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JP4056061B2 - スローアウェイチップ - Google Patents

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JP4056061B2
JP4056061B2 JP2003144956A JP2003144956A JP4056061B2 JP 4056061 B2 JP4056061 B2 JP 4056061B2 JP 2003144956 A JP2003144956 A JP 2003144956A JP 2003144956 A JP2003144956 A JP 2003144956A JP 4056061 B2 JP4056061 B2 JP 4056061B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スローアウェイチップ(以下、チップという)に関し、特にダイヤモンドやCBNなどの超高圧焼結体よりなる切れ刃を備えたチップに関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイヤモンドを切れ刃としたチップは、アルミニウムとの親和性が低く、切れ刃に溶着が生じにくく、加工面の表面あらさが優れるという特性から、アルミニウム材料の切削加工に用いられる。また、アルミニウムのような延性の高い材料では、切れ刃のすくい角を大きくして切れ味を高めたものが望ましい。
【0003】
この種のチップを図8および図9に例示する。図8(a)乃至(c)は、この種のチップにおける第1の従来チップの平面図と側面図である。この図に示すように、この従来チップは、正方形平板状をなす超硬合金からなるチップ本体(2)のコーナ部に切れ刃のすくい角と略同一な角度だけ傾斜した凹所(4)が形成されている。その凹所(4)に平板状の超高圧焼結体(3a)よりなる切れ刃を備えた切れ刃部材(3)がロウ付け等によって固着されている。前記超高圧焼結体(3a)の上面には正のすくい角を有したすくい面(3B)が形成され、上面辺稜には切れ刃(3A)が形成されている。そして、チップ本体(2)の凹所(4)の底面(4a)から立ち上がる壁面(8)が切りくずを寸断するブレーカの役目をするような構造となっている。このような構造とすることによって、切れ刃(3A)の切れ味向上が図られる一方で、上記壁面(8)が切りくずを寸断する効果が得られる。そのうえ、切れ刃部材(3)の上面にブレーカ加工が不要なため製作するうえでの経済性に優れている。(例えば、特許文献1参照)
【0004】
一方、図9は、第2の従来チップを例示し、図9(a)はこのチップのコーナ部の平面図、図9(b)は図9(a)におけるC−C断面図である。図9からわかるように、この従来チップは上述した切りくずを寸断する壁面(8)が超高圧焼結体(3a)で形成されるようにしたものである。このような構成とすることによって、この従来チップは、上述した第1の従来チップの効果に加え、チップ本体(2)の強度が低下せず、ブレーカの位置が任意に選択できるという効果が得られる。(例えば、特許文献2参照)
【0005】
【特許文献1】
特公昭60−33604号公報(第2頁および第3頁、第6図)
【特許文献2】
特開昭62−271606号公報(第3頁乃至第6頁、第2a図および第2b図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような正のすくい角の切れ刃(3A)を有した従来チップでは、切れ味の向上により切れ刃(3A)のすくい面(3B)上の切りくず流出が円滑となる一方で、切りくずを寸断する壁面(8)に切りくずが強く衝突しやすくなってしまう。そうなると、切りくずの排出が妨げられ、切りくず詰まりやびびりが発生してしまうため、切れ刃寿命の低下、加工面の表面あらさの悪化が生じやすくなる。場合によっては、図10に示すように上記壁面(8)への切りくずの溶着が成長し、切りくずの排出ができなくなりチップ欠損が生じることもある。そこで、切れ刃(3A)からブレーカの壁面(8)までの距離、いわゆるブレーカ幅を大きくすると、上記問題は良化するものの、ブレーカの最深部におけるチップ本体(2)の厚みが大幅に減少することから、チップ本体(2)の強度が大幅に低下してしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、上述した問題に鑑みなされたものであり、その目的は、切れ刃の切れ味とチップ本体の強度を十分に確保しながら、切りくずを円滑に排出することができるチップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明における第1の発明のチップは、多角形平板状をなすチップ本体の上面の少なくとも1つのコーナ部に凹所が形成され、この凹所にダイヤモンドやCBNを主成分とする超高圧焼結体よりなる切れ刃を備えた切れ刃部材が固着されたスローアウェイチップにおいて、前記切れ刃に連なる切れ刃部材の上面にすくい面が形成され、前記すくい面は、このすくい面に沿う方向に前記コーナ部から離間するにしたがい漸次着座面に近づく傾斜面、または、該チップ本体の着座面に向かって凸状をなす曲面で形成され、さらに、前記傾斜面または前記曲面の終端に連続して前記コーナ部から離間する方向に該チップ本体の着座面に略平行な平坦面が形成され、この平坦面の終端部には前記コーナ部の二等分線方向に対して略直角に交差する又は斜交する段差が形成され、この段差を介して前記平坦面と該チップ本体の上面とがつながっていることを特徴とするスローアウェイチップである。
【0009】
また、本発明における第2の発明のチップは、丸形平板状をなすチップ本体の上面の少なくとも1つの円弧部に凹所が形成され、この凹所にダイヤモンドやCBNを主成分とする超高圧焼結体よりなる円弧状切れ刃を備えた切れ刃部材が固着されたスローアウェイチップにおいて、前記切れ刃に連なる切れ刃部材の上面にすくい面が形成され、前記すくい面は、このすくい面に沿う方向に前記切れ刃から離間するにしたがい漸次着座面に近づく傾斜面、または、該チップ本体の着座面に向かって凸状をなす曲面で形成され、さらに、前記傾斜面または前記曲面の終端に連続して前記切れ刃から離間する方向に該チップ本体の着座面に略平行な平坦面が形成され、この平坦面の終端部には前記コーナ部の二等分線方向に対して略直角に交差する又は斜交する段差が形成され、この段差を介して前記平坦面と該チップ本体の上面とがつながっていることを特徴とするスローアウェイチップである。
【0010】
上述した第1および第2の発明のチップによれば、切れ刃に正のすくい角が付与されることによって、切れ刃の切れ味が高められ切削抵抗が低減する。さらに、該チップ本体の上面に沿う方向において、すくい面をなす傾斜面または曲面の終端に連続してコーナ部または切れ刃から離間する方向に着座面に略平行な平坦面が形成されるので、切れ刃から生成する切りくずは、すくい面に沿って排出され、このすくい面の終端を通過した後にも、この切りくずの排出が阻害されることなく円滑に行われる。よって、切りくず詰まりを発生することがなく、加工を継続したときの切りくず排出性の劣化もない。また、上記平坦面が形成される範囲を広げた場合でも、チップ本体は厚みが減少せず強度低下することがない。
【0011】
本発明における第3の発明のチップは、多角形平板状をなすチップ本体の上面の少なくとも1つのコーナ部に凹所が形成され、この凹所にダイヤモンドやCBNを主成分とする超高圧焼結体よりなる切れ刃を備えた切れ刃部材が固着されたスローアウェイチップにおいて、前記切れ刃に連なる切れ刃部材の上面にすくい面が形成され、前記すくい面は、このすくい面に沿う方向に前記コーナ部から離間するにしたがい漸次着座面に近づく傾斜面、または、該チップ本体の着座面に向かって凸状をなす曲面で形成され、さらに、前記傾斜面または前記曲面の終端に連続して前記コーナ部から離間する方向に該チップ本体の着座面に略平行な平坦面が形成され、前記平坦面は、すくい面の最大傾斜方向において前記傾斜面または前記曲面の終端に連続して前記コーナ部から離間する方向に1mm以上の距離乃至前記すくい面を除く該チップ本体の上面全体にわたる範囲に形成されていることを特徴とするスローアウェイチップである。
【0012】
本発明における第4の発明のチップは、丸形平板状をなすチップ本体の上面の少なくとも1つの円弧部に凹所が形成され、この凹所にダイヤモンドやCBNを主成分とする超高圧焼結体よりなる円弧状切れ刃を備えた切れ刃部材が固着されたスローアウェイチップにおいて、前記切れ刃に連なる切れ刃部材の上面にすくい面が形成され、前記すくい面は、このすくい面に沿う方向に前記切れ刃から離間するにしたがい漸次着座面に近づく傾斜面、または、該チップ本体の着座面に向かって凸状をなす曲面で形成され、さらに、前記傾斜面または前記曲面の終端に連続して前記切れ刃から離間する方向に該チップ本体の着座面に略平行な平坦面が形成され、前記平坦面は、すくい面の最大傾斜方向において前記傾斜面または前記曲面の終端に連続して前記コーナ部から離間する方向に1mm以上の距離乃至前記すくい面を除く該チップ本体の上面全体にわたる範囲に形成されていることを特徴とするスローアウェイチップである。
【0013】
上述した第3および第4の発明のチップによれば、チップ本体の着座面に略平行な平坦面がすくい面の最大傾斜方向において切れ刃部材の上面に形成された傾斜面または曲面の終端に連続してコーナ部から離間する方向に1mm以上の距離にわたって形成されることから、超高圧焼結体からなる切れ刃部材またはチップ本体の凹所に製造誤差が生じたとしても、切れ刃部材の上面に形成された傾斜面の終端に連続して切れ刃から離間する方向に前記平坦面が確実に形成されるので、切りくずが円滑に排出される。あるいは、前記平坦面切れ刃部材の上面に形成されたすくい面のみを残してチップ本体の上面全体にわたって形成されることから、前記平坦面が確実に形成されるのに加え、チップ本体の上面を平坦に形成するだけなので容易に製作することができる。
【0014】
また、上述した第1と第2の発明のチップにおいて、前記平坦面は、すくい面の最大傾斜方向において前記終端に連続して前記切れ刃から離間する方向に1mm以上の距離乃至前記すくい面を除く該チップ本体の上面全体にわたる範囲に形成されていることが好ましい。切れ刃から生成された切りくずの排出方向は、切れ刃部材の上面に形成された傾斜面の最大傾斜方向に近似するので、この最大傾斜方向において平坦面が形成されることによって、円滑な切りくず排出がよりいっそう改善される。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。図1は第1の実施形態のチップを示している。図1(a)はこのチップの平面図であり、図1(b)は図1(a)におけるA矢視図、図1(c)は図1(a)におけるB矢視図である。
【0016】
このチップは、菱形平板状のチップ本体(2)の上面(2a)の鋭角をなすコーナ部の少なくとも1つに、例えばダイヤモンドのような超高圧焼結体(3a)よりなる切れ刃を備えた切れ刃部材(3)が固着されたチップ(1)である。該チップ本体(2)は、例えば超硬合金から製作されており、中央部に例えばバイトホルダにねじにより取り付けるためのクランプ穴(7)が形成されている。そして、該チップ本体(2)の上面(2a)の前記コーナ部には、着座面(2b)と略平行な平坦面(5)が形成され、この平坦面はチップ中央側に段差(6)を介して該チップ本体(2)の上面(2a)と繋がっている。該チップ本体(2)の前記平坦面(5)には切れ刃部材(3)を取り付けるための凹所(4)が形成されている。この凹所(4)の底面(4a)は、コーナ部の二等分線方向に沿って切れ刃(3A)に付与されるすくい角(α°)と略同一な角度で傾斜している。そして、例えばダイヤモンドのような超高圧焼結体層(3a)と超硬合金層(3b)とを一体的に積層焼結して得られた板状の切れ刃部材(3)が、上記超高圧焼結体(3a)の表面を該チップ本体(2)の上面側に向け、超硬合金層(3b)を前記凹所(4)の底面(4a)に対向するように、例えばロウ付けによって該チップ本体(2)に強固に固着されている。
【0017】
切れ刃部材(3)上面の傾斜したすくい面(3B)の終端は、コーナ部の二等分線に対して略直角に延びている。この終端に連続して前記コーナ部から離間する方向に該チップ本体の着座面に略平行な平坦面(5)が該チップ本体(2)に形成されている。この平坦面(5)は、切れ刃(3A)の最高点より低く、上記二等分線方向において、前記終端から1mm以上の範囲に形成されている。そして、この平坦面(5)の終端部には段差(6)が上記二等分線方向に対して略直角に形成され、前記平坦面(5)と該チップ本体(2)の上面(2a)は、この段差(6)を介してつながっている。
【0018】
前記切れ刃部材(3)は、該チップ本体(2)に固着された後、例えば研削によって側面を所定の形状に形成される。そして、切れ刃部材(3)の上面と側面との交差する稜線が切れ刃(3A)をなす。ここで、切れ刃部材(3)は、該チップ本体(2)に固着されたときに、前記切れ刃部材(3)の上面にすくい角(α°)が付与されているので、基本的には上面の加工を要しない。しかし、前記上面の平滑さを向上させたり切れ刃(3A)稜線に沿ってホーニングを施したりするために研削加工等が行われる場合もある。
【0019】
上述した実施形態のチップによれば、切れ刃(3A)に正のすくい角(α°)が付与されているため切れ味が良く切削抵抗が低減する。アルミニウム合金のように延性が高い材料の切削において、溶着の発生を抑制することができ、加工面の表面あらさが良好となる。また、切れ刃(3A)から生成する切りくずは、すくい面(3B)に沿って円滑に排出され、引き続き、該チップ本体(2)に形成された平坦面(5)上でも排出を阻害されることがないので、円滑に排出されることとなる。よって、切りくず詰まりを発生することがなく、加工を継続したときの切りくず排出性の劣化もない。また、前記平坦面(5)の形成された範囲ではチップ本体(2)の厚みは減少することがないので、該チップ本体(2)の強度が低下しない。
【0020】
このチップ(1)を上面と対向する方向でみたとき、前記平坦面(5)は前記すくい面の終端から1mm以上の範囲に形成されるので、製造過程において、チップ本体(2)の凹所(4)または切れ刃部材(3)の寸法に誤差が生じても、前記平坦面(5)が確実に形成されることになる。なお、該チップ本体(2)の上面(2a)における切れ刃(3A)のすくい面(3B)から平坦面(5)の範囲には切りくず排出を阻害する突起が生じないように、切れ刃部材(3)の上面は、チップ本体(2)の凹所(4)の側壁(4b)に対して同じ高さか高位であることが好ましい。
【0021】
次に、第1の実施形態のチップにおける変形例を図2に示す。図2(a)はこのチップの平面図であり、図2(b)は図2(a)におけるA矢視図、図2(c)は図2(a)におけるB矢視図である。
【0022】
図2(a)に示すように、チップ本体(2)の上面(2a)と平坦面(5)とを繋ぐ段差(6)は、コーナ部の二等分線に対して直角でなくてもよい。このような場合、すくい面(3B)を形成する傾斜面の終端から前記段差(6)までの長さが漸次変化することになるが、前記終端と前記段差(6)のそれぞれが上記二等分線と交差する点の距離(W1)が1mm以上であることが好ましい。さらに前記距離の最小値(W2)が1mm以上であることがさらに好ましい。そうすれば、上述した第1の実施形態のチップとほぼ同様の効果が得られる。
【0023】
次に、本発明に係る第2の実施形態のチップを図3に示す。図3(a)はこのチップの平面図であり、図3(b)は図3(a)におけるA矢視図、図3(c)は図3(a)におけるB矢視図である。
【0024】
このチップにおいては、切れ刃部材(3)の上面に形成された傾斜面を除いた範囲、すなわち、チップ本体(2)の上面全体が平坦面(5)で形成されている。そのため、このチップでは、チップ本体(2)に段差(6)を形成することが不要なため、チップ本体の製作が容易となる。
【0025】
次に、本発明に係る第3の実施形態のチップを図4に示す。図4(a)はこのチップの平面図であり、図4(b)は図4(a)におけるA矢視図、図4(c)は図4(a)におけるB矢視図である。
【0026】
このチップは、対向する2つのコーナ部に切れ刃部材が固着され、この2つの切れ刃部材の上面辺稜に切れ刃(3A)が形成された2コーナ仕様可能なチップである。切れ刃部材(3)より内側には平坦面(5)が形成され、この平坦面(5)から段差(6)を介してチップ本体(2)の上面(2a)が形成されている。なお、このチップ本体(2)の上面(2a)は形成されなくてもよく、その場合には、平坦面(5)のみでチップ本体(2)の上面が形成される。この構成によれば、チップ1個当たりの使用回数が増え、経済性が高められる。
【0027】
次に、本発明に係る第4の実施形態のチップを図5に示す。図5(a)はこのチップの平面図であり、図5(b)は図5(a)におけるA矢視図、図5(c)は図5(a)におけるB矢視図である。これらの図に示すように、切れ刃部材(3)をチップ本体(2)に取り付けるときの姿勢は、上述した実施形態に限定されず、チップ本体(2)の着座面(2b)と平行であってもよい。そして、切れ刃部材(3)の上面には、例えば研削によって正のすくい角(α°)を有する平面および/または曲面のすくい面(3B)が形成される。前記コーナ部の二等分線方向において、このすくい面(3B)の終端に連続して前記コーナ部から離間する方向に該チップ本体(2)の着座面(2b)に略平行な平坦面(5)が所定の範囲に形成される。前記平坦面(5)が切れ刃部材(3)の超高圧焼結体(3a)内に形成されてもよい。そうすれば、切りくずの衝突による前記平坦面(5)の摩耗や溶着が抑えられる。
【0028】
次に、本発明に係る第5の実施形態のチップを図6に示す。図6(a)はこのチップの平面図であり、図6(b)は図6(a)に示すチップの側面図であり、切れ刃のすくい面における最大傾斜方向の直角方向(矢印B方向)からみた図である。このチップは第4の実施形態と同様にチップ本体(2)の着座面に略平行に切れ刃部材(3)が取り付けられている。この切れ刃部材(3)の上面には、チップ本体(2)の着座面(2a)に対して傾斜したすくい面(3B)が形成されている。ここで、すくい面(3B)を形成する傾斜面の最大傾斜方向(K)は、チップ上面と対向する方向からみたときコーナ部の二等分線に対して傾いており、最大傾斜角が実質的なすくい角(α°)とされる。そして、平坦面(5)は、すくい面を形成する傾斜面の終端から前記最大傾斜方向(K)内側に向かって1mm以上の距離にわたって形成されている。切れ刃(3A)から生成された切りくずの排出方向は、切れ刃部材(3)の上面に形成されたすくい面の最大傾斜方向(K)に近似するので、この最大傾斜方向(K)において平坦面(5)が形成されることによって、円滑な切りくず排出がよりいっそう改善される。
【0029】
次に、本発明に係る第6の実施形態のチップを図7に示す。図7(a)はこのチップの平面図であり、図7(b)は図7(a)におけるA矢視図である。このチップはチップ本体(2)が円形平板状をなし、このチップ本体(2)の少なくとも1つの円弧部に凹所(4)が形成されている。上述した実施形態と同様に、この凹所(4)に超高圧焼結体(3a)を含む切れ刃部材(3)が固着されている。そして、切れ刃(3A)をなす円弧の二等分線方向に沿って正のすくい角(α°)が切れ刃(3A)に付与されるようにすくい面(3B)が傾斜している。前記すくい面(3A)の傾斜の終端から上記二等分線方向内側に1mm以上の範囲に該チップ本体(2)の着座面(2b)に略平行な平坦面(5)が形成されている。
【0030】
【発明の効果】
本発明に係るチップは、ダイヤモンド等の超高圧焼結体よりなる切れ刃を備えた切れ刃部材がチップ本体に固着され、この切れ刃部材の上面にすくい面が形成され、このすくい面が正のすくい角を有する傾斜面および/または曲面により形成される。前記すくい面の終端に連続して、前記切れ刃から離間する方向に1mm以上の距離乃至前記すくい面を除く該チップ本体の上面全体にわたる範囲に該チップ本体の着座面に略平行な平坦面が形成され、この平坦面の終端部には前記コーナ部の二等分線方向に対して略直角に交差する又は斜交する段差が形成され、この段差を介して前記平坦面と該チップ本体の上面とがつながっている。このような構成のチップによれば、切れ刃に正のすくい角が付与されることによって、切れ刃の切れ味が高められ切削抵抗が低減する。さらに、切れ刃から生成する切りくずは、すくい面に沿って円滑に排出され、このすくい面の終端を通過した後にも、引き続き、この切りくずは阻害されることなく円滑に排出される。よって、切りくず詰まりを発生することがなく、加工を継続したときの切りくず排出性の劣化もない。また、前記平坦面は、該チップ本体の着座面に略平行であるため、チップ本体の厚みを減少させることがなく、チップ本体の強度を低下させない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明に係る第1の実施形態のチップの平面図である。
(b)図1(a)におけるA矢視図である。
(c)図1(a)におけるB矢視図である。
【図2】(a)図1(a)に示すチップの変形例の平面図である。
(b)図2(a)におけるA矢視図である。
(c)図2(a)におけるB矢視図である。
【図3】(a)本発明に係る第2の実施形態のチップの平面図である。
(b)図3(a)におけるA矢視図である。
(c)図3(a)におけるB矢視図である。
【図4】(a)本発明に係る第3の実施形態のチップの平面図である。
(b)図4(a)におけるA矢視図である。
(c)図4(a)におけるB矢視図である。
【図5】(a)本発明に係る第4の実施形態のチップの平面図である。
(b)図5(a)におけるA矢視図である。
(c)図5(a)におけるB矢視図である。
【図6】(a)本発明に係る第5の実施形態のチップの平面図である。
(b 図6(a)におけるA矢視図である。
(c)図6(a)におけるB矢視図である。
【図7】(a)本発明に係る第6の実施形態のチップの平面図である。
(b)図8(a)におけるA矢視図である。
【図8】(a)第1の従来チップの平面図である。
(b)図6(a)に示すチップの側面図である。
(c)図6(a)に示すチップの側面図である。
【図9】(a)第2の従来チップの要部平面図である。
(b)図7(a)におけるC−C断面図である。
【図10】 従来チップにおいてアルミニウム合金を旋削加工したときの切りくず凝着状態を示す図である。
【符号の説明】
1 チップ
2 チップ本体
2a チップ本体の上面
2b チップ本体の着座面
3 切れ刃部材
3a 超高圧焼結体
3b 超硬合金
3A 切れ刃
3B すくい面
3C 逃げ面
4 凹所
4a 凹所底面
4b 凹所側壁
5 平坦面
6 段差部
7 クランプ穴
8 壁面
9 凝着物

Claims (4)

  1. 多角形平板状をなすチップ本体の上面の少なくとも1つのコーナ部に凹所が形成され、この凹所にダイヤモンドやCBNを主成分とする超高圧焼結体よりなる切れ刃を備えた切れ刃部材が固着されたスローアウェイチップにおいて、前記切れ刃に連なる切れ刃部材の上面にすくい面が形成され、前記すくい面は、このすくい面に沿う方向に前記コーナ部から離間するにしたがい漸次着座面に近づく傾斜面、または、該チップ本体の着座面に向かって凸状をなす曲面で形成され、さらに、前記傾斜面または前記曲面の終端に連続して前記コーナ部から離間する方向に該チップ本体の着座面に略平行な平坦面が形成され、この平坦面の終端部には前記コーナ部の二等分線方向に対して略直角に交差する又は斜交する段差が形成され、この段差を介して前記平坦面と該チップ本体の上面とがつながっていることを特徴とするスローアウェイチップ。
  2. 丸形平板状をなすチップ本体の上面の少なくとも1つの円弧部に凹所が形成され、この凹所にダイヤモンドやCBNを主成分とする超高圧焼結体よりなる円弧状切れ刃を備えた切れ刃部材が固着されたスローアウェイチップにおいて、前記切れ刃に連なる切れ刃部材の上面にすくい面が形成され、前記すくい面は、このすくい面に沿う方向に前記切れ刃から離間するにしたがい漸次着座面に近づく傾斜面、または、該チップ本体の着座面に向かって凸状をなす曲面で形成され、さらに、前記傾斜面または前記曲面の終端に連続して前記切れ刃から離間する方向に該チップ本体の着座面に略平行な平坦面が形成され、この平坦面の終端部には前記切れ刃をなす円弧の二等分線方向に対して略直角に交差する又は斜交する段差が形成され、この段差を介して前記平坦面と該チップ本体の上面とがつながっていることを特徴とするスローアウェイチップ。
  3. 多角形平板状をなすチップ本体の上面の少なくとも1つのコーナ部に凹所が形成され、この凹所にダイヤモンドやCBNを主成分とする超高圧焼結体よりなる切れ刃を備えた切れ刃部材が固着されたスローアウェイチップにおいて、前記切れ刃に連なる切れ刃部材の上面にすくい面が形成され、前記すくい面は、このすくい面に沿う方向に前記コーナ部から離間するにしたがい漸次着座面に近づく傾斜面、または、該チップ本体の着座面に向かって凸状をなす曲面で形成され、さらに、前記傾斜面または前記曲面の終端に連続して前記コーナ部から離間する方向に該チップ本体の着座面に略平行な平坦面が形成され、前記平坦面は、すくい面の最大傾斜方向において前記傾斜面または前記曲面の終端に連続して前記コーナ部から離間する方向に1mm以上の距離乃至前記すくい面を除く該チップ本体の上面全体にわたる範囲に形成されていることを特徴とするスローアウェイチップ。
  4. 丸形平板状をなすチップ本体の上面の少なくとも1つの円弧部に凹所が形成され、この凹所にダイヤモンドやCBNを主成分とする超高圧焼結体よりなる円弧状切れ刃を備えた切れ刃部材が固着されたスローアウェイチップにおいて、前記切れ刃に連なる切れ刃部材の上面にすくい面が形成され、前記すくい面は、このすくい面に沿う方向に前記切れ刃から離間するにしたがい漸次着座面に近づく傾斜面、または、該チップ本体の着座面に向かって凸状をなす曲面で形成され、さらに、前記傾斜面または前記曲面の終端に連続して前記切れ刃から離間する方向に該チップ本体の着座面に略平行な平坦面が形成され、前記平坦面は、すくい面の最大傾斜方向において前記傾斜面または前記曲面の終端に連続して前記切れ刃をなす円弧から離間する方向に1mm以上の距離乃至前記すくい面を除く該チップ本体の上面全体にわたる範囲に形成されていることを特徴とするスローアウェイチップ。
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