JP3801751B2 - ゴキブリ捕獲器およびその製法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はゴキブリ捕獲器およびその製法に関する。さらに詳しくは粘着剤を利用したゴキブリ捕獲器であって、捕獲器内部に侵入したゴキブリの歩行を効果的に妨害することにより捕獲器外部への逃亡を確実に防止することができるゴキブリ捕獲器およびその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より粘着式のゴキブリ捕獲器には種々のものが知られており、一般的なゴキブリ捕獲器として、中空のゴキブリ捕獲器本体の平らな底部上面において、粘着剤を全面に塗布するか、または平行に複数本の筋塗りすることにより粘着部が形成されたものがある。また、少ない粘着剤で捕獲効率を向上させるために間隔を設けて波型筋状に粘着剤を塗布することにより粘着部を形成したゴキブリ捕獲器もある(実開昭53−29975号公報)。
【0003】
また、他の捕獲器の例として、実開昭53−100482号には直線状に凹凸加工されたプレートを凹部および凸部が内側にくるように曲施されてなる捕獲器が開示されている。かかる捕獲器は、底板がなく、プレートを用いてアーチ状のトンネルを形成したものである。そのため、部屋の床面との感触の差異、および捕獲器入口の段差などに対する感触の異変でゴキブリが警戒して侵入しなくなる不具合がない。この捕獲器に侵入するゴキブリは、プレート内側の粘着層がゴキブリの背中に粘着することにより捕獲される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、捕獲器本体の平らな底部上面に粘着剤を塗布した捕獲器では、捕獲器内に侵入したゴキブリが水、油などで濡れていたばあい、粘着剤の粘性が弱まるため、逃亡することがある。とくに粘着剤を平行に筋塗りしたり、または実開昭53−29975号記載の波型筋状に塗布した捕獲器は、底部上面に非粘着部が残っているため、捕獲器内部に侵入してきたゴキブリの逃亡防止には不充分である。
【0005】
また、実開昭53−100482号記載の粘着部に凹凸部を有する捕獲器は、凹凸が直線状の繰り返しであるため、ゴキブリの逃亡防止には不充分である。また、かかる捕獲器は底板がないため、ゴキブリが捕獲器中央付近に侵入したばあいゴキブリの背中が粘着部に粘着することなく、そのまま捕獲器を通り抜けてしまい、逃亡防止には不充分である。
【0006】
さらに、粘着部に凹凸部を形成しても、そのままにして保管または搬送すると、温度や自重により粘着剤が徐々にへたってきて凹凸部が平らになりやすいという問題がある。
【0007】
本発明はかかる問題を解消するためになされたものであり、粘着剤を利用したゴキブリ捕獲器であって、捕獲器内部に侵入したゴキブリの歩行を効果的に妨害することにより捕獲器外部への逃亡を確実に防止することができるゴキブリ捕獲器を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は前記ゴキブリ逃亡防止効果を奏しうる剥離紙付きゴキブリ捕獲器およびその製法を提供することも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のゴキブリ捕獲器は、少なくとも底部を備えた捕獲器本体からなり、当該底部の上面に粘着部を有するゴキブリ捕獲器であって、
前記粘着部に複数の突条が配列され、かつ前記突条の少なくとも一部が水平方向に曲げられてなることを特徴としている。
【0010】
前記突条が前記捕獲器本体の軸方向に沿って水平方向に連続的に蛇行されてなるのが好ましい。
【0011】
前記突条が前記捕獲器本体の幅方向に沿って水平方向に連続的に蛇行されてなるのが好ましい。
【0012】
前記突条が前記捕獲器本体の軸方向に沿って水平方向に蛇行されている部分と前記捕獲器本体の幅方向に沿って水平方向に蛇行されている部分とを組み合わせて形成されているのが好ましい。
【0013】
前記突条が前記捕獲器本体の対角方向に沿って水平方向に蛇行されているのが好ましい。
【0014】
前記突条が略くさび状を呈しており、前記突条が千鳥状に配列して形成され、かつ、隣接する列の突条同士が互いに反対に向けられているのが好ましい。
【0015】
前記突条がそれぞれ2〜20mm程度の幅を有してなるのが好ましい。
【0016】
請求項2記載のゴキブリ捕獲器は、少なくとも底部を備えた捕獲器本体からなり、当該底部の上面に粘着部を有するゴキブリ捕獲器であって、
前記粘着部に複数の突起が千鳥状に配列して形成されてなることを特徴としている。
【0017】
請求項3記載のゴキブリ捕獲器は、少なくとも底部を備えるとともに当該底部の上面に粘着部を有する捕獲器本体と、前記粘着部を被覆するための剥離紙とからなるゴキブリ捕獲器であって、
前記粘着部および剥離紙の両方に複数の突条が配列され、かつ前記突条の少なくとも一部が水平方向に曲げられてなることを特徴としている。
【0018】
請求項5記載のゴキブリ捕獲器の製法は、(a)捕獲器本体の底部の上面に粘着部を形成し、
(b)前記粘着部を剥離紙で被覆し、ついで
(c)前記粘着部および剥離紙の両方に、少なくとも一部が水平方向に曲げられた突条を配列することを特徴としている。
【0019】
請求項1、2または3記載のゴキブリ捕獲器およびその製法(請求項5)において、前記粘着部に塗布される粘着物質の粘度が130℃付近で2500〜3300P程度であるのが好ましい。
【0020】
なお、本明細書における蛇行とは、直線状でないことであり、曲部の程度(曲率または長さなど)についてはとくに限定されるものではなく、規則的でなくてもよい。
【0021】
本発明者らはゴキブリ捕獲器内部に侵入したゴキブリが粘着部上で歩行しにくくするための手段について鋭意検討を重ねた結果、本発明を創作するに至った。
【0022】
すなわち、請求項1記載の発明によれば、粘着部に複数の突条が配列され、かつ前記突条の少なくとも一部が蛇行するなどして水平方向に曲げられているため、水または油などで足が濡れたゴキブリなどが捕獲器内に侵入したときに粘着部の粘性が低下しても、足が突条にひっかかり、歩行しにくくなるため、ゴキブリの逃亡を確実に防止することができる。
【0023】
また、請求項2記載の発明によれば、粘着部に複数の突起が千鳥状に配列して形成されているため、水または油などで足が濡れたゴキブリなどが捕獲器内に侵入したときに粘着部の粘性が低下しても、足が突起にひっかかり、歩行しにくくなるため、ゴキブリの逃亡を確実に防止することができる。
【0024】
さらに請求項3および5記載の発明によれば、粘着部および剥離紙の両方に突条を配列することによって、粘着部の凹凸が平らになるという不具合がなくなるため、使用時において剥離紙を剥せば、前述の請求項1記載の発明と同様のゴキブリ逃亡防止効果を奏することができる。さらに、粘着部に塗布される粘着物質の粘度を130℃付近で2500〜3300Pとすることにより、剥離紙の剥離後も突条が維持され、使用の際、突条がくずれることがない。
【0025】
【発明の実施の形態】
つぎに、図面を参照しながら本発明のゴキブリ捕獲器を詳細に説明する。図1は本発明のゴキブリ捕獲器の一実施例を示す一部切欠斜視説明図、図2は図1のゴキブリ捕獲器のII−II線断面図、図3は図1のゴキブリ捕獲器を展開した状態を示す平面図、図4は本発明のゴキブリ捕獲器の他の実施例を示すゴキブリ捕獲器を展開した状態を示す平面図および図5〜7は本発明のゴキブリ捕獲器のさらに他の実施例を示すゴキブリ捕獲器を展開した状態を示す平面図である。
【0026】
図1〜3に示されるゴキブリ捕獲器は、従来より採用されている、通常の組み立て自在の捕獲器本体1の底部3のほぼ上面全体に蛇行させた凹凸状に形成された粘着部2が設けられたものであり、捕獲器本体1の軸方向の前後に開いた開口部4a、4b、および捕獲器本体1の両側の側面部5a、5bに形成された開口部6a、6bを通ってゴキブリが捕獲器本体1の内部へ侵入できるようになっている。
【0027】
捕獲器本体1は、紙、プラスチックス、ゴム、金属、木などを単独または組み合わせることにより作製されたシートを折り紙細工の要領(図3の一点鎖線を谷折り、破線を山折り)で折り曲げ、2枚の天面板7a、7b同士を接続することにより中空体となるように形成されたものである。
【0028】
なお、本実施例では、偏平な台形断面を呈する筒体からなる捕獲器本体を例に挙げて説明したが、捕獲器本体1の形状は本発明においてとくに限定されるものではなく、台形状、逆台形状、長方形状、三角形状または多角形状、半円形状、あるいは正方形状である筒状体や箱状体なども採用することができる。
【0029】
粘着部2は、捕獲器本体1の底部3をエンボス加工、凹凸加工された型によるプレスまたは溝付きローラで挟み込むなどの加工を施すことにより、連続して蛇行した複数の突条9および溝10が交互に形成され、さらに底部3の上面全体に粘着物質が塗布されたものである。粘着部2は、保管時および搬送時においては剥離紙15(図3参照)により保護されており、使用直前に剥離紙を剥離することにより粘着部2が露出し、使用可能な状態になる。突条9と突条9との間は、水平な、すなわち底が平坦な溝10が好ましい。
【0030】
底部3に塗布された粘着物質は、常温で粘着性を有する不乾性のものでかつ常温で流動性のないものであればよく、通常、軟化剤と粘着付与樹脂とからなる。軟化剤としてはたとえばポリブテン、ミネラルオイル、ラノリン、液状ポリアクリートなどを使用できる。粘着付与樹脂としては石油樹脂、ロジン、水添ロジン、水添ロジンエステル、テルペン系炭化水素樹脂、脂肪族炭化水素樹脂、脂環族炭化水素樹脂、芳香族炭化水素樹脂、フェノール樹脂などを使用できる。
【0031】
また、粘着性および強度を増加させるためにゴムを添加することもできる。ゴムとしては天然ゴムおよびブチルゴム、ポリイソブチルゴム、クロロブレンゴムなどの合成ゴムを使用できる。
【0032】
前記粘着物質を製造するにあたっては、たとえばゴムを添加するばあい、あらかじめトルエン、n−ヘキサンなどの溶剤に溶解後、粘着性付与樹脂と軟化剤に添加すればよい。また、ゴム、粘着性付与樹脂および軟化剤を配合しトルエンなどの溶媒に溶解してもよい。この際過剰の溶媒があればこれを除去すればよい。なお、使用される素材が良好な相溶性を有しているときは溶媒を使用せずに製造できる。
【0033】
以上の材料により製造され、底部3に塗布される粘着剤の粘度はJIS K6833(1980)に準拠する測定方法により測定され130℃付近で2500〜3300P程度のあいだの範囲とすることが好ましい。その効果として、剥離紙の剥離後も突条9の形状が維持され、使用の際に突条9の形状がくずれることがない。
【0034】
図1〜3の粘着部2は、突条9および溝10が前記捕獲器本体1の軸方向に沿って形成されている。これにより、水または油などで足が濡れたゴキブリなどが開口部4a、4b、および開口部6a、6bを通って捕獲器内に侵入したときに粘着部2の粘性が低下しても、足が突条9および溝10にひっかかり、効果的に歩行を妨害するため、ゴキブリの逃亡を確実に防止することができる。とくに突条9および溝10が前記捕獲器本体1の軸方向に沿って形成されていることにより、捕獲器本体1の幅方向からの侵入および幅方向への逃亡時に対して、より効果的に歩行を妨害することができる。
【0035】
また、粘着部2は、図4に示されるように、突条9および溝10が前記捕獲器本体1の幅方向に沿って形成されていてもよい。このばあいも足が突条9および溝10にひっかかり、効果的に歩行を妨害するため、ゴキブリの逃亡を確実に防止することができる。とくに突条9および溝10が前記捕獲器本体1の幅方向に沿って形成されていることにより、軸方向からの侵入および軸方向への逃亡時に対してより効果的に効果を妨害することができる。
【0036】
さらに、粘着部2は、図5〜6に示されるように、突条9および溝10が前記捕獲器本体1の軸方向に沿う部分9a、10aと幅方向に沿う部分9b、10bとを組み合わせて形成してもよい。図5の粘着部2においては、軸方向および幅方向に沿う突条9および溝10が互いに断続して配置されている。なお、粘着部2の空いている領域に直線状の突条14を形成してもよい。一方、図6においては、突条9および溝10がループ状に連続して配置されている。これら図5〜6のばあい、軸方向および幅方向の両方向からの侵入および逃亡時に対して、効果的に歩行を妨害することができる。
【0037】
また、図示されていないが、前記突条9および溝10が前記捕獲器本体1の対角方向に沿って形成されていれば、捕獲器本体1のコーナー部分に侵入用の開口があるばあいにも効果的に歩行を妨害することができる。
【0038】
本実施例では、図2に示されるように底部3のうち、突条9の部分のみ上方へ突出させ、隣接する2本の突条9のあいだの突条9よりも相対的に低い部分を溝10として用いている。しかし本発明はこれに限定されるものではなく、溝10の部分のみ下方へ突出させたり、連続的な波付き加工を行なうことによって突条9および溝10を形成してもよい。
【0039】
前記突条9および溝10は、幅が大きすぎても小さすぎてもゴキブリの足が突条9および溝10にひっかからなくなり、歩行を効果的に妨害することができなくなるため、それぞれ2〜20mm程度、とくに4〜8mm程度の幅に設定されるのが好ましい。
【0040】
なお、本実施例では突条9および溝10が蛇行している例をあげて説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、粘着部2に複数の突条9および溝10が交互に形成され、かつ前記突条9および溝10の少なくとも一部が水平方向に曲げられていれば、ゴキブリの足が突条9および溝10にひっかかり、効果的に歩行を妨害することができる。したがって、蛇行タイプの他にも粘着部2において同心円状やのこ歯状の複数の突条9および溝10が設けられたばあいであっても前記効果を奏することができる。
【0041】
以上の図3〜6の例では、突条9が連続的に配列されている例が示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。要するに突条9は複数配列されていればよく、連続的でなく、断続的でもよい。
【0042】
たとえば、図7に示されるように、前記突条9が略くさび状を呈しており、前記突条9が千鳥状に配列して形成され、かつ隣接する列の突条9同士が互いに反対に向けられていてもよい。このばあい、隣接する突条9同士のあいだの間隙が前記溝10の役目を果たす。この図7のばあいも前記ゴキブリ逃亡防止効果を奏することができる。
【0043】
また、図7の略くさび状の突条9の代わりに、丸形、三角形、四角形またはその他の多角形、ないしは棒形、卍形、X形、星形などの形状を呈する複数の突起が千鳥状に配列して形成されていてもよい。このばあいも隣接する突起同士のあいだの間隙が前記溝10の役目を果たす。したがって、前記ゴキブリ逃亡防止効果を奏することができる。
【0044】
また、図1〜7の粘着部2を、輸送時および保管時における保護のために、剥離紙15(図3参照)で被覆してもよい。このばあい、粘着部2に剥離紙15を被覆したのちに粘着部2および剥離紙15の両方に対して突条9および溝10(または千鳥状配列のくさび形突条または突起)を同時に形成することにより、粘着剤が所定の形状を保ち、粘着部2の凹凸が平らになるという不具合がなくなる。そのため、剥離紙15を剥して使用すれば、前記ゴキブリ逃亡防止効果を奏することができる。
【0045】
捕獲器本体1の大きさは、あまり大きくなると使用性がわるくなるとともに製造コストもかさむので、幅は50cm以下、かつ長さが50cm以下程度に設定するのが好ましい。
【0046】
また、ゴキブリが容易に侵入しやすく、かつ逃亡しにくくするために、捕獲器本体1の軸方向の前後に開いた開口部4a、4bには、底面部よりも高く踏み板8が形成されていてもよい。
【0047】
さらに、捕獲器本体1は、図1〜3に示されるように、使用状態において天面板7aに設けられた差し込み片11を他方の天面板7bに設けられた差し込み口12を選択して差し込むことにより、底部3から天面板7a、7bまでの高さを調節することができる構成になっている。なお、13は押さえ片であり、差し込み片11とともに他方の天面板7bの一部を挟持することにより、天面板7a、7b同士の結合をより堅固にしている。しかも、天面板7a、7bまでの高さをもっとも低くして組み立てれば、床と家具とのあいだなどのわずかな隙間にも該ゴキブリ捕獲器を差し込んで設置することができる。
【0048】
ここで、ゴキブリの逃亡防止効果を数値的に把握するための実験を行なった。結果を表1に示す。表1には、未成熟の小さいゴキブリ(表1の若)、中ぐらいの成熟度(大きさ)のゴキブリ(表1の中)、成熟した大きいゴキブリ(表1の成)をそれぞれ1匹づつゴキブリ捕獲器に入れ、粘着部上で歩行した歩数をそれぞれ20匹づつ計測したばあいの歩数の平均がまとめられている。比較されたゴキブリ捕獲器は、図3のように突条および溝が捕獲器本体の軸方向に沿って形成された粘着部を有するゴキブリ捕獲器(表1の▲1▼)、図4のように突条および溝が捕獲器本体の幅方向に沿って形成された粘着部を有するゴキブリ捕獲器(表1の▲2▼)、および従来の平たんな粘着部を有するゴキブリ捕獲器(表1の▲3▼)である。表1より、本発明の実施例である▲1▼および▲2▼は、従来例である▲3▼と比較して、いずれも若、中、成で歩数が大きく減少していることがわかる。
【0049】
【表1】
【0050】
以上の表1の結果、および実験中のゴキブリの挙動の観察より、前記突条および溝は直線状ではないので、比較的大きいゴキブリが粘着部から逃げようとして突条の頂上に載ったまま早足で直線的に歩行すれば、突条から足を踏み外す可能性が高く、粘着部に足および胴部が粘着しやすくなることがわかった。一方、小さいゴキブリは溝に沿って歩行しようとするが、溝が直線状ではないので、突条にぶつかる可能性が高く、粘着部に足および胴部が粘着しやすくなることがわかった。したがって、あらゆる大きさのゴキブリの歩行を効果的に効果的に妨害して、逃亡を防止することができることがわかった。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、水または油などで足が濡れたゴキブリなどが捕獲器内に侵入したときに粘着部の粘性が低下しても、足が突条および溝にひっかかり、効果的に歩行を妨害するため、ゴキブリの逃亡を確実に防止することができる。
【0052】
また、粘着部に剥離紙を被覆したのちに粘着部および剥離紙の両方に対して突条および必要に応じて溝を形成することにより、粘着部の凹凸が平らになるという不具合がなくなる。そのため、剥離紙を剥して使用すれば、前記ゴキブリ逃亡防止効果を奏することができる。
【0053】
さらに、粘着部に塗布される粘着物質の粘度を130℃付近で2500〜3300Pとすることにより、剥離紙の剥離後も突条が維持され、使用の際、突条がくずれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴキブリ捕獲器の一実施例を示す一部切欠斜視説明図である。
【図2】図1のゴキブリ捕獲器のII−II線断面図である。
【図3】図3は図1のゴキブリ捕獲器を展開した状態を示す平面図である。
【図4】本発明のゴキブリ捕獲器の他の実施例を示すゴキブリ捕獲器を展開した状態を示す平面図である。
【図5】本発明のゴキブリ捕獲器のさらに他の実施例を示すゴキブリ捕獲器を展開した状態を示す平面図である。
【図6】本発明のゴキブリ捕獲器のさらに他の実施例を示すゴキブリ捕獲器を展開した状態を示す平面図である。
【図7】本発明のゴキブリ捕獲器のさらに他の実施例を示すゴキブリ捕獲器を展開した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 捕獲器本体
2 粘着部
3 底部
9 突条
10 溝
Claims (3)
- 少なくとも底部を備えた捕獲器本体からなり、当該底部の上面に粘着物質が塗布された粘着部を有するゴキブリ捕獲器であって、
前記粘着部に、蛇行した複数の突条および溝が交互に形成され、
前記粘着部に塗布される粘着物質の粘度が130℃付近で2500〜3300P程度である
ことを特徴とするゴキブリ捕獲器。 - 少なくとも底部を備えるとともに当該底部の上面に粘着物質が塗布された粘着部を有する捕獲器本体と、前記粘着部を被覆するための剥離紙とからなるゴキブリ捕獲器であって、
前記粘着部および剥離紙の両方に、蛇行した複数の突条および溝が交互に形成され、
前記粘着部に塗布される粘着物質の粘度が130℃付近で2500〜3300P程度である
ことを特徴とするゴキブリ捕獲器。 - (a)捕獲器本体の底部の上面に粘着物質を塗布して、粘着部を形成する工程、
(b)前記粘着部を剥離紙で被覆する工程、および
(c)前記粘着部および剥離紙の両方に、蛇行した複数の突条および溝を交互に形成する工程とを含み、
前記粘着部に塗布される粘着物質の粘度が130℃付近で2500〜3300P程度である
ことを特徴とするゴキブリ捕獲器の製法。
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