JP3890541B2 - 流体圧機器用ケーシング - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、エアフィルタ、ルブリケータ等の流体圧機器に使用されるケーシングに関し、一層詳細には、内容量が大きく、組付が容易なレベルゲージを備えたケーシングに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エアフィルタ、ルブリケータ等に使用されるケーシング10は、図7に示すように、断面略U字状に形成されたケースガード12を備える。該ケースガード12の下部には孔部14が画成されている。前記ケースガード12の内部には当該ケースガード12の内部形状に沿って形成され、鋳造等により成形された金属ケース16が挿入される。該金属ケース16の下部には孔部18が画成され、この孔部18にドレンコック20が挿通される。このような構成では、該ドレンコック20のハンドル22を回転させて、前記金属ケース16内部の潤滑油等を排出する。
【0003】
前記ケーシング10の側面にはレベルゲージ31が設けられ、該レベルゲージ31は前記金属ケース16の側面に画成された孔部32a、32bに挿入されたスタッド34a、34bを備える。それぞれのスタッド34a、34bにはその軸線方向に沿って孔部38a、38bが画成され、該孔部38a、38bは前記スタッド34a、34bの外周に開口する孔部40a、40bに連通する。前記スタッド34a、34bの間にはガラス管42が橋架される。該ガラス管42の内部に画成された通路43は前記孔部40a、40bに連通している。前記スタッド34a、34bはカバー部材46a、46bによって覆われる。
【0004】
以上のような構成において、このケーシング10に、例えば、潤滑油が供給されると、該潤滑油は一方のスタッド34aの孔部38a、40aを通ってガラス管42の通路43に導入され、ガラス管42内部の潤滑油のレベルを視認することが可能となる。従って、前記金属ケース16内部の潤滑油の量を確認することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上の如き構成では、ケースガードと金属ケースの2層構造により、内容量が小さくなる。また、ケースをアルミまたは亜鉛の如き材料でダイカストによって形成して1層にした構造の流体圧機器用ケーシングが知られているが、ケースの肉厚が厚くなり、内容量を大きくすることができないという同様の問題がある。
【0006】
また、レベルゲージの構造が複雑で、組付作業が煩雑で製造コストが高騰するという欠点がある。
【0007】
本発明は、この種の不都合を克服し、薄肉のケースの1層構造により、ケースの内容量を大きくすると共に、組付が容易で維持管理も容易な流体圧機器用ケーシングを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、流体圧機器用ケーシングにおいて、
ケース本体と、
前記ケース本体の内部に配設され、該ケース本体の孔部を介して外部に突出する窓部を有するゲージ部材と、
前記ケース本体の外部に設けられ、前記ケース本体を挟んで前記ゲージ部材と対向配置されるスペーサと、
前記ケース本体に形成され、前記ゲージ部材に形成された第1の爪部と、前記スペーサに形成された第2の爪部とが係合される係合部と、
を備え、
前記第1及び第2の爪部は前記係合部側に向かってそれぞれ延在し、前記ゲージ部材及び前記スペーサが前記ケース本体を挟持するように配置されて該係合部に対して互いに固定されると共に、前記第1の爪部は前記スペーサとの当接作用下に前記係合部に対する係合状態が保持されることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、ケース本体はケースガードによって囲繞されないため、従来技術に係るケーシングに比べてケース本体の内容量が増加する。また、ケーシングを組み立てる際、ゲージ部材の窓部をケース本体の孔部に挿通させて第1の爪部を係合部に係合させると共に、前記ケース本体の外部に設けられたスペーサの第2の爪部を前記係合部に対して係合させることにより、前記ゲージ部材をケース本体に対して装着させる。この際、第1の爪部に対してスペーサが当接することにより前記係合部に対する前記第1の爪部の係合状態が好適に維持される。これにより、ゲージ部材をケース本体に対して容易且つ確実に組み付けることが可能となり好適である。さらに、窓部がケース本体の外部に突出していると、ケーシングの内部の潤滑油等の量を容易に確認することができ好適である。
【0010】
この場合、前記窓部は複数形成され、それぞれの窓部を前記ケース本体に画成された複数の孔部にそれぞれ挿通させるとよい。これにより、複数の窓部を介してケーシングの内部の潤滑油等の量を容易に確認することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る流体圧機器用ケーシングについて、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0012】
図1において、参照符号60は、第1の実施の形態に係る流体圧機器用ケーシングが使用されたエアフィルタを示す。このエアフィルタ60はプレス成形または冷間鍛造成形により断面略U字状の薄肉に形成されたケース本体62を備える。ケース本体62は1層であり、薄肉に形成されているため、従来のケーシングに比べて内容量を大きくすることができる。前記ケース本体62の下部には孔部64が画成され、該孔部64を構成する壁部65にはドレンコック66が設けられる。該ドレンコック66は、図2に示すように、前記孔部64に挿入されるドレンコックボデイ68を有し、該ドレンコックボデイ68の外周にはOリング70が設けられる。このOリング70は前記壁部65の一面をシールする。前記ドレンコックボデイ68の孔部72の上部は拡径した孔部74に連通し、該孔部74を構成する壁部には爪部75が弾性的に形成され、該爪部75の下端部が前記壁部65の上部に係合して前記ドレンコックボデイ68は抜け止めされる。前記孔部74にはカラー76が挿入され、該カラー76の上部には半径方向外方に突出したフランジ部79が形成される。該フランジ部79には、下方に向かって延在し前記爪部75を囲繞する円筒部80が形成され、該円筒部80の上部には複数の孔部83が画成される。該孔部83には前記フランジ部79から下方に向かって延在する爪部82が形成され、該爪部82は前記爪部75の上部に形成された係合部85に係合して前記カラー76が抜け止めされる。
【0013】
前記ドレンコックボデイ68の下部には該ドレンコックボデイ68と直交して水平方向に延在する筒状部86が形成され、前記孔部72は該筒状部86に画成された孔部88に連通する。該孔部88は段部90を介して縮径した孔部92に連通し、該孔部92は前記筒状部86の下部に形成された管体96の孔部94に連通する。前記孔部88の一方の開口部はプラグ98によって閉蓋され、該プラグ98にはコイルスプリング100の一端部が着座する。前記孔部88にはバルブ102が摺動自在に挿入され、該バルブ102には段部104が形成され、該段部104には前記コイルスプリング100の他端部が当接する。従って、前記バルブ102は矢印A方向に常時付勢されて前記孔部72を閉塞している。前記バルブ102にはその軸線方向に沿ってプッシュボタン106が設けられ、該プッシュボタン106の一端部は前記孔部92から外方に突出する。前記孔部92の開口部には内方に突出したフランジ部105が形成されている。前記プッシュボタン106の外周には段部108が形成され、該段部108と前記フランジ部105との間にはOリング109が設けられる。前記プッシュボタン106の外周にはその軸線方向に沿って溝部107が画成され、前記プッシュボタン106を矢印B方向に押圧するとバルブ102はコイルスプリング100の弾発力に抗して変位し、前記孔部72は孔部88、溝部107を介して孔部94に連通する。
【0014】
前記ケース本体62の側面には、図3に示すように、長尺状の突出部110が形成され、該突出部110には孔部112a〜112cが軸線方向に沿って1列に並んで画成される。孔部112a〜112cは略円形に形成され、両端に配置された孔部112aと112cの縁部には、さらに方形状の孔部114a、114cが各孔部112aと112cに連続して形成される。また、前記突出部110には複数の長孔116a〜116dが画成され、該長孔116a〜116dを構成する壁部は係合部117a〜117dとして形成される。
【0015】
前記ケース本体62の内部には前記突出部110の裏面に係合し、長楕円型に形成されたゲージ部材118が設けられる。該ゲージ部材118の周囲には段部120が形成され、該段部120にはドレンおよび圧縮空気の漏洩を防止するパッキンであるOリング121が係合する。前記ゲージ部材118には爪部122a〜122dが形成され、該爪部122a〜122dは前記係合部117a〜117dに係合する。前記ゲージ部材118には断面U字状に形成された窓部124a〜124cが1列に並んで形成され、両端に配置された窓部124aと124cのそれぞれの根部には凹部126a、126cが画成される。
【0016】
前記突出部110にはスペーサ130が係合する。該スペーサ130には前記窓部124a〜124cが挿通する孔部132a〜132cが画成され、両端の孔部132aと132cの縁部には段部を介してそれぞれ前記孔部114a、114cを形成する壁部に係合する爪部136a、136cが設けられる。前記スペーサ130の上部はクランク状の屈曲部138が形成され、該屈曲部138には長手方向に沿って突出部140が形成され、さらに、該突出部140の中央にはその長手方向に沿って突部142が形成されている。前記屈曲部138には前記突出部140の両側部に長方形の孔部144が画成される。
【0017】
前記スペーサ130の上部には、図1に示すように、ロックボタン146が設けられ、該ロックボタン146の一方の面には作業者が指で容易に変位させることができるように凹凸部148が形成されると共に、その下部は若干湾曲して形成される。該ロックボタン146には凹部150が形成され、該凹部150にはコイルスプリング152が挿入される。該コイルスプリング152の一端部は、前記突部142の上部に着座して前記ロックボタン146を上方に付勢している。前記ロックボタン146には前記ケース本体62の外周に摺動自在な摺動部156が形成され、該摺動部156の上部には前記ケース本体62の外周に沿って湾曲形成された突部158が形成される。
【0018】
前記ケース本体62の上部には、図3に示すように、半径方向外方に突出した複数のフランジ部160が形成され、該フランジ部160の中央には下方に突出した湾曲部162が形成される。前記ケース本体62の上部には、図1に示すように、ボデイ166が設けられ、該ボデイ166の下部には前記ケース本体62の内部に連通する室170が画成される。該室170を形成する壁部の下部は段部171を介して拡径し、さらに、半径方向内方に突出して形成された係合部168が形成され、該係合部168が前記フランジ部160に係合することにより前記ケース本体62はボデイ166に保持される。
【0019】
前記室170には通路172を介して導入口174が連通する。前記室170を形成する天井の中央には凹部176が画成され、該凹部176を形成する壁部には水平方向に延在して導出口178が画成される。前記凹部176を形成する天井部位には突部177が形成され、該突部177の中央に画成された孔部179には雌ねじが螺刻される。該孔部179にはロッド180が垂直方向に延在して螺入され、該ロッド180の下部には雄ねじ181が螺刻され、該雄ねじ181には湾曲形成されたバッフル182が着脱可能に螺入されている。該バッフル182の上部にはフランジ部184が形成され、該フランジ部184の上部には周回する位置決め部186が突出形成される。前記フランジ部184の上部には合成樹脂の如き材料でメッシュの筒状に形成されたフィルタエレメント188が配設され、該フィルタエレメント188の下部は前記位置決め部186に係合して位置決めされる。前記フィルタエレメント188の上部にはディフレクタ190が配設される。該ディフレクタ190は略円盤状に形成され、その縁部には下方に延在する筒状部192が形成される。前記ディフレクタ190には周回して配置された複数の孔部194が画成され、該孔部194は前記ケース本体62の軸線を中心に周方向に傾斜して画成される。前記筒状部192の外周にはOリング196a、196bが設けられ、該Oリング196a、196bの外周は前記ボデイ166の室170を形成する壁部および前記ケース本体62の内部に当接してドレンや圧縮空気が漏洩することを防止する。
【0020】
以上のような構成において、ケース本体62にゲージ部材118、スペーサ130を組み付ける場合、予め、ロックボタン146の凹部150にコイルスプリング152を挿入する。続いて該凹部150に突出部140、突部142を挿入する。以上のような準備段階を経て、図3に示すように、先ず、ゲージ部材118の段部120にOリング121を係合させる。次に、ゲージ部材118をケース本体62の内部から突出部110の裏面に位置合わせをし、窓部124a〜124cを孔部112a〜112cに貫通させてケース本体62の外部に露呈させ、爪部122a〜122dを係合部117a〜117dに係合させる。次いで、スペーサ130をケース本体62の外部から突出部110に位置合わせし、ゲージ部材118の窓部124a〜124cを孔部132a〜132cに挿通させ、爪部136a、136cを孔部114a、114cを構成する壁部に係合させる。スペーサ130の外周の壁部130a、130bはゲージ部材118の爪部122a〜122dの内側壁面に当接し、爪部122a〜122dと係合部117a〜117dとの係合が解除されることを防止する。このため、ゲージ部材118の窓部124a〜124cに外力が加わった場合でも、爪部122a〜122dが係合部117a〜117dから脱落する懸念がない。このように、ケース本体62にゲージ部材118を組み付ける作業は極めて容易であり、また、工具が不要であるため、従来技術に比べて作業時間が大きく短縮される。
【0021】
第1の実施の形態に係る流体圧機器用ケーシングが使用されたエアフィルタ60は、基本的には以上のように構成され、次に、その動作について説明する。
【0022】
先ず、図1に示すように、導入口174から過飽和水分が含まれた圧縮空気が導入されると、該圧縮空気は通路172を介してディフレクタ190の孔部194を通過する。このとき、孔部194は周方向に傾斜して形成されているため、圧縮空気はケース本体62の内部で渦巻き状に回転する。このため、遠心力により圧縮空気から過飽和水分が分離されてケース本体62の内周に付着し、重力によって流れ落ちてケース本体62の下部にドレンとして蓄積される。このドレンには、過飽和水分の他、該過飽和水分に混入される固形物等の異物や、圧縮機等、他の空気圧機器から混入される油分等が含まれる。過飽和水分が分離された圧縮空気はメッシュのフィルタエレメント188を通り、凹部176を介して導出口178に導出される。なお、ケース本体62の内部で回転する圧縮空気はバッフル182により遮断され、ケース本体62の下部に貯留されたドレンを巻き上げることを防止する。
【0023】
ケース本体62の下部に徐々に貯留された前記ドレンは、窓部124aまたは124bに達すると作業者はこれを視認することができる。ドレンがバッフル182より上方まで貯留されると、ケース本体62の内部で回転する圧縮空気により潤滑油が巻き上げられ、導出口178から導出される圧縮空気にドレンが混入する懸念がある。このため、ケース本体62の内部に貯留したドレンはバッフル182より下方に配設されている窓部124bに到達したら排出する必要がある。そこで、作業者はドレンが窓部124bに達したことを視認した後、ドレンコック66からドレンを排出する。この場合、図2に示すように、プッシュボタン106を矢印B方向に押圧すると、ドレンコックボデイ68の孔部72、88、溝部107および孔部94はそれぞれ連通し、ドレンが排出される。
【0024】
フィルタエレメント188の清掃を行う場合、先ず、ケース本体62を取り外す(図1参照)。この場合、ロックボタン146の凹凸部148を指等で押し下げるように押圧すると、ロックボタン146はコイルスプリング152の弾発力に抗して下方に変位する。突部158とボデイ166の下部との係合が解除されると、ケース本体62のフランジ部160と係合部168との係合も解除され、ケース本体62がボデイ166から取り外される。バッフル182をロッド180の雄ねじ181から取り外すと、フィルタエレメント188が取り外される。このフィルタエレメント188を清掃して塵埃等を取り除いた後、再びフィルタエレメント188を装着し、バッフル182をロッド180に螺入する。次いで、ケース本体62のロックボタン146の凹凸部148を押し下げ、フランジ部160を係合部168に係合させる。そして、ロックボタン146の押圧を停止すると、該ロックボタン146はコイルスプリング152の弾発力により上方に変位し、突部158がボデイ166の下部に係合する。このように、ケース本体62の着脱が容易なため、フィルタエレメント188の清掃等の作業も短時間で済む。
【0025】
次に、第2の実施の形態に係る流体圧機器用ケーシングついて、図4および図5を用いて説明する。この流体圧機器用ケーシングはルブリケータに使用される。なお、第1の実施の形態の流体圧機器用ケーシングと同一の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0026】
このルブリケータ200のケース本体62の上部にはボデイ202が設けられ、該ボデイ202には水平方向に延在して流路204が画成され、該流路204の一端部は導入口206とし、他端部は導出口208として形成される。前記ボデイ202には屈曲形成されたダンパ210が取付部材212によって固着され、該ダンパ210は前記流路204を幅狭に形成している。前記取付部材212は略円盤状に形成され、その縁部には下方に延在する筒状部214が形成される。該筒状部214の外周にはOリング216a、216bが設けられ、該Oリング216a、216bの外周は前記ボデイ202の内壁部および前記ケース本体62の内部に当接して潤滑油や圧縮空気が漏洩することを防止する。前記流路204の底部には、円錐型の孔部により形成される固定絞り218が形成され、該固定絞り218によって前記流路204はケース本体62内の室220に連通する。前記取付部材212の下部中央には筒状部材222が垂直方向に延在して形成され、該筒状部材222の孔部224は前記流路204および前記室220に連通する。前記孔部224を構成する壁部には斜面部226および段部228が形成され、斜面部226にはチェックボール230が係合する。一方、下方に位置する段部228にはスプリング232の一端部が着座し、該スプリング232の他端部は前記チェックボール230に当接する。従って、前記チェックボール230は常時上方に付勢されている。チェックボール230は、室220の圧力が流路204の圧力より小さいときには斜面部226に当接して前記孔部224を閉塞し、一方、室220の圧力が流路204の圧力より大きくなると、スプリング232に押圧されて上方に変位し、孔部224を開成する。
【0027】
前記取付部材212の下部には導入管234が固着され、該導入管234の下端部は前記ケース本体62の下部近傍に配設される。該導入管234の上部は前記取付部材212に画成され、クランク状に屈曲した孔部236に連通し、該孔部236は斜面部238を介して拡径して形成される。該斜面部238にはチェックボール240が載置され、前記孔部236に潤滑油が、図中、下方に通過しようとすると、チェックボール240と前記斜面部238とが当接してこれを阻止する。前記孔部236は前記ボデイ202に画成された孔部242に連通し、該孔部242には筒状に形成されたニードルガイド244が設けられる。該ニードルガイド244の内部には雌ねじが螺刻され、該雌ねじにはニードル弁246の外周に形成された雄ねじが螺入する。該ニードル弁246にはハンドル248が設けられ、該ハンドル248を回転させることにより前記ニードル弁246は前記ニードルガイド244の内部を軸線方向に変位し、前記導入管234を通る流体の量を調節する。前記孔部242には傾斜した孔部250が連通し、該孔部250は前記ボデイ202の上部に設けられた滴下機構252に連通する。該滴下機構252は透明な合成樹脂等で筒状に形成され、上部が閉塞されたケーシング254を備え、該ケーシング254の内部には筒状部材256を有する容器258が設けられる。前記ケーシング254と前記容器258との間には隙間260が開いており、該隙間260は前記孔部250と前記筒状部材256に連通する。前記容器258の底部には、図5に示すように、傾斜した孔部262が画成され、該孔部262は前記流路204に連通する。流路204に潤滑油が供給されていないとき、図4に示すように、孔部236は前記チェックボール240によって閉塞されているため、前記隙間260には潤滑油が少量貯留される。このため、流路204に圧縮空気が導入され、潤滑油の供給を開始する際、この隙間260に貯留された潤滑油が流路204に導出され、短時間で潤滑油の供給を開始することができる。
【0028】
前記ボデイ202には給油プラグ264が設けられる。この給油プラグ264は、図6に示すように、前記ボデイ202に画成され、室220に連通する孔部266に設けられ、該孔部266を形成する壁部に螺刻された雌ねじに螺入する雄ねじ267を有する。前記給油プラグ264の外周には溝部268が形成され、該溝部268にはOリング270が設けられてルブリケータ200の内部から圧縮空気等が漏洩することを防止する。
【0029】
第2の実施の形態に係る流体圧機器用ケーシングが使用されたルブリケータ200は以上のように構成され、次に、このルブリケータ200の動作について説明する。
【0030】
先ず、ケース本体62の内部に潤滑油を導入する。この場合、給油プラグ264をボデイ202から取り外す。このとき、導入口206から圧縮空気が導入されて流路204の圧力が高くなった場合、室220の圧力Pc は導入口206、導出口208の圧力P1 、P2 より相対的に低くなるが、圧縮空気は室220に導入口206から通路の狭い固定絞り218を通って導入されるだけで、導入口206から室220に流入し、孔部266を介して外部に排気される圧縮空気の量は僅かである(図4参照)。このため、室220の圧力Pc はほぼ大気圧となる。また、導入管234に連通する孔部236はチェックボール240によって遮断され、導入管234を通して圧縮空気や潤滑油が室220に導入されることもない。従って、給油の際に導入口206の圧力を抜く必要がなくなり、給油の作業時間を短縮することができる。このケース本体62の内部に孔部266から潤滑油を導入すると、窓部124a〜124cから潤滑油が視認される(図5参照)。潤滑油を窓部124cに達するまで導入して給油プラグ264をボデイ202に取り付ける。このとき、Oリング270によって圧縮空気が孔部266から漏洩することが防止される。
【0031】
導入口206から圧縮空気が導入されると、該圧縮空気の一部は流路204を介して固定絞り218からケース本体62の内部に導入される。このため、室220の圧力Pc は導入口206の圧力P1 とほぼ等しくなる。一方、流路204には圧縮空気が流通しており、ダンパ210により流路204が狭く形成されているため、圧縮空気の流速が大きくなると共に、導出口208の圧力P2 は導入口206の圧力P1 や室220の圧力Pc より小さくなる。このため、潤滑油が導入管234からチェックボール240を押し上げてニードル弁246に導入され、滴下機構252の筒状部材256に供給される。該筒状部材256から潤滑油が滴下し、滴下機構252のケーシング254が透明な樹脂等により形成されるため、この様子は外部から視認することができる。そこで、作業者は筒状部材256から滴下される潤滑油を視認しながらハンドル248を回動させてニードル弁246をその軸線方向に変位させ、滴下する潤滑油の量を調節する。滴下された潤滑油は孔部262を通って流路204に供給される。流路204に供給された潤滑油は該流路204を通過する圧縮空気の流れによって霧状になり、圧縮空気と混合されて導出口208から導出される。
【0032】
潤滑油の量が減少し、窓部124aに達すると、給油プラグ264を取り外して潤滑油を再び窓部124cに達するまで導入し、給油プラグ264をボデイ202に取り付ける。
【0033】
流路204に流れる圧縮空気が遮断され、導入口206の圧力P1 が排気等により急速に低下すると、導出口208の圧力P2 も低下する。室220の圧縮空気は固定絞り218から流路204に導入されるが、この固定絞り218の通路は狭いので室220の圧力Pc が低下するのに時間がかかる。このため、室220の圧力は流路204の圧力より高くなり、潤滑油は導入管234からニードル弁246を介して滴下機構252に導入され、孔部262から流路204に供給される。このとき、通路には圧縮空気が流れていないため、潤滑油が不必要に流路204に供給されることになる。これを防ぐためには、室220の圧力Pc を短時間で流路204と同じ圧力にする必要がある。そこで、室220と流路204の圧力差によりチェックボール230がスプリング232に押圧されて、図4中、上方に変位し、室220と流路204とが孔部224を介して連通させれば、室220の圧力Pc は短時間で低下するため、流路204に無駄に潤滑油が供給されることを阻止することができる。
【0034】
第2の実施の形態に係るルブリケータ200に使用されるケース本体62は、前記第1の実施の形態のエアフィルタ60に使用されるケース本体62と同じものである。すなわち、同じ流体圧機器用ケーシングをエアフィルタ、ルブリケータに使用することが可能であり、エアフィルタまたはルブリケータ専用の流体圧機器用ケーシングが不要となり、該流体圧機器用ケーシングの製造コストを低廉化することができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明に係る流体圧機器用ケーシングによれば、以下のような効果ならびに利点が得られる。
【0036】
ケース本体を薄肉に形成し、1層構造にすることにより、該ケース本体の内容量を大きくすることができるため、このケース本体を、例えばエアフィルタに使用した場合、ドレンが貯留されるまでの期間が長くなり、また、ルブリケータに使用した場合には潤滑油を供給する期間が長くなり、作業効率を向上させることができる。
【0037】
また、レベルゲージの構成が簡易で、ケース本体に組み付ける際に工具が不要であり、組付が容易になる。このため、流体圧機器用ケーシングの製造コストを低廉化することが可能となる。また、同一の流体圧機器用ケーシングをエアフィルタ、ルブリケータ等に使用することができるため、それぞれの流体圧機器専用のケーシングを製造する必要がなく、汎用性に富み、結局、流体圧機器用ケーシングの製造コストを一層低廉化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る流体圧機器用ケーシングが使用されるエアフィルタを示す概略縦断面図である。
【図2】図1のエアフィルタに使用されるドレンコックを示す一部拡大縦断面図である。
【図3】図1の流体圧機器用ケーシングを示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る流体圧機器用ケーシングが使用されるルブリケータを示す概略縦断面図である。
【図5】図4のルブリケータのV−V線断面図である。
【図6】図4のルブリケータに使用される給油プラグの一部拡大断面図である。
【図7】従来技術に係る流体圧機器用ケーシングの概略縦断面図である。
【符号の説明】
60…エアフィルタ 62…ケース本体
117a〜117d…係合部 118…ゲージ部材
121…Oリング 122a〜122d…爪部
124a〜124c…窓部 130…スペーサ
146…ロックボタン 200…ルブリケータ
Claims (2)
- 流体圧機器用ケーシングにおいて、
ケース本体と、
前記ケース本体の内部に配設され、該ケース本体の孔部を介して外部に突出する窓部を有するゲージ部材と、
前記ケース本体の外部に設けられ、前記ケース本体を挟んで前記ゲージ部材と対向配置されるスペーサと、
前記ケース本体に形成され、前記ゲージ部材に形成された第1の爪部と、前記スペーサに形成された第2の爪部とが係合される係合部と、
を備え、
前記第1及び第2の爪部は前記係合部側に向かってそれぞれ延在し、前記ゲージ部材及び前記スペーサが前記ケース本体を挟持するように配置されて該係合部に対して互いに固定されると共に、前記第1の爪部は前記スペーサとの当接作用下に前記係合部に対する係合状態が保持されることを特徴とする流体圧機器用ケーシング。 - 請求項1記載の流体圧機器用ケーシングにおいて、
前記窓部は複数形成され、それぞれの窓部は前記ケース本体に画成された複数の孔部にそれぞれ挿通されることを特徴とする流体圧機器用ケーシング。
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-
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