JP4111641B2 - 電動車両用電源システム - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば電動自転車,電動車椅子,電動スクータ等にエネルギ源として採用されるNi−Cd,Ni−MH等の充電式電池を備えた電動車両用電源システムに関し、特に深放電した電池の場合でも確実に充電できるようにした充電方式の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記充電式電池を充電する充電装置では、電池の放電深度に関わらず固定的に設定された充電電流値でもって充電を行い、また充電停止については−ΔV, dT/dt, Tco等の停止制御手法を単独または複数併用して採用するのが一般的である。なお上記−ΔVは電池の最大電圧からの低下電圧値を、上記dT/dtは充電時間に対する電池温度の変化率を、上記Tcoは電池の充電停止温度をそれぞれ示しており、各値に基づいて充電停止が行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが不活性になってしまうほど深放電した電池を充電する場合、急激に電池温度が上昇したり、充電初期において電池電圧が一度降下したりする傾向がある。そのため充電深度が浅いうちに上記温度変化率dT/dtを誤検出したり、充電初期に上記電圧低下−ΔVを誤検出したりする場合がある。そのため十分な充電容量が得られないといった問題がある。
【0004】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、放電深度の深い電池の場合でも充電停止条件を誤検出することがなく、所定の充電容量を確保できる電動車両用電源システムを提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、充電式電池と、該充電式電池を充電する充電手段と、該充電手段に充電電流値,充電継続時間,及び充電停止条件非検出時間を含む充電制御信号を出力する充電指令手段とを備えた電動車両用電源システムにおいて、上記充電指令手段は、所定の充電電流値,充電継続時間及び充電停止条件非検出時間を予め設定しておき、充電開始時の電池電圧が、放電停止電圧より高い場合には、上記設定された充電電流値,充電継続時間及び充電停止条件非検出時間をそのまま充電制御信号として上記充電手段に出力し、充電開始時の電池電圧が、上記放電停止電圧より低く、かつ該放電停止電圧よりも低い深放電電圧より高い場合には、上記設定された充電電流値,充電継続時間をそのまま充電制御信号とするとともに、上記充電停止条件非検出時間を延長した充電停止条件非検出時間を充電制御信号として上記充電手段に出力し、充電開始時の電池電圧が、上記深放電電圧より低い場合には、上記充電停止条件非検出時間の延長に加えて、上記設定された充電電流値よりも低い充電電流値、及び上記設定された充電継続時間より長い充電継続時間を充電制御信号として上記充電手段に出力することを特徴としている。
【0009】
【発明の作用効果】
請求項1の発明によれば、充電開始時の電池電圧が放電停止温度より高い場合は、予め設定した充電電流値,充電継続時間,充電停止条件非検出時間をそのまま充電手段に出力し、放電停止電圧より低く深放電電圧より高い場合は、まず充電停止条件非検出時間を延長するようにしたので、放電が進んだ電池の場合の急激な電圧上昇,急激な温度上昇を防止でき、充電停止条件としての電圧降下−ΔV,温度上昇率dT/dtを誤検出し難くなり、これらの誤検出による充電の早期停止を防止でき、深放電電池の場合でも所要の充電容量を確保できる。
【0010】
また、充電開始時の電池電圧が深放電電圧より低い場合は、充電電流値を小さく制御するとともに、充電継続時間を長く制御したので、充電時間オーバーによる充電停止を防止でき、深放電電池の場合でも所要の充電容量を確保できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図10は、本発明の一実施形態による電動補助自転車用電源システムを説明するための図であり、図1は上記電動車両としての電動補助自転車の側面図、図2は上記電源システムのブロック構成図、図3〜図5は上記電池管理装置と充電装置との間で送受信される信号データを説明するための図、図6,図7は充電電圧,電池温度の時間経過による変化特性を示す図、図8,図9,図10は充電電流値決定フロー,充電準備フロー,充電動作フローを示す図である。
【0013】
図において、1は本実施形態電源システムのうち充電装置112を非車載とし、着脱式電池ケース100を備えた電動車両としての電動補助自転車であり、これの車体フレーム2はヘッドパイプ3と、該ヘッドパイプ3から車体後方斜め下方に延びるダウンチューブ4と、該ダウンチューブ4の後端から上方に略起立して延びるシートチューブ5と、上記ダウンチューブ4の後端から後方に略水平に延びる左, 右一対のチェーンステー6と、該両チェーンステー6の後端部と上記シートチューブ5の上端部とを結合する左, 右一対のシートステー7と、上記ヘッドパイプ3とシートチューブ5とを接続するトップチューブ11とを備えている。
【0014】
上記ヘッドパイプ3にはフロントフォーク8が左右に回動可能に枢支されている。該フロントフォーク8の下端には前輪9が軸支されており、上端には操向ハンドル10が固着されている。また上記シートチューブ5の上端にはサドル12が装着されている。さらに上記チェーンステー6の後端には後輪(車輪)13が軸支されている。
【0015】
なお、図示していないが、上記操向ハンドル10の中央には速度メータ等を備えた計器パネル(不図示)が設けられており、このパネル部分に、リフレッシュ放電が必要と判断された時にその旨が表示される表示装置を設けても良い。
【0016】
上記車体フレーム2の下端部には、クランク軸16の両端突出部に取り付けられたクランクアーム16aを介してペダル16bに入力されたペダル踏力(人力)と、内蔵する電動モータ17からの人力の大きさに比例した補助動力との合力を出力するパワーユニット15が搭載されている。即ち、ペダル踏力の大きさがモータ駆動指令28となる。上記パワーユニット15からの出力はチェーン30を介して上記後輪13に伝達される。
【0017】
なお、本実施形態自転車1は外部からモータ駆動指令28を入力するための自走レバー14をも備えており、該自走レバー14を操作することにより、ペダル16bに入力することなく電動モータ17からの動力のみで走行することも可能となっている。
【0018】
また上記電動モータ17等の電源となる電池ケース100は上記シートチューブ5の後面に沿うように、かつ左,右のシートステー7,7に挟まれるように車体に対して着脱自在に配設されている。上記電池ケース100は、多数の単電池101を直列に接続してなる電池(充電式電池)102を収納しており、また上記電池102の温度を検出する温度センサ103と、該電池102の電流値を測定する電流計104とを備えている。さらに上記電池ケース100は、上記電池102の管理等を行なう電池管理装置105と、所定のデータを記憶するEEPROM106とを備えている。このEEPROM106には、上記所定のデータとして、充電式電池の充電中の残存容量, 温度等が記憶される
【0019】
また、上記電池ケース100は車載時には、コネクタ107, 108によりモータ駆動回路22と装着と同時に自動接続され、コネクタ110, 111により上記電動補助自転車1の走行制御を行なう走行制御部109と通信I/F120a,120bを介して自動接続される。
【0020】
一方、上記電池ケース100は、充電時には車体から取り外された状態で、あるいは車載状態のままで上記コネクタ113, 114により非車載で全く独立に構成された充電装置112の出力側と接続され、コネクタ115, 116により上記充電装置112の通信I/F127,120cを介して接続される。
【0021】
ここで図1において、100aは電池ケース100に設けられた充電口であり、該充電口100aに上記コネクタ113,114,115,116の電池ケース側端子が配置される。また121は充電装置112の充電プラグであり、この中に上記コネクタ113〜116の充電装置側端子が配置されており、上記充電口100aに差し込み自在となっている。上記電池ケース100と充電装置112とで本実施形態における電源システム21が構成される。
【0022】
上記電池管理装置105は、上記温度センサ103からの電池温度データTと、電流計104からの電流値データIと、電池102の電圧データVとが入力され、上記充電式電池102のリフレッシュ放電の制御等を行なう電池管理・制御部117と、所定のデータを記憶する上記EEPROM106とを備えている。また、上記電池管理装置105は、上記電池管理・制御部117からの信号に基づいて、表示を必要とするときに表示ボタン118を押すことにより電池残存容量やリフレッシュ情報,実力容量等が表示される表示装置119と、上記充電装置112や走行制御部109との通信を行なう通信I/F120cや120aとを備えている。なお、上記表示装置119は、速度メータ等が設置される車両側の表示パネル部分, 又は上記充電装置112側に設けても良い。
【0023】
そして、上記電池管理・制御部117は、上記電池102を充電するにあたり、充電開始時の電池電圧、即ち放電深度に基づいて充電条件を変更する充電指令手段として機能する。具体的には充電開始時の電池電圧が小なる場合の充電電流値を電池電圧が大なる場合の充電電流値より小さく制御し、また電池電圧が小なる場合の充電継続時間を電池電圧が大なる場合の充電継続時間より長く制御し、さらに電池電圧が小なる場合の充電開始時における充電終了条件非検出時間を電池電圧が大なる場合の充電終了条件非検出時間より長く制御する。
【0024】
上記充電装置112は、プラグ123をコンセントに接続することにより供給された交流電源を直流に変換するAC/DCコンバータ(充電手段)124と、該コンバータ124の出力の電圧値, 電流値を計測する電圧計125, 電流計126と、上記充電式電池102のリフレッシュ放電を行なう放電器135と、上記電圧計125, 電流計126からの計測値や上記通信I/F127からの所定の信号等が入力される充電/放電制御部128とを備えている。
【0025】
また、上記充電装置112は、この充電装置112と上記電池ケース100とが接続されていることを示す接続信号を、上記充電/放電制御部128に出力する電池接続検知部129を備えている。
【0026】
さらにまた、上記充電装置112には、後述する表示装置133にリフレッシュ放電が必要な旨が表示されている場合に、ユーザが押すことによって上記充電/放電制御部128にリフレッシュ放電指示信号を出力するリフレッシュスイッチ131が設けられている。なお、図2に示すように、上記リフレッシュスイッチ131と同じ機能を有するリフレッシュスイッチ137を電池ケース100側にも設けてもよい。
【0027】
上記AC/DCコンバータ124の出力は出力制御部132を介して上記充電/放電制御部128により制御される。また、表示装置133や上記放電器135は上記充電/放電制御部128により制御される。そして上記表示装置133には、充電待機中,充電中,充電完了,充電停止,リフレッシュお知らせ,リフレッシュ中,リフレッシュ終了等の情報が表示される。このうちリフレッシュお知らせを電池ケース側の表示装置119にも同時に表示させるようにしても良い。
【0028】
次に、図3〜図5に基づいて、上記電動補助自転車1における電池管理装置105と充電装置112との間で送受信される信号データについて説明する。なお、図3〜図5は、信号データのナンバー(No),及び該ナンバーの内容を示している。
【0029】
図3は、上記電池管理装置105から充電装置112にまとめて送信される充放電制御データを示しており、1として「リフレッシュ放電実行要求」が、2として「リフレッシュ放電電流値」が、3として「リフレッシュ放電停止電圧」が、4として「リフレッシュタイマー値」が、5として「充電開始下限温度」が、6として「充電開始上限温度」が、7として「充電停止条件非検出時間」が、8として「充電電流値」が、9として「充電継続時間」が、含まれている。なお、上記「リフレッシュ放電実行要求」は、具体的には「有」又は「無」が示され、リフレッシュ放電実行か否かを知らせる信号として機能する。
【0030】
ここで上記充電装置112が充電電流値5.0Aの標準型のものである場合、上記充電電流値I,充電継続時間Tとして、充電開始時の電池電圧が10V以上のときには2.0A(Io)とToが、10V未満のときには1.6A(I1)とT1が送信される。また上記充電停止条件非検出時間tとして、上記充電開始時の電池電圧が20V以上,20V未満のときにはtoとt1が送信される。
【0031】
図4は、上記電池管理装置105から充電装置112にまとめて送信される電池状態データを示しており、1として「充電電流値(検出値)」が、2として「電池温度(1)」が、3として「電池温度(2)」が、4として「電池電圧」が、5として「現時点での電池残存容量」が、6として「電池実力容量、即ち現時点での容量学習値」が含まれている。なお、この容量学習値とは、充放電等を繰り返すうちに電池は次第に劣化しし、最大容量も次第に変化(低下)していく中で現時点での学習した容量値のことである。
【0032】
また、上記電池温度(1)は、図2に示すように上記充電式電池102を1組備える構成の電池温度を、上記電池温度(2)は2組備える構成の2組目の電池温度をそれぞれ意味している。また、上記充電式電池102を複数組備える場合には電池温度(1)〜(n)まで含まれる。
【0033】
図5は、上記充電装置112から電池管理装置105にまとめて送信される充電器状態データを示しており、1として「充放電制御データ要求」6が、2として「電池状態データ要求」が、3として「リフレッシュ中」が、4として「リフレッシュ終了」が、5として「充電中」が、6として「充電待機中」が、7として「充電完了」が、8として「充電停止」が含まれる。なお、「充電完了」とは100%充電されたことを意味し、「充電停止」とは充電容量が100%に達していないにも関わらずこれ以上充電を続けると危険である等の理由により充電を止めたことを意味している。
【0034】
図6,図7は上記充電装置112として、標準型充電器を採用して充電した場合における電池電圧,電池温度等の充電経過時間に伴う変化を説明するための特性図である。なお、上記充電器の場合、電池電圧が所定の電流切換電圧値Vhに達すると充電電流値が2.0Aから自動的に1.6Aに切り換わるようになっている。
【0035】
図6(a)は充電時の電池電圧の変化を示す。同図(a)において、曲線Aは電池電圧が10V未満まで極端に深放電したNi−Cd電池を充電電流値2.0Aで充電した場合の電池電圧−経過時間特性を示し、曲線BはAと同じ電池を充電開始時から充電電流値1.6Aで充電した場合の特性を示す。なお、曲線Aの場合、電池電圧が上記電流切換電圧値Vhに達した時点で充電電流値が1.6Aに切り換わった状態を示している。
【0036】
また曲線Cは電池電圧20ボルト未満まで中程度に深放電したNi−Cd電池を充電電流値2.0Aで充電した場合の特性を示す。一方、曲線Nは通常の放電停止電圧付近まで放電した正常な電池を充電電流値2.0Aで充電した場合の特性を示す。
【0037】
また図6(b)は充電時の電池温度の変化を示す。同図(b)において、曲線Cは電池電圧20ボルト未満まで中程度に深放電したNi−MH電池を充電電流値2.0Aで充電した場合の温度上昇特性を示し、曲線Nは通常の放電停止電圧付近まで放電した正常なNi−MH電池を充電電流値2.0Aで充電した場合の温度上昇特性を示す。
【0038】
また図7は充電電流値と充電継続時間との関係を説明するための図であり、図中曲線D,Eはそれぞれは電流値2.0A,1.6Aで充電した場合の電池電圧の充電時間の経過に伴う変化を示す。曲線D(2.0A充電)の場合は充電継続時間(トータルタイマ)はToであるのに対し、曲線E(1.6A)の場合は充電継続時間(トータルタイマ)はT1に設定される。
【0039】
本実施形態では、充電開始時の電池電圧が10V未満の場合には、充電電流値は充電開始当初から1.6Aとされ、充電継続時間(トータルタイマ)はToからT1に延長される。また充電開始時の電池電圧が20V未満の場合には充電停止条件非検出時間はtoからt1に延長される。
【0040】
次に図8〜図10のフローチャートに基づいて本電源システム21における電池管理装置105及び充電装置112の動作を説明する。図8は上記電池管理装置105の動作を、図9,図10は上記充電装置112の動作をそれぞれ示している
【0041】
まず、図8に基づいて電池管理装置における充電電流値の決定処理動作を説明する。上記電池管理装置105が待機モードであって(ステップC1)、後述の接続信号(D9)の割込により、充電器接続信号が検出され(ステップC2)、上記充電装置112から送信された図5のNo1に示す「充放電制御データ要求」信号(D10)が受信されると(ステップC3)、上記電池管理装置105はリフレッシュ放電要否判定を実施する(ステップC4)。
【0042】
なお、上記ステップC4におけるリフレッシュ放電の要否判定は、初期もしくは先回のリフレッシュ放電からの充電回数,放電回数,又は充放電サイクル数や、先回のリフレッシュ放電必要の表示後のリフレッシュ放電実行の有無、あるいは放電停止電圧が検出されるまでの放電容量と実力容量との差に基づいて行われる。例えば上記充放電サイクル数が20回以上の場合、及びリフレッシュ放電必要表示後のリフレッシュ放電不実行時にリフレッシュ放電要と判定される。
【0043】
そして充電開始時の電池電圧判定、つまり走行放電時の放電深度の判定が行われ、該電池電圧が放電停止電圧(20V)未満の場合でさらに深放電電圧(10V)未満の場合には、充電電流値は通常のIoからI1に下げられるとともに、充電継続時間(トータルタイマ)は通常のToからT1に延長され、さらに充電停止条件非検出時間は通常のtoからt1に延長される(ステップC4−1〜C4−4)。
【0044】
具体的には、上記充電電流値I,及び充電継続時間Tは、充電開始時電池電圧が放電停止電圧(20V)以上の場合はそれぞれIo=2.0A,To=230分(Ni/Cd)であるのに対し、充電開始電池電圧が深放電電圧(10V)未満の場合はそれぞれI1=1.6A,T1=290分(Ni/Cd)に変更される。また上記充電停止条件非検出時間tについては、充電開始時電池電圧が放電停止電圧( 20V)以上の場合はto=5分であるのに対し、充電開始時電池電圧が放電停止電圧( 20V)未満の場合はt1=40分に変更される。
【0045】
そして上記充電電流値I,充電継続時間T,充電停止条件非検出時間t等に関する充放電制御データが作成され(ステップC5)、電池管理装置105から充電装置112に送信される(ステップC6)。なお、ステップC4−1において、充電開始時電圧が20V以上である場合には充電電流値,充電継続時間,充電停止非検出時間を変更することなくそのままステップC5に移行し、またステップC4−1,C4−2において充電開始時電圧が20V未満かつ10V以上と判断された場合、充電電流値,充電継続時間を変更することなく充電停止条件非検出時間の延長のみを行ってステップC5に移行する。
【0046】
次に、図5の「充電器状態データ」信号の受信が待機され(ステップC7)、この信号が正常に受信されると(ステップC8)、電池温度, 電圧, 電流が計測される(ステップC9)。そして、電池の残存容量が計算されて(ステップC10)、図4に示す電池状態データが上記充電装置112に送信される(ステップC12)。
【0047】
そして、この電池管理装置105に上記充電装置112が接続されており(ステップC13)、上記「充電器状態データ」から充電完了信号が検出されると(ステップC14)、上記ステップC1の待機モードに処理が移行する。なお、上記ステップC13において、この電池管理装置105と上記充電装置112との接続が検出されない時も上記ステップC1の待機モードに処理が移行する。
【0048】
また、上記ステップC8において、「充電器状態データ」信号が正常に受信されない時は、通信異常として(ステップC15)、異常表示2として上記表示装置133に交互点滅表示が行われる(ステップC16)。
【0049】
次に、図9に基づいて充電準備段階にある上記充電装置112のACプラグ接続後の動作を説明する。上記充電装置112のプラグ123がコンセントに接続されると(ステップD1)、上記電池ケース100の接続検知が待機される(ステップD2。)
【0050】
上記接続が検知され(ステップD2)、充電式電池102の電圧Vが20V未満であることが検出されると(ステップD3)、充電電流0. 5Aによる予備充電が開始され(ステップD4)、上記LED133が点灯されて充電中であることが表示され(ステップD5)、タイマーがオンされて充電時間が計測される(ステップD6)。
【0051】
そして、上記充電式電池102の電圧Vが20V以上になると(ステップD7)、上記充電出力が停止され(ステップD8)、この充電装置112から上記電池管理装置105に、上記ステップC2で受信される充電器接続信号が送信され(ステップD9)、また、上記ステップC3で受信される図5に示す「充放電制御データ要求」信号の送信が開始され(ステップD10)、上記ステップC6で送信された上記充放電制御データが正常に受信された場合(ステップD11)は、上記充電電流値I,充電停止条件非検出時間t,及び上記充電継続時間Tの内容がチェックされ(ステップD16)、続いてリフレッシュ放電の要否が判断され、リフレッシュ不要の場合には充電モードに移行し(ステップD18)、リフレッシュ必要の場合にはリフレッシュ放電モードに移行する(ステップD19)。
【0052】
なお、上記ステップD11において、上記充放電制御データが正常に受信されない時は、通信異常として(ステップD12)、異常表示2が表示装置133に表示され(ステップD13)、この処理が終了する。
【0053】
また、上記ステップD7において上記電圧が20V以上ではない状態が60分継続されると(ステップD14)、異常表示1が表示装置133に表示され(ステップD15)、この処理が終了する。
【0054】
次に、図9に基づいて上記充電装置112の充電動作を説明する。
この充電装置112が充電モードに移行すると(ステップF1)、該充電装置112から上記電池管理装置105に図5に示す「充放電制御データ要求,電池状態データ要求」信号を含む充電器状態データが送信開始される(ステップF2)。そして上記電池管理装置105から送信された図3に示す充放電制御データ及び図4に示す電池状態データが正常に受信されると(ステップF3)、この電池状態データ内の電池温度が充放電制御データ内に設定されている充電開始下限温度と充電開始上限温度との間の充電開始温度かどうか等の充電条件が判定され(ステップF4)、該充電開始温度でない時は充電は待機され(ステップF5)、上記表示装置133が充電待機表示として点滅されて(ステップF6)、上記ステップF3に処理が移行する。
【0055】
上記ステップF4において電池温度が充電開始温度と判定されると、上記充電電流値I,充電条件非検出時間t,及び充電継続時間(トータルタイマ)Tに基づいて充電が開始され(ステップF7)、トータルタイマーによる経過時間の計測が開始される(ステップF8)。そしてこの充電装置112から上記電池管理装置105に図5に示す「電池状態データ要求」信号を含む充電器状態データが送信される(ステップF9)。上記ステップC12にて上記電池管理装置105から送信された図4に示す電池状態データが正常に受信されれば(ステップF10)、充電の終了判定が行なわれる(ステップF11)。
【0056】
上記ステップF11において電池状態データより充電終了と判定された時は、この充電装置112から上記電池管理装置105に、図5に示すNo7の「充電完了」信号, 又はNo8の「充電停止」信号の何れかを含む充電器状態データが送信されるとともに(ステップF12)、補充電タイマーによる経過時間の計測が開始され(ステップF13)、補充電(例えば0.5A×2h)が開始され(ステップF14)、所定時間を経過すると補充電が停止されて(ステップF15)、この処理が終了となる。
【0057】
また、上記ステップF3,F10において、上記電池管理装置105からの電池状態データが正常に受信されないときは、通信異常として(ステップF16)、異常表示2が表示装置133に表示され(ステップF17)、この処理が終了する。
【0058】
上記ステップF11において充電終了と判定されない時は、充電電流のデータが変更されたかどうかが判断され(ステップF18)、変更されていればトータルタイマーが再設定され(ステップF19)、充電電流が変更されて上記ステップF9に処理が戻る(ステップF20)。なお、上記ステップF18において充電電流データが変更されていない時は充電電流を変更することなく上記ステップF9に処理が戻る。
【0059】
このように本実施形態では、充電開始時の電池電圧が10V未満と極端に低い場合は充電電流値を充電開始から1.6Aと低く設定したので、図6(a)に破線で示す電池電圧曲線Bから明らかなように、充電初期において電池電圧が電流切換電圧Vhまで上昇するのを防止できる。ちなみに、従来技術では、充電電流値2.0Aの標準充電装置を使用して上記電池電圧10V未満の深放電電池を充電した場合、内部抵抗が大きいことから、図6(a)に実線で示す電池電圧曲線Aから明らかなように、充電初期において電池電圧が急激に上昇して充電電流切換電圧Vhに達し、充電電流値が1.6Vに切り換えられ、電池電圧が大きく低下する問題があった。
【0060】
そして充電開始時電圧が20V未満の場合には、充電停止条件非検出時間を通常のtoからt1に延長したので、放電深度が深い電池の充電初期における急激な温度上昇による温度上昇率dT/dtの誤検出、及び充電初期における最大電圧からの電圧降下−ΔVの誤検出を防止でき、早期の充電停止を防止して所要の充電容量を確保できる。
【0061】
また、充電開始時の電池電圧が10V未満の場合には、充電電流値を上記1.6Aに下げるとともに、充電継続時間(トータルタイマ)を通常のToからT1に延長したので、充電継続時間オーバーによる充電停止を防止でき、所要の充電容量を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電動補助自転車の側面図である。
【図2】上記実施形態による電源システムのブロック構成図である。
【図3】上記電源システムの電池管理装置と充電装置との間で送受信される信号データを説明するための図である。
【図4】上記電池管理装置と充電装置との間で送受信される信号データを説明するための図である。
【図5】上記電池管理装置と充電装置との間で送受信される信号データを説明するための図である。
【図6】上記電源システムの充電時の電池電圧,電池温度の時間経過特性図である。
【図7】上記電源システムの充電時の電池電圧の時間経過特性図である。
【図8】上記電池管理装置の動作を説明するためのフローチャート図である。
【図9】上記充電装置の動作を説明するためのフローチャート図である。
【図10】上記充電装置の動作を説明するためのフローチャート図である。
【符号の説明】
21 電源システム
102 充電式電池
112 充電装置(充電手段)
117 電池管理・制御部(充電指令手段)
I1 電池電圧が小なる場合の充電電流値
Io 電池電圧が大なる場合の充電電流値
T1 電池電圧が小なる場合の充電継続時間
To 電池電圧が大なる場合の充電継続時間
t1 電池電圧が小なる場合の充電停止条件非検出時間
to 電池電圧が大なる場合の充電停止条件非検出時間
Claims (1)
- 充電式電池と、該充電式電池を充電する充電手段と、該充電手段に充電電流値,充電継続時間,及び充電停止条件非検出時間を含む充電制御信号を出力する充電指令手段とを備えた電動車両用電源システムにおいて、
上記充電指令手段は、
所定の充電電流値,充電継続時間及び充電停止条件非検出時間を予め設定しておき、
充電開始時の電池電圧が、放電停止電圧より高い場合には、上記設定された充電電流値,充電継続時間及び充電停止条件非検出時間をそのまま充電制御信号として上記充電手段に出力し、
充電開始時の電池電圧が、上記放電停止電圧より低く、かつ該放電停止電圧よりも低い深放電電圧より高い場合には、上記設定された充電電流値,充電継続時間をそのまま充電制御信号とするとともに、上記充電停止条件非検出時間を延長した充電停止条件非検出時間を充電制御信号として上記充電手段に出力し、
充電開始時の電池電圧が、上記深放電電圧より低い場合には、上記充電停止条件非検出時間の延長に加えて、上記設定された充電電流値よりも低い充電電流値、及び上記設定された充電継続時間より長い充電継続時間を充電制御信号として上記充電手段に出力する
ことを特徴とする電動車両用電源システム。
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| JP30169499A JP4111641B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 電動車両用電源システム |
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| JP2001128368A JP2001128368A (ja) | 2001-05-11 |
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-
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