JP4259709B2 - 量子井戸型活性層 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、窒素と窒素以外のV族元素を両方共V族組成とするIII−V族化合物半導体の結晶成長方法、及び窒素と窒素以外のV族元素をV族組成とするIII−V族化合物半導体層を含む量子井戸構造・化合物半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、III−V族化合物半導体の利用分野を大きく広げる新しい材料系として、窒素以外のV族元素(砒素,隣,アンチモン等)と数%程度の窒素を両方共V族組成として含むIII−V族化合物混晶半導体材料が提案された。窒素と窒素以外の砒素,隣,アンチモン等のV族元素とは、原子半径(窒素:0.070nmに対し、砒素:0.118nm,隣:0.110nm,アンチモン:0.136nm)や、電気陰性度(窒素:3.5に対し、砒素:2.4,隣:2.5,アンチモン:2.1)が大きく異なることから、窒素と窒素以外のV族元素とを混晶化することにより特異な物性が生じる。例えばGaInNAs(窒素混晶比〜数%)の場合、GaInAsに、それよりも禁制帯幅の大きなGaInNを数%程度混晶化したものと考えることができるが、混晶化に伴う禁制帯幅の変化のボーイングが非常に大きく、禁制帯幅の大きな混晶系を混晶化しているにもかかわらず、混晶化に伴って禁制帯幅が急激に狭くなる現象が見られる。
【0003】
また、屈折率などの他の物性値についても、わずかな窒素の混晶化によって大きく変化する特異な振る舞いを示す。このようにして得られるGaInNAsは、安価で良質なGaAs基板に格子整合させつつ光ファイバー通信に重要な1.3μm,1.55μm,あるいはそれよりも長波長で発光する発光デバイスの発光層に利用することができる唯一の材料系であることがわかり、近年になって発光デバイスへの適用の観点から工業的に重要視されはじめてきた。
【0004】
また、上記のGaInNAs混晶をはじめとする窒素と窒素以外のV族元素を両方含むIII−V族化合物半導体材料においては、同等の格子定数を有する他のIII−V族化合物半導体材料(例えばGaAs,AlGaAs,InGaAsP)との組み合わせによって、伝導帯のバンド不連続(ΔEc)が非常に大きなへテロ接合を形成することができる。このことによって、GaInNAsを発光層とする発光デバイスでは、発光層に注入された電子が高温においても効率的に閉じ込められ、発光特性の温度変化が小さな優れた発光デバイスが構成できると予想されている。
【0005】
上記のヘテロ接合は、有機金属気相成長(MO−CVD)法や、分子線エピタキシャル成長法(MBE法)によって作製される。また、ガスソース分子線エピタキシャル成長法(GS−MBE法)、有機金属分子線エピタキシャル成長法(MO−MBE法)、化学分子線エピタキシャル成長法(CBE法)などによっても可能である。
【0006】
図11に、従来のヘテロ接合の作製時の原料供給シーケンスを示す(従来例1)。ここでは、一例として、AlGaAsを障壁層とし、GaInNAsを井戸層とする量子井戸構造に示す。また、結晶成長方法の一例としてMO−CVD法を取り上げ、Al,Ga,In,As,Nの各原料として、トリメチルアルミニウム(TMAl),トリメチルガリウム(TMGa),トリメチルインジウム(TMIn),アルシン(AsH3),ジメチルヒドラジン(DMeHy)を、キャリアガスとして水素(H2)用いた場合について示している。AlGaAs下部障壁層の成長(工程M)の後、Asの蒸発を抑える為にAsH3だけを供給しながら成長中断を行い(工程N)、引き続いてGaInNAs井戸層の成長を行い(工程O)、AsH3だけを供給しながら成長中断を行い(工程P)、最後にAlGaAs障壁層の成長を行う(工程Q)。工程N,Pでの成長中断の最中に、井戸層、障壁層のそれぞれに最適なAsH3供給量を設定する。キャリアガスであるH2は、全工程中、一定量を供給する。
【0007】
特開平10−144611号公報(従来例2)には、V族組成が異なるヘテロ接合のヘテロ界面における変成層の発生を抑制する為の原料シーケンスが開示されている。この例ではV族がAsだけのAs系混晶と、V族がPだけのP系混晶とのヘテロ接合の場合について具体例が示されており、図12の様にすると良いとされている。すなわち、As系混晶の成長(工程R)の後、成長中断(工程S〜U)を行い、P系混晶の成長(工程V)を行い、続いて成長中断(工程W〜Y)を行い、最後にAs系混晶の成長(工程Z)を行う。
【0008】
ここで成長中断は3つの工程から成り、直前の層の成長で使用したV族原料だけを供給する工程(工程S,W)、原料を何も供給しない工程(工程T,X)、次の層の成長で使用するV族原料だけを供給する工程(工程U,Y)としている。図12では、P原料としてPH3を、As原料としてAsH3を用いた場合を一例として図示している。
【0009】
AlGaAsとGaInNAsとのヘテロ接合においてもヘテロ界面の変成層を抑制することを目的とした技術が開示されている。特開平10−270798号公報(従来例3)には、AlGaAsとGaInNAsとのヘテロ界面に生じる、表面状態の悪いAlGaAsNあるいはAlGaInAsN変成層の形成を回避する為に、AlGaAsとGaInNAsとのヘテロ接合の間に少なくとも1分子層のGaAsから成る薄膜をスペーサ層として導入すると良いとされている。なお、特開H10−270798号公報には、ヘテロ接合の構成については開示されているものの、結晶成長時の原料供給シーケンス等の結晶成長方法については具体的な記述は無い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
窒素と窒素以外のV族元素を両方含むIII−V族化合物半導体(例えばGaInNAs)を半導体レーザの活性層に用いた場合に、温度特性に優れるなどの優れた特性が予想されている。しかしながら、上述した従来の結晶成長方法によって、窒素が混晶化されていないGaInAsを井戸層とする量子井戸構造を活性層に用いた半導体レーザと、V族組成比でほんの1%程度の窒素が混晶化されたGaInNAsを井戸層に用いて同等の構成の半導体レーザを作製した場合とを比較すると、後者においては必ずしも良好な発光特性が得られているとは限らない。井戸層に窒素をほんの1%程度混晶化するだけでも、半導体レーザの発振閾値電流が数倍から数十倍に増加し、発光効率は数分の1から数十分の1に低下した。窒素と窒素以外のV族元素を両方含むIII−V族化合物半導体においては、材料系の物性のみならず結晶成長のメカニズムにおいても他の材料系に対して特異な傾向があり、それに対応した結晶成長方法を選択しなければ十分な光学利得をもつ結晶、量子井戸構造を作製することが出来ないものと考えられる。
【0011】
本願は上記の課題を鑑みてなされたものである。すなわち、窒素と窒素以外のV族元素を両方含むIII−V族化合物半導体の結晶成長方法であり、その発光特性を大幅に改善できる結晶成長のシーケンスを提供するものである。更には、窒素と窒素以外のV族元素を両方含むIII−V族化合物半導体と、窒素を含まないIII−V族化合物半導体とのヘテロ接合を作製するのに効果的な結晶成長方法を提供するものである。
【0012】
特に、窒素と窒素以外のV族元素を両方含むIII−V族化合物半導体を井戸層に、窒素を含まないIII−V族化合物半導体を障壁層にした量子井戸構造を作製するのに有利な結晶成長方法を提供することを目的とする。また、光学利得、発光効率の高い量子井戸構造、及びそれを活性層とした化合物半導体装置をも提供する。
【0030】
この発明に係る量子井戸型活性層は、第一の III −V族化合物半導体からなる量子障壁層と、少なくとも一種類の窒素以外のV族元素と窒素とを共にV族組成として含む第二の III −V族化合物半導体からなる量子井戸活性層と、前記量子障壁層と前記量子井戸活性層との間に、第三の III −V族化合物半導体による中間層と、を少なくとも備え、前記第三の III −V族化合物半導体は、窒素をV族元素として含まず、且つ前記第三の III −V族化合物半導体のアルミニウム組成は、前記第二の III −V族化合物半導体のアルミニウム組成の、−30%以上、+30%以下の範囲にあることによって、上記の目的を達成する。
【0040】
【発明の実施の形態】
(参考の形態1)
参考の形態1として、GaAs基板の上に、障壁層をAlGaAs、井戸層をGaInNAsとした単一量子井戸構造を結晶成長した場合について示す。本実施形態では、AlGaAs障壁層の上にGaInNAs井戸層を成長する際に、 まずGa源,In源,As源を先に供給を開始し、所定時間だけタイミングを遅らせてN源の供給を開始することにより、GaInAsからなる中間層を設けている点に特徴がある。
【0041】
Ga,In,Al,As,N原料として、それぞれ金属Ga,金属In,金属Al,金属As(As4),DMeHy(ジメチルヒドラジン)をそれぞれ備えたガスソースMBE(ガスソース分子線エピタキシャル成長)法によりGaAs(100)基板の上に単一量子井戸を結晶成長を行った。ここで、DMeHyだけはガスソースである。また、結晶成長中の基板温度は550℃とした。
【0042】
結晶成長は、図1に示すシーケンスで行った。図1(a)から(e)はそれぞれの原料の供給シーケンスを示す。
【0043】
工程A1,C1にて、それぞれ下部,上部障壁層であるAl0.3Ga0.7Asを約0.2μm成長した。この時のAl,Ga,As4のビーム等価圧力は、それぞれ7.8×10-8torr,2.9×10-7torr,1.4×10-5torrとし、成長時間を20分間とした。
【0044】
工程B1にて井戸層であるGa0.7In0.3N0.01As0.99を8nm成長したわけであるが、工程B1は、工程B1a,B1b,B1cの3段階とした。すなわち、工程A1にて下部障壁層を成長した後、成長を中断することなく引き続いて工程B1aにてGa,In,Asのビームを4秒間供給し、引き続いて工程B1bにて窒素源であるDMeHyのビームを添加してGaInNAs層を60秒間成長した。引き続いて工程B1cにてGa,In,Asビームを4秒間供給することによって工程B1を終了し、成長を中断することなく引き続いて工程C1での上部障壁層の成長へと移った。なお、工程B1bにおけるGa,In,As4,DMeHyのビーム等価圧力は、それぞれ2.9×10-7torr,1.2×10-7torr,8.0×10-6torr,4.0×10-5torrとした。工程A1,C1と工程B1bとではAs4ビームの供給量が異なるが、その間の工程B1a,B1cにてAs4ビームの供給量の変更を、成長を中断することなく行った。As4の供給にはバルブ付の原料セルを用いており、As4原料の供給量は1秒以内に瞬時に変更することが可能である。
(比較例1)
参考の形態1と、結晶成長方法・原料ビーム量・基板温度などのパラメータを同じとしたまま、図2に示す従来の成長中断を伴ったシーケンスで結晶成長を行った。図2(a)から(e)はそれぞれの原料の供給シーケンスを示す。
【0045】
工程A2,C2にて、それぞれ下部,上部障壁層であるAl0.3Ga0.7Asを約0.2μm成長した。
【0046】
工程B2にて井戸層であるGa0.7In0.3N0.01As0.99を8nm成長したわけであるが、工程B2は、工程B2a,B2b,B2cの3段階とした。すなわち、工程A2にて下部障壁層を成長した後、工程B2aにてIII族原料の供給を停止して成長を4秒間だけ中断し、工程B1bにて井戸層の結晶成長に必要な原料を全て同時に供給し始めることによってGaInNAs層を60秒間成長した。引き続いて工程B2cにてIII族原料の供給を停止して成長を4秒間だけ中断し、工程B2を終了した。引き続いて工程C2での上部障壁層の成長へと移った。工程A2,C2と工程B2bとではAs4ビームの供給量が異なるが、その間の工程B2a,B2cでの成長中断中(III族原料の供給中断中)にてAs4ビームの供給量の変更を行った。なお、工程B2a,B2cにおいて成長中断中にもAs4だけ供給し続けたのは、成長中断中に、蒸気圧の低いAs原子が蒸発するのを抑制する為である。
(比較例2)
参考の形態1と、結晶成長方法・原料ビーム量・基板温度などのパラメータを同じまま、図3に示す従来のGaAsを中間層に用いるシーケンスで結晶成長を行った。図3(a)から(e)はそれぞれの原料の供給シーケンスを示す。
【0047】
工程A3,C3にて、それぞれ下部,上部障壁層であるAl0.3Ga0.7Asを約0.2μm成長した。
【0048】
工程B3にて井戸層であるGa0.7In0.3N0.01As0.99を7.5nm成長したわけであるが、工程B3は、工程B3a,B3b,B3cの3段階とした。すなわち、工程A3にて下部障壁層を成長した後、工程B3aにてGaとAs4だけ4秒間供給してGaAsの薄層を結晶成長し、工程B3bにて井戸層の結晶成長に必要な他の原料であるInとDMeHyを追加することによってGaInNAs層を60秒間成長した。引き続いて工程B3cにてGaとAs4だけ4秒間供給してGaAsの薄層を結晶成長し、工程B3を終了した。引き続いて工程C3での上部障壁層の成長へと移った。工程A3,C3と工程B3bとではAs4ビームの供給量が異なるが、その間の工程B3a,B3cで成長中断することなくAs4ビームの供給量の変更を行った。
【0049】
参考の形態1、比較例1,2で作成した単一量子井戸構造からは、室温において、波長1.3μmでのフォトルミネッセンス(PL)発光が観測された。この時のPL発光の強度と、発光ピークの半値全幅(FWHM)の測定結果を表1に示す。ここで、PL発光強度については、参考の形態1の結果を100とした相対強度で示している。
【0050】
【表1】
【0051】
参考の形態1の場合には、波長1.3μmでの強い発光が得られ、発光のFWHMも十分に狭いものであった。一方、成長中断を行ってから成長を行った比較例1においては、参考の形態1に対して2桁程度低い発光強度しか得られず、発光のFWHMも広いものであった。成長中断を行わずにGaAsを中間層に用いた比較例2の場合には、比較例1よりも発光特性に改善が見られたものの、参考の形態1よりも劣るものであった。
【0052】
以下に、参考の形態1、比較例1,2を参照しながら本願の作用と効果について説明する。
【0053】
本願発明者等の検討によると、GaInNAsの成長に用いる窒素原料種であるDMeHyやNH3などガス原料は、結晶成長を行おうとする下地の結晶のIII族組成、V族組成、あるいは窒素原料と同時に供給するIII族原料の種類と量によって、原料ガスの基板表面での分解・吸着の様子が大きく変わることを見い出した。より具体的には、結晶成長時に同時に供給するIII族原料中、あるいは下地結晶中にアルミニウムが含まれている場合には、窒素原料種の分解・吸着効率が大幅に向上する。一方逆に、インジウムが含まれている場合には窒素原料種の分解・吸着効率が大幅に低下する。また、V族組成については、下地がGaNなどのナイトライド化合物の場合には窒素原料種の分解・吸着効率が比較的高い。逆に、下地がGaAsやGaPなど、III族が同じであってもV族が窒素でない材料の場合には窒素原料種の分解・吸着効率が大きく低下する。また、窒素組成の小さなGaAsNやGaPN(N組成は5%以下程度)のように、V族組成の一部が窒素に置換されている場合においても、GaAsやGaPと同様に窒素原料種の分解・吸着効率は高くない。
【0054】
本願の発明は、この様なGaInNAs系混晶の結晶成長上の特徴に関して得られた新たな知見を元に成されたものである。すなわち、界面及び成長初期の窒素原料の分解・吸着効率を制御することにより、界面からGaInNAs成長層の内部に至るまでの窒素濃度の均一化をはかることを意図したものであり、それによって発光効率の向上を達成しようとするものである。
【0055】
図4(a)に、参考の形態1において作製された量子井戸構造の、下部障壁層401と井戸層403との界面付近の窒素濃度の分布を模式的に示す。参考の形態1の結晶成長方法においては、工程A1で成長したAlGaAs下部障壁層401の上にGaInNAs井戸層403を成長する際に、まず工程B1aにてAlGaAs下部障壁層401の表面をGaInAsからなる中間層402で覆った後に、工程B1bにて窒素原料であるDMeHyを添加してGaInNAs井戸層403の結晶成長を行っている。ここで、工程B1aでは、層厚2分子層相当のGaInAsが成長している。この様に、下地結晶の表面を、本来結晶成長しようとするGaInNAsのIII族組成と同等のGaInAsで最初に覆うことにより、窒素を添加し始めた成長初期における窒素原料の分解・吸着効率と、GaInAsN結晶の成長中における窒素原料の分解・吸着効率とが同程度となり、GaInNAs井戸層の界面付近から中央部付近に至るまで窒素の濃度が均一化される。V族組成が異なるが、ここで成長したGaInNAsにおけるN組成は高々1%であってその影響は比較的小さく、下地結晶,界面及び成長層のIII族組成(特に参考の形態1の場合にはIn組成)によって決まる窒素原料の分解・吸着効率で結晶成長が進行する。このことにより、量子井戸における量子準位間での、半値全幅の狭い鋭い発光が見られるようになった。
【0056】
一方、図4(b)に、比較例1において作製された量子井戸構造の、下部障壁層401と井戸層403との界面付近の窒素濃度の分布を模式的に示す。比較例1においては、AlGaAs下部障壁層401の上に全ての原料を同時に供給し始めることによってGaInNAs井戸層403を成長し始めた。この場合、本願発明者の実験によると、AlGaAs下部障壁層401とGaInNAs井戸層403ヘテロ界面に窒素濃度が著しく高くなる領域(図4(b)にAで示す)が発生することがわかった。これは、下地のAlGaAsに、DMeHyに対して反応性の高いアルミニウムが含まれている為、ヘテロ界面における窒素原料の分解・吸着効率が著しく高い為、ヘテロ界面には窒化物に近いくらい著しく窒素濃度比の高い層が生じる。この様な窒素混晶比の著しく高い層の上では窒素原料の分解・吸着効率が比較的高いことから、更にその上にも窒素混晶比の高いGaInNAs層が成長し、成長とともに窒素混晶比が低下してゆく中間組成の領域(図4(b)にBで示す)が初期成長に生じ、井戸層内の窒素濃度の均一化がはかれないものと思われる。
【0057】
GaInNAsなどの窒素と窒素以外のV族元素を両方含むIII−V族化合物半導体においては、窒素の混晶比のほんのわずかな変化によって禁制帯幅や屈折率などの物性値が大きく変化する特異な物性の為、窒素混晶比の膜中のゆらぎが与える悪影響は他の材料系よりも遥かに大きい。より具体的には、GaInNAs混晶においては、Inの混晶比に対する禁制帯幅の変化率は約−1.1[eV/(In混晶比)]であるのに対して、Nの混晶比に対する変化率は約−15.5[eV/(N混晶比)]であり一桁以上も大きく、N組成のわずかな分布でも禁制帯幅が大きく分布することになる。
【0058】
特に、半導体レーザの活性層にGaInNAs混晶を用いる場合、厚さ6〜8nm程度のGaInNAs層を量子井戸層とし、GaAsやAlGaAsを障壁層とするへテロ接合によって量子井戸構造を形成することが多い。その場合のGaInNAs井戸層は20〜30分子層程度の薄いGaInNAs結晶から構成され、特にへテロ界面付近の数分子層から井戸層の内部に至るまで窒素混晶比の厳密な制御と均一性を追及しなければ高利得の量子準位間遷移発光を得ることが期待出来ない。
【0059】
本願発明によると、このGaInNAs系材料のヘテロ接合の作製と、GaInNAs系材料に特有の物性値のN混晶比による急激な変化に起因した問題について解決されており、良好な発光特性が得られるようになる。更には、図4においてAで示したような窒素が著しく多く含まれた部分においては格子定数が基板から大きくずれているために格子欠陥が多く、非発光センターが多く形成されることになる。本願発明では、この種の非発光センターの形成が生じることなく、発光強度の大幅な改善につながる一因となった。
【0060】
比較例2においては、参考の形態1の場合よりも劣るものの、比較例1の場合よりも発光特性に改善が見られた。これは、比較例1の場合には窒素原料に対して反応性の高いアルミニウムを含んだ下地結晶の上に反応性が低いインジウムが含まれたGaInNAsを成長しようとした為に界面付近に窒素混晶比の高い領域が生じたのに対し、比較例2ではAlGaAsよりも反応性の低い、Alを含まないGaAsを中間層に用いている為に、図4(c)に模式的に示したように界面付近の窒素混晶比の高い領域が少なくなっていることによっていると思われる。しかしながらInを含んだGaInNAs層の成長中の方が中間層であるGaAsよりも窒素原料の反応性が低くなっていることから、窒素混晶比の完全な均一化は望めない。
【0061】
本願発明者の検討によると、下地がAlを含まないGaAsの場合であっても、その上にInを含むGaInNAsを成長させる場合においては、GaInAsを中間層に用いることでGaAsとGaInNAsとのヘテロ接合の発光特性が大きく改善された。
【0062】
ところで、参考の形態1では、Al0.3Ga0.7As上にGa0.7In0.3N0.01As0.99を結晶成長する際に、Ga0.7In0.3N0.01As0.99と全く同じIn組成のGa0.7In0.3Asを中間層に用いた。ここで、中間層であるGaInAsのIn組成は、その上に成長するGaInNAsのIn組成と、必ずしも完全に一致している必要はない。中間層のIn組成と、量子井戸の発光強度との相関について検討した結果を図5に示す。中間層のIn組成は、その上に成長する層と全く同じ0.3の場合に最も発光強度が強くなったものの、0.15から0.45の範囲で変動しても発光強度の低下は1割以内と小さなものであった。このことから、中間層のIn組成は、少なくともプラス/マイナス50%の増減が許容されることがわかった。
【0063】
また、中間層の層厚は、約8nm以下であれば前述の効果が見られた。この層厚は、中間層の臨界膜厚にほぼ一致するものであった。
(実施の形態2)
本発明の実施形態2として、GaAs基板の上に、障壁層をAl0.5Ga0.5As、井戸層をAl0.1Ga0.9As0.98N0.02とした単一量子井戸構造を結晶成長した場合について示す。参考の形態1においては、下地にAlGaAs(あるいはGaAs)を用い、その上に窒素原料との反応性の低いインジウムを含んだ層を成長した場合について説明したのに対し、本実施形態では、下地と窒素を混晶化して成長しようとする層との両方にアルミニウムが含まれており、両層においてアルミニウム混晶比が異なる場合について示している。
【0064】
ここでは、Ga,Al,As,N原料として、それぞれ金属Ga,金属Al,金属As(As4),NH3(アンモニア)をそれぞれ備えたガスソースMBE(ガスソース分子線エピタキシャル成長)法によりGaAs(100)基板の上に単一量子井戸を結晶成長を行った。ここで、NH3だけはガスソースである。また、Alについては、2本の原料セルを備えており、井戸層の成長に用いたAl原料を以下では「Al(1)」と、障壁層の成長に用いたAl原料を「Al(2)」と記すことにする。また、結晶成長中の基板温度は500℃とした。
【0065】
結晶成長は、図6に示すシーケンスで行った。図6(a)から(e)はそれぞれの原料の供給シーケンスを示す。
【0066】
工程A6,C6にて、それぞれ下部,上部障壁層であるAl0.5Ga0.5Asを約0.2μm成長した。この時のAl(2),Ga,As4のビーム等価圧力は、それぞれ1.7×10-7torr,2.9×10-7torr,2.5×10-5torrとし、成長時間を15分間とした。
【0067】
工程B6にて井戸層であるAl0.1Ga0.9As0.98N0.02を9nm成長したわけであるが、工程B6は、工程B6a,B6b,B6cの3段階とした。すなわち、工程A6にて下部障壁層を成長した後、成長を中断することなく引き続いて工程B6aにてGa,Al(1),Asのビームを2秒間供給し、引き続いて工程B6bにて窒素源であるNH3のビームを添加してAlGaAsN層を60秒間成長した。引き続いて工程B6cにてGa,Al(1),Asビームを2秒間供給することによって工程B6を終了し、成長を中断することなく引き続いて工程C6での上部障壁層の成長へと移った。
【0068】
なお、工程B6bにおけるGa,Al(1),As4,NH3のビーム等価圧力は、それぞれ2.9×10-7torr,2.1×10-8torr,8.0×10-6torr,5.5×10-6torrとした。工程A6,C6と工程B6bとではAs4ビームの供給量が異なるが、その間の工程B6a,B6cにてAs4ビームの供給量の変更を、成長を中断することなく行った。As4の供給にはバルブ付の原料セルを用いており、As4原料の供給量は1秒以内に瞬時に変更することが可能である。
【0069】
このようにして作製した単一量子井戸構造からは、室温において、波長1.0μmでのフォトルミネッセンス(PL)発光が観測された。この時のPL発光の強度は十分に強いものであり、発光ピークの半値全幅(FWHM)は23meVと狭く、鋭い発光であった。比較の為にAlGaAs障壁層とAlGaAsN井戸層とを直接接合した試料からは、実施形態2の試料に対して2桁程度低い発光強度しか得られず、発光のFWHMも広いものであった。
【0070】
実施形態2の結晶成長方法においては、工程A6で成長したAl0.5Ga0.5As下部障壁層の上にAl0.1Ga0.9As0.98N0.02井戸層を成長する際に、まず工程B6aにてAl0.5Ga0.5As下部障壁層の表面をAl0.1Ga0.9Asからなる中間層で覆った後に、工程B6bにて窒素原料であるNH3を添加してAl0.1Ga0.9As0.98N0.02井戸層の結晶成長を行っている。ここで、工程B6aでは、層厚1分子層相当のAl0.1Ga0.9Asが成長している。
【0071】
この様に、Al組成が高くて窒素原料に対する反応性が著しく高い下地結晶の表面を、本来結晶成長しようとするAl0.1Ga0.9As0.98N0.02のIII族組成と同等のAl0.1Ga0.9Asで最初に覆うことにより、窒素を添加し始めた成長初期における窒素原料の分解・吸着効率と、Al0.1Ga0.9As0.98N0.02結晶の成長中における窒素原料の分解・吸着効率とが同程度となり、Al0.1Ga0.9As0.98N0.02井戸層の界面付近から中央部付近に至るまで窒素の濃度が均一化される。V族組成が異なるが、ここで成長したAl0.1Ga0.9As0.98N0.02におけるN組成は高々2%であってその影響は比較的小さく、下地結晶,界面及び成長層のIII族組成(特に実施形態2の場合にはAl組成)によって決まる窒素原料の分解・吸着効率で結晶成長が進行する。
【0072】
このことにより、量子井戸における量子準位間での、半値全幅の狭い鋭い発光が見られるようになった。
【0073】
なお、本実施形態においては、井戸層であるAlGaAsNの成長後、その上にAlGaAs障壁層を成長する際にも特徴がある。井戸層であるAlGaAsNの成長後に、窒素原料であるNH3の供給を停止しても、NH3は成長室から直ぐに追い出されるわけではなく、しばらく残留することがわかった。このような状況で、従来例2あるいは比較例1のように井戸層の成長後に成長中断を設けると、反応性の高いAlGaAsN井戸層の表面が窒化され、高濃度の窒素が吸着することがわかった。その上へ上部障壁層を結晶成長すると、井戸層と上部障壁層とのヘテロ界面には高濃度の窒素が残ったままとなり、非発光センターを形成して発光特性の劣化を招く。
【0074】
本実施形態のように、井戸層成長後に成長中断を行うことなく連続して上部に次の成長を行った場合、このような問題がなく、良好なヘテロ界面を形成することができた。また、井戸層であるAlGaAsNと上部障壁層であるAlGaAsとでAs4の最適供給量が異なるが、井戸層と上部障壁層との間に、中間層を設け、中間層の成長中にAs4の供給量を調節すると、井戸層と上部障壁層とで独立して最適なAs4の供給条件を設定することができた。
【0075】
ところで、実施形態2では、Al0.5Ga0.5As上にAl0.1Ga0.9As0.98N0.02を結晶成長する際に、Al0.1Ga0.9As0.98N0.02と全く同じAl組成のAl0.1Ga0.9Asを中間層に用いた。ここで、中間層であるAlGaAsのAl組成は、その上に成長するAlGaAsNのAl組成と、必ずしも完全に一致している必要はない。中間層のAl組成と、量子井戸の発光強度との相関について検討した結果を図5(b)に示す。中間層のAl組成は、その上に成長する層と全く同じ0.1の場合に最も発光強度が強くなったものの、0.07以上、0.13以下の範囲であれば発光強度の低下は1割以内と小さなものであった。
【0076】
このことから、中間層のAl組成は、少なくともプラス/マイナス30%の増減が許容されることがわかった。実施形態1で示したIn組成に関してはプラス /マイナス50%の増減が許容されたのに対し、Al組成の場合にはその許容範囲が狭くなるのは、InよりもAlの方が窒素原料の反応性に与える影響が大き い為であると推測される。
(参考の形態3)
参考の形態3として、GaAs基板の上に、障壁層をAl0.3Ga0.7As、井戸層をGaAsSbNとした単一量子井戸構造を結晶成長した場合について示す。参考の形態1,実施形態2においては、井戸層に、N以外にはAsだけを含む場合について説明したが、ここではAsとSbとを含む場合について示している。
【0077】
ここでは、Ga,Al,As,Sb,N原料として、それぞれ金属Ga,金属Al,金属As(As2),金属Sb,MMeHy(モノメチルヒドラジン)をそれぞれ備えたガスソースMBE(ガスソース分子線エピタキシャル成長)法によりGaAs(100)基板の上に単一量子井戸を結晶成長を行った。ここで、MMeHyだけはガスソースである。また、結晶成長中の基板温度は450℃とした。
【0078】
結晶成長は、図7に示すシーケンスで行った。図7(a)から(e)はそれぞれの原料の供給シーケンスを示す。
【0079】
工程A7,C7にて、それぞれ下部,上部障壁層であるAl0.3Ga0.7Asを約0.2μm成長した。この時のAl,Ga,As2のビーム等価圧力は、それぞれ7.8×10-8torr,2.9×10-7torr,1.5×10-5torrとし、成長時間を20分間とした。
【0080】
工程B7にて井戸層であるGa(As0.9Sb0.1)0.97N0.03を7nm成長した。工程B7は、工程B7a,B7b,B7cの3段階とした。すなわち、工程A7にて下部障壁層を成長した後、成長を中断することなく引き続いて工程B7aにてGa,As,Sbのビームを10秒間供給し、引き続いて工程B7bにて窒素源であるMMeHyのビームを添加してGaAsSbN層を55秒間成長した。引き続いて工程B7cにてGa,As,Sbビームを10秒間供給することによって工程B7を終了し、成長を中断することなく引き続いて工程C7での上部障壁層の成長へと移った。
【0081】
なお、工程B7bにおけるGa,As2,Sb,MMeHyのビーム等価圧力は、それぞれ2.9×10-7torr,6.8×10-6torr,7.5×10-7torr,5.0×10-6torrとした。工程A7,C7と工程B7bとではAs2ビームの供給量が異なるが、その間の工程B7a,B7cにてAs2ビームの供給量の変更を、成長を中断することなく行った。As2の供給にはバルブ付の原料セルを用いており、As2原料の供給量は工程B7aを実行する10秒の間に徐々に変更した。
【0082】
このようにして作製した単一量子井戸構造からは、室温において、波長1.55μmでのフォトルミネッセンス(PL)発光が観測された。この時のPL発光の強度は十分に強いものであり、発光ピークの半値全幅(FWHM)は24meVと狭く、鋭い発光であった。比較の為にAlGaAs障壁層とGaAsSbNN井戸層とを直接接合した試料からは、参考の形態3の試料に対して2桁程度低い発光強度しか得られず、発光のFWHMも広いものであった。
【0083】
参考の形態3の結晶成長方法においては、工程A7で成長したAl0.3Ga0.7As下部障壁層の上にGaAsSbN井戸層を成長する際に、まず工程B7aにてAl0.3Ga0.7As下部障壁層の表面をGaAsSbからなる中間層で覆った後に、工程B7bにて窒素原料であるMMeHyを添加してGaAsSbN井戸層の結晶成長を行っている。ここで、工程B7aでは、層厚5分子層相当のGaAsSbが成長している。
【0084】
この様に、Al組成が高くて窒素原料に対する反応性が著しく高い下地結晶の表面を、本来結晶成長しようとするGaAsSbNのIII族,V族組成と同等のGaAsSbで最初に覆うことにより、窒素を添加し始めた成長初期における窒素原料の分解・吸着効率と、GaAsSbN結晶の成長中における窒素原料の分解・吸着効率とが同程度となり、井戸層の界面付近から中央部付近に至るまで窒素の濃度が均一化される。このことにより、量子井戸における量子準位間での、半値全幅の狭い鋭い発光が見られるようになった。
【0085】
なお、工程B7aにおいては、As2の供給量を、工程B7aを実行する10秒の間に徐々に減少させた。従って、工程B7a開始時には中間層のV族組成はSb組成が少なく、工程B7a終了時には中間層のV族組成は井戸層のSb組成と同等にまで増加することになり、中間層は組成傾斜層となっている。このように中間層の組成が徐々に変化する傾斜層であっても、その最表面の組成が、井戸層の組成に近いものであれば本願発明における作用・効果を発揮することができる。
(実施の形態4)
本発明の実施形態4として、GaAs基板の上に、障壁層をGa0.5In0.5P、井戸層をAl0.05Ga0.95As0.95N0.05とした単一量子井戸構造を結晶成長した場合について示す。参考の形態1、実施形態2、参考の形態3においては、下地である障壁層に反応性の高いアルミニウムが含まれ、その上に比較的反応性の低い組成に窒素を混晶化した井戸層を成長する場合について説明したが、ここでは逆に、下地の方がInを含んで窒素原料に対して反応性が低く、窒素を混晶化して成長する井戸層の方にAlが含まれていて反応性が高い場合の例である。
【0086】
ここでは、Ga,Al,In,As,P,N原料として、それぞれTMGa(トリメチルガリウム),TMAl(トリメチルアルミニウム),TMIn(トリメチルインジウム),AsH3(アルシン),PH3(フォスフィン),NH3(アンモニア)をそれぞれ備え、キャリアガスとしてH2(水素)を用いたMO−CVD(有機金属気相成長)法によりGaAs(100)([011]方向15°オフ)基板の上に単一量子井戸を結晶成長を行った。結晶成長中の基板温度は580℃とした。
【0087】
結晶成長は、図8に示すシーケンスで行った。図8(a)から(f)はそれぞれの原料の供給シーケンスを示す。
【0088】
工程A8,C8にて、それぞれ下部,上部障壁層であるGa0.5In0.5Pを約0.2μm成長した。この時のTMGa,TMIn,PH3の供給量は、それぞれ2.0sccm,2.5sccm,200sccmとし、成長時間を15分間とした。
【0089】
工程B8にて井戸層であるAl0.05Ga0.95As0.95N0.05を7.5nm成長したわけであるが、工程B8は、工程B8a,B8b,B8cの3段階とした。すなわち、工程A8にて下部障壁層を成長した後、成長を中断することなく引き続いて工程B8aにてTMGa,TMAl,AsH3を4秒間供給し、引き続いて工程B8bにて窒素源であるNH3を添加してAlGaAsN層を60秒間成長した。引き続いて工程B8cにてTMGa,TMAl,AsH3を4秒間供給することによって工程B8を終了し、成長を中断することなく引き続いて工程C8での上部障壁層の成長へと移った。なお、工程B8bにおけるTMGa,TMAl,AsH3,NH3の供給量は、それぞれ2.0sccm,0.1sccm,150sccm,50sccmとした。
【0090】
このようにして作製した単一量子井戸構造からは、室温において、波長1.6μmでのフォトルミネッセンス(PL)発光が観測された。この時のPL発光の強度は十分に強いものであり、発光ピークの半値全幅(FWHM)は29meVと狭く、鋭い発光であった。比較の為にGaInP障壁層とAlGaAsN井戸層とを直接接合した試料からは、実施形態4の試料に対して2桁程度低い発光強度しか得られず、発光のFWHMも広いものであった。
【0091】
実施形態4の結晶成長方法においては、工程A8で成長したGaInP下部障壁層の上にAlGaAsN井戸層を成長する際に、まず工程B8aにてGaInP下部障壁層の表面をAlGaAsからなる中間層で覆った後に、工程B8bにて窒素原料であるNH3を添加してAlGaAsN井戸層の結晶成長を行っている。ここで、工程B8aでは、層厚2分子層相当のAlGaAsが成長している。この様に、In組成が高くて窒素原料に対する反応性が著しく低い下地結晶の表面を、本来結晶成長しようとするAlGaAsNのIII族組成と同等のAlGaAsで最初に覆うことにより、窒素を添加し始めた成長初期における窒素原料の分解・吸着効率と、AlGaAsN結晶の成長中における窒素原料の分解・吸着効率とが同程度となり、井戸層の界面付近から中央部付近に至るまで窒素の濃度が均一化される。このことにより、量子井戸における量子準位間での、半値全幅の狭い鋭い発光が見られるようになった。
【0092】
この様に、参考の形態1、実施形態2、参考の形態3においては、下地である障壁層の方が、組成に窒素を混晶化した井戸層よりも窒素原料に対する反応性が高い場合について説明したのと逆に、下地の方が反応性が低く、窒素を混晶化して成長する井戸層の方が反応性が高い場合には本願発明が有効であることが確認された。また、InP基板上に成長したInPを障壁層とし、Ga0.5In0.5As0.97N0.03を井戸層とする量子井戸等、下地とその上に成長する窒素を混晶化した層との両方にInが含まれ、かつ下地結晶の方がIn混晶比が高いために窒素原料に対する反応性が低い場合についても同様に本願発明が有効であることを確認している。
【0093】
なお、本実施形態においては、井戸層であるAlGaAsNの成長後、その上にGaInP障壁層を成長する際にも特徴がある。井戸層であるAlGaAsNの成長後に、窒素原料であるNH3の供給を停止しても、NH3は成長室から直ぐに追い出されるわけではなく、しばらく残留することがわかった。このような状況で、従来例2あるいは比較例1のように井戸層の成長後に成長中断を設けると、反応性の高いAlGaAsN井戸層の表面が窒化され、高濃度の窒素が吸着することがわかった。その上へ上部障壁層を結晶成長すると、井戸層と上部障壁層とのヘテロ界面には高濃度の窒素が残ったままとなり、非発光センターを形成して発光特性の劣化を招く。本実施形態のように、井戸層成長後に成長中断を行うことなく連続して上部に次の成長を行った場合、このような問題がなく、良好なヘテロ界面を形成することができた。
【0094】
なお、ここでの中間層のAl組成は、実施形態2の場合と同じく、少なくとも30%の増減が許容されることが確認されている。
(実施の形態5)
本発明の実施形態5として、GaAs基板の上に、障壁層をAl0.35Ga0.15In0.5P、井戸層をAl0.05Ga0.45In0.5P0.95N0.05とした単一量子井戸構造を結晶成長した場合について示す。参考の形態1、実施形態2、参考の形態3、実施形態4においては、下地である障壁層、あるいはその上に成長する窒素を混晶化した井戸層に、それぞれInかAlのいずれか一方を含む場合について説明したが、ここでは、少なくともいずれか一方の層にInとAlの両方を同時に含む場合に本願発明を適用した例である。
【0095】
ここでは、Ga,Al,In,P,N原料として、それぞれTMGa(トリメチルガリウム),TMAl(トリメチルアルミニウム),TMIn(トリメチルインジウム),PH3(フォスフィン),N2H4(ヒドラジン)をそれぞれ備え、キャリアガスとしてH2(水素)とN2(窒素)の混合ガスを用いたMO−CVD(有機金属気相成長)法によりGaAs(100)([0−11]方向10°オフ)基板の上に単一量子井戸を結晶成長を行った。結晶成長中の基板温度は550℃とした。
【0096】
結晶成長は、図9に示すシーケンスで行った。図9(a)から(e)はそれぞれの原料の供給シーケンスを示す。
【0097】
工程A9,C9にて、それぞれ下部,上部障壁層であるAl0.35Ga0.15In0.5Pを約0.2μm成長した。この時のTMGa,TMAl,TMIn,PH3の供給量は、それぞれ0.5sccm,1.2sccm,1.8sccm,50sccmとし、成長時間を15分間とした。
【0098】
工程B9にて井戸層であるAl0.05Ga0.45In0.5P0.95N0.05を10nm成長したわけであるが、工程B9は、工程B9a,B9b,B9cの3段階とした。すなわち、工程A9にて下部障壁層を成長した後、成長を中断することなく引き続いて工程B9aにてTMGa,TMAl,TMIn,PH3を10秒間供給し、引き続いて工程B9bにて窒素源であるN2H4を添加してAl0.05Ga0.45In0.5P0.95N0.05層を90秒間成長した。引き続いて工程B9cにてTMGa,TMAl,TMIn,PH3を10秒間供給することによって工程B9を終了し、成長を中断することなく引き続いて工程C9での上部障壁層の成長へと移った。なお、工程B9bにおけるTMGa,TMAl,TMIn,PH3,N2H4の供給量は、それぞれ1.5sccm,0.2sccm,1.8sccm,50sccmとした。
【0099】
このようにして作製した単一量子井戸構造からは、室温において、波長1.0μmでのフォトルミネッセンス(PL)発光が観測された。この時のPL発光の強度は十分に強いものであり、発光ピークの半値全幅(FWHM)は25meVと狭く、鋭い発光であった。比較の為にAlGaInP障壁層とAlGaInPN井戸層とを直接接合した試料からは、実施形態5の試料に対して2桁程度低い発光強度しか得られず、発光のFWHMも広いものであった。
【0100】
実施形態5の結晶成長方法においては、工程A9で成長したAlGaInP下部障壁層の上にAlGaInPN井戸層を成長する際に、まず工程B9aにてAlGaInP下部障壁層の表面をAlGaInPからなる中間層で覆った後に、工程B9bにて窒素原料であるN2H4を添加してAlGaInPN井戸層の結晶成長を行っている。ここで、工程B9aでは、層厚5分子層相当のAlGaInPが成長している。
【0101】
この様に、下地結晶にAlとInとを両方含んで窒素原料に対する反応性が明確でない場合においても、下地結晶の表面を、本来結晶成長しようとするAlGaInPNのIII族組成と同等のAlGaInPで最初に覆うことにより、窒素を添加し始めた成長初期における窒素原料の分解・吸着効率と、AlGaInPN結晶の成長中における窒素原料の分解・吸着効率とが同程度となり、井戸層の界面付近から中央部付近に至るまで窒素の濃度が均一化される。
【0102】
このことにより、量子井戸における量子準位間での、半値全幅の狭い鋭い発光が見られるようになった。なお、本願発明者による実験では、障壁層に用いたAlGaInPにおいては、窒素原料に対する反応性が比較的高く、井戸層に用いたAlGaInPNにおいては反応性が比較的低いものであった。
【0103】
また、GaAs基板上に成長したAl0.3Ga0.7Asを障壁層とし、Al0.1Ga0.6In0.3N0.02As0.98を井戸層とする量子井戸等、下地かその上に成長する窒素を混晶化した層かの何れか一方にAlとInの両方が含まれている場合についても同様に本願発明が有効であることを確認している。このような場合、Al混晶比とIn混晶比とのバランスにより、窒素原料に対する反応性が決定する。
【0104】
なお、本実施形態においては、井戸層であるAlGaInPNの成長後、その上にAlGaInP障壁層を成長する際にも特徴がある。井戸層であるAlGaInPNの成長後に、窒素原料であるN2H4の供給を停止しても、N2H4は成長室から直ぐに追い出されるわけではなく、しばらく残留することがわかった。このような状況で、従来例2あるいは比較例1のように井戸層の成長後に成長中断を設けると、反応性の高いAlGaInPN井戸層の表面が窒化され、高濃度の窒素が吸着することがわかった。その上へ上部障壁層を結晶成長すると、井戸層と上部障壁層とのヘテロ界面には高濃度の窒素が残ったままとなり、非発光センターを形成して発光特性の劣化を招く。
【0105】
本実施形態のように、井戸層成長後に成長中断を行うことなく連続して上部に次の成長を行った場合、このような問題がなく、良好なヘテロ界面を形成することができた。また、井戸層であるAlGaInPNと上部障壁層であるAlGaInPとでPH3の最適供給量が異なるが、井戸層と上部障壁層との間に、中間層を設け、中間層の成長中にPH3の供給量を調節すると、井戸層と上部障壁層とで独立して最適なPH3の供給条件を設定することができた。
【0106】
なお、工程B9aにおいては、TMGa,TMAlの供給量を、工程B9aを実行する10秒の間に徐々に減少させた。従って、工程B9a開始時には中間層のIII族組成におけるAl組成は0.35であるが、工程B9a終了時には中間層のV族組成は井戸層のAl組成と同等の0.05にまで減少することになり、中間層は組成傾斜層となっている。このように中間層の組成が徐々に変化する傾斜層であっても、その最表面の組成が、井戸層の組成に近いものであれば本願発明における作用・効果を発揮することができる。
【0107】
なお、ここでの中間層のAl,In組成は、それぞれ少なくとも30,50%の増減が許容されることが確認されている。
(参考の形態6)参考の形態6として、GaAs基板の上に、障壁層をAlGaInNAs、井戸層をGaInNAsとした単一量子井戸構造を結晶成長した場合について示す。これまでに示した実施形態1から6においては、下地である障壁層に窒素が含まれず、その上に成長する井戸層にだけ窒素を混晶化した場合について説明したが、ここでは、両方の層に窒素が混晶化されているヘテロ接合に本願発明を適用した例について示す。
【0108】
ここでは、Ga,In,Al,As,N原料として、それぞれ金属Ga,金属In,金属Al,ターシャリブチル砒素(TBAs),DMeHy(ジメチルヒドラジン)をそれぞれ備えたガスソースMBE(ガスソース分子線エピタキシャル成長)法によりGaAs(100)基板の上に単一量子井戸を結晶成長を行った。ここで、TBAsとDMeHyはガスソースである。また、結晶成長中の基板温度は550℃とした。
【0109】
結晶成長は、これまでに説明した実施形態1から5と同様のシーケンスにて行った。作製した単一量子井戸の構造は、積層した順に、
下部障壁層:(Al0.5Ga0.5)0.93In0.07N0.025As0.975,0.2μm
中間層 :Ga0.93In0.07As,1.5nm
井戸層 :Ga0.93In0.07N0.025As0.975,6nm
中間層 :Ga0.93In0.07As,1.5nm
上部障壁層:(Al0.5Ga0.5)0.93In0.07N0.025As0.975,0.2μm
である。実施形態1から5と同様に、成長中断を行うことなく結晶成長を行った。
【0110】
このようにして作製した単一量子井戸構造からは、室温において、波長1.3μmでのフォトルミネッセンス(PL)発光が観測された。この時のPL発光の強度は十分に強いものであり、発光ピークの半値全幅(FWHM)は20meVと狭く、鋭い発光であった。比較の為にAlGaInNAs障壁層とGaInNAs井戸層とを直接接合した試料からは、参考の形態6の試料に対して2桁程度低い発光強度しか得られず、発光のFWHMも広いものであった。
【0111】
本実施形態の場合、下地結晶であるAlGaInNAsと、その上に成長するGaInNAsとは、V族組成は全く同じであり、下地結晶にも窒素が混晶化されたヘテロ接合となっている。この場合においても、III族組成、特にAl組成が異なることから、井戸層とIII族組成が概ね同じで窒素が混晶化されていないGaInAsを中間層に用いることによって、良好な量子井戸構造を得ることができるようになった。
(参考の形態7)
本発明の参考の形態7として、GaAs基板の上に構成した半導体レーザの構造について説明する。この半導体レーザは、障壁層をAlGaAs、井戸層をGaInNAsとした単一量子井戸構造を活性層を有した構成において、障壁層と井戸層との間にGaInAsの薄膜から成る中間層を備えた点に特徴がある。
【0112】
図10に、半導体レーザ1000の構造の概略を示す。各部の材料及び層厚は次の通りである。
【0113】
上部電極1014 :AuZn
第二コンタクト層1009:p+−GaAs,0.5μm
第一コンタクト層1008:p+−GaAs,0.5μm
上クラッド層1007 :p−Al0.4Ga0.6As,0.8μm
ガイド層1004 :Al0.1Ga0.9As,0.15μm
中間層1005 :Ga0.7In0.3As,0.6nm
井戸層1006 :Ga0.7In0.3N0.01As0.99,7nm
下クラッド層1002 :n−Al0.4Ga0.6As,0.8μm
基板1001 :n−GaAs,100μm
下部電極1013 :AuGe
第一電流狭窄層1010 :n−Al0.4Ga0.6As
第二電流狭窄層1011 :p−Al0.4Ga0.6As
第三電流狭窄層1012 :n− Al0.4Ga0.6As
この半導体レーザ1000の作製方法の概略は次の通りである。まず、n−GaAs基板1001を準備し、実施形態1の場合と同じ原料系を備えたガスソースMBE法にて、下クラッド層1002から第一コンタクト層1008までを第一回目の結晶成長にて積層する。各層の結晶成長に用いる原料ビームの供給量及び成長時間は層毎に適宜調節し、所定の混晶比及び層厚を得た。第一回目の結晶成長が終了した試料は結晶成長室から取り出し、ウエットエッチングによって幅W=2μmのストライプ状にメサを残すようにエッチング加工した。この時のエッチングマスクには通常のホトリソグラフィ技術によって加工したストライプ状の窒化ケイ素膜(図示せず)を用いた。
【0114】
次に、ウエットエッチングによって加工された試料は、ウエットエッチング加工時にマスクとして用いたストライプ状の窒化ケイ素膜を残したまま、有機金属気相成長法によって第一電流狭窄層1010から第三電流狭窄層1012までを、ストライプ状の窒化ケイ素膜をマスクとして、ストライプ状に残したメサ領域の外側に選択成長させる。この第二回目の結晶成長が終了した試料は結晶成長室から取り出し、窒化ケイ素膜によるマスクを取り除き、再び有機金属気相成長法による第三の結晶成長によって全面に第二コンタクト層1009を成長する。結晶成長室から取り出した試料は、基板1001を厚さ約100μmにまで裏面をエッチング除去し、試料の上下に電極を形成した後、劈開によって共振器長250μmのレーザ素子を得た。劈開端面には窒化ケイ素によるλ/2コーティングを施した(図示せず)。
【0115】
この素子は、室温において波長1.3μmにて、8mAの低電流でレーザ発振を開始した。温度特性を測定したところ、特性温度(To)は130Kと良好な値であった。また、85℃においてエージングを行ったところ、出力10mWで5000時間以上劣化が見られず、素子特性は安定していた。比較のために中間層1005を省略しただけで他の構成は同等とした半導体レーザ素子を作製したところ、レーザ発振開始電流は40mA、特性温度は95Kと本願発明よりも劣ったものであり、85℃,10mWでのエージングでは200時間程度で動作電流が20%以上上昇する急速劣化を呈した。
【0116】
本参考の形態の素子では、量子井戸活性層の井戸層1006であるGaInNAs層と、障壁層を兼ねたガイド層1004であるAlGaAsの間には、GaInAsからなる薄膜が中間層1005として設けられている。この為、参考の形態1で説明した場合と同じく、井戸層のGaInNAs層における窒素混晶比の均一化がはかられている。本参考の形態で作製したような波長1.3μmで発光するGaInNAs井戸層においては、井戸層中の窒素の混晶比は1%程度と極端に小さい。そのため、膜中の窒素組成は、下地による窒素原料の分解効率等の僅かな変化によって揺らぎ、その結果、井戸層内の禁制帯幅に大きなゆらぎが生じ、量子効果の低減、光学利得の低下を招く。中間層を導入することにより、この点が解決され、低閾値電流でのレーザ発振、安定した素子特性が確保されるようになった。また、井戸層とバリア層とのヘテロ界面に非発光センターが形成されることなく、劣化しにくい素子が得られるようになかった。
【0117】
中間層のIn組成については、実施形態1などで述べた場合と同じく、プラス/マイナス50%の増減が許容され、閾値電流密度の変動は1割程度に収まるものであった。
【0118】
なお、参考の形態7では、実施形態1において結晶成長方法を具体的に示した量子井戸構造を活性層に適用した半導体レーザについて、その具体的な構成を説明した。一方、実施形態2、4、5、参考の形態3、6において結晶成長方法を具体的に示した量子井戸構造を活性層に適用して半導体レーザを構成することも可能であることは言うまでもない。その場合、活性層のバンド構造・屈折率等に応じて、通常の半導体レーザを設計する場合と同じ手法でクラッド層等の他の層の構成を設定すればよいことは言うまでもない。
【0119】
また、参考の形態7においては端面発光型のファブリペローレーザについて説明した。半導体レーザの構成についてはこの構成に限定されるものではなく、端面発光型の分布帰還型半導体レーザ(DFB−LD)、端面発光型の分布反射型半導体レーザ(DBR−LD)、面発光レーザ、リングレーザ等の良く知られた半導体レーザを構成することが可能であることは言うまでもない。また、半導体レーザでなくても、発光ダイオードなどの種々の発光デバイス、光変調素子や光アンプなどの種々の光導波路素子、ホトディテクターなどの種々の受光素子であってもよく、任意のホトニックデバイスに適用することができる。更には、HBTやHEMTなど、化合物半導体のヘテロ接合を積極的に利用する電子デバイスであってもよい。
【0120】
また、参考の形態7においては、V族組成に窒素と窒素以外の元素を有する半導体混晶層を、量子井戸活性層の井戸層に適用した場合について説明したが、V族組成に窒素と窒素以外の元素を有する半導体混晶層は、バルク状活性層であってもよい。更には、任意のホトニックデバイスにおける発光層、光増幅層、光吸収層、光導波層などに適用することが可能である。更には、任意の電子デバイスにおける、任意の層に適用することが可能である。
【0121】
また、このようなデバイスは、発光素子であれば光通信、光計測、光ディスク等の応用システムに適用することにより、応用システムの低消費電力化・高性能化をはかることができるようになる。
【0122】
参考の形態1、3、6、実施形態2、4、5においては、本願発明による結晶成長方法、および量子井戸構造の構成について説明してきた。いずれも、窒素と窒素以外のV族元素をともに組成に有する層を井戸層とする量子井戸構造を取り上げたが、本願発明の結晶成長方法は量子井戸構造の作製のみならず、任意の用途に使用出来るヘテロ接合の作製に適用することができることは言うまでもない。また、窒素と窒素以外のV族元素をともに組成に有する層については何れも数nm程度の非常に薄い層を作製する場合について説明したが、数μm以上に至る厚い層を作製する場合にも、ヘテロ界面が制御された良質のヘテロ接合を得ることができることは言うまでもない。
【0123】
また、各実施形態、参考の形態においては、それぞれ異なる結晶成長方法を用いた異なる原料系での成長について、それぞれ具体例を示したが、結晶成長方法,原料系,更には基板温度や成長レートなどの結晶成長条件についても、各実施形態で示した特定の組み合わせに限定されるものではなく、任意の結晶成長方法,原料系,更には基板温度や成長レートなどを選ぶことができる。特に窒素原料について、各実施形態において具体例を示したが、各実施形態において示した窒素原料は任意の窒素原料で代用することが可能である。また、具体例を示さなかったが、ターシャリブチルアミン等の種々のアルキルアミン系、あるいはヒドラジン及び種々のアルキルヒドラジン系原料等、次式
【0124】
【数4】
【0125】
(ただし、R1,R2,R3,R4は、水素原子あるいは任意のアルキル基である)で示される任意の化合物を用いることができる。
【0126】
また、窒素原料との反応性に強い影響を与える元素としてここではアルミニウム、インジウムのみ取り上げたが、その他にも同様の影響を及ぼすIII族、V族元素、あるいは不純物元素が下地、あるいは窒素を混晶化して成長しようとする層に含まれている場合にも効果があることは言うまでもない。
【0127】
本発明はこれまで示してきた実施形態のものに限定されるものではなく、別の基板を用いても同様の効果が得られた。例えばGaP,GaAsP,InGaAs基板などの種々のIII−V族化合物半導体基板、ZnSe,ZnS基板などのII−VI族化合物半導体基板、Ge,Si,SiC基板などのIV族半導体基板を用いることができる。また、成長層の結晶組成,バンドギャップ波長,ヘテロ接合の組み合わせについても、実施形態に記述したものに限定されることはなく、任意の値,組み合わせに適宜変更することが可能である。
【0128】
また、上記の実施形態ではIII族元素としてGa,In,Al、V族元素としてAs,P,Sb,Nを適宜含んだ化合物について示したが、種々のIII族元素(B,Tl等)やV族元素(Bi等)や不純物元素(Zn,Be,Mg,Te,S,Se,Si,Ge等)が適宜含まれていても同様の効果が得られる。
【0129】
なお、これまでの記述の中で「上」と示された方向は基板から離れる方向を示しており、「下」は基板へ近づく方向を示している。結晶成長は、「下」から「上」の方向へ向かって進行する。
【0130】
【発明の効果】
本願の発明によれば、III−V族化合物半導体の上に、少なくとも一種類以上の窒素以外のV族元素と窒素とを共にV族組成として含むIII−V族化合物半導体を結晶成長する場合において、その界面付近における窒素組成の均一性を高めることができる。更には、界面における非発光センターを減少させることができる。特に、下地となるIII−V族化合物半導体、あるいはその上に成長する少なくとも一種類以上の窒素以外のV族元素と窒素とを共にV族組成として含むIII−V族化合物半導体を結晶成長が、組成としてアルミニウムあるいはインジウムの少なくとも何れか一方を含む場合に特にその効果が顕著となる。
【0131】
これにより、少なくとも一種類以上の窒素以外のV族元素と窒素とを共にV族組成として含むIII−V族化合物半導体を井戸層とした量子井戸構造を作製した場合、その量子効率が著しく高まり、発光効率が向上する。
【0132】
また、その量子井戸構造を発光デバイスの活性層に用いた場合、低閾値電流でのレーザ発振が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考の形態1の原料供給シーケンスを示す図である。
【図2】本発明の比較例1の原料供給シーケンスを示す図である。
【図3】本発明の比較例2の原料供給シーケンスを示す図である。
【図4】本発明の参考の形態1、比較例1,2における、膜中の窒素の濃度分布を示す図である。(a)は参考の形態1、(b)は比較例1、(c)は比較例2の場合について示している。
【図5】(a)は、本発明の参考の形態1における、中間層のIn混晶比と発光強度との相関を示す図である。(b)は、本発明の実施形態2における、中間層のAl混晶比と発光強度との相関を示す図である。
【図6】本発明の実施形態2の原料供給シーケンスを示す図である。
【図7】参考の形態3の原料供給シーケンスを示す図である。
【図8】本発明の実施形態4の原料供給シーケンスを示す図である。
【図9】本発明の実施形態5の原料供給シーケンスを示す図である。
【図10】本発明の参考の形態7の半導体レーザ素子の構造を示す斜視図である。
【図11】従来の結晶成長方法を説明する為の原料供給シーケンスを示す図である。
【図12】従来の結晶成長方法を説明する為の原料供給シーケンスを示す図である。
Claims (1)
- 第一のIII−V族化合物半導体からなる量子障壁層と、
少なくとも一種類の窒素以外のV族元素と窒素とを共にV族組成として含む第二のIII−V族化合物半導体からなる量子井戸活性層と、
前記量子障壁層と前記量子井戸活性層との間に、第三のIII−V族化合物半導体による中間層と、を少なくとも備え、
前記第三のIII−V族化合物半導体は、窒素をV族元素として含まず、
且つ前記第三のIII−V族化合物半導体のアルミニウム組成は、前記第二のIII−V族化合物半導体のアルミニウム組成の、−30%以上、+30%以下の範囲にある、
ことを特徴とする量子井戸型活性層。
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