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JP4063605B2 - 塗布処理装置 - Google Patents

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JP4063605B2
JP4063605B2 JP2002208663A JP2002208663A JP4063605B2 JP 4063605 B2 JP4063605 B2 JP 4063605B2 JP 2002208663 A JP2002208663 A JP 2002208663A JP 2002208663 A JP2002208663 A JP 2002208663A JP 4063605 B2 JP4063605 B2 JP 4063605B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,基板の塗布処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体デバイスの製造工程において,例えばSOD(Spin on Dielectric)膜形成システムにより層間絶縁膜を形成している。このSOD膜形成システムでは,半導体ウェハ(以下,ウェハ)上に塗布液をスピンコートし,当該ウェハに加熱処理等の物理的処理や化学的処理を施して層間絶縁膜を形成している。
【0003】
上述のスピンコートは,SOD膜形成システムに搭載された塗布処理装置において行われ,塗布処理装置は,例えばウェハを保持し回転させるスピンチャックや,ウェハの中心部の上方まで移動しウェハに塗布液を吐出するノズル等を備えている。塗布液には,例えば有機溶媒にて稀釈された絶縁膜材料が用いられる。そして,スピンコートでは,例えばノズルからウェハの中心部に所定量の塗布液が吐出される。その後ウェハが回転され,その遠心力によってウェハ中心部の塗布液が外周部側に広げられ,塗布液がウェハ全面に塗布される。この塗布液の広がりによって,ウェハ上に後に層間絶縁膜となる塗布膜が形成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで,近年,生産効率の向上等を図るため,ウェハの大口径化が図られている。このような大口径のウェハの場合に,従来と同じようなスピンコートを行うと,ウェハの中心部に塗布された塗布液がより広範囲に渡って広げられることになる。この結果,ウェハ上の塗布膜に,ウェハ中心部から外周部に向かう放射状の模様が現れて,ウェハ上に塗布斑が形成される。また,ウェハが大口径の場合,ウェハ中心部と外周部との周速度の差が大きくなるので,例えばウェハW中心部と外周部での溶剤の揮発量が相違し,ウェハの中心部側と外周部側とで形成される塗布膜の膜厚が大きく異なってくる。また,外周部の周速度が高速になり,風きりによる膜斑が生じる。このような塗布斑や膜厚の不均一性は,製品不良を招くものであり,好ましくない。
【0005】
一方,塗布斑ができないように,多量の塗布液をウェハの中心部に吐出すると,ウェハから飛散される塗布液の量も多くなり,高価な塗布液の消費量が増大し,コストが増大する。
【0006】
本発明は,かかる点に鑑みてなされたものであり,口径の大きなウェハ等の基板に対しても,斑なく,均一に塗布液を塗布できる塗布処理装置を提供することその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば,基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,基板を保持する基板保持部材と,前記基板保持部材を回転させる回転駆動部と,前記基板保持部材に保持された基板に対し,往復揺動しながら塗布液を吐出するノズルと,を備え,前記基板保持部材に保持された基板を,前記回転駆動部により相対的に低速度で回転させた状態で,前記ノズルを往復揺動させながら前記基板に対して塗布液を吐出して,基板の中心部を中心とする円形領域に塗布液を供給し,当該塗布液の供給された基板を前記回転駆動部により相対的に高速度で回転させて,前記円形領域の塗布液を基板全面に広げ,前記ノズルの材質には,磁性を有するものが用いられ,前記ノズルは,ノズル保持部に保持されており,前記ノズル保持部には,前記ノズルの側方に位置する側部が形成され,当該側部は,ソレノイドになっており,前記ノズルは,前記ノズル保持部のソレノイドの電磁力によって揺動できることを特徴とする塗布処理装置が提供される。
【0008】
この塗布処理装置によれば,基板を回転させた状態で,往復揺動しているノズルから基板に対し塗布液を吐出することができる。こうすることにより,例えば基板の中心部周辺の円形領域に塗布液を供給できる。そして塗布液が円形状に塗布された基板を高速回転させて,当該塗布液を基板全面に広げることができる。かかる場合,基板上の幅のある円形領域に塗布液が供給されるので,その後の回転で塗布液が広げられる面積が少なくて済む。それ故塗布液を回転させて広げても,放射状の模様が現れることがなく,塗布斑を抑制できる。また,塗布液の広がる面積が小さく,塗布液が基板全面に広がりやすくなるので,その分,この塗布液を低速回転で広げることができる。この結果,速度差に起因する基板の中心部と外周部との溶剤の揮発量の差が減少し,基板上に均一な膜厚の塗布膜が形成できる。さらに,塗布液が基板中心部を中心とする円形状に吐出されるので,その後の回転により塗布液が基板面内に均一に広げられる。したがって,この発明によれば,基板が大口径であっても,基板上に塗布液が斑なく,均一に塗布できる。
【0009】
本発明によれば,基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,基板を保持する基板保持部材と,前記基板保持部材を回転させる回転駆動部と,前記基板保持部材に保持された基板に対し,往復揺動しながら塗布液を吐出するノズルと,前記基板保持部材と前記ノズルとを水平方向に相対的に移動させる駆動部と,を備え,前記ノズルを往復揺動させ,前記基板保持部材に保持された基板に対して塗布液を吐出しながら,前記駆動部により前記ノズルと基板とを相対的に移動させて,基板の中心部付近の領域に塗布液を供給し,当該塗布液の供給された基板を前記回転駆動部により回転させて,前記中心部付近の領域の塗布液を基板全面に広げ,前記ノズルの材質には,磁性を有するものが用いられ,前記ノズルは,ノズル保持部に保持されており,前記ノズル保持部には,前記ノズルの側方に位置する側部が形成され,当該側部は,ソレノイドになっており,前記ノズルは,前記ノズル保持部のソレノイドの電磁力によって揺動できることを特徴とする塗布処理装置が提供される。
【0010】
この塗布処理装置によれば,ノズルを往復揺動させ,さらにノズルから塗布液を吐出しながら,当該ノズルと基板とを相対的に移動させて,基板上の所定領域に塗布液を塗布できる。また,回転駆動部によって,基板の中心付近の領域に塗布液の供給された基板を回転させて,当該塗布液を基板全面に広げることができる。かかる場合も,上述したように塗布液が広げられる範囲が狭くなるので,基板上に塗布斑ができるのを抑制できる。
【0011】
本発明によれば,基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,基板を保持する基板保持部材と,前記基板保持部材を回転させる回転駆動部と,前記基板保持部材に保持された基板に対し,往復揺動しながら塗布液を吐出するノズルと,を備え,前記基板保持部材に保持された基板を,前記回転駆動部により相対的に低速度で回転させた状態で,前記ノズルを往復揺動させながら前記基板に対して塗布液を吐出して,基板の中心部を中心とする円形領域に塗布液を供給し,当該塗布液の供給された基板を前記回転駆動部により相対的に高速度で回転させて,前記円形領域の塗布液を基板全面に広げ,前記ノズルは,ノズル保持部に保持されており,前記ノズル保持部は,前記ノズルの側方に位置する側部と,当該側部と前記ノズルとを連結する弾性体とを備え,前記ノズルは,前記ノズル保持部の弾性体の弾性力によって揺動できることを特徴とする,塗布処理装置が提供される。
【0012】
本発明によれば,基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,基板を保持する基板保持部材と,前記基板保持部材を回転させる回転駆動部と,前記基板保持部材に保持された基板に対し,往復揺動しながら塗布液を吐出するノズルと,前記基板保持部材と前記ノズルとを水平方向に相対的に移動させる駆動部と,を備え,前記ノズルを往復揺動させ,前記基板保持部材に保持された基板に対して塗布液を吐出しながら,前記駆動部により前記ノズルと基板とを相対的に移動させて,基板の中心部付近の領域に塗布液を供給し,当該塗布液の供給された基板を前記回転駆動部により回転させて,前記中心部付近の領域の塗布液を基板全面に広げ,前記ノズルは,ノズル保持部に保持されており,前記ノズル保持部は,前記ノズルの側方に位置する側部と,当該側部と前記ノズルとを連結する弾性体とを備え,前記ノズルは,前記ノズル保持部の弾性体の弾性力によって揺動できることを特徴とする,塗布処理装置が提供される。
【0013】
本発明によれば,基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,基板を保持する基板保持部材と,前記基板保持部材を回転させる回転駆動部と,前記基板保持部材に保持された基板に対し,往復揺動しながら塗布液を吐出するノズルと,を備え,前記基板保持部材に保持された基板を,前記回転駆動部により相対的に低速度で回転させた状態で,前記ノズルを往復揺動させながら前記基板に対して塗布液を吐出して,基板の中心部を中心とする円形領域に塗布液を供給し,当該塗布液の供給された基板を前記回転駆動部により相対的に高速度で回転させて,前記円形領域の塗布液を基板全面に広げ,前記ノズルを揺動させるための揺動駆動部を備え,前記揺動駆動部は,カバーに覆われて,かつノズルを保持するノズル保持部に取り付けられていることを特徴とする,塗布処理装置が提供される。この塗布処理装置によれば,揺動駆動部がノズル保持部に取り付けられるので,ノズルと揺動駆動部が近くなり,ノズルと揺動駆動部とを連動させる機構が簡略化できる。さらに,揺動駆動部がカバーで覆われているので,揺動駆動部から発生したパーティクルが装置内に飛散することを防止できる。したがって,基板に不純物が付着することが防止される。
【0014】
本発明によれば,基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,基板を保持する基板保持部材と,前記基板保持部材を回転させる回転駆動部と,前記基板保持部材に保持された基板に対し,往復揺動しながら塗布液を吐出するノズルと,前記基板保持部材と前記ノズルとを水平方向に相対的に移動させる駆動部と,を備え,前記ノズルを往復揺動させ,前記基板保持部材に保持された基板に対して塗布液を吐出しながら,前記駆動部により前記ノズルと基板とを相対的に移動させて,基板の中心部付近の領域に塗布液を供給し,当該塗布液の供給された基板を前記回転駆動部により回転させて,前記中心部付近の領域の塗布液を基板全面に広げ,前記ノズルを揺動させるための揺動駆動部を備え,前記揺動駆動部は,カバーに覆われて,かつノズルを保持するノズル保持部に取り付けられていることを特徴とする,塗布処理装置が提供される。
【0015】
本発明によれば,基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,基板を保持する基板保持部材と,前記基板保持部材を回転させる回転駆動部と,前記基板保持部材に保持された基板に対し,往復揺動しながら塗布液を吐出するノズルと,を備え,前記基板保持部材に保持された基板を,前記回転駆動部により相対的に低速度で回転させた状態で,前記ノズルを往復揺動させながら前記基板に対して塗布液を吐出して,基板の中心部を中心とする円形領域に塗布液を供給し,当該塗布液の供給された基板を前記回転駆動部により相対的に高速度で回転させて,前記円形領域の塗布液を基板全面に広げ,前記ノズルの揺動角度を変更可能な制御部を備えたことを特徴とする,塗布処理装置が提供される。この制御部により,例えば塗布液を吐出しながら揺動しているノズルが基板上を相対的に移動しているときに,適宜ノズルの揺動角度を変えていくことにより,基板上の所定形状の領域に塗布液を供給できる。したがって,基板を回転させなくても,基板上の円形領域に塗布液を塗布することもできる。
【0016】
本発明によれば,基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,基板を保持する基板保持部材と,前記基板保持部材を回転させる回転駆動部と,前記基板保持部材に保持された基板に対し,往復揺動しながら塗布液を吐出するノズルと,前記基板保持部材と前記ノズルとを水平方向に相対的に移動させる駆動部と,を備え,前記ノズルを往復揺動させ,前記基板保持部材に保持された基板に対して塗布液を吐出しながら,前記駆動部により前記ノズルと基板とを相対的に移動させて,基板の中心部付近の領域に塗布液を供給し,当該塗布液の供給された基板を前記回転駆動部により回転させて,前記中心部付近の領域の塗布液を基板全面に広げ,前記ノズルの揺動角度を変更可能な制御部を備えたことを特徴とする,塗布処理装置が提供される。
【0017】
上記塗布処理装置は,前記ノズルの揺動速度を変更可能な制御部を備えていてもよい。この制御部によって,例えば往復揺動しているノズルが基板方向に対して最大角度に近づいたときに,揺動速度を下げ,そのノズルの角度が小さくなったときに,揺動速度を上げるようにする。こうすることにより,基板上に常に一定量の塗布液が滴下され,基板上に均一な塗布液が供給できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は,本実施の形態にかかる塗布処理装置が搭載されたSOD膜形成システム1の構成の概略を示す平面図であり,図2は,SOD膜形成システム1の正面図であり,図3は,SOD膜形成システム1の背面図である。このSOD膜形成システム1は,例えばウェハW上に低誘電率の層間絶縁膜(Low―K膜)を形成するための処理システムである。
【0020】
SOD膜形成システム1は,図1に示すように,例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部からSOD膜形成システム1に対して搬入出したり,カセットCに対してウェハWを搬入出したりするカセットステーション2と,SOD膜形成工程の中で枚葉式に所定の処理を施す各種処理装置を多段配置してなる処理ステーション3とを一体に接続した構成を有している。
【0021】
カセットステーション2では,載置部となるカセット載置台10上の所定の位置に,複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在となっている。そして,このカセット配列方向(X方向)とカセットCに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z方向;鉛直方向)に対して移送可能なウェハ搬送体11が搬送路12に沿って移動自在に設けられており,各カセットCに対して選択的にアクセスできるようになっている。
【0022】
ウェハ搬送体11は,ウェハWの位置合わせを行うアライメント機能を備えている。このウェハ搬送体11は,後述するように処理ステーション3側の第3の処理装置群G3に属するトランジッションステージ31に対してもアクセスできるように構成されている。
【0023】
処理ステーション3では,その中心部に主搬送装置13が設けられており,この主搬送装置13の周辺には各種処理装置が多段に配置されて処理装置群を構成している。このSOD膜形成システム1においては,4つの処理装置群G1,G2,G3,G4が配置されており,第1及び第2の処理装置群G1,G2は,SOD膜形成システム1の正面側に配置され,第3の処理装置群G3は,カセットステーション2に隣接して配置され,第4の処理装置群G4は,主搬送装置13は挟んで,第3の処理装置群G3の反対側に配置されている。主搬送装置13は,これらの処理装置群G1,G2,G3及びG4内に配置されている後述する各種処理装置に対して,ウェハWを搬入出可能である。なお,処理装置群の数や配置は,ウェハWに施される処理の種類によって異なり,任意に選択可能である。
【0024】
第1の処理装置群G1では,例えば図2に示すように本実施の形態にかかる塗布処理装置17,18が下から順に2段に配置されている。第2の処理装置群G2には,例えば塗布処理装置17等で用いられる塗布液等が貯蔵され,当該塗布液等の供給源となる処理液キャビネット19と,塗布処理装置20とが下から順に2段に配置されている。
【0025】
第3の処理装置群G3では,例えば図3に示すように,ウェハWを冷却処理するクーリング装置30,ウェハWの受け渡しを行うためのトランジッションステージ31,ウェハWを低温で加熱処理する低温加熱処理装置32,ウェハWを硬化処理するDLC(Dielectric Low Oxygen Concentration Hotplate Cure)装置33,34が下から順に例えば5段に積み重ねられている。
【0026】
第4の処理装置群G4では,例えばクーリング装置40,41,低温加熱処理装置42,ウェハWを低酸素雰囲気に維持して加熱処理する低酸素加熱処理装置43,44が下から順に例えば5段に積み重ねられている。
【0027】
次に,上述した塗布処理装置17の構成について詳しく説明する。図4は,塗布処理装置17の構成の概略を示す縦断面の説明図であり,図5は,塗布処理装置17の横断面の説明図である。
【0028】
塗布処理装置17は,例えば図4に示すようにケーシング17aを有し,このケーシング17a内には,ウェハWを保持し,回転させるための基板保持部材としてのスピンチャック50が設けられている。スピンチャック50は,例えばウェハWが保持される保持部50aと,この保持部50aを下方から支持する垂直シャフト50bによって主に構成されている。
【0029】
保持部50aの上面は,水平に形成されており,当該上面には,例えばウェハWを吸着するための図示しない吸引口が設けられている。これにより,スピンチャック50は,ウェハWを水平に吸着保持することができる。垂直シャフト50bは,例えばスピンチャック50の下方に設けられたモータ等を備えた回転駆動部51に連動しており,この回転駆動部51によって所定の回転速度で回転できる。したがって,スピンチャック50に保持されたウェハWは,回転駆動部51によって所定の速度で回転できる。また,回転駆動部51は,例えば垂直シャフト50bを上下動させるシリンダを備えており,スピンチャック50全体を上下動させることができる。なお,回転駆動部51の動作は,制御部Kにより制御されている。
【0030】
スピンチャック50の外方には,ウェハWから飛散した塗布液等を受け止め,回収するためのカップ52が設けられている。カップ52は,上面が開口した略円筒形状を有し,スピンチャック50上のウェハWの外方と下方とを囲むように形成されている。カップ52の下面52aには,回収した塗布液等を排液する排液管53とカップ52内の雰囲気を排気する排気管54とが接続されている。
【0031】
図5に示すようにカップ52の外方,例えばY方向負方向側(図5の下方向側)の外方には,ノズル待機部T1が設置されている。ノズル待機部T1には,例えば第1のノズルバス55が設置されている。この第1のノズルバス55には,例えば図示しない溶剤蒸気噴出口が設けられており,第1のノズルバス55内を溶剤雰囲気にできる。したがって,待機中の後述する塗布液吐出ノズル60や溶剤吐出ノズル66を溶剤雰囲気に維持することができる。また,ノズル待機部T1には,溶剤により塗布液吐出ノズル60の先端を洗浄する機構や,塗布液吐出ノズル60から少量の液体を定期的に吐出し,塗布液吐出ノズル60の先端の付着物を洗い落とす機構を設けてもよい。
【0032】
塗布液を吐出するノズルとしての塗布液吐出ノズル60は,例えば図4,5に示すようにノズル保持部としてのノズルホルダ61に保持されている。塗布液吐出ノズル60は,ノズルホルダ61のY方向負方向側に,吐出口60aが下方向に向くように保持されている。この吐出口60aは,例えば直径50μm〜2000μmの口径を有し,吐出口60aからの吐出量は,吐出流量を変えることによって制御されている。例えば図6に示すように塗布液吐出ノズル60は,揺動軸である水平シャフト62に支持されている。水平シャフト62は,Y方向に沿って水平に設けられており,ノズルホルダ61を貫通して,ノズルホルダ61のY方向正方向側にある揺動駆動部63に接続されている。水平シャフト62は,ノズルホルダ61に対して回転自在に貫通している。つまり,水平シャフト62に支持された塗布液吐出ノズル60は,ノズルホルダ61に対して揺動自在に取り付けられている。そして,塗布液吐出ノズル60の揺動は,X−Z面内で行われる。
【0033】
揺動駆動部63は,カバー64で覆われており,例えばこのカバー64はノズルホルダ61のY方向正方向側の側面に固着されている。揺動駆動部63は,例えば油圧式揺動モータを備えている。この油圧式揺動モータは,油圧によって従動節を所定の揺動速度,揺動角度で往復揺動できるものである。すなわち,揺動駆動部63は,水平シャフト62を介して塗布液吐出ノズル60を所定の角度,所定の速度で往復揺動させることができる。揺動駆動部63の動作は,例えば図4,5に示すように制御部Kに制御されている。したがって,制御部Kの設定に従って,塗布液吐出ノズル60は揺動できる。
【0034】
塗布液吐出ノズル60は,塗布液供給管65によって図示しない塗布液供給装置に連通しており,塗布液吐出ノズル60からは,所定のタイミングで所定の流量の塗布液を吐出させることができる。この塗布液吐出ノズル60から吐出される塗布液は,例えば絶縁膜材料であるシロキサン系ポリマーとその溶剤とが混合されたものである。
【0035】
ノズルホルダ61には,図4に示すように塗布液の溶剤を吐出する溶剤吐出ノズル66が取り付けられている。溶剤吐出ノズル66は,例えば溶剤供給管67によって図示しない溶剤供給装置に接続されている。
【0036】
ノズルホルダ61は,搬送手段であるノズルアーム70に支持されている。図5に示すようにケーシング17a内には,Y方向に沿ってノズル待機部T1からカップ52付近まで延びるレール71が敷設されている。ノズルアーム70は,駆動部としてのアーム駆動部72によりレール71上をY方向に移動できる。したがって,ノズルアーム70は,ノズルホルダ61に保持された塗布液吐出ノズル60や溶剤吐出ノズル66をノズル待機部T1からウェハWの中心部上方まで搬送できる。アーム駆動部72の動作は,例えば制御部Kにより制御されている。したがって,ノズルアーム70は,制御部Kの設定に従って所定のタイミングで所定位置まで塗布液吐出ノズル60や溶剤吐出ノズル66を搬送する。
【0037】
ノズルアーム70は,図示しないシリンダ等によりX方向に伸縮自在である。これにより,溶剤吐出ノズル66や塗布液吐出ノズル60の位置をウェハWの中心部上方に合わせることができる。また,ノズルアーム70は,Z方向にも上下動できる。これにより,塗布液吐出ノズル60や溶剤吐出ノズル66と,スピンチャック50上のウェハWとの距離を調整できる。このようにノズルアーム70は,X,Y,Z方向に三次元に移動できる。なお,ノズルアーム70のY方向,Z方向の移動も制御部Kで制御している。
【0038】
図5に示すように例えばケーシング17a内のカップ52のY方向正方向側には,サブノズル80の待機部T2が設置されている。サブノズル80は,ウェハWの外縁部に塗布液の溶剤を吐出するものである。待機部T2には,例えば溶剤雰囲気に維持できる第2のノズルバス81が設けられている。サブノズル80は,例えば回動アーム82に保持されている。回動アーム82は,例えば回転軸である支柱83に取り付けられており,支柱83は,図示しないモータにより回転できる。そして,支柱83を回転させることによって回動アーム81を回動させて,サブノズル80を,待機部T2とカップ52内のウェハ外縁部との間で往復させることができる。
【0039】
また,ケーシング17aの上部には,温度及び湿度が調節され,清浄化された窒素ガス,不活性気体,エア等の気体をカップ52内に供給するダクト90が接続されており,ウェハWの塗布処理時に当該気体を供給し,カップ52内を所定の雰囲気に維持することができる。
【0040】
次に,以上のように構成されている塗布処理装置17の作用について,SOD膜形成システム1で行われるSOD膜形成工程のプロセスと共に説明する。
【0041】
先ず,ウェハ搬送体11によりカセットCから未処理のウェハWが1枚取り出され,第3の処理装置群G3に属するトランジッションステージ31に搬送される。次いで,ウェハWは主搬送装置13によってクーリング装置30に搬送され,所定の温度に冷却される。所定温度に冷却されたウェハWは,主搬送装置13によって,塗布処理装置17に搬送される。
【0042】
この塗布処理装置17において塗布膜が形成されたウェハWは,主搬送装置13によって低温加熱処理装置32又は42,低酸素加熱処理装置43又は44に順次搬送され,塗布膜内の溶剤を揮発した後に,DLC装置33に搬送される。
【0043】
DLC装置33でキュア処理が施されたウェハWは,トランジッションステージ31に戻され,その後ウェハWは,ウェハ搬送体11によってカセットCに搬送されて,一連のSOD膜形成工程が終了する。
【0044】
次に,上述の塗布処理装置17で行われる塗布処理プロセスについて説明する。先ず,ウェハWが塗布処理装置17に搬入される前に,ダクト90から例えば温度23℃,湿度45%に調節された清浄なエアが供給され始め,その一方でカップ52の排気管54から排気が開始される。これによって,カップ52内が所定の雰囲気に維持されると共に,塗布処理中に発生するパーティクルを除去できる。
【0045】
そして,前処理であるクーリング装置30における冷却処理が終了すると,ウェハWは,主搬送装置13によってケーシング17a内に搬送され,予めカップ52の上方で待機していたスピンチャック50に受け渡される。続いてスピンチャック50が下降し,ウェハWがカップ52内に収容される。ウェハWがカップ52内に収容されると,ノズル待機部T1で待機していた溶剤吐出ノズル66が,ノズルアーム70によってウェハWの中心部の上方まで移動する。そして,溶剤吐出ノズル66からウェハWの中心部に所定量の溶剤が吐出される。
【0046】
ウェハW上に所定量の溶剤が吐出されると,回転駆動部51によってウェハWが回転され,ウェハW上の溶剤がウェハ全面に広げられる。その後,さらにウェハWを回転し続けることにより,ウェハW上の溶剤が乾燥又は振り切られる。この溶剤の供給,乾燥により,ウェハW上に付着していた塵埃等の不純物が除去され,ウェハWの塗布液に対する濡れ性が向上する。
【0047】
次に,ノズルアーム70によりノズルホルダ61がX方向に移動され,図4,5に示すように塗布液吐出ノズル60がウェハWの中心部の上方に移動する。塗布液吐出ノズル60がウェハWの中心部上方に位置すると,塗布液吐出ノズル60が,図7に示すように揺動駆動部63によりX方向に往復揺動する。この時の揺動角度は,例えば塗布液吐出ノズル60から吐出される塗布液がウェハWの直径の半分程度の領域に滴下されるように設定する。例えばウェハWの直径が30cmの場合,15cmの直径上に塗布液が滴下される。また,塗布液吐出ノズル60の揺動周波数は,例えば3〜30Hz程度に設定する。
【0048】
塗布液吐出ノズル60の揺動が開始されると,例えばウェハWが低速度,例えば5〜50rpm程度で回転され始める。そして,回転されたウェハW上に,揺動している塗布液吐出ノズル60から線状の塗布液が吐出される。所定時間塗布液を吐出し続けると,図8に示すようにウェハWの中心部を中心とする円形領域Rに塗布液が塗布される。なお,例えばウェハWの直径が30cmの場合,円形領域Rの直径は15cm程度になる。
【0049】
所定時間塗布液が吐出され,ウェハWの円形領域Rに塗布液が供給されると,塗布液の吐出が停止され,塗布液吐出ノズル60の揺動が停止される。その後塗布液吐出ノズル60はノズル待機部T1に戻される。一方,ウェハWは,高速度,例えば500〜2000rpm程度で回転され,ウェハW上の塗布液がウェハW全面に広げられる。その後,所定時間ウェハWを回転し続けることにより,ウェハW上に所定膜厚の塗布膜が形成される。
【0050】
ウェハW上に所定膜厚の塗布膜が形成されると,ウェハWが再び低速度で回転され,待機部T2で待機していたサブノズル80がウェハWの外縁部上に移動する。そして,ウェハWの外縁部に対して溶剤を吐出し,ウェハWの外縁部の塗布膜が除去される。このウェハW外縁部の塗布膜の除去が終了すると,サブノズル80が待機部T2に退避し,ウェハWの回転が停止される。その後,スピンチャック50上のウェハWが主搬送装置13に受け渡され,主搬送装置13によって次工程の行われる低温加熱処理装置32に搬送される。
【0051】
以上の実施の形態によれば,ウェハWを回転させた状態で,塗布液吐出ノズル60を往復揺動させ,塗布液を吐出できるので,ウェハWの中心部を中心とする円形領域Rに塗布液を供給できる。こうすることによって,その後に塗布液を広げる面積が減少し,ウェハW上に塗布液の斑ができるのを抑制できる。また,予め円形領域Rに塗布液が供給されるので,ウェハWの回転によって塗布液をウェハ全面に広げやすくなるので,低回転の塗布が実現できる。この結果,速度の差に起因するウェハWの中心部と外周部との溶剤の揮発量の差を抑えることができ,ウェハWの中心部と外周部に斑のない同じ膜厚の塗布膜が形成できる。さらに,塗布斑を防止するために多量の塗布液をウェハW中心部に吐出する必要がなく,その分塗布液の消費量を低減することができる。
【0052】
また,ノズルホルダ61に取り付けられた揺動駆動部63がカバー64で覆われているので,ウェハW上の揺動駆動部63から発生した塵埃等の不純物が処理中のウェハWに付着することがなく,ウェハWの汚染を防止できる。
【0053】
前記実施の形態では,塗布液吐出ノズル60の揺動は,揺動モータを備えた揺動駆動部63を用いて行っていたが,他の機構を用いて行ってもよい。図9は,かかる一例を示すものであり,ノズルアーム70に保持されるノズルホルダ100は,例えば側方から見て開口部が下方に位置する略コ字形状に形成されており,水平の上部100aと,当該上部100aの両端からそれぞれ下方に向かって形成された側部100b,100cとで主に構成されている。ノズルホルダ100は,磁性のある材質,例えばステンレス鋼で形成されている。塗布液吐出ノズル101は,吐出口101aを下方に向けた状態で,水平軸102を介して上部100aに回動自在に取り付けられている。また,塗布液吐出ノズル101は,側部100b,100cに挟まれている。塗布液吐出ノズル101は,細長形状を有し,磁性のある材質,例えば鉄で形成されている。また,塗布液吐出ノズル101内には,吐出口101aから図示しない塗布液供給装置に連通する塗布液供給管103が貫通している。
【0054】
ノズルホルダ100の一の側部100bには,弾性体であるバネ104の一端が接続されており,このバネ104の他の一端は,塗布液吐出ノズル101の側面に接続されている。したがって,塗布液吐出ノズル101が一方向に揺動すると,バネ104の復元力により塗布液吐出ノズル101が逆方向に付勢されるようになっている。ノズルホルダ100の他の側部100cには,電源105に接続されたコイル106が巻かれている。つまり,塗布液吐出ノズル101の側方に位置する側部100cは,ソレノイドになっている。側部100cの下端部には,塗布液吐出ノズル101側である内側に突出した凸部100dが形成されている。したがって,凸部100dと塗布液吐出ノズル101とは近接している。
【0055】
そして,電源105によってコイル106に,例えばON・OFFを繰り返す矩形波状の電流を流すと,先ずコイル106に電流が流れ,側部100cに電磁力が生じ,塗布液吐出ノズル101が凸部100dに引きつけられる。コイル106に電流が流れなくなると,凸部100dの引力がなくなり,バネ104の弾性力と慣性力により塗布液吐出ノズル101が側部100b側に移動する。そして,再びコイル106に電流が流れると,塗布液吐出ノズル101が再び側部100c側に移動する。かかる動作を繰り返すことにより,塗布液吐出ノズル101は往復揺動する。そして,上述した実施の形態と同様に塗布液と吐出しながら,塗布液吐出ノズル101が揺動し,ウェハWが回転することにより,ウェハW上の中心付近の円形領域に塗布液を供給できる。なお,塗布液吐出ノズル101の揺動角度や揺動角速度は,例えばコイル106に流れる電流の大きさを変えることにより制御できる。なお,塗布液吐出ノズル101に一定の極の磁性を持たせ,ソレノイドである側部100bに異なる極の磁性を交互に生じさせて,その反引力によって塗布液吐出ノズル101を揺動させてもよい。この場合,バネ104がなくてもよい。また,揺動方法として,パルスモータ(ステップ回転式)を用いてもよい。
【0056】
上述の実施の形態では,塗布液吐出ノズル60をウェハWの中心部上方で揺動させ,ウェハWを回転させることにより,ウェハW上の円形領域Rに塗布液を供給していたが,ウェハWの回転を停止した状態で,塗布液を吐出した塗布液吐出ノズル60を揺動させ,当該塗布液吐出ノズル60の位置を一定の水平方向にずらしていくことにより,ウェハW上の所定領域に塗布液を供給するようにしてもよい。かかる場合,例えば塗布液吐出ノズル60の揺動に合わせて,塗布液吐出ノズル60をY方向に移動させる。例えば塗布液吐出ノズル60が最大角度になる度に,ノズルアーム70がY方向正方向に所定距離ずつ移動する。こうすることにより,塗布液の軌跡が略矩形波形状になり,図10に示すようにウェハW上の中心部付近に長方形状の塗布領域R1が形成される。この場合においても,その後塗布液を広げる範囲が狭くなるので,塗布斑の発生を抑制できる。
【0057】
なお,前記例において,塗布液吐出ノズル60の位置がY方向にずらされる度に,逐次塗布液吐出ノズル60の揺動角度を変えていき,図11に示すように最終的に塗布液がウェハWの中心部を中心とする円形領域R2に供給されるようにしてもよい。例えば塗布液吐出ノズル60の揺動角度の変更は,制御部Kによって行われる。塗布液吐出ノズル60がウェハW上をY方向に移動していく間に,初め塗布液吐出ノズル60の揺動角度を徐々に増大させ,その後減少させる。こうすることにより,ウェハW上の円形領域R2に塗布液を供給できる。
【0058】
また,上記例では,塗布液吐出ノズル60側をY方向に徐々に移動させていたが,ウェハW側を移動させてもよい。図12,13は,かかる一例を示すものであり,スピンチャック50は,Y方向に向けて敷設されたレール110上に移動自在に置かれている。スピンチャック50には,レール110上を移動するためのモータ等を備えた水平駆動部111が設けられている。そして,ウェハW上に塗布液を塗布する際には,塗布液吐出ノズル60が同じ位置で往復揺動しながら,塗布液を吐出し,その揺動に合わせてスピンチャック50をY方向に所定距離ずつずらしていく。こうすることにより,前記実施の形態と同様にウェハW上の所定領域に塗布液を供給できる。その後,ウェハWが高速度で回転され,ウェハW上の塗布液が拡散されて,ウェハW上に斑のない塗布膜が形成される。かかる例では,塗布液吐出ノズル60が移動しないので,塗布液吐出ノズル60に接続された塗布液供給管66が塗布時に動かされず,塗布液吐出ノズル60から安定した塗布液が吐出できる。
【0059】
なお,以上の実施の形態では,揺動する塗布液吐出ノズル60によってウェハ上の一部の領域に塗布液を吐出していたが,ウェハWの全面に吐出するようにしてもよい。かかる場合,ウェハWを回転させて塗布液を広げる工程が必要ないので,回転塗布によって生じる塗布斑が完全に防止できる。また,この際,塗布液吐出ノズル60の一往復中に,制御部Kによって塗布液吐出ノズル60の揺動速度を変動させてもよい。例えば塗布液吐出ノズル60の下方向となす角度が大きくなるにつれて,揺動速度を遅くする。逆に,塗布液吐出ノズル60の下方向となす角度が小さくなるにつれ,揺動速度を速くする。こうすることにより,ウェハW表面上には,常に同じ量の塗布液が滴下されるので,ウェハW面内に均一な膜厚の塗布膜を形成できる。
【0060】
また,塗布液吐出ノズル60を用いて,ウェハW上の所定箇所に部分的に塗布液を吐出するようにしてもよい。例えばウェハW上に塗布液が供給された後に,塗布液吐出ノズル60が下地パターンの低い部分に移動し,当該下地パターンの低い部分に塗布液を供給する。こうすることによって,下地パターンの低い部分に塗布液が追加され,最終的にウェハW上に平坦な塗布膜が形成される。この結果,例えばウェハW全面に対して施される処理がウェハW面内において均等に行われ,ウェハW面内に均質なデバイスを形成できる。なお,SOD膜形成システム1内に,膜厚測定器を設け,その膜厚の測定結果をフィードバックし,ウェハW上の所定箇所に部分的に塗布液を吐出するようにしてもよい。また,本実施の形態では,中心に円形の吐出口がある一般的なノズルを用いたが,例えば長方形の吐出口や複数の吐出口のあるノズルであってもよい。
【0061】
以上の実施の形態は,本発明を層間絶縁膜を形成するための塗布液の塗布処理装置17に適用したものであったが,本発明は,他の種の膜,例えば絶縁膜であるSOG膜,保護膜であるポリイミド膜,フォトレジスト膜等を形成するための塗布液の塗布処理装置にも適用できる。また,本発明は,ウェハW以外の基板例えばFPD(フラットパネルディスプレイ)基板,マスク基板,レクチル基板等の塗布処理装置にも適用できる。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば,塗布液を基板上に斑なく均一に塗布できるので,基板全面に所定膜厚の塗布膜が形成され,歩留まりの向上が図られる。また,少量の塗布液で基板上に塗布膜を形成できるので,コストの削減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる塗布処理装置が搭載されたSOD膜形成システムの構成の概略を示す平面図である。
【図2】図1のSOD膜形成システムの正面図である。
【図3】図1のSOD膜形成システムの背面図である。
【図4】塗布処理装置の構成の概略を示す縦断面の説明図である。
【図5】図4の塗布処理装置の横断面の説明図である。
【図6】塗布液吐出ノズルが揺動する機構を説明するための説明図である。
【図7】塗布液吐出ノズルから塗布液を吐出している様子を示す説明図である。
【図8】塗布液が円形状の領域に塗布された様子を示すウェハの平面図である。
【図9】塗布液吐出ノズルを揺動させるための機構の一例を示す説明図である。
【図10】塗布液が長方形状の領域に塗布された様子を示すウェハの平面図である。
【図11】塗布液が円形状の領域に塗布された様子を示すウェハの平面図である。
【図12】スピンチャックを移動させるレールを設けた場合の塗布処理装置の構成の概略を示す縦断面の説明図である。
【図13】図12の塗布処理装置の横断面の説明図である。
【符号の説明】
1 SOD膜形成システム
17 塗布処理装置
50 スピンチャック
60 塗布液吐出ノズル
61 ノズルホルダ
63 揺動駆動部
70 ノズルアーム
W ウェハ

Claims (9)

  1. 基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,
    基板を保持する基板保持部材と,
    前記基板保持部材を回転させる回転駆動部と,
    前記基板保持部材に保持された基板に対し,往復揺動しながら塗布液を吐出するノズルと,を備え,
    前記基板保持部材に保持された基板を,前記回転駆動部により相対的に低速度で回転させた状態で,前記ノズルを往復揺動させながら前記基板に対して塗布液を吐出して,基板の中心部を中心とする円形領域に塗布液を供給し,当該塗布液の供給された基板を前記回転駆動部により相対的に高速度で回転させて,前記円形領域の塗布液を基板全面に広げ
    前記ノズルの材質には,磁性を有するものが用いられ,
    前記ノズルは,ノズル保持部に保持されており,
    前記ノズル保持部には,前記ノズルの側方に位置する側部が形成され,当該側部は,ソレノイドになっており,
    前記ノズルは,前記ノズル保持部のソレノイドの電磁力によって揺動できることを特徴とする,塗布処理装置。
  2. 基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,
    基板を保持する基板保持部材と,
    前記基板保持部材を回転させる回転駆動部と,
    前記基板保持部材に保持された基板に対し,往復揺動しながら塗布液を吐出するノズルと,
    前記基板保持部材と前記ノズルとを水平方向に相対的に移動させる駆動部と,を備え,
    前記ノズルを往復揺動させ,前記基板保持部材に保持された基板に対して塗布液を吐出しながら,前記駆動部により前記ノズルと基板とを相対的に移動させて,基板の中心部付近の領域に塗布液を供給し,当該塗布液の供給された基板を前記回転駆動部により回転させて,前記中心部付近の領域の塗布液を基板全面に広げ
    前記ノズルの材質には,磁性を有するものが用いられ,
    前記ノズルは,ノズル保持部に保持されており,
    前記ノズル保持部には,前記ノズルの側方に位置する側部が形成され,当該側部は,ソレノイドになっており,
    前記ノズルは,前記ノズル保持部のソレノイドの電磁力によって揺動できることを特徴とする,塗布処理装置。
  3. 基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,
    基板を保持する基板保持部材と,
    前記基板保持部材を回転させる回転駆動部と,
    前記基板保持部材に保持された基板に対し,往復揺動しながら塗布液を吐出するノズルと,を備え,
    前記基板保持部材に保持された基板を,前記回転駆動部により相対的に低速度で回転させた状態で,前記ノズルを往復揺動させながら前記基板に対して塗布液を吐出して,基板の中心部を中心とする円形領域に塗布液を供給し,当該塗布液の供給された基板を前記回転駆動部により相対的に高速度で回転させて,前記円形領域の塗布液を基板全面に広げ,
    前記ノズルは,ノズル保持部に保持されており,
    前記ノズル保持部は,前記ノズルの側方に位置する側部と,当該側部と前記ノズルとを連結する弾性体とを備え,
    前記ノズルは,前記ノズル保持部の弾性体の弾性力によって揺動できることを特徴とする,塗布処理装置。
  4. 基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,
    基板を保持する基板保持部材と,
    前記基板保持部材を回転させる回転駆動部と,
    前記基板保持部材に保持された基板に対し,往復揺動しながら塗布液を吐出するノズル と,
    前記基板保持部材と前記ノズルとを水平方向に相対的に移動させる駆動部と,を備え,
    前記ノズルを往復揺動させ,前記基板保持部材に保持された基板に対して塗布液を吐出しながら,前記駆動部により前記ノズルと基板とを相対的に移動させて,基板の中心部付近の領域に塗布液を供給し,当該塗布液の供給された基板を前記回転駆動部により回転させて,前記中心部付近の領域の塗布液を基板全面に広げ,
    前記ノズルは,ノズル保持部に保持されており,
    前記ノズル保持部は,前記ノズルの側方に位置する側部と,当該側部と前記ノズルとを連結する弾性体とを備え,
    前記ノズルは,前記ノズル保持部の弾性体の弾性力によって揺動できることを特徴とする,塗布処理装置。
  5. 基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,
    基板を保持する基板保持部材と,
    前記基板保持部材を回転させる回転駆動部と,
    前記基板保持部材に保持された基板に対し,往復揺動しながら塗布液を吐出するノズルと,を備え,
    前記基板保持部材に保持された基板を,前記回転駆動部により相対的に低速度で回転させた状態で,前記ノズルを往復揺動させながら前記基板に対して塗布液を吐出して,基板の中心部を中心とする円形領域に塗布液を供給し,当該塗布液の供給された基板を前記回転駆動部により相対的に高速度で回転させて,前記円形領域の塗布液を基板全面に広げ,
    前記ノズルを揺動させるための揺動駆動部を備え,
    前記揺動駆動部は,カバーに覆われて,かつノズルを保持するノズル保持部に取り付けられていることを特徴とする,塗布処理装置。
  6. 基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,
    基板を保持する基板保持部材と,
    前記基板保持部材を回転させる回転駆動部と,
    前記基板保持部材に保持された基板に対し,往復揺動しながら塗布液を吐出するノズルと,
    前記基板保持部材と前記ノズルとを水平方向に相対的に移動させる駆動部と,を備え,
    前記ノズルを往復揺動させ,前記基板保持部材に保持された基板に対して塗布液を吐出しながら,前記駆動部により前記ノズルと基板とを相対的に移動させて,基板の中心部付近の領域に塗布液を供給し,当該塗布液の供給された基板を前記回転駆動部により回転させて,前記中心部付近の領域の塗布液を基板全面に広げ,
    前記ノズルを揺動させるための揺動駆動部を備え,
    前記揺動駆動部は,カバーに覆われて,かつノズルを保持するノズル保持部に取り付けられていることを特徴とする,塗布処理装置。
  7. 基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,
    基板を保持する基板保持部材と,
    前記基板保持部材を回転させる回転駆動部と,
    前記基板保持部材に保持された基板に対し,往復揺動しながら塗布液を吐出するノズルと,を備え,
    前記基板保持部材に保持された基板を,前記回転駆動部により相対的に低速度で回転させた状態で,前記ノズルを往復揺動させながら前記基板に対して塗布液を吐出して,基板の中心部を中心とする円形領域に塗布液を供給し,当該塗布液の供給された基板を前記回転駆動部により相対的に高速度で回転させて,前記円形領域の塗布液を基板全面に広げ,
    前記ノズルの揺動角度を変更可能な制御部を備えたことを特徴とする,塗布処理装置。
  8. 基板に塗布液を塗布する塗布処理装置であって,
    基板を保持する基板保持部材と,
    前記基板保持部材を回転させる回転駆動部と,
    前記基板保持部材に保持された基板に対し,往復揺動しながら塗布液を吐出するノズル と,
    前記基板保持部材と前記ノズルとを水平方向に相対的に移動させる駆動部と,を備え,
    前記ノズルを往復揺動させ,前記基板保持部材に保持された基板に対して塗布液を吐出しながら,前記駆動部により前記ノズルと基板とを相対的に移動させて,基板の中心部付近の領域に塗布液を供給し,当該塗布液の供給された基板を前記回転駆動部により回転させて,前記中心部付近の領域の塗布液を基板全面に広げ,
    前記ノズルの揺動角度を変更可能な制御部を備えたことを特徴とする,塗布処理装置。
  9. 前記ノズルの揺動速度を変更可能な制御部を備えたことを特徴とする,請求項1〜8のいずれかに記載の塗布処理装置。
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