JP4091851B2 - 接触式測定機の衝突検知装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、接触式測定機の衝突検知装置に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、測定子に一定以上の外力が作用したときに、この測定子を支持するプローブの損傷を最小限に抑える機能を有する測定機として、図6に示されるような真円度測定機1が知られている。
この真円度測定機1は、本体10と、この本体10の上面一側寄りに配置され被測定物Wを回転駆動させる被測定物回転機構20と、本体10の上面他側寄りに垂直に立設されたコラム30と、このコラム30の長手方向に昇降可能に設けられたスライダ31と、このスライダ31に被測定物Wと離接する方向へ移動可能に設けられた水平アーム32と、この水平アーム32の先端に交換可能に設けられたプローブ50とを備えている。
この真円度測定機1において、プローブ50と被測定物Wとを相対移動させる相対移動手段は、被測定物回転機構20、スライダ31、および、水平アーム32により構成されている。
【0003】
プローブ50としては、例えば非特許文献1に示すような構成が知られている。すなわち、プローブ50は、図7に示されるように、水平アーム32の先端に設けられたプローブ本体51と、このプローブ本体51の支点(図示せず)で変位可能かつ復帰可能に支持されたホルダ本体521、スタイラス53、および、ホルダ本体521にスタイラス53を図8に示されるように交換可能かつ弾性的に狭持する板ばね522を含んで構成されたスタイラスホルダ52とを備えている。
ホルダ本体521は、プローブ本体51の支点で変位可能かつ復帰可能に支持された支持体521Aと、スタイラス53の側面を支持する側面支持体521Bとを備えている。
板ばね522は、断面略く字状に屈曲形成され、その屈曲された頂点近傍には凸部522Aが設けられている。
側面支持体521Bおよび板ばね522は、互いに略対向するように、それぞれの基端近傍で支持体521Aにねじ止めされている。
【0004】
スタイラス53には、先端側面に被測定物Wに当接する測定子531が、スタイラス53がスタイラスホルダ52に狭持されたときに凸部522Aが当接される位置に、凸部522Aが係合する凹部532が設けられ、これにより、スタイラス53に作用する外力が一定未満のときには、凸部522Aと凹部532の係合により、スタイラス53はホルダ本体521の定位置に位置決めされている。
【0005】
この真円度測定機1は、たとえば、プローブ50の移動中にスタイラス53が異物に衝突したときや、測定中に測定子531が被測定物Wの表面を滑らかに移動できないとき、すなわち、スタイラス53に一定以上の外力が作用したときには、スタイラス53が定位置からずらされるとともに、板ばね522がスタイラス53から離れる方向に弾性変形され、スタイラス53がスタイラスホルダ52から外れることにより、それ以上のプローブ50の損傷を回避するものであった。
【0006】
一方で、測定子に一定以上の外力が作用したときに、この異常状態を検知し、測定子の移動制御を指令する指令手段を含んで構成された測定機が知られている(たとえば、特許文献1、2参照)。
【0007】
【非特許文献1】
ミツトヨ精密測定機器・総合カタログ Catalog No.13 2001年4月発行 発行:株式会社ミツトヨ 第409頁 標準検出器 コードNo.12AAB802
【特許文献1】
特開2000−146566号公報
【特許文献2】
特開2001−147115号公報
【0008】
特許文献1の測定機は、可動レバー本体、測定子を有する測定子ホルダ、および、測定子ホルダを可動レバー本体に対して定位置に位置決めしかつ移動可能に支持する3点支持機構を含んで構成され、測定子の移動量から被測定物の寸法測定を行う検出器と、測定子ホルダが定位置からずらされたときにそれを検知し検出器の移動を制御する指令手段とを備えている。
【0009】
3点支持機構は、可動レバー本体の先端側面と測定子ホルダの基端側面との間に120°間隔に設けられた3つの位置決め手段と、両端が可動レバー本体およびホルダ本体に固定された引っ張りばねとを備えている。
位置決め手段は、可動レバーの先端側面に設けられた2個一組の導電性の球体と、この球体の間に係合されかつホルダ本体の基端側面に設けられた導電性の円柱体とから構成されている。
指令手段は、位置決め手段の2個の球体と1個の円柱体とを接点とし、かつ、各接点が導線を介して電気的に直列に配置された衝突検知回路を有している。
通常は、各接点の球体と円柱体は、引っ張りばねの作用により、それぞれ接触しているので、衝突検知回路は閉じられており、測定子ホルダは定位置に位置決めされている。
【0010】
この測定機は、測定子に一定以上の外力が作用したときに、引っ張りばねが弾性変形されることで測定子ホルダが定位置からずらされ、このずれに伴い、いずれかの接点の接触が解除され衝突検知回路が開かれることにより、指令手段が異常状態を検知し検出器の移動を制御するものであった。
【0011】
特許文献2の測定機における、衝突検知装置(以下、Z方向衝突検知装置、と略す)は、非接触式プローブに取り付けられたホルダと、リング状の衝突検知部と、この衝突検知部をホルダに対して非接触式プローブの軸方向に変位可能かつ復帰可能に保持する保持手段と、ホルダに対する衝突検知部の移動を検知し非接触式プローブの移動を制御する指令手段とを備えている。
衝突検知部に物体が衝突すると、衝突検知部がホルダに対してプローブの軸方向(Z方向)に移動し、それを指令手段が検知し非接触式プローブの移動方向を制御していた。
非接触式プローブの軸方向と直交する方向の衝突に対しては、Z方向衝突検知装置の先端に、特許文献1の3点支持機構および指令手段と同様の機能を有するXY方向衝突検知装置を設けることにより衝突を検知していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、たとえば、特許文献1の測定機は、可動レバー本体に測定子ホルダを支持する引っ張りばねと、指令手段のスイッチ機能を有する球体および円柱体とが別々の部材で設けられていた。
また、衝突検知回路は、各接点が導線を介して電気的に直列に配置されているので、たとえば、いずれかの導線が断線することでも異常状態を検知してしまい、測定子に外力が作用しなくても指令手段が誤作動し検出器の移動が制御されることがあった。
特許文献2のZ方向衝突検知装置は、衝突検知部の先端が、非接触式プローブの先端と被測定物の間になるように構成されているので、接触式プローブを有する測定機に用いることができなかった。
【0013】
本発明の目的は、簡単な構成で衝突を確実に検知できる、接触式測定機の衝突検知装置を提供する、ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の接触式測定機の衝突検知装置は、プローブ本体、このプローブ本体に変位可能かつ復帰可能に支持されたスタイラスホルダ、および、このスタイラスホルダに保持されたスタイラスを有するプローブと、このプローブと被測定物とを相対移動させる相対移動手段とを備え、前記スタイラスホルダは、前記プローブ本体に変位可能かつ復帰可能に支持されたホルダ本体と、このホルダ本体に前記スタイラスを交換可能かつ弾性的に狭持するばねとを含んで構成され、前記相対移動手段により前記プローブと前記被測定物とを相対移動させながら、前記スタイラスホルダの変位を基に被測定物の寸法や表面性状を測定する接触式測定機の衝突検知装置において、前記ばねの少なくとも一部に形成された導電性を有する一方の接点と、前記スタイラスと前記ばねとの間に設けられ、前記ホルダ本体に対して前記スタイラスを定位置に位置決めするとともに、前記スタイラスに一定以上の外力が作用したときに前記スタイラスを前記定位置からずらし、かつ、前記ばねを弾性変形させる位置決め手段と、前記ばねが弾性変形されたときに、前記一方の接点が接触または離間される導電性を有する他方の接点と、前記一方の接点と前記他方の接点とが接触または離間されたときに、前記相対移動手段に、前記被測定物に対する前記プローブの相対移動の停止、または、前記被測定物に対して前記プローブが退避する方向への相対移動を指令する指令手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、スタイラスに一定以上の外力が作用すると、位置決め手段が、スタイラスを定位置からずらすとともに、スタイラスを狭持しているばねを弾性変形させる。ばねが弾性変形すると、一方の接点と他方の接点が接触または離間し、このとき、指令手段が、相対移動手段に、被測定物または異物に対するプローブの相対移動の停止、または、被測定物または異物とプローブとが退避する方向への相対移動を指令する。一方の接点および他方の接点は、指令手段のスイッチ機能を有している。
したがって、ばねが、スタイラスを狭持する機能と指令手段のスイッチ機能を有しており、従来のように、スタイラスを保持する部材と指令手段のスイッチを別々の部材とする必要が無いので、部品数を少なくでき簡単な構成とすることができる。
スタイラスが、ばねを含むスタイラスホルダで狭持されており、スタイラスに作用する一定以上の外力により、定位置から容易にずらされる構成なので、異常状態を確実に検知することができる。
スタイラスに直接作用する一定以上の外力を検知する構成なので、接触式測定機に用いることができる。
【0016】
本発明の接触式測定機の衝突検知装置において、前記スタイラスホルダは、前記プローブ本体に前記スタイラスの軸と略直交する方向に変位可能かつ復帰可能に支持された前記ホルダ本体と、前記ばねとを含んで構成され、前記一方の接点と前記他方の接点とは、前記スタイラスホルダの変位方向に対向配置され、かつ、前記スタイラスホルダの変位方向のうち、前記スタイラスの側面に設けられた測定子を前記被測定物に当接させて前記被測定物の寸法や前記表面性状を測定するときに前記スタイラスが変位する方向である測定方向とは逆方向の一定未満の外力が前記スタイラスに作用したときに、前記スタイラスが前記位置決め手段により前記定位置に位置決めされたまま前記ばねとともに前記逆方向に変位することで、前記両接点が接触または離間して前記指令が出力されるように配置されていることが望ましい。
この発明によれば、スタイラスに測定方向の外力が作用すると、このスタイラスを狭持しているスタイラスホルダが指令手段を作動させない方向に変位するので指令は出力されないが、スタイラスに測定方向とは逆方向の外力が作用すると、スタイラスホルダが指令手段を作動させる方向に変位するので指令が出力される。
したがって、スタイラスに作用する測定方向とは逆方向の外力が一定未満であっても、異常状態を検知することができる。
【0017】
本発明の接触式測定機の衝突検知装置において、前記位置決め手段は、前記スタイラスおよび前記ばねのいずれかの一方に設けられた凹部と、前記スタイラスおよび前記ばねのいずれかの他方に設けられ、前記凹部に係合する凸部と備えていることが望ましい。
この発明によれば、位置決め手段に、容易に係合を解除させることができる凹部と凸部を設けたので、スタイラスに一定以上の外力が作用したときには、凹部と凸部との係合が解除されることにより、この異常状態を検知することができる。
したがって、位置決め手段を、簡単な構造の凹部と凸部で構成することができる。
【0018】
本発明の接触式測定機の衝突検知装置において、前記凹部および前記凸部のうち、少なくとも一方が略錐体状に形成されていることが望ましい。
この発明によれば、凹部および/または凸部は斜面を有する略錐体状に形成されているので、凹部および凸部は略錐体の斜面に沿って滑らかにずらされ、ばねも連続的に弾性変形する。したがって、一方の接点と他方の接点との接触または離間をより瞬間的に検知することができる。
一組の凹部と凸部で、スタイラスに作用する全ての方向からの一定以上の外力を検知することができる。
【0019】
本発明の接触式測定機の衝突検知装置において、前記ばね、および、前記一方の接点が1本の板ばねで形成され、この板ばねに前記凹部または前記凸部が設けられていることが望ましい。
この発明によれば、指令手段のスイッチ機能を有する一方の接点、および、位置決め手段としての凹部または凸部を、1本の板ばねに設けたので、部品数を少なくでき簡単な構成とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明していく。
図1〜図4には、本発明の一実施形態に係る接触式測定機の衝突検知装置を有するプローブ40が示されている。
なお、これら図1〜図4の説明に当たって、前述した図6〜図8と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
プローブ40は、前述した真円度測定機1に取り付けられる。
このプローブ40は、図1に示されるように、プローブ本体41と、このプローブ本体41の支点(図示せず)で変位可能かつ復帰可能に支持されたスタイラスホルダ42と、このスタイラスホルダ42に保持されたスタイラス43とを備えている。
【0021】
スタイラスホルダ42は、プローブ本体41の支点で揺動可能に支持されたホルダ本体521と、このホルダ本体521にスタイラス43を交換可能かつ弾性的に狭持する衝突検知板ばね422とを備えている。
ホルダ本体521は、支持体521Aと、側面支持体521Bとを備えている。
側面支持体521Bおよび衝突検知板ばね422は、互いに略対向するようにそれぞれの基端近傍で支持体521Aにねじ止めされている。
図2には、図1におけるII−II線に沿う矢視断面図が示されている。
側面支持体521Bのスタイラス43との接触面は、図2に示されるように、スタイラス43の側面形状に沿った曲面に形成されている。
衝突検知板ばね422は、スタイラス43と略対向する面に円錐状に形成された位置決め手段としての凸部422Aと、この凸部422Aが設けられた面の裏面の先端に接点422Bとを、それぞれ備えている。
衝突検知板ばね422は、側面支持体521Bに離接する方向のみに弾性変形可能に設けられている。
【0022】
プローブ本体41には、衝突検知板ばね422が弾性変形したときに、接点422Bが接触される他方の接点としての電気接点用板ばね411と、この両者が接触したときに、相対移動手段(被測定物回転機構20、スライダ31、水平アーム32)に、被測定物Wに対するプローブ40の相対移動の停止、または、被測定物Wとプローブ40とが退避する方向への相対移動を指令するとともに、異常警報を出し作業者に異常状態を知らせる指令手段(図示せず)とが備えられている。
接点422Bと電気接点用板ばね411とは、スタイラスホルダ42の変位方向に対向配置されており、また、この両者は、指令手段のスイッチ機能を有している。
【0023】
スタイラス43は、先端側面に測定子531を備えているとともに、スタイラス43がスタイラスホルダ42に狭持されたときに凸部422Aが係合される位置決め手段としての凹部432を備えている。凹部432は、凸部422Aの先端近傍と対応する円錐状に形成されている。
スタイラス43に作用する外力が一定未満のときには、凸部422Aと凹部432の係合により、スタイラス43は、ホルダ本体521の定位置に位置決めされている。
【0024】
本実施形態の作用を説明する。
説明のために、図3に示されるように、測定方向(スタイラスホルダ42の変位方向)の外力をFx1、測定方向と逆方向の外力をFx2、測定方向と直交する方向の外力をFy1,Fy2、スタイラス43の先端方向からの外力をFz2とする。
スタイラス43に、測定方向の力、つまり、Fx1方向の外力が作用すると、この外力によりスタイラスホルダ42が変位し、接点422Bと電気接点用板ばね411とが離間するので指令手段は作動しない。
【0025】
逆に、スタイラス43に測定方向とは反対方向の力、たとえば、図4に示されるように、スタイラス43が被測定物Wまたは物体Mに衝突することにより、スタイラス43に、Fx2方向の外力が作用すると、この外力によりスタイラスホルダ42が変位し、接点422Bと電気接点用板ばね411とが接触する。この接触により、指令手段が相対移動手段に、被測定物Wまたは物体Mに対するプローブ40の相対移動の停止、または、被測定物Wまたは物体Mとプローブ40とが退避する方向への相対移動を指令するとともに、異常警報を出し作業者に異常状態を知らせる。
つまり、スタイラス43に作用する外力が一定未満であっても指令手段が作動する。
【0026】
スタイラス43に、図2に示されるようなFy1、Fy2、または、図1に示されるようなFz2方向の外力が作用すると、これらの方向からの外力はスタイラスホルダ42の変位方向とは異なるので、スタイラスホルダ42は変位せず指令手段は作動しない。
しかし、この外力が一定以上になると、凸部422Aと凹部432の係合が解除され、凸部422Aは凹部432の斜面に沿って相対的にずらされる。すると、衝突検知板ばね422が弾性変形し、接点422Bと電気接点用板ばね411とが接触するので、指令手段から相対移動停止等の指令が出される。
【0027】
前述のような実施形態によれば、次のような効果がある。
衝突検知板ばね422が、スタイラス43を狭持する機能と指令手段のスイッチ機能を有しており、従来のように、スタイラスホルダと指令手段のスイッチとを別々に設ける必要がないので、部品数を少なくでき簡単な構成とすることができる。
スタイラス43が、衝突検知板ばね422を含むスタイラスホルダ42で狭持されており、スタイラス43に作用する一定以上の外力により、定位置から容易にずらされる構成なので、異常状態を確実に検知することができる。
特に、本実施形態では、接点422Bと電気接点用板ばね411とをスタイラスホルダ42の変位方向に対向配置したので、スタイラス43に作用する測定方向とは逆方向(Fx2方向)の外力が一定未満であっても、この異常状態を検知することができる。
【0028】
スタイラス43に、直接作用する一定以上の外力を検知する構成なので、接触式測定機に用いることができる。
また、衝突検知板ばね422の弾性力や、スタイラス43に外力が作用していないときの接点422Bと電気接点用板ばね411との距離を変えることにより、異常状態の検知感度を容易に変えることができる。
【0029】
位置決め手段に、容易に係合を解除させることができる凸部422Aと凹部432を設けたので、スタイラス43に一定以上の外力が作用したときには、凸部422Aと凹部432との係合が解除されることにより、この異常状態を検知することができる。
したがって、位置決め手段を、簡単な構造の凸部422Aと凹部432で構成とすることができる。
【0030】
凸部422Aおよび凹部432は、斜面を有する円錐状に形成されているので、凸部422Aおよび凹部432は円錐の斜面に沿って滑らかにずらされ、衝突検知板ばね422も連続的に弾性変形する。したがって、接点422Bと電気接点用板ばね411との接触をより瞬間的に検知することができる。
一組の凸部422Aと凹部432で、スタイラス43に作用する全ての方向からの一定以上の外力を検知することができる。
また、円錐の頂点角度を変えれば、凸部422Aおよび凹部432の相対的なずれ量に対する、衝突検知板ばね422の弾性変形量を容易に変えることができるので、異常状態の検知感度を容易に変えることができる。
【0031】
指令手段のスイッチ機能を有する接点422B、および、位置決め手段としての凸部422Aを、1本の衝突検知板ばね422に設けたので、部品数を少なくでき簡単な構成とすることができる。
【0032】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は本発明に含まれるものである。
凸部422Aおよび凹部432を円錐状としたが角錐状としても良く、一方が他方に係合する形状ならば、両者の形状は問われない。
スタイラス43に凹部432を、衝突検知板ばね422に凸部422Aをそれぞれ設けたが、スタイラス43に凸部を、衝突検知板ばね422に凹部を設けても良い。
位置決め手段を、凹部と凸部からなる構成としたが、磁石等の別の位置決め手段を用いても良い。
【0033】
指令手段のスイッチを、接点422Bと電気接点用板ばね411と(以下、接点同士、と略す)が接触したときに指令手段が作動する構成(メイク接点)としたが、接点同士が離間したときに指令手段が作動する構成(ブレイク接点)としても良い。
たとえば、衝突検知板ばね422を、図5(A)に示すように形成しても良い。この構成において、スタイラス43に一定以上の外力が作用していないときには、接点同士が接触しているので指令手段は作動しないが、一定以上の外力が作用すると、衝突検知板ばね422が変形し接点同士が離間するので指令手段が作動する。
また、図5(B)に示すように、スタイラス43を導電性材料で形成し、凸部422Aに接点422Bの役割を持たせ、さらに電気接点用板ばね411をスタイラス43と側面支持体521Bとが接触する部分に設ける構成としても良い。この構成において、スタイラス43に一定以上の外力が作用していないときには、接点同士がスタイラス43を介して電気的に接触しているので指令手段は作動しないが、一定以上の外力が作用しスタイラス43がスタイラスホルダ42から外れると、接点同士が離間するので指令手段が作動する。
【0034】
上述したように指令手段のスイッチをブレイク接点で構成すれば、衝突検出装置の信頼性を向上させることができる。
つまり、メイク接点を用いる場合には、異常状態において接点同士が接触していても接点の錆やゴミの影響で電気的に接触せずに、指令手段が作動しない場合がある。
これに対して、ブレイク接点を用いる場合には、接点同士が常時接触しているので錆やゴミの影響を受け難く、異常状態において接点同士が離間したときに確実に指令手段を作動させることができる。また、正常状態において万が一、錆やゴミの影響で接点同士が電気的に接触していない状態となり指令手段が作動しても、実際に衝突などが発生したわけではなく実害は少ないので、いわゆるフェイルセーフを考慮した構成とすることができる。
【0035】
電気接点用板ばね411をプローブ本体41に固定する構成としたが、電気接点用板ばね411を絶縁材料を介して衝突検知板ばね422の基端部またはホルダ本体521に固定する構成としても良い。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単な構成で衝突を確実に検知できる、接触式測定機の衝突検知装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る衝突検知装置を有するプローブの正面図。
【図2】図1のII−II線に沿う矢視断面図。
【図3】前記実施形態における、プローブに作用する外力の作用方向の説明模式図。
【図4】前記実施形態における、衝突検知方法の説明図。
【図5】本発明の他の実施形態に係る衝突検知装置の要部の正面図。
【図6】従来の真円度測定機の正面図。
【図7】従来の真円度測定機のプローブの正面図。
【図8】従来の真円度測定機のプローブの正面図。
【符号の説明】
1 真円度測定機(接触式測定機)
20 被測定物回転機構(相対移動手段)
31 スライダ(相対移動手段)
32 水平アーム(相対移動手段)
40 プローブ
41 プローブ本体
42 スタイラスホルダ
43 スタイラス
411 電気接点用板ばね(他方の接点)
422 衝突検知板ばね(ばね)
422A 凸部(位置決め手段)
422B 接点(一方の接点)
432 凹部(位置決め手段)
521 ホルダ本体
Claims (5)
- プローブ本体、このプローブ本体に変位可能かつ復帰可能に支持されたスタイラスホルダ、および、このスタイラスホルダに保持されたスタイラスを有するプローブと、このプローブと被測定物とを相対移動させる相対移動手段とを備え、
前記スタイラスホルダは、前記プローブ本体に変位可能かつ復帰可能に支持されたホルダ本体と、このホルダ本体に前記スタイラスを交換可能かつ弾性的に狭持するばねとを含んで構成され、前記相対移動手段により前記プローブと前記被測定物とを相対移動させながら、前記スタイラスホルダの変位を基に被測定物の寸法や表面性状を測定する接触式測定機の衝突検知装置において、
前記ばねの少なくとも一部に形成された導電性を有する一方の接点と、
前記スタイラスと前記ばねとの間に設けられ、前記ホルダ本体に対して前記スタイラスを定位置に位置決めするとともに、前記スタイラスに一定以上の外力が作用したときに前記スタイラスを前記定位置からずらし、かつ、前記ばねを弾性変形させる位置決め手段と、
前記ばねが弾性変形されたときに、前記一方の接点が接触または離間される導電性を有する他方の接点と、
前記一方の接点と前記他方の接点とが接触または離間されたときに、前記相対移動手段に、前記被測定物に対する前記プローブの相対移動の停止、または、前記被測定物に対して前記プローブが退避する方向への相対移動を指令する指令手段と、
を備えたことを特徴とする接触式測定機の衝突検知装置。 - 請求項1に記載の接触式測定機の衝突検知装置において、
前記スタイラスホルダは、前記プローブ本体に前記スタイラスの軸と略直交する方向に変位可能かつ復帰可能に支持された前記ホルダ本体と、前記ばねとを含んで構成され、
前記一方の接点と前記他方の接点とは、前記スタイラスホルダの変位方向に対向配置され、かつ、前記スタイラスホルダの変位方向のうち、前記スタイラスの側面に設けられた測定子を前記被測定物に当接させて前記被測定物の寸法や前記表面性状を測定するときに前記スタイラスが変位する方向である測定方向とは逆方向の一定未満の外力が前記スタイラスに作用したときに、前記スタイラスが前記位置決め手段により前記定位置に位置決めされたまま前記ばねとともに前記逆方向に変位することで、前記両接点が接触または離間して前記指令が出力されるように配置されている、
ことを特徴とする接触式測定機の衝突検知装置。 - 請求項1または請求項2に記載の接触式測定機の衝突検知装置において、
前記位置決め手段は、前記スタイラスおよび前記ばねのいずれかの一方に設けられた凹部と、前記スタイラスおよび前記ばねのいずれかの他方に設けられ、前記凹部に係合する凸部と備えた、
ことを特徴とする接触式測定機の衝突検知装置。 - 請求項3に記載の接触式測定機の衝突検知装置において、
前記凹部および前記凸部のうち、少なくとも一方が略錐体状に形成されている、
ことを特徴とする接触式測定機の衝突検知装置。 - 請求項3または請求項4に記載の接触式測定機の衝突検知装置において、
前記ばね、および、前記一方の接点が1本の板ばねで形成され、この板ばねには、前記凹部または前記凸部が設けられている、
ことを特徴とする接触式測定機の衝突検知装置。
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