JP4185671B2 - 燃料電池システムの制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料電池システムの制御装置に係り、特にスタックが低温時の燃料電池出力の減少を抑制させることができる燃料電池システムの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池は、水素ガスなどの燃料ガスと酸素を有する酸化ガスとを、電解質を介して電気化学的に反応させ、電極間から電気エネルギを直接取り出すものである。したがって、燃料電池の発電電力量が大きくなるにつれてより多くのガスの供給量が必要になる。逆に、燃料電池の発電電力量が小さい場合、ガスの供給量は少なくても良いことになる。つまり、燃料電池の発電電力量を変化させるに際しては、効率を考慮すれば、発電電力量に応じてガスの供給量を可変にすることが必要となる。
【0003】
そこで、例えば特開平7−75214号公報に記載された技術では、燃料電池の発電量によりガス供給量の目標を決定することとしている。ここで、燃料電池の発電量とは、燃料電池を搭載する電気自動車の場合、アクセル開度からテーブルで検索されるのが代表的な方法である。そして、ガス供給量の目標は、燃料電池の発電量からテーブルで検索される。
【0004】
一方、ガスの供給量の目標に対して、実際の供給量は、アクチュエータの応答性やガス経路の管路抵抗や容積の影響により、必ず遅れが生じてしまう。例えば、燃料電池の目標発電量を増大させる場合、目標発電量に応じて目標ガス供給量も速やかに増大するが、実際のガス供給量は、燃料電池の増大した目標発電量を賄うほどにすぐには増加しない。このとき、目標発電量に応じた出力電力を燃料電池から負荷へ供給してしまうと、言い換えれば、実際の発電量が目標発電量に達する前に目標発電量に相当する出力電力を引き出してしまうと、電圧降下を発生し、燃料電池の性能が低下あるいは燃料電池が劣化してしまうことにつながる。
【0005】
前述の公開公報には、このことを防ぐために、ガス流量を検出し、その値からテーブルで検索される燃料電池の発電可能量を検索し、発電可能量によって、燃料電池の発電量を制限することも開示されている。発電量の制限は、燃料電池を搭載した電気自動車の場合、燃料電池の負荷である駆動モータの出力を制限することで達成される。また、本発電量の制限に関して、従来技術では、燃料電池の温度による制限についても言及されている。つまり、燃料電池温度からテーブルで検索される発電量制限値と前述した実際のガス流量から求まる発電量制限値の小さい方の発電量制限値で、燃料電池の発電量を制限するというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の技術では、燃料電池に対する目標発電電力の変更に伴って、燃料電池に供給するガス流量を変更しており、また、実際のガス流量を検出し、その値に基づいて燃料電池の発電電力量を制限している。しかしながら、燃料電池の発電可能電力は、流量だけでなく、その圧力にも大きく依存する。即ち、燃料電池の電気化学反応は、燃料ガスと酸化ガスの圧力に影響を受けるものであり、これらの圧力が高いほど電気化学反応は促進され、発電可能電力も大きくなるからである。
【0007】
また、燃料電池の温度が低い場合、電解質膜の抵抗が増大し、加えて電気化学反応が抑制されるため、発電電力を制限しなければ、燃料電池が劣化してしまう。従来技術では、燃料電池の温度をパラメータとして、発電電力を制限する構成となっているため、燃料電池が低温の場合、通常よりも発電可能な電力が低くなり、燃料電池の温度を上昇させる発熱も抑制されることになるため、燃料電池の暖機時間が長くなってしまうという問題点があった。
【0008】
さらに、燃料電池は単セルが積層されているため、ガス流路の上流よりも下流側の方が燃料および酸素の分圧が低くなりやすく、燃料電池の温度が低い場合、電気化学反応が抑制される分、その影響が大きくなり、その結果、電圧降下を起こしやすく、燃料電池の性能劣化を生じる恐れがあるという問題点があった。
【0009】
一方、燃料電池の温度が低い場合、発電に伴って生成される水が凝縮しやすく、水つまりによる電圧低下のため燃料電池の性能劣化を招きやすい。
【0010】
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、燃料電池の効率を向上させ、燃料電池の性能劣化を防ぐとともに、燃料電池の暖機時間を短縮する制御装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記目的を達成するため、燃料ガスと酸化ガスとの反応によって電気的エネルギを負荷に供給する燃料電池に対し、前記燃料ガスおよび前記酸化ガスの供給を制御し、かつ、前記燃料電池の出力電力を制御する燃料電池システムの制御装置において、前記燃料電池の目標発電電力に基づいて前記燃料ガスおよび前記酸化ガスの目標流量および目標圧力を演算する目標運転点演算手段と、前記目標流量および目標圧力に基づき燃料電池に供給する前記燃料ガスおよび前記酸化ガスの流量および圧力を制御する制御手段と、前記燃料ガスおよび前記酸化ガスの流量を検出する流量検出手段と、前記燃料ガスおよび前記酸化ガスの圧力を検出する圧力検出手段と、検出された前記流量および前記圧力に基づいて前記燃料電池の発電可能電力を演算する発電可能電力演算手段と、前記発電可能電力に制限されるように前記燃料電池の出力電力を制御する負荷制御手段と、を具備したことを要旨とする。
【0012】
請求項2記載の発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の燃料電池システムの制御装置において、前記燃料電池の温度を検出する温度検出手段と、検出された前記温度に基づいて前記目標流量を補正する目標流量補正手段と、検出された前記温度に基づいて前記目標圧力を補正する目標圧力補正手段と、検出された前記温度に基づいて前記発電可能電力演算手段の入力である前記流量を補正する流量補正手段と、検出された前記温度に基づいて前記発電可能電力演算手段の入力である前記圧力を補正する圧力補正手段と、を具備したことを要旨とする。
【0013】
請求項3記載の発明は、上記目的を達成するため、請求項2に記載の燃料電池システムの制御装置において、前記目標圧力補正手段は、前記温度が所定値より小さいときに前記目標圧力を増加するように補正するものであり、前記圧力補正手段は前記温度が所定値より小さいときに前記圧力を減少するように補正するものであることを要旨とする。
【0014】
請求項4記載の発明は、上記目的を達成するため、請求項2に記載の燃料電池システムの制御装置において、前記目標流量補正手段は前記温度が所定値より小さいときに前記目標流量を増加するように補正するものであり、前記流量補正手段は前記温度が所定値より小さいときに前記流量を減少するように補正するものであることを要旨とする。
【0015】
請求項5記載の発明は、上記目的を達成するため、請求項3に記載の燃料電池システムの制御装置において、前記目標圧力補正手段は、前記温度検出手段の検出値と所定の定格温度との差に応じて前記目標圧力を補正することを要旨とする。
【0016】
請求項6記載の発明は、上記目的を達成するため、請求項4に記載の燃料電池システムの制御装置において、前記目標流量補正手段は、前記温度検出手段の検出値と所定の定格温度との差に応じて前記目標流量を補正することを要旨とする。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、燃料電池への燃料ガスおよび酸化ガスの供給に際し、目標発電電力に応じて供給ガスの流量および圧力の目標を最適に決定するため、燃料電池の発電効率を常に最適に制御することができるという効果がある。また、実際の供給ガスの流量および圧力に応じて燃料電池からの出力電力を制限するため、目標発電電力が変化したときに供給ガスの流量および圧力が過渡的に目標に追従しない場合であっても、燃料電池の性能劣化を防ぐことが可能となるという効果がある。
【0018】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、燃料電池の温度特性を考慮した燃料ガスおよび酸化ガスの圧力および流量の制御が可能となり、発電電力の制限を最小限にとどめることができる。その結果、燃料電池の温度が低い場合でも、発電による発熱で燃料電池の昇温が速やかに行われ、通常の発電状態に移行できるという効果がある。また、実際の供給ガスの流量および圧力に対して燃料電池の温度による補正を加えた上で、燃料電池の発電可能電力を演算するため、温度によらず燃料電池の性能劣化を防ぐことが可能となるという効果がある。
【0019】
請求項3の発明によれば、請求項2の発明の効果に加えて、電気化学反応の速度が遅い低温時に供給ガスの圧力目標を増加するように補正するため、燃料電池の出力電力の制限を最小限にすることができるという効果がある。
【0020】
請求項4の発明によれば、請求項2の発明の効果に加えて、燃料電池の温度が低い場合、供給ガスの流量目標を増加するよう補正するため、凝縮した生成水を燃料電池外へ排出する効果が得られ、また、ガス流路下流側の燃料および酸素の分圧低下の影響を押さえ、発電電力の制限を最小限にする
ことができる。
【0021】
請求項5の発明によれば、請求項3の発明の効果に加えて、前記目標圧力補正手段は、前記温度検出手段の検出値と所定の定格温度との差に応じて前記目標圧力を補正するようにしたので、燃料電池の動作温度と定格温度との温度差に応じて、より正確な目標圧力補正を行うことができるという効果がある。
【0022】
請求項6の発明によれば、請求項4の発明の効果に加えて、前記目標流量補正手段は、前記温度検出手段の検出値と所定の定格温度との差に応じて前記目標流量を補正するようにしたので、燃料電池の動作温度と定格温度との温度差に応じて、より正確な目標流量補正を行うことができるという効果がある。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る燃料電池システムの制御装置の基本構成図である。図1において、燃料電池システムの制御装置1は、燃料電池スタック10に供給する燃料ガスと酸化ガスを制御するとともに、燃料電池の出力電力を制御するものである。また制御装置1は、燃料電池の目標発電電力に基づいて燃料ガスおよび酸化ガスの目標流量および目標圧力を演算する目標運転点演算手段2と、燃料ガスおよび酸化ガスの流量に関連する値を検出する流量検出手段3と、燃料ガスおよび酸化ガスの圧力を検出する圧力検出手段4と、検出された流量に関連する値および圧力に基づいて燃料電池の発電可能電力を演算する発電可能電力演算手段5と、発電可能電力に制限されるように燃料電池の出力電力を制御する負荷制御手段6と、を備えている。
【0024】
〔第1実施形態〕
次に、本発明に係るの燃料電池システムの制御装置の第1実施形態について、図2ないし図8を用いて説明する。本実施形態は、図2に示すように、燃料電池(燃料電池本体、または燃料電池スタックとも呼ばれる)101から供給される直流電力を交流電力に変換するインバータ103、インバータ103により駆動される車両駆動用交流モータ104、交流モータ104の発生する駆動力により差動装置105を介して駆動される駆動輪106を備える燃料電池車両に適用した例である。
【0025】
燃料電池スタック101の図示しない水素極には高圧水素タンク112から燃料電池車両制御装置121により駆動される圧力調整弁134を介して水素が、同図示しない空気極には燃料電池車両の制御装置121により制御されるコンプレッサ114から空気が供給され、これら水素および空気は加湿器111で加湿される。加湿器111には、制御装置121により制御される純水供給ポンプ113により純水が供給される。燃料電池スタック101の空気極の空気圧力は、制御装置121により制御される空気調圧弁133により制御され、余剰空気は空気調圧弁133を介して外部へ排出される。また、燃料電池スタック101は制御装置121により制御される冷却水供給ポンプ115により供給される冷却水によって冷却される。
【0026】
制御装置121は、アクセルセンサ122、車速センサ123、ブレーキセンサ124およびシフトスイッチ125にしたがってインバータ103への指令値を送り、車両全体を制御する。また、コンプレッサ114の入口には空気質量流量センサ131、燃料電池スタック101の空気極入口には空気圧力センサ132、水素極入口には水素圧力センサ135、冷却水出口には冷却水温度センサ136が設置され、それぞれ制御装置121が値を読み込む。
【0027】
図1に示した基本構成図と図2の第1実施形態の構成図との対応は、以下の通りである。図1の燃料電池スタック10、流量検出手段3、圧力検出手段4は、それぞれ図2の燃料電池スタック101、空気質量流量センサ131、空気圧力センサ132及び水素圧力センサ135に対応する。また図1の目標運転点演算手段2、発電可能電力演算手段5、および負荷制御手段6は、図2のマイクロプロセッサ等を用いた制御装置121が実行するプログラムとして実現されている。
【0028】
次に、制御装置121の動作を図3のフローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS302で目標車両駆動トルクTdを演算する。この値は、アクセルセンサ122から入力されるアクセル開度、シフトスイッチ125から入力されるシフトポジションなど、ドライバの操作量と車速センサ123から入力される現在の車両速度からマップ等から演算される。
【0029】
次いで、ステップS304にて目標車両駆動仕事率Pdを演算する。この値は、目標車両駆動トルクTdと車両速度との積にギヤ比やタイヤ半径などで定まる定数を乗じたものである。次いで、ステップS306で目標発電電力Pgを演算する。この値は、目標車両駆動電力Pdを車両駆動用交流モータ104およびインバータ103の効率で除したものである。次いで、ステップS308にて目標運転点の演算を行う。これは別に述べるが、燃料電池スタック101の目標発電電力に応じて、燃料電池スタック101に供給する水素と空気の目標流量および目標圧力を演算するものである。
【0030】
次いで、ステップS310にて流量・圧力制御の演算を行う。ここでは、空気質量流量センサ131と空気圧力センサ132によって検出される空気の流量・圧力が空気の目標流量・目標圧力にそれぞれ一致するように、コンプレッサ114の目標回転数と空気調圧弁133の目標開度を演算し、それぞれを制御する。また、水素圧力センサ135によって検出される水素の圧力が水素の目標圧力に一致するように、水素調圧弁134の目標開度を演算し、制御する。
【0031】
次いで、ステップS312にて発電可能電力Pglの演算を行う。これについても別に説明するが、燃料電池スタック101に実際に供給されているガスの流量・圧力に応じて、燃料電池スタック101の発電可能電力Pglを演算するものである。次いで、ステップS314にて車両駆動可能仕事率Pdlを演算する。この値は、発電可能電力Pglに車両駆動用交流モータ104およびインバータ103の効率を乗じたものである。
【0032】
次いで、ステップS316にて車両駆動トルク指令値Tdlを演算する。この値は、車両駆動可能仕事率Pdlを車両速度とギヤ比やタイヤ半径などで定まる定数の積で除したものである。車両駆動トルク指令値Tdlはインバータ103に与えられ、車両駆動用交流モータ104の出力トルクがこの値に制御される。
【0033】
次に、ステップS308の演算について詳細に説明する。目標ガス流量については、図4に示すような燃料電池スタック101の特性にしたがい、目標発電電力から目標ガス流量を求める。図4に示す特性は、発電電力の増加に応じて目標ガス流量も増加していくが、ガス流量が少ない場合、発電時に生成される水が燃料電池スタック101内にとどまり、燃料電池スタック101の電圧低下を招いてしまうことを考慮して、発電電力が小さい領域で比較的大きな流量を流すようになっている。図4に示す通り、目標発電電力がWaのときは、目標ガス流量がQaとなる。
【0034】
目標ガス圧力については、図5に示すような燃料電池スタック101の特性にしたがい、目標発電電力から目標ガス圧力を求める。図5に示すように、発電電力の増加に応じて目標ガス圧力が増加しており、目標発電電力がWaのときは、目標ガス圧力がPaとなる。
【0035】
次に、ステップS312の演算について詳細に説明する。図6は、ガス流量からガス流量による発電可能電力Pgl1を求める際に用いる燃料電池スタック101の特性であり、図4に示した特性のX軸とY軸を入れ替えたものである。空気質量流量センサ131によって検出される空気流量がQbの場合、ガス流量による発電可能電力Pal1は、Wb1となる。また、図7は、ガス圧力からガス圧力による発電可能電力Pal2を求める際に用いる燃料電池スタック101の特性であり、図5に示した特性のX軸とY軸を入れ替えたものである。空気圧力センサ132によって検出される空気圧力と水素圧力センサ135によって検出される水素圧力のうち、小さい値がPbの場合、ガス圧力による発電可能電力Pgl2は、Wb2となる。そして、ガス流量による発電可能電力Wgl1とガス圧力による発電可能電力Wgl2の小さい方を発電可能電力Wgl1とする。
【0036】
図8は本実施形態における動作を示すタイミングチャートである。時刻t1において、運転者がアクセルを踏み増して、目標発電電力WcからWdへ増加した場合を示している。ステップS308の演算により、目標ガス流量はQcからWdへ、目標ガス圧力はPcからPdへそれぞれ増加する。ステップS310の演算により、コンプレッサ114、空気調整弁133、水素調整弁134がそれぞれ制御され、ガス流量およびガス圧力が目標値に制御されている。ただし、各アクチュエータの応答遅れやガス管路の容積、圧損などの影響のため、実際のガス流量、ガス圧力が目標値に到達するまでに遅れが生じる。この例では、圧力の応答が流量の応答よりも遅くなっている。そのため、ステップS312の演算では、ガス圧力による発電可能電力Pgl2の応答がガス流量による発電可能電力Pgl1よりも遅くなっている。したがって、両者の内小さい値となる発電可能電力Pglは、ガス圧力による発電可能電力Pgl2と同じ応答となる。
【0037】
また、本実施形態中では、ガス流量の検出に空気質量流量センサ131を用いて説明したが、コンプレッサ114の回転数に応じてガス流量を推定することも可能であり、その推定値を用いて本発明を実現することも可能である。
【0038】
上記により、燃料電池への燃料ガスおよび酸化ガスの供給に際し、目標発電電力に応じて供給ガスの流量および圧力の目標を最適に決定するため、燃料電池の発電効率を常に最適に制御することができる。また、実際の供給ガスの流量および圧力に応じて燃料電池の発電電力を制限するため、目標発電電力が変化したときに供給ガスの流量および圧力が過渡的に目標に追従しない場合であっても、燃料電池の性能劣化を防ぐことが可能となる。
【0039】
〔第2実施形態〕
次に、図9ないし図11を参照して、本発明に係る燃料電池システムの制御装置の第2実施形態について説明する。この実施形態では、燃料電池スタック101の温度を考慮した、目標動作点制御および発電制御について、車両制御装置121の動作を図9のフローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS302で目標車両駆動トルクTdを演算する。次いで、ステップS304にて目標車両駆動仕事率Pdを演算する。次いで、ステップS306で目標発電電力Pgを演算する。次いで、ステップS308にて目標運転点の演算を行う。次いで、ステップS309にて目標運転点の補正演算を行う。これについては別に説明するが、燃料電池スタック101出口の冷却水温度を冷却水温度センサ136で検出し、この値に応じて目標運転点を補正し、水素と空気の目標流量および目標圧力を演算し直すものである。ここで、冷却水の温度は燃料電池スタック101の温度に関連する値として用いるのであって、当然、燃料電池スタック101の温度を直接検出しても構わない。次いで、ステップS310にて流量・圧力制御の演算を行う。次いで、ステップS311にて流量・圧力の補正演算を行う。これについては別に説明するが、冷却水温度センサ136の検出値に応じて実際に供給されているガスの流量・圧力を補正するものである。次いで、ステップS312にて発電可能電力Pglの演算を行う。ここでは、補正されたガスの流量・圧力に応じて、燃料電池スタック101の発電可能電力Pglを演算する。次いで、ステップS314にて車両駆動可能仕事率Pdlを演算する。次いで、ステップS316にて車両駆動トルク指令値Tdlを演算する。車両駆動トルク指令値Tdlはインパータ103に与えられ、車両駆動用交流モータ104の出力トルクがこの値に制御される。
【0040】
次に、ステップS309の目標運転点の補正演算について説明する。図10、図11は燃料電池スタック101の目標発電電力に対する目標運転点を示したものである。目標流量、目標圧力とも通常運転温度(t0)より、低温時(t1〜t3、ここでt0>t1>t2>t3とする)の方が高い値が必要であり、低温になればなるほど高い値が必要である。
【0041】
これは、燃料電池の温度が通常運転温度より低ければ、発電の際の電気化学反応が低下するため、ガス圧力を高めないと目標発電電力を達成できないためである。加えて、燃料電池スタック101のガス下流にあるセルは、発電によって消費されるガス量が少なくなり、低温時は、電気化学反応の低下の影響が現れやすい。したがって、ガス流量を増やして、その影響を小さくする必要がある。また、発電によって生成される水が凝縮しやすく、ガス流量の増加をしないと、燃料電池内部に生成水が溜まってしまうためである。
【0042】
そこで、ステップS308で演算される通常運転温度での目標ガス流量および目標ガス圧力に対して、燃料電池スタック101の温度またはそれに関連する値をパラメータとして補正をかける。例えば、所定の係数をステップS308で演算された目標ガス流量および目標ガス圧力に乗じる、あるいは、所定の定数をステップS308で演算された目標ガス流量および目標ガス圧力に加える処理を行う。ここで、所定の係数、所定の定数は、空気流量、水素圧力毎に設定され、それぞれは冷却水温度でテーブル検索される値である。このように演算された値を、改めて目標ガス流量、目標ガス圧力とする。
【0043】
次に、ステップS311について説明する。ここでは、検出されたガス流量およびガス圧力を通常運転温度でのガス流量およびガス圧力に補正する。すなわち、検出された空気流量、空気圧力、水素圧力を、ステップS309で用いた所定の係数で除す、あるいは、検出された空気流量、空気圧力、水素圧力からステップS309で用いた所定の定数を減じる。これにより、低温時の電気化学反応の低下、水溜りなど、発電可能電力に影響を及ぼすものを打ち消すために必要なガス流量、ガス圧力分を排除した場合のガス流量、ガス圧力が求められる。この補正されたガス流量、ガス圧力を改めてガス流量およびガス圧力とすれば、ステップS312の通常運転温度での発電可能電力の演算結果が、燃料電池スタック101の温度の影響を考慮した発電可能電力Pglとなる。
【0044】
上記により、燃料電池への燃料ガスおよび酸化ガスの供給に際し、目標発電電力と燃料電池の温度に応じて供給ガスの流量および圧力の目標を最適に決定するため、燃料電池の発電効率を燃料電池温度にかかわらず最適に制御することができる。また、実際の供給ガスの流量および圧力と燃料電池温度に応じて燃料電池の発電電力を制限するため、目標発電電力が変化したときに供給ガスの流量および圧力が過渡的に目標に追従しない場合であっても、燃料電池の性能劣化を燃料電池の温度にかかわらず防ぐことが可能となる。加えて、燃料電池の温度に応じて、供給ガスの流量および圧力の目標を最適に決定するため、燃料電池が低温にあっても、発電電力の制限を最小限に終えることが可能となり、燃料電池の昇温時間が短縮され、高効率の通常運転に速やかに移行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池システムの制御装置の基本構成を説明する基本構成図である。
【図2】本発明に係る燃料電池システムの制御装置の第1実施形態の構成を示すシステム構成図である。
【図3】第1実施形態における燃料電池制御動作を示すフローチャートである。
【図4】第1実施形態におけるガス目標流量特性を示すグラフである。
【図5】第1実施形態におけるガス目標圧力特性を示すグラフである。
【図6】第1実施形態におけるガス流量による発電可能電力特性を示すグラフである。
【図7】第1実施形態におけるガス圧力による発電可能電力特性を示すグラフである。
【図8】第1実施形態の動作を示すタイミングチャートである。
【図9】第2実施形態における燃料電池制御動作を示すフローチャートである。
【図10】第2実施形態におけるガス目標流量特性を示すグラフである。
【図11】第2実施形態におけるガス目標圧力特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 制御装置
2 目標運転点演算手段
3 流量検出手段
4 圧力検出手段
5 発電可能電力演算手段
6 負荷制御手段
101 燃料電池スタック
103 インバータ
104 車両駆動用交流モータ
111 加湿器
113 純水供給ポンプ
114 コンプレッサ
115 冷却水供給ポンプ
121 制御装置
Claims (6)
- 燃料ガスと酸化ガスとの反応によって電気的エネルギを負荷に供給する燃料電池に対し、前記燃料ガスおよび前記酸化ガスの供給を制御し、かつ、前記燃料電池の出力電力を制御する燃料電池システムの制御装置において、
前記燃料電池の目標発電電力に基づいて前記燃料ガスおよび前記酸化ガスの目標流量および目標圧力を演算する目標運転点演算手段と、
前記目標流量および目標圧力に基づき燃料電池に供給する前記燃料ガスおよび前記酸化ガスの流量および圧力を制御する制御手段と、
前記燃料ガスおよび前記酸化ガスの流量を検出する流量検出手段と、
前記燃料ガスおよび前記酸化ガスの圧力を検出する圧力検出手段と、
検出された前記流量および前記圧力に基づいて前記燃料電池の発電可能電力を演算する発電可能電力演算手段と、
前記発電可能電力に制限されるように前記燃料電池の出力電力を制御する負荷制御手段と、
を具備したことを特徴とする燃料電池システムの制御装置。 - 前記燃料電池の温度を検出する温度検出手段と、
検出された前記温度に基づいて前記目標流量を補正する目標流量補正手段と、
検出された前記温度に基づいて前記目標圧力を補正する目標圧力補正手段と、
検出された前記温度に基づいて前記発電可能電力演算手段の入力である前記流量を補正する流量補正手段と、
検出された前記温度に基づいて前記発電可能電力演算手段の入力である前記圧力を補正する圧力補正手段と、
を具備したことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの制御装置。 - 前記目標圧力補正手段は、前記温度が所定値より小さいときに前記目標圧力を増加するように補正するものであり、前記圧力補正手段は前記温度が所定値より小さいときに前記圧力を減少するように補正するものであることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システムの制御装置。
- 前記目標流量補正手段は、前記温度が所定値より小さいときに前記目標流量を増加するように補正するものであり、前記流量補正手段は前記温度が所定値より小さいときに前記流量を減少するように補正するものであることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システムの制御装置。
- 前記目標圧力補正手段は、前記温度検出手段の検出値と所定の定格温度との差に応じて前記目標圧力を補正することを特徴とする請求項3に記載の燃料電池システムの制御装置。
- 前記目標流量補正手段は、前記温度検出手段の検出値と所定の定格温度との差に応じて前記目標流量を補正することを特徴とする請求項4に記載の燃料電池システムの制御装置。
Priority Applications (1)
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