JP3838101B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドライバの操作に応じて自動車の転舵用の車輪を転舵させるためのパワーステアリング装置に関し、特に路面情報、外乱情報等の加工と操舵安全性の設計を独立して設計でき、チューニングし易く、かつ安全で快適な操舵性能を得られる電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のステアリング(舵取り)は、車室の内部に配された操舵手段の操作(一般的にはステアリングホイールの回転操作)を、ステアリング用の車輪(一般的には前輪)の操向のために車室の外部に配された舵取機構に伝えて行われる。
【0003】
自動車用のステアリング機構としては、ボールねじ式、ラック・ピニオン式等の種々の形式のものが実用化されている。例えば、車体の前部に左右方向に延設されたラック軸の軸長方向の摺動を、左右の前輪に付設されたナックルアームにタイロッドを介して伝える構成としたラック・ピニオン式のステアリング機構は、車室外に延びるステアリングホイールの回転軸(ステアリングコラム)の先端に嵌着されたピニオンをラック軸の中途に形成されたラック歯に噛合させ、ステアリングホイールの回転をラック軸の軸長方向の摺動に変換して、ステアリングホイールの回転操作に応じたステアリングを行わせる構成となっている。
【0004】
また、近年においては、ステリング機構の中途に油圧シリンダ、電動モータ等の操舵補助用のアクチュエータを配設し、このアクチュエータを、舵取りのためにステアリングホイールに加えられる操舵力の検出結果に基づいて駆動し、ステアリングホイールの回転に応じたステアリング機構の動作(駆動)をアクチュエータの出力によって補助し、運転者の労力負担を軽減する構成としたパワーステアリング装置が広く普及している。
【0005】
ここで、電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図8に示して説明すると、ステアリングホイール1の軸2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4a及び4b、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に結合されている。軸2には操舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられており、ステアリングホイール1の操舵力を補助するモータ20が減速ギア3を介して軸2に結合されている。パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット30には、バッテリ14からイグニションキー11及びリレー13を経て電力が供給され、コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクT、車速センサ12で検出された車速Vに基いてアシスト指令の操舵補助指令値Iの演算を行い、演算された操舵補助指令値Iに基いてモータ20に供給する電流を制御する。
【0006】
コントロールユニット30は主としてCPUで構成されるが、そのCPU内部においてプログラムで実行される一般的な機能を示すと、図9のようになる。
【0007】
コントロールユニット30の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ10で検出されて入力される操舵トルクTは、操舵系の安定性を高めるために位相補償器31で位相補償され、位相補償された操舵トルクTAが操舵補助指令値演算器32に入力される。また、車速センサ12で検出された車速Vも操舵補助指令値演算器32に入力される。操舵補助指令値演算器32は、入力された操舵トルクTA及び車速Vに基いてモータ20に供給する電流の制御目標値である操舵補助指令値Iを決定する。操舵補助指令値Iは減算器30Aに入力されると共に、応答速度を高めるためのフィードフォワード系の微分補償器34に入力され、減算器30Aの偏差(I−i)は比例演算器35に入力されると共に、フィードバック系の特性を改善するための積分演算器36に入力される。微分補償器34及び積分補償器36の出力も加算器30Bに加算入力され、加算器30Bでの加算結果である電流制御値Eが、モータ駆動信号としてモータ駆動回路37に入力される。モータ20のモータ電流値iはモータ電流検出回路38で検出され、モータ電流値iは減算器30Aに入力されてフィードバックされる。
【0008】
一方、図8の機構を伝達関数で表すと図10のようになる。図10において、ブロック301はコントロールユニット30の伝達関数K(s)であり、ブロック201は1次遅れ関数の特性を有するモータ20の伝達関数であり、ブロック202はモータ20のトルク係数Ktを示している。ブロック3Aは減速ギア3のギア比Grであり、ギア比Grの出力と操舵トルクThが減算器41に入力され、加算器42を経てピニオンラック機構5の伝達関数501に入力される。伝達関数501の出力である角速度ωは積分要素502を経て角度θとなり、角度θが車両のダイナミック特性Kv(s)のブロック43を経て減算器42にフィードバックされている。また、角度θはステアリングホイール角度θhと共に減算器44に入力され、その加算結果はトーションバーのバネ係数(Ktb)503を経て、操舵補助指令値演算器32に相当するMAP40に入力され、MAP40の出力がコントロールユニット301に入力されている。
【0009】
コントロールユニット301の周波数応答特性は図11のようになっており、同図(A)はゲイン特性であり、同図(B)は位相特性である。更にトーションバーのトルク特性は図12(A)であり、角度は同図(B)であり、それぞれMAP40のゲイン1/150、1、10、50に従ってそれぞれ図示(a)、(b)、(c)、(d)のように変化する。図12は図10でチューニングした結果を示しており、フィードバック信号のMAP40のゲインを1/150、1、10、50で変えた様子を示している。この結果から、ゲイン1/150、1、10、50によって、その結果に余り差異がないのでチューニングし難いことが分かる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電動パワーステアリング装置では、ロバスト安定化補償器により、システムの安定性と路面情報、外乱情報に対する処理とを同時に設計するようになっている。ロバスト安定化補償器は例えば特開平8−290778号公報に示されているような補償器であり、sをラプラス演算子とする特性式G(s) = (s2+a1・s+a2)/(s2+b1・s+b2)を有し、操舵トルクTに含まれる慣性要素とバネ要素から成る共振系の共振周波数のピーク値を除去し、制御系の安定性と応答性を阻害する共振周波数の位相のずれを補償している。
【0011】
しかしながら、1つの補償器で複数の情報と複数の周波数領域の信号を処理することは、チューニング上では困難である。特に機械的又は電気的な特性が少しでも変わると、チューニングの時間が多くかかるという問題がある。また、かなり経験豊富な技術者でないと、同じ性能の装置が得られないという問題もある。
【0012】
本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、チューニングし易く、安価な構成で、安定かつ快適な操舵フィーリングが得られる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ステアリングシャフトに発生する操舵トルクに基づいて演算手段で演算された電流指令値と、モータの電流値とから演算した電流制御値に基づいてステアリング機構に操舵補助力を与える前記モータを制御するようになっている電動パワーステアリング装置において、外乱オブザーバ構成によりセルフアライニングトルクを推定するセルフアライニングトルク推定部と、前記セルフアライニングトルク推定部で推定されたセルフアライニングトルク推定値に基づいて操舵反力の定義を行って前記操舵トルクにフィードバックする操舵トルクフィードバック部とを設けることにより、或いはモータ回転信号又は角速度信号と前記電流指令値とからセルフアライニングトルクを推定するセルフアライニングトルク推定部と、前記セルフアライニングトルク推定部で推定されたセルフアライニングトルク推定値に基づいて操舵反力の定義を行って前記操舵トルクにフィードバックする操舵トルクフィードバック部とを設けることにより達成される。
本発明の上記目的は、前記操舵トルクフィードバック部の静特性の定義を、前記操舵反力及び前記セルフアライニングトルク推定値に基づいて決めることにより、或いは前記操舵トルクフィードバック部操舵反力の動特性の定義を、ドライバに伝えたい情報の周波数帯域の伝達関数のゲインを大きくし、ドライバに伝えたくない情報の周波数帯域の伝達関数のゲインを小さくすることにより、或いは前記操舵トルクと前記操舵トルクフィードバック部からの出力との偏差を入力するコントローラの特性を積分要素を含まず、低域において比例要素とし、高域において遮断要素とすることにより、より効果的に達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明では、外乱オブザーバ構成によりセルフアライニングトルクを推定するセルフアライニングトルク推定部を設け、セルフアライニングトルク推定部で推定されたセルフアライニングトルク推定値とモータ回転(角度)信号又は角速度信号に基づいて操舵反力の定義を行って操舵トルクにフィードバックしている。また、本発明ではセルフアライニングトルクを推定し、そのセルフアライニングトルク推定値をトーションバーのトルク情報と共に操舵トルクにフィードバックしている。本発明のコントロールユニットは、システムの特性変動(例えば共振周波数)があってもシステムの安定性が確保できることで、ロバスト性を有している。そして、操舵反力の静特性の定義を、必要操舵力及びセルフアライニングトルク推定値に基づいて決め、操舵反力の動特性の定義を、ドライバに伝えたい情報の周波数帯域の伝達関数のゲインを大きくし、ドライバに伝えたくない情報の周波数帯域の伝達関数のゲインを小さくするようにしている。このため、必要な操舵反力の定義を容易に行うことができ、安価な構成で安定かつ快適な操舵フィーリングを実現することができる。
【0015】
また、セルフアライニングトルクの推定にモータ回転信号(又は角速度信号)及びモータ電流指令値を用いるようになっているので、モータ制御に使用されるモータ回転信号(又は角速度信号)を利用し、高精度かつ安価なセルフアライニングトルク推定部の構成を実現できる。
【0016】
図1は本発明のブロック線図構成例を示しており、操舵トルクThはコントロールユニット100(伝達関数:K(s))に入力され、その出力であるモータ電流指令値Irが1次遅れ関数のモータ102(伝達関数:1/(T1・s+1))、モータのトルク係数103(伝達関数:Kt)、減速ギアのギア比104(伝達関数:Gr)を経て加算器105に入力される。加算器105の加算結果は減算器106を経てピニオンラック機構130(伝達関数:1/(Jpt・s+Cpt))に入力される。ピニオンラック機構130の出力であるモータ角速度ωは積分要素131を経て角度θとなり、角度θが車両のダイナミック特性132(伝達関数:Kv(s))を経て減算器106にフィードバックされている。ピニオンラック機構130のJptはピニオンベース慣性モーメントであり、Cptはピニオンベースダンピング係数である。また、角度θはステアリングホイール角度θhと共に減算器133に入力され、その加算結果はトーションバーのバネ係数134(伝達関数:Ktb)を経て加算器135に入力され、加算器135にはセルフアライニングトルク推定部110からのセルフアライニングトルク推定値ESが入力されている。セルフアライニングトルク推定部110は、モータ電流指令値Irとモータ角速度ωからセルフアライニングトルク(SAT)の推定を行い、セルフアライニングトルク推定部110で推定されたセルフアライニングトルク推定値ESに基づいて操舵反力(味付け成分)ATの定義を行って、操舵トルクThに減算器101を介してフィードバックする操舵トルクフィードバック部120が設けられている。
【0017】
セルフアライニングトルク推定部110は、モータ角速度ωを入力して処理する要素111(Q/Pn)と、モータ電流指令値Irを入力して処理する要素112(M・Q)とを有し、要素111と要素112との偏差を減算器113で求めてセルフアライニングトルク推定値ESとして出力するようになっている。Q(s)は低域通過フィルタを表しており、Pn(s)はラック・ピニオンの理論上のモデルである。要素111は伝達関数Q(s)と伝達関数Pn−1で構成され、Mはモータの伝達関数( = 1/(T1・s+1))であり、Q(s)との乗算で要素112が形成されている。
【0018】
要素112のM・Qはモータの電気的特性Mに低域通過フィルタQを乗算するものであり、要素111のQ/Pnは低域通過フィルタQを理想上のモデルPnで除算したもである。セルフアライニングトルク推定部110がセルフアライニングトルク推定値ESを演算できる根拠は、下記の通りである。トルクTmは下記(1)式で表される。
【0019】
Tm = M(s)×Ir …(1)
ただし、M(s) = (Kt×Gr)/(T1・s+1)
また、モータ角速度ωは下記(2)式で表される。
【0020】
ω = P(s)×[Tm+Ttb - SAT] …(2)
ただし、P(s) = 1/(Jpt・s + Cpt)
そして、セルフアライニングトルク推定部110の構成より、セルフアライニングトルク推定値ESは下記(3)式で表される。
【0021】
ES = M・Q - Q/Pn …(3)
従って、(3)式に上記(1)式及び(2)式を代入すると、下記(4)式となる。
【0022】
そして、Pn(s)=P(s)となるようにピニオンラック機構130のピニオンベース慣性モーメントJpt及びピニオンベースダンピング係数Cptの値を決めれば、次の関係が得られる。
【0023】
ES = Q(s)×[SAT - Ttb] …(5)
従って、操舵フィードバック部120に入力されるのは加算器135の加算結果であるので、下記(6)式となる。
【0024】
従って、Q(s) = 1の領域においては次式となる。
【0025】
SatE = SAT …(7)
以上より、セルフアライニングトルクSATとセルフアライニングトルク推定値ESとの関係は(5)式で表され、セルフアライニングトルクSATと加算結果SatEとの関係は(7)式で表される。
【0026】
また、フィルタQ、モータ特性M、モデルPnの特性はそれぞれ下記のように表せる。フィルタQ(s)は角速度ωを使用した場合、Tqを時定数として
Q(s) = 1/(Tq・s + 1) …(8)
で表され、角度θを使用した場合、b0, b1を定数として
Q(s) = b1/(s2 + b0・s + b1) …(9)
で表され、いずれも高域遮断フィルタである。そして、モータ特性M(s)とモデルP(s)は
M(s) = Kt×Gr/(T1・s + 1) …(10)
P(s) = 1/(Jpn・s + Cpn) …(11)
で表せる。
【0027】
以上のように操舵フィードバック部120に入力されるのは加算結果SatEで、コントロールユニット100に入力されるのは操舵トルクThと操舵フィードバック部120の出力である操舵反力ATとの偏差(AT-Th)で、本制御システムでは操舵トルクTh及びSAT情報をフィードバック制御に利用している。
【0028】
また、本発明ではコントロールユニット100の特性を、積分要素を含まない図2のゲイン及び位相特性としており、低域では比例要素となっており、高域は遮断特性となっている。セルフアライニングトルク推定部110の特性は図3に示すようになっている。図3では実際のセルフアライニングトルクSAT(実線)と推定したセルフアライニングトルクES(破線)とを示している。更に、操舵トルクフィードバック部120は動的特性部121及び静的特性部122で構成されており、動的構成部121は図4に示す特性を有しており、静的特性部122は図5に示す特性を有している。静的特性部122はドライバが感じるトルクの味付けを行い、フィーリング特性部の機能を有しており、本例ではゲインgを表すものと曲線パターンを表すものとに分けている。図4において、領域AR2(角周波数ω1〜ω2)はドライバに伝えたい情報の周波数帯域を示し、領域AR1(角周波数ω1以下)及び領域AR3(角周波数ω2以上)は抑制したい外乱情報の周波数帯域を示している。図5は目的とする静的特性であるが、実際には図5の特性をカバーするようにゲインgを適当な範囲(1/150, 1, 10, 50)において変動させている。
【0029】
上述のような構成において、操舵トルクThと操舵トルクフィードバック部120の出力である操舵反力ATとの偏差(AT-Th)は減算器101で求められ、その偏差(AT-Th)がコントロールユニット100に入力され、その出力であるモータ電流指令値Irがモータ102を駆動すると共に、外乱オブザーバ構成のセルフアライニングトルク推定部110に入力される。コントロールユニット100はシステム全体の安定性を補償し、システムの特性変動(例えば共振周波数)があってもシステムの安定性を確保できることでロバスト特性を有している。コントロールユニット100の伝達関数K(s)の決定はPIDでも良く、試行錯誤でも構わない。モータ102の出力はモータトルク係数103(Kt)、ギア比104(Gr)を経て加算器105に入力され、その加算値が減算器106を経てピニオンラック機構130(1/(Jpt・s+Cpt))に入力される。ピニオンラック機構130の出力は積分要素131(1/s)を経て加算器133に入力されると共に、車両のダイナミック特性を示す要素132に入力され、その出力であるセルフアライニングトルクSATが減算器106に入力される。また、加算器133の加算結果は、トーションバーのバネ係数134(Ktb)を経て出力される。
【0030】
バネ係数134(Ktb)からの出力Ttbは加算器135に入力されると共に加算器105にフィードバックされ、ピニオンラック機構130の出力であるモータ角速度ωはセルフアライニングトルク推定部110に入力されている。そして、セルフアライニングトルク推定部110からのセルフアライニングトルク推定値ESは、加算器135を経て操舵トルクフィードバック部120に入力される。操舵トルクフィードバック部120は、動的特性部121と人間が感じるトルクのフィーリング特性の静的特性部122とで構成されている。
【0031】
本発明は電動パワーステアリング用のセルフアライニングトルク及び操舵トルクを用いたフィードバック制御系を利用しており、その要旨となるフィードバックのコントロールユニット100は図2に示す周波数特性(ゲイン・位相)に特徴付けられて積分要素を持たず、低域で比例特性を、高域で遮断特性を有している。操舵トルクThはトーションバーのトルクセンサで測定され、セルフアライニングトルクSATは測定をしないで、オブザーバ構成のセルフアライニングトルク推定部111で推定される。推定されたセルフアライニングトルクES及び測定したセルフアライニングトルクSATは図3に示すようになる。
【0032】
コントロールユニット100の特性K(s)を図2にした場合の結果は図6のようになり、良好なものとなった。従来装置の結果を示している特性に比べ、ゲインの変化による差異が大きくなっており、チューニングし易いことが分かる。これに対し、コントロールユニット100の特性K(s)を図23にすると、その結果は図7となり好ましくないことが分かる。つまり、図7ではゲインgを変えたときにトーションバーのトルクが変わりますが、ピニオン角度も大きく変わってステアリングの追従性が悪くなり、チューニングし難くなる。図6ではゲインgを変えたときにトーションバーのトルクが規則正しく変わった上、ピニオン角度が大きく変化しないため、ステアリングの追従性が劣化することなく、チューニングし易い。
【0033】
上述の例では角速度ωをセルフアライニングトルク推定に用いているが、角度を用いて推定することも可能である。
【0034】
【発明の効果】
上述したように、本発明の自動車のパワーステアリング装置によれば、路面情報、外乱情報等の加工と操舵安定性の設計を独立的に設計できるようにしており、チューニングし易く、安定で安価であると共に、快適な操舵フィーリングが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるSAT及び操舵トルクを用いたフィードバック制御系パワーステアリング装置の構成例(伝達関数)を示すブロック線図である。
【図2】コントロールユニットの周波数応答例を示す図である。
【図3】SAT推定部の周波数特性例を示す線図である。
【図4】フィーリング特性部の静的特性部の特性例を示す図である。
【図5】フィーリング特性部の動的特性部の特性例を示す図である。
【図6】本発明の効果を説明するための図である。
【図7】本発明の効果を説明するための図である。
【図8】一般的な電動パワーステアリング装置の機構図である。
【図9】電動パワーステアリング装置のコントロ−ルユニット構成例を示すブロック図である。
【図10】図8で示すパワーステアリング装置の伝達関数系を示すブロック線図である。
【図11】従来のコントロールユニットの周波数特性を示す図である。
【図12】従来のトーションバー特性を示す図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール
2 軸
10 トルクセンサ
11 イグニションキー
12 車速センサ
30 コントロールユニット
100 コントロールユニット
110 セルフアライニングトルク推定部
120 操舵トルクフィードバック部
Claims (5)
- ステアリングシャフトに発生する操舵トルクに基づいて演算手段で演算された電流指令値と、モータの電流値とから演算した電流制御値に基づいてステアリング機構に操舵補助力を与える前記モータを制御するようになっている電動パワーステアリング装置において、外乱オブザーバ構成によりセルフアライニングトルクを推定するセルフアライニングトルク推定部と、前記セルフアライニングトルク推定部で推定されたセルフアライニングトルク推定値に基づいて操舵反力の定義を行って前記操舵トルクにフィードバックする操舵トルクフィードバック部とを具備したことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
- ステアリングシャフトに発生する操舵トルクに基づいて演算手段で演算された電流指令値と、モータの電流値とから演算した電流制御値に基づいてステアリング機構に操舵補助力を与える前記モータを制御するようになっている電動パワーステアリング装置において、モータ回転信号又は角速度信号と前記電流指令値とからセルフアライニングトルクを推定するセルフアライニングトルク推定部と、前記セルフアライニングトルク推定部で推定されたセルフアライニングトルク推定値に基づいて操舵反力の定義を行って前記操舵トルクにフィードバックする操舵トルクフィードバック部とを具備したことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
- 前記操舵トルクフィードバック部の静特性の定義を、前記操舵反力及び前記セルフアライニングトルク推定値に基づいて決めるようになっている請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記操舵トルクフィードバック部操舵反力の動特性の定義を、ドライバに伝えたい情報の周波数帯域の伝達関数のゲインを大きくし、ドライバに伝えたくない情報の周波数帯域の伝達関数のゲインを小さくするようになっている請求項1乃至3のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記操舵トルクと前記操舵トルクフィードバック部からの出力との偏差を入力するコントローラの特性を積分要素を含まず、低域において比例要素とし、高域において遮断要素としている請求項1乃至4のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
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