JP3908019B2 - 液晶表示装置及び電極基材の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶表示装置及び電極基材の製造方法に係り、更に詳しくは、反射透過両用型の液晶表示装置及び電極基材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、低消費電力、低電圧動作、軽量、薄型及びカラー表示などを特徴とする液晶表示装置は、情報機器などへ急速にその用途を拡大している。
【0003】
液晶表示装置は、自ら発光する自発光型の表示装置ではないため、光を供給して表示を行う必要があり、この光の供給方法によって、透過型と反射型とに分類される。透過型の液晶表示装置では、液晶表示装置の背後に蛍光管などのバックライトを配置して、そこから入射される光に基づいて表示を行う。また、反射型の液晶表示装置では、外光が反射層によって反射した光に基づいて表示を行う。
【0004】
透過型の液晶表示装置においては、バックライトを用いて表示を行うため、明るく、コントラストが高い表示を行うことができる反面、消費電力が大きいという欠点がある。また、反射型の液晶表示装置においては、バックライトを使用しないため、消費電力を極めて小さくすることができる反面、周囲の明るさなどの使用環境に表示特性が大きく影響するという欠点がある。
【0005】
そこで、反射と透過との両方の機能を合わせもった反射透過両用型の液晶表示装置(以下、半透過型の液晶表示装置ともいう)が開発されている。この半透過型の液晶表示装置は、画素毎に、外光の反射光が透過する反射部とバックライトからの光が透過する透過部とが形成された構造を有している。
【0006】
例えば、使用環境が真っ暗の場合には、透過部を利用してバックライトからの透過光を利用して表示を行う。また、使用環境が薄暗い場合には、透過部及び反射部を両方用いて、バックライトからの透過光と外光の反射光とを両方利用して表示を行う。更には、外光が十分明るい場合には、外光の反射光を利用して表示を行う。このように、半透過型の液晶表示装置では、反射型、透過型及び反射透過型のうちのいずれかの表示方法を用いて液晶画像を表示することができる。
【0007】
カラー表示タイプの半透過型の液晶表示装置においては、赤色(R)画素部、緑色(G)画素部及び青色(B)画素部の3つの画素部(サブピクセル)で表示単位であるピクセルを構成する。このため、カラー表示タイプの半透過型の液晶表示装置には、赤色(R)画素部、緑色(G)画素部及び青色(B)画素部にそれぞれ対応する位置に赤色(R)フィルタ層、緑色(G)フィルタ層及び青色(B)フィルタ層を有するカラーフィルタが設けられている。
【0008】
従来の半透過型の液晶表示装置用のカラーフィルタでは、各色の画素部が同一色(R、G又はB)のフィルタ層からなり、このフィルタ層は透過部及び反射部により構成される。そして、カラーフィルタの透過部では、バックライトの光が透過し、また、カラーフィルタの反射部では、外光の反射光が透過することに基づいて、カラー表示を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の半透過型の液晶表示装置用のカラーフィルタにおいては、反射部では外光が入射する時と反射して出射する時の2回透過し、また、透過部ではバックライトからの光の透過が1回であることから、透過光で表示を行うと明るくなる反面、色純度が大きく低下するという不具合が発生する。
【0010】
また、半透過型の液晶表示装置は、主に、携帯用などの小型・軽量の液晶表示装置として用いられるため、バックライトとして青色LEDを白色化したものが使用される場合がある。この場合、カラー表示を行うと青みが強い表示となるため、色調を変えることで、青みが強いカラー表示を補正することができるカラーフィルタが切望されている。
【0011】
なお、特開2000−111902号公報には、反射部のカラーフィルタ部の一部分にカラーフィルタが形成されていない部分を設けることにより、反射部での色を薄くして、その反面、明るさを向上させることが記載されている。また、特開2000−166286号公報には、反射部のカラーフィルタ部に対応する部分に透明層を設け、その上に着色層を形成することで、反射部の着色層の膜厚を透過部の着色層の膜厚より薄くして、反射部の明るさを向上させることが記載されている。
【0012】
しかしながら、これらの方法では、いずれも反射部での色の濃度を下げて明るさを向上させることができるという効果はあるものの、カラーフィルタの色調を変えることは困難である。
【0013】
本発明は、上記の問題点を鑑みて創作されたものであり、色純度が高いと同時に、極めて明るいカラー表示を行うことができ、かつ所望の色調を得ることができるカラーフィルタ及び液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するため、本発明は液晶表示装置に係り、画素毎に、所要部に開口部を備えた反射層と、前記反射層の上に形成され、画素毎に、バックライト部からの光が透過する透過部と外光の前記反射層での反射光が透過する反射部とを備えたカラーフィルタであって、前記透過部が、イエロー色(Y)、マゼンタ色(M)及びシアン色(C)の群から選択される2つの色の組み合わせのフィルタ層が積層された構造を有し、かつ前記反射部が前記2つの色と同一の色の組み合わせのフィルタ層がそれぞれ単層で形成された構造を有し、前記透過部が前記反射層の前記開口部に対応して配置された前記カラーフィルタと、前記カラーフィルタの上方に形成された第1の透明電極とを備えた第1の電極基材と、前記第1の電極基材に所定間隔をもって貼り合わされて配置され、第1の電極基材側に第2の透明電極を備えた第2の電極基材と、前記第1の電極基材及び前記第2の電極基材の間に挟持された液晶層とを有することを特徴とする。
【0015】
本発明の液晶表示装置の第1の電極基材は、反射層とカラーフィルタと第1の透明電極を備えて構成される。本発明の液晶表示装置のカラーフィルタでは、カラーフィルタの一つの画素部(赤色(R)画素部、緑色(G)画素部又は青色(B)画素部)の透過部においては、3補色(イエロー色(Y),マゼンタ色(M),シアン色(C))のうちの2つの色の組み合わせのフィルタ層が積層されて形成されており、バックライト部からの光がこの積層フィルタを透過すると、2つの色の減色混合により、3原色(赤色(R),緑色(G),青色(B))のうちのいずれかの色になる。
【0016】
一方、カラーフィルタの反射部においては、透過部に積層された2つの色のフィルタ層と同一色の組み合わせのフィルタ層がそれぞれ単層で形成されている。そして、外光の反射光がこの単層で形成された2つの色のフィルタ層をそれぞれ透過して2つの色の光を放出し、それらの色が加色混合されて、3原色(赤色(R),緑色(G),青色(B))のうちの一色(透過部と略同一色)となる。
【0017】
このようにすることにより、カラーフィルタの一つの画素部において、透過部ではバックライト部からの光が透過して色純度が高く、明るい色が得られると同時に、反射部においても、外光の反射光が薄膜の2つの異なる色の単層フィルタ層をそれぞれ透過し、この2つの色が加色混合されて、極めて明るい色が得られるようになる。
【0018】
また、反射部に形成された2つの異なる色の単層フィルタ層の面積比を適宜変えることにより、色調を容易に変化させることができる。このことにより、透過部及び反射部のホワイトバランスをそれぞれ異なるものとすることができる。
【0019】
上記したカラーフィルタにおいて、前記反射部が、前記2つの色の組み合わせのフィルタ層のうち、少なくとも一方の色のフィルタ層の一部が形成されていない白抜き部分を有するようにしてもよい。
【0020】
この場合、反射部の色フィルタ層から放出される光の色と白抜き部から放出される光の白色とが混色されて更に明るい色が得られるようになる。
【0021】
また、上記したカラーフィルタにおいて、前記反射部が、前記2つの色の組み合わせのフィルタ層が積層された構造を更に含むようにしてもよい。つまり、反射部の一部にも透過部のような積層部分を設けてもよい。この場合には明るさが暗くなっていく反面、色純度を向上させることができる。
【0022】
また、上記したカラーフィルタにおいて、前記反射部は、前記透過部を挟む第1反射部と第2反射部とにより構成され、前記透過部に積層された2つの色の組み合わせのフィルタ層のうち、一方の色のフィルタ層が前記第1反射部に延在し、かつ他方の色のフィルタ層が前記第2反射部に延在する構造を有することが好ましい。
【0023】
このような構造にすることにより、イエロー色(Y)のフィルタ層、マゼンタ色(M)のフィルタ層及びシアン色(C)のフィルタ層を所定部分にそれぞれ1回パターニングすることで、各画素部において、透過部では所定の2つの色のフィルタ層が積層し、かつ反射部では所定の2つの色のフィルタ層がそれぞれ単層で形成される構造を容易に得ることができる。
【0024】
つまり、本発明のカラーフィルタにおいては、6色の違う色を用いてカラー表示を行うようにしているにも係らず、3色のカラーフィルタ層をパターニングすることで容易に製造することができる。
【0025】
しかも、本発明のカラーフィルタの反射部が透過部を挟む構造とする場合、本発明のカラーフィルタを備えた第1の電極基材と第2の電極基材とを貼り合わせることに基づいて液晶表示装置を製造するとき、2つの電極基材の位置合わせに係る精度が比較的低くとも、液晶表示装置の表示特性に不具合が発生することがない。
【0026】
また、本発明のカラーフィルタを備えた液晶表示装置は、本発明のカラーフィルタがプラスチックフィルム上に転写技術により形成された電極基材を使用することに基づいて製造されたものであることが好ましい。転写技術を用いることにより、本発明のカラーフィルタを備えたプラスチックフィルムを電極基材として用いる半透過型液晶表示装置を、その製造条件などが制限されることなしに容易に製造することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
【0028】
(実施形態のカラーフィルタを備えた半透過型の液晶表示装置)
図1は本発明の実施形態のカラーフィルタを備えた半透過型の液晶表示装置を示す部分断面図、図2は図1のカラーフィルタの赤色(R)画素部を拡大した部分断面図、図3(a)及び(b)は図2をA方向から透視した部分縮小平面図、図4は図2の変形例を示す部分断面図、図5は図1のカラーフィルタの緑色(G)画素部を拡大した部分断面図、図6は図1のカラーフィルタの青色(B)画素部を拡大した部分断面図である。
【0029】
最初に、本発明の実施形態のカラーフィルタを備えた半透過型の液晶表示装置の全体構成について説明する。図1に示すように、本実施形態の液晶表示装置のカラーフィルタ25を備えた半透過型の液晶表示装置38は、カラーフィルタ25を備えた走査電極基材36と信号電極基材36aとが対向して配置され、この2つの基材36,36a間に液晶層35が封入された基本構造を有している、
同図に示すように、走査電極基材36においては、第1のプラスチックフィルム10の液晶層35側の面に第1の接着層30を介してAl膜28及びポリイミド膜26が形成されている。このポリイミド膜26の第1のプラスチックフィルム10側の面には凹凸が形成され、この凹凸上に各画素部(R,G,B)の透過部に対応する部分に開口部28aを有するAl膜28が形成されている。このポリイミド膜26とAl膜28とにより反射層27が構成されている。
【0030】
反射層27の上には、本発明の実施形態のカラーフィルタ25が形成され、その上に第2の保護層18を介してITO(Indium Tin Oxide)膜などからなるストライプ状の第1の透明電極16が形成されている。第1の透明電極16上には第1の保護膜14を介して液晶層35を配向させる第1の配向膜15が形成されている。
【0031】
一方、信号電極基材36aにおいては、第2のプラスチックフィルム10aの液晶層35側の面に第2の接着層30aを介して第4の保護膜18aが形成され、その上にITO(Indium Tin Oxide)膜などからなるストライプ状の第2の透明電極16aが形成されている。この第2の透明電極16aの上には第3の保護膜14aを介して第2の配向膜15aが形成されている。
【0032】
そして、走査電極基材36と信号電極基材36aとが、第1の透明電極16と第2の透明電極16aとが略直交するようにして一定間隔でシール材39によって貼り合わされ、この2枚の基材36,36aの間には液晶層35が封入されている。
【0033】
更に、走査電極基材36においては、第1のプラスチック10の液晶層35側と反対側の面に第1の位相差フィルム32が設けられ、その上に第1の偏光フィルム34が設けられている。また、信号電極基材36aの第2のプラスチック10aの液晶層35側と反対側の面に第2の位相差フィルム32aが設けられ、その上に第2の偏光フィルム34aが設けられている。
【0034】
また、液晶表示装置38の背後、すなわち走査電極基材36側の面上にバックライト部37が設けられている。バックライト部37はくさび形状の導光管43とその端部に配置された光源41とにより構成されている。光源41から放出された光が導光管43内に備えられた拡散反射部材により散乱されて液晶層35側に放出される。この光源41として、例えば青色LEDを白色化したものが用いられる。
【0035】
本実施形態の液晶表示装置38では、走査電極基材36の第1の透明電極16と信号電極基材36aの第2の透明電極16aとが交差する領域が画素部となり、赤色(R)画素部、緑色(G)画素部及び青色(B)画素部の3つの画素部(サブピクセル)が表示単位であるピクセルを構成する。
【0036】
このようにして、本実施形態のカラーフィルタ25を備えた半透過型の液晶表示装置38が構成されている。なお、本実施形態のカラーフィルタ25が信号電極基材36aの第2の透明電極16aと第2の接着層30aとの間に設けられている形態としてもよい。
【0037】
次に、図2〜図5を参照しながら、本発明の実施形態のカラーフィルタ25の詳細な説明を行う。
【0038】
図2に示すように、カラーフィルタ25の赤色(R)画素部は、透過部Tと第1及び第2反射部R1,R2とにより構成されている。反射層27を構成するAl膜28には、透過部Tに対応する部分に開口部(窓)28aが形成されている。バックライト部37から放出される光は、この開口部28aを通して放出され、次いで、透過部Tを透過して所定の色の透過光BLとして放出される。一方、第1及び第2反射部R1,R2では、外光Lがカラーフィルタ25などを透過し、その後、Al膜28によって反射され、次いで、第1及び第2反射部R1,R2をそれぞれ透過して所定の色の反射光L1,L2として放出される。
【0039】
本実施形態のカラーフィルタ25のR画素部の透過部Tにおいては、イエロー色(Y)フィルタ層20とマゼンタ色(M)フィルタ層22とが重なって構成されたY・M積層フィルタ21が形成されている。このため、バックライト部37から放出され、Y・M積層フィルタ21を透過した透過光BLは、減色混合により赤色の光となって放出される。
【0040】
一方、カラーフィルタ25のR画素部の第1反射部R1においては、透過部Tから延び出したイエロー色(Y)フィルタ層20が単層で形成されており、また、第2反射部R2においては、透過部Tから延び出したマゼンタ色(M)フィルタ層22が単層で形成されている。
【0041】
そして、カラーフィルタ25のR画素部の第1反射部R1においては、入射した外光LがAl膜28によって反射され、イエロー色(Y)フィルタ層20を透過してイエロー色の反射光L1が放出される。また、R画素部の第2反射部R2においては、入射した外光LがAl膜28によって反射され、マゼンタ色(M)フィルタ層22を透過してマゼンタ色の反射光L2が放出される。
【0042】
第1反射部R1から放出されたイエロー色の反射光L1と、第1反射部R2部から放出されたマゼンタ色の反射光L2とを離れた位置から見ると、イエロー色とマゼンタ色とが加色混合されて、赤色として視認することができる。
【0043】
このようにして、カラーフィルタ25の透過部Tと第1及び第2反射部R1,R2とにより構成される一つの赤色(R)画素部全体を赤色として視認することができる。
【0044】
本実施形態のカラーフィルタ25の赤色(R)画素部の近傍を図2のA部から平面的に透視すると、図3(a)に示すように、第1の透明電極16と信号電極基材36aの第2の透明電極16a(破線で示す)とが交差する領域(斜線部)が1つの赤色(R)画素部となっている。そして、前述したように、赤色(R)画素部の透過部TにはY・M積層フィルタ21が形成され、第1及び第2反射部R1,R2にはそれぞれイエロー色(Y)フィルタ層20とマゼンタ色(M)フィルタ層22とが単層で形成されている。透過部Tの面積は一つの画素部の全面積の10〜20%程度である。
【0045】
図3(a)においては、赤色(R)画素部の垂直方向の中央部全てを透過部Tとした形態を例示したが、図3(b)に示すように、赤色(R)画素部の中心領域に透過部Tが設けられた形態としてもよい。
【0046】
つまり、図2のA部から平面的に透視すると、図3(b)に示すように、赤色(R)画素部の向って左側部にイエロー色(Y)フィルタ層20、右側部にマゼンタ色(M)フィルタ層22がそれぞれ形成されている。そして、赤色(R)画素部の中心領域には、イエロー色(Y)フィルタ層20が、マゼンタ(M)色フィルタ層22側に部分的に延在する凸部20Iを有し、この凸部20Iがマゼンタ(M)色フィルタ層22の一部に重なって形成されている。これに加えて、マゼンタ(M)色フィルタ層22が、イエロー色(Y)フィルタ層20側に部分的に延在する凸部22Iを有し、この凸部22Iがイエロー色(Y)フィルタ層20の一部に重なって形成されている。
【0047】
このようにして、この2つの凸部20I,22Iが形成された部分が透過部Tを構成し、この透過部TにY・M積層フィルタ21が形成された構造になっている。一方、第1及び第2反射部R1,R2にはそれぞれイエロー色(Y)フィルタ層20とマゼンタ色(M)フィルタ層イエロー色(Y)フィルタ層20が単層で形成されている。
【0048】
そして、図1に示される反射層27のAl膜28の透過部Tに相当する部分には、図3(b)の透過部Tの四角形と略同一の開口部28aが形成されている。
【0049】
次に、カラーフィルタ25の赤色(R)画素部の変形例を説明する。上記した図2、図3(a)及び(b)に示すカラーフィルタ25においては、第1及び第2反射部R1,R2の全体にわたって、イエロー色(Y)フィルタ層20とマゼンタ色(M)フォルタ層22とがそれぞれ単層で形成されている形態を例示したものである。
【0050】
カラーフィルタ25の赤色(R)画素部の変形例1は、図4(a)に示すように、第1反射部R1の一部領域にイエロー(Y)色フィルタ層20が形成されていない白抜き部W1が設けられている。また、第2反射部R2の一部領域にマゼンタ色(M)フィルタ層22が形成されていない白抜き部W2が設けられている。このように、第1及び第2反射部R1,R2に白抜き部W1,W2を設けることにより、第1及び第2反射部R1,R2から放出される反射光L1,L2を更に明るくすることができる。なお、上記した例に限定されるものではなく、第1及び第2反射部R1,R2のうち、少なくとも一方の反射部に白抜き部が形成されている形態であればよい。
【0051】
また、変形例2としては、図4(b)に示すように、第1反射部R1において、マゼンタ色(M)フィルタ層22が第1反射部R1の所定部まで延びて形成されており、第1反射部R1の一部の領域にも、Y.M積層フィルタ21が形成されている。また、同様に、第2反射部R2では、イエロー色(Y)フィルタ層20が第2反射部R2の所定部まで延びて形成されており、第2反射部R2の一部の領域においてもY.M、積層フィルタ21が形成されている。なお、上記した例に限定されるものではなく、第1及び第2反射部R1,R2のうち、少なくともいずれかの反射部の一部の領域に、Y・M積層フィルタ21が形成されている形態であればよい。
【0052】
また、他の変形例としては、図2の透過部TのY・M積層フィルタ21において、イエロー色(Y)色フィルタ層20が反射層27側に形成されるように逆に積層された構造としてもよい。
【0053】
更にまた、他の変形例としては、図2において、2つの色のフィルタ層20,22が左右逆転して形成された構造、すなわち第1反射部R1と透過部Tにマゼンタ色(M)フィルタ層22が形成され,第2反射部R2と透過部Tにイエロー(Y)色フィルタ層20が形成された形態としてもよい。
【0054】
次に、カラーフィルタ25の緑色(G)画素部について説明する。カラーフィルタ25の緑色(G)画素部は、図5に示すように、上記した赤色(R)画素と同様に、透過部Tと第1及び第2反射部R1,R2とにより構成されている。なお、赤色(R)画素部と同様に、透過部Tが画素部の垂直方向の中央部全体に形成された形態としてもよいし、また、画素部の中心領域に形成された形態としてもよい。
【0055】
本実施形態のカラーフィルタ25の緑色(G)画素部では、透過部Tにおいては、イエロー色(Y)フィルタ層20aとシアン色(C)フィルタ層24とが重なって構成されたY・C積層フィルタ23が形成されている。このため、バックライト部37から放出され、Y.C積層フィルタ23を透過した透過光BLは、減色混合により緑色(G)の光となって放出される。
【0056】
一方、第1反射部R1においては、透過部Tから延び出したイエロー色(Y)フィルタ層20aが単層で形成されており、また、第2反射部R2においては、透過部Tから延び出したシアン色(C)フィルタ層24が単層で形成されている。そして、第1反射部R1では、外光LがAl膜28によって反射され、イエロー色(Y)フィルタ層20aを透過してイエロー色の反射光L1が放出される。また、第2反射部R2では、外光LがAl膜28によって反射され、シアン色(C)フィルタ層22を透過してシアン色の反射光L2が放出される。
【0057】
第1反射部R1から放出されたイエロー色(Y)の反射光L1と、第2反射部R2から放出されたシアン色(C)の反射光L2とを離れた位置から見ると、イエロー色(Y)とシアン色(C)とが加色混合されて、緑色(R)として視認することができる。このようにして、透過部Tと第1及び第2反射部R1,R2とにより構成される一つの緑色(R)画素部全体を緑色(G)として視認することができる。
【0058】
なお、緑色(G)画素部においても、前述した赤色(R)画素部の変形例と同様な形態としてもよい。
【0059】
次に、本実施形態のカラーフィルタ25の青色(B)画素部について説明する。
【0060】
本実施形態のカラーフィルタ25の青色(G)画素部においても、図6に示すように、上記した赤色(R)画素部と同様に、透過部Tと第1及び第2反射部R1,R2により構成されている。なお、赤色(R)画素部と同様に、透過部Tが画素部の垂直方向の中央部全体に形成された形態としてもよいし、また、画素部の中心領域に形成された形態としてもよい。
【0061】
本実施形態のカラーフィルタ25の青色(B)画素部では、透過部Tにおいては、マゼンタ色(M)フィルタ層22aとシアン色(C)フィルタ層24aとが重なって構成されたM・C積層フィルタ29が形成されている。このため、バックライト部37から放出され、M・C積層フィルタ29を透過した透過光BLは、減色混合により青色(B)の光となって放出される。
【0062】
一方、第1反射部R1においては、透過部Tから延び出したマゼンタ色(M)フィルタ層22aが単層で形成されており、また、第1反射部R2においては、透過部Tから延び出したシアン色(C)フィルタ層24aが単層で形成されている。
【0063】
そして、第1反射部R1では、外光LがAl膜28によって反射され、マゼンタ色(M)フィルタ層22aを透過してマゼンタ色(M)の反射光L1が放出される。また、第2反射部R2では、外光LがAl膜28によって反射され、シアン色(C)フィルタ層24aを透過してシアン色(C)の反射光L2が放出される。
【0064】
第1反射部R1から放出されたマゼンタ色(M)の反射光L1と、第2反射部R2から放出されたシアン色(C)の反射光L2とを離れた位置から見ると、マゼンタ色(M)とシアン色(C)とが加色混合されて、青色(B)として視認することができる。
【0065】
このようにして、透過部Tと第1及び第2反射部R1,R2とにより構成される一つの青色(B)画素部全体を青色(B)として視認することができる。
【0066】
なお、青色(B)画素部においても、前述した赤色(R)画素部の変形例と同様な形態としてもよい。
【0067】
以上説明したように、本実施形態のカラーフィルタ25では、一つの色画素部が透過部T及び第1及び第2反射部R1,R2により構成されている。そして、透過部Tにおいては、イエロー色(Y)色、マゼンタ色(M)及びシアン色(C)色から選択される2つの色のフィルタ層が積層された構造を有している。また、第1及び第2反射部R1,R2においては、透過部Tの2つの色のフィルタ層の色と同一色の組み合わせのフィルタ層がそれぞれ単層で形成された構造を有している。
【0068】
つまり、カラーフィルタ25の一つの画素部の透過部Tにおいては、バックライト部37から放出された光が各色の画素部の積層フィルタ21,23,29を透過すると、補色(Y,M,C)のうちの2つの色が減色混合されて、3原色(R,G,B)のうちのいずれかの色になる。
【0069】
また、カラーフィルタ25の反射部R1,R2においては、反射光L1,L2が第1及び第2反射部R1,R2に形成されたフィルタ層をそれぞれ透過して、イエロー色(Y)色、マゼンタ色(M)及びシアン色(C)色から選択される2つの色の組み合わせの光がそれぞれ放出される。そして、それら2つの色が加色混合されて、3原色(R,G,B)のうちのいずれかの色となる。
【0070】
このような構成のカラーフィルタ25を用いることにより、一つの色画素部において、透過部Tでは、バックライト部37から出射光BLが放出されて、色純度が高く、明るい色が得られると同時に、第1及び第2反射部R1,R2においても、外光の反射光L1,L2が薄膜の2つの異なった色の単層フィルタ層をそれぞれ透過し、この2つの色が加色混合されて、極めて明るい色として視認することができるようになる。
【0071】
また、図4(a)に例示したように、第1及び第2反射部R1,R2の一部の領域にフィルタ層が形成されていない白抜き部W1,W2を形成することにより、反射光L1,L2を更に明るい色とすることができる。また、図4(b)に示すように、第1反射部R1又は第2反射部R2にも積層フィルタ層を設けることにより、表示は暗くなるが、色純度を向上させることもできる。
【0072】
しかも、本実施形態のカラーフィルタ25の一つの画素部の第1及び第2反射部R1,R2にそれぞれ形成された2つの色の組み合わせの単層のフィルタ層の面積比を適宜変えることにより、色調を容易に変えることができる。これについては、以下の本願発明者の調査の欄で具体的に説明する。
【0073】
(本願発明者の調査)
本願発明者は、透明基材の上に、本実施形態のカラーフィルタ25に使用されるイエロー色(Y)フィルタ層20、マゼンタ色(M)フィルタ層22、シアン色(C)フィルタ層24及びそれらを積層して赤色(R)、緑色(G)、青色(B)を発光する積層フィルタをそれぞれ形成し、各フィルタ層の分光透過率をそれぞれ調査した。なお、各色のフィルタ層20,22,24の形成方法については、後で説明する半透過型の液晶表示装置の製造方法の欄を参照されたい。
【0074】
図7は本実施形態のカラーフィルタに係るイエロー色(Y)フィルタ層、マゼンタ色(M)フィルタ層及びシアン色(C)フィルタ層の分光透過率を示すもの、図8はY・M積層フィルタ、Y・C積層フィルタ及びM・C積層フィルタの分光透過率を示すものである。
【0075】
図7に示すように、イエロー色(Y)フィルタ層20では、530nm〜620nmにおいて透過率が80%以上得られた。また、マゼンタ色(m)フィルタ層22では、450nm付近及び610nm〜700付近nmにおいて透過率が70%以上得られた。また、シアン色(C)色フィルタ層24においては、450〜500nm付近で透過率が80%以上得られた。
【0076】
図8に示すように、イエロー色(Y)フィルタ層20とマゼンタ色(M)フィルタ層22とを積層した構造(Y+M)では、赤色(R)の波長を含む605〜630nm付近で透過率が80%以上得られた。また、イエロー色(Y)フィルタ層20aとシアン色(C)フィルタ層24とを積層した構造(Y+C)では、緑色(G)の波長を含む530〜550nm付近で透過率が70%以上得られた。また、マゼンタ色(M)フィルタ層22aとシアン色(C)フィルタ層24aとを積層した構造(M+C)では、青色(B)の波長を含む450〜460nm付近で透過率が70%以上得られた。
【0077】
次に、本願発明者は、本実施形態のカラーフィルタ25のR、G、B画素部における透過部Tからそれぞれ放出される光の赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の色度座標(x,y)及び刺激値Yをそれぞれ求めた。この計算においては、前述した図8に示す分光透過率とJIS Z8722(物体色の測定方法)の計算式とに基づいて行った。
【0078】
また、カラーフィルタ25のR、G、B画素部における第1及び第2反射部R1,R2からそれぞれ放出された光の色が加色混合されて生成した赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の色度座標(x,y)及び刺激値Yをそれぞれシミュレーションにより求めた。
【0079】
この計算においては、JIS Z8722(物体色の測定方法)の計算式に基づいて行った。また、第1反射部R1及び第2反射部R2にそれぞれ形成される2つの色の組み合わせのフィルタ層の面積比を1:1として計算した。また、光源としてD65光源を用いて計算を行った。
【0080】
また、カラーフィルタ25の第1及び第2反射部R1,R2からそれぞれ放出された2つの光の色が混色されて生成した色の色度座標(x,y)及び刺激値Yにおいては、イエロー色(Y)、マゼンタ色(M)又はシアン色(C)のフィルタ層のそれぞれの分光透過率を2乗することにより、それぞれの色のフィルタ層の分光透過率とした。これは、カラーフィルタ25の第1及び第2反射部R1,R2から放出される反射光は、外光が入射し、反射層で反射された光であって、カラーフィルタ25を2回透過するためである。
【0081】
そして、カラーフィルタ25の赤色(R)画素部における第1及び第2反射部R1,R2からそれぞれ放出された光の色が混色されて生成された赤色(R)の三刺激値X、Y、Zを式1に基づいて算出した。すなわち、例えば、反射部の赤色(R)の刺激値Yにおいては、イエロー色(Y)の刺激値Yyとマゼンタ色(M)の刺激値Ymとを加算した値を2で除算した値を用いた。同様にして、反射部の赤色(R)の刺激値X,Zを求めた。また、反射部の緑色(G)画素部及び青色(B)画素部においても、同様にしてそれぞれの三刺激値X、Y、Zを算出した。
【0082】
【式1】
【0083】
図9は本実施形態のカラーフィルタに係る透過部から放出される光の色(透過色)及び反射部から放出される光の色(反射色)の色度座標を示すものである。図9に示すように、カラーフィルタ25の赤色(R)画素部の透過部Tに相当する構造、すなわちイエロー色(Y)フィルタ層20とマゼンタ色(M)フィルタ層22との積層体を透過して生成された赤色光の色度座標x,y(図9の透過Red)は、(0.5677、0.3250)であって、刺激値Yは16.18であった。
【0084】
また、カラーフィルタ25の緑色(G)画素部の透過部Tに相当する構造、すなわちイエロー色(Y)フィルタ層20aとシアン色(C)フィルタ層24との積層体を透過して生成した緑色光の色度座標x,y(図9の透過Green)は、(0.2723,0.5926)であって、刺激値Yは39.98であった。
【0085】
また、カラーフィルタ25の青(B)色画素部の透過部Tに相当する構造、すなわちマゼンタ色(M)フィルタ層22aとシアン色(C)フィルタ層24aとの積層体を透過して生成された青色光の色度座標x,y(図9の透過Blue)は(0.1571,0.0898)であって、刺激値Yは7.83であった。
【0086】
また、本実施形態のカラーフィルタ25のR、G、B画素部の透過部Tからそれぞれ放出された赤色(R)光、緑色(G)光及び青色(B)光が加色混合されて生成された白色(ホワイトバランス)の色度座標x,y(図9透過WB)は、(0.2951,0.3131)であって、刺激値Yは21.33であった。
【0087】
このように、上記した条件によりカラーフィルタ25を作成すると、図9に示すように、透過部Tでは、透過Red、透過Green及び透過Blueの3点の色度座標により構成される三角形の内側の色度座標で示される色を表現することができる。この色度特性においては、一般的な透過型専用の液晶表示装置に用いられている3原色(R,G,B)のフィルタ層を備えたカラーフィルタと同等のものであり、また、通常用いられる反射型のカラーフィルタをそのまま使用した場合に比べてよい色純度が得られている。
【0088】
一方、本実施形態のカラーフィルタ25の赤色(R)画素部の第1反射部R1(イエロー色(Y)フィルタ層20)と第2反射部R2(マゼンタ色(M)フィルタ層22)とをそれぞれ透過した2つの光の色が加色混合されて生成した赤色(R)の色度座標x,y(図9の反射Red)は、(0.3981,0.3450)であって、刺激値Yは43.48であった。
【0089】
また、本実施形態のカラーフィルタ25の緑色(G)画素部の第1反射部R1(イエロー色(Y)フィルタ層20a)と第2反射部R2(シアン色(C)フィルタ層34)とをそれぞれ透過した光の色が加色混合されて生成した緑色(G)の色度座標x,y(図9の反射Green)は、(0.3178,0.3967)であって、刺激値Yは54.70であった。
【0090】
また、本実施形態のカラーフィルタ25の青色(B)画素部の第1反射部R1(マゼンタ色(M)フィルタ層22a)と第2反射部R2(シアン色(C)フィルタ層24a)とをそれぞれ透過した光の色が加色混合されて生成した青色(B)の色度座標x,y(図9の反射Blue)は、(0.2275,0.2059)であって、刺激値Yは27.80であった。
【0091】
また、本実施形態のカラーフィルタ25のR、G、B画素部の第1及び第2反射部R1,R2からそれぞれ視認される赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)が加色混合されて生成した白色(ホワイトバランス)の色度座標x,y(図9の反射WB)は、(0.3158,0.3200)であって、刺激値Yは40.99であった。
【0092】
このように、上記した条件によりカラーフィルタを作成すると、図9に示すように、第1及び第2反射部R1,R2では、反射Red、反射Green及び反射Blueの3点の色度座標により構成される三角形の内側の色度座標で示される色を表現することができる。
【0093】
上記した調査結果において、本実施形態のカラーフィルタ25の赤色(R)画素部の第1及び第2反射部R1,R2をそれぞれ透過した2つの光の色が加色混合されて生成された赤色(R)の色度yは、一般的な反射型のカラーフィルタの赤色(R)フィルタ層を透過した光の赤色(R)の色度yと比べると多少大きい。
【0094】
この計算結果は、イエロー色(Y)フィルタ層20とマゼンタ色(M)フィルタ層22との面積比が1:1の場合のものであって、赤色(R)の色度yを小さい方向に補正するには、イエロー色(Y)の成分を減らす方向、すなわちイエロー色(Y)フィルタ層20の面積をマゼンタ色(M)の面積より小さくすればよい。
【0095】
また、本実施形態のカラーフィルタ25の青色(B)画素部の第1及び第2反射部R1、R2をそれぞれ透過した2つの光の色が加色混合されて生成された青色(B)の色度xは、一般的な反射型のカラーフィルタの青色(B)フィルタ層を透過した光の青色(B)の色度xと比べると多少大きい。
【0096】
この計算結果は、マゼンタ色(M)フィルタ層22aとシアン色(C)フィルタ層24aとの面積が1:1の場合のものであって、青色(B)の色度xを小さい方向に補正するには、シアン色(C)の成分を増やす方向、すなわちシアン色(C)フィルタ層24aの面積をマゼンタ色(M)フィルタ層22aの面積より大きくすればよい。
【0097】
そこで、本願発明者は、本実施形態のカラーフィルタ25の赤色(R)画素部の第1及び第2反射部R1,R2にそれぞれ形成されるイエロー色(Y)フィルタ層20とマゼンタ色(M)フィルタ層22との面積を1:2にして、赤色(R)の色度座標を算出した。更に、イエロー色(Y)フィルタ層20とマゼンタ色(M)フィルタ層22との面積が1:1の場合を基準にして、イエロー色(Y)フィルタ層20の面積比を徐々に大きくした場合とマゼンタ色(M)フィルタ層22の面積比を徐々に大きくした場合の色度座標がどのように変化するかを調査した。
【0098】
また、本実施形態のカラーフィルタ25の青色(B)画素部の第1及び第2反射部R1、R2にそれぞれ形成されるマゼンタ色(M)フィルタ層22aとシアン色(C)フィルタ層24aとの面積を1:3にして、青色(B)の色度座標を算出した。更に、マゼンタ色(M)フィルタ層22aとシアン色(C)フィルタ層24aとの面積が1:1の場合を基準にして、マゼンタ色(M)フィルタ層22aの面積比を徐々に大きくした場合とシアン色(C)フィルタ層24aの面積比を徐々に大きくした場合において、色度座標がどのように変化するかを調査した。
【0099】
また、緑色(G)画素部においても、イエロー色(Y)フィルタ層20aとシアン色(C)フィルタ層24との面積が1:1の場合を基準にして、イエロー色(Y)フィルタ層20aの面積比を徐々に大きくした場合とシアン色(C)フィルタ層24の面積比を徐々に大きくした場合において、色度座標がどのように変化するかを調査した
図10は本実施形態のカラーフィルタの反射部の面積比と色度座標との関係を示すものである。図10において、Red(Y:M=1:1)、Green(Y:C=1:1)及びBlue(C:M=1:1)で示される色度座標は、図9の反射部の色度座標を比較のために再度プロットしたものである。
【0100】
赤色(R)画素部の反射部のイエロー(Y)フィルタ層20とマゼンタ色(M)フィルタ層22との面積比を1:2にしてシミュレーションした結果、図10に示すように、カラーフィルタの赤色(R)画素部の第1及び第2反射部R1,R2から生成された赤色(R)の色度座標x,y(図10のRed(Y:M=1:2)は、(0.3718,0.2787)であって、刺激値Yは33.51であった。すなわち、色度yが、0.3450(Y:M=1:1の場合)から0.2787(Y:M=1:2の場合)に小さくなって赤色が補正されたことが分かる。
【0101】
また、青色(B)画素部の第1及び第2反射部R1,R2から生成される青色(R)の色度座標x,y(図10のBlue(C:M=3:1)は、(0.1917,0.2407)であって、刺激値Yは30.41であった。すなわち、色度xが、0.2275(C:M=1:1の場合)から0.1917(C:M=3:1の場合)に小さくなって青色が補正されたことが分かる。
【0102】
以上の条件でカラーフィルタを作成すると、一般的な反射型のカラーフィルタと同等の色が得られるようになる。つまり、図10のRed(Y:M=1:2)、Green(Y:C=1:1)及びBlue(C:M=3:1)の色度座標から構成される破線で示される三角形の内側の色度座標の色を表現することができる。
【0103】
また、図10に示すように、赤色(R)画素部の反射部においては、イエロー色(Y)フィルタ層20とマゼンタ色(M)フィルタ層22の面積比を1:1を基準にして、イエロー色(Y)フィルタ層20の面積比を徐々に大きくしていくと、「Y増加1」の方向に赤色(R)の色度座標が変化する。逆に、マゼンタ色(M)フィルタ層22の面積比を徐々に大きくしていくと「M増1」の方向に赤色(R)の色度座標が変化する。
【0104】
また、緑色(G)画素部の反射部においては、イエロー色(Y)フィルタ層20aとシアン色(C)フィルタ層24の面積比を1:1を基準にして、イエロー色(Y)フィルタ層20aの面積比を徐々に大きくしていくと、「Y増2」の方向に緑色(G)の色度座標が変化する。逆に、シアン色(C)フィルタ層24の面積比を徐々に大きくしていくと「C増1」の方向に緑色(G)の色度座標が変化する。
【0105】
また、青色(B)画素部の反射部においては、シアン色(C)フィルタ層24aとマゼンタ色(M)フィルタ層22aの面積比を1:1を基準にして、シアン色(C)フィルタ層24aの面積比を徐々に大きくしていくと、「C増2」の方向に青色(B)の色度座標が変化する。逆に、マゼンタ色(M)フィルタ層22aの面積比を徐々に大きくしていくと「M増2」の方向に青色(B)の色度座標が変化する。
【0106】
以上の調査結果より、本実施形態のカラーフィルタ25の赤色(R)画素部の第1及び第2反射部R1、R2においては、イエロー色(Y)フィルタ層20の面積を、マゼンタ色(M)フィルタ層22の面積より小さくすることが好ましく、好適には、面積比(Y:M)を1:2程度にすればよいことが分かった。
【0107】
また、緑色(R)画素部の第1及び第2反射部R1、R2においては、イエロー色(Y)フィルタ層20aとシアン色(C)フィルタ層24との面積比(Y:C)を1:1程度にするのが好ましいことが分かった。
【0108】
また、青色(R)画素部の第1及び第2反射部R1、R2においては、シアン色(C)フィルタ層24aの面積を、マゼンタ色(M)フィルタ層22aの面積より大きくなるようにすることが好ましく、好適には、面積比(C:M)を3:1程度にすればよいことが分かった。
【0109】
また、第1反射部R1と第2反射部R2との面積比を固定し、積層フィルタ層の面積を増やしていくと、色度座標は、光源の色度座標と各面積比の色度座標とを結ぶ線の延長線方向(外側)に移動するようになる。また、同様にして、反射部の白抜き部の面積を増やしていくと、光源の色度座標と各面積比の色度座標とを結ぶ線上における光源の色度座標側(内側)に移動するようになる。
【0110】
以上のように、本実施形態のカラーフィルタ25では、各画素部の第1及び第2反射部R1、R2にそれぞれ形成される2つの色のフィルタ層の面積比を変えることにより、所望の範囲において分光透過率を自由に設計することができる。従って、本実施形態のカラーフィルタ25を備えた半透過型の液晶表示装置38においては、明るく、かつ色純度が高く、しかも色再現範囲の広い液晶画像が得られるようになる。
【0111】
更に、透過部Tと反射部R1、R2のカラーフィルタのホワイトバランスを変えることが可能となる。例えば、バックライト部37の光源としてLEDを白色化したものを用いる場合、自然光より青みが強い光になってしまうため、透過部のホワイトバランスは、反射部のホワイトバランスより青みが弱いことが好ましい。本実施形態のカラーフィルタでは、これを補正することが可能となる。
【0112】
(実施形態のカラーフィルタを備えた半透過型の液晶表示装置の製造方法)
図11〜図13は本発明の実施形態のカラーフィルタを備えた液晶表示装置の製造方法を示す部分断面図である。
【0113】
プラスチックフィルムを基材としてカラーフィルタや液晶表示装置を製造する場合、通常、その製造過程を考慮すると、プラスチックフィルムの耐熱性の点から高温処理を行うことができないため、低抵抗のITO膜をプラスチックフィルム上に直接成膜することは困難である。
【0114】
また、半透過型の液晶表示装置を製造する場合、透明電極(ITO膜)はプラスチックフィルムより熱膨張係数が大きいことから、プラスチックフィルム上で光透過用の開口部を有する反射層、カラーフィルタ層及び透明電極などをお互いに精度よく位置合わせを行いながら、それらをプラスチックフィルム上に直接形成していくことは困難である。
【0115】
上記した問題を鑑み、本実施形態の液晶表示装置においては、以下に示すような製造方法により製造されることが好ましい。
【0116】
本発明の実施形態のカラーフィルタを備えた半透過型の液晶表示装置の製造方法のうち、最初に、走査電極基材に係る製造方法を説明する。
【0117】
図11(a)に示すように、まず、基板の一例として、膜厚が0.7〜1.1mm程度、大きさが300mm×300mm程度の耐熱性のガラス基板40を用意する。その後、ガラス基板40上に、膜厚が例えば4μmのポリイミド樹脂からなる剥離層12を形成する。
【0118】
次いで、図11(b)に示すように、剥離層12上に膜厚が10〜30nmのSiO2などからなる第1の保護膜14を形成し、続いて、膜厚が0.1〜0.4μmのITO(Indium tin oxide)層をスパッタリング法により形成する。このとき、耐熱性のガラス基板40を用いているので、基板温度を例えば200℃程度とすることができ、これにより、シート抵抗値で例えば10〜15Ω/口の低抵抗のものを成膜することができる。また、基板温度が200〜250℃のイオンプレーティング法を用いても同様な膜特性のITO膜を成膜することができる。
【0119】
続いて、フォトリソグラフィー及びエッチングにより、ITO層をパターニングしてストライプ状の第1の透明電極16a,16b,16cを形成する。ここで、第1の透明電極16a,16b,16cがそれぞれ赤色(R)画素部、緑色(G)画素部、及び青色(B)画素部に対応するものとなり、各色の画素部(R,G,B)には、それぞれ透過部T、第1反射部R1及び第2反射部R2が区画される。
【0120】
次いで、剥離層12及び第1の透明電極16上に、スピンコート法などにより、例えば、熱硬化性のアクリル樹脂の塗工液を塗布して塗工膜を形成する。続いて、この塗工膜を加熱、硬化して膜厚が例えば2〜5μmの第2の保護層18を形成する。
【0121】
次いで、図11(c)に示すように、第1の保護層18上に黒色顔料を分散したレジスト層又は黒色染料を溶解したポリイミド層を形成する。続いて、これをパターニングして第1の透明電極16のパターン間上に透明電極16のパターン間の幅より大きなパターン幅を有する遮光層19を形成する。
【0122】
次いで、遮光層19及び第2の保護層18の上であって、かつR画素部及びG画素部の透過部Tと第1反射部R1とに対応する部分に、それぞれイエロー色(Y)フィルタ層20,20aを形成する。
【0123】
例えば、以下の方法でイエロー色(Y)フィルタ層20,20aを形成すればよい。すなわち、まず、染料(オリエント化学社製:Valifast Yellow 1101)1.50g、固形分32%のポリイミド前駆体溶液(溶剤:ジメチルアセトアミド)10.4g、シランカップリング剤(信越化学工業社製:KBM573)0.08g及び表面改質剤(日本樹脂社製:MF200)0.08gを、メチルセロソルブ60.0gに溶解させた塗工液を用意する。
【0124】
その後、この塗工液を遮光層19及び第2の保護膜18上にスピンコータなどにより例えば600rpm、4秒の条件で塗布して塗工膜を形成する。続いて、この塗工膜を露光・現像してパターンを形成した後、240℃で12分間熱処理することにより、膜厚が0.62μmのイエロー色(Y)フィルタ層20,20aが形成される。
【0125】
次に、図12(a)に示すように、遮光層19及び第2の保護層18の上であって、かつR画素部の透過部Tと第2反射部R2とに対応する部分と、B画素部の透過部Tと第1反射部R1とに対応する部分に、それぞれマゼンタ色(M)フィルタ層22,22aを形成する。
【0126】
例えば、以下の方法でマゼンタ色(M)フィルタ層22,22aを形成すればよい。すなわち、まず、染料(ダイワ化成社製:Daiwa IJ RED 319H)0.36g、固形分32%のポリイミド前駆体溶液(溶剤:ジメチルアセトアミド)に溶解させた溶液3.70g、シランカップリング剤(信越化学工業社製:KBM573)0.02g及び表面改質剤(日本樹脂社製:MF200)0.02gを,メチルセロソルブ33.0gに溶解させた塗工液を用意する。
【0127】
その後、この塗工液を遮光層19、第2の保護膜18及びイエロー色(Y)色フィルタ層20,20a上にスピンコータなどにより例えば600rpm、4秒の条件で塗布し塗工膜を形成する。続いて、この塗工膜を露光・現像してパターンを形成した後、240℃で12分間熱処理することにより、膜厚が1.37μmのマゼンタ色(M)フィルタ層22,22aが形成される。
【0128】
続いて、図12(b)に示すように、遮光層19及び第2の保護層18の上であって、かつG画素部の透過部Tと第2反射部R2とに対応する部分と、B画素部Bの透過部Tと第2反射部R2とに対応する部分とに、それぞれシアン色(C)フィルタ層24,24aを形成する。
【0129】
例えば、以下の方法でシアン色(C)フィルタ層24,24aを形成すればよい。すなわち、まず、染料(ダイワ化成社製:Brilliant Blue FCF)0.42g、固形分32%のポリイミド前駆体溶液(溶剤:ジメチルアセトアミド)に溶解させた溶液10.4g、シランカップリング剤(信越化学工業社製:KBM573)0.08g及び表面改質剤(日本樹脂社製:MF200)0.08gをメチルセルソルブ60.0gに溶解させた塗工液を用意する。
【0130】
その後、この塗工液を遮光層19、第2の保護膜18、イエロー色(Y)色フィルタ層20,20a及びマゼンタ色(M)色フィルタ層22,22a上にスピンコータなどにより例えば600rpm、4秒の条件で塗布して塗工膜を形成する。続いて、この塗工膜を露光・現像してパターンを形成した後、240℃で12分間熱処理することにより、膜厚が1.25μmのシアン色(C)フィルタ層24,24aが形成される。
【0131】
これにより、R,G,B画素部ごとに、透過部Tに所定の色のフィルタ層が積層され、かつ第1及び第1反射部R1,R2に所定の色のフィルタ層がそれぞれ単層で形成されたカラーフィルタ25が形成される。
【0132】
なお、各色のフィルタ層を形成する順番は、上記した例に限定されるものではなく、イエロー(Y)色フィルタ層20,20a、マゼンタ色(M)フィルタ層22,22a及びシアン色フィルタ層24,24aをどのような順番で形成してもよい。また、各色の画素部において、第1反射部R1及び第2反射部R2にそれぞれ形成されるフィルタ層が上記した例と逆になるようにして形成してもよい。例えば、赤色(R)の画素部においては、第1反射部R1と透過部Tにマゼンタ色(M)フィルタ層22を形成し、第2反射部R2と透過部Tにイエロー色フィルタ層20を形成してもよい。
【0133】
次いで、図12(c)に示すように、表面に凹凸を備えたポリイミド膜26を形成する。この工程は例えば以下に示す方法により行えばよい。すなわち、まず、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン酸とベンゾフェノンテトラカルボン酸ニ無水液とをジメチルアセトアミド中で公知の方法で縮合することにより、ポリイミド前駆体溶液(固形分18%)を作成する。
【0134】
その後、このポリイミド前駆体溶液300gを150℃で60分加熱攪拌し、ポリイミド前駆体溶液の前駆体の一部をイミド化して硬化させることにより、部分的にイミド化した(部分的に硬化した)中間体を含む溶液を作成する。例えば、上記した条件下により、前駆体の45〜50%程度がイミド化して硬化する。
【0135】
次いで、部分的に硬化した中間体を含む溶液100重量部、シクロヘキサノン100重量部、及び上記した前駆体溶液内の前駆体と同一構造のポリイミド前駆体30重量部の割合で混合して均一な塗布液を作成する。
【0136】
次いで、スピンコート法などにより、カラーフィルタ25の上に上記した塗布液を所定量滴下し、例えば1000rpmで12秒間回転させ、風乾することにより塗工膜を形成する。このとき、塗工膜にはポリイミド前駆体の一部がイミド化した中間体が、溶剤に対して溶解性を低くした状態で溶解されており、塗工膜を風乾することにより、溶剤がかなり残留した状態から中間体が析出し、塗工膜の表面側においては、中間体の一部が突出して凹凸が形成された状態となる。
【0137】
続いて、この塗工膜を、例えば200℃で熱処理することにより、塗工膜内の未硬化の部分が完全にイミド化されて硬化し、図12(c)に示すように、表面に凹凸が形成されたポリイミド膜26が形成される。これにより、カラーフィルタ25のローカル段差が緩和されて平坦化される
次いで、表面側に凹凸が形成されたポリイミド膜26を、30分間、風冷後、ポリイミド膜26の凹凸面上に真空蒸着法などにより、膜厚が例えば50〜100nmのアルミニウム(Al)膜28を形成する。続いて、このAl膜28上にR,G,B画素部の各透過部Tに対応する部分が開口したレジスト膜を形成し、このレジスト膜をマスクにしてAl膜28をエッチングした後、レジスト膜を除去する。これにより、R,B,G画素部の各透過部Tに対応するAl膜28の部分に開口部28aが形成される。
【0138】
このようにして、図12(c)に示すように、ポリイミド膜26と透過部Tに対応する部分に開口部28aを有するAl膜28とにより構成される反射層27が形成される。
【0139】
なお、金属膜の材料として、Alの他に、チタン(Ti)、銀(Ag)、白金(Pt)、タンタル(Ta)及びパラジウム(Pd)のいずれか、又はこれらを含む合金を使用することができる。
【0140】
次いで、同じく図12(c)に示すように、反射層27上に、紫外線硬化樹脂(旭電化社製:KR−400)に粒径が2〜15μmの範囲のスペーサ粒子(日本触媒社製:エポスターGP−H)を少量混入分散させたものをスプレーにより2〜15μmの膜厚の範囲になるように調整して第1の接着層30を形成する。このとき、カラーフィルタ25や反射層27の凹凸によって形成された段差が第1の接着層30により埋め込まれて平坦化される。
【0141】
このようにして、ガラス基板20上に、下から順に、剥離層12、第1の保護膜14、第1の透明電極16、第2の保護層18、カラーフィルタ25及び反射層27及び第1の接着層30からなる転写層31が形成される。
【0142】
次に、ガラス基板40上に形成された転写層31を第1のプラスチックフィルム10上に転写する方法を説明する。
【0143】
まず、図13(a)に示すように、ガラス基板40の第1の接着層30の面に第1のプラスチックフィルム10の一方の面を対向させ重ねて配置する。その後、第1のプラスチックフィルム10側から高圧水銀灯によりUV照射を行うことで、光硬化型樹脂である第1の接着層30を硬化させることにより、プラスチックフィルム10と転写層31を有するガラス基板40とを貼り合わせる。
【0144】
なお、高圧水銀灯の代わりにパルスキセノン光源を用いてもよい。このパルスキセノン光源は発光強度が大きく、少ない照射時間で第1の接着層30を硬化させることができるので、照射に伴うプラスチックフィルム10の温度上昇を抑えることができる。
【0145】
次いで、同じく図13(a)に示すように、ガラス基板40に貼り合わせたプラスチックフィルム10の一端を例えば直径200mmのロール42に固定し、このロール42を回転させながら第1のプラスチックフィルム10を引き剥がす。このとき、ガラス基板40と剥離層12との界面(図13(a)のC部)から剥がれ、第1のプラスチックフィルム10上に、下から順に、第1の接着層30、反射層27、カラーフィルタ25、第2の保護層18、第1の透明電極16、第1の保護層14及び剥離層12からなる転写層31が転写される。
【0146】
次いで、酸素プラズマで処理することにより、又は、ヒドラジン対エチレンジアミンの比率が1:1の混合液、若しくはエタノール、水及び苛性カリ(水酸化カリウム)からなる混合液などのアルカリ混合液に浸漬させることにより、第1のプラスチックフィルム10上の剥離層12を除去する。
【0147】
次いで、図13(b)に示すように、第1の保護層14上に膜厚が例えば100nmの液晶材料を配向させる配向膜15を形成し、この配向膜40の表面をラビング処理する。これにより、本実施形態のカラーフィルタ25を備えた液晶表示装置38の走査電極基材36が作成される。
【0148】
次に、信号電極基材36aを作成する。すなわち、まず、前述した転写方法と同様な方法を用いて、第2のプラスチックフィルム10b上に、下から順に、第2の接着層30a、第2の保護層18a、第2の透明電極16a及び第1の保護層14aを形成する。その後、第1の保護層14a上に第2の配向膜15aを形成し、この第2の配向膜15aの表面にラビング処理を施すことにより、信号電極基材36aが作成される。
【0149】
なお、信号電極基材36aに本実施形態のカラーフィルタ25が形成されている形態とする場合は、前述した方法と同様な方法により、第2の接着層30aと第2の保護膜の間にカラーフィルタ25が形成されるようにすればよい。
【0150】
次いで、走査電極基材36の所定領域に、液晶材料を封じ込めるためのシール剤をディスペンサ装置やスクリーン印刷法により塗布してシール層39を形成する。続いて、走査電極基材42a上に、粒径が5μm程度の接着性スペーサを塗布する。
【0151】
次いで、図1に示すように、走査電極基材36のシール層44が形成された面と信号電極基材36aの第2の配向膜15aが形成された面とを、第1の透明電極16と第2の透明電極16aとが略直交するようにして位置合わせして配置し、加熱する。このとき、2つの電極基材36,36a間には接着性スペーサがあるので、一定の間隔が保たれる。
【0152】
なお、信号電極基材36aの所定領域にシール層を形成し、続いて、接着性スペーサを塗布し、その後、走査電極基材36と信号電極基材36aとを同様に貼着してもよい。
【0153】
次いで、貼着された走査電極基材36と信号電極基材36aとの所定部を切断することにより、複数の液晶表示装置用部材を得る。
【0154】
次いで、同じく図1に示すように、走査電極基材36と信号電極基材36aとの間に、予め、開けておいたシール層の液晶注入口から液晶材料を注入した後、封止剤で液晶注入口を密閉して液晶層25を形成する。
【0155】
続いて、同じく図1に示すように、第1のプラスチックフィルム10の液晶層35側と反対側の面に位相差フィルム32を貼着し、更に、位相差フィルム32の上に偏光フルム34を貼着する。また、同様に、第2のプラスチックフィルム10aの液晶層35側と反対側の面に,位相差フィルム32a及び偏光フルムaを貼着する。
【0156】
これにより、図1に示すような、本実施形態のカラーフィルタ25を備えた半透過型の液晶表示装置38が完成する。
【0157】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカラーフィルタの一つの画素部の透過部には、補色(Y,M,C)のうちの2色の組み合わせのフィルタが積層され、バックライト部からの光が積層フィルタを透過すると、2つの色が減色混合により、3原色(赤色(R),緑色(G),青色(B))のうちの一色となる。また、反射部には、透過部と同一色の2色の組み合わせのフィルタ層がそれぞれ単層で形成され、外光の反射光が2色のフィルタ層をそれぞれ透過して2つの色の光を放出し、この2つの色が加色混合されて、透過部の光と略同一色となるものである。
【0158】
このようにすることにより、カラーフィルタ一つの画素部において、透過部ではバックライト部からの光が透過して色純度が高く、明るい色が得られると同時に、反射部においても、外光の反射光が薄膜の2つの色の単層フィルタ層をそれぞれ透過し、この2つの色が加色混合されて、極めて明るい色が得られるようになる。しかも、反射部に形成された2つの色の単層フィルタ層の面積比を適宜変えることにより、色調を容易に変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施形態のカラーフィルタを備えた半透過型の液晶表示装置を示す部分断面図である。
【図2】図2は図1のカラーフィルタの赤色(R)画素部を拡大した部分断面図である。
【図3】図3(a)及び(b)は図2をA方向から透視した部分縮小平面図である。
【図4】図4(a)及び(b)は図2のカラーフィルタの赤色(R)画素部の変形例を示す部分断面図である。
【図5】図5は図1のカラーフィルタの緑色(G)画素部を拡大した部分断面図である。
【図6】図6は図1のカラーフィルタの青色(B)画素部を拡大した部分断面図である。
【図7】図7は本実施形態のカラーフィルタに係るイエロー色(Y)フィルタ層、マゼンタ色(M)フィルタ層及びシアン色(C)フィルタ層の分光透過率を示すものである。
【図8】図8はY・M積層フィルタ、Y・C積層フィルタ及びM・C積層フィルタの分光透過率を示すものである。
【図9】図9は本実施形態のカラーフィルタの透過部及び反射部から放出される光の色の色度座標をそれぞれ示すものである。
【図10】図10は本実施形態のカラーフィルタの各画素部の第1及び第2反射部にそれぞれ形成される2色のフィルタ層(YとM、YとC又はMとC)の面積比を変化させた場合のR、G、Bの色度座標を示すものである。
【図11】図11は本発明の実施形態のカラーフィルタを備えた液晶表示装置の製造方法を示す部分断面図(その1)である。
【図12】図12は本発明の実施形態のカラーフィルタを備えた液晶表示装置の製造方法を示す部分断面図(その2)である。
【図13】図13は本発明の実施形態のカラーフィルタを備えた液晶表示装置の製造方法を示す部分断面図(その3)である
【符号の説明】
10・・・第1のプラスチックフィルム、10a・・・第2のプラスチックフィルム、12・・・剥離層、14・・・第1の保護層、14a・・・第3の保護層、15・・・第1の配向膜、15a・・・第2の配向膜、16・・・第1の透明電極、16a・・・第2の透明電極、18・・・第2の保護層、18a・・・第4の保護層、19・・・遮光層、20,20a・・・イエロー色(Y)フィルタ層、21・・・Y・M積層フィルタ、22,22a・・・マゼンタ色(M)フィルタ層、23・・・Y・C積層フィルタ、24,24a・・・シアン色(C)フィルタ層、25・・・カラーフィルタ、26・・・ポリイミド膜、27・・・反射層、28・・・Al膜、29・・・M・C積層フィルタ、30・・・第1の接着層、30a・・・第2の接着層、32・・・第1の位相差フィルム、32a・・・第2の位相差フィルム、31・・・転写層、34・・・第1の偏光フィルム、34a・・・第2の偏光フィルム、36・・・走査電極基材、36a・・・信号電極基材、37・・・バックライト部、38・・・半透過型の液晶表示装置、40・・・ガラス基板、41・・・光源、43・・・導光管。
Claims (11)
- 画素毎に、所要部に開口部を備えた反射層と、
前記反射層の上に形成され、画素毎に、バックライト部からの光が透過する透過部と外光の前記反射層での反射光が透過する反射部とを備えたカラーフィルタであって、前記透過部が、イエロー色(Y)、マゼンタ色(M)及びシアン色(C)の群から選択される2つの色の組み合わせのフィルタ層が積層された構造を有し、かつ前記反射部が前記2つの色と同一の色の組み合わせのフィルタ層がそれぞれ単層で形成された構造を有し、前記透過部が前記反射層の前記開口部に対応して配置された前記カラーフィルタと、
前記カラーフィルタの上方に形成された第1の透明電極と
を備えた第1の電極基材と、
前記第1の電極基材に所定間隔をもって貼り合わされて配置され、第1の電極基材側に第2の透明電極を備えた第2の電極基材と、
前記第1の電極基材及び前記第2の電極基材の間に挟持された液晶層とを有することを特徴とする液晶表示装置。 - 前記第1の電極基材は、プラスチックフィルムと、前記プラスチックフィルムの上に形成された接着層とをさらに備え、
前記反射層の下側が前記接着層に接着されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 前記カラーフィルタの前記反射部は、前記透過部を挟む第1反射部と第2反射部とにより構成され、前記透過部に積層された2つの色の組み合わせのフィルタ層のうち、一方の色のフィルタ層が前記第1反射部に延在し、かつ他方の色のフィルタ層が前記第2反射部に延在する構造を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
- 前記カラーフィルタの前記反射部において、前記2つの色の組み合わせのフィルタ層のうち、少なくとも一方の色のフィルタ層の一部が形成されていない白抜き部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
- 前記カラーフィルタの前記反射部において、前記2つの色の組み合わせのフィルタ層が積層された構造を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
- 前記カラーフィルタにおいて、前記イエロー色(C)、マゼンタ色(M)及びシアン色(Y)、の群から選択される2つの色の組み合わせが、赤色(R)画素部では、イエロー色(Y)とマゼンタ色(M)との組み合わせであって、緑色(G)画素部では、イエロー色(Y)とシアン色(C)との組み合わせであり、青色(B)画素部では、シアン色(C)とマゼンタ色(M)との組み合わせであることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
- 前記カラーフィルタにおいて、前記赤色(R)画素部の反射部では、前記イエロー色(Y)のフィルタ層の面積が、前記マゼンタ色(M)のフィルタ層の面積より小さく、かつ前記緑色(G)画素部の反射部では、前記イエロー色(Y)のフィルタ層と前記シアン色(C)のフィルタ層との面積が略同一であり、かつ前記青色(B)画素部の反射部では、前記シアン色(C)のフィルタ層の面積が、前記マゼンタ色(M)のフィルタ層の面積より大きくなるようにしたことを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
- 前記カラーフィルタにおいて、前記赤色(R)画素部の反射部では、前記イエロー色(Y)のフィルタ層と前記マゼンタ色(M)のフィルタ層との面積比(Y:M)が、1:2程度であって、前記青色(B)画素部の反射部では、前記シアン色(C)のフィルタ層と前記マゼンタ色(M)のフィルタ層との面積比(C:M)が、3:1程度になるようにしたことを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置。
- ガラス基板の上に剥離層を形成する工程と、
前記剥離層の上方に透明電極を形成する工程と、
前記透明電極の上方に、バックライト部からの光が透過する透過部と外光の反射光が透過する反射部とを備えたカラーフィルタであって、前記透過部がイエロー色(Y)、マゼンタ色(M)及びシアン色(C)の群から選択される2つの色の組み合わせのフィルタ層が積層された構造を有し、かつ前記反射部が前記2つの色と同一の色の組み合わせのフィルタ層がそれぞれ単層で形成された構造を有する前記カラーフィルタを形成する工程と、
前記カラーフィルタの上に、前記カラーフィルタの前記透過部に対応する位置に開口部が設けられた反射層を形成する工程と、
前記反射層の上に接着層を介してプラスチックフィルムを接着する工程と、
前記ガラス基板を前記剥離層との界面から剥離することにより、前記プラスチックフィルムの上に、前記接着層を介して、前記反射層、前記カラーフィルタ、前記透明電極、及び前記剥離層を転写・形成する工程と、
前記剥離層を除去する工程とを有することを特徴とする電極基材の製造方法。 - 剥離層を形成する工程の後に、前記剥離層の上に第1の保護層を形成する工程をさらに有し、
前記透明電極を形成する工程の後に、前記透明電極の上に第2の保護層を形成する工程をさらに有することを特徴とする請求項9に記載の電極基材の製造方法。 - 前記反射層を形成する工程は、
表面に凹凸を備えたポリイミド膜を形成する工程と、
前記ポリイミド膜の上に前記開口部が設けられた金属膜を形成する工程とを含むことを特徴とする請求項9又は10に記載の電極基材の製造方法。
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