JP4076355B2 - 頭髪処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、加温により効果が増強される各種の毛髪処理剤の該効果を、特にその効果を得たい部分について選択的に且つ確実に発現させることができ、しかも頭皮が加温されることによる処理中の不快感や火傷等を防止でき、消費者等が自宅等においても手軽に使用できる、頭髪処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、頭髪処理を行うために髪を加熱する加温具は多数提案されている。
例えば、頭髪にウェーブやカールを施すための加温具としては、毛の生え際から毛先までの髪の毛の全体を加熱するものの他、髪の毛の一部のみを加熱できる加温具が知られている。また、頭髪のトリートメントを目的とする頭髪の部分的な加熱も、美容師等の専門家の手によって行われている。
【0003】
また、近年の女性、特に若い女性は、カラー、ブリーチ、パーマを繰り返し行うため、また、毎日のドライヤー、ブロー、ブラッシングなどにより、髪が傷んでおり、特に毛先部分は、傷みがひどく、毛髪の物性(強度、水分保持能等)も他の部分に比べて大きく悪化している。そのため、ダメージケアトリートメント処理の場合、毛先部分を選択的により強く、効果のある処理を行うことが望まれる。
【0004】
頭髪を部分的に加温する方法として、特開平10−108719号公報には、複数の区画を設けたキャップ状部材を頭に被ってその頭髪全体を覆い、頭髪の加熱の必要な部分に対向する区画に、使い捨てカイロを配して該部分を加熱する方法が記載されている。しかし、この公報の方法は、頭皮の加熱による不快感や火傷の恐れがあり、また、加熱温度を高温に設定できない。更に、髪の毛の一部、例えば髪の毛の毛先部分を選択的に加熱することができない。
【0005】
また、特開平8−24033号公報には、シート本体に発熱部及び密封シール部をそれぞれ帯状に設けると共に、折り線を介してシート本体を折りたたんで発熱部と密封シール部とを貼り合わせた加温シートが記載されている。この加温シートは、密封シール部を発熱部から剥離して開封した後、シート本体を丸めて筒状にし、その発熱部に髪を巻き付けて用いたり、開封後のシート本体の発熱部に髪を重ね、その髪をシート本体と共に丸めて用いるものである。
この加温シートは、使用の際の操作に手間が掛かり、また、その操作を自分で行うことが困難であるため、一般消費者等が気軽に使用することができない。
【0006】
要するに、従来の頭髪加温具や頭髪処理方法においては、髪の毛における処理を施したい部分を、選択的に処理することができず、また、安全性や、操作の煩雑さ、コスト等の点から、一般消費者等が自宅で手軽に使用できないという問題があった。
【0007】
従って、本発明の目的は、加温により効果が増強される各種の毛髪処理剤の該効果を、特にその効果を得たい部分について選択的に且つ確実に発現させることができ、しかも頭皮が加温されることによる処理中の不快感や火傷等を防止でき、手軽に使用できる、頭髪処理方法を提供することにある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、束ねた頭髪を、少なくとも毛の生え際を残して、加温部を有するシート状の頭髪加温具で包み、加温する頭髪処理方法であって、前記頭髪加温具は、シートの中央部に加温部を有しており、束ねた頭髪を該加温部で覆うように包み、その状態を維持するように、該加温部の周囲に存する留めしろ領域を、ヘアゴム、紐、テープ、針金等の緊締手段により締め付け前記束ねた頭髪に対して固定するようになしてあり、前記留めしろ領域の幅は、前記加温部の全周に亘って3〜15cmの範囲内であり、前記頭髪加温具で包む前の前記頭髪に、炭素数14〜22の直鎖アルキル基を有する高級アルコール、エステル油、炭化水素油、ワックス類、トリグリセリドを主体とする天然油脂からなる群から選択される少なくとも一種類の油剤及び有機酸を含有する毛髪処理剤を塗布し、団子状に束ねた頭髪を、前記加温部を有するシートの中央部で包み、該中央部で包むことによって形成される密閉空間内に該頭髪の毛先部分も収めた状態で加温してダメージケアトリートメント処理する頭髪処理方法を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、その好ましい実施形態に基づいて詳細に説明する。
先ず、本発明に用いる頭髪加温具について説明する。
本発明に用いる頭髪加温具は、シート状の形態を有し、加温部を有している。
頭髪加温具の形状は、シート状であれば特に制限されないが、その平面視形状は、長方形、正方形、多角形(何れも角を落としたもの、端部がぎざぎざになったものを含む)、円形、楕円形等が好ましく、特に、四角形(長方形、正方形)であることが、種々の大きさの頭髪の束に対応でき、使い易く、製造上も都合が良いことから好ましい。頭髪加温具の大きさは、髪の長さ、量によって適宜に決定できるが、種々の髪の長さ、髪の量に対して良好に使用できるという適応性の観点から、平面視したときの面積が100〜1200cm2 程度が好ましく、使い勝手を考慮すると、特に400〜900cm2 が好ましく、四角形の場合、その一辺が20〜30cmくらいのものが好ましい。
【0011】
加温部は、厚み方向の内部に発熱体が配されている部分である。
加温部は、濡れた髪又は乾いた髪を40℃以上に加温できる限り特に制限されないが、使い勝手や簡便性を考慮すると、短時間に処理できることが好ましく、髪に塗布してから少なくとも10分以内、特に好ましくは5分以内に、濡れた髪又は乾いた髪の温度が40℃以上に達することが好ましい。
【0012】
加温部に配する発熱体としては、(1)化学反応により発熱するもの、(2)相変化で発熱するもの(結晶、非晶質の構造変化で発熱するもの,例えば酢酸ナトリウム水和物)、(3)電気抵抗を用いた通電により発熱するもの、(4)水分を含んでおり、加熱すると熱を保持できるもの(シリカゲル等)、(5)遠赤外線の輻射熱を利用するもの等が挙げられる。これらの中でも、上記(1)の発熱体が好ましく、密封袋から開封するだけで使用できる状態となる等の使い勝手や安全性の観点から、空気(酸素,水蒸気)と接触して発熱する発熱体が特に好ましい。空気と接触して発熱する発熱体としては、従来、使い捨てカイロに用いられている、鉄粉を含有し、空気に触れることにより発熱する発熱組成物(以下、粉状発熱体ということがある)を用いることができる。粉状発熱体としては、例えば、鉄粉10〜80%、活性炭(若しくは非活性炭又はこれらの混合物)1〜30%、金属塩(食塩など)0.1〜15%、水1〜50%(いずれも重量比)を含有するもの等が挙げられ、その他、無機粉体(バーミキュライトなど)、水分保持体(吸水ポリマーなど)を適宜、加えても良い。尚、本明細書における「%」は、特に明記しない限り重量基準である。
【0013】
髪を10分以内に40℃以上に加温するためには、鉄粉40〜60%、食塩1.0〜3.0%、活性炭1.0〜5.0%、吸水ポリマー3.0〜5.0%、バーミキュライト3.0〜10.0%を含有するものが好ましい。また、使い終わった後は、速やかに冷めることが好ましく、1時間以内に発熱体が40℃以下に冷めることが好ましい。
髪を10分以内に40℃以上に加温すると共に1時間以内に発熱体温度を40℃以下とする観点から、加温部の単位面積当たりの粉状発熱体の重量(g/cm2 )は0.05〜0.3g/cm2 であることが好ましい。尚、紛状発熱体は、均等均質に充填されていることが好ましい。
尚、上記の(2)、(3)、(4)及び(5)は繰り返して使用できるメリットがある。
また、鉄粉を主成分とする粉状発熱体を用いる場合は、水蒸気や酸素に触れると劣化するため、保存はガスバリヤー性の高いフィルムでつくった袋に保存する必要がある。好ましいガスバリヤー性は、JIS Z0208 B法に基づく水蒸気バリヤー性が50g/m2 ・day(40℃,90%RH)以下、JISK7126に基づく酸素バリヤー性が20cc/m2 ・day・(23℃,90%RH)以下であることが好ましく、保存袋の形成材料としては、特に限定されないが、有機無機複合バリヤー材(合成樹脂と無機バリヤー層との複合体)、アルミラミネートフィルムなどが適している。
【0014】
加温部の面積(複数個の場合は合計面積)は、髪を有効に加熱する観点から、40cm2 以上、特に100cm2 以上が好ましい。また、特に上限はないが、加温部の面積の上限値を示せば、800cm2 以下、特に600cm2 以下が好ましい。
加温部の数は、単数でも複数でも良いが、束ねた頭髪を包みこむことを考慮すると複数個設けることが好ましい。複数個の加温部を設けることにより、頭髪加温具の柔軟性が向上し、頭髪に対する密着性が向上する。また、頭髪加温具を包装時に小さく折り畳むことができ、持ち運びが容易になる。
複数の加温部を設ける場合、頭髪加温具の柔軟性を向上させる観点及び充分な合計面積を確保する観点から、各加温部の面積は5〜200cm2 、特に10〜100cm2 であることが好ましい。また、頭髪加温具の柔軟性を向上させる観点及び加温部の存在しない留めしろ領域(所定幅の領域)を充分に形成させる観点から、各加温部間の間隔Wl(図1参照)は1〜40mm、特に3〜20mmであることが好ましい。
また、加温部の形状は、任意の形状とすることができ、例えば円形、四角形、菱形、多角形等とすることができる。また、複数の加温部を配置する場合、それらは、纏まって配置されていても、分散させて配置されていても良い。
【0015】
また、加温部の面積(複数個の場合は合計面積)は、充分な加温部の面積(合計面積)を確保する観点及び加温部の存在しない留めしろ領域(所定幅の領域)を充分に形成させる観点から、頭髪加温具の全面積(平面視した面積)に対して5%〜70%、特に10〜40であることが好ましい。
尚、束ねた頭髪を加温部で覆うように包むという表現には、束ねた頭髪を複数の加温部で包む場合が含まれる。
【0016】
頭髪加温具は、好ましくは、図1に示すように、頭髪加温具の表裏の何れかを形成するシート本体3と、該シート本体の所定箇所に固定されて、上記の加温部2を形成する発熱体5とを有する。
シート本体に対する発熱体の固定方法としては、シート本体に発熱体を貼着する方法、シート材間に発熱体を挟み込んで保持させる方法、シート本体にポケットをつけておき、発熱体を挿入する(差し込む)方法等が挙げられる。発熱体を貼着する場合及びポケットに挿入する場合、髪を包んだ時に、髪にあたる面(裏面)又は外側になる面(表面)の何れの側に発熱体を配置してもよい。
発熱体が粉状発熱体の場合について更に説明すると、発熱体をシート本体に貼着する方法としては、粉状発熱体を酸素透過性のシートに入れてシート状に加工したものを貼り付けても良いし、市販の使い捨てカイロを貼り付けても良く、また、粉状発熱体は、シート本体にポケットをつけておき、そこへ挿入しても良いが、束ねた頭髪に対して密着させ、効率的に加温する観点から、粉状発熱体を複数のシートで挟み込んで保持させた構成が好ましい。この場合、紛状発熱体を挟むシートの少なくとも一方は、発熱反応に必要な酸素が透過できるように、ガス透過性シートを用いる必要がある。ガス透過性シートは、一番外側(直接外気、髪に接する部位)に配する場合、耐水性、撥水性があるものが好ましい。
【0017】
シート本体の形成材料としては、柔軟性があり、毛束を包み込めるものであれば特に制限されないが、濡れたり、毛髪処理剤が付着した髪にあてることを考慮すると、耐水性、撥水性を有するものが好ましく、例えば、合成樹脂(直鎖低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプレン、ポリプロピレン、アイオノマー、ポリスチレン、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体、ポリエステル(例えばポリエチレンテレフタレート)、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等、又はこれらの共重合体、積層体等)、紙、アルミ等の金属、不織布等の布地類が挙げられる。これらは、単品又は複数重ねあわせても使用できる。
【0018】
尚、ガス透過性シートの好ましいガス透過度を、透湿度(JIS Z0208B法、40℃、90%RH)で示すと1000〜20000(g/m2 ・24hr)又は透気度(Japan TAPPI No.5−74B法)で1〜500(秒/100ml)程度である。
【0019】
本発明に用いる頭髪加温具は、図1に示すように、その周縁部、即ち加温部の周囲(中央部に複数の加温部が配されている場合には、それらの周囲)に、加温部が存在しない留めしろ領域G(留めしろとなる所定幅の領域)を有する。
束ねた頭髪に対する頭髪加温具の固定を容易とする観点及び加温部2を地肌に接触させないようにする観点から、留めしろ領域Gの幅(頭髪加温具の周縁から加温部までの距離)W(図1参照)は、全周に亘って、3〜15cmであり、特に5〜12cmが好ましい。尚、留めしろ領域Gの幅は、部位により異なっていても良い。
【0020】
本発明で用いる頭髪加温具は、図3(b)〜(d)に示すように、束ねた頭髪を覆うように加温部で包み、その状態を維持するように、該加温部の周囲に存する留めしろ領域(所定幅の領域)をヘアゴム、紐、テープ、針金等の緊締手段(固定手段)により締め付けて固定するようになしてある。
頭髪の束ね方は、任意の量の頭髪を束にするが、好ましい束ね方については、後述する。
また、束ねた頭髪の包み方は、束ねた頭髪を覆うように包む。好ましい包み方は、後述する。
緊締手段は、頭髪加温具で、束ねた頭髪を包んだ状態において、前記留めしろ領域を、束ねた頭髪の周囲(周面)に押しつけて固定するものであり、頭髪加温具と別体のものでも、該頭髪加温具に設けられたものであっても良い。尚、緊締手段としての、ヘアゴムとしては、一般に市販されているもの(輪ゴムを含む)等を用いることができ、紐、テープとしては髪をくくれるものなら限定しないが耐水性、耐熱性があるものが好ましい。針金としては、柔軟でしっかり縛ることができるものなら特に制限はない。頭髪加温具に緊締手段を設ける例としては、巾着袋の紐のようなものを挙げることができる。
【0021】
次に、上述した頭髪処理具を用いた本発明の頭髪処理方法について説明する。
本発明の頭髪処理方法においては、束ねた頭髪を、少なくとも毛の生え際を残して、加温部を有するシート状の加温具で包み、加温する。
加温具で包む前の前記頭髪には、毛髪処理剤を塗布しておく。
毛髪処理剤の塗布は、毛先部分を中心に塗布しても、髪の毛全体に塗布しても良い。
また、毛髪処理剤の塗布する頭髪は、乾いた状態でも濡れた状態でも良く、ねらう効果、使用する毛髪処理剤の特性等により適宜に決定できる。
【0022】
頭髪の束ね方は、任意の量の頭髪を束ねる。
例えば、髪がある程度長い女性が、日常、毛先を束ねてヘアゴム又はピンでとめているが、それと同じ方法で束ねることができる。
束ね方の例としては、任意の量の頭髪を1カ所又は複数箇所で括って束にする方法、任意の量の頭髪を束とし、その束を長手方向の1カ所又は複数箇所で折り曲げて纏める方法、任意の量の頭髪を束とし、その束を渦巻き状に纏める方法等を挙げることができる。
図3(b)には、束ね方の特に好ましい例が示されている。尚、束ねるための固定方法は、ヘアゴムでとめる、ヘアピンでとめる、テープ、ひも類でしばるといった方法が挙げられる。
【0023】
束ねた頭髪の包み方は、少なくとも毛の生え際を残して、加温部を有するシート状の加温具で包む。加温部を有するシート状の加温具としては、上述した頭髪加温具を用いることが好ましい。
毛の生え際とは、地肌と近接する部立をいい、通常、地肌から3mm程度までの部分である。
束ねた頭髪の包み方は、毛先が、包むことによって形成される密閉空間内に納まるように包む。毛先以外の部分を併せて包んでも良い。
【0024】
加温部を有するシート状の加温具の固定方法は、例えば加温具で包んだ後、その上から、上述した、ヘアゴム等の緊締手段で固定する。また、ヘアピンでとめることもできる。尚、シート状の加温具にピンやテープやひも、ゴムをあらかじめ取り付けておいてしばりつけても良い。
【0025】
加熱温度は、処理の目的、毛髪処理剤の種類や特性等に応じて適宜に決定することができるが、例えば45〜60℃程度が好ましい。
加温時間も、処理の目的、毛髪処理剤の種類や特性等に応じて適宜に決定することができるが、例えば3分〜30分程度が好ましい。
【0026】
加温後の処理は、特に制限されるものではなく、加温具を取り外した後は、処理剤をすすぎ落としても、そのまま普段通りに仕上げても良い。
【0027】
次に、頭髪(束ねる前の頭髪でも束ねた後の頭髪でも良い)に塗布する毛髪処理剤について説明する。
毛髪処理剤としては、毛髪の補修を行うトリートメント剤(洗い流すタイプ及び洗い流さないタイプの何れでも良い)、コンディショナー、整髪料(ワックス、クリーム、スプレー、フォーム)等を挙げることができる。
本発明においては、油剤を少なくとも一種類含有する毛髪処理剤を用いる場合、特に毛髪の感触向上及び/又はダメージ補修を高める剤であるトリートメント剤を用いる場合に特に効果が顕著である。
【0028】
毛髪処理剤に含有させる油剤としては、水に溶けないものであれば、従来公知の各種毛髪処理剤に使用されているものを使用することができ、以下に例示する油剤の少なくとも一種を含有させる。
【0029】
(1)炭素数14〜22(好ましくは16〜22)の直鎖アルキル基を有する高級アルコール。
例えばセチルアルコール(セタノール)、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール及びその他の脂肪族アルコールが挙げられる。斯かる高級アルコールの含有量は、毛髪処理剤中0.5〜10%であることが好ましい。
【0030】
(2)エステル油
例えば、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸セチル、ラノリン脂肪酸コレステリル、オレイン酸セチル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、乳酸ミリスチル等が挙げられる。エステル油の含有量は、毛髪処理剤中0.5〜10%であることが好ましい。
【0031】
(3)炭化水素油
例えば、流動パラフィン、イソパラフィン、軽質イソパラフィン、スクワラン、スクワレン等が挙げられる。炭化水素油の含有量は、毛髪処理剤中0.1〜10%であることが好ましい。
【0032】
(4)ワックス類
天然でも合成油剤でも良く、例えば硬化ヒマシ油、ミツロウ、カルナウバロウ、ラノリン、還元ラノリン、キャアンデリラロウ、サトウキビロウ、セラックロウ、イソステアリン酸コレステリル、コレステロール、変性コレステロール等が挙げられる。ワックス類の含有量は、毛髪処理剤中0.1〜10%であることが好ましい。
【0033】
(5)その他の油剤
油脂;アボガド油、椿油、タートル油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、卵黄油、サフラワー油、ホホバ油、ゴマ油、ナタネ油、アマニ油、カカオ脂、ヤシ油等のトリグリセリドを主体とする天然油脂。
斯かる油脂の含有量は、毛髪処理剤中0.1〜10%であることが好ましい。
【0034】
これらの油剤は、一種を単独で配合しても二種以上を組み合わせて配合しても良い。特に毛髪処理剤は、ワックス類を上記の比率で含有することが好ましい。
毛髪処理剤中の油剤の合計含有量は0.5〜30%が好ましく、特に3.0〜20.0%が好ましく、とりわけ3.0〜15%が好ましい。
【0035】
また、毛髪処理剤は、有機酸が配合されているものを用いる。
毛髪処理剤に含有させる有機酸としては、グリコール酸、乳酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、酢酸等を挙げることができる。これらの有機酸は、一種を単独で配合しても二種以上を組み合わせて配合しても良い。
これらの中でも特にリンゴ酸は、毛髪内部の損傷を修復するのに効果があり、毛髪のつや感触を特に向上させることができる。
毛髪処理剤中の酸の含有量(配合量)は0.01〜2%が好ましく、0.01〜1%がより好ましい。
毛髪処理剤のpHは、低い方が毛髪の改質効果が高まる。但し、pHが2.0未満になると皮膚刺激の問題が生じる可能性がある。従って、毛髪処理剤のpHは2〜4.5が好ましく、特に2.5〜4.0が好ましい。
【0036】
また、毛髪処理剤は有機溶剤を含有することが好ましい。好ましい有機溶剤としては、常温で液体で水酸基を持つ炭素数2〜6の低級アルコール、芳香族アルコール、炭酸プロピレン等のアルキレンカーボネイト、N−メチルピロリドン等が挙げられる。特に好ましいのは芳香族アルコールであり、例えばベンジルアルコール、2−ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール、2−フェニルエチルアルコール、フェニルプロパノール、ケイ皮アルコール、フェニルプロパノール、α−メチルベンジルアルコール、ジメチルベンジルカルビノール等が挙げられる。以上の溶剤は1種を単独で含有させても2種以上を組み合わせて含有させても良い。有機溶剤を含有させると、頭髪に毛髪処理剤の成分をより浸透させやすくなる。有機溶剤の含有量は、毛髪処理剤中0.1〜20%が好ましく、特に0.5〜10%が好ましい。
【0037】
特に好ましい毛髪処理剤は、上記油剤(1)〜(4)及び上記酸をそれぞれ上述した好ましい配合量で含有すると共に、カチオン界面活性剤を0.1〜5%、シリコーン類0.1〜5%含有するものである。
【0038】
前記カチオン界面活性剤は、水に溶解して原子団が陽イオンとなるものであれば良く、アルキルアミン塩、四級アンモニウム塩など、その種類を問わない。例えばステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド乳酸塩、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドクエン酸、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化セチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルアンモニウム等が挙げられる。
【0039】
前記シリコーン類としては、例えばジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、ジメチコノール、末端変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム、フッ素変性シリコーン樹脂等のシリコーン化合物が挙げられる。
【0040】
また、乳化処方の場合(毛髪処理剤が乳化状態とされている場合)、その乳化破壊温度が55〜60℃であることが好ましい。乳化破壊温度が60℃以下であると、加温により、成分の髪に対する吸着、浸透が飛躍的に向上するため、処理の効果が一層向上する。乳化破壊温度は、示差走査熱量計(DSC)で測定した吸熱ピーク(主ピーク)の温度(昇温速度3℃/minにて測定)である。
【0041】
毛髪処理剤には、上述した各種の成分に加え、更に他の成分を配合できる。他の成分としては、通常の毛髪処理剤に用いられる樹脂や粘剤などの高分子、アニオン、非イオン性及び両性の界面活性剤、多価アルコール、粉体(顔料、色素、樹脂)、フッ素化合物、防腐剤、香料、保湿剤、生理活性成分、塩類、酸化防止剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤等が挙げられる。
【0042】
多価アルコールとしては、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,3ブチレングリコール、ソルビトール、グルコース、ショ等、果糖、キシリトール、ラクトース、マルトース、トレハロース、硫酸化トレハロース等、又はこれらの化学修飾体などを挙げることができる。多価アルコールの含有量は、例えば、毛髪処理剤中1〜10%程度である。
【0043】
【実施例】
<実施例1>
図1及び図2に示す形態の頭髪加温具を製造した。
図1及び図2に示す頭髪加温具1は、四角形(角部を丸くしてある)状のシート本体3と、該シート本体3の片面側に、該シート本体3と他のシート材4との間に封入して固定した粉状発熱体(発熱体)5と、該シート本体3の粉状発熱体5を固定した側を覆う二枚のシート(第1シート6及び第2シート7)からなる。加温部2は、粉状発熱体5が固定されて形成されており、頭髪加温具1の中央部に、4個の加温部2が形成されている。
粉状発熱体を発熱体として用いているため、シート材4はガス透過性である。また、シート本体3は、ぬれた髪を処理することを考慮し、耐湿性、撥水性を有している。また、シート材4も、風呂場などで使う場合を考慮して、耐湿性、撥水性を有している。
【0044】
第1及び第2のシート6,7は、安全性(粉もれ等)、使い勝手、装飾性等を考慮して設けられたもので、第1のシート6を設けることで、加温部2の周縁部のシール部が万一破損し粉体が漏れた場合においても、該粉体がこぼれ出して人体に触れるのを防止でき、また、ロゴ印刷等を施して装飾性を向上させることもできる。第2のシート7は、不織布等の熱伝導性の低い材料からなるシートである。発熱体が60℃程度になる設計の場合、髪に装着中に発熱部外側に触れるとやや熱く感じる場合があるが、第2のシート7を設けることで、それを防ぐことができる。第2のシート7は断熱機能から不織布等が適している。また、シート本体3の粉状発熱体5を固定した側を覆うシート6,7を配した場合、それが透気度の低いシート6である場合、該シート6の周縁部を密閉シールしてあると(シール部を8で示す)、発熱体から出る水蒸気、発熱体近傍の空気の膨張により、該シート6が膨らむ可能性がある。そこで、このようなシート6には、その外周部等に空気の抜け穴9を設けることが好ましい。尚、第1及び/又は第2のシート6,7を、省略できることは言うまでもない。
【0045】
尚、本実施例においては、加温部が存在しない留めしろ領域Gの最小幅W(図1参照)は6〜9cmとした。また、シート本体3の形成材料としては、耐水性と柔軟性とを備えた素材、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等を用いることができ、シート材4としては、通常の使い捨てカイロ等に用いられている公知の通気性シート、例えば不織布製のシート等を用いることができる。
【0046】
下記組成の頭髪柔軟化剤(毛髪処理剤)を調整した(処理剤1,2)。
【0047】
(処理剤1)
・塩化セチルトリメチルアンモニウム(30%水溶液) 1.5(重量%)
・モノステアリン酸ソルビタン 2.0
・セタノール(油剤) 1.5
・濃グリセリン 5.0
・ジメチコーン 0.5
・グリコール酸(71%水溶液) 0.05
・精製水 バランス
pH 3.8
【0048】
(処理剤2)
・塩化セチルトリメチルアンモニウム(30%水溶液) 1.5(重量%)
・モノステアリン酸ソルビタン 2.0
・セタノール(油剤) 1.5
・濃グリセリン 5.0
・パルミチン酸イソプロピル(油剤) 1.0
・パラフィン(油剤) 0.5
・イソステアリン酸コレステリル(油剤) 0.5
・ジメチコーン 0.5
・グリコール酸(71%水溶液) 0.05
・リンゴ酸(50%水溶液) 0.05
・精製水 バランス
pH 3.7
【0049】
〔すべり・指通りの改善度の評価〕
3本の評価用毛束(日本人女性、パーマ・ブリーチ処理、毛先ダメージ有、長さ約30cm、重さ10g)を用意し、それぞれ、市販のシャンプー〔花王社製、商品名「ラビナス シルキーサプライシャンプー」〕及び市販のリンス〔花王社製、商品名「ラビナス シルキーサプライリンス」〕で処理した後、タオルで水分を軽くふき取り、2本の評価用毛束にそれぞれ処理剤1,2を1g塗布した。次に、処理剤1,2を塗布した毛束それぞれをヘアゴムを用いて束ねた。
そして、ガスバリヤー性の袋に密封保存した上記頭髪加温具1を開封し、束ねた毛束を包み、しっかりヘアゴムで固定して15分加温した。その後、加温具を外し、温風ドライヤーを用い、完全乾燥するまで乾かした後、毛束の感触評価を行った。
【0050】
尚、使用した頭髪加温具の製造に用いた材料は以下の通りである。
シート本体3;ポリエチレンテレフタレート(PET)/ポリエチレン(PE)からなる不織布とLDPEとをラミネートした複合シート
発熱体5;鉄粉50.0%、イオン交換水34.4%、食塩1.6%、活性炭2.0%、バーミキュライト7.0%及び吸水ポリマー5.0%を含有する粉状発熱体
シート材4;ガス透過性,材質 HDPE,PP/PE(通気度 45秒/100ml)
シート6;炭酸カルシウム入りのポリエチレンシート(透湿度2.2g/100cm2 ・hr)
シート7;PET/PEからなるスパンボンド不織布
【0051】
評価は、処理剤1,2で処理した毛束と、シャンプー及びリンス処理後何れの処理剤も塗布せずに乾燥した他の一本の毛束との毛先のすべり・指通りの改善度を比較して、改善度で点数化したものを最終的な評価とした(専門パネラー10名で点数評価し、平均した)。
【0052】
〔評価基準〕
(処理剤を塗布せずに乾燥したものと比べて)
5:かなり良い
4:やや良い
3:どちらとも
2:やや悪い
1:かなり悪い
【0053】
〔すべり・指通りの改善度の評価結果〕
処理剤1 4.1
処理剤2 4.7
上記の結果から、処理剤1で処理した場合においても改善効果が見られるが、エステル油や室温で半固体や固体の油剤を含有する処理剤2で処理した場合において、頭髪加温具で加温した効果が一層効果的に発現した。
【0054】
<実施例2>
(処理1)
専門パネラー10名(全員、髪のセミロング以上で、髪がぱさつき、まとまりにくく悩んでいる者)それぞれに、洗髪してもらった。洗髪の際には、各自が普段使用しているヘアケア剤(シャンプー、リンス、トリートメント等)を使用してもらった。
次いで、洗髪後の頭髪に、上記の処理剤2をつけてもらい、洗い流さずに普段通りに仕上げてもらった。
【0055】
(処理2)
次に、もう一度洗髪を行い、上記の処理剤2を完全に除去した後、各パネラーに、処理剤2、上記の頭髪加温具1(2枚)及びヘアゴム10(4本)を渡すと共に、図3に示すような処理手順が記載された簡単な説明書を提示し、その手順に従って、頭髪処理を行ってもらった。即ち、図3(a)に示すように頭髪に処理剤2を塗布し、図3(b)に示すように頭髪を束ね、次いで、図3(c)に示すように、束ねた頭髪Hに、ガスバリヤー性の袋に密封保存した頭髪加温具を開封し、該頭髪加温具1を被せ、束ねた頭髪Hを、その少なくとも毛の生え際を残すように包み、頭髪加温具1の留めしろ領域Gを、ヘアゴム10を用いて該頭髪の周囲に固定し、図3(d)に示すように、その状態で15分程度加温処理(加温温度60℃)し、加温処理後、図3(e)に示すように洗い流さずに普段通りに仕上げてもらった。
尚、10名のパネラーは、何れも問題なく一連の操作を行うことができた。また、2名のパネラーは、図4(a)に示すように、毛先を2箇所に分けて束ねて頭髪加温具1を2枚使用し、他の8名は、毛先をひとつに束ねシートを1枚使用した。図4(b)には、頭髪加温具1の他の使用態様が示されている。
【0056】
〔ぱさつきの改善度の評価〕
パネラーに、処理1を終了した時点の髪と処理1を行う前の髪の感触を比較させ、以下の基準で、ぱさつきの改善度を点数化してもらった。同様に、処理2を終了した時点の髪と処理1を行う前の髪とを比較させ、ぱさつきの改善度を点数化してもらった。パネラーによる評点の平均値を最終的な評価とした。
〔ぱさつきの評価基準〕(処理前と比べて)
5:かなり改善
4:やや改善
3:どちらとも
2:やや悪くなった
1:かなり悪くなった.
【0057】
〔まとまり易さの評価〕
処理1又は処理2を行った後の髪の感触を、以下の基準で評価してもらい、パネラーによるその評点の平均値を最終的な評価とした。
〔まとまり易さの評価基準〕
5:良い
4:やや良い
3:どちらとも
2:やや悪い
1:悪い
【0058】
〔結果〕
評価結果を以下に示す。
ぱさつき 処理1(比較例) 3.7
処理2(実施例) 4.6
まとまり易さ 処理1(比較例) 4.1
処理2(実施例) 4.7
これらの結果から、加温しない処理1の場合においても改善効果が見られるが、加温した処理2においては、毛髪処理剤の効果が一層効果的に発現したことが判る。また、これらの結果から、頭髪の全体を加温しなくても、必要な部分のみの加温により、頭髪の感触を向上させ得ることが判った。尚、処理2を行っている間に熱さを訴えたものはいなかった。
【0059】
<実施例3>
下記組成のプレシャンプー剤を調製した。
(処理剤3)
・リンゴ酸(50%水溶液) 8.0(重量%)
・2−ベンジルオキシエタノール 10.0
・95%エタノール 15.0
・ヒドロキシプロピルキサンタンガム 2.0
・水酸化ナトリウム(48%溶液) 微 量
・精製水 バランス
pH 3.0
【0060】
〔すべり・指通り及びつやの改善度の評価〕
評価用毛束(ドイツ人のブロンド毛、ブリーチ処理、ダメージ有り、長さ約30cm、重さ25g)を用意し、その毛束に乾いた状態で処理剤3を25g均一に塗布した後、その毛束をヘアゴムで束ねた。
次に、ガスバリヤー性の袋に密封保存した頭髪加温具1を開封し、束ねた毛束を包み、しっかりヘアゴムで固定して15分加温した。その後、加温具を外し、塗布された剤を温水で洗い落とし、市販のシャンプー(花王社製、商品名「ラビナス シルキーサプライシャンプー」)で洗い、次いで、市販のリンス(花王社製、商品名「ラビナス シルキーサプライコンディショナー」)で処理した後、ドライヤーで乾燥させた。
【0061】
専門パネラー10名に、処理剤3を塗布して加温した毛束と、何れの処理剤も塗布せずにシャンプー及びリンスで処理した後、乾燥させた同一由来の毛束とを比較させ、毛先のすべり・指通りの改善度及びつやの改善度を、以下の評価基準により点数化させた。10名の評点の平均値を最終的な評価とした。
【0062】
〔評価基準〕
(処理剤を塗布せずにシャンプー及びリンスをしたものと比べて)
5:かなり良い
4:やや良い
3:どちらとも
2:やや悪い
1:かなり悪い
【0063】
〔結果〕
すべり・指通りの改善度 4.5
つやの改善度 4.8
【0064】
<実施例4>
下記組成のアフターシャンプー剤を調製した。
(処理剤4)
・塩化セチルトリメチルアンモニウム(30%水溶液) 1.5(重量%)
・モノステアリン酸ソルビタン 2.0
・セタノール(油剤) 1.5
・濃グリセリン 5.0
・パルミチン酸イソプロピル(油剤) 1.0
・パラフィン(油剤) 0.5
・イソステアリン酸コレステリル(油剤) 0.5
・ジメチコーン 0.5
・2−ベンジルオキシエタノール 0.5
・グリコール酸(71%水溶液) 0.05
・リンゴ酸(50%水溶液) 0.05
・精製水 バランス
pH 3.7
【0065】
〔すべり・指通りの改善度の評価結果〕
処理剤1又は処理剤2に代えて処理剤4を用いた以外は、実施例1と同様にして、すべり・指通りの改善度を評価した。また、処理剤2に代えて処理剤4を用いた以外は、実施例2と同様にして、ぱさつきの改善度及びまとまりの良さを評価した。
すべり・指通りの改善度 4.9
ぱさつきの改善度 4.8
まとまり易さ 4.9
【0066】
本発明によれば、加温により効果が増強される各種の毛髪処理剤の該効果を、特にその効果を得たい部分について選択的に且つ確実に発現させることができる。そのため、従来のような不要な部分へのオーバーケアを避けることができる。特にダメージケアに関しては毛先部分に向かう程、ダメージが進行しているので、痛んだ部分を集中改善することにより、痛んでいない部分はオーバーケアされることなく自然な感触になる。
また、使用する頭髪処理具が、加温部が存在しない所定幅の留めしろ領域を有するため、固定手段により容易に装着でき、しかも頭皮が加温されることによる処理中の不快感や火傷等を防止できるため、手軽に且つ安全に使用できる。
【0067】
また、本発明の頭髪処理方法によれば、特に頭髪の毛の生え際を残して、加温具を包むようにしたため、加温具に包まれた部分を、特に選択的に且つ確実に処理できる。
また、特に頭髪の毛の生え際を残して、加温具を包むようにしたため、頭皮が加温されることによる処理中の不快感や火傷等を防止でき、手軽に且つ安全に上記の頭髪処理を行うことができる。
【0068】
また、本発明においては、シート状の加温具で頭髪を覆って加温するため、ドライヤーで加温する時のように乾燥し過ぎが起こらないので、長時間、例えば30分以上加温するような場合においても、毛髪の損傷、変性を防止することができる。また、頭全体覆って加温する場合には、頭皮も加温されて汗をかくため、通常、加温後に頭髪のすすぎが必要となるが、本発明の場合においては、頭皮の発汗を抑制することができるため、すすぎを省略した処理も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明で用いる頭髪処理具の一実施形態を示す一部破断平面図である。
【図2】図2は、図1のX−X線断面図である。
【図3】図3は、本発明の頭髪処理方法の一実施形態における操作手順を示す図で、図1の頭髪加温具の使用方法の一例を示す図でもある。
【図4】図4は、図1の頭髪加温具の他の使用方法を示す図である。
【符号の説明】
1 頭髪加温具
2 加温部
3 シート本体
4 発熱体固定用のシート材
5 粉状発熱体(発熱体)
10 緊締手段(固定手段)
G 留めしろ領域(加温部の存在しない所定幅の領域)
H 束ねた頭髪
Claims (3)
- 束ねた頭髪を、少なくとも毛の生え際を残して、加温部を有するシート状の頭髪加温具で包み、加温する頭髪処理方法であって、
前記頭髪加温具は、シートの中央部に加温部を有しており、束ねた頭髪を該加温部で覆うように包み、その状態を維持するように、該加温部の周囲に存する留めしろ領域を、ヘアゴム、紐、テープ、針金等の緊締手段により締め付け前記束ねた頭髪に対して固定するようになしてあり、
前記留めしろ領域の幅は、前記加温部の全周に亘って3〜15cmの範囲内であり、
前記頭髪加温具で包む前の前記頭髪に、炭素数14〜22の直鎖アルキル基を有する高級アルコール、エステル油、炭化水素油、ワックス類、トリグリセリドを主体とする天然油脂からなる群から選択される少なくとも一種類の油剤及び有機酸を含有する毛髪処理剤を塗布し、
団子状に束ねた頭髪を、前記加温部を有するシートの中央部で包み、該中央部で包むことによって形成される密閉空間内に該頭髪の毛先部分も収めた状態で加温してダメージケアトリートメント処理する頭髪処理方法。 - 前記毛髪処理剤は、pHが2〜4.5である請求項1記載の頭髪処理方法。
- 前記毛髪処理剤は、乳化状態とされており、その乳化状態は55〜60℃で破壊される請求項1記載の頭髪処理方法。
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