JP3731675B2 - ロッカアーム - Google Patents
ロッカアーム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3731675B2 JP3731675B2 JP26175092A JP26175092A JP3731675B2 JP 3731675 B2 JP3731675 B2 JP 3731675B2 JP 26175092 A JP26175092 A JP 26175092A JP 26175092 A JP26175092 A JP 26175092A JP 3731675 B2 JP3731675 B2 JP 3731675B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rocker arm
- roller
- wall portions
- support wall
- roller support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、カムによる摺動動作を受けてシリンダヘッドに設けられたバルブの開閉を行うロッカアームに係り、特に金属板を板金して製作されるロッカアーム本体を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のロッカアームとして、例えば図7ないし図12に示すようなものがある。図中、1はカムシャフトのカム部、2はバルブステム部、3はラッシュアジャスタのピボット部、4はロッカアームである。
【0003】
ロッカアーム4は、ロッカアーム本体5にローラ6を回転自在に取り付けた構造である。ロッカアーム本体5は、金属板を図11に示すように打ち抜き加工した後、図12に示すように側面視ほぼコ字形に絞り成形し、次いで平行に対向する一対のローラ支持壁部7,8とを連結する連結部10の長手方向中間に方形の貫通孔9を抜くことにより図7に示すような形状に製作されるものである。連結部10の長手方向一端側は、ローラ支持壁部7,8の絞り成形時にバルブ係合部11が形成されている。また、連結部10の長手方向他端側にも、同時にほぼ半球形のピボット係合部12が形成されている。
【0004】
そして、ロッカアーム本体5の一対のローラ支持壁部7,8の間に軸13を介してローラ6が支持させられており、ローラ6が貫通孔9からわずかに突出するようになっている。このローラ6にはカム部1が当接され、バルブ係合部11にはバルブステム部2が、さらに、ピボット係合部12にはラッシュアジャスタのピボット部3がそれぞれ係合される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来では、一枚の金属板から図11に示すような形のロッカアーム本体5を図12に示すように、絞り成形により側面視ほぼコ字形にするとともに、バルブ係合部11やピボット係合部12を同時に形成した後、貫通孔9の底抜き加工を施している。
【0006】
この製作過程において、絞り成形の後に底抜き加工していることが原因で、下記するような不具合が生ずることがある。
【0007】
すなわち、絞り成形によって形成されたローラ支持壁部7,8と連結部10との間の角部が丸くなり、次の底抜き加工時においてローラ支持壁部7,8の連結部10対応部分には連結部10の板厚分の段が生成されてしまう。そのため、ロッカアーム本体5の一対のローラ支持壁部7,8の端面の内側角部と、ローラ6の端面とが摺接するようなことがあると、互いに干渉し合い、異常音を発生するとともに回転トルクが大きくなる他、ローラ6の端面が損傷することになる。なお、図には、打ち抜き面の形状を極端に大きく表している。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みて創案されたもので、一対のローラ支持壁部とローラ端面との摺接時の異常音の発生を防止するとともに、摩擦抵抗を軽減し、さらにまた、ローラ端面への損傷を防止することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、連結部の両側から一対のローラ支持壁部が互いにほぼ平行に対向するように延出して設けられる板金製のロッカアーム本体と、前記両ローラ支持壁部の間に回転自在に取り付けられるローラとを有するロッカアームにおいて、次のような構成をとる。
【0010】
本発明のロッカアームでは、前記ロッカアーム本体の長手方向一端側の連結部はバルブ係合部とされ、長手方向他端側の連結部にはピボット係合部が形成されているとともに、前記ロッカアーム本体を金属板から打ち抜き加工した後、前記両ローラ支持壁部を打ち抜いた方向とは逆向きに折り曲げて形成することにより、前記ローラの端面と対向する前記両ローラ支持壁部の端面の内側角部全域が丸く形成されている。
また、本発明のロッカアームでは、前記ロッカアーム本体には、前記両ローラ支持壁部と前記バルブ係合部と前記ピボット係合部とで囲まれた貫通孔が形成されるとともに、該両ローラ支持壁部は、上下両端面の内側角部が前記ローラの端面と対向することが好ましい。
【0012】
【作用】
両ローラ支持壁部の端面の内側角部全域が丸いから、仮に、ローラ支持壁部とローラ端面とが摺接するようなことがあっても、平滑面どうしの接触となるから、異常音の発生を防止できるとともに、そこの摩擦抵抗が小さく抑制される他、ローラ端面が損傷されにくくなる。
また、両ローラ支持壁部が、金属板を打ち抜き加工した後、打ち抜いた方向とは逆向きに折り曲げて形成されることにより、打ち抜きによって両ローラ支持壁部の端面における内側角部全域に丸く形成された部分が位置することになり、その内側角部全域を丸くするための特別な加工工程が不要とされる。
また、ロッカアーム本体には、前記両ローラ支持壁部と前記バルブ係合部と前記ピボット係合部とで囲まれた貫通孔が形成されるとともに、該両ローラ支持壁部は、上下両端面の内側角部が前記ローラの端面と対向することによって、両ローラ支持壁部のローラの端面と対向する上下両端面のどちらもその内側角部が丸いことから、ローラ支持壁部の上下方向での全範囲において、仮に、ローラ支持壁部とローラとが摺接するようなことがあっても、平滑面どうしの接触となるから、異常音の発生を防止できるとともに、そこの摩擦抵抗が小さく抑制される他、ローラ端面が損傷されにくくなる。
【0013】
【実施例】
図1ないし図6に本発明の一実施例を示している。これらの図において従来例の図と同じものに同じ符号を付してある。図中、1はカムシャフトのカム部、2はバルブステム部、3はラッシュアジャスタのピボット部、40はロッカアームである。
【0014】
ロッカアーム40は、ロッカアーム本体41にローラ42を回転自在に取り付けた構造であり、基本的な構造は従来例とほぼ同じである。ロッカアーム本体41は、金属板をほぼコ字形に板金することにより製作されるものであり、ほぼ平行に対向する二つ一対のローラ支持壁部43,44と、両ローラ支持壁部43,44の長手方向一端側の各一辺を一体的に連結する連結部45と、両ローラ支持壁部43,44の長手方向他端側の各一辺に溶接により接着される別体のバルブ係合部材46とを備えている。連結部45には、両ローラ支持壁部43,44の突出方向と同方向に突出するようにほぼ半球形のピボット係合部47が絞り成形により形成されている。
【0015】
ローラ42は、ロッカアーム本体41の一対のローラ支持壁部43,44の間に軸48を介して回転自在に支持させられており、両ローラ支持壁部43,44と連結部45とバルブ係合部材46とで囲まれて形成される方形の貫通孔49から僅かに突出するようになっている。両ローラ支持壁部43,44においてピボット係合部47の側方位置には、ピボット係合部47の外周形状に沿った張出部50,51が設けられている。
【0016】
なお、前述のロッカアーム本体41は、一枚の金属板を図6(a)に示すような形に打ち抜いてから、図6(a)の破線に沿って側面視ほぼコ字形に折り曲げることにより、図6(b)に示す状態とする。この後、図6(c)に示すように連結部45のほぼ中央にほぼ半球形のピボット係合部47を絞り成形により形成し、図6(d)に示すように、断面コ字形に形成してある別体のバルブ係合部材46を溶接により取り付ける。
【0017】
本実施例の特徴は、図4に示すように、ロッカアーム本体41の一対のローラ支持壁部43,44の端面の内側角部が丸くなっていることである。通常、金属板を打ち抜くと、図5に示すように、金属板の打ち抜き手前側角部が丸く塑性変形させられるから、この丸い角部がローラ支持壁部43,44の端面の内側角部となるようにロッカアーム本体41の板金時の折り曲げる方向を工夫した。
【0018】
すなわち、前述したロッカアーム本体41の板金工程での折り曲げ方向を、図5に示すように、打ち抜き工程での打ち抜き方向とは逆向きにし、打ち抜きによって生じた曲面を両ローラ支持壁部43,44の端面の内側角部とする一方で、打ち抜きによって生じた破断面を両ローラ支持壁部43,44の端面の外側角部とするようにしている。
【0019】
なお、本発明は上記実施例のみに限定されない。例えば、ロッカアーム本体41の全体形状は任意であるし、ローラ42と軸48との間に複数の針状ころを介装していなくてもよい。また、バルブ係合部材46は、ロッカアーム本体41と別体であるとしているが、ロッカアーム本体41と一体に形成したものも本発明に含まれる。さらに、ローラ42は、窒化けい素を主体とするセラミックスとしても、また、軸受鋼材としてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、一対のローラ支持壁部とローラとの摺接部位を平滑なものどうしの接触となるようにしているから、ローラ支持壁部とローラとが万一摺接するようなことがあっても、そこの摩擦抵抗を軽減することができて、ローラ端面が損傷するのを防止することができ、また、異常音の発生もない。このように好ましくない状況に陥ったとしても、ロッカアームの動作が不安定になりにくく、製品としての信頼性向上に大きく貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロッカアームの一実施例の分解斜視図
【図2】図1のロッカアームの平面図
【図3】図2の(3)−(3)断面図
【図4】図2の(4)−(4)断面拡大図
【図5】ロッカアーム本体の板金形態を示す断面図
【図6】図1のロッカアームの製作手順を示す平面図
【図7】従来のロッカアームの分解斜視図
【図8】図8のロッカアームの平面図
【図9】図8の(9)−(9)断面図
【図10】図8の(10)−(10)断面拡大図
【図11】ロッカアーム本体の板金前の平面図
【図12】ロッカアーム本体の板金形態を示す断面図
【符号の説明】
1 カム部 40 ロッカアーム
41 ロッカアーム本体 42 ローラ
43,44 ローラ支持壁部 45 連結部
46 バルブ係合部材 47 ピボット係合部
Claims (2)
- 連結部の両側から一対のローラ支持壁部が互いにほぼ平行に対向するように延出して設けられる板金製のロッカアーム本体と、前記両ローラ支持壁部の間に回転自在に取り付けられるローラとを有するロッカアームであって、
前記ロッカアーム本体の長手方向一端側の連結部はバルブ係合部とされ、長手方向他端側の連結部にはピボット係合部が形成されているとともに、前記ロッカアーム本体を金属板から打ち抜き加工した後、前記両ローラ支持壁部を打ち抜いた方向とは逆向きに折り曲げて形成することにより、前記ローラの端面と対向する前記両ローラ支持壁部の端面の内側角部全域が丸く形成されている、ことを特徴とするロッカアーム。 - 前記ロッカアーム本体には、前記両ローラ支持壁部と前記バルブ係合部と前記ピボット係合部とで囲まれた貫通孔が形成されるとともに、前記両ローラ支持壁部は、上下両端面の内側角部が前記ローラの端面と対向することを特徴とする請求項1に記載のロッカアーム。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26175092A JP3731675B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ロッカアーム |
| DE69309346T DE69309346T2 (de) | 1992-01-07 | 1993-01-07 | Kipphebel mit rolle und dessen herstellungsverfahren |
| PCT/JP1993/000006 WO1993014301A1 (fr) | 1992-01-07 | 1993-01-07 | Culbuteur a roulette et procede de fabrication associe |
| EP93901561A EP0573674B1 (en) | 1992-01-07 | 1993-01-07 | Roller rocker arm and process for manufacturing the same |
| KR1019930702653A KR960014920B1 (ko) | 1992-01-07 | 1993-01-07 | 롤러로커암과 그 제조방법 |
| US08/466,287 US5678305A (en) | 1992-01-07 | 1995-06-06 | Method for manufacturing a rocker arm with a roller |
| US08/576,753 US5655490A (en) | 1992-01-07 | 1995-12-21 | Rocker arm with roller and a method for manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26175092A JP3731675B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ロッカアーム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06108807A JPH06108807A (ja) | 1994-04-19 |
| JP3731675B2 true JP3731675B2 (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=17366192
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26175092A Expired - Lifetime JP3731675B2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-09-30 | ロッカアーム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3731675B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP26175092A patent/JP3731675B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06108807A (ja) | 1994-04-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO1993014301A1 (fr) | Culbuteur a roulette et procede de fabrication associe | |
| US7055478B2 (en) | Intermediate lever for a variable valve train of an internal combustion engine | |
| JPH0615811B2 (ja) | ロ−ラ付カムフォロア | |
| JP3731675B2 (ja) | ロッカアーム | |
| JP3398732B2 (ja) | ロッカアーム及びロッカアーム本体の製造方法 | |
| JP3990244B2 (ja) | ロッカアーム | |
| JPH05288015A (ja) | ローラタペット | |
| JP2873653B2 (ja) | ロッカアームの製造方法 | |
| JP2791593B2 (ja) | ボールジョイントのボールシート | |
| JPS63145829A (ja) | 一方向クラツチリボンスプリング | |
| JP3333879B2 (ja) | ロッカアーム | |
| JP3362136B2 (ja) | ロッカアーム | |
| JP3547472B2 (ja) | ロッカアーム | |
| JP2004156545A (ja) | ロッカアーム | |
| JP3134089B2 (ja) | ロッカアームならびにその製造方法 | |
| JP3761766B2 (ja) | カムフォロア | |
| JP3385341B2 (ja) | ロッカアームおよびロッカアーム本体の製造方法 | |
| JPH07259512A (ja) | ロッカアーム | |
| JPH0828216A (ja) | ローラ式ロッカアームのローラ支持機構 | |
| JPH0392509U (ja) | ||
| JP3508557B2 (ja) | ローラー装置 | |
| JPH0941913A (ja) | プレス製ロッカアーム | |
| JP3857681B2 (ja) | ロッカアーム | |
| JPH07224613A (ja) | ロッカアームの製造方法 | |
| JPH0341102U (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020827 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050819 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051005 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021 Year of fee payment: 7 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |