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JP3929793B2 - 車両共同利用システム - Google Patents

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JP3929793B2 JP2002050408A JP2002050408A JP3929793B2 JP 3929793 B2 JP3929793 B2 JP 3929793B2 JP 2002050408 A JP2002050408 A JP 2002050408A JP 2002050408 A JP2002050408 A JP 2002050408A JP 3929793 B2 JP3929793 B2 JP 3929793B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の駐車領域に駐車された共有車両を管理し、該車両を利用者に貸出す車両共同利用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から車両の共同利用システムにあっては、複数の利用者によって車両を効率よく利用し、円滑な移動手段の確保を目的とする様々な提案がされている。このような提案の中で、例えば特開平8−44801号公報では、複数の車両毎に通信手段を搭載し、この通信手段を介して車両から送信される情報に基づいて該車両の貸し出し及び返却を管理する管理センタを設けた車両貸し出しシステムが提案されている。このシステムでは、ポートと呼ばれる駐車領域に、利用者が共同で利用する共有車両を用意すると共に、このポートを多数設けて、利用者が各ポート間を自由に行き来することが可能なマルチポートの車両貸し出しシステムを運用することができる。
【0003】
ところで、上述のポートは共有車両専用の駐車領域であり、あまり数多くのポートを設けると、多くの土地スペースを占有することになるので、共有車両の利用効率から考えると逆に土地利用に対する無駄が発生する場合がある。このような問題点を解決するために、一般の駐車場(駐車領域)と共有車両用のポートとを共有し、土地スペースを有効に共同利用することが考えられる。例えば、特開平10−261199号公報では、共有車両であっても公共またはショッピングセンタ等の一般の駐車場に駐車できる駐車場管理システムが提案されている。同公報によると、このシステムでは、一般の駐車場の出入り口において車両共用システムに属する共有車両を識別する識別手段を設け、一般車両と共有車両を区別して管理すると共に、駐車場に設けたポート端末によって、利用者に共用車両の貸し出し及び返却に関する手続を行わせる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような駐車場管理システムでは、一般の駐車場の出入り口において車両共用システムに属する共有車両を識別する識別手段を設け、一般車両と共有車両を区別して管理しているものの、一般の車両と共有車両との駐車場所を区別しておらず、一般の車両によって駐車場が占有された場合、共有車両の返却ができない等の問題が発生する。
そこで、駐車場内の所定の駐車スペースを共有車両専用に指定して共有車両の優先的使用を認め、円滑な車両の共同利用システムの運用を行うことが提案されている。しかし、もし共有車両が指定駐車スペース以外の場所に駐車され、駐車領域内の一般の車両を駐車するためのスペースを占有した場合には、車両の共同利用システム運用者から駐車場運用者に対し、駐車場(土地)利用料として何らかの対価を支払う必要性が発生する。ところが、従来は、一般の駐車場を共有車両が利用する場合の駐車料金の課金方法が明確ではなかった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、一般の駐車場内において、指定の駐車スペース以外の場所に共有車両が駐車された場合に、適正な課金を行うことができる車両共同利用システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明に係る車両共同利用システムは、所定の駐車領域(例えば実施の形態の駐車場40)に駐車された共有車両を管理する管理装置を備えた管制室を設け、前記共有車両を利用者に貸出す車両共同利用システムにおいて、前記管理装置は、前記利用者に貸し出された前記共有車両が、前記駐車領域内において、予め前記共有車両の駐車が許可された前記駐車領域内の所定の駐車スペース(例えば実施の形態のポート50)以外の場所に駐車されていたか否かを判定する所定外駐車判定手段(例えば実施の形態の所定外駐車判定手段104)と、前記駐車領域内において、前記駐車スペース以外の場所に駐車されていた共有車両を所定外駐車車両と認識し、該所定外駐車車両に対する駐車時間に応じた駐車料金を計算する所定外駐車料金計算手段(例えば実施の形態の所定外駐車料金計算手段105)と、前記車両からの通知により、前記駐車領域への前記共有車両の入場時刻及び退場時刻を検出する車両入退場検出手段(例えば実施の形態の車両入退場検出手段101)と、前記車両からの通知により、前記駐車領域内の前記所定の駐車スペースに対する前記共有車両の到着時刻及び出発時刻を検出する車両移動検出手段(例えば実施の形態の車両移動検出手段102)とを備え、前記所定外駐車判定手段は、前記入場時刻と前記到着時刻との時間差、または前記退場時刻と前記出発時刻との時間差により、前記利用者に貸し出された前記共有車両が、前記駐車領域内において、前記所定の駐車スペース以外の場所に駐車されていたか否かを判定することを特徴とする。
【0007】
以上の構成を備えた車両共同利用システムは、一般の駐車場の一部を共有車両のための駐車スペースとして利用した場合に、所定外駐車判定手段によって、共有車両が、予め駐車の許可された駐車領域内の所定の駐車スペース以外の場所に駐車されていたか否かを判定し、駐車領域内において、所定の駐車スペース以外の場所に駐車され、一般の車両のための駐車スペースを占有していたと判定した共有車両の駐車料金を、所定外駐車料金計算手段によって計算することができる。
また、駐車領域内において詳細には把握できない共有車両の位置を、共有車両から通知された駐車領域内の所定の駐車スペースと駐車領域の出入り口との間の移動時間から推測し、該移動時間が通常より長い共有車両は、駐車領域内において、所定の駐車スペース以外の場所に駐車されたと判断することができる。
【0008】
請求項2の発明に係る車両共同利用システムは、請求項1に記載の車両共同利用システムにおいて、前記管理装置が、前記所定の駐車スペースに駐車された共有車両の台数と、前記所定の駐車スペースに駐車可能な共有車両の台数とを比較して、前記所定の駐車スペースに対する共有車両の駐車の可否を判定する所定駐車可否判定手段(例えば実施の形態の所定駐車可否判定手段103)と、少なくとも、前記所定外駐車車両が前記所定の駐車スペースに駐車された状態から利用を開始された場合、または前記利用者が前記所定外駐車車両を前記駐車領域内に駐車しようとした時に前記所定の駐車スペースに対する駐車が可能であった場合には、前記駐車料金を、前記所定外駐車車両の利用者に課金する所定外駐車料金課金手段(例えば実施の形態の駐車料金課金手段106)とを備えたことを特徴とする。
【0009】
以上の構成を備えた車両共同利用システムは、駐車領域内において、所定の駐車スペース以外の場所に駐車されていた共有車両について、この共有車両が所定の駐車スペースに駐車されていた状態から利用を開始された場合、あるいは利用者がこの共有車両を駐車領域内に駐車しようとした時に、所定駐車可否判定手段による判定の結果、所定の駐車スペースに車両の駐車が可能であった場合には、この共有車両は、利用者の都合で所定の駐車スペース以外の場所に駐車されたと認識し、所定外駐車料金課金手段によって、この駐車料金を所定の駐車スペース以外の場所に駐車された共有車両の利用者に課金することができる。
【0010】
請求項3の発明に係る車両共同利用システムは、請求項1に記載の車両共同利用システムにおいて、前記管理装置が、前記所定の駐車スペースに駐車された共有車両の台数と、前記所定の駐車スペースに駐車可能な共有車両の台数とを比較して、前記所定の駐車スペースに対する共有車両の駐車の可否を判定する所定駐車可否判定手段(例えば実施の形態の所定駐車可否判定手段103)と、少なくとも、前記利用者が前記所定外駐車車両を前記駐車領域内に駐車しようとした時に前記所定の駐車スペースに対する駐車が不可能であった場合には、前記駐車料金を、前記所定外駐車車両の管理者に課金する所定外駐車料金課金手段(例えば実施の形態の駐車料金課金手段106)とを備えたことを特徴とする。
【0011】
以上の構成を備えた車両共同利用システムは、駐車領域内において、所定の駐車スペース以外の場所に駐車されていた共有車両について、利用者がこの共有車両を駐車領域内に駐車しようとした時に、所定駐車可否判定手段による判定の結果、所定の駐車スペースに車両の駐車が不可能であった場合には、この共有車両は、利用者がやむを得ず所定の駐車スペース以外の場所に駐車されたと認識し、所定外駐車料金課金手段によって、この駐車料金を所定の駐車スペース以外の場所に駐車された共有車両の管理者、すなわち車両共同利用システムの運用者に課金することができる。
【0014】
請求項の発明に係る車両共同利用システムは、請求項1から請求項のいずれかに記載の車両共同利用システムにおいて、前記共有車両が、前記駐車領域の出入り口に設けられた駐車領域識別標識(例えば実施の形態の入り口タグ54、出口タグ56)を検出して、前記駐車領域に対する入退場を前記管理装置へ通知し、前記駐車領域内の前記所定の駐車スペースに設けられた駐車スペース識別標識(例えば実施の形態のIDタグ52)を検出して、前記所定の駐車スペースに対する到着または出発を前記管理装置へ通知することを特徴とする。
以上の構成を備えた車両共同利用システムは、共有車両が、駐車領域の出入り口に設けられ、駐車領域の出入り口の位置を示す駐車領域識別標識や、駐車領域内の所定の駐車スペースに設けられ、駐車スペースの位置を示す駐車スペース識別標識を、自動的に検出してその時刻を管理装置へ通知することで、利用者の意志に係わらず、管理装置が共有車両の移動位置やその位置における時刻を記録することができる。
【0015】
請求項の発明に係る車両共同利用システムは、請求項に記載の車両共同利用システムにおいて、前記駐車領域識別標識及び前記駐車スペース識別標識は、設置された位置を区別するために、設置された位置を示す情報に関連づけられた識別番号を無線で送出するタグであることを特徴とする。
以上の構成を備えた車両共同利用システムは、共有車両が、駐車領域を入退場する際や、駐車領域内の所定の駐車スペースに対する到着または出発において、非接触で駐車領域識別標識や駐車スペース識別標識を認識できるため、自動的に共有車両の位置を取得することができる。また、特に駐車領域識別標識の設置された駐車領域の出入り口において、共有車両は徐行または停止する必要がなく、利用者は円滑に共有車両の出入りを行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
図1において、管制室1は、ポートと呼ばれる駐車領域に駐車され、利用者に共同で利用される共有車両2の予約や配車、利用料金の請求等、車両の共同利用を管理する車両管理装置を備えた車両共同利用システムの管理センタである。共有車両2は、本実施の形態の車両共同利用システムの運用者が管理する貸し出し用車両であって、管制室1に会員として登録された利用者A3が、携帯端末4から管制室1に予約を入れることにより、出発・到着ポート、期日、時刻、車種等の車両を特定する情報を指定して車両を確保する”予約乗り”と呼ばれる方法と、管制室1に会員として登録された利用者B5が、所持するスマートカード6により直接空いている車両を利用する”直乗り”と呼ばれる方法の2通りの方法により利用される。
また、通信網7は、利用者A3の所持する携帯端末4と管制室1や、共有車両2と管制室1を接続するための通信網であって、例えばWAP(Wireless Application Protocol )による無線通信、WWW(World Wide Web)を利用したインターネットや公衆回線網を介した有線通信により情報の送受信を行う。
【0017】
なお、共有車両2は、管制室1の下で1台以上が管理されるものとする。また利用者A3、利用者B5は、何人いても良い。
また、携帯端末4は、インターネット等のコンピュータネットワークや公衆回線網に対する接続機能を持った端末であり、無線通信により接続される、携帯電話やパーソナル・ハンディフォン・システム(Personal Handy Phone System )を含む携帯端末、あるいは移動通信端末に限らず、有線通信により接続される端末も含むものとする。更に、上述の有線、あるいは無線通信を用いた端末において、簡易型のコンピュータネットワーク接続機能を持った端末も含むものとする。
【0018】
また、管制室(車両管理装置)1は、制御部11と、会員マスタ12と、料金表13と、車両マスタ14と、ポートマスタ15と、ポート管理マスタ16と、貸出履歴マスタ17と、予約マスタ18と、入出力手段19と、ネットワーク20とから構成されている。 制御部11は、CPU(中央演算装置)を備えたコンピュータシステムにおいて車両管理制御プログラムを実行し、管制室1の全体の動作を管理する。
また、制御部11は、共有車両2からの通知により、駐車場への共有車両2の入場時刻及び退場時刻を検出する車両入退場検出手段101と、共有車両2からの通知により、詳細は後述するロットと呼ばれる駐車場内の1台分の駐車スペースに対する共有車両2の到着時刻及び出発時刻を検出する車両移動検出手段102と、ロットに対する共有車両の駐車の可否を判定する所定駐車可否判定手段103とを備えている。更に、制御部11は、利用者に貸し出された共有車両が、駐車領域内において、ロット以外の場所に駐車されていたか否かを判定する所定外駐車判定手段104と、駐車領域内において、ロット以外の場所に駐車されていた共有車両に対する駐車時間に応じた駐車料金を計算する所定外駐車料金計算手段105と、所定外駐車料金計算手段105の計算した駐車料金を、所定外駐車車両の利用者または管理者に課金する駐車料金課金手段106とを含む。なお、制御部11の動作の詳細は後述する。
【0019】
会員マスタ12は、会員として登録された各利用者の登録データを記録するデータベースであって、会員毎の(1)ユーザID、(2)住所、(3)利用権の情報等が記録されている。
料金表13は、共有車両2の利用に対する料金体系を記録したデータベースであって、(1)基本料金、(2)延長料金、(3)割増・割引料金、(4)所定外駐車料金等が記録されている。
車両マスタ14は、共有車両2を管理するために、各共有車両に関する状態を記録したデータベースであって、例えば共有車両毎の(1)車両ID、(2)車種(種類)、及び装備、色等を含む機種情報(3)駐車ポート、(4)駐車ロット(ロットID)、(5)車両の使用状態等が記録されている。
【0020】
ポートマスタ15は、共有車両2を管理するために、ポートに関する状態を記録したデータベースであって、例えばポート毎の(1)駐車可能台数(ロットの数)、(2)入り口ID、(3)出口ID、(4)ポートに駐車中の台数、(5)実車台数、(6)駐車車両ID等が記録されている。
ポート管理マスタ16は、後述する駐車場及びポートへの共有車両2の入退場を管理するために、共有車両2の車両IDに関連づけて、(1)入場した駐車場の入り口ID、(2)駐車場への入場時刻、(3)ロットへの到着時刻、(4)ポートでの駐車ロット(ロットID)、(5)ロットからの出発時刻、(6)退場した駐車場の出口ID、(7)駐車場からの退場時刻、(8)駐車場入場時の駐車可否、(9)駐車料金等が時系列に記録されている。
【0021】
貸出履歴マスタ17は、共有車両2の利用履歴を記録したデータベースであって、例えば各利用者毎の個別情報として、(1)ユーザID、(2)(貸出した)車両ID、(3)貸出時刻、(4)返却時刻、(5)乗り出し場所、(6)返却場所、(7)走行距離、(8)消費燃料、(9)駐車料金等が記録されている。
予約マスタ18は、”予約乗り”における利用者A3による車両予約を管理するために、予約情報を記録したデータベースであって、利用者A3のユーザIDに関連づけて(1)出発ポート、(2)到着ポート、(3)車種や車両ID等の情報が記録されている。
【0022】
入出力手段19は、管制室1が、携帯端末4と車両の貸出し予約に係わる情報を送受信したり、管制室1が、共有車両2と車両の貸出し、及び返却に係わる情報、すなわち、車両管理データを送受信したりするためのインタフェース部である。なお、管制室1と共有車両2との間の車両管理データの送受信は無線通信により直接行われる。
ネットワーク20は、管制室1内で、上述の制御部11と、会員マスタ12と、料金表13と、車両マスタ14と、ポートマスタ15と、ポート管理マスタ16と、貸出履歴マスタ17と、予約マスタ18と、入出力手段19とを接続し、データの送受信を行うためのLAN(Local Area Network)を構成する通信網である。
【0023】
次に、図面を用いて、本実施の形態で用いられる共有車両2について説明する。
図2は、共有車両2の構成を示すブロック図であって、図2において、共有車両2は、通信アンテナ21と、通信装置22と、カード用アンテナ23と、カードリーダ24と、制御部25と、ドアロック機構26と、メイン電源制御機構27と、モニタ表示部28と、操作部29と、キースイッチ30と、返却ボタン31と、記憶装置32と、車速パルス検出器33と、A/D変換器34と、燃料計35と、タグ用アンテナ36と、IDタグリーダ37とから構成される。
共有車両2は、ポートと呼ばれる駐車領域の、ロットと呼ばれる1台分の駐車スペースに停められており、管制室1とは、通信アンテナ21に接続された通信装置22を介して無線通信を行い、各種データを交換する。
【0024】
共有車両2は、利用者A3、または利用者B5が、例えば非接触読み書き方式のスマートカード6を共有車両2に設けられたカード用アンテナ23へかざすと、カードリーダ24により読み取られた信号を、共有車両2の動作を管理する制御部25へ通知する。
制御部25は、通信装置22と通信アンテナ21を介して、管制室1と無線通信により通信を行い、利用者がスマートカード6をかざして、共有車両2の利用を求めたことを管制室1へ送信し、車両の貸出しの許可を求める。
【0025】
また、記憶装置32は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)から構成され、共有車両2毎に割り当てられた車両のID番号を予め記憶していると共に、利用者が入力した利用者のID番号やPIN(Personal Identification Number)を一時記憶する。制御部25が、記憶装置32に記憶された車両のID番号や、利用者が入力した利用者のID番号等を、管制室1へ送信して、利用者に対する共有車両2の貸出し許可が下りると、車両の貸出しを求められた管制室1の指示により、ドアロック機構26がドアキーの開錠を行い、また、制御部25においてPINの一致が確認されると、メイン電源制御機構27がイグニッション回路を使用可とする。
【0026】
利用者A3、または利用者B5は、共有車両2の貸出し時に、モニタ表示部28に表示された指示に従い、必要事項を操作部29から制御部25へ入力し、キースイッチ30を押して共有車両2のイグニッションをONにして共有車両2の利用を開始する。また、利用者は共有車両2をポートへ返却する時に、ポートにおいて返却ボタン31を押して返却処理を行う。
なお、上述のスマートカード6は、記録されたID番号が読み書きでき、そのカードの中だけで簡単な意志決定ができるプロセッサを含むICが搭載されたID端末であって、本実施の形態では、ID番号を共有車両2へ通知するために用いるID端末は、非接触、または接触読み書き方式のICカードの他、共有車両2側の読み取り装置が対応すれば、非接触、接触読み書き方式に限らず、磁気カード、ICチップを内蔵した携帯電話機等、記録されたID番号が読み書きできるものであれば何を用いても良い。
【0027】
また、共有車両2の走行中は、車速パルス検出器33から、共有車両2の走行状態を表す車速パルス信号が制御部25へ通知されており、更に、制御部25には、A/D変換器34を介して燃料計35が接続され、制御部25は、これにより燃料の消費具合を確認する。
また、タグ用アンテナ36とIDタグリーダ37は、ポートに入退場する共有車両2が、ポートの出入り口を認識したり、ポートに駐車された共有車両2が、ポートの中のロットを識別するための装置である。
【0028】
次に、ポート及びタグについて図3を用いて説明すると、図3に示すように、本実施の形態の車両共同利用システムでは、一般の車両が利用する駐車場40の一部を共有車両2を駐車するためのポート50として利用する。駐車場40の領域内で共有車両2が優先的に駐車できるのはポート50として示した領域内だけで、その他の領域は一般の車両を駐車するためのものである。また、ポート50には共有車両2を駐車するためのロット51が複数設けられており、それぞれのロット51には、ポート50やロット51に個別に割り当てられたID番号(ロットID)を送出する装置であるIDタグ52が設置されている。
【0029】
また、駐車場40の駐車場入り口53には、共有車両2が駐車場40の入り口を認識するために、駐車場入り口53に個別に割り当てられたID番号(入り口ID)を送出する装置である入り口タグ54が設置され、駐車場40の駐車場出口55には、共有車両2が駐車場40の出口を認識するために、駐車場出口55に個別に割り当てられたID番号(出口ID)を送出する装置である出口タグ56が設置されている。
IDタグ52は、タグ用アンテナ36との間で、電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式、静電結合方式、光伝送方式等のいずれかにより、ポート50やロット51毎に固有のID番号をやり取りし、共有車両2は、タグ用アンテナ36で受信した信号をIDタグリーダ37で読み取ることにより、自分が駐車したポートやロットの位置を把握する。なお、図3に示すように、IDタグ52は、ロット51の対角に2個配置され、共有車両2の前止め、後止めに対応し、タグ用アンテナ36は、共有車両2のIDタグ52に近い方の前方片隅か後方片隅(図3では後方右隅)に配置される。
【0030】
入り口タグ54及び出口タグ56は、IDタグ52と同様に、タグ用アンテナ36との間で、電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式、静電結合方式、光伝送方式等のいずれかにより、それぞれ駐車場40の駐車場入り口53に個別に割り当てられたID番号と駐車場40の駐車場出口55に個別に割り当てられたID番号をやり取りし、共有車両2は、タグ用アンテナ36で受信した信号をIDタグリーダ37で読み取ることにより、駐車場40の出入り口の位置や、出入り口を通過したことを把握する。なお、入り口タグ54及び出口タグ56は、前述のIDタグ52とタグ用アンテナ36との関係に合わせて、共有車両2が駐車場40の駐車場入り口53、または駐車場出口55を通過したことを検出できる位置(地面や側壁の表面等)に設置されるものとする。
また、共有車両2が駐車したポート50やロット51の位置、あるいは駐車場40の出入り口の位置や、出入り口を通過したことを把握するしくみは、IDタグ52、入り口タグ54、出口タグ56に限らず、ETC(自動料金収受システム)に利用する送受信機や、GPS(Global Positioning System )を用いた位置検知手段であっても良い。
【0031】
次に、本実施の形態の車両共同利用システムにおける適正な駐車料金の課金方法について説明する。本実施の形態の車両共同利用システムでは、利用者に対する適正な駐車料金の課金を行うために、共有車両2が駐車場40内で、どこに駐車されていたかを判断して駐車料金を課金する。そこで、共有車両2が駐車場40へ入場してから退場するまで、あるいは貸し出されてからその駐車場40を退場するまでの時間経過を取得する。
以下、共有車両2が駐車場40に入場した時の入場処理、共有車両2がロット51に到着した(駐車された)時の到着処理、共有車両2がロット51を出発した時の出発処理、共有車両2が駐車場40を退場した時の退場処理、及び共有車両2に関する課金処理について、それぞれ図面を参照して説明する。
【0032】
まず、共有車両2が駐車場40に入場した時の入場処理について説明する。図4は、車両共同利用システムにおける共有車両2の駐車場40への入場処理を示すフローチャートである。
図4において、駐車場40の外にいる共有車両2では、制御部25において、タグ用アンテナ36を介してIDタグリーダ37が、駐車場40の駐車場入り口53に設けられた入り口タグ54を検出したか否かを判定している(ステップS1)。
ステップS1において、駐車場入り口53に設けられた入り口タグ54が検出されない場合、制御部25は、タグ用アンテナ36を介してIDタグリーダ37が、入り口タグ54を検出したか否かを判定し続ける(ステップS1のNO)。
【0033】
また、駐車場40の駐車場入り口53に共有車両2が到着すると、タグ用アンテナ36が、駐車場入り口53に設けられた入り口タグ54から発信される電波を受信するので、IDタグリーダ37によって、入り口タグ54が送信する駐車場入り口53に個別に割り当てられたID番号である入り口IDを読み取る(ステップS2)。
そして、共有車両2の制御部25は、自車両に割り当てられた共有車両を区別するための車両IDと、IDタグリーダ37によって読み取った入り口IDを、通信アンテナ21を用いて、通信装置22から管制室1へ送信する(ステップS3)。
一方、共有車両2から入出力手段19を介して、車両IDと入り口IDとを受信した(ステップS4)管制室1の制御部11では、車両入退場検出手段101が共有車両2の駐車場40への入場を確認し、入場時刻を取得する(ステップS5)。
【0034】
次に、制御部11の所定駐車可否判定手段103が、ポートマスタ15を参照して、駐車場40内のポート50に駐車された共有車両2の台数と、ポート50に駐車可能な共有車両2の台数(ロット51の数)とを比較する。そして、駐車場40内のポート50に駐車された共有車両2の台数が、ポート50に駐車可能な共有車両2の台数より少なければ、ポート50に対する共有車両2の駐車は可能、それ以外はポート50に対する共有車両2の駐車は不可能として、ポート50に対する共有車両2の駐車の可否を確認する(ステップS6)。
また、車両入退場検出手段101は、この共有車両2の車両IDに関連づけて、共有車両2を利用しているユーザID、入場した駐車場40の入り口ID、及び駐車場40へ入場した入場時刻、そして所定駐車可否判定手段103によるポート50に対する共有車両2の駐車の可否を、ポート管理マスタ16へ記録する(ステップS7)。
【0035】
次に、共有車両2がロット51に到着した(駐車された)時の到着処理について説明する。図5は、車両共同利用システムにおける共有車両2のロット51への到着処理を示すフローチャートである。
図5において、駐車場40の駐車場入り口53を通過して、駐車場40内に入場した共有車両2では、制御部25において、タグ用アンテナ36を介してIDタグリーダ37が、駐車場40のロット51に設けられたIDタグ52を検出したか否かを判定している(ステップS11)。
ステップS11において、ロット51に設けられたIDタグ52が検出されない場合、制御部25は、タグ用アンテナ36を介してIDタグリーダ37が、IDタグ52を検出したか否かを判定し続ける(ステップS11のNO)。
【0036】
また、駐車場40のロット51に共有車両2が駐車されると、タグ用アンテナ36がロット51に設けられたIDタグ52から発信される電波を受信するので、IDタグリーダ37によって、IDタグ52が送信するロット51にそれぞれ個別に割り当てられたID番号であるロットIDを読み取る(ステップS12)。
そして、共有車両2の制御部25は、自車両に割り当てられた車両IDと、IDタグリーダ37によって読み取ったロットIDを、通信アンテナ21を用いて、通信装置22から管制室1へ送信する(ステップS13)。
【0037】
一方、共有車両2から入出力手段19を介して、車両IDとロットIDとを受信した(ステップS14)管制室1の制御部11では、車両移動検出手段102が共有車両2のロット51への駐車を確認し、ロット51への到着時刻を取得する(ステップS15)。
次に、制御部11の所定外駐車判定手段104が、ポート管理マスタ16を参照して、共有車両2が駐車場40に入場した入場時刻と、車両移動検出手段102が取得した共有車両2のロット51への到着時刻とを比較し、共有車両2が駐車場40に入場してからロット51に駐車されるまでの時間が所定時間α以内か否かを判定する(ステップS16)。
【0038】
ステップS16において、共有車両2が駐車場40に入場してからロット51に駐車されるまでの時間が所定時間α以内であった場合(ステップS16のYES)、車両移動検出手段102は、この共有車両2の車両IDに関連づけて、駐車したロット51のロットID、及びロット51へ駐車した到着時刻を、ポート管理マスタ16へ記録する。また、ポートマスタ15に駐車された共有車両の車両IDと駐車したロットIDを記録して、駐車台数を1台増加させる(ステップS17)。
【0039】
一方、ステップS16において、共有車両2が駐車場40に入場してからロット51に駐車されるまでの時間が所定時間α以内でなかった場合(ステップS16のNO)、所定外駐車判定手段104は、この共有車両2が、駐車場40内において、ポート50以外の場所に駐車されていたと判定する(ステップS18)。
次に、制御部11の所定外駐車料金計算手段105が、この共有車両2を所定外駐車車両として、共有車両2がロット51に到着した到着時刻から、共有車両2が駐車場40に入場した入場時刻を減算すると共に、その結果から更に所定の時間αを差し引いた駐車時間を計算し、料金表13に指定された料金形態により、駐車時間に応じた所定外駐車料金を計算する(ステップS19)。
そして、車両移動検出手段102は、この共有車両2の車両IDに関連づけて、駐車したロット51のロットID、及びロット51へ駐車した到着時刻、更には所定外駐車料金を、ポート管理マスタ16へ記録する(ステップS20)。
【0040】
次に、共有車両2がロット51を出発した時の出発処理について説明する。図6は、車両共同利用システムにおける共有車両2のロット51からの出発処理を示すフローチャートである。
図6において、駐車場40のロット51に駐車された共有車両2では、制御部25において、タグ用アンテナ36を介してIDタグリーダ37が、ロット51に設けられたIDタグ52を検出できなくなったか否かを判定している(ステップS21)。
ステップS21において、ロット51に設けられたIDタグ52を検出できている場合、制御部25は、タグ用アンテナ36を介してIDタグリーダ37が、IDタグ52を検出できなくなったか否かを判定し続ける(ステップS21のNO)。
【0041】
また、駐車場40のロット51から共有車両2が出発すると、タグ用アンテナ36がロット51に設けられたIDタグ52から発信される電波を受信できずに、IDタグリーダ37によって、IDタグ52が送信するロット51にそれぞれ個別に割り当てられたロットIDを検出できなくなるので、共有車両2の制御部25は、自車両に割り当てられた車両IDと、IDタグリーダ37によって読み取れなくなったロットIDを、通信アンテナ21を用いて、通信装置22から管制室1へ送信する(ステップS22)。
【0042】
一方、共有車両2から入出力手段19を介して、車両IDとロットIDとを受信した(ステップS23)管制室1の制御部11では、車両移動検出手段102が共有車両2のロット51からの出発を確認し、ロット51からの出発時刻を取得する(ステップS24)。
そして、車両移動検出手段102は、この共有車両2の車両IDに関連づけて、出発したロット51のロットID、及びロット51から出発した出発時刻を、ポート管理マスタ16へ記録する。また、ポートマスタ15から駐車された共有車両の車両IDとロットIDを消去して、駐車台数を1台減少させる(ステップS25)。
【0043】
次に、共有車両2が駐車場40を退場した時の退場処理について説明する。図7は、車両共同利用システムにおける共有車両2の駐車場40からの退場処理を示すフローチャートである。
図7において、駐車場40のロット51を出発した共有車両2では、制御部25において、タグ用アンテナ36を介してIDタグリーダ37が、駐車場40の駐車場出口55に設けられた出口タグ56を検出したか否かを判定している(ステップS31)。
ステップS31において、駐車場出口55に設けられた出口タグ56が検出されない場合、制御部25は、タグ用アンテナ36を介してIDタグリーダ37が、出口タグ56を検出したか否かを判定し続ける(ステップS31のNO)。
【0044】
また、駐車場40の駐車場出口55に共有車両2が到着すると、タグ用アンテナ36が、駐車場出口55に設けられた出口タグ56から発信される電波を受信するので、IDタグリーダ37によって、出口タグ56が送信する駐車場出口55に個別に割り当てられたID番号である出口IDを読み取る(ステップS32)。
そして、共有車両2の制御部25は、自車両に割り当てられた共有車両を区別するための車両IDと、IDタグリーダ37によって読み取った出口IDを、通信アンテナ21を用いて、通信装置22から管制室1へ送信する(ステップS33)。
【0045】
一方、共有車両2から入出力手段19を介して、車両IDと出口IDとを受信した(ステップS34)管制室1の制御部11では、車両入退場検出手段101が共有車両2の駐車場40からの退場を確認し、退場時刻を取得する(ステップS35)。
そして、車両入退場検出手段101は、この共有車両2の車両IDに関連づけて、退場した駐車場40の出口ID、及び駐車場40から退場した退場時刻を、ポート管理マスタ16へ記録する(ステップS36)。
【0046】
次に、制御部11の所定外駐車判定手段104が、ポート管理マスタ16を参照して、駐車場40を退場した共有車両2が、駐車場40内でロット51に駐車されていたか否かを判定する(ステップS37)。
ステップS37において、駐車場40を退場した共有車両2が、駐車場40内でロット51に駐車されていたと判定した場合(ステップS37のYES)、制御部11の所定外駐車判定手段104が、ポート管理マスタ16を参照して、共有車両2が駐車場40から退場した退場時刻と、車両移動検出手段102が取得した共有車両2のロット51からの出発時刻とを比較し、共有車両2がロット51を出発してから駐車場40を退場するまでの時間が所定時間β以内か否かを判定する(ステップS38)。
【0047】
ステップS38において、共有車両2がロット51を出発してから駐車場40を退場するまでの時間が所定時間β以内であった場合、何もせず退場処理を終了する(ステップS38のYES)。
一方、ステップS37において、駐車場40を退場した共有車両2が、駐車場40内でロット51に駐車されていなかったと判定した場合(ステップS37のNO)、制御部11の所定外駐車料金計算手段105が、この共有車両2を所定外駐車車両として、共有車両2が駐車場40に入場した入場時刻から駐車場40を退場した退場時刻を減算して駐車時間を計算し、料金表13に指定された料金形態により、駐車時間に応じた所定外駐車料金を計算する(ステップS40)。
そして、所定外駐車料金計算手段105は、この共有車両2の車両IDに関連づけて所定外駐車料金を、ポート管理マスタ16へ記録する(ステップS41)。
【0048】
また、ステップS38において、共有車両2がロット51を出発してから駐車場40を退場するまでの時間が所定時間β以内でなかった場合(ステップS38のNO)、所定外駐車判定手段104は、この共有車両2が、駐車場40内において、ポート50以外の場所に駐車されていたと判定する(ステップS42)。
次に、制御部11の所定外駐車料金計算手段105が、この共有車両2を所定外駐車車両として、共有車両2がロット51を出発した出発時刻から、共有車両2が駐車場40を退場した退場時刻を減算すると共に、その結果から更に所定の時間βを差し引いた駐車時間を計算し、料金表13に指定された料金形態により、駐車時間に応じた所定外駐車料金を計算する(ステップS43)。
そして、所定外駐車料金計算手段105は、この共有車両2の車両IDに関連づけて所定外駐車料金を、ポート管理マスタ16へ記録する(ステップS41)。
【0049】
次に、このような共有車両2の駐車場40に対する入退場、及びポート50に対する到着と出発の管理がされた車両共同利用システムにおける共有車両2に関する課金処理について説明する。図8は、車両共同利用システムにおける共有車両2の駐車料金課金処理を示すフローチャートである。
まず、制御部11の駐車料金課金手段106は、ポート管理マスタ16を参照して、共有車両2毎に所定外の駐車料金の発生の有無を確認する(ステップS51)。図9は、ポート管理マスタ16に記録された共有車両2毎の駐車場40への時系列で示す入退場記録である。例えば、駐車場40への入退場記録は、共有車両2の車両IDに関連づけて、(1)車両状態、(2)現在場所、(3)駐車場入場時刻、(4)ロット到着時刻、(5)入場時時間差、(6)ロット出発時刻、(7)駐車場退場時刻、(8)退場時時間差、(9)所定外駐車料金、(10)ポート駐車可否等が記録されている。
ステップS51において、所定外の駐車料金が発生していない場合、何も行わずに駐車料金課金処理を終了する(ステップS51のNO)。
【0050】
ステップS51において、所定外の駐車料金が発生している場合、(ステップS51のYES)、次に、駐車料金課金手段106は、ポート管理マスタ16を参照して、その駐車料金が発生した時に、所定駐車可否判定手段103が判定したポート50に対する共有車両2の駐車の可否を確認し、そして、ポート50に共有車両2が駐車可能であったか、あるいは駐車不可能であったかを判定する(ステップS52)。
ステップS52において、ポート50に共有車両2が駐車可能であった場合(ステップS52のYES)、駐車料金を利用者負担とし、ユーザIDに関連づけて、駐車料金を貸出履歴マスタ17へ記録する(ステップS53)。なお、記録された駐車料金は、後日、その他の利用料金と共に利用者毎に指定された金融機関等を通して精算される。
一方、ポート50に共有車両2が駐車不可能であった場合(ステップS52のNO)、駐車料金を車両共同利用システムの運用者(共有車両2の管理者)の負担としてポート管理マスタ16へ記録する(ステップS54)。
【0051】
なお、ポート管理マスタ16に記録された共有車両2毎の駐車場40への入退場記録から、駐車場40毎の共有車両2の駐車記録を作成しても良い。この駐車場40毎の共有車両2の駐車記録は、駐車場40の管理者に駐車場利用実績の管理レポートとして提出することができる。
また、上述の実施の形態では、ポート50に駐車された共有車両2の台数と、ポート50に駐車可能な共有車両の台数とを比較して、ポート50に対する共有車両2の駐車の可否を判定する所定駐車可否判定手段103を備えて、駐車場40内に共有車両2を駐車しようとしたときに、ポート50に共有車両2の駐車が可能であったか否かによって、共有車両2の所定外駐車料金を利用者に負担させるか、車両共同利用システムの運用者が負担するかを決定したが、所定駐車可否判定手段103を用いずに、駐車場40においてポート50以外の場所に駐車された共有車両2の駐車料金は、全て利用者、または全て車両共同利用システムの運用者が負担するようにしても良い。
【0052】
以上説明したように、本実施の形態の車両共同利用システムによれば、一般の駐車場40の一部を、共有車両のためのポート50として利用する場合に、共有車両2が予め駐車を許可されたポート50以外の場所に駐車され、駐車場40内の一般の車両を駐車するスペースを占有してしまい、車両の共同利用システム運用者から駐車場運用者に対し、駐車場(土地)利用料として何らかの対価を支払う必要性が発生した場合に、支払うべき対価をこの共有車両2の駐車料金として正確に計算すると共に、その時にポート50に共有車両2が駐車可能であったか否かによって、その駐車料金を共有車両2の利用者に負担させるべきか、それとも車両共同利用システムの運用者が負担するべきかを判断し、適正な駐車場料金の課金を行うことができるという効果が得られる。
【0053】
また、共有車両2の駐車場40に対する入退場、及びポート50(ロット51)に対する到着と出発の管理を行うことにより、駐車場滞在期間からバッテリーの再充電の時期を予測したりすることができる。更に、駐車場40の駐車台数に対する共有車両2の駐車比率の統計等を計算することで、駐車場40におけるロット51の数(一般の駐車場40と契約する共有車両の駐車可能台数)の増減を見直すことができる。
また、利用者は、共有車両2を返却せずに、一時的に駐車場40内に止めて所用を済ませたい場合には、一般の駐車料金を支払って共有車両2を返却せずに駐車場40を利用することができるという効果が得られる。
【0054】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1に記載の車両共同利用システムによれば、共有車両が、予め駐車の許可された駐車領域内の所定の駐車スペース以外の場所に駐車されていたか否かを判定し、駐車領域内において、所定の駐車スペース以外の場所に駐車され、一般の車両のための駐車スペースを占有していたと判定した共有車両の駐車料金を計算することができる。
従って、共有車両が所定の駐車スペース以外の場所に駐車され、駐車領域内の一般の車両を駐車するスペースを占有してしまい、車両の共同利用システム運用者から駐車場運用者に対し、駐車場(土地)利用料として何らかの対価を支払う必要性が発生したことを認識すると共に、支払うべき対価をこの共有車両の駐車料金として正確に計算することができるという効果が得られる。
また、共有車両の位置を、共有車両から通知された駐車領域内の所定の駐車スペースと駐車領域の出入り口との間の移動時間から推測し、所定の駐車スペース以外の場所に駐車されたと判断することができる。
従って、駐車領域全体に共有車両の位置を検出する機構を設けることなく、最小限の設備を利用して、効率的に駐車領域内の共有車両の位置を把握し、公正に車両共同利用システムを利用する利用者に対する車両共同利用システムの運用方法を変更することなく、例えば共有車両を所定の駐車スペース以外に駐車し、自己の都合でこの共有車両を占有して利用しようとする利用者に対し、適正な利用料の請求を行うことができるという効果が得られる。
【0055】
請求項2に記載の車両共同利用システムによれば、共有車両が所定の駐車スペースに駐車されていた状態から利用を開始された場合、あるいは利用者がこの共有車両を駐車領域内に駐車しようとした時に、所定の駐車スペースに車両の駐車が可能であった場合には、駐車領域内において、所定の駐車スペース以外の場所に所定時間以上駐車されたと判断した共有車両の駐車料金を、この共有車両の利用者に課金することができる。
従って、この共有車両が、利用者の都合によって所定のスペース以外の場所に駐車されたのであれば、この所定の駐車スペース以外の場所に駐車された共有車両の駐車料金を、駐車領域内の一般の車両の駐車料金として、共有車両の利用者から徴収することができるという効果が得られる。また、逆に利用者は、駐車料金を別途負担することで、自分の都合で意図的に共有車両を占有することができるようになる。
【0056】
請求項3に記載の車両共同利用システムによれば、利用者がこの共有車両を駐車領域内に駐車しようとした時に、所定の駐車スペースに車両の駐車が不可能であった場合には、駐車領域内において、所定の駐車スペース以外の場所に所定時間以上駐車されたと判断した共有車両の駐車料金を、この共有車両の管理者、すなわち車両共同利用システムの運用者に課金することができる。
従って、この共有車両が、利用者の意志に反し、不可抗力によって所定のスペース以外の場所に駐車されたのであれば、この所定の駐車スペース以外の場所に駐車された共有車両の駐車料金は、利用者ではなく、車両共同利用システムの運用者が負担することにより、利用者の料金負担を適正に保つことができるという効果が得られる。特に、一般の車両が誤って共有車両の駐車スペースを占有している場合、共有車両が駐車できずに利用者が不利益を被ることを防止できるという効果が得られる。
【0058】
請求項に記載の車両共同利用システムによれば、共有車両が、駐車領域の出入り口に設けられた駐車領域識別標識や、駐車領域内の所定の駐車スペースに設けられた駐車スペース識別標識を、自動的に検出してその時刻を管理装置へ通知することで、利用者の意志に係わらず、管理装置が共有車両の移動位置やその位置における時刻を記録することができる。
従って、駐車場を利用する一般の車両の利用者及び公正に共有車両を利用する利用者の両方に対して余計な操作を行わせることなく、例えば共有車両を所定の駐車スペース以外に駐車し、自己の都合でこの共有車両を占有して利用しようとする利用者に対し、適正な利用料の請求を行うことができるという効果が得られる。
【0059】
請求項に記載の車両共同利用システムによれば、共有車両が、非接触で駐車領域識別標識や駐車スペース識別標識を認識できるため、自動的に共有車両の位置を取得することができる。また、特に駐車領域識別標識の設置された駐車領域の出入り口において、共有車両は徐行または停止する必要がなく、利用者は円滑に共有車両の出入りを行うことができる。
従って、駐車領域に対する共有車両の出入りによって他の一般の車両の円滑な通行を阻害することなく車両共同利用システムを運用し、共有車両に対しては正確かつ公正な駐車場利用管理を行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施の形態で用いられる共有車両の構成を示す図である。
【図3】 同実施の形態で用いられる共有車両を駐車するための駐車場及びポートを示す図である。
【図4】 同実施の形態の車両共同利用システムにおける共有車両の駐車場への入場処理を示すフローチャートである。
【図5】 同実施の形態の車両共同利用システムにおける共有車両のロットへの到着処理を示すフローチャートである。
【図6】 同実施の形態の車両共同利用システムにおける共有車両のロットからの出発処理を示すフローチャートである。
【図7】 同実施の形態の車両共同利用システムにおける共有車両の駐車場からの退場処理を示すフローチャートである。
【図8】 同実施の形態の車両共同利用システムにおける共有車両の駐車料金課金処理を示すフローチャートである。
【図9】 同実施の形態の車両共同利用システムにおける共有車両の駐車場への入退場記録を示す図である。
【符号の説明】
1 管制室
2 共有車両
3 利用者A
4 携帯端末
5 利用者B
6 スマートカード
7 通信網
11 制御部
13 料金表
15 ポートマスタ
16 ポート管理マスタ
17 貸出履歴マスタ
52 IDタグ(駐車スペース識別標識)
54 入り口タグ(駐車領域識別標識)
56 出口タグ(駐車領域識別標識)
101 車両入退場検出手段
102 車両移動検出手段
103 所定駐車可否判定手段
104 所定外駐車判定手段
105 所定外駐車料金計算手段
106 駐車料金課金手段

Claims (5)

  1. 所定の駐車領域に駐車された共有車両を管理する管理装置を備えた管制室を設け、前記共有車両を利用者に貸出す車両共同利用システムにおいて、
    前記管理装置は、
    前記利用者に貸し出された前記共有車両が、前記駐車領域内において、予め前記共有車両の駐車が許可された前記駐車領域内の所定の駐車スペース以外の場所に駐車されていたか否かを判定する所定外駐車判定手段と、
    前記駐車領域内において、前記駐車スペース以外の場所に駐車されていた共有車両を所定外駐車車両と認識し、該所定外駐車車両に対する駐車時間に応じた駐車料金を計算する所定外駐車料金計算手段と
    前記車両からの通知により、前記駐車領域への前記共有車両の入場時刻及び退場時刻を検出する車両入退場検出手段と、
    前記車両からの通知により、前記駐車領域内の前記所定の駐車スペースに対する前記共有車両の到着時刻及び出発時刻を検出する車両移動検出手段とを備え、
    前記所定外駐車判定手段は、
    前記入場時刻と前記到着時刻との時間差、または前記退場時刻と前記出発時刻との時間差により、前記利用者に貸し出された前記共有車両が、前記駐車領域内において、前記所定の駐車スペース以外の場所に駐車されていたか否かを判定することを特徴とする車両共同利用システム。
  2. 前記管理装置が、
    前記所定の駐車スペースに駐車された共有車両の台数と、前記所定の駐車スペースに駐車可能な共有車両の台数とを比較して、前記所定の駐車スペースに対する共有車両の駐車の可否を判定する所定駐車可否判定手段と、
    少なくとも、前記所定外駐車車両が前記所定の駐車スペースに駐車された状態から利用を開始された場合、または前記利用者が前記所定外駐車車両を前記駐車領域内に駐車しようとした時に前記所定の駐車スペースに対する駐車が可能であった場合には、前記駐車料金を、前記所定外駐車車両の利用者に課金する所定外駐車料金課金手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両共同利用システム。
  3. 前記管理装置が、
    前記所定の駐車スペースに駐車された共有車両の台数と、前記所定の駐車スペースに駐車可能な共有車両の台数とを比較して、前記所定の駐車スペースに対する共有車両の駐車の可否を判定する所定駐車可否判定手段と、
    少なくとも、前記利用者が前記所定外駐車車両を前記駐車領域内に駐車しようとした時に前記所定の駐車スペースに対する駐車が不可能であった場合には、前記駐車料金を、前記所定外駐車車両の管理者に課金する所定外駐車料金課金手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両共同利用システム。
  4. 前記共有車両が、
    前記駐車領域の出入り口に設けられた駐車領域識別標識を検出して、前記駐車領域に対する入退場を前記管理装置へ通知し、
    前記駐車領域内の前記所定の駐車スペースに設けられた駐車スペース識別標識を検出して、前記所定の駐車スペースに対する到着または出発を前記管理装置へ通知することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の車両共同利用システム。
  5. 前記駐車領域識別標識及び前記駐車スペース識別標識は、
    設置された位置を区別するために、設置された位置を示す情報に関連づけられた識別番号を無線で送出するタグであることを特徴とする請求項に記載の車両共同利用システム。
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