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JP4047049B2 - 負荷状態監視システム - Google Patents

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JP4047049B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、負荷状態監視システムに関し、より詳細には、自動車等の車両に搭載された種々の電気負荷の動作状態を監視する負荷状態監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両に搭載された種々の電気負荷の動作状態を監視する負荷状態監視システムが知られている。当該負荷状態監視システムは、車両の電源部から各電気負荷に電力を供給する電力供給線に流れる電流を実際に測定する。このような負荷状態監視システムによる電流測定はエネルギーを有効利用するために活用される。具体的に、負荷状態監視システムによる電流測定結果に基づいて電気負荷の動作を制御することにより、車両の電源部に設けられる例えばバッテリ、オルタネータ(またはモータ/ジェネレータ)、等の出力電力の最適な制御を行うことができる。
【0003】
図8は、車両の電源部から種々の電気装置(即ち、電気負荷)に電力を供給する回路に大電流測定用の負荷状態監視システムを設けた一例を示すブロック回路図である。車両の電源部にあるバッテリ81に電気的に接続された電力供給線89は、ヒューズ83,84を介して、電気負荷である電流測定用電子制御ユニット(即ち、電流測定用ECU)86ならびにモータ駆動用電子制御ユニット(即ち、モータ駆動用ECU)87と電気的に接続され、これらに電力を供給する。その他の電気負荷であるランプL1は、当該ランプL1を点灯または消灯させるスイッチSW1およびヒューズ85を介して電力供給線89と電気的に接続され、スイッチSW1がオンの時に電力の供給を受けて点灯する。電流測定用電子制御ユニット86およびモータ駆動用電子制御ユニット87はそれぞれ制御用マイクロコンピュータ(不図示)を含む。モータ駆動用電子制御ユニット87の電気負荷であるモータM1は、モータ駆動用電子制御ユニット87により制御され、モータ駆動用電子制御ユニット87から電力の供給を受けて駆動される。
【0004】
負荷状態監視システム80は、前述の電流測定用電子制御ユニット86と、当該電流測定用電子制御ユニット86に電気的に接続された電流センサ82と、通信線88と、を備えている。電流センサ82は、電源部側の電力供給線89に取付けられており、前述の全ての電気負荷に供給される電流を検出して、検出した電流の値を示す信号を電流測定用電子制御ユニット86のマイクロコンピュータ(不図示)へ供給する。このような負荷状態監視システム80では、電流センサ82として、一般的にホール素子を用いた非接触型の電流センサが使用される。また、このような負荷状態監視システム80の電流測定範囲は、最大で150A(アンペア)程度である。
【0005】
負荷状態監視システム80によれば、全ての電気負荷に供給されるバッテリ81の出力電流を、電流センサ82と電流測定用電子制御ユニット86とにより測定し、数値化(即ち、データ化)することができる。尚、通信線88は、電流測定用電子制御ユニット86とモータ駆動用電子制御ユニット87との間で双方向の通信を可能とするものである。通信線88を介して、例えば、モータM1の動作制御のための指示信号を電流測定用電子制御ユニット86からモータ駆動用電子制御ユニット87へ送信することは可能であり、また、モータM1の動作状態に関する情報をモータ駆動用電子制御ユニット87から電流測定用電子制御ユニット86へ送信することも可能である。
【0006】
図9は、車両の電源部から電力を供給される電気装置(即ち、電気負荷)内に小電流測定用の負荷状態監視システムを設けた一例を示すブロック回路図である。図9に示されるように、電力供給線99から電力の供給を受ける電気負荷であるランプ駆動用電子制御ユニット90は、半導体スイッチ94と、ドライバ96と、負荷状態監視システム91を形成するマイクロコンピュータ95ならびにシャント抵抗93と、を備えている。半導体スイッチ94は、ランプ駆動用電子制御ユニット90の電気負荷であるランプL2を点灯または消灯させるためにランプL2に供給する電流を調節するスイッチであり、抵抗97を介して電気的に接続されたドライバ96により制御される。
【0007】
マイクロコンピュータ95は、外部のスイッチ92と電気的に接続されており、当該スイッチ92のオン/オフ切換に従ってドライバ96へ制御信号を送信してドライバ96に半導体スイッチ94を制御させる。シャント抵抗93は、半導体スイッチ94ならびにランプL2に電力を供給する電力供給線99に直列に挿入(即ち、電気的に接続)される。マイクロコンピュータ95は、シャント抵抗93の両端の電位差を検出して電流値を算出して数値化する。このような負荷状態監視システム91は、前述の負荷状態監視システム80のように大電流を測定するのには不向きであるため、その用途は一般的に小電流を測定する場合に限定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の負荷状態監視システムは、電気装置(即ち、電気負荷)に電力を供給する電力供給線に実際に流れる電流を測定するため、前述のような特別な電流測定器(例えば、電流センサ、シャント抵抗、等)を必要とする。それ故、電流測定器の設置スペースを確保することが必要である。
【0009】
複数の電気装置により消費される電流をそれぞれ測定するためには、当該電気装置に接続する電力供給線それぞれに電流測定器を配置する必要がある。この場合、全ての電流測定器のための設置スペースが要求される。このような設置スペースの確保は困難であり、コスト的にも不利である。
【0010】
図9に示されるシャント抵抗93には、ランプL2ならびに半導体スイッチ94により消費される電流が直接流れるため、シャント抵抗93の発熱が問題となる。シャント抵抗93のために冷却部品を設けると、当該冷却部品のための設置スペースがまた要求される。
【0011】
また、図8に示される電流センサ82および図9に示されるシャント抵抗93は、周囲温度の変化により測定精度が変化し易く、精度変化防止対策のために然るべき装置や回路を必要とされるため、コスト的に不利である。
【0012】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、各電気装置(即ち、電気負荷)の消費電流値を実際に測定せずに予測することができる負荷状態監視システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明の負荷状態監視システムは、請求項1に記載したように、車両内の各種情報を伝達する信号線と、該信号線からの情報に従って電気負荷の動作を制御する少なくとも一つのスレーブ電子制御ユニットと、前記電気負荷の動作に関する情報を前記信号線から得るマスタ電子制御ユニットと、を備え、
前記マスタ電子制御ユニットが、前記電気負荷の消費電流値データを有しており、前記電気負荷の動作に関する情報から前記電気負荷の消費電流値を予測し、且つ、電源電圧の変化に応じて前記消費電流値を補正することを特徴としている。
【0014】
請求項1に記載の発明によれば、マスタ電子制御ユニットが、電気負荷の消費電流値データを有しており、信号線から得た電気負荷の動作に関する情報から電気負荷の消費電流値を予測できるため、電流測定器を負荷状態監視システムに設ける必要がない。即ち、本発明の負荷状態監視システムは、電気負荷の消費電流値を実際に測定せずに、電気負荷の消費電流値データに基づいて予測することができる。電流測定器を負荷状態監視システムに設ける必要がないため、当該電流測定器の設置スペースが不要となり且つ、コスト的にも有利である。また、新たな電気負荷を車両に搭載する場合でも、その新たな電気負荷の消費電流値データをマスタ電子制御ユニットに持たせ、スレーブ電子制御ユニットに当該電気負荷を制御させ、そしてマスタ電子制御ユニットに信号線からの各電気負荷に関する情報を集約させれば、新たな電気負荷の消費電流値も含めた車両内の消費電流値を予測することが可能となる。また、マスタ電子制御ユニットが消費電流値を予測できることから、電気負荷の省電力制御や車両の電源部の出力電力の最適な制御などに応用が可能である。また、従来の車両にも存在する車両内の各種情報を伝達可能な信号線を用いて負荷状態監視システムを構築することができるため、コスト的に有利である。また、マスタ電子制御ユニットが電源電圧の変化に応じて消費電流値を補正するため、予測される消費電流値が電圧補償の為された、より精度の高い値となる。従って、精度の高い消費電流値予測が可能となる。
【0023】
また、本発明の負荷状態監視システムは、請求項に記載したように、前記マスタ電子制御ユニットが、当該マスタ電子制御ユニット自体と前記スレーブ電子制御ユニット自体の消費電流値データを有し、前記電気負荷の消費電流値に前記マスタ電子制御ユニット自体と前記スレーブ電子制御ユニット自体の消費電流値を加算することを特徴としている。
【0024】
請求項に記載の発明によれば、より精度の高い消費電流値を得ることができる。
【0027】
また、本発明の負荷状態監視システムは、請求項に記載したように、前記電源電圧を前記車両の電源部から検出するための電源電圧検出線を更に備え、
前記消費電流値データが電源電圧別の消費電流値データであり、
当該消費電流値データに従って、前記マスタ電子制御ユニットが、前記電源電圧検出線により検出された電源電圧に対応する消費電流値を決定することを特徴としている。
【0029】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明の実施の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0031】
(第1実施形態)
図1(A)および図1(B)は、本発明に係る負荷状態監視システムの第1実施形態の構成を示すブロック図である。図1(A)に示されるように、負荷状態監視システム1は、マスタ電子制御ユニット(即ち、マスタECU)11と、複数のスレーブ電子制御ユニット(即ち、スレーブECU)12,14,16,18と、前記マスタ電子制御ユニット11と前記スレーブ電子制御ユニット12,14,16,18との間での種々の情報の伝達を可能にする多重通信線C1と、を備えている。尚、マスタ電子制御ユニット11およびスレーブ電子制御ユニット12,14,16,18には、それぞれ電力供給線(不図示)が電気的に接続されており、車両の電源部(不図示)から電力が供給される。
【0032】
スレーブ電子制御ユニット12は、負荷線C2を介して、電気負荷13に電力を供給可能であり、また、当該電気負荷13の動作を制御する。スレーブ電子制御ユニット14は、負荷線C2を介して、電気負荷15に電力を供給可能であり、また、当該電気負荷15の動作を制御する。スレーブ電子制御ユニット16は、負荷線C2を介して、電気負荷17に電力を供給可能であり、また、当該電気負荷17の動作を制御する。負荷線C2の形態例としては、導線、回路基板の導電回路パターン、等の導体が挙げられる。
【0033】
尚、スレーブ電子制御ユニット12,14,16は、電気負荷13,15,17に限らず、その他の電気負荷にも負荷線C2を介して電力を供給して動作を制御するものであってもよい。また、図1(A)および図2では一例としてスレーブ電子制御ユニット12,14,16,18を示しているが、多重通信線C1に対して更に他のスレーブ電子制御ユニットを増設してもよい。また、逆に、スレーブ電子制御ユニットの数を減らして一つのスレーブ電子制御ユニットにしてもよい。ただし、この場合、当該一つのスレーブ電子制御ユニットにスレーブ電子制御ユニット18は該当しないものとする。
【0034】
マスタ電子制御ユニット11は、多重通信線C1を介してスレーブ電子制御ユニット12,14,16に対して電気負荷13,15,17の動作制御を指示することができる。多重通信線C1は、車両内の複数の電気装置やシステムの間での種々の情報の伝達を可能にする共通信号線(即ち、通信バス)であり、例えば、LAN(即ち、Local Area Network)を多重通信線C1として用いることができる。多重通信線C1の形態例としては、導線、回路基板の導電回路パターン、等の導体、光ケーブル、導体と光ケーブルの組み合わせ、等が挙げられる。
【0035】
スレーブ電子制御ユニット18には、電気負荷13,15,17のオン/オフ状態を決定するスイッチSW13,SW15,SW17がスイッチ情報線C3を介して電気的に接続されている。スイッチ情報線C3の形態例としては、導線、回路基板の導電回路パターン、等の導体が挙げられる。
【0036】
図1(B)はマスタ電子制御ユニット11の主な内部構成を示すブロック図である。図1(B)に示されるように、マスタ電子制御ユニット11は、制御部であるマイクロコンピュータ111と、通信インタフェースである通信IC112、通信IC113および通信IC114と、を備えている。通信IC112、通信IC113および通信IC114は、マスタ電子制御ユニット11と、スレーブ電子制御ユニット12、スレーブ電子制御ユニット14、スレーブ電子制御ユニット16およびスレーブ電子制御ユニット18との多重通信線C1を用いた通信を可能にしている。同様に、各スレーブ電子制御ユニット12,14,16は、制御部であるマイクロコンピュータ(不図示)と、通信インタフェースである通信IC(不図示)と、を備えており、更に、該マイクロコンピュータ(不図示)により制御されて各電気負荷13,15,17を動作させるドライバ回路(不図示)も備えている。
【0037】
マスタ電子制御ユニット11は、車両内で使用される複数の通信プロトコルを備え、多重通信線C1を介して車両内の他の電気装置やシステムとの相互通信が可能である。マスタ電子制御ユニット11は、車両内の他の電気装置やシステムからの指示信号に従って、複数のスレーブ電子制御ユニットを制御する。尚、車両内の他の電気装置やシステムからの指示信号に、電気負荷13、電気負荷15および電気負荷17の動作/非動作をスレーブ電子制御ユニット12,14,16に直接指示する指示信号が含まれていてもよい。
【0038】
図2は、負荷状態監視システム1内で伝達される制御信号の種類を示す説明図である。マスタ電子制御ユニット11または車両内の他の電気装置やシステムからは電気負荷の動作/非動作を指示する指示信号等が多重通信線C1を介して送信される。スレーブ電子制御ユニット12、スレーブ電子制御ユニット14、スレーブ電子制御ユニット16からは電気負荷13、電気負荷15、電気負荷17の動作状態を示す負荷状態信号が多重通信線C1を介して送信される。スレーブ電子制御ユニット18からはスイッチSW13,SW15,SW17のオン/オフ状態を示すスイッチ状態信号が多重通信線C1を介して送信される。
【0039】
以下、負荷状態監視システム1の動作について説明する。
スレーブ電子制御ユニット12は、電気負荷13の動作/非動作を指示する指示信号を多重通信線C1を介して受信し、この指示信号に基づいて電気負荷13の動作/非動作を制御する。また、スレーブ電子制御ユニット12は、ユーザにより切換えられるスイッチSW13のオン/オフ状態を示すスイッチ状態信号を多重通信線C1を介して受信し、このスイッチ状態信号に基づいて電気負荷13の動作/非動作を制御する。スイッチSW13のオン/オフ状態はスレーブ電子制御ユニット18によりスイッチ情報線C3を介して監視され、スイッチ状態信号はスイッチSW13のオン/オフ状態に基づいてスレーブ電子制御ユニット18から多重通信線C1に送信される。
【0040】
マスタ電子制御ユニット11は、スレーブ電子制御ユニット12から送信される電気負荷13の動作/非動作状態を示す負荷状態信号を受信して、電気負荷13の動作状態を把握する。この負荷状態信号の送受信については、マスタ電子制御ユニット11が、負荷状態信号の送信をスレーブ電子制御ユニット12に対して定期的または必要な時に要求し(即ち、負荷状態信号を要求する指示信号を定期的にまたは負荷状態信号が必要な時にスレーブ電子制御ユニット12へ送信し)、負荷状態信号をスレーブ電子制御ユニット12に送信させ、そして当該負荷状態信号を受信するといった通信方法を採用してもよい。一方、スレーブ電子制御ユニット12が、定期的または電気負荷13の動作を切換える都度、負荷状態信号をマスタ電子制御ユニット11に送信するといった通信方法を採用してもよい。
【0041】
マスタ電子制御ユニット11は、電気負荷13の動作/非動作を指示する指示信号を受信した場合や自ら送信した場合は、この指示信号に対応する電気負荷13の動作/非動作状態は当然ながら把握している。従って、この場合、負荷状態信号の送信をスレーブ電子制御ユニット12に対してマスタ電子制御ユニット11に要求させなくてもよい。また、スレーブ電子制御ユニット18から送信された電気負荷13の動作/非動作を指示するスイッチ状態信号をスレーブ電子制御ユニット12だけでなくマスタ電子制御ユニット11にも受信させて、当該スイッチ状態信号に基づいてマスタ電子制御ユニット11に電気負荷13の状態を把握させてもよい。
【0042】
スレーブ電子制御ユニット14は、電気負荷15の動作/非動作を指示する指示信号を多重通信線C1を介して受信し、この指示信号に基づいて電気負荷15の動作/非動作を制御する。また、スレーブ電子制御ユニット14は、ユーザにより切換えられるスイッチSW15のオン/オフ状態を示すスイッチ状態信号を多重通信線C1を介して受信し、このスイッチ状態信号に基づいて電気負荷15の動作/非動作を制御する。スイッチSW15のオン/オフ状態はスレーブ電子制御ユニット18によりスイッチ情報線C3を介して監視され、スイッチ状態信号はスイッチSW15のオン/オフ状態に基づいてスレーブ電子制御ユニット18から多重通信線C1に送信される。
【0043】
マスタ電子制御ユニット11は、スレーブ電子制御ユニット14から送信される電気負荷15の動作/非動作状態を示す負荷状態信号を受信して、電気負荷15の動作状態を把握する。この負荷状態信号の送受信については、マスタ電子制御ユニット11が、負荷状態信号の送信をスレーブ電子制御ユニット14に対して定期的または必要な時に要求し(即ち、負荷状態信号を要求する指示信号を定期的にまたは負荷状態信号が必要な時にスレーブ電子制御ユニット14へ送信し)、負荷状態信号をスレーブ電子制御ユニット14に送信させ、そして当該負荷状態信号を受信するといった通信方法を採用してもよい。一方、スレーブ電子制御ユニット14が、定期的または電気負荷15の動作を切換える都度、負荷状態信号をマスタ電子制御ユニット11に送信するといった通信方法を採用してもよい。
【0044】
マスタ電子制御ユニット11は、電気負荷15の動作/非動作を指示する指示信号を受信した場合や自ら送信した場合は、この指示信号に対応する電気負荷15の動作/非動作状態は当然ながら把握している。従って、この場合、負荷状態信号の送信をスレーブ電子制御ユニット14に対してマスタ電子制御ユニット11に要求させなくてもよい。また、スレーブ電子制御ユニット18から送信された電気負荷15の動作/非動作を指示するスイッチ状態信号をスレーブ電子制御ユニット14だけでなくマスタ電子制御ユニット11にも受信させて、当該スイッチ状態信号に基づいてマスタ電子制御ユニット11に電気負荷15の状態を把握させてもよい。
【0045】
スレーブ電子制御ユニット16は、電気負荷17の動作/非動作を指示する指示信号を多重通信線C1を介して受信し、この指示信号に基づいて電気負荷17の動作/非動作を制御する。また、スレーブ電子制御ユニット16は、ユーザにより切換えられるスイッチSW17のオン/オフ状態を示すスイッチ状態信号を多重通信線C1を介して受信し、このスイッチ状態信号に基づいて電気負荷17の動作/非動作を制御する。スイッチSW17のオン/オフ状態はスレーブ電子制御ユニット18によりスイッチ情報線C3を介して監視され、スイッチ状態信号はスイッチSW17のオン/オフ状態に基づいてスレーブ電子制御ユニット18から多重通信線C1に送信される。
【0046】
マスタ電子制御ユニット11は、スレーブ電子制御ユニット16から送信される電気負荷17の動作/非動作状態を示す負荷状態信号を受信して、電気負荷17の動作状態を把握する。この負荷状態信号の送受信については、マスタ電子制御ユニット11が、負荷状態信号の送信をスレーブ電子制御ユニット16に対して定期的または必要な時に要求し(即ち、負荷状態信号を要求する指示信号を定期的にまたは負荷状態信号が必要な時にスレーブ電子制御ユニット16へ送信し)、負荷状態信号をスレーブ電子制御ユニット16に送信させ、そして当該負荷状態信号を受信するといった通信方法を採用してもよい。一方、スレーブ電子制御ユニット16が、定期的または電気負荷17の動作を切換える都度、負荷状態信号をマスタ電子制御ユニット11に送信するといった通信方法を採用してもよい。
【0047】
マスタ電子制御ユニット11は、電気負荷17の動作/非動作を指示する指示信号を受信した場合や自ら送信した場合は、この指示信号に対応する電気負荷17の動作/非動作状態は当然ながら把握している。従って、この場合、負荷状態信号の送信をスレーブ電子制御ユニット16に対してマスタ電子制御ユニット11に要求させなくてもよい。また、スレーブ電子制御ユニット18から送信された電気負荷17の動作/非動作を指示するスイッチ状態信号をスレーブ電子制御ユニット16だけでなくマスタ電子制御ユニット11にも受信させて、当該スイッチ状態信号に基づいてマスタ電子制御ユニット11に電気負荷17の状態を把握させてもよい。
【0048】
従って、マスタ電子制御ユニット11は、電気負荷の動作/非動作を指示する指示信号による制御情報、電気負荷の動作/非動作を指示するスイッチ状態信号による制御情報、そして電気負荷の動作/非動作状態を示す負荷状態信号による情報、を各電気負荷13,15,17に対して一つずつ得て集約するか又は電気負荷13,15,17それぞれに対する複数の情報の論理的な組み合わせを集約して、電気負荷13,15,17それぞれの動作状態を把握する。各電気負荷の動作に関する情報は、マスタ電子制御ユニット11のマイクロコンピュータ111の記憶部111a(図1(B)参照)に記憶され、マイクロコンピュータ111により更新される。尚、指示信号、スイッチ状態信号ならびに負荷状態信号には、電気負荷13、電気負荷15、電気負荷17を識別するための識別信号が含まれている。
【0049】
以下、各電気負荷の消費電流値の割り出し方法について説明する。
図3は、各電気負荷の消費電流値(即ち、負荷電流値)を示す消費電流値データテーブルの一例を示す図である。マスタ電子制御ユニット11は、把握している各電気負荷の動作状態に基づいて、電気負荷13、電気負荷15および電気負荷17それぞれに対応する消費電流値を例えば図3のデータテーブルから割り出す(即ち、予測する)。
【0050】
図1(B)に示されるマスタ電子制御ユニット11のマイクロコンピュータ111は、その記憶部111aに例えば図3のデータテーブルが記憶(換言すれば、プリセット)されており、このデータテーブルを参照して、把握している前述の電気負荷13、電気負荷15、および電気負荷17の動作状態に対する消費電流値を割り出す。そして、マスタ電子制御ユニット11のマイクロコンピュータ111は、この割り出した消費電流値を集計して、全ての電気負荷によって消費される電流の合計を決定する。
【0051】
例えば、電気負荷13がヘッドランプ、電気負荷15がエアコン、そして電気負荷17がオーディオであり、これらの電気負荷が動作している場合、マスタ電子制御ユニット11のマイクロコンピュータ111は、データテーブルから“10A(アンペア)”,“20A”,“10A”をそれぞれの電気負荷13,15,17の消費電流値として読み出して、電気負荷13,15,17の消費電流の合計値を40Aと決定する。一方、電気負荷13、電気負荷15、および電気負荷17の内いずれかが非動作状態である場合、マスタ電子制御ユニット11のマイクロコンピュータ111は、該当する非動作状態の電気負荷の消費電流値を“0A”と判定する。
【0052】
尚、マイクロコンピュータ111の記憶部111aに記憶(換言すれば、プリセット)されているデータテーブルは、別途電流測定器等を用いて得られた測定結果または仕様に基づいて前もって定められた電気負荷個々の消費電流値のデータにより構築されている。記憶部111aは、半導体メモリー、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、等のうち少なくとも一つを備え、更に必要に応じて記録/読み出し装置を備えたものが例として挙げられる。
【0053】
尚、マスタ電子制御ユニット11、スレーブ電子制御ユニット12,14,16,18、等の電子制御ユニット自体も実際には電力を消費する電気負荷であるため、これらの電子制御ユニット自体の消費電流値も別途電流測定器等による測定結果または仕様に基づいて前もって定められて、マイクロコンピュータ111の記憶部111aに消費電流値データとしてプリセットされている。そして、マイクロコンピュータ111は、データテーブルから得られた電気負荷の消費電流値に電子制御ユニット自体の消費電流値を加算して、消費電流の総合計値を求める。例えば、マスタ電子制御ユニット11およびスレーブ電子制御ユニット12,14,16,18の消費電流の合計値が5Aであり、そして電気負荷の消費電流の合計値が40Aである場合、総合計値は45Aとなり、より精度の高い消費電流値が得られる。
【0054】
尚、各スレーブ電子制御ユニットに対して電気負荷が一つずつ設けられている(即ち、1対1対応の)場合は、各電気負荷の消費電流値に、その電気負荷に対応するスレーブ電子制御ユニット自体の消費電流値を加算して、前述のデータテーブルを構築してもよい。この場合、マイクロコンピュータ111は、データテーブルから得られた電気負荷およびスレーブ電子制御ユニット自体の消費電流値に、マスタ電子制御ユニット自体の消費電流値を加算して、消費電流の総合計値を求める。
【0055】
負荷状態監視システム1を車両の全電気負荷に対して用いた場合、マスタ電子制御ユニット11は全ての電気負荷の状態を監視することができる。また、例えば、消費電流の総合計値が車両の電源部の許容出力電流値に対してオーバーロードの可能性があることをマスタ電子制御ユニット11のマイクロコンピュータ111が検出した場合は、マイクロコンピュータ111の記憶部111aにプリセットされた電気負荷の優先度に係るデータに基づいて優先度の低い電気負荷を担当するスレーブ電子制御ユニットを選択し、この選択したスレーブ電子制御ユニットに、担当する電気負荷を非動作状態にさせる指示信号を多重通信線C11を介してマスタ電子制御ユニット11から送信することができる。このようにすれば、車両内で過電流が流れることにより発生するトラブルを未然に防止することができる。尚、オーバーロード検出動作は、例えば、車両の電源部の許容出力電流値に対して同じか幾らか低い電流値をスレッショルドレベルとしてマイクロコンピュータ111の記憶部111aにプリセットし、このスレッショルドレベルと消費電流の総合計値とをマイクロコンピュータ111に比較させることで実現できる。
【0056】
(第2実施形態)
図4(A)および図4(B)は、本発明に係る負荷状態監視システムの第2実施形態の構成を示すブロック図である。図4(A)および図4(B)に示されるように、負荷状態監視システム2の構成は、図1(A)および図1(B)に示される負荷状態監視システム1の構成と比較して、温度センサ19がマスタ電子制御ユニット21のマイクロコンピュータ211に電気的に接続されている点だけが異なる。他の構成については負荷状態監視システム1の構成と同一であり、重複説明の回避のため、その説明は省略する。尚、図中の同一構成箇所には負荷状態監視システム1と同一符号を付して明確化を図る。
【0057】
以下、温度センサ19を備えた負荷状態監視システム2の動作について説明する。温度センサ19は、車両における所定の計測点の周囲温度を検出し、検出した温度を示す信号をマスタ電子制御ユニット21のマイクロコンピュータ211に通知する。図5は、温度センサ19により検出された周囲温度を考慮した各電気負荷の消費電流値(即ち、負荷電流値)を示す消費電流値データテーブルの一例を示す図である。当該データテーブルは、別途電流測定器等を用いて得られた測定結果または仕様に基づいて前もって定められた電気負荷個々の消費電流値のデータにより構築されている。
【0058】
マスタ電子制御ユニット21は、把握している各電気負荷の動作状態に基づいて、電気負荷13、電気負荷15および電気負荷17それぞれに対応する消費電流値を例えば図5のデータテーブルから割り出す(即ち、予測する)。
【0059】
図4(B)に示されるマスタ電子制御ユニット21のマイクロコンピュータ211は、その記憶部211aに例えば図5のデータテーブルが記憶(換言すれば、プリセット)されており、このデータテーブルを参照して、把握している前述の電気負荷13、電気負荷15および電気負荷17の動作状態および、温度センサ19により検出された周囲温度、に対する消費電流値を割り出す。即ち、マスタ電子制御ユニット21のマイクロコンピュータ211は、周囲温度の変化に応じて消費電流値を補正することができる。そして、マスタ電子制御ユニット21のマイクロコンピュータ211は、割り出した消費電流値を集計して、全ての電気負荷によって消費される電流の合計を決定する。尚、図5のデータテーブルに示される“温度低”、“温度中”ならびに“温度高”は、それぞれ所定の温度範囲が設定されており、温度センサ19から検出された温度を示す信号をマイクロコンピュータ211が受信して“温度低”、“温度中”および“温度高”の何れに該当するかを判定する。
【0060】
例えば、温度センサ19により検出された周囲温度が“温度中”に該当し、電気負荷13がヘッドランプ、電気負荷15がエアコン、そして電気負荷17がオーディオであり且つ、これらの電気負荷が動作している場合、マスタ電子制御ユニット21のマイクロコンピュータ211は、データテーブルから“10A”,“20A”,“10A”をそれぞれの電気負荷13,15,17の消費電流値として読み出して、電気負荷13,15,17の消費電流の合計値を40Aと決定する。一方、電気負荷13、電気負荷15、および電気負荷17の内いずれかが非動作状態である場合、マスタ電子制御ユニット21のマイクロコンピュータ211は、該当する非動作状態の電気負荷の消費電流値を“0A”と判定する。
【0061】
第1実施形態での説明と同様に、マスタ電子制御ユニット21、スレーブ電子制御ユニット12,14,16,18、等の電子制御ユニット自体も実際には電力を消費する電気負荷であるため、これらの電子制御ユニット自体の消費電流値も別途電流測定器等による測定結果または仕様に基づいて前もって定められて、マイクロコンピュータ211の記憶部211aに消費電流値データとしてプリセットされている。そして、マイクロコンピュータ211は、データテーブルから得られた電気負荷の消費電流値に電子制御ユニット自体の消費電流値を加算して、消費電流の総合計値を求める。例えば、マスタ電子制御ユニット21およびスレーブ電子制御ユニット12,14,16,18の消費電流の合計値が5Aであり、そして電気負荷の消費電流の合計値が40Aである場合、総合計値は45Aとなり、より精度の高い消費電流値が得られる。
【0062】
尚、各スレーブ電子制御ユニットに対して電気負荷が一つずつ設けられている(即ち、1対1対応の)場合は、各電気負荷の周囲温度別の消費電流値に、その電気負荷に対応するスレーブ電子制御ユニット自体の消費電流値をそれぞれ加算して、前述のデータテーブルを構築してもよい。この場合、マイクロコンピュータ211は、データテーブルから得られた電気負荷およびスレーブ電子制御ユニット自体の消費電流値に、マスタ電子制御ユニット自体の消費電流値を加算して、消費電流の総合計値を求める。
【0063】
その他、負荷状態監視システム2の動作、作用、等に関する説明は、負荷状態監視システム1について既に説明した内容から容易に推察可能であるため省略する。尚、負荷状態監視システム2では、温度センサ19がマスタ電子制御ユニット21のマイクロコンピュータ211に電気的に接続されている形態をとっているが、このような形態ではなく、温度センサ19の検出温度データを多重通信線C1を介してマスタ電子制御ユニット21に通知する形態をとってもよい。また、例えば温度センサ19を複数設けて、各電気負荷の周囲温度を検出し、検出した温度を示す信号それぞれをマスタ電子制御ユニット21に通知する形態をとってもよい。
【0064】
(第3実施形態)
図6(A)および図6(B)は、本発明に係る負荷状態監視システムの第3実施形態の構成を示すブロック図である。図6(A)および図6(B)に示されるように、負荷状態監視システム3の構成は、図4(A)および図4(B)に示される負荷状態監視システム2の構成と比較して、車両の電源部(不図示)に設けられた例えばバッテリ(不図示)の電源電圧値(即ち、出力電圧値)を検出するための電源電圧検出線115がマスタ電子制御ユニット31のマイクロコンピュータ311に抵抗を介して電気的に接続されている点だけが異なる。他の構成については負荷状態監視システム2の構成と同一であり、重複説明の回避のため、その説明は省略する。尚、図中の同一構成箇所には負荷状態監視システム2と同一符号を付して明確化を図る。
【0065】
以下、電源電圧検出線115を備えた負荷状態監視システム3の動作について説明する。マスタ電子制御ユニット31のマイクロコンピュータ311は、電源電圧検出線115から車両の電源部(不図示)の出力電圧値を検出する。図7は、電源電圧検出線115を介して検出された電圧値および温度センサ19により検出された周囲温度を考慮した各電気負荷の消費電流値(即ち、負荷電流値)を示す消費電流値データテーブルの一例を示す図である。当該データテーブルは、別途電流測定器等を用いて得られた測定結果または仕様に基づいて前もって定められた電気負荷個々の消費電流値のデータにより構築されている。
【0066】
マスタ電子制御ユニット31は、把握している各電気負荷の動作状態に基づいて、電気負荷13、電気負荷15および電気負荷17それぞれに対応する消費電流値を例えば図7のデータテーブルから割り出す(即ち、予測する)。
【0067】
図6(B)に示されるマスタ電子制御ユニット31のマイクロコンピュータ311は、その記憶部311aに例えば図7のデータテーブルが記憶(換言すれば、プリセット)されており、このデータテーブルを参照して、把握している前述の電気負荷13、電気負荷15および電気負荷17の動作状態、電源電圧検出線115を介して検出された電圧値および、温度センサ19により検出された周囲温度、に対する消費電流値を割り出す。即ち、マスタ電子制御ユニット31のマイクロコンピュータ311は、電源電圧の変化に応じて消費電流値を補正することができる。そして、マスタ電子制御ユニット31のマイクロコンピュータ311は、割り出した消費電流値を集計して、全ての電気負荷によって消費される電流の合計を決定する。尚、図7のデータテーブルに示されるように、検出された電源電圧値に対して所定の電圧範囲が設定されており、マイクロコンピュータ311は電源電圧を電源電圧検出線115を介して検出して、電源電圧値が何れの電圧範囲に該当するかを判定する。
【0068】
例えば、検出された電源電圧値が12.0V(ボルト)であり、温度センサ19により検出された周囲温度が“温度中”に該当し、電気負荷13がヘッドランプ、電気負荷15がストップランプ、そして電気負荷17がクリアランスランプであり且つ、これらの電気負荷が動作している場合、マスタ電子制御ユニット31のマイクロコンピュータ311は、データテーブルから“10.0A”,“5.0A”,“3.0A”をそれぞれの電気負荷13,15,17の消費電流値として読み出して、電気負荷13,15,17の消費電流の合計値を18.0Aと決定する。一方、電気負荷13、電気負荷15、および電気負荷17の内いずれかが非動作状態である場合、マスタ電子制御ユニット21のマイクロコンピュータ211は、該当する非動作状態の電気負荷の消費電流値を“0A”と判定する。
【0069】
第1および第2実施形態での説明と同様に、マスタ電子制御ユニット31、スレーブ電子制御ユニット12,14,16,18、等の電子制御ユニット自体も実際には電力を消費する電気負荷であるため、これらの電子制御ユニット自体の消費電流値も別途電流測定器等による測定結果または仕様に基づいて前もって定められて、マイクロコンピュータ311の記憶部311aに消費電流値データとしてプリセットされている。そして、マイクロコンピュータ311は、データテーブルから得られた電気負荷の消費電流値に電子制御ユニット自体の消費電流値を加算して、消費電流の総合計値を求める。例えば、マスタ電子制御ユニット31およびスレーブ電子制御ユニット12,14,16,18の消費電流の合計値が5.0Aであり、そして電気負荷の消費電流の合計値が18.0Aである場合、総合計値は23.0Aとなり、より精度の高い消費電流値が得られる。
【0070】
尚、各スレーブ電子制御ユニットに対して電気負荷が一つずつ設けられている(即ち、1対1対応の)場合は、各電気負荷の電源電圧別ならびに周囲温度別の消費電流値に、その電気負荷に対応するスレーブ電子制御ユニット自体の消費電流値をそれぞれ加算して、前述のデータテーブルを構築してもよい。この場合、マイクロコンピュータ311は、データテーブルから得られた電気負荷およびスレーブ電子制御ユニット自体の消費電流値に、マスタ電子制御ユニット自体の消費電流値を加算して、消費電流の総合計値を求める。
【0071】
その他、負荷状態監視システム3の動作、作用、等に関する説明は、負荷状態監視システム1および負荷状態監視システム2について既に説明した内容から容易に推察可能であるため省略する。尚、負荷状態監視システム3では、電源電圧検出線115がマスタ電子制御ユニット31のマイクロコンピュータ311に抵抗を介して電気的に接続されている形態をとっているが、このような形態ではなく、電源電圧検出線115の検出電圧データを多重通信線C1を介してマスタ電子制御ユニット31に通知する形態をとってもよい。また、例えば電圧検出線115を複数設けて、各電気負荷に実際に印加される電圧をマスタ電子制御ユニット31に検出させる形態をとってもよい。負荷状態監視システム3では、負荷状態監視システム2と同様に温度センサ19を備えているが、当該温度センサ19は備えなくてもよい。ただし、温度センサ19を備えない場合、負荷状態監視システム3の動作やデータテーブルの内容が、温度センサ19が検出する周囲温度とは関係が無くなることは言うまでもない。
【0072】
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形,改良,等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の形態,配置個所,数,数値,等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0073】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の負荷状態監視システムによれば、マスタ電子制御ユニットが、電気負荷の消費電流値データを有しており、信号線から得た電気負荷の動作に関する情報から電気負荷の消費電流値を予測できるため、電流測定器を負荷状態監視システムに設ける必要がない。即ち、本発明の負荷状態監視システムは、電気負荷の消費電流値を実際に測定せずに、電気負荷の消費電流値データに基づいて予測することができる。電流測定器を負荷状態監視システムに設ける必要がないため、当該電流測定器の設置スペースが不要となり且つ、コスト的にも有利である。また、新たな電気負荷を車両に搭載する場合でも、その新たな電気負荷の消費電流値データをマスタ電子制御ユニットに持たせ、スレーブ電子制御ユニットに当該電気負荷を制御させ、そしてマスタ電子制御ユニットに信号線からの各電気負荷に関する情報を集約させれば、新たな電気負荷の消費電流値も含めた車両内の消費電流値を予測することが可能となる。また、マスタ電子制御ユニットが消費電流値を予測できることから、電気負荷の省電力制御や車両の電源部の出力電力の最適な制御などに応用が可能である。また、従来の車両にも存在する車両内の各種情報を伝達可能な信号線を用いて負荷状態監視システムを構築することができるため、コスト的に有利である。また、マスタ電子制御ユニットが電源電圧の変化に応じて消費電流値を補正するため、予測される消費電流値が電圧補償の為された、より精度の高い値となる。従って、精度の高い消費電流値予測が可能となる。
【0077】
また、本発明の負荷状態監視システムによれば、マスタ電子制御ユニットが、複数の電気負荷それぞれの消費電流値データを有し、信号線から複数の電気負荷それぞれの動作に関する情報を得て且つ集約し、そして該消費電流値データに従って複数の電気負荷の消費電流値をそれぞれ決定するため、電流測定器をそれぞれ電気負荷に対して設ける必要がない。従って、複数の電流測定器の設置スペースが不要となり且つ、コスト的にも大変有利である。
【0078】
また、本発明の負荷状態監視システムによれば、マスタ電子制御ユニットが、当該マスタ電子制御ユニット自体とスレーブ電子制御ユニット自体の消費電流値データを有し、電気負荷の消費電流値にマスタ電子制御ユニット自体とスレーブ電子制御ユニット自体の消費電流値を加算するため、より精度の高い消費電流値を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)および(B)は、本発明に係る負荷状態監視システムの第1実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】負荷状態監視システム内で伝達される制御信号の種類を示す説明図である。
【図3】各電気負荷の消費電流値(即ち、負荷電流値)を示す消費電流値データテーブルの一例を示す図である。
【図4】(A)および(B)は、本発明に係る負荷状態監視システムの第2実施形態の構成を示すブロック図である。
【図5】第2実施形態に係る温度センサにより検出された周囲温度を考慮した各電気負荷の消費電流値(即ち、負荷電流値)を示す消費電流値データテーブルの一例を示す図である。
【図6】(A)および(B)は、本発明に係る負荷状態監視システムの第3実施形態の構成を示すブロック図である。
【図7】第3実施形態に係る電源電圧検出線を介して検出された電圧値および温度センサにより検出された周囲温度を考慮した各電気負荷の消費電流値(即ち、負荷電流値)を示す消費電流値データテーブルの一例を示す図である。
【図8】車両の電源部から種々の電気装置(即ち、電気負荷)に電力を供給する回路に大電流測定用の負荷状態監視システムを設けた一例を示すブロック回路図である。
【図9】車両の電源部から電力を供給される電気装置(即ち、電気負荷)内に小電流測定用の負荷状態監視システムを設けた一例を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
11 マスタ電子制御ユニット
21 マスタ電子制御ユニット
31 マスタ電子制御ユニット
12 スレーブ電子制御ユニット
13 電気負荷
14 スレーブ電子制御ユニット
15 電気負荷
16 スレーブ電子制御ユニット
17 電気負荷
18 スレーブ電子制御ユニット
19 温度センサ
111 マイクロコンピュータ
211 マイクロコンピュータ
311 マイクロコンピュータ
111a 記憶部
211a 記憶部
311a 記憶部
112 通信IC
113 通信IC
114 通信IC
115 電源電圧検出線
C1 多重通信線
C2 負荷線
C3 スイッチ情報線
SW13,SW15,SW17 スイッチ

Claims (3)

  1. 車両内の各種情報を伝達する信号線と、
    該信号線からの情報に従って電気負荷の動作を制御する少なくとも一つのスレーブ電子制御ユニットと、
    前記電気負荷の動作に関する情報を前記信号線から得るマスタ電子制御ユニットと、
    を備え、
    前記マスタ電子制御ユニットが、前記電気負荷の消費電流値データを有しており、前記電気負荷の動作に関する情報から前記電気負荷の消費電流値を予測し、且つ、電源電圧の変化に応じて前記消費電流値を補正することを特徴とする負荷状態監視システム。
  2. 前記マスタ電子制御ユニットが、当該マスタ電子制御ユニット自体と前記スレーブ電子制御ユニット自体の消費電流値データを有し、前記電気負荷の消費電流値に前記マスタ電子制御ユニット自体と前記スレーブ電子制御ユニット自体の消費電流値を加算することを特徴とする請求項に記載した負荷状態監視システム。
  3. 前記電源電圧を前記車両の電源部から検出するための電源電圧検出線を更に備え、前記消費電流値データが電源電圧別の消費電流値データであり、当該消費電流値データに従って、前記マスタ電子制御ユニットが、前記電源電圧検出線により検出された電源電圧に対応する消費電流値を決定することを特徴とする請求項に記載した負荷状態監視システム。
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