手段1はキャリッジ2に位置決めして交換可能に搭載されており、そのキャリッジ2には、前記コネクターを介して各記録手段1に駆動信号等を伝達するためのコネクターホルダー(電気接続部)が設けられている。
【0103】
キャリッジ2は、主走査方向で装置本体に設置されたガイドシャフト3に沿って移動方向に案内支持される。そしてキャリッジ2は、主走査モータ4により、モータプーリ5、従動プーリ6、及びタイミングベルト7を介して駆動され、その位置及び移動を制御される。用紙やプラスチック薄板等の記録媒体8は、2組の搬送ローラの回転により第1の記録ヘッドH1の吐出口面と対向する位置(記録部)を通して搬送(紙送り)される。なお記録媒体8は、記録部において平坦な記録面を形成できるように、その裏面をプラテン(不図示)により指示されている。この場合、キャリッジ2に搭載された各カートリッジ1は、それらの吐出口面がキャリッジ2から下方へ突出して前記2組の搬送ローラ対の間で記録媒体8と平坦になるように保持されている。
【0104】
前記第1の記録ヘッドH1は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記録手段であって、熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えたものである。また前記第1の記録ヘッドH1は前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギーにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させ、記録を行うものである。
【0105】
図14は、前記第1の記録ヘッドH1のインク吐出部13の主要部構造を部分的に示す模式的斜視図である。図14において記録媒体8と所定の隙間(約0.5〜2[mm]程度)をおいて対面する吐出口面21には、所定のピッチで複数の吐出口22が形成され、共通液室23を各吐出口22とを連通する各流路24の壁面に沿ってインク吐出量のエネルギーを発生するために電気熱変換体(発熱抵抗体など)25が配設されている。本例においては、第1の記録ヘッドH1は前記吐出口22がキャリッジ2の走査方向と交差する方向に並ぶような位置関係で、該キャリッジ2に搭載されている。こうして画像信号または吐出信号に基づいて対応する電気熱変換体25を駆動(通電)して、流路24内のインクを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口22からインクを吐出させる第1の記録ヘッドH1が構成されている。
【0106】
(制御回路の構成)
図15は、図13に示したインクジェット記録装置における制御回路の概略構成例を示す。
【0107】
図15において、コントローラ100は主制御部であり、例えばマイクロ・コンピュータ形態のCPU101、プログラムや所要のテーブルその他の固定データを格納したROM103、画像データを展開する領域や作業用の領域等を設けたRAM105を有する。ホスト装置110は、画像データの供給源(記録に係る画像等のデータの作成、処理等を行うコンピュータとする他、画像読み取り用のリーダ部等の形態であっても良い)である。画像データ、その他のコマンド、ステータス信号等は、インタフェース(I/F)112を介してコントローラ100と送受信される。
【0108】
操作部120は操作者による指示入力を受容するスイッチ群であり、電源スイッチ122、記録開始を指示するためのスイッチ124、吸引回復の起動を指示するための回復スイッチ126等を有する。
【0109】
ヘッドドライバ140は、記録データ等に応じて記録ヘッド1の電気熱変換体25を駆動するドライバである。ヘッドドライバ140は、記録データを電気熱変換体25の位置に対応させて整列させるシフト・レジスタ、適宜のタイミングでラッチするラッチ回路、駆動タイミング信号に同期して吐出ヒータを作動させる論理回路素子の他、ドット形成位置合わせのために駆動タイミング(吐出タイミング)を適切に設定するタイミング設定部等を有する。
【0110】
記録ヘッド1には、サブヒータ142が設けられている。サブヒータ142はインクの吐出特性を安定させるための温度調整を行うものであり、電気熱変換体25と同時に記録ヘッド基板上に形成された形態及び/または記録ヘッド本体ないしはヘッドカートリッジに取り付けられる形態とすることができる。
【0111】
モータドライバ150は主走査モータ152を駆動するドライバであり、副走査モータ162は記録媒体8を搬送(副走査)するために用いられるモータであり、モータドライバ160はそのドライバである。
【0112】
(記録ノズル切換シーケンス)
この第1の実施例では、前述の高速記録モードと高画質記録モードとに応じて記録における使用ノズルの幅及び位置を切り換えて使用する。
図16は本実施例を実行するノズル設定切り換えシーケンスの一例を示すフローチャートである。まず、STEP−1において記録するデータを読み込む。次に、STEP−2において記録データに付随しているヘッダ情報等から記録するべき記録モードの情報を入手する。次に、STEP−3において記録モードに応じた判別を行い、高速記録モードであればSTEP−4で高速記録モード用のノズル設定を行い、高画質記録モードであればSTEP−5で高画質記録モード用のノズル設定を行う。
なお、本発明の実施例においては、複数の記録モードのうち、高品質な画像を記録するための記録モードを高画質記録モードと呼び、また、高画質記録モードに対して高速で記録を行うための記録モードを高速記録モードと呼ぶ。
【0113】
このようにして、記録する記録データの情報に応じて、高速記録モードと高画質記録モードとをそれぞれ独立にノズル設定することができる。通常、記録データの先頭部にヘッダ情報等が付随しているので、このヘッダ情報に基づき、記録するジョブ毎、もしくはページ毎に、高速記録モードと高画質記録モードとで使用ノズルを切り換えて記録を行うことができる。なお、高速記録モードと高画質記録モードそれぞれにおいて設定される記録ヘッドの使用ノズルの具体例は、発明の概略構成として前述した構成の通りである。
【0114】
(第1の実施例の変形例)
次に、本発明の第1の実施形態の変形例を図17のフローチャートに基づき説明する。
図17は、図16に示したノズル設定切り換えシーケンスを一部変更したフローチャートを示している。まず、STEP−1において1バンド分の記録データを読み込む。ここで、1バンド分の記録データは、処理できる1回分のデータ量でも良いし、高速記録モードの1行分のデータ量でも良く、特定の記録領域毎にデータ処理を行い得る量であれば良い。次に、STEP−2において、記録データに付随しているヘッダ情報等から記録するべき記録モードの情報を入手する。次に、STEP−3において、設定されている記録モードが高速記録モードであればSTEP−4で高速記録モード用のノズル設定をし、また、高画質記録モードであればSTEP−5で高画質記録モード用のノズル設定をする。そして、STEP−6では、記録すべき記録データが存在するか否かを判断し、記録データが存在する場合には、再度STEP−1から同様の制御を繰り返し、全ての記録データが記録された場合は、本シーケンスを終了する。
【0115】
このシーケンスによれば、1バンド毎に使用する記録ヘッドのノズルを変更することが可能となり、より細密な画像形成が可能となる。この際の切り換えを指示するための情報は、1バンド分の記録データ毎に付随させるようにする他、切り換えが必要な部分にのみ記録データ情報を付随させるようにすることも可能とである。
【0116】
ところで、以上の説明は1パス双方向記録を想定して行ったが、マルチパス記録においても、図5に示す記録ヘッドでの記録と、図6に示す記録ヘッドでの記録との切り換えを行うことも可能である。つまり、高画質記録に適用されるマルチパス記録においても、高画質モードと、高速記録モードとを切り換えることが可能となる。この場合も制御シーケンスは、図16、図17に示したシーケンスと同様であり、1パス双方向記録の場合と同等の効果が期待できる。
【0117】
さらに、この第1の実施形態の他の変形例として、図18に示すようなシーケンスを実施することも可能である。このシーケンスでは、1パス双方向記録用とマルチパス記録とを、それぞれ独立に使用するノズルを切り換えることによって設定するものとなっている。
【0118】
すなわち、まず、STEP−1では記録するデータの読み込みを行う。次に、STEP−2において記録データに付随しているヘッダ情報等から記録するべき記録モードの情報を入手する。次に、STEP−3において1パス記録モードかマルチパス記録モードかの判別を行い、1パス記録モードであると判断されればSTEP−4でさらに記録モードに関する判断を行う。ここで、高速記録モードであると判断されればSTEP−5で図5に示す高速記録モード用のノズル設定を行い、高画質記録モードであると判断されればSTEP−6で図6に示す高画質記録モード用のノズル設定を行う。
【0119】
一方、STEP−3において、マルチパス記録モードであると判断されればSTEP−7でさらに記録モードに応じた判別を行い、高速記録モードであると判断されればSTEP−8で、マルチパス記録において高速記録モード用のノズル設定を行い、高画質記録モードであると判断されればSTEP−9でマルチパス記録における高画質記録モード用のノズル設定を行う。
【0120】
このようにして、記録する記録データの情報に応じて、つまり、1パス記録もしくはマルチパス記録において、高速記録モードと高画質記録モードとをそれぞれ独立にノズル設定することができる。通常、記録データの先頭部にヘッダ情報等は付随しているので、記録するジョブ毎、もしくはページ毎に、高速記録モードと高画質記録モードとに使用ノズルを切り換えて記録を行うことができる。このように、1パス双方向記録と同様に、高速で記録するマルチパス記録と高画質で記録するマルチパス記録とを、記録ヘッドの使用ノズルを限定することで選択的に実施することができる。
【0121】
以上のように、本実施例によれば、設定された記録モードに応じて、最適な使用ノズルの幅及び位置(使用ノズル数及び位置)を設定して記録を行うことができる。つまり、高速記録モードは可能な範囲内で最も高速記録に適したノズルを指定して記録を行い、高画質記録モードでは色ムラ等の画像弊害が発生しないようなノズル限定をして記録を行うことにより、1つの記録装置において、高速記録と高画質記録とを実行することができる。
【0122】
[第2実施例]
次に本発明の第2実施例を説明する。
本発明の第2実施例は、上記第1実施例と同様に、複数の記録ヘッドにより被記録媒体上に記録インクを用いて記録を行い画像を形成するインクジェット記録に関するものである。なお、発明の概略構成として前述した図5及び図6に示す構成、及び第1実施形態において説明した図13ないし図15に示す構成などを上記第1の実施例と同様に備えるものとなっている。
【0123】
但し、この第2の実施形態においては、画像に境界が発生したか否かの検出を行い、その検出結果を記録条件とし、その記録条件に基づき記録ヘッドの使用ノズルの幅及び位置を切り換えるようになっている。
なお、本実施例で行う境界検出は、後述のようにBkデータとカラーデータとの境界について行うものとなっているが、境界検出は、この色に限定されるものではなく、別の色の組み合わせでも可能である。
【0124】
図19に本実施例を実行するノズル設定切り換えシーケンスの一例を示す。
【0125】
図において、まず、STEP−1では、1バンド分の記録するデータの読み込みを行う。ここで、1バンド分の記録データは、記録装置において処理できる1回分のデータ量であっても良いし、高速記録モードの1行分のデータ量であっても良く、特定の記録領域毎に処理を行い得るデータ量であれば良い。
【0126】
次に、STEP−2において処理すべきカラーデータのOR(論理和)データを作成する。次いでSTEP−3において、前記のカラーデータのORデータと、Bk(黒)データとのAND(論理積)データを生成する。ここで、生成されたANDデータは、カラーデータとBkデータとのONドットデータであり、画像において、カラーと(B)kとの境界が存在することを表すデータとなる。次に、STEP−4において、カラーとBkとのONドットデータが存在するか判断する。ONドットデータが無ければ、境界が無いとみなして、STEP−5で高速記録モード用のノズル設定をする。
【0127】
また、ONドットデータがあれば、境界が有るとみなして、STEP−6で高画質記録モード用のノズル設定を行う。そして、STEP−7では記録すべき記録データが存在しているか否かを判断し、記録データが存在すると判断された場合は、再度STEP−1から同様の制御を繰り返し、全ての記録データが記録された場合には本シーケンスを終了する。
【0128】
(第2実施例の変形例)
次に、上記第2実施例の変形例を図20に基づき説明する。
図20は、図19に示した制御シーケンスの一部を変形したものである。ここでは、境界の検知において、インクのにじみによって複数のインクに重なりが発生しているか否かを判断し、その判断結果に基づき使用ノズルの幅及び位置を設定するようになっている。
図20は、図19に示したノズル設定切り換えシーケンスの変形例の一例を示す。
【0129】
図20において、まず、STEP−1では、1バンド分の記録データを読み込む。ここで、1バンド分の記録データは、記録装置において、処理できる1回分のデータ量であっても、高速記録モードの1行分であっても良く、特定の記録領域毎に処理を行い得るデータ量であれば良い。次に、STEP−2において、処理すべきカラーデータのORデータを作成する。次に、STEP−3において、カラーのORデータのボールド処理を行う。このボールド処理とはデータで記録される領域を拡張する処理であり、例えば文字・線を示すデータであれば、その文字・線を太くする処理を表す。ここで、ボールドする量については、インクの特性に起因するものであり、インクにじみ量に応じた境界部の大きさを反映させたものである。
【0130】
次に、STEP−4において、BkデータとカラーのボールドデータとのANDデータを生成する。ここで生成されたデータが、Bkデータとカラーデータとの境界データであり、これが、画像においてBkとカラーとの境界が存在するか否かを表すデータとなる。次に、STEP−5において、Bkとカラーとの境界データの存否を判断する。境界データが存在しなければ、境界が存在しないとみなし、STEP−6で高速記録モード用のノズル設定を行う。また、境界データがあれば、境界が存在するとみなしてSTEP−7で高画質記録モード用のノズルを設定する。そして、STEP−7で、記録すべき記録データがあるか否かの判断を行い、記録データが存在する場合は、再度STEP−1から同様の制御を繰り返し、全ての記録データが記録された場合には、本シーケンスを終了する。
【0131】
このように、図19及び図20に示すシーケンスによれば、1バンド毎に記録データ内にBkとカラーとの境界部が存在するか否かを判断し、その結果に応じて高速記録モード用と高画質記録モード用とのノズル設定の切り換えを行っている。ここで、時間差ムラ等の画像弊害は、複数のインクでの記録が重なる場合に発生するものであり、複数のインクの重なり部分が存在しなければ、当然、この弊害は発生しない。従って、この点に着目して、画像弊害が発生しにくいデータに対しては高速記録モード用、画像弊害が発生し易いデータに対しては高画質記録モード用の設定をそれぞれ行っている。このため、画像に合わせて、高速記録モードと高画質記録モードとのノズル設定の切り替えを効率良く実施することができる。
【0132】
以上のように、この第2実施例におけるの制御方法によれば、記録する画像データに最適な使用ノズルの幅を使用して記録を行うことができる。つまり、高速記録モードは可能な範囲内で最も高速記録に適したノズルを指定して記録を行い、高画質記録モードでは色ムラ等の画像弊害が発生しないようなノズル限定を行って記録を行うようになっており、1つの記録装置において、高速記録と高画質記録とを選択的に実施することが可能となっている。
【0133】
本実施例では、ONドットデータの検出やボールド処理による境界検出等について説明しているが、より簡単な検出方式として、画像データの同一ラスタ上にBkデータとカラーデータが共存しているかを見る方式、つまりラスタ上にデータがそれぞれ存在するかで判断しても良い。また、そのラスタは単一ラスタの判断でも良いし、複数ラスタの判断でも良い。さらには特定エリア内のドットカウントを行って、Bkデータとカラーデータが共存しているを見ても良い。
【0134】
[第3実施例]
次に、本発明の第3の実施例を説明する。
【0135】
本発明の第3実施例は、上記第1実施例と同様に、複数の記録ヘッドにより被記録媒体上に記録インクを用いて記録を行い画像を形成するインクジェット記録に関するものであり、前述の図5及び図6に示す構成、及び図13ないし図15に示す構成などを上記実施例と同様に備えるものとなっている。
【0136】
但し、この第3の実施形態においては、使用する被記録媒体(メディア)の種類を記録条件とし、その記録条件に基づき記録ヘッドの使用ノズルの幅及び位置を切り換えるようになっている。
【0137】
図21において、まず、STEP−1では、記録データの読み込みを行う。次に、STEP−2において、記録データに付随しているヘッダ情報等から記録すべきメディアの情報を入手する。次に、STEP−3において使用するメディアの種類の判別を行い、メディア1であればSTEP−4でさらに記録モードに応じた判別を行い、高速記録モードであればSTEP−5で図5に示すような高速記録モード用のノズルの設定を行い、また、高画質記録モードであればSTEP−6で図6に示す高画質記録モード用のノズル設定を行う。
【0138】
一方、STEP−3において、使用する記録媒体がメディア2であればSTEP−7でさらに記録モードに応じた判別を行い、高速記録モードであればSTEP−8でメディア2での高速記録モード用のノズル設定を行う。また、高画質記録モードであればSTEP−9においてメディア2での高画質記録モード用のノズル設定を行う。このように、この実施形態においては、使用するメディア毎にそれぞれ独立に高速記録モード用のノズル設定と高画質記録モード用のノズル設定を行うことができる。
【0139】
通常、記録条件である記録媒体の種類などを含むヘッダ情報は、記録データの先頭部に付随しているので、記録するジョブ毎、もしくはページ毎に、高速記録モードと高画質記録モードとで、使用ノズルを切り換えて使用することができる。
【0140】
使用するメディアによっては、時間差ムラ、インク打ち込み順、境界にじみ、等の画像弊害に対して、その依存性の強いメディア、依存性の弱いメディア、様々存在する。それは全てメディアとインクの特性に起因するものであり、メディア毎に制御することが好ましい。
【0141】
この第3の実施例制御によれば、使用するメディアでの高速記録モードと高画質記録モードとを、メディア毎にそれぞれ独立にノズル設定することができるので、メディアの特性に合わせた制御が可能となる。
【0142】
具体的には、にじみ易い普通紙等は、高速記録モードでは、図5(d)に示すように、多数の使用ノズルが設定された記録ヘッドを用いて、同一記録領域に対する同時走査での記録を回避しつつにじみのない高画質記録を行う。また、高画質記録モードでは、図6(b)の記録ヘッド構成を用いて、1つの記録領域内に対して行われる複数の記録ヘッドでの打ち込み時間差を1回の記録走査分だけ設け、それによりにじみのない高画質記録を行う。
【0143】
一方、コート紙などは、異色境界にじみ等が発生しないので、高速記録モードでは、図5(b)の記録ヘッド構成を用い、その記録装置の最高速で記録が行えるノズル設定を行って記録を行う。また、高画質記録モードでは、図6(b)の記録ヘッド構成を用いることによって、1つの記録領域に対する複数の記録ヘッドでの打ち込み時間差を常に1回の記録走査分に設定することができ、高画質記録を行うことができる。また、1つの記録領域に対する複数の記録ヘッドでの打ち込みに時間差を持たせる必要がない場合には、高画質記録と高速記録とを同一ノズル設定にて行うようにすることも可能であり、使用するメディアの特性に合わせて種々のノズル設定を行うことが可能である。
【0144】
また、なお、図21に示すシーケンスでは、2種類のメディア1,2につて説明しているが、3種類以上のメディアに対し、各メディアに応じたノズル設定を行うようにすることも可能であり、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【0145】
以上のように、この第3実施例によれば、使用ノズルの位置及び幅(使用ノズルの数)を記録するメディアに応じて最適な状態に設定することができ、高画質を得ることができる。しかも、各種のメディア毎に、高速記録モードと高画質記録モードとに応じたノズル設定を行うことも可能となり、1つの記録装置において、高速記録と高画質記録とを選択的に実行させることができる。
【0146】
[第4実施例]
本発明の第4実施例は、記録画像データの中に連続して空白部分を表すデータが存在した場合に、その空白部分(ヌル)の存在を検出し、その空白部分が存在すると判断された場合には記録画像が存在する部分まで記録媒体を移動させる周知のヌルスキップを行い得る機能を備えた記録装置に対して本発明を適用したものである。なお、ヌルスキップとは、前記記録ヘッドの複数のノズルが配列される副走査方向における記録画像が存在しない空白部分を検出し、その空白部分に対する記録を行わずに空白部分に続いて記録画像が存在する部分まで記録媒体を副走査する動作である。すなわち、本実施例では、1つの記録領域に対する複数の記録ヘッドでの記録間隔を一定にするために、画像端部に対して複数の記録ヘッドでの記録を行う場合は、上述のヌルスキップの動作を禁止して画像端部処理を実施するようになっている。
【0147】
なお、この実施例においても、第1実施例において説明した図13ないし図15に示すような構成を備えており、適用する記録ヘッドも図5及び図6に示すものを切換シーケンスによって適宜変更可能となっている。
【0148】
ここで、図7に示したような高画質記録モードで記録を行う場合の処理動作を図22に基づき説明する。
【0149】
図22は本実施例における画像端部処理を示す制御シーケンスの一例を示す図である。図22において、まず、STEP−1では、記録するデータの読み込みを行う。次に、STEP−2において、記録データに付随しているヘッダ情報等から記録するべき記録モードの情報を取得する。この後、STEP−3においては、記録領域に対して先に記録を行う記録ヘッド1の記録データが存在するか否かを判断する。
【0150】
記録データが存在すると判断された場合には、STEP−4で通常の記録動作、すなわち、通常幅の副走査と主走査とを交互に繰り返す記録動作を実行する。なお、連続画像では、記録する画像の後端以外の殆どにおいてこの通常記録動作が行わる。また、記録データが存在しない場合には、STEP−5で直前の記録走査で記録ヘッド1の記録データが存在していたか否かを判断をする。
【0151】
ここで、記録データが存在していたと判断された場合にはSTEP−6で画像端部記録処理を行う。また、記録データが存在していないと判断された場合にはSTEP−4で通常記録動作を行う。次に、STEP−7では、記録すべき記録データが存在するか否かをチェックし、記録データが存在する場合には、再度STEP−1から同様の制御を繰り返し、全ての記録データが記録された場合には、本シーケンスを終了する。
【0152】
上記のように本シーケンスでは、記録ヘッド1での記録データが、現記録走査では存在しないが、直前の記録走査では存在していたという場合にのみ画像端部記録処理を行う。それ以外の場合、すなわち2回以上連続して記録ヘッド1による記録データが存在ない場合には、その記録領域は、画像端部に位置しないヌルデータ(完全なヌルデータ)による空白領域か、あるいはまた記録ヘッド2で記録されるだけの画像領域であるため、画像端部記録処理を実施する必要はなく、通常記録動作を行う。
【0153】
すなわち、記録データが完全なヌルデータで存在する場合には、記録データが存在する箇所まで被記録媒体を高速に副走査方向へと移動させて(ヌルスキップを行って)記録速度の向上を図り、また、記録ヘッド2のみで記録する画像領域である場合には、通常幅の副走査と主走査とを繰り返して通常記録動作を行う。また、現記録走査において記録ヘッド1で記録するデータが存在する場合にも同様に通常記録動作を行う。なお、通常記録動作では、前記第1の実施形態と同様に、複数の記録ヘッドによる記録動作時間間隔を一定に保ちつつ図7に示すような高画質記録を行う。
【0154】
ここで、画像端部記録処理について説明する。
画像端部記録処理の第1の例は、ヌルスキップの禁止処理である。前述のように記録データが完全なヌルデータであった場合、すなわちヌルデータが画像端部データでない場合には、記録速度向上のために高速に副走査方向へと被記録媒体を移動させていた(ヌルスキップを行っていた)が、完全なヌルデータの場合には、ヌルスキップを開始する領域が画像端部でないため画像弊害を生じることはない。ところが、ヌルスキップを画像の端部の領域において行った場合には、端部における記録領域に対し、各記録ヘッドによって行われる記録動作が異なる方向の走査で行われる可能性がある。つまり記録順序が途中から変更されてしまう可能性がある。そして、走査方向が異なる場合には、複数の記録ヘッドでのインク打ち込み時間差(複数の記録ヘッドによる記録時間間隔)が一定に保たれず、図4に示すような色ムラが発生し、画像を劣化させるという問題が生じた。
【0155】
従って、1つの記録領域に対する複数の記録ヘッドでの記録が未完成の間は、ヌルデータが存在している場合にも、そのヌルデータが完全なヌルデータでない限り、ヌルスキップを禁止する。そして、ヌルスキップを禁止した後の制御としては、記録(インクの吐出)を伴わない走査を1回実行し、その後は引き続き通常記録を行う。これにより、画像端部においても複数の記録ヘッドによる記録時間間隔を一定に保つことができる。
【0156】
また、画像端部記録処理の第2の例は、記録領域毎に各記録ヘッドによる記録走査方向を同一化である。第1の記録ヘッドH1で記録された記録領域に対する第2の記録ヘッドH2での記録方向は、第1の記録ヘッドH1で記録を行った際の記録方向と同一方向とする。これにより、前記第1の例のように、ヌルスキップを禁止した場合と同一の結果が得られる。この場合、前記第1の例のように、記録データが完全なヌルデータであるか否かを判断する必要はないが、記録領域毎に記録方向を記憶しておく必要がある。
【0157】
以上の画像端部記録処理を実際に行う場合の一例につき、図7を用いて説明する。
【0158】
例えば、第1記録領域から第3記録領域まで画像データが存在し、第4記録領域に画像データが存在しない場合の記録装置の動作は次のようになる。まず、第1記録走査で第1記録ヘッドH1により第1記録領域に対して記録を行う。第2記録走査では第1記録ヘッドH1により第2記録領域に対して記録を行う。第3記録走査では第1記録ヘッドH1により第3記録領域に対して記録を行うと同時に、第2記録ヘッドH2により第1記録領域に対して記録を行い、ここまでは通常の記録が行われる。
【0159】
次に、第4記録走査で記録を行うが、第1記録ヘッドH1での記録については画像データが存在せず、第2記録ヘッドH2での記録についても画像データが存在しない場合は、第4走査で記録される画像データが存在しないので、ヌルスキップ機能を備えた従来の記録装置であれば、ヌルスキップを行って第5記録走査で記録されるデータへと移行する。
【0160】
しかし、第3記録領域への記録は、記録ヘッド1での記録の後に第4記録走査が存在しなくなることによって、直ちに第5記録走査が行われてしまうため、他の記録領域に対する記録のように、各記録ヘッドによる記録走査の間に記録走査1回分の時間が介在しない。その結果、図4に示すような記録状態になり、これが色ムラ等の画像弊害を誘発する可能性がある。
【0161】
従って、この実施形態においては、前述の画像端部記録処理の第1例のように、ヌルスキップを禁止して記録を伴わない第4記録走査を行い、第3記録領域に対する各記録ヘッドでの記録時間間隔を一定にして高画質記録を可能としている。また、画像端部記録処理の第2例に示したように記録領域毎に記録方向を記憶しておくことで記録方向の同一化を図り、高画質記録を可能とすることも可能である。これは、記録を伴わない第3の記録走査を行った後、第4記録走査を行うことで複数の記録ヘッドでの記録時間間隔を一定にすることができる。
【0162】
これらの画像端部記録処理を行うことにより、記録方向も合わせることができる。なお、図22に示すシーケンスは、高画質記録モード選択時のシーケンスであって、それ以外のモードでは、画像端部記録処理を行わず、通常記録動作のみを行う。この場合、通常記録動作にはヌルスキップも含まれる。
【0163】
以上のように、この第4実施例によれば、1つの記録領域に対する複数の記録ヘッドでの記録時間間隔を一定にすることができる。つまり、色ムラ等の画像被害が発生しないようにノズル限定をして行う高画質記録モードにおいて、各画像領域での複数の記録ヘッドによる記録間隔を一定に保つことが可能となり、高画質記録を効率良く形成することができる。
【0164】
[第5実施例]
本発明の第5実施例は、第4実施例と同様に、複数の記録ヘッドにより被記録媒体上に記録インクを用いて記録を行うことにより画像を形成するものであり、1つの記録領域に対する複数の記録ヘッドでの記録時間間隔を一定にするために、複数の記録ヘッドでの記録時間間隔をスキャン毎に時間管理を行うものとなっている。また、この第5実施例においても上記第4実施例と同様に、図13ないし図15に示す構成を備えるものとなっているが、さらに、この実施例では、記録ヘッドによって形成される各記録領域に対応してその各領域の形成に要する記録時間が格納されている。
【0165】
ここでは、図23に示すように、第1記録領域〜第5記録領域に対応して各記録に要する記録時間(print time)1〜記録時間(print time)5が格納される。また、格納時間としては絶対時間を使用する必要はなく、相対時間で良いので、記憶する時間はCPUなどのタイマーを使用して、その記録に要した時間を計るものとする。
【0166】
次に、本実施例の制御シーケンスを図24に基づき説明する。なお、ここでは図7に示したような高画質記録モードで記録動作を行う場合を例に採り説明する。
【0167】
図24において、まず、STEP−1では、記録するデータの読込みを行う。次に、STEP−2において、記録データに付随しているヘッダ情報等から記録するべき記録モードの情報を取得する。次に、STEP−3において、記録領域に対して先に記録を行う第1の記録ヘッドH1の記録データが存在するか否かを判断する。ここで、記録データが存在する場合は、STEP−4で通常記録を行う。連続画像等は、記録する画像の後端以外のほとんどが通常記録で行われる。
【0168】
また、記録データが存在しない場合には、STEP−5で直前の記録走査により第1の記録ヘッドH1に対する記録データが存在したか否かを判断をする。ここで、記録データが存在する場合は、STEP−6で時間管理記録処理を行う。また、記録データが存在しない場合は、STEP−4で通常記録を行う。次に、STEP−7で、記録すべき記録データが存在するか否かをチェックし、記録データが存在する場合は、再度STEP−1から同様の制御を繰り返し、全ての記録データが記録された場合には、本シーケンスを終了する。
【0169】
ここで、時間管理記録処理について説明する。
【0170】
時間管理記録処理は図23に示したような記憶手段を用いて、記録領域毎に記録する時間が特定の時間以下にならないように制御するものである。すなわち、この時間管理記録処理では、1つの記録領域に対して記録走査を開始する前に、記憶手段を参照し、同一の記録領域に対して行われた直前の記録走査時間を求め、その記録走査時間に基づき、現在の記録走査開始時間と直前の記録走査との時間間隔が予め設定した時間間隔に達するまで待機し、その後記録を開始する。つまり、各記録ヘッドによる記録時間間隔が、常に一定値以上になるよう記録動作を制御する。
【0171】
以上のように、この第5実施例における制御方法によれば、1つの記録領域に対する複数の記録ヘッドでの記録時間間隔を制御し、記録時間間隔をほぼ一定に保つことができる。つまり、色ムラ等の画像被害が発生しないようにノズル限定をして行う高画質記録モードにおいて、画像領域全体に対し複数の記録ヘッドでの記録間隔を一定に保つことが可能となり、高画質記録を効率良く実現することができる。
【0172】
[第6実施例]
次に、本発明の第6実施例を説明する。
【0173】
本発明の第6実施例は、前記第4実施例と同様に、複数の記録ヘッドにより被記録媒体上に異なる記録インクを用いて記録を行うことにより画像を形成するものであり、1つの記録領域に対する複数の記録ヘッドでの記録時間間隔を一定に保つために、複数回の主記録走査の時間間隔を一定にするものである。また、この第5実施例においても上記第1実施例と同様に、図13ないし図15に示す構成を備える。
【0174】
ここでは図7に示すような高画質記録モードで行う記録動作の記録走査幅について説明する。
【0175】
図25に本実施例を示す。
図25において、第2記録領域と第3記録領域との間で、画像データの幅が異なる。この場合、画像データに従って記録走査を行うと、第3記録領域、第4記録領域において、第2の記録ヘッドH2を用いた主記録走査の幅が第1の記録ヘッドH1での主記録走査の幅と異なる幅となる。つまり、主記録走査の時間間隔が異なることになり、時間差が異なるために色ムラ等の画像弊害を誘発する可能性がある。
【0176】
そこで、この第6実施例では各記録領域に対する第1の記録ヘッドH1と第2の記録ヘッドH2での記録走査の幅とが同一幅となるよう制御する。例えば、図25において、第3記録領域に対する第2ヘッドでの記録走査幅は、通常の記録動作によって行われる主記録走査幅T2ではなく、これより長い主記録走査幅T1を用いるようにする。また、第4記録領域も同様に主記録走査幅T1とする。このように、実施例における制御は、主記録走査幅の急激な減少を抑制するものである。すなわち、境界にじみなどの発生を考慮して記録走査幅を減少させた場合にも、各記録ヘッドによる記録時間間隔がずれて画像劣化が発生するのを抑制することができ、高品質な画像を形成することができる。なお、記録走査幅が増大する場合にはこの制御を実施する必要はない。
【0177】
以上のように、本実施例の制御方法によれば、1つの記録領域に対する複数の記録ヘッドでの記録走査の幅を同じにすることで、記録間隔をほぼ一定にすることができる。特に主記録走査幅が短い場合に発生する境界にじみ等に有効であり、色ムラ等の画像弊害が発生しないように使用ノズル幅を制御して記録を行う高画質記録モードにおいて、複数の記録ヘッドでの記録間隔をほぼ一定に保つことが可能となり、高画質記録を実現することができる。
【0178】
(その他)
なお、本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば記録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
【0179】
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。
【0180】
この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応していて、書く沸騰を超える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印可することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細書、同第4345262号明細書に記載されているようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0181】
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に記載されているような吐出口、液路電気熱変換体の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59―123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59―138461号公報に基づいた構成としても本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録を確実に効率良く行うことができるようになるからである。
【0182】
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応して長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでも良い。
【0183】
加えて、上例のようなシリアルタイプのものでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0184】
また、本発明の記録装置の構成として、記録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるので、好ましいものである。これらを具体的にあげれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出手段をあげることができる。
【0185】
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数についても、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられたものの外、記録色や濃度を異にする複数のインクに対応して複数個設けられるものであっても良い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては記録ヘッドを一体的に構成するか複数個によるかのいずれでも良いが、異なる色の複数カラー、または、混色によるフルカラーの各記録モードの少なくとも1つを備えた装置にも本発明はきわめて有効である。
【0186】
さらに加えて、以上説明した本発明実施例においては、インクを液体として説明しているが、室温やそれ以上で固化するインクであって、室温で軟化もしくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジェット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をなすものを用いても良い。加えて、熱エネルギーによる昇温を、インクの固形状態から液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれにしても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギーの付与によってはじめて液化する性質のインクを使用する場合も本発明は適用可能である。このような場合のインクは、特開昭54―56847号公報あるいは特開昭60―71260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても良い。本発明においては、上述した各インクに対してもっとも有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0187】
さらに加えて、本発明インクジェット方式の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもの等であっても良い。
【0188】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、予め設定された記録条件に応じて記録ヘッドの記録を行う幅及び位置を制御し、記録条件に適した記録を実現することができる。例えば、記録条件として高速記録モードが設定された場合には、記録を行うの幅を設定可能な最大幅に設定することによって高速記録を行うことが可能となり、また、記録条件として高画質記録モードが設定された場合には、色ムラ等の画像弊害が発生しないよう、各記録ヘッドにおける記録を行う部分の間に間隔を形成するなどの設定を行うことによって高画質記録を行うことが可能となり、高速記録と高画質記録とを適宜選択的に実行することができる。
【0189】
また、本発明においては、1つの記録領域に対し各記録ヘッドによって行われる記録動作の時間間隔を、設定された記録条件に応じて制御するようにしたため、各記録領域に対する時間差ムラ等の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置における記録走査回数と記録領域との関係を示す説明図であり、(a)は2パス双方向記録を行った場合を、(b)は1パス片方向記録を行った場合を、(c)は1パス双方向記録を行った場合をそれぞれ示している。
【図2】インク打ち込み順に起因する色ムラの発生状況を記録紙の断面方向から見た説明図である。
【図3】双方向記録おけるインク打ち込み順に起因する色ムラの発生状況を説明する説明平面図である。
【図4】双方向記録におけるインク打ち込みの時間差に起因する色ムラの発生を説明する説明平面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る複数の記録ヘッドの使用ノズルを示す説明図であり、(a)は高速記録モード1に適用する記録ヘッドを、(b)は高速記録モード2に適用する記録ヘッドを、(c)は高速記録モード3に適用する記録ヘッドを、(d)は高速記録モード4に適用する記録ヘッドをそれぞれ示している。
【図6】本発明の一実施形態に係る複数の記録ヘッドの使用ノズルを示す説明図であり、(a)は高画質記録モード1に適用する使用ノズルを、(b)は高画質記録モード2に適用する使用ノズルをそれぞれ示している。
【図7】本発明の一実施形態に係る複数の記録ヘッドで高画質記録モード1を実行した場合を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る複数の記録ヘッドでの高画質記録モード2を実行した場合を示す説明図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る複数の記録ヘッドの使用ノズル位置を示す説明図であり、(a)は高速記録モード1に適用する記録ヘッドを、(b)は高速記録モード2に適用する記録ヘッドをそれぞれ示している。
【図10】図9(a)に示す記録ヘッドを用いて1パス双方向記録を行う場合を示す説明図である。
【図11】本発明の一実施形態に係る複数の記録ヘッドの使用ノズル位置を示す説明図であり、(a)は高画質記録モード1に適用する記録ヘッドを、(b)は高画質記録モード2に適用する記録ヘッドをそれぞれ示している。
【図12】図11(a)に示す記録ヘッドを用いて高画質記録モード1を実行した場合を示す説明図である。
【図13】本発明の実施例に係るインクジェット記録装置の概略構成を一部破断して示す斜視図である。
【図14】図9に示した記録ヘッドの主要部の構造を模式的に示す斜視図である。
【図15】本発明の実施例に係るインクジェット記録装置における制御回路の概略構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の第1実施例における記録ヘッドの使用ノズル切り換えシーケンスの一例を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第1実施例における記録ヘッドの使用ノズル切り換えシーケンスの第1の変形例を示すフローチャートである。
【図18】本発明の第1実施例における記録ヘッドの使用ノズル切り換えシーケンスの第2の変形例を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第2実施例における記録ヘッドの使用ノズル切り換えシーケンスの一例を示すフローチャートである。
【図20】本発明の第2実施例における記録ヘッドの使用ノズル切り換えシーケンスの変形例を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第3実施例における記録ヘッドの使用ノズル切り換えシーケンスを示すフローチャートである。
【図22】本発明の第4実施例における記録ヘッドの使用ノズル切り換えシーケンスの第2の変形例を示すフローチャートである。
【図23】本発明の第5実施例において記録ヘッドにより記録される各記録領域の記録に要する時間を示す図である。
【図24】本発明の第5実施例における記録ヘッドの使用ノズル切り換えシーケンスの変形例を示すフローチャートである。
【図25】本発明の第6の実施例において高速記録モードで行われる記録動作の記録走査幅を示す図である。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D ヘッドカートリッジ
2 キャリッジ
3 ガイドシャフト
4 主走査モータ
5 モータ・プーリ
6 従動プーリ
7 タイミング・ベルト
8 記録媒体
9,10,11,12 搬送ローラ
13 インク吐出部
21 吐出口面
22 吐出口
23 共通液室
24 液路
25 電気熱変換体
100 コントローラ
101 CPU
103 ROM
105 RAM
110 ホスト装置
112 I/F
120 操作部
122 電源スイッチ
124 プリントスイッチ
126 回復スイッチ
140 ヘッドドライバ
142 サブヒータ
150、160 モータドライバ
123,162 モータ
H1 第1の記録ヘッド
H2 第2の記録ヘッド
Claims (12)
- 第1インクを吐出するノズルが複数配列された第1記録ヘッド及び前記第1インクと異なる種類の第2インクを吐出するノズルが複数配列された第2記録ヘッドにより記録データに基づいて記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置において、
前記第1記録ヘッドの複数のノズルのうちの記録に使用可能なノズルと前記第2記録ヘッドの複数のノズルのうちの記録に使用可能なノズルとをそれぞれ独立に選択する選択手段と、を備え、
前記選択手段は、前記記録データとは独立に設定される記録条件に応じて、前記第1記録ヘッドの使用可能ノズルと前記第2記録ヘッドの使用可能ノズルが前記ノズルの配列方向に連続または重複する第1組み合わせ、または前記第1記録ヘッドの使用可能ノズルと前記第2記録ヘッドの使用可能ノズルが前記ノズルの配列方向に離れた第2組み合わせを選択し、
前記選択手段により前記第1組み合わせとなるように前記第1及び第2記録ヘッドの使用可能ノズルが選択された場合には、前記第1及び第2記録ヘッドの使用可能ノズルが該第1及び第2記録ヘッドの複数のノズル全てとなり、
前記選択手段により前記第2組み合わせとなるように前記第1及び第2記録ヘッドの使用可能ノズルが選択された場合には、前記記録媒体上の同一の記録領域は前記第1記録ヘッドによる記録及び前記第2記録ヘッドによる記録が同一方向への前記走査で行われることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記選択手段により前記第2組み合わせとなるように前記第1及び第2記録ヘッドの使用可能ノズルが選択された場合には、前記第1記録ヘッドの使用可能ノズルと前記第2記録ヘッドの使用可能ノズルの前記ノズルの配列方向の距離と前記第1及び第2記録ヘッドの使用可能ノズルの幅とが等しいことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録条件には、記録速度、記録画質、及び記録媒体の種類のうち少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記選択手段は、前記第1及び第2記録ヘッドの使用可能ノズルの幅が同一になるよう選択することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 第1インクを吐出するノズルが複数配列された第1記録ヘッド及び前記第1インクと異なる種類の第2インクを吐出するノズルが複数配列された第2記録ヘッドにより記録データに基づいて記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置において、
往方向及び復方向の走査において前記第1及び第2記録ヘッドから前記記録媒体に前記第1及び第2インクを吐出させて記録を行う記録手段と、
前記第1記録ヘッドの複数のノズルのうちの記録に使用可能なノズルと前記第2記録ヘッドの複数のノズルのうちの記録に使用可能なノズルを該第1及び第2記録ヘッドそれぞれ独立に選択する選択手段と、
前記第1及び第2記録ヘッドそれぞれに対応した前記記録データの境界を検知する境界検知手段と、を備え、
前記選択手段は、前記境界検知手段による検知結果に応じて、前記第1記録ヘッドの使用可能ノズルと前記第2記録ヘッドの使用可能ノズルが前記ノズルの配列方向に連続または重複する第1組み合わせ、または前記第1記録ヘッドの使用可能ノズルと前記第2記録ヘッドの使用可能ノズルが前記ノズルの配列方向に離れた第2組み合わせを選択し、
前記選択手段により前記第1組み合わせとなるように前記第1及び第2記録ヘッドの使用可能ノズルが選択された場合には、前記第1及び第2記録ヘッドの使用可能ノズルが該第1及び第2記録ヘッドの複数のノズル全てとなり、
前記選択手段により前記第2組み合わせとなるように前記第1及び第2記録ヘッドの使用可能ノズルが選択された場合には、前記記録媒体上の同一の記録領域は前記第1記録ヘッドによる記録及び前記第2記録ヘッドによる記録が同一方向への前記走査で行われることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記境界検知手段は、前記第1及び第2記録ヘッドそれぞれに対応した記録データの重なりを前記境界として検知することを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
- 前記境界検知手段は、前記第1記録ヘッドに対応した記録データと第2記録ヘッドに対応した記録データで記録される領域を拡張するボールド処理を行った記録データの近接を前記境界として検知することを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
- 第1インクを吐出するノズルが複数配列された第1記録ヘッド及び前記第1インクと異なる種類の第2インクを吐出するノズルが複数配列された第2記録ヘッドにより記録データに基づいて記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置において、
往方向及び復方向の走査において前記第1及び第2記録ヘッドから前記記録媒体に前記第1及び第2インクを吐出させて記録を行う記録手段と、
前記第1記録ヘッドの複数のノズルのうちの記録に使用可能なノズルと前記第2記録ヘッドの複数のノズルのうちの記録に使用可能なノズルとをそれぞれ独立に選択する選択手段と、
前記記録媒体に関する情報を取得する記録媒体情報取得手段と、を備え、
前記選択手段は、前記記録媒体情報取得手段によって取得した情報に応じて、前記第1記録ヘッドの使用可能ノズルと前記第2記録ヘッドの使用可能ノズルが前記ノズルの配列方向に連続または重複する第1組み合わせ、または前記第1記録ヘッドの使用可能ノズルと前記第2記録ヘッドの使用可能ノズルが前記ノズルの配列方向に離れた第2組み合わせを選択し、
前記選択手段により前記第1組み合わせとなるように前記第1及び第2記録ヘッドの使用可能ノズルが選択された場合には、前記第1及び第2記録ヘッドの使用可能ノズルが該第1及び第2記録ヘッドの複数のノズル全てとなり、
前記選択手段により前記第2組み合わせとなるように前記第1及び第2記録ヘッドの使用可能ノズルが選択された場合には、前記記録媒体上の同一の記録領域は前記第1記録ヘッドによる記録及び前記第2記録ヘッドによる記録が同一方向への前記走査で行われることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記記録媒体を前記ノズルの配列方向に搬送する搬送手段を備え、 前記搬送手段による前記記録媒体の1回の搬送量が前記第1及び第2記録ヘッドの使用可能ノズルの幅に等しいことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記第1及び第2記録ヘッドは、前記ノズルの配列方向において互いに一部重複するよう配設されることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記第1及び第2記録ヘッドは、前記ノズルの配列方向において互いに完全に重複するよう配設されることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 第1インクを吐出するノズルが複数配列された第1記録ヘッド及び前記第1インクと異なる種類の第2インクを吐出するノズルが複数配列された第2記録ヘッドにより記録データに基づいて記録媒体に記録を行うインクジェット記録方法において、
往方向及び復方向の走査において前記第1及び第2記録ヘッドから前記記録媒体に前記第1及び第2インクを吐出させて記録を行う記録工程と、
前記第1記録ヘッドの複数のノズルのうちの記録に使用可能なノズルと前記第2記録ヘッドの複数のノズルのうちの記録に使用可能なノズルとをそれぞれ独立に選択する選択工程を備え、
前記選択工程は、前記記録データとは独立に設定される記録条件に応じて、前記第1記録ヘッドの使用可能ノズルと前記第2記録ヘッドの使用可能ノズルが前記ノズルの配列方向に連続または重複する第1組み合わせ、または前記第1記録ヘッドの使用可能ノズルと 前記第2記録ヘッドの使用可能ノズルが前記ノズルの配列方向に離れた第2組み合わせを選択し、
前記選択工程において前記第1組み合わせとなるように前記第1及び第2記録ヘッドの使用可能ノズルが選択された場合には、前記第1及び第2記録ヘッドの使用可能ノズルが該第1及び第2記録ヘッドの複数のノズル全てとなり、
前記選択工程において前記第2組み合わせとなるように前記第1及び第2記録ヘッドの使用可能ノズルが選択された場合には、前記記録媒体上の同一の記録領域は前記第1記録ヘッドによる記録及び前記第2記録ヘッドによる記録が同一方向への前記走査で行われることを特徴とするインクジェット記録方法。
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