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JP4085265B2 - 印刷制御装置および印刷制御方法 - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データに対応する印刷画像を印刷装置に印刷させる制御を行う印刷制御装置および印刷制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像データを入力し、複数の異なるパラメータによる色変換処理を施して複数の第2の画像データを生成し、複数の第2の画像データに基づく縮小画像を1ページに印刷する画像処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−83161号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の技術においては、印刷された複数の縮小画像を見ながら所望の色変換処理を選択して画像データに対応する印刷画像を印刷させたとき、印刷に時間がかかりすぎることがあった。また、複数の縮小画像を見ながら選択することができるのは色変換処理のみであり、これらの縮小画像を見ながらでは、ハーフトーン処理や、単方向印刷か双方向印刷かといった印刷方式等を選択することができなかった。そこで、さらに利便性を向上させたいという希望があった。
【0005】
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、コンピュータ画像処理についての素人であっても容易に所望の画質の画像を効率よく得ることが可能な印刷制御装置および印刷制御方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明では、上記印刷装置が複数段階のパス数で上記印刷画像を印刷する装置であり、小画像印刷制御手段により、画像を多数の画素で階調表現する画像データから上記複数段階のパス数を含む複数の画質設定の小画像を表現する小画像データが生成され、生成された小画像データに対応する複数の画質設定の小画像が印刷装置にて印刷される。また、印刷時間出力手段により、画質設定別に印刷画像を印刷装置が印刷する時間を表す印刷時間情報であって上記印刷装置に印刷させるパス数に応じたパス数別の印刷時間情報が生成され、同画質設定別に小画像に対応して同印刷時間情報が出力される。すると、印刷制御手段により、印刷装置にて印刷された複数の小画像のいずれかに対応する画質設定を表す画質情報が印刷時の画質情報として特定され、特定された画質情報に対応する画質設定で印刷画像が印刷装置にて印刷される。
【0007】
すなわち、実際に印刷を行う印刷装置で印刷された小画像で印刷装置で印刷されるパス数別の印刷画像の画質を速やかに視認することができるとともに、各画質での印刷にかかる時間も把握することができるので、コンピュータ画像処理についての素人(以下、単に素人とも記載)であっても容易に所望の画質の画像を効率よく得ることが可能となる。
【0008】
ここで、上記小画像は、上記画像データで表現される原画像を縮小した縮小画像であってもよい。同画像データがR(レッド)、G(グリーン)、Y(イエロー)の三要素色から構成される場合、同画像データをRGB変換して縮小画像を表現する小画像データを生成、すなわち、RGBから構成される画像データをRGBから構成される小画像データに変換してもよいし、異なる要素色に色変換して縮小画像を表現する小画像データを生成してもよい。また、上記小画像は、上記画像データで表現される原画像の一部分であってもよい。この場合、原画像を縮小せずに小画像としてもよいし、原画像を縮小して小画像としてもよい。さらに、上記小画像データは、小画像を多階調表現する階調データであってもよいし、二値化または多値化されたハーフトーンデータであってもよい。
【0009】
上記画質設定は、印刷パス数等の印刷方式の種類、解像度、ハーフトーン処理の種類、等、様々なものが考えられる。
上記印刷時間情報は、秒単位で表された印刷時間、長中短などの感覚量、等、様々な情報が考えられる。
上記印刷時間情報を出力する態様には、ディスプレイ等の画像表示装置への表示、プリンタに代表される印刷装置への印刷、等、様々なものが考えられる。
【0010】
本発明は、画像を多数の画素で階調表現する画像データを入力し、ドット形成の有無により印刷装置の印刷画像を表現するハーフトーンデータに変換し、当該ハーフトーンデータに基づいて同印刷装置に印刷画像を印刷させる制御を行う印刷制御装置であって、
複数の画質設定の小画像を階調表現する小画像階調データを上記画像データに基づいて生成し、同小画像階調データをドット形成の有無により表現するハーフトーンデータに変換し、当該ハーフトーンデータに基づいて同複数の画質設定の小画像を上記印刷装置に印刷させる小画像印刷制御手段と、
上記複数の画質設定別に上記印刷画像を上記印刷装置が印刷する時間を表す印刷時間情報を生成し、同画質設定別に上記小画像に対応させながら同印刷時間情報を出力する印刷時間出力手段と、
上記印刷装置にて印刷された上記複数の小画像のいずれかに対応する画質設定を表す画質情報を印刷時の画質情報として特定し、特定した画質情報に対応する画質設定で上記印刷画像を上記印刷装置に印刷させるハーフトーンデータを上記画像データに基づいて生成し、同ハーフトーンデータに基づいて同特定した画質情報に対応する画質設定で上記印刷画像を上記印刷装置に印刷させる印刷制御手段とを具備する印刷制御装置にも適用可能であり、同様の作用、効果となる。ここで記載した小画像階調データとハーフトーンデータは、いずれも上記小画像データに相当する。
【0011】
上記小画像印刷制御手段は、上記複数の画質設定別に上記印刷装置が基準の印刷画像を印刷する時間を表す基準印刷時間情報と上記画質情報とを対応させた印刷時間対応テーブルから同画質情報を参照して上記小画像データを生成し、上記印刷時間出力手段は、上記複数の画質設定別に上記画質情報に対応する基準印刷時間情報を上記印刷時間対応テーブルから取得して上記印刷時間情報を生成し、同画質設定別に上記小画像に対応させながら同印刷時間情報を出力する構成としてもよい。簡易な構成で、小画像データを生成して複数の画質設定の小画像を印刷させることができるとともに、同複数の画質設定別に印刷時間情報を生成して小画像に対応させながら出力することができる。従って、印刷時間対応テーブルを参照するという簡易な構成で、素人であっても容易に所望の画質の画像を効率よく得ることが可能となる。
むろん、上記テーブルを用いずに小画像を印刷させ、印刷時間情報を出力することも可能である。
【0012】
記印刷時間対応テーブルは、上記複数段階のパス数のいずれかについて上記複数の画質設定別に上記画質情報と上記基準印刷時間情報とを対応させたテーブルとされ、上記印刷時間出力手段は、上記画質情報に対応する基準印刷時間情報を上記印刷時間対応テーブルから取得するとともに上記印刷装置に印刷させるパス数に応じて上記複数段階のパス数別の印刷時間情報を生成し、当該印刷時間情報を上記画質設定別に上記小画像に対応させながら出力する構成としてもよい。印刷時間対応テーブルの情報量を少なくさせることができ、記憶容量の少ないコンピュータに使用して好適な構成となる。
【0013】
その具体例として、上記印刷時間対応テーブルは、上記パス数が1である場合についてのテーブルとされ、上記印刷時間出力手段は、上記印刷装置に印刷させるパス数に比例して長くした時間を表すように上記複数段階のパス数別の印刷時間情報を生成する構成としてもよい。さらに簡易な構成で、素人であっても容易に所望の画質の画像を効率よく得ることが可能となる。
【0014】
なお、上記小画像の印刷時間を計測し、計測結果に基づいて印刷時間情報を生成してもよい。すると、上記印刷時間対応テーブルを用意しなくても、印刷時間情報を出力することが可能となる。小画像データを生成する場合、例えば、複数の画質設定別に上記画質情報を格納した画質情報対応テーブルから同画質情報を参照して上記小画像データを生成することが可能となる。
【0015】
ところで、上記印刷装置が主走査を繰り返し行いながら印刷を行う装置である場合、印刷方式等が異なる複数の小画像を主走査方向に印刷させると印刷装置や本印刷制御装置の行う処理が複雑となる。そこで、上記印刷装置は、主走査を繰り返し行いながら印刷を行う装置であり、上記複数の画質設定には、上記主走査方向に同じ条件とする制約付画質設定が含まれ、上記小画像印刷制御手段は、上記主走査方向に複数の上記小画像を印刷させる際、同主走査方向に印刷される複数の小画像の制約付画質設定については同じ条件にさせる構成としてもよい。すると、印刷装置や本印刷制御装置が行う処理を簡素化させることができ、小画像を印刷する時間を短縮することが可能となる。その結果、素人であっても、さらに容易に所望の画質の画像を効率よく得ることが可能となる。
【0016】
このような効果は、印刷時間出力手段が設けられていなくても得られる。そこで、画像を多数の画素で階調表現する画像データに対応する印刷画像を印刷装置に印刷させる制御を行う印刷制御装置であって、
上記印刷装置は、主走査を繰り返し行いながら印刷を行う装置であり、
上記主走査方向に同じ条件とする制約付画質設定を含む複数の画質設定の小画像を表現する小画像データを上記画像データに基づいて生成し、同小画像データに対応する複数の画質設定の小画像を上記印刷装置に印刷させるとともに、上記主走査方向に複数の上記小画像を印刷させる際、同主走査方向に印刷される複数の小画像の制約付画質設定については同じ条件にさせる小画像印刷制御手段と、
上記印刷装置にて印刷された上記複数の小画像のいずれかに対応する画質設定を表す画質情報を印刷時の画質情報として特定し、当該画質情報に対応する画質設定で上記印刷画像を上記印刷装置に印刷させる印刷制御手段とを具備する印刷制御装置も、実際に印刷を行う印刷装置で印刷された小画像で印刷装置で印刷される印刷画像の画質を速やかに視認することができるとともに、小画像を印刷する時間を短縮することが可能となるので、素人であっても容易に所望の画質の画像を効率よく得ることが可能となる。
【0017】
上記制約付画質設定に、上記印刷装置に印刷させる解像度、上記画像データをドット形成の有無により上記印刷装置の印刷画像を表現するハーフトーンデータに変換する処理の種類、上記印刷装置に印刷させる主走査の方向、上記印刷装置の紙送り動作の種類、のいずれかまたは組み合わせが含まれると、さらに容易に所望の画質の画像を効率よく得ることを可能とする好適な制約付画質情報の具体例を提供することができる。
【0018】
上記印刷装置が主走査および副走査を繰り返し行いながらページ単位で印刷を行う装置である場合、上記小画像印刷制御手段は、上記印刷装置に対して上記複数の画質設定の小画像を同じページ内に印刷させる制御を行う構成としてもよい。複数の画質の小画像が同じページ内に印刷されるので、複数の画質の小画像をまとめて視認することができ、さらに容易に所望の画質の画像を効率よく得ることが可能となる。
【0019】
上記複数の画質設定に上記主走査方向に異なる条件とすることが可能な複数の制約無画質設定が含まれる場合、上記小画像印刷制御手段は、上記制約無画質設定を表す制約無画質情報の組み合わせと優先順位を表す情報とを対応させた制約無画質対応テーブルから同優先順位を表す情報の順番に制約無画質情報を取得して対応する画質設定の小画像を順次上記ページ内に割り付ける制御を行う構成としてもよい。制約無画質対応テーブルを参照するという簡易な構成で、素人であっても容易に所望の画質の画像を効率よく得ることが可能となる。
【0020】
上記制約無画質設定には、上記画像データに対して行う色変換の種類、上記画像データを色変換する色変換テーブルの種類、上記画像データに対して行うスムージング処理の種類、のいずれかまたは組み合わせが含まれる構成としてもよい。さらに容易に所望の画質の画像を効率よく得ることを可能とする好適な具体例を提供することができる。
また、上記小画像印刷制御手段は、上記制約無画質情報を取得して対応する画質設定の小画像を上記ページ内の所定位置に割り付ける構成としてもよい。さらに容易に所望の画質の画像を効率よく得ることを可能とする好適な具体例を提供することができる。
【0021】
上述した印刷制御装置は、単独で実施される場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で他の方法とともに実施されることもあるなど、発明の思想としては各種の態様を含むものであって、適宜、変更可能である。
また、上述した印刷制御処理の手法は、所定の手順に従って処理を進めていくうえで、その根底にはその手順に発明が存在するということは当然である。従って、本発明は印刷制御装置の制御方法としても適用可能であり、請求項3にかかる発明においても、基本的には同様の作用となる。
さらに、印刷制御装置と印刷装置を備える印刷システムとしても適用可能であり、基本的には同様の作用となる。
【0022】
本発明を実施しようとする際に、印刷制御装置にて所定のプログラムを実行させる場合もある。そこで、印刷制御装置の制御プログラムとしても適用可能であり、基本的には同様の作用となる。さらに、同プログラムを記録した媒体が流通し、同記録媒体からプログラムを適宜コンピュータに読み込むことが考えられる。すなわち、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても適用可能であり、基本的には同様の作用となる。
むろん、請求項2に記載された構成を上記方法、印刷システム、プログラム、プログラムを記録した媒体に対応させることも可能である。
ここで、上記記録媒体は、磁気記録媒体や光磁気記録媒体の他、今後開発されるいかなる記録媒体であってもよい。一次複製品、二次複製品などの複製段階も問わない。一部がハードウェアで実現される場合や、一部を記録媒体上に記録しておいて必要に応じて適宜読み込む場合も本発明の思想に含まれる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)印刷システムの構成:
(2)印刷制御装置の構成:
(3)印刷制御装置が行う処理:
(4)まとめ:
【0024】
(1)印刷システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態である印刷システム100の概略構成を示している。本システム100は、本発明にいう印刷制御装置となるパーソナルコンピュータ(PC)10、印刷装置であるカラー印刷可能なインクジェットプリンタ20等から構成されている。
PC10は演算処理の中枢をなすCPU11を備えており、このCPU11はシステムバス10aを介してPC10全体の制御を行う。同バス10aには、ROM12、RAM13、CD−ROMドライブ15、フレキシブルディスク(FD)ドライブ16、各種インターフェイス(I/F)17a〜e等が接続されている。また、ハードディスクドライブを介してハードディスク(HD)14も接続されている。本実施形態のコンピュータにはデスクトップ型PCを採用しているが、コンピュータとしては一般的な構成を有するものを採用可能である。
【0025】
HD14には、オペレーティングシステム(OS)や画像情報等を作成可能なアプリケーションプログラム(APL)等が格納されている。実行時には、CPU11がこれらのソフトウェアを適宜RAM13に転送し、RAM13を一時的なワークエリアとして適宜アクセスしながらプログラムを実行する。
周辺機器I/F(PIF)17aには、デジタルカメラ30や、図示しないカラースキャナ等を接続可能である。同デジタルカメラ30は、撮影画像をドットマトリクス状の画素で階調表現する画像データを生成してPC10に出力可能である。CRTI/F17bには画像データに基づく画像を表示するディスプレイ18aが接続され、入力I/F17cにはキーボード18bやマウス18cが操作用入力機器として接続されている。また、プリンタI/F17eには、例えばパラレルI/Fケーブルを介してプリンタ20が接続されている。
【0026】
プリンタ20は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のインクを使用して、印刷用紙(印刷媒体)に対して画像データを構成する階調値に対応したインク量となるようにインクを吐出し、画像を印刷する。むろん、4色以外のインクを使用するプリンタを採用してもよい。また、インク通路内に泡を発生させてインクを吐出するバブル方式のプリンタや、レーザープリンタ等、種々の印刷装置を採用可能である。
【0027】
図2に示すように、プリンタ20では、CPU21、ROM22、RAM23、通信I/O24、コントロールIC25、ASIC26、I/F27、等がバス20aを介して接続されている。通信I/O24はPC10のプリンタI/F17eと接続されており、プリンタ20は通信I/O24を介してPC10から送信されるCMYKに変換されたデータやページ記述言語等からなる印刷ジョブを受信する。ASIC26は、CPU21と所定の信号を送受信しつつヘッド駆動部26aに対してCMYKデータに基づく印加電圧データを出力する。同ヘッド駆動部26aは、同印加電圧データに基づいて印刷ヘッドに内蔵されたピエゾ素子への印加電圧パターンを生成し、印刷ヘッドにCMYKのインクを吐出させる。I/F27に接続されたキャリッジ機構27aや紙送り機構27bは、印刷ヘッドを主走査させたり、適宜改ページ動作を行いながら印刷用紙(メディア)を順次送り出して副走査を行ったりする。本プリンタ20は、印刷ヘッドを単方向にのみ主走査させてドットを形成する単方向印刷と、印刷ヘッドを双方向に主走査させてドットを形成する双方向印刷とを行うことが可能である。また、本プリンタ20は、1ラスタのドットを1回の主走査で形成するパス数1と、1ラスタのドットを2回の主走査で形成するパス数2と、の2段階のパス数で、主走査および副走査を繰り返し行いながらページ単位で印刷画像を印刷することが可能な装置とされている。むろん、2段階より多い複数段階のパス数で印刷する印刷装置にも、本発明を適用可能である。そして、CPU21が、RAM23をワークエリアとして利用しながらROM22に書き込まれたプログラムに従って各部を制御する。
【0028】
PC10では、以上のハードウェアを基礎としてバイオスが実行され、その上層にてOSとAPLとが実行される。OSには、プリンタI/F17eを制御するプリンタドライバ等の各種のドライバ類が組み込まれ、ハードウェアの制御を実行する。プリンタドライバは、プリンタI/F17eを介してプリンタ20と双方向の通信を行うことが可能であり、APLから画像データを受け取って印刷ジョブを作成し、プリンタ20に送出する。本発明の印刷制御プログラムは、プリンタドライバから構成されるが、APLにより構成されてもよい。また、HD14は同プログラムを記録した媒体であるが、同媒体は、例えば、CD−ROM、FD16a、光磁気ディスク、不揮発性メモリ、パンチカード、バーコード等の符号が印刷された印刷媒体、等であってもよい。むろん、通信I/F17dからインターネット網を介して所定のサーバに格納された上記の制御プログラムをダウンロードして実行させることも可能である。
そして、上記ハードウェアと上記プログラムとが協働して印刷制御装置を構築する。
本印刷制御プログラムは、詳細に画質設定を変えて画像の縮小版あるいはユーザが着目する部分(顔など)のサムネイル画像を出力する機能を有するドライバである。また、画質設定毎の予想印刷時間を表示する機能を有するドライバでもある。
【0029】
(2)印刷制御装置の構成:
図3は、上記印刷制御装置の構成の概略を模式的に示している。PCを印刷制御装置U0として機能させる印刷制御プログラムは、以下に述べる各種手段U1〜U3に対応した複数のモジュールから構成されている。
本印刷制御装置U0は、画像をドットマトリクス状の多数の画素で階調表現する画像データを入力し、ドット形成の有無によりプリンタの印刷画像を表現するハーフトーンデータに変換し、そのハーフトーンデータに基づいて、同画像データに対応する印刷画像をプリンタに印刷させる制御を行う。
【0030】
小画像印刷制御手段U1は、画像データD1を入力し、入力した画像データ(以下、入力した画像データとも記載)D1に基づいて、まず、複数の画質設定のサムネイル画像(小画像)をドットマトリクス状の多数の画素で階調表現する小画像階調データD2を生成する。入力する画像データは、RGBから構成されるRGBデータであるとして説明するが、Y(輝度)、Cb(ブルーの色差)、Cr(レッドの色差)から構成されるYCbCrデータ等であってもよい。なお、ここでのYは上記イエローのYとは異なる。RGB各成分は、256階調であるとして説明するが、1024階調、100階調、等であってもよい。また、生成する小画像階調データも、RGBから構成されるRGBデータであるとして説明するが、YCbCrデータ等であってもよいし、元の画像データとは異なる要素色から構成されるデータであってもよい。小画像印刷制御手段U1は、小画像階調データを構成する各画素について、元の画像データに基づいて小画像階調データを生成するRGB変換処理を行う。小画像階調データのRGB各成分も、256階調であるとして説明するが、256階調以外であってもよい。
【0031】
サムネイル画像の画質設定には、主走査方向に同じ条件とする制約付画質設定と、主走査方向に異なる条件とすることが可能な制約無画質設定とがある。制約付画質設定には、プリンタに印刷させる解像度、ハーフトーン処理の種類、プリンタに印刷させる主走査の方向、プリンタの紙送り動作の種類、等、がある。制約無画質設定には、画像データに対して行う色変換の種類、画像データを色変換するLUT(色変換テーブル)の種類、画像データに対して行うWebスムージング処理の種類、画像データに対して行う文字/輪郭スムージング処理の種類、等、がある。HD14には、これらの複数の画質設定別に、複数のサムネイル画像のいずれかに対応する画質設定を表す画質情報と、同画質設定に対応する基準の印刷画像をプリンタが印刷する時間を表す基準印刷時間情報と、を対応させた印刷時間対応テーブルTA1が記憶されている。小画像印刷制御手段U1は、印刷時間対応テーブルTA1から画質情報を参照して小画像階調データD2を生成する。
【0032】
図4は、上記印刷時間対応テーブルTA1の構造の一例を示している。本テーブルTA1は、プリンタに印刷させるパス数が1(複数段階のパス数の一つ)である場合に、複数の制約付画質設定別に、基準印刷時間情報と、制約付画質設定を表す制約付画質情報D11とを対応させて格納した情報テーブルである。同印刷時間対応テーブルTA1を参照することにより、複数の画質設定別にサムネイル画像に対応させる印刷時間情報を生成することができるようになっている。
なお、印刷時間対応テーブルTA1には、プリンタに印刷させる解像度、ハーフトーン処理の種類、プリンタに印刷させる主走査の方向、プリンタの紙送り動作の種類、の全てが格納されていてもよいし、これらのいずれかのみが格納されていてもよいし、これらの2または3の組み合わせが格納されていてもよい。
【0033】
次に、RGBからなる小画像階調データD2を構成する各画素について、RGBデータとCMYKデータとの対応関係を規定した三次元LUTを参照して、小画像階調データD2をCMYKインクのそれぞれの使用量に対応した階調データからなる画像データ(以下、CMYKデータと記載)D3に色変換する。ここで、LUTは、色変換前後の画像データの対応関係を複数の参照点について規定した情報テーブルであり、データ量が膨大とならぬよう、補間演算を前提として例えば17の3乗個の参照点にてRGB各階調値とCMYK各階調値との対応関係を規定している。むろん、参照点は、33の3乗個、9の3乗個、等、様々な個数とすることができる。生成されるCMYKデータも、CMYK各256階調のデータであるとして説明するが、256階調以外であってもよい。
さらに、CMYKデータD3を、CMYK別にドット形成の有無により表現するハーフトーンデータD4に変換する。ハーフトーンデータは、2階調であるとして説明するが、4階調、10階調、等であってもよい。ここで、ハーフトーンデータが「1」であるときに「ドット形成有」を意味し、「0」であるときに「ドット形成無」を意味する。
【0034】
そして、ハーフトーンデータD4に基づいて、小画像階調データに対応する複数の画質設定のサムネイル画像I1をプリンタに印刷させる制御を行う。具体的には、プリンタの印刷ヘッドの走査幅に基づいてCMYKデータのビットデータを並べ替えるラスタライズ処理を行い、処理後のラスタデータD5をプリンタに対して出力する。ラスタデータはCMYKのインク使用量のデータであり、プリンタ20は、CMYK別のラスタデータを入手して対応するCMYKのインクを印刷用紙上に吐出させると、インク使用量に基づいて小画像階調データに基づく画像を印刷することができる。このようにして、プリンタ20にサムネイル画像を印刷させる制御を行うことができる。
なお、ハーフトーン処理やラスタライズ処理を実行可能なプリンタに対してCMYKデータを出力する際には、これらの処理を行わずにCMYKデータをプリンタに対して出力することができる。
上述した小画像階調データD2とCMYKデータD3とハーフトーンデータD4とラスタデータD5は、いずれも複数の画質設定の小画像を表現する小画像データD20に相当する。
【0035】
印刷時間出力手段U2は、まず、印刷時間対応テーブルTA1を参照しながら、複数の画質設定別に印刷画像をプリンタが印刷する時間を表す印刷時間情報D10を生成する。次に、複数の画質設定別に、サムネイル画像I1に対応させながらディスプレイに印刷時間情報I2を表示(出力)する。
図5の左側は、ディスプレイに表示されるプレビュー画面81を示している。同画面81には、複数の画質設定別に印刷時間情報I2が表示される。ここで、画面81の下部に設けられた印刷ボタン81aがマウスにてクリック操作されると、プリンタに装填された印刷用紙82に対して複数の画質設定別にサムネイル画像I1が印刷される。このとき、各印刷時間情報I2は、対応する画質設定のサムネイル画像I1の印刷位置に対応する表示位置とされている。
【0036】
印刷制御手段U3は、まず、プリンタにて印刷された複数のサムネイル画像I1のいずれかに対応する画質設定を表す画質情報を印刷時の画質情報D6として特定する。次に、上記LUTを参照して、特定した画質情報に対応する画質設定となるように、入力したRGBからなる画像データD1をCMYKデータD7に色変換する。さらに、CMYKデータD7に基づいて、特定した画質情報に対応する画質設定で印刷画像をプリンタに印刷させるハーフトーンデータD8を生成する。本実施形態では、データD7,D8はデータD3,D4と同じ階調数であるとして説明する。そして、サムネイル画像を印刷させるのと同様、ハーフトーンデータに基づいて、ラスタデータD9を生成してプリンタに対して出力することにより、特定した画質情報D6に対応する画質設定で印刷画像I3をプリンタに印刷させる制御を行う。
【0037】
図5の例では、各印刷時間情報I2に対応してプレビュー画像81bが表示されており、同プレビュー画像81bの表示領域をボタンとしてクリック操作されると、対応するサムネイル画像I1の画質設定で図6に示す印刷画像が印刷用紙に印刷されるようになっている。なお、プレビュー画像81bは、ディスプレイに表示される画像であるため、サムネイル画像I1と違って印刷画像の画質を確認することができる画像である必要はない。このため、プレビュー画面81には、プレビュー画像81bの代わりに画質設定の名称を表示したり、印刷時間情報I2のみを表示したり等する構成としてもよい。これらの場合、画質設定の名称の表示領域や、印刷時間情報I2の表示領域へのクリック操作を受け付けることにより、対応するサムネイル画像I1の画質設定で印刷画像を印刷させるようにすればよい。
上述した構成により、実際に印刷を行うプリンタで印刷されたサムネイル画像で印刷画像の画質を速やかに確認することができ、各画質での印刷にかかる時間も把握することができる。従って、コンピュータ画像処理についての素人であっても、容易に所望の画質の画像を効率よく得ることが可能となる。
【0038】
(3)印刷制御装置が行う処理:
以下、印刷制御装置が行う処理とともに、動作を詳細に説明していく。
図7は、本印刷制御装置が行う処理をフローチャートにより示している。具体的には、PC10のCPU11が本処理を行う。
APLはAPL用印刷機能を有しており、このAPL用印刷機能にてディスプレイに表示される印刷実行メニューが選択されると、本実施形態の印刷制御プログラムが起動し、図8に示す印刷設定画面を表示する処理を行う(ステップS105。以下、「ステップ」の記載を省略)。同画面では、印刷用紙の種類を選択入力可能な選択欄83a、印刷用紙のサイズを選択入力可能な選択欄83b、モード設定選択欄83c、ボタン83d,eを表示する。次に、マウスやキーボードから選択欄83a,bへの操作入力を受け付け、用紙設定パラメータを取得する(S110)。そして、OKボタン83dがクリック操作されると、モード設定選択欄83cへのマウス操作に応じて処理を分岐させる(S115)。
【0039】
「お好み設定」が選択操作されたとき、例えば図9に示す確認画面のように「A4用紙1枚で画質チェックしてからお好みの設定が選べます」といった確認メッセージを表示する(S120)。同確認画面に設けられたOKボタンがクリック操作されると、サムネイル印刷制御処理を行い(S125)、印刷制御処理を行って(S130)、本フローを終了する。「推奨設定」が選択操作されたとき、その他の設定パラメータを取得し(S135)、印刷制御処理を行って(S130)、本フローを終了する。「手動設定」が選択操作されたとき、その他の設定パラメータを決定し(S140)、印刷制御処理を行って(S130)、本フローを終了する。
「手動設定」(手動モード)の他に「推奨設定」(自動モード)を設けているのは、素人では所望の画像処理をするために適切な画質設定にするのが困難であるためである。しかしながら、自動モードでは、画質優先、速度優先、オートフォトファイン、所定数のモード(画質設定)からしか選ぶことができず、例えば最高画質で印刷を行うことができないとか、他の面白いモードが試されないといった問題があった。また、プリンタドライバ等のメーカーサイドの判断に基づいていたため、ユーザの希望に必ずしも合致したものとはなっていなかった。一方、手動モードは、設定箇所が多く、設定内容が複雑であるため、使いこなすのは困難であり、思い通りに設定することのできるユーザは少なかった。
そこで、本印刷制御装置では、「お好み設定」を設け、より思い通りの画質で、かつ、必要以上に時間をかけずに印刷を行うことができるようにさせている。
【0040】
図10と図11は、上記サムネイル印刷制御処理の詳細をフローチャートにより示している。
本フローを開始すると、まず、画像をRGB別に多数の画素で階調表現する画像データを入力する(S205)。その際、データ全体を一括して読み込む必要はなく、部分的に読み込むようにしてもよいし、他のAPLから呼び出されるような場合にはデータの受け渡しに利用されるバッファ領域を表すポインタの受け渡しだけであってもよい。画像データを入力したときには、同画像データの横サイズと縦サイズ(例えば、2880×1440dpi等の所定の解像度におけるドット数単位)を取得しておく。
【0041】
次に、図12に示すような詳細設定画面を表示し、サムネイル画像とする領域の操作入力を受け付け、入力画像データの領域から小画像階調データを生成する領域を決定する(S210)。同画面には、入力画像データに基づく画像の表示欄84a、推奨モード数表示欄84c、モード数設定入力欄84d,e、ボタン84f,gが設けられている。画像の表示欄84aの表示領域からマウスにより領域を選択する操作入力が行われると、選択された表示領域84bを長方形で表示するとともに、選択された領域の印刷用紙上における横サイズWi、縦サイズHiを決定する。ここで、縦横サイズは、例えば所定の解像度(2880×1440dpi等)で印刷を行うと仮定したときの縦横ドット数等とすることができる。
なお、画像の表示欄84aに操作入力が行われなかった場合には、入力画像データの横サイズをWi、縦サイズをHiとする。
【0042】
さらに、決定した縦横サイズに基づいて、印刷用紙1ページ内に印刷するサムネイル画像の配置数を決定する(S215)。
図13に示すように、印刷用紙82上で印刷可能な横サイズをWp、縦サイズをHp、横方向(主走査方向)の配置間隔をIw、縦方向(副走査方向)の配置間隔をIhとすると、横方向の配置数Nwと縦方向の配置数Nhは、以下の式により算出することができる。
Nw = Trunc{(Wp+Iw)/(Wi+Iw)} …(1)
Nh = Trunc{(Hp+Ih)/(Hi+Ih)} …(2)
ただし、Trunc(x)は、小数点以下を切り捨てる関数である。
ここで、Wp、Hp、Iw、Ihは、予め決めた所定値であってもよいし、ユーザからの操作入力により決定される値であってもよい。
【0043】
本実施形態では、算出されたNwが1以下となるときに横方向の配置数Nw'=2に変更し、算出されたNhが1以下となるときに縦方向の配置数Nh'=2に変更する処理を行う。そして、決定した横方向の配置数と縦方向の配置数を、推奨モード数表示欄84cとモード数設定入力欄84d,eに表示する。同モード数設定入力欄84d,eでは、縦横配置数を変更する操作入力を行うことが可能である。最後に、OKボタン84fがクリック操作されると、同モード数設定入力欄84d,eに表示された数をサムネイル画像の配置数として決定する。
ここで、上記式(1),(2)で算出されたNw,Nhから配置数をNw',Nh'に変更した場合、S210で決定したサイズWp,Hpを変更する処理を行う。変更後のサイズWp',Hp'は、以下の式により算出することができる。
Wp' = Trunc{(Wp+Iw)/Nw'}−Iw …(3)
Hp' = Trunc{(Hp+Ih)/Nh'}−Ih …(4)
本実施形態では、縦横配置数を決定すると、図14に示すように、表示位置を表す情報(図の例は表示位置に対応する番号)と、対応する印刷時間情報と、対応する画質情報と、を格納するプレビュー情報テーブルTA3をRAM内に作成する。
【0044】
その後、図4で示した印刷時間対応テーブルTA1を参照して、複数のサムネイル画像について副走査方向(縦方向)の位置別に制約付画質情報を決定する(S220)。言い換えると、主走査方向に印刷される複数のサムネイル画像の制約付画質設定については同じ条件にさせるように制約付画質情報を決定する。なお、決定した制約付画質情報を、プレビュー情報テーブルTA3に対して、表示位置を表す情報に対応する箇所(画質情報欄内)に格納しておく。
図で示した印刷時間対応テーブルTA1は、基準印刷時間情報Ti(i=1〜n)と、制約付画質情報D11と、制約付画質設定を区切る副走査方向の位置を決定するための三種類の比率Ri(i=1〜n)とが対応して格納されている。基準印刷時間情報Tiは、所定の縦横サイズの基準の印刷画像をプリンタがパス数1で印刷する時間を表す情報であり、制約付画質情報D11によって異なるとともに、プリンタの機種によっても異なる。従って、印刷時間対応テーブルTA1は、プリンタの機種別に作成されており、本印刷制御プログラムを適用したプリンタドライバをPCにインストールすると、HDに記憶される。そして、HDに記憶された印刷時間対応テーブルTA1を読み出し、比率Riを上から順番に参照しながら、複数のサムネイル画像について副走査方向(縦方向)の位置別に制約付画質情報を決定する。
サムネイル画像の縦配置数がNhである場合、印刷時間対応テーブルTA1に格納された順番に、制約付画質情報D11を対応させる副走査方向のサムネイル画像の数Ni(i=1〜n)を以下の式により算出する。
Ni = ROUND(Nh×Ri) …(5)
ただし、ROUND(x)は、小数点以下を四捨五入する関数である。また、iを増加させていったときにNh−ΣNi≦1となった場合には、NnにNh−ΣNiを代入し、残りのNiに0を代入する。
【0045】
図の印刷時間対応テーブルTA1では、例えばサムネイル画像の縦配置数が4である場合、制約付画質情報D11に対応する比率(標準の場合)は上から順番に0.2、0.1、0.4であるので、副走査方向のサムネイル画像の数Niは、N1=ROUND(4×0.2)=1、N2=ROUND(4×0.1)=0、N3=ROUND(4×0.4)=2となる。ここで、Nh−ΣNi=1となるので、Nn=1となる。すると、図13に示すように、一番上の二つのサムネイル画像を階調表現する小画像階調データには誤差拡散法によるハーフトーン処理を行い、解像度2880×1440dpi、単方向印刷でサムネイル画像を印刷させるように、同サムネイル画像に対して制約付画質情報が決定される。図14で示したプレビュー情報テーブルTA3には、表示位置「1」、「2」に対応して、決定された制約付画質情報が格納される。上から二番目と三番目のサムネイル画像を階調表現する小画像階調データにはディザ法によるハーフトーン処理を行い、解像度1440×720dpi、双方向印刷でサムネイル画像を印刷させるように、同サムネイル画像に対して制約付画質情報が決定される。一番下のサムネイル画像を階調表現する小画像階調データにはディザ法によるハーフトーン処理を行い、解像度720×360dpi、双方向印刷でサムネイル画像を印刷させるように、同サムネイル画像に対して制約付画質情報が決定される。
【0046】
このように、主走査方向に印刷される複数のサムネイル画像の制約付画質設定については同じ条件にさせることにより、プリンタ20やPC10が行う処理を簡素化させることができ、サムネイル画像を印刷する時間を短縮することが可能となる。その結果、素人であっても、容易に所望の画質の画像を効率よく得ることが可能となる。
【0047】
次に、プリンタに印刷させるパス数FOLを決定する(S225)。パス数FOLも、主走査方向に同じ条件とする制約付画質設定と言える。本実施形態では、最初にS225の処理を行ったとき、パス数FOLを1に決定する。なお、決定したパス数を、プレビュー情報テーブルTA3に対して、表示位置を表す情報に対応する箇所(画質情報欄内)に追加して格納しておく。
【0048】
さらに、図15の上段に示す制約無画質対応テーブルTA2を参照して、図の下段に示す複数のサムネイル画像I1のそれぞれについて制約無画質設定を表す制約無画質情報を決定する(S230)。なお、決定した制約無画質情報を、プレビュー情報テーブルTA3に対して、表示位置を表す情報に対応する箇所(画質情報欄内)に追加して格納しておく。
上記制約無画質対応テーブルTA2は、制約無画質情報D12の組み合わせと、優先順位を表す情報と、対応させるサムネイル画像I1の副走査方向の位置(指定行)を対応させた情報テーブルである。基本的には、優先順位を表す情報の順番に制約無画質情報D12を取得し、各サムネイル画像I1に対応させていく。対応させる順序は、左上のサムネイル画像から開始して順番に右上のサムネイル画像までとし、その後一つずつ下の左端のサムネイル画像から順番に右端のサムネイル画像までとして、最後に右下のサムネイル画像としている。むろん、対応させる順序は、適宜変更可能であり、画像データの種類等に応じて異なる順序とすることも可能である。
なお、制約無画質対応テーブルTA2には、画像データに対して行う色変換の種類、画像データを色変換するLUTの種類、画像データに対して行うWebスムージング処理の種類、画像データに対して行う文字/輪郭スムージング処理の種類、の全てが格納されていてもよいし、これらのいずれかのみが格納されていてもよいし、これらの2または3の組み合わせが格納されていてもよい。
【0049】
ここで、指定行にサムネイル画像の副走査方向の位置についての情報が格納されている場合、その情報に対応する位置のサムネイル画像I1に制約無画質情報D12を対応させる。図の例では、優先順位を表す情報「1」に対応する制約無画質情報D12については、対応する指定行として「一番上,一番下」が格納されているので、一番上のサムネイル画像のいずれかと一番下のサムネイル画像のいずれかに対応させる。例えば、横配置数が2で縦配置数が4である場合、図の上段の制約無画質対応テーブルTA2を参照すると、図の下段に示す数字の順番に制約無画質情報D12がサムネイル画像I1に対応させられる。
このようにして、制約無画質対応テーブルから優先順位を表す情報の順番に制約無画質情報を取得して対応する画質設定のサムネイル画像を順次ページ内に割り付ける制御を行う。情報テーブルを参照するという簡易な構成で、素人であっても容易に所望の画質の画像を効率よく得ることが可能となる。
S220〜S230の処理を行うことにより、複数の画質設定をサムネイル画像に対応させることができる。
【0050】
その後、図4で示した印刷時間対応テーブルTA1から、各サムネイル画像の制約付画質設定に対応する基準印刷時間情報Ti(Tiは、秒単位の数値情報)を取得する(S235)。そして、取得した各基準印刷時間情報Tiに基づいて、画質設定別に各サムネイル画像を印刷する時間を表す印刷時間情報を生成する(S240)。なお、生成した印刷時間情報を、プレビュー情報テーブルTA3に対して、表示位置を表す情報に対応する箇所(印刷時間情報欄内)に格納しておく。
ここで、プリンタにパス数1で印刷画像を印刷させる場合、上述した基準の印刷画像の横サイズをWs、縦サイズをHsとし、サムネイル画像の横サイズをWp、縦サイズをHpとすると、画質設定別に各サムネイル画像を印刷する時間TSi(TSiは、秒単位の数値情報)は、以下の式により概算することができる。
TSi = Ti×(Wp×Hp)/(Ws×Hs) …(6)
すなわち、印刷時間TSiは、印刷面積Wp×Hpに略比例する。
【0051】
一般に、プリンタにパス数FOLで印刷画像を印刷させる場合、印刷時間TSiは、以下の式により概算することができる。
TSi = FOL×Ti×(Wp×Hp)/(Ws×Hs) …(7)
すなわち、印刷時間TSiは、パス数FOLに略比例する。そして、算出された印刷時間TSiが、印刷時間情報となる。言い換えると、プリンタに印刷させるパス数に比例して長くした時間を表すように複数段階のパス数別の印刷時間情報を生成することになる。
このように、プリンタに印刷させるパス数に応じて複数段階のパス数別の印刷時間情報を生成することにより、印刷時間対応テーブルの情報量が少なくなり、記憶容量の少ないコンピュータに使用するのに好適となる。
【0052】
ここで、画質設定別に各サムネイル画像の単位面積を印刷する印刷速度Si=Ti/(Ws×Hs)を用いて、印刷時間TSiを以下の式により概算してもよい。
TSi = FOL×Si×(Wp×Hp) …(8)
すなわち、印刷時間TSiは、パス数に印刷速度を乗じ、さらに印刷面積を乗じた値となる。そして、印刷速度Siが、画質設定別に基準の印刷画像を印刷する時間を表す基準印刷時間情報となる。
【0053】
各印刷時間情報(各印刷時間TSi)を生成し、プレビュー情報テーブルTA3に必要な全情報を格納すると、同テーブルTA3を参照して、図5で示したプレビュー画面81を表示する(S245)。具体的には、表示位置別に、プレビュー情報テーブルTA3から対応する印刷時間情報を読み出し、読み出した印刷時間情報を対応する表示位置に表示するとともに、マウスによる操作入力受け付け用のプレビュー画像81bを印刷時間情報I2の上側に表示する。すなわち、複数のサムネイル画像に対応させる各画質設定別に、各印刷時間情報I2とマウスによる操作入力受け付け用のプレビュー画像81bとを対応させて表示する。
このように、プレビュー画面81を視認することにより、各画質での印刷にかかる時間を把握することができるので、印刷が完了するまでに思っていた以上に待たされるといったことが無くなり、利便性が向上する。従って、より思い通りに印刷を行うことが可能となる。
そして、プレビュー画面81の各種ボタン81a〜dがマウスによりクリック操作されると、クリック操作に応じて処理を分岐させる(S250)。
【0054】
高画質ボタン81cや高速ボタン81dがクリック操作されると、S220に戻る。ここで、高画質ボタン81cがクリック操作された場合、プリンタに印刷させるパス数を増やすことが可能であればS225でパス数を増加させる。すなわち、パス数FOLが1とされていたときには、パス数FOLを2に変更する。プリンタに印刷させるパス数を増やすことができなければ、印刷時間対応テーブルTA1から参照する比率を高画質用に変更して、S220〜S250の処理を行う。
一方、高速ボタン81dがクリック操作された場合、プリンタに印刷させるパス数を減らすことが可能であればS225でパス数を減少させる。すなわち、パス数FOLが2とされていたときには、パス数FOLを1に変更する。プリンタに印刷させるパス数を減らすことができなければ、印刷時間対応テーブルTA1から参照する比率を高速用に変更して、S220〜S250の処理を行う。
このようにして、最終的に印刷させるサムネイル画像の画質設定を変更することができる。
【0055】
プレビュー画面81で印刷ボタン81aがクリック操作されると、S255に進み、S220〜S230で決定した画質情報で表される複数の画質設定のサムネイル画像を階調表現する小画像階調データを、S205で入力した画像データに基づいて生成する。決定した画質情報はプレビュー情報テーブルTA3に格納されているため、同テーブルTA3から順次画質情報を読み出し、読み出した画質情報に対応する処理を行って小画像階調データを生成する。入力画像データの一部の領域から小画像階調データを生成する場合には、入力画像データの全画素のうち小画像階調データを生成する領域の画素のみから最終的なまたは中間の小画像階調データを生成する。当該中間の小画像階調データまたは入力画像データを縮小して(画素数を減らして)小画像階調データを生成する場合には、元の小画像階調データまたは入力画像データの画素を間引く等の縮小処理を行って最終的なまたは中間の小画像階調データを生成する。Colorsync変換、オートフォトファイン変換、モノクロ変換、等の、RGB→RGB変換を行う画質設定とされたサムネイル画像を表現する小画像階調データを生成する場合には、RGB変換処理を行う。すなわち、生成する小画像階調データを構成する各画素について順次対象画素を移動させながら、元の小画像階調データまたは入力画像データに基づいて最終的な小画像階調データを生成する。
このようにして生成された小画像階調データは、複数の画質設定のサムネイル画像を表現する小画像データの一種である。
【0056】
次に、生成した小画像階調データを、プレビュー情報テーブルTA3に格納された画質情報別にLUTを参照することによって、CMYKデータに変換する(S260)。LUTには、自然な画質の画像を階調表現するCMYKデータに変換する情報テーブルや、色補正なしの画質の画像を階調表現するCMYKデータに変換する情報テーブル、等、画質設定の違いに応じて様々な情報テーブルがある。具体的には、RGBからなる小画像階調データを構成する各画素の階調データを変換対象として順次対象画素を移動させながら、画質情報に対応するLUTを参照して、小画像階調データからCMYKデータを生成する。
このようにして生成されたCMYKデータも、複数の画質設定のサムネイル画像を表現する小画像データの一種である。
【0057】
さらに、生成したCMYKデータを、プレビュー情報テーブルTA3に格納された画質情報別に対応するハーフトーン処理を行うことによって、ドット形成の有無により表現するハーフトーンデータに変換する(S265)。ハーフトーン処理には、CMYKデータを構成する各画素の中から階調データの変換対象とされた対象画素の階調データについて256階調を2階調に減らす際に生じる階調誤差を他の画素の階調データに拡散(反映)させる誤差拡散法による処理、256×256画素等の所定サイズのディザマトリクスを用いてドット形成の有無を決定して二値化データを生成するディザ法による処理、等、画質設定の違いに応じて様々な処理がある。また、Webスムージングや文字/輪郭スムージングを行う、等の、スムージング処理を行う画質設定とされたサムネイル画像を表現するハーフトーンデータを生成する場合には、スムージング処理を行う。さらに、ガンマ(γ)補正等の一次元LUT等を用いた変換を行う画質設定とされたサムネイル画像を表現するハーフトーンデータを生成する場合には、一次元LUT等を用いた変換処理を行う。具体的には、CMYKデータを構成する各画素の階調データを変換対象として順次対象画素を移動させながら、画質情報に対応するハーフトーン処理を行って、CMYKデータからハーフトーンデータを生成する。
このようにして生成されたハーフトーンデータも、複数の画質設定のサムネイル画像を表現する小画像データの一種である。
【0058】
その後、生成したハーフトーンデータを、プレビュー情報テーブルTA3に格納された画質情報別に対応するラスタライズ処理を行うことによって、ラスタデータを生成する(S270)。ラスタライズ処理は、プリンタに行わせる紙送り動作が、定則紙送りであるか、変則紙送りであるか、マイクロウィーブ法による紙送りであるか、等によって異なる。従って、ラスタライズ処理には、画質設定の違いに応じて様々な処理がある。具体的には、ハーフトーンデータを構成する各画素の二値化データを移動対象として順次対象画素を移動させながら、画質情報に対応するラスタライズ処理を行って、ハーフトーンデータからラスタデータを生成する。
このようにして生成されたラスタデータも、複数の画質設定のサムネイル画像を表現する小画像データの一種である。
【0059】
そして、生成したラスタデータをプリンタ20に対して出力し(S275)、S250に戻る。このとき、PC10のディスプレイには図5の左側で示したプレビュー画面81が表示されたままとなっている。プリンタ20は、複数の画質設定のサムネイル画像を表現するCMYK別のラスタデータを入手し、これらのデータに基づいて印刷ヘッドを駆動してインクを印刷用紙上に吐出し、図5の右側で示した複数のサムネイル画像I1を同じページ内(印刷用紙82一枚)に印刷する。すなわち、実際に入力画像データに基づく印刷画像が印刷される印刷用紙に印刷されるので、印刷画像の画質設定を実際の印刷時の条件とした複数のサムネイル画像により確認することができる。
このようにして、ハーフトーンデータに基づいて複数の画質設定のサムネイル画像をプリンタに印刷させることができる。従って、実際に印刷を行うプリンタで印刷されたサムネイル画像でプリンタで印刷される印刷画像の画質を速やかに視認することが可能となる。また、複数の画質のサムネイル画像が同じページ内に印刷されるので、複数の画質のサムネイル画像をまとめて視認することができ、素人でも画質設定の違いが分かりやすく、便利である。
なお、プレビュー画面81に表示された各印刷時間情報I2は、対応する画質設定のサムネイル画像I1の印刷位置に対応する表示位置とされていたので、画質設定別にサムネイル画像に対応して表示されていたことになる。その結果、各画質での印刷にかかる時間も把握することができ、素人であっても容易に所望の画質の印刷画像を効率よく得ることができる。
【0060】
このように、S205〜S230,S250〜S275の処理を行うPC10は、複数の画質設定の小画像を表現する小画像データを入力画像データに基づいて生成し、同小画像データに対応する複数の画質設定の小画像を印刷装置に印刷させる小画像印刷制御手段を構成する。
また、S235〜S245の処理を行うPC10は、複数の画質設定別に印刷画像を印刷装置が印刷する時間を表す印刷時間情報を生成し、同画質設定別に小画像に対応させながら同印刷時間情報を出力する印刷時間出力手段を構成する。
【0061】
プレビュー画面81で複数のプレビュー画像81bのいずれかがクリック操作されると、S290に進み、印刷された複数のサムネイル画像I1のいずれかに対応する画質設定を表す画質情報を印刷時の画質情報として特定し、本フローを終了する。具体的には、クリック操作されたプレビュー画像81bの下側に表示された印刷時間情報I2の表示位置に対応する画質情報をプレビュー情報テーブルTA3から読み出し、読み出した画質情報を印刷時の画質情報として特定し、RAM内等の所定領域に格納する。
むろん、PC10のマイクロフォンを接続しておき、同マイクロフォンから音声入力を受け付け、所定の音声認識プログラムにより音声データから番号を抽出することにより、プレビュー画像81bに対応する番号の選択入力を受け付けてもよい。
このようにして、印刷装置にて印刷された複数の小画像のいずれかに対応する画質設定を表す画質情報を印刷時の画質情報として特定することができる。
【0062】
サムネイル印刷制御処理が終了すると、図7のS130に進み、図16に示す印刷制御処理を行う。
図のフローを開始すると、まず、RGBからなる入力画像データに対して、特定された印刷時の画質情報に対応するRGB変換処理を行う(S305)。例えば、モノクロ設定を表す画質情報が特定された場合には、入力画像データに対してモノクロ変換処理を行う。すると、特定した画質情報に対応する画質設定で印刷画像を印刷させる256階調のRGBデータが生成される。
【0063】
次に、特定された印刷時の画質情報に対応する三次元LUTを参照して、RGBデータをCMYK各階調データに色変換し、CMYKデータを生成する(S310)。例えば、自然な画質設定を表す画質情報が特定された場合には、自然な画質の画像を階調表現するCMYKデータに変換するLUTを参照して、RGBデータからCMYKデータに色変換する。すると、特定した画質情報に対応する画質設定で印刷画像を印刷させる256階調のCMYKデータが生成される。
【0064】
さらに、特定された印刷時の画質情報に対応するハーフトーン処理を行い、CMYKデータからハーフトーンデータを生成する(S315)。例えば、誤差拡散法によるハーフトーン設定を表す画質情報が特定された場合には、CMYKデータに対して誤差拡散法によるハーフトーン処理を行う。すると、特定した画質情報に対応する画質設定で印刷画像を印刷させる2階調のハーフトーンデータが生成される。
【0065】
その後、特定された印刷時の画質情報に対応するラスタライズ処理を行い、ハーフトーンデータを並び替えることによってラスタデータを生成する(S320)。例えば、定則紙送り設定を表す画質情報が特定された場合には、ハーフトーンデータを定則紙送り動作可能なラスタデータに並べ替える。すると、特定した画質情報に対応する画質設定で印刷画像を印刷させるラスタデータが生成される。
【0066】
そして、生成したラスタデータをプリンタ20に対して出力し(S325)、本フローを終了する。すると、プリンタ20は、特定された画質情報で表される画質設定で印刷画像を表現するCMYK別のラスタデータを入手し、これらのデータに基づいて印刷ヘッドを駆動してインクを印刷用紙上に吐出し、図6で示した印刷画像を印刷用紙に印刷する。同印刷画像は、特定された印刷時の画質情報に対応する画質設定で印刷される。
このようにして、特定した画質情報に対応する画質設定で印刷画像を印刷装置に印刷させることができる。すなわち、S290,S305〜S325の処理を行うPC10は、印刷制御手段を構成する。
【0067】
以上説明したように、本印刷制御装置を用いると、実際に印刷を行う印刷装置で印刷された小画像で印刷画像の画質を速やかに視認することができるとともに、各画質での印刷にかかる時間も把握することができる。従って、コンピュータ画像処理についての素人であっても、容易に所望の画質の画像を効率よく得ることが可能となる。また、主走査を繰り返し行いながら印刷を行う印刷装置に対して印刷制御を行う場合、主走査方向に印刷される複数の小画像の制約付画質設定については同じ条件にされるので、印刷装置や本印刷制御装置が行う処理が簡素で済み、小画像の印刷時間が短くて済む。この意味で、素人であっても、容易に所望の画質の画像を効率よく得ることが可能となる。
さらに、サムネイル画像を見ながら、色変換処理のみならず、ハーフトーン処理や、単方向印刷か双方向印刷かといった印刷方式等を選択することができ、この点で、種々の場面で求められる多種多様の画質の画像を効率よく得ることが可能となる。
【0068】
このように、本発明によると、ユーザの欲しい多様な画質の印刷画像を、適切な印刷時間で得ることが可能となる。自動モードとは異なり、画質設定をどうするかの判断を、メーカーサイドの基準ではなく、ユーザサイドの基準で行うことが可能となる。また、自動モードでは出したくても出すことができなかったより高画質の画質設定で、印刷画像を印刷することが可能となる。むろん、手動モードでより高画質の画質設定とするのは困難であるため、手動モードでも出すことができなかったより高画質の画質設定で印刷画像を印刷することが可能となる。手動モードとは異なり、ユーザ自身が煩わしい画質設定を行わなくても、画質設定を詳細に変えた印刷を行うことが可能となる。「お好み設定」ではモノクロモード、PIMモード、等、ユーザに勧めたい効果的な画質設定を設けておくことができるので、メーカーサイドとしても利便性の大きい印刷制御装置および印刷制御プログラムとなっている。
【0069】
(4)まとめ:
本発明の印刷制御装置と周辺装置は、様々な構成が可能である。
例えば、プリンタは、コンピュータと一体化されたものであってもよいし、単色画像のみを印刷する専用品であってもよい。上述したフローについては、PC内で実行する以外にも、一部または全部をプリンタあるいは専用の画像出力機器で実行するようにしてもよい。
また、印刷時間情報をディスプレイに表示する代わりに、サムネイル画像に対応させて同じページ内に印刷(例えば、サムネイル画像の下側に印刷)してもよい。すると、サムネイル画像が印刷された印刷用紙一枚を見ることにより、画質設定と印刷時間との関係をさらに容易に把握することができるので、さらに容易に所望の画質の画像を効率よく得ることが可能となる。
本発明によると、種々の態様により、コンピュータ画像処理についての素人であっても容易に所望の画質の画像を効率よく得ることが可能な印刷制御装置、印刷システム、印刷制御プログラムおよび印刷制御プログラムを記録した媒体を提供することができる。また、印刷制御方法としても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 印刷制御装置と周辺装置とからなる印刷システムの概略構成図。
【図2】 プリンタのブロック構成をPCとともに示すブロック構成図。
【図3】 印刷制御装置の概略構成を模式的に示す図。
【図4】 印刷時間対応テーブルの構造の一例を模式的に示す図。
【図5】 表示される複数の印刷時間情報と対応する複数のサムネイル画像を示す図。
【図6】 印刷用紙に印刷される印刷画像を示す図。
【図7】 印刷制御装置が行う処理を示すフローチャート。
【図8】 印刷設定画面の表示画面例を示す図。
【図9】 確認画面の表示画面例を示す図。
【図10】 サムネイル印刷制御処理を示すフローチャート。
【図11】 サムネイル印刷制御処理を示すフローチャート。
【図12】 詳細設定画面の表示画面例を示す図。
【図13】 制約付画質情報とサムネイル画像の配置との関係を模式的に示す図。
【図14】 プレビュー情報テーブルの構造の一例を模式的に示す図。
【図15】 制約無画質対応テーブルの構造の一例を模式的に示す図。
【図16】 印刷制御処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…パーソナルコンピュータ(印刷制御装置)、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…ハードディスク、18a…ディスプレイ、18b…キーボード、18c…マウス、20…インクジェットプリンタ(印刷装置)、100…印刷システム、D1…画像データ、D2…小画像階調データ、D3…CMYKデータ、D4…ハーフトーンデータ、D5…ラスタデータ、D6…画質情報、D7…CMYKデータ、D8…ハーフトーンデータ、D9…ラスタデータ、D10…印刷時間情報、D11…制約付画質情報、D12…制約無画質情報、D20…小画像データ、I1…サムネイル画像、I2…印刷時間情報、I3…印刷画像、TA1…印刷時間対応テーブル、TA2…制約無画質対応テーブル、TA3…プレビュー情報テーブル、U0…印刷制御装置、U1…小画像印刷制御手段、U2…印刷時間出力手段、U3…印刷制御手段

Claims (3)

  1. 画像を多数の画素で階調表現する画像データに対応する印刷画像を印刷装置に印刷させる制御を行う印刷制御装置であって、
    上記印刷装置は、複数段階のパス数で上記印刷画像を印刷する装置であり、
    上記複数段階のパス数を含む複数の画質設定の小画像を表現する小画像データを上記画像データに基づいて生成し、同小画像データに対応する複数の画質設定の小画像を上記印刷装置に印刷させる小画像印刷制御手段と、
    記画質設定別に上記印刷画像を上記印刷装置が印刷する時間を表す印刷時間情報を生成する際、上記印刷装置に印刷させるパス数に応じて上記複数段階のパス数別の印刷時間情報を生成し、同画質設定別に上記小画像に対応させながら同印刷時間情報を出力する印刷時間出力手段と、
    上記印刷装置にて印刷された上記複数の小画像のいずれかに対応する画質設定を表す画質情報を印刷時の画質情報として特定し、当該画質情報に対応する画質設定で上記印刷画像を上記印刷装置に印刷させる印刷制御手段とを具備することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 上記小画像印刷制御手段は、上記画質設定別に上記印刷装置が基準の印刷画像を印刷する時間を表す基準印刷時間情報と上記画質情報とを対応させた印刷時間対応テーブルから同画質情報を参照して上記小画像データを生成し、
    上記印刷時間出力手段は、上記画質設定別に上記画質情報に対応する基準印刷時間情報を上記印刷時間対応テーブルから取得して上記印刷時間情報を生成し、同画質設定別に上記小画像に対応させながら同印刷時間情報を出力し、
    上記印刷時間対応テーブルは、上記パス数が1である場合についてのテーブルとされ、
    上記印刷時間出力手段は、上記印刷装置に印刷させるパス数に比例して長くした時間を表すように上記複数段階のパス数別の印刷時間情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 画像を多数の画素で階調表現する画像データに対応する印刷画像を印刷装置に印刷させる制御を行う印刷制御方法であって、
    上記印刷装置は、複数段階のパス数で上記印刷画像を印刷する装置であり、
    上記複数段階のパス数を含む複数の画質設定の小画像を表現する小画像データを上記画像データに基づいて生成し、同小画像データに対応する複数の画質設定の小画像を上記印刷装置に印刷させる小画像印刷制御工程と、
    記画質設定別に上記印刷画像を上記印刷装置が印刷する時間を表す印刷時間情報を生成する際、上記印刷装置に印刷させるパス数に応じて上記複数段階のパス数別の印刷時間情報を生成し、同画質設定別に上記小画像に対応させながら同印刷時間情報を出力する印刷時間出力工程と、
    上記印刷装置にて印刷された上記複数の小画像のいずれかに対応する画質設定を表す画質情報を印刷時の画質情報として特定し、当該画質情報に対応する画質設定で上記印刷画像を上記印刷装置に印刷させる印刷制御工程とを具備することを特徴とする印刷制御方法。
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