JP4091211B2 - リール構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットゲーム機などにおいて用いられるリール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スロットゲーム機は、3つ以上のリールを有するリール構造が搭載されており、それぞれ独立して回転する複数種の図柄が付されたリールを、図柄位置が所定の配列となるように回転を止めることで、図柄と配列によって決まる配当のメダルを取得することができるゲームである。従来のリール構造では、リール全体を光らせることでゲーム効果を向上させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来では、リール全体を光らせる技術は存在していたが、この方法ではリール全体の点灯や消灯ができるだけであって、任意の図柄だけを特定して光らせたり、消したりすることができなかった。また、リールの一部の図柄に透過処理を施すことによって、その加工を施した図柄のみについては点灯や消灯が可能であるが、各々の図柄一つ一つに対する点灯や消灯の制御を行なうことができなかった。
【0004】
本発明は前記のような事情を考慮してなされたもので、リールに付された任意の図柄に対して点灯及び消灯を行なうことが可能なリール構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、回転可能なリールを有するリール構造において、前記リールの外周部を構成する複数の図柄が付されたリールテープと、前記リールテープに付された図柄の配列に応じて、リール背面部に固定して連続的に配置された複数の発光素子と、前記リールの回転位置を検出するセンサと、前記センサによって検出される前記リールの回転位置をもとにして、前記リールの回転に伴って特定の図柄が移動するタイミングに応じて、前記複数の発光素子の点灯位置を前記特定の図柄と一致するように前記複数の発光素子に対して選択的に電源供給を行なって変化させる電源供給手段とを具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、リールに付された複数の図柄のそれぞれに対応して発光素子が設けられて、その発光素子に対して選択的に電源供給を行なうことで、任意の図柄のみを点灯させる制御が実現される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わるリール構造を搭載するスロットゲーム機1の構成を示す図(正面図)である。図1に示すように、スロットゲーム機1には、中央上部に3つのリールを確認できるリール部10、リール部10のリールの回転を開始させるためのスタートレバー12、リールを回転させるために要するメダルが投入されるメダル投入口14、回転されているリールを特定の図柄が所定の配列位置となるように停止させるための各リール毎に設けられた3つのストップボタン16が設けられている。また、予め投入されているメダル枚数を表示するクレジット表示部18、払い出されたメダル枚数を表示するペイアウト表示部20、図柄位置が所定の配列となるようにリールの回転が止められた時に与えられるメダルが排出されるメダル排出口22、メダル排出口22から排出されたメダルを保持するためのメダル受口24などが設けられている。
【0007】
図2には、スロットゲーム機1の筐体内部に収納されているリール構造部30の詳細な構造を示している。図2に示すように、リール構造部30には、3つのリール32(32a,32b,32c)が設けられており、それぞれが独立して回転あるいは停止することができるように支持部材によって保持されている。また、リール32に付された任意の図柄を点灯あるいは消灯することができるように、各リール32に対して電源を供給する電源供給機構が設けられている(詳細は図5に示す)。
【0008】
図3には、リール32の詳細な構成を示している。本実施形態におけるリール構造に設けられたリール32は、その外周部がリールテープ34によって構成されている。リールテープ34には、表面に複数種類の図柄が付され、裏面にそれぞれの図柄に対応する複数の発光素子36が設けられている(詳細な構成は図6に示す)。発光素子36は、例えば紙状発光LED、いわゆるエレクトロルミネッセンスランプ(EL)が用いられる。リールテープ34は、透過率の高い部材によって構成されており、裏面に設けられた対応する発光素子36が発光することで、該当する位置の図柄を点灯させることができる。リール32の側面には電源供給基板38が設けられており、この電源供給基板38を介して、各発光素子36を点灯させるために必要な電源の供給を受けることができる。
【0009】
図4には、リール構造部30における3つのリール32a,32b,32cの図柄と点灯の一例を模式的に示している。図4では、3つのリール32a,32b,32cに複数種類の図柄が付されており、その中の「BAR」を表す図柄が選択的に点灯されている様子を表している。
【0010】
図5には、リール構造部30における電源供給機構の詳細な構成を示している。図5(a)に示すように、1つのリール32は、図示せぬ制御基板に実装された制御機能のもとで動作するモータ40によって回転と停止が制御される。制御機能は、スタートレバー12とストップボタン16に対する操作に応じて、モータ40の回転駆動を制御する。リール32の側面には回転軸を中心にした円盤状の電源供給基板38が設けられており、この電源供給基板38と圧接する電気供給部42を介して、リール32の裏面に設けられた複数の発光素子36に対する電源を供給を受ける。電源供給基板38は、フラットケーブル44(及び後述するフラットケーブル52)を介して発光素子36と接続されている。
電気供給部42は、制御基板(図示せず)に設けられた電源供給ユニットと接続されて、この電源供給ユニットからの電源供給を電源供給基板38に伝達するものであり、図5(b)に示すように棒状に構成され、円盤状の電源供給基板38の半径方向に配置されている。図5(c)には、電源供給基板38の断面構造を示している。図5(c)に示すように、電源供給基板38の外枠46内には、電源供給基板38と接触する金属ピン48とバネ50が収容されている。金属ピン48は、バネ50の反発作用によって電源供給基板38と適度な圧力によって接触され、リール32が回転している間にも安定して接触して電源供給できるようになっている。電気供給部42には、図5(c)に示す構成が、リール32の裏面に設けられる発光素子36の個数分が設けられており、リールテープ34に設けられた複数の発光素子36毎に電源供給を行なうことができるようになっている。電源供給基板38は、電気供給部42に設けられた複数の金属ピン48から供給される電源を、それぞれ独立してフラットケーブル44を介してリールテープ34に設けられたそれぞれに対応する発光素子36に供給する。
【0011】
制御基板に実装された制御機能は、電源供給ユニットから各金属ピン48に供給される電源のオン/オフの制御を点灯すべき図柄に応じて個々に行なうことで、特定の図柄のみを点灯させることができる。なお、制御基板に実装された制御機能は、一般のコンピュータと同等の機能(CPU、メモリ、周辺機能等を含む)を有し、リール発光制御を実行するためのプログラムに基づいて動作することで、特定の図柄を任意に点灯あるいは消灯させる制御を実現する。
【0012】
図6には、リールテープ部の詳細な構造を示している。図6に示すように、リールテープ34は、光の透過率が高い素材によって形成されており、その表面には複数種類の図柄が付されている。リールテープ34の裏面には、表面に付された複数の図柄のそれぞれに対応する位置に、発光素子36(EL)が設けられている。各発光素子36に対しては、電源供給基板38、フラットケーブル44,52を介して、それぞれ独立して電源が供給される。これにより、特定の発光素子36に対してのみ電源供給を行なうことにより、それに対応する特定の図柄のみを点灯させることができる。
【0013】
次に、本実施形態におけるリール構造の作用効果について説明する。
一般的に、スロットゲーム機1を利用する際、回転している図柄を狙ってストップボタン16を操作する、いわゆる「目押し」が必要となるが、図4に示すように、リール32の回転中に目押しの必要な特定の図柄(図4に示す例では「BAR」の図柄)のみを点灯させることで、目押しが不得意な人であっても目押しがしやすくなる。
【0014】
本実施形態におけるリール構造では、リール32に付された複数の図柄のそれぞれに対応する発光素子36がリールテープ34の裏面に設けられているために、任意の図柄のみを任意に点灯させるように点灯制御を行なうことができる。従って、例えば目押しが必要な図柄が変更になれば、それに応じて該当する図柄を点灯させる発光素子36に電源供給を行なうことで変更後の特定の図柄を点灯させることができる。
【0015】
また、任意の図柄を点灯させることができることから、特定の図柄を点灯させて「リーチ目表示」を行なうことにより、大量に存在するリーチ目などを予め憶えておく必要がなく、図柄の点灯によって把握することができる。
【0016】
さらには、リール32の回転中に点灯する図柄を連続的に変更するといった点灯制御を行なうことで、スロットゲームの演出効果の向上が図られるので、スロットゲーム機1のゲーム性をアピールすることができる。
【0017】
このようにして、任意の図柄を点灯あるいは消灯することができることで、幅広く各種の演出ができるようになる。
【0018】
なお、図6に示すリールテープ構造では、リールテープ34の裏面に発光素子36を設ける構成としているが、薄い形状の発光素子36を用いることにより、リールテープ34中に埋め込んだ一体型の構成とすることも可能である。
【0019】
また、前述した説明では、リールテープ34の表面に付された各図柄に対応して、発光素子36を裏面に一体にして設ける構成としているが、例えばリール部10においてリールを確認できる範囲のリール背面部に、リールに付された図柄の配列に応じて連続的に配置された複数の発光素子を固定して設けるようにしても良い。この場合、リールの回転位置を検出するセンサを設け、このセンサによって検出されるリールの回転位置をもとにして、リール部10において確認できる位置にある特定の図柄に対して、リールの回転に伴って特定の図柄が移動するタイミングに応じて、連続的に配置された複数の発光素子の点灯位置を特定の図柄と一致するように変化させることで、特定の図柄のみが点灯されているように制御して同様の効果を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、リールに付された複数の図柄の配列に応じて、リール背面部に固定して連続的に複数の発光素子が設けられ、その発光素子に対して選択的に電源供給を行なうことができるため、リールに付された任意の図柄に対して点灯及び消灯を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係わるリール構造を搭載するスロットゲーム機1の構成を示す図(正面図)。
【図2】スロットゲーム機1の筐体内部に収納されているリール構造部30の詳細な構造を示す図。
【図3】本実施形態におけるリール32の詳細な構成を示す図。
【図4】リール構造部30における3つのリール32a,32b,32cの図柄と点灯の一例を模式的に示す図。
【図5】リール構造部30における電源供給機構の詳細な構成を示す図。
【図6】リールテープ部の詳細な構造を示す図。
【符号の説明】
1…スロットゲーム機
10…リール部
12…スタートレバー
14…メダル投入口
16…ストップボタン
18…クレジット表示部
20…ペイアウト表示部
22…メダル排出口
24…メダル受口
30…リール構造部
32…リール
34…リールテープ
36…発光素子
38…電源供給基板
40…モータ
42…電気供給部
44,52…フラットケーブル
Claims (1)
- 回転可能なリールを有するリール構造において、
前記リールの外周部を構成する複数の図柄が付されたリールテープと、
前記リールテープに付された図柄の配列に応じて、リール背面部に固定して連続的に配置された複数の発光素子と、
前記リールの回転位置を検出するセンサと、
前記センサによって検出される前記リールの回転位置をもとにして、前記リールの回転に伴って特定の図柄が移動するタイミングに応じて、前記複数の発光素子の点灯位置を前記特定の図柄と一致するように前記複数の発光素子に対して選択的に電源供給を行なって変化させる電源供給手段とを具備したことを特徴とするリール構造。
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