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JP3722253B2 - 安全機能付きリレー装置 - Google Patents

安全機能付きリレー装置 Download PDF

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JP3722253B2
JP3722253B2 JP34427797A JP34427797A JP3722253B2 JP 3722253 B2 JP3722253 B2 JP 3722253B2 JP 34427797 A JP34427797 A JP 34427797A JP 34427797 A JP34427797 A JP 34427797A JP 3722253 B2 JP3722253 B2 JP 3722253B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば安全確認等に関わる複数の入力条件が全て成立した場合に限り対象となる負荷を駆動する等の用途に好適な信頼性の高い安全機能付きリレー装置に係り、特に、負荷駆動中に内蔵リレーが故障した場合にも、いずれかの入力条件の不成立と共に直ちに負荷の駆動を停止させることができ、更にひとたび内蔵リレーが故障した後にあっては、もはや入力条件が成立しても、負荷が起動されないようにした安全機能付きリレー装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の安全機能付きリレー装置としては、図2の回路図に示されたものが知られている。尚、この回路図は、例えばオムロン株式会社の製造に関わる商品名「セーフティリレーユニット」G9S型等に採用されているものである。
【0003】
同図に示されるように、この安全機能付きリレー装置は、それぞれ外部無電圧接点が接続される2個の入力端子IN11,IN12並びにIN21,IN22と、前記入力端子の数に対応して設けられた2個の入力対応電磁リレー(以下、その一方を第1電磁リレー、他方を第2電磁リレーという)と、それらの入力対応電磁リレーのそれぞれに対して自己保持セット信号を供給する自己保持セット用リレーと、負荷に接続されるべき出力端子OUT1,OUT2を有している。尚、入力端子IN11,IN12並びにIN21,IN22にそれぞれ接続される第1スイッチS1,第2スイッチS2は、それぞれ外部無電圧接点を構成する例えばリミットスイッチ等の接点である。又、K1は入力対応電磁リレーとして機能する第1電磁リレーのコイル、K2は入力対応電磁リレーとして機能する第2電磁リレーのコイル、K3は自己保持セット用リレーとして機能する第3電磁リレーのコイルである。
【0004】
入力対応電磁リレーとして機能する第1電磁リレーK1には、コイルK1と、出力用常開接点K1−2と、制御用常開接点K1−1と、制御用常閉接点K1−3とが設けられている。同様にして、入力対応電磁リレーとして機能する第2電磁リレーにも、コイルK2と、出力用常開接点K2−2と、制御用常開接点K2−1と、制御用常閉接点K2−3とが設けられている。更に、自己保持セット用リレーとして機能する第3電磁リレーには、前述した第1電磁リレー並びに第2電磁リレーに対し自己保持セット信号を供給する制御用常開接点K3−1,K3−2と、出力用常閉接点K3−3とが設けられている。
【0005】
入力端子IN11,IN12に接続される外部無電圧接点である第1スイッチS1と、これに割り当てられた入力対応電磁リレーである第1電磁リレーの常開接点K1−1と、その第1電磁リレーのコイルK1とは、電源Eの端子間に直列に接続され、これにより第1スイッチS1をリセット用接点、制御用常開接点K1−1を保持用接点とする第1電磁リレーの自己保持回路が形成されている。同様にして、入力端子IN21,IN22に接続される外部無電圧接点である第2スイッチS2と、これに割り当てられた入力対応電磁リレーである第2電磁リレーの制御用常開接点K2−1と、第2電磁リレーのコイルK2とが、電源Eの端子間に直列に接続され、これにより第2スイッチS2をリセット用接点、制御用常開接点K2−1を保持用接点とする第2電磁リレーの自己保持回路が形成されている。
【0006】
入力対応電磁リレーである第1並びに第2電磁リレーの制御用常閉接点K1−3,K2−3は互いに直列接続されて電源Eを経由する閉回路に挿入されており、この閉回路には自己保持セット用リレーを構成する第3電磁リレーのコイル(入力回路)K3が更に挿入されており、この自己保持セット用リレーを構成する第3電磁リレーの制御用常開接点(出力回路)K3−1,K3−2は、先に述べた自己保持回路におけるセット用スイッチを構成している。
【0007】
更に、各入力対応電磁リレーである第1並びに第2電磁リレーの出力用常開接点K1−2,K2−2並びに自己保持セット用リレーである第3電磁リレーの出力用常閉接点K3−3は互いに直列接続されて出力端子OUT1,OUT2の間に接続され、これにより図示しない負荷を経由する閉回路を構成することとなる。
【0008】
次に動作を説明すると、第1電磁リレー、第2電磁リレー、第3電磁リレーの全てが正常な場合には、第1スイッチS1並びに第2スイッチS2の双方が閉路されていない限り、出力端子OUT1と出力端子OUT2の間は導通しない。換言すれば、第1スイッチS1若しくは第2スイッチS2のいずれか一方が開路すれば、出力端子OUT1と出力端子OUT2との間も開路される。又、第1電磁リレー、第2電磁リレー、第3電磁リレーのいずれか1つに接点の溶着(固着)故障が生じた場合には、それが当該リレー装置の作動中であっても、第1スイッチS1若しくは第2スイッチS2のいずれか一方が開路すると共に、出力端子OUT1と出力端子OUT2との間は正常に開路される。更に、このように当該安全機能付きリレー装置内部において素子の故障が発生した場合には、その後第1スイッチS1及び第2スイッチS2の双方が閉路したとしても、出力端子OUT1と出力端子OUT2との間はもはや閉路しない。即ち、内蔵リレーのコイル若しくは接点に故障が発生した場合には、自動的に安全機能が働くこととなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図2に示される従来の安全機能付きリレー装置にあっては、入力対応電磁リレーとしての2個の電磁リレーの他に、更に自己保持セット用リレーとして1個の電磁リレーが必要であることから、装置全体が比較的大型化せざるを得ないという問題点があった。
【0010】
この発明は、従来の安全機能付きリレー装置における上述の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、この種の安全機能付きリレー装置における安全機能を損ねることなくその小型化を達成することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この出願の第1の発明は、それぞれ外部無電圧接点が接続される複数の入力端子と、前記入力端子の数に対応して設けられた複数の入力対応電磁リレーと、それらの入力対応電磁リレーのそれぞれに対して自己保持セット信号を供給する自己保持セット用リレーと、負荷に接続されるべき出力端子と、を有し、前記入力対応電磁リレーのそれぞれには、出力用常開接点と、制御用常開接点と、制御用常閉接点とが設けられており、前記入力端子に接続される外部無電圧接点と、その入力端子に割り当てられた入力対応電磁リレーの制御用常開接点と、その入力対応電磁リレーのコイルとは、電源端子間に直列に接続され、これにより前記外部無電圧接点をリセット用接点、前記制御用常開接点を保持用接点とする入力対応電磁リレーの自己保持回路が複数形成されており、前記各入力対応電磁リレーの制御用常閉接点は互いに直列接続されて電源を経由する閉回路に挿入されており、この閉回路には前記自己保持セット用リレーの入力回路が介在されており、この自己保持セット用リレーの出力回路は各入力対応電磁リレーの自己保持回路におけるセット用スイッチを構成しており、さらに、各入力対応電磁リレーの出力用常開接点は互いに直列接続されて出力端子並びに負荷を経由する閉回路に挿入され、それにより、前記各入力端子に接続される外部無電圧接点が全て閉じられているときに限り前記出力端子間が導通するようにした安全機能付きリレー装置であって、前記自己保持セット用リレーはソリッドステートリレーであり、かつ前記直列接続された制御用常閉接点群と、電源と、自己保持セット用リレーの入力回路とを経由する閉回路には、前記各外部無電圧接点が挿入されていることを特徴とする安全機能付きリレー装置にある。
【0012】
そして、この第1の発明によれば、自己保持セット用リレーとしてソリッドステートリレーを採用したことにより装置の小型化を達成でき、また、入力対応電磁リレーや自己保持セット用リレーの故障時のみならず、外部無電圧接点の故障に対しても、安全機能を働かせることができる。つまり、従来の安全機能を保持しつつ装置の小型化を達成し、しかも外部無電圧接点の故障に対しても新たに安全機能を働かせることができる。
【0013】
この出願の第2の発明は、前記第1の発明において、前記ソリッドステートリレーの入力回路は各入力対応電磁リレーのそれぞれに対応する互いに直列接続された発光ダイオードを含み、かつ前記ソリッドステートリレーの出力回路はそれらの発光ダイオードのそれぞれに対応して設けられた受光トランジスタ並びにその出力で駆動されて各自己保持回路に自己保持セット信号を供給する出力トランジスタを含むことを特徴とするものである。
【0014】
そして、この第2の発明によれば、ソリッドステートリレーの主要構成要素としてフォトカプラを採用することにより、電磁リレーを採用した従来例に比べ、格段の小型化を達成することができる。
【0015】
この出願の第3の発明は、前記第1の発明もしくは第2の発明において、前記入力対応電磁リレーのそれぞれは強制ガイド機構付きの電磁リレーであることを特徴とするものである。
【0016】
そして、この第3の発明によれば、内蔵電磁リレーの接点溶着(固着)故障に対し、安全機能を確実に働かせることができる。
【0017】
尚、ここで、『強制ガイド機構付き電磁リレー』とは、1つの常開接点が溶着(固着)した場合、コイル無励磁状態で他の常閉接点が開路となり、更に1つの常閉接点が溶着(固着)した場合でも、コイル励磁状態で、他の常開接点が開路となるような電磁リレーのことである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
本発明の一実施形態である安全機能付きリレー装置の構成が図1の回路図に示されている。同図に示されるように、この安全機能付きリレー装置は、それぞれ外部無電圧接点が接続される2個の入力端子IN11,IN12並びにIN21,IN22と、前記入力端子の数に対応して設けられた2個の入力対応電磁リレー(以下、第1電磁リレー,第2電磁リレーという)と、それらの入力対応電磁リレーのそれぞれに対して自己保持セット信号を供給する自己保持セット用リレーと、負荷に接続されるべき出力端子OUT1,OUT2とを有している。
【0020】
入力対応電磁リレーを構成する第1電磁リレーには、コイルK1と、出力用常開接点K1−2と、制御用常開接点K1−1と、制御用常閉接点K1−3とが設けられている。同様にして、入力対応電磁リレーを構成する第2電磁リレーにも、コイルK2と、出力用常開接点K2−2と、制御用常開接点K2−1と、制御用常閉接点K2−3とが設けられている。
【0021】
尚、後に詳細に説明するように、本発明では、自己保持セット用リレーとしては、2個の発光ダイオードPHD1,PHD2と、2個の受光トランジスタPHT1,PHT2と、2個のトランジスタTR1,TR2とからなるソリッドステートリレーが採用されている。
【0022】
又、入力端子IN11,IN12に接続された第1スイッチS1は、外部無電圧接点を構成するリミットスイッチ等の接点を意味しており、また入力端子IN21,IN22に接続される第2スイッチS2は、外部無電圧接点を構成するリミットスイッチ等の接点を意味している。
【0023】
入力端子IN11,IN12に接続される第1スイッチS1と、その入力端子に割り当てられた入力対応電磁リレーである第1リレーの制御用常開接点K1−1と、その入力対応電磁リレーのコイルK1とは、電源Eの端子間に直列に接続され、これにより第1スイッチS1をリセット用接点、制御用常開接点K1−1を保持用接点とする第1電磁リレーの自己保持回路が形成されている。同様にして、入力端子IN21,IN22に接続される第2スイッチS2と、その入力端子に割り当てられた第2電磁リレーの常開接点K2−1と、その入力対応電磁リレーのコイルK2とは、電源Eの端子間に直列に接続され、これにより第2スイッチS2をリセット用接点、制御用常開接点K2−1を保持用接点とする第2電磁リレーの自己保持回路が形成されている。
【0024】
入力対応電磁リレーをそれぞれ構成する第1電磁リレー,第2電磁リレーの制御用常閉接点K1−3,K2−3は互いに直列接続されて電源Eを経由する閉回路に挿入されており、この閉回路には前記自己保持セット用リレーの入力回路がさらに挿入されており、この自己保持用リレーの出力回路は各入力対応電磁リレーの自己保持回路におけるセット用スイッチを構成している。尚、後に詳細に説明するように、本発明では自己保持セット用リレーとしてソリッドステートリレーが採用されているため、この点において従来のリレーとは若干動作に相違を生ずる。
【0025】
更に、入力対応電磁リレーを構成する第1並びに第2電磁リレーの出力用常開接点K1−2,K2−2は互いに直列接続されて出力端子OUT1,OUT2の間に挿入されており、これにより図示しない負荷を経由する閉回路が形成される。
【0026】
なお、以上説明した第1並びに第2電磁リレーは、強制ガイド機構付きの電磁リレーとされている。ここで、強制ガイド機構付き電磁リレーとは、1つの常開接点が溶着(固着)した場合、コイル無励磁状態で、他の常閉接点は開路となり、また1つの常閉接点が溶着(固着)した場合でも、コイル励磁状態で他の常開接点は開路となるような機能を有する電磁リレーである。
【0027】
次に、本発明の要部である自己保持セット用リレーの構成並びにそれに対する新たな通電経路の構成について説明する。先に説明したように、本発明にあっては、自己保持セット用リレーはソリッドステートリレーが採用されている。このソリッドステートリレーは、2個の発光ダイオードPHD1,PHD2と、2個の受光トランジスタPHT1,PHT2と、2個のトランジスタTR1,TR2とから構成されている。
【0028】
これをより詳しく説明すると、ソリッドステートリレーの入力回路は、各入力対応電磁リレーのそれぞれに対応する互いに直列接続された2個の発光ダイオードPHD1,PHD2を含んでいる。又、ソリッドステートリレーの出力回路は、それらの発光ダイオードPHD1,PHD2のそれぞれに対応して設けられた2個の受光トランジスタPHT1,PHT2と、それらのトランジスタの出力で駆動されて各自己保持回路に自己保持セット信号を供給する2個の出力トランジスタTR1,TR2を含んでいる。
【0029】
そして、このソリッドステートリレーの入力回路を構成する2個の発光ダイオードPHD1,PHD2は、電源E,第1スイッチS1,制御用常閉接点K1−3,制御用常閉接点K2−3,第2スイッチS2を経由する閉回路に挿入されている。
【0030】
次に、第1電磁リレー、第2電磁リレー、並びに、ソリッドステートリレーが正常な状態における動作について説明する。第1スイッチS1並びに第2スイッチS2が閉路されると、ソリッドステートリレーの入力回路を構成する2個の発光ダイオードPHD1,PHD2に電流が流れる。すると、これらと光結合された2個の受光トランジスタPHT1,PHT2がオンされ、それらの出力を受けて出力トランジスタTR1,TR2がオンする。先に説明したように、これらの出力トランジスタTR1,TR2は、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーのコイルK1,K2に対して自己保持セット信号を供給する。これにより、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーが自己保持され、それらの出力用常開接点K1−2,K2−2が閉路され、出力端子OUT1と出力端子OUT2との間が導通して、これに接続された図示しない負荷が駆動される。これに対して、第1スイッチS1若しくは第2スイッチS2のいずれかが開路されると、第1電磁リレー若しくは第2電磁リレーの自己保持状態は解除され、その出力用常開接点K1−2若しくはK2−2のいずれかが開路されることにより、負荷の駆動は停止される。次に、第1電磁リレー、第2電磁リレー、並びに、ソリッドステートリレーのいずれかに故障が生じた場合にどのように安全機能が働くかを説明する。
【0031】
(1)第1電磁リレーの出力用常開接点K1−2又は第2電磁リレーの出力用常開接点K2−2の溶着(固着)故障の場合
出力用常開接点K1−2並びにK2−2は、出力端子OUT1,OUT2間に直列接続されているため、第1スイッチS1並びに第2スイッチS2がいずれも開路されて、コイルK1並びにK2が無励磁状態となれば、出力端子OUT1,OUT2間は正常に開路される。即ち、出力用常開接点K1−2又はK2−2のいずれかに溶着故障が生じたとしても、負荷の遮断に支障を来すことはない。
【0032】
又、出力用常開接点K1−2又はK2−2のいずれか1つに溶着故障が生じていると、強制ガイド機構の作用により、コイルK1並びにK2が無励磁状態であっても、その常閉接点K1−3又はK2−3のいずれか一方は開路状態に保持される。そのため、次回以降においては、第1スイッチS1並びに第2スイッチS2が双方閉路されたとしても、ソリッドステートリレーの入力回路を構成する発光ダイオードPHD1,PHD2には電流は流れない。その結果、ソリッドステートリレーの出力回路を構成する受光トランジスタPHT1,PHT2はオンしないことから、それらの出力用トランジスタTR1,TR2にも電流は流れない。そのため、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーはいずれも自己保持されず、出力端子OUT1,OUT2間も開路された状態のままとなる。即ち、ひとたび出力用常開接点K1−2又はK2−2のいずれか1つに溶着故障が生じた後にあっては、もはや負荷は再駆動されない。
【0033】
(2)第1電磁リレーの制御用常閉接点K1−3又は第2電磁リレーの制御用常閉接点K2−3のいずれかに溶着(固着)故障が生じた場合
制御用常閉接点K1−3又はK2−3のいずれかに溶着故障が生ずると、強制ガイド機構の作用により、出力用常開接点K1−2又はK2−2のいずれか一方は開路状態に固定される。同時に、制御用常開接点K1−1又はK2−1のいずれか一方も同様にして開路状態に固定される。そのため、第1スイッチS1並びに第2スイッチS2が閉路されて、コイルK1並びにK2に自己保持セット電流が供給されても、それらのリレーは自己保持状態とはならない。しかも、出力用常開接点K1−2又はK2−2のいずれか一方も開路状態に固定されているから、出力端子OUT1,OUT2間も開路状態に維持される。即ち、制御用常閉接点K1−3又はK2−3のいずれかに溶着故障が生じた場合、スイッチS1並びにS2が閉路されても、負荷は駆動されない。
【0034】
(3)ソリッドステートリレーの入力回路を構成する発光ダイオードPHD1,PHD2が故障(短絡,オープン)した場合
コイルK1並びにK2が励磁状態において、発光ダイオードPHD1並びにPHD2が故障しても、第1並びに第2電磁リレーの動作に何等支障はない。そのため、第1スイッチS1並びに第2スイッチS2が開路されれば、出力用常開接点K1−2並びにK2−2は正常に開路される。即ち、ソリッドステートリレーの入力回路を構成する発光ダイオードPHD1,PHD2のいずれかに故障が生じたとしても、負荷の遮断に支障を来すことはない。
【0035】
又、それらの発光ダイオードPHD1,PHD2のいずれかが故障すると、ソリッドステートリレーは作動しないから、第1並びに第2電磁リレーは、次回以降自己保持されることはない。即ち、発光ダイオードPHD1又はPHD2のいずれかに故障が生ずると、次回以降、負荷は駆動されることがない。
【0036】
(4)ソリッドステートリレーの出力回路を構成する受光トランジスタPHT1,PHT2のオープン故障が生じた場合
この場合にも、第1並びに第2電磁リレーは正常に動作するから、第1スイッチS1並びに第2スイッチS2が開路されれば、出力用常開接点K1−2又はK2−2は開路される。即ち、受光トランジスタPHT1又はPHT2のいずれかにオープン故障が生じたとしても、負荷の遮断に支障を来すことはない。
【0037】
又、受光トランジスタPHT1又はPHT2のいずれかにオープン故障が生ずると、コイルK1又はK2に自己保持セット電流が流れなくなり、そのコイルに関しては次回以降自己保持されなくなる。即ち、受光トランジスタPHT1又はPHT2のいずれかにオープン故障が生ずると、もはや、次回以降、負荷は駆動されない。
【0038】
(5)受光トランジスタPHT1又はPHT2のいずれかに短絡故障が生じた場合
受光トランジスタPHT1又はPHT2のいずれかに短絡故障が生ずると、コイルK1又はK2には常時自己保持セット電流が流れ続ける。しかし、それらのコイルの出力用常開接点K1−2並びにK2−2は出力端子OUT1,OUT2間に直列接続(二重化)されている。そのため、第1スイッチS1並びに第2スイッチS2が開路されれば、出力端子OUT1,OUT2間も開路される。即ち、受光トランジスタPHT1又はPHT2のいずれかに短絡故障が生じたとしても、負荷の遮断に支障を来すことはない。
【0039】
又、受光トランジスタPHT1又はPHT2のいずれかに短絡故障が生じ、これによりコイルK1又はK2のいずれかが常時励磁状態とされると、その常閉接点K1−3又はK2−3はいずれか一方が開路状態とされる。そのため、次回以降、第1スイッチS1並びに第2スイッチS2が閉路されたとしても、ソリッドステートリレーの入力回路を構成する発光ダイオードPHD1,PHD2には電流が流れず、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーは自己保持されない。即ち、受光トランジスタPHT1又はPHT2のいずれかに短絡故障が生ずると、次回以降双方の電磁リレーを同時に自己保持させることはできない。そのため、受光用トランジスタPHT1又はPHT2のいずれかに短絡故障が生ずると、もはや、次回以降負荷は駆動されない。
【0040】
(6)出力用トランジスタTR1又はTR2のオープン故障が生じた場合
それらのトランジスタTR1,TR2にオープン故障が生じても、励磁状態にあるコイルK1,K2に関わる励磁リレーの動作に何等影響は与えない。そのため、第1スイッチS1並びに第2スイッチS2が開路されれば、第1並びに第2電磁リレーの自己保持は解除され、出力用常開接点K1−2,K2−2も同時に開路される。即ち、出力用トランジスタTR1,TR2のいずれかにオープン故障が生じたとしても、負荷の遮断に支障を来すことはない。
【0041】
又、出力用トランジスタTR1又はTR2のいずれかにオープン故障が生ずると、第1電磁リレー若しくは第2電磁リレーに対して自己保持セット電流が供給されなくなる。そのため、第1スイッチS1並びに第2スイッチS2が閉路されたとしても、第1電磁リレー若しくは第2電磁リレーのいずれか一方は励磁並びに自己保持されない。即ち、出力用トランジスタTR1又はTR2のいずれかにオープン故障が生ずると、もはや、次回以降負荷は駆動されなくなる。
【0042】
(7)出力用トランジスタTR1又はTR2の短絡故障が生じた場合
出力用トランジスタTR1又はTR2に短絡故障が生ずると、それに対応するコイルには常時自己保持セット電流が流れ続け、自己保持状態を解除不可能となる。しかし、コイルK1並びにK2に関わる出力用常開接点K1−2並びにK2−2は、先に説明したように二重化されている。そのため、このような自己保持セット電流が流れ続ける状態にあっても、第1スイッチS1並びに第2スイッチS2が開路されれば、出力用常開接点K1−2並びにK2−2のいずれか一方は開路される。即ち、出力用トランジスタTR1又はTR2のいずれかに短絡故障が生じたとしても、負荷の遮断に支障を来すことはない。
【0043】
又、出力用トランジスタTR1又はTR2に短絡故障が生じてそれに関するコイルK1又はK2のいずれかに電流が流れ続けると、それらの制御用常閉接点K1−3又はK2−3のいずれか一方は開路状態となる。そのため、第1スイッチS1並びに第2スイッチS2が閉路されても、ソリッドステートリレーの入力回路を構成する発光ダイオードPHD1並びにPHD2には電流が流れない。第1電磁リレー又は第2電磁リレーが自己保持されないことにより、出力用常開接点K1−2並びにK2−2は開路状態となる。即ち、出力用トランジスタTR1又はTR2のいずれか一方が短絡故障した場合には、もはや負荷は次回以降駆動されない。
【0044】
(8)第1スイッチS1又は第2スイッチS2がオープン故障を生じた場合
コイルK1並びにK2が励磁状態にある時、第1スイッチS1又は第2スイッチS2にオープン故障が生ずれば、直ちにそれら電磁リレーの自己保持は解除される。そのため、負荷の遮断に支障を来すことはない。
【0045】
又、第1スイッチS1又は第2スイッチS2にオープン故障が生ずれば、次回以降、ソリッドステートリレーの入力回路を構成する発光ダイオードPHD1,PHD2には電流が流れない。そのため、コイルK1並びにK2に自己保持セット電流は供給されないから、次回以降、出力用常開接点K1−2並びにK2−2は開路状態となる。即ち、第1スイッチS1又は第2スイッチS2にオープン故障が生ずれば、次回以降、負荷は駆動されなくなる。
【0046】
(9)第1スイッチS1又は第2スイッチS2のいずれかに短絡故障が生じた場合
第1スイッチS1又は第2スイッチS2のいずれかに短絡故障が生ずると、コイルK1又はK2は常時励磁状態とされる。しかし、それらコイルK1並びにK2の出力用常開接点K1−2並びにK2−2は先に説明したように二重化されているため、双方のスイッチS1並びにS2が開路されれば、出力端子OUT1,OUT2間も開路される。即ち、第1スイッチS1又は第2スイッチS2のいずれかに短絡故障が生じたとしても、負荷の遮断に支障を来すことはない。
【0047】
又、第1スイッチS1又は第2スイッチS2のいずれかに短絡故障が生じたことにより、コイルK1又はK2のいずれかが励磁状態に保持されると、それらの制御用常閉接点K1−3並びにK2−3のいずれかは開路状態となるため、ソリッドステートリレーの入力回路を構成するPHD1,PHD2に電流を流すことができなくなる。そのため、次回以降、スイッチS1並びにS2が閉路されても、ソリッドステートリレーが動作しないことから、双方の電磁リレーを自己保持させることができず、出力端子OUT1,OUT2間は開路状態となる。即ち、第1スイッチS1若しくは第2スイッチS2を構成するリミットスイッチ等に短絡故障が生じた場合には、次回以降負荷は駆動されなくなる。
【0048】
以上説明したように、この実施の形態によれば、内部素子である第1電磁リレー,第2電磁リレー,ソリッドステートリレーのいずれかに故障が生じた場合のみならず、第1スイッチS1若しくは第2スイッチS2のいずれかに故障が生じた場合であっても、正常に安全機能を働かせることができ、即ち負荷の遮断に支障を来すことがなく、しかも負荷の再起動を確実に禁ずることができるのである。
【0049】
尚、以上の実施の形態において、第1スイッチS1並びに第2スイッチS2の故障にまで安全機能を働かせる必要がないのであれば、図2に示される従来例と同様に、スイッチS1並びにS2を介在させることなく、電源Eの端子間に直接に、2つの常閉接点K1−3,K2−3並びにソリッドステートリレーの入力回路を構成する2個の発光ダイオードPHD1,PHD2を挿入するようにしてもよい。
【0050】
又、本発明ではソリッドステートリレーの構成として、フォトカプラと出力用トランジスタを組み合わせた構成を採用しているが、ソリッドステートリレーの構成はその他各種の半導体素子を用いた任意の構成を採用することができる。
【0051】
更に、以上の実施の形態では、入力端子が2個の場合で説明したが、本発明は入力端子が3個以上の構成とすることもでき、その場合には入力端子の数に対応して電磁リレーを増加すればよい。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、自己保持セット用リレーとしてソリッドステートリレーを採用したことにより、安全機能を保持しつつも、装置全体の小型化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の安全機能付きリレー装置の一例を示す回路図である。
【図2】 本発明にかかる安全機能付きリレー装置の一実施形態の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
IN11,IN12,IN21,IN22 入力端子
E 電源
C コンデンサ
K1 第1電磁リレーのコイル
K1−1 第1電磁リレーの制御用常開接点
K1−2 第1電磁リレーの出力用常開接点
K1−3 第1電磁リレーの制御用常閉接点
K2 第2電磁リレーのコイル
K2−1 第2電磁リレーの制御用常開接点
K2−2 第2電磁リレーの出力用常開接点
K2−3 第2電磁リレーの制御用常閉接点
S1 第1スイッチ
S2 第2スイッチ
PHD1,PHD2 ソリッドステートリレーの入力回路を構成する発光ダイオード
PHT1,PHT2 ソリッドステートリレーの出力回路を構成する受光トランジスタ
TR1,TR2 ソリッドステートリレーの出力回路を構成する出力トランジスタ
OUT1,OUT2 出力端子

Claims (3)

  1. それぞれ外部無電圧接点が接続される複数の入力端子と、前記入力端子の数に対応して設けられた複数の入力対応電磁リレーと、それらの入力対応電磁リレーのそれぞれに対して自己保持セット信号を供給する自己保持セット用リレーと、負荷に接続されるべき出力端子と、を有し、
    前記入力対応電磁リレーのそれぞれには、出力用常開接点と、制御用常開接点と、制御用常閉接点とが設けられており、
    前記入力端子に接続される外部無電圧接点と、その入力端子に割り当てられた入力対応電磁リレーの制御用常開接点と、その入力対応電磁リレーのコイルとは、電源端子間に直列に接続され、これにより前記外部無電圧接点をリセット用接点、前記制御用常開接点を保持用接点とする入力対応電磁リレーの自己保持回路が複数形成されており、
    前記各入力対応電磁リレーの制御用常閉接点は互いに直列接続されて電源を経由する閉回路に挿入されており、この閉回路には前記自己保持セット用リレーの入力回路が介在されており、この自己保持セット用リレーの出力回路は各入力対応電磁リレーの自己保持回路におけるセット用スイッチを構成しており、
    さらに、各入力対応電磁リレーの出力用常開接点は互いに直列接続されて出力端子並びに負荷を経由する閉回路に挿入され、
    それにより、前記各入力端子に接続される外部無電圧接点が全て閉じられているときに限り前記出力端子間が導通するようにした安全機能付きリレー装置であって、
    前記自己保持セット用リレーはソリッドステートリレーであり、かつ
    前記直列接続された制御用常閉接点群と、電源と、自己保持セット用リレーの入力回路とを経由する閉回路には、前記各外部無電圧接点が挿入されていることを特徴とする安全機能付きリレー装置。
  2. 前記ソリッドステートリレーの入力回路は各入力対応電磁リレーのそれぞれに対応する互いに直列接続された発光ダイオードを含み、かつ前記ソリッドステートリレーの出力回路はそれらの発光ダイオードのそれぞれに対応して設けられた受光トランジスタ並びにその出力で駆動されて各自己保持回路に自己保持セット信号を供給する出力トランジスタを含むことを特徴とする請求項1に記載の安全機能付きリレー装置。
  3. 前記入力対応電磁リレーのそれぞれは強制ガイド機構付きの電磁リレーであることを特徴とする請求項1又は2に記載の安全機能付きリレー装置。
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