JP3716355B2 - レーザー装置及びレーザー装置制御方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、半導体レーザー等を使用したレーザー装置及びレーザー装置制御方法に係わり、特に、温度制御部及び駆動手段の消費電力の総和電力に基づき、温度制御部を制御駆動させ、最小の消費電力で動作させることのできるレーザー装置及びレーザー装置制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から半導体レーザーを使用したレーザー発振装置が存在しており、多方面に応用されていた。
【0003】
昨今では、レーザー技術の飛躍的進歩により、商用電源を使用するレーザー発振装置のみならず、測量機等の様に、電池駆動により屋外で使用するレーザー発振装置も多用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のレーザー発振装置は、消費電力が多く、電池駆動では使用時間が短く制限される傾向があるという問題点があった。
【0005】
そこで、高能率でレーザー光を発振することができ、消費電力を低下させて、連続使用時間等を飛躍的に長期化させることのできるレーザー発振装置の出現が強く望まれていた。
【0006】
またレーザーの出力は、レーザーのゲインカーブのピークと、縦モードの位置が一致した場合に最も効率的に発光するが、光共振器は、組立時に最も効率的な状態となる様に調整されても、経年変化等により、効率的でない状態に変化してしまうという問題点があった。
【0007】
そして、非線形光学媒質等は、温度変化により屈折率も変化する特性があり、周囲の温度が変化すれば、出力光量も変動するという問題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題に鑑み案出されたもので、少なくともレーザー結晶と出力ミラーとからなる光共振器と、この光共振器に挿入され、第2次高調波を発生させるための非線形光学媒質と、前記光共振器に対してポンピングするためのレーザー光源と、このレーザー光源を駆動するための駆動手段とからなるレーザー発振装置を備え、前記非線形光学媒質を加熱・冷却するための温度制御部と、前記非線形光学媒質の温度を検出するための温度検出手段と、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力を検出するための消費電力検出部と、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力の総和電力に基づき、前記温度制御部を制御駆動させるための演算処理手段とから構成されている。
【0010】
また本発明は、レーザー発振装置から出力されたレーザー光の光強度を検出するためのレーザー光検出部を備えており、温度検出手段は、非線形光学媒質の温度の検出に加えて、周囲の温度も検出する様になっており、演算処理手段が、レーザー光検出部の検出信号に基づき、駆動手段を制御駆動し、消費電力に基づき制御すると共に、レーザー発振装置から一定強度のレーザー光が出力される構成にすることもできる。
【0011】
そして本発明の演算処理手段は、温度制御部の加熱又は冷却の範囲である±S℃内で、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力の総和電力が最も少なくなる非線形光学媒質の温度X℃を検索し、更に、X℃から±T℃の範囲で、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力の総和電力が最も少なくなる非線形光学媒質の温度Y℃を検索し、非線形光学媒質をY℃に保持する構成にすることもできる。
【0012】
更に本発明は、温度と、温度制御部及び駆動手段の消費電力との関係を、演算処理手段のメモリに記憶させる構成にすることもできる。
【0014】
更に本発明のレーザー装置制御方法は、少なくともレーザー結晶と出力ミラーとからなる光共振器と、この光共振器に挿入され、第2次高調波を発生させるための非線形光学媒質と、前記光共振器に対してポンピングするためのレーザー光源と、このレーザー光源を駆動するための駆動手段とからなるレーザー発振装置を、温度制御部で非線形光学媒質を加熱・冷却し、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力の総和電力に基づき、レーザー発振装置の消費電力が最小となる様に、前記温度制御部を制御駆動させることを特徴としている。
【0016】
そして本発明のレーザー装置制御方法は、温度制御部の加熱又は冷却の範囲である±S℃内で、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力の総和電力が最も少なくなる非線形光学媒質の温度X℃を検索する第1工程と、X℃から±T℃の範囲で、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力の総和電力が最も少なくなる非線形光学媒質の温度Y℃を検索する第2工程と、第2工程を続行して、非線形光学媒質をY℃に保持することもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以上の様に構成された本発明は、レーザー発振装置に設けられた温度制御部が、非線形光学媒質を加熱・冷却し、温度検出手段が非線形光学媒質の温度を検出し、消費電力検出部が、温度制御部及び駆動手段の消費電力を検出し、演算処理手段が、温度制御部及び駆動手段の消費電力の総和電力に基づき、温度制御部を制御駆動させることができる。
【0019】
また本発明は、レーザー光検出部が、レーザー発振装置から出力されたレーザー光の光強度を検出し、温度検出手段は、非線形光学媒質の温度の検出に加えて、周囲の温度も検出し、演算処理手段が、レーザー光検出部の検出信号に基づき、駆動手段を制御駆動し、消費電力に基づき制御すると共に、レーザー発振装置から一定強度のレーザー光が出力される様にすることもできる。
【0020】
そして本発明の演算処理手段は、温度制御部の加熱又は冷却の範囲である±S℃内で、温度制御部及び駆動手段の消費電力の総和電力が最も少なくなる非線形光学媒質の温度X℃を検索し、更に、X℃から±T℃の範囲で、温度制御部及び駆動手段の消費電力の総和電力が最も少なくなる非線形光学媒質の温度Y℃を検索し、非線形光学媒質をY℃に保持することもできる。
【0021】
更に本発明は、温度と、温度制御部及び駆動手段の消費電力との関係を、演算処理手段のメモリに記憶させることもできる。
【0023】
更に本発明のレーザー装置制御方法は、レーザー発振装置を、温度制御部で非線形光学媒質を加熱・冷却し、温度制御部及び駆動手段の消費電力の総和電力に基づき、レーザー発振装置の消費電力が最小となる様に、温度制御部を制御駆動させることができる。
【0025】
そして本発明のレーザー装置制御方法は、第1工程で、温度制御部の加熱又は冷却の範囲である±S℃内で、温度制御部及び駆動手段の消費電力の総和電力が最も少なくなる非線形光学媒質の温度X℃を検索し、第2工程では、X℃から±T℃の範囲で、温度制御部及び駆動手段の消費電力の総和電力が最も少なくなる非線形光学媒質の温度Y℃を検索し、非線形光学媒質をY℃に保持することもできる。
【0026】
【実施例】
【0027】
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0028】
図1は、本実施例のレーザー発振装置1000を示すもので、レーザー光源100と、レーザー結晶300と、非線形光学媒質400と、出力ミラー500と、レーザー駆動手段600と、温度制御部700とから構成されている。
【0029】
レーザー光源100は、レーザー光を発生させるためのものであり、本実施例では半導体レーザーが使用されている。本実施例では、レーザー光源100が基本波を発生させるポンプ光発生装置として機能を有する。なお、レーザー光源100は半導体レーザーに限ることなく、レーザー光を生じさせることができれば、何れの光源手段を採用することができる。そして、レーザー駆動手段600は、レーザー光源100を駆動するためのものであり、本実施例では、レーザー光源100をパルス駆動することができる。
【0030】
レーザー結晶300は、負温度の媒質であり、光の増幅を行うためのものである。このレーザー結晶300には、Nd3+ イオンをドープしたYAG(イットリウム アルミニウム ガーネット)等が採用される。YAGは、946nm、1064nm、1319nm等の発振線を有している。
【0031】
レーザー結晶300はYAGに限ることなく、発振線が1064nmの(Nd:YVO4 )や、発振線が700〜900nmの(Ti:Sapphire)等を使用することができる。
【0032】
レーザー結晶300のレーザー光源100側には、第1の誘電体反射膜310が形成されている。この第1の誘電体反射膜310は、レーザー光源100に対して高透過であり、且つ、レーザー結晶300の発振波長に対して高反射であると共に、SHG(SECOND HARMONIC GENERATION)に対しても高反射となっている。
【0033】
出力ミラー500は、レーザー結晶300に対向する様に構成されており、出力ミラー500のレーザー結晶300側は、適宜の半径を有する凹面球面境の形状に加工されており、第2の誘電体反射膜510が形成されている。この第2の誘電体反射膜510は、レーザー結晶300の発振波長に対して高反射であり、SHG(SECOND HARMONIC GENERATION)に対して高透過となっている。
【0034】
以上の様に、レーザー結晶300の第1の誘電体反射膜310と、出力ミラー500とを組み合わせ、レーザー光源100からの光束をレーザー結晶300にポンピングすると、レーザー結晶300の第1の誘電体反射膜310と、出力ミラー500との間で光が往復し、光を長時間閉じ込めることができるので、光を共振させて増幅させることができる。
【0035】
本実施例では、レーザー結晶300の第1の誘電体反射膜310と、出力ミラー500とから構成された光共振器内に非線形光学媒質400が挿入されている。
【0036】
なお、出力されるレーザー光の波長は、光共振器の光学的な光路長で決定される縦モードと、レーザーのゲインカーブが一致した波長で発光することになる。
【0037】
ここで、非線形光学効果を簡潔に説明する。
【0038】
物質に電界が加わると電気分極が生じる。この電界が小さい場合には、分極は電界に比例するが、レーザー光の様に強力なコヒーレント光の場合には、電界と分極の間の比例関係が崩れ、電界の2乗、3乗に比例する非線形的な分極成分が卓越してくる。
【0039】
従って、非線形光学媒質400中においては、光波によって発生する分極には、光波電界の2乗に比例する成分が含まれており、この非線形分極により、異なった周波数の光波間に結合が生じ、光周波数を2倍にする高調波が発生する。この第2次高調波発生(SHG)は、SECOND HARMONIC GENERATIONと呼ばれている。
【0040】
本実施例では、非線形光学媒質400を、レーザー結晶300と出力ミラー500とから構成された光共振器内に挿入されているので、内部型SHGと呼ばれており、変換出力は、基本波光電力の2乗に比例するので、光共振器内の大きな光強度を直接利用できると言う効果がある。
【0041】
非線形光学媒質400は、例えば、KTP(KTiOPO4 リン酸チタニル カリウム)やBBO(βーBaB2O4 β型ホウ酸リチウム)、LBO(LiB3O5 トリホウ酸リチウム)等が使用され、主に、1064nmから532nmに変換される。
【0042】
またKNbO3(ニオブ酸カリウム)等も採用され、主に、946nmから4 73nmに変換される。
【0043】
基本波の角振動数に対して、第2高調波(SHG)を発生させることができる。
【0044】
またレーザーの出力は、レーザーのゲインカーブのピークと、縦モードの位置が一致した場合に最も効率的に発光する。従って、光共振器は、組立時に最も効率的な状態となる様に調整される様になっている。
【0045】
更に、光共振器内に非線形光学媒質400が挿入されている場合には、レーザー結晶300と出力ミラー500だけに限らず、非線形光学媒質400の配置状態にも影響され、これら3個の部品の位置関係を調整する必要がある。
【0046】
そして、非線形光学媒質400は、温度変化により屈折率も変化する特性がある。
【0047】
従ってレーザー発振装置1000は、図2に示す様に、周囲の温度が変化すれば、出力光量も変動する様になる。
【0048】
この出力光量の変動を防止するために、温度制御部700が取り付けられており、非線形光学媒質400を最も効率的に動作する温度に保持する様になっている。本実施例の温度制御部700は、ペルチェ素子を利用して非線形光学媒質400を加熱、冷却するためのものである。温度制御部700は、加熱、冷却機能を備えていれば、ペルチェ素子に限ることなく、何れの構成を採用することができる。
【0049】
「原理」
【0050】
図2は、レーザー光源100の半導体レーザーの消費電流を一定とした場合の、温度変化とレーザー出力との関係を示したものである。横軸が非線形光学媒質400の温度を表し、0℃から35℃までの範囲を示している。縦軸は、レーザー発振装置1000の出力を示している。
【0051】
非線形光学媒質400の温度と、レーザー発振装置1000の出力とは、線形等の関係は存在せず、複数のピークを有する変化を伴っている。
【0052】
そして図3は、レーザー発振装置1000の出力を一定とした場合の、温度変化とレーザー光源100である半導体レーザーの消費電力との関係を示したものである。横軸が非線形光学媒質400の温度を表し、縦軸は、半導体レーザーの消費電力を示している。
【0053】
非線形光学媒質400の温度と、半導体レーザーの消費電力とは、線形等の関係は存在せず、複数のピークを有する変化を伴っている。
【0054】
更に図4は、温度変化と、温度制御部700を利用した温度制御手段の消費電力との関係を示すものである。横軸が非線形光学媒質400の温度を表し、縦軸は、温度制御部700を利用した温度制御手段の消費電力を示している。
【0055】
温度制御部700を利用した温度制御手段は、最も消費電力が低い温度が存在し、この温度から外れた状態となると消費電力が増大して行くことが判る。なお、図4は周囲温度をα度とし、励起レーザーダイオードの発熱による非線形光学媒質400の温度上昇を△T℃として描いている。周囲温度が変化すれば、図4のグラフは横方向にシフトする。
【0056】
そして図5は、図3のレーザー光源100である半導体レーザーの消費電力と、図4の温度制御部700を利用した温度制御手段の消費電力とを加え、合計した消費電力を示した図である。
【0057】
図5は、図3のレーザー光源100である半導体レーザーの消費電力と、図4の温度制御部700を利用した温度制御手段の消費電力とを加えたものであるから、この図を観察すると、図3の半導体レーザーの消費電力が少ない温度でも、図4の温度制御部700を利用した温度制御手段の消費電力が多くなると、必ずしも最小の消費電力とは言えず、これらの消費電力を加算した値が最も少ない温度で作動させることが望ましいこととなる。
【0058】
「実施例の構成」
【0059】
次に、本実施例の電気的構成を図1に基づいて説明する。
【0060】
本実施例のレーザー装置10000は、レーザー発振装置1000と、レーザー光検出部2000と、消費電力検出部3000と、温度検出手段4000と、演算処理手段5000とから構成されている。
【0061】
レーザー発振装置1000は、レーザー光源100と、レーザー結晶300と、非線形光学媒質400と、出力ミラー500と、レーザー駆動手段600と、温度制御部700とから構成されている。
【0062】
レーザー光検出部2000は、レーザー発振装置1000からのレーザー出力光の一部をハーフミラー2100により取り込み、レーザー出力光の強度を計測するためのものである。光強度を測定できる光センサーであれば、何れの素子を使用することができる。
【0063】
消費電力検出部3000は、レーザー駆動手段600と温度制御部700とに接続されており、レーザー光源100及び温度制御部700の消費電力を計測するためのものである。なお本実施例では、レーザー駆動手段600と温度制御部700の消費電流を計測することにより、消費電力を演算しているが、消費電力を算出可能であれば、何れの方法で消費電力を計測してもよい。
【0064】
温度検出手段4000は、温度制御部計測センサー4100と、外部温度計測センサー4200とから構成されている。温度制御部計測センサー4100は、温度制御部700の温度を計測するためのものであり、外部温度計測センサー4200は、外部の温度を計測するためのものである。温度検出手段4000は、温度を計測することができるセンサーであれば、何れのセンサーを採用することができる。
【0065】
演算処理手段5000は、CPU、RAM、ROM等を含み、制御演算処理を実行するためのものであり、全体の制御を司ると共に、各種の制御機能も備えている。本実施例の演算処理手段5000は、温度制御駆動部5100と、レーザー駆動制御部5200とを含んでいる。
【0066】
温度制御駆動部5100は、温度制御部700を制御駆動するためのものであり、非線形光学媒質400を所望の温度に加熱・冷却することができる。
【0067】
レーザー駆動制御部5200は、レーザー駆動手段600を制御して、レーザー光源100の出力を調整するためのものである。
【0068】
以上の様に構成された本実施例の動作を図6に基づいて説明する。
【0069】
まず、ステップ1(以下、S1と略する)で、本実施例のレーザー装置10000の電源を投入し、スタートさせる。S1では、レーザー駆動制御部5200が、レーザー駆動手段600を制御してレーザー光源100を発光させ、レーザー発振装置1000に対してポンピングする様になっている。この結果、光共振器であるレーザー発振装置1000から、レーザー光が射出される。
【0070】
次にS2では、演算処理手段5000が、外部温度計測センサー4200からの周囲温度データを入力する。
【0071】
そしてS3では、演算処理手段5000は測定された周囲温度から、励起ダイオ−ドの発熱による非線形光学媒質400の温度上昇△T℃を加味し加熱、冷却する温度差(±S)を設定する。本実施例では、±Sを±7℃に設定されており、周囲温度が16℃の場合には、△T=4℃とすれば非線形光学媒質400を20℃±7℃である13℃から27℃まで、加熱又は冷却する様に構成されている。
【0072】
次にS4では、レーザー発振装置1000をオートパワーコントロールを掛けながら駆動する。即ち、演算処理手段5000が、レーザー光検出部2000の検出信号に基づいて、レーザー駆動制御部5200が、レーザー駆動手段600を介してレーザー光源100を駆動し、レーザー発振装置1000から、一定の光強度でレーザー光が射出される様に制御する。
【0073】
そしてS5では、一定の光強度でレーザー光が射出される状態を維持しながら、温度制御駆動部5100が、温度制御部700を制御駆動して、非線形光学媒質400の温度を±S℃の範囲で変化させる様になっている。更に、演算処理手段5000は、消費電力検出部3000からのデータを取り込む様になっている。即ち、レーザー光源100及び温度制御部700の消費電力を計測し、非線形光学媒質400の温度と、レーザー光源100及び温度制御部700の消費電力との関係を測定する。ここで、レーザー光源100の消費電力をW1 とし、温度制御部700の消費電力をW2 とする。
【0074】
次にS6では、本実施例のレーザー装置10000の最小消費電力を検索する。
【0075】
即ち、W=W1+W2
【0076】
を演算処理手段5000が演算し、Wの最も小さくなる非線形光学媒質400の温度を決定する。ここで、Wの最も小さくなる非線形光学媒質400の温度をX℃とする。
【0077】
そしてS7では、新たに、X℃から加熱、冷却する温度差(±T)を設定する。本実施例では、±Tを±2℃に設定されており、X℃が19℃の場合には、非線形光学媒質400を19℃±2℃である17℃から21℃まで、加熱又は冷却する様になっている。
【0078】
更にS8では、レーザー発振装置1000をオートパワーコントロールを掛けながら続行して駆動し、S9では、一定の光強度でレーザー光が射出される状態を維持しながら、温度制御駆動部5100が、温度制御部700を制御駆動して、非線形光学媒質400の温度を±T℃の範囲で変化させる様になっている。更に、演算処理手段5000は、消費電力検出部3000からのデータを取り込む様になっている。
【0079】
従って、レーザー光源100及び温度制御部700の消費電力を計測し、非線形光学媒質400の温度と、レーザー光源100及び温度制御部700の消費電力との関係を測定する。ここで、レーザー光源100の消費電力をW1 とし、温度制御部700の消費電力をW2 とする。
【0080】
次にS10では、本実施例のレーザー装置10000の最小消費電力を検索する。
【0081】
即ち、W=W1+W2
【0082】
を演算処理手段5000が演算し、Wの最も小さくなる非線形光学媒質400の温度を決定する。ここで、Wの最も小さくなる非線形光学媒質400の温度をY℃とする。
【0083】
このY℃を、持続して演算すれば、レーザー装置10000の最小消費電力の温度が時間的な経過と共に変動しても、最小な消費電力となる非線形光学媒質400の温度を追跡して決定することができる。
【0084】
従ってS11で、Y℃を持続して求め、非線形光学媒質400をY℃となる様に、温度制御駆動部5100が温度制御部700を制御すれば、レーザー装置10000の消費電力を最小値となる様に維持することができる。
【0085】
なお、±S℃、及び±T℃は、適宜決定することができる。そして、本実施例は、温度検索範囲を絞りこんで行くので、検索時間を最小にすることができる。即ち、±S℃の範囲では、高速に大まかな測定を行い、次に、±T℃の範囲で、低速に細かな検索を行う様に構成されている。また、広い温度範囲を高速に測定しようとしても、非線形光学媒質400の温度が均一にならないので、精密な測定が行えない点に注意する必要がある。更に、±S℃、及び±T℃の2段階に限ることなく、複数回の段階で処理してもよい。また温度検索による温度変化は、光共振器状態を変化させるので、より安定したレーザー光を必要とする場合には、適当な回数の温度検索動作後に温度検索を終了させる構成にすることもできる。そして、外部の温度を常に観測していて、周囲温度が変化し、温度検索動作を必要と判断した場合に、再び、温度検索動作を再開する構成としてもよい。
【0086】
また、非線形光学媒質400の温度と各種の消費電力との関係を、使用温度範囲、例えば0℃〜35℃の範囲で測定し、予め演算処理手段5000のメモリに記憶し、このデータに基づいて、温度制御駆動部5100が温度制御部700を制御する構成にすることもできる。この場合には、±S℃の温度検索動作を省略することができる。また記憶してあるデータと、現在の測定値とを比較して、光共振器の経時変化を観測することができ、レーザーの劣化を使用者に警報することができる。なお、現在の測定値を新しいデータとして更新して記憶させることもできる。更に図4等に示される特性等を記憶させておくこともできる。
【0087】
そして上記実施例は、設定環境を非線形光学媒質400の温度とした場合であり、設定環境可変手段が、温度制御部700に該当する場合である。設定環境は、温度に限ることなく、光共振器と非線形光学媒質の配置等とすることもでき、設定環境可変手段は、光共振器や非線形光学媒質を移動させることのできる適宜の機械的手段とすることもできる。
【0088】
なお本実施例のレーザー装置10000は、図7に示すパイプレーザー装置20000に応用することができる。
【0089】
パイプレーザー装置20000は、内部にレーザー装置10000を装備しており、水平方向及び鉛直方向にガイド光を射出させることができる。
【0090】
このパイプレーザー装置20000には、バッテリーボックス21000内に電源を挿入し、端部には、操作パネル22000と、移動用の取手23000とが形成されている。
【0091】
【効果】
以上の様に構成された本発明は、少なくともレーザー結晶と出力ミラーとからなる光共振器と、この光共振器に挿入され、第2次高調波を発生させるための非線形光学媒質と、前記光共振器に対してポンピングするためのレーザー光源と、このレーザー光源を駆動するための駆動手段とからなるレーザー発振装置を備え、前記非線形光学媒質を加熱・冷却するための温度制御部と、前記非線形光学媒質の温度を検出するための温度検出手段と、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力を検出するための消費電力検出部と、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力の総和電力に基づき、前記温度制御部を制御駆動させるための演算処理手段とから構成されているので、レーザー発振装置を最も効率的に動作させることができるという効果がある。
【0092】
更に本発明は、レーザー発振装置に対して、前記非線形光学媒質を加熱・冷却するための温度制御部と、前記非線形光学媒質の温度を検出するための温度検出手段と、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力を検出するための消費電力検出部と、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力の総和電力に基づき、前記温度制御部を制御駆動させるための演算処理手段とを備えているので、最小消費電力で発光するレーザー装置を提供することができる上、経年変化等にも関係なく、最良の状態に自動的に調整することができるという卓越した効果がある。
【0093】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のレーザー装置10000の構成を説明する図である。
【図2】レーザー光源100の半導体レーザーの消費電流を一定とした場合の、温度変化とレーザー出力との関係を示したものである半導体レーザーの緩和振動時の反転分布と光強度の関係を示した図である.
【図3】レーザー発振装置1000の出力を一定とした場合の、温度変化とレーザー光源100である半導体レーザーの消費電力との関係を示したものである。
【図4】温度変化と、温度制御部700を利用した温度制御手段の消費電力との関係を示すものである。
【図5】レーザー光源100である半導体レーザーの消費電力と、温度制御部700を利用した温度制御手段の消費電力とを加え、合計した消費電力を示した図である。
【図6】本実施例のレーザー装置10000の動作を説明する図である。
【図7】本実施例のレーザー装置10000をパイプレーザー装置20000に応用した場合を説明する図である。
【符号の説明】
10000 レーザー装置
1000 レーザー発振装置
100 レーザー光源
300 レーザー結晶
310 第1の誘電体反射膜
400 非線形光学媒質
500 出力ミラー
510 第2の誘電体反射膜
600 レーザー駆動手段
700 温度制御部
2000 レーザー光検出部
2100 ハーフミラー
3000 消費電力検出部
4000 温度検出手段
4100 温度制御部計測センサー
4200 外部温度計測センサー
5000 演算処理手段
5100 温度制御駆動部
5200 レーザー駆動制御部
Claims (6)
- 少なくともレーザー結晶と出力ミラーとからなる光共振器と、この光共振器に挿入され、第2次高調波を発生させるための非線形光学媒質と、前記光共振器に対してポンピングするためのレーザー光源と、このレーザー光源を駆動するための駆動手段とからなるレーザー発振装置を備え、前記非線形光学媒質を加熱・冷却するための温度制御部と、前記非線形光学媒質の温度を検出するための温度検出手段と、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力を検出するための消費電力検出部と、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力の総和電力に基づき、前記温度制御部を制御駆動させるための演算処理手段とから構成されているレーザー装置。
- レーザー発振装置から出力されたレーザー光の光強度を検出するためのレーザー光検出部を備えており、温度検出手段は、非線形光学媒質の温度の検出に加えて、周囲の温度も検出する様になっており、演算処理手段が、レーザー光検出部の検出信号に基づき、駆動手段を制御駆動し、消費電力に基づき制御すると共に、レーザー発振装置から一定強度のレーザー光が出力される請求項1記載のレーザー装置。
- 演算処理手段は、温度制御部の加熱又は冷却の範囲である±S℃内で、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力の総和電力が最も少なくなる非線形光学媒質の温度X℃を検索し、更に、X℃から±T℃の範囲で、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力の総和電力が最も少なくなる非線形光学媒質の温度Y℃を検索し、非線形光学媒質をY℃に保持する請求項1又は請求項2記載のレーザー装置。
- 温度と、温度制御部及び駆動手段の消費電力との関係を、演算処理手段のメモリに記憶させる請求項3記載のレーザー装置。
- 少なくともレーザー結晶と出力ミラーとからなる光共振器と、この光共振器に挿入され、第2次高調波を発生させるための非線形光学媒質と、前記光共振器に対してポンピングするためのレーザー光源と、このレーザー光源を駆動するための駆動手段とからなるレーザー発振装置を、温度制御部で非線形光学媒質を加熱・冷却し、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力の総和電力に基づき、レーザー発振装置の消費電力が最小となる様に、前記温度制御部を制御駆動させるレーザー装置制御方法。
- 温度制御部の加熱又は冷却の範囲である±S℃内で、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力の総和電力が最も少なくなる非線形光学媒質の温度X℃を検索する第1工程と、X℃から±T℃の範囲で、前記温度制御部及び前記駆動手段の消費電力の総和電力が最も少なくなる非線形光学媒質の温度Y℃を検索する第2工程と、第2工程を続行して、非線形光学媒質をY℃に保持する請求項5記載のレーザー装置制御方法。
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