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JP3990098B2 - 不釣合い測定装置および方法 - Google Patents

不釣合い測定装置および方法 Download PDF

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    • G01M1/02Details of balancing machines or devices
    • G01M1/04Adaptation of bearing support assemblies for receiving the body to be tested

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Balance (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、アダプタによって回転可能に保持された回転体の不釣合いを測定する装置および方法に関し、特に、回転体を保持するアダプタを備えたプレート状のダイナモメータ要素を具備する不釣合い測定装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドイツ公開特許第2847295号から、部分的に弾力性のあるスリットが付けられ、ウェブを備えたプレート状のダイナモメータ要素を有するバランシングマシンが知られている。その内部プレートは、バランシングスピンドルとして形成された回転体用のアダプタを有する。このアダプタプレートは、回転体の軸の両側でプレート面に配置されたウェブとダイナモメータ要素の外側枠部材とを結合している。アダプタプレートは、回転体が回転する際に発生する振動を振動変換器に送り、該振動変換器は、振動中の、不釣合いモーメントの結果発生する不釣合い分に対応する、アダプタプレートの軸を中心とした揺動運動だけを検出する。個々の力(静的な不釣合い)に従って発生する不釣合い分が、測定方向がプレート平面に平行に延びているさらなる振動変換器によって受けられる。ダイナモメータ要素は下部構造に支持されている。支持するために、2つの曲げ弾性の板ばねとさらなる曲げ弾性の支持体とが設けられている。力を回転軸の方向で緩衝するための板ばねが回転体の軸の両側でアダプタプレートに固定され、プレート表面から直角に延びている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この既知の装置の場合、たとえばスラストや重力のような軸方向に作用する力を吸収するため曲げ弾性支持体の形で分離された要素が設けられている。これらの要素は、アダプタプレートの振動運動、および不釣合い測定の精度に望ましくない方法で影響する可能性がある。
そこでこの発明は、不釣合いを測定し、および、不釣合いモーメントと静的な不釣合いに基づく不釣合い分を正確に評価することが可能な不釣合い測定装置を提供することを目的とする。
【0004】
また、特に静的不釣合いを測定するための精度が向上し、不釣合いを測定するための簡単で費用的に有利な不釣合い測定装置および方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1記載の発明は、回転体の不釣合いを測定する装置であって、前記回転体の回転軸に直角に配置されるプレート状のダイナモメータ要素を有し、当該ダイナモメータ要素は、回転体を回転可能に保持するためのアダプタを有するアダプタプレートと、アダプタプレートの外側に固定配置された枠部材と、アダプタプレートと枠部材との間に配置され、枠部材に対するアダプタプレートの不釣合いにより誘起する振動を、並進振動およびねじり振動に分割して検出するために、プレート平面の振動とプレート平面に直角な振動とを検出するための少なくとも2つの振動ピックアップと、アダプタプレートと枠部材との間を連結するウェブであって、当該ウェブは、アダプタの両側に配置され、アダプタプレートを振動可能に支えるために、プレート面で、かつ、回転軸に直角に位置する揺動軸を中心に設けられた対をなすウェブを有することを特徴とする不釣合い測定装置である。
【0006】
請求項2記載の発明は、回転体の不釣合いを測定する装置であって、前記回転体の回転軸に直角に配置されるプレート状のダイナモメータ要素を有し、当該ダイナモメータ要素は、回転体を回転可能に保持するためのアダプタを有するアダプタプレートと、アダプタプレートの外側に固定配置された枠部材と、アダプタプレートと枠部材との間に配置され、枠部材に対するアダプタプレートの不釣合い振動をプレート面で検出するための振動ピックアップと、アダプタプレートと枠部材との間を連結するウェブであって、当該ウェブは、アダプタの両側に配置され、アダプタプレートを振動可能に支えるために、プレート面で、かつ回転軸に直角に位置する揺動軸に配置された第1のウェブ対と、第1のウェブ対を中心に対称に配置された2組の第2のウェブ対とを有することを特徴とする不釣合い測定装置である。
【0007】
請求項3記載の発明は、回転体を回転可能に保持するためのアダプタを有するアダプタプレートと、アダプタプレートの外側に固定配置された枠部材と、枠部材に対してアダプタプレートが振動可能なように、アダプタプレートと枠部材との間を連結するウェブであって、アダプタの両側に配置され、アダプタを含むアダプタプレートを振動可能に支える対をなすウェブと、アダプタプレートと枠部材との間に配置され、枠部材に対するアダプタプレートの振動を検出するための振動ピックアップと、を含むプレート状ダイナモメータ要素を有し、アダプタに保持された回転体から由来する力とモーメントとは、前記ダイナモメータ要素のアダプタプレートに生じる並進振動およびねじり振動に分割して検出されることを特徴とする不釣合い測定方法である。
【0008】
前記対をなすウェブは、請求項2記載のように、第1のウェブ対と、2組の第2のウェブ対とを含んでいてもよい。
第1のウェブ対は、振動軸に配置され、第2のウェブ対は振動軸を中心に、すなわち第1のウェブ対を中心に対称に配置されている。
【0009】
第1のウェブ対はアダプタプレートおよびアダプタに保持された回転体の重量その他の不釣合いで誘起されない力を支えるために必要な剛性と、アダプタプレートを振動可能に支持するための構造を有している。一方、第2のウェブ対はアダプタプレートを振動可能に支えるために、弾性のある構成であればよい。
この発明による装置では、プレート状のダイナモメータ要素1が回転体3に由来するすべての力とモーメントとを支える。1対のウェブ6は、回転軸8方向のスラストまたは重力を単に支えるだけではなく、それを振動可能に支えるために、剛性分布と質量分布に関して本質的に対称的な構成を有する。さらに、その結果、アダプタプレート4に不釣合いにより誘起される振動を、並進振動とねじり振動とに分離でき、正確な不釣合い測定を確実に行わせることができる。
【0010】
さらに、コンパクトな構造および形状の装置とすることができる。
プレート状のダイナモメータ要素1は、特に価格的に有利であり、たとえば金属部材を変形することにより、または切削することにより製造することができる。あるいは鋳物部材として製造することもできる。もちろん複数の部品を溶接、ねじその他の手段によって結合して構成することも可能である。
この発明の装置によれば、回転体3の重心の、ダイナモメータ要素1の関連する平面からの間隔を非常に短くでき、すなわち最終的には改良された平面分離に基づき正確な測定結果を得ることができる。この発明の装置は、本質的に構造が対称であり、振動ピックアップの測定面がダイナモメータ要素1のアダプタプレート4の面に存在するので、静的な不釣合いの測定が非常に正確に行える。
【0011】
また、この発明の装置は、単一面不釣合い測定に対して有利である。
この発明の構成に従って、プレート平面および回転軸8を含む平面に1対のウェブ6を配置することにより、ダイナモメータ要素1のねじり振動の揺動軸10が最適に位置決めされる。測定結果に影響する妨害する力やモーメントがないように、1対のウェブ6により形成された揺動軸10がプレート平面に存在する。この1対のウェブ6が、曲げ剛性を有するように構成されることにより、簡単な方法で、不釣合いで誘起しない力、たとえば重力、または軸8方向の力を発生する要素、たとえば回転子羽根を有する回転子の構成に基づき発生する力を支えることができる。さらに、たとえば、四角形プロフィールの場合またはウェブを形成する2つの間隔をおいたロッドの場合の状態がどんなものであれ、ウェブ対のウェブがその横軸を中心に高い面慣性モーメントを有する。
【0012】
この発明の好ましい構成においては、揺動軸を形成する1対のウェブの両側に、さらに2対の平行に延びるウェブを配置すると、設計に関してだけでなく製造に関して、目盛定めおよび測定精度に特に有利な対称的な装置を構成することができる。これは、ピックアッププレートが四角形に形成され、ウェブ対がその四角形の長辺の端部または中央に配置される構成に適している。
この発明は、簡単な方法で水平方向だけでなく垂直にダイナモメータ要素1をプレート面に配置させるもので、従って、垂直または水平の回転軸を有する特別な要求に適合した不釣合い測定装置が非常に簡単に実現できる。
【0013】
この発明の構成における回転軸は、垂直方向に配置され、それと共にプレート面が水平に延びているので、不釣合い測定装置および不釣合い測定のさらなる要素、たとえば、駆動および制御装置または回転体をたとえば慣性スピンドルまたはピックアップ平面に固定するためのスパン装置のために、ダイナモメータ要素の内部にある個別の支持要素から自由に空間が利用できる可能性が得られる。これは全体的にコンパクトで使用しやすい構造に通じている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照してこの発明の実施形態について説明をする。
図1は、この発明の一実施形態に係るダイナモメータ要素1の斜視図である。図2は、図1のA−Aに沿う断面図である。
図1,2を参照して、ダイナモメータ要素1は、回転体3を保持するためのアダプタ2を備えた内側のアダプタプレート4と、外側の枠部材5とを有する。これらは、1対のウェブ6,6、もう1対のウェブ7,7およびさらにもう1対のウェブ7a,7aを介して互いに結合されている。アダプタプレート4、枠部材5および各ウェブ対6,7,7aは、単一の金属等を削り出し加工等することによって構成された一体的なものであってもよいし(実施形態は一体的なものを示している)、別体でできたアダプタプレート4と枠部材5とが、別に形成された3対のウェブ6,7,7aによって結合されていてもよい。
【0015】
ダイナモメータ要素とは、バランシング技術において、ばね付きの支持および測定システムと定義できる。この実施形態に示されるダイナモメータ要素1の3対のウェブ6,7,7aがばねとして機能する。
アダプタ2は、アダプタプレート4の孔に固定されており、不釣合いが測定される回転体3を取り付けできる回転スピンドル2Aを有する。図示した例では、アダプタ2が、回転体3が固定される受け面を有する。アダプタ2および回転スピンドル2Aは、通常の方法、たとえばベルト式駆動装置またはフランジ付き電動機によって駆動される。
【0016】
ダイナモメータ要素1は、外側の枠部材5に固定された2つの振動ピックアップ11,12を備えている。振動ピックアップ11,12は、たとえば電気力学的な速度ピックアップまたは圧電式ピックアップを使用することができる。これら振動ピックアップ11,12の信号は、2つの平衡面における不釣合いの平衡を測定するための不釣合い測定装置に、大きさに従い、図示されていない基準角度発生器の信号を利用して、また角位置に従って伝達される。
【0017】
アダプタプレート4の不釣合いで誘起された振動が、並進振動およびねじり振動に変換される。ここに並進振動とは、Translation Vibrationsと英訳される、アダプタプレート4の面方向(図1では水平方向)に生じる振動である。
不釣合い誘起振動の並進振動およびねじり振動への変換は、アダプタプレート4のプレート面に直角に延びる回転体3の回転軸8が、プレート状のダイナモメータ要素1の中心面に存在する揺動軸10を中心としてねじりまたは揺動可能であることによって行われる。揺動軸10は、回転軸8と直角に交差し、図示した例では、不釣合いで誘起された並進振動を検出する方向に対して直角に配置されている。しかし、並進振動を検出する方向は、後述するように、揺動軸10の方向に配置することも可能である。不釣合いで誘起された揺動軸10を中心とするねじり振動は、不釣合いを測定すべき回転体3の不釣合いモーメントから生じる。アダプタプレート4の不釣合い誘起の並進振動は、回転体3の静的な不釣合いによって引き起こされ、回転軸8に垂直に存在する平面で起きる。単一平面でバランスをとる場合、並進振動を検出する振動ピックアップ12だけが備えられていればよい。従って、不釣合い測定平面が単一平面の装置では、ねじり振動を検出するための振動ピックアップ11を省くことができる。
【0018】
3対のウェブ6,6、7,7、7a,7aの配置およびそれらの特性によって、外側の枠部材5に関連してアダプタプレート4に生じる振動等に影響されない、アダプタプレート4に本質的に生じる不釣合いで誘起される並進振動およびねじり振動を確実に得ることができる。さらに、1対のウェブ6,6は、アダプタプレート4のねじり運動の揺動軸10に配置され、さらに、1対のウェブ6,6に対して等間隔に、2対のウェブ7,7、7a,7aが、平面図で見ると長方形のアダプタプレートの長辺端部に配置されている。1対のウェブ6,6を揺動軸10に配置することによって、1対のウェブ6,6はアダプタプレート4の不釣合い誘起ねじり運動に対して妨害モーメントを発生できず、1対のウェブ6,6はアダプタプレート4の不釣合い誘起ねじり運動に影響を及ぼさない。1対のウェブ7,7、7a,7aの配置は、1対のウェブ6,6に平行であり、すなわち揺動軸10に平行である。そして揺動軸10から等間隔離れた位置にある。すなわち、平面視でアダプタプレート4に対して平行四辺形状を示している。全てのウェブ対6,6、7,7、7a,7aは、互いに平行で揺動軸10にも平行である。
【0019】
揺動軸10に延びる1対のウェブ6,6は、揺動可能にアダプタプレート4および枠部材5に連結されているが、プレート面からの曲げに関連して曲げ剛性がある。この曲げ剛性によって、付加的な支持要素を必要とすることなく、回転体3が回転することにより引き起こされる回転軸8方向の力またはダイナモメータ要素1の重力のような不釣合い誘起でない力も、また、すべて除くことが可能になる。つまり、1対のウェブ6,6は、アダプタプレート4の不釣合いで誘起されない力を支えると共に、アダプタプレート4を振動可能に支持している。
【0020】
振動軸10を中心としたアダプタプレート4のねじり振動を検出するため、振動ピックアップ(振動変換器)11が設けられている。振動ピックアップ11としては、たとえば可動コイルピックアップが用いられ、その測定軸は回転体3の回転軸8に平行に延びている。振動ピックアップ11は、図示の例では、外側の枠部材5に形成された突起13に固定されている。突起13には窪みが形成され、この窪みにおいて、アダプタプレート4に形成されたプレート状突起14が運動可能であり、曲げ弾性のある結合ロッド15を介して不釣合い誘起ねじり振動を振動ピックアップ11に送る。変形例として、プレート状突起14以外の所定形状をした、アダプタプレート4の振動をそのまま出力できる検出部を設けてもよい。
【0021】
並進振動を測定するために設けられた振動ピックアップ12の測定軸は、回転体3の回転軸8および揺動軸10に直角で、かつ、プレート状のダイナモメータ要素1の中心平面、換言すればアダプタプレート4の中心平面に存在する。振動ピックアップ12は、図示した実施形態では、外側の枠部材5の外周面側に形成された窪みに配置されている。振動ピックアップ12は、曲げ弾性を有する連結ロッド16を介して、アダプタプレート4の短辺側に結合している。
【0022】
両方の振動ピックアップ11,12の少なくとも1つの軸が平行に移動でき、その後、そのピックアップが固定される実施形態は詳細には示されていない。これは、振動ピックアップ12で、フランジ面を有する該ピックアップを、外側枠周囲の窪み本体の、関係する枠面に移動することによって実行できる。両方のピックアップ信号の、たとえば、工作物の非等方性または製造物の非対称性に基づく、場合によっては起きる可能性のある相の欠陥を、簡単な方法で機械的に除去できる。
【0023】
アダプタプレート4と枠部材5との間で直接配置される圧電ピックアップの使用も可能である。圧電ピックアップを用いると、幾何学的に観察して、装置により高い対称度を与える。さらに、揺動運動を検出するためのピックアップは、揺動軸10を中心としてその両側に配置してもよく、これは対称度をさらに向上させる。
図3は、図1のB−Bに沿う断面図である。ダイナモメータ要素1のねじり剛性の調節を可能にするものとして、図3に見られるように、細い部分を形成する除去部20が2対のウェブ7,7、7a,7aに設けられていてもよい。2対のウェブ7,7、7a,7aをかかる形状にすると、各ウェブの曲げ剛性と、それとともに最終的にはアダプタプレート4の揺動能力とに影響する。
【0024】
図4は、ウェブ6の平面図であり、アダプタプレート4および枠部材5の一部が一緒に示されている。上述と同様に、平面図に表われるウェブ6における除去部21は、並進運動に関してアダプタプレート4の運動能力の調整を可能にするものとして利用することができる。
上述した図1に示す実施例は、プレート状のダイナモメータ要素1をほぼ水平方向に配置し、アダプタ2に取り付けられた回転体3の回転軸8がほぼ垂直方向になるようにして使用する例を示した。しかし、図1に示すダイナモメータ要素1は、そのダイナモメータ要素1がほぼ垂直方向になるように配置し、すなわち揺動軸10がほぼ垂直方向になるように配置して、アダプタ2に取り付けられる回転体3の回転軸8がほぼ水平方向に延びるような状態で使用することも可能である。
【0025】
図5には、この発明の他の実施形態に係るダイナモメータ要素1の平面図ならびにC−Cに沿う断面図およびD−Dに沿う断面図が示されている。
図5のダイナモメータ要素1は、並進振動の方向Tと揺動軸10の方向とが互いに一致している。1対のウェブ6,6は、それぞれ、2本の独立したロッド6A,6Bによって構成されている。これらロッド6A,6Bは、垂直方向に一定の間隔をあけて配置されている。連結棒16aは、2本のロッド6A,6Bの間に、両ロッド6A,6Bに平行に配置され、ダイナモメータ要素1の中心面に位置するようにされている。
【0026】
1対のウェブ6,6の各ウェブを構成する各2本のロッド6A,6Bは、ピボット軸(揺動軸)10を形成し、そのピボット軸10に関するアダプタプレート4のピボット振動を許容する。ロッド6A,6Bを含む1対のウェブ6はプレート面以外の曲げに対して曲げ剛性を有する。振動ピックアップ11はピボット振動(ねじれ振動)を検知する。
2対のウェブ7b,7b、7c,7cは、アダプタプレート4にピボット振動(ねじり振動)が生じたことに起因してアダプタプレート4の端部が振動し得るように十分に柔らかく構成されている。また水平方向にも十分に柔らかく構成されていて、アダプタプレート4に生じる並進振動Tを妨げることがないようにされている。アダプタプレート4に生じる並進振動は振動ピックアップ12aによって検出される。
【0027】
図6は、この発明による装置の原理を示す図である。垂直回転軸8を有する不釣合い測定装置の原理的構造の図6からわかるように、回転軸8を有する回転体3が、水平に延びる揺動軸10を中心に回転可能に軸支されている。回転軸8とアダプタプレート4とは、長方形に互いに配置された梃子を有する狭角調整レバーによって図で説明される。ダイナモメータシステムは、ばね記号30で示される水平方向剛性と、ねじりばね記号32で示されるねじり剛性を有する。1点鎖線33は、垂直方向に関する振動ピックアップ11の作用面を示し、1点鎖線34は水平方向に関する振動ピックアップ12作用面を示す。
【0028】
単面測定(一面測定)の際、つまり静的不釣合いを確認する際には、この水平振動ピックアップ12が、静的不釣合いに基づく水平方向の振動経路を測定する。その場合、揺動軸10が水平方向振動ピックアップ12の作用面34、すなわち、プレート状ダイナモメータ要素1の中心面に留まる。
二平面測定の場合、つまり静的不釣合いとモーメント不釣合いの重なりとして観察できる動的不釣合いを測定する場合、水平方向の振動ピックアップ12が静的不釣合いに基づく水平方向の振動経路を測定し、他方、垂直振動ピックアップ11が、狭角レバー配置8,4の揺動運動により、モーメントの不釣合いに基づき発生する垂直方向の振動経路を測定する。その際、揺動軸10は、水平方向振動ピックアップ12の作用面34に留まっている。
【0029】
妨害する影響、たとえば、付加的な支えに基づき影響されるシステムの場合、発明によるシステムと比較して、質量の分布と剛性の分布に関して対称性が低く、そのシステムの揺動軸10が水平方向の振動ピックアップ12の作用面だけでなく外にも置かれており、これはたとえば大きな振動経路まで測定することになる。
この発明では、揺動軸10、すなわち、プレート状ダイナモメータ要素1の関連する平面が、水平方向の振動ピックアップ12の作用面に留まることがまず確保され、従って、動力学的な不釣合いにより誘起された揺動運動に理想的な分離と、および、それによる静的不釣合いの正確な測定が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるダイナモメータ要素の斜視図である。
【図2】図1のA−Aに沿う断面図である。
【図3】図1のB−Bに沿う断面図である。
【図4】ウェブ6の輪郭形状を示す平面図である。
【図5】この発明の他の実施形態にかかるダイナモメータ要素の概略構成を示す平面図および断面図である。
【図6】この発明による装置の原理を示す図である。
【符号の説明】
1 ダイナモメータ要素
2 アダプタ
3 回転体
4 アダプタプレート
5 枠部材
6,7,7a,7b,7c ウェブ(ウェブ対)
8 回転軸
10 揺動軸
11 ねじれ振動検出用振動ピックアップ
12 12a 並進振動検出用振動ピックアップ
15,16,16a 連結ロッド
20,21 除去部

Claims (3)

  1. 回転体の不釣合いを測定する装置であって、
    前記回転体の回転軸に直角に配置されるプレート状のダイナモメータ要素を有し、
    当該ダイナモメータ要素は、
    回転体を回転可能に保持するためのアダプタを有するアダプタプレートと、
    アダプタプレートの外側に固定配置された枠部材と、
    アダプタプレートと枠部材との間に配置され、枠部材に対するアダプタプレートの不釣合いにより誘起する振動を、並進振動およびねじり振動に分割して検出するために、プレート平面の振動とプレート平面に直角な振動とを検出するための少なくとも2つの振動ピックアップと、
    アダプタプレートと枠部材との間を連結するウェブであって、当該ウェブは、アダプタの両側に配置され、アダプタプレートを振動可能に支えるために、プレート面で、かつ、回転軸に直角に位置する揺動軸を中心に設けられた対をなすウェブを有することを特徴とする不釣合い測定装置。
  2. 回転体の不釣合いを測定する装置であって、
    前記回転体の回転軸に直角に配置されるプレート状のダイナモメータ要素を有し、
    当該ダイナモメータ要素は、
    回転体を回転可能に保持するためのアダプタを有するアダプタプレートと、アダプタプレートの外側に固定配置された枠部材と、
    アダプタプレートと枠部材との間に配置され、枠部材に対するアダプタプレートの不釣合い振動をプレート面で検出するための振動ピックアップと、
    アダプタプレートと枠部材との間を連結するウェブであって、当該ウェブは、アダプタの両側に配置され、アダプタプレートを振動可能に支えるために、プレート面で、かつ回転軸に直角に位置する揺動軸に配置された第1のウェブ対と、第1のウェブ対を中心に対称に配置された2組の第2のウェブ対とを有することを特徴とする不釣合い測定装置。
  3. 回転体を回転可能に保持するためのアダプタを有するアダプタプレートと、
    アダプタプレートの外側に固定配置された枠部材と、
    枠部材に対してアダプタプレートが振動可能なように、アダプタプレートと枠部材との間を連結するウェブであって、アダプタの両側に配置され、アダプタを含むアダプタプレートを振動可能に支える対をなすウェブと、
    アダプタプレートと枠部材との間に配置され、枠部材に対するアダプタプレートの振動を検出するための振動ピックアップと、
    を含むプレート状ダイナモメータ要素を有し、
    アダプタに保持された回転体から由来する力とモーメントとは、前記ダイナモメータ要素のアダプタプレートに生じる並進振動およびねじり振動に分割して検出されることを特徴とする不釣合い測定方法。
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