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JP4283881B1 - 電気化学測定用電極板、および当該電気化学測定用電極板を有する電気化学測定装置、ならびに当該電気化学測定用電極板を用いて目的物質を定量する方法 - Google Patents

電気化学測定用電極板、および当該電気化学測定用電極板を有する電気化学測定装置、ならびに当該電気化学測定用電極板を用いて目的物質を定量する方法 Download PDF

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Abstract

試料液中に含まれる目的物質の濃度を、精度良くかつ高感度で測定することができる電気化学測定用電極板を提供する。
本発明の電気化学測定用電極板1は、基板31と、前記基板の上面に設けられた上層40と、前記基板の下面に設けられた下層11と、前記基板の上面と前記上層の間に挟まれている第1電極体32と、前記基板の下面と前記下層の間に挟まれている第2電極体12と、を備え、前記上層は、複数の上層貫通孔41を有し、前記第1電極体は、前記第1電極体のうち、前記上層貫通孔を介して前記上層の上面から露出する部分からなる複数の第1電極32dを有し、前記基板は、複数の基板貫通孔33を有し、前記第2電極体は、前記第2電極体のうち、前記上層貫通孔および前記基板貫通孔を介して前記上層の上面から露出する部分からなる複数の第2電極12dを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は生体内に微量に含まれる物質を、感度良く検出および定量する電気化学測定用電極板に関する。
近年、酵素が有する特異的触媒作用と電極反応活性を有する電子メディエータとを組み合わせ、血液中に含まれるスクロース、グルコースなどの糖類を定量する電気化学測定用電極板が開発されている。
このような電気化学測定用電極板では、糖類と酵素との間で反応させた後、電子メディエータを電気化学的に測定することによって、電子メディエータを介して間接的に試料液中に含まれる糖類を定量する。
この方法は糖類に対する特異性が高く、操作時の温度の影響が小さく、定量装置の機構も簡便であるため、この方法を用いることにより、一般の人々が家庭などで簡易に糖類を定量することができる。
電気化学測定用電極板は、生体に含まれる微量溶液サンプルの分析に適している。そのため、電気化学測定用電極板は、様々な有機材料または無機材料と組み合わせてセンサなどへの応用が試みられている。電気化学測定用電極板の電極応答速度は、電気化学測定用電極板が有する微小電極の面積が減少するにしたがって高くなるため、様々な電極形状、電極の微細化が検討されている。
しかし、電極面積の減少に伴い、得られる電流値は減少する。例えば、電極面積を数百μm程度まで微細化すると、検出できる電流値は数十〜数nAオーダーまで低下する。そのため、測定時にノイズ応答の増加や感度低下が発生する。そこで、これらの不具合を解消するため、複数の微小電極を集積した電気化学測定用電極板が特許文献1〜4で検討されている。
特許文献1〜4では、隣接する微小電極との間の距離を一定に保つ微小電極を、多量に再現性良く基板上に作製する方法が提案されている。
図17は、特許文献1に記載された従来の電気化学測定用電極板の構成の全体図(図17(a))および部分拡大図(図17(b))を示している。この電気化学測定用電極板200は、絶縁性の基板201/酸化電極として機能する下部電極体202/絶縁層203/還元電極として機能する表面電極204が積層されてなる。表面電極204の表面には円筒形の多数の微細孔5が形成されており、この微細孔5には下部電極体202の膜面が露出している。
絶縁性の基板201は、例えばシリコン基板201aの主表面に酸化膜201bが被着された、いわゆる酸化膜付きシリコン基板から成る。下部電極体202は、基板201上の酸化膜201bの表面(すなわち、絶縁体の表面)に金属、半金属、炭素材、または半導体で形成された酸化電極である。表面電極204は、絶縁層203上に、下部電極体202と同様、金属、半金属、または半導体から形成された還元電極である。下部電極体202の微細孔5からの露出部(以下、酸化電極202とする)と表面電極204とから、作用電極対が構成されている。すなわち、酸化電極202aおよび表面電極204はいずれも作用電極として機能し、より詳細には、上述したように、下部電極体202の露出部は酸化電極として、表面電極204は還元電極として機能する。なお、図17において、207は下部電極体202の一端部に外部リードを接続するために開口された電極引出し用の開口部である。ここで微細孔205とは絶縁層203と表面電極204を完全に貫通し、下部電極体202の表面に到達する孔のことを指す。
上記のような電気化学測定用電極板を用いた電気化学測定装置においては、電流応答を得るために、下部電極体202と表面電極204に電位を印加する。電気化学測定装置が酸化電極202a、表面電極204、対極(図示せず)の3つの電極で構成される場合、対極が試料溶液中で示す電位をゼロとして、酸化電極体202a−対極間、表面電極204−対極間に電位を印加する。なた、電気化学測定装置が酸化電極体202a、表面電極204、参照電極(図示せず)、補助電極(図示せず)の4つの電極で構成される場合、参照電極が試料液中で示す電位をゼロとして、酸化電極202a−参照電極間、表面電極204−参照電極間に電位を印加する。
特許文献4および非特許文献1においては、円筒形の微細孔205の間隔を、その径に対して大きく取った電気化学測定用電極板が提案され、それを用いた電気化学測定結果が報告されている。これらの文献においては、マクロ電極である表面電極204は、微小電極の集合体である下部電極よりも大きな面積を有する。測定時には、酸化電極202a上で酸化反応を、そして表面電極204上で還元反応を起こしうる電位をそれぞれ印加する。これにより、酸化電極202aと表面電極204との間で自己誘発レドックスサイクルが発現し、見かけ上高い電流応答を得ることができると報告されている。
このようにして、試料液に存在する電子メディエータを介して、糖類などの目的物質を定量する。
なお、酸化電極202aに還元反応が起こる電位を印加し、表面電極204に酸化反応が起こる電位を印加しても、同様の自己誘発レドックスサイクルが発現する。
ここで、特許文献4、非特許文献1及び2に記載されている自己誘発レドックスサイクルを、図18を用いて説明する。
図18における自己誘発レドックスサイクルはふたつの作用電極、すなわち微小電極221およびマクロ電極222上で進行する。
微小電極221の表面では、還元体224の酸化反応が生じて酸化体225が生成することにより、微小電極221に酸化電流が流れる。
マクロ電極222のうち微小電極221に近い部分222aの表面では、酸化体225が還元されて還元体226となることにより、マクロ電極222に還元電流が流れる。
さらに還元体225が拡散して微小電極221の表面に到達することにより、還元体224から酸化体225への酸化反応が再び起こり、微小電極221に酸化電流が流れる。結果的にマクロ電極222aの表面では微小電極221から生成した酸化体225を還元して還元体226とすることにより、微小電極221表面に還元体224を供給することができる。
これにより、微小電極221とマクロ電極222aとの間で酸化反応と還元反応が循環するいわゆるレドックスサイクル反応が生じる結果、微小電極221に定常的に電流が流れて、試料液中に微量に含まれる目的物質の検出および定量を行うことができる。
そして高感度測定の有効性を高めるために、微小電極221を基板上により多数形成してレドックスサイクルが進行する酸化電極と還元電極とからなる電極対を、できる限り多く形成する。
特許第2556993号公報(第6頁、第1図) 特許第2564030号公報(第7頁、第2図) 特開2006−78404号公報(第25頁、図1) 特許第3289059号公報(第16頁、図5) 特開2007−010429号公報(図3、図4) J.Electrochem.Soc.,138巻,12号, 3551頁 青木幸一ら著 「微小電極を用いる電気化学測定法」 (社)電子情報通信学会編 平成10年2月10日発行 48−49,70−71頁
図17に示されるように、還元電極として機能する表面電極204の面積が、酸化電極202aの面積よりもずっと大きいと、次のような問題が生じる。
マクロ電極222a上で生成した還元体226は拡散するが、それは微小電極221(図17における酸化電極202aに相当)に到達するだけでなく、図18の右側に示すように、その一部はマクロ電極222(図17における表面電極204に相当)のうち微小電極221から遠い部分222b上にも到達する。このような還元体227は酸化反応により酸化体228となる。すなわち、マクロ電極222上では酸化反応も起こる(特開平3−246460号公報の第4図も参照)。
次に、この酸化体228は拡散し、マクロ電極222のうち微小電極221に近い部分222a上に到達する。そこで還元反応により、還元体226となる。還元体226は拡散して微小電極221表面に到達し再び酸化されて酸化体225となる(あるいは、再度、マクロ電極222のうち微小電極221から遠い部分222bに到達する)。
すなわち、図17の表面電極204上では酸化反応と還元反応が同時に起こることとなる。その結果、酸化電極202aで検出したい還元体の酸化が表面電極204の上でも同時に起こってしまう。
そのため、表面電極204で発生した還元体が効率的に酸化電極202a上で酸化せず、高感度化に課題を生じている。
この他、表面電極204はマクロ電極として作用するため電位印加時の充電電流が大きい。そのため、微小電極である酸化電極202aに比べて反応が定常状態に達する時間が長くなるという課題も生じていた。
本発明は上記課題の解決するためになされたものであり、試料液中に含まれる糖類等の目的物質の濃度を、電子メディエータを介して精度良くかつ高感度で定性測定又は定量測定を行うことができる電気化学測定用電極板を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電気化学測定用電極板は、絶縁体からなる基板と、前記基板の上面に設けられた絶縁体からなる上層と、前記基板の下面に設けられた絶縁体からなる下層と、前記基板の上面と前記上層の間に挟まれている第1電極体と、前記基板の下面と前記下層の間に挟まれている第2電極体と、を備え、前記上層は、複数の上層貫通孔を有し、前記第1電極体は、前記第1電極体のうち、前記上層貫通孔を介して前記上層の上面から露出する部分からなる複数の第1電極を有し、前記基板は、複数の基板貫通孔を有し、前記第2電極体は、前記第2電極体のうち、前記上層貫通孔および前記基板貫通孔を介して前記上層の上面から露出する部分からなる複数の第2電極を有し、平面視において、前記複数の基板貫通孔は、いずれも前記第1電極体とは重なり合わず、前記各第1電極の周囲には、前記第1電極との中心間距離が等しい4つの第2電極が配置されており、前記各第2電極の周囲には、前記第2電極との中心間距離が等しい4つの第1電極が配置されており、前記各第1電極の面積および前記各第2電極の面積は全て実質的に同一である。
本発明の一態様において、前記第1電極体は、前記第1電極を順次連結するように延設されたジグザグ状をなす複数の枝部と、前記複数の枝部の一端が接続される幹部とからなる。
本発明の一態様において、前記第2電極体は、前記第2電極を順次連結するように延設されたジグザグ状をなす複数の枝部と、前記複数の枝部の一端が接続される幹部とからなる。
本発明の一態様において、前記第1電極体は、前記複数の基板貫通孔に対応する領域より一回り大きく欠除されてなる複数の欠除部を有する金属板からなる。
本発明の一態様において、前記第2電極体は、前記複数の第2電極を全て包含する金属板からなる。
本発明の電気化学測定用電極板において、好ましくは、前記各上層貫通孔の断面積は前記各第1電極の面積と実質的に同一であり、前記各基板貫通孔の断面積は前記各第2電極の面積と実質的に同一である。
本発明の一態様において、前記各上層貫通孔の断面形状および前記各基板貫通孔の断面形状は正四角形である。
本発明の一態様において、前記各上層貫通孔の断面形状および前記各基板貫通孔の断面形状は正六角形である。
また、上記電気化学測定用電極板は、参照電極および補助電極と組み合わされるか、または対極と組み合わされ、電気化学測定装置を構成する。この電気化学測定装置もまた、本発明の趣旨に含まれる。
そして、この電気化学測定用装置により、以下のような、電子メディエータを含有する試料液に含まれる目的物質を定量する方法もまた、本発明の趣旨に含まれる。本発明にかかる目的物質を定量する方法は、前記参照電極、前記補助電極、および前記電気化学測定用電極板、または前記対極および前記電気化学測定用電極板を前記試料液に接触させる接触工程、前記第1電極体および前記第2電極体の一方に正電位を掃印し、他方に負電位を印加する、あるいは前記第1電極体および前記第2電極体の一方に正電位を印加し、他方に負電位を掃印し、前記第1電極体および前記第2電極体の間に流れる電流値を測定する電流測定工程、前記電流測定工程において得られた電流値から前記目的物質の量を算出する算出工程を包含する。
本発明の上記目的、他の目的、特徴および利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
本発明によれば、試料中に含まれる目的物質の濃度を、精度良くかつ高感度で測定することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の電気化学測定用電極板を模式的に示す斜視図である。電気化学測定用電極板1は、下側から順に、下層11、基板31、上層40が順に積層され、下層11と基板31との間に酸化電極体12が挟まれ、基板31と上層40との間に還元電極体32が挟まれている構成である。上層40には、複数の上層貫通孔41がマトリックス状に形成されている。より詳細には、横方向に8列、縦方向に4行、合計32個の上層貫通孔41が形成されている。各上層貫通孔41はその断面形状が正方形であり、電気化学測定用電極板1の上面に還元電極体32を露出させる上層貫通孔41bと、電気化学測定用電極板1の上面に酸化電極体12を露出させる上層貫通孔41aとが交互に等間隔で配置されている。上層貫通孔41aは、図1には示されない基板31上の基板貫通孔を介して電気化学測定用電極板1の上面に酸化電極体12を露出させる。平面視上、上層貫通孔41が形成されている横方向の位置を順にA、B、C、D、・・・、Hとし、縦方向の位置を順にa、b、c、dとする。そして上層貫通孔41(X、x)は、横方向の位置がX(X=A、B、C、D、・・・、H)、縦方向の位置がx(x=a、b、c、d)にある上層貫通孔41を表す。
電気化学測定用電極板1は、酸化電極体12に設けられている酸化電極リード12cが端部近傍で露出するように形成されている切り欠き部3と、還元電極体32に設けられている還元電極リード32cが端部近傍で露出するように形成されている切り欠き部4とを有する。
図2は、図1に示す電気化学測定用電極板1の分解斜視図である。図2に示されるように、第1の実施形態にかかる電気化学測定用電極板1は、下側から順に、酸化電極設置層10、還元電極設置層30、および上層40が積層されている。酸化電極設置層10は、下層11および下層11の上面に設けられた酸化電極体12からなる。還元電極設置層30は、基板31および基板31の上面に設けられた酸化電極体32からなる。下層11、基板31、上層40はいずれも絶縁体である。
酸化電極体12は、図2に示すように下層11と基板31との間に挟まれている。同様に、還元電極体32は、基板31と上層40との間に挟まれている。
上層40は、複数の上層貫通孔41を有している。図2では、32個の上層貫通孔41が設けられている。32個の上層貫通孔41の内、左上の上層貫通孔41a(a、A)の横の上層貫通孔41b(a、B)およびこの上層貫通孔41bを基点に縦方向および横方向に1個おきの貫通孔41bからは、還元電極体32の一部分が露出している。還元電極体32のうち、各上層貫通孔41aから露出している部分、すなわち、図2において、酸化電極体32上で斜線が施されている部分が、試料液と接し、還元電極32dとして機能する。図2では、16個の還元電極32dが設けられている。還元電極体32のうち、上層40が形成されている部分、すなわち、図2において還元電極体32上で斜線が施されず、白く表されている部分は、試料液と接することがない。よって、この部分は、還元電極としては機能しない。還元電極体32は、上層貫通孔41bから露出する部分を、隣接する二つの列を行き来して縦方向に順次連結しながら延設されたジグザグ状の形状を有する複数の枝部32aと全ての枝部32aの一端が接続される幹部32bとからなる。また、還元電極体32は、その幹部32bの一端に還元電極リード32cを有している。
基板31は、複数の基板貫通孔33を有している。図2では、16個の基板貫通孔33が設けられている。16個の基板貫通孔33は、上層貫通孔41のうち、還元電極体32の一部分を露出させない16個の上層貫通孔41aと位置及び形状が一致し重なるように設けられている。上層貫通孔41のうち、還元電極体32の一部分を露出させない16個の上層貫通孔41aからは、基板貫通孔33を介して酸化電極体12の一部分が露出している。すなわち、図2において、酸化電極体12上で斜線が施された部分が、試料液と接し、酸化電極12dとして機能する。図2では、16個の酸化電極12dが設けられている。酸化電極体12のうち、基板31が形成されている部分、すなわち、図2において、酸化電極体12上で斜線が施されず、白く表されている部分は、試料液と接することがない。よって、この部分は、酸化電極としては機能しない。酸化電極体12は、上層貫通孔41aから基板貫通孔33を介して露出する部分を、隣接する二つの列を行き来して縦方向に順次連結しながら延設されたジグザグ状の形状を有する複数の枝部12aと全ての枝部12aの一端が接続される幹部12bとからなる。酸化電極体12は、その幹部12bの一端に還元電極リード12cを有している。
本実施形態の電気化学測定用電極板1における酸化電極体12及び還元電極体32の形状について、図3を用いてより具体的に説明する。本実施形態において、それぞれの枝部12a及び32aは、「ジグザグ状」をなす。用語「ジグザク状」とは、一般的に直線が左右に何回も折れ曲がっている形状ないしはおよそZ字型の配線を周期的に配列した形状を指し、本明細書においても同様である。図3は、酸化電極体12及び還元電極体32の枝部12a及び32aの一部形状を模式的に表す平面図である。図3に示すように、本実施形態における「ジグザグ状」は、長手方向に延び出ている長手方向延設部51、53、55、57と、異なる列上の最も近接する長手方向延設部同士を接続し、かつ長手方向延設部に対して角度Rで配設されている接続部52、54、56とからなる形状である。長手方向延設部51、53、55,57はそれぞれ酸化電極12dまたは還元電極32dを包含する。
図2に戻る。上層貫通孔41と基板貫通孔33とはいずれも鉛直方向に貫通され、鉛直方向に実質的に一定の断面形状及び一定の断面積を有する形状である。各上層貫通孔41の面積と各基板貫通孔33の面積とは実質的に同一である。その断面形状は正方形であり、その断面積は、例えば1μm〜10000μmである。10000μmを超えると、図18の右側で示されるような望ましくない反応が生じてしまい、結果的に、高感度化に課題を生じる。下層11、基板31、および上層40の厚みはそれぞれ5μm以上100μm以下が好ましい。還元電極32dの面積は上層貫通孔41bの断面積と同じであり、酸化電極12dの面積は基板貫通孔33の断面積と同じである。
酸化電極体12と還元電極体32にはそれぞれ独立して電位を印加することができ、それぞれの電極上で目的物質の電気化学反応、より具体的には酸化反応と還元反応とを進行させることができる。酸化電極12d上における電気化学反応によって発生した電気信号は酸化電極体12を伝わり、酸化電極リード12dを介してガルバノメーター等の計測器で定量することができる。同様に還元電極32d上における電気化学反応によって発生した電気信号は還元電極体32を伝わり、還元電極リード32dを介してガルバノメーター等の計測器で定量することができる。
各酸化電極12dは、平面視において、上下および左右方向の4方向に中心間距離が同じである4つの還元電極32dと隣接する。同様に、各還元電極32dは、平面視において、上下および左右方向の4方向に中心間距離が同じである4つの酸化電極12dと隣接する。すなわち、各電極32d、12dは、電気化学的に対となって作用し得る4つの電極32d、12dが隣接することになり、本実施形態の電気化学測定用電極板1を用いて試料溶液中の酸化還元物質を電気化学法により定量する際は効率的なレドックスサイクルにより前記酸化還元物質を精度良く定量することができる。
次に本実施形態の電気化学測定用電極板1を構成する部材の材料について具体的に述べる。下層11として、表面或いは全体が絶縁性を有する基板を用いる。例えば、シリコン基板の表面に絶縁層としてのSiO膜が被覆された酸化膜付きシリコン基板、石英ガラス板、酸化アルミニウム基板、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリイミドフィルム等の樹脂材料等からなる基板を用いることができる。
酸化電極体12及び還元電極体32は金属、金属酸化物、半導体等の電気伝導性を有する材料で形成されている。電気伝導性を有する材料として、金、白金、パラジウム、銀、クロム、チタン、ニッケル等の金属、p及びn型シリコン、p及びn型ゲルマニウム、硫化カドミウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、ガリウム燐、ガリウム砒素、インジウム燐、カドミウムセレン、カドミウムテルル、二砒化モリブデン、セレン化タングステン、二酸化銅、酸化スズ、酸化インジウム、インジウムスズ酸化物等の半導体、その他ケッシェンブラック等の導電性カーボンを用いることができる。電極材料として安定である金、白金、パラジウムを用いることが好ましい。
基板31及び上層40は、SiO2に代表されるシリコン酸化物または窒化シリコンを
用いて、常圧CVD、減圧CVD、プラズマCVD、スパッタ等の方法により形成することができる。また、スピンオングラス(東京応化工業株式会社)、エラストジル(旭化成ワッカーシリコーン株式会社製)等のシリコン樹脂、カプトン(東レ・デュポン株式会社製)等のポリイミド及びその誘導体、ジェイイーアール(ジャパンエポキシレジン株式会社製)等のエポキシ樹脂、スミコン(住友ベークライト株式会社製)等の熱硬化製樹脂、ピーエムイーアール(東京応化工業株式会社製)やエスユーエイト(化薬マイクロケム株式会社製)等のフォトレジスト剤または感光性樹脂等の樹脂材料をスピンコート等により塗布し、ベーキング、電子線や紫外線による露光、現像工程等を組み合わせた手法により作製することができる。後述する孔形成工程における加工の容易さから、シリコン酸化物や窒化シリコン、フォトレジスト材または感光性樹脂を用いることが好ましい。
また、電気化学測定用電極板1を製造する際には、下層11の上面に酸化電極体12を、基板31の上面に還元電極体32を形成すべく、導電性材料のパターニングを行う。電極のパターニングには蒸着、スパッタ等の成膜手法とエッチング手法を組み合わせた方法、成膜手法とメタルマスクを組み合わせて行う手法、フォトレジストを用いて行うリフトオフ法、マスクを用いたスクリーン印刷、レーザアブレーション法、またはインクジェットプリント法による直接描画手法を用いることができる。
下層11上に順次積層し、還元電極体32を形成した後、フォトレジストまたは感光性樹脂材料を材料として上層40の形成を行う場合について説明する。上層40の形成に用いる感光性樹脂の前駆体材料を還元電極体32が形成されている基板31上に塗布し、ベーキング工程を行う。そこに正方形の同一面積を有する複数の孔が横方向及び縦方向において同一の中心間距離で配列されているパターンを有する画像マスクを重ね、電子線、紫外線等によりマスクパターンを露光し、現像してパターンを基板上のフォトレジスト或いは感光性樹脂材料に転写した後、現像、ベーキングを行うことにより上層貫通孔41を有する上層40が得られる。これをマスクにして基板31をエッチングすることにより、基板貫通孔33を形成する。もしくは上層40を積層する工程の前に基板貫通孔33を形成しても良い。
以上の製造方法によれば、同一の断面形状及び同一の断面積を有する上層貫通孔41と基板貫通孔33を容易に形成することができ、これにより酸化電極12dと還元電極32dのそれぞれからの反応生成物濃度を揃えることが容易となる。また、対電極の中心間距離を一定に揃えることで各々の対電極間で進行するレドックスサイクル反応の速度を等しくすることができる。これらの作用により、素早く定常状態に達することが可能となる。結果、試料液中に含まれる目的物質の定量を精度良く実施することができる。
本実施形態の電気化学測定用電極板1では、上層貫通孔41、基板貫通孔33が試料液の通り道となるため、試料液が水溶液である場合には、上層貫通孔41、基板貫通孔33の内壁が親水性であることが望ましい。そのため、上層40および基板31としては、シリコン基板、ガラス基板などの親水性表面を有する基板か、または親水性のポリエチレンテレフタレートあるいはポリエチレンナフタレート基板などのポリエステル材からなる基板を選択することが望ましい。疎水性を有する基板を使用する際には、エタノール、イソプロピルアルコールなどによって上層貫通孔41または基板貫通孔33の内壁に親水化処理を施すことが望ましい。
[電気化学測定装置の説明]
図4は、第1の実施形態に係る電気化学測定用電極板を有する電気化学測定装置(以下、単に「測定装置」という)を示している。
図4に示すように、測定装置27において、電気化学測定用電極板1、参照電極22、および補助電極23が試料容器24に満たされた試料液に浸されている。これにより、これらの電極が試料液に接触する。また、電気化学測定用電極板1の表面には、酸化電極12dおよび還元電極32dが横方向および縦方向に交互に複数個形成されて、電極の集合体21を形成している。参照電極22は電気化学測定用電極板1に印加する電位の基準となる電極である。参照電極22が試料液中で示す電位をゼロとして、酸化電極12d、還元電極32dそれぞれに電位を印加する。
補助電極23は、測定装置27においてアンペアの法則を成り立たせるために、電流を補償するための電極である。制御装置25は、酸化電極リード12cおよび還元電極リード32cを介して電気化学測定用電極板1と電気的に接続されており、同様に参照電極22、補助電極23ともに電気的に接続されている。レコーダー26により、制御装置25から出力された電流応答が記録される。
[電気化学測定方法の説明]
次に、試料液に含まれる電子メディエータの定量方法を説明する。
サイクリックボルタンメトリー等の手法により、電子メディエータの酸化反応が進行する電位と還元反応が進行する電位を予め調べておいて、後に説明する酸化電極の電位の値と還元電極の電位の値に用いる。なお、電位の基準は参照電極22が試料液中で示す平衡電位である。すなわち、酸化電極12dおよび還元電極32dにそれぞれ印加される電位は、参照電極22を0Vとした場合における相対的な電位である。
酸化電極12dと還元電極32dの電位を制御装置25に入力したのち、測定を開始する。後述する実施例では詳細に説明するが、具体的には、酸化電極12dに0Vから正電圧をゆっくりと印加する。後述する実施例では、酸化電極12dに印加される電圧を0Vから+0.7Vにゆっくりと変化させている。なお、これを「掃印」と呼ぶ。すなわち、本明細書において用いられる用語「掃印」とは、連続的に電位を変化させることを意味している。これとは対照的に、本明細書において用いられる用語「印加」とは、あらかじめ定められた電位に急激に変化させることを意味している。
このとき、還元電極には参照電極と同一の電位(多くの場合、0V)を印加し続けることが好ましい。酸化電極12dに電圧を印加する速度(以下、「掃印速度」ということがある)は、一般的に5mV/秒以上500mV/秒以下である。後述する実施例では、100mV/秒である。
なお、上記の説明では、酸化電極12dに正電位を掃印し、還元電極32dに負電位を印加している。しかし、酸化電極12dに正電位を印加し、還元電極32dに負電位を掃印してもよい。
酸化電極12dにおける酸化反応で得られた電流は酸化電極リード12cを介して制御装置25によって検出される。同様に還元電極32dにおける還元反応で得られた電流は還元電極リード32cを介して制御装置25によって検出される。検出された電流はレコーダー26に出力され、記録された酸化電流値を標準試料の酸化電流測定結果(後述する検量線)と比較して、試料液中の検出対象物質を定量することができる。
レコーダー26に記録された還元電流値を標準試料の還元電流測定結果と比較して試料液中の検出対象物質を定量することもできる。このためには、予め本実施の形態の検出装置を用いて標準試料の検量線を作成しておくことが望ましい。
ここで、検量線を用いた、試料液中の検出対象物質を定量する方法、すなわち、試料液中の検出対象物質の濃度を算出する方法について説明する。
まず、標準試料を準備する。この標準試料には、濃度既知の還元型電子メディエータ(ここでは、フェロシアン化カリウムと仮定する)が含まれている。この濃度既知の標準試料を試料液として用いて、図4に示すような電気化学測定装置により、還元型電子メディエータの濃度と、電気化学測定装置により測定された反応電流値との間の関係をグラフ化する。このグラフの一例を図5に示す。
図5の上のグラフに示したように、フェロシアン化カリウム濃度に対して反応電流値をプロットし、検量線を作成する。すると、図5の下のグラフに示したように、ある未知濃度の試料について反応電流値が20μA得られた場合、作成した検量線からフェロシアン化カリウム濃度が200μMとわかるため、検量線を用いた濃度未知の試料について、フェロシアン化カリウム濃度の定量が可能となる。
図4に示されるように、ここでは、還元型の電子メディエータの濃度が100μMである場合には、反応電流値は10μA、還元型の電子メディエータの濃度が300μMである場合には、反応電流値は30μA、還元型の電子メディエータの濃度が500μMである場合には、反応電流値は50μAであったと仮定する。これらをグラフ上にプロットして、検量線を引く。このようにして、濃度既知の標準試料から、検量線を得る。
次に、濃度不知の試料液を用いて、図4に示すような電気化学測定装置により反応電流値を得る。ここで得られた反応電流値が20μAであった場合、検量線から、試料液に含まれる還元型の電子メディエータの濃度を知ることができる。この還元型の電子メディエータの濃度から、試料液に含まれる(あるいは、含まれていた)目的物質の量を算出する。
なお、実際には、検量線の作成や目的物質の量の算出などは、すべてコンピュータ上で行われることは言うまでもないであろう。
[参照電極、補助電極に関する説明]
参照電極22と補助電極23の二つの電極の代わりに、対極一つを用いて測定を行うことも可能である。しかし参照電極22と補助電極23は独立して設けることが好ましい。なぜなら、電位の基準となる参照電極もしくは対極に電流が流れる間には、その表面で電極の反応が進行しており、反応進行に伴う電子メディエータの濃度変化が大きくなると本実施の形態の検出装置の基準としている電位が変動して正確な測定を行うことができないためである。
よって、参照電極22には電流が流れ込まないように入力インピーダンスを極力大きく設定することが望ましい。望ましくはインピーダンスの値が10の6乗オーム以上であることが望ましい。参照電極22には、銀塩化銀電極、飽和カロメル電極等を用いることができる。
補助電極23の表面積は大きいことが望ましい。補助電極23の好ましい表面積は電極の集合体21の10倍以上である。その理由は、補助電極23の電極表面積が小さくて十分な電流を流せない場合、電気化学測定用電極板1で得られる電流が制御装置25に十分流れ込まなくなり、正確な電流値を得られないことや、電流を流すために補助電極23の電位が大きく変動して水の電気分解等望ましくない反応が進行する場合があるためである。
補助電極23としては、電極自体の酸化還元反応や腐食反応が起こりにいくい貴金属電極を使用することが望ましい。例えば、白金線に白金黒を析出させて大きな電極面積を持たせた白金電極が好ましい。
図6に、図4に示す電気化学測定装置とは異なる測定装置を構成する電極板を示す。図4に示す電気化学測定用電極板60は、第1の実施形態の電気化学測定用電極板1に、一体的に参照電極61及び補助電極62が形成されている。参照電極61及び補助電極62は、上層40上に形成されている。すなわち、第1の実施形態の電気化学測定用電極板1の表面にレジストを塗布し、そこに参照電極及び対極のパターンを有する画像マスクを重ねた後、紫外線或いは電子線によりパターンを露光し、現像してパターンを基板上のレジストに転写する。その後、スパッタ、蒸着、CVD、スクリーン印刷、インクプリント等の
手法により電極層を形成し、その後レジストを剥離するリフトオフ法により参照電極61、補助電極62を作製して作用電極である酸化電極12d及び還元電極32d、参照電極61、補助電極62が一体化された電極板60を得ることができる。この場合、参照電極61を作製するためには、作用電極以外の電極を1本選択し、その上に指示物質となる金属、有機酸化還元性高分子をめっき、電解重合法、印刷法により形成して作製する。また、参照電極61上の指示物質としては銀、塩化銀、ポリビニルフェロセン等を挙げることができる。
電気化学測定用電極板60によると、作用電極、参照電極、対極の3電極が平板状の同一電気化学測定用電極板60内に形成されているため、これを用いて構成した電気化学測定用装置は、少量の試料や微量濃度領域の測定に適しており、生体試料の分析に好適である。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態の電気化学測定用電極板70を模式的に示す分解斜視図である。本実施形態の電気化学測定用電極板70は、第1の実施形態の電気化学測定用電極板1とは、上層40および基板31に形成される貫通孔の形状が正方形ではなく正六角形であり、上層40および基板31における貫通孔の配列が異なり、また酸化電極体12の枝部12aおよび還元電極体32の枝部32aの形状が異なる。以下、第1の実施形態の電気化学測定用電極板1と異なる点のみ説明する。
本実施形態の電気化学測定用電極板70においては、上層貫通孔41、および基板貫通孔33の断面形状が正六角形である。まず、上層40における複数の上層貫通孔41の配列を説明する。上層貫通孔41が配置されている横方向の位置にA〜Pの符号を付し、縦方向の位置にa〜dの符号を付している。縦方向の位置aとcにおいて横方向の位置(A,C,E,・・・,K,M,O)に上層貫通孔41が形成される。縦方向の位置cとdにおいて、同様に(B,D,F,・・・,L,N,P)に上層貫通孔41が形成される。図8は、上層40における上層貫通孔41の配列の一部を示す上面図である。図8においては、便宜上、還元電極32dを露出させる上層貫通孔41bのみにハッチングを付して、酸化電極12dを露出させる上層貫通孔41aと区別している。また、いくつかの上層貫通孔41に最近接する上層貫通孔41との間に直線を付し、最近接する上層貫通孔41との位置関係を確認しやすいようにしている。上層40上、各行(縦方向の位置がa〜d)において行方向に上層貫通孔41bと上層貫通孔41aとが交互に同一の中心間距離となるように配列されている。そして、一行置きに同一の配列が繰り返される。1つの上層貫通孔41aは、4つの上層貫通孔41bと等間隔で配列される。同様に、1つの上層貫通孔41bは、4つの上層貫通孔41aと等間隔で配列される。例えば、1つの上層貫通孔41a(D,b)に着目すると、周囲には4つの上層貫通孔41b(E,a)、(B,b)、(E,c)、(F,b)が同一の中心間距離で近接するように構成されている。
基板31においては、上層貫通孔41aに対応するように基板貫通孔33が形成されている。また、還元電極体32は、基板貫通孔33に接触せず、上層貫通孔41bに対応する領域を包含するように形成されている。より具体的には、還元電極体32の枝部32aは、上層貫通孔41bが形成されている隣接する二つの列(AとB、CとD、EとF、・・・、MとN、OとP)を一組として、同一組内の上層貫通孔41bに対応する領域を含み、かつこれらを交互に連結するように一方から他方に延設されジグザグ状をなす。そして、幹部32bには、全ての枝部32aの一端が接続され、枝部32aで得られた電流を集約する。
また、酸化電極体12は、複数の枝部12aと幹部12bにより、還元電極体32と同様の形状をとる。
上層貫通孔41および基板貫通孔33は、いずれも鉛直方向に貫通され、鉛直方向に実質的に一定の断面形状及び一定の断面積を有する形状である。その断面形状は正六角形であり、その断面積は、好ましくは1μm〜10000μmである。
本実施形態の電気化学測定用電極板70は上記構成を有することにより、第1の実施形態の電気化学測定用電極板1と同様の効果が得られ、本実施形態の電気化学測定用電極板70を用いて試料溶液中の電子メディエータ濃度を電気化学法により定量する際は効率的なレドックスサイクルにより電子メディエータ濃度を精度良く定量することができる。
(第3の実施形態)
図9は、第3の実施形態の電気化学測定用電極板80を模式的に示す分解斜視図である。本実施形態の電気化学測定用電極板80は、第1の実施形態の電気化学測定用電極板1とは、酸化電極体12の形状が異なる。本実施形態において、酸化電極体12は、枝部を有さず、基板貫通孔33に対応する領域の全てを包含するような金属板からなる。本実施形態においては、酸化電極体12の微細なパターニング工程が不要となる。
(第4の実施形態)
図10は、第4の実施形態の電気化学測定用電極板81を模式的に示す分解斜視図である。本実施形態の電気化学測定用電極板81は、第1の実施形態の電気化学測定用電極1とは、酸化電極体12の形状と還元電極体32の形状が異なる。本実施形態における酸化電極体12は、枝部を有さず、基板貫通孔33に対応する領域の全てを包含するような金属板からなる。還元電極体32は、同じく枝部を有さず、基板貫通孔33が形成されている領域より一回り大きく欠除されてなる複数の欠除部32eを有する金属板からなる。
(第5の実施形態)
図11は、第5の実施形態の電気化学測定用電極板82を模式的に示す分解斜視図である。本実施形態の電気化学測定用電極板82は、図7に示す第2の実施形態の電気化学測定用電極70とは、酸化電極体12の形状と還元電極体32の形状が異なる。酸化電極体12は、枝部を有さず、基板貫通孔33に対応する領域の全てを包含するような金属板からなる。さらに、還元電極体32は、枝部を有さず、基板貫通孔33が形成されている領域より一回り大きく欠除されてなる複数の欠除部32eを有する金属板からなる。
(第6の実施形態)
図12は、第6の実施形態の電気化学測定用電極板83を模式的に示す分解斜視図である。本実施形態の電気化学測定用電極板83は、第1の実施形態の電気化学測定用電極1とは、還元電極体32の形状が異なる。本実施形態における還元電極体32は、枝部を有さず、基板貫通孔33が形成されている領域より一回り大きく欠除されてなる複数の欠除部32eを有する金属板からなる。
(第7の実施形態)
図13は、第7の実施形態の電気化学測定用電極板84を模式的に示す分解斜視図である。本実施形態の電気化学測定用電極板84は、図7に示す第2の実施形態の電気化学測定用電極70とは、還元電極体32の形状が異なる。本実施形態における還元電極体32は、枝部を有さず、基板貫通孔33が形成されている領域より一回り大きく欠除されてなる複数の欠除部32eを有する金属板からなる。
以上の実施の形態では作用電極として2つの作用電極(酸化電極、還元電極)が形成されている場合について示したが、本発明はこれに限らず、さらに他の電極が形成されており、作用電極を2つ以上任意に組み合わせて使用するような構成であってもよい。このような構成を有する電気化学測定用電極板を用いて2つの電極間でレドックスサイクル反応を進行し、その他の電極を用いて試料液中に含まれる妨害物質の除去反応を進行することもできる。このような構成を有する電気化学測定用電極板は妨害物質の電流応答を除外することができ、さまざまな成分からなる試料液の分析に適することから、種々の成分から構成される生体試料の分析に好適である。
なお、以上の実施形態と同様の構成の電気化学測定用電極板を用いて、酸化電極体12及び還元電極体32においてそれぞれ上記とは逆の化学反応(酸化反応と還元反応)が進行するように使用してもよい。すなわち電極体12を還元電極体として、電極体32を酸化電極体として使用してもよい。
また、以上の実施形態では、上層貫通孔41および基板貫通孔33の形状が正方形である場合(第1、第3、第4の実施形態)と、正六角形である場合(第2、第5の実施形態)のみについて示したが、本発明はこれに限定されず、各孔の断面形状が同一であれば、長方形、または他の多角形、円形であってもよい。ただし、正方形または正六角形が好ましい。
還元電極体32のパターンは、上層貫通孔41bに対応する領域を全て包含し、かつ基板貫通孔33に接触しないパターンであれば上記実施形態に示すパターン以外のパターンであっても良い。また酸化電極体12のパターンは、基板貫通孔33に対応する領域を全て包含するパターンであれば、上記実施形態に示すパターン以外のパターンであっても良い。
本発明の電気化学測定用基板は、酸化電極12d及び還元電極32dを、基質を酸化若しくは還元する酵素等の酸化還元剤、及び電子メディエータを含む試料液に接触させ、酸化電極12dと還元電極32dに電圧を印加し、酸化電極体12又は還元電極体32に流れる電流を測定することにより、基質を定性測定することができ、またその電流値が基質の濃度に依存することを利用して、基質を定量測定することができる。
以下、実施例及び比較例の電気化学測定用電極板を製造し、酸化還元物質の電気化学的測定を行った。
(実施例1の電極体)
実施例1として、第1の実施形態の電気化学測定用電極板1を製造した。なお、図1に示す電気化学測定用電極板1とは、上層貫通孔41の個数が異なる。図14は、その製造工程を示す断面図である。まず、厚さ1μmのSiO膜を表面に形成した厚さ0.5mmのシリコン基板(信越化学工業株式会社製)を下層11用の基板として用い(図14(a))、その上にレジスト材の密着性を高めるために下層膜材料(マイクロケム株式会社製:MCC PRIMER 80/20)をスピンコート法により塗布し、110℃で180秒間ベーキングを行った。その上にレジスト材(東京応化工業株式会社製:TSM
R−8900LB)を2〜3μmの厚みに塗布した。この基板をオーブン中に入れプレベーキング工程を100℃, 30分で行った。次に、クロムマスクを用いて、マスクアライナー(ミカサ株式会社製)により60秒間密着露光した。次に現像液中にて25℃120秒間現像を行い、水洗、乾燥してマスクパターンをレジストに転写した。その後、ポストベーキング工程を120℃, 30分の条件にて行った。
このレジストパターンが施された基板をスパッタ装置(株式会社 アルバック製)内の所定位置に取り付け、クロム、及び金を順次成膜した。圧力1.3Pa,アルゴン雰囲気で、クロムを10秒間,金を50秒間スパッタし全体で130nmの膜厚とした。その後、基板をメチルエチルケトン中に浸漬して超音波処理を行い電極形成部分以外のレジストを剥離して酸化電極体12を得た(図14(b))。
次に酸化電極体12の上面にプラズマCVD装置(株式会社 アルバック製)を用いてSiOの堆積を行った。シランガス流量10sccm、NOガス流量200sccm、圧力80Pa,パワー50W、基板温度300℃で5分間堆積を行った結果、430nmのSiO膜が形成され、絶縁層である基板31を得た(図14(c))。その上に酸化電極体12のパターンの形成と同様の工程を経て還元電極体32を得た(図14(c))。
還元電極体32を形成した基板表面にスピンコート法により感光性樹脂材料(化薬マイクロケム株式会社製:SU−8 2000)を厚みが1μmとなるように塗布、70℃30分間ベーキングした後、上層貫通孔41a、41bの配列パターンを有するクロムマスクを用いて60秒間密着露光することにより、マスクパターンを樹脂材料に転写した。転写した後、現像液中にて20℃、300秒間現像を行い、水洗、乾燥して還元電極32dを露出させる上層貫通孔41bのパターン(100μm、10000個)及び酸化電極12dを露出させる上層貫通孔41a(100μm、10000個)のパターンを絶縁層である上層40に形成した(図14(d))。なお、最近接する上層貫通孔41aと41bの中心間距離は15μmとした。次に、転写したパターンをマスクとして反応性イオンエッチング装置中にてCガスの流量を25sccm、圧力0.25Pa、150Wの条件で15分間SiO2のエッチングを行い、基板31における基板貫通孔33のパターンを得た(図14(e))。形成した電気化学測定用電極板1の表面積は3mmであった。
以上の工程により、実施例1の電気化学測定用電極板を得た。
(比較例1の電極体)
比較例1として、図17に示す従来の構造を有する電気化学測定用電極板を製造した。図15は、比較例1の電極体の製造工程を示す断面図である。図15(a)に示す基板201として1μmのSiO膜を表面に形成した厚さ0.5mmのシリコン基板(信越化学工業株式会社製)を用いた。それをスパッタ装置(株式会社 アルバック製)内の所定位置に取り付け、メタルマスクをセットした後クロム、及び金を順次成膜した。圧力1.3Pa,アルゴン雰囲気で、クロムを10秒間,金を50秒間スパッタし、全体で130nmの膜厚とすることにより、下部電極体202を得た(図15(b))。次にメタルマスクを外して下部電極体202の上層にプラズマCVD装置(株式会社 アルバック製)を用いて絶縁膜としてのSiOを堆積した。スパッタ条件として、シランガス流量10sccm、NOガス流量200sccm、圧力80Pa,パワー50W、基板温度300℃として、5分間堆積を行った。その結果、430nmのSiO膜を形成し、絶縁層208を得た(図15(c))。
その上に別のメタルマスクを装着し、下部電極体202の形成と同様の条件を用いてクロム―白金を130nm成膜した。それにより、表面電極204を形成した(図15(d))。次にその基板上にレジスト材(東京応化工業株式会社製:TSMR−8900LB
)を2〜3μmの厚みに塗布した。このレジスト塗布成膜済基板をオーブン中に入れプレベーキング工程を100℃, 30分で行った。その後、クロムマスクを用いて、マスクアライナー(ミカサ株式会社製)により60秒間密着露光した。次に現像液中にて25℃120秒間現像を行い、水洗、乾燥してマスクパターンをレジスト209に転写した(図15(e))。ポストベーキング工程を120℃, 30分の条件にて行った。
先ほど作製したマスクパターンを転写したレジスト209を有する基板はアルゴンミリング装置に入れ、アルゴンガスの流量12sccm、圧力0.03Pa、ビーム電流90mAの条件で金、クロムを順次エッチングしたのち、反応性イオンエッチング装置に入れ、Cガスの流量を25sccm、圧力0.25Pa、150Wの条件で15分間SiOのエッチングを行った。その結果、下部電極体202の一部(以下、酸化電極202a)が底面において露出された多数の微細孔205を持つ電極板を得た。形成した微細孔205は100μm、10000個、中心間の距離は110μm、表面電極204の形成面積は300mmであった。
〈実施例1及び比較例1の電気化学測定用電極板を用いた電気化学的測定〉
実施例1で作製した電気化学測定用電極板と比較例1で作製した電気化学測定用電極板とを用いた電気化学測定装置を構成し、電子メディエータの応答電流を測定した。かかる電気化学測定装置において、酸化電極12dと還元電極32d(比較例1においては、酸化電極202aと表面電極204)は、試料液に露出されるように構成されている。フェロシアン化カリウムを1mmol/l、フェリシアン化カリウムを1mmol/lの合計2mmol/lを電子メディエータとし、50mmol/lの支持電解質(塩化カリウム)に溶解した水溶液を試料液として用いた。参照電極は銀/塩化銀電極(BAS株式会社製)を用いた。補助電極には白金線を用いた。
実施例1の電気化学測定用電極板をバイポテンシオスタット(CH instrume
nts社製:ALS740A)にリード線を介して接続し、酸化電極12dの電位を参照電極に対し0から+0.7V、還元電極32dの電位を0Vに、電位の掃印速度を100mV/sに設定してサイクリックボルタンメトリー法により酸化電極12dに流れる反応電流を計測した。
また比較例1の電気化学測定用電極板を同じくバイポテンシオスタットにリード線を介して接続し、酸化電極202aの電位を参照電極として用いた銀/塩化銀電極に対して0から+0.7Vまで掃印速度100mV/sで掃引した。このとき、表面電極204の電位は参照電極に対して0Vに設定した。
その結果、比較例1の電気化学測定用電極板において、酸化電極202aの電位が+0.6から+0.7Vにかけてフェロシアン化カリウムの酸化反応に伴う定常電流が観測され+0.7Vにおける値は15.1μAであった。下記式1にフェロシアン化カリウムの酸化反応式を示す。
Figure 0004283881

一方、実施例1の電気化学測定用電極板においても酸化電極12dの電位が+0.6から+0.7Vにかけてフェロシアン化カリウムの酸化反応に伴う定常電流が観測された。+0.7Vにおける値は39.1μAであった。比較例1の電気化学測定用電極板における値よりも大きな電流値が観測されたのは、図18の自己誘発レドックスサイクルの説明図に当てはめて考えてみると、比較例1においては表面電極204(マクロ電極222)で酸化されていたフェロシアン化カリウムが、実施例1においては還元電極32d(微小電極221)上で効率的に酸化されたため、酸化反応の電流値が増加したものと考えられる。このように、本実施例の電気化学測定用電極板においては同一形状と面積を有する微小電極対が基板上に多数配列されていることにより、それぞれの電極対同士で反応面積が揃い、両極間で効率的なレドックスサイクル反応が進行していると考えられる。
また、比較例1の酸化電極202aおよび実施例1の酸化電極12dに対して、自然電位+0.4Vまで電位を急速に掃印して得られる酸化電流の時間依存性を評価した。そのとき、比較例1の表面電極204及び実施例1の還元電極32dの電位は0Vに保った。その結果、比較例1の酸化電極202aの電流が定常状態に達するのに26秒を要したのに対し、実施例1の酸化電極12dは6秒で定常状態に達した。このことは、比較例1の酸化電極202aは表面電極204が定常状態に達する時間が必要であったのに対し、実施例1の酸化電極12dは同一の面積と形状を有する電極対間で即座に定常状態に達したと考えられる。
以上の結果から、実施例1の電気化学測定用電極板においては、高感度で、迅速な測定が可能であることがわかった。
(実施例2の電気化学測定用電極板)
実施例2において、各孔の断面形状が正六角形である第2の実施形態の電気化学測定用電極板を製造した。製造方法は、実施例1において基板31の形成にプラズマCVD法を用いたが、それに代えてスパッタ法により形成した点のみ実施例1の製造方法と異なる。
酸化電極体12を形成した基板をスパッタ装置(株式会社 アルバック製)内の所定位置に取り付け、酸素ガス流量5sccm、アルゴンガス流量5sccm、圧力0.3Pa、パワー500W、陽極電流0.35A、陽極電圧2.21kV、ターゲットと基盤間の距離を50mmとし、25分間堆積を行い、基板31を形成した。それ以降は実施例1と同様の工程を経て感光性樹脂材料を還元電極体32を形成した基板表面に塗布した。次に正六角形の孔のパターンを有するマスクパターンを感光性樹脂材料に転写し、上層貫通孔41および基板貫通孔33を形成する工程を経て、本実施例の電気化学測定用電極板を得た。各孔の面積は21.7μm、還元電極32dを露出する上層貫通孔41b及び酸化電極12dを露出させる上層貫通孔41aの個数を共に10000個とした。上層貫通孔41aは4つの上層貫通孔41bと最近接するように形成し、その中心間距離を15μmとした。同様に、上層貫通孔41bは4つの上層貫通孔41aと最近接するように形成し、その中心間距離を15μmとした。
〈実施例2の電気化学測定用電極板を用いた電気化学的測定〉
次に、実施例1と同様の条件で実施例2の電気化学測定用電極板を用いた電気化学測定装置を構成し、フェロシアン化カリウムの酸化電流の測定を行い、比較例1に示した電気化学測定用電極板の測定と比較した。本実施例の電気化学測定用電極板において下部電極12の電位を銀/塩化銀参照電極に対して0から+0.7Vまで掃印したところ、+0.6から+0.7Vにかけてフェロシアン化カリウム酸化反応の定常電流が観測され+0.7Vにおける値は40.8μAであった。本実施例の電気化学測定用電極板においては反応開始10秒後に定常状態電流が得られた。
以上の結果から、実施例2の電気化学測定用電極板においても、実施例1の電気化学測定用電極板と同じく、高感度で、迅速に測定が可能であることがわかった。
(実施例3の電気化学測定用電極板)
実施例3の電気化学測定用電極板の構成は、実施例1の電気化学測定用電極板の構成と同じである。実施例1において基板31を形成する際、SiO層を用いたが、それに代えて本実施例においては感光性樹脂層を用いた点が異なる。以下、本実施例の電気化学測定用電極板の製造方法を説明する。図16は、実施例3の電気化学測定用電極板の製造工程を示す断面図である。下層11である基板を用意し(図16(a))、下層11に実施例1と同様の手法で酸化電極体12を形成し(図16(b))、その下層11に感光性樹脂材料(化薬マイクロケム株式会社製:SU−8 2000)を厚みが430nmとなるように塗布、70℃25分間ベーキングした後、酸化電極12dを露出させる基板貫通孔33のパターンを有するクロムマスクを用いてマスクパターンを樹脂材料に転写した。転写した後、現像液中にて20℃、300秒間現像を行い、水洗、乾燥して基板貫通孔33(100μm、1000個)を有する基板31を形成した(図16(c))。その上に実施例1と同種のレジスト剤を2μmの厚みに塗布し、ベーキング工程を経て、還元電極体32のパターンを有するマスクを用いて、還元電極体32のパターンの転写を行った。その後洗浄・乾燥工程を経て、還元電極体32のパターンをもつレジスト116を形成した(図16(d))。次に実施例1と同様の条件にてチタン、金の成膜を行い、リフトオフ法によりの還元電極体32を得た(図16(e))。その上に基板31と同じ感光性樹脂材料をスピンコート法により厚みが1μmとなるように塗布、70℃30分間ベーキングし上層40を形成した。その後、酸化電極12dを露出させる上層貫通孔41a及び還元電極32dを露出させる上層貫通孔41bのパターンを有するクロムマスクを用いて60秒間密着露光することによりマスクパターンを樹脂材料に転写した。転写した後、現像液中にて20℃、420秒間現像を行い、水洗、乾燥して上層貫通孔41b(100μm、10000個)を得た。また、上層貫通孔41a(100μm、10000個)を上層40に形成し、かつ同一形状の孔を基板31に形成することにより、上層40から基板31に連続する貫通孔を形成した。なお、縦方向及び横方向において隣接する上層貫通孔41aと上層貫通孔41bとの中心間距離は15μmとした。これにより本実施例の電気化学測定用電極板を得た(図16(f))。
〈実施例3の電気化学測定用電極板を用いた電気化学的測定〉
次に実施例1の測定と同様の条件で実施例3の電気化学測定用電極板を用いた電気化学測定装置を構成し、フェロシアン化カリウムの酸化電流の測定を行った。実施例3の電気化学測定用電極板において酸化電極体12の電位を銀/塩化銀参照電極に対して0から+0.7Vまで掃印したところ、+0.6から+0.7Vにかけてフェロシアン化カリウムの酸化反応の定常電流が観測され+0.7Vにおける値は39.1μAであった。本実施例の電気化学測定用電極板においては反応開始7秒後に定常状態電流が得られた。この結果から、実施例3の電気化学測定用電極板においても、実施例1の電気化学測定用電極板と同じく、高感度で、迅速に測定が可能であることがわかった。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施の形態が明らかである。したがって、上記説明は例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造および/または機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明にかかる電気化学測定用電極板はスクロース、グルコース等生体試料中に微量に含まれる、物質を定量する電気化学測定装置に利用することができる。また、飲料水等に微量に含まれる有害成分濃度を定量する電気化学センサ、液体クロマトグラムの検出器を構成する電気化学測定装置に利用することもできる。
第1の実施形態の電気化学測定用電極板を模式的に示す斜視図である。 第1の実施形態の電気化学測定用電極板を模式的に示す分解斜視図である。 酸化電極体及び還元電極体の枝部の一部形状を模式的に表す平面図である。 第1の実施形態にかかる電気化学測定用電極板を有する電気化学測定装置の概略図である。 検量線作成方法の一例を示す図である。 第1の実施形態の電気化学測定用電極板に参照電極および補助電極を形成した電極板を模式的に示す斜視図である。 第2の実施形態の電気化学測定用電極板を模式的に示す分解斜視図である。 図7の電気化学測定用電極板における上層貫通孔の配列の一部を示す上面図である。 第3の実施形態の電気化学測定用電極板を模式的に示す分解斜視図である。 第4の実施形態の電気化学測定用電極板を模式的に示す分解斜視図である。 第5の実施形態の電気化学測定用電極板を模式的に示す分解斜視図である。 第6の実施形態の電気化学測定用電極板を模式的に示す分解斜視図である。 第7の実施形態の電気化学測定用電極板を模式的に示す分解斜視図である。 実施例1の電気化学測定用電極板の製造工程を示す断面図である。 比較例1の電気化学測定用電極板の製造工程を示す断面図である。 実施例3の電気化学測定用電極板の製造工程を示す断面図である。 従来の電気化学測定用電極板の構成を示す斜視図である。 従来の電気化学測定用電極板の電極上で生じる酸化還元反応を模式的に示す図である。
符号の説明
1,60,70,80,81,82,83,84 電気化学測定用電極板
3,4 切り欠き部
10 酸化電極設置層
12 酸化電極体(第2電極体)
12a 酸化電極体の枝部
12b 酸化電極体の幹部
12c 酸化電極リード
12d 酸化電極
21 電極の集合体
22 参照電極
23 補助電極
24 試料液容器
25 制御装置
26 レコーダー
27 電気化学測定装置
30 還元電極設置層
31 基板
33 基板貫通孔
32 還元電極体(第1電極体)
32a 還元電極体の枝部
32b 還元電極の幹部
32c 還元電極リード
32d 還元電極
40 上層
41 上層貫通孔
41a 酸化電極を露出させる上層貫通孔
41b 還元電極を露出させる上層貫通孔
61 参照電極
62 補助電極

Claims (24)

  1. 絶縁体からなる基板と、
    前記基板の上面に設けられた絶縁体からなる上層と、
    前記基板の下面に設けられた絶縁体からなる下層と、
    前記基板の上面と前記上層の間に挟まれている第1電極体と、
    前記基板の下面と前記下層の間に挟まれている第2電極体と、を備え、
    前記上層は、複数の上層貫通孔を有し、
    前記第1電極体は、前記第1電極体のうち、前記上層貫通孔を介して前記上層の上面から露出する部分からなる複数の第1電極を有し、
    前記基板は、複数の基板貫通孔を有し、
    前記第2電極体は、前記第2電極体のうち、前記上層貫通孔および前記基板貫通孔を介して前記上層の上面から露出する部分からなる複数の第2電極を有し、
    平面視において、
    前記複数の基板貫通孔は、いずれも前記第1電極体とは重なり合わず、
    前記各第1電極の周囲には、前記第1電極との中心間距離が等しい4つの第2電極が配置されており、
    前記各第2電極の周囲には、前記第2電極との中心間距離が等しい4つの第1電極が配置されており、
    前記各第1電極の面積および前記各第2電極の面積は全て実質的に同一である、電気化学測定用電極板。
  2. 前記第1電極体は、前記第1電極を順次連結するように延設されたジグザグ状をなす複数の枝部と、前記複数の枝部の一端が接続される幹部とからなる、請求項1に記載の電気化学測定用電極板。
  3. 前記第2電極体は、前記第2電極を順次連結するように延設されたジグザグ状をなす複数の枝部と、前記複数の枝部の一端が接続される幹部とからなる、請求項1に記載の電気化学測定用電極板。
  4. 前記第1電極体は、前記複数の基板貫通孔に対応する領域より一回り大きく欠除されてなる複数の欠除部を有する金属板からなる、請求項1に記載の電気化学測定用電極板。
  5. 前記第2電極体は、前記複数の第2電極を全て包含する金属板からなる、請求項1に記載の電気化学測定用電極板。
  6. 前記各上層貫通孔の断面積は前記各第1電極の面積と実質的に同一であり、前記各基板貫通孔の断面積は前記各第2電極の面積と実質的に同一である、請求項1に記載の電気化学測定用電極板。
  7. 前記各上層貫通孔の断面形状および前記各基板貫通孔の断面形状は正四角形である、請求項1に記載の電気化学測定用電極板。
  8. 前記各上層貫通孔の断面形状および前記各基板貫通孔の断面形状は正六角形である、請求項1に記載の電気化学測定用電極板。
  9. 参照電極、補助電極、および電気化学測定用電極板、または対極および電気化学測定用電極板からなる電気化学測定装置であって、
    前記電気化学測定用電極板は、
    絶縁体からなる基板と、 前記基板の上面に設けられた絶縁体からなる上層と、
    前記基板の下面に設けられた絶縁体からなる下層と、
    前記基板の上面と前記上層の間に挟まれている第1電極体と、
    前記基板の下面と前記下層の間に挟まれている第2電極体と、を備え、
    前記上層は、複数の上層貫通孔を有し、
    前記第1電極体は、前記第1電極体のうち、前記上層貫通孔を介して前記上層の上面から露出する部分からなる複数の第1電極を有し、
    前記基板は、複数の基板貫通孔を有し、
    前記第2電極体は、前記第2電極体のうち、前記上層貫通孔および前記基板貫通孔を介して前記上層の上面から露出する部分からなる複数の第2電極を有し、
    平面視において、
    前記複数の基板貫通孔は、いずれも前記第1電極体とは重なり合わず、
    前記各第1電極の周囲には、前記第1電極との中心間距離が等しい4つの第2電極が配置されており、
    前記各第2電極の周囲には、前記第2電極との中心間距離が等しい4つの第1電極が配置されており、
    前記各第1電極の面積および前記各第2電極の面積は全て実質的に同一である、電気化学測定装置。
  10. 前記第1電極体は、前記第1電極を順次連結するように延設されたジグザグ状をなす複数の枝部と、前記複数の枝部の一端が接続される幹部とからなる、請求項9に記載の電気化学測定装置。
  11. 前記第2電極体は、前記第2電極を順次連結するように延設されたジグザグ状をなす複数の枝部と、前記複数の枝部の一端が接続される幹部とからなる、請求項9に記載の電気化学測定装置。
  12. 前記第1電極体は、前記複数の基板貫通孔に対応する領域より一回り大きく欠除されてなる複数の欠除部を有する金属板からなる、請求項9に記載の電気化学測定装置。
  13. 前記第2電極体は、前記複数の第2電極を全て包含する金属板からなる、請求項9に記載の電気化学測定装置。
  14. 前記各上層貫通孔の断面積は前記各第1電極の面積と実質的に同一であり、前記各基板貫通孔の断面積は前記各第2電極の面積と実質的に同一である、請求項9に記載の電気化学測定装置。
  15. 前記各上層貫通孔の断面形状および前記各基板貫通孔の断面形状は正四角形である、請求項9に記載の電気化学測定装置。
  16. 前記各上層貫通孔の断面形状および前記各基板貫通孔の断面形状は正六角形である、請求項9に記載の電気化学測定装置。
  17. 参照電極、補助電極、および電気化学測定用電極板、または対極および電気化学測定用電極板からなる電気化学測定装置により、試料液に含まれる目的物質を定量する方法であって、
    前記試料液は、電子メディエータを含有し、
    前記電気化学測定用電極板は、
    絶縁体からなる基板と、
    前記基板の上面に設けられた絶縁体からなる上層と、 前記基板の下面に設けられた絶縁体からなる下層と、
    前記基板の上面と前記上層の間に挟まれている第1電極体と、
    前記基板の下面と前記下層の間に挟まれている第2電極体と、を備え、
    前記上層は、複数の上層貫通孔を有し、
    前記第1電極体は、前記第1電極体のうち、前記上層貫通孔を介して前記上層の上面から露出する部分からなる複数の第1電極を有し、
    前記基板は、複数の基板貫通孔を有し、
    前記第2電極体は、前記第2電極体のうち、前記上層貫通孔および前記基板貫通孔を介して前記上層の上面から露出する部分からなる複数の第2電極を有し、
    平面視において、
    前記複数の基板貫通孔は、いずれも前記第1電極体とは重なり合わず、
    前記各第1電極の周囲には、前記第1電極との中心間距離が等しい4つの第2電極が配置されており、
    前記各第2電極の周囲には、前記第2電極との中心間距離が等しい4つの第1電極が配置されており、
    前記各第1電極の面積および前記各第2電極の面積は全て実質的に同一であり、
    前記方法は、以下の工程を包含する:
    前記参照電極、前記補助電極、および前記電気化学測定用電極板、または前記対極および前記電気化学測定用電極板を前記試料液に接触させる接触工程、
    前記第1電極体および前記第2電極体の一方に正電位を掃印し、他方に負電位を印加する、あるいは前記第1電極体および前記第2電極体の一方に正電位を印加し、他方に負電位を掃印し、前記第1電極体および前記第2電極体の間に流れる電流値を測定する電流測定工程、
    前記電流測定工程において得られた電流値から前記目的物質の量を算出する算出工程。
  18. 前記第1電極体は、前記第1電極を順次連結するように延設されたジグザグ状をなす複数の枝部と、前記複数の枝部の一端が接続される幹部とからなる、請求項17に記載の方法。
  19. 前記第2電極体は、前記第2電極を順次連結するように延設されたジグザグ状をなす複数の枝部と、前記複数の枝部の一端が接続される幹部とからなる、請求項17に記載の方法。
  20. 前記第1電極体は、前記複数の基板貫通孔に対応する領域より一回り大きく欠除されてなる複数の欠除部を有する金属板からなる、請求項17に記載の方法。
  21. 前記第2電極体は、前記複数の第2電極を全て包含する金属板からなる、請求項17に記載の方法。
  22. 前記各上層貫通孔の断面積は前記各第1電極の面積と実質的に同一であり、前記各基板貫通孔の断面積は前記各第2電極の面積と実質的に同一である、請求項17に記載の方法。
  23. 前記各上層貫通孔の断面形状および前記各基板貫通孔の断面形状は正四角形である、請求項17に記載の方法。
  24. 前記各上層貫通孔の断面形状および前記各基板貫通孔の断面形状は正六角形である、請求項17に記載の方法。
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