JP4054097B2 - 重荷重用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、トラック・バス等の重荷重車両に適用して好適な重荷重用空気入りラジアルタイヤ、なかでもスタッドレスタイヤに関するものであり、とくには、すぐれたウェット性能を実現するものである。
【0002】
【従来の技術】
トラック・バス等に適用されるスタッドレスタイヤとしては、トレッド周方向に連続して延びる、比較的広幅の周方向主溝をジグザグ状の延在形態とし、この周方向主溝の、トレッド幅方向のエッジ成分を、雪上トラクション性能の向上に寄与させるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、かかる従来技術にあっては、周方向主溝がジグザグ状に延在することから、その周方向主溝の各溝側壁の、溝内への突出端を相互連結する仮想線分にて挟まれる、いわゆるシースルー領域が、周方向主溝の溝幅に比して相当狭くなり、それ故に、ウェット性能、なかでもとくに、摩耗の末期に至って溝ボリュームが減少した場合のウェット性能が低いという問題があった。
【0004】
この発明は、従来技術が抱えるこのような問題点を解決することを課題として検討した結果なされたものであり、それの目的とするところは、スタッドレスタイヤに要求されるすぐれた氷雪上性能を十分に確保してなお、高いウェット性能を実現した重荷重用空気入りラジアルタイヤを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の重荷重用空気入りラジアルタイヤは、トレッド踏面部に形成されて、トレッド周方向に直線状に連続して延びる三本以上の周方向主溝、周方向主溝間に形成されて、トレッド周方向にジグザグ状に連続して延びる少なくとも一本の周方向細溝、傾向的にトレッド幅方向に延びて、それぞれの周方向溝により区画された陸部をブロックに区分する幅方向溝および、各ブロックに形成されて、これも傾向的にトレッド幅方向に延びるサイプのそれぞれを具えるものであって、周方向主溝の幅を、5mmを超えて15 mm 以下の寸法とし、また、周方向細溝の幅を、2mm以上5mm未満とし、そして、前記サイプを各ブロックに二本ずつ形成して、それらの二本のサイプの各一端を、相互に反対側のブロック側端に開口させるとともに、それらの他端をブロック内にて終了させ、また、ショルダー側の周方向主溝内に、トレッド踏面の横断面輪郭線に対して段下りをなす段差リブを形成したことを特徴とするものである。
【0006】
空気入りタイヤにおいて、雪上トラクション性能を確保するには、周方向溝をジグザグ溝としてトレッド幅方向のエッジ成分を増やすことが有効であり、ウェット性能の確保のためには、周方向溝を直線溝としてシースルー面積を増やすことが有利であるも、とくにウェット性能に関しては、周方向溝の溝幅が狭い場合には効果が小さく、この一方で、雪上性能については溝幅が狭くてもその効果をもたらし得るとの新たな知見に基づき、この発明の、上記空気入りタイヤでは、周方向主溝を直線状に延在させるとともに、その溝幅を5mmを越える広幅とすることによって、すぐれたウェット性能を担保し、併せて、5mm未満の周方向細溝をジグザグ状に延在させることで、すぐれた雪上トラクション性能を担保する。
【0007】
ここで、周方向主溝の溝幅を5mm以下とした場合には、高いウェット性能を確保することが困難であり、周方向細溝の溝幅を5mm以上とした場合には、雪上性能には変化がないものの、接地面積の低下に起因する氷上性能の低下が不可避となる。
ところで、周方向細溝の下限値は2mmとすることが、そこへの雪詰りを防ぐ上で好ましい。
【0008】
図1はこれらのことを示すグラフであり、車軸形式が2Dの重荷重車両に、周方向溝だけを形成したタイヤを取付けて実車走行し、80km/hの車速から停止に至るまでの制動距離を測定することによってウェット制動性能を、また、20km/hの車速から停止に至るまでの制動距離を測定することによって雪上制動性能をそれぞれ求め、それらの測定値を指数評価したものである。
【0009】
なお図1(a),(b)はともに、溝幅をパラメータとした、振り幅が8mmのジグザグ溝と直線溝とのそれぞれについてのグラフであり、指数値は大きいほどすぐれた結果を示すものとした。
【0010】
ここで、図1(a)によれば、ウェット制動性能は、溝幅が5mmを越える直線溝にてとくに大きく向上することが、また、図1(b)によれば、雪上制動性能は、溝幅の広狭にかかわらず、ジグザグ溝がとくに優れた結果を示すことがそれぞれ明らかである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態を図面に示すところに基いて説明する。
図2はこの発明の一の実施形態を示す、トレッドパターンの展開図である。なお、タイヤの内部補強構造は、一般的な重荷重用ラジアルタイヤのそれと同様であるので、図示を省略する。
【0012】
ここでは、トレッド踏面部に、トレッド周方向に直線状に連続して延びる、溝幅が5mmを越える三本の周方向主溝1,2をそれぞれ設けて、一本の周方向主溝1をトレッドセンター上に、そして、他の二本の周方向主溝2をトレッドショルダー部にそれぞれ位置させる。
【0013】
またここでは、周方向主溝1,2間に、トレッド周方向にジグザグ状に延びる、溝幅が5mm未満、好ましくは2mm以上の各一本の周方向細溝3を形成し、これらのそれぞれの周方向溝1,2,3にて区画されるそれぞれの陸部を、傾向的にトレッド幅方向に延びて各周方向溝1,2,3に開口するそれぞれの幅方向溝4,5,6によってそれぞれのブロク7,8,9に区画し、さらには、各ブロック7,8,9に、これもまた傾向的にトレッド幅方向に延びる二本ずつのサイプ11, 12, 13を形成して、それらの二本のサイプ11, 12, 13の各一端を、相互に反対側のブロック側端に開口させるとともに、それらの他端をブロック内にて終了させる。
【0014】
ところで、図中14は、ショルダー側の周方向主溝2内に形成され、トレッド踏面の横断面輪郭線に対して段下りをなす段差リブを示し、この段差リブ14は、タイヤに作用する荷重の支持を司る踏面接地域内で路面とすべり接触して摩耗し、タイヤ踏面に不可避的に生じる偏摩耗を、局部的に、しかもタイヤ性能に影響なしに封じ込めるべく機能する。
【0015】
このように構成してなるタイヤによれば、主には周方向主溝1,2の作用下ですぐれたウェット性能をもたらすことができ、また、それぞれのブロク7,8,9の、トレッド幅方向の辺縁および、それぞれのサイプ11, 12, 13の作用に加え、周方向細溝3の作用に基づいて、雪上でのすぐれたトラクション性能および制動性能を実現することができる。
【0016】
【実施例】
以下にこの発明の実施例について述べる。
サイズが11R 22.5 の各種タイヤを、車軸形式が2Dの重荷重車両に取付けるとともに、車両への荷重の積載下で、80km/hの車速から停止に至るまでの制動距離を測定することによってそれぞれのタイヤのウェット性能を求め、また、20km/hの車速から停止に至るまでの雪上での制動距離を測定することによって雪上性能を求め、それらの測定値を指数評価したところ表1に示す通りとなった。
なお指数値は大きいほどすぐれた結果を示すものとした。
【0017】
ところで表中の実施例タイヤは、図2に示すトレッドパターンを有するタイヤに表中の各種寸法を付与したものとし、また、従来タイヤおよび比較タイヤはいずれも、周方向主溝をジグザグ溝とすることに加えて、表中の各種寸法を付与したものとした。
【0018】
【表1】
【0019】
表1によれば、実施例タイヤでは、ウェット性能および雪上性能ともに、従来タイヤに比して大きく向上することが明らかである。
また、比較タイヤでは、周方向細溝の存在の故に、ウェット性能を従来タイヤより幾分高めることができるが、とくに比較タイヤ1では、周方向細溝が直線溝であることから、雪上性能の向上を実現し得ないことが解かる。
【0020】
【発明の効果】
以上に述べたところから明らかなように、この発明によれば、高い雪上性能を確保してなお、ウェット性能を大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】直線溝およびジグザグ溝の、溝幅とウェット制動性能および雪上制動性能との関係を示すグラフである。
【図2】この発明の実施形態を示す、トレッドパターンの展開図である。
【符号の説明】
1,2 周方向主溝
3 周方向細溝
4,5,6 幅方向溝
7,8,9 ブロック
11, 12, 13 サイプ
14 段差リブ
Claims (1)
- トレッド踏面部に形成されて、トレッド周方向に直線状に延びる三本以上の周方向主溝と、周方向主溝間に形成されて、トレッド周方向にジグザグ状に延びる少なくとも一本の周方向細溝と、傾向的にトレッド幅方向に延びて、それぞれの周方向溝により区画された陸部をブロックに区分する幅方向溝と、各ブロックに形成されて傾向的にトレッド幅方向に延びるサイプとを具える空気入りタイヤであって、
前記周方向主溝の幅を5mmを越えて15 mm 以下の寸法とし、周方向細溝の幅を、 2mm 以上5mm未満とし、前記サイプを各ブロックに二本ずつ形成して、それらの二本のサイプの各一端を、相互に反対側のブロック側端に開口させるとともに、それらの他端をブロック内にて終了させ、また、ショルダー側の周方向主溝内に、トレッド踏面の横断面輪郭線に対して段下りをなす段差リブを形成したことを特徴とする重荷重用空気入りラジアルタイヤ。
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