JP4061455B2 - オレフィン系スポンジ組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築用ガスケット、各種スポンジシート、工業用ロール、複写機等の事務機用スポンジロール、断熱シートなどに使用されるEPDMスポンジ等を与えるオレフィン系スポンジ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
EPDMなどのエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエンランダム共重合体ゴムは、一般に、耐候性、耐熱性、耐オゾン性に優れており、自動車用工業部品、工業用ゴム製品、電気絶縁材、土木建築用材、ゴム引き布などに用いられ、成形物はソリッドゴムの他にスポンジ状の成形物も多く作られている。
【0003】
スポンジゴムの加工成形方法としては、一般的に架橋剤と発泡剤の2種類を用いてスポンジを成形する。例えば架橋剤としては、硫黄や有機過酸化物、付加反応に使用されるヒドロシリル化物及び付加反応用触媒等が用いられ、発泡剤としては、重曹やアゾジカルボンアミド(ADCA)、4,4’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジッド(OBSH)等が用いられ、連続成形が可能となる常圧熱気中で硬化、発泡させることが多く行われている。このような常圧熱気中の成形で均一且つ微細なセル構造のスポンジを作るためには、発泡剤が分解するときに発生するガスをゴム内部に細かい泡の状態で押さえ込まなければならないため、通常の場合は発泡剤が分解する以前に、すでにゴム組成物が発泡圧力を押さえ込むために増粘、硬化している必要がある。
【0004】
従って、スポンジを成形させる場合にゴム内で起きる反応順序としては、以下の順序が一般的である。
1)硬化剤によるゴム成分の増粘(硬化)
2)発泡剤の分解によるガスの発生
【0005】
実際には上記の順番で反応が起こるように硫黄の量を増減したり、有機過酸化物の分解温度を発泡剤の分解温度と同じか又は低くなるように選択したり、付加架橋の触媒量を調整して反応を制御し、上記のような反応順序を設定する。
【0006】
しかし、このようなゴムの初期硬化の制御は非常に難しく、付加架橋であれば制御剤の量や触媒の強さによって毎回変化する可能性があり、有機過酸化物架橋であれば発泡剤の分解温度によって有機過酸化物を探さなければならない他、スポンジを成形する温度範囲全域において分解の挙動が発泡剤、有機過酸化物共に同じでなければならないなど、非常にデリケートな制御が必要であった。
【0007】
一方、米国特許第4,129,531号公報には、特定のアゾエステル化合物がEPDM等のポリマーの架橋剤として使用できることが記載されているが、通常のEPDMでは常圧熱気加硫はできず、発泡性にも劣り、実質的に使用できるものではなかった。
【0008】
本発明は、上記問題を克服するためになされたもので、ゴムの架橋速度の制御や発泡体と有機過酸化物のデリケートな組み合わせ等を考慮することなく容易に製造することができ、発泡性に優れ、均一で微細なセル構造を有し、スキン層の表面が平滑なスポンジゴムとなり得るオレフィン系スポンジ組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、(A)非共役ポリエンが一般式[I]又は[II]で示される少なくとも1種の末端ビニル基含有ノルボルネン化合物よりなるエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエンランダム共重合体ゴム、又は(A)成分及び(B)平均組成式[III]で示されるオルガノポリシロキサンと、(C)(A)成分と(B)成分との混合物((B)成分を含まない場合は(A)成分)からなるベースポリマーに分散させて170℃において熱分解させた場合の170℃におけるムーニー粘度ML(1+4)を、上記ベースポリマー単独の170℃におけるムーニー粘度ML(1+4)の2倍以上とすることができる有機発泡剤とを配合したオレフィン系スポンジ組成物を用いることにより、有機発泡剤の分解によって粘度上昇と共にガスが発生するためにゴムの架橋制御等をすることなしに簡単に良好なスポンジゴムを得ることができ、また幅広い温度範囲で発泡性に優れ、均一で微細なセル構造を有し、弾性に富んだスポンジゴムが得られることを見出した。
【0010】
即ち、熱分解によって発泡剤自身が架橋剤のように(A)成分又は(A)成分と(B)成分を架橋できる有機発泡剤を用いることにより、熱風加硫(架橋)、更に詳しくは、HAV(常圧熱気加硫)、UHF(極超短波電磁波)などの熱空気架橋や型発泡のような規制された空間での発泡体の成形が可能となり得、スポンジの成形が容易でかつスポンジセルが細かく弾性に富んだスポンジゴムとなり得るオレフィン系スポンジ組成物が得られることを知見し、本発明をなすに至った。
【0011】
従って、本発明は、
(A)非共役ポリエンが下記一般式[I]又は[II]
【化4】
(式中、nは0又は1〜10の整数であり、R1は水素原子又は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、R2は水素原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基である。)
【化5】
(式中、R3は水素原子又は炭素原子数1〜10のアルキル基である。)
で示される少なくとも1種の末端ビニル基含有ノルボルネン化合物よりなるエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエンランダム共重合体ゴム
100〜50重量部、
(B)下記平均組成式[III]
R4 aSiO(4-a)/2 [III]
(式中、R4は非置換又は置換1価炭化水素基を示し、aは1.95〜2.05の正数である。)
で表されるオルガノポリシロキサン 0〜50重量部、
(C)下記式[IV]〜[VI]
【化13】
で示される化合物から選ばれる有機発泡剤
(A)成分と(B)成分との合計100重量部に対して0.01〜50重量部
を含有することを特徴とするオレフィン系スポンジ組成物を提供する。
【0012】
本発明のオレフィン系スポンジ組成物は、スポンジ成形が幅広い温度範囲で可能であり、生産性に優れ、HAV(常圧熱気加硫)、UHF(極超短波電磁波)などの熱空気架橋が可能であり、しかも、耐圧縮永久歪み性、強度特性、耐熱性、耐候性及び耐摩耗性などの特性に優れる加硫ゴム成形体を調製できるものであり、この組成物からなるスポンジゴムは、自動車用ウェザーストリップ、ホース、防振ゴム、ベルト、シール材、発泡体、被覆電線、電線ジョイント、電気絶縁部品、家庭用ゴム製品等として有用なものである。
【0013】
以下、本発明につき更に詳述する。
本発明のオレフィン系スポンジ組成物の第1必須成分[(A)成分]は、非共役ポリエンが、上記一般式[I]又は[II]で示される少なくとも1種の末端ビニル基含有ノルボルネン化合物よりなるエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエンランダム共重合体ゴムである。ジエン部分は5−ビニル−2−ノルボルネン、5−メチレン−2−ノルボルネンが好ましく、例えばこの共重合体は、バナジウム系と有機アルミニウム系を主成分として含有する触媒の存在下にエチレンとプロピレンと5−ビニル−2−ノルボルネンをランダムに共重合することより得られる。触媒の具体例として、バナジウム系触媒はVOCl3,VO(OC2H5)3等が挙げられ、また有機アルミニウム系触媒としてはトリエチルアルミニウムやジエチルアルミニウムエトキシド等が挙げられる。この際の重合温度は30〜60℃、より望ましくは30〜50℃であり、重合圧力4〜12kgf/cm2、特に5〜8kgf/cm2であり、非共役ポリエンとエチレンとの供給量のモル比(非共役ポリエン/エチレン)0.01〜0.2の条件下でエチレンとプロピレンと5−ビニル−2−ノルボルネンをランダム共重合することにより得られる。なお、共重合は炭化水素媒体中で行うことが好ましい。
【0014】
また、共重合させるジエン成分は、本発明の目的を損なわない範囲で上記一般式[I]又は[II]で示される少なくとも1種の末端ビニル基含有ノルボルネン化合物よりなるエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエンランダム共重合体ゴムの他に下記に例示するようなジエンを併用することができる。
【0015】
ジエンとしては、5−メチレン−2−ノルボルネン、5−(2−プロペニル)−2−ノルボルネン、5−(3−ブテニル)−2−ノルボルネン、5−(1−メチル−2−プロペニル)−2−ノルボルネン、5−(4−ペンテニル)−2−ノルボルネン、5−(1−メチル−3−ブテニル)−2−ノルボルネン、5−(5−ヘキセニル)−2−ノルボルネン、5−(1−メチル−4−ペンテニル)−2−ノルボルネン、5−(2,3−ジメチル−3−ブテニル)−2−ノルボルネン、5−(2−エチル−3−ブテニル)−2−ノルボルネン、5−(6−ヘプテニル)−2−ノルボルネン、5−(3−メチル−5−ヘキセニル)−2−ノルボルネン、5−(3,4−ジメチル−4−ペンテニル)−2−ノルボルネン、5−(3−エチル−4−ペンテニル)−2−ノルボルネン、5−(7−オクテニル)−2−ノルボルネン、5−(2−メチル−6−ヘプテニル)−2−ノルボルネン、5−(1,2−ジメチル−5−ヘキセニル)−2−ノルボルネン、5−(5−エチル−5−ヘキセニル)−2−ノルボルネン、5−(1,2,3−トリメチル−4−ペンテニル)−2−ノルボルネン等、1,4−ヘキサジエン、3−メチル−1,4−ヘキサジエン、4−メチル−1,4−ヘキサジエン、5−メチル−1,4−ヘキサジエン、4,5−ジメチル−1,4−ヘキサジエン、7−メチル−1,6−オクタジエン等の鎖状非共役ジエン、メチルテトラヒドロインデン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−メチレン−2−ノルボルネン、5−イソプロピリデン−2−ノルボルネン、5−ビニリデン−2−ノルボルネン、6−クロロメチル−5−イソプロペニル−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジエン等の環状非共役ジエン、2,3−ジイソプロピリデン−5−ノルボルネン、2−エチリデン−3−イソプロピリデン−5−ノルボルネン、2−プロペニル−2,2−ノルボルナジエン等のトリエンなどが挙げられる。これらの中では5−メチレン−2−ノルボルネン、5−(2−プロペニル)−2−ノルボルネン、5−(3−ブテニル)−2−ノルボルネン、5−(4−ペンテニル)−2−ノルボルネン、5−(5−ヘキセニル)−2−ノルボルネン、5−(6−ヘプテニル)−2−ノルボルネン、5−(7−オクテニル)−2−ノルボルネンが好ましい。
【0016】
(A)成分は、(a)エチレン単位と(b)プロピレン単位[(a)/(b)のモル比]を40/60〜95/5、好ましくは50/50〜90/10、より好ましくは55/45〜85/15、特に好ましくは60/40〜80/20の割合で含有していることが好ましい。
【0017】
このモル比が上記範囲内にあると、特に耐熱老化性、強度特性及びゴム弾性に優れると共に、耐寒性及び加工性に優れたスポンジが得られる。
【0018】
また、(A)成分のヨウ素価は0.5〜50(g/100g)、好ましくは0.8〜40(g/100g)、更に好ましくは1〜30(g/100g)、特に好ましくは1.5〜25(g/100g)である。
【0019】
このヨウ素価が上記範囲内にあると、架橋効率の高いものとなり、耐圧縮永久歪み性に優れると共に、耐環境劣化性(=耐熱老化性)に優れたスポンジが得られる。ヨウ素価が50を超えると、コスト的に不利になる。
【0020】
次に、(B)成分のオルガノポリシロキサンは、下記平均組成式[III]で示されるものである。
R4 aSiO(4-a)/2 [III]
【0021】
上記式[III]におけるR4は非置換又は置換の一価炭化水素基を表し、通常炭素数1〜10、特に1〜8のもので、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基等のアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基等のアルケニル基、シクロアルケニル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基等のアラルキル基、或いはこれらの基の水素原子の一部又は全部が塩素原子、フッ素原子、シアノ基などの有機基で置換されたハロゲン化炭化水素基、シアノ化炭化水素基等が例示されるが、特に一般的には該オルガノポリシロキサンの主鎖がジメチルシロキサン単位からなるもの或いはこのジメチルポリシロキサンの主鎖の一部にフェニル基、ビニル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等を有するジフェニルシロキサン単位、メチルビニルシロキサン単位、メチル−3,3,3−トリフルオロプロピルシロキサン単位等を導入したものなどが好適である。この場合、(B)成分のオルガノポリシロキサンは、1分子中に2個以上のアルケニル基、シクロアルケニル基等の脂肪族不飽和基を有するものが好ましく、R4中0.01〜20モル%、特に0.02〜10モル%がかかる脂肪族不飽和基、特にビニル基であることが好ましい。この脂肪族不飽和基は、分子鎖末端でも、分子鎖の途中でも、その両方にあってもよいが、少なくとも分子鎖末端にあることが好ましい。なお、aは1.95〜2.05の正数である。
【0022】
本発明に用いるオルガノポリシロキサンは、分子鎖末端がトリメチルシリル基、ジメチルフェニルシリル基、ジメチルヒドロキシシリル基、ジメチルビニルシリル基、トリビニルシリル基等で封鎖されたものを挙げることができる。本発明に用いるオルガノポリシロキサンとして、特に好ましいものは、メチルビニルポリシロキサン、メチルフェニルビニルポリシロキサン、メチルトリフルオロプロピルビニルポリシロキサン等を挙げることができる。このようなオルガノポリシロキサンは、例えば、オルガノハロゲノシランの1種又は2種以上を(共)加水分解縮合することにより、或いは環状ポリシロキサン(シロキサンの3量体或いは4量体など)をアルカリ性又は酸性の触媒を用いて開環重合することによって得ることができる。これらは基本的に直鎖状のジオルガノポリシロキサンであるが、分子構造の異なる2種又は3種以上の混合物であってもよい。なお、上記オルガノポリシロキサンの粘度は、25℃で100センチストークス(cSt)以上が好ましく、特に好ましくは100,000〜100,000,000cStである。オルガノポリシロキサンの重合度は100以上が好ましく、特に好ましくは3,000〜20,000である。
【0023】
上記(A)成分と(B)成分の配合量は、(A)成分100〜50重量部、好ましくは100〜60重量部、更に好ましくは100〜80重量部であり、(B)成分は0〜50重量部、好ましくは0〜40重量部、更に好ましくは0〜20重量部であり、本発明において、(A)、(B)成分の合計量は100重量部とするものである。
【0024】
本発明では、(C)成分として、熱分解によって(A)成分及び(B)成分を増粘あるいは硬化させることのできる特性をもった有機発泡剤を使用する。この特徴を持った有機発泡剤は、発泡剤の分解によってガスを発生させるだけでなく、(A)成分のエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエンランダム共重合体ゴム及び(B)成分のオルガノポリシロキサンの分子中に存在するメチル基、アルケニル基等をラジカル反応によって架橋させ、ポリマー粘度を上昇させることができる。
【0025】
従って、本発明のような粘度上昇を示す有機発泡剤では、スポンジ成形時にゴム内で「硬化剤によるゴム成分の増粘(硬化)」と「発泡剤の分解によるガスの発生」がほぼ同時に起こるために、付加架橋の触媒量を調整して反応を制御したり、有機過酸化物の分解温度に縛られることなしに、オレフィン系スポンジの硬さや圧縮永久歪み等の良好な物性を求めて自由に架橋剤の選択ができるようになる。また、スポンジを成形する温度も同様に、発泡剤の分解と同時に架橋する特性から、低温から高温まで非常に幅広い温度範囲において安定したスポンジを成形することができる。これは常圧熱気中で硬化させるスポンジだけでなく、プレス発泡や円筒形の管内発泡などの規制された空間でも安定した発泡体を作製することが可能となる。
【0026】
ここで、一般的な有機発泡剤の一種であるアゾ化合物等は、ビニル化合物のラジカル重合剤として多用されており、エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエンランダム共重合体ゴムの分子中のアルケニル基に対しても同じような重合剤として機能するものと思われるが、実際は通常の発泡剤の添加量で粘度を増加させるような強いラジカルを発生させたり、また発泡剤の分解と時を同じにして粘度上昇が起きるような発泡剤は殆どなく、現在発泡剤として多用される重曹やアゾジカルボンアミド(ADCA)、4,4’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジッド(OBSH)などでも分解により短時間での粘度上昇は観測できない。
【0027】
しかし、今回多くの有機発泡剤の中で上記特性をもつ有機発泡剤を見出し、本発明の(C)成分とした。この有機発泡剤は、(A)成分と(B)成分((B)成分を含まない場合は(A)成分からなるベースポリマー)の合計100重量部に(C)成分を発泡剤としての使用量、例えば3重量部を加えた後、170℃において熱分解させながら測定したムーニー粘度ML(1+4)が、(A)成分と(B)成分との混合物((B)成分を含まない場合は(A)成分からなるベースポリマー)の170℃におけるムーニー粘度ML(1+4)に対して2倍以上の粘度となるような粘度上昇を示すことが好ましく、更に5倍以上の粘度上昇を示すことがより好ましい。
【0028】
上記の特性を満たす有機発泡剤としては、有機アゾ化合物が挙げられ、中でも下記式[IV]〜[VI]で示される1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−メチルカルボキシレート)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス[N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド]等が好ましい。
【化6】
【0029】
(C)成分の有機発泡剤の添加量は、(A)成分及び(B)成分の合計100重量部に対して0.01〜50重量部、好ましくは0.5〜10重量部である。0.01重量部未満であると発泡が不十分であり、50重量部より多いとセルが大きく不均一となったり、セルが破壊され弾力のないスポンジになったり、綺麗なスキン層も形成されなくなる。
【0030】
本発明においては、上記(C)成分の有機発泡剤で架橋、増粘した(A)成分及び(B)成分を更に補助的に完全硬化させるために、(D)成分として硬化剤を使用することができる。
【0031】
硬化剤としては上記(A)成分及び(B)成分を硬化させ得るものであれば特に限定されるものではないが、一般的にシリコーンゴムの硬化剤として公知の(1)付加反応による架橋反応、即ちオルガノハイドロジェンポリシロキサン及び白金族金属系触媒、(2)有機過酸化物加硫剤による架橋方法や、硫黄架橋等が使用できる。また、これらの硬化剤の反応開始温度は、有機発泡剤の分解開始温度よりも高いほうが望ましい。
【0032】
(1)付加反応に用いられる一分子中に2個以上のSiH基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、直鎖状、環状、分枝状のいずれであってもよく、付加反応硬化型シリコーンゴム組成物の架橋剤として公知なオルガノハイドロジェンポリシロキサンを使用することができるが、通常、下記平均組成式[VII]
R5 bHcSiO(4-b-c)/2 [VII]
で示されるものを用いることができる。
【0033】
式中、R5は、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、ビニル基、アリル基、ブテニル基、ヘキセニル基等のアルケニル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、ベンジル基、2−フェニルエチル基、2−フェニルプロピル基等のアラルキル基、及びこれらの基の水素原子の少なくとも一部をハロゲン原子等で置換した基、例えば3,3,3−トリフルオロプロピル基等の、同一又は異種の好ましくは炭素数1〜12、特に1〜8のアルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基や、これらのハロゲン置換体などの非置換又は置換の一価炭化水素基等であり、b,cは1≦b≦2.2、0.002≦c≦1、1.002≦b+c≦3を満たす正数である。
【0034】
上記SiH基は一分子中に2個以上、好ましくは3個以上有するが、これは分子鎖末端にあっても、分子鎖の途中にあってもよい。また、このオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、25℃における粘度が300cSt以下であることが好ましい。
【0035】
上記オルガノハイドロジェンポリシロキサンの配合量は、ゴム成分[(A)、(B)成分の合計]100重量部に対して0.01〜10重量部配合されることが好ましい。また、(A)成分及び(B)成分の脂肪族不飽和結合(アルケニル基など)1個に対し、ケイ素原子に結合した水素原子(≡SiH基)の割合が0.5〜10の範囲が好ましく、より好ましくは1〜4となるような範囲が適当である。0.5より少ないと架橋が十分でなく、十分な機械的強度が得られないことがあり、また、10より多いと硬化後の物理特性が低下し、特に耐熱性と耐圧縮永久歪み性が著しく劣化することがある。
【0036】
白金族金属系触媒は、(A)成分及び(B)成分の脂肪族不飽和結合(アルケニル基など)とオルガノハイドロジェンポリシロキサンのケイ素原子結合水素原子(SiH基)を付加反応させるための触媒である。白金族金属系触媒としては、白金族の金属単体とその化合物があり、これには従来付加反応硬化型シリコーンゴム組成物の触媒として公知のものが使用できる。例えば、シリカ、アルミナ又はシリカゲルのような担体上に吸着させた微粒子状白金金属、塩化第二白金、塩化白金酸、塩化白金酸6水塩とオレフィン又はジビニルジメチルポリシロキサンとの錯体、塩化白金酸6水塩のアルコール溶液、パラジウム触媒、ロジウム触媒などが挙げられるが、白金又は白金化合物が好ましい。触媒の添加量は触媒量であり、通常、白金系金属量に換算して1〜1,000ppmの範囲で使用されるが、好ましくは10〜100ppmの範囲が適当である。1ppm未満であると架橋反応が十分促進されず、硬化が不十分である場合があり、一方1,000ppmより多く加えても、反応性に対する影響も少なくなるおそれがあり、また不経済であるからである。
【0037】
更に、この硬化剤を用いたゴム組成物には、ポリメチルビニルシロキサン環状化合物、アセチレン基含有アルコール、過酸化物等の公知の白金触媒抑制剤を添加することが好ましい。
【0038】
(2)の有機過酸化物加硫剤としては、ベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、p−メチルベンゾイルパーオキサイド、o−メチルベンゾイルパーオキサイド、2,4−メチルベンゾイルパーオキサイド、1,6−ビス(パラ−トルオイルパーオキシカルボニルオキシ)ブタン、1,6−ビス(2,4−ジメチルベンゾイルパーオキシカルボニルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−ビス(2,5−t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシベンゾエート、1,6−ビス(t−ブチルパーオキシカルボキシ)ヘキサン、ジクミルパーオキサイド、クミル−t−ブチルパーオキサイド等の有機過酸化物が用いられ、常圧熱気加硫を行う場合には、ビス(2,4−ジクロロベンゾイル)パーオキサイド、4−メチルベンゾイルパーオキサイド等のジアシル系有機過酸化物、特開平10−182972号公報に示されるようなハロゲンを有しないアルキル基置換ベンゾイルパーオキサイド等のベンゾイルパーオキサイド、1,6−ビス(パラ−トルオイルパーオキシカルボニルオキシ)ヘキサン、1,6−ビス(t−ブチルパーオキシカルボニルオキシ)ヘキサン等が好適に用いられ、これらの有機過酸化物は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0039】
有機過酸化物加硫剤の添加量は、ゴム成分[(A)、(B)成分の合計]100重量部に対して0.01〜50重量部、好ましくは0.5〜10重量部であることが望ましい。0.01重量部未満では架橋が不十分である場合があり、50重量部を超えると硬化速度の向上が望めない場合があり、また未反応物や分解残渣の除去に長時間が必要となる場合がある。
【0040】
また、硬化剤としての有機過酸化物と、付加反応による架橋反応に用いる付加反応用触媒とオルガノハイドロジェンシロキサンを併用、即ち(1)と(2)の架橋反応を併用した架橋反応も可能である。
【0041】
本発明のオレフィン系スポンジ組成物には、補強性フィラーとしてシリカ微粉末やカーボン微粉末が添加されていることが望ましい。
【0042】
補強性シリカ微粉末は、機械的強度の優れたスポンジを得るために配合されるものであるが、この目的のためにはBET比表面積が50m2/g以上、特に100〜400m2/gであることが好ましい。このシリカ微粉末としては、特に煙霧質シリカ(乾式シリカ)、沈殿シリカ(湿式シリカ)が好ましく、スポンジ組成物とする場合は、中でも煙霧質シリカが好ましい。また、これらのフィラーは、このままで使用してもよく、オルガノポリシロキサン、オルガノポリシラザン、クロロシラン、アルコキシシラン等でこれらを表面処理したものを用いてもよい。これらのシリカは1種単独で用いても2種以上を併用してもよい。
【0043】
本発明に使用されるシリカ微粉末の添加量は、ゴム成分[(A)、(B)成分の合計]100重量部に対して5〜100重量部、好ましくは10〜90重量部、特に好ましくは30〜80重量部の範囲であることが望ましい。5重量部未満では少なすぎて十分な補強効果が得られず、100重量部より多くすると加工性が悪くなり、また得られるスポンジの物理的特性が低下することがある。
【0044】
補強性カーボンブラックとしては、通常オレフィン系ゴム組成物に常用されているものが使用し得、例えばアセチレンブラック、コンダクティブファーネスブラック(CF)、スーパーコンダクティブファーネスブラック(SCF)、エクストラコンダクティブファーネスブラック(XCF)、コンダクティブチャンネルブラック(CC)、1,500〜3,000℃程度の高温で熱処理されたファーネスブラックやチャンネルブラック等を挙げることができる。具体的には、アセチレンブラックとしてはデンカブラック(電気化学社製)、シャウニガンアセチレンブラック(シャウニガンケミカル社製)等が、コンダクティブファーネスブラックとしてはコンチネックスCF(コンチネンタルカーボン社製)、バルカンC(キャボット社製)等が、スーパーコンダクティブファーネスブラックとしてはコンチネックスSCF(コンチネンタルカーボン社製)、バルカンSC(キャボット社製)等が、エクストラコンダクティブファーネスブラックとしては旭HS−500(旭カーボン社製)、バルカンXC−72(キャボット社製)等が、コンダクティブチャンネルブラックとしてはコウラックスL(デグッサ社製)等が例示され、また、ファーネスブラックの一種であるケッチェンブラックEC及びケッチェンブラックEC−600JD(ケッチェンブラックインターナショナル社製)を用いることもできる。ファーネスブラックは付加架橋を行う場合、不純物、特に硫黄や硫黄化合物の量が硫黄元素の濃度で6000ppm以下、より好ましくは3000ppm以下が望ましい。なお、これらのうちでは、アセチレンブラックが、不純物含有率が少ない上、発達した2次ストラクチャー構造を有することから導電性に優れており、本発明において特に好適に用いられる。なおまた、その卓越した比表面積から低充填量でも優れた導電性を示すケッチェンブラックECやケッチェンブラックEC−600JD等も好ましく使用できる。
これらカーボンブラックの添加量を増やすことで導電スポンジとすることもできる。
【0045】
上記導電性カーボンブラックの添加量は、ゴム成分[(A)、(B)成分の合計]100重量部に対して1〜100重量部、特に5〜50重量部とすることが好ましい。添加量が1重量部未満では所望の導電性を得ることができない場合があり、100重量部を超えると物理的混合が難しくなったり機械的強度が低下したりする場合があり、目的とするゴム弾性を得られないおそれがある。
【0046】
また、本発明は他の導電性金属酸化物微粒子、例えば、導電性亜鉛華、導電性酸化チタンなどを添加することにより導電スポンジとすることもできる。導電性金属酸化物微粒子としては導電性亜鉛華、酸化チタン、スズアンチモン系微粒子等が挙げられ、具体的には、導電性亜鉛華としては、例えばハクスイテック(株)製の酸化亜鉛23−Kや、本荘ケミカル(株)製の導電性亜鉛華FXが、白色導電性酸化チタンとしては、例えばET−500W(石原産業(株)製)を挙げることができる。これら微粒子は、カーボンとの併用や2種以上を併用してもよい。また、これらの微粒子は単独あるいはカーボンブラックと併用してゴム成分[(A)、(B)成分の合計]100重量部に対して1〜300重量部添加することにより、目的の電気抵抗を得ることができる。
【0047】
本発明のオレフィン系スポンジ組成物には、オレフィンゴムの滑り性向上や耐熱性の向上を目的として、シリコーンゴムコンパウンドを添加してもよい。また、必要に応じてソフナーと呼ばれるゴム硬さを調整する目的等で添加される各種オレフィンオイル、粉砕石英、珪藻土等の非補強性シリカ、クレイ、炭酸カルシウム等の充填剤、二酸化チタンや酸化亜鉛等の充填剤、着色剤、オクチル酸鉄等の耐熱性向上剤、難燃性を付与させるハロゲン化合物、受酸剤、酸化鉄、酸化セリウム、熱伝導向上剤等の添加剤や離型剤、アルコキシシラン、シラノール、例えばジフェニルシランジオール等の両末端シラノール封鎖低分子シロキサン等の分散剤、接着性や成形加工性を向上させるための各種カーボンファンクショナルシランなどを本発明の目的を損なわない範囲で添加してもよい。また、発泡倍率を増加させる目的で(C)成分以外の有機発泡剤を併用してもよい。
【0048】
本発明のオレフィン系スポンジ組成物は、上述した成分の所定量を2本ロール、バンバリーミキサー、ドューミキサー(ニーダー)などのゴム混練り機を用いて均一に混合することにより得ることができる。
【0049】
このようにして調製されたオレフィン系スポンジ組成物は、加熱発泡硬化させることにより、容易にオレフィン系ゴムスポンジを得ることができる。その硬化発泡方法は、発泡剤の分解及びオレフィンゴムの加硫に十分な熱をかけられる方法であればよく、またその成形法も押出成形による連続加硫、プレス、インジェクションによる型成形など、特に制限されるものではないが、特に本発明は常圧熱気加硫が好適に採用される。この場合、加熱温度は100〜400℃、特に120〜300℃、時間は数秒〜1時間、特に10秒〜30分であることが好ましい。また、必要に応じ、120〜200℃で、30分〜10時間程度2次加硫してもよい。
【0050】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、以下の例において部はいずれも重量部である。また、下記式においてMeはメチル基を示す。
【0051】
[実施例1]
分子内にビニルノルボルネンを有するポリオレフィン系合成ポリマーR−055(三井化学(株)製、ヨウ素価10、ポリマーのムーニー粘度ML1+4(100℃)10)100部、補強材としてデンカブラック(電気化学(株)製商品名)40部、耐熱付与剤(イルガノックス1010、日本チバガイギー(株)製商品名)1.0部をバンバリーミキサーにてよく混合し、EPゴムベース1を作製した。
次いで、発泡剤として1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−メチルカルボキシレート)3部を配合し、2本ロールを使用して5mm厚のシートを作製し、これを200℃において10分間加熱してスポンジを成形した。得られたスポンジの状態について、スポンジの硬度(アスカC)、発泡倍率、セルの状態及びセルの大きさをそれぞれ測定した。
【0052】
[実施例2]
発泡剤を実施例1に使用した1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−メチルカルボキシレート)から、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)へ変更した以外は、実施例1と同様にスポンジを成形し、実施例1と同様の評価を行った。
【0053】
[実施例3]
発泡剤を実施例1に使用した1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−メチルカルボキシレート)から、2,2’−アゾビス[N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド]へ変更した以外は、実施例1と同様にスポンジを成形し、実施例1と同様の評価を行った。
【0054】
[実施例4]
発泡体の完全硬化を目的としてEPゴムベース1に下記式
C6H5Si(OSiMe2H)3
で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンを1.5部、制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.06部、塩化白金酸の5%イソプロピルアルコール溶液0.05部を2本ロールにて追加した以外は、実施例1と同様にスポンジを成形し、実施例1と同様の評価を行った。
【0055】
[実施例5]
発泡体の完全硬化を目的として、EPゴムベース1に1,6−ビス(t−ブチルパーオキシカルボニルオキシ)ヘキサン1.7部を追加した以外は、実施例1と同様にスポンジを成形し、実施例1と同様の評価を行った。
【0056】
[実施例6]
実施例1のオレフィン系ゴムコンパウンド(EPゴムベース1)に、シリコーンゴムコンパウンドであるKE−951−Uを配合割合が50/50になるようにバンバリーミキサーで混合し、EP−シリコーン混合ゴムコンパウンドを作製した。次いで上記混合ゴム100部に発泡剤として1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−メチルカルボキシレート)3部を配合し、次いで発泡体の完全硬化を目的として有機過酸化物である1,6−ビス(t−ブチルパーオキシカルボニルオキシ)ヘキサン1.7部を追加した以外は、実施例1と同様にスポンジを成形し、実施例1と同様の評価を行った。
【0057】
[比較例1]
発泡剤を実施例1で用いた1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−メチルカルボキシレート)から、アゾジカルボンアミド(ADCA)に変更した以外は、実施例1と同様にスポンジを成形し、実施例1と同様の評価を行った。
【0058】
[比較例2]
発泡剤を実施例1で用いた1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−メチルカルボキシレート)から、4,4’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジッド(OBSH)に変更した以外は、実施例1と同様にスポンジを成形し、実施例1と同様の評価を行った。
【0059】
[比較例3]
発泡体の完全硬化を目的として、付加架橋剤として実施例4と同様、同量の架橋剤を追加した以外は、比較例1と同様にスポンジを成形し、実施例1と同様の評価を行った。
【0060】
[比較例4]
発泡体の完全硬化を目的として、有機過酸化物である1,6−ビス(t−ブチルパーオキシカルボニルオキシ)ヘキサン1.7部を追加した以外は、比較例1と同様にスポンジを成形し、実施例1と同様の評価を行った。
【0061】
[比較例5]
実施例、比較例で用いたポリオレフィン系ポリマーの代わりに、EPTX−4010(三井化学工業(株)製、ジエン成分としてエチリデンノルボルネンを使用。ポリマーのムーニー粘度ML1+4(100℃)9)を使用してEPゴムベース2を作製した以外は、実施例4と同様にスポンジを成形し、実施例1と同様の評価を行った。
【0062】
[比較例6]
発泡剤を実施例5に使用した1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−メチルカルボキシレート)から、アゾジカルボンアミド(ADCA)に変更した以外は、実施例5と同様にスポンジを成形し、実施例1と同様の評価を行った。
【0063】
【表1】
*1:発泡ガスが抜けており、スポンジでなくなっているが硬化状態である。
【0064】
付加架橋剤:C6H5Si(OSiMe2H)3を1.5部、制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.06部、塩化白金酸の5%イソプロピルアルコール溶液0.05部を添加
【0065】
架橋剤A:1,6−ビス(t−ブチルパーオキシカルボニルオキシ)ヘキサン
【化7】
【0066】
発泡剤A:1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−メチルカルボキシレート)
【化8】
【0067】
発泡剤B:1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)
【化9】
【0068】
発泡剤C:2,2’−アゾビス[N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド]
【化10】
【0069】
発泡剤D:アゾジカルボンアミド(ADCA)
【化11】
【0070】
発泡剤E:4,4’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジッド(OBSH)
【化12】
【0071】
また、実施例、比較例に記載したEPゴムベース1、及びこれと有機発泡体の40℃及び170℃におけるムーニー粘度ML1+4について表2に記す。
【0072】
【表2】
条件)・使用機器はTOYOSEIKI RLM−1
・EPベース1/100重量部+有機発泡剤/3重量部
【0073】
【発明の効果】
本発明のオレフィン系スポンジ組成物は、発泡剤の分解によってガス発生と架橋が同時におこる発泡剤を使用することにより、硬化剤を使用せずに発泡剤単体でもスポンジを作ることが可能であり、均一で微細かつ弾性に富んだ良好なスポンジが容易に得られるものである。
Claims (4)
- (A)非共役ポリエンが下記一般式[I]又は[II]
(式中、nは0又は1〜10の整数であり、R1は水素原子又は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、R2は水素原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基である。)
(式中、R3は水素原子又は炭素原子数1〜10のアルキル基である。)
で示される少なくとも1種の末端ビニル基含有ノルボルネン化合物よりなるエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエンランダム共重合体ゴム
100〜50重量部、
(B)下記平均組成式[III]
R4 aSiO(4-a)/2 [III]
(式中、R4は非置換又は置換1価炭化水素基を示し、aは1.95〜2.05の正数である。)
で表されるオルガノポリシロキサン 0〜50重量部、
(C)下記式[IV]〜[VI]
で示される化合物から選ばれる有機発泡剤
(A)成分と(B)成分との合計100重量部に対して0.01〜50重量部
を含有することを特徴とするオレフィン系スポンジ組成物。 - 更に、(D)成分として硬化剤を添加することを特徴とする請求項1記載のオレフィン系スポンジ組成物。
- 有機発泡剤が、有機アゾ化合物である請求項1又は2記載のオレフィン系スポンジ組成物。
- 常圧熱気加硫用である請求項1乃至3のいずれか1項記載のオレフィン系スポンジ組成物。
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