JP4045709B2 - 回路しゃ断器の熱動形過負荷引外し装置 - Google Patents
回路しゃ断器の熱動形過負荷引外し装置Info
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線用しゃ断器,電磁接触器などを対象に、電動機などの過電流保護,および欠相保護を行う回路しゃ断器に組み込んだバイメタル式の熱動形過負荷引外し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、バイメタル式の熱動形過負荷引外し装置の従来例として、電磁接触器(3相用)に組合せて使用するサーマルリレーの全体構成,およびその主要部構造を図10,図11に示す。図10において、1はケース、2はU,V,Wの各相に対応するバイメタル3U,3V,3W,および各相のバイメタルに巻装して主回路電流を通流するヒータ4からなるヒートエレメント部、5はバイメタルの湾曲変位に従動する差動シフタ機構、6は接点機構、7は差動シフタ機構5に連動して接点機構6を開閉動作する反転ばね機構である。
【0003】
ここで、各相のバイメタル3U,3V,3Wは左右一列に等間隔で並び、その一端(図示の上端)が支持金具8を介してケース1に固定支持されている。一方、差動シフタ機構5は図11で示すように、バイメタル3U,3V,3Wの配列に沿ってその両側に布設した板状の第1シフタ(押しシフタ)5I,第2シフタ(引きシフタ)5II,およびシフタ5Iと5IIとの間に跨がって回動自在にリンク結合した作動レバー(釈放レバー)5III との組立体としてなり、第1シフタ5I,第2シフタ5IIからは各相のバイメタル3U,3V,3Wの作動端となる先端部3aを挟んで左右両側に対峙するようにL字形に屈曲した腕部5a,5bが側方に突き出している。また、かかる引外し装置の組立手順は、先にバイメタル3U,3V,3Wをケース1に組み込み、その後に差動シフタ機構5を挿入して各相のバイメタル先端部に連繋させるように組み立てている。
【0004】
かかる過電流引外し装置の動作は周知であり、主回路に過負荷電流が流れるとヒータ4の発熱によりバイメタル3U,3V,3Wが湾曲変位して第1シフタ5Iを左方向に押し、これにより作動レバー5III が図10の反転ばね機構7を反転させて接点機構6の接点を切換動作させる。また、主回路に欠相事故が発生した場合には、欠相の生じた相のバイメタル (湾曲変位しない) が第2シフタ5IIを待機位置に拘束保持したまま他相のバイメタルが第1シフタ5Iを左方向に押す。これにより、第1,第2シフタ5I,5IIの差動により作動レバー5III が反時計方向に揺動して前記と同様な接点切換え動作を行う。
【0005】
なお、配線用回路しゃ断器に組み込んだ熱動形過負荷引外し装置では、前記したバイメタルの湾曲変位に従動する差動シフタ機構の動きで主回路接触子を閉極位置に拘束保持している開閉機構のラッチ受けを釈放し、主回路接触子を引外し動作させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した従来の構成では、各相のバイメタル3U,3V,3W,および差動シフタ機構5を樹脂ケース1に組付けた製品の組立状態で、バイメタルの先端部3aと第1,第2シフタ5I,5IIの腕部5a,5bの間に遊び間隙となるギャップd,eが残っていると、バイメタルに撓みロスが生じてバイメタルの変位量が正確に差動シフタ機構5に伝達されない。また、製品の組立工程でバイメタルの取付け姿勢(傾き),組立誤差などに起因してバイメタル3U,3V,3Wの相間ピッチにばらつきが生じると、その動作特性が影響を受けて引外し装置が仕様通りに動作しなくなるおそれがある。
【0007】
そこで、従来では製品組立後に行う検査工程で、図11で表わすように基準点Oから各相のバイメタル3U,3V,3Wの先端3aまでの距離a,b,c,および第1,第2シフタ5I,5IIの腕部5a,5bと各相のバイメタル先端部3aとの間に残存しているギャップd,eを測定し、このギャップが許容範囲を超えている場合には所定の位置精度(例えば±0.2mm)に納まるようにバイメタル3u,3v,3wを支持している支持金具8を折り曲げ矯正するなどして各相のバイメタル3U,3V,3Wの先端とシフタI,IIの腕部5a,5bとの間のギャップd,eが許容範囲内に収まるようにギャップ調整を行っている。
【0008】
しかしながら、バイメタルの支持金具8を折り曲げ矯正するには製品を組立ラインから別のラインに移して作業を行う必要があってギャップ調整に手間がかかるほか、折り曲げ矯正後も支持金具8のスプリングバックが生じるなどしてギャップ調整を高精度で行うことが困難であり、その改善策が強く望まれている。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、各相のバイメタル取付け姿勢,組立誤差などに起因する相間ピッチの誤差を製品の組立工程で巧みに吸収,修正し、バイメタル/シフタ間の相対的な位置精度を確保できるように改良した回路しゃ断器の熱動形過負荷引外し装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、過負荷電流,および欠相の検出手段として主回路の各相に対応するバイメタル,および各相のバイメタルの作動端に対向させた差動シフタ機構を備え、該シフタ機構の動作により接触子開閉機構に連係させたラッチ受けを釈放位置に移動して主回路の接触子を開極させるようにした回路しゃ断器の熱動形過負荷引外し装置であり、前記差動シフタ機構が前後一列に並ぶ各相バイメタルに沿ってその両側に布設した第1,第2のシフタと、第1,第2シフタの間に跨がってリンク結合した作動レバーとからなり、かつ第1,第2のシフタからそれぞれ側方に突き出した腕部を各相のバイメタル先端部を挟んでその両側に対峙させたものにおいて、
前記第1のシフタと第2のシフタは分割されており、該第1および第2シフタの腕部の初期寸法を、トリミング領域となる延長部を含めて各シフタの腕部先端部分が互いに重なり合う長さに設定し、回路しゃ断器に組み込んだバイメタルの組立位置データを基に、前記第1,第2シフタの腕部先端をトリミングしてその相互間にバイメタルの板厚に相応した間隔を形成する(請求項1)ことにより、回路しゃ断器の熱動形過負荷引外し装置を製造する。
また前記第1,および第2シフタは、プレス加工によるトリミングが可能なプラスチック成形品で構成する(請求項2)、あるいはその腕部の延長部分に薄い金属板をインサート成形したプラスチック成形品で構成する(請求項3)ことができる。
【0013】
これにより、回路しゃ断器に組み込んだ各相のバイメタル取付け姿勢,組立誤差などに起因する相間ピッチのばらつきを製品の組立工程で個々に吸収し、バイメタル/シフタ間の相対的な位置精度を確保できる。特に、シフタの腕部に薄い金属板をインサート成形することで、トリミングの精度向上化が図れる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示実施例に基づいて説明する。なお、各実施例の図中で図11に対応する部材には同じ符号を付して説明は省略する。
〔実施例1〕
図1〜図5は本発明の一実施例を示すものであり、まず装置全体の組立構造を図1(a) 〜(c) に示す。なお、図示例はケース9に、主回路の各相に対応するバイメタル3U,3V,3W、差動シフタ機構5、主回路接触子の開閉機構部10、差動シフタ機構5の作動レバー5III と開閉機構部10のラッチ受け11との間を連繋する連桿を兼ねた補償バイメタル12,および可調整ダイヤル13を組付けて構成した配線用しゃ断器用の過負荷引外しユニットを示しており、当該ユニットは主回路端子,接触子機構などを装備した回路しゃ断器の本体に組み込んで使用される。
【0015】
ここで、各相のバイメタル3U,3V,3W,および差動シフタ機構5は基本的に図11と同様であるが、バイメタル3U,3V,3W(図示例ではバイメタルの下端が支持金具8を介してユニットケース9に支持されている)はその下端が支持金具8を介してケース9に組付けられており、バイメタルの作動端となる上部側の先端部3aには本発明によるアダプタ14(アダプタの詳細構造については後記する)が新たに追加装備されている。
【0016】
一方、前記した補償バイメタル12はヘアピン状になり、その一端がユニットケース9に前記可調整ダイヤル13と組合せて組付けたホルダ部部品9aに支軸12aを介して回動可能に軸支されており、他端が差動シフタ機構5の作動レバー5III の先端に対向している。また、補償バイメタル12には駆動片12bが取付けてあり、該駆動片12bがラッチ受け11を釈放位置に駆動して開閉機構部10をトリップ動作させるようにしている。
【0017】
かかる構成で、過電流の通電,ないし欠相発生に伴うバイメタル3U,3V,3Wの湾曲変位で差動シフタ機構5の作動レバー5III が作動すると、作動レバー5III が補償バイメタル12の先端を左方に押す。これにより、補償バイメタル12は支軸12aを中心に時計方向に回動してラッチ受け11を釈放位置に押し、開閉機構部10のラッチを釈放する。その結果、開閉機構10がトリップしてしゃ断器本体の主回路接触子が開極動作する。
【0018】
次に、前記したアダプタ14の構造について述べる。アダプタ14は図4(a) 〜(c) で示すように金属のプレス加工品,もしくはプラスチック成形品として作られた角形のリング状枠体であり、バイメタル3U,3V,3Wの頂部に形成した狭幅な突起3bに圧入して締まり嵌め式に固定されている。ここで、図4(b) に表したアダプタ14の各寸法p,q,rは次のように設定する。まず、外形幅pは差動シフタ機構5の第1シフタ5Iの腕部5aと第2シフタ5IIの腕部5bとの間の間隔に合わせ、内形幅qは後記のようにバイメタルの相間ピッチ誤差を見込んでバイメタルの板厚よりも0.5mm程度大きい寸法に定めてある。また、寸法rはバイメタルの頂部に形成した突起3bの幅よりも締めしろ分だけ狭く設定しておく。そして、バイメタル3U,3V,3Wに対し、前記アダプタ14が図示の組立位置で差動シフタ機構5の第1シフタ5Iの腕部5aと第2シフタ5IIの腕部5bとの間の間隔に殆ど隙間なく納まるような位置に位置決めして装着される。
【0019】
次に、製品の組立工程で行うアダプタの装着手順を図2,図3で説明する。すなわち、ユニットケース9にバイメタル3U,3V,3W,開閉機構部10,ラッチ受け11,補償バイメタル12の各部品を組付けた組立段階で、差動シフタ機構5をセットする前にアダプタ14を装着する。この場合に、組立後の状態で図1で述べたバイメタル/差動シフタ機構の相対位置関係が正しく再現できるように、例えばユニットケース9に組付けられているラッチ受け11を計測基準点Oとして利用し、この基準点Oから各相のバイメタル3U,3V,3Wに装着するアダプタ14の後端面位置までの基準距離A,B,C(距離Bはバイメタルの相間ピッチ)を定め、アダプタの装着時には組立製品ごとに前記基準距離と一致するようにアダプタ14を位置決めしてバイメタル3U,3V,3Wの頂部突起3bに圧入して固定する。これにより、図3で示すようにバイメタル3U,3V,3Wの取付姿勢の傾きなどに起因して各相バイメタルの先端位置と所定の相間ピッチに対応した基準位置との間にずれ(誤差)t1,t2,t3 が生じていても、この誤差分がアダプタ14の枠内幅q(図4(b) 参照)の範囲で吸収される。
【0020】
なお、実際の組立工程では、自動組立用ロボットのハンドリングヘッドに3個のアダプタ14を所定の相間ピッチに合わせて吸着保持しておき、前記のようにケース9に組付けたラッチ受け11を計測基準点Oとして吸着保持した各アダプタ14が前記の距離A,B,Cと一致する位置にハンドリングヘッドを移動して位置決めし、続いてハンドリングヘッドを下降操作して各アダプタ14を一括してバイメタル3U,3V,3Wの頂部突起3bに圧入する。
【0021】
これにより、続く組立工程で差動シフタ機構5を組付けた状態では、図1で示すように各相のバイメタル3U,3V,3Wがアダプタ14を介して第1シフタ5Iの腕部5aと第2シフタ5IIの腕部5bの端面と殆ど隙間なく当接し合うようになる。したがって、製品の組立後は従来のような手間のかかる調整作業が不要であり、しかも実使用時における過負荷電流の通電時にはバイメタルの湾曲変位が撓みロスなく差動シフタ機構5に伝達して安定した動作特性が得られる。
【0022】
次に、前記アダプタに関する応用実施例を図5(a) 〜(c) に示す。すなわち、この実施例においては、先記した角形のリング状枠体としてなるアダプタ14(図4参照)に代えて、平板状のアダプタ15がバイメタル3U,3V,3Wの頂部に接着固定されている。なお、アダプタ15の外形幅pは図4のアダプタ14と同じ寸法に定め、縦幅sは広い接着面積を確保するためにバイメタルの板幅と同じ寸法とし、バイメタルの頂部端面も平坦面としてここに接着剤で固着する。また、接着剤としてはバイメタルの温度上昇を考慮して熱硬化性接着剤を用いるのがよい。
【0023】
〔実施例2〕
次に、本発明の一実施例を図6〜図9に基づいて説明する。まず、差動シフタ機構5の構成部品である第1シフタ5I,第2シフタ5IIについて、その組立前の形状を図6(a),(b) に示す。すなわち、シフタ本体からブランチしてL字形に突出した腕部5a,5bの初期長さ寸法Lは、トリミング領域(トリミング法については後述する)となる延長部を含めて基準寸法(従来品)よりも長くし、第1シフタ5I,第2シフタ5IIを差動レバー5III と組み合わせた状態では互いに向かい合う腕部5aと腕部5bの先端部分が互いに重なり合うように設定されている。なお、シフタ5I,5IIはプレス加工によるトリミングが可能なプラスチック成形品(絶縁材)とするか、あるいは図7(a),(b) で示すようにプラスチックを母材として各相に対応する腕部5a,5bの部分に肉厚の薄い金属板5cをインサート成形したものを用いる。なお、腕部5a,5bに金属板5cをインサート成形しておくことにより、プレス加工などによるトリミングの寸法精度を高めることができる。
【0024】
そして、差動シフタ機構5を回路しゃ断器に組み込む際には、次に述べるような手順を経て各相のバイメタルとの間でギャップ調整を行う。すなわち、各相のバイメタル3U,3V,3W,およびラッチ受け11,補償バイメタル12などの各部品をしゃ断器ケースに組付けた半完成の各製品について、図8で示すように位置測定器16X,16Yを用いて縦横の2軸方向からバイメタル3U,3V,3W,および補償バイメタル12の位置を計測し、計測基準線Oから各相のバイメタル3U,3V,3Wの先端部までの距離A,B,C,および補償バイメタル12の先端に差動シフタ機構5の差動レバー5III が当接する地点Pまでの距離Dと、前記P点と補償バイメタル12の支軸12aとの間の距離Eを測定し、これらを部品の位置データとして読み込む。
【0025】
次に、前記の位置データを基に、差動シフタ機構5のシフタ5I,5IIに対して図6に表したトリミング距離F,G(このトリミング距離F,GはU,V,W相のうちV相に対応する中央の腕部に対する距離を表している)を定め、この距離に合わせて腕部5a,5bの先端部分(斜線で表した部分5a-1,5b-1)を重ね合わせたままプレス加工により一括切断してトリミングする。ここで、トリミング距離Fは、図8に示した測定距離B,D、および既知なバイメタルの板厚tとから、F=B−D−t,G=B−Dとして決める。なお、U相,W相に対応する各腕部についても、前記と同様な方法でトリミングを行う。
【0026】
このように、個々の製品ごとに差動シフタ機構5をしゃ断器ケースへ組み込み前の工程で、あらかじめ初期寸法Lを長めに設定した腕部5a,5bの先端部分をトリミングすることにより、第1シフタ5Iの腕部先端と第2シフタ5IIの腕部先端の間には、しゃ断器ケースに組み込んだ各相のバイメタル3U,3V,3Wの先端位置に対応した間隔が確保される。これにより、差動シフタ機構5をしゃ断器ケースに組み込んだ状態では、各相のバイメタル3U,3V,3Wの組立姿勢にばらつきがあっても、そのバイメタル先端部と、これを両側から挟んで対峙するシフタ5I,5IIの腕部5a,5bとの間には、図11に示したような遊びギャップd,eを残すことなく、バイメタルと差動シフタ機構5との間が殆ど密着した状態に当接し合って連繋されることになる。
【0027】
なお、図9は前記のような手順を経て組立てた配線用回路しゃ断器の構成図であり、差動シフタ機構5は、しゃ断器ケース17に組み込んだ位置で図示のようにバイメタル3U,3V,3Wに対して適正にギャップ調整された位置に収まるようになる。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の構成によれば、第1のシフタと第2のシフタは分割されており、該第1および第2シフタの腕部の初期寸法を、トリミング領域となる延長部を含めて各シフタの腕部先端部分が互いに重なり合う長さに定め、回路しゃ断器に組み込んだバイメタルの組立位置データを基に、前記第1,第2シフタの腕部先端をトリミングしてその相互間にバイメタルの板厚に相応した間隔を形成して組立てたことにより、回路しゃ断器に組み込んだ各相のバイメタル取付け姿勢,組立誤差などに起因する相間ピッチのばらつきを前記した腕部先端のトリミングで個々に吸収し、バイメタル/シフタ間の相対的な位置精度を確保できる。また、シフタの腕部の延長部分に薄い金属板をインサート成形することで、トリミング精度をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に対応する熱動形過負荷引外しユニットの構成図であり、(a) は平面図、(b) の正面図、(c) は側面図
【図2】図1の構成で各相のバイメタルにアダプタを装着した組立段階の状態を表す図であり、(a) は平面図、(b) は正面図
【図3】図2(b) に対応する模式図で表したバイメタル相間ピッチ誤差の吸収原理の説明図
【図4】図1における要部部品の詳細構造図であり、(a) はアダプタを装着したバイメタルの側面図、(b) はアダプタ部品の平面図、(c) は同側面図
【図5】図4の応用実施例を示す要部部品の詳細構造図であり、(a) はアダプタを装着したバイメタルの側面図、(b) はアダプタ部品の平面図、(c) は同側面図
【図6】本発明の実施例2に対応する差動シフタ機構の構成部材である第1,第2シフタのトリミング前の初期形状を表す図であり、(a),(b) はそれぞれ第1シフタ,第2シフタの平面図
【図7】図6の応用実施例を示す差動シフタ機構の構成図であり、(a) は組立状態の平面図、(b) は(a) 図におけるシフタ腕部部分の拡大断面図
【図8】図6,図7の差動シフタ機構に対するギャップ調整手順としてバイメタルの位置データを得るための測定図
【図9】実施例2の熱動形過負荷引外し装置を組み込んだ配線用回路しゃ断器の内部構造を表す平面図
【図10】熱動形過負荷引外し装置の従来例として示したサーマルリレーの全体構成図
【図11】バイメタルと差動シフタ機構を組合せた過負荷,欠相検出部の従来構造図
【符号の説明】
2 ヒートエレメント部
3U,3V,3W バイメタル
3b 先端部の突起
4 ヒータ
5 差動シフタ機構
5I 第1シフタ
5II 第2シフタ
5III 作動レバー
5a,5b 腕部
5a-1,5b-1 トリミング部分
5c シフタにインサート成形した金属板
8 バイメタルの支持金具
10 開閉機構部
11 ラッチ受け
14,15 アダプタ
16X,16Y 位置測定器
Claims (3)
- 過負荷電流,および欠相の検出手段として主回路の各相に対応するバイメタル,および各相のバイメタルの作動端に対向させた差動シフタ機構を備え、該シフタ機構の動作により接触子開閉機構に連係させたラッチ受けを釈放位置に移動して主回路の接触子を開極させるようにした回路しゃ断器の熱動形過負荷引外し装置であり、
前記差動シフタ機構が前後一列に並ぶ各相バイメタルに沿ってその両側に布設した板状になる第1,第2のシフタと、第1,第2シフタの間に跨がってリンク結合した作動レバーとからなり、かつ第1,第2のシフタからそれぞれ側方に突き出した腕部を各相のバイメタル先端部を挟んでその両側に対峙させたものにおいて、
前記第1のシフタと第2のシフタは分割されており、該第1および第2シフタの腕部の初期寸法を、トリミング領域となる延長部を含めて各シフタの腕部先端部分が互いに重なり合う長さに設定し、
回路しゃ断器に組み込んだバイメタルの組立位置データを基に、前記第1,第2シフタの腕部先端をトリミングしてその相互間にバイメタルの板厚に相応した間隔を形成したことを特徴とする回路しゃ断器の熱動形過負荷引外し装置の製造方法。 - 請求項1記載の熱動形過負荷引外し装置の製造方法において、第1,および第2シフタは、プレス加工によるトリミングが可能なプラスチック成形品で構成されていることを特徴とする回路しゃ断器の熱動形過負荷引外し装置の製造方法。
- 請求項1記載の熱動形過負荷引外し装置の製造方法において、第1,および第2シフタは、その腕部の延長部分に薄い金属板をインサート成形したプラスチック成形品で構成されていることを特徴とする回路しゃ断器の熱動形過負荷引外し装置の製造方法。
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