JP4099163B2 - 画像形成粒子製造方法、画像形成粒子からなるトナー、現像剤、画像形成方法、トナー入り容器、画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents
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Description
方法、等がある。
この問題の対策として、特異な分子構造を有する連鎖移動剤を用いる方法(特許文献6〜10参照)や、洗浄工程時に添加物を加えて洗浄を行う方法(特許文献11〜17参照)や、消臭剤を添加する方法(特許文献18及び19参照)などがあるが、悪臭を生じる化合物を除去するには不十分で、問題を十分に解消し得る技術は未だ提供されていないのが現状である。
即ち、本発明は、超臨界流体及び亜臨界流体の少なくともいずれかにより、画像形成粒子に存在する連鎖移動剤を除去する連鎖移動剤除去工程を少なくとも含む画像形成粒子の製造方法を用いることにより、悪臭に起因する連鎖移動剤を効率的に除去し、低温定着性、離型性、耐ブロッキング性などに優れ、かつ高温高湿下における耐久性が高い画像形成粒子及びその効率的、かつ環境への負荷が小さい製造方法、並びに、該画像形成粒子から得られるトナー、該トナーを含む高画質化が可能な現像剤、該現像剤を用いる画像形成方法、該トナー入り容器、画像形成装置、プロセスカートリッジを提供することを目的とする。
即ち、トナー粒子に存在する連鎖移動剤を、超臨界流体及び亜臨界流体の少なくともいずれかで一定時間処理することにより、トナー粒子中の樹脂、着色剤、離型剤に悪影響を与えることなく、かつ該トナーの特性を劣化させることなく、前記トナー粒子に存在する連鎖移動剤を選択的に除去することができるという知見に基づいて本発明を完成するに至った。
(1)「画像形成粒子に、超臨界流体及び亜臨界流体の少なくともいずれかを用いて接触させ、画像形成粒子に存在する連鎖移動剤を除去する連鎖移動剤除去工程を少なくとも含むことを特徴とする画像形成粒子の製造方法。」
(2)「前記超臨界流体及び亜臨界流体の少なくともいずれかが、画像形成粒子を溶解させることなく、連鎖移動剤を溶解可能であることを特徴とする前記(1)に記載の画像形成粒子の製造方法。」
(3)「前記超臨界流体及び亜臨界流体の少なくともいずれかが、単体及び混合物のいずれかであることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の画像形成粒子の製造方法。」
(4)「前記超臨界流体及び亜臨界流体の少なくともいずれかが、少なくとも二酸化炭素を含むことを特徴とする前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の画像形成粒子の製造方法。」
(5)「前記連鎖移動剤の除去が、画像形成粒子の一部及び全部のいずれかに対して行われることを特徴とする前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の画像形成粒子の製造方法。」
(6)「連鎖移動剤が溶解した超臨界流体及び亜臨界流体から連鎖移動剤を回収する工程を含み、該工程が、超臨界流体及び亜臨界流体の少なくともいずれかに溶解されている連鎖移動剤を析出させることにより行われることを特徴とする前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の画像形成粒子の製造方法。」
(7)「前記画像形成粒子が、重合トナーから選択されることを特徴とする前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の画像形成粒子の製造方法。」
(8)「前記連鎖移動剤除去工程の前に、画像形成粒子を形成する画像形成粒子形成工程を含むことを特徴とする前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の画像形成粒子の製造方法。」
(9)「前記画像形成粒子形成工程が、少なくとも連鎖移動剤を含有するラジカル重合性単量体を、水系媒体中で水溶性重合開始剤を使用して乳化重合あるいはミニエマルジョン重合し、得られた樹脂粒子を水系媒体中で凝集または融着せしめる工程、ついで濾過、洗浄する工程を有することを特徴とする前記(8)に記載の画像形成粒子の製造方法。」
(10)「前記画像形成粒子形成工程が、少なくとも、重合性単量体、重合開始剤、着色剤、離型剤を含有する重合性混合物を、懸濁安定剤を含有する水性分散媒系中に投入し、撹拌して重合することにより重合粒子を形成する工程において、該工程中に連鎖移動剤を少なくとも1回以上添加することを特徴とする前記(8)に記載の画像形成粒子の製造方法。」
(11)「前記画像形成粒子形成工程が、親水性有機液体に該親水性有機液体に溶解する高分子分散剤を加え、これに該親水性有機液体には溶解するが、生成する重合体は該親水性有機液体には膨潤されるがほとんど溶解しないラジカル性重合性単量体を加えて重合することにより重合粒子を形成する工程において、該工程中に連鎖移動剤を少なくとも1回以上添加することを特徴とする前記(8)に記載の画像形成粒子の製造方法。」
(12)「前記重合性単量体が一種または二種以上のビニル単量体であることを特徴とする前記(9)乃至(11)のいずれかに記載の画像形成粒子の製造方法。」
(13)「前記ビニル単量体として少なくともスチレンおよびアクリル酸メチルを使用することを特徴とする前記(12)に記載の画像形成粒子の製造方法。」
(14)「前記(1)乃至(13)のいずれかに記載の画像形成粒子の製造方法により製造される画像形成粒子から得られることを特徴とするトナー。」
(15)「前記トナーが、重合トナーから選択されることを特徴とする前記(14)に記載のトナー。」
(16)「前記(14)又は(15)に記載のトナーを含むことを特徴とする現像剤。」
(17)「前記(16)に記載の現像剤を用いることを特徴とする画像形成方法。」
(18)「前記(14)又は(15)に記載のトナーを容器中に収容してなることを特徴とするトナー入り容器。」
(19)「潜像を担持する像担持体と、該像担持体表面に均一に帯電を施す帯電手段と、帯電した該像担持体の表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光手段と、該潜像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像手段と、該潜像担持体表面の可視像を記録紙に転写する転写手段と、該記録紙に転写された可視像を定着する定着手段と、転写後の該像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを備えた画像形成装置において、該トナーとして、前記(14)又は(15)に記載のトナーを装填したことを特徴とする画像形成装置。」
(20)「前記像担持体がアモルファスシリコン感光体であることを特徴とする前記(19)に記載の画像形成装置。」
(21)「発熱体を具備する加熱体と、前記加熱体と接触するフィルムと、前記フィルムを介して前記加熱体と圧接する加圧部材とを有し、前記フィルムと前記加圧部材の間に未定着画像を形成させた被記録材を通過させて加熱定着することを特徴とする前記(19)又は(20)に記載の画像形成装置。」
(22)「前記像担持体上の潜像を現像する際に、交互電界を印加することを特徴とする前記(19)乃至(21)のいずれかに記載の画像形成装置。」
(23)「前記像担持体と、帯電手段、現像手段、クリ−ニング手段より選ばれる少なくとも現像手段を含む一つの手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在であるプロセスカ−トリッジにおいて、前記現像手段はトナーを保持し、該トナーは、前記(14)又は(15)に記載の静電荷現像用トナーであることを特徴とするプロセスカ−トリッジ。」
(24)「前記(19)乃至(22)のいずれかに記載の画像形成装置に装着することを特徴とする前記(23)に記載のプロセスカ−トリッジ。」
前記(1)及び(8)により画像形成粒子に存在する連鎖移動剤は、前記超臨界流体及び前記亜臨界流体の少なくともいずれかにより除去される。その結果、熱定着時に発生する臭気を改善することができる。
前記(2)により、画像形成粒子の形状や組成を不必要に変えることなく連鎖移動剤除去工程を行うことができる。
前記(3)及び(4)により、前記超臨界流体及び前記亜臨界流体の少なくともいずれかが、単体及び混合物のいずれか、好ましくは少なくとも臨界温度の低い二酸化炭素を含むので、処理後の画像形成粒子の乾燥工程を略することができ、取扱い性にも優れる。
前記(5)により、前記画像形成粒子の連鎖移動剤の存在位置に応じて、選択的な除去が可能である。
前記(6)により、前記超臨界流体及び前記亜臨界流体からの連鎖移動剤の取り出しが容易になり、前記超臨界流体及び前記亜臨界流体の再利用が容易になる。
前記(7)により、前記重合トナーに連鎖移動剤が残存していても、過度の熱履歴や混練を加えることなく、前記画像形成粒子からの連鎖移動剤除去が行われる。
前記(9)〜(11)により、連鎖移動剤を用いているが前記連鎖移動剤を除去することが容易でない画像形成粒子製造方法であっても、超臨界流体及び亜臨界流体の少なくともいずれかを用いることで、画像形成粒子に存在する連鎖移動剤を除去され、低温定着性、離型性、耐ブロッキング性などに優れ、かつ高温高湿下における耐久性が高い画像形成粒子を得ることができる。
前記(12)及び(13)により、前記ビニル単量体として、一種または二種以上のビニル単量体、好ましくは少なくともスチレンおよびアクリル酸メチルを使用することで、低温定着且つ負帯電性の画像形成粒子を得ることができる。
前記(14)及び(15)により、トナー、重合トナーは、前記本発明の画像形成粒子の製造方法により製造されるので、低温定着性に優れ、熱定着時に発生する臭気が改善されたトナーである。
前記(16)により、前記(14)又は(15)に記載のトナーを含むので、前記現像剤を用いて電子写真法により画像形成を行うと、熱定着時に発生する臭気が改善され、低温定着性に優れ、高画像濃度で高鮮鋭な高品質画像が得られる。
前記(17)により、熱定着時に発生する臭気が改善され、低温定着性に優れ、高画質の画像を形成することができる。
前記(18)により、前記(14)又は(15)に記載のトナーを容器中に収容してなるので、該トナー入り容器に収容されたトナーを用いて電子写真法により画像形成を行うと、熱定着時に発生する臭気が改善され、低温定着性に優れ、高画像濃度で高鮮鋭な高品質画像が得られる。
前記(19)により、前記(14)又は(15)に記載のトナーを用いているので、該トナーを使用する画像形成装置を用いて電子写真法により画像形成を行うと、熱定着時に発生する臭気が改善され、低温定着性に優れ、高画像濃度で高鮮鋭な高品質画像が得られる。
前記(20)により、前記像担持体がアモルファスシリコン感光体であることから、該アモルファスシリコン感光体は、耐久性に優れ、また、前記(14)又は(15)のトナーを用いるので、熱定着時に発生する臭気が改善され、低温定着性に優れ、高画像濃度で高鮮鋭な高品質画像が得られる。
前記(21)により、前記画像形成装置は、ファーストコピー(1枚目のコピー時間)の時間を短縮することができ、また、前記(14)又は(15)のトナーを用いるので、熱定着時に発生する臭気が改善され、低温定着性に優れ、高画像濃度で高鮮鋭な高品質画像が得られる。
前記(22)により、前記像担持体上の潜像を現像する際に、交互電界を印加することから、鮮鋭な現像を行うことができ、また、前記(14)又は(15)のトナーを用いるので、熱定着時に発生する臭気が改善され、低温定着性に優れ、高画像濃度で高鮮鋭な高品質画像が得られる。
前記(23)により、前記プロセスカートリッジにおいては、画像形成装置に着脱可能であり、利便性に優れ、また、前記(14)又は(15)のトナーを用いるので、熱定着時に発生する臭気が改善され、低温定着性に優れ、高画像濃度で高鮮鋭な高品質画像が得られる。
前記(24)により、上記(19)〜(22)のいずれかに記載の画像形成装置に上記(23)のプロセスカ−トリッジを用いることから、前記画像形成装置で得られる(19)〜(22)に挙げられる利点を損なうことなく、該プロセスカートリッジにおいて、画像形成装置に着脱可能であり、利便性に優れ、また、前記本発明のトナーを用いるので、熱定着時に発生する臭気が改善され、低温定着性に優れ、高画像濃度で高鮮鋭な高品質画像が得られる。
本発明のトナー等を構成する画像形成粒子は、本発明の画像形成粒子の製造方法により得られる。本発明の画像形成粒子の製造方法は、連鎖移動剤除去工程を少なくとも含み、好ましくは該連鎖移動剤除去工程の前に画像形成粒子形成工程を含み、更に必要に応じて、適宜選択したその他の工程を含むものである。
以下、本発明の画像形成粒子の製造方法、及びそれにより得られる画像形成粒子を詳細に説明する。
前記連鎖移動剤除去工程は、超臨界流体及び亜臨界流体の少なくともいずれかを用いて画像形成粒子の連鎖移動剤を除去する工程である。
前記連鎖移動剤としては、例えば、下記一般式(i)および一般式(ii)で示される化合物が挙げられる。
また、上記一般式(ii)で示される特定の化合物としては、例えばn−オクチルメルカプタン、2−エチルヘキシルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、sec−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタンなどを挙げることができる。
前記超臨界流体としては、気体と液体とが共存できる限界(臨界点)を超えた温度・圧力領域において非凝縮性高密度流体として存在し、圧縮しても凝縮を起こさず、臨界温度以上、かつ、臨界圧力以上の状態にある流体である限り、特に制限はなく、画像形成粒子を溶解せず、かつ連鎖移動剤を溶解させるものが好ましく、目的に応じて適宜選択することができるが、臨界温度が低いものが好ましい。また、前記亜臨界流体としては、前記臨界点近傍の温度・圧力領域において高圧液体として存在する限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。これらの流体としては、例えば、一酸化炭素、二酸化炭素、アンモニア、窒素、水、メタノール、エタノール、エタン、プロパン、2,3−ジメチルブタン、ベンゼン、クロロトリフロロメタン、ジメチルエーテルなどが好適に挙げられる。これらの中でも、臨界温度が常温に近く、取扱い性に優れる点で、二酸化炭素が特に好ましい。臨界温度が30〜40℃と常温に近い超臨界流体、例えば超臨界二酸化炭素や超臨界一酸化炭素は、25〜100℃の温度、及び5〜50MPaの圧力で使用するのが望ましい。25℃未満の温度や5MPa未満の圧力では、二酸化炭素や亜酸化窒素は超臨界状態になりにくいからである。また、100℃を超える温度では、画像形成粒子に用いる重合体の種類によってはガスが発生し、あるいは重合体を重合性単量体等に不用意に分解するおそれがある。さらに、50MPaを超える圧力では、流体ポンプ等を具備する装置の運転に支障を生ずるおそれがあるからである。ちなみに、二酸化炭素は、臨界温度31℃、臨界圧力7.53MPaで、一酸化炭素は、臨界温度37℃、臨界圧力7.26MPaである。
また前記超臨界流体として挙げられる各種材料は、超臨界状態の温度よりわずかに低い温度或いは超臨界状態の圧力よりわずかに低い圧力の亜臨界流体としても好適に使用することができる。即ち、亜臨界二酸化炭素を始めとする亜臨界流体を画像形成粒子に接触させても、該画像形成粒子の連鎖移動剤を抽出,除去することが可能である。超臨界流体では、画像形成粒子の粒子組成や形状などを不用意に変化させてしまう場合、超臨界流体の代わりに亜臨界流体を用いることが好ましい場合もある。
前記超臨界流体として挙げられる各種材料は、前記亜臨界流体としても好適に使用することができる。
前記超臨界流体及び前記亜臨界流体は、1種単独で単体として使用してもよいし、2種以上を併用して混合物として使用してもよい。
前記他の流体と、前記超臨界流体及び前記亜臨界流体の少なくともいずれかと、の混合比としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記有機溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノール、アンモニア、メラミン、尿素、チオジエチレングリコールなどが挙げられる。具体的には、重合性単量体の溶解度が高い、クロロホルムなどの除去助剤が特に好ましい。該クロロホルムの添加により、前記連鎖移動剤の除去効果が増大する。
前記連鎖移動剤の除去は、前記画像形成粒子粒子に存在する前記連鎖移動剤に対して行われる。
前記除去を行う部位としては、前記画像形成粒子の一部分に限らず、その内部をも含むのが好ましい。なお、前記除去を行う部位を変更するには、例えば、温度、圧力、超臨界流体等の種類などを適宜変更することにより行うことができる。
前記超臨界流体及び前記亜臨界流体の少なくともいずれかを、前記画像形成粒子に接触させる操作としては、超臨界流体及び亜臨界流体が流通するが画像形成粒子は排出されない容器に画像形成粒子を充填し、その容器に超臨界流体及び亜臨界流体を流通させる操作や、前記超臨界流体及び前記亜臨界流体の流体媒体と画像形成粒子を閉鎖系にて充填し、これを加温加圧することで流体媒体を超臨界状態及び亜臨界状態にする操作、等がある。
前記除去に用いられる装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、前記画像形成粒子に除去処理を施すための耐圧容器と、前記超臨界流体を供給する加圧ポンプと、前記画像形成粒子から除去した連鎖移動剤を含むガスを連鎖移動剤と溶媒とに分離する減圧バルブとを有する分離槽とを備えた装置が好適に挙げられる。
具体的には、除去を行う温度としては、0〜100℃が好ましく、20〜80℃がより好ましく、4〜60℃が特に好ましい。該温度が4℃未満であると、表面吸着水の除去が難しく、60℃を超えると洗浄対象の画像形成粒子が溶解する場合がある。
前記粒子形成工程は、上述した画像形成粒子を形成する工程である。
前記画像形成粒子としては、特に制限はなく、公知のものの中から、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、粉砕トナー、重合トナー、マイクロカプセル(スプレードライ法、コアセルベーション法等によるもの)、キャリアなどが挙げられる。以下の説明は、画像形成粒子の代表としてのトナーについて説明する。
本発明において、重合混合物に混合される重合開始剤は重合性単量体を重合させる目的で添加される。
本発明に好ましく用いることができる重合開始剤としては、2,2’−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスメチルブチロニトリル等のアゾ系重合開始剤;ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ジ−α−クミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロドデカン、t−ブチルパーオキシマレイン酸、ビス(t−ブチルパーオキシ)イソフタレート、メチルエチルケトンパーオキサイド、tert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、ジイソプロピルパーオキシカーボネート、クメンヒドロパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド等の有機過酸化物系重合開始剤;過酸化水素、過硫酸塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩など)などの無機過酸化物、4価のセリウム塩などの酸化性金属塩などの酸化性物質と2価の鉄塩、1価の銅塩、3価のクロム塩等の還元性金属塩;アンモニア、低級アミン(メチルアミン、エチルアミン等の炭素数1〜6程度のアミン)、ヒドロキシルアミン等のアミノ化合物、チオ硫酸ナトリウム、ナトリウムハイドロサルファイト、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート等の還元性硫黄化合物、低級アルコール(炭素数1〜6程度)、アスコルビン酸又はその塩、および低級アルデヒド(炭素数1〜6程度)などの還元性物質との組み合わせからなるレドックス系開始剤を挙げることができる。
本発明における、重合混合物に混合される重合性単量体としては、ラジカル重合が可能なビニル系重合性単量体が用いられる。該ビニル系重合性単量体としては、単官能性重合性単量体または多官能性重合性単量体を使用することが出来る。
重合性単量体の重合に際して、次のような架橋剤を存在させて重合を行ない、トナー中に架橋重合体を生成させてもよい。
前記着色剤としては、特に制限はなく、公知の染料及び顔料の中から目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL 、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ポグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記離型剤としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができ、例えば、ワックス類、などが好適に挙げられる。前記ワックス類としては、例えば、低分子量ポリオレフィンワックス、合成炭化水素系ワックス、天然ワックス類、石油ワックス類、高級脂肪酸及びその金属塩、高級脂肪酸アミド、これらの各種変性ワックスなどが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記融点が、40℃未満であると、ワックスが耐熱保存性に悪影響を与えることがあり、160℃を超えると、低温での定着時にコールドオフセットを起こし易いことがある他、定着機への紙の巻き付きなどが発生することがある。
前記無機微粒子としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができ、例えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記無機微粒子の前記トナーにおける含有量としては、0.01〜5.0質量%が好ましく、0.01〜2.0質量%がより好ましい。
なお、前記無機微粒子は、前記トナーの外添剤として好適に使用することができる。詳細は後述する。
前記帯電制御剤としては、特に制限はなく、公知のものの中から目的に応じて適宜選択することができるが、有色材料を用いると色調が変化することがあるため、無色乃至白色に近い材料が好ましく、例えば、ニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体又はその化合物、タングステンの単体又はその化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸の金属塩、サリチル酸誘導体の金属塩、などが挙げられる。これらの中でも、サリチル酸金属塩、サリチル酸誘導体の金属塩が好ましい。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
化学工業社製)、第四級アンモニウム塩のコピーチャージPSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、第四級アンモニウム塩のコピーチャージ NEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製)、LRA−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、四級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物、などが挙げられる。
前記高分子重合粒子としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができ、例えば、ソープフリー乳化重合、懸濁重合、分散重合等によって得られるポリスチレン、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステル共重合体、シリコーン樹脂、ベンゾグアナミン、ナイロンなどの重縮合樹脂、熱硬化性樹脂、などで形成された粒子が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記流動性向上剤は、表面処理を行って、疎水性を上げ、高湿度下においても流動特性や帯電特性の悪化を防止可能なものを意味し、例えば、シランカップリング剤、シリル化剤、フッ化アルキル基を有するシランカップリング剤、有機チタネート系カップリング剤、アルミニウム系のカップリング剤、シリコーンオイル、変性シリコーンオイル、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記クリーニング性向上剤は、感光体や一次転写媒体に残存する転写後の現像剤を除去するために前記トナーに添加され、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸等の脂肪酸金属塩、ポリメチルメタクリレート微粒子、ポリスチレン微粒子等のソープフリー乳化重合により製造されたポリマー微粒子、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
該ポリマー微粒子は、比較的粒度分布が狭いものが好ましく、体積平均粒径が0.01〜1μmのものが好適である。
前記磁性材料は、マグネタイト、ヘマタイト、フェライト等の酸化鉄、鉄、コバルト、ニッケルのような金属あるいはこれらの金属とアルミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングステン、バナジウムのような金属の合金およびその混合物等が挙げられる。
乳化凝集法で得られるトナーは、必要な添加剤の乳化液を加えた液中にて重合性単量体を乳化重合し、微粒重合粒子を製造し、その後に、有機溶媒、凝集剤等を添加して会合する方法で製造することができる。凝集または融着の際にトナーの構成に必要な離型剤や着色剤などの分散液と混合して凝集または融着させて調製する方法や、単量体中に離型剤や着色剤などのトナー構成成分を分散した上で乳化重合する方法などが挙げられる。ここで凝集または融着とは樹脂粒子および着色剤粒子が複数個会合することを示す。なお、本発明でいうところの水系媒体とは、少なくとも水が50質量%以上含有されたものを示す。
前記微粒重合粒子の製造法は、一般に、乳化重合法、ミニエマルジョン重合法、懸濁重合法、分散重合法、沈澱重合法、界面重合法、合成樹脂の粉砕微粉等を用いることが可能であるが、上記の中でも、乳化重合法あるいはミニエマルジョン重合法により製造することが望ましい。
前記微粒重合粒子は、前記重合性単量体及び前記重合開始剤を添加し、所定の温度で重合を行なうことにより得られる。
ミニエマルジョン重合法は、臨界ミセル濃度以下の濃度の界面活性剤を溶解してなる水系媒体中において、離型剤がラジカル重合性単量体中に溶解してなるラジカル重合性組成物溶液を、機械的エネルギーを利用することによって油滴(10〜1000nm)を形成して分散液を調製し、得られた分散液に水溶性重合開始剤を添加して、ラジカル重合させる方法をいう。重合性単量体をミニエマルジョン重合させる際には、重合温度、重合時間、重合開始剤、連鎖移動剤、重合媒体などの種々の条件、及び、油滴に加える機械的エネルギー量に関して特に限定は無く、通常の乳化重合における条件に基づいて適宜決定すればよい。
前記凝集剤は、特に限定されるものではないが、金属塩から選択されるものが好適に使用される。具体的には、一価の金属として例えばナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属の塩、二価の金属として例えばカルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類の金属塩、マンガン、銅等の二価の金属の塩、鉄、アルミニウム等の三価の金属の塩等が挙げられ、具体的な塩としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化リチウム、塩化カルシウム、塩化亜鉛、硫酸銅、硫酸マグネシウム、硫酸マンガン等を挙げることができる。これらは組み合わせて使用してもよい。
この無限溶解する溶媒の添加量は、凝集剤を添加した重合体含有分散液に対して1〜100体積%が好ましい。
懸濁重合法で得られるトナーは、重合性単量体、重合開始剤、着色剤、離型剤を含有する重合性混合物を、懸濁安定剤を含有する水性分散媒系中に投入し、撹拌することで重合粒子を形成することで製造することができる。更に好ましくは、重合性単量体、重合開始剤、着色剤、離型剤、カチオン性重合体、を含有する重合性混合物、アニオン性分散剤を添加した水性分散媒系中に投入し、撹拌下に造粒する懸濁重合法が望ましい。このように造粒されたトナーは、離型剤が懸濁粒子中に内包され、定着性や耐オフセット性が顕著に改善される。
重合性単量体組成物を水性分散媒中に良好に分散させるための分散安定剤を用いてもよい。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記樹脂微粒子としては、水系媒体中で水性分散液を形成しうる樹脂であれば特に制限はなく、公知の樹脂の中から目的に応じて適宜選択することができ、熱可塑性樹脂であってもよいし、熱硬化性樹脂でもよく、例えば、ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ケイ素樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、アニリン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリカーボネート樹脂、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
なお、前記ビニル樹脂は、ビニルモノマーを単独重合又は共重合したポリマーであり、例えば、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、(メタ)アクリル酸−アクリル酸エステル重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、などが挙げられる。
また、前記無機分散剤の微細な分散のために、重合性単量体の重量に対して0.001〜0.1重量%の範囲内の界面活性剤を使用することもよい。この界面活性剤は上記分散安定化剤の所期の作用を促進するためのものである。使用することのできる界面活性剤としては特に限定されるものでは無いが、下記のイオン性界面活性剤を好適なものの例として挙げることができる。
分散重合法で得られるトナーは、親水性有機液体に該親水性有機液体に溶解する高分子分散剤を加え、これに該親水性有機液体には溶解するが、生成する重合体は該親水性有機液体には膨潤されるがほとんど溶解しない重合性単量体、及び重合開始剤を加え、重合粒子を形成することにより、製造することができる。
前記親水性有機液体としては、例えばメチルアルコール、エチルアルコール、変性エチルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−アミルアルコール、3−ペンタノール、オクチルアルコール、ベンジルアルコール、シクロヘキサノール、フルフリルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、エチレングリコール、グリセリン、ジエチレングリコール等のアルコール類、メチルセロソルブ、セロソルブ、イソプロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル等のエーテルアルコール類等が挙げられる。これらの有機液体は一種もしくは二種以上の混合物を用いることができる。
単量体組成物を水性分散媒中で造粒するに際しては、例えば通常の撹拌機やT.K.ホモミクサー(特殊機化工業(株)製)、クレアミックス(エム・テクニック(株)製)などの高剪断力を有する撹拌機や超音波分散機等の分散手段により分散させ、重合性組成物分散液とする。攪拌機の撹拌翼はパドル型よりもタービン型のものが好ましい。または、ラスポーラスガラスなどの多孔質体を用い、連続相中に分散相を圧入することにより重合性組成物分散液を得ることもできる。剪断力による分散の場合、モノマー組成物が30μm以下の粒径を有する様に、撹拌速度、時間を調整することが好ましい。より具体的には、回転数はタービンの週速が10〜30m/secとなるように用いるのがよく、造粒時間は特に限定はないが、5〜60分であるのが好ましい。モノマー組成物と分散媒との比率は、モノマー組成物100重量部に対して、分散媒200〜3,000重量部を用いるのがよい。重合の際には窒素ガス、アルゴンガス等の不活性気体にて反応容器内の空気中酸素を充分に追い出す必要がある。もし、酸素パージが不充分であると微粒子が発生し易い。
前記トナーは以下のような、体積平均粒径、体積平均粒径と個数平均粒径との比(体積平均粒径/個数平均粒径)、分子量、ガラス転移温度、針入度、低温定着性、熱特性、画像濃度、平均円形度、などを有していることが好ましい。
本発明において、トナーの体積平均粒径(Dv)は少なくとも0.1〜10μmが好ましく、より好ましくは2〜8μmである。個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)は1.25以下が好ましく、より好ましくは1.05〜1.20である。このような乾式トナーにより、耐熱保存性、低温定着性、耐ホットオフセット性のいずれにも優れ、とりわけフルカラー複写機などに用いた場合に画像の光沢性に優れ、更に二成分現像剤においては、長期にわたるトナーの収支が行われても、現像剤中のトナー粒子径の変動が少なくなり、現像装置における長期の攪拌においても、良好で安定した現像性が得られる。また、一成分現像剤として用いた場合においても、トナーの収支が行われても、トナーの粒子径の変動が少なくなると共に、現像ローラーへのトナーのフィルミングや、トナーを薄層化する為のブレード等の部材へのトナーの融着がなく、現像装置の長期の使用(攪拌)においても、良好で安定した現像性及び画像が得られる。
前記トナーの重量平均分子量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、1,000以上が好ましく、2,000〜10,000,000がより好ましく、3,000〜1,000,000が特に好ましい。
前記重量平均分子量が、1,000未満であると、耐ホットオフセット性が悪化することがある。
前記トナーの接着性基材のガラス転移温度(Tg)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、30〜70℃が好ましく、40〜65℃がより好ましい。前記ガラス転移温度(Tg)が、30℃未満であると、トナーの耐熱保存性が悪化することがあり、70℃を超えると、低温定着性が十分でないことがある。
前記針入度としては、例えば、針入度試験(JIS K2235−1991)で測定した針入度が、15mm以上であることが好ましく、20〜30mmがより好ましい。前記針入度が、15mm未満であると、耐熱保存性が悪化することがある。前記針入度は、JIS K2235−1991に従って測定することができ、具体的には、50mlのガラス容器にトナーを充填し、50℃の恒温槽に20時間放置する。このトナーを室温まで冷却し、針入度試験を行うことにより針入度を測定することができる。
なお、前記針入度の値が大きい程、前記耐熱保存性が優れることを示している。
前記低温定着性としては、定着温度低下とオフセット未発生とを両立させる観点からは、定着下限温度が低くなるほど好ましく、また、オフセット未発生温度が高くなるほど好ましく、定着温度低下とオフセット未発生とを両立させ得る温度領域としては、前記定着下限温度が150℃未満であり、前記オフセット未発生温度が200℃以上である。なお、前記定着下限温度は、例えば、画像形成装置を用い、転写紙をセットし、複写テストを行い、得られた定着画像をパットで擦った後の画像濃度の残存率が70%以上となる定着ロール温度を定着下限温度としたものである。 前記オフセット未発生温度は、例えば、画像形成装置を用いて、転写紙をセットし、イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラックの各単色、及び中間色としてレッド、ブルー、及びグリーンのベタ画像を各単色で現像されるように調整し、定着ベルトの温度が可変となるように調整して、オフセットの発生しない温度を測定することによって求めることができる。
前記熱特性は、フローテスター特性とも言われ、例えば、軟化温度(Ts)、流出開始温度(Tfb)、1/2法軟化点(T1/2)などとして評価される。これらの熱特性は、適宜選択した方法により測定することができ、例えば、高架式フローテスターCFT500型(島津製作所製)を用いて測定したフローカーブから求めることができる。
前記軟化温度(Ts)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、50℃以上が好ましく、80〜120℃がより好ましい。前記軟化温度(Ts)が、50℃未満であると、耐熱保存性及び低温保存性の少なくともいずれかが悪化することがある。
前記流出開始温度(Tfb)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、60℃以上が好ましく、70〜150℃がより好ましい。前記流出開始温度(Tfb)が、60℃未満であると、耐熱保存性及び低温保存性の少なくともいずれかが悪化することがある。
前記1/2法軟化点(T1/2)は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、60℃以上が好ましく、80〜170℃がより好ましい。前記1/2法軟化点(T1/2)が、60℃未満であると、耐熱保存性及び低温保存性の少なくともいずれかが悪化することがある。
前記画像濃度は、分光計(X−ライト社製、938 スペクトロデンシトメータ)を用いて測定した濃度値が、1.90以上が好ましく、2.00以上がより好ましく、2.10以上が特に好ましい。前記画像濃度が、1.90未満であると、画像濃度が低く、高画質が得られないことがある。
前記平均円形度は、前記トナーの形状と投影面積の等しい相当円の周囲長を実在粒子の周囲長で除した値であり、例えば、0.900〜1.000が好ましく、0.950〜0.990がより好ましい。なお、前記平均円形度が0.94未満の粒子が15%以下であるのが好ましい。前記平均円形度が、0.900未満であると、満足できる転写性やチリのない高画質画像が得られないことがありことがある。
(連鎖移動剤除去工程)
本発明の画像形成粒子の製造方法では、前記連鎖移動剤除去工程において、前記超臨界流体及び前記亜臨界流体の少なくともいずれかを用いて前記画像形成粒子の表面の前記連鎖移動剤を除去する。そうすることにより、前記画像形成粒子に存在する前記連鎖移動剤が、前記超臨界流体及び亜臨界流体の少なくともいずれかに接触することにより、除去される。その結果、画像形成粒子に残存する連鎖移動剤に起因する、熱定着時の臭気を改善することができる。
連鎖移動剤除去工程を経た画像形成粒子に、流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤としては、無機微粒子を好ましく用いることができる。この無機微粒子の一次粒子径は、5mμ〜2μmであることが好ましく、特に5mμ〜500mμであることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500m2/gであることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、画像形成粒子の0.01〜5.0重量%であることが好ましく、特に0.01〜2.0重量%であることが好ましい。
本発明の現像剤は、本発明の画像形成粒子を少なくとも含有し、キャリアなどの適宜選択したその他の成分を含有してなる。該現像剤としては、一成分現像剤であってもよいし、キャリアを含む二成分現像剤であってもよいが、近年の情報処理速度の向上に対応した高速プリンタ等に使用する場合には、寿命向上等の点で前記二成分現像剤が好ましい。
前記キャリアとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、芯材と、該芯材を被覆する樹脂層とを有するものが好ましい。
前記溶剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、セルソルブチルアセテート、などが挙げられる。
前記焼付としては、特に制限はなく、外部加熱方式であってもよいし、内部加熱方式であってもよく、例えば、固定式電気炉、流動式電気炉、ロータリー式電気炉、バーナー炉等を用いる方法、マイクロウエーブを用いる方法、などが挙げられる。
本発明のトナー入り容器は、本発明の前記画像形成粒子を用いたトナーまたは前記現像剤を容器中に収容してなる。
前記容器としては、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することができ、例えば、トナー入り容器本体とキャップとを有してなるものなどが好適に挙げられる。前記トナー入り容器本体としては、その大きさ、形状、構造、材質などについては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記形状としては、円筒状などが好ましく、内周面にスパイラル状の凹凸が形成され、回転させることにより内容物であるトナーが排出口側に移行可能であり、かつ該スパイラル部の一部又は全部が蛇腹機能を有しているものなどが特に好ましい。
また、本発明のトナー入り容器は、該容器自体を画像形成装置に着脱自在の形状とし、それにトナーを収容してトナーカートリッジとすることもできる。
本発明のトナー入り容器及びトナーカートリッジは、保存、搬送等が容易であり、取扱性に優れ、後述する本発明のプロセスカートリッジ、画像形成装置等に、着脱可能に取り付けて画像形成粒子(トナー)の補給に好適に使用することができる。
本発明のプロセスカートリッジは、静電潜像を担持する静電潜像担持体と、帯電手段と、該静電潜像担持体上に担持された静電潜像を、現像剤を用いて現像し可視像を形成する現像手段と、更に必要に応じて適宜選択したクリーニング手段等のその他の手段のうち、少なくとも現像手段を含む手段を一体に支持したものである。前記現像手段としては、本発明の前記トナーまたは前記現像剤を収容する現像剤収納容器と、該現像剤収納容器内に収容されたトナーまたは現像剤を担持しかつ搬送する現像剤担持体とを、少なくとも有してなり、更に、担持させるトナー層厚を規制するための層厚規制部材等を有していてもよい。本発明のプロセスカートリッジは、各種電子写真装置に着脱自在に備えさせることができ、後述する本発明の電子写真装置に着脱自在に備えさせるのが好ましい。
本発明の画像形成装置は、静電潜像担持体と、静電潜像形成手段と、現像手段と、転写手段と、定着手段とを少なくとも有してなり、更に必要に応じて適宜選択したその他の手段、例えば、除電手段、クリーニング手段、リサイクル手段、制御手段等を有してなる。本発明の画像形成方法は、このような画像形成装置を用いて行なう。図1〜図4に本発明の画像形成装置の例の概略図を示す。
前記静電潜像形成工程は、静電潜像担持体上に静電潜像を形成する工程である。
前記静電潜像担持体(「光導電性絶縁体」、「感光体」と称することがある)としては、その材質、形状、構造、大きさ、等について特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することができるが、その形状としてはドラム状が好適に挙げられ、その材質としては、例えばアモルファスシリコン、セレン等の無機感光体、ポリシラン、フタロポリメチン等の有機感光体などが挙げられる。これらの中でも、長寿命性の点でアモルファスシリコン等が好ましい。
前記現像工程は、前記静電潜像を、本発明の前記トナーまたは前記現像剤を用いて現像して可視像を形成する工程である。前記可視像の形成は、例えば、前記静電潜像を本発明の前記トナーまたは前記現像剤を用いて現像することにより行うことができ、前記現像手段により行うことができる。前記現像手段は、例えば、本発明の前記トナーまたは前記現像剤を用いて現像することができる限り、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することができ、例えば、本発明の前記トナーまたは現像剤を収容し、前記静電潜像に該トナーまたは該現像剤を接触又は非接触的に付与可能な現像器を少なくとも有するものが好適に挙げられ、本発明の前記トナー入り容器、トナーカートリッジを備えた現像器などがより好ましい。
前記転写工程は、前記可視像を記録媒体に転写する工程であり、中間転写体を用いる場合と、用いない場合があるが、中間転写体を用い、該中間転写体上に可視像を一次転写した後、該可視像を前記記録媒体上に二次転写する態様が好ましく、前記トナーとして二色以上、好ましくはフルカラートナーを用い、可視像を中間転写体上に転写して複合転写像を形成する第一次転写工程と、該複合転写像を記録媒体上に転写する第二次転写工程とを含む態様がより好ましい。
前記転写は、例えば、前記可視像を転写帯電器を用いて前記静電潜像担持体(感光体) を帯電することにより行うことができ、前記転写手段により行うことができる。前記転写手段としては、可視像を中間転写体上に転写して複合転写像を形成する第一次転写手段と、該複合転写像を記録媒体上に転写する第二次転写手段とを有する態様が好ましい。なお、前記中間転写体としては、特に制限はなく、目的に応じて公知の転写体の中から適宜選択することができ、例えば、転写ベルト等が好適に挙げられる。
前記定着工程は、記録媒体に転写された可視像を定着装置を用いて定着させる工程であり、各色のトナーに対し前記記録媒体に転写する毎に行ってもよいし、各色のトナーに対しこれを積層した状態で一度に同時に行ってもよい。前記定着装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、公知の加熱加圧手段が好適である。前記加熱加圧手段としては、加熱ローラと加圧ローラとの組合せ、加熱ローラと加圧ローラと無端ベルトとの組合せ、などが挙げられる。前記加熱加圧手段における加熱は、通常、80℃〜200℃が好ましい。
なお、本発明においては、目的に応じて、前記定着工程及び定着手段と共にあるいはこれらに代えて、例えば、公知の光定着器を用いてもよい。
前記除電工程は、前記静電潜像担持体に対し除電バイアスを印加して除電を行う工程であり、除電手段により好適に行うことができる。前記除電手段としては、特に制限はなく、前記静電潜像担持体に対し除電バイアスを印
加することができればよく、公知の除電器の中から適宜選択することができ、例えば、除電ランプ等が好適に挙げられる。
前記クリーニング工程は、前記静電潜像担持体上に残留する前記電子写真トナーを除去する工程であり、クリーニング手段により好適に行うことができる。前記クリーニング手段としては、特に制限はなく、前記静電潜像担持体上に残留する前記電子写真トナーを除去することができればよく、公知のクリーナの中から適宜選択することができ、例えば、磁気ブラシクリーナ、静電ブラシクリーナ、磁気ローラクリーナ、ブレードクリーナ、ブラシクリーナ、ウエブクリーナ等が好適に挙げられる。
前記リサイクル工程は、前記クリーニング工程により除去した前記電子写真用(カラー)トナーを前記現像手段にリサイクルさせる工程であり、リサイクル手段により好適に行うことができる。
前記リサイクル手段としては、特に制限はなく、公知の搬送手段等が挙げられる。
前記制御手段は、前記各工程を制御する工程であり、制御手段により好適に行うことができる。
前記制御手段としては、前記各手段の動きを制御することができる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シークエンサー、コンピュータ等の機器が挙げられる。
図1に示す画像形成装置100は、前記静電潜像担持体としての感光体ドラム10(以下「感光体10」という)と、前記帯電手段としての帯電ローラ20と、前記露光手段としての露光装置30と、前記現像手段としての現像装置40と、中間転写体50と、クリーニングブレードを有する前記クリーニング手段としてのクリーニング装置60と、前記除電手段としての除電ランプ70とを備える。
なお、タンデム画像形成装置120においては、二次転写装置22及び定着装置25の近傍に、転写紙の両面に画像形成を行うために該転写紙を反転させるためのシート反転装置28が配置されている。
そして、中間転写体50上に合成された合成カラー画像(カラー転写像)にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転させ、中間転写体50と二次転写装置22との間にシート(記録紙)を送出させ、二次転写装置22により該合成カラー画像(カラー転写像)を該シート(記録紙)上に転写(二次転写)することにより、該シート(記録紙)上にカラー画像が転写され形成される。なお、画像転写後の中間転写体50上の残留トナーは、中間転写体クリーニング装置17によりクリーニングされる。
本発明のトナーまたは現像剤を保持した現像手段を有するプロセスカ−トリッジを装着した画像形成装置は、感光体が所定の周速度で回転駆動される。感光体は回転過程において、帯電手段によりその周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレ−ザ−ビ−ム走査露光等の像露光手段からの画像露光光を受け、こうして感光体の周面に静電潜像が順次形成され、形成された静電潜像は、次いで現像手段によりトナ−現像され、現像されたトナ−像は、給紙部から感光体と転写手段との間に感光体の回転と同期されて給送された転写材に、転写手段により順次転写されていく。像転写を受けた転写材は感光体面から分離されて像定着手段へ導入されて像定着され、複写物(コピ−)として装置外へプリントアウトされる。像転写後の感光体の表面は、クリ−ニング手段によって転写残りトナ−の除去を受けて清浄面化され、更に除電された後、繰り返し画像形成に使用される。
本発明に用いられる電子写真用感光体としては、前記したようにアモルファスシリコン感光体が好ましい。該感光体は、例えば導電性支持体を50℃〜400℃に加熱し、該支持体上に真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、熱CVD法、光CVD法、プラズマCVD法等の成膜法によりa−Siからなる光導電層を有するアモルファスシリコン感光体(以下、「a−Si系感光体」と称する。)を用いることが好ましい。なかでもプラズマCVD法、すなわち、原料ガスを直流または高周波あるいはマイクロ波グロー放電によって分解し、支持体上にa−Si堆積膜を形成する方法が好適なものとして用いられる。
図6に、該アモルファスシリコン感光体の層構成を示す。該層構成は例えば以下のようなものである。
図6は、層構成を説明するための模式的構成図である。図6(a)に示す電子写真用感光体500は、支持体501の上にa−Si:Hからなり光導電性を有する光導電層502が設けられている。図6(b)に示す電子写真用感光体500は、支持体501の上に、a−Si:Hからなり光導電性を有する光導電層502と、アモルファスシリコン系表面層503とから構成されている。図6(c)に示す電子写真用感光体500は、支持体501の上に、a−Si:Hからなり光導電性を有する光導電層502と、アモルファスシリコン系表面層503と、アモルファスシリコン系電荷注入阻止層504とから構成されている。図6(d)に示す電子写真用感光体500は、支持体501の上に、光導電層502が設けられている。該光導電層502はa−Si:Hからなる電荷発生層505ならびに電荷輸送層506とからなり、その上にアモルファスシリコン系表面層503が設けられている。
感光体の支持体としては、導電性でも電気絶縁性であってもよい。導電性支持体としては、Al、Cr、Mo、Au、In、Nb、Te、V、Ti、Pt、Pd、Fe等の金属、およびこれらの合金、例えばステンレス等が挙げられる。また、ポリエステル、ポリエチレン、ポリカーボネート、セルロースアセテート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド等の合成樹脂のフィルムまたはシート、ガラス、セラミック等の電気絶縁性支持体の少なくとも感光層を形成する側の表面を導電処理した支持体も用いることができる。
支持体の形状は平滑表面あるいは凹凸表面の円筒状または板状、無端ベルト状であることができ、その厚さは、所望通りの画像形成装置用感光体を形成し得るように適宜決定するが、画像形成装置用感光体としての可撓性が要求される場合には、支持体としての機能が充分発揮できる範囲内で可能な限り薄くすることができる。しかしながら、支持体は製造上および取り扱い上、機械的強度等の点から通常は10μm以上である。
本発明に用いることが出来るアモルファスシリコン感光体には必要に応じて導電性支持体と光導電層との間に、導電性支持体側からの電荷の注入を阻止する働きのある電荷注入阻止層を設けるのがいっそう効果的である(図6(c))。すなわち、電荷注入阻止層は感光層が一定極性の帯電処理をその自由表面に受けた際、支持体側より光導電層側に電荷が注入されるのを阻止する機能を有し、逆の極性の帯電処理を受けた際にはそのような機能が発揮されない、いわゆる極性依存性を有している。そのような機能を付与するために、電荷注入阻止層には伝導性を制御する原子を光導電層に比べ比較的多く含有させる。
電荷注入阻止層の層厚は所望の電子写真特性が得られること、及び経済的効果等の点から好ましくは0.1〜5μm、より好ましくは0.3〜4μm、最適には0.5〜3μmとするのが望ましい。
光導電層は必要に応じて下引き層上に形成され、光導電層502の層厚は所望の電子写真特性が得られること及び経済的効果等の点から適宜所望にしたがって決定され、好ましくは1〜100μm、より好ましくは20〜50μm、最適には23〜45μmとするのが望ましい。
電荷輸送層は、光導電層を機能分離した場合の電荷を輸送する機能を主として奏する層である。この電荷輸送層は、その構成要素として少なくともシリコン原子と炭素原子と弗素原子とを含み、必要であれば水素原子、酸素原子を含むa−SiC(H、F、O)からなり、所望の光導電特性、特に電荷保持特性,電荷発生特性および電荷輸送特性を有する。本発明においては酸素原子を含有することが特に好ましい。
電荷輸送層の層厚は所望の電子写真特性が得られることおよび経済的効果などの点から適宜所望にしたがって決定され、電荷輸送層については、好ましくは5〜50μm、より好ましくは10〜40μm、最適には20〜30μmとするのが望ましい。
電荷発生層は、光導電層を機能分離した場合の電荷を発生する機能を主として奏する層である。この電荷発生層は、構成要素として少なくともシリコン原子を含み、実質的に炭素原子を含まず、必要であれば水素原子を含むa−Si:Hから成り、所望の光導電特性、特に電荷発生特性、電荷輸送特性を有する。
電荷発生層の層厚は所望の電子写真特性が得られることおよび経済的効果等の点から適宜所望にしたがって決定され、好ましくは0.5〜15μm、より好ましくは1〜10μm、最適には1〜5μmとする。
本発明に用いることが出来るアモルファスシリコン感光体には必要に応じて、上述のようにして支持体上に形成された光導電層の上に、更に表面層を設けることが出来、アモルファスシリコン系の表面層を形成することが好ましい。この表面層は自由表面を有し、主に耐湿性、連続繰り返し使用特性、電気的耐圧性、使用環境特性、耐久性において本発明の目的を達成するために設けられる。
本発明における表面層の層厚としては、通常0.01〜3μm、好適には0.05〜2μm、最適には0.1〜1μmとするのが望ましいものである。層厚が0.01μmよりも薄いと感光体を使用中に摩耗等の理由により表面層が失われてしまい、3μmを超えると残留電位の増加等の電子写真特性低下がみられる。
図7に交互電界を印加する現像手段を備えた画像形成装置の概略図を示す。
図7に示す現像器1において、現像時、現像スリーブ2には、電源3により現像バイアスとして、直流電圧に交流電圧を重畳した振動バイアス電圧が印加される。背景部電位と画像部電位は、上記振動バイアス電位の最大値と最小値の間に位置している。これによって現像部に向きが交互に変化する交互電界が形成される。この交互電界中で現像剤のトナーとキャリアが激しく振動し、トナーが現像スリーブ2およびキャリアへの静電的拘束力を振り切って感光体ドラム4に飛翔し、感光体ドラムの潜像に対応して付着する。
定着フィルムはエンドレスベルト状耐熱フィルムであり、該フィルムの支持回転体である駆動ローラと、従動ローラと、この両ローラ間の下方に設けたヒータ支持体に保持させて固定支持させて配設した加熱体と、に懸回張設してある。
ここで、加圧ローラはシリコンゴム等の離型性のよいゴム弾性層を有するローラであり、反時計周りに回転しつつ、前記定着ニップ領域Lに対して総圧4〜10kgの当接圧をもって圧接させてある。
また定着フィルムは、耐熱性、離型性、耐久性に優れたものが好ましく、総厚100μm以下、好ましくは40μm以下の薄肉のものを使用する。例えばポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)等の耐熱樹脂の単層フィルム、或いは複合層フィルム、例えば20μm厚フィルムの少なくとも画像当接面側にPTFE(4フッ化エチレン樹脂)、PFA等のフッ素樹脂に導電材を添加した離型性コート層を10μm厚に施したものや、フッ素ゴム、シリコンゴム等の弾性層を施したものである。
定着温度センサによって検出された基板の温度情報は図示しない制御手段に送られ、かかる制御手段により定着ヒータに供給される電力量が制御され、加熱体は所定の温度に制御される。
該定着装置を用いることにより、効率が良く立ち上がり時間を短縮可能な定着を実現できる画像形成装置が得られる。
<粒子形成工程>
製造例1
−微粒重合粒子溶液の調整−
スチレン108重量部、n−ブチルアクリレート39重量部、メタクリル酸9.6重量部からなる単量体混合液にエステルワックス64重量部を添加し、80℃に加温し溶解させて単量体溶液を調製した。一方、攪拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた3.0Lのセパラブルフラスコに、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム7.0重量部をイオン交換水2400重量部に溶解させた界面活性剤溶液(水系媒体)を仕込み、窒素気流下360rpmの攪拌速度で攪拌しながら、内温を80℃に昇温させた。循環経路を有する機械式分散機により、セパラブルフラスコに入っている前記界面活性剤溶液(80℃)中に、前記単量体溶液(80℃)を混合分散させ、均一な分散粒子径を有する乳化粒子(油滴)の分散液を調製した。この分散液に、過硫酸カリウム0.8重量部をイオン交換水200重量部に溶解させた開始剤溶液を添加し、この系を80℃にて3時間にわたり加熱、攪拌することにより重合(第1段重合)を行い、[微粒重合粒子溶液1]を調製した。
イオン交換水160重量部にn−ドデシル硫酸ナトリウム9.6重量部を入れ溶解させた溶液に、カーボンブラック(三菱化学社製、商品名:#25B)20重量部を攪拌下にて徐々に添加し、次いで、高剪断力で混合可能なホモミキサー(特殊機化工社製、TK式)を用いて分散処理することにより、[着色剤分散液]を調製した。
[微粒重合粒子溶液2]1200重量部と、イオン交換水2000重量部と、上記のようにして得られた[着色剤分散液]とを、温度センサー、冷却管、窒素導入装置、攪拌装置を取り付けた5Lの四つ口フラスコに入れ攪拌した。
−コア用重合性単量体の調製−
スチレン12重量部、カーボンブラック(三菱化学社製、商品名:#25B)7重量部、帯電制御剤(保土ヶ谷化学社製、商品名:スピロンブラックTRH)1重量部を混合し、サンドミル(関西ペイント株式会社製)を用いて12時間分散させた後、スチレン60重量部、n−ブチルアクリレート18重量部、ジビニルベンゼン0.3重量部、t−ドデシルメルカプタン0.6重量部、ペンタエリスリトールテトラステアレート(ステアリン酸:純度約60%)10重量部、エステルワックス6重量部を、高剪断力で混合可能なホモミキサー(特殊機化工社製、TK式)により、11000rpmの回転数で攪拌、混合して均一分散を行い、[コア用重合性単量体組成物(混合液)]を調製した。
メチルメタクリレート5重量部と、水100重量部と、を超音波乳化機(特殊機化社製、TKホモミキサー)を用いて微分散化処理を行い、[シェル用重合性単量体水分散液]を調製した。
イオン交換水250重量部に塩化マグネシウム10重量部を溶解して得られた水溶液に、イオン交換水50重量部に水酸化ナトリウム7重量部を溶解して得られた水溶液を、攪拌下で徐々に添加して、[水性分散媒]を調製した。
[水性分散媒]に、[コア用重合性単量体組成物(混合液)]を投入し混合した後、t−ブチルパーオキシ−2−エチルへキサノエート4重量部を添加し、TK式ホモミキサーを用い、11000rpmの回転数で高剪断攪拌して、コア用重合性単量体組成物の液滴を造粒した。該造粒した単量体組成物の水分散液を、攪拌翼を装着した重合反応器にいれ、90℃にて重合反応を開始させ、重合転化率がほぼ100%に達したときに、[シェル用重合性単量体水分散液]及び1%過硫酸カリウム水溶液1重量部を添加し、5時間反応を継続した後、反応を停止して、コア・シェル型重合体粒子の水分散液を調製した。得られたコア・シェル型重合体粒子の水分散液を攪拌しながら、硫酸により系のpHを4以下にして酸洗浄(25℃、10分間)を行い、濾過により水を分離した後、新たにイオン交換水500質量部を加えて再スラリー化し、水洗浄を行った。その後、再度、脱水と水洗浄を数回繰返し、固形分を濾過分離した後、乾燥機にて45℃で24時間乾燥を行い、[重合体粒子(トナー)2]を得た。[重合体粒子(トナー)2]のDvは6.2μm、Dv/Dnは1.22であった。
−親水性有機液体の調整−
恒温水槽中で回転する密閉可能な反応容器内にメタノール2000重量部、ポリビニルピロリドン100重量部を入れ、容器を常温下にて約1時間撹拌し、[親水性有機液体]を得た。この時、ポリビニルピロリドンは完全に溶解しているのを確認した。
分散安定剤を溶解したメタノール溶液250部を恒温水槽中で回転する密閉可能な反応容器内に移し、スチレン53.08重量部、アクリル酸メチル43.42重量部、1,3−ブタンジオールジメタクリレート3.0重量部、t−ドデシルメルカプタン0.5重量部を加えた。容器を回転させることにより混合させながら、容器内にN2ガスを吹き込むことにより完全に空気を追い出し、容器を密閉した。
オイルブラック860を30.0重量部をメタノール20重量部を加え加熱溶解後、冷却し1μmのミクロフィルターで濾別して、[オイルブラック溶液]10重量部を調製した。
[着色樹脂粒子]100重量部をスピロンブラックTHR(保土ケ谷化学製)0.5重量部をヘンシェルミキサー(三井三池化工製)で5分間撹拌した後、ハイブリダイゼーションNHS−1(奈良機械製作所製)にて回転数7000rpmで5分間処理して[重合体粒子(トナー)3]を得た。[重合体粒子(トナー)3]のDvは6.2μm、Dv/Dnは1.02であった。
実施例1
[重合体粒子(トナー)1]を、耐圧容器内に入れ、超臨界流体として二酸化炭素を選択し、下記の条件にて処理を行った。常温、0.10MPa(1気圧)にて、+2〜3℃/min.、+0.2MPa/min.で加温加圧し、40℃、7.09MPa(70気圧)とした。ここで、流量を5.0L/min.(標準状態換算値)とし、+2〜3℃/min.、+10MPa/min.で加温加圧し、70℃、40.52MPa(400気圧)、の超臨界状態とした。流量を5.0L/min.(標準状態換算値)を保ったまま6時間処理を行う。その後、流量を1.0〜3.0L/min.(標準状態換算値)にして、−2〜3℃/min.、−3〜5MPa/min.で冷却減圧し、常温、0.10MPa(1気圧)まで戻した。
得られた重合体(トナー粒子)100重量部に、疎水化処理が施された平均粒子径12nmのシリカ(日本アエロジル社製、商品名「RX200」)0.8重量部を添加し、ヘンシェルミキサーを用いて表面処理を行い、常法により、[現像剤1]を作製した。
実施例1において、[重合体粒子(トナー)1]を[重合体粒子(トナー)2]に変更した以外は、実施例1と同様な方法により、[現像剤2]を作製した。
実施例1において、[重合体粒子(トナー)1]を[重合体粒子(トナー)3]に変更した以外は、実施例1と同様な方法により、[現像剤3]を作製した。
製造例1に用いている連鎖移動剤t−ドデシルメルカプタンを、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)に変更した以外は、製造例1と同様な方法により、[重合体粒子(トナー)4]を得た。[重合体粒子(トナー)4]のDvは6.0μm、Dv/Dnは1.24であった。
製造例2に用いている連鎖移動剤t−ドデシルメルカプタンを、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)に変更した以外は、製造例2と同様な方法により、[重合体粒子(トナー)5]を得た。[重合体粒子(トナー)5]のDvは6.1μm、Dv/Dnは1.20であった。
製造例3に用いている連鎖移動剤t−ドデシルメルカプタンをペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)に変更した以外は、製造例3と同様な方法により、[重合体粒子(トナー)6]を得た。[重合体粒子(トナー)6]のDvは6.2μm、Dv/Dnは1.02であった。
製造例1に用いている連鎖移動剤t−ドデシルメルカプタンを、ジイソプロピルザントゲンジスルフィドに変更した以外は、製造例1と同様な方法により、[重合体粒子(トナー)7]を得た。[重合体粒子(トナー)7]のDvは6.0μm、Dv/Dnは1.22であった。
製造例2に用いている連鎖移動剤t−ドデシルメルカプタンを、ジイソプロピルザントゲンジスルフィドに変更した以外は、製造例2と同様な方法により、[重合体粒子(トナー)8]を得た。[重合体粒子(トナー)8]のDvは6.1μm、Dv/Dnは1.22であった。
製造例3に用いている連鎖移動剤t−ドデシルメルカプタンをジイソプロピルザントゲンジスルフィドに変更した以外は、製造例3と同様な方法により、[重合体粒子(トナー)9]を得た。[重合体粒子(トナー)9]のDvは6.2μm、Dv/Dnは1.02であった。
実施例1において、[重合体粒子(トナー)1]を[重合体粒子(トナー)4]に変更した以外は、実施例1と同様な方法により、[現像剤4]を作製した。
実施例1において、[重合体粒子(トナー)1]を[重合体粒子(トナー)5]に変更した以外は、実施例1と同様な方法により、[現像剤5]を作製した。
実施例1において、[重合体粒子(トナー)1]を[重合体粒子(トナー)6]に変更した以外は、実施例1と同様な方法により、[現像剤6]を作製した。
実施例1において、[重合体粒子(トナー)1]を[重合体粒子(トナー)7]に変更した以外は、実施例1と同様な方法により、[現像剤7]を作製した。
実施例1において、[重合体粒子(トナー)1]を[重合体粒子(トナー)8]に変更した以外は、実施例1と同様な方法により、[現像剤8]を作製した。
実施例1において、[重合体粒子(トナー)1]を[重合体粒子(トナー)9]に変更した以外は、実施例1と同様な方法により、[現像剤9]を作製した。
実施例1において、超臨界流体による連鎖移動剤除去工程を行わない以外は、実施例1と同様な方法により、トナーを製造し、[現像剤10]を作製した。
実施例2において、超臨界流体による連鎖移動剤除去工程を行わない以外は、実施例2と同様な方法により、トナーを製造し、[現像剤11]を作製した。
実施例3において、超臨界流体による連鎖移動剤除去工程を行わない以外は、実施例3と同様な方法により、トナーを製造し、[現像剤12]を作製した。
−無臭性−
20名の評価員により、床面積100m2(10m×10m)、高さ2mの空気の流通のない密閉された室内で、熱定着を行い、その時に発生する臭気を評価した。
(1)熱定着の条件は次の通りである。
各現像剤について、タンデム型カラー電子写真装置(imagio Neo450、株式会社リコー製)を用いて、複写紙(TYPE6000<70W>、株式会社リコー製)に各現像剤の付着量が1.00±0.05mg/cm2のベタ画像を形成した。該ベタ画像の形成は、前記複写紙20000枚に対して、繰り返し行った。得られたベタ画像を定着装置を用いて定着した。
(2)臭気評価は次の通りである。
評価員が熱定着実施後の室内に入った時の臭気を以下のように評価してもらった。
臭わない、臭いを感じる、臭いを強く感じる、臭いを非常に強く感じる、の4段階で評価した。
評価結果を下記表1に示す。
10 感光体(感光体ドラム)
10K ブラック用感光体
10Y イエロー用感光体
10M マゼンタ用感光体
10C シアン用感光体
14 支持ローラ
15 支持ローラ
16 支持ローラ
17 中間転写クリーニング装置
18 画像形成手段
20 帯電ローラ
21 露光装置
22 二次転写装置
23 ローラ
24 二次転写ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ベルト
28 シート反転装置
30 露光装置
32 コンタクトガラス
33 第1走行体
34 第2走行体
35 結像レンズ
36 読取りセンサ
40 現像装置
41 現像ベルト
42K 現像剤収容部
42Y 現像剤収容部
42M 現像剤収容部
42C 現像剤収容部
43K 現像剤供給ローラ
43Y 現像剤供給ローラ
43M 現像剤供給ローラ
43C 現像剤供給ローラ
44K 現像ローラ
44Y 現像ローラ
44M 現像ローラ
44C 現像ローラ
45K ブラック用現像器(ユニット)
45Y イエロー用現像器(ユニット)
45M マゼンタ用現像器(ユニット)
45C シアン用現像器(ユニット)
49 レジストローラ
50 中間転写体
51 ローラ
52 分離ローラ
53 手差し給紙路
54 手差しトレイ
55 切換爪
56 排出ローラ
57 排出トレイ
58 コロナ帯電器
59 帯電器
60 クリーニング装置
61 現像器
62 転写帯電器
63 感光体クリーニング装置
64 除電器
70 除電ランプ
80 転写ローラ
90 クリーニング装置
95 転写紙
100 画像形成装置
110 ベルト式定着装置
120 タンデム型現像器
130 原稿台
142 給紙ローラ
143 ペーパーバンク
144 給紙カセット
145 分離ローラ
146 給紙路
147 搬送ローラ
148 給紙路
150 複写装置本体
200 給紙テーブル
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置(ADF)
(図6)
500 アモルファスシリコン感光体
501 支持体
502 光導電層
503 アモルファスシリコン系表面層
504 アモルファスシリコン系電荷注入阻止層
505 電荷発生層
506 電荷輸送層
(図7)
1 現像器
2 現像スリーブ
3 電源
4 感光体ドラム
Claims (24)
- 画像形成粒子に、超臨界流体及び亜臨界流体の少なくともいずれかを用いて接触させ、画像形成粒子に存在する連鎖移動剤を除去する連鎖移動剤除去工程を少なくとも含むことを特徴とする画像形成粒子の製造方法。
- 前記超臨界流体及び亜臨界流体の少なくともいずれかが、画像形成粒子を溶解させることなく、連鎖移動剤を溶解可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成粒子の製造方法。
- 前記超臨界流体及び亜臨界流体の少なくともいずれかが、単体及び混合物のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成粒子の製造方法。
- 前記超臨界流体及び亜臨界流体の少なくともいずれかが、少なくとも二酸化炭素を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成粒子の製造方法。
- 前記連鎖移動剤の除去が、画像形成粒子の一部及び全部のいずれかに対して行われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成粒子の製造方法。
- 連鎖移動剤が溶解した超臨界流体及び亜臨界流体から連鎖移動剤を回収する工程を含み、該工程が、超臨界流体及び亜臨界流体の少なくともいずれかに溶解されている連鎖移動剤を析出させることにより行われることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成粒子の製造方法。
- 前記画像形成粒子が、重合トナーから選択されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成粒子の製造方法。
- 前記連鎖移動剤除去工程の前に、画像形成粒子を形成する画像形成粒子形成工程を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成粒子の製造方法。
- 前記画像形成粒子形成工程が、少なくとも連鎖移動剤を含有するラジカル重合性単量体を、水系媒体中で水溶性重合開始剤を使用して乳化重合あるいはミニエマルジョン重合し、得られた樹脂粒子を水系媒体中で凝集または融着せしめる工程、ついで濾過、洗浄する工程を有することを特徴とする請求項8に記載の画像形成粒子の製造方法。
- 前記画像形成粒子形成工程が、少なくとも、重合性単量体、重合開始剤、着色剤、離型剤を含有する重合性混合物を、懸濁安定剤を含有する水性分散媒系中に投入し、撹拌して重合することにより重合粒子を形成する工程において、該工程中に連鎖移動剤を少なくとも1回以上添加することを特徴とする請求項8に記載の画像形成粒子の製造方法。
- 前記画像形成粒子形成工程が、親水性有機液体に該親水性有機液体に溶解する高分子分散剤を加え、これに該親水性有機液体には溶解するが、生成する重合体は該親水性有機液体には膨潤されるがほとんど溶解しないラジカル性重合性単量体を加えて重合することにより重合粒子を形成する工程において、該工程中に連鎖移動剤を少なくとも1回以上添加することを特徴とする請求項8に記載の画像形成粒子の製造方法。
- 前記重合性単量体が一種または二種以上のビニル単量体であることを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の画像形成粒子の製造方法。
- 前記ビニル単量体として少なくともスチレンおよびアクリル酸メチルを使用することを特徴とする請求項12に記載の画像形成粒子の製造方法。
- 請求項1乃至13のいずれかに記載の画像形成粒子の製造方法により製造される画像形成粒子から得られることを特徴とするトナー。
- 前記トナーが、重合トナーから選択されることを特徴とする請求項14に記載のトナー。
- 請求項14又は15に記載のトナーを含むことを特徴とする現像剤。
- 請求項16に記載の現像剤を用いることを特徴とする画像形成方法。
- 請求項14又は15に記載のトナーを容器中に収容してなることを特徴とするトナー入り容器。
- 潜像を担持する像担持体と、該像担持体表面に均一に帯電を施す帯電手段と、帯電した該像担持体の表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光手段と、該潜像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像手段と、該潜像担持体表面の可視像を記録紙に転写する転写手段と、該記録紙に転写された可視像を定着する定着手段と、転写後の該像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを備えた画像形成装置において、該トナーとして、請求項14又は15に記載のトナーを装填したことを特徴とする画像形成装置。
- 前記像担持体がアモルファスシリコン感光体であることを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
- 発熱体を具備する加熱体と、前記加熱体と接触するフィルムと、前記フィルムを介して前記加熱体と圧接する加圧部材とを有し、前記フィルムと前記加圧部材の間に未定着画像を形成させた被記録材を通過させて加熱定着することを特徴とする請求項19又は20に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体上の潜像を現像する際に、交互電界を印加することを特徴とする請求項19乃至21のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記像担持体と、帯電手段、現像手段、クリ−ニング手段より選ばれる少なくとも現像手段を含む一つの手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在であるプロセスカ−トリッジにおいて、前記現像手段はトナーを保持し、該トナーは、請求項14又は15に記載の静電荷現像用トナーであることを特徴とするプロセスカ−トリッジ。
- 請求項19乃至22のいずれかに記載の画像形成装置に装着することを特徴とする請求項23に記載のプロセスカ−トリッジ。
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