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JP3735761B2 - 高吸収性複合体 - Google Patents

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JP3735761B2
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Japan Absorbent Technology Institute
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、微生物の産生するバクテリアセルロースの解繊、離解物および粒子状高吸水性樹脂からなる形態安定性、柔軟性、吸水速度、風合等の改善された高吸収性複合体並びに当該高吸収性複合体を主たる吸水体とする高吸水性複合体に関する。この高吸水性複合体は、通常の高吸水体と同様に幼児用および成人用オムツ、女性用生理用品あるいはメディカル用の血液吸収体等の吸収体製品に広く用いることができ、いわゆる高吸水性高分子を利用したパルプレスの薄型複合体として有用である。
【0002】
【従来の技術】
吸収体製品に用いられている水分や体液を吸収する吸収体主成分としては、従来よりフラッフ状木材パルプと、いわゆる高分子吸収体(「SAP」と略称する)との組合せから成る立っている。しかし近年、物流の効率化、小売店頭での棚効率のため、さらには省資源化のために、従来の比較的嵩張る吸収体製品に対して、薄物化、コンパクト化への社会的要請が大となっている。
【0003】
コンパクト化、薄物化の手段としては、SAPとパルプの組合せにおいては、パルプに対して2〜10倍ほど高い吸水能力を持つSAPの比率を上げ、パルプの比率を下げれば、薄く、コンパクトになり、究極的にはSAP100%の構造をとれば、最大限に薄層、コンパクト化を追求できるはずである。
【0004】
ところが一方、SAPの比率が高くなるほど、水の吸収の際に、SAPの特性に基づくいわゆる「ゲルブロッキング現象」が起り、吸収体製品が計算通りの効率では機能しなくなるため、現状ではSAP/パルプ=1/1前後の構成が限界とされており、SAP/パルプ=3以上、あるいは、さらにSAPの比率を上げてSAP100%に近いパルプレスの構造をとることは、極めて難しい技術課題となっている。ここで、「パルプレス」という用語は、この分野で一般的に適用されている概念にしたがって、SAPに対するパルプの比が1前後よりも小さいものを総称するものとして使用される。
【0005】
勿論、パルプレス構造に関しては、従来から種々の挑戦がなされている。たとえば、直接紡糸やアクリル酸系繊維の部分加水分解等により、繊維状、ウエブ状のSAPシートをつくる方法、あるいはアクリル等のモノマーをウエブに含浸させて、それを紫外線あるいはエレクトロンビーム等で重合させて、ウエブ状の吸水性ポリマーをつくる、あるいはセルロース等の不織布をカルボキシメチル化したのち更に部分架橋してシート状の吸水性ポリマーをつくる、等の様々な試みがなされている。
【0006】
しかし、素材のコストの問題、および多大な設備投資額等により、工業的、経済的に成功した例は報告されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
SAPを主成分として、その2次構造化を果たすためには、第一には水分に安定であると同時に、SAPの吸収を阻害しないような結合剤の存在が必要であり、第二には物理的サポートや拡散の媒体になるような基材の存在が必要であり、第三にはその基材上に結合剤とSAPをどのように分布させるかが重要である。
【0008】
先に本発明者はかかる観点から結合剤、基材、そしてその分布状態の最適化について鋭意研究を行い、セルロースあるいはセルロース誘導体から得られる水和性を有するミクロフィブリル、即ち、木材パルプを磨砕および高度叩解することにより得られるいわゆるMFC(ミクロフィブリレイテッドセルロース)やよりミクロフィブリル化の進んだS−MFC、更には微生物の代謝によって得られるバクテリアセルロース(以下「BC」と略称する)およびSAPの如き水膨潤性固状体を主成分とし、これらを安定水和分散する水相溶性有機溶媒と水との混合溶媒に分散させ、この分散液から前記ミクロフィブリルおよび前記SAPを分離し、ついで脱溶媒したのち乾燥することによって、前記SAPが相互に、前記ミクロフィブリルの絡合構造による結合および水素結合により拘束された構造を有する複合体組成物が得られ、これを単独で任意の形状とするか、あるいは不織布のようなシート状支持体上に成形することによって厚さが極めて薄く、しかもSAPが90%以上含有するような典型的なパルプレスの高吸収性複合体を開発し、特許出願した(特願平8−333520号)。
【0009】
そこで、ミクロフィブリルおよびSAPからなる高吸収性複合体の調製に際しては、分散媒体によってSAPが凝集ガム化したり、膨潤することなく高濃度のSAPスラリーを生成させ、SAPスラリーを安定化させるためには、ミクロフィブリル分散液の粘度を最大限に高めることが重要な課題であり、本発明はこうした課題を達成するためになされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記課題を達成するために引き続き検討した結果、セルロースあるいはセルロース誘導体から得られる水和性を有するミクロフィブリルの中、BCの解繊、離解処理分散液が大幅な粘度上昇、保水性(抱水性)の向上を示すのみならず、SAPとの共存下ではSAPの凝集ガム化傾向を軽減化させ、SAPの分散安定性を高め、よりソフトな高吸収性複合体を与えることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0011】
すなわち、本請求項1の発明はBC離解物を、SAPを凝集ガム化あるいは、
膨潤させない濃度で比誘電率が18以上(20℃)であって、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、低分子量ポリエチレングリコール、グリセリン、アセトン、メチルエチルケトン及びジメチルスルホキシドのうちの少なくとも1種の水溶性有機溶媒と水との混合溶媒中に分散させ、これに前記SAPを添加混合してBCの離解物およびSAPの共分散液を調製し、この共分散液から溶媒成分を分離し、乾燥させることを特徴とする高吸収性複合体であり、請求項2の発明は水/水溶性有機溶媒比が10/90〜50/50である請求項1記載の高吸収性複合体であり、本請求項3の発明は水溶性有機溶媒と水との混合溶媒中におけるBCの分散濃度が0.05〜1.0重量%、SAPの分散濃度が5〜60重量%である請求項1記載の高吸収性複合体であり、本請求項4の発明は請求項1に係る共分散液をシート状支持体に塗布し、脱溶媒させた後、乾燥したことを特徴とする高吸収性シート材料であり、本請求項5の発明はシート状支持体が親水性の多孔性不織布である請求項4記載の高吸収性シート材料である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
【0013】
本発明において使用するBCは一般的には酢酸菌を培養したときの、菌の細胞外代謝生成物として得られる。培養後の粗BCは残存培養成分、菌体を含み、これを例えばアルカリ洗浄、水洗浄操作を経て精製BCとする。精製BCは様々なサイズの1本、1本の極微細繊維が絡み合い集合した状態であり、このままの状態では性状が不安定で、分散剤、粘度調製剤等として使用するには均一性に欠けるため、高シェア下で解繊、離解処理が施される(特公平4−64521号公報等参照)。更に、1N以上の酸で加水分解し高シェア下で離解処理することもできる(特公平5−80484号公報参照)。
【0014】
一例として、解繊、離解処理は水中あるいは水と水溶性有機溶媒の混合溶媒中でのスラリーの状態でミキサー、ホモジナイザー(ナノマイザー)、スーパーグラインデル、デスクリファイナー等の高シェアを与えうる解繊、離解装置を用いて行われる。
【0015】
離解処理によってBC分散液の粘度が大幅に増大すると共に保水性(抱水度)、分散安定性が向上する。離解処理を円滑に行うには、使用する離解装置に応じて適当なBCスラリー濃度範囲が設定される。例えば、ホモジナイザー(「ハイフレックスディスパーサー」)では離解時のBC濃度は0.5%以下に設定される。0.5%を越えるとBCの離解によりクリーム状となり液の粘度が高くなって循環しなくなることがあるので、好ましくない。また、ミキサー(「オースタープレンダー」)では安定にカッターが回転し、分散液が循環するのは1.0%以下である。BC濃度を0.1〜2.0%に変化させて行ったミキサーによる離解処理状況を表1に、離解時のBC分散液濃度と粘度変化を表2に示す。
【0016】
【表1】
Figure 0003735761
【0017】
【表2】
Figure 0003735761
【0018】
0.5%分散液での未離解BCと離解BCの粘度上昇効果を比較すると、5倍以上の上昇効果が認められる(表2参照)。
【0019】
さらに、木材パルプ由来のS−MFCとBCのそれぞれの0.5%水分散液についてホモジナイザーまたはミキサーによる離解処理を行った場合の粘度(cp)の比較は表3に示すとおり、BCはその離解処理効果が大きく、離解後の粘度は大幅に増大し、S−MFCの3〜5倍となる。
【0020】
【表3】
Figure 0003735761
【0021】
0.5%分散液での未離解BCと離解BCについて行った保水性の比較は表4に示す。
【0022】
尚、保水性の評価は下記の試験方法に従って行った。
分散液50mLを遠心分離可能な試験管(内径30mm×長さ100mm,容量50mL)中に計り取り、これを500G(1650rpm)〜3000G(4000rpm)で10分間遠心分離し、沈積量(mL)を読み取り、次の式に従って抱水量を算出した。
【0023】
【数1】
Figure 0003735761
【0024】
【表4】
Figure 0003735761
【0025】
表4から、2000Gで未離解品が32mL/gであるのに対して、離解品は128mL/g約4倍量に抱水量が上昇する。
【0026】
また、BC水性分散液での分散安定性を24時間放置後の相分離量で比較すると図1に示すように、未離解品は0.3%付近まで相分離が発生するが、離解品は0.1%前後ですでに相分離が発生しなくなる。尚、図1中、実線はBC未離解品を、点線はBC離解品を示す。
【0027】
分散安定性試験
濃度の異なる分散液の一定量を目盛付試験管に入れ、24時間静置後、相分離した上澄液量と下部の分散液量を読み取り、下部の分散液部分の比率を求めた。
【0028】
BC離解品は電子顕微鏡を用いて観察すると平均長さが0.01〜数10μmという極微細繊維状(ミクロフィブリル) であって、その超ミクロ繊維の示す交絡効果と上述した水性分散液(水溶性有機溶媒/水との混合溶媒)の示す高い粘度と保水性と相まって、SAPに対する結合・分散安定剤として好適である。
【0029】
BC離解品の分散液をSAPの結合・分散安定剤として使用するには、SAPに膨潤を与えず、しかも凝集ガム化等を惹起させない水性分散溶媒が選択される。水溶性有機溶媒の種類と水との混合比率によるSAPの膨潤、凝集現象を表5に示す。
【0030】
【表5】
Figure 0003735761
【0031】
SAPは水性分散液中で粉末状態で安定に均一分散している必要があるが、本発明によれば、BC離解分散液はSAP粒子が凝集する傾向を軽減させる優れた保護効果を有し、しかも良好な結合効果を奏する。
【0032】
本発明の高吸収性複合体は基本的には、SAPとこれを被覆するBC離解ミクロフィブリルとの複合体である。SAPはその極めて大きい吸水性から、取り扱いや保存が容易でないが、本発明に従ってBC離解ミクロフィブリルで被覆することにより、このような問題が解消される。また、SAP粒子を相互にBC離解ミクロフィブリルで結合した構造はミクロフィブリルが各SAP粒子を所定の位置に拘束すると共に、その周囲に適当な間隔を確保するため、厚さの極めて薄いシート状の吸収体を構成する。
【0033】
本発明において使用されるSAPは一般にはカルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸及びその塩類、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド等の水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの、あるいはイソブチレンとマレイン酸との共重合体等である。また生分解性のあるポリアスパラギン酸のアミノ酸架橋物、あるいはAlcaligenes Latusからの培養生成物である微生物起源高吸水性ポリマー等も含まれる。SAP製品としては、粒子状、顆粒状、フィルム状そして不織布状の様々な形態を持ったものが開発されているが、これらは全て本発明で使用可能であり、中でも本発明で望ましいものは、分散媒体中で均一に分散可能な粒状、顆粒状、フレーク状、短針状、ペレット状のもので、ここではこれらを総称して粒子状と称することにする。
【0034】
また本発明において、SAP粒子を所定の位置に拘束するネットワーク構造は、BC離解ミクロフィブリルによって構成される。このBC離解ミクロフィブリルは前述したように平均長さが0.01〜数10μmという極微細繊維で、SAPが吸水したときにその膨潤によって直ちに構造が崩壊するのを防止することができる耐水性をもち、しかも水の浸透性、SAPの膨潤性を阻害しないような性質を持つ。ここで特記すべきことは、BC離解ミクロフィブリルは前述のように高い保水性を持ち、ソルベーション(束縛水)として水と結合する、極めて強固な水和性を有するということで、この水和性により、含水媒体中に分散されると水和して大きな粘性を示し、安定に分散状態を保持する性質を有する。本発明者の研究結果によれば、SAPスラリーの安定性を粘度からみて必要とされるミクロフィブリルの濃度を求めると、SAP30%では木材パルプ由来のS−MFC/SAP比2%(S−MFC0.6%)に対し、BC離解分散液濃度を低くすることができる。エタノール/水=60/40分散系では対SAP比0.60%が相当し、S−MFCの約1/4とすることができる。
【0035】
BC離解ミクロフィブリル分散媒体中にSAPを添加分散すると、高濃度のSAPを安定に分散させることができ、分散媒体が除去される過程では、強固に自己接合してプラスター状になってネットワーク構造を形成し、SAP粒子を包み込んで機械的に包囲すると同時に、ミクロフィブリル相互がイオン的な水素結合効果により結合し、SAP粒子を確実に保持する。
【0036】
次に、本発明に係るBC離解ミクロフィブリルおよびSAPからなる高吸収性複合体を製造する方法について説明する。
【0037】
先ず、水分散系で離解処理を行って比較的高濃度のBC離解ミクロフィブリルの分散液を調製してこれを母液とする。この母液としては、高濃度になる程製造装置はコンパクトになるが、一方、高粘度になるために取り扱いが難しくなるので、5%以下、好ましくは0.5%〜2%の水分散液が用いられる。このミクロフィブリルの母液に水溶性有機溶媒を加えて、所定のミクロフィブリル濃度とそれに伴う粘度を持ったミクロフィブリル分散液を調製する。
【0038】
水分散系で離解処理を行う代わりに、0.05〜1.0%希釈BC水分散系に水溶性有機溶媒を加えてから離解処理を行ってBC離解ミクロフィブリルの分散液を調製してもよい。いずれの場合においても、水/水溶性有機溶媒との混合溶媒を分散溶媒とするBC離解ミクロフィブリル分散液が調製されたならば、引き続きSAPが添加混合される。
【0039】
本発明に使用される水溶性有機溶媒としては、比誘電率が18以上(20℃)であればSAPに凝集ガム化効果を与える傾向が小さく、且つ水との混合系でSAPをあまり膨潤させないものであればよく、例えば、メチルアルコール、エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、低分子量ポリエチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、ジメチルスルホキシド等の代表的な水可溶性有機溶媒が使用可能である。低沸点のアルコール類は溶媒の蒸留回収等の面ではメリットがあるが、揮発性、引火性が高いため、製造装置に防爆構造の必要がある点で難である。グリコール類は溶媒自体の粘度が高いため、その粘度を利用してSAPの分散状態を安定化するためにはメリットがある。環境への安全性、製品への溶媒の一部残留の可能性等を考慮するとエタノールやプロピレングリコールなどの溶媒が特に適正を持っている。また、架橋剤、抗菌剤等の添加のため、一部シクロヘキサン等の非水溶性溶媒等を分散系に影響を与えない範囲で添加することもありうる。
【0040】
これらの水溶性有機溶媒と水からなる混合溶媒にBC離解ミクロフィブリルおよびSAPを分散させることにより、ミクロフィブリルのネットワーク構造が形成されてSAP粒子を組み込み、安定分散状態を確保し、その後に混合溶媒が除去されたときは、ミクロフィブリルの持つ物理的な絡合構造と、ミクロフィブリル同士の安定な水素結合により三次元的な構造が形成されると推定される。
【0041】
水溶性有機溶媒と水との混合比は、ミクロフィブリルのネットワーク構造化を可能にし、かつSAPの吸収をできるだけ抑制する範囲に設定される。有機溶媒の占める濃度が高い程SAPの吸水率が減少するので、有機溶媒が多い方が扱いやすい。一方、BC離解ミクロフィブリルを水和させて、安定分散させるためには、混合溶媒中の水の含有量は多い方が有利である。したがって水/水溶性有機溶媒比は、10/90〜50/50の範囲が適当である。なお、この比率は使用される有機溶媒と用いるSAPの種類により多少変化する。
【0042】
この混合溶媒中でのSAPとBC離解ミクロフィブリルとの共存分散状態における、SAPとBC離解ミクロフィブリルの各分散濃度とSAPとBC離解ミクロフィブリルの濃度比について詳しく説明する。SAPの濃度は、系の搬送方法によっても異なるが、取り扱いの容易さから、60%以下、好ましくは50%〜5%の範囲から選択される。ミクロフィブリル濃度は、SAPの結合力と分散安定性に影響される。良好な分散安定性を保つためには、0.1%以上が必要であり、好ましくは0.3%〜1.0%である。
【0043】
このような濃度でBC離解ミクロフィブリルを含有する混合溶媒は、前述のように極めて良好な分散安定性を示し、長時間静置した後にも、相分離を起こし難く、0.3%では24時間経過するまで相分離は起こらず、0.5%では100時間後にも相分離は認められない。この良好な分散安定性は、塗布時の操作を容易にするばかりではなく、SAP粒子を万遍なく包囲して安定に分散できることを実証するものであり、この形状が、本発明の複合体の優れた吸水性の根幹をなすものであると推測される。
【0044】
SAPに対するBC離解ミクロフィブリルの割合は、その値が大きくなると強度が上がるが、紙状になって固くなってくるので、10%以下が望ましい。0.5%以下では十分な結合力が得にくい。この結合力の評価は、表面強度の測定に用いられるセロテープ法を援用して行うことができ、その結果からみると好適な範囲は0.5%〜5%である。
【0045】
SAP、BC離解ミクロフィブリル共存分散系に対して、他の成分の添加の可否について説明する。本発明の主目的は如何にSAPを高濃度の状態で取り扱うかにある。BC離解ミクロフィブリルはSAPに対して優れた結合、分散安定性を示すが、従来使用されていたようなCMC等の増粘剤の添加や過乾燥による硬化を防ぐため可塑剤としてのポリエチレングリコール等も差し支えない。また上記分散系の中に木材パルプスラリーや合成繊維の分散スラリーを添加することも可能であるが、これらの添加は分散の安定性を阻害し、ミクロフィブリルのSAP粒子の結合効率も低下させることにもなりかねないので、添加のプロセス等に注意が必要である。
【0046】
つぎに混合溶媒中にBC離解ミクロフィブリルおよびSAPを分散させた分散液から溶媒成分を分離して高吸収性複合体を形成する方法としては、例えば▲1▼上記スラリーから溶媒を分離して得られるブロック状物を乾燥後、粉砕して粒子状にすれば、SAP粒子表面がミクロフィブリルで被覆された球状あるいはフレーク状の粒状体が得られ、▲2▼スラリーをネットで作った型に注いで固液分離した後乾燥すれば、用いた型に応じてペレット状、棒状、筒状、波板状等の三次元構造の形状父賦形複合体が得られ、また▲3▼連続的に薄膜を形成し、乾燥すればシート状複合体が得られる。このようにして得られた複合体は水分含有によって可撓性を示すようになるため、シート状の複合体を例えばエアレイド法によって繊維類と共にマット状に成形し、これに水分を与えてプレス、乾燥することにより、シート状に再成形することも可能である。
【0047】
以下、特に汎用性の高い、分散液から直接シートに成形する方法について詳しく説明する。前述のように、ミクロフィブリルのネットワーク構造は、その内部にSAPを安定かつ強固に保持した状態を保ちながら、極めて薄い層に成形することを可能にする。すなわち、BC離解ミクロフィブリルおよびSAPを混合溶媒に分散させた分散液を、適当な平面上に塗布し、溶媒を揮散させることによりミクロフィブリルおよびSAPのみからなるシート状の高吸水性複合体を形成することができる。
【0048】
あるいは、分散液を適当なシート状支持体上に塗布した場合には、分散液の乾燥後にシート状支持体と上記複合体層とからなる高吸水性複合シート材料が得られる。特にシート状支持体として多孔質な不織布を使用した場合には、その多孔質に応じて分散液の一部が不織布の繊維間に入り込み、分散液の乾燥後に、不織布と上記複合体層とが両者の接合面で絡み合った構造の複合構造となる。この不織布の好ましい多孔質度は、見掛比重で示すと0.2g/cm3以下、さらに好ましくは0.01〜0.1g/cm3である。なお、この場合の不織布の構成素材としては、液の浸透性の問題から、コットン、レーヨン、木材パルプ等の親水性素材、あるいはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の合成繊維を親水性化処理した素材を用いることが好ましい。支持体となる不織布の形状としては、多孔質なカード乾式、スパンボンド等の不織布類に加えて、表面起毛不織布、ボンディングの弱いカードウエブ、あるいは開織トウなどのシート状素材も使用可能である。
【0049】
次に、本発明の高吸収性複合体を製造するのに適した装置について図面を参照して説明する。
【0050】
図2において、符合31はイオン交換水を貯蔵するタンク、32はBC離解ミクロフィブリル水分散母液を貯蔵するタンク、33はエタノールを貯蔵するタンク、34はSAPを貯蔵するタンクを示す。タンク32から取出されたBC離解ミクロフィブリル水分散母液は攪拌器を備えた混合器35に導入され、タンク31から取出された水で混合器35内で希釈された後、ポンプの作用で、つぎの攪拌器を備えた混合器36に導入される。この混合器36には、タンク33から取出されたエタノールが導入されており、この混合物が、ポンプの作用で、つぎの攪拌器を備えた混合器37に導入される。混合器37には、タンク34から粒状SAPが導入されており、ここでBC離解ミクロフィブリル、エタノール、水およびSAPの混合分散液が形成される。
【0051】
一方、不織布のような適当なシート状支持体13は、ロール38から巻き出されたのち、成形部40に導かれる。この成形部40は、ベルトコンベア41と、このベルトコンベアのベルト上に位置するノズル42を備え、このノズル42に前記の混合器37から混合分散液がポンプの作用で供給されるようになっている。シート状支持体13は、ベルトコンベア41に導かれて所定の速度で走行する間に、その表面上にノズル42からの混合分散液が塗布される。もちろん、スプレー状に塗布してもよい。ノズル42としては、シート状支持体13上に設けるべき複合体層のパターンに応じて適当な形状のものが設けられる。
【0052】
成形部40には、さらに1対のローラからなるロールプレス43が設けられており、混合分散液が塗布されたシート状支持体13をプレスすることにより、混合分散液に含有されている溶媒がスクイーズし、分離された溶媒は、ポンプの作用で混合器36に戻される。
【0053】
シート状支持体13は、成形部40を出たのち、次の乾燥部50に送られる。この乾燥部50には熱風が供給され、1対の多孔ロール51,52を備え、シート状支持体13およびこれに塗布された混合分散液は、この多孔ロール51,52の周面に沿って搬送される間に乾燥される。
【0054】
図2中、成形部40において、シート状支持体13に混合分散液を塗布する別の装置の例を図3に示す。図3において、符合44は混合分散液を収容する上面開放の槽を示し、この槽44内に、周囲の一部が混合分散液中に浸漬された状態で、水平な軸を中心として回転可能な浸漬ロール45が配置されている。また1対のロール46,47が、それぞれ浸漬ロール45と平行な軸を中心として回転可能に設けられている。一方のロール46は、浸漬ロール45の周面に圧接されているとともに、たとえば図4に示すように、多数のリング状の溝46aを周面に有しており、平坦な表面をもつ他方のロール47との間のニップに、混合分散を塗布すべきシート状支持体13が通過するようになされている。
【0055】
槽44内に収容されている混合分散液は、その中を移動する浸漬ロール45の周面に自身の粘性で付着し、ついで溝付のロール46を介してシート状支持体13に転写される。したがってシート状支持体13の表面には、図5に示すように、相互に平行な多数の帯状に混合分散液層48が形成されることになる。なおロール46に形成される凹凸のパターンは任意に設定することができ、このパターンに対応したパターンでシート状支持体13に混合分散液を塗布することが可能である。
【0056】
本発明で得られる高吸水性複合体を組み入れた吸収体製品の特徴、性能についても要約説明しておく。本発明の高吸水性複合体を吸収体製品に用いると、まず第一に、使用前でも使用時でも、非吸水状態では極めて薄くコンパクトな構造を持ち、SAP粒子が強固に固定、安定化されているため、たとえ折れ曲げや伸縮が働いても、SAP粒子が移動することなく、SAPの脱落、構造の破壊も起こりにくい。
【0057】
第二に、吸水時にはSAPが90%以上のパルプレス構造にもかかわらず、ミクロフィブリルの親水性とその物性形態の故に、吸収速度が早くしかもブロッキングを起こさないことである。
【0058】
第三に、吸水後もフィブリルのネットワークによりゆるやかに膨潤ポリマーを把持し、脱落を防ぐことである。
【0059】
第四に、使用後の廃棄時の特性である。BC離解ミクロフィブリルはセルラーゼ活性が極めて高く、土中埋没により短時間で構造がバラバラになる。もしSAPとして生分解性のあるアミノ酸系ポリマー、微生物起源高分子吸収体等を組合わせれば、理想的な環境適応型の吸収体の設計が可能である。
【0060】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
【0061】
実施例1
BCの調製
シュークロース 5g/dL、酵母エキス(Difco)0.5g/dL、硫安0.5g/dL、KH2PO4 0.3g/dL、MgSO4・7H2O 0.05g/dL(pH5.0)の組成の培地50dLを20dL三角フラスコに張込み120℃、20分蒸気殺菌し、酵母エキス0.5g/dL、ペプトン0.3g/dL、マンニット2.5g/dL(pH6.0)の組成の試験管斜面寒天培地で生育させた(30℃、3日間)アセトバクター・アセチ・サブスビーシス・キシリナムATCC10821を1白金耳ずつ接種し30℃で培養した。30日後、培養液の上層に白色のセルローズ性物質の膜が形成された。このゲルを水洗し、遠心分離して固形物濃度10%のサンプルを得た。
【0062】
BC離解ミクロフィブリルのエタノール/水混合溶媒分散液の調製
上記サンプルに、水を加え、ミキサー(「オースターブレンダー」)を用いて回転13,000rpm 10分間処理し、2.0%水分散液を調製し、これにエタノールを加えてエタノール/水が60/40、BC濃度がそれぞれ0.15%、0.21%、0.43%、0.86%の4水準の混合分散液を用意した。
【0063】
BC離解ミクロフィブリル/SAP共存分散液の調製
上記水準のBC離解ミクロフィブリル分散液70ccに、SAP(三洋化成(株)製、商品名「IM−6700」)の60〜100メッシュ区分け品を30g を添加して、BC離解ミクロフィブリル/SAP共存分散液を調製した。
この分散液の内訳は表6に示すとおりである。
【0064】
比較のために、S−MFC(特殊製紙(株)製)のゲル状の4.0%の分散液を母液として、これにエタノールと水を加えてエタノール/水が60/40、S−MFC濃度がそれぞれ0.21%、0.43%、0.86%、1.7%の4水準の混合分散液を調製し、上記BC離解ミクロフィブリルと同様にS−MFC/SAPの共存分散液を調製した。この分散液の内訳も表6に示す。
【0065】
【表6】
Figure 0003735761
【0066】
上記のSAP30%分散液はBC離解ミクロフィブリルや比較品のS−MFCの濃度が高い程安定であるが、BCでは濃度0.15%以上では安定であり、攪拌子での攪拌停止後もSAPの沈降は直ぐには見られず0.10%でも数分間は安定であった。一方、S−MFCは濃度0.3%以下では攪拌停止後SAPの沈降は直ちに始まった。
【0067】
BC離解ミクロフィブリル/SAP複合シート材料の作成
上記分散液をエタノール/水=60/40で3倍に希釈して減圧装置に連結したブッフナー漏斗(内径11cm)に濾紙、基材不織布(二村化学製TCF403、見掛比重0.07g/cm3)を重ね、その基材不織布上に20ccの粘稠な分散液を素早く注ぎ、減圧により脱溶媒したのち、熱風乾燥して複合シートとした。
【0068】
上記複合シート材料の性能評価を、評価法によって示された方法に従って行った結果、表7及び表8に示すとおりであった。
【0069】
吸水性の評価結果
上記の複合シート材料の吸水量、保水量及び吸水スピードを調べた。結果は表7に示す。
【0070】
【表7】
Figure 0003735761
【0071】
ミクロフィブリルの種類及びSAPに対する配合比率による影響は3種類の評価方法についていずれも差は殆ど見られなかった。
【0072】
複合シート材料の特性評価結果
上記複合シート材料の性能評価結果は表8に示す。
【0073】
【表8】
Figure 0003735761
【0074】
複合シート材料はほぼ仕様通りで、厚さ、重さ、付着SAP+MC、見掛け比重にサンプル間の差は見られず、ほぼ同様のものが作成出来たことが分かる。
【0075】
BC離解処理品は比較品のS−MFCに対してセロテープによる180°ピリングテストでは同一配合比ならば約2級の差が見られ、SAPの剥離は1/5〜1/10以下となっている。即ち、BC離解処理品は同一のSAPの耐剥離性を得るのに比較品のS−MFCの1/3〜1/4の配合で十分その性能を出していると言うこともできる。例えば、MC/SAP比(%)でBC離解処理品が0.3%のピリングテスト結果は3級で、S−MFCで3級を得るにはMC/SAP比(%)は1.0%が必要であった。同様に4級を得るには0.5%に対し2.0%、5級を得ようとすれば、1.0%に対し4.0%の高配合が必要であった。
【0076】
又、剛軟度はS−MFCの配合が多くなると剛くなる程度がBC離解処理品と比較して大きいことから、BC離解処理品を使用することにより柔らかい風合のものとなる。
【0077】
以上のことから、BC離解処理品は比較品のS−MFCに対してSAPに対する配合比を大幅に下げることが可能であると共に風合の向上も併せて図ることが可能であることが分かった。
【0078】
以下に、上表の評価項目の評価方法を示す。
厚さ(mm):厚さ計(JIS)で測定
重さ(g):電子上皿天秤で110mmφの基材と共に測定し、付着させたSAP+MC(バインダー)量は基材の重量を差し引いて算出し、m2当りの量で表示した。
見掛比重(g/cm3):厚さ及び基材面積と付着させたSAP+MCの重量から算出した。
剛軟性(mm):110mm×20mmのサンプルを図6、図7に示す方法で測定した。
【0079】
サンプルSの一端をステンレス製のメジャーMの先端を直角に置き、自重で垂れ下がった位置(αmm) のメジャーの目盛を読み取って剛軟性とした。
【0080】
[SAPの結合安定性の評価 (セロテープによる180°ピリングテスト)]
サンプルに15mm幅のニチバン製のセロテープをはり接着面を15mm×10mmとし、上から軽くフランネルで押さえた後、1kg/cm2 の荷重を10分間かける。除重後手でサンプルから180°ピリングの状態でセロテープをはがし、セロテープに付着しているSAPの付着状態をSAPの付着面積(%)を測定してMC(ミクロファイバー)の結合安定性を評価した。判定の基準を図8に示す。
【0081】
[複合体の吸水量、保水量、吸水スピードの評価]
上記複合体について、充分な量の生理食塩水に30分間浸漬後、JIS K−7223に準じて吸水量、保水量を測定した。吸水スピードはSAP塗布面を上にした11cmφの複合シートの中心上にビューレットにより生理食塩水を20mL滴下し、その初期吸水時間を測定した。
実施例2:連続塗布実験
図3に示した塗布装置を備えた、図2に示す製造装置を用いて、高吸水性複合体を製造した。使用材料は次のとおりである。
【0082】
(1) ミクロフィブリル/SAP共存分散液:実施例1サンプルNo.3又は比較例サンプルNo.B
Figure 0003735761
(3) シート状支持体:2層構成スルエアーマルボンドウエブ40g/m2、見掛比重0.06g/cm3の不織布で下記の構成を持ったものを用いた。
Figure 0003735761
【0083】
上記シート状支持体13を10m/minの速度で走行させながら、その上層表面上に上記(2)成分の混合分散液を巾5mmの間隔をおきながら約10mm巾で連続塗布した。その後、ロールで圧縮して溶媒を除去した後、熱風乾燥した。
【0084】
得られたシート状高吸水性複合体は下記のような特性を持っていた。
Figure 0003735761
【0085】
なお、得られた高吸水体の保水量をJIS K−7223に基づいて測定した。その結果SAP1g当たり42g(実施例2)、40g(比較例)の保水量を示し、ブランクとほぼ同等な数値を示した。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したようにBCの解繊、離解処理分散液は木材パルプ由来のS−MFCでは見られない大幅な粘度上昇、保水性向上効果を奏し、SAPに対する結合、分散安定剤として好適である。然して、高濃度のSAPスラリーを安定化させることができ、形態安定性、柔軟性、吸水速度、風合等において優れた、SAPが90%以上含有するような典型的なパルプレスの高吸水性複合体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 BC未離解分散液、BC離解分散液についてのBC濃度とBC分散安定性との関係を示す図面
【図2】 本発明に係る高吸水性複合体を製造する装置を例示したブロック略線図
【図3】 図2に示した装置に使用される他の塗布装置を例示したブロック略線図
【図4】 図3の装置に使用された溝付きロールの平面図
【図5】 図4に示した装置で混合溶媒分散液が塗布されたシート状支持体の横断面図
【図6】 剛軟性(mm)を測定する方法を示す説明図
【図7】 図6のA−Aに沿った断面図
【図8】 SAPの結合安定性の判定基準を示すチャート図
【符号の説明】
31〜34 タンク
35〜37 混合器
40 成形部
41 ベルトコンベア
42 ノズル
43 ロールプレス
44 槽
45 浸漬ロール
46,47 ロール
48 混合分散液層
50 乾燥部
51,52 加熱ロール
60 圧縮部
61,62 プレスロール

Claims (5)

  1. バクテリアセルロースの離解物を、粒子状高吸水性樹脂を凝集ガム化あるいは、膨潤させない濃度で比誘電率が18以上(20℃)であって、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、低分子量ポリエチレングリコール、グリセリン、アセトン、メチルエチルケトン及びジメチルスルホキシドのうちの少なくとも1種の水溶性有機溶媒と水との混合溶媒中に分散させ、これに前記粒子状高吸水性樹脂を添加混合して前記バクテリアセルロースの離解物および前記粒子状高吸水性樹脂の共分散液を調製し、この共分散液から溶媒成分を分離し、乾燥させることを特徴とする高吸収性複合体
  2. 水/水溶性有機溶媒比が10/90〜50/50である請求項1記載の高吸収性複合体
  3. 水溶性有機溶媒と水との混合溶媒中におけるバクテリアセルロースの分散濃度が0.05〜1.0重量%、粒子状高吸水性樹脂の分散濃度が5〜60重量%である請求項1記載の高吸収性複合体
  4. 請求項1に係る共分散液をシート状支持体に塗布し、脱溶媒させた後、乾燥したことを特徴とする高吸収性シート材料
  5. シート状支持体が、親水性の多孔性不織布である請求項4記載の高吸収性シート材料
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