JP4092172B2 - セラミックヒータの製造方法及びグロープラグの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、製造時、或いは使用時に十分な抗折強度を有し、折損などが抑えられたセラミックヒータに関すると共に、そのセラミックヒータを用いるグロープラグの製造方法に関する。なお、本発明の方法により製造されるセラミックヒータは、ディーゼルエンジンの始動に使用される上述したグロープラグのほか、酸素センサ等の各種のガスセンサなどにおける加熱源として有用である。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ディーゼルエンジンの始動、或いは各種センサの早期活性等において、絶縁性セラミック基体(以下、単に「基体」ということもある。)に発熱抵抗体が埋設されたセラミックヒータが使用されている。このセラミックヒータは、特に、1200℃以上にまで昇温させる必要があるグロープラグ等で使用され、WC、MoSi2等の導電性セラミック焼結体を含有する発熱抵抗体を、高温での耐食性に優れた窒化珪素質セラミック焼結体からなる絶縁性セラミック基体に埋設した構造のものが多い。また、この絶縁性基体には、発熱体に通電するため、W等の高融点金属からなる一対の通電用リード線(以下、単に「リード線」ということもある。)が埋設されており、それぞれの一端部は発熱抵抗体の両端部に接続され、他端部は基体表面に表出し、このリード線を通じて発熱抵抗体に外部から電力が供給される。
【0003】
また、このようなセラミックヒータを用いたグロープラグ(セラミックグロープラグ)としては、セラミックヒータの外側に金属外筒を組み付け、さらに金属外筒の外側に機関取付用の主体金具を組み付けて構成されるものが一般的に知られている。セラミックヒータ、より具体的には窒化珪素質セラミック焼結体からなる基体に金属外筒を組み付けるには、活性ロー材を用いた金属−セラミック接合を採用する手法もあるが、接合部の品質バラツキを招き易いため、セラミックヒータの外周面に、ロー材との固着性を向上させるためのガラス層を焼き付け、そのガラス層と金属外筒の内周面との間にロー材を充填して接合する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなセラミックヒータでは、上述のように、それぞれ熱膨張係数等が異なる基体と、発熱抵抗体と、通電用リード線とが接する部分があり、ここでは熱膨張差などにより複雑な内部応力が発生している。そのため、この部分がセラミックヒータのうちで最も強度が小さく、ヒータの製造時、或いは使用時に、基体及び発熱抵抗体の形成に用いられるセラミック等の種類によっては、発熱抵抗体と通電用リード線との接続部(嵌め合い部)において折損することがある。また、折損にまで至らなくても亀裂が生じたり、強度が低下する等の問題がある。また、セラミックヒータを用いるグロープラグを製造するにあたり、上述したセラミックヒータの外周面に形成したガラス層を介して金属外筒の内側にロー付け固定する時に、基体と発熱抵抗体、通電用リード線とが接する部分に応力が大きく及ぶため、発熱抵抗体と通電用リード線との接続部において亀裂が生じたり、最悪の場合にはセラミックヒータの折損を招くことがある。
【0005】
このような問題を解決するため、例えば、特開平7−282960号公報には、発熱抵抗体の両端部に接続されるそれぞれのリード線の先端をR取りして応力集中を緩和する方法が開示されている。しかし、このような構造面での改良では、基体、発熱抵抗体、リード線の各々の熱膨張差による複雑な応力の発生を十分に抑えることができず、折損等を防止することができない場合がある。また、セラミックヒータと金属外筒との組付け時に、セラミックヒータの折損などの不具合を抑制することができない場合がある。
【0006】
本発明は、上記の従来の問題を解決するものであり、十分な抗折強度を有し、製造時、或いは使用時の熱衝撃等による折損などが抑えられたセラミックヒータの製造方法を提供することを目的とする。また、セラミックヒータと金属外筒との組付け時といったグロープラグの製造時に、セラミックヒータの折損などの不具合が生ずるのを抑えたグロープラグの製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のセラミックヒータの製造方法は、絶縁性セラミック粉末から形成された未焼成基体と、該未焼成基体に埋設された未焼成発熱抵抗体と、該未焼成基体に埋設され、一端部が該未焼成発熱抵抗体の両端部にそれぞれ埋設された一対の通電用リード線と、を備える未焼成セラミックヒータを焼成し、その後、該基体と該発熱抵抗体と該通電用リード線とが接する部分に発生する内部応力を緩和するために、900〜1600℃で、10分〜4時間熱処理することを特徴とする。
本発明では、上記焼成の後、焼成されたセラミックヒータを研磨し、上記通電用リード線の他端部を上記未焼成基体が焼成されてなる基体の表面に表出させ、次いで、不活性雰囲気下、上記熱処理を行うセラミックヒータの製造方法とすることができる。
【0008】
また、上記通電用リード線の一端部は、上記未焼成発熱抵抗体が焼成されてなる発熱抵抗体に埋設されており、上記熱処理の後、上記の方法により測定した3点曲げ強さ(Sa)(本明細書では、この3点曲げ強さを「抗折強度」ということもある。)が、該熱処理を行わずに測定した3点曲げ強さ(Sn)と比べて5〜35%向上するセラミックヒータの製造方法とすることができる。
【0009】
一方、本発明のグロープラグの製造方法は、金属外筒と、絶縁性セラミックから構成される基体と、上記基体に埋設される発熱抵抗体と、上記基体に埋設され、一端部が該発熱抵抗体の両端部にそれぞれ埋設される一対の通電用リード線とを有すると共に、上記金属外筒の内側に固定されるセラミックヒータと、を備えるグロープラグの製造方法であって、絶縁性セラミック粉末から形成され、焼成されて上記基体となる未焼成基体と、該未焼成基体に埋設され、焼成されて上記発熱抵抗体となる未焼成発熱抵抗体と、該未焼成基体に埋設され、一端部が該未焼成発熱抵抗体の両端部にそれぞれ接続された一対の通電用リード線と、を有する未焼成セラミックヒータを焼成するヒータ形成工程と、上記ヒータ形成工程を経て得られたセラミックヒータを、上記基体と上記発熱抵抗体と上記通電用リード線とが接する部分に発生する内部応力を緩和するために、900〜1600℃で、10分〜4時間熱処理する熱処理工程と、上記熱処理工程を経たセラミックヒータを上記金属外筒の内側にロー付けするロー付け工程と、を備えることを特徴とする。
本発明では、上記ヒータ形成工程に続いて、上記セラミックヒータを研磨し、上記通電用リード線の他端部を上記基体の表面に表出させる研磨工程を有し、その研磨工程に続く上記熱処理工程において、該セラミックヒータを不活性雰囲気下で熱処理するグロープラグの製造方法とすることができる。
【0010】
また、上記セラミックヒータは、その外周面にガラス層を有し、上記ロー付け工程にて該ガラス層を介して上記金属外筒の内側にロー付けされるものであり、上記ガラス層は、上記熱処理工程後に設けられるガラス層形成工程にて、セラミックヒータの外周面に形成されるグロープラグの製造方法とすることができる。さらに、上記熱処理工程における最高温度は、上記ガラス層形成工程の最高温度以上に設定するとよい。
【0011】
【発明の効果】
本発明のセラミックヒータの製造方法によれば、焼成後のセラミックヒータに対し900〜1600℃の範囲内で熱処理を施すことによって、熱膨張係数等が異なる基体と、発熱抵抗体と、通電用リード線とが接する部分に発生する内部応力を緩和することが可能となる。その結果、発熱抵抗体と通電用リード線との接続部近傍における抗折強度を向上させることができ、製造時、或いは使用時におけるヒータの折損、上記接続部近傍における亀裂の発生などを抑えることができる。
【0012】
また、熱処理を行うにあたって、セラミックヒータ(基体)の表面に通電用リード線の他端部が表出される場合は、不活性雰囲気下で熱処理を行うようにすることで、W(タングステン)やW−Re(レニウム)合金等からなる通電用リード線を酸化させることなく、通電用リード線自身の信頼性を維持しつつヒータの抗折強度を向上させることができる。更に、この熱処理を採用することによって、熱処理しない場合に比べて、特定の方法により評価したヒータの抗折強度を十分に向上させることができる。
【0013】
また、本発明のグロープラグの製造方法によれば、ヒータ形成工程を経たセラミックヒータであって、金属外筒の内側にロー材によりロー付け固定される前段階にあるセラミックヒータに対し900〜1600℃の範囲内で熱処理を施すことにより、熱膨張係数等が異なる基体と、発熱抵抗体と、通電用リード線とが接する部分に発生する内部応力を緩和することが可能となる。その結果、発熱抵抗体と通電用リード線との接続部近傍における抗折強度を向上させることができ、セラミックヒータの製造時、さらにはセラミックヒータと金属外筒との組付け時(具体的には、ロー付け工程時)といったグロープラグの製造時におけるセラミックヒータの折損、上記接続部近傍における亀裂の発生などを抑えることができ、信頼性の高いグロープラグを提供することができる。
【0014】
また、熱処理工程に先立って、焼成後のセラミックヒータ(基体)の表面に通電用リード線の他端部を表出させる研磨工程を含む場合、研磨工程を経たセラミックヒータを不活性雰囲気下で熱処理することで、WやW−Re合金等からなる通電用リード線を酸化させることなく、通電用リード線の信頼性を維持しつつヒータの抗折強度を向上させることができる。
【0015】
上記「熱処理」の方法は特に限定されず、焼成後のヒータを加熱炉に収容し、静置する方法が、装置が簡便であり、操作が容易であるという観点から好ましい。熱処理温度は900〜1600℃であり、1000〜1550℃、特に1100〜1500℃、更には1150〜1450℃であることが好ましい。熱処理温度が900℃未満では、抗折強度が十分に向上せず、1600℃を越えると、絶縁性セラミック基体に希土類酸化物を含有させる場合に、基体中の融点の高い希土類酸化物系等の結晶相が軟化、融解することがあり、却って抗折強度が低下することがある。
【0016】
熱処理時間は、10分〜4時間であり、特に10分〜3時間とすることが好ましい。この熱処理時間が10分未満では、抗折強度の向上がみられない。また、通常、1〜3時間程度の熱処理で抗折強度を十分に向上させることができる。尚、4時間を越えて熱処理しても特に問題はないが、それ以上の抗折強度の向上はなく、意味がない。更に、この熱処理は常圧で行うことができるが、加圧したり、減圧したりして行ってもよい。尚、焼結体を熱処理するにあたり、上記熱処理温度範囲内の任意の温度を一定に維持させながら所定時間保持させる他に、上記温度範囲内にて所定の加熱パターンに従って温度を変動させつつ所定時間保持させてもよい。
【0017】
また、熱処理雰囲気も特に限定されず、大気雰囲気等であってもよい。但し、焼成後のセラミックヒータを研磨し、通電用リード線の他端部を基体の表面に表出させたうえで熱処理する場合は、上述したようにリード線として用いられることが多いWやW−Re合金等の金属の酸化を抑えるため、窒素ガス雰囲気、アルゴンガス雰囲気等の不活性雰囲気において熱処理することが好ましい。更に、熱処理温度が1500℃を越える高温である場合は、還元雰囲気では焼結助剤として用いられた酸化物等が還元されることがあり、酸化雰囲気では通電用リード線の他端部が基体の表面に表出しない場合でも絶縁性セラミック基体(特に窒化珪素質セラミックからなる場合)の酸化が顕著になるため、同様に不活性雰囲気下に熱処理することが好ましい。
【0018】
ところで、本発明のグロープラグの製造方法によれば、セラミックヒータと金属外筒とのロー付け工程において、セラミックヒータとロー材(ロー材層)との固着性を向上させるべく、ロー付け工程前にセラミックヒータの外周面にガラス層を形成するためのガラス層形成工程を設けることができる。そして、このガラス層形成工程を有する場合には、熱処理工程を該ガラス層形成工程の前に行うことが重要となる。
【0019】
ガラス層形成工程は、通常セラミックヒータの外周面の所要個所にガラス成分を塗着させ、例えば1200℃程度に調温された焼付炉内を通過させることにより行われる。そのため、このガラス層形成工程の際に、セラミックヒータの抗折強度を向上させるための熱処理を兼用して行うことが可能なように一見考えられる。しかし、セラミックヒータの熱処理による効果を充足するために、ガラス層形成工程の温度や熱処理時間を調整してしまうと、ガラス層自体の溶融等を引き起こし、正常なガラス層を形成する目的に影響を来たすことにつながる。また、セラミックヒータの外周面にガラス層を形成した後に熱処理を行うことも考えられるが、正常なガラス層を維持した状態で熱処理工程を行うことが必須となるために、熱処理温度や時間といった熱処理条件が限られ、セラミックヒータの抗折強度を向上させることを目的とした熱処理工程を充分に行えないことにつながり兼ねない。
【0020】
そこで、本発明のグロープラグの製造方法にあっては、ガラス層形成工程前に、セラミックヒータの抗折強度を向上させることを目的にした熱処理工程を独立して設けているのである。これにより、ガラス層を考慮して熱処理条件が制限されることはなく、セラミックヒータに対し充分な熱処理を行うことが可能になると共に、正常なガラス層が外周面に形成されたセラミックヒータを後工程のロー付け工程にまわすことができる。さらに、ガラス層形成工程前に熱処理工程を設けることで、上述したように熱処理条件の制限がなくなるので、十分に高い温度(ガラス層形成工程の最高温度よりも高い最高温度)で熱処理を行え、抗折強度に優れるセラミックヒータを比較的短時間で効率良く得ることができる。
【0021】
また、本発明により得られるセラミックヒータでは、熱処理の後、上記の方法により測定した3点曲げ強さ(Sa)を、熱処理を行わずに測定した3点曲げ強さ(Sn)と比べて5〜35%、特に7〜35%、更には10〜35%向上させることができる。特に、熱処理温度が1150〜1450℃である場合は、25〜35%と大きく向上させることができ、ヒータの折損等を十分に抑えることができる。尚、Sa及びSnは、同様の原料を使用し、同様の工程により製造した5〜10本のセラミックヒータの各々について測定した3点曲げ強さの平均値である。
【0022】
また、本発明の方法により製造されたセラミックヒータでは、3点曲げ強さの絶対値は500〜1000MPa、特に700〜1000MPa、更には750〜1000MPaとすることができる。このように十分な抗折強度を有することから、このセラミックヒータは、例えばグロープラグに適用されたときの使用時においても、燃焼圧等の外部からの衝撃に十分に耐え、折損することはない。さらに、セラミックヒータを金属外筒の内側にロー付け固定するロー付け工程時といったグロープラグの製造時に、セラミックヒータが折損したり、発熱抵抗体と通電用リード線との接続部近傍に亀裂が生じることを抑制することができる。
【0023】
上記「未焼成基体」は目的により種々の絶縁性セラミック粉末を選択して形成することができるが、代表的なものとして、窒化珪素を主成分として形成され、焼成により窒化珪素質焼結体となるものが挙げられる。窒化珪素の含有量は、未焼成基体を100質量%とした場合に、80質量%以上、特に90質量%以上であることが好ましい。窒化珪素質焼結体は、窒化珪素粒子及び粒界ガラス相からなるものであってもよいし、これに加えて粒界に結晶相(例えば、ダイシリケート相)が析出していてもよい。更に、窒化珪素質焼結体は、窒化アルミニウム、アルミナ及びサイアロン等を含有していてもよく、それに合わせて絶縁性セラミック粉末を調製すればよい。
【0024】
上記「未焼成発熱抵抗体」には、導電性セラミックと絶縁性セラミックとが含有される。
導電性セラミックとしては、W、Ta、Nb、Ti、Mo、Zr、Hf、V、及びCrから選ばれる1種以上の金属元素の珪化物、炭化物、窒化物又はホウ化物等のうちの少なくとも1種が挙げられる。更に、絶縁性セラミックは、通常、窒化珪素である。導電性セラミックは、特に、その熱膨張係数が、絶縁性セラミックである窒化珪素等、もしくは基体を形成するための窒化珪素等と大きな差がないものが好ましい。絶縁性セラミックとの熱膨張係数の差が小さい導電性セラミックであれば、焼成後、ヒータ使用時に基体と発熱抵抗体との界面近傍における亀裂の発生が抑えられる。そのような導電性セラミックとしては、WC、MoSi2、TiN又はWSi2などが挙げられる。また、この導電性セラミックとしては、その融点がセラミックヒータの使用温度を越える耐熱性の高いものが好ましい。導電性セラミックの融点が高ければ使用温度域におけるヒータの耐久性も向上する。
【0025】
導電性セラミックと絶縁性セラミックとの量比は特に限定されないが、未焼成発熱抵抗体を100体積部とした場合に、導電性セラミックを15〜40体積部とすることができ、特に20〜30体積部とすることが好ましい。尚、未焼成発熱抵抗体は、焼成後、通電により発熱する抵抗体、即ち、発熱抵抗体となる。
【0026】
上記「通電用リード線」は、W、Re、Ta、Mo及びNb等から選ばれる金属或いはこれらの金属を主成分とする合金などにより形成することができ、特に、Wが多用される。また、この通電用リード線の線形、断面形状は特には限定されない。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例を参照しつつ説明する。
図3は、セラミックヒータを用いたグロープラグを、その内部構造とともに示すものである。グロープラグ2は、発熱する部位である先端側にセラミックヒータ1を備える。セラミックヒータ1は、ステンレス鋼等のFe系金属よりなる金属外筒21の内側に先端部が突出するように貫装され、この金属外筒21はエンジンに取り付けるためのネジ部が形成された主体金具22の先端部に保持されている。セラミックヒータ1の後端部には、リードコイル15の一端が外側から嵌合されるとともに、その他端側は、主体金具22内に挿通された金属からなる中軸16の一方の端部に嵌着されている。そして、中軸16の他方の端部側は主体金具22の外側へ延びるとともに、その外周面にナット17が螺合される。このナット17を主体金具22に向けて締め付けることにより、中軸16が主体金具22に対して固定される。またナット17と主体金具22との間には絶縁ブッシュ19が嵌め込まれている。
【0028】
セラミックヒータ1は、図2に示すように、基体11、発熱抵抗体12及び通電用リード線13a、13bにより構成されている。なお、図2はセラミックヒータ1の縦断面図を示している。基体11は窒化珪素質焼結体からなり、埋設される発熱抵抗体12及び通電用リード線13a、13bは、この基体11により保護されている。発熱抵抗体12は、導電性セラミックと絶縁性セラミックとからなり、一方の端部から延びた後、方向転換して他方の端部に延びる略U字形状に形成されている。また、W等からなる通電用リード線13a、13bは、外部からセラミックヒータ1に供給される電力を発熱抵抗体12に給電できるように、各々その一端部は発熱抵抗体12の両端部に接続されて当該発熱抵抗体12との間で接続部(嵌め合い部)14を形成している。各通電用リード線13a、13bは、基体11中において発熱抵抗体12から離間する方向に延び、それぞれの他端部が基体11の外表面に表出して、表出部(露出部)13c、13dを形成している。
【0029】
図3において、基体11の外表面には、通電用リード線13a、13bの一方のもの、ここでは通電用リード線13bの表出部13dを含む領域に、ニッケル等の金属薄膜(図示せず)が所定の方法(例えばメッキや気相製膜法など)により形成されている。そして、その金属薄膜を介して基体11と金属外筒21とがロー付けにより接合されるとともに、通電用リード線13bがその表出部13dを介して金属外筒21と導通している。また、他方の通電用リード線13aの表出部13cを含む領域にも同様に金属薄膜(図示せず)が形成されており、ここにリードコイル15がロー付けされている。このように構成することで、図示しない電源から、中軸16、リードコイル15及び通電用リード線13aを介して発熱抵抗体12に対して通電され、さらに通電用リード線13b、金属外筒21、主体金具22、及び図示しないエンジンブロックを介して接地される。この通電により、発熱抵抗体は発熱することになる。
【0030】
金属外筒21はと主体金具22との間はロー付けにより接合されている。また、セラミックヒータ1に対し金属外筒21は、セラミックヒータ1(基体11)の外周面と接して配置されるガラス層18と、ガラス層18の外周面と金属外筒21の内周面とに接して配置されるロー材層とを介して組み付けられている(通電用リード線13a、13bの表出部13c、13dの部分は、ガラス層18が除去されている)。このガラス層18は、ガラスマトリックスに、アルミナからなる骨材粒子を分散させたものである。ガラスマトリックスは、例えばSiをSiO2換算にて70質量%以上90質量%以下、BをB2O3換算にて10質量%以上30質量%以下含有する硼珪酸ガラスより形成することができる。骨材粒子の配合率は、ガラス層表面に観察される骨材粒子の面積率において、10%〜40%以下に調整されている。また、ロー材層に使用するロー材は、液相線温度が700℃以上1200℃未満のものが使用され、例えばAg−Cu系等のAg系ロー材からなる。
【0031】
本発明においてセラミックヒータは、以下の製造方法によって製造することができる。
未焼成発熱抵抗体を形成するための原料としては、導電性セラミック粉末、絶縁性セラミック粉末(具体的には、窒化珪素を主体とするセラミック粉末)及び焼結助剤粉末を用いる。この焼結助剤粉末としては、希土類酸化物粉末が多用されるが、Al2O3或いはSiO2等の一般に窒化珪素質焼結体の焼成において用いられる酸化物等の粉末を使用することもできる。これらの焼結助剤粉末は1種のみを使用してもよいが、通常、希土類酸化物粉末とAl2O3粉末或いは希土類酸化物粉末とSiO2粉末のように2種以上を併用することが多い。なお、希土類酸化物として、Y2O3、Er2O3又はYb2O3等を用いた場合は、粒界相(結晶相)の耐熱性がより高くなるため好ましい。
【0032】
これら導電性セラミック粉末、絶縁性セラミック粉末、及び焼結助剤粉末を所定の量比で混合し、混合粉末を調製する。この混合は、湿式等、通常の方法によって行うことができる。
【0033】
導電性セラミック粉末、絶縁性セラミック粉末及び焼結助剤粉末は、これらの合計量を100体積部とした場合に、導電性セラミック粉末を15〜40体積部、特に20〜30体積部、絶縁性セラミック粉末と焼結助剤粉末とで85〜60体積部、特に80〜70体積部とすることができる。
【0034】
このようにして調製した混合粉末に、適量のバインダ等を配合して混練した後、射出成形等の成形方法により、略U字形状の未焼成発熱抵抗体を形成することができる。また、この略U字形状の未焼成発熱抵抗体の両端部にW等の金属からなる一対の通電用リード線の一端部が埋設される形態で固定され、取り付けられる。
【0035】
その後、この一対の通電用リード線が接続された未焼成発熱抵抗体を、絶縁性セラミック粉末を主体とし、導電性セラミック粉末及び焼結助剤粉末を所定の量比で混合した基体用原料粉末に埋入する。その方法としては、基体用原料粉末を圧粉した半割型であって、未焼成発熱抵抗体及び通電用リード線が収まる凹部を有する半割型を2個準備し、これら半割型の間に未焼成発熱抵抗体を載置した後、プレス成形する方法等が挙げられる。次いで、これらを一体に5〜12MPa程度に加圧することにより、基体の形状を有する粉末成形体に未焼成発熱抵抗体及び通電用リード線が埋設された未焼成セラミックヒータが得られる。この未焼成セラミックヒータを脱脂した後、黒鉛製等の加圧用ダイスに収納し、これを焼成炉に収容し、不活性雰囲気下、所定の温度で所要時間、ホットプレス焼成することにより、焼結体(セラミックヒータ)とすることができる。焼成温度及び焼成時間は特に限定されないが、焼成温度は1650〜1850℃、特に1700〜1800℃、焼成時間は30〜150分、特に60〜90分とすることができる。
【0036】
そして、このようなヒータ形成工程を経て得られたセラミックヒータは、続く研磨工程にて、基体(セラミックヒータ)の外表面を所定量研磨し、各通電用リード線の他端部を基体の外表面から表出させる。そして、研磨後のセラミックヒータを加熱炉に収容し、熱処理工程として熱処理を行うことによって、抗折強度を向上させたセラミックヒータを製造することができる。なお、熱処理工程における熱処理条件については、不活性雰囲気(具体的には、窒素ガス雰囲気)下で、熱処理温度900〜1600℃、熱処理時間10分〜4時間で行うものとする。なお、この熱処理温度の最高温度は、後述するガラス層形成工程における最高温度以上とすることが短時間で熱処理による抗折強度向上の効果を得る上で好ましく、例えば熱処理温度の最高温度を1400℃とし、ガラス層形成工程における最高温度を1200℃として行うことができる。
【0037】
ついで、図3に示すグロープラグ2の製造方法の一例を説明する。
Si、B等の硼珪酸ガラスの成分源と粉末を用いてガラス粉末を作り、このガラス粉末に、骨材粒子となるアルミナ粉末と粘土鉱物及び有機バインダを適量配合し、さらに水を加えて混合することによりガラス粉末スラリーを形成する。そして、ガラス層形成工程として、まず上述したヒータ形成工程、研磨工程及び熱処理工程を経ることで得られたセラミックヒータ1の外周面に、ガラス粉末スラリーを塗布してガラス粉末塗布層を形成し、これを乾燥する。この状態のセラミックヒータ1を加熱炉に挿入して所定温度(例えば、1200℃)に加熱して、ガラス粉末塗布層をセラミックヒータ1の外周面に焼き付け、ガラス層18とする。
【0038】
そして、ガラス層形成工程に続いてロー付け工程を行う。まず、セラミックヒータ1のガラス層18の外側に金属外筒21を配置する。金属外筒21は、該金属外筒21の内周面とガラス層18の外周面との間に、0.05〜0.15mmの隙間が形成されるように、セラミックヒータ1と同軸状に配置される。そして、金属外筒21の内周面とガラス層18の外周面との隙間にロー材を配置させた組立体を作製し、加熱炉中に該組立体を配置して、大気中で所定温度範囲にて加熱処理(ロー付け)する。すると、ロー材が溶融し、金属外筒21とガラス層18との隙間に充填される。その後、組立体を炉冷ないし空冷することにより、溶融したロー材が凝固し、ロー材層が形成される。その後、金属外筒18に接合されたセラミックヒータ1に対して、公知の手法を採用してリードコイル15、中軸16、主体金具22等を組み付け、グロープラグ2を得る。
【0039】
【実施例】
本発明により得られるセラミックヒータの種々の試験品、以下のようにして作成し、さらに試験品に対する評価を行った。
【0040】
(1)セラミックヒータの製造
86質量%の窒化珪素粉末に、焼結助剤として10質量%のYb2O3粉末及び4質量%のSiO2粉末を配合して絶縁成分原料とし、この絶縁成分原料40質量部(以下、「部」と略記する。)と、導電性セラミックであるWC粉末60部とを配合し、未焼成発熱抵抗体用原料とした。その後、この原料を72時間湿式混合し、乾燥して混合粉末を得た。次いで、この混合粉末とバインダとを混練機に投入し、4時間混練した。その後、得られた混練物を裁断してペレット状とした。一方、射出成形金型の所定位置に一対のW製リード線を配置した後、射出成形機により上記ペレット状とした混練物を射出し、通電用リード線の一端側が両端に接続された略U字状の未焼成発熱抵抗体を得た。
【0041】
一方、86部の窒化珪素粉末に、11部のYb2O3粉末及び3部のSiO2粉末、並びに5部のMoSi2粉末を配合し、40時間湿式混合したものをスプレードライヤ法によって造粒し、この造粒物を圧粉して、未焼成発熱抵抗体及び通電用リード線が収まる凹部を有する2個の半割型を準備した。その後、未焼成発熱抵抗体を2個の半割型間に載置し、プレス成形して埋入した後、これらを6.9MPaの圧力で一体に加圧し、未焼成セラミックヒータを得た。次いで、この未焼成セラミックヒータを600℃で仮焼してバインダを除去し、仮焼体を得た。その後、この仮焼体を黒鉛製の加圧用ダイスにセットし、窒素雰囲気下、1800℃で24MPaの圧力を負荷して1.5時間、ホットプレス焼成し、焼結体を得た。次いで、得られた焼結体の表面を所定量研磨して、各通電用リード線の他端部を基体の外表面から表出させた軸断面円形状のセラミックヒータ(直径3.5mm)を得た。
【0042】
そして、この方法により作製した60本のセラミックヒータ(試験品)について、10本は熱処理せず、また、他の50本については各々10本を、1000℃、1200℃、1400℃、1500℃及び1600℃で熱処理した。熱処理は、それぞれ所定温度に調温された加熱炉に10本のセラミックヒータを収容し、窒素ガス雰囲気下、常圧で、1時間行った。また、熱処理後、炉への通電を停止して自然放冷させ、室温にまで降温させてからセラミックヒータを取り出した。
【0043】
(2)3点曲げ強さの測定
上記(1)で熱処理した50本のセラミックヒータ及び熱処理していない10本のセラミックヒータについて、下記の方法により3点曲げ強さを測定した。
JIS R 1601に準じ、スパン間12mm、クロスヘッド移動速度0.5mm/分、温度25℃で、発熱抵抗体の端部のうちの通電用リード線が埋設された位置に対応する基体の表面に荷重を加えて測定した。基体の表面に荷重を加えて測定するにあたって、より具体的には、発熱抵抗体の端面から当該発熱抵抗体に埋設された通電用リード線の先端までの軸線の方向における長さの中間部の位置に対応する基体の表面に荷重を加えて行った。結果を図1に記載する。なお、図1において、○はそれぞれの温度で熱処理した各々10本(合計50本)のセラミックヒータ及び熱処理していない10本のセラミックヒータのそれぞれの3点曲げ強さであり、●は各10本のセラミックヒータの3点曲げ強さから算出した平均値である。
【0044】
上記のようにして算出した平均値及び図1の結果によれば、熱処理しない場合、及びそれぞれの温度で熱処理した場合の各々10本のセラミックヒータの3点曲げ強さの平均値は、熱処理しない場合が592MPa、1000、1200、1400、1500及び1600℃の温度で熱処理した場合が、それぞれ691MPa、769MPa、789MPa、759MPa及び648MPaである。このように、熱処理によって3点曲げ強さの平均値が少なくとも9.5%向上しており、特に1200〜1500℃で熱処理した場合は、28.2〜33.3%とより大きく向上していることが分かる。更に、1200〜1500℃の熱処理温度であれば、各々の最小値でみても8.6〜12.7%向上していた。これらの結果から、焼成後、特定の熱処理を施したセラミックヒータでは、製造時ばかりでなく、グロープラグに適用されたときの使用時においても燃焼圧等の外部からの衝撃にも耐え、折損が十分に抑えられることが推察される。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱処理温度と3点曲げ強さとの相関を示すグラフである。
【図2】セラミックヒータを説明するための縦断面図である。
【図3】先端部にセラミックヒータを組み込んだグロープラグを説明するための縦断面図である。
【符号の説明】
1;セラミックヒータ、11;基体(絶縁性セラミック基体)、12;発熱抵抗体、13a、13b;通電用リード線、13c、13d;表出部、18;ガラス層、2;グロープラグ、21;金属外筒、22;主体金具。
Claims (3)
- 金属外筒と、
絶縁性セラミックから構成される基体と、上記基体に埋設される発熱抵抗体と、上記基体に埋設され、一端部が該発熱抵抗体の両端部にそれぞれ埋設される一対の通電用リード線とを有すると共に、上記金属外筒の内側に固定されるセラミックヒータと、を備えるグロープラグの製造方法であって、
絶縁性セラミック粉末から形成され、焼成されて上記基体となる未焼成基体と、該未焼成基体に埋設され、焼成されて上記発熱抵抗体となる未焼成発熱抵抗体と、該未焼成基体に埋設され、一端部が該未焼成発熱抵抗体の両端部にそれぞれ接続された一対の通電用リード線と、を有する未焼成セラミックヒータを焼成するヒータ形成工程と、
上記ヒータ形成工程を経て得られたセラミックヒータを、上記基体と上記発熱抵抗体とが接する部分に発生する内部応力を緩和するために、900〜1600℃で、10分〜4時間熱処理する熱処理工程と、
上記熱処理工程を経たセラミックヒータを上記金属外筒の内側にロー付けするロー付け工程と、を備え、
上記セラミックヒータは、その外周面にガラス層を有し、上記ロー付け工程にて該ガラス層を介して上記金属外筒の内側にロー付けされるものであり、上記ガラス層は、上記熱処理工程後に設けられるガラス層形成工程にて、セラミックヒータの外周面に形成される
ことを特徴とするグロープラグの製造方法。 - 上記ヒータ形成工程に続いて、上記セラミックヒータを研磨し、上記通電用リード線の他端部を上記基体の表面に表出させる研磨工程を有しており、その研磨工程に続く熱処理工程において、該セラミックヒータを不活性雰囲気下で熱処理する請求項1に記載のグロープラグの製造方法。
- 上記熱処理工程における最高温度は、上記ガラス層形成工程の最高温度以上である請求項1に記載のグロープラグの製造方法。
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