JP4258155B2 - ボタン電話装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回線制御装置およびボタン電話装置に関し、特に電話回線に通信端末を接続して外部とのデータ通信を実現させる回線制御装置およびボタン電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、データ通信を行うパソコンなどの通信端末を電話回線に接続してデータ通信を実現させる回線制御装置やボタン電話装置では、外部からの不正アクセスに対するセキュリティや不要データ通信の抑制などの観点から、通信端末による外部とのデータ通信を規制する場合がある。
従来、このような回線制御装置やボタン電話装置では、通信端末による外部とのデータ通信を規制する場合、例えば、通信規制時間帯を設定し、その通信規制時間帯には、各通信端末からのパケットを外部へ送信せず破棄するものとなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の回線制御装置やボタン電話装置では、通信規制時間帯において通信端末による外部とのデータ通信を拒否する場合、すべての通信端末からのパケットをすべて破棄するものとなっているため、データ通信でしかやり取りできない情報を送受信する場合や緊急時などに柔軟に対応できないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、通信端末に対して柔軟に通信規制を行うことができる回線制御装置およびボタン電話装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にかかる回線制御装置は、1本以上の電話回線に接続される主装置と、この主装置に内線電話回線を介して接続する複数のボタン電話機とからなり、主装置でボタン電話機を電話回線へ交換接続して通話を形成するとともに、LAN回線を介して主装置に接続する1つ以上の通信端末を電話回線へ交換接続することによりデータ通信を形成するボタン電話装置において、主装置に、パケットの通過を規制する複数のフィルタごとに、当該フィルタを識別するためのフィルタ番号と、当該フィルタでの規制内容を示すフィルタリング内容と、当該フィルタの有効期間とが登録されたフィルタリングテーブルを参照して、通信端末から電話回線へ送出されるパケットのうち、予め設定されたパケットの通過または破棄をそれぞれ管理する複数のフィルタを有するフィルタ手段と、当該回線制御装置に接続された管理装置からの規制解除要求に応じてフィルタリングテーブルの対応するフィルタの有効期間を設定変更して、フィルタ手段内の対応するフィルタを一時的に有効状態または無効状態に設定することにより、通信端末からのパケットに対するデータ通信規制を解除するフィルタ制御手段とを備え、フィルタ手段は、フィルタとして、常時すべてのパケットを破棄する破棄フィルタと、有効設定時に予め設定された特定パケットのみを破棄フィルタで破棄せず通過させる複数の通過フィルタを有し、管理装置として、通信端末のデータ通信規制を管理する管理者の管理者ボタン電話機を用い、フィルタ制御手段で、任意のボタン電話機と内線通話状態にある管理者ボタン電話機での特定キー操作に応じて、当該管理者ボタン電話機と内線通話状態にあるボタン電話機に対して、主装置の記憶部に設定されている通信端末の管理情報によって予め関連付けられている通信端末の通過フィルタを、一時的に有効状態に設定することにより、当該ボタン電話機のパケットに対する規制を解除するものである。
【0007】
このとき、フィルタ制御手段で、通過フィルタを有効状態に設定する際、その通過フィルタの有効期間を設定し、フィルタ手段で、各通過フィルタのうち有効期間が超過した通過フィルタを無効状態に設定するようにしてもよい。
【0008】
管理装置としては、通信端末のデータ通信規制を管理する管理者の管理者ボタン電話機を用い、フィルタ制御手段は、管理者ボタン電話機による特定キー操作を規制解除要求と判断するようにしてもよい。
このとき、フィルタ制御手段で、管理者ボタン電話機による特定キー操作を検出した際、その管理者ボタン電話機と内線通話状態にあるボタン電話機に予め関連付けられている通信端末のフィルタを一時的に有効状態に設定するようにしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態にかかる回線制御装置の構成を示すブロック図である。
回線制御装置(以下、ルータという)10Rは、1本以上の電話回線50に接続されるとともに、内線電話回線30を介して複数のアナログ電話機30A〜30Nと接続され、さらにLAN回線40を介して通信端末40A〜40Mと接続されている。
このルータ10Rには、外線インターフェース部(以下、外線I/F部という)11、電話機インターフェース部(以下、電話機I/F部という)12R、スイッチ13、呼制御部14、記憶部15、LANインターフェース部(以下、LANI/F部という)16が設けられている。
【0010】
外線I/F部11は、ISDN回線など網側からの電話回線50に接続され、回線ごとに個別に終端制御を行う。電話機I/F部12Rは、内線電話回線30を介して各アナログ電話機30A〜30Nを制御する。
LANI/F部16は、LAN回線40を介して1つ以上の通信端末40A〜40Mを接続し、これら通信端末40A〜40Mとスイッチ13および外線I/F部11を介して電話回線50との間でデータをやり取りすることにより、通信端末40A〜40Mによる外部とのデータ通信を実現するとともに、これらデータ通信の状態を管理する。
【0011】
スイッチ13は、呼制御部14からの指示に応じて、外線I/F部11と電話機I/F部12Rとをパスで接続して音声データのやり取りを可能とすることにより、電話回線50とアナログ電話機30A〜30Nのいずれかとの間の音声通話を形成する。また、外線I/F部11とLANI/F部16とをパスで接続し、各種データのやり取りを可能とすることにより、電話回線50と通信端末40A〜40Mとの間のデータ通信を形成する。
【0012】
呼制御部14は、CPUおよびその周辺回路から構成され、予め呼制御部14や記憶部15に格納されている所定のプログラムにより動作して装置の各部を制御することにより、アナログ電話機30A〜30Nや通信端末40A〜40Mに関する呼制御を行う。
記憶部15は、必要に応じて呼制御部14で実行するプログラムを予め格納し、また呼制御部14の処理動作に必要な情報を記憶する。処理動作に必要な情報としては、例えば電話回線50の使用状態や、アナログ電話機30A〜30Nの個別の動作状態、通信端末40A〜40Mの管理情報、短縮電話番号やリダイヤル電話番号などを記憶する。また、データ通信時の接続先電話番号も記憶しておく。
【0013】
本実施の形態では、通信端末40A〜40Mによる電話回線50を用いた外部とのデータ通信を規制するため、LANI/F部16にフィルタ手段16Aを設けるとともに、呼制御部14にフィルタ制御手段14Aを設けてある。
フィルタ手段16Aは、所定アドレスやポート番号を有するパケットの通過を規制する一般的なパケットフィルタリング機能である。ここでは、各種の規制内容を予め設定した複数のフィルタを用いて、通信端末ごとあるいはプロトコルごとに柔軟なきめ細かい規制を実現している。
【0014】
次に、図2を参照して、本実施の形態にかかる回線制御装置のフィルタリング動作について説明する。図2は回線制御装置のフィルタリング動作を示すシーケンス図である。
通信端末40Aが外部とデータ通信を開始する際、LAN回線40を介してルータ10RのLANI/F部16へパケットを送信する(ステップ100)。ルータ10RのLANI/F部16では、このパケットを受信し、フィルタ手段16Aでそのパケットの通過可否を判断する。
【0015】
このフィルタ手段16Aでは、各フィルタごとの規制内容を、図3に示すようなフィルタリングテーブルで管理している。図3にフィルタリングテーブルの構成例を示す。このフィルタリングテーブルでは、各フィルタごとに、フィルタを識別するためのフィルタ番号、そのフィルタでの規制内容を示すフィルタリング内容、そのフィルタの有効期間を管理している。
フィルタ制御手段14Aでは、管理者による設定操作に応じて、フィルタ手段16Aに対してこれら各フィルタの規制内容を予め設定する。また、管理者による一時的な規制解除指示に応じて、フィルタ手段16Aに対して「通過」設定用のフィルタを有効とする。このとき、そのフィルタの有効期間も設定する。
【0016】
図3では、フィルタ「1」のフィルタについては、IPアドレスが「192.168.0.100」でポート番号が「32」のパケットについてのみ「通過」が設定されており、この規制の有効期間は残り時間で「10分」であることを示している。また、フィルタ「n」のフィルタについては、IPアドレスが「0.0.0.0」すなわちすべてのパケットについて「破棄」が設定されており、この規制の有効期間は「常時」であることを示している。
フィルタ手段16Aでは、パケット「通過」設定が「破棄」に対して優先されるものとなっており、この例では、フィルタ「n」すなわち破棄フィルタですべての通信端末40A〜40Mからのパケットについて「破棄」が設定され、そのうち他のフィルタすなわち通過フィルタで「通過」設定され通信許可されたパケットのみが外部へ送信される。
【0017】
したがって、通常、フィルタ「n」のみが有効であり、その他のフィルタの有効期間が「0」すなわち無効の状態に設定されているため、ステップ100で通信端末40Aから送信されたパケットは、「通過」設定のフィルタがないことからフィルタ「n」の規制により破棄され、データ通信が拒否される(ステップ101)。
【0018】
通信端末40Aの利用者は、このパケット破棄による通信エラーの通報を通信端末40Aから受け、外部とのデータ通信が必要な場合、管理者へ通信拒否の解除を要請する(ステップ102)。この要請については、利用者が直接口頭で管理者へ通信拒否の解除を要請してもよく、可能であれば利用者の近くの電話機、例えばアナログ電話機30Aを用いて管理者のアナログ電話機30Nと内線通話を行うことにより要請してもよい。
【0019】
管理者は、利用者からの要請を聞き、外部とのデータ通信が必要であると判断した場合、管理装置で所定の規制解除操作を行い(ステップ103)、通信端末40Aに対するデータ通信の一時規制解除を指示する(ステップ104)。
このとき、管理装置としては、管理者のアナログ電話機30Nを用いることもでき、規制解除操作として例えば特番「#9」+通信端末番号「01」をダイヤルする。
【0020】
ルータ10Rの呼制御部14では、電話機I/F部12Rを介してアナログ電話機30Nでの規制解除操作を受け付け(ステップ110)、フィルタ制御手段14Aを用いて、一時的なデータ通信の規制解除をフィルタ手段16Aへ設定する(ステップ111)。
ここでは、特番「#9」に続くダイヤル番号で規制解除対象の通信端末番号「01」を取得し、予め記憶部15に設定されている通信端末の管理情報から、通信端末40Aに対応する規制解除用のフィルタとしてフィルタ「1」を取得する。そして、フィルタ手段16Aのフィルタリングテーブル(図3参照)に対し、フィルタ「1」の有効期間、例えば10分を設定する。
【0021】
これにより、フィルタ手段16Aでは、フィルタ「1」を有効とし、通信端末40Aからのパケットを外部、ここではスイッチ13への通過を許可する。したがって、その後、通信端末40Aからデータ通信が開始された場合(ステップ113)、そのパケットは、フィルタ手段16Aでデータ通信可と判断され、スイッチ13、外線I/F部11を介して電話回線50から外部へ送信される。これにより、通信端末40Aによる外部とのデータ通信が開始される(ステップ114)。
【0022】
この後、フィルタ手段16Aでは、フィルタリングテーブルに設定されている各フィルタの有効期間(残り時間)を時間経過とともに減算する。そして、有効期間が「0」となった時点で、そのフィルタを無効とする。
したがって、ステップ111において、フィルタ「1」が有効とされてから有効期間「10分」が経過した後、フィルタ「1」が無効となり、それ以降のデータ通信が自動的に拒否されることになる。
【0023】
このように、本実施の形態によれば、フィルタ手段16Aにそれぞれ特定のパケットの通過または破棄を管理する複数のフィルタを設け、フィルタ制御手段14Aで、管理装置からの解除要求に応じて、対応するフィルタの一時的な有効/無効をフィルタ手段16Aへ指示するようにしたので、従来のように、通信規制時間帯においてすべての通信端末からのパケットをすべて破棄するものと比較して、任意の通信端末に対して柔軟に通信規制を行うことができ、データ通信でしかやり取りできない情報を送受信する場合や緊急時などに柔軟に対応できる。
【0024】
また、フィルタ手段16Aでは、特定のパケットを通過させる複数の通過フィルタを設けて、これら通過フィルタで許可されたパケットのみを通過させるものとし、フィルタ制御手段14Aでは、管理装置からの解除要求に応じて、所望のパケットに対応するフィルタを一時的に有効とするようにしたので、各フィルタの有効/無効を設定するという簡素な制御で、個々の通過フィルタで通過させるパケットを個別に設定でき、通信端末40A〜40MのIPアドレスごと、さらにはそれぞれの通信端末でのポートごとすなわち通信プロトコルごとに、フィルタを設けることにより、極めて柔軟にデータ通信を管理できる。
【0025】
また、フィルタ手段16Aでは、各フィルタを有効期間だけ有効とし、フィルタ制御手段14Aでは、管理者からの解除要求に応じて対応する通過フィルタの有効期間として所定時間長を設定するようにしたので、管理者がデータ通信の経過時間や終了を逐次チェックする必要がなくなり、管理者の管理負担を大幅に軽減できる。なお、通過フィルタの有効期間については、予め記憶部15に設定しておいた規定時間を一律に用いてもよいが、管理者が解除要求の際、規制解除時間を入力し、その規制解除時間に基づきフィルタ制御手段14Aが通過フィルタの有効期間を設定するようにしてもよい。
【0026】
次に、図4を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるボタン電話装置について説明する。図4は第2の実施の形態にかかるボタン電話装置の構成を示すブロック図である。
このボタン電話装置は、1本以上の電話回線50に接続される主装置10と、この主装置10に内線伝送路20を介して接続される複数のボタン電話機20A〜20Nとからなり、さらに主装置10にはLAN回線40を介して通信端末40A〜40Mが接続されている。
【0027】
主装置10には、前述した回線制御装置の構成(図1参照)と比較して、電話機I/F部12Rに代えて、内線伝送路20を介してボタン電話機20A〜20Nを収容する内線インターフェース部(以下、内線I/F部という)12が設けられている。そのほかの、外線I/F部11、スイッチ13、呼制御部14、記憶部15、およびLANI/F部16については、前述と同様の機能を有している。同様に、呼制御部14にはフィルタ制御手段14Aが設けられており、LANI/F部16にはフィルタ手段16Aが設けられている。
【0028】
次に、図5を参照して、本実施の形態にかかるボタン電話装置のフィルタリング動作について説明する。図5はボタン電話装置のフィルタリング動作を示すシーケンス図である。
通信端末40Aが外部とデータ通信を開始する際、LAN回線40を介して主装置10のLANI/F部16へパケットを送信する(ステップ120)。主装置10のLANI/F部16では、このパケットを受信し、フィルタ手段16Aでそのパケットの通過可否を判断する。
【0029】
フィルタ制御手段14Aでは、管理者による設定操作に応じて、フィルタ手段16Aのフィルタリングテーブルに対して、これら各フィルタの規制内容を予め設定する。また、管理者による一時的な規制解除指示に応じて、フィルタ手段16Aに対して「通過」設定用のフィルタを有効とする。このとき、そのフィルタの有効期間も設定する。
前述した図3と同様のフィルタリングテーブルが設定されている場合には、通常、フィルタ「n」のみが有効であり、その他のフィルタの有効期間が「0」すなわち無効の状態に設定されているため、ステップ120で通信端末40Aから送信されたパケットは、「通過」設定のフィルタがないことからフィルタ「n」の規制により破棄され、データ通信が拒否される(ステップ121)。
【0030】
通信端末40Aの利用者は、このパケット破棄による通信エラーの通報を通信端末40Aから受け、外部とのデータ通信が必要な場合、管理者へ通信拒否の解除を要請する(ステップ122)。この要請については、利用者の通信端末40Aと対応付けられている電話機、例えばボタン電話機20Aを用いて管理者のボタン電話機20Nと内線通話を行うことにより要請する。なお、利用者が直接口頭で管理者へ通信拒否の解除を要請してもよい。
【0031】
管理者は、ボタン電話機20Nでボタン電話機20Aからの内線呼び出しに応答し(ステップ123)、内線通話を介して利用者からの要請を受け付ける(ステップ124)。そして、利用者による外部とのデータ通信が必要であると判断した場合、管理装置ここではボタン電話機20Nで所定の規制解除操作を行い(ステップ125)、通信端末40Aに対するデータ通信の一時規制解除を指示し、内線通話を終話する(ステップ126)。
このとき管理者は、ボタン電話機20Aとの内線通話状態で、規制解除操作、例えばボタン電話機20Nに設けられている解除キーを押下する。
【0032】
主装置10の呼制御部14では、内線I/F部12を介してボタン電話機20Nでの規制解除操作を受け付け(ステップ130)、フィルタ制御手段14Aを用いて、一時的なデータ通信の規制解除をフィルタ手段16Aへ設定する(ステップ131)。
呼制御部14では、内線通話状態を含む各ボタン電話機の動作状態を記憶部15で管理しており、ここでは、ボタン電話機20Nから、解除キー押下すなわち規制解除指示を受信した際、その内線通話相手のボタン電話機20Aを確認できる。したがって、予め記憶部15に設定されている通信端末の管理情報から、そのボタン電話機20Aに対応する通信端末40Aの規制解除用フィルタとしてフィルタ「1」を取得する。そして、フィルタ手段16Aのフィルタリングテーブル(図3参照)に対し、フィルタ「1」の有効期間、例えば10分を設定する。
【0033】
これにより、フィルタ手段16Aでは、フィルタ「1」を有効とし、通信端末40Aからのパケットを外部、ここではスイッチ13への通過を許可する。したがって、その後、通信端末40Aからデータ通信が開始された場合(ステップ133)、そのパケットは、フィルタ手段16Aでデータ通信可と判断され、スイッチ13、外線I/F部11を介して電話回線50から外部へ送信される。これにより、通信端末40Aによる外部とのデータ通信が開始される(ステップ134)。
【0034】
この後、フィルタ手段16Aでは、フィルタリングテーブルに設定されている各フィルタの有効期間(残り時間)を時間経過とともに減算する。そして、有効期間が「0」となった時点で、そのフィルタを無効とする。
したがって、ステップ131において、フィルタ「1」が有効とされてから有効期間「10分」が経過した後、フィルタ「1」が無効となり、それ以降のデータ通信が自動的に拒否されることになる。
【0035】
このように、本実施の形態によれば、ボタン電話装置においても、任意の通信端末に対して柔軟に通信規制を行うことができ、重要なデータを送受信する場合や緊急時などに柔軟に対応でき、前述と同様の作用効果が得られる。
また、フィルタ制御手段14Aでは、データ通信の規制解除要求元となる利用者のボタン電話機との内線通話状態における解除キー操作に基づき、管理装置ここでは管理者のボタン電話機からの規制解除指示を受け付けるようにしたので、規制解除指示について管理者による認証を得るという効果が得られるとともに、管理者の操作負担を軽減できる。
【0036】
また、フィルタ手段16Aで設定する通過フィルタの有効期間については、予め記憶部15に設定しておいた規定時間を一律に用いてもよいが、管理者が解除要求の際、規制解除時間を入力し、その規制解除時間に基づきフィルタ制御手段14Aが通過フィルタの有効期間を設定するようにしてもよい。このとき、解除キーの押下回数に応じて規制解除時間を押下回数分だけ増すようにしてもよい。
【0037】
以上の各実施の形態では、利用者が管理者へ口頭あるいは内線通話で規制解除を要請する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、これら電話機間で電子メールや電子メッセージをやり取りできる場合には、通話ではなくこれら電子情報を用いて利用者が管理者へ規制解除要請を行ってもよい。あるいは、電話機間ではなく、管理者の通信端末40Mと電子メールや電子メッセージなどの電子情報をやり取りして規制解除要請を行うようにしてもよい。
【0038】
また、以上の各実施の形態では、管理者が規制解除を行う管理装置として、予め管理者に割り当てられたアナログ電話機30Nやボタン電話機20Nを用いる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば管理者の通信端末40Mを管理装置として用いて、その通信端末40Mで規制解除操作を行い、その通信端末40Mからの規制解除指示をLANI/F部16を介して呼制御部14が受け付けるようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、従来のように、通信規制時間帯においてすべての通信端末からのパケットをすべて破棄するものと比較して、任意の通信端末に対して柔軟に通信規制を行うことができ、重要なデータを送受信する場合や緊急時などに柔軟に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかる回線制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 回線制御装置の動作を示すシーケンス図である。
【図3】 フィルタリングテーブルの構成例である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態にかかるボタン電話装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 ボタン電話装置の動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
10R…回線制御装置、10…主装置、11…外線I/F部、12R…電話機I/F部、12…内線I/F部、13…スイッチ、14…呼制御部、14A…フィルタ制御手段、15…記憶部、16…LANI/F部、16A…フィルタ手段、20…内線伝送路、20A〜20N…ボタン電話機、30…内線電話回線、30A〜30N…アナログ電話機、40…LAN回線、40A〜40M…通信端末、50…電話回線。
Claims (2)
- 1本以上の電話回線に接続される主装置と、この主装置に内線電話回線を介して接続する複数のボタン電話機とからなり、前記主装置で前記ボタン電話機を前記電話回線へ交換接続して通話を形成するとともに、LAN回線を介して前記主装置に接続する1つ以上の通信端末を前記電話回線へ交換接続することによりデータ通信を形成するボタン電話装置において、
前記主装置は、
パケットの通過を規制する複数のフィルタごとに、当該フィルタを識別するためのフィルタ番号と、当該フィルタでの規制内容を示すフィルタリング内容と、当該フィルタの有効期間とが登録されたフィルタリングテーブルを参照して、前記通信端末から前記電話回線へ送出されるパケットのうち、予め設定されたパケットの通過または破棄をそれぞれ管理する複数のフィルタを有するフィルタ手段と、
当該回線制御装置に接続された管理装置からの規制解除要求に応じて前記フィルタリングテーブルの対応するフィルタの有効期間を設定変更して、前記フィルタ手段内の対応するフィルタを一時的に有効状態または無効状態に設定することにより、前記通信端末からのパケットに対するデータ通信規制を解除するフィルタ制御手段とを備え、
前記フィルタ手段は、前記フィルタとして、常時すべてのパケットを破棄する破棄フィルタと、有効設定時に予め設定された特定パケットのみを前記破棄フィルタで破棄せず通過させる複数の通過フィルタを有し、
前記管理装置として、前記通信端末のデータ通信規制を管理する管理者の管理者ボタン電話機を用い、
前記フィルタ制御手段は、任意のボタン電話機と内線通話状態にある前記管理者ボタン電話機での特定キー操作に応じて、当該管理者ボタン電話機と内線通話状態にあるボタン電話機に対して、前記主装置の記憶部に設定されている通信端末の管理情報によって予め関連付けられている通信端末の通過フィルタを、一時的に有効状態に設定することにより、当該ボタン電話機のパケットに対する規制を解除する
ことを特徴とするボタン電話装置。 - 請求項1記載のボタン電話装置において、
前記フィルタ制御手段は、前記通過フィルタを有効状態に設定する際、その通過フィルタの有効期間を設定し、
前記フィルタ手段は、前記各通過フィルタのうち有効期間が超過した通過フィルタを無効状態に設定することを特徴とするボタン電話装置。
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